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TONiC T100x RGSZ リニアエンコーダシステム インスタレーションガイド

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TONiC T100x RGSZ リニアエンコーダシステム インスタレーションガイド
インスタレーションガイド
M-9653-9184-04-B
T100x RGSZ リニアエンコーダシステム
RSLM high accuracy linear encoder
C
Renishaw plc は以下のように TONiC エンコーダシステムが 基 準 及び規 格に準 拠していることを宣言
いたします。
FCC 規格適合
本製品は FCC 規格の15 章に定 義されたクラス A デジタル製 品 準 拠のテストに合 格 、認 定されており
ます。これらの規格は、商業目的の使 用 環 境 下における深 刻な干 渉に対し、充 分な保 護 対 策 が 取
られていることを規定したものです。この機 器は電 波を発 生 、使 用、放 出することがあり、ユーザーズガ
イドに従った取り付け、使用を行わない場合、無 線 通 信に深 刻な干 渉を引き起こすことがあります。
本製品を深刻な干渉を引き起こしやすい住 宅 地などで使 用する場 合は、各利 用 者の責において対
策を行う必要があります。
注意: 本装置は、周辺装 置にシールド式ケーブルを使用した状 態でテストされています。規 格に準
拠するためには、装置にシールド式ケーブルを使用する必 要 があります。
関連情報
TONiC エンコーダシリーズに関する詳細については、TONiC システムのデータシート
(L-9517-9340)
を参 照して下さい。これらの資料を御希望される場合、弊社ウェブサイト www.renishaw.jp/documents
からダウンロードして頂くか、
レニショー(株)に御連絡下さい。
レニショーの書面による許可を事前に受け
ずに、本文書の全部または一部をコピー、複製、
その他のいかなるメディアへの変 換、
その他の言 語へ
の翻 訳をすることを禁止します。本文書に掲載された内容は、Renishaw plc の特許権の使用許可を
意 味するものではありません。
お断り
レニショーでは、本 書 作成にあたり細心の注意を払っておりますが、誤記等により発生するいかな
る損 害の責 任を負うものではありません。誤 記 等により発 生するいかなる損 害の責 任を負うもの
ではありません。
RoHS への準拠
EU 指令 2002/95/EC(RoHS)準 拠
特許
レニショーのエンコーダシステム及び同 様の製 品の特 長は、次の特 許 及び特 許により保 護される適
応 並びに応用の対象になります。
US 4,926,566
US 5,063,685
JP 2,837,483
EP 0388453
JP 3,202,316
US 5,241,173
EP 0514081
EP 0543513
US 5,861,953
EP 0748436
US 6,588,333 B1
EP 1147377
US 6,775,008 B2
EP 1173731
レニショーの製 品や付随文書にこのシンボルが使用されている場合は、一般の家庭ごみと一緒に
製 品を廃 棄してはならないことを示します。この製品を廃棄用電気・電子製品(WEEE)の指定回収場
所に持ち込み、再利用またはリサイクリングができるようにすることは、エンドユーザーの責 任に委ね
られます。この製 品を正しく廃棄することにより、貴重な資源を有効活用し、環境に対する悪影響を
防 止することができます。詳細については、各地の廃棄処分サービスまたはレニショーの販売店
にお問い合わせ下さい。
保 管と取 扱い
スケールとリードヘッド
スケールとリードヘッド
スケール
取り付けを行う前は、元のパッケージに梱 包したまま日光の当たらない冷暗所
にてスケールを保 管してください。リール状 態で保 管する場合、バッキングテー
プを外側に向けて保 管してください。
アセトン
N-ヘプタン プロパン-2-オル
取付前にスケールをしばらく放置して、周囲 温 度に馴 染ませてください。
レニショーのスケール用アルコール含有ふき取りシート
(A-9523-4040、
レニショー代 理 店
にご用 命ください)
でリードヘッドの光 学 部とスケールをクリーニングしてください。
CH3(CH2)5CH3
CH3CHOHCH3
CH3COCH3
塩素性溶剤
もしくは、けばだちのない清 潔で乾いた布を使 用してください。
システム
リードヘッド
保管
湿度
システム
+70 °C
-20 °C
+40°Cまでの条件下で最
高相対湿度 95%
(ただし結露しないこと)
作動
システム
+70 °C
0 °C
メタノール変性
アルコール
RGSZ20-S スケールの取り付け図
寸 法と公差 (mm)
全長 L+30
スケール長 (L)
測定長 ML = (L-55)
ML = (L-40) Q リミットを使用しない場合
35
20
0.2
(Q リミットを使用
しない場合 20)
//
リファレンスマークセレクター
(A-9653-0143)
0.5
0.2/100
F
6
P リミット
(A-9653-0138)
Q リミット
(A-9653-0139)
エンドクランプ
13
30
50 ±0.1
リファレンスマークの間隔
P リミットのトリガーポイント
Q リミットのトリガーポイント
10
移動範囲におけるリードヘッドのオプティカルディテクター位置
13.5
注:取 り 付 け 面 の 表 面の粗さは 3.2 µm 未満とする必要があります。
軸ガイドウェイに対するスケール表面の平行性
(リードヘッドのライドハイト公差)は、
0.05 mm 以内とする必要があります。
F = 移動軸
リードヘッドの 方向に対するリファレンスマークセレクターとリ
ミットアクチュエータの位置を示しています。
注:リファレンスマークセレクタ
ーの磁 気ベースプレートのこの
端を IN-TRAC ™ リファレンスマー
クの ±1 mm 以内に配置する必
要 があります。
15
9.75
3.7
リファレンスマークセ
レクターと P/Q リミッ
トの詳細図
0.1
1.5
RGAT スケールアプリケーター
エンドクランプ
RGAT スケールアプリケーターはTONiCリードヘッドを使うRGSZ20-S/RGSZ20-P/RGSN20-S/
RGSN20-P スケールの取り付けに用います。サイドマウント (A-9653-0182) とトップマウント
(A-9653-0273)の2種類 があります。.
A-9523-4015 はレニショーの RGS スケール用に設計されたエンドクランプキットです。
1. 軸機材上にスケールの開 始 点と終了点の印を付けます。
このとき、
エンドクランプのスペースも含め
るようにしてください(「取り付け図」参 照)。機材 がきれいに保たれていることを確認してください。
1. ナイフでスケールの両側のラッカーコーティン
グ剤を 15 mm 剥がし、推奨溶剤のいずれかで
クリーニングします
(「保管と取扱い」参照)。
2. アプリケーターと機材の間に最低クリアランスを設けていることを確認しながら、M2.5 ネジでリードヘ
ッドのマウンティングブラケットにスケールアプリケーターを固定します。
注:エンドクランプは、
リードヘッドの取り付け前か取り付け後に固定することができます。
2. 袋入りの接着剤(A-9531-0342)
を混ぜ
合わせ、少量をエンドクランプの下側に
塗布します。
3. 軸を開始点に移動します。注:スケールアプリケーターは、
スケールの取り付けがしやすい方 向で
どちら側にも固定できます。
15
m
m
4. スケールからバッキングペーパーを剥 がしながら、アプリケーターの開 始 点まで挿 入します
( 下図参照)。
開始点
A-9653-0182 にて表示
M2.5 固定穴
5. スケールの端 が 軸 上の開 始 位 置と揃うことを確 認し、指でスケールを押して機 材にしっかりと貼
り付けます。バッキングペーパーをスケールから手で剥がしながら、
アプリケーターを軸に沿ってゆ
っくりと徐々に端まで動かします。注意しながらアプリケーターを外し、必要に応じて残りのスケ
ールを手で貼り付けます。
3. エンドクランプは 2 ヶ所に接着剤が付いてい
ます。これにより接着剤が固まるまで、一時的
にエンドクランプを固定することができます。
両側のバッキングテープを剥がします。
4. 直ちにエンドクランプをスケール
の端に配置します。
完全硬化の目安20 °C 24時間
スケールの固 定 方 向
スケール
マウンティングブラケット
リミットストップ
分離ネジ
バッキングペ
ーパー
スケール
(母材に接 着された状 態)
A-9653-0182 にて表 示
6. スケールの全長にわたって指を押し付けて、
スケールが 機 材にしっかりと接 着していることを確 認します。
7. エンドクランプを取り付けます
(「エンドクランプ」
セクション参照)。
リードヘッドの信 号レベルに影 響を与える可 能 性 があるため、
余分な接着剤をスケールからふき取ってください。
T100x リードヘッドの取り付け図
寸法と公差 (mm)
矢 印は、出力が正の場合の
進 行方向を指しています。
上部 面よりM2.5 通し穴
Ø3ザグリ深さ 2.75
リファレンスマー
クセレクター
リファレンスマークセレクタ
ーセンサーの位置
P と Q リミットスイッチ
センサーの位置
3
3.75 ±0.5
(ヨー公差 ±0.4°)
/ / 0.25
(ロール公差 ±1.0°)
/ / 0.24
別の取り付け面
13.5
6.75 ref
10
3.7
15
P リミッ
トの磁 石
7.8
7.8
3
Q リミッ
トの磁 石
16
4.25
4.15
推奨取り付け面
31
10
18
12.3
オプティカルセンターライン
(インクリメンタルおよびリファレンスマーク)
6
min
セットアップ LED
>R20 動 的 曲げ半 径
>R10 静 的 曲げ半 径
拡大図 A
CAL/AGC LED
35
側 面より M2.5 通し穴
Ø3ザグリ深さ 2.75
スケールの
読み取り面
11.5
Ø4
.25
±0
.25
23
A
1.5
4.8
22
29
(ピッチ公差 ±1.0°)
/ / 0.6
オプティカルセンターラインマーカー
リードヘッドからスケー
ルまでのクリアランス
取付高さ
2.1 ±0.15
スケール厚
0.2
インターフェースの取り付け図
クイックスタートガイド
寸法と公差 (mm)
40
このセクションは、TONiC システムをインストールするためのクイックスタートガイドです。
システムのインストール手順については、
インストールガイドの次のセクションで詳細に解説しています。
8
16
4-40 unc x 2
33.3
取り付け
スケール、リードヘッドの光 学ウィンドウおよび取り付け面を清 潔 かつ、
妨げるものがない状態に保ってください。
必要であれば、
リファレンスマークセレクターの磁気が正しく配置されていることを確認してください。
カバープレートの下の Ti/TD インターフェースにリードヘッドケーブルを差し込み、
インターフェースを再び組み付けます。
AGC がオフ
(リードヘッドの CAL LED がオフ)になっていることを確認してください(オフでない場合は、
リードヘッドの CAL LED がオフになるまでインターフェースの CAL ボタンを押し続けます)。
62
67
リードヘッドを取り付け、移動軸の全長にわたって、
リードヘッドとインターフェースのセットアップ LED に示さ
れる信号強度ができるだけ強くなるようにします
(リードヘッドがグリーンに点灯し、
インターフェースがブルーかパープルになることが理想的です)。
キャリブレーション
カバープレート
インターフェースの CAL ボタンを一度押して離します。
リードヘッドの CAL LED が一度点滅します。
6 min
R10 静 的 曲げ半 径
R20 動 的 曲げ半 径
診 断 LED
(Ti0004 ~ Ti20KD と
TD4000 - TD0040)
CAL/AGC プッシュボタンスイッチ
の通し穴 Ø2.4
CAL LED が二度点滅を始めるまで、
リードヘッドをスケールに沿ってゆっくり
(100 mm/s 未満)動かします。
このときにリファレンスマークを越さないようにしてください。
リファレンスマークを使用していない場合は、
ここで CAL ボタンを押してキャリブレー
ションルーチンを終了してください。
CAL LED の点滅が止み、消灯するまで、選択したリファレンスマー
ク上でリードヘッドを前後に移動させます。
CAL ボタンの操作
一度押して離す (3 秒以下) - キャリブレーション (CAL) ルーチンのオン/オフ
一度押して離す (3 秒以上) - 自動ゲインコントロール (AGC) のオン/オフ
電源のオフ/オンサイクル中に押し続ける - 出荷時のデフォルト設定の復元
CAL LED が何を示すかについては、
リードヘッド LED の機能図を参照してください。
これでシステムがキャリブレーションされ、使用する準備が整いました。
ここで必要に応じて、
リードヘッドの CAL LED がオンになるまで CAL ボタンを押し続け、
AGC をオンにすることができます。
CAL の値と AGC のステータスは、電源を切ってもその記録が残ります。
注:キャリブレーションが失敗した際は、CALボタンを押しながら電源をいれてパラメー
タを工 場 設 定に戻して下さい。
その後キャリブレーション操作を繰り返して下さい。
システムの接続
リードヘッドの取り外し
リードヘッドとインターフェースの電 気 配 線を接 続する際は、
常に規定の ESD の安全対策に従ってください。
リードヘッドは、波切型の小型コネクタを使用して、
インスト
ール中に Ti/TD インターフェースに簡単に接続できるように
なっています。
u インターフェースのカバープレー
リードヘッドの接 続
u 図のようにカバープレートを外します
(2×M2.5 六角ネジ)。
u ピンに触れないように注意しながら、
インターフェー
スのソケットに、図のような正しい向きでコネクタを取
り付けます。
u ケーブルのはめ輪が内側にくることと、
カバープレー
トの下にケーブルが挟まらないことに注意しながら、
カバープレートを取り付けます。
トを外します (2×M2.5 六角ネジ)。
u ソケットからコネクタの PCB(ケーブルの端)
を徐々に外します。
u コネクタを帯電防止袋に入れます。
u カバープレートを取り付けます。
リードヘッドの固定と位置合わせ
リファレンスマークセレクターとリミットの磁石の取り付け
マウンティングブラケット
精 度を高め、
リファレンスマークセレクターとリミットの磁石を配 置しやすくするために、
アプリケーターツール(A-9653-0201)
を使用してください。磁石は、
下図のようにアプリケーターツールに取り付ける必要があります。リミットの磁石はスケール沿
いに配置できますが、
リファレンスマークセレクターの磁石は、下図のように、選 択した IN-TRAC リファレンスマークの横に配
置する必要があります。
ブラケットは、取り付け面が平らで、取り付け交差に合わせるための調整とリードヘッドの取付
高さへの調整を可能とし、
さらに動作中のリードヘッドのゆがみや振動を防ぐよう十分な固さを
もつものとする必要があります。
注意: 磁気性のものが近くにあると、その影響によりリファレンスとリミットの磁石が動く可能性があります。
このような場 合は、磁 気アセンブリの外側のエッジに沿って、エポキシ接着剤などで固定して下さい。
リードヘッドのセットアップ
スケール、
リードヘッドの光学ウィンドウおよび取り付け面を清潔かつ、妨げるものがない状態に
保ってください。正しいライドハイトに設定するには、
リードヘッドスペーサをリードヘッドの光学
的中心の下にある穴にあわせ、
セットアップ手順で LED が通常通りに作動するようにします。
リードヘッドを調 整し、移動軸の全長にわたって信号強度ができるだけ強くなるように、
リード
ヘッドのセットアップ LED がグリーン
(信号強度 70 ~ 135%)に点灯するようにします。デジタル
Ti/TD インターフェースを使用する場合、
インターフェースの LED がブルーに点灯するようにし
てください。
アプリケーターツール
(A-9653-0201)
注意:リードヘッドは AGC を OFF にした状態で取付とセットアップを行う必要があります。
リードヘッドのセットアップ LED ステータス
緑
オレンジ 赤
P リミットの磁石
バッキングペーパー
を剥がします
リードヘッドの向
きに対するリファ
レンスセレクター
の正しい位置は、
この図の通りです
ヨー
0° ±0.4°
ピッチ
0° ±1.0°
取り付けを助けるために、
下図の位置にグリーンの
スペーサーを押さえます
ロール
0° ±1.0°
IN-TRAC
リファレンスマーク
Q リミットの磁石
グリーンのスペーサー
取付高さ
2.1 ±0.15 mm
リミットのトリガーポイント
リミットの出力は、通常リードヘッドのリミットスイッチセンタ
ーがリミットの磁石の立ち上がりを通過したときに行われま
すが、立ち上がりの 3 mm 前でトリガされる場合があります。
システムのキャリブレーション
キャリブレーションは、
リードヘッドのセットアップを完了する上で不可欠な作業です。これにより、
インクリメ
ンタル信号とリファレンスマーク信号の最適な設定がリードヘッドの不揮発性メモリに保存されます。
システムのキャリブレーションの前に、移動軸の延長にわたって信号強度が最大になるようにリードヘッドを
取り付けてください。
注:CAL ルーチンの最高速度は 100 mm/s 未満 (全 Ti/TD インターフェースモデルで)。
TDの場合はどちらか一方の分解能で行って下さい 。
ステップ1 - インクリメンタル信号の較正
自動ゲインコントロール (AGC) のON/OFF
AGC は、
インターフェースで ON/OFF の切り替えができます。
uAGC の ON/OFF には、
インターフェースの CAL ボタンを 3 秒間以上押しつづけます。
AGC がオンになると、
リードヘッドの CAL LED が点灯します。
注:AGC をオンにする前にシステムを較正する必要があります。
T100x リードヘッドの LED 診断
uキャリブレーションを開始する前に、
自動ゲインコントロールがオフ
(リードヘッドの CAL LED が非点灯) になっていることを確認し
てください。
u2 mm の六角レンチか同様の工具を使ってインターフェースの端で
CAL ボタンを一度押して離します。
uCAL LED が時おり一度点 滅するようになり、
インクリメンタ ル 信 号
の キャリブレーションルーチンになったことを示します。
uCAL LED が二度点滅を始めるまで、選 択したリファレンスマークを
越さないようしながら、
リードヘッドを軸に沿って移動します。
CAL LED が二度点滅を始めると、
インクリメンタル信 号の較 正 が 終わり、
リードヘッドのメモリに新しい設定が保存されたことを示します。
uこれで、
システムにリファレンスマークの位相 調 整 ができるようになりました。
セットアップ
インクリメンタル
リファレンスマーク
CAL
動作
リファレンスマークを使用しないシステムの場合、
「キャリブレーションルーチン - 手動終了」に進んでください。
キャリブレーション
ステップ 2 - リファレンスマークの位相調整
uCAL LED の点滅が止み、消灯するまで、選択したリファレンスマーク上でリードヘッドを前 後に移 動させます。
これでリファレンスマークの位 相 調 整 が 終わりました。
uシステムがキャリブレーションルーチンを自動終了し、
操作できる状態になります。
状態
表示
LED
グリーン
通常のセットアップ、信号レベル 70% ~ 135%
オレンジ
許 容 範 囲のセットアップ、信号レベル 50% ~ 70%
レッド
不良セットアップ、信頼ある操作には信号レベルが低すぎる、信号レベル 50% 未満
グリーン
(点滅)*
通 常の位 相 調 整
オレンジ(点滅)
許 容 範 囲の位 相 調 整
レッド
(点滅)
不 良 位 相 調 整、再 較 正してください
On
自動ゲインコントロール - ON
Off
自動ゲインコントロール - OFF
一度点滅
インクリメンタル信号の較正中
二度点滅
リファレンスマークの較正中
電源投入時の点滅
(>2 秒未満)
リセット
出 荷 時のデフォルト設 定の復 元
*インクリメンタル信号レベルが 70% を超える場 合にリファレンスマークを通 過しても、現 実 的に点 滅を確 認することは不 可 能です。
キャリブレーションルーチン - 手動終了
uどの段階でも、
キャリブレーションルーチンを終了するには、CAL ボタンを押します。
uシステムがリファレンスマークの自動 的に位 相 調 整 段 階に入らない場合 (CAL LED が二度 点 滅しない場合)、
インクリメンタル信号の較 正に問 題 が 発 生しています。問題の原因がオーバースピード
(100 mm/s 以上)
でないことを確認してから、
キャリブレーションルーチンを終了し、出荷時のデフォルト設定に戻し、
リードヘッド
の取り付け状 態とシステムがきれいに保たれていることをチェックしてから、
キャリブレーションルーチンを繰り
返します。
uリファレンスマークを使用していない場合、
ステップ1 を完了したら、
キャリブレーションルーチンを終了してください。
u選択したリファレンスマーク上を何 度も通 過させた後でもリードヘッドの二重点滅が続く場合は、
リファレンス
マークが検出されていません。正しいヘッドを使用していることを確 認してください。ヘッドはすべてのリファレン
スマークを出力できるものと、
リファレンスセレクターの磁石が取り付けられたリファレンスマークのみを出力でき
るものがあります。
Ti0004 ~ Ti4000 と TD4000 ~ TD0040 のインターフェースの LED 診断
信号
インクリメンタル
出荷時のデフォルト設定の復元
システムを再インストールする場合や、
キャリブレーションで何度もエラーが発生する場合は、出荷時のデフォルト
設定に戻す必要があります。
出荷時のデフォルト設定に戻すには
u システムの電源を切ります。
uCAL ボタンを押しながら、
システムの電源を入れます。リードヘッドの CAL LED が何度か点滅し、出荷時のデ
フォルト設定に戻ったことを示します。
uCAL ボタンを放します。
u 「リードヘッドの固定/取り付け」
を確認しながら、
システムの再較正を行います。
注:出荷時のデフォルト設定に戻した後はシステムの再較正を行う必要があります。
リファレンスマーク
表示
状態
アラーム出力*
パープル
通 常のセットアップ、信号レベル 110% ~ 135%
いいえ
ブルー
最 適なセットアップ、信号レベル 90% ~ 110%
いいえ
グリーン
通 常のセットアップ、信号レベル 70% ~ 90%
いいえ
オレンジ
許 容 範 囲のセットアップ、信号レベル 50% ~ 70%
いいえ
レッド
不良セットアップ、信 頼ある操 作には信 号レベルが低すぎる、
信号レベル <50% 未満
いいえ
レッド / 消 灯 - 点 滅
不良セットアップ、信号レベル 20% 未満、
システムエラー
はい
ブルー / 消灯 - 点滅
オーバースピード、
システムエラー
はい
パープル / 消灯 - 点滅
信号レベル超過、
システムエラー
はい
消灯
リファレンスマーク検出(速 度 100 mm/s 未満のみ)
*-アラーム出力は、
インターフェースの構成に応じてトライステイトまたはライン駆 動 E- 信号の形式で行われます。
さらに、一部の構 成ではオーバースピードアラームが出力されません。詳細については、製品目録を参照してください。
-エラー状 態 が 持 続する間の一 時 的な状 態のみ。
-アラームは、軸 位 置エラーによる場合があります。再 基 準 設 定をして継 続してください。
いいえ
接続
インターフェース
Ti0000
インターフェース出力(アナログ)Ti0000 のみ
機能
出力タイプ
TD4000 - TD0040
信号
ピン
ピン
5V
7, 8
7, 8
0V
2, 9
2, 9
A+
14
14
6
6
信号
Pin
機能
4
電力
5 V 感知
5
0 V 電力
12
0 V 感知
13
RS422A
A-
V1+
9
デジタル
B+
13
13
V1-
1
B-
5
5
V2+
10
RS422A
Z+
12
12
V2-
2
デジタル
Z-
4
4
V0+
3
P
11
–
V0-
11
Q
10
–
オープンコレクター–
Vp
7
セットアップ
RS422A デジタル
X
1
1
–
Vq
8
アラーム‡
–
E+
–
11
–
VX
6
–
E-
3
3
–
CAL
14
内部シールド
未接続
外部シールド
ケース
インクリメンタル信号
COS
アナログ
SIN
リミット
Ti0004 - Ti20KD
5 V 電力
電力
リファレンスマーク
インターフェース
インターフェース出力 (デジタル) Ti0004 ~ Ti20KD
と TD4000 ~ TD0040
アナログ
セットアップ
キャリブレーション
シールド
出力タイプ
インクリメンタル
リファレンスマーク
リミット
…
オープンコレクター
分解能切替>
–
–
–
10
シールド
–
内部
–
–
–
外部
ケース
ケース
すべてのインターフェー
ス用の出力コネクタ
D サブ 15 ピンコネクタ
…
B E, F, Gおよび Hオプションの場 合はアラーム(E+)になる。
アラーム信号は、
ライン駆 動 信 号またはトライステイトとして出力させることができます。発 注 時にお 選びください。
>TDインターフェースの場 合は10番ピンを0 Vにすることで低分 解 能に設 定することになる
‡
リードヘッド出力
機能
出力タイプ
電力
インクリメンタル信号
COS
アナログ
SIN
リファレンスマーク
リミット
セットアップ
キャリブレーション
シールド
アナログ
オープンコレクター
–
–
信号
カラー
5 V 電力
ブラウン
0 V 電力
ホワイト
V1+
レッド
V1-
ブルー
V2+
イエロー
V2-
グリーン
V0+
バイオレット
V0-
グレー
グラフィックスピード
最高速度 (m/s)
最低受信クロック
周波数 (MHz)
Ti-0004 Ti-0020 Ti-0040 Ti-0100 Ti-0200 Ti-0400 Ti-1000 Ti-2000 Ti-4000 Ti-10KD Ti-20KD
5 µm
1 µm
0.5 µm 0.2 µm 0.1 µm 50 nm 20 nm 10 nm
5 nm
2 nm
1 nm
50
10
10
10
6.48
3.24
1.62
0.648
0.324
0.162
0.0654
0.032
40
10
10
10
5.40
2.70
1.35
0.540
0.270
0.135
0.054
0.027
25
10
10
8.10
3.24
1.62
0.810
0.324
0.162
0.081
0.032
0.016
20
10
10
6.75
2.70
1.35
0.675
0.270
0.135
0.068
0.027
0.013
12
10
9
4.50
1.80
0.900
0.450
0.180
0.090
0.045
0.018
0.009
10
10
8.10
4.05
1.62
0.810
0.405
0.162
0.081
0.041
0.016
0.0081
8
10
6.48
3.24
1.29
0.648
0.324
0.130
0.065
0.032
0.013
0.0065
Vp
ピンク
Vq
ブラック
VX
クリア
6
10
4.50
2.25
0.90
0.450
0.225
0.090
0.045
0.023
0.009
0.0045
オレンジ
4
10
3.37
1.68
0.67
0.338
0.169
0.068
0.034
0.017
0.0068
0.0034
4.2
0.84
0.42
0.16
0.084
0.042
0.017
0.008
0.004
0.0017
0.0008
CAL
–
内部シールド
グリーン/イエロー
1
–
外部シールド
外部スクリーン
Analogue output
10 (-3dB)
注:TDインターフェースの最高速度は分解能は分 解 能に依 存して上表に示します。
電気結線
リミット出力 (Ti インターフェースのみ)
アナログ出力
のアースとシールド
リードヘッド
V0 V1 V2+
内部シールド
Ti/TD インターフェース
出力周波数に応じて
延長ケーブル最大
50 m
お客先エレク
トロニクス
5V
5 to 24 V
R*
120R
V0 V1 V2-
Vp Vq P Q
*最大電流が 20 mA を超えないよう、R を選択。
もしくは適切なリレーまたは光断路器を使用。
出力信号
0V
外部シールド
リモート CAL 操作 (アナログバージョンのみ)
重要: 外部シールドは工作機械のアース
(フィールドアース)に接続する必要があります。内部シールドは、
客先エレクトロニクスの 0 V にのみ接続する必要があります。内部シールドと外部シールドを断絶するよ
う注意してください。内部シールドと外部シールドを一緒に接続すると、0 V とアースがショートし、電気ノ
イズの問題が発生します。
CAL
0V
すべての Ti/TD インターフェースには、CAL/AGC 機能を有効にするためのプッシュボ
タンスイッチが搭載されています。しかし、CAL/AGC のリモート操作はアナログ Ti0000
インターフェースのピン 14 で可能になります。インターフェースを使用しないアプリケ
ーションの場合は、CAL/AGC のリモート操作が不可欠になります。
注:リードヘッドと Ti/TD インターフェース間の最大ケーブル長は 10 m です。
推奨信号終端処理
TDインターフェース分解能切替
デジタル出力
Pin 10
インターフェース
A B Z E+
客先エレク
トロニクス
ケーブル Z 0 = 120R
120R
A B Z E標準 RS422A ライン受信機回路
アラームがシングルエンドの場合 (Tiオプション A, B, C, D)
5V
4k7
1k8
100
E4k7
100nF
客先エレク
トロニクス
10番ピンを0Vに接 続する事により低 分 解 能に設 定される。
0V
出力仕様
デジタル出力信号 - 形状 – 矩形波ディファレンシャルラインドライバを EIA RS422A に出力(P および Q リミットを除く)
アナログ出力信号
インクリメンタル… 2チャンネル A と B(90°の位相差)
インクリメンタル 2チャンネル V1 と V(90°の位
相 差)
2
信号周期
20 µm
分解能
グリーンの LED 表 示(リードヘッド)
と 120R 終 端で 0.7~1.35 Vpp。
中心は 1.65 V
注:Ti0000A00V中心は 2.5 V
(V1 +)-(V1 -)
0°
A
(V2 +)-(V2 -)
B
リファレンス
リファレンス…
0.8 ~ 1.2 Vpp
同期パルス Z、長さは分解能
Z
45°
両 方 向に繰 返し再 現 性のある
45° 度を中心にしたディファレンシ
ャルパルス V0
ワイドリファレンス…
(V0 +)-(V0-)
Z
360° (公 称 )
同期パルス Z、長さは信号周期
注:使用するコントローラのニーズに合わせて、発注時に
「スタンダード」か「ワイド」
リファレンスをお選びください。
リミット オープンコレクター出力、非同期パルス
リミット オープンコレクター出力、非同期パルス
デジタルインターフェース のみ
アクティブハイ
アナログ Ti0000 インターフェースのみ
または
アクティブロー
繰り返し再 現 性
<0.1 mm
繰り返し再 現 性
<0.1 mm
繰り返し再現性
<0.1 mm
繰り返し再現性
<0.1 mm
アナログ T1000/1001 リードヘッドのみ
アクティブハイ
アクティブロー
Vp Vq
PQ
Vp Vq
PQ
リミットアクチュエータの長さ
リミットアクチュエータの長さ
リミットアクチュエータの長さ
注:Ti0000 インターフェースには、
リードヘッドの「アクティブロー」信号を
「アクティブハイ」出力に変換するトランジスタが含まれます。
注:TDインターフェースにはリミットがありません。TiのE,F,GとHのオプションの場合はPリミットがE+になります。
アラーム… 非 同 期 パルス
リミットアクチュエータの長さ
セットアップ*
セットアップ*
>15 ms
1
3.3 (公 称 )
X の電 圧
VX の電 圧
E
信号レベルが 20% 未満または 135% を超えたときとオーバースピ
ード時にアラーム発信。さらに、
リードヘッドのスピードが高すぎる
場合にも操作の信頼性を確保するためにアラームが発信されます。
TiのA ,B,CおよびDオプションの場合E-が出力されます。
またはトライステイトアラーム
アラーム状態になると、ディファレンシャル信号が送出され、
>15ms 以上にわたって強 制 的に開回路となります。
0
0
信号レベル
0
100%
セットアップ信 号の電 圧は、
インクリメンタル信 号 振 幅に比 例
0
50%
信号レベル
70%
100%
信号レベル 50%~70% では、VX はデューティサイクルで、20 µm の長さとなります。
3.3 V での時 間は、
インクリメンタル信 号レベルとともに増 加します。
信号レベル 70% 以上では、VX は公称 3.3 V となります。
*ここに示されたセットアップ信 号は、
キャリブレーションルーチンでは示
されません。
…
わかりやすさのために、逆信号は示
していません。
一般仕様
スケールの技術仕様
供 給電源
5 V ±10% リードヘッドのみ <100 mA
T100x と Ti0000 <100 mA
T100x と Ti0004 - Ti20KD と
TD4000 - TD0040 <200 mA
注 意:電 流 消 費 値はシステムが 終 端されていない
状況のものです。
デジタル出力では、120R で終端を行った場合、1チャネル
(A+、A- など)
あたり 25 mA の電流が余分に消費されます。
アナログ出力では、120R で終端を行った場合、1チャネル
あたり 20 mA の電流が余分に消費されます。
EN (IEC) 60950 の SELV 要件に準拠した 5 V DC
から電源を供給してください。
リプル
周波数最高 500 kHz で 200 mVpp。
温 度 (システム)
保管時 -20 °C ~ +70 °C
0 °C ~ +70 °C
動作時 防水性能 (リードヘッド)IP40
(インターフェース)
IP20
500 m / s BS EN 60068-2-7:1993
(IEC 68-2-7:1983)
非操作時 衝撃 (システム)
1000 m/s2, 6 ms, ½ sine BS EN 60068-2-27:1993
(IEC 68-2-27:1987)
動作時 100 m / s2, 55 Hz ~ 2000 Hz BS EN 60068-2-6:1996
振動 (システム)
(IEC 68-2-6:1995)
質量
リードヘッド 10 g
インターフェース 100 g
ケーブル 26 g/m
環境EU 指令 2002/95/EC(RoHS)準 拠
リードヘッドケーブル
ダブルシールド式、外径 4.25 ±0.25 mm.
屈曲寿命:曲げ半径 20 mm >20 x 106 サイクル
UL 認定
インターフェース~コントローラ
RGSZ20-S: ポリマー保護した高安定性金メッキスティールスケール。
両面テープを提供。
RGSZ20-T: ポリマー保護した高安定性金メッキスティールスケール。
両面テープなし。
RGSZ20-P: 刺 激の強い溶 剤への耐 性を要するアプリケーションに
使用するために剛性ポリエステルコーティング剤を塗布した高安定
性 金メッキスティールスケール。両面テープを提供。
注: RGSN 光学式リファレンスがマークがないモデルもあります。
スケール周期
20 µm
リニアリティー
3 µm/m
±0.75 µm/60 mm
スケール長
100 mm ~ 50 m
使用できるリードヘッド
TONiC T100x
各部寸法
6 mm x 0.2 mm (高さ×幅)
リファレンスマーク
IN-TRAC 自動位相オプティカルリファレンスマークは、指定温度と速
度範囲において分解能単位までの繰り返し再現性を実現します。
50 mm 間隔でリファレンスマークを配置 。
(>50 m 以上のものも特注で承ります)
2
動作時 加速度 (リードヘッド)
最大ケーブル長
リードヘッド~インターフェース
スケールタイプ
10 m
受信クロック周波数
(MHz)
最大ケーブル長
(m)
40 ~ 50
25
<40
50
アナログ
50
TONiC エンコーダシステムは、当 該 EMC(電 磁 波 妨 害 適 合 性)標 準にあわせて設 計されていますが、
EMC に準拠するには、正しい組み付けを行う必要があります。特に、
シールドに関する手 順につい
て必ず注意してください。
Renishaw K.K.
東京都新宿区
四谷四丁目29番地8,
160-0004
T +81 3 5366 5316
F +81 3 5366 5320
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世界各国でのレニショーネットワークについては弊社の Web サイトをご覧下さい。
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All rights reserved
発行日
:2012年7
*M-9653-9184-04*
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