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人と動物が幸せに暮らせる 社会に向けて

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人と動物が幸せに暮らせる 社会に向けて
ちば県民だより 平成26年[2014年]12月5日(金曜日)4
人と動物が幸せに暮らせる
社会に向けて
∼県では、犬猫の殺処分がなくなることを目指します∼
犬や猫などのペットは、私たちが生活する中で癒やしと潤いなどを与えてくれる
かけがえのない存在です。しかし、不適正な飼い方やマナーの悪い飼い方をすると、
問い合わせ
生活環境が損なわれたり、苦情などの原因となってしまいます。
県衛生指導課
043(223)
2642 043
(227)
2713
http://www.pref.chiba.lg.jp/sc/141204
県では、本年10月21日、
「千葉県動物の愛護及び管理に関する条例」を公布しました。
この条例制定を機に、動物愛護や適正な飼い方、接し方について今一度考え、
人と動物とのより良い関係を築きましょう。
(写真)県動物愛護センターモデル犬(左から、マロン、こはる、いの)
千葉県動物の愛護及び管理に関する条例の概要
【目的】
動物愛護精神の涵養※1に資するとともに、
人の生命などへの侵害及
び生活環境の支障を防止し、
人と動物の共生する社会の実現を図る。
かんよう
※1 涵養:養い育てること。
【対象】
「動物の愛護及び管理に関する法律」に規定する愛護動物
(例)犬、猫、鶏、牛、馬などの他、人が所有する哺乳類、鳥類、
爬虫類
は ちゅう
それぞれの責務
動物の適正な取り扱い
県の責務
動物の愛護・管理に関する施策を計画的に策定し、
実施します。
県民の責務
動物の愛護と適正な取り扱いについて理解し、県の施策へ協力す
るよう努めましょう。
飼い主の責務
周辺住民への理解が得られるような、
適正な飼い方を心掛けましょう。
動物の愛護・管理に関する県の施策
学校、家庭などで子どもに対して動物愛護などに関する普及・啓
発が適切に行われるよう、情報の提供や技術的助言などの援助を
行います。
所有者を明らかにするためのマイクロチップの
装着についての普及・啓発を図ります。
殺処分がなくなることを目指すための取り組み
県が収容する動物の数を減らす
ため、終生飼養 ※3など適正な飼 ■千葉県の犬猫の殺処分数の推移
(頭)
い方の普及・啓発を行います。 9000
犬
収容した動物の飼い主への返還
猫
や、適正に飼うことができる方 6000
への譲渡を推進します。
大規模災害で被災した動物の救護 3000
体制を整備します。
※3 終生飼養:所有する動物が、その命を終え
るまで、適切に飼うこと。
【概要】
県、県民、
飼い主のそれぞれの責務
動物の愛護・管理に関する県の施策
動物の適正な取り扱い
多頭飼養※2の届け出
特定動物による人への侵害防止
引取りなどをした動物に係る通知・公示 など
罰則
※2 飼養:所有・保管する動物に餌などを与えて育てること。
0
H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25
動物を飼う前に考えよう!
動物を飼おうとする場合は、動物の種類や習性などを考え、周辺
に迷惑を及ぼすことなく、最期まできちんと飼えるかどうか、家族
みんなで話し合いましょう。
きちんと飼えないと思ったら、
「飼わない」という判断も必要です。
動物愛護の相談窓口
県動物愛護センター 0476(93)5711
県動物愛護センター東 飾支所 04(7191)0050
その他、最寄りの県健康福祉センター(保健所)
千葉市動物保護指導センター、船橋市動物愛護指導センター、
柏市動物愛護ふれあいセンター
全ての飼い主の方へ
適切に水、
餌を与え、
常に健康の保持を図らなければなりません。
動物が逃げ出すことのない適切な飼養施設で飼い、常に清潔を保
ちましょう。
名札やマイクロチップなどにより所有者を明示しましょう。
最期まで飼育し、それが難しくなったときは、適正
に飼うことのできる方に譲渡しましょう。
適正に飼うことのできる動物の数にするため、不 所有者明示のための
妊去勢手術などの繁殖制限を行いましょう。
マイクロチップ(上)
公共の場所や他人の敷地をふん尿などで汚さないようにしましょう。
災害に備えて必要な準備をし、
災害発生時は同行避難に努めましょう。
犬の飼い主の方へ
犬は囲いの中で飼うか、または、ロープなどでつないで飼わなけ
ればなりません。
他人に迷惑をかけないよう、
訓練やしつけを行ってください。
散歩のときは、ふんを回収するための容器を携行し、ふんの適正
処理をしなければなりません。
犬が人をかんでしまったときは、保健所へ届け出し、狂犬病にか
かっているか獣医師の検診を受けさせなければなりません。
届け出ない場合や検診を受けさせない場合は、20万円以下の罰金が科さ
れることがあります。
猫の飼い主の方へ
屋内で飼うように努めましょう。猫を屋外に出すことで、
近所に迷
惑をかけたり、
事故の危険や病気にかかるリスクが高くなります。
多頭飼養の届け出が必要です
犬または猫
(いずれも生後91日未満のものを除く)を合わせて
10頭以上飼う場合は、飼養施設ごとに、飼い主の氏名、住所など
を保健所へ届け出なければなりません。
届け出ない場合、5万円以下の過料が科されることがあります。
特定動物 ※4 の飼い主の方へ
※4 特定動物:ワニやヘビなど人への危害を加える恐れのある動物。
飼養するには、保健所の許可が必要です。
特定動物が逃げてしまったときは、直ちに保健所へ通
報しなければなりません。
特定動物が他人に危害を加えたときは、保健所に届け出なければなりません。
通報しない場合は30万円以下の罰金、届け出ない場合や立入検査を拒否
した場合は20万円以下の罰金が科されることがあります。
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