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岡山市障害児保育対策事業実施要綱 (目的) 第1条 この要綱は,保護者

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岡山市障害児保育対策事業実施要綱 (目的) 第1条 この要綱は,保護者
○岡山市障害児保育対策事業実施要綱
(目的)
第1条
この要綱は,保護者の労働,疾病等の事由により保育に欠け,かつ,心身に障害
を有する児童(以下「障害児」という。)に対し,保育園において,必要な保育を行う
ことにより,心身の発達を促すとともに,社会生活に必要な基礎的能力を養い,もって,
障害児の福祉の増進を図ることを目的とする。
(事業の実施)
第2条
前条の目的を達成するため,公私立保育園を障害児保育の拠点となる保育園(以
下「拠点保育園」という。)及びその他保育園(以下「一般保育園」という。)に分け,
障害児保育を実施するものとする。
2
拠点保育園は,公私立保育園のうちから,市長が指定するものとする。
(入園対象児童)
第3条
入園対象となる児童は,保育園に入園を希望する保護者の養育する障害児で,日々
通園可能であり,かつ,拠点保育園にあっては,障害の程度が軽・中程度の3歳以上児
及び軽・中程度で集団生活が可能な3歳未満児,一般保育園にあっては,軽・中程度の
障害で集団保育可能な児童とする。
(定員)
第4条
障害児の保育定員は,障害児及び健常児の保育が円滑になされる範囲で,拠点保
育園にあっては3歳以上児は10人以内,3歳未満児は定員の3パーセント以内とし,
一般保育園にあっては園の実情に応じて,園ごとに,市長がこれを定める。
(保育時間)
第5条
障害児の保育時間は,午前8時から午後5時までとする。ただし,障害児の精神
的,肉体的条件等に応じて,当該保育園の長が変更することができる。
(保育方法)
第6条
障害児の保育は,障害の種類,程度等から障害児の実態に即した個別指導計画等
に基づき,個別保育,集団保育等とすることができる。
(職員)
第7条
第4条に規定する定員に対して,拠点保育園においては,保育士3人を,一般保
育園においては,障害児の実態に応じた数の保育士を置くものとする。
2
市長は,職員に対し,その職務に必要な研修を実施するものとする。
(施設等の整備)
第8条
市長は,拠点保育園においては,障害児の安全確保及び保育効果を上げるため,
施設及び設備の整備を図るものとする。
(1)
専用保育室
(2)
専用便所
(3)
テラス
(4)
保育観察室
(5)
その他
1人概ね5平方メートル
保育に必要な設備及び備品
(入園の申込み)
第9条
入園を希望する障害児の保護者は,保育園入園申込書兼継続児童入園確認書に,
次の書類を添付し,市長に申し込まなければならない。
(1)
心身の状況表(A)(様式第1号)・(B)(様式第2号)
(2)
療育等を受けている場合は,当該機関での診断書の写し,または,心理判定結
果送付同意書(様式第3号)
(3)
その他,市長が必要と認めた書類
(判定等依頼)
第10条
市長は,前条第2条に規定する心理判定結果同意書を受理したときは,当該障
害児の心身状況を把握するため,判定依頼書(様式第4号)により,こども総合相談所
長,身体障害者手帳指定医(身体障害者福祉法第15条第1項に規定する医師をいう。)
又は児童精神科医の判定等を受けさせるものとする。ただし,原則として,申込日前6
月以内に判定等を受けているものを除く。
(保育観察)
第11条
市長は,福祉事務所長が保育の実施の適否の決定に当たり,観察(以下「保育
観察」という。)を必要とする障害児については,保護者の同意を得て,入園を希望す
る拠点保育園での健康診断及び心理判定等の専門家による保育観察を行うことができる。
この場合において,健康診断の日時は保育園長が,保育観察の日時は関係機関と調整の
上,市長がこれを定める。
(保育の実施の決定)
第12条
保育の実施の適否の決定は,前条の規定により実施した健康診断及び保育観察
の結果その他関係書類等に基づき,会議(以下「ケース会議」という。)に諮り,福祉
事務所長がこれを行うものとする。
2
福祉事務所長は,前項の規定により,保育の実施の適否を決定したときは,その決定
内容を文書により,保護者及び保育園長に通知するものとする。
3
ケース会議は,次の者のほか,関係行政機関の職員のうちから市長が委嘱する者をも
って構成する。
(1)
福祉事務所長
(2)
保育園・幼稚園課長
(3)
保育専門監
(入園中の児童の取扱い)
第13条
健常児として入園中の児童につき,保育園長が障害児保育の必要があると認め
るときは,この要綱を適用する。
2
入園承諾をした障害児について,障害児保育が困難な状態となったときは,福祉事務
所長は,転園,退園等適切な指導を行うものとする。
(関係機関との連携)
第14条
市長は,障害児の状況,処遇方針等に関し,専門的に必要な指導,助言を得る
ため,関係機関と密接な連携をとり,障害児保育を円滑,かつ,効果的に実施するよう
努めるものとする。
(保護者の協力)
第15条
障害児の保護者は,保育効果の向上を図るため,保育園長に協力するものとす
る。
(費用)
第16条
市長は,本事業を実施する私立保育園に対し,別に定めるところにより,補助
するものとする。
(その他)
第17条
附
この要綱に定めるもののほか,必要な事項は,市長が別に定める。
則
この要綱は,平成26年3月7日から施行する。
様式第1号(第9条関係)
様式第2号(第9条関係)
様式第3号(第9条関係)
様式第4号(第10条関係)
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