HC：BIOSセットアップマニュアル

ＨＣ
シリーズ
BIOS セットアップ
マニュアル
●BIOS セットアッププログラムについて
BIOS セットアッププログラムとはパソコンの BIOS 設定を確認、変更するためのプログラムです。
本機では Phoenix - Award BIOS を使用しています。セットアッププログラムは、マザーボード上の
フラッシュメモリに格納されているため、いつでも実行できます。
BIOS セットアッププログラムで定義する設定情報は、CMOS RAM と呼ばれる特殊な領域のメモリ
に格納されています。このメモリはマザーボードに搭載されたバッテリーによって保存されているた
め、パソコンの電源を切ったり、リセットしてもメモリの内容が消えることはありません。パソコンが起
動するたびに設定のチェックを行い、CMOS RAM 内の情報と、実際のハードウェア設定に違いが見
つかれば、セットアッププログラムを実行するよう要求してきます。
***注意***
BIOS の設定を間違うと、深刻なトラブルを引き起こす原因となります。BIOS 設定の際には細心の
ご注意をしてください。また、ご理解できない場合は BIOS の設定を変更しないことをお勧めします。
***メモ***
・BIOS 設定を変更する場合、あとで参照できるよう現在の設定をメモしておくことをお勧めします。
・実際に表示されるメニューは、パソコンに接続されているハードウェアや環境により、多少異なる場
合があります。
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●BIOS セットアッププログラムに入るには
１．本機の電源を入れると"SOTEC"ロゴが表示されるので、その画面が切り替るまでに[ Delete]キ
ーを押してください。キーを押すのが遅れると、Windows が起動します。
２．BIOS セットアッププログラムに入ると、【セットアップメニュー】が表示されます。メニュー画面の最
下部には、使用可能なキーの一覧が表示されます。
セットアップ画面から使用できるメニュー
メニュー画面
説 明
Standard CMOS Features
本機の基本的な設定を行います。
Advanced BIOS Features
本機のドライブの起動する順番などの設定を行います。
Advanced Chipset Features
本機のチップセットに関する設定を行います。
Integrated Peripherals
IDE、シリアル、パラレルなどの各 I/O ポートの設定をします。
Power Management Setup
本機の電源管理の設定を行います。
Load Setup Defaults
各種設定を工場出荷時に戻します。
Set Password
管理者のパスワードの設定を行います。
Save & Exit Setup
設定した内容を保存して終了します。
Exit Without Saving
設定した内容を記保存せずに終了します。
メニュー画面で使用できるファンクションキー
セットアップキー
説 明
[ Esc]
メニューを終了します。
[ ←] [ →] [ ↑] [ ↓] 項目を移動します。
[＋] / [Page Up]
数字を増加、または設定を変更
[−] / [Page Down]
数字を減少、または設定を変更
[F10]
現在の値を保存し、セットアップを終了します。
[ Enter]
コマンドを実行や、サブメニューを選択します。
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●
BIOS セットアッププログラムメニュー
Standard CMOS Features メニュー
システムの日付や時刻、IDE デバイスの設定を行います。
機 能
オプション
説 明
Date
月／日／年
現在の日付を指定します。
Time
時／分／秒
現在の時刻を指定します
IDE Channel 0 Master
IDE メニューに移行
Primary Master に接続されている IDE デバ
イスのタイプを選択します
IDE Channel 0 Slave
IDE メニューに移行
Primary Slave に接続されている IDE デバ
イスのタイプを選択します
IDE Channel 1 Master
IDE メニューに移行
Secondary Master に接続されている IDE
デバイスのタイプを選択します
IDE Channel 1 Slave
IDE メニューに移行
Secondary Slave に接続されている IDE デ
バイスのタイプを選択します
ディスケットドライブ A の容量と物理サイ
Drive A
・None
ズを指定します。
・360K , 5.25 in.
・1.2M , 5.25 in.
・720K , 3.5 in.
・1.44M, 3.5 in.
・2.88M, 3.5 in.
BIOS Revision
なし
BIOS のリビジョンを表示します。
BIOS Release Date
なし
BIOS のリリース日時を表示します。
Base Memory
なし
コンベンショナルメモリ容量を表示します。
Extended Memory
なし
拡張メモリ容量が表示されます。
Total Memory
なし
認識できるすべてのメモリ容量を表示しま
す。
IDE デバイスサブメニュー
IDE デバイスの設定を行います。手動で設定する場合は以下の項目を設定できます。
その際、ご使用のハードドライブの仕様とドライブテーブルの仕様は一致しなければなりません。
Auto 設定でのご使用をおすすめします。
Access Mode
アクセスモード
Capacity
ハードディスクの最大容量を表示
Cylinder
シリンダ数
Head
ヘッド数
Precomp
書き込み事前補正
Landing Zone
ランディングゾーンのシリンダ位置
Sectors
セクタ数
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Advanced BIOS Features メニュー
本機のドライブの起動する順番などの設定を行います。
機 能
オプション
サブメニューに移行
・Removable Device
Priority
・Hard Disk Boot Priority
・CD-ROM Boot Priority
Hyper-Threading
・Disabled
Technology
・Enabled
・Removable
・First Boot Device
・Hard Disk
・Second Boot Device
・CDROM
・Third Boot Device
・LAN
・USB-FDD
・Disabled 等
Boot Other Device
・Disabled
・Enabled
Boot Up NumLock Status ・On
・Off
HDD S.M.A.R.T Capability ・Disabled
・Enabled
説 明
同種類のデバイスが複数ある場合、起動順
序を指定することができます。
Hyper-Threading Technology をの有効無効
を設定します。
起動デバイスの順番を設定します。
上記で指定されたデバイスから起動できな
い場合に他デバイスから起動を試みます。
起動時の NumLock の状態を設定します。
S.M.A.R.T.を用いて HDD の故障を知らせる
かどうかを設定します。
Advanced Chipset Features メニュー
本機のチップセットに関する設定を行います。
機 能
オプション
AGP Aperture Size
・512MB ・256MB
・128MB ・64MB
・32MB ・16MB
・8MB ・4MB
Init Display First
・PCI Slot
・Onboard
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説 明
AGP アパチャーの大きさを選択します。ア
パチャーとはグラフィックスメモリ専用に割り
当てられる、PCI メモリのアドレス領域です。
このアパチャー領域にヒットしたホストサイク
ルは変換されずに AGP に転送されます。
PCI 、オンボードどちらのビデオを先に初
期化するかを設定します。
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Integrated Peripherals メニュー
本機の各 I/O ポートに関する設定を行います。
機 能
オプション
OnChip IDE Device
サブメニューへ移行
Onboard Device
サブメニューへ移行
Super IO Device
サブメニューへ移行
OnChip IDE Device サブメニュー
機 能
オプション
IDE HDD Block Mode
・Disabled
・Enabled
・Disabled
On-Chip
・Enabled
Primary/Secondary PCI
IDE
・Auto
IDE Primary Master/Slave
・Mode0 ・Mode1
PIO
・Mode2 ・Mode3
IDE Secondary
・Mode4
Master/Slave
PIO
・Auto
IDE Primary Master/Slave
・Disabled
UDMA
IDE Secondary
Master/Slave
UDMA
On-Chip Serial ATA
・Disabled
・Auto
・Combined Mode
・Enhanced Mode
・SATA Only
Serial ATA Port0 Mode
・SATA1 Master
・Primary Master
・Primary Slave
・Secondary Master
・Secondary Slave
Serial ATA Port1 Mode
・SATA2 Master
・Primary Master
・Primary Slave
・Secondary Master
・Secondary Slave
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説 明
オンボード・IDE デバイスの設定をします。
オンボード デバイスの設定をします。
オンボード・I/O ポートの設定をします。
説 明
ブロック転送モード(Multiple Read/Write)の
有効無効を設定します。
Primary/Secondary PCI IDE の有効無効を
設定します。
Primary Master/Slave 及び
Secondary Master/Slave の PIO モードを設
定します。
Primary Master/Slave 及び
Secondary Master/Slave の UDMA モードを
設定します。
Serial ATA のモードを設定します。
Serial ATA Port0 のモードを設定します。
Serial ATA Port1 のモードを設定します。
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Onboard Device サブメニュー
機 能
USB Controller
USB 2.0 Controller
USB Keyboard Support
Onboard Audio Codec
Onboard LAN control
Super IO Device サブメニュー
機 能
Onboard FDC Controller
Onboard Serial Port 1
Onboard Parallel Port
Parallel Port Mode
ECP Mode Use DMA
オプション
・Disabled
・Enabled
・Disabled
・Enabled
・Disabled
・Auto
説 明
オンボード USB の有効無効を設
定します。
オンボード USB2.0 の有効無効を設
定します。
USB キーボード/マウスを使用するかどうか
を設定します。OS が USB に対応している
場合、[Disabled]でも問題ありません。
オンボードサウンドデバイスの有効無効を設
定します。
オンボード LAN の有効無効を設定します。
・Disabled
・Enabled
・Disabled
・Enabled
オプション
・Disabled
・Enabled
・Disabled
・3F8/IRQ4
・2F8/IRQ3
・3E8/IRQ4
・2E8/IRQ3
・Auto
・Disabled
・378/IRQ7
・278/IRQ5
・3BC/IRQ7
・SPP ・EPP
・ECP ・ECP+EPP
・1
・3
説 明
オンボードフロッピーコントローラの有効無効
を設定します。
オンボード・シリアルポート 1 のベース I/O
ポート・アドレスおよび IRQ を指定します。
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オンボード・パラレルポートの I/O ポート・ア
ドレスおよび IRQ を指定します。
オンボード・パラレルポートのオペレーション
モードを指定します。
オンボード・パラレルポートの DMA チャンネ
ルを設定します。
Power Management Features メニュー
本機の電源管理の設定を行います。
機 能
オプション
ACPI Suspend Type
・S1
・S3
・S1&S3
HDD Power Down
・Disabled
・Enabled
Wake On PCI Card
・Disabled
・Enabled
Wake On Modem
・Disabled
・Enabled
USB KB Wake-Up From
・Disabled
S3
・Enabled
RTC Alarm Resume
・Disabled
・Enabled
説 明
サスペンドのモードを設定します。
サスペンド時に HDD の電源を切る設定の
有効無効を設定します。
PCI カードによる起動の有効無効を設定し
ます。
モデムによる起動の有効無効を設定しま
す。
S3 から USB KB による復帰の有効無効を
設定します。
日付と時刻によるシステム起動の有効無効
を設定します。
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Load Setup Defaults メニュー
安定したシステム性能をもたらす工場出荷状態のデフォルト値をロードします。
[Enter]キーで実行します。
[Esc]キーでキャンセルします。
Set Password メニュー
パスワード機能を設定します。
最大 8 文字までのパスワードを入力し、[Enter]を押してください。
新しくタイプしたパスワードによって、CMOS に保存されていた古いパスワードは消去されます。
パスワードを入力すると、パスワードを確認するメッセージが表示されるので、パスワードをもう一度
入力してください。
[Esc]を押してパスワードを入力せずにキャンセルすることもできます。
パスワードを入力せずに<Enter>を押すことで、パスワードを無効にすることもできます。
パスワードが無効になると、システムを起動した後、自由にセットアップメニューに入ることできます。
パスワードが有効な時は、ユーザがセットアップメニューに入ろうとする度に、パスワードの入力が必
要になり、システム使用許可のないユーザがシステム設定を変更できないようになります。
Save ＆ Exit Setup メニュー
変更した設定値を保存して BIOS セットアップを終了します。
[Enter]キーで変更した設定値を保存し、システムは再起動します。
[Esc]キーでキャンセルします。
Exit Without Saving メニュー
変更した設定値を保存せずに BIOS セットアップを終了します。
[Enter]キーで変更した設定値を保存せず、システムは再起動します。
[Esc]キーでキャンセルします。
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