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3.マルチ利用による雑草抑制

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3.マルチ利用による雑草抑制
3.マルチ利用による雑草抑制
1)技術の特徴
遮光性の 高いビニ ールマ ルチを被 覆すれば 、光が遮 断され、 雑草の生 育が抑制され
る ため、除 草作業の 軽減や 除草剤の 節減がで きる。ま た、シル バーマル チやミラーマ
ル チはアブ ラムシや アザミ ウマの忌 避効果が 高く、農 薬の散布 回数が少 なくなととも
に反射性の高いミラーマルチ等は光の反射により、果実の品質向上につながる。
施設栽培 では保温 効果が あり作物 の生育、 収量が向 上するる とともに 、土壌水分を
有効に利用することができる。
一方、露 地栽培で はマル チを行う ことによ り肥料養 分の溶脱 を防止さ れ、肥料分を
作 物が効率 よく利用 するこ とができ 、肥料養 分の溶脱 による環 境汚染を 軽減できる。
ま た、黒マ ルチ等は 、抑草 効果が高 く除草剤 の使用が 削減でき 、除草作 業の省力化と
除草剤の使用が削減できる。
2)技術の具体的方法
(1)マル チの目的 は地温の 調節、肥 料養分の 溶脱防 止、土壌 水分の蒸 散抑制、病虫害回
避、 腐敗防止 、果実等 の汚染防 止、土壌 の侵食 防止、雑 草効果等 多面的であり、そ
れぞれの目的に応じて適当な資材を選定する。
(2)透明 マルチは 地温上昇 による生 育促進、 黒色マ ルチは抑 草効果、 グリーンマルチは
地温 上昇によ る生育促 進と抑草 効果、シ ルバー マルチと ミラーマ ルチは地温低下効
果と害虫回避効果等である。
3)技術または導入上の留意点
(1)目的にあったマルチ資材を選択する。
(2)風に よるばた つきや破 れが起こ り易く、 それが 作物の生 産を低下 させることがある
ので、施用時には充分密着・鎮圧しておく必要がある。
(3)使用後のマルチ資材は適切に処理する。
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