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始まる農政の大転換【データ187KB

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始まる農政の大転換【データ187KB
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平成22年度の人事異動に伴い、農業改良普及課も
しています。
だいぶ顔ぶれが変わりましたが、今年度も農業の担
農業・農村の6次産業化による農山漁村の再生で
い手育成、農業経営の確立と産地育成を普及活動の
は、地域の特性を活かした農林水産物の生産及び加
柱として展開していきたいと思います。
工による付加価値創出とそれらの流通に係る事業を
今、国においては新たな「食料・農業・農村基本
融合させることで、総合的かつ一体的な産業化を進
計画」が策定され、農業政策の大きな転換が始まろ
め、雇用と所得を確保し、農村の活性化を図るとし
うとしています。今回の「食料・農業・農村基本計
ています。農業者が主体となって農産物の加工、流
画」では、1.個別所得補償制度の導入、2.品質、
通に止まらず、景観や自然環境、文化等地域の資源
安全・安心といった消費者ニーズに適った生産体制
を丸ごと活用した産業の創出等が期待されています。
への転換、3.6次産業化による活力ある農山漁村
新たな農政の展開により、新しい制度や事業の創
の再生、により農業・農村を再生し、食料自給率50
出が予測されており、当課もこの変化を見据えなが
%の達成を目指すとしています。
ら、関係機関や市町村、農家の皆様と一緒になって、
個別所得補償制度は、米・麦・大豆等の土地利用
この北部地域の農業・農村振興に邁進する所存です。
型作物を対象に所得を補償するもので、さとうきび
また、4月に宮崎県で発生した口蹄疫が一向に収
経営安定対策等品目毎に実施されている経営安定対
まる気配がなく、畜産農家だけでなく全ての農家に
策との関係を検証し、簡素で分かり易い政策体系に
とって気がかりな状況が続いていますが、この普及
整理するとしています。
だよりが発行される頃には、防疫対策や県内への侵
消費者ニーズに適った生産体制への転換では、安
入防止対策が効を奏して口蹄疫が終息し、安心して
全な食料を安定供給し、国民が安心を実感できる食
農業経営ができるよう、普及としての役割を担って
生活を実現するため、各種生産資材の適正使用や、
いきたいと思います。今年度も宜しくお願いいたし
農業生産工程管理(GAP)等の導入を推進すると
ます。
(課長:小橋川共志)
北部農林水産振興センター
農業改良普及課体制
(平成22年度)
課長
小橋川 共志
普及企画班
班長 普久嶺佳代子
地 域 調 整 普久嶺佳代子
農 業 経 営 諸喜田 吉輝 野原 正司
担 い 手 育 成 川上光男 当真 央 儀間 宏美(久米 陽子)
集 落 営 農 下城 崇生
地域特産振興班
班長 喜友名房江
特 産 物 喜友名 房江 山城 政美
作 物 崎間 浩 新里 亜希子 後藤 健志
畜 産 知念 雅昭 金城 孝
園芸技術普及班
班長 伊波重則
野 菜 神里
花 卉 東江
果 樹 伊波
井上
春樹 吉平 美雪 土屋 泰三
広明 河村 太 富山あずさ
重則 金城 秀安
裕嗣 佐藤 恒啓
伊 江 村 駐 在 儀武 香代子
伊是名村駐在 玉木 力
伊平屋村駐在 大城 和久
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平成22年4月、宮崎県において口蹄疫が発生しま
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した。その侵入防止のための広報(県家畜保健衛生
本県には口蹄疫は侵入していませんが(H22.6.7
所、農林水産省、沖縄県畜産課)等から得た情報を
現在)、侵入防止を徹底するためには以下のことが
提供します。
重要です。
①靴底消毒の徹底!
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②飼養する家畜の健康観察は毎日丁寧に!
牛、豚、山羊、水牛、いのしし等(偶蹄類)の法
③関係者以外は農場への立入を制限!
定伝染病で、口蹄疫ウイルスが感染することで、約
④農場へ出入りする車や持込器具等は必ず消毒!
40℃の発熱、食欲減退、多量のよだれ、口・蹄・乳
⑤異変に気付いたら、すぐに獣医師または最寄の
頭等に水ぶくれができ、足を引きずる等の症状が見
家畜保健衛生所に連絡しましょう!
られます。治療法はなく、発生した場合は家畜伝染
その他、農場入口を1ヵ所に限定し、畜舎周囲へ
病予防法に基づき、まん延防止のため家畜所有者に
の消石灰散布等の対策も重要です。
よる“と殺”が義務付けられています。
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【安価で消毒効果のある消石灰乳剤の作り方】
水10 に消石灰を0.1∼1kg溶かした消石灰乳剤を
使用し、1週間を目安に交換しましょう。
《資料提供:北部家畜保健衛生所》
症例1(牛の口内の水ぶくれ・○内)
水10 に0.1kg溶かすと1%溶液
1kg溶かすと10%溶液
症例2(豚の鼻の水ぶくれ・○内)
(写真提供:宮崎県)
靴に付着したふんを必ず落としてから消毒して下さい。
(担当:知念)
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∼ミカンサビダニの防除をしよう∼
本県のカンキツ類の外観を阻害している大きな要因は、サビダニによる被害です。サビダニに汚染さ
れると、果皮が茶褐色になって(いわゆるサーターアンダギー果)、食べると苦味も感じ、売り物にな
りません。
本県に棲息し、カンキツに被害を与えるサビダニは、ミカンサビダニとリュウキュウミカンサビダニ
の2種が知られています。ミカンサビダニの体色は、橙黄色∼中間色、リュウキュウミカンサビダニの
体色は、乳白色を呈していることから、実態顕微鏡(70倍程度)で判別できます。
鹿児島県の研究によると、県下でリュウキュウミカンサビダニが確認されており、特に奄美地域で多
く発生しているようです。本県でも、リュウキュウミカンサビダニと思われるものが大部分を占めてい
ることから、優占種になっていると思われます。
数年前から、防除暦に準じてサビダニ用の薬剤を散布しても、果皮の汚れが改善されないことが生産
現場から報告されています。
本県及び農業団体から出されている病害虫防除暦のサビダニ防除薬剤のうち、バロックフロアブル、
カネマイトフロアブル、コロマイト水和剤、ジマンダイセン水和剤、マシン油乳剤は、リュウキュウミ
カンサビダニに対して殺虫効果が低いことがわかっています。
北部農業改良普及課の調査の結果、防除薬剤は、表1の4剤の効果が高いので、同一薬剤を連続散布
しない組合せで使用してみて下さい。
防除時期は、4月上旬∼中旬、5月上旬∼6月中旬、7月中旬∼8月下旬、9月上旬∼10月下旬、補
完防除が10月∼11月です。
写真1 ミカンサビダニの被害果実
写真2 健全果実
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(担当:金城秀安)
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農業改良普及課では今年も7月に「土壌検診週間」を設け、土壌のpH・EC・リン
酸・カリ・カルシウム・マグネシウム・腐植の7項目を診断します。
土壌検診は、人間で言うところの健康診断です。
「 自分のところの土は上等!」…
その通りかもしれませんが、健康を過信してはいけないのと同じで、もしかしたら
あなたの畑はいつの間にか作物にとって「いごこちのわるい土壌」になってしまっ
ているのかもしれませんよ(「pHが低すぎる」
「 カリ過剰」
「 マグが足りない」等々)。
あなたの作物に一番良い土を与えるために、その一助として土壌検診をおすすめ
します。
検診を希望される方は、農業改良普及課又は最寄りのJA・市町村までお問い合
わせ下さい!
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(担当:東江)
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概ね就農5年未満の農業者を対象とした新規就農講座を今年も開講します。
基礎講座は、農業全般に共通する基礎的な内容として、「土壌肥料の基礎」、
「病害虫の基礎」、「経営計画の作成」、「視察研修」、「農業経営者の講演
会」などを予定しています。また、専門講座は、受講者の経営品目に合わせて
た栽培講習会と現地視察を計画しています。経営管理講座については、パソコ
ンを使った簿記記帳を毎月実施する予定です。各市町村などを通じて受講者を
募集しますので、意欲にあふれた農業者の参加をお待ちしております。
(担当:川上、当真)
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「山原女性農業者の会」は結成して4年目になります。現在、会員数は65人
で、4つの研究部会で活動しています。農業の基礎である経営管理について学
ぶ「農業経営研究部会」と安心、安全な島野菜の生産技術を学ぶ「やんばるむ
ん研究部会」、特産品づ くりについて学ぶ「加工研究部会」、農業体験、農家
民宿等について学ぶ「グリーンツーリズム研究部会」があります。ホームペー
ジも開設しており「やんばるむん」で検索できます。農業で頑張っている新規
会員を募っています。夢を持って生き生き輝いている仲間が待っています。農
村女性で関心のある方はぜひ、下記に連絡下さい。
山原女性農業者の会会長 喜友名 慶 子 ᾣᾔᾛᾉ0980-44-2170
(担当:喜友名房江)
【転入】( )内は前勤務地
【転出】( )内は異動先勤務地
伊 波 重 則 (八重山農林水産振興センター) 上 間 美佐子 (農業大学校)
喜友名 房 江 (中部農業改良普及センター)
中 村 邦 子 (南部農業改良普及センター)
川 上 光 男 (農業研究センター石垣支所)
澤 岻 久美子 (農業大学校)
下 城 崇 生 (園芸振興課)
高 橋 健 (農業研究センター名護支所)
佐 藤 恒 啓 (農業研究センター)
小 山 裕美子 (科学技術振興課)
金 城 孝 (家畜改良センター)
喜 納 ゆかり (八重山農林水産振興センター)
野 原 正 司 (南部農業改良普及センター)
福 里 永 子 (退職)
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