...

北上市の人口減少分析(PDFファイル)

by user

on
Category: Documents
5

views

Report

Comments

Transcript

北上市の人口減少分析(PDFファイル)
第2章
北上市の人口現状分析
1.人口推移と将来人口
(1)人口推移
①総人口
北上市の人口を長期スパンでみると、戦後の昭和 22 年の 65,529 人から昭和 35 年まで
人口増加が続いていましたが、昭和 35 年から昭和 45 年において一時的に人口減少に転
じました。昭和 50 年以降は人口増加が長く続きましたが、平成 17 年の 94,321 人をピー
クに再び人口減少に転じ、平成 22 年には 93,138 人となっています。
北上市の人口の動き(大正~平成)
第1次ベビーブーム
(S22~24)
第2次ベビーブーム
(S46~49)
(%)
124.5
(人)
100,000
91,501 94,321 93,138 125.0
87,969
90,000
80,248 82,902
76,633
120.0
80,000
69,591 70,032 68,349 68,074 71,383
65,529 67,097
70,000
115.0
52,622
60,000
47,101 49,511
107.4
50,000 43,431 43,934 107.2
110.0
106.3
106.1
105.1
104.9
104.7
104.0
40,000
103.7
103.3
103.1
102.4
105.0
101.2
30,000
100.6
99.6
98.7
20,000
97.6
100.0
10,000
0
95.0
T9 T14 S5 S10 S15 S22 S25 S30 S35 S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22
人口
変化率
出典:国勢調査
北上市の人口の動き(平成)
(人)
(%)
94,321 94,311 94,679 94,911 94,142 93,138 93,549 93,752 93,495 93,368
100,000
105
92,249 92,510 92,735 93,039
90,349 90,902 91,501
87,969 88,782 89,734
86,865
90,000 82,902 83,552 84,399 85,548
80,000
101.4
101.4 101.5 101.3
70,000
101.0
100.9 101.1
100.7 100.8
100.7 100.6 100.7 100.8
100.4
100.4 100.2
100.3 100.2 100.3
100.2
60,000
100.0
99.7 99.9
99.2
50,000
100
98.9
40,000
30,000
20,000
10,000
0
95
H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
人口
変化率
出典:岩手県人口移動報告年報
※「岩手県人口移動報告年報」=「岩手県毎月人口推計の年報」
毎月人口推計は、5年ごとに実施される国勢調査の常住人口(10月1日現在)を基準として、各月の出生、死亡、転
入、転出、外国人登録及び帰化の届出数を加減して、各月の常住人口とみなしていることから、推計人口としている。
2
また、人口推移の状況を、全国・岩手県・北上市で比較してみると、近年、全国は横ば
い、岩手県は減少傾向で推移しています。北上市は平成 7 年以降、全国や岩手県よりも高
い率で増加傾向にありましたが、平成 22 年に減少に転じています。
全国・岩手県・北上市の人口推移(S40年を100とした場合)
160
140
120
112.8
105.5
100.0
100
99.6
104.4
97.2
98.2
S45
S50
118.0
122.0
112.1
117.4
100.8
101.6
124.6
121.3
100.4
128.7
133.9
138.0
136.3
129.1
126.6
127.9
128.8
100.6
100.4
98.2
H12
北上市
H17
94.3
80
60
40
20
0
S40
S55
全国
S60
H2
岩手県
H7
H22
出典:国勢調査
3
②年齢3区分別人口と平均年齢
年齢3区分別人口では、年少人口(0~14 歳)の減少傾向、老年人口(65 歳以上)の増
加傾向が続き、平成 12 年を境に老年人口が年少人口を上回りました。生産年齢人口(15
~64 歳)は平成 17 年まで増加傾向が続きましたが、平成 22 年に減少に転じました。平
均年齢は少子高齢化の進展に伴って上昇し続けており、平成 22 年で 44.5 歳となってい
ます。
人口と平均年齢の推移
(人)
100,000
90,000
80,248
82,902
8,924
11,113
93,138
16,838
19,274
20,771
41.3
42.8
36.5
39.8
44.5
38.3
53,504
55,363
58,509
70,000
60,000
40,000
94,321
14,132
80,000
50,000
91,501
87,969
(歳)
70
60
50
40
59,786
60,303
58,248
30,000
30
20
20,000
10,000
10
17,820
16,375
15,328
14,657
14,384
13,544
S60
H2
H7
H12
H17
H22
0
15歳未満
15~64歳
65歳以上
0
平均年齢
出典:国勢調査
年齢3区分の構成比をみると、老年人口の割合は高まっており、20 年前の平成2年は
13.4%、10 年前の平成 12 年では 18.4%でしたが、平成 22 年では 22.4%となっていま
す。
(全国:23.0%、岩手県:27.2%)
年齢3区分構成比の動き
0%
S60
H2
H7
10%
20%
30%
40%
50%
22.2%
H17
15.3%
H22
14.6%
80%
90%
13.4%
66.5%
16.1%
65.5%
18.4%
64.2%
20.5%
62.9%
15歳未満
15~64歳
100%
11.1%
66.8%
17.4%
16.1%
70%
66.7%
19.8%
H12
60%
22.4%
65歳以上
出典:国勢調査
4
(2)将来人口
①総人口の推移
国立社会保障・人口問題研究所(社人研)による人口推計では、今後は人口減少が続き、
2060 年(平成 72 年)には 61,097 人
(平成 22 年から約 34%減少)になると見込んでいます。
北上市の将来人口の見通し
(人)
100,000
94,321
95,000
91,501
89,751
87,969
90,000
86,787
83,596
82,902
85,000
80,000
93,139 92,359
80,248
80,244
76,730
76,633
72,957
75,000
69,100
70,000
65,122
65,000
60,000
61,097
1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
(実績) (実績) (実績) (実績) (実績) (実績) (実績)
出典:国勢調査(1980~2010 年)
②年齢3区分別人口の推移
年少人口の割合は緩やかな減少傾向が続くのに対し、老年人口の割合は増加傾向が続
き、2040 年(平成 52 年)には市の全体人口の 3 分の1以上になるが、2050 年(平成 62
年)以降は老年人口の割合が減少すると見込んでいます。
年齢構成別人口割合の見通し
80%
70%
66.7% 66.8% 66.5% 65.5%
64.2% 63.0%
60.6% 59.0%
60%
58.4% 57.7%
56.5%
54.2%
52.2% 51.7% 52.5%
52.9%
36.3% 37.0% 36.4%
36.2%
11.4% 11.5% 11.4% 11.1%
10.9%
50%
40%
30%
22.2%
19.8%
20%
10%
11.1%
13.4%
17.4% 18.4%
16.1% 16.1%
28.2%
32.1%
29.4% 30.6%
15.3% 14.5% 13.7%
12.8%
12.2% 11.6% 11.4%
20.5%
22.4%
25.7%
34.4%
0%
1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
(実績) (実績) (実績) (実績) (実績) (実績)
年少人口(0~14歳:%)
生産年齢人口(15~64歳:%)
老年人口(65歳以上:%)
出典:国勢調査(1980~2010 年)
5
③人口ピラミッドの推移
男女別5歳階級別でみると、平成 22 年から平成 52 年では 70 歳以上で増加し、平成 52
年から平成 72 年では 80 歳以上が増加すると見込んでいます。また、年少人口(0~14 歳)
は平成 22 年から平成 72 年にかけて約半数まで減少すると見込んでいます。
平成22年 人口ピラミッド
男
(人)
5,000
90歳以上
85~89歳
80~84歳
75~79歳
70~74歳
65~69歳
60~64歳
55~59歳
50~54歳
45~49歳
40~44歳
35~39歳
30~34歳
25~29歳
20~24歳
15~19歳
10~14歳
5~9歳
0~4歳
3,000
1,000
女
1,000
226
548
3,000
5,000
775
1,315
1,221
2,177
2,677
2,726
2,807
3,395
3,400
2,815
2,785
2,962
3,275
3,149
2,540
1,917
2,122
2,290
2,288
2,059
1,845
2,200
2,390
3,257
3,456
3,000
3,067
3,216
3,805
3,441
2,672
2,038
2,370
2,453
2,334
2,126
出典:国勢調査
平成52年 人口ピラミッド
男
(人)
5,000
90歳以上
85~89歳
80~84歳
75~79歳
70~74歳
65~69歳
60~64歳
55~59歳
50~54歳
45~49歳
40~44歳
35~39歳
30~34歳
25~29歳
20~24歳
15~19歳
10~14歳
5~9歳
0~4歳
3,000
1,000
女
1,000
900
3,000
5,000
2,293
2,201
2,239
2,442
2,687
3,033
3,031
2,493
1,981
2,057
2,270
2,197
1,999
1,830
1,508
1,489
1,480
1,433
1,391
1,327
1,647
2,126
2,462
3,029
2,901
2,343
1,944
2,215
2,202
2,144
1,970
1,906
1,562
1,537
1,521
1,474
1,467
70 歳以上で増加
平成72年 人口ピラミッド
(人)
5,000
90歳以上
85~89歳
80~84歳
75~79歳
70~74歳
65~69歳
60~64歳
55~59歳
50~54歳
45~49歳
40~44歳
35~39歳
30~34歳
25~29歳
20~24歳
15~19歳
10~14歳
5~9歳
0~4歳
男
3,000
1,000
972
1,352
1,777
1,733
1,568
1,874
1,927
1,939
1,772
1,746
1,592
1,497
1,465
1,420
1,264
1,262
1,204
1,106
1,069
女
1,000
3,000
2,299
2,055
2,474
2,228
1,848
1,955
2,171
2,110
1,915
1,819
1,642
1,525
1,451
1,363
1,220
1,222
1,171
1,075
1,014
6
5,000
80 歳以上で増加
年少人口が
約半数に減少
2.自然増減
(1)出生数・死亡数
北上市の出生数は緩やかな減少傾向にあるのに対して、死亡数は増加傾向にあり、平成
25 年の死亡数は昭和 55 年の約 2 倍となっています。
総人口の増加が続いた平成 20 年までは、出生数が死亡数を上回る自然増の傾向が続い
ていましたが、平成 21 年以降は自然減に転じています。
出生数・死亡数の推移
(人)
1,200
1,000
800
600
400
200
S55
S56
S57
S58
S59
S60
S61
S62
S63
H1
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
0
出生
死亡
出典:岩手県環境保健研究センター「人口動態統計データ」
北上市 自然増減の推移
(人)
700 649
616
600
500
400
300
547 554
502
535
377
409
307 316
393
348
304
341
370
329
328
304
280
250
200
244 237
194
161
101
171
100
24
0
-1
-100
1 -5
-81
-130 -116
-162
S55
S56
S57
S58
S59
S60
S61
S62
S63
H1
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
-200
出典:岩手県環境保健研究センター「人口動態統計データ」
7
平成 25 年の全国、岩手県、北上市及び県内市町村の人口千人あたりの出生率・死亡率
をみると、北上市の出生率(8.8%)は全国(8.2%)を上回り、岩手県や県内市町村と比
べて高い値となっています。一方、北上市の死亡率(10.1%)は全国(10.1%)と同じで、
岩手県や県内市町村と比べて低い値となっています。
人口千人あたりの
出生率は県内で最
も高い。
平成25年 出生率・死亡率(対人口千人)
23.3
25.0
20.9
20.0
15.0
14.6
13.7
15.6
17.5
13.0
12.3
11.2
10.1
10.1
9.1 8.8
9.1
10.0 8.2 8.2 8.5
7.7
7.1
6.8 6.9 6.7
6.6
5.3 5.3 4.55.5
5.0
20.0
20.8
14.5 14.5 14.5
13.1
13.8
12.9
16.4
14.0
13.513.5
7.27.36.57.5
6.4 5.96.66.36.36.4 7.05.8 6.9
3.4
5.35.6
4.2
19.7
17.0
16.9
15.9
14.8 15.0
14.6 14.6
13.1
5.5
6.7
6.3
4.0
5.3
0.0
全岩盛八滝雫葛岩紫矢花北遠西奥金一平大陸住釜大宮山岩田久普野洋二軽九一
国手岡幡沢石巻手波巾巻上野和州ケ関泉船前田石槌古田泉野慈代田野戸米戸戸
県市平市町町町町町市市市賀市崎市町渡高町市町市町町畑市村村町市町村町
市
町
町
市田
村
市
出生率(人口千対)
死亡率(人口千対)
出典:岩手県環境保健研究センター「人口動態統計データ」
8
①出生数
平成 25 年の母親の年齢別(5 歳階級別)の出生数は、
「30~34 歳」が最も多く、次いで
「25~29 歳」
、
「35~39 歳」が多くなっています。
平成 2 年から平成 25 年までの 5 年毎の母親の年齢別(5 歳階級別)の出生数を比較す
ると、
「20~24 歳」及び「25~29 歳」の出生数が減少傾向にあり、特に「25~29 歳」で
は平成 2 年の約 400 人から平成 25 年の約 250 人まで大幅に減少しています。一方、
「35
~39 歳」の出生数は、平成 2 年の約 50 人から平成 25 年の約 150 人まで約 3 倍に増加し
ています。
H2-H25 北上市出生数(母の年齢:5歳階級)
(人)
450
400
350
300
250
200
150
100
50
0
15~19歳
20~24歳
25~29歳
30~34歳
H2
H7
H12
35~39歳
H17
40~44歳
45~49歳
H22
H25
50歳以上
出典:岩手県保健福祉年報(人口動態編)
9
平成 2 年から平成 25 年の母の年齢別(5 歳階級別)の出生数は、平成 2 年には「25~
29 歳」の母親の出生数が全体の約 45%を占めていましたが、平成 25 年には約 30%まで
減少しています。一方、平成 2 年には「30~34 歳」の母親の出生数は全体の約 27%でし
たが、平成 25 年には約 34%まで増加しています。さらに、平成 2 年では「35~39 歳」の
母親の出生数は全体の約 7%でしたが、平成 25 年には約 19%まで増加しています。
H2-H25 北上市出生数割合(母の年齢:5歳階級)
0%
10%
H2 1.7%
18.7%
H7 2.2%
17.7%
H12 2.9%
20%
30%
40%
14.6%
H25 1.1%
13.7%
15~19歳
20~24歳
70%
100%
6.9% 1.4%
7.3%
28.4%
37.4%
12.0% 0.9%
31.7%
29.6%
15.9%
33.7%
35~39歳
40~44歳
0.8%
8.4% 1.2%
33.0%
33.7%
30~34歳
90%
30.1%
37.8%
25~29歳
80%
26.8%
41.9%
15.0%
H22 1.0%
60%
44.6%
21.4%
H17 1.7%
50%
45~49
3.1%
18.5%
3.4%
50歳以上
不詳等
出典:岩手県保健福祉年報(人口動態編)
10
②死亡数
平成 18 年から平成 25 年の 5 歳階級別の死亡数では、
「80~84 歳」や「85~89 歳」の死
亡数が多くなっています。平成 25 年の男女別 5 歳階級別の死亡数では、男性では「80~
84 歳」
、女性では「90~94 歳」の死亡数が最も多くなっています。
H18-H25 北上市死亡数(5歳階級)
(人)
200
180
160
140
120
100
80
60
40
20
0
0-4
5-9 10-14 15-19 20-24 25-29 30-34 35-39 40-44 45-49 50-54 55-59 60-64 65-69 70-74 75-79 80-84 85-89 90-94 95-99 100H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
出典:岩手県保健福祉年報(人口動態編)
H25 北上市死亡数(5歳階級)
(人)
120
109
100
111
89
81
80
70 69
60
49
35
40
21
20
0
2 2
2 0
1 2
7
8
3
6
8
18
24
11
7
1 0
0 0
0-4
5-9 10-14 15-19 20-24 25-29 30-34 35-39 40-44 45-49 50-54 55-59 60-64 65-69 70-74 75-79 80-84 85-89 90-94 95-99 100-
0 0
0 0
1 0
52
46
32
21
12
43
0
男
0
女
出典:岩手県保健福祉年報(人口動態編)
11
昭和 55 年から平成 22 年の平均寿命は、全国、岩手県、北上市ともに一貫して上昇傾向
にあります。
平均寿命の推移
(歳)
90
85.8
84.6
85
83.2
82.1
79.0
81.9
78.8
80.7
78.6
77.7
76.7
76.0
75.0
75
73.6
86.1
85.9
83.4
80.8
80
84.5
84.6
85.5
85.5
86.4
76.4
75.4
77.1
77.3
79.6
79.1
77.8
77.8
78.5
H17
H22
74.3
72.7
70
S55
全国(男)
S60
全国(女)
H2
H7
岩手県(男)
H12
岩手県(女)
北上市(男)
北上市(女)
出典:岩手県環境保健研究センター「人口動態統計データ」
12
(2)結婚(有配偶者率)
平成 12 年から平成 22 年の 5 歳階級別の有配偶者率は、男性においてはほぼ全ての年
代で、女性においては 20~40 歳代で減少傾向にあります。
北上市の男性の有配偶者率
(%)
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
80~84歳
85歳以上
80~84歳
85歳以上
75~79歳
平成17年
70~74歳
65~69歳
60~64歳
55~59歳
50~54歳
45~49歳
40~44歳
35~39歳
30~34歳
25~29歳
20~24歳
15~19歳
平成12年
平成22年
北上市の女性の有配偶者率
(%)
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
75~79歳
70~74歳
65~69歳
平成17年
60~64歳
55~59歳
50~54歳
45~49歳
40~44歳
35~39歳
30~34歳
25~29歳
20~24歳
15~19歳
平成12年
平成22年
出典:国勢調査
13
平成 22 年の 20~40 歳代女性の有配偶者率は、全国及び岩手県に比べて高くなってい
ます。
全国・岩手県・北上市の女性の有配偶者率
(%)
90
77.4
80
72.7
70
67.6
60
61.4
59.7
50
79.1
78.4 76.6
75.6 71.3
78.0 78.1
77.5
70.7
75.1
75.2
62.5
70.3
62.5
61.7
48.5
48.4
45.5
36.2
30
28.5
20
0
80.3
80.0
46.4
42.0
40
10
72.9
68.9 72.0
68.6
80.0
31.9
30.6
15.0
0.6
0.6
0.4
14.2
12.5
9.3
15.4
14.6
5.8
5.8
5.4
1.1
0.7
0.0
100歳以上
95~99歳
90~94歳
85~89歳
80~84歳
75~79歳
70~74歳
岩手県
65~69歳
60~64歳
55~59歳
50~54歳
45~49歳
40~44歳
35~39歳
30~34歳
25~29歳
20~24歳
15~19歳
全国
2.8
2.5
2.5
北上市
出典:国勢調査(平成 22 年)
14
(3)合計特殊出生率
昭和 60 年~平成 25 年の合計特殊出生率の最大値は昭和 61 年の 2.03 です。
合計特殊出生率は毎年増減を繰り返しながら推移しており、長いスパンでみると緩や
かな減少傾向が続いていますが、全国及び岩手県に比べて高い水準を保っています。
※合計特殊出生率:1 人の女性が生涯に何人の子どもを産むかを表す数値。
15~49 歳の女性の年齢別出生率を合計したもの。
合計特殊出生率の推移
2.2
2.03
2.0
1.8
2.00
1.99
1.88
1.89
1.85
1.82
1.86
1.85 1.84
1.81 1.83
1.81
1.88
1.73
1.78 1.79
1.76
1.6
1.72
1.72 1.72
1.69
1.76
1.73
1.62
1.57
1.54 1.53
1.75 1.75
1.68
1.67 1.66 1.67
1.68 1.71
1.66
1.4
1.80
1.50
1.46
1.67
1.51
1.58
1.53
1.57
1.52
1.50
1.42 1.43
1.39 1.38
1.56
1.52 1.50
1.34 1.36 1.33 1.32
1.2
1.45
1.43 1.41
1.29 1.29
1.55
1.64
1.62
1.53
1.51
1.46
1.39 1.39 1.39 1.37
1.32 1.34
1.55
1.41
1.51
1.44 1.46
1.41 1.43
1.37 1.37 1.39 1.39
1.26
1.0
S60 S61 S62 S63 H元 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25
全国
岩手県
北上市
出典:岩手県環境保健研究センター「人口動態統計データ」
合計特殊出生率の推移(S60年を100とした場合)
110
100
107.4
100.0
99.5
105.8
97.9
96.3
98.4 97.9
97.4
96.8
95.8
95.8
95.2
92.6 92.6
90
91.5
87.8
88.9
88.3
88.4
86.8
85.7
88.4
82.0
80
79.9
82.0
81.0
79.9
79.9
H24
H25
H23
H22
H21
H20
H19
H18
H16
H17
H15
H14
H13
H12
H11
H9
H10
H8
H7
H6
H5
H4
H3
H元
H2
S63
S62
S61
S60
70
出典:岩手県環境保健研究センター「人口動態統計データ」
15
女性の有配偶率別の合計特殊出生率の状況を比較すると、多くの市町村において平成
20~24 年は平成 15 年~19 年に比べて有配偶率、合計特殊出生率ともに減少傾向にある
ことが分かります。
出典:平成 20~24 年
人口動態保健所・市区町村別統計、国勢調査
出典:平成 15~19 年
人口動態保健所・市区町村別統計、国勢調査
16
3.社会増減
(1)転入者数・転出者数
平成 20 年までは概ね転入超過の状態が続いていましたが、平成 21 年に 774 人の転出
超過に転じ、以降は転入超過と転出超過を繰り返しています。
転入数・転出数の推移
(人)
4,500
4,000
3,500
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
S56
S57
S58
S59
S60
S61
S62
S63
H元
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
0
転入
転出
出典:北上市統計データ
社会増減の推移
(人)
1,200
942
1,000
820
800
600
368
400
200
251
96
225
533
476
312
116
116
285
201
625
339
497
418
532
476
202
296
59
379
355
169
52 79
26
0
-200
-57
-92
-5
-47
-139
-400
-600
-774
S56
S57
S58
S59
S60
S61
S62
S63
H元
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
-800
出典:北上市統計データ
17
①転入者数
平成 17 年から平成 22 年の転入者の半分以上が県内市町村から転入しており、特に盛
岡市、花巻市、奥州市からの転入者が多くなっています。県外からは仙台市を含む宮城県
からの転入者が多くなっています。
H22 北上市常住者の5年前の常住都道府県(転入)
(人)
6,000
5,082
5,000
4,000
3,000
うち仙台市474人
2,000
818
461
398353
141322
92 203 76 63 45 207137
20 16 7 6 46 29 16 67 80 33 1 13 44 30 5 2 1 1 4 9 4 3 1 3 19 2 7 11 3 7 3 6 183
1,000
国外から
沖縄県
鹿児島県
宮崎県
大分県
熊本県
長崎県
佐賀県
福岡県
高知県
愛媛県
徳島県
山口県
広島県
岡山県
島根県
鳥取県
和歌山県
奈良県
兵庫県
大阪府
京都府
滋賀県
三重県
愛知県
静岡県
岐阜県
長野県
山梨県
福井県
石川県
富山県
新潟県
神奈川県
東京都
千葉県
埼玉県
群馬県
栃木県
茨城県
福島県
山形県
秋田県
宮城県
青森県
北海道
岩手県
0
H22 北上市常住者の5年前の常住市区町村(転入)
(人)
1,200
1,005
898
1,000
731
800
600
400
232
163
25
6
43
241
94 88 122
22 14 17 53 36
30
8
13 23
27
36
一戸町
5
洋野町
軽米町
普代村
田野畑村
岩泉町
山田町
大槌町
住田町
藤沢町
平泉町
西和賀町
金ケ崎町
矢巾町
紫波町
滝沢村
岩手町
葛巻町
雫石町
奥州市
八幡平市
6
九戸村
102 60
二戸市
釜石市
陸前高田市
一関市
遠野市
久慈市
花巻市
大船渡市
宮古市
盛岡市
0
201
56
野田村
200
280
121 160
158
H22 北上市常住者の5年前の常住都道府県(転入)
国外
その他(道府県) 183
824
2.0%
9.1%
首都圏(東京都、神奈川県、
埼玉県、千葉県)
1,095
12.1%
東北地方(岩手県除
く)
1,896
20.9%
岩手県(北上市外)
5,082
56.0%
出典:国勢調査
18
過去 3 年間の転入者数は、
「花巻市」からが最も多く、次いで「盛岡市」
、
「奥州市」
、
「仙
台市」という順に多くなっています。また、男女ともに「20 代」の転入者が最も多く、次
いで「30 代」が多くなっています。
過去3年間の転入者の状況(H24~H26年度)
岩手県花巻市, 905,
10%
岩手県盛岡市, 870, 9%
岩手県奥州市, 701, 7%
その他, 4931, 53%
宮城県仙台市, 490, 5%
青森県, 399, 4%
秋田県, 388, 4%
東京都特別区,
349, 4%
神奈川県, 332, 4%
過去3年間の5歳階級別転入者数(H24~H26)
1000
男
900
女
800
700
600
500
400
300
200
100
0
過去3年間の10歳階級別の転入者割合(H24~H26)
0%
男
女
10%
11.5%
13.9%
20%
30%
5.9%
50%
32.0%
5.7%
10歳未満
40%
60%
20代
80%
25.8%
34.9%
10代
70%
13.7%
24.8%
30代
40代
50代
60代
90%
9.4%
70代
100%
6.2%
4.7%
80代以上
出典:北上市住民基本台帳(転出入データ)
19
②転出者数
平成 17 年から平成 22 年の転出者の約半分が県内市町村へと転出しており、特に盛岡
市、花巻市、奥州市、金ケ崎町への転出者が多くなっています。県外へは仙台市を含む宮
城県のほか、首都圏や三重県(四日市市)への転出者も多くなっています。
H22 5年前の北上市常住者の現住都道府県(転出)
沖縄県
鹿児島県
宮崎県
大分県
熊本県
長崎県
佐賀県
福岡県
高知県
愛媛県
香川県
徳島県
山口県
広島県
岡山県
島根県
和歌山県
奈良県
兵庫県
大阪府
京都府
滋賀県
三重県
愛知県
静岡県
岐阜県
長野県
山梨県
福井県
石川県
富山県
新潟県
神奈川県
東京都
千葉県
埼玉県
群馬県
栃木県
茨城県
福島県
山形県
秋田県
宮城県
青森県
北海道
岩手県
(人)
5,000
4,353
4,500
4,000
3,500
3,000
2,500
うち仙台市603人
うち四日市市402人
2,000
1,500
896
561495
1,000
507
201362 240127222 90 85 50 263226
500
54 14 9 4 17 69 21 94 101
6 22 48 37 6 7 13 10 7 7 1 1 2 1 19 8 4 10 8 1 21 7
0
H22 5年前の北上市常住者の現住市区町村(転出)
(人)
1,200
1,020
934
1,000
800
572
600
400
9
17
19
21
18
7
5
16
2
25
H22 5年前の北上市常住者の現住都道府県(転出)
その他(道
府県)
1,562
16.8%
首都圏(東京都、神奈川
県、埼玉県、千葉県)
1,545
16.6%
東北地方
(岩手県除
く)
1,847
19.8%
岩手県(北上市外)
4,353
46.8%
出典:国勢調査
20
21
一戸町
4
洋野町
軽米町
普代村
田野畑村
岩泉町
8
山田町
4
大槌町
金ケ崎町
西和賀町
矢巾町
紫波町
滝沢村
岩手町
葛巻町
雫石町
奥州市
八幡平市
二戸市
釜石市
陸前高田市
一関市
遠野市
久慈市
8
九戸村
33
75
野田村
34
90
住田町
66
116 91
藤沢町
32
135
平泉町
93
71
花巻市
大船渡市
宮古市
盛岡市
0
303
249
147 108
200
過去 3 年間の転出者数は、
「盛岡市」が最も多く、次いで「花巻市」
、
「仙台市」
、
「奥州
市」という順になっています。また、男女ともに「20 代」の転出者が最も多く、次いで
「30 代」が多くなっています。
過去3年間の転出者の状況(H24~H26)
岩手県盛岡市,
1031, 11%
岩手県花巻市, 852,
9%
宮城県仙台
市, 599, 7%
その他, 4536 , 49%
岩手県奥州市,
575, 6%
東京都特別区,
491, 5%
神奈川県, 454, 5%
宮城県, 359, 4%
青森県, 348, 4%
過去3年間の5歳階級別転出者数(H24~H26)
900
800
700
600
500
400
300
200
100
0
男
女
過去3年間の10歳階級別転出者の割合(H24~H26)
0%
男
女
10%
11.7%
14.3%
20%
10.6%
30%
40%
60%
32.0%
9.6%
10歳未満
50%
20代
30代
80%
23.5%
35.5%
10代
70%
13.4%
22.9%
40代
50代
60代
90%
100%
5.0%
9.2% 3.6%
70代
80代以上
出典:北上市住民基本台帳(転出入データ)
21
③転入・転出の要因
住民異動届アンケート調査によると、転入・転出理由はともに「転勤のため」が最も多
く、約半分を占めています。次いで「結婚のため」や「家族と一緒または別々に住むこと
になったため」が多くとなっています。
また、北上市の住みやすさについては転出者においても「住みやすい」
、
「どちらかとい
えば住みやすい」と答える人が約 90%と多くなっています。
転入及び転出の理由
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
1.2%
転入者
54.3%
転出者
54.0%
2.6%
13.5%
8.4%
3.4% 9.1%
100%
1.8%
13.9%
11.2% 2.4% 9.3% 0.5%
1.3% 11.7%
1.転勤のため
2.学校の入学
3.結婚のため
4.家を買ったため
5.家族と一緒または別々に住むことになったため
6.今まで住んでいたところが気に入らないため
7.新しく住むところを気に入ったため
8.その他
北上市の住みやすさ
0%
10%
転入者
転出者
1.住みやすいと思う
20%
30%
40%
50%
36.8%
60%
70%
80%
44.0%
56.1%
100%
5.1%
32.9%
2.どちらかというと住みやすいと思う
90%
3.どちらかというと住みにくいと思う
1.8%
5.3% 0.9%
4.住みにくいと思う
出典:北上市住民異動届アンケート調査(2014 年 7 月~2015 年 3 月)
22
市内の高校生を対象に実施した「まちづくり市民アンケート調査(平成 20 年度)
」に
よると、北上市を「住みやすい」と感じる割合は 71.6%と高くなっているものの、これ
からも北上市に「住み続けたい」と思う割合は 59.2%となっています。
住みたくない理由としては、
「市内に働きたい場所がない」が 45.1%と最も多く、次い
で「通勤、通学、日常の買い物が不便」や「生活環境がよくない」と多くなっています。
問 現在の北上市の「住みやすさ」について、どのように感じていますか。
選択肢
回答数(人)
割合(%)
住みやすい
267
27.0
どちらかというと住みやすい
442
44.6
どちらかというと住みにくい
121
12.2
住みにくい
62
6.3
無回答
98
9.9
住みにくい
6.3%
無回答
9.9%
住みやすい
27.0%
どちらかという
と住みにくい
12.2%
どちらかという
と住みやすい
44.6%
有効票数=990
問 あなたは、これからも北上市に住み続けたいと思いますか。
選択肢
回答数(人)
割合(%)
住み続けたい(将来住みたい)
130
13.1
どちらかといえば住み続けたい
456
46.1
どちらかといえば住みたくない
235
23.7
住みたくない
154
15.6
15
1.5
無回答
住みたくない
15.6%
無回答
1.5%
住み続けたい
(将来住みた
い)
13.1%
どちらかといえ
ば住みたくな
い
23.7%
どちらかといえ
ば住み続けた
い
46.1%
有効票数=990
問 住みたくない理由は何ですか。(3つ以内)
選択肢
回答数(人)
割合(%)
0
106
27.6
151
39.3
24
6.3
35
9.1
32
8.3
6
1.6
48
12.5
173
45.1
22
5.7
23
6.0
コミュニティ活動など住民の交流がない
13
3.4
福祉分野のサービスや施設が不十分
その他
90
23.4
その他
無回答
4
1.0
生活環境がよくない
通勤、通学、日常の買い物が不
便
消防、防災、防犯体制に不安を
感じる
情報通信基盤が整っていない
保健、医療分野のサービスや施
設が不十分
福祉分野のサービスや施設が
不十分
スポーツ、レジャー施設や文化
施設が不十分
市内に働きたい職場がない
子どもの保育、教育のことが心
配
地域の行事や近所づきあいが
面倒
コミュニティ活動など住民の交
流がない
20
45.1
市内に働きたい職場がない
39.3
通勤、通学、日常の買い物が不便
27.6
生活環境がよくない
12.5
スポーツ、レジャー施設や文化施設が不十分
情報通信基盤が整っていない
9.1
保健、医療分野のサービスや施設が不十分
8.3
消防、防災、防犯体制に不安を感じる
6.3
地域の行事や近所づきあいが面倒
6.0
子どもの保育、教育のことが心配
5.7
無回答
(%)
60
40
3.4
1.6
23.4
1.0
有効票数=384
出典:まちづくり市民アンケート調査結果(平成 20 年度)
23
(2)年齢階級別の人口移動分析
平成 17 年から平成 22 年において、男性では「10~14 歳→15~19 歳」
、「15~19 歳→
20~24 歳」
、
「30~34 歳→35~39 歳」の転出超過が、
「20~24 歳→25~29 歳」の転入超
過が大きくなっています。
女性では、
「10~14 歳→15~19 歳」
、
「15~19 歳→20~24 歳」の転出超過が、
「20~
24 歳→25~29 歳」の転入超過が大きくなっています。男性と違い、「30~34 歳→35~
39 歳」の転出超過は小さくなっています。
(人)
平成17年→平成22年の年齢階級別人口移動(北上市)
1000
800
600
400
200
0
-200
-400
男
-600
女
-800
-1000
出典:国勢調査、都道府県生命表
24
<15~19 歳から 20~24 歳の転出超過>
男性では、平成 2 年→平成 7 年で転出超過数が大幅に減少し、一時的に均衡に近づき
ましたが、平成 7 年以降は再び転出超過数が増加しています。
女性では、平成 2 年→平成 7 年で転出超過数が若干減少しましたが、平成 7 年以降は
再び転出超過数が増加しています。
<20~24 歳から 25~29 歳の転入超過>
男女ともに平成 2 年→平成 7 年をピークに転入超過数が減少しています。
(人)
年齢階級別人口移動の推移(男性)
800
600
400
200
0
昭和55年→昭和60年
昭和60年→平成2年
平成2年→平成7年
平成7年→平成12年
平成12年→平成17年
平成17年→平成22年
-200
-400
-600
800
(人)
年齢階級別人口移動の推移(女性)
600
400
200
0
昭和55年→昭和60年
昭和60年→平成2年
平成2年→平成7年
平成7年→平成12年
平成12年→平成17年
平成17年→平成22年
-200
-400
-600
25
出典:国勢調査、都道府県生命表
(3)人口に与えてきた自然増減と社会増減の影響
昭和 56 年から平成 2 年までの人口増加期には自然増が社会増を上回っていましたが、
平成 3 年から社会増が自然増を上回るようになりました。
その後、自然増及び社会増は右肩下がりに減少し、平成 21 年には社会減と自然減によ
り人口減少に転じました。以降、社会増減の変化に伴って人口増減を繰り返しています。
総人口に与えてきた自然増減と社会増減の影響
800
600
昭和56年(始点)
平成6年
自然増減(人)
400
200
平成21年
0
平成23年
平成25年(終点)
-200
-400
-1000
-500
0
500
1000
社会増減(人)
社会増減と自然増減の推移
(人)
1000
500
0
-500
-1000
S56
S58
S60
S62 H元
H3
H5
H7
社会増減
H9
H11 H13 H15 H17 H19 H21 H23 H25
自然増減
出典:北上市統計データ
26
4.世帯
(1)世帯数
北上市の世帯数は一貫して増加傾向にあり、平成 26 年では 35,874 世帯となっていま
す。一方、平均世帯人員は減少傾向にあり、平成 26 年では 2.6 人となっています。
世帯人員別の一般世帯数割合は、
「1 人世帯」や「2 人世帯」が増加し、
「5 人世帯」や
「6 人以上世帯」が減少しています。
北上市の世帯数と平均世帯人員の推移
(世帯)
40,000
35,000
(人/世帯)
4
3.37 3.37 3.32 3.28
3.23
3.11 3.14 3.11 3.08 3.05
2.95 2.99 2.97 2.95 2.93
30,000
2.81 2.89 2.85 2.82 2.80 2.73
2.70 2.66 2.63 2.60
3
25,000
2
20,000
15,000
24,608
24,777
25,386
26,090
26,928
28,247
28,293
28,865
29,302
29,803
31,023
30,806
31,136
31,440
31,754
33,623
32,659
33,192
33,704
33,626
34,068
34,612
35,305
35,874
35,529
1
10,000
5,000
0
0
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
総世帯数
平均世帯人員
北上市の世帯人員別一般世帯数割合の推移
0%
10%
20%
H22
28.8%
H17
28.2%
30%
1人世帯
50%
23.8%
18.3%
21.3%
2人世帯
60%
18.5%
22.3%
26.4%
H12
40%
18.2%
3人世帯
4人世帯
70%
80%
15.6%
15.6%
15.8%
5人世帯
90%
100%
7.1% 6.3%
7.9%
8.5%
7.6%
9.8%
6人以上世帯
(世帯)
1 人世帯
H22
H17
H12
9,815
9,378
8,125
2 人世帯
8,082
7,407
6,561
3 人世帯
6,290
6,093
5,615
4 人世帯
5,294
5,185
4,867
5 人世帯
2,399
2,642
2,628
6 人以上
世帯
2,147
2,536
3,014
合計
34,027
33,241
30,810
出典:国勢調査
27
(2)高齢単身・夫婦世帯
北上市の高齢単身世帯及び高齢夫婦世帯は増加傾向にあり、平成 12 年から平成 22 年
の 10 年間で高齢単身世帯及び高齢夫婦世帯の合計数は約 1.5 倍となっています。
単身世帯が増加する中、高齢単身世帯の割合が高まっています。
高齢単身世帯及び高齢夫婦世帯の推移
(世帯)
6,000
16%
14.1%
14%
12.4%
5,000
12%
10.4%
4,000
10%
2,498
2,000
1,000
8%
2,198
3,000
1,784
1,435
6%
4%
2,312
1,908
2%
0%
0
H12
高齢単身世帯
H17
高齢夫婦世帯
H22
高齢単身世帯及び高齢夫婦世帯が
一般世帯に占める割合
単身世帯に占める高齢単身世帯の推移
(世帯)
23.6%
12,000
25%
20.3%
10,000
20%
17.7%
8,000
15%
6,000
7,470
7,503
10%
6,690
4,000
5%
2,000
0
1,435
1,908
2,312
H12
H17
H22
高齢単身世帯
0%
その他の単身世帯
単身世帯に占める高齢単身世帯の割合
出典:国勢調査
28
5.産業
(1)事業所及び従業者数、産業別就業者数
北上市の事業所数は平成 13 年をピークに、従業者数は平成 18 年をピークに減少傾向
にあります。
産業別就業者数をみると、第 1 次産業就業者数は平成 2 年から平成 22 年にかけて半数
以下に減少し、第 2 次産業就業者数は平成 12 年から平成 22 年の 10 年間で約 4,000 人減
少しています。第 3 次産業就業者数は増加傾向が続いていましたが、平成 22 年は減少に
転じています。
北上市の事業所・従業者数の推移
(事業所)
6,000
51,645
49,759
44,563
5,000
(人)
60,000
48,654
45,531
50,000
39,015
4,000
40,000
3,000
30,000
2,000
4,239
4,821
4,473
4,756
4,609
4,295
20,000
10,000
1,000
0
0
H3
H8
H13
H18
事業所数
H21
H24
従業者数
出典:北上市統計書
(事業所・企業統計調査報告(岩手県)
、経済センサス基礎調査、経済センサス活動調査)
北上市の産業別就業者数の推移
(人)
30,000
24,482
25,367
24,747
22,208
25,000
19,435
20,000
15,000
18,091
10,000
7,385
20,212
20,316
18,595
16,253
5,695
4,840
4,162
5,000
0
371
32
30
13
H2
H7
H12
第1次産業就業者
第2次産業就業者
第3次産業就業者
29
H17
3,165
594
H22
分類不能の産業就業者
出典:国勢調査
第 1 次産業及び第 2 次産業就業者の構成比が減少し、平成 17 年には 50%以上が第 3 次
産業就業者となっています。
第 1 次産業就業者の構成比は全国よりは高くなっているものの、岩手県より低くなっ
ています。また、第 2 次産業就業者の構成比は全国や岩手県より高くなっています。
北上市の産業別就業者構成比の推移
0%
10%
30%
16.4%
H2
H12
9.7%
H17
8.6%
40%
50%
60%
70%
80%
40.3%
11.8%
H7
H22
20%
43.2%
42.0%
0.0%
52.3%
36.3%
第1次産業就業者
0.1%
49.3%
38.3%
0.8%
55.3%
第2次産業就業者
第3次産業就業者
100%
0.1%
46.1%
40.9%
7.1%
90%
1.3%
分類不能の産業就業者
産業別就業者構成比の比較(平成22年)
0%
10%
全国 4.0%
岩手県
北上市
20%
30%
40%
50%
23.7%
12.0%
7.1%
第1次産業就業者
60%
70%
66.5%
24.3%
90%
100%
5.8%
62.3%
36.3%
55.3%
第2次産業就業者
80%
第3次産業就業者
1.4%
1.3%
分類不能の産業就業者
出典:国勢調査
30
(2)産業特化係数及び男女別就業者数
北上市の全国に対する産業特化係数では、「農業」
、
「製造業」
、
「電気・ガス・熱供給・
水道業」、
「複合サービス業」で 1.0 を超えています。また、岩手県に対する産業特化係数
では、
「製造業」
、「電気・ガス・熱供給・水道業」
、
「運輸業・郵便業」
、
「学術研究・専門
技術サービス業」、
「宿泊業、飲食サービス業」で 1.0 を超えています。
北上市の男女別産業分類別就業者数では、男性は「製造業」
、女性は「製造業」
、
「卸売
業、小売業」、
「医療、福祉」の就業者が多くなっています。
北上市の産業分類別就業者(平成22年)
(人)
14,000
12,879
2.50
1.86
1.78
2.00
1.94
12,000
10,000
1.13
1.12
8,000
0.93
6,000
0.90
0.67
3,116
4,000
6,146
358
239
0.66
0.51
751
429
2,372
0.29
15
0.91
0.85
0.86
0.83
0.76
3,359
0.37
0.01
0.00
1
48
1.03
1.03
0.62
0.97
1.50
1.17
1.00
1.00
0.88
0.80
0.87
0.89
2,492
1,651
0.84
2,155
1,724
1.00
0.77
0.65
1,169
331
0.50
0.23
594
0.00
分類不能の産業
公務(
他に分類されるものを除く)
サービス業(他に分類されないもの)
複合サービス事業
医療,福祉
教育,学習支援業
生活関連サービス業,娯楽業
宿泊業,飲食サービス業
学術研究,専門・
技術サービス業
特化係数(全国)
0.97
0.97
0.62
4,040
890
不動産業,物品賃貸業
就業者数
金融業,保険業
卸売業,小売業
運輸業,郵便業
情報通信業
電気・
ガス・熱供給・
水道業
製造業
建設業
鉱業,採石業,砂利採取業
漁業
林業
農業
0
1.06
0.98
0.86
0.21
2,000
1.00
特化係数(岩手県)
※特化係数:地域のある産業が、全国または県と比べてどれだけ特化しているかを見る係数であり、特化係数が1であれば全
国や県と同様、1以上であれば全国や県と比べてその産業が特化していると考えられる。
北上市の産業分類別就業者(平成22年)
(人)
10,000
9,071
9,000
8,000
7,000
6,000
5,000
3,808
4,000
3,000
2,000
3,214
1,853
1,792
1,324
761
1,094
952
772
557
1,316
839
826
175
156
865
304
325
269
分類不能の産業
公務(他に分類されるものを除く)
サービス業(他に分類されないもの)
複合サービス事業
医療,福祉
教育,学習支援業
生活関連サービス業,娯楽業
不動産業,物品賃貸業
男性
539
351
宿泊業,飲食サービス業
240
189
学術研究,専門・
技術サービス業
436
315
金融業,保険業
情報通信業
519
卸売業,小売業
251
107
1,731
運輸業,郵便業
203
36
電気・ガス・熱供給・水道業
鉱業,採石業,砂利採取業
製造業
12 3
503
建設業
1 0
漁業
農業
41 7
林業
1,000
0
3,357
2,789
2,856
女性
出典:国勢調査
31
北上市の女性の就業者数は平成 12 年をピークに減少傾向にあります。
産業別では、第 1 次産業及び第 2 次産業就業者数は一貫して減少が続いており、第 3 次
産業就業者数も平成 17 年をピークに減少しています。
また、女性の就業率は全国が増加傾向にあるのに対し、岩手県は横ばい、北上市は減少
傾向にあります。
女性の就業者数と就業率の推移(15~64歳)
就業者数(人)
20,000
18,245
18,590
10,331
11,804
18,449
17,453
18,000
16,000
14,000
12,000
12,556
12,450
10,000
8,000
6,000
5,984
4,000
2,000
0
5,519
4,867
4,197
1,917
1,261
885
586
H7
H12
H17
H22
第1次産業
第2次産業
第3次産業
出典:国勢調査
女性の就業率の推移(15~64歳)
70%
65%
63.6%
60%
62.3%
64.2%
63.5%
62.8%
62.6%
55%
61.7%
57.5%
56.7%
55.7%
55.1%
62.7%
50%
H7
H12
H17
全国
岩手県
H22
北上市
出典:国勢調査
32
(3)年齢階級別産業人口
北上市の年齢階級別の産業人口をみると、
「情報通信業」、
「製造業」
、
「医療・福祉」は
15~29 歳及び 30~39 歳の若い世代が 50%前後を占めています。
一方で、「農業」は 60 歳以上が 70%以上を占めています。
北上市の産業分類別年齢階級別就業者構成比(平成22年)
0%
農業
林業
20%
2.7% 4.6% 6.4%
40%
16.3%
8.3%
60%
32.3%
33.3%
建設業
6.7%
20.0%
10.7%
33.3%
23.7%
金融業,保険業
16.9%
不動産業,物品賃貸業
12.1%
学術研究,専門・技術サービス業
11.0%
20.4%
24.0%
21.0%
16.1%
22.1%
26.6%
19.1%
20.5%
16.7%
生活関連サービス業,娯楽業
19.6%
20.4%
16.3%
医療,福祉
複合サービス事業
サービス業(他に分類されないもの)
公務(他に分類されるものを除く)
15~29歳
24.1%
20.7%
25.3%
10.9%
8.5%
22.7%
11.4%
30~39歳
40~49歳
19.8%
14.5%
24.9%
20.9%
27.5%
22.4%
50~59歳
14.5%
3.7%
15.0%
3.4%
16.8%
26.5%
4.7%
9.7% 0.9%
20.2%
22.1%
19.0%
26.2%
23.4%
25.2%
30.8%
17.8%
11.0%
22.0%
30.8%
3.9% 0.8%
12.1% 1.3%
22.0%
19.6%
宿泊業,飲食サービス業
10.3%
12.0%
25.4%
1.0%
5.4%
29.8%
23.6%
17.9%
6.4%
22.2%
29.6%
24.8%
3.5%
19.1%
31.4%
31.3%
11.5%
18.9%
25.0%
28.9%
22.3%
17.4%
26.1%
29.0%
12.1%
卸売業,小売業
教育,学習支援業
8.3% 4.2%
40.0%
17.1%
19.6%
情報通信業
運輸業,郵便業
22.9%
100.0%
製造業
電気・ガス・熱供給・水道業
100%
37.8%
22.9%
漁業
鉱業,採石業,砂利採取業
80%
22.0%
25.5%
6.6%
7.7% 2.1%
9.4%
1.7%
7.9%
0.3%
6.1%
10.8% 3.8%
60~69歳
70歳以上
出典:国勢調査
33
Fly UP