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(No.220号) (PDF:1.0 MB)

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(No.220号) (PDF:1.0 MB)
平成 22 年 12 月 1 日 No.220
成田空港の運用状況 ( 平成 22 年 10 月 )
区 分 航空機発着回数( 回)
国 際 線
旅 客 便
貨 物 便
そ の 他
国 内 線
旅 客 便
そ の 他
航 空 旅 客 数( 人)
国 際 線
日 本 人
外 国 人
通 過 客
国 内 線
航 空 貨 物 量( t)
積 込
輸
出
仮 陸 揚
取 卸
輸
入
仮 陸 揚
給 油 量 (kl)
8月
16,997
15,299
13,254
1,864
181
1,698
1,676
22
3,210,223
3,054,055
1,779,906
807,401
466,748
156,168
174,482
81,107
60,790
20,317
93,375
74,440
18,935
423,257
9月
16,575
14,936
12,825
1,874
237
1,639
1,617
22
2,998,662
2,852,917
1,713,039
711,576
428,302
145,745
180,868
85,880
68,085
17,795
94,988
77,945
17,043
406,070
(注)1.航空機発着回数は回転翼機を除く。 3.9月、10月は速報値。 航空機発着回数
前 年 同 月 比 +3 %(524 回 増、 一 昨 年
同 月 比 ± 0 %)、 ア ジ ア 線、 グ ア ム 線 が
好調でした。
航空旅客数
前年同月比 +2%(45,342 人増、一昨年同
月比 +3%)
、15 ヶ月連続でプラスとなりま
した。一方、外国人旅客の伸びは鈍化。要
因として、訪日中国人の減少があります。
JNTO によると 10 月の訪日旅客は前年同月
比 1.8%減。1 月~ 10 月の伸びが同 49.0%
10月
前月比(%) 前年同月比(%)
16,378
99
103
14,678
98
100
12,590
98
101
1,854
99
96
234
99
109
1,700
104
139
1,674
104
142
26
118
63
2,879,173
96
102
2,729,865
96
100
1,520,160
89
104
745,025
105
100
464,680
108
91
149,308
102
130
185,364
102
101
86,224
100
97
68,353
100
103
17,871
100
79
99,140
104
106
81,610
105
114
17,530
103
78
398,170
98
98
日平均
528
473
406
60
8
55
54
1
92,877
88,060
49,037
24,033
14,990
4,816
5,979
2,781
2,205
576
3,198
2,633
565
12,844
2.国内線旅客数は回転翼機によるものを除く。
4.航空貨物量は東京税関の資料による。
増。 尖 閣 諸 島 沖 で の 中 国 人 船 長 逮 捕 を
契機として、5 割増から倍増ペースだっ
た伸びに、ブレーキがかかりました。
航空貨物量
前年同月比 +1%(2,447 トン増、一昨年
同月比 +5%)、13 ヶ月連続でプラスとなり
ました。東京税関貿易概況(速報)による
と、品目別でみると輸出は工作機械、輸入
は半導体等製造装置が増加しています。
NAA 中間決算発表
NAA は、2011 年 3 月期の中間連結決算を発表、営業収益は中間期で 980 億円 ( 前年同期比
84 億円増 )、最終利益は 99 億円、通期の業績見通しでは、1,894 億円 ( 前期比 95 億円増 )、
最終利益は 99 億円を見込んでいます。中間期は 3 期ぶりに増収増益となりました。
2010 年度中間期の航空取扱量の実績は、いずれも増加。通期見通しも、航空機発着回数、
給油量は新規就航等の増便により増加。航空旅客数、航空貨物量は、羽田国際線拡大の影響
を一定程度見込むものの、上期の実績を受け、増加の見通しです。
区分
航空機発着回数(万回)
旅 客 数 (万人)
航空貨物量 (万トン)
給 油 量 (万kl)
中間期(4月1日~9月30日)
2009年度 2010年度
増減
実績
実績
数量
%
A
B
B-A
B/Ax100
9.4
9.9
0.4
104.7
1,618
1,761
144
108.9
92
110
18
119.4
241
246
5
102.0
MSR 第 1PTB に移転
エジプト航空が 12 月 2 日から第 1PTB 南ウィ
ングに移転します。
エジプト航空は 2008 年、スターアライアン
スに加盟。今回の移転により、ニュージーラン
ド航空を除くスターアライアンスメンバーが第
1PTB に揃うことになります。
MSR の冬ダイヤ週間発着回数は 12 回。成田
-カイロを週 6 便運航しています。
【成田に就航しているスターアライアンス加盟航空会社】
エア・カナダ、中国国際航空、ニュージーランド航空、全日空、アシアナ航空、オー
ストリア航空、コンチネンタル航空、エジプト航空、ルフトハンザ ドイツ航空、
スカンジナビア航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、スイスインターナショ
ナルエアラインズ、TAM ブラジル航空、タイ国際航空、トルコ航空、ユナイテッ
ド航空、US エアウェイズ …計 18 社
成田空港-上野・浅草間
1,000 円格安バス運行
12 月1 日から格安リムジンバス
「スーパーシャ
トル」が、第 2PTB -上野・浅草間の運行を始
めました。運賃は片道 1,000 円、第 2PTB20 番
乗降所から 1 日 4 便運行。出発 3 時間前まで
にネットで予約、カード決済です。運営会社は
㈱キャブステーション(東京都江東区)。
担当者によると、浅草、上野のホテル旅館
組合からの要望が多く、外国人バックパッカー
(低予算で国外を個人旅行する旅行者)も多い
ため、需要が見込めると判断、運行が実現しま
した。乗車率 80%確保が目標ということです。
予約ページは現在、日・英対応(中国語も
通期(4月1日~3月31日)
2009年度 2010年度
増減
実績
見通し
数量
%
C
D
D-C
D/Cx100
18.7
19.4
0.7
104.0
3,285
3,376
91
102.8
196
214
18
109.2
478
486
8
101.6
準 備中)。 クレジットカードがあれば誰でも
利 用 で きま す。 詳 細 は 同 社 の HP(http://
supershuttle.jp)をご覧ください。
ビジネスジェット スポット増設
12 月16 日からビジネスジェットの駐機場(ス
ポット)が増設され、現行 10 から 15 スポット
になります。連続停留可能期間も現行 7 日から
14 日に変更。ただし、8 日以上 14 日間まで同
時に停留できるスポットは 3 スポットまでになり
ます。
有料待合室の一部 個人ラウンジに変更
11 月 15 日から有料待合室 29 室のうち、第
1 PTB1室、第 2 PTB5室、第 2 駐車場ビ
ル3室が閉鎖、残る 20 室のうち 3 室が個人ラ
ウンジになりました。
個人ラウンジの名称はパーソナルラウンジ
「ラシュラン」。フランス語で「寛ぎ」という意
味。コーヒー、紅茶が自由に飲めるほか新聞・
雑誌も用意。無線 LAN 環境も整備されていま
す。
利用者全員に航空安全のお守りがプレゼン
トされ、利用料金は大人 1,000 円、子供 500 円。
予約無しでも使えます。
場 所:第 1PTB 中央ビル本館 5F C3・C4、
第 2PTB4F B1
営業時間:8:00 ~ 20:00
羽田空港から成田空港間移動手段の実態調査
振興協会では羽田空港と成田空港間の移動手段の実態調査を実施しました。調査結果
の概要は次のとおりです。
【調査目的】
首都圏空港として羽田空港、成田空港の一体的な活用は関係機関の共通の認識となっています。
羽田・成田間の移動手段の実情は興味がもたれるところです。本調査は羽田空港を経由
し成田空港から海外旅行に行くケースを想定し、その利便性等について振興協会職員が乗
車を体験し、成田空港までの移動時間、案内表示や施設等について調べたものです。
【調査方法、日時】
調査は羽田空港から成田空港まで数案のアクセスルートを設定し、成田空港までの所要時間や
気づいた事項等をチェックリストに記入する。
1 回目 平成 22 年 9 月 29 日 10 時スタート
調査員はスーツケースを携行、電車の発着時間等は事前に調べず、当日判断し乗車等を行った。
2 回目 平成 22 年 10 月 20 日 14 時スタート
調査員はスーツケースを不携行、電車の発着時間等は事前に把握し乗車等を行った。
【調査ルート】
ルート
①
羽田空港(京急)→品川(JR)→日暮里(スカイライナー)→成田空港
②
距離(km) 料金(円)
乗換回数
89.1
2,990
2
羽田空港(京急)→品川(成田エクスプレス)→成田空港
100.5
※3,310
1
③
羽田空港(モノレール)→浜松町(JR)→東京(成田エクスプレス)→成田空港
100.1
※3,380
2
④
羽田空港(モノレール)→浜松町(JR)→日暮里(スカイライナー)→成田空港
88.7
3,030
2
⑤
羽田空港(リムジンバス)→成田空港
91.4
3,000
0
⑥
羽田空港(京急・都営地下鉄・アクセス線直通電車)→成田空港
85.4
1,740
0
距離の出典:ヤフー路線探索
※は閑散期の料金
【調査結果】
結果は「羽田空港→成田空港移動時間結果」のとおり(次頁参照)
【調査まとめ】
1. 1 回目の調査では所要時間はリムジンバス ( ルート⑤ ) が 1 時間 22 分で最速、続い
て直通電車 ( ルート⑥ )。以下ライナー ( ルート①、④ )、NEX( ルート② )、最も時
間がかかったのが NEX( ルート③ ) の 2 時間 49 分でした。
2. リムジンバスは乗換えがなく荷物を運ぶ必要がないという面があります。今回の調査
でも所要時間が短く、その優位性が改めて確認されました。ただし、道路状況に左右
される不安はあります。
3 . リ ム ジ ン バ ス 同 様 乗 換 え の な い 直 通 電 車 ( ル ー ト ⑥ ) は 運 行 間 隔 が 長 く 、車 両 内 で 荷
物を預ける場所がないのが欠点です。
4.ライナー、NEXについては運行間隔が 1 時間に 2 本程度。羽田から無駄なく移動
しても、品川、東京、日暮里駅で乗車までの待ち時間が生まれ、所要時間が長くな
り ま し た 。 1 回 目 の 調 査 で は リ ム ジ ン 以 外 の ル ー ト は 、 乗 換 え や 階 層 移 動 の 際 、「 上
り の エ ス カ レ ー タ は あ る が 下 り が な い 」、「 エ ス カ レ ー タ が 少 な く 、 人 の 列 が で き て
い た 」、「 エ レ ベ ー タ が 見 つ か ら な い 」、「 駅 間 の 階 層 移 動 が 4 回 あ っ た 」、「 ホ ー ム と
電車の段差があった」など、スーツケースを抱えた調査員から不便との声が多く出
ており、乗換えにかかる時間だけで所要時間の 3 割~ 5 割を占めました。異なる鉄
道会社間にまたがる部分があることなど理由はあるかもしれませんが、これら設備
の改善・増設により移動時間は大きく短縮されると思われます。
5.品川、東京、日暮里駅以外ではNEX、ライナーや成田へのアクセスを案内する看
板 は 見 ら れ ま せ ん で し た 。 ま た 、 羽 田 で は 京 急 、モ ノ レ ー ル 駅 と も N E X 、ラ イ ナ ー
特 急 券 、成 田 空 港 ま で の 乗 車 券 は 買 え ま せ ん で し た ( 羽 田 空 港 の 一 部 案 内 カ ウ ン タ ー
で は N E X の 取 扱 あ り )。
6.2 回目の調査では電車発着時間等の事前把握やスーツケースを持たないことによりリ
ムジンバスと直通電車を除くと平均 40 分程度乗換時間を短縮できました。また、所
要時間は各ルート 2 時間以内でした。
羽田空港→成田空港 移動時間結果
10時
5
10
15
20
25
11時
30
35
羽田空港
45
品川
1
回
目
ル
ー
ト
①
0
品川
上野 日暮里
上 山
JR
野 手
京浜東北線 快速
乗 線
継
40
京急
エアポート急行
印西枚の原行き
50
乗換
5分
乗車 24分
55
5
10
15
20
25
10
15
20
羽田空港
25
2
回
目
10
35
40
45
50
0
55
日暮里
10
5
日暮里
15
20
25
乗換
6分
乗車 21分
乗換 13分
15
2
回
目
35
40
45
50
0
55
5
10
15
20
25
40
45
50
0
55
5
10
15
20
25
20
乗換 25分
25
40
45
浜松町
50
0
55
5
10
15
20
25
30
35
乗車
4分
45
50
55
0
5
10
15
20
25
40
45
50
30
50
40
45
50
55
0
5
10
15
20
25
【ライナー乗車待ち時間42分】
76分
40
45
50
161分 90分
30
35
40
45
50
0
55
5
東京
10
15
20
25
40
45
50
55
0
5
東京
10
15
20
25
30
35
40
45
50
30
169分 84分
16時
35
40
45
50
55
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
55
113分
↑
79分
56分
短縮
45
50
0
55
5
日暮里
10
15
20
25
30
40
45
50
55
0
5
10
15
日暮里
20
25
30
35
40
45
50
55
成田空港
山手線 内回り
スカイライナー27号
乗換 17分
乗車 17分
乗換 37分
2
回
目
東京モノレール
45
50
55
0
10
5
日暮里
15
20
10
15
20
25
乗換 21分
乗車 15分
30
40
45
50
55
0
5
10
15
20
25
5
20
25
30
15
30
55
0
5
10
15
20
25
35
40
45
50
55
0
5
10
15
20
25
35
40
45
50
55
40
45
50
55
40
45
50
55
100分
↑
75分
37分
短縮
25分
0
0
10
15
5
成田空港第1
20
5
20
10
15
30
35
40
45
50
82分
0分
55
82分
25
30
16時
35
40
45
50
55
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
55
69分
11時
35
30
12時
35
15時
リムジンバス
成田空港行き
乗車 69分
25
30
リムジンバス
成田空港行き
乗車 82分
10時
10
50
成田空港第1
14時
20
45
乗車 39分
羽田空港第2
10
15
5
羽田空港第2
40
11時
35
・京急品川駅構内で成田空港までの乗
車券、NEX特急券を買おうと思ったが、
京急品川駅構内では買う事が出来ない
ため、JR連絡改札口を通れず、乗り継
ぎに時間がかかり71分の待ち時間と
なった。(JR連絡改札口を通れば、1本
前のNEXに乗れた可能性があった。)
・京急品川駅からJR連絡改札口を通
り、JR品川駅構内のみどりの窓口で成
田空港までの乗車券、NEX特急券を購
入しスムーズに乗換えることができた。
25
30
69分
0分
12時
35
40
45
50
55
0
羽田空港
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
55
成田空港
京急線 エアポート快特 都営地下鉄浅草線 京成線 アクセス特急【直通電車】 103分 103分
乗車 103分
0分
【乗車21分(区間快速利用)】
・乗車券はJR東京駅まで購入。
・事前情報によりモノレール駅で区間快
速に乗車。
【NEX乗車待ち時間70分】
【NEX乗車待ち時間30分】
・NEX特急券等を東京駅地下5階NEX
乗場で買おうと思い地下5階へ直行、し
かし地下5階には特急券の売場がなく
地下1階のみどりの窓口まで引き返した
ため、特急券等の購入に時間がかかっ
た。(特急券等の購入がスムーズであれば
1本前のNEXに乗れた可能性があっ
た。)
・東京駅は人が多くスーツケースを持っ
ての移動は危ないと感じた。
・乗換えや移動はスムーズ、東京駅地
下1階のみどりの窓口で特急券等を購
入。NEX乗車待ち時間は30分となっ
た。
【乗車27分(各停利用)】
【乗車21分(区間快速利用)】
・乗車券は浜松町まで購入。
・乗車券はJR日暮里まで購入。
・モノレール駅はホームと電車の間が隙間 ・事前情報によりモノレール駅で区間快
モノレール羽田空 と若干段差がありスーツケースの移動 速に乗車。
港第2ビル駅→ には不便(駅ホームは転落防止装置が
浜松町駅
設置されていた)
・モノレールの車両は荷物置き場に段差
があり女性はスーツケースの出し入れ
が難儀。
【移動、乗換17分】
モノレール浜松町
駅→JR浜松町 ・階層移動が多く、スーツケースでの移
動に苦労。JR浜松町駅では混雑のため
駅
先発電車を見送った。
【ライナー乗車待ち時間37分】
16時
35
スカイライナー41号
10時
5
30
京成
京浜東北線 山手線
快速
乗換
4分
25
成田空港
JR
区間快速
浜松町行き
乗車 21分
40
日暮里
54分
乗車 39分
15時
35
JR東京駅
34分
12時
35
各駅停車
浜松町行き
30
【NEX乗車待ち時間25分】
85分
乗車 54分
浜松町
浜松町
【品川まで乗車時間16分(快特利用)】
【NEX乗車待ち時間71分】
【乗車27分(各停利用】
モノレール羽田空
港第2ビル駅→ ・乗車券はJR東京駅まで購入。
浜松町駅
55
乗車 53分
京成
25
【ライナー乗車待ち時間13分】
京急羽田空港 ・京急羽田空港駅では成田空港までの ・乗車券はJR150円区間まで購入。
乗車券は買えないので、京急品川駅ま
駅→品川駅
での乗車券を購入。
JR品川
成田空港
JR
浜松町
・京急羽田駅でエアポート快特に乗車、品
川までノンストップ。乗車券はJR日暮里駅
まで購入、品川駅ではJR連絡改札口を
通ってJR構内へ入る。
・京急蒲田で横浜方面から接続されてい ・日暮里駅まで最短で移動しライナー待ち
京成日暮里駅 る快特に乗れば1本前のライナーに乗れ 時間13分となった。
る可能性があった。
25分
12時
35
東京モノレール
20
71分
成田空港
14時
15
19分
55
137分 83分
10
5
羽田空港
2回目
【品川まで乗車時間16分(快特利用)】
55
108分
↑
83分
53分
短縮
11時
40
浜松町
ル
ー
ト
④
・京急羽田駅で先発の急行に乗車、乗
京急羽田空港 車券はJR日暮里駅まで購入。
駅→品川駅
・品川駅では階層移動が多くスーツケー
スを持っての移動は不便。
16時
35
30
乗換 30分
乗車 27分
1回目
【品川まで乗車時間24分(急行利用)】
35
成田エクスプレス35号
35
主 な 調 査 結 果
場所
55
JR
乗換 乗車
4分 4分
30
45
成田空港
乗換 70分
京浜東北線
快速
25
40
成田エクスプレス23号
10時
ル
ー 1
回
ト
目
⑥
25
15時
35
47分
JR
東京
羽田空港第2ビル
1
回
ル 目
ー
ト
⑤ 2
回
目
40
浜松町東京
JR
乗車 21分
1
回
目
20
JR
30
区間快速
浜松町行き
20
15
11時
35
所要
乗車
乗換
時間計 時間計 時間計
乗車 67分
乗換 15分
浜松町
15
10
京浜東北線
快速
東京モノレール
10
5
成田空港
14時
5
30
JR
30
55
乗車 66分
成田エクスプレス35号
浜松町
50
12時
35
京急
25
45
95分
↑
34分
短縮
品川
各駅停車
浜松町行き
2
回
目
30
エアポート快特
高砂行き
15
0
15時
35
東京モノレール
10
5
羽田空港
55
乗換 71分
乗車 27分
ル
ー
ト
③
50
JR
羽田空港第2ビル
1
回
目
45
成田エクスプレス23号
30
40
【品川まで乗車時間24分(急行利用)】
京急
25
20
35
エアポート急行
印西枚の原行き
品川
15
30
成田空港
品川
10時
10
25
11時
30
乗車 16分
5
40
品川
20
20
乗車 39分
14時
10
羽田空港
15
成田空港
京成
乗車 24分
5
10
16時
35
スカイライナー41号
羽田空港
ル
ー
ト
②
30
JR
1
回
目
5
129分 82分
山手線 内回り
25
0
乗車 39分
京急
20
55
乗換 42分
エアポート快特
高砂行き
15
50
スカイライナー27号
10時
5
45
京成
乗車19分
品川
乗車 16分
40
15時
30
品川
12時
35
日暮里
14時
5
30
【移動、乗換4分】
・モノレール羽田空港駅でJR日暮里駅
までの乗車券を購入のためJRへの乗
換えはスムーズ。
【ライナー乗車待ち時間21分】
・モノレールからJRへの移動がスムー
京成日暮里駅 ズで、かつJR浜松町駅で先発電車に
乗っていたら1本前のライナーに乗れた
可能性があった。
【乗車時間82分】
・大井本線料金所、千鳥町付近で若干
リムジンバス羽 渋滞。
田空港→成田
空港の乗車区 ・スーツケースを運ぶ必要がなく、また
間
乗換がないため楽。
・運行間隔が15分~20分で待ち時間が
少ない。定時に運行されて全てが快適。
【乗車時間69分】
・渋滞はなかった。
・成田空港到着は出発階カーブサイドの
ためチェックインまでの移動が容易。
【乗車時間 103分】
・乗車券は成田空港駅まで購入。(羽田空港駅から成田スカイアクセス経由及び京成
本線経由の電車の成田空港駅までの乗車券は京急羽田空港駅で買える。)
直通電車 羽
田空港→成田 ・料金は1740円とルートの中で最も低廉。
空港の乗車区 ・通勤型車両(ボックスシートではない)を使うためスーツケースが手元から離せない。
間
・特に品川~都営地下鉄区間は一般乗客で混雑した。
・乗換えがなく定時性が確保される利点があるが、10時台~15時台に40分間隔で
8本のみの運行で不便。
※所要時間は、電車等が羽田空港駅を出発し成田空港駅に到着するまでの時間
「首都圏の空港のあり方と成田空港の戦略」
―前編―
本年 11 月5日に、空港振興協会主催により開催した「第22回講演会」より、山内弘隆
氏 ( 一橋大学大学院商学研究科教授 ) の講演を、今月より前編後編に分けて紹介します。
今日は首都圏空港のあり方と、成田空港の戦略ということでお話をさせていただきます。
先週私が事務局長を務める航空政策研究会が羽田でシンポジウムを開催しました。たくさんの人が集まりまし
たが、やはり話題は羽田の拡張、国際化、ハブ空港化。みなさん、非常に興味をもっていらっしゃいました。
一年ぐらい前に、前原前国土交通大臣が、羽田空港は国際ハブ空港化を目指すという、非常に大きなセンセー
ショナルな事を言われたことから始まっていると思います。そこから世の中でもハブとは何かと色々話題に出て
きた訳です。
ハブとはネットワークにおいて単点から何処かへ行きたいというときに、出発地から目的地へ乗り継ぎをしな
がら行く際に、乗り継ぐ所がハブ空港であるということになります。そこから出ている路線はスポークです。
アメリカの例でいうとアメリカン航空のハブはダラスポートワース空港。便が集中してます。ロンドンヒース
ローは、ブリテッュエアウェイズ。ハブから出る路線はスポークで、ハブ・アンド・スポークというシステムに
なります。ハブにはヒト、モノ、カネが集中する。経済的にも潤うことを狙ってハブ化しようと言う動きです。
ただ、ご承知のとおり、羽田を国際化するという話は前原さんが言い出した事ではなくて、前からあった話で、
いわゆる冬柴プランというものです。もともと羽田は昼間の3万回、夜の3万回を国際化しましょうという話に
なっていた。要するに今回の話は羽田空港の拡張と国際化というのは既定路線で、国際線については、枠を若干
拡張するというものです。それを称して羽田のハブ化というわけです。ただし、成田への影響は非常に大きいも
のであります。
この問題を通して、こういう疑問が出てきます。
「世界の航空はどういうふうに変化していくのか?」
、
「成田空港はどうするべきか?」
、
「そもそも政策論とし
て首都圏空港とはどうあるべきか?」
、そこから「成田空港が取るべき戦略は何か?」
、そして「成田の将来像は
どうなのか?」ということに結びついていくというわけです。
羽田の国際化の問題で冬柴さんのプランというのはありましたが、もっと前から議論はありました。皆さん記
憶にあると思いますが、扇千景元国土交通大臣がかつて、羽田から国際便を飛ばしたいと言ったことがありまし
た。
あれはもう 10 年位前だと思いますが、その時にあるラジオの討論番組に呼ばれて羽田空港の国際化は是か否
かと言うことを議論させていただきました。そしてびっくりしたのですが、リスナーの中で成田派というか成田
に対するシンパシーが強かったのです。
ラジオで日本中から意見を募ってそれを紹介したのですけれども、成田空港の立場は非常に大変なので、羽田
を国際化というのは望ましくないという意見が結構でたのです。それが 10 年位前です。
一方で、今回、羽田の国際化拡張が世の中には、いい方向に受け入れられているというのは事実です。
先程、申し上げましたように、私どもの研究会のシンポジウムにも沢山の人が来られて羽田への期待が感
じられました。
政権交代というものがあったのですが、ある意味では世代の交代というものもあったのではないでしょう
か。成田の昔の闘争とかを知っている人がだんだん少なくなってきて、そういうことを意識する人が減って
きているということは事実だと思います。成田空港としては、それを前提にして、とるべき戦略とか将来像
とかを考えなければいけない。このような視点から今日はお話をさせていただきたいと思います。
最初の話ですけれども、今、航空とか空港の世界では何が起こっているかと、こういうことです。
一番のポイントは LCC ですね。ここには専門家や成田の空港の関係者の方もいらっしゃるし、一般の方も
成田に住んでいらっしゃるので、言葉はよく耳にされているとは思うのですが、ローコストキャリアが登場
してきた、ということであります。
LCC は新しいビジネスモデルだと言われ、新しい需要開拓、供給形態、徹底的な安い運賃、比較的粗収益も
良いし、拡大している。
よく言いうところの、
『ネットワーク事業者対 LCC』です。ネットワーク事業者とは今まであった航空会社、
例えば JAL、ANA、UA、AA でもそうです、そういった所に対して LCC は非常に大きな存在感を示してきたとい
うことだと思います。
よく、ネットワーク事業者のことを、半分揶揄するというか、馬鹿にして、レガシーキャリアと言います。
要するに過去の遺産みたいなものだと。それに対する新しいものが出てきて競争が激しいのだということで
す。
最近話題になっているのはエア・アジアX。羽田に就航する予定で、大変運賃が安いのですが、ネットワー
クをどんどん拡大している。もう一つ話題になった春秋航空が茨城空港に就航しました。数千円の運賃で上
海まで運ぶ。ジェットスターは成田に入っているのでご存知の方も多いと思います。
このような形の LCC がどんどん登場してきているというわけです。
国際線で世界一人数を運んでいるのがライアンエアでイギリス系です。イージージェット(イギリス)も
非常に大きくなっています。
国内線ではサウスウエスト。アメリカの老舗です。LCC の存在感がものすごく大きくなっているのが現状で
す。
LCC は最初、サウスウエストから始まりました。ダラス・ラブフィールドで 1971 年に設立された会社で、
規制緩和前、テキサスの州内航空では割合自由にやっていて、そのなかでできた会社です。
サウスウェストの特徴は直行ネットワークや機材の統一。予約システムが独自。空港折り返し時間が短い
等色々といわれています。
キャビンアテンダントに当時ホットパンツを穿かせ、人目を引いたという、新しいマーケティングをした
会社です。これが話題になりハーバードビジネススクールのケースに採用されました。
ビジネススクールとは色々なビジネスケースを取り上げてそこから知見を得る(ケーススタディーと呼ば
れる)もので、その有名な一つの例になったということです。
LCC はその後、アメリカでジェット・ブルーやエア・トランなどが生まれ、ヨーロッパやアジアに飛び火し
ました。ヨーロッパはライアンエア、イージージェット。アジアではエア・アジア、ジェット・スター、春
秋航空などが拡大しまして、今や世界中で LCC が跋扈している状態になってきていると思います。
アジアでみると、エア・アジアはバンコクとクアラルンプールに拠点を二つ持ち、上海と東京にまで路線
を伸ばしています。
アジアの場合、国際空港同士の競争(ハブ競争)をみると、都市が広い地域に分散していて、ヨーロッパ
とは違う。アメリカのように小さい都市が一杯あるわけでもない。LCC は短距離を高頻度で往復するというの
が原型ですが、アジアの場合は結構長い路線を運行する。LCC にとっては不利ですがアジアでは現実になって
いる。そして、今回羽田に入ろうということになった。
エア・アジアのビジネス・モデルは基本的にはサウスウェストと同じです。2地点間輸送(ネットワーク
制ではない)
、機材の統一、新しい販売システム、ネット販売。2006 年時でも 60%はネットで販売しています。
LCC と既存企業のコストの差を見ると次のようになります。
たとえば、
アメリカのサウスウエスト。有効座席キロの単位コストが大手は 7 セント、
サウスウエストは 4.8
セント。人件費は 0.2 セント、機材は 0.7 セントしか違わない。空港の使用料も 0.4 セントの違い。どこが
違うかというと営業とか販売のコストがぜんぜん違う。インターネットをつかっているというだけではない。
レガシーキャリアというのは組織も比較的複雑ですし、販売にもお金がかかる。LCC はコストが安い、人件
費が安い、日本は人件費が高いからだめだという議論になりがちですが、そうではなくて LCC は組織全体で
コストを下げてる。これがポイントなのです。つぎはライアンエアです。ライアンとヨーロッパのキャリア
の違い。欧州の大手事業者の有効座席キロ単位コストが 11.8 ユーロ。ライアンが 4.8 ユーロ。大きく違うん
ですが人件費なんてあまり違わない。
ライアンは空港から有利な条件を引き出して路線を開拓するので有名です。だから安い。販売面でもやり
方が違う。要するに組織、こういったところで差が出る。
次はエア・アジア。構成の人件費は大手と違わないことが確認できます。
LCC は LC ターミナルを使いますというような話もある。成田空港もそういうことを検討されていると聞い
ております。そういうことからコストも違うんですが、言いたいのは人件費じゃないですよということ。組
織全体でコストを下げていますということ。
日本航空が再建途上ですが、航空会社のコスト管理は実はちゃんとできていなかったというのが私の結論
です。全く違うやり方をしたのが LCC。で、コストをこれだけ下げています、ということです。
そこで LCC がもたらしたものですが、LCC を航空会社と思ってはいけない。あれはバス。
「空飛ぶバス」
。バス会社の様に薄い組織で、会計的な把握がやりやすい。
航空会社は独特な文化(コーポレートカルチャー)を持っている。航空産業の中に文化があると思います。
たとえば最近は、やらなくなりましたが飛行機が飛び立つときに、アッパークラスだとシャンパンを配る。
あれはもともと船のやり方ですよね。ああいうものが残っている。また会社の組織にも過去を引きずってい
る部分が大きい。
全く違うやり方をしているのが LCC です。それだけに会計の把握、
つまりコスト節約がうまくいっています。
よって、LCC は航空会社ではないと思った方がよいかもしれません。
成田空港は航空会社のように輸送サービスを完全に提供しているわけではないですが、いかにコスト管理
していくかが課題です。成田空港はそういうことをこれから先進的にやっていただきたいと思います。
もちろん成田空港が LCC からすぐに学ぶという話ではないですが、組織の話、管理の話、方法論的に学べること
があるのではないでしょうか。
LCC を消費者から見れば、Diversification。多様化。我々は色々なものを選択できます。
どこの空港まで行けば安い航空会社を使えるとか。マーケット・セグメントを拡大し、今まで使えなかった人が
使える。消費者の面から見ても非常に良いことです。
アメリカでは既に LCC はメジャーになっています。逆にネットワークキャリアの方がコスト節約をし、だんだ
ん差がなくなってきているのが実情です。アメリカのネットワークキャリアは、国内線での競争が激しいことか
ら、国際線で利益をだそうと戦略をたてています。
ヨーロッパでは LCC は利用者数ではメジャーですが、路線を支える上でもニッチからメジャーへの変容という
時期にあるのではないかと思います。課題は、第 2 空港を使うなどしてコストを下げるライアン型モデルがどこ
まで伸びていけるかということです。
アジアでの LCC は急速に存在感を増しています。ただしアジアの場合はヨーロッパやアメリカと地理的に構造
が違うのでそのへんを何処まで LCC が吸収できるかという問題が残ります。
この世界のもう一つの大きなものがアライアンスです。
日本航空の再建問題でも話題になりましたが、規制緩和以降、ネットワーク競争をして旧来型の航空会社が大
きくなってきた。国際的には 3 つのアライアンスが出来てきました。いってみればアライアンスは吸収合併がで
きないためにとられる便法(便宜上の手段)です。
どんな世界でも、例えば自動車会社などでも国際的吸収合併はすぐ起こりますが、航空は起こらない。なぜか?
それは航空会社に国籍・外資規制があるからです。
「実質的所有と実効的支配」という言葉がありますが、航空
会社はその国の人民が支配しているということが求められます。昨今、この規制もだんだんとそれが今緩んでき
てはいますが、すぐに自由化されるわけではない。今後も、アライアンスという形を取って世界的な大手企業が
まとまっていくというのは間違いないと思います。
アライアンスが進むもう一つの理由があります。現在、大型の旅客機は、実質的にエアバスとボーイングしか
作ってない。小型機も4、5社しかない。航空会社はそこからいかに機材を安くチャーターするかがポイントで
す。生産要素(航空機)をいかに競争的価格で手に入れられるかという意味でもアライアンスは重要です。
世界中のネットワークは3つのアライアンスで競争しています。それが世界中に散らばっている。そこが日本
(成田)にとってどういう事かがポイント。アライアンスのネットワークではアジアは粗密でいうと粗です。J
ALはワンワールド、スターアライアンスは全日空が加入していますが極東アジアで3つぐらいあります。一方、
デルタはスカイチームですが日本では連携相手がいない。だからデルタにとって成田ハブはものすごく大きい意
味を持ちます。デルタは、というよりノースウェストですが、成田に投資をして成田路線を張ってハブアンドス
ポークを極東で作ってきた。彼らの持っている成田ハブの重要性はものすごく大きいと思います。
韓国にはスカイチームとしては大韓航空、スターアライアンスはアシアナ航空がある。しかし、韓国にはワン
ワールドがない。ワンワールドにとって日本航空、成田の重要性はものすごく大きい。だからアライアンスから
みるとそのへんですよね。どういうふうにみるかということが成田の行く末にも大きく関わってくる。
(※以降、次号の後編に続く)
12 月のお知らせ & イベント情報 & TOPICS
航空科学博物館のイベント
「日本の初飛行 100 年展」
中学生「一日成田税関支署長」体験
11 月 24 日、 成 田 税 関 は 中 学 生 に よ る 「
期 間 12 月 1 日~ 12 月 28 日
一 日 成 田 税 関 支 署 長 」 を 実 施 し ま し た。 空 港
会 場 館内 2F 展示室
周辺中学生に麻薬などの乱用防止の意識を高
内 容 1910 年 に 最 初 に 日 本 で 飛 行 機 が
めてもらうことが目的。
飛んで以来、100 年を迎えることから、
一日支署長に選ばれたのは成田市立久住中
初飛行の機体(ドイツ製グラーデ機、フ
学校 2 年生 石井 一之君と川口 夏生さん。
ランス製アンリ・ファルマン機)とその
2人は外山広報広聴官から麻薬密輸の手口
機体を操縦した日野氏や徳川氏とその当
や 対 策 に つ い て 説 明 を 受 け た 後、 入 国 税 関 検
時の写真、パネルを紹介。グラーデ機
査 場 で 麻 薬 探 知 犬 の デ モ や、 航 空 会 社 乗 務 員
については、搭乗可能な 80%スケール
に 対 す る 旅 具 検 査 を 体 験。「 税 関 の 仕 事 は 国
の模型を特別展示します。
を守る重要な仕事だと思いました 」。
やさしい航空のはなし「グランドハンドリングの世界」
日 時 12 月 12 日(日)13:00 ~
会 場 館内多目的ホール
航 空 機 の 安 全 運 航 を 支 え る グ ラ ン
ド ハ ン ド リ ン グ の 各 々 の 業 務 に つ
い て、 映 像 や ス ラ イ ド で わ か り や
すく解説する講演です。
(乗務員さんに旅具検査)
サンタ ひと足早く成田空港に
サ ン タ ク ロ ー ス が 成 田 空 港 に 来 た の は 11 月 11 日。 第
2PTB で は 空 港 内 保 育 ル ー ム『 た ん ぽ ぽ 』 の 園 児 16 名 が
サ ン タ に 手 紙 を 手 渡 し ま し た。 園 児 た ち は 初 め て 会 う サ ン
タ の 大 き さ に 驚 い た 様 子。 皆 で 一 緒 に 記 念 写 真 を 撮 り ま し
た。 サ ン タ は( 財 ) 日 本・ フ ィ ン ラ ン ド サ ン タ ク ロ ー ス 協
会 の 招 き で、 イ ベ ン ト「 サ ン タ さ ん へ 手 紙 を 書 こ う!」 に
出席するため、フィンランドから来日しました。
(サンタさんと記念撮影)
私 は 寿 司 が 苦 手 だ っ た。 あ る 日 友 達 が 富 山 に 行 っ て 来 た と 土 産 持 参 で 我 が 家 に 立 ち
寄 っ た。 中 身 は 富 山 名 物「 ま す 寿 司 」、 早 々 に 食 べ た、 寿 司 を 初 め て 美 味 し い と 感 じ
た 瞬 間 だ っ た。 富 山 の ま す 寿 司 の「 ま す 」 は「 サ ク ラ マ ス 」。 サ ケ 科 の 魚 サ ク ラ マ ス
は、 川 で 生 ま れ 稚 魚 期 1 ~ 2 年 を 川 で 過 ご し そ の 後 海 へ 下 り、 1 年 で 成 熟 し 生 ま れ た 川 を 遡 上 し
産 卵 し て 一 生 を 終 え る、 降 海 型 の 魚。 こ ん な サ ク ラ マ ス 海 に 行 か ず に 一 生 を 川 で 過 ご す 兄 弟 が い
る、 こ れ が「 山 女( ヤ マ メ )」 だ。 河 川 残 留 型 と 呼 び、 育 つ 場 所 に よ っ て 名 前 が 変 わ る 珍 し い 魚。
空港北側 A 放水路のサケたちもそろそろ戻って来るころだろう。(K.H)
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