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3M™ LEDモジュール VL3-8000

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3M™ LEDモジュール VL3-8000
Commercial Graphics Division
Technical Data Sheet
No.110r1
改訂
2017 年 01 月 26 日
発行
2013 年 10 月 24 日
スリーエムジャパン株式会社
コマーシャルグラフィックス事業部
3MTM LED モジュール
VL3-8000
定義
3MTM LED モジュール V シリーズ VL3-8000 は、屋内外内照サイン用途の LED モジュールです。
特徴

電流値 700mA で約 288lm 注 1)のハイパワーLED と広角レンズの組み合わせで、モジュールの間隔を広げて設置
出来ます。

奥行き 120mm 以上の看板に、少ない LED 数で使用できます。

基板はアルミニウムを使用し、放熱性を考慮した構造です。

防水性能は防沫形相当です。

光源に LED を使用しているため、蛍光灯に含まれている水銀を含んでおりません。
製品仕様 (Ta=25℃)
電気特性
品番
VL3-8000
順電圧特性
定格電流
定格電圧
定格消費電力
最小電圧
標準電圧
最大電圧
(mA)
(V)
(W)
(VF min.)
(VF typ.)
(VF max.)
350
3.10
1.08
2.75
3.10
3.50
700
3.25
2.27
2.85
3.25
3.70
絶対最大定格
項目
記号
条件
単位
入力電流
Imax
740
mA
項目
記号
条件
単位
使用温度範囲
Topr
-20~50
℃
使用温度
注 1) 点灯初期の平均光束値です。LED の光束にはバラつきがあります。
機械的特性
項目
内
製品寸法
51 (L)×33 (W)×7 (H)mm
レンズ
アクリル
ワイヤー
AWG22
質量
10g (±2g)
連結数
容
(ワイヤー含まず)
(ワイヤー含まず)
20 連結(使用する電源の仕様に合わせ、ワイヤー部でモジュールの切断、連結を行ってくださ
い。スコッチ™自己融着性テープなどで連結部を巻き、防水性を持たせてください。)
3M™ VHB™ アクリルフォーム構造用接合テープ
推奨固定方法
ビス止めする場合は、3M™ VHB™ アクリルフォーム構造用接合テープを使用しないでくださ
い。ビスは M4 ナベねじ
長さ 6mm 以上でワッシャーを併用するか、座面の大きいワッシャー
ヘッドねじ、またはトラスねじなどをご使用ください。
安全にお使いいただくために
と
の意味
取り扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う危険性が想定される内容を評しています。
取り扱いを誤った場合に、使用者が障害を負う危険性が想定される場合および物的損害のみの発生が
想定される内容を表しています。
※物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害を表しています。
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表しています。
具体的な注意内容は、の中
に描かれています。
左図の場合は、「感電注意」を表しています。
は、禁止(してはいけないこと)を表しています。
具体的な禁止内容は、
の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表しています。
は、強制(必ずすること)を表しています。
具体的な強制内容は、
の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜け」を表しています。
分解・修理・改造はしないでください。
火災の原因となったり、異常動作をしたりしてけがをすることがあります。
アースに接続してください。
故障などによる漏電により、感電することがあります。
本体に表示された定格の電源以外では使用しないでください。
火災・感電の原因となります。
異常な状態(煙が出る・こげ臭い・異音がするなど)のままではご使用にならないでください。
火災・感電の原因となります。使用を停止し電源を切ってください。
使用出来る看板の種類と取り付け条件について

LED モジュールは金属に取り付けてください。使用する電流値や看板の種類、設置する金属板によって、使用条件や
LED モジュール取り付けピッチが異なります。下の表を守ってモジュールを使用してください。
取付面
木
電流
箱看板
700mA
x
アルミ複合板
チャンネル
文字
x
箱看板
○
チャンネル
文字
○
ステンレス
箱看板
チャンネル
○
文字
○
金属柱
両面等
○
LED 取付
ピッチ
その他必要条件
必要条件
150mm
以上
1. LED モジュールを取り付け
る金属板、金属柱は塗装が
必要。(アルミ複合板は塗装
されているものを扱う。)
350mA
x
x
○
○
○
○
○
100mm
以上
2.金属柱に取り付ける場合は
LED モジュール設置面全て
が接していること。
○木やプラスチックなど熱伝導性が悪い材料は、放熱不良となり、製品の故障・寿命の低下の原因となる場合があります。
ご使用の基材で、放熱性を検証しご使用ください。

LED モジュールは 3M™ VHB™ または M4 ナベネジで固定してください。3M™ VHB™ とビスは併用しないでくだ
さい。

LED モジュール裏面を取付面にしっかりと設置(面接触)して放熱を行ってください。
電源について

電源および接続ケーブルは別途ご用意ください。

電源は 350mA または 700mA の定電流電源を使用してください。PSE マークを取得された電源を必ずご使用
ください。

電源の説明書をお読みになり、正しくお使いください。

電源の電圧を確認し、使用可能な電圧の範囲内で LED モジュールを接続して使用してください。

VL3-8000 は電源から直列に接続してください。1 つの電源から並列に接続すると故障の原因になります。
電源との接続方法
①
VL3-8000 のワイヤーの横に、+(プラス)および-(マイナス)の表示があります。+側は白いワイヤー、-側は灰色のワ
イヤーです。先頭のモジュールの IN 側の+側のワイヤーに電源の+側のワイヤーを、-側のワイヤーに電源の-側を
接続してください。モジュールを延長する場合は最後のモジュールの OUT 側に次のモジュールを接続してください。
末端のモジュールの OUT 側の+と-をつなぎ、ショートさせます。接続部は必ず防水処理を行ってください。
②
電源にアースがある場合は必ずアース線を接地してください。
③
モジュールから電源までを延長する場合は、断線を防ぎ、電圧降下を少なくするために出来るだけ太い線をお使いく
ださい。
電流値 350mA と 700mA での AWG18 から AWG22 の電圧降下を以下に示します。
AWG
直径
(inch)
直径(mm)
断面積(mm2)
抵抗
電圧降下(V/m)
電圧降下(V/m)
(Ω/km)
(350mA 駆動時)
(700mA 駆動時)
16
0.0508
1.291
1.309
13.17
0.005
0.01
17
0.0453
1.15
1.038
16.61
0.006
0.012
18
0.0403
1.024
0.823
20.95
0.008
0.016
19
0.0359
0.9116
0.6527
26.41
0.01
0.02
20
0.032
0.8118
0.5176
33.31
0.012
0.024
21
0.0285
0.7229
0.4105
42
0.015
0.03
22
0.0254
0.6438
0.3255
52.96
0.019
0.038
接続する VL3-8000 の個数、および使用する電線の太さと長さで電圧降下を考慮し、使用する電源を選定してください。
推奨電源と接続個数を以下に示します。
○定電流電源は使用する LED モジュールの数によって選択して下さい。(表参照)
350mA
定電流電源
電源電圧 (V)
接続個数
最小
最大
最小
最大
電圧
電圧
個数
個数
サンエー電機
β1-350-130NF
60
130
22
36
株式会社
β05-350-60NF
20
62
10
17
ELC12-36-R35
6
36
3
10
TDK ラムダ
株式会社
700mA
定電流電源
電源電圧 (V)
接続個数
最小
最大
最小
最大
電圧
電圧
個数
個数
サンエー電機
β1-700-65NF
30
65
11
17
株式会社
β2-700-130NF
60
130
22
34
TDK ラムダ
ELC12-18-R70
3
18
2
4
株式会社
ELC90-130-R70
50
130
18
34
○接続個数の計算例 (最小電圧が 50V で最大電圧が 125V の 350mA の定電流電源の場合。)
接続個数の最小値は、50V(電源最小電圧)÷2.75(LED 最小電圧)= 18.1 より多い必要があるので 19 個。
接続個数の最大値は、125V(電源最大電圧)÷3. 5(LED 最大電圧)= 35.7 より少ない必要があるので 35 個。
最大値はワイヤーによる電圧降下を考慮する必要があります。計算例は以下の通りです。
ワイヤーの長さの合計は、ワイヤー1 本分の長さx(接続モジュール数+1)x2=0.42x(35+1)x2=30.24m
ワイヤーの電圧降下は、ワイヤーの長さの合計x1m 当たりの電圧降下=30.24x0.038=1.15V
すなわちモジュール分(35 個x3.5V=122.5V)とワイヤー分 (1.15V)を加えた 124V が電源の最大電圧 125V を下回る必要が
あります。上記は計算上の目安になります。実際の使用時には電源から LED モジュールまでのワイヤーのこう長分も含め
電圧を測定してご確認の上、御使用下さい。
※電源の保証は各電源メーカーの保証となります。
① 製品の並列接続はできません。電源に対して直列接続とし、接続部は絶縁、防水処理をしてください。
② 電源を投入する前に必ず全ての線が正常に接続され、絶縁、防水処理されていることを確認してください。
③ 電源を入れても点灯しない場合は、まず電源のプラグを抜いてください。5 分以上電源 OFF した後に、接触不良など
の確認を行ってください。5 分以上電源 OFF せずに接触確認すると、電源内部の電解コンデンサに充電された電荷で
LED に大電流が流れ、LED を壊す場合があります。
必ず、全ての接続を完了してから電源を入れてください。
異常があった場合は電源を切ってください。
使用上の注意事項
■取り扱いについて
1.電気用品安全法
 本製品を組み込んだ内照看板は、電気用品安全法上の広告灯の扱いになる場合があります。最終施工をされる業者様に
おいては電気用品安全法に従い、経済産業局への届出等法的な手続きが必要になります。
 PSEマークを取得された電源を必ずご使用ください。
2.取り扱いについて
 感電の恐れがありますので、電源やVL3-8000の設置、点検、交換、清掃の時は、必ず電源を切ってください。
 火災の恐れがありますので塗料を塗ったり、紙や布など燃えやすいものを近づけたりしないでください。
 本製品を分解あるいは改造しないでください。故障、感電、火災の原因となります。またその時、製品の性能および
安全を保証することができません。
 目を傷める原因となりますので発光する製品を目に当て続けないでください。
安全上のご注意
 火災および爆発の恐れがありますので引火性物質(ガソリン、可燃性スプレー、シンナー)がある所で使わないで
ください。
 破損、感電の恐れがありますので製品は、確実に取り付けてください。
 落下、寿命短縮、漏電火災の恐れがありますので振動が激しい場所、腐食性環境、埃が多い所でのご使用は控えて
ください。
 変質、変色の原因となりますので防虫剤や有害薬品、腐敗性ガスおよび染料用物質を塗布しないでください。
使用上のご注意
 本製品のレンズ表面に汚れや傷がつかないように注意してください。また、製品同士の接触等で傷が付かないように
注意してください。全光束低下の原因になります。
 機械的特性、光学特性、防水性能を著しく損なう可能性がありますので、分解、修理、改造はしないでください。
 電源にアースがある場合は、必ず接地してください。
 屋外看板で使用される場合には看板筐体の防塵・防水の確保を行ってください。
 本製品は内照看板用ですので、看板筺体からむき出しの状態でのご使用はしないでください。
 逆接続はしないでください。故障の原因になります。
 上向きや下向きでは使用しないでください。
 本製品には寿命があります。点検・交換が可能なことを確認して設置してください。
3.施工上の注意事項
 施工に際しては、電気設備技術基準に準じて工事を行って下さい。
 電気工事については、電気工事の有資格者にて行ってください。
 施工後、電源を投入する前に導線の接続に間違いが無いか事前にチェックして下さい。
 チェックが終了し、電源を投入し点灯した後、本製品全体の明度ムラ、輝度ムラのないことを確認して下さい。
 本製品を固定する際に、アクリル板やFFシートなどの面材と並行になるように固定してください。傾いた状態で固定
すると明度ムラ、輝度ムラの原因になります。
 本製品と内照用アクリル板、FFシートなどの面材との距離が近い場合には、ランプイメージが目立つことがあります。
 FF看板のLED使用注意点
FF大型看板には、風荷重軽減とFFのたわみによる光源への当り防止のための補助棒措置が必要となります。開閉式の
FF看板も枠補強用のサポート棒があります。LED光源の場合、サポート棒の位置関係によっては看板面材上に影が出ま
す。影対策のためLEDとサポート棒までの距離・設置位置の検討が必要です。またサポート棒の設置条件で風力計算を
行いFFシートの強度・たわみ量に問題が無いことを確認してください。
4.LED光源および本体について
 LEDの光束・色度はロットによるバラツキがあります。このため、本製品の明るさや色温度もロットによるバラツキが
あります。記載値は参考値で保証値ではありません。
 光源は白色LEDを使用、色温度は約6,500Kです。注2)
注 2) 点灯初期の平均色温度です。LED の色温度にはバラつきがあります。
5.目の保護
 本製品の発光面を直視することのないようご注意ください。発光面を直視する場合には、必ず目の保護具をご使用くだ
さい。
6.EMI対策について
 本製品には、特別なEMI対策は行っておりません。
7.静電気対策
 プラスチック、ビニールなどの帯電しやすいものが製品に触れないようにご注意ください。電源にアース線がある場合
は、必ずアース線を接地してから点灯してください。
8.耐薬品性、耐摩耗性
 本製品のレンズ面を清掃する場合は、傷がつかないように柔らかい布を用いて中性洗剤で埃、汚れを落とすようにして
ください。また、有機溶剤などは使用しないでください。
9.製品の保管
 製品を保管する際には、高温高湿に長期間曝される環境は避けるようにご配慮ください。直射日光の当たらない場所に
保管し、結露の無いようご注意ください。また、特殊なガスの発生する恐れのある場所での保管は避けてください。
10.梱包および輸送
 製品の輸送、運搬に際しては必ず弊社出荷時の梱包状態、あるいはそれと同等の梱包を行ってください。
11.その他
 本製品の使用にあたり関連する法令がある場合には、必ずそれに従ってください。また、本製品を破壊、切断、粉砕、
焼却あるいは化学的に分解しないでください。本製品を廃棄する場合は法規に従い、一般廃棄物や家庭用ゴミとは
混ぜないでください。
12.品質保証
 保証期間は商品をお買い上げ日から3年間です。
 弊社の賠償責任は、弊社製品のご購入金額を限度とします。労務費・足場養生費等、交換にかかる工事費は含まれ
ませんので、予めご了承ください。
 保証書が必要な場合は、弊社または弊社特約店へお申し付け下さい。
■ご注意
 この説明書の著作権は弊社に属します、よって、無断複製、引用等を禁じます。
 その他不明な点につきましては、弊社営業担当員にお問い合わせ下さい。
仕様および外観は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。本書に記載してある事項、技術上の資料並びに勧告は全て弊社の信頼している実験に基づいていま
すが、その正確性若しくは完全性について絶対的な保証はしません。使用者は使用に先立って製品が自己の用途に適合するか否かを判断し、それに伴う危険と責任を全て負う
ものとします。売主及び製造者の義務は不良であることが証明された製品を取り替えることだけであり、それ以外の責任はご容赦ください。本書に記載されていない事項若し
くは勧告は、売主及び製造者の役員が署名した契約書に依らない限り弊社は責任を負いません。
3M、スコッチ、VHB は、3M 社の商標です。
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