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化学・応用化学分野

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化学・応用化学分野
化 学 ・応 用 化 学 分 野
3
化学・応用化学分野
理学
3
14研究室
P
分子・原子レベルの
分析から新たな価値を
生み出す
3-1
3-1
材料物性化学研究室
石丸 臣一 教授
3-2
物性化学研究室
小川 英生 教授
3-3
合成有機化学研究室
篠崎 開 教授
3-4
機能高分子化学研究室
鈴木 隆之 教授
3-5
分析化学研究室
保倉 明子 教授
3-6
有機・高分子化学研究室
足立 直也 准教授
3-7
反応工学研究室
小林 大祐 准教授
3-8
高分子材料デザイン研究室
宮坂 誠 准教授
3-9
電気化学研究室
向山 義治 准教授
3-10
電気化学エネルギー研究室
藪内 直明 准教授
3-11
構造化学研究室
山室 憲子 准教授
3-12
界面化学研究室
類家 正稔 准教授
3-13
錯体化学研究室
宮里 裕二 助教
3-14
計算化学研究室
山田 祐理 助教
工学部 応用化学科
材料物性化学研究室
石丸 臣一 教授 博士(理学)
東京
所属学生:10名
物性化学研究室
小川 英生 教授 理学博士
所属学生:10名
燃料電池・リチウムイオン電池に用
いることのできる環境に優しい材料
の開 発や、 重 金 属イオンの吸 着 回
収、有害な有機物の光分解などを行
なう次世代材料の研究を行っていま
す。
反応や状態変化に伴うギブスエネル
ギー、エンタルピーや体積などの熱
力学諸量の変化は化学物質系を解
き明かすための基本情報です。化学
物質を熱力学的性質から理解するた
め、溶液用フロー型混合熱熱量計、
音速測定装置など装置開発から取り
組んでいます。
関連分野
●環境工学
●物理学・応用物理学
主な卒業 ●粘土-有機ポリマー複合材料を用いた重金属イオンの回収
研究テーマ ●リチウムイオン電池への応用を目指した新しいゲル電解質の開発
修士論文 ◆粘土-有機ポリマー複合材料を用いた希少金属イオンの回収
主な就職先
●高砂熱学工業
●京葉ガス
●日本精機
●富士電機
●鬼怒川ゴム工業
キーワード
26
埼玉
精密熱力学量測定が明らかにする化学物質
●電池材料
●重金属回収
25
理工学部 理学系
環境を守る無機化合物
キーワード
24
3-2
24
●溶液化学
●熱測定
関連分野
●物理学・応用物理学
●環境工学
主な卒業 ●高温高圧における水+ケトン2成分溶液系の混合エンタルピー
研究テーマ ●フッ素置換炭化水素+エーテル二成分溶液系の熱力学的研究
修士論文 ◆フッ素置換ペンタン+アルコール、アルコキシアルコール二成分溶液系の物性論的研究
主な就職先
●オカモト
●伯東
●コニカミノルタテクノプロダクト
●ヱビナ電化工業
●チノー
工学部 応用化学科
東京
合成有機化学研究室
篠崎 開 教授 理学博士
所属学生:12名
3-4
工学部 応用化学科
東京
機能高分子化学研究室
鈴木 隆之 教授 博士
(工学)
所属学生:14名
精密な構造が要求される農薬、医薬品等の合成
光応答性高分子の光スイッチ機能に関する研究
効率良く、無駄をしない環境に優し
い有機合成反応の開発を目指してい
ます。効率良く造る観点から、フラ
ン類の分 子 内Diels-Alderによる農
薬、医薬に見られる複雑な分子の合
成、無駄をしない観点から、新たな
触媒を開発し有用化合物の合成への
応用を行っています。
光の照射で分子構造が可逆的に変化
する有機分子があります。このよう
な分子の連続した長い鎖(光応答性
高分子)
を合成し、光の入力に対して
目的の機能(例えば気体や金属イオ
ンの吸着)
が発現するような環境・省
エネルギーに貢献できるシステムの
構築を目指しています。
キーワード
●環境調和型有機合成
●触媒化学
関連分野
●化学・応用化学
キーワード
主な卒業 ●長鎖ジカルボン酸類の合成と電解質特性
研究テーマ ●パラジウム触媒を利用した有機合成反応
修士論文 ◆フラン類の分子内Diels-Alder反応を利用する多環式化合物の合成
主な就職先
3-5
●日本特殊塗料
●北興化学
●NSファーファ・ジャパン●カシュー
●ルビコン
工学部 応用化学科
分析化学研究室
保倉 明子 教授 博士(理学)
所属学生:14名
関連分野
●環境工学
主な卒業 ●空気中の酸素を光応答で吸着する高分子材料の研究
研究テーマ ●重金属で汚染された水を光応答で浄化する高分子材料の研究
修士論文 ◆様々な環境下で金属資源を光応答で回収できる高分子材料の研究
主な就職先
東京
●高分子化学
●光化学
3-6
●トヨタ自動車
●栗田工業
●三菱電機
●大成建設
●共同印刷
理工学部 理学系
埼玉
有機・高分子化学研究室
足立 直也 准教授 博士
(工学)
所属学生:6名
環境をはかる
新規な高機能性有機・高分子化合物の合成
放射光X線を使って、重金属を蓄積
する植物の研究を行っています。植
物を用いる環境浄化技術(ファイトレ
メディエーション)に役立ちます。ま
た有用な重金属を高濃度に蓄積した
植物は、新たな元素資源となる可能
性を持っています。
有機EL素子、液晶ディスプレイ、太
陽電池から衣類、医薬品に至るまで
我々の身の回りには、様々な有機・
高分子化合物が溢れています。この
ような有機・高分子化合物には何ら
かの機能が付与されています。当研
究室では、機能性有機・高分子化合
物の合成を行い、その機能について
研究をしています。
キーワード
●環境分析化学
●金属回収
関連分野
●環境工学
キーワード
主な卒業 ●液体電極プラズマ発光を用いる環境中有害元素の分析
研究テーマ ●植物を用いるレアメタルの回収技術の開発
修士論文 ◆環境浄化植物における重金属蓄積機構の解明
主な就職先
3-7
●旭化成テクノプラス
●荏原実業
小林 大祐 准教授 博士(工学)
所属学生:7名
フラスコから実用スケールを目指す化学
実験室でフラスコを使って行ってい
る研究をそのまま実用化することは
難しいです。本研究室では、水素エ
ネルギーに関する研究や超音波を用
いた材料合成を実用化させるための
研究を行っています。
キーワード
●反応工学
●超音波化学
関連分野
主な卒業 ●有機ハイドライドの脱水素反応
研究テーマ ●超音波を用いた有機物分解
修士論文 ●超音波を用いた微粒子合成
主な就職先
●菱電商事
主な就職先
東京
反応工学研究室
●有機合成
●ナノマテリアル
関連分野
●光工学
主な卒業 ●共役系化合物の合成とケミカルセンサへの応用
研究テーマ ●機能性デンドリマーの合成と分子認識
修士論文 ◆クリックケミストリーを用いた低環境負荷型有機化合物の創出とAIE特性
●藤森工業
●ミドリ安全
●キッコーマンソイフーズ
工学部 応用化学科
3
化 学 ・応 用 化 学 分 野
3-3
3-8
●山下ゴム
●フコク
●トーモク
●日本ドライケミカル
●伯東
工学部 応用化学科
高分子材料デザイン研究室
宮坂 誠 准教授 博士
(工学)
東京
所属学生:14名
スマートなプラスチックをデザイン・創製
研究の対象は高分子。実際の高分子
の正体は、長いひも状の分子で、プ
ラスチック製品になるものと同じ構
造をしています。長いひも状の高分
子では実現困難な機能発現を、環や
らせんといった特異な形と、外部刺激
(光、熱、pHなど)に応答する部位
を組みいれた高分子によって目指し
ています。
●環境工学
キーワード
●高分子合成
●機能性分子
関連分野
●環境工学
主な卒業 ●らせん型高分子の構築と物性評価
研究テーマ ●環状化合物を基盤とする新規キラルポリマーの構築
修士論文 ◆外部刺激応答高分子の合成とその物性変化
主な就職先
●凸版印刷
●富士電機
●ニチアス
●荏原製作所
●日本ケミコン
25
化 学 ・応 用 化 学 分 野
3
3-9
理工学部 理学系
埼玉
電気化学研究室
向山 義治 准教授 博士(理学)
所属学生:10名
工学部 応用化学科
電気化学エネルギー研究室
藪内 直明 准教授 博士
(工学)
電気を蓄える新しい材料を創り出す
硫酸などの強酸を用いて水を電気分
解すると、電気分解の電圧が振動す
ることを発見しました。水素発生反
応は重要な反応であるので、電圧が
振動する理由を研究しています。ま
た、酸素還元の中間体である過酸化
水素の還元反応の研究もしています。
リチウムイオン電池はスマートフォン
や電気自動車に用いられる蓄電池で
す。リチウムイオン電池の高性能化
を目指して新しい材料を探索してい
ます。またリチウムではなく資源が
豊富なナトリウムや鉄といった元素を
用いる新しい蓄電池の研究も行って
います。
●非線形電気化学反応
●電極触媒
関連分野
●環境工学
キーワード
主な卒業 ●水の電気分解による水素発生反応の研究
研究テーマ ●白金電極上におけるメタノールの酸化反応の研究
修士論文 ◆白金電極上における過酸化水素の還元反応の研究
主な就職先
3-11
●八千代工業
●埼玉県高校教員
●理研計器
●シグマ光機
理工学部 理学系
主な就職先
埼玉
山室 憲子 准教授 博士(理学)
所属学生:4名
ソフトマテリアルの構造と運動状態の研究
●ソフトマテリアル
●構造
関連分野
3-13
●エス・アイ・イー
●カストマシステム
●物理学・応用物理学
理工学部 理学系
埼玉
類家 正稔 准教授 博士
(理学)
所属学生:7名
埼玉
所属学生:2名
●ナノスペース
●アルコール
関連分野
●物理学・応用物理学
主な卒業 ●多孔性炭素材料による有機蒸気の吸着
研究テーマ ●GCMCシミュレーションによる炭素細孔へのアルコール吸着に関する研究
修士論文 ◆GCMCシミュレーションによる炭素細孔内の有機分子の吸着状態に関する検討
主な就職先
理工学部 理学系
宮里 裕二 助教 博士(理学)
●フルヤ金属
界面化学研究室
キーワード
●SCホールディングス
●埼玉県高校教員
錯体化学研究室
3-12
●曙ブレーキ
●大学院進学
水やアルコールをとても小さな空間
(分子の大きさの数倍程度)に閉じこ
めた場合、これが我々のよく知って
いる水やアルコールの性質を示すの
だろうか? という疑問に答えを与え
るべく、実験と計算機シミュレーショ
ンで研究しています。
主な卒業 ●中性子準弾性散乱法によるグリシンベタイン水溶液のダイナミクスの研究
研究テーマ ●体積・熱容量同時測定型断熱熱量計の改良
修士論文
主な就職先
●環境工学
自然現象を物理化学の目で
液晶、両親媒性分子、ゲル、生体物
質などの柔らかい物質をソフトマテリ
アルと言います。ソフトマテリアルは
敏感な物質で、ちょっとした環境の
変化により驚くほど大きく構造や運
動状態が変化します。その変化の詳
細を、実験によって明らかにします。
キーワード
関連分野
主な卒業 ●Li-Mn-Ti系新規酸化物正極材料の研究
研究テーマ ●非平衡状態を利用した新規酸化物の合成
修士論文 ◆酸化物イオンの固相酸化還元反応を利用した新規電極材料
●東京石油興業
構造化学研究室
●エネルギー
●蓄電池
3-14
●ケニス
●長野県中学教員
●日本伸管
●埼玉県高校教員
理工学部 理学系
埼玉
計算化学研究室
山田 祐理 助教 博士
(工学)
所属学生:5名
メリハリをつけて楽しみながら頑張る
コンピュータによるミクロとマクロの橋渡し
植物の光合成反応で行われている、
水を酸素分子に変換する反応は学術
的な観点だけでなく、エネルギー問
題解決の観点からも現在非常に注目
されています。我々は、光合成タン
パクと同じ機能を持つ分子を人工的
に作り上げることを目指しています。
物質のマクロな性質も、突き詰めれ
ば分子・原子のミクロな挙動から成
り立っています。本研究室ではコン
ピュータによるシミュレーションを用
い、ミクロな挙動の計算・解析をマ
クロな性質に投影させることに取り
組んでいます。
キーワード
●金属錯体
●反応触媒
関連分野
●化学・応用化学
主な卒業 ●水の4電子酸化反応を触媒する二核ルテニウム錯体の開発
研究テーマ ●ピロリン酸イオンで連結された新規二核金属錯体の合成開発
修士論文
主な就職先
●坂本工業
●オーシカ
●クレハ合繊
東京
所属学生:14名
水の電気分解における電圧の振動の発見
キーワード
26
3-10
キーワード
●分子シミュレーション
●分子動力学法
関連分野
●物理学・応用物理学
主な卒業 ●分子動力学法によるレナード・ジョーンズ分子系の相平衡
研究テーマ ●Mathematicaによる分子動力学
修士論文
(新規着任)
主な就職先 実績なし
Fly UP