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1 公正取引委員会からの要請に対する再発防止策 財団法人結核予防会

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1 公正取引委員会からの要請に対する再発防止策 財団法人結核予防会
公正取引委員会からの要請に対する再発防止策
財団法人結核予防会
結核予防会は、公正取引委員会からの競争入札における独占禁止法違反行為の再発防止の
徹底要請(平成20年3月31日公審第198号)を厳粛に受け止め、日頃から事業にご
理解・ご協力、ご支援を頂いている関係者の皆様に、ご迷惑、ご心配をおかけしたことを
深くお詫び致します。
結核予防会は、実態解明のため弁護士による調査委員会を設け、本委員会に、関係者の事
情聴取などを行った上での調査報告書(平成20年5月21日)をまとめてもらいました。
結核予防会は、健診車調達に当たって入札談合行為を誘発・助長させたことを深く反省し、
今後、業務の担当替え及び関係者処分を行います。また、公正な競争による入札を行うた
め、以下の具体的な対策を本部・支部一丸となって実行し、役員・職員一同に対してコン
プライアンスを徹底して再発防止、信頼回復に努めて参ります。関係者の皆様には、何と
ぞご理解のうえ、引き続きご指導を賜りますようにお願い申し上げます。
1 コンプライアンス推進委員会の設置等
(1)本委員会は、理事長を委員長とし専務理事以下の内部委員とコンプライアンスに関
して識見を有する外部委員で構成します。
(2)本委員会は、結核予防会の法令遵守状況の点検と確認を行います。
(3)本部・支部対象に、入札制度の趣旨を周知・徹底し、コンプライアンスの教育活動
を行います。
2 健診車の調達
(1)補助事業として、健診車を調達するものについては、厳正な入札を前提とします。
(2)本部・支部ともに、競争入札による調達を行うに当たっては、特定のメーカーが落
札されるとは限らないことを明確に認識します。
3 健診車製作に関わる担当部署の区別化
(1)補助事業の実質的執行部分が1部署に集中していたこと、担当者任せにしていたこ
とに問題があったことを反省し、業務によって担当部署を区別化します。
(2)20年度の補助事業については、事務手続は事業部資金課で行い、入札を含めた契約
関係全般は総務部経理課で行います。
(3)21年度以降の補助事業は、補助元と方法等を協議の上で、本部が取りまとめを行い、
入札、契約及び製作全般は申請した支部が行うこととします。この場合、支部にお
いても事務手続と入札を含めた契約関係の部署を区別します。
(4)(3)の場合、本部が支部に権限委譲する委託契約を行います。また、本部が、支
部の事務手続きを監査します。
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4 製作までの手順の見直し
(1)製作の手順を「機種選定委員会→入札→機種選定委員会→製作打合会議→検収」と
します。
(2)業者との直接的関わりを必要最小限のものにするため、製作打合せ会議は製作開始
前のみ開催し、従前から行っている事後の同会議は廃止します。
納車後の状態等についてはアンケート調査を実施し、必要に応じてメーカーへ調整
や改善の依頼をすることとします。
(3)(2)と同様の理由から、工場立会検査は廃止し、メーカーによる自主検査に任せ
ることとします。
(4)21年度以降の補助事業では、製作までの手順を上記(1)~(3)の方向で補助元
と協議します。
5 仕様等の希望
発生装置・カメラ等の搭載機器について使用者(支部等)の要望を事前に聞く場合
は、規模・スペック(特定のメーカーに偏らないようにする。)までとします。
6 予定価格設定
予定価格設定のために参考として入手する見積書は、2社以上のものとします。
7 入札
(1)原則として、3社以上による入札とします。
(2)入札結果及び最低制限価格は、公表します。
8 入札に関わる業者との関係
(1)入札に関わる情報を知り得た関係者による情報の漏洩を禁止します。
(2)担当者1人ではなく、複数で対応するよう心がけます。
(3)社外ならびに就業時間以外での付き合いは一切禁止します。
9 関係者処分
(1)会長は、1ヶ月分の基本報酬の20%を自主返上とします。
(2)理事長は、1ヶ月分の基本報酬の20%を自主返上とします。
(3)専務理事は、1ヶ月分の基本報酬の20%を自主返上とします。
(4)総務部長は、減給とします。
(5)事業部長は、減給とします。
(6)資金課長は、戒告とします。
(7)資金課課長代理(実行担当者)は、減給とします。
(8)人事課長(元資金課長)は、厳重注意とします。
平成20年6月25日
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