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生産現場では、なぜオムロンの常時インバータUPSが 有効なのでしょう。

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生産現場では、なぜオムロンの常時インバータUPSが 有効なのでしょう。
生産現場では、なぜオムロンの常時インバータUPSが
有効なのでしょう。
■生産現場での電源事情
生産現場では、常にさまざまな電源障害が発生しています。プレス機、成型機などの大電流を要する機器、耐圧試験機などの高
電圧を発生する機器は代表的なノイズ発生源ですが、基本的には電気を要する機器は全てノイズ発生源となりえます。電源ノイズ
は、時に精密加工機、高精度検査機、生産システムなどに悪影響を及ぼすことがあり、しかもノイズが原因でトラブルが発生した時、
その原因を突き止めるのは、熟練しているエンジニアでも多大な労力と時間が必要なのです。
電源を取り巻くさまざまな障害
停電
電圧変動
周波数変動
瞬時電圧低下
高調波ノイズ
雷サージ
波形歪み
■生産現場での電源障害の例
高電圧を発生する機器が引き起こす電源障害
耐圧試験機などの高電圧(例:1KV以上)を発生する機器からは、ACラインに電源ノイズが放出されます。これらの影響により、周囲
のセンサが誤動作したり、計測装置のアナログデータが変動したりと、原因不明のチョコ停や計測バラツキによる歩留りの低下などを引き
起こす原因となります。
大電流を要する機器が引き起こす電源障害
大電流(例:30A以上)が必要な機器を起動させた時、一時的に瞬時電圧低下(電圧が90V以下にドロップすること)を引き起こすこ
とがあります。これは水道に例えると、風呂場でシャワーを浴びている時に台所で洗い物を始めると、シャワーの水圧が一時的に弱くなる
現象に似ています。これらにより他の機器に安定した電圧での電源供給が困難になり、予期せぬトラブルを引き起こす原因となるのです。
具体例として、パソコンのシャットダウンや、センサや機器の誤動作、モータの動作不安定による位置決め不良などがあげられます。
■「常時インバータ給電方式UPS」の効果(改善例)
<高調波ノイズ>
<瞬時電圧低下>
入力
入力
UPS出力
UPS出力
入力側で「高調波ノイズ」、「瞬時電圧低下」が発生しているが、出力側は常時インバータで精製されたきれいな正弦波が出力されているのがわかる
■オムロンのFA・産業機器向け「常時インバータUPS」
BH60PCW
BH100PCW
[600VA/420W]
[1000VA/700W]
●-10∼55℃の温度環境で使用可能
●超長寿命バッテリ(期待寿命5∼7年)
●4種類の電源電圧に対応(100V/110V/
115V/120V)
※詳細な仕様はホームページまたは「オムロン周辺機器総合カタログ」をご覧ください。
BU50SW
BU75SW
BU100SW
BU150SW
[500VA/350W]
[750VA/500W]
[1000VA/700W]
[1500VA/1050W]
●4種類の電源電圧に対応(100V/110V/
115V/120V)
オムロンUPS使用用途のご紹介
自動シャットダウンソフト PowerAct Pro
PowerAct Proを利用したシステム事例:液晶検査装置制御システム
用途
<システム構成例>
液晶検査装置のFAパソコンのバックアップ
PowerAct Proインストール
目的
瞬停や電圧低下などによるシステムの停止を防ぐ
シリアル接続
バックアップ
システム構成
UPS:BH100PCW、FAパソコン
FAパソコン
ポイント
●自動シャットダウンソフト「PowerAct Pro」による
電源トラブル、バッテリ劣化などの「イベントログ
保存」「管理サーバへのメール送信」
●バックアップ運転に切り替わる際の瞬断がない
LAN
液晶検査装置
UPS:BH100PCW
メール送信
イベントログ
保存
管理サーバ
イントラネット
システム条件
●10秒以内に復電した場合はシステムを終了させない
●システムを終了させる前に外部コマンドを実行させ管理サーバに検査データを保存させる(実行時間60秒)
●システムのシャットダウンに必要な時間は120秒
<シャットダウン シーケンス>
外部コマンドが
実行されます
入力電源異常
FAパソコンのOSが
シャットダウン開始します
UPSがシャットダウンして
出力が停止します
シャットダウン完了
シャットダウン開始
設定値10秒
設定値0秒
設定値60秒
設定値120秒
①待機時間
②シャットダウン
開始遅延
③外部コマンド
実行時間
④シャットダウンに
必要な時間
FAパソコン
10秒
この間に復電した場合は、シャットダウン
を行わずに通常運転に戻ります
180秒
この間に復電した場合は、通常運転にはもどらず、
シャットダウンは最後まで実行されます
お問い合わせ先
周辺機器事業部
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 3-4-10
電話でのお問い合わせは
TEL:03-3436-7228
FAX:03-3436-7224
カタログのご請求は
〔ホームページ〕
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http://www.omron.co.jp/ped-j/
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