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お子さんが皮膚の感染症になったら

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お子さんが皮膚の感染症になったら
F
保護者のための
Q&A
Q皮膚の感染症にならないために・気をつけることは何ですか?
塾㌶欝;歩蕩㌫㌘IVリア機能端ることが大鵬
皮膚1の威池症:−1di っだら
・傷や湿疹は早めに治す
・皮膚を清潔に保つ
・皮膚が乾燥しないように気をつける
特に入浴や水泳の後は乾燥しやすいので、
保湿クリームなどで皮膚の潤いを保ちましょう。
アトピー性皮膚炎があると、
皮膚の感染症にかかりやすし、のですか?
t11当アトピー性皮膚炎の方は、皮膚のバリア機能が低下しているため、微生物に感染し
・t ”司
. やすい状態になっていま或また、感染すると悪化も早いので、気になる症状が現
れたら早めに医師の診察を受けましょう。
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家にある抗生物質の飲み薬やぬり薬を使ってもよし、ですか?
“
∼三
∼ 抗生物質は、細菌が原因の感染症には有効ですが、他の微生物(ウイルスなど)が
李
原因のときは効果がありません。また、抗生物質にもいろいろな種類があり、医師
は“今の”症状に適した抗生物質を選んで処方しますので、自分の判断で家に残っ
ている抗生物質を使わないようにしましょう。
病医院名
一斗
提供゜nlaruhoマルホ株式会社
5086604
2016年3月作成
◎MPR・Co. Ltd.2016
PO606BY−MP
Alj rightS res白rved.No part of thls publrcation rnay be reprOduced,
り耐hout pgmlission in writing「rom the pubtisher.
監修:NTT東日本関東病院皮膚科部長五十嵐 敦之先生
,
磐供の皮膚の特徴豫
己
■▼ ≡
皮膚には、外界の刺激から体を守り、適度な潤いを保つ「バリア機能」という
働きがあります。子供は皮膚のバリア機能が十分に発達していないため、微
生物(細菌、ウイルス、真菌など)が侵入しやすく、皮膚の感染症を引きおこ
・
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患部をさわらない・
手をよく洗う・爪を短く切る
お薬については、
医師の指示を守る
しやすくなっています。
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皮膚が薄い
ひ、.
子供の皮膚は大人に比べて薄く、「バリア」の役割をする角質層も薄いた
め、刺激に敏感で傷つきやすくなっています6
皮脂や保湿成分が少なく、乾燥しやすい
皮脂の分泌は性ホルモンの影響を受けま克そのため子供は大人に比べ
て皮脂量が少なく、また皮膚の機能が未発達なため、セラミドなどの
保湿成分も少ない状態になっていま克したがって皮膚が乾燥しやすく、
バリア機能が低下して微生物などが入り込みやすくなっていま或
患部をさわったり、引っ掻いたりする
症状がなくなっても、原因の微生物が
ことで、さらに症状が悪くなりま克
残っていると再発することがありますと
お薬については、医師の指示を守りましょう。
汗をかきやすい
かんこう
皮膚の表面にある汗孔(汗を排出する穴)の密度が大人よりも高く、代謝
が良いため、よく汗をかきま或
タオルを共用しない
砲
皮膚の表面は皮脂膜に
おおわれています、
また、角質層には角質細
胞間脂質(セラミド)や
天然保湿因子(NMF)な
どが含まれており、皮膚
登校・登園、水泳や入浴は
医師に相談する
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の乾燥を防いでいます,
皮膚の構造
タオルを介して家族にうつることが
感染症の種類や症状によって異なり
ありまY;eただし、洗濯を分けてする
ますので、医師に相談しましょう。
必要はありません。
皮膚の感染症1
のうかしん
とびひ(伝染性膿痂疹)
家庭での注意点
夏場に多い、細菌が原因の感染症です6
かゆみを伴う水ぶくれやかさぶたをつくりま或
そこを掻きむしることで、「飛び火」のように次々と症状が広がります6
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湿疹やあせも、虫刺されなどで傷がついたところに細菌が感染し、
お湯につかってよい力、どうかは、
●患部はガーゼなどで広く覆い、
引っ掻かないようにしましょう
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やさしく洗いましょう。
医師に相談しましょう。
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〆
●シャワーを浴び、皮膚は常に清潔にしましょう
患部はこすらずに、泡立てた石けんで
引っ掻くことで他の部位に広がったり、
他の人にうつってしまいます、
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●タオルは家族で共用しないように
しましょう
●完全に治るまで水泳は控えましょう
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抗生物質の飲み薬やぬり薬を使います、
6了
●抗生物質で原因の細菌を退治します
裟
治療法
●皮膚を清潔に保ちましょう
●アトピー性皮膚炎やその他の湿疹、
あせもなどの治療につとめましょう
●かゆみが強い時は、
かゆみ止め(抗ヒスタミン薬など)の
●鼻をいじらないようにしましょう
飲み薬を使うこともあります
たくさんいま克
鼻の中にはとびひの原因となる細菌が
登
予防法
皮膚の感染症3
皮膚の感染症2
もうほうえん せつ よう
おでき(毛包炎・痴・癬)
いぼ・水いぼ
は
細菌が毛穴(毛包)に感染して赤く腫れ、痛みを伴う感染症です6
症状によって呼び方が変わります,
どちらもウイルスが原因の感染症ですが、ウイルスの種類が異なります6
ゆうぜい
毛包炎≒レ痴一一一一一一一〉癬
表面がざらざらした、白っぽい小さないぼができます6
いぼ(ウイルス性疵贅)
足底のいぼは「うおのめ」や「たこ」とよく間違えられ、
削ることにより周囲に広がってしまいます、
なんぞくしゅ
水いぼ(伝染性軟属腫)
表面がつやつやし、中央がくぼんだ小さないぼができます6
いぼの中にはウイルスがたくさん含まれているため、
引っ掻いたりしてつぶれると周囲に広がってしまいますb
治療法
●いぼの治療法1液体窒素でいぼを凍らせ、取り除きます
つの毛包か赤く腫れ、
一
うみ
膿を持ちます三
毛包炎が進行したもので克
せつしゅしtう
痴が進行し、複数の
多発したものを「癬腫症」
毛穴に広がったものです、
といいますk
ひどい痛みと発熱を伴いますb
治療法
●水いぼの治療法:専用のピンセットでいぼをつまみ、取り除きます
ただし、特別な治療をしなくても数ヵ月から1年くらいで自然に治る
こともあるため、処置をせずに様子をみる場合もあります6
※その他の治療が行われることもあります三
●抗生物質で原因の細菌を退治します
抗生物質の飲み薬やぬり薬を使いますG
家庭での注意点
●重症の場合は、切開して中の膿を出すこともあります
●プールでは、水着やタオル、ビート板など
肌に接するものを共用しないようにしましょう
膿には細菌がたくさん含まれています、
膿を出すことで、治りが早くなりますC
家庭での注意点
●患部をさわらないようにしましょう
●患部をさわらないようにしましょう
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基本的に、学校を休む
一こL之
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