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平成 18 年度第 2 回タウンミーティング~市民と市長との

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平成 18 年度第 2 回タウンミーティング~市民と市長との
平成 18 年度第 2 回タウンミーティング~市民と市長とのほっと懇談会~
1
日
時
平成 18 年 9 月 3 日(日) 午後 3 時~5 時
2
場
所
ロビンソン百貨店
3
開催テーマ
ギャラリー
「雇用定住促進プロジェクト」
「キャンパスシティ構想プロジェクト」
4
質問項目
●開催テーマに関する意見交換
…………………………… 1
○雇用定住促進プロジェクトについて
○キャンパスシティ構想プロジェクトについて
…………………… 1
●自由な意見交換
………………………… 2
○①市立病院入院時の保証人制度について
②受診待ちの順番表示について
○小田原ケーブルテレビの無許可の工事について
○①コアジサシの巣づくりについて
……………… 3
…………………………… 4
②酒匂川のゴミの減量に関する上流自治体との連携について
○防災無線について
……………………………… 4
○国府津中学校の桜並木と周回道路について
○コミュニティFMについて
……………………………… 6
○改善された行政対応と身近な社会貢献について
○スズメバチの巣の駆除相談について
…………………… 5
……………… 6
…………………………… 7
○体験学習に対する中学校間の格差について
…………………… 7
【意見交換の概要(ロビンソン)】
〇雇用定住促進プロジェクトについて
定住促進を市が行っているという話を聞いて驚いた。いろいろな優遇措置
を講じているが、これでは、先住の私達の今までの苦労は何だったのかとい
うことになる。話に聞くと、小田原は国民健康保険料が大変高く、大井町や
開成町に出て行く市民が多いそうだ。その時限りの優遇策でなく、市民が市
から転出しないような住みやすいまちにしてほしい。
活力創出プロジェクトマネージャー
お気持ちは良く理解できる。ただ、少しでも働く世代の人を増やそうとい
う、一つのきっかけとして始めたものである。対象者にはずっと支援するわ
けではなく、3年間という期限を切って行う。市から転出しないような住み
やすいまちを目指すというのは、もっともなことであるので、こちらも進め
ていきたい。
市
長
内部でも議論があった。また、議会や報道発表などでも議論や意見が出た。
全ての人が納得するようなやり方では、他の自治体のやっていることと同じ
になってしまう。先進的で「おやっ」と思わせるような、とにかく小田原に
関心を引きつける方策をとる必要があると考えた。東京の地下鉄の中吊り広
告では評判が良かったし、ロマンスカーや車ではだめなのかなどいろいろな
問合せもあった。欠点は十二分に承知しているが、とにかく小田原に関心を
引きつけるという観点で実施した事業なので、そういう目で見ていただきた
い。
〇キャンパスシティ構想プロジェクトについて
いろいろな市の会議に出席しているが、出席者の話を聞いていると、私の
世代では、300円でこの手帳を買うのはもったいないと感じる人がほとん
どだ。参加回数が100回になったら住民税が10分の1安くなるというな
らやると言っている。生活に余裕のある人を対象にしているようなお話だっ
たが、若い人や生活の苦しい人はそれどころではない。実際の生活に基づい
‐1‐
た事業を実施してほしい。
キャンパスシティ構想推進マネージャー
手帳を有料にしたのは、全国でも例がないと思うが、お金を出して買うこ
とによって、続けて頑張ろうという気を持っていただくためである。嬉しい
ことに、これをきっかけに皆で励まし合ってやろうという方が予想以上に多
い。生活に余裕のある方を対象にしているとのご指摘だが、仕事をしている
方や若い方にも生涯学習の場を提供するため、インターネットを使った学習、
eラーニングなどを進めて学ぶ場を増やしていきたい。
○①市立病院入院時の保証人制度について
②受診待ちの順番表示について
4月末に市立病院で手術を受けた。スタッフに厚遇してもらい感謝してい
る。大変良い病院になったと思うが、2つお願いがある。
①
入院の際には、市内在住の家族以外の保証人を立てる必要があるが、
一人っ子の私などは困ってしまう。小澤病院では、予納金を納め退院の際に
精算する制度がある。また、現在、市立病院の事務担当では、カードによる
支払を検討しているとのことだが、いずれの方法でも良いので、保証人に代
わる制度の導入を検討してほしい。
②
予約制度になって大変よくなったが、受診の際、自分の順番が後どの
位で来るのか分からないので、トイレなどで席を外せない。東海大学病院で
は、医師ごとに8人位まで先の順番を知らせてくれる。折角の予約制度が活
かされていないので、東海大学病院を参考に改善してほしい。
市
長
①
現在、滞納者が増えており、市立病院では経営改革に努めている。
ご提案の件も検討中だと思うので、良く伝えておく。
②
予約制導入後、良くなったという声がある反面、前より待ち時間が長
くなったとの声もある。これは、患者の病状や医師のやり方によるようで、
どこの病院でも難しいようだ。東海大学病院は新装の際に順番表示のコンピ
ュータシステムを導入したが、市立病院では今すぐには無理である。だが、
看護師が待ち状況を良く把握するなど、内部の改善は進められると思うので、
‐2‐
経営改革の中で進めていく。
〇小田原ケーブルテレビの無許可の工事について
小田原ケーブルテレビが、マンションに配信するため、私の家の敷地内の
電柱に、東電と私の許可なく工事を施工し、7か月間使用していた。東電が
小田原ケーブルテレビに説明をしたが、一向に聞かなかった。また、近所の
人が小田原ケーブルテレビに入会の申請を出した際、小田原ケーブルテレビ
は、○○が反対しているから許可できないという説明をした。こういうこと
があったので、OBが就職していて投資もしている市に、調査や解決を要望
したが、窓口になった情報システム課からは何ら回答がない。その旨を先日、
広報広聴室経由で市長宛にFAXした。もし、お答えいただけるなら回答を
お聞きしたい。
また、市の情報システム課の役割もお聞きしたい。
市
長
FAXは拝見した。回答は市としてしっかりとさせていただく。
小田原ケーブルテレビは、富士通を主たる経営体に、市や商工会議所など
が出資し、オール小田原のようなかたちで立ち上げたが、その後、JCNと
いう大企業の傘下に入ったため、市の出資割合は僅かになった。とはいえ、
地域のケーブルテレビなので、強く申し入れ、防災情報をはじめとする様々
な市の情報を流してもらっている。
ただ、別の経営体なので、市としては要請はできるが、申し訳ないが、叱
ったり、指示することはできない。情報システム課や広報広聴室が、どのよ
うな対応をとっているかを確認の上、お掛けしたご迷惑を払拭できるよう内
部に指示する。
情報システム課は、社会のIT化が進む中で、行政の新しいソフトの開発
や庁内の電子化の推進サポート、様々なコンピューターの維持管理などを主
な仕事としている。情報システム課をはじめとする全庁的なこうした努力の
結果として、日経新聞のデータで、小田原市は全国有数の電子自治体との評
価を受けている。目には見えないが、皆様方も電子自治体のサービスをいろ
いろなかたちで享受されている。また、この10年で市職員を急減したが、
電子自治体を推進することで、それらの一部を補っている。
‐3‐
発言者
東電では、小田原ケーブルテレビにきつく注意し、次回からは罰金を取る
ということだ。9月中旬に正式に工事が行われる。
〇①コアジサシの巣づくりについて
②酒匂川のゴミの減量に関する上流自治体との連携について
①
市の鳥コアジサシの巣が今年も流された。位置が低すぎるのではない
かと思う。鴨宮の方の台地が少し高いので、なぜそちらにつくらないのか。
これでは、子ども達がせっかく巣をつくっても流されてしまう。
②
国府津海岸や酒匂川河川敷のゴミは、小田原市が出したゴミだけでは
ないので、流域の自治体との話し合いはどういうかたちで行われているのか
お聞きしたい。
市
長
①
一般的にコアジサシは中州の砂利のところに巣をつくる。このところ
上流部や相模川の方に行ってしまって困っており、専門家と相談している。
②本市の川は皆急流なので、上流部で集中豪雨があると、上流部のゴミが
一斉に流れて来る。また、海岸には遠く黒潮に乗ってもゴミが来る。酒匂川
の管理は神奈川県なので、清掃もそちらで行っているが、流域自治会の皆様
がボランティアで清掃をする日に合わせて、市をはじめとする流域自治体と
民間企業で組織する酒匂川流域保全協議会も協力して集中清掃を行ってい
る。ゴミを出さないという方策の連携については、機会を捉えて私から上流
自治体に話をしていきたい。
〇防災無線について
先日の地震で防災無線が流れたが、私の家は市立病院と小田急線足柄駅の
中間辺りにあり、声は聞こ えるが何を言っているのか 内容が分からなかっ
た。防災無線が何年頃に設置されたのか分からないが、これまでどのような
維持管理をしてきたのか伺いたい。
市
長
何十年も前からこういう場で必ずいただく質問である。本市は、防災無線
‐4‐
を全国でも早い時期に設置した。どこの家からも聞こえるように200基以
上配置し、聞き取りにくいという通報があれば直ぐに調整させている。ただ、
その日の天気や湿度などの微妙な影響を受けるため、聞き取りにくいという
指摘はなくならない。防災無線のこの欠点を補うため、市議会議員や自治会
長宅、公共施設に戸別受信機を設置するとともに、小田原ケーブルテレビの
L字情報や携帯電話へのメールマガジンで防災情報を配信するなどして対応
している。更に、現在、コミュニティFMの開局を検討しており、できれば
来春に開局したいと考えている。以上のように、いろいろな仕組みで多方面
から防災無線の欠点を補っている。
〇国府津中学校の桜並木と周回道路について
いろいろな会合で数年前からお願いしている国府津中学校の桜並木と周
回道路だが、道路幅が狭いうえに生活道路であるため人も車も多く通り、人
とのすれ違いが大変である。また、U字溝の蓋がないため、側溝から悪臭が
する。まず、その辺から手をつけていただいて、桜並木の柵や土の入れ替え、
客土に早急に取り掛かっていただきたい。非常に悪い状態で、去年1本枯れ、
今年も1本枯れかかっている。6月30日付けの「市長への手紙」の回答を
思い起こしていただき、市 の条例や県の計画に配慮し た対応をお願いした
い。
市
長
桜の寿命は50~60年と言われており、お堀の桜も遂次手を入れてい
る。国府津中学校の桜並木については、手紙の回答では、
「樹木医と相談し
ながら樹勢回復の準備中である」としているが、その後の状況については、
別途お返事する。
道路については、同じような状況の箇所が市内のあちらこちらにあるので、
道路や河川などの関係部署で協議をし、優先順位を決めながら進めている。
少し時間が掛かるかもしれないが、出来るだけ早くやっていくのでご理解い
ただきたい。
‐5‐
〇コミュニティFMについて
津波や地震に備えてFMを活用するのは素晴らしいことだと思う。せっか
く開局するなら、市民全員に受信用のラジオをプレゼントしたらどうか。必
ず近くの人がラジオを持っているという状況をつくる必要があると思う。
市
長
寝たきりのお年寄りや障害をお持ちの方には、市からプレゼントできれば
良いなとは思っていた。ただ、問題はどのくらい経費がかかるかということ
だ。一番良いのは、防災情報が流れると強制的にスイッチが入ったり、他の
周波数から切り替わるようなものだが、これだと1台 4,000 円~5,000 円くら
いかかる。一方、小田原のFMしか入らないようなものは、大分安くなる。
今、ラジオがない家庭は少ないかと思うが、県の支援などもいただきながら、
市としてどこまで補助できるか課題としていきたい。
〇改善された行政対応と身近な社会貢献について
今年81歳になるが、最近、身近なことで何か社会貢献ができないかとい
うことを良く考える。先日、市立病院に検査入院したが、医師を始め看護師
や調理の方、清掃の方にとても親切にしてもらった。また、最近、本庁でも
支所でも、行政の対応が非常に良くなっていると感じている。本当に行政は
変ったと思う。我々個人も公だけに頼っていてはいけない。市民ができるこ
とをしていきたい。先般、家にあった絵を病院に寄贈したが、これからも、
先日の日経新聞に載ってい たような子育てママが喜ぶ 気配りなどをしてい
きたい。
市
長
何かやりたいという人が増えている。大変ありがたいことだ。自治会や民
生委員、消防団やPTAの方々など、貴重な時間を割いて公のためにご協力
いただいている。その他いろいろな社会貢献があると思うが、そういう方々
のお気持ちによって、今の行政サービスも展開できていて助かっている。税
金を払っているから自治会に入らなくていいだろうという人がたまにいるが、
税金だけで今享受している行政サービスが成り立っているなんてことは絶対
にない。多くの方のご理解とご支援があって地域社会が円滑に回っている。
‐6‐
職員のお褒めをいただいたが、削減した分一生懸命努力しているが、まだま
だお叱りを受けることもあるので、今後ともご指導いただけるとありがたい 。
〇スズメバチの巣の駆除相談について
先日、隣家の山茶花の木にスズメバチが巣をつくったので、市民相談窓口
に電話をしたら、懇切丁寧に対応してくれ、環境部に回してくれた。環境部
では午後一番で対応するということで、業者が来るのかと思ったら、市の職
員が2名やって来て、暑い中、危険な作業に嫌な顔一つせず、素早く駆除し
てくれた。悪いことばかりでなく、良いこともあるということを市長の耳に
入れたくて発言させてもらった。
(回答せず)
〇体験学習に対する中学校間の格差について
先日、市内の中学校で、ガラスが22枚割られる事件が発生した。そのよ
うな中、市民活動サポートセンターで夏休みの体験学習をさせてあげようと
いうことで、全中学生にパンフレットを配ったが、学校差が如実に表れた。
5校くらいは良く応募してくれたが、他校は反応がなかった。校長、教員、
生徒、いずれの意識の表れか分からないが、格差の是正をお願いしたい。
また、ガラスの修理を加害者に弁償させることはないのか。
教育長
正直なところ、そのような格差の原因は学校の体制にあると考えている。
このような時代だからこそ、様々な社会体験は必要なことだと思う。いろ
いろな場を通して、今のご指摘を学校に伝えていきたい。
今回のガラスの修理については、翌日から学校が始まるので、市が発注し
て直ぐに業者に修理させた。市では、学校で破損被害があった場合は、警察
に被害届けを提出し、警察と一緒に加害者を追求し、判明した場合は加害者
に修理代を請求している。ただ、現実には加害者が判明することは少ないの
で、市が修理代を負担することが多い。
‐7‐
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