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イタリア野菜の生産者

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イタリア野菜の生産者
報道機関
各位
記 者 発 表 資 料
平成 25 年 11 月 19 日(火)
経済局 経済部 経済政策課
担 当:山口
電 話:048-829-1362(直通)
3214(内線)
【問い合わせ先】
(公財)さいたま市産業創造財団
さいたまヨーロッパ野菜研究会 事務局
担当 : 福田 裕子
電 話 : 048-851-6652
さいたま市とトキタ種苗㈱等が連携し、全国で初めて
「イタリア野菜の生産者合同勉強会」を開催します
さいたま市内の若手農業者グループ・トキタ種苗・市内レストラン等からなる
「さいたまヨーロッパ野菜研究会」が、さいたま市のサポートのもと、各地のイタ
リア野菜生産者と連携して、全国初の「イタリア野菜の生産者合同勉強会」を開催
します。
記
平成 25 年 11 月 28 日 13 時∼
トキタ種苗大利根研究農場ほか
13:00∼ 圃場見学・事務局打合せ
13:50∼ グループ活動紹介
16:00∼ さいたま市内のイタリア野菜生産者圃場見学
参加予定グループ
埼玉県さいたま市 さいたまヨーロッパ野菜研究会
山形県河北町
かほくイタリア野菜研究会
新潟県燕市
燕三条イタリア野菜研究会
長野県佐久市
ベジタ兄やんず
宮城県蔵王市
GFC
日時
場所
内容
1.「さいたまヨーロッパ野菜研究会」(ヨロ研)の活動
市内レストランの「値段が高く入手の難しいヨーロッパの野菜を、地元で生産して
ほしい」という声に応えて、平成 25 年 4 月に結成されました。現在のメンバーは生産
者・種苗会社・青果卸・レストラン・さいたま市関連部署・支援機関など約 40 名です。
活動内容は、栽培の難しいヨーロッパ野菜の栽培技術を学び、レストランとコラボ
したイベントを行うなど、ヨーロッパ野菜の栽培・流通・普及をはかっています。
2.なぜ、さいたまで「ヨーロッパ野菜」なのか
①市場に近く、大きな需要が見込める
さいたま市はワイン・チーズの 1 人当たり消費量が全国トップクラスで、本格的
なフレンチ・イタリアンレストランも数多くあります。これらのレストランでは、
チコリやフェンネルといったヨーロッパ野菜のほとんどを、高価で鮮度の低い輸入
品に頼っていました。これらの野菜を地元で栽培することができれば、生産者は安
定収入が見込め、レストランは鮮度の高い地元産野菜を売りにすることができます。
②品種改良技術を持つ市内企業の存在
研究会メンバーのトキタ種苗㈱は、イタリアに支社を持ち、イタリア野菜の日本
向け品種改良に取り組んできました。トキタ種苗㈱は埼玉県内に研究農場を持ち、
国内でのヨーロッパ野菜栽培に関して、多くのノウハウを持っています。
3.ヨーロッパ野菜の栽培・流通の難しさと、市のサポート
ヨーロッパ野菜の種を日本でまいても、高温多湿の日本では病気や害虫が発生しや
すく、うまく育ちません。今秋に収穫するヨーロッパ野菜は、種をまいたとたんに 40
度の猛暑日が 1 週間続き、3 回の台風、秋の長雨と過酷な気象条件だったため、収穫
に至るまで、大きな困難がありました。栽培技術もまだ改良の余地があります。
そこで、さいたま市が㈱トキタ種苗に業務委託して、ヨーロッパ野菜の栽培に関す
る技術指導や、市場ニーズ等のマーケティング調査を開始しました。これにより、生
産者はトキタ種苗から、きめの細かい栽培指導を受けられるようになりました。
また、さいたま市は、東日本エリアの交通結節点であるのメリットを生かし、地方
都市との都市間連携推進事業に力を入れています。10 月には、3 年前からイタリア野
菜の栽培に取り組んでいる「燕三条イタリア野菜研究会」を訪問し、栽培技術などの
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情報交換を行いました。ここで、ヨロ研メンバーが直面していた栽培技術の悩みや、
新たに挑戦すべき野菜など、多くのことを学びました。
さいたまヨーロッパ野菜研究会の生産者メンバー
燕三条の産地見学風景
4.各地の生産者が連携しながら、さいたまをヨーロッパ野菜栽培の最先端に
現在、国内の数ヵ所でヨーロッパ野菜を栽培する動きがありますが、技術上の問題・
販路の問題・供給時期の制約など、共通した問題を抱えていることが分かりました。
そこで、これらの産地の生産者が連携して、国産ヨーロッパ野菜の栽培・普及に取り
組んでいこうと、トキタ種苗の大利根研究農場で、初の合同勉強会を開催することに
なりました。
今後、さいたまを中心として、ヨーロッパ野菜の生産者ネットワークの構築を目指
していきます。
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