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조용기목사님 설교
日時： 2010年 7月11日 主日礼拝 説教 題名： 私を治める力 説教： チョー・ヨンギ牧師 御言葉： コロサイ人への手紙 3章 1～11節 「こういうわけで、もしあなたがたが、キリストとともによみがえらされたのなら、 上にあるものを求めなさい。そこにはキリストが、神の右に座を占めておられます。 あなたがたは、地上のものを思わず、天にあるものを思いなさい。あなたがたはすで に死んでおり、あなたがたのいのちは、キリストとともに、神のうちに隠されてある からです。私たちのいのちであるキリストが現れると、そのときあなたがたも、キリ ストとともに、栄光のうちに現れます。ですから、地上のからだの諸部分、すなわち、 不品行、汚れ、情欲、悪い欲、そしてむさぼりを殺してしまいなさい。このむさぼり が、そのまま偶像礼拝なのです。このようなことのために、神の怒りが下るのです。 あなたがたも、以前、そのようなものの中に生きていたときは、そのような歩み方を していました。しかし今は、あなたがたも、すべてこれらのこと、すなわち、怒り、 憤り、悪意、そしり、あなたがたの口から出る恥ずべきことばを、捨ててしまいなさ い。互いに偽りを言ってはいけません。あなたがたは、古い人をその行いといっしょ に脱ぎ捨てて、新しい人を着たのです。新しい人は、造り主のかたちに似せられてま すます新しくされ、真の知識に至るのです。そこには、ギリシヤ人とユダヤ人、割礼 の有無、未開人、スクテヤ人、奴隷と自由人というような区別はありません。キリス トがすべてであり、すべてのうちにおられるのです。」 私たちの教会は多くの社会事業をしています。エリム福祉会もその中の事業なので す。神様が私たちの教会を通して臆することなく愛を全世界に分かち合えるようにし てくださったことを感謝します。愛と幸せが私たちを通して分かち合われるのです。 したがって神様は、与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよ くして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでし ょう。と語られたので、皆さんに愛と幸せをくださいます。隣にいる方々に愛と幸せ を得てください。と挨拶してください。もう一度おっしゃってください。主がこの場 におられます。ハレルヤ～！ ＜序論＞ 今日、私は皆さんと共に『私を治める力』という題名をもって御言葉を分かち合お うと思います。 幼い頃、田舎に行けば誰かがあえてそのように植えたわけでもないのに、自然と松 ばかりが植わっている所があるかと思えば、ドングリの木だけが植わっている所があ -1- り、栗の木だけが植わっている所があり、そのように同じ木々が固まって植わってい ます。塊になって同じ木々が集まって植わっています。不思議なことです。鳥も見れ ば同じ種類同士で集まっています。カラスはカラス同士、カササギはカササギ同士、 スズメはスズメ同士で集まっています。獣の群れも群がって生活し、虫も同じ種類同 士で集まっています。人々も同じ人種が集まって生活しています。 アメリカの世界人口時計(U.S. & World Population Clocks)によれば2010年6月現在 の世界人口が約68億 5千万人になるといいます。世界では様々な人種と民族に分かれ ています。一般的に人種はヨーロッパ、アジア、アフリカ、マレー、オーストラリア 人など5代人種に区分されます。これは主に生活している地域を中心として遺伝的な身 体の特長によって分けたものです。国連の報告によれば、現在の地球には同じ人種と いっても、言語と習慣などが似ている人同士を区分して、1万種余りの種族が互いに群 れを成して生活しています。このように動物も植物も言葉を話せなくても、人間も人 種と種族によって似た者同士が集まって生活しています。自分自身とはまったく違う 人とは生活しません。 ＜本論＞ 1. 私の周りの環境 したがって第一に、私たちが悟らなければならないことは、自分の周りの環境は、 自分と趣味が似た者同士が集まって友達となり、隣人になって生活しているのです。 私と全く違う人は一緒に生活することができません。新聞を見れば政治もハンナラ党 はハンナラ党同士が集まり、民主党は民主党同志が集まって、互いに仲間同士で集ま るではありませんか。趣味が同じ人同士、思想が同じ人同士で集まります。類従して 同じ群れが一緒に集まって一緒に生活します。ところで知らなければならないことは、 自分の願いと考えが環境を作り出すということです。これは心の中で願いと考えが群 れをなしています。そしてその心の中にある願いと考えが、私たちの環境に現れて、 私たちの環境を作り出します。 コロサイ3章1節から3節に「こういうわけで、もしあなたがたが、キリストとともに よみがえらされたのなら、上にあるものを求めなさい。そこにはキリストが、神の右 に座を占めておられます。あなたがたは、地上のものを思わず、天にあるものを思い なさい。あなたがたはすでに死んでおり、あなたがたのいのちは、キリストとともに、 神のうちに隠されてあるからです。」 私たちがキリストの信仰によって神様の内に隠されていることを考えなさい。地上 のものを思わず、天にあるものを思いなさい。私たちが天にあるものを考えれば、そ れが外にある自分自身の生活に現れるのです。まず自分の心の中の考えに群れとなさ れていたことが、体の外において現実化されるのです。自分の心の中で常に考えてい たそのことが、自分の環境の中に起きるのです。自分の考えの中に全くなかったこと -2- は環境に起きません。 ルカの福音書6章45節に「良い人は、その心の良い倉から良い物を出し、悪い人は、 悪い倉から悪い物を出します。なぜなら人の口は、心に満ちているものを話すからで す。」 ああ、あの人はいつも悪いことをするのか。どん底に陥るのか。まず心の中に悪が あるので、その悪が群がってその生活の中に現れるのです。ああ、あの人はいつも良 いことが周りに起きて、良い人々が周りに集まる。どうしてそうなのでしょうか。そ の心の中にある良いことが外に出てきたのです。 ローマ8章5節から6節に「肉に従う者は肉的なことをもっぱら考えますが、御霊に従 う者は御霊に属することをひたすら考えます。肉の思いは死であり、御霊による思い は、いのちと平安です。」 聖霊の考えをする人には霊的な御業が起きて、肉のことを考える人には肉のことが 現れるのですが、霊的なことは起きません。いつも冷たいビールを一杯飲まなければ ならないという人に聖霊の満たしは臨みません。その人にはビールがくるのであって、 聖霊は来ません。全く考えていないなかったことは関係がありません。考えが自分自 身の群れになるのです。 外国では年末になれば親しい人同士で集まって忘年会をする時、彼らは翌年への願 い事を紙に書きます。紙に書いて封筒に入れて封緘し、そしてその翌年の年末に皆が また集まる時、それを開封してみます。翌年の12月31日に開封して一年間、願ってい たことがどのくらい成就したのかをみます。ある人は「もっと幸せになりたい」と書 きましたが、封筒を開けて見るとそのように書いてあったのですが、本当にその言葉 通りに更に幸せな一年を過ごしました。ある人は「新しい家に引越ししたい」と書き ましたが、本当に新しい家に引越ししたのです。ところがある封筒の持ち主が出席し ませんでした。開封して見ると、そこには次のようなことが書かれていました。「来 年は私にとって非常に重要な年だ。なぜならば、私の先祖のほとんどが60歳になる前 に死んだ。来年私は60歳になる。私もやはり年を越すことができないかもしれな い。」するとその年に死んで、出席することができなかったのです。夢が私たちの人 生を左右させるのです。自分の願いと考えが環境を更に良くもしたり、更に悪くもし たりするのです。非常に心の中の考えと願いが重要です。考えと願いがまずあり、そ の次にそれが群がって自分自身の環境の中に現れるのです。したがって自分自身に起 きる環境は、まず自分自身が心の中と考えにおいて作っておいたものが、自分の環境 の中に現れるのです。考えていなかったことは現れません。自分の心の中にいっぱい に満ちているものが外に出てくるのです。肯定的な考えで肯定的なことを語るのか、 否定的な考えで否定的な話をするのかという小さな差が、私たちの人生を180度全く違 うものにしてしまいます。肯定的な考えで肯定的に語る人は、環境においても肯定的 な環境が訪れるのです。否定的な考えをして否定的なことを語る人は、否定的なこと -3- が群がって現れるのです。群れの法則です。全て私たちの周りに起きることは、群れ の法則の影響を受けます。自分の考えが、その群れの法則に従って同じ環境に引っ張 っていくのです。自分の願いと夢が、その願いと夢の通りに環境を引っ張って作るの です。 世界で最も大きな保険会社の中の一つを設立したクレメント・ストーン(W. Clement Stone)氏は、幼い頃、家庭環境が非常に苦しかったのです。彼は幼い頃から苦しい家 庭を背負っていかなければなりませんでしたが、いつも肯定的に語りました。「私は 元気だ。私は幸せだ。私は裕福だ。」一度つづけておっしゃってください。私は元気 だ。私は幸せだ。私は裕福だ。実際に彼は健康で一生懸命仕事をして、社会的に成功 して裕福であり、幸せな人生を送りました。心の中で考えていたことが環境に現れた のです。 世界的なホテル事業家のコンラッド・ヒルトン(Conrad Hilton)は、常に自分が所有 することになるホテルを頭の中で描いたと言います。立っていても座っていても、将 来自分が所有するホテルを頭の中に描きました。そしてついに絶えず想像して夢見て いたそのホテルのオーナーとなりました。 フランスの哲学者デカルト(Rene Descartes)はこのように言いました。「あなたの 人生はあなたが考えて描いたその通りになる。」ですから考えて心の中に描くという ことは、まさに自分の環境を注文することになるのです。自分の願いと考えが環境を 作り、自分が考えたことが体の外の現実においてなるのです。まず目に見えないこと が、目に見えるように現れたのです。 最近刊行された『夢・希望・未来』には、貧困を克服してアメリカンドリームを成 し遂げ「アジアのビル・ゲイツ」と呼ばれるスティーブ・キム、キム・ユンジョン氏 の成功の話しが書かれています。彼は朝鮮戦争直後に貧しい家で生まれましたが、幼 い頃から希望を持ち続け、夢を育んで成長しました。そして1976年「貧困から抜け出 したい」という一念で、僅かなお金２千ドル、240万ウオンを持ってアメリカに渡りま した。最初は掃除をし、ガレージの警備員などをしてたくさん苦労しました。しかし 彼は夢を叶えたいという熱い思いで、夜間の大学院に通い、3年後にアメリカの大企業 に入社しました。その後、彼は更なるチャレンジ精神で、中小企業のセールスマンを 自らして、会社を大きくするための功績を上げました。しかし彼の夢と希望はそこに 留まらず、友達の家のガレージを借りて、コンピューター・ネットワークの部品業者 を創業しました。始めはみすぼらしい状態でしたが、一年余り後には製品を開発して、 NASAの注文を受注し始め会社は急速に成長しました。おして二番目の企業を創業して、 三年目には職員が1千500人、60ヶ所余りの海外支社を持つ名実共にグローバル企業と して成長させ、成功神話の主人公となりました。彼はこのように言っています。「成 功はお金と権力から生まれるのではない。成功は、夢と希望と未来がある時、自分の 所に訪れる。」手ぶらで乞食の状態でアメリカに渡りました。しかし人々の目には見 -4- えませんが、その心の中には夢と希望と未来が友となっていました。夢と未来と希望 がそれと合わさって環境を作ったのです。自分の品性に合う同じ人を作って生活しよ う。自分の心の中にある夢と希望と未来がそのように言います。自分たちの心の中に あう環境を作ろう。そして運命的にそのような環境が作られるように、神様が造られ るのです。彼は韓国を離れて20年目にアジア最高の億万長者となって韓国に戻ってき ました。そして今は、韓国と北朝鮮、第三国のために年間20億ウオンを支援する慈善 事業を通して分かち合いを実践しています。現在彼は、彼が設立した『夢・希望・未 来の財団』を通して、その間自分自身が成した成功を惜しみなく分かち合っています。 幼い頃、貧しさから抜け出して成功したいという希望と夢を持って韓国を離れた彼は、 いつも自分自身の夢を眺めて絶えず情熱をもって歩みました。そしてついに彼は自分 自身が考えて夢見て願ったとおり富豪となって、今は苦しんでいる人々に分かち合い、 施す夢と希望を撒く仕事をしています。近頃コマーシャルを聞いてみると「願い通り に」という言葉がコマーシャルでたくさん出てきます。結局、自分自身の心の中の願 いと思いの通りに、自分自身が人生の環境を作り出すことができるということです。 皆さん、本当に不思議な友を率いて生活しています。心の中に夢と希望、未来を心 の中に皆さん持っています。皆さんの友です。この友が皆さんの心の中にだけあるの ではありません。この友が皆さんと共に、その夢と希望と未来の環境において、皆さ んの人生を作り出すのです。幼い頃は特にそのことが分かりませんでしたが、年をと ってみると、立っても座っても私が一人でいるという考えを持ちません。自分の心の 中に必ず数人が一緒にいます。不思議なことです。その数人が絶えず私の心の中で話 しをしています。相談しています。そして話しをして相談をした結果が祈りを通して なされるのです。その数人が誰かというならば、父なる神様とイエス様と聖霊様です。 私一人でいるのではないのです。全てのことにおいて御父と御子と聖霊の三位一体の 神様が心の中におられて話しをして相談をしておられます。御父と御子と聖霊が私と 共に相談して、意見が一致されることは必ず成就します。長い歳月の間、私は心の中 において神様が、あなたの教会が世界最大の教会となる。全世界に宣教師を派遣して、 社会事業をたくさんする教会となる。心の中でひっきりなしにそのように話しをしま す。そして私も後にはそうだ、そうだ。世界最大の教会になることよって、宣教師を 全世界に派遣し、社会事業をたくさんするだろう。ですから心の中にいっぱいになっ ているものが外に出て来るので成就しました。つづけておっしゃってください。今、w 私の心の中にいっぱいになっていることが外において成就する。 2. 教育が環境を作る 二番目に、また考えてみたいことは、教育が目に見える環境を作ります。 私たちに教育をさせれば、その教育が環境を作り出します。信じない思想と教育は 大きな不幸をもたらします。 -5- 詩篇14篇1節に「愚か者は心の中で、『神はいない』と言っている。彼らは腐ってお り、忌まわしい事を行っている。善を行う者はいない。」 無神論をもって教育する国は、その国民が腐敗して醜くなり、善を行う者がいない のです。近頃の北朝鮮を見てください。神様はいないと教育するのですが、それゆえ に彼らの行いは悪く、腐敗して醜くなり、何を言っても信じることができません。神 様がおられないので、神様がおられなければどんな嘘をついても関係がありません。 不正や不法を行っても、誰もそれを咎める人がいないではありませんか。どうなって も、イエスを信じて教会に来る人、父なる神様を信じてイエス様を救い主として受け 入れた人は、心の中に尐なくとも神様がおられるので、どんなことをしてももう一度 考え直すようになるのです。神様がおられるのに、このようにしても良いものだろう か。神様から叱られないだろうか。そのように一、二回考えることが、彼の生活にお いて決断を下すときに重大な働きをするのです。 エレミヤ2章19節に「あなたの悪が、あなたを懲らし、あなたの背信が、あなたを責 める。だから、知り、見きわめよ。あなたが、あなたの神、主を捨てて、わたしを恐 れないのは、どんなに悪く、苦々しいことかを。──万軍の神、主の御告げ──」 無神論的な教育を通して神様を捨てて、神様を敬拝することがなければ、その結果 は悪が満ち、生活に苦しみが近づいてくるのです。主がおられることを教えて、父な る神様を敬うことを教えれば、それが私たちの環境と人生を変える大きな祝福の根源 となるのです。 申命記6章4節から7節に「聞きなさい。イスラエル。主は私たちの神。主はただひと りである。心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。 私がきょう、あなたに命じるこれらのことばを、あなたの心に刻みなさい。これをあ なたの子どもたちによく教え込みなさい。あなたが家にすわっているときも、道を歩 くときも、寝るときも、起きるときも、これを唱えなさい。」 このようにすれば、私のたましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、 また健康になるのです。神様が共におられるからなのです。 箴言9章9節に「知恵のある者に与えよ。彼はますます知恵を得よう。正しい者を教 えよ。彼は理解を深めよう。」 したがって、私たちの教育を神様がおられる教育をするのか、無神論の教育をする のかが、私たちの生活と環境と運命を左右するのに非常に大きな役割をもっているの です。 聖書の箴言1章7節、9章10節を見れば「主を恐れることは知識の初めである。聖なる 方を知ることは悟りである。」 箴言14章27節に「主を恐れることはいのちの泉、死のわなからのがれさせる。」 イザヤ33章6節に「主を恐れることが、その財宝である。」 詩篇103篇13節に「主は、ご自分を恐れる者をあわれまれる。」 -6- 箴言22章4節に「謙遜と、主を恐れることの報いは、富と誉れといのちである。」 詩篇115篇13節に「主を恐れる者を祝福してくださる。小さな者も、大いなる者 も。」 したがって私たちが神様を恐れて神様に仕える教育をすることは非常に重要です。 幼い頃から神様を礼拝するようにさせれば、年をとっても信仰の中に留まるのです。 幼い子どもに神様を敬わせる教育を必ずさせてください。そしてその教育がその子の 心を導くことになり、その心の中の考えがその環境と人生を作り出すようになるので す。 3. アイデンティティーが環境を治める 三番目に、考えてみたいことはアイデンティティーが人生の環境なのです。 私たち全ての人はアイデンティティーを持っています。皆さん、朝夕、家で大きな 鏡の前に立ってみるでしょう。どうしてでしょうか。自らのアイデンティティーを心 の中に描いて見るのです。否定的なアイデンティティーを持っている人もいて、肯定 的なアイデンティティーを持っている人もいるのですが、否定的なアイデンティティ ーを持っている人はすでに出発の時点で滅びてしまいました。肯定的なアイデンティ ティーを持っている人は、出発の時点から成功を持って出発するようになるのです。 モーセがカナンの地を探らせるために遣わした12人が来て報告をします。その中の10 人は「私たちが行き巡って探った地は、その住民を食い尽くす地だ。私たちがそこで 見た民はみな、背の高い者たちだ。そこで、私たちはネフィリム人、ネフィリム人の アナク人を見た。私たちには自分がいなごのように見えたし、彼らにもそう見えたこ とだろう。」いなごのアイデンティティー。私たちが行って見て彼らと比較して見る と、彼らは背の高い人たちで、私たちはいなごのようだった。話しにもならない。私 たちが行けば、私たちの愛する子どもたちが皆囚われて、私たちは剣で殺されるだろ う。エジプトにもう一度戻ろう。完全に否定的なアイデンティティーを持ちました。 全てのイスラエルの国民はほとんどこの話しに巻き込まれました。人々は肯定的なこ とよりも、否定的なことに巻き込まれます。肯定的な話しはなかなか真似ようとしま せんが、否定的な話はすぐに真似ます。 2年前に韓国で牛肉騒動、アメリカの牛肉を食べれば狂牛病にかかる。根拠もありま せん。嘘を作ったのです。しかしそれは草原が燃えるように広がったことを見てくだ さい。草原が燃えるように広がります。人々は肯定的なことより否定的なことに好ん で耳を傾けます。否定的なアイデンティティーをたくさんもっています。しかしヨシ ュアとカレブは帰って来て報告するのですが「私たちが巡り歩いて探った地は、すば らしく良い地だった。もし、私たちが主の御心にかなえば、私たちをあの地に導き入 れ、それを私たちに下さるだろう。あの地には、乳と蜜とが流れている。ただ、主に そむいてはならない。その地の人々を恐れてはならない。彼らは私たちのえじきとな -7- るからだ。彼らの守りは、彼らから取り去られている。しかし主が私たちとともにお られるのだ。彼らを恐れてはならない。」(民数記14：7～9) 勝利のアイデンティティーです。彼らは私たちの餌食だ。餌だ。神様が共におられ るので、私たちは十分にそこに入って行って占領することができる。私たちのものだ。 行こう。しかし群集たちは石をもってこの2人を打ち殺そうとしました。その時神様が 現れて、10人は神様の刑罰によって皆死んで、その人々に従った国民は皆、荒野でさ まよって死に、ただ荒野で生きて、子孫と共にカナンの地に入った人はヨシュアとカ レブしかいませんでした。肯定的なアイデンティティーを持っていた人は2人しかいな かったのです。 マルコの福音書9章23節に「するとイエスは言われた。『できるものなら、と言うの か。信じる者には、どんなことでもできるのです。』」 自分自身を見る時、このように考えなければなりません。できるものなら、と言う のか。信じる者には、どんなことでもできるのです。私はキリストを信じて頼ってい るので、どんなことでもできる。できる、やればできる、やってみよう。 ピリピ4章13節に「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできる のです。」 神様が私に力をくださるので、私はどんなことでもできる。 ローマ8章28節に「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々の ためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知ってい ます。」 なすこと全てを神様が働かせて益としてくださるのです。 Ⅱコリント5章17節に「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られ た者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」 以前の私は能力がなく、人々から後ろ指を差されたけれども、以前の私ではない。 私はイエスの人だ。私は新しくされた。神様が共におられるので、全てのことを神様 と共になすのでできる。やればできる。やってみよう。カルバリの十字架を見上げて、 イエス・キリストの贖いを通して新しいアイデンティティーを持たなければなりませ ん。五重の福音と三重の祝福の上に立ったアイデンティティーを持ってください。赦 された義人である。血潮によって私は聖く聖霊に満たされた人になった。私はイエス 様が鞭で打たれたので病の癒しを受けた。癒された人であるというアイデンティティ ーを持ってください。イエス様が私の呪いの代わりになってくださったので、アブラ ハムの祝福と繁栄を持った人になった。よみがえりと永遠のいのちと天国のアイデン ティティーを持ってください。どんなことをしても、自分のたましいに幸いを得てい るようにすべての点でも幸いを得、また健康であるアイデンティティーを持ってくだ さい。「わがたましいよ。主をほめたたえよ。私のうちにあるすべてのものよ。聖な る御名をほめたたえよ。わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださっ -8- たことを何一つ忘れるな。主は、あなたのすべての咎を赦し、あなたのすべての病を いやし、あなたのいのちを穴から贖い、あなたに、恵みとあわれみとの冠をかぶらせ、 あなたの一生を良いもので満たされる。あなたの若さは、鷲のように、新しくな る。」(詩篇103：1～5) 肯定的で積極的で明るく美しいアイデンティティーを持ってください。鏡をのぞい てみていなごだ、いなご。と言うならばどうすることもできません。私には神様が共 におられるので、明日は今日より、来月は今月より、来年は今年より良くなる。でき る。やればできる。やってみよう。明るく美しい心にアイデンティティーを持つとい うことはとても重要なのです。 コロサイ3章7節から10節に「あなたがたも、以前、そのようなものの中に生きてい たときは、そのような歩み方をしていました。しかし今は、あなたがたも、すべてこ れらのこと、すなわち、怒り、憤り、悪意、そしり、あなたがたの口から出る恥ずべ きことばを、捨ててしまいなさい。互いに偽りを言ってはいけません。あなたがたは、 古い人をその行いといっしょに脱ぎ捨てて、新しい人を着たのです。新しい人は、造 り主のかたちに似せられてますます新しくされ、真の知識に至るのです。」 私たちを創造された神様のかたちにしたがって新しくなったというアイデンティテ ィーを心の中に持たなければならないのです。考えと夢と信仰と御言葉が自分自身の アイデンティティーを治めるのです。一生涯を歩みながら、自分自身がどのように変 わるのか。自分自身で考えを変えて、夢を変えて、信仰を変えて、言葉を変えれば、 自分自身のアイデンティティーが変わって人生が変わるのです。聖書のエペソ3章20節 に「私たちの願うところ、思うところのすべてを越えて豊かに施すことのできる」神 様だと語られています。思うところのすべてを越えて豊かに施す。 詩篇81篇10節に「あなたの口を大きくあけよ。わたしが、それを満たそう。」 マルコの福音書11章24節に「祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさ い。そうすれば、そのとおりになります。」 箴言18章21節に「死と生は舌に支配される。どちらかを愛して、人はその実を食べ る。」 この聖書箇所を通して見てください。考えが私たちを変化させ、夢が私たちを変化 させ、信仰が私たちを変化させて、御言葉が私たちのアイデンティティーを変化させ るというのです。 デンマークはドイツとの戦争で敗れた後、莫大な賠償金を払って、デンマークは穀 倉地帯を全てドイツに奪われてしまいました。国内の穀物を生産することのできない 険しい山岳地帯だけが残っています。若者たちは戦争から帰って来て真昼からお酒に 酔って、国は腐敗して人々は希望を失いました。完全にどうすることもできない国に なりました。その時グルントヴィ(Nikolaj Grundtvig)牧師が立ち上がって、3回運動 を叫んだのです。外で失われた国土の中で探そう！ 外で失われた戦争で探す力がない -9- から外で失った国土の中で探そう！ 神様を愛そう。国を愛そう。自分の家庭を愛そう。 「地獄の門に背を向けよう。」そして国民高等学校を設立して、国民高等学校の教科 過程の50％以上を聖書によって作りました。グルントヴィ牧師先生は、青尐年をしっ かりつかんで、国の未来を夢見るためには、神様の御言葉しかないと信じて3つのモッ トーをもって国民運動を始めました。最初に神様を愛そう。二番目に隣人を愛そう。 三番目に国を愛そう。その後、デンマークは驚くべきことに変化し、希望もなく絶望 だらけだった国が地上の楽園となり、今日、世界的な福祉国家となりました。彼らの 考えが変わって、夢が変わって、信仰が変わって、変わったのでデンマークの運命が 変わったのです。環境が変わることを待たないでください。考えを変えてください。 夢を変えてみてください。信仰を変えて待ってください。語る言葉を変えてください。 そうすれば環境が変わるのです。グルントヴィ牧師先生を通して希望が撒かれると、 すぐにデンマークは絶望の地から地上の楽園に変わったのです。考えと夢、信仰、言 葉を通して私たちのアイデンティティーを肯定的に持つ時、私たちは希望に満ちた明 日をもって環境を治めることができるのです。 日本の哲学者である本田健は『幸せな小金持ちの法則』という本の中で、1億円以上 の財産を持っているお金持ち965人を調査した結果を発表しました。その結果、相続に よってお金持ちになった人は18％に過ぎず、百万長者の5人中の4人が何も持たずに始 めて富豪になったというのです。本田健は「お金持ちとして生まれるのではなく、お 金持ちは作られるものだ。」考えと夢と信仰と言葉を通して作られる。お金持ちを研 究して有名になったトーマス・ステルリ(Thomas J. Stanley)は彼の本『百万長者のマ インド』によって、彼らが百万長者になった理由について深く分析しました。その結 果、信仰を持っている人が百万長者になると言いました。「神様が私をお金持ちにし てくださると考え、自分はお金持ちになる。」という信念を持った人が、あなたの信 仰の通りになれ。お金持ちになるというのです。ですから心の中で考えていたことが 外に出て来るのです。一度つづけておっしゃってください。神様が私を良い生活がで きるようにしてくださる。信じます。そのように信じれば、神様がそのように御業を なさってくださいます。 ピリピ4章13節にこのように語られています。「私は、私を強くしてくださる方によ って、どんなことでもできるのです。」 信仰の中で新しくされた私たちは新しい被造物です。したがって私たちはいつも五 重の福音と三重の福音の上に立った積極的で、肯定的なアイデンティティーを持って、 神様が力をくださればできると告白しなければならないのです。できない。しない。 やってみない。という告白をせずに、神様が力をくださるのでできる。やればできる、 やってみよう。今できなくても、神様が力をくださればできるでしょう。私は歌を上 手に歌うことができなくても、神様が力をくだされば歌を歌うことができます。神様 が力をくだされば今後、歌を上手に歌えると思います。 - 10 - ＜結論＞ 四次元の霊性が三次元の環境を支配して作り、変化させるのです。したがって皆さ ん、目に見えない四次元、その四次元は考えと夢と信仰と唇の告白を通して現実に現 れます。三次元の世界の中に現れて、私たちの人生と環境を変化させることを知らな ければなりません。 シンドラー(Schindler)博士は幸せというのは「ほとんどの時間を楽しいと思ってい る心の状態」であると言いました。環境が幸せを作り出すのではなく、ほとんどの時 間を楽しいと思っていれば、それは幸せな人である。 デール・カーネギーはいつかラジオプログラムで、一生涯の中で学んだ最も重要な 教訓を三つの文章で語ってくれという要請を受けて、このように言いました。「一生 涯の中で学んだ最も重要な教訓は、私たちの考えが非常に重要であるということです。 私たちは考えを変えることによって、人生を変えることができます。」人の考えとい うものは本当に重要です。 知恵の王ソロモンは箴言17章22節でこのように言いました。「陽気な心は健康を良 くし、陰気な心は骨を枯らす。」私たちの心の思いは、人生に多大な影響を及ぼしま す。四次元の霊性が三次元の人生の肉と環境を治めるのです。「できる。」と考えて 信じ見上げて、それを言葉で告白する時、私たちは私たちができると思ったことだけ できます。したがって皆さんは、神様の御言葉を読んで黙想して聞いて祈ることによ って、神様がくださった御言葉の通りに考えを持つようになり、心に願いと夢を持つ ようになって、奇蹟を信じて勝利する人生の言葉を語ってください。ないものをある かのように語るのが、私たち信じる人々が語る言葉です。目に見えることは誰でも語 ることができます。ここに講壇がある。誰でも言えます。講壇がない時に、私がここ に講壇があります。それを信仰で告白するということです。ないものをあるもののよ うに考えて、夢見て、信じて語ること、これが四次元の人です。三次元の物質の中に ある三次元の人間は、あってこそ考え、あってこそそれを夢見、あってこそ語ります。 その人は未来を創造することができません。皆さんが教会に来て賛美を歌い、信じて 祈ることは、ないものをあるもののように考えて、夢見て、信じて語り、祈るのです。 ですから皆さんの生活の中に夢見て信じて語ったことが成就するのです。私たちの生 活においていつも重要なことは、どのような夢を見ているのか。どのような信仰を持 っているのか。どのような考えを持っているのか。どのようなことを語るのか。これ が皆さんの人生を左右させるのです。とても重要なのです。今、どんなことを考えて いますか。今、皆さんどんなことを夢見ていますか。どんなことを信じていますか。 どんなことを語っていますか。今、何でもないように思えるこの時間に、自分が何を 考えているのか。自分自身が何を夢見ているのか。何を信じているのか。何を語るの か。それが皆さんを四次元の世界へと導いていくのです。それが皆さんを人生を治め - 11 - て環境を治めるのです。思ってもいなかったものを得るようになる偉大な奇蹟がこれ らのことを通して現されるのです。皆さん、希望があります。もっと良い暮らしをす ることができます。さらに勝利するようになります。奇蹟が起こります。どうしてで しょうか。皆さんがそのように考えることができるからなのです。そのように夢見る ことができるからなのです。そのように信じれるからなのです。そのように語れるの でそのことが起きるのです。なかったことが起きるのです。皆さんの人生が、神様の 恵みを通してバラ色の人生となられることを主の御名によってお祈りします。 私たちの頭を垂れてお祈りを捧げます。 ＜祈り＞ 父なる神様、私たちを呼び出し、主の宮に来れるようにして、神様の御言葉を分か ち合うようにしてくださったことを感謝します。神様、私たちの人生をコントロール できるその秘訣を教えてくださったことを感謝します。全ての人が三次元の世界に留 まらずに、四次元の霊性を持てるように助けてくださり、神様の栄光が満ちるように してください。私たちは考えて、夢見て、信じて、語る通りに成就していくというこ とを知るようにしてくださり、奇蹟が起きるようにしてください。 イエス様の御名によってお祈りします。アーメン - 12 -