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透過電子顕微鏡(TEM)基礎セミナー - 地方独立行政法人大阪府立産業

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透過電子顕微鏡(TEM)基礎セミナー - 地方独立行政法人大阪府立産業
『 透過電子顕微鏡(TEM)基礎セミナー 』
~ ものづくりの中のTEMの役割を考える ~
“ナノテク”時代を迎え、高倍率の顕微鏡として利用されている電子顕微鏡は、電子でものを見るこ
とを応用して様々な物質の情報を得ることが可能です。今回、透過電子顕微鏡(TEM)における各技術
分野の最前線でご活躍の方々にご講演いただき、TEM が“ものづくり”の中で担っている役割について
あらためて考えてみます。これから TEM を活用しようとされている方々はぜひご参加ください。
日 時:平成 19 年 4 月 6 日(金) 13 時 00 分~17時 00 分
場 所:大阪市立工業研究所 3階 大講堂
定 員:80名(受講票は発行しません。定員を超えてお断りする方のみご連絡します)
主 催:大阪府立産業技術総合研究所、大阪市立工業研究所
共 催:超高圧電子顕微鏡共同利用研究会議
受講料:無料
申込先:大阪府立産業技術総合研究所 業務推進部 技術普及課 まで、メールもしくは FAX でお申
込み下さい。メールでお申込を頂いた方には、返信により回答します。また、産技研ダイレ
クトメールに未登録の方は登録させていただき、今後の講習会等の情報を発信します。
E-mail [email protected]
FAX.0725-51-2520
(TEL.0725-51-2518)
【講演概要】
講演1
(13:00~14:00)
透過電子顕微鏡法の要点と材料微細組織観察への応用
大阪大学 超高圧電子顕微鏡センター 森 博太郎 氏
材料の評価においては、材料が全体として示す特性をそのミクロ構造ナノ構造にまで遡って明らか
にすることが大切である。このためには、材料の全体と局所とを合わせ観ることが必要となる。透過
電子顕微鏡法は、この条件を満たす数少ない観察手法の一つであり、およそ1mmにも及ぶ広い視野の
中から必要に応じて次々と領域を選び出し、その領域の顕微鏡像を高い空間分解能で迅速に記録でき
る特長を備えている。さらに近年における電子顕微鏡装置の目覚ましい進歩は、顕微鏡像を得たその
同じ〜1ナノメートルスケールの領域からの電子回折や組成分析・結合状態分析を可能としている。
このような利点を備えた透過電子顕微鏡法は、従って、ナノスケールの物質あるいはナノスケールで
組織制御された材料を解析するためのきわめて有力な手法となっている。本講では、この手法の基本
的事項を述べるとともに、応用上の注意点についても言及する。
講演2
ローレンツ電子顕微鏡の磁性材料研究への展開
(14:00~15:00)
大阪府立大学 理学系研究科 物理科学専攻 森 茂生 氏
次世代磁性材料を開発していく上で、ナノスケールでの磁気的な微細組織構造の制御が必要不
可欠である。本講演では、ローレンツ電子顕微鏡の原理を解説するとともに、巨大磁気抵抗材料
やナノスケール磁性体での磁気的な微細組織構造について報告する。
講演3
電子線トモグラフィー法の最近の進歩とその高分子材料への応用 (15:10~16:10)
京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 高分子機能工学部門 陣内 浩司 氏
電子線トモグラフィー法はナノスケールの不均一構造を三次元的に可視化する優れたツール
であり、構造の直感的な理解に絶大な威力を発揮する。本講演では、材料科学分野において必須
である定量測定を考慮した最新の電子線トモグラフィー法を紹介し、本手法の高分子材料への応
用例を示しながら三次元材料観察・解析の現状について述べる。
パネルディスカッション『ものづくりの中の TEM の役割を考える』
(16:15~17:00)
3 名の講師が、これまでに行ってきた観察の例や企業の方に対する観察支援の例を紹介する。これ
らの話題提供を受けて、ものづくりの中における TEM の役割について、セミナー参加者とともに討論
する。
会場までの交通案内
■所在地
〒536-8553
大阪市城東区森之宮
1 丁目 6 番 50 号
大阪市立工業研究所
3階 大講堂
(TEL.06-6963-8012)
ご来場の際は
公共の交通機関をご利用
下さい。
技術セミナー参加申込書(2007. 4. 6)
テ
ー
透過電子顕微鏡(TEM)基礎セミナー
マ
~ ものづくりの中の TEM の役割を考える ~
会社・団体名
〒
所
在
地
TEL.
FAX.
所
参
加
セミナー情報源
属
役
職
氏
名
者
①産技 HP、②産技メール配信、③産技パンフ、④他機関の情報、⑤その他(
)
産技研の講習会等の案内について、ダイレクトメールをご希望の方はメールアドレスを記入下さい。
※
上記参加申込書に記載された内容につきましては、本セミナーの参加者の集計及び下記の目的に使
用させていただきます。
① お客様からの問い合わせへの対応、 産技研利用に関する手続きの案内など、お客様サポート
② 産技研および関連団体の催事情報提供などの案内
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