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「鳥取流・エシカル消費」について
資料4-13 平井委員提出 「鳥取流・エシカル消費」について 鳥取県知事 平井 伸治 平成27年5月20日 1 「エシカル消費」に関連する鳥取県の施策 全国に誇る大いなる自然の恵みとぬくもりの絆確かな鳥取県らしく、 これまで、「環境に配慮したグリーン商品」や「障がい者就労施 設で作る産品」の購入促進等、倫理的観点を踏まえた様々な消費 促進策を推進してきた。 グリーン商品の購入促進 ○ 循環資源の適正な利用の促進、環境産業の育成、環境への負荷の少ない循環型社会の 形成に寄与するため、平成15年度から「鳥取県グリーン商品認定制度」 を開始。 認定基準等 ・認定数:69事業者 652商品(H27年5月7日現在) ・認定品目:コンクリートがらや廃プラスチックを使用した道路・建築資材、杉間伐材や梨剪定材を使った文房具等 ・主な認定基準:生活環境保全のために必要な措置が講じられている県内事業所で製造又は加工されること。 一般・産業廃棄物を原材料としていないこと。 JIS、JAS、エコマーク商品認定基準、県土木工事共通仕様書等のうちいずれかに適合していること。 原材料として利用する循環資源の県内調達率が、次の率以上であること。 間伐材・木くず:70%、 がれき類・動植物性残さ60%、 樹皮50%、 ガラスくず40% 等 品目ごとに次の率の循環資源を原材料として利用していること。 例) トイレットペーパー、ティッシュ等衛生用紙:概ね100% 食品容器、玩具等等プラスティック再生品:概ね40%以上 等 2 「エシカル消費」に関連する鳥取県の施策 障がい者就労施設で作る産品の購入促進 物品等の障がい者就労施設の優先調達 ○ 障がい者就労施設等で働く障がい者の経済 的自立及び就労機会確保のため、全国に先駆 けて障がい者就労施設への発注に取り組んでおり、毎年調達目標と実績を公表。 H26実績額:40,068千円、H27目標額:23,349千円 県庁舎における障がい者就労施設による食堂事業等 ○県庁舎では、障がい者就労施設のパン、野菜、果物、手芸品などの生産品を販売。 手作りの暖かさが評判となり土産用としても活用。 ○ 平成25年度から全国でも先駆的に県庁舎において障がい者就労施設が食堂を運営。 ・毎月延べ1,200人以上の職員及び県民が利用。スタッフである障がい者によるミニコンサートや アート作品を展示するなど地域とつながりながら障がい者理解へとつなげている。 CO2削減を進めるための取組:カーボン・オフセット・森林J-クレジット 森林J-クレジットの促進 ○森林によるCO2吸収を活用したカーボン・オフセットを推進するため、モデル的に県有林で J-VER(環境省)に取り組み、平成22年4月28日に都道府県では高知県と並んで全国初のJ -VER認証運営委員会の認証を受けた。 3 「エシカル消費」に関連する鳥取県の施策 県内企業のカーボン・オフセット促進 ○県内での森林J-クレジット認証取得を支援しており、現在、県、市町村、林業事業体など9 のプロジェクトが登録。また、県内の森林J-クレジットを購入 した企業等を、森を守る優良企 業等として認定。 認定企業等: 9者(H27年3月末現在) CO2削減を進めるための取組:とっとり共生の森事業 とっとり共生の森事業 ○企業と県と市町村の三者が森林保全・管理協定を締結し、地域が連携して、企業や団体等 が行うCO2を吸収する森林保全に向けた環境貢献活動等を支援。 参画企業17社、協定面積370.7ha(H26年10月現在 ) 県産材の活用 木造住宅建設の促進 ○ 子育て世帯支援等時代の要請に応じたメニューを整えながら、県産材を活用した住宅の新 築・改修に助成。 とっとり住まいる支援事業交付実績(新築):H25 493件 H26 577件 4 「エシカル消費」に関連する鳥取県の施策 保育所等の子育て施設にける内装の木質化促進 ○ 県産材を活用した木育及び子育て環境充実のため、非木造の幼稚園等を対象に、県産材 を使用した内装等の木質化に要する工事費を補助。 子育て施設木づかい推進事業:H26年度2月補正予算額:80,000千円 40施設分 地産地消:食のみやこ鳥取の推進 食のみやこ鳥取県 ○恵まれた自然が育む豊かな食材を活用した「食のみやこ鳥取県」を、平成19年度に打ち上 げ、県産品を県内外へ発信。 推進サ ポーター:1,261事業者 三ツ星サポーター:20事業者 ふるさと認証食品:125社494商品 (いずれもH27年3月現在) 学校給食の県産食材使用 ○県内の公立学校における給食の県産食材使用率は、平成26年度は73%と高く、毎年 増加傾向にあり、全国トップレベル。 5 「エシカル消費」に関連する鳥取県の施策 オーガニック(有機・特別栽培農産物)の生産振興 有機・特別栽培農産物の生産振興 ○農薬や化学肥料を削減して生産された農作物を「鳥取県特別栽培農産物」として認証する 制度を平成13年度から開始。 ○平成16年1月には、県が自ら有機JAS登録認定機関となり、有機農産物、有機加工食品、 地鶏肉の認定業務に取り組んでいる。 JAS登録認定機関:全国で鳥取県、石川県、福井県の3県 認定実績:有機農産物47ha、特別栽培農産物1,309ha(H27年3月現在) 6 強みを活かした地方創生で鳥取の元気づくり 鳥取県の先行的取組 子育て王国鳥取県 中⼭間地域保育料無償化/ 森のようちえんへの支援 等 中山間地域振興 中⼭間集落⾒守り 活動の支援 等 中小企業振興,企業誘致 県版経営⾰新制度 商圏拡大・需要獲得支援 等 合計特殊出生率 1.62まで回復! IJU2千人プロジェクト 移住相談会/お試し住宅・ 空き家改修支援 等 男⼥共同参画推進 ⼥性登⽤/⼥性の就業・ 起業支援 等 有効求人倍率1.08 まで回復! (H27.3月) 4年間で3000人を 超す見込み! 農林⽔産業振興 新規就業支援/ 担い手育成 等 県内企業の海外展開支援 北東アジアとの物流ルート 東南アジアビューローの開設 等 「鳥取元気プロジェクト チャレンジ70」で鳥取を元気に! 「人を元気に」「産業を元気に」「まちを元気に」 そして、「改革と絆で元気に」 7 鳥取流・エシカルの発展 鳥取の元気づくりに県民とともに取り組んでいく中で、これまでの「エシカル消 費」促進の取組をさらに発展させ、鳥取県独自の普及を進めていく。 安 心 安 全 で 健 康 な 生 活 の 実 現 持続可能な地球環境の創生 地元生産品 グリーン購入 オーガニック製品 リサイクル商品 エコ製品 障がい者施設生産品 豊 か な 田 舎 暮 ら し 地元工芸品 地元生産品の応援消費で地元愛の深化 8