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特 別 講 演

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特 別 講 演
第
回四国理学療法士学会の開催にあたり
学会長
第
宮本
謙三
回を迎える四国理学療法士学会を開催するにあたり,ご挨拶申
し上げます.
リハビリテーション医療の広がりとともに,四国 県の理学療法士
の数も近年急速に増加し,
高知県におきましても
名の会員を数えるようになりました.
名を超え,医療職としては看護職に次ぐ組
織になりつつあります.こうした広がりは社会における注目度を増す
わけですが,同時に社会からの厳しい眼差しにさらされることでもあ
ります.理学療法はどのように役立ち,社会に貢献してくれるのか.
理学療法士自らに問いかけなければならない時期に来ています.
理学療法士の組織の変容に比べ,理学療法そのものの歩みは遅々と
して進まないようにも見受けられます.何が変わり,何が変わってい
ないのか.これからどのような方向に進んで行くべきなのか.課題は
たくさんあります.今学会では, 明日の理学療法
というテーマの
もと,近年の脳科学の進展と理学療法の関係に焦点を当て,こうした
隣接領域の進歩を理学療法にどのように役立てて行くのかを確認した
いと思います.特別講演のお二人の先生には,こうした観点から若い
セラピストに示唆に富んだ内容をお願いしています.また,発表演題
も過去最多となり,活発な討議を期待しています.
高知は今年,大河ドラマ 龍馬伝 で賑わっています.龍馬同様に,
理学療法のこれからを感じ取れる学会となりますことを祈念いたしま
して,ご挨拶といたします.
会 場 案 内 図
アクセス
高知駅より
電車で
土佐電鉄 はりまや橋下車 徒歩 分 菜園場下車 徒歩 分
バスで
土佐電鉄・県交通
車で
分
八幡通下車徒歩 分
高知インターチェンジより
車で
分
地下有料駐車場
収容台数
台
分ごと
円
フロアー案内図
受
付
第
会場
大ホール(
大ホール( ・
)
第
会場
小ホール(
第
会場
中央公民館 大講義室(
)
)
)
階平面図 (第一会場 大ホール・第二会場 小ホール)
受付
中央公民館平面図(各種会議
階・第三会場
階)
学 会 日 程 表
受
付 大ホール(
第
会場 大ホール(
第
会場 小ホール(
第
会場 中央公民館
第
第
会場
受
開
)
・
)
)
大講義室(
)
日目
第 会場
第 会場
付
会
式
特別講演
休憩・移動時間
運動・神経生理
骨・関節疾患
測定・評価
休憩・移動時間
骨・関節疾患
成人中枢・脊髄
神経疾患
レセプション受付
調査・統計
第 日目
第
会場
受
第 会場
第 会場
付
成人中枢神経
疾患
呼吸・循環器系
スポーツ
疾患
休憩・移動時間
次期学会長挨拶
特別講演
昼食・休憩
第
会場
プレゼンテーション・体験(大和ハウス)
教育セミナー
教育セミナー
休憩・移動時間
骨・関節疾患
測定・評価
休憩・移動時間
健康増進
閉会式
スポーツ
運動・神経生理
参加者へのお知らせ
【会場整理費について】
下記の会場整理費を学会当日受付にてお支払い下さい.
会員
円
会員外
円
学生
円
【受付について】
受付は,学会 日目午後
るぽーと大ホール
時
分,第
日目午前
時
よりか
階にて開始します.
受付は,それぞれの該当受付で手続きをお済ませ下さい.
会場整理費納入時にネームカード(領収書兼)をお渡しします
ので所属と氏名をご記入の上確認できる場所にお付け下さい.
【会場内での留意点】
会場内でのお尋ね・お呼び出し等は 総合案内
でお申し付け
下さい.
会場内では携帯電話の電源はオフまたはマナーモードにしてく
ださい.
会場内は禁煙となっております.喫煙は所定の場所にてお願い
します.
会場内では携帯電話の使用はご遠慮下さい.
本抄録集は,会員の方には当日用意しておりませんので,必ず
ご持参下さい.
所定の場所以外では,飲食禁止となっています.
【駐車場について】
駐車場は会場地下にもございますが,当日は混雑が予想されま
すので,周辺施設のご利用もお願いします.なお,駐車場には限
りがありますので,出来る限り公共交通機関をご利用ください.
【生涯学習プログラムの単位認定について】
本学会では参加者に以下の単位を認定します.
受付時の混雑を避けるためにも,あらかじめ生涯学習手帳の該当
ページに記入の上,各県の単位認定受付にご提示ください.なお,新
人教育プログラム対象者は,四国
県統一データベースによるバー
コード受付をいたします.事前にバーコードを貼り付け,生涯学習手
帳を必ず持参してください.また手帳を忘れても,必ず新人教育の受
付を行ってください.(履修データ入力の為)
新人教育プログラム
・特別講演聴講者
理学療法トピックス
の中から 単位
・一般演題聴講者
症例検討
単位
・一般演題発表者
症例検討
生涯学習基礎プログラム
の中から
ポイント(発表者は ポイント加算)
単位認定のお問い合わせ先
高知県吾川郡いの町天王南 丁目
町田整形外科
中島洋輔
【連絡・お問い合わせ】
高知県高知市大津乙
土佐リハビリテーションカレッジ
竹林秀晃
演者へのお知らせ
一般演題の発表時間は 分以内です.時間厳守をお願いします.
発表形式は
(
版)による
発表の
みとなっております.ファイルの作成にあたっては,必ずページ
設定を
画面に合わせる
・
にしてください.また必ず
以降での事前動作確認をお願いします.
枚数は特に定めておりません.
アニメーション機能ならびに動画に関して使用制限はありませ
ん.ただし動画使用に関しましては,フォルダを作成しプレゼン
テーションファイルと同一のフォルダに入れて下さい.
当日提出していただくメディアは
フラッシュメモリのみと
します.お持ちいただくメディアは,必ずウイルスチェックを行
いプレゼンテーションデータ以外は入れないでください.当日も
ウイルスチェックを行いますが,もし発見された場合は,ウイル
スを駆除させていただきます.ウイルスの駆除にてプレゼンテー
ションやその他のデータが失われたとしても,保障や復旧は致し
ませんので,あらかじめご了承ください.また,プレゼンテーショ
ンファイル名は,必ず会場番号・演題番号・氏名の全てを記入し
たものとしてください.(例
滝本幸治)
プレゼンテーションファイルの受付は
ださい.なお,受付は発表
受付
にて行ってく
分前までにお済ませください.なお,
日目最初のセクションの演者は,可能な限り前日にお済ませく
ださい.
演者は発表セクション開始 分前までに,次演者席にお着き下さ
い.
プレゼンテーションファイルの操作は演者自らが行ってくださ
い.
受付
での動作確認後に
フラッシュメモリは返却いた
しますが,不慮のアクシデントに備え,会場内ではバックアップ
データとして演者自身が携行してください.
に取り込んだデータは,主催者側で責任をもって管理し,発
表後には消去いたします.
学会誌用原稿は, 学会誌用原稿受付
に提出して下さい.提出
されない場合は,学会誌への掲載を割愛させていただきます.
座長(司会)へのお知らせ
座長受付を設けております.そちらで受付をお済ませください.
セクション開始予定の 分前までに次座長席にお着き下さい.
ご担当の時間内で,活発な討議が行われるようお取り計らい下さ
い.
各種会議開催のお知らせ
四国理学療法士学会評議員会(中央公民館 階 第 学習室)
月
日(土)
四国理学療法士学会連絡協議会(中央公民館 階 第 学習室)
月
日(土)
四国生涯学習担当者会議(中央公民館 階 第 学習室)
月
日(日)
四国福祉担当者会議(中央公民館 階 第 学習室)
月
日(日)
教育局研修部協力スタッフ会議(中央公民館 階 第 学習室)
月
日(日)
四国養成校担当者会議(中央公民館 階 第 学習室)
月
第
日(日)
回四国理学療法士学会長賞受賞者
地域在住高齢者の運動習慣や生活の広がりが
体力評価に及ぼす影響
橋本病院
高岡克宜
車いすタイヤ空気圧の相違による身体負荷の
定量的評価に関する研究
介護老人保健施設
いこいの家
鳴山荘
松下征司
第
回四国理学療法士学会奨励賞受賞者
下肢義足使用者の日常生活動作におけるピストン運動とソケッ
ト内圧の変動
香川大学医学部附属病院
藤岡修司
全人工股関節置換術後の屈曲可動域に関連する術後因子の検討
術前因子の影響力は長期間継続するか
厚生年金高知リハビリテーション病院
大山幸綱
第
回四国理学療法士学会プログラム
特別講演プログラム
特別講演
学会第 日目
月
日(土)
第 会場
身体知覚と運動学習
講師
森岡
周先生(畿央大学大学院健康科学研究科)
特別講演
学会第 日目
月
日(日)
第 会場
知覚・こころと身体運動学
講師
樋口
貴広先生(首都大学東京人間健康科学研究科)
教育セミナープログラム
教育セミナー
学会第 日目
月
日(日)
第 会場
循環器疾患合併例に対するリスク管理と理学療法
講師
前田
秀博先生(近森病院)
教育セミナー
学会第 日目
月
日(日)
第 会場
運動器疾患の理学療法のポイント
講師
山田
英司先生(香川大学医学部附属病院)
月
日
学会第
日目
第一会場
運動・神経生理
座長 香川大学医学部附属病院
森田
伸
異なるテンポによる足部タッピング運動の特徴に関する研究
外的および自己ペース運動を用いて
土佐リハビリテーションカレッジ
滝本 幸治
筋出力・筋弛緩における反応時間特性
筋力調節量が与える影響
土佐リハビリテーションカレッジ
竹林 秀晃
心的回転と心的時間測定について
内田脳神経外科
橋本 竜也
低頻度の反復経頭蓋磁気刺激(
)が対側半球の体性感覚誘発
)に与える影響
電位(
徳島文理大学
鶯
春夫
認知的制御課題の運動イメージに伴う筋活動
徳島文理大学
平島 賢一
上肢の模倣における視覚情報の影響
視覚遮蔽下模倣検査による検討
愛宕病院
小松 勝人
骨・関節疾患
座長 道後温泉病院
横山 正也
患者の日常生活活動における満足度についての実態調査
海里マリン病院
池田 悟子
関節リウマチの自己管理に関する主観的および客観的見地
上肢機能及び手荷物携帯動作に着目
海里マリン病院
宮内 博雄
関節リウマチに対する理学療法評価における関節可動域の捉え方
理学療法初診時の上肢関節可動域実測値
田窪リウマチ・整形外科
阿部 敏彦
人工膝関節置換術後早期における運動機能予測因子の検討
香川大学医学部附属病院
内田 茂博
両側同時
施行患者におけるクリニカルパスの検討
片側
パスを利用して
済生会西条病院
渡部 瑞恵
術前・術後における等尺性膝伸展筋力の変化
を対象に
市立宇和島病院
中屋 雄太
月
日
学会第
日目
第二会場
骨・関節疾患
座長 麻植協同病院
後藤田 晶
肩腱板断裂術後患者に対する電気刺激療法の試み
細木病院
山本 純也
関節疾患に対するアイシング手法の再考
障害部位へのアイシングにて痛みが改善しなかった症例への対応
宇和島社会保険病院
中尾 聡志
長母指屈筋腱断裂で縫合術後に再断裂を呈した症例
三豊総合病院
松永 徹也
.腹横筋活動検査からみたストレッチポール上の運動と腹横筋・腹
斜筋の関係性の検討
海里マリン病院
吉田 理起
.利き脚判別テストからみた下肢機能について
膝関節
患者に着目して
海里マリン病院
野村 正太
.術後脛骨高原骨折患者の回復期病院退院時
に影響する急性
期因子の検討
近森病院
藤山 祐司
成人中枢神経・脊髄疾患
座長 南高井病院
和田 幸枝
.脳血管障害片麻痺患者における横断歩道を渡る速度に必要なバラ
ンス能力の目標値
禎輝
厚生年金高知リハビリテーション病院
明
.当院における脳卒中患者の現状
地域性の観点から
市立宇和島病院
西本 和弘
.急性期脳卒中患者における歩行予後予測
発症 週間時座位自立者の歩行予後について
回生病院
池野祐太郎
.在宅脳卒中患者における転倒関連因子の多角的検討
屋内での転倒に着目して
厚生年金高知リハビリテーション病院
吉村
晋
.頚髄症術後の患者に対する身体認識課題の有用性の検討
愛宕病院
掛水 真紀
.腰髄損傷を呈した症例に対する下肢装具の検討
と
の比較
近森リハビリテーション病院
金元麻里子
月
日
学会第
日目
第三会場
測定・評価
座長
愛宕病院
池田
武史
阪本病院
松岡
興三
高松市民病院
川口
悦子
.背伸びが腹横筋に及ぼす影響
.病棟トイレ動作の自立に影響する要因
に認知課題を付加した場合の動作遂行時間へ
の影響
転倒経験者と非転倒経験者での比較
細木病院
森下
将多
.自閉症の共感覚
抽象概念を照合する能力と説明する能力との関係
鴨島病院
日岡
明美
.男性 型糖尿病患者における筋量と糖尿病関連因子との関連
高松病院
片岡
弘明
.外来血液透析患者の膝伸展筋力と 秒立ち上がりテストの関連に
ついて
栄養状態は動作能力の影響指標となるか
キナシ大林病院
藤川
智広
土佐リハビリテーションカレッジ
滝本
幸治
調査・統計
座長
.地域連携パスの運用状況に関する調査報告(第 報)
高知県士会医療部調査
厚生年金高知リハビリテーション病院
佐々木秀幸
.当院における脳卒中地域連携クリティカルパスの使用状況
香川県立中央病院
桑嶋
博史
.徳島県在住高齢者における路線バス利用時の問題点について
橋本病院
.同種造血幹細胞移植後の下肢筋力には急性
水田
準
が影響する
愛媛県立中央病院
木口
大輔
岩崎
史明
.下腹部外科術後の入院長期化に関与する因子の検討
近森病院
月
日
学会第
日目
第一会場
成人中枢神経疾患
座長
徳島文理大学
平島
賢一
大山
幸綱
浜岡
克伺
在宅脳卒中患者における閉じこもりの特性
包括的な介護予防対策の立案に向けた検証
厚生年金高知リハビリテーション病院
在宅脳卒中患者の身体活動量に関連する因子の検討
独力で外出可能な患者の検討
厚生年金高知リハビリテーション病院
慢性脳卒中片麻痺患者の体幹機能異常について
体幹機能検査と日常生活動作との関連性
南国中央病院
相馬裕一郎
当院における急性期脳卒中患者の基本動作能力からみた歩行予後
予測
市立宇和島病院
当院における
橋本
良平
後の早期離床基準について(第 報)
早期離床自験例を分析して
おさか脳神経外科病院
香川
夏美
清川
敏郎
奥田
教宏
川上
翔平
星
大輔
広瀬
由佳
中村
賢
骨・関節疾患
座長
四国医療専門学校
.高齢者大腿骨頸部骨折患者の自宅復帰要因について
三豊市立西香川病院
の短期成績について
に影響を及ぼす因子の検討
回生病院
.膝屈曲時の膝窩部痛を考える
膝窩筋に着目して
田中整形外科病院
.外傷性頸部症候群の頸部関節位置覚について
みぞぶち整形外科クリニック
.自転車エルゴメータが歩行能力に与える影響
近森オルソリハビリテーション病院
月
日
学会第
日目
第一会場
健康増進
座長
小松島リハビリテーションクリニック
狩野伸一郎
.健康フェア参加者の生活の広がりに影響を及ぼす因子の検討
橋本病院
高岡
克宜
香川県立中央病院
菅原
崇
鴨島病院
笠井
千夏
高知県立安芸病院
元吉
明
.身体活動量の測定精度差について
ライフコーダと市販型機種との比較
.阿波踊り体操リハビリ編の制作過程と今後の展望
. 安芸の元気体操 考察とその効果
月
日
学会第
日目
第二会場
呼吸・循環器系疾患
座長
高知リハビリテーション学院
山崎
裕司
森下
誠也
山田
耕平
舌根沈下に対する装具の作成
須崎くろしお病院
当院での呼吸ケアチームの活動について
香川県立中央病院
当院における心臓リハビリテーション外来の特色と運動継続及び
運動耐容能に与える影響
高松病院
宮崎慎二郎
急性期心筋梗塞発症前に運動習慣があった症例の退院後生活習慣
についての検討
三豊総合病院
久保
輝明
心不全例における脱水症が心臓リハビリテーションの進行に与え
る影響
三豊総合病院
川瀬
範久
月
日
学会第
日目
第二会場
測定・評価
座長
高知大学医学部附属病院
芥川
知彰
.股関節の屈曲角度の違いによる回旋角度の変化についての一考察
済生会西条病院
西尾
祐二
西村
公佑
中岡
瑞絵
.仰臥位と坐位における大腿四頭筋筋力測定の関連性
高齢者を対象とした廃用性筋力低下に着目して
須崎くろしお病院
.早期安静臥床期における筋力評価方法の検討
須崎くろしお病院
.ビデオブラウザを用いた歩行の一歩時間測定の同時的妥当性と左
右差の検討
予備的研究
高知リハビリテーション学院
重島
晃史
徳島文理大学
田頭
勝之
海里マリン病院
吉田
修
上池
浩一
三野
弘樹
.室内の照度が重心動揺に及ぼす影響に関する研究
健常成人及び高齢者による比較分析
スポーツ
座長
.肩関節肢位の違いが投球側肩最大外旋角与える影響
早期コッキング相での肩関節肢位に着目して
整形外科つばさクリニック
.野球選手への投球動作指導での着眼点
鴨島病院
.高校野球選手の肩・肘の疼痛と肩・股関節回旋可動域についての
一考察
済生会西条病院
山下亜紀子
.成長期野球選手における投球障害の理学所見
メディカルチェックに原テストを用いて
ながやす整形外科クリニック
山中
祥二
月
日
学会第
日目
第三会場
スポーツ
座長
広瀬病院
大塚
宏司
薮内
正樹
伊藤
一法
高校運動部コアコンディショニングの検討
(
)の紹介
上町病院
高知県陸上競技選手のスポーツ外傷・障害の傾向
ハムストリングス損傷に着目して
海里マリン病院
愛媛県高校サッカーにおけるピリオダイゼーション(期分け)モ
デルの検討
ひろ整形外科
有友
竜也
ピリオダイゼーション(期分け)の実践によるトレーニング効果
と外傷・障害の発生頻度
ひろ整形外科
大橋
周平
上甲
大河
中尾
聡志
愛媛マラソンメディカルサポートにおける現状と課題
あき整形外科リハビリテーションクリニック
運動・神経生理
座長
宇和島社会保険病院
.足底の圧力位置変化の認知能力が閉眼でのバランス能力へ及ぼす
影響
橋本病院
.肩甲帯
の有用性
黒田奈良美
を用いて
ながやす整形外科クリニック
阿部
大樹
.糖尿病に合併する神経障害の関連因子についての検討
三豊総合病院
仲渡
和正
の違いに着目した間欠的等尺性運動が筋酸素動態に及
ぼす影響
土佐リハビリテーションカレッジ
宅間
豊
片山
訓博
.常圧低酸素環境への急性暴露による喚起応答
酸素濃度
%,
%の運動時について
高知リハビリテーション学院
特 別 講 演
身体知覚と運動学習
畿央大学大学院健康科学研究科 教授
講師 森岡 周 先生
司会
日時 第
会場 第
日目
会場
第 回四国理学療法士学会学会長
土佐リハビリテーションカレッジ
宮本 謙三
月 日(土)
大ホール
森岡
周(もりおか
しゅう)
年
高知県高知市生まれ
年
高知医療学院理学療法学科
年
医療法人近森会 近森リハビリテーション病院
年
高知医療学院理学療法学科
年
フランス・パリ大学・サンタンヌ病院
留学
年
高知大学大学院教育学研究科修士課程
修了,教育学修士
年
高知医科大学大学院医学系研究科博士課程神経科学系専攻
修了,医学博士
号
卒業
入職
専任講師
取得
年
畿央大学健康科学部
専任講師
年
同
助教授
年
同
教授,同大学院健康科学研究科主任・教授
専門理学療法士(神経系),専門理学療法士(基礎系)
受賞歴
.第
回日本理学療法学術大会
学術奨励賞(
.第
回理学療法ジャーナル賞
医学書院(
年)
年)
.社団法人奈良県理学療法士会学術奨励会長賞(
年)
他
代表著書
リハビリテーションのための脳・神経科学入門(協同医書出版社)
リハビリテーションのための認知神経科学入門(協同医書出版社)
脳を学ぶ
ひと がわかる生物学 (協同医書出版社)
身体運動学
知覚・認知からのメッセージ(三輪書店)
理学療法
脳科学と理学療法(三輪書店)
脳を学ぶ( )写真家 古谷千佳子さんとの対話(協同医書出版社)
特別講演
身体知覚と運動学習
森岡
周(畿央大学大学院健康科学研究科)
目の前にある自分の手を自分の身体であると思えるのはなぜだろ
う.目の前の他人の身体を見て自分の身体ではないと思えるのはなぜ
だろう.どうして脳が損傷すると,自分の手を見て 私の手ではない
と言ったり, 妻の手だ
と主張したりする(
)のだろう.
特に,右頭頂葉に損傷をきたすと,このような不思議な現象に出会
う.実はこの不思議な現象は,健常者の実験においても仮想的に生み
出すことができる(ラバーハンド錯覚や体外離脱).ラバーハンド錯
覚とは,ゴムでできた偽物の手を机の上に置き,自分の手はその横に
置き(衝立で視覚を遮蔽し自分では観察できない)
,その状態で他人
にラバーハンドを自分の手を同時にブラシで撫でてもらうと,いつの
間 に か ラ バー ハ ン ド が 自 分 の 手 の よ う に 感 じ ら れ る 錯 覚 で あ る
(
).面白いことに,被験者の手とラバーハンドの手を
撫でるタイミングをずらすとその錯覚は生じない.このように目の前
の自分の手が自分のもの(自分自身)であるといった身体帰属感
)は,視覚と体性感覚が時間的・空間的に一
(
致する(整合性)ことで生まれるが,逆に一致しないとそれを喪失し
て し ま う. 例 え ば そ の 典 型 と し て, 健 常 者 に お い て も 体 外 離 脱
(
)を生み出すことができる.こうした現象の責任領域
は頭頂葉と運動前野であることが分かっている(
).体
性感覚情報と視覚情報に整合性をもたらすことが,まずはリハビリ
テーション治療で優先されるべきであろう.なぜなら,それらの間の
)が生じてしまうと,
情報に食い違い(
(無視様症候群)が生じ,自己の身体を物体として捉え,
そのもの自体を否認(重度になれば身体失認として捉えられる)して
しまうからである.これが経験として構築されると,それ自体を脳は
学習してしまう(例えば
学習された不使用)また,
食い違いによって身体に対して不快感が出現してしまう(
)と痛みや身体の不使用を助長してしまう学習された無力感
(
)を出現させてしまう可能性がある.
理学療法における対象者の運動学習プロセスには,上記の自分の身
体を取り戻す知覚経験が必ず含まれている.理学療法士は目に見える
動きだけを治療対象とせず,そのプロセスにおいて生まれる知覚経験
に関しても関心を持ちながら,評価・介入を考えていく必要があろう.
本講演では,身体知覚の形成プロセスを中心に述べ,時間が許せば,
運動学習手続きである強化学習,教師あり学習,教師なし学習につい
て説明し臨床介入を考えたい.
特 別 講 演
知覚・こころと身体運動学
首都大学東京人間健康科学研究科 准教授
講師 樋口 貴広 先生
司会
日時 第
会場 第
日目
会場
土佐リハビリテーションカレッジ
竹林 秀晃
月 日(日)
大ホール
樋口
貴広(ひぐち
年
長崎県生まれ
年
東北大学文学部卒業
年
東北大学大学院文学研究科博士前期課程(心理学)修了
年
東北大学大学院文学研究科博士後期課程(心理学)修了
たかひろ)
博士(文学)
年
東北大学文学研究科
年
横浜国立大学エコテクノロジー・システム・
講師(研究機関研究員)
ラボラトリー 講師(中核的研究機関研究員)
年
日本学術振興会特別研究員(東京都立大学理学研究科)
年
客員博士研究員(受入研究者
)
年
首都大学東京
人間健康科学研究科
助教
年
首都大学東京
人間健康科学研究科
准教授(現在に至る)
代表著書
身体運動学
知覚・認知からのメッセージ(三輪書店)
特別講演
知覚・こころと身体運動学
樋口貴広(首都大学東京人間健康科学研究科)
身体運動学といえば,運動生理学,運動解剖学,運動力学など,主
として身体機能に直接かかわる知識を扱う学問である.しかし近年,
知覚・認知に関わる脳のシステムが,身体運動と密接に関わることが
明らかとなり,知覚・認知的な知識を含めて身体運動学として学んで
いくことの重要性が,徐々に理解されつつある.こうした考え方は,
リハビリテーションにおいても新しい観察や評価の視点を提供する可
能性があるため,セラピストたちにとっても無視できない.
本講演の前半では,こうした知覚と運動の関連性を活かした臨床的
研究の一例として,私たちの研究室で取り組んでいる“視覚運動制御
の観点に基づく歩行研究”について紹介する.第
中片麻痺患者における歩行中の視線の役割
学院生,東京慈恵医大付属病院,
,平成
の話題は, 脳卒
である(吉田啓晃氏,本
年度日本理学療法士協
会助成研究).片麻痺患者の中には,歩行時に頚部を屈曲させ,下を
向きながら歩くケースが散見される.この頸部屈曲は,全身の歩行姿
勢に悪影響を及ぼすだけでなく,遠方の状況に基づき予測的に歩行を
調整することに支障をきたす可能性がある.そこで,下方を向く理由
について検討した実験を紹介する.第
基づく歩行中の転倒予測因子の提案
学研究科,
の話題は, 視覚運動制御に
である(山田実氏,京都大学医
,科学研究費補助金助成研究).“高齢者は意図した場
所に正確に着地しながら歩行する能力が低下する”という基礎研究の
結果に基づき,この能力低下が転倒と結びつく可能性について紹介す
る.これらの研究は,基礎科学領域で得られた知見をベースに生まれ
た研究である.こうした研究の紹介を通して,研究と臨床の融合が今
後更に生み出されることになれば,望外の喜びである.
ところで,こうした研究成果に基づき,新しい評価・介入方法を臨
床場面に導入したとしても,患者自身が前向きに取り組むことなしに
は,効果的なものとはならない.こうした前向きな態度を引き出すに
は,セラピストが患者のこころの状態に適切に気付く必要がある.例
えば自分の身体が麻痺した患者の中には,あまりにも今までと異なる
自分の状況に,無力感,喪失感,苛立ちを抱えている人もいるであろ
う.こうした気持ちに共感してあげること,また共感していることを
患者にうまく伝えることが,効果的にリハビリテーションを実践する
ための第一歩であろうと考える.そこで本講演の後半では,様々な医
療従事者に必要なコミュニケーションスキルとして実践的に利用され
ている,コーチングの基礎知識を紹介する.
教育セミナー
循環器疾患合併例に対する
リスク管理と理学療法
近森病院
講師
前田
司会
秀博
健康保険鳴門病院
中村
日時
第 日目
会場
第 会場
月
日(日)
大ホール
先生
武司
前田
秀博(まえだ
ひでひろ)
年
高知県香美市生まれ
年
高知リハビリテーション学院 理学療法学科 卒業
年
聖マリアンナ医科大学病院 リハビリテーション部 入職
年
社会医療法人近森会 リハビリテーション部 入職
専門理学療法士(内部障害)
心臓リハビリテーション指導士
学会合同呼吸療法認定士
ヘルスケアトレーナー
介護支援専門員
日本心臓リハビリテーション学会評議員
教育セミナー
循環器疾患合併例に対するリスク管理と理学療法
前田
当院は,救急搬入件数
秀博(社会医療法人近森会
件の救急病院であり,年間新規入院患者
名中,リハ処方患者数は
数
齢化率
近森病院)
名(
%)である.高知県は高
%と高齢化が進行していることもあり,リハ対象者の高齢
者割合はこの
年で
%も増加し,
を占めている(
).当然
ながら,併存疾患として循環器疾患を持つ患者も増加傾向にあり,リ
スク管理においても配慮すべき場面がしばしば生じている.
リスク管理が重要な循環器疾患の代表として,狭心症・心筋梗塞(虚
血性心疾患)や弁膜症(慢性心不全)がある.理学療法の対象として
一般的な大腿骨頚部骨折患者や脳梗塞患者にこうした循環器疾患を合
併するケースに臨床上よく遭遇するのではないだろうか.
対応はとても単純であり,心臓に負担が掛かり過ぎないよう配慮し
ながら,大腿骨頚部骨折や脳梗塞に対する理学療法を実践することに
尽きる.
心臓は,安静時に毎分
の血液を全身に送り出し,身体活動量に
応じて送り出す血液量を
(一般健常人)にまで増加させる.
一般に虚血性心疾患は冠動脈硬化によって心筋に十分な血液が送れず
虚血を生じる病態であり,心筋の酸素消費を限界点未満に保つ配慮が
必要である.限度を超えれば,虚血発作や胸痛を生じるため,心臓の
酸素消費を反映する要素(心拍数,収縮期血圧)が上昇し過ぎないよ
う自覚症状とともに確認しながら進めることが重要である.
また,
弁膜症では一般にポンプ効率が減少し,代償的な心拡大によっ
て予備力は削られ不整脈を合併しやすくなる.また,心臓への機械的
ストレスとして圧負荷と容量負荷が問題となることが多く,重要臓器
への血流を維持した結果,四肢冷感,チアノーゼ(末梢酸素飽和度低
下)や冷汗を生じるので,こうした症状出現に留意する必要がある.
要するに,合併する循環器疾患によって限界を超えた時の症状は異
なるが,基本的な病態をとらえることで,リスク管理はしやすくなる.
心電図がない状態でも患者が目前に存在する状況はあるだろうし,そ
の中で理学療法士としてどう考え,どう行動するかを少しでも理解し
ていただければ幸いである.
教育セミナー
運動器疾患の理学療法のポイント
香川大学医学部附属病院
講師 山田 英司 先生
司会
高知大学医学部附属病院
榎
日時
第 日目
会場
第 会場
月
日(日)
小ホール
勇人
山田
英司(やまだ
年
愛媛県生まれ
年
国立善通寺病院付属リハビリテーション学院理学療法学科
えいじ)
卒業
年
石川県立中央病院リハビリテーション部入職
年
香川医科大学医学部付属病院理学療法部
年
学位授与機構にて保健衛生学士取得
年
香川医科大学大学院博士課程機能構築医学専攻
医用工学部門修了
理学療法士
理学療法士
(社)日本理学療法士協会認定
博士(医学)取得
専門理学療法士(骨・関節系)
受賞歴
年
第
回理学療法ジャーナル賞
準入賞
年
第
回理学療法ジャーナル賞
準入賞
年
第
回学会長賞(第 回四国理学療法士学会)
教育セミナー
運動器疾患の理学療法のポイント
山田
英司(香川大学医学部附属病院)
運動器疾患の中でも関節疾患は様々なメカニカルストレスが集中し
た結果,引き起こされる場合が多い.よって,どのようなメカニカル
ストレスがどの部位にかかっているのかを推測することが理学療法を
実施する際の鍵となるが,臨床現場では決して容易ではない.身体に
働く力(外力)を考えた場合,立位や歩行では身体重心を鉛直方向に
引っ張る重力と床反力の
つの力のみである.運動器疾患の理学療法
の枠組みを考える上でこの
つの力の関係を考えることが重要であ
る.重力は常に身体重心に作用し,常に一定で変化することはない.
床反力は足底を介して床に生じた力の反作用として,方向が全く正反
対で同等の大きさを持った力である.反力は無数であるが,ベクトル
の合成という方法を用いて 本のベクトルで表したものが合成床反力
であり,その位置を床反力作用点という.例えば膝を曲げた立位姿勢
で静止している時は重力と床反力が全く同じ大きさで真反対の向き
で,身体重心と床反力作用線が支持基底面内で同じ鉛直線上にあり,
力が釣り合った状態である.ここから動き出すためには重心に外力が
加わり,重心が加速度を持たなくてはならない.この外力が床反力で
あり,筋活動(内力)により,床反力の大きさや方向を変化させるこ
とにより重心を動かしている.つまり,身体運動の制御においては,
筋活動は関節運動を変化させるためではなく,床反力を調節するため
に活動しているのである.
それでは,この膝を曲げた立位姿勢で静止している時に下肢の関節
にかかるメカニカルストレスはどうなっているであろうか.床反力ベ
クトルの作用線は足関節の前,膝関節の後ろ,股関節の前を通るため,
床反力は足関節を背屈,膝関節を屈曲,股関節を屈曲させるように作
用する.それに抗するため関節モーメントは各関節まわりで床反力ベ
クトルの逆側,すなわち足関節底屈モーメント,膝関節伸展モーメン
ト,股関節伸展モーメントを発揮している.このときの関節モーメン
トの大きさは,各関節中心から床反力ベクトルの作用線までの距離に
よって決まるため,例えば膝の屈曲角度が増加すれば,必要な膝関節
伸展モーメントも増加し,膝伸展筋の負担は増加する.そしてこの負
担がある一定値を超えれば膝伸展筋の機能障害を起こす可能性が出て
くる.
このように重力と床反力との関係を考えることで各関節にかかるメ
カニカルストレスを推測することができる.本セミナーではバイオメ
カニクス的視点から運動器疾患の理学療法について述べる.
一
般
演
題
演題
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演題
レセプションのご案内
レ
セプションのご案内
今年は
の大河ドラマ
龍馬伝
の影響により,日本中を巻き
龍馬ブーム です.坂本龍馬をはじめ土佐の維新の同志
込む空前の
たちは,議論を好み,熱くなりすぎて互いを傷つけないために 刀
を遠ざけていたという話があるほどです.レセプションでは,高知県
産の食材をふんだんに使った料理を囲みながら,維新の同志たちのよ
うに, 理学療法
について熱く語り合う一時を多くの先生方と共有
できればと考えています.
多くの先生方の参加をお持ちしております.
日
時 平成
場
所
受
付
開
宴
年 月
日(土)
高知パレスホテル
高知県高知市廿代町
参加費
円
編集・発行
第
回四国理学療法士学会事務局
高知県高知市大津乙
土佐リハビリテーションカレッジ
〔
〕
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