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ダイトップ L型カラー 標準施工仕様書

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ダイトップ L型カラー 標準施工仕様書
ダイトー技研株式会社
ダイトップ L型カラー 標準施工仕様書
1.適用範囲
この仕様書は、ダイトップ L型カラーを用いて、主として露出防水層面を仕上げる
工事に適用します。
2.材料の公的認定
ダイトップ L型カラーは、国土交通省の「飛び火試験」適合認定品(番号;DR-
0157)です。
3.施工機械・用具
刷毛、 ローラー刷毛(中毛ローラー)、 スプレーガン(口径0.8mm程度)
4.適用下地
(1)標準適用防水層: ウレタン樹脂防水層、ゴムシート防水層、塩化ビニル樹脂防水層、
アスファルト防水層、砂付きアスファルトルーフィング防水層、
ゴム化アスファルト防水層、水和凝固型防水層、硬質 FRP 防水層
(2)使用箇所
: 建物一般外部
(3)下地に付着しているゴミ、塵埃、油脂類、異物等は完全に取り除いて下さい。
(4)その他の下地については、別途お問い合わせ下さい。
5.標 準
色
5色(緑、シルバーグレー、グレー、茶、ライトグレー)
6.施工工程
6-1. 一般下地の場合
(1)塗布面に付着しているゴミ、汚れ、油脂類、異物等を完全に除去して下さい。
油分除去、塗布面の汚れ・既存塗膜などは、高圧洗浄で清掃を行い、よく乾燥後に
施工して下さい。
(2)露出金属部の防錆処理をして下さい。
(3)雨上がり後は、下地面が均一に乾いてから施工して下さい。
(4)ジョイント部分等のひび割れは補修して下さい。但し、シリコンシーリング材は
はじきや剥離の恐れがありますので、使用は避けて下さい。(変性シリコンは、
問題ありません。
)
(5)水が溜まる箇所は、出来るだけ不陸調整をして下さい。
(6)塗装面周辺は汚れや損傷を与えないように、養生紙や養生テープ等で完全養生して
下さい。
(7)ダイトップ L型カラーの施工
ダイトップ L型カラー15㎏を、泡の発生しない程度に、十分撹拌して材料を
均ーにして下さい。
施工は、ローラー刷毛(中毛ローラー)又は刷毛を用いて2回塗りして下さい。
標準塗布量は、新設下地で0.20~0.25kg/㎡(2回塗り;約 60~70 ㎡/缶)
です。 塗布間隔時間は2時間以上です。(温度23℃、相対湿度65%の場合)
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(8)塗装後は、速やかに養生紙や養生テープを取り除き清掃して下さい。
6-2. 加硫ゴムシートの下地調整
(1)塗布面に付着しているゴミ、汚れ、油脂類、異物等を完全に除去して下さい。
油分除去、塗布面の汚れ・既存塗膜などは、高圧洗浄で清掃を行い、よく乾燥
させて下さい。(以下、6-1.記載項目に準拠して下さい。)
(2)ゴムシートが劣化している場合や旧塗膜が剥がれている場合は、接着強度を上げる
ために弊社「プライマーエース」を塗布して下さい。
(3)塗布面周辺は汚れや損傷を与えないように、養生紙や養生テープ等で完全養生して
下さい。
(4)プライマーエースの施工
プライマーエース 15kg を、泡の発生しない程度に、十分攪拌し均一にして
下さい。施工は、ローラー刷毛(中毛ローラー)又は刷毛、スプレーガン(吹付)を
用いて、1回塗りして下さい。塗布した乳白色のプライマーがクリヤ(透明)になる
まで、1~2時間乾燥させて下さい。
(温度23℃、相対湿度65%の場合)
標準塗布量は、0.12~0.15kg/㎡(100~125㎡/缶)です。
(5)ダイトップ L型カラーの施工
ダイトップ L型カラー15㎏を、泡の発生しない程度に、十分撹拌して材料を
均ーにして下さい。
施工は、ローラー刷毛(中毛ローラー)又は刷毛を用いて2回塗りして下さい。
標準塗布量は、新設下地で0.20~0.25kg/㎡(2回塗り;約 60~70 ㎡/缶)
です。 塗布間隔時間は2時間以上です。(温度23℃、相対湿度65%の場合)
(6)塗装後は、速やかに養生紙や養生テープを取り除き清掃して下さい。
7.施工工程表
ダイトップ L型カラーの施工工程を表-1に示します。
[加硫ゴムシートの場合]
表-1
工
程
1 素地調整
材
料
希
割
釈
合
所
乾燥時間
塗
*1)
要 量 回
数 工程内 工程間
6.による。
2 下 塗 材
プライマーエース
15 kg
(無希釈)
0.12~0.15
㎏/㎡
1
―
1時間
以上
3 上 塗 材
ダイトップ L型カラー
15 kg
(無希釈)
0.20~0.25
㎏/㎡
2
2時間
以上
―
*1)乾燥時間は、標準状態(23℃、65%RH)での時間を示します。
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8.使用上の注意点
(1)材料は使用前に、十分撹拌し均一にしてから使用して下さい。
(2)気温5℃以下及び湿度85%以上の場合は施工を避けて下さい。
(3)低温の場合及び多湿の場合は乾燥時間が遅くなります。
(4)塗装後、5~6時間(標準状態 23℃、65%RH)の間は、水がかからない様に
して下さい。 ふくれの原因になります。
(5)清水で希釈すると"かぶり"が悪くなり、きれいに仕上らないことがありますので、
無希釈で施工して下さい。
(6)材料は付着乾燥しますと取れませんので、完全に養生をして下さい。
また、作業終了後は、直ちに用具や器具を水で洗って下さい。
(7)ダイトップ L型カラーの塗回数は2回です。1回目と2回目との塗装間隔時間は、
2時間以上(気温23℃の条件下)放置乾燥させて下さい。
(8)材料は、凍結や温度上昇による変質を避ける為、冬期は屋内に保管し、その他の
季節では直射日光を受けないようにして下さい。
(9)乾燥時間は、温度、湿度等により差異を生じますので注意して下さい。
(10)一部カラーゴムシート(黒以外の着色シート)に対しては、付着阻害を起こす
場合がありますので、施工前に事前の確認をお願いします。
9.荷
姿
ダイトップ L型カラー
15㎏ 石油缶入
プライマーエース
15kg 石油缶入
100901
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水系塗材
注意事項
該当商品名
・ダイトップ L型カラー
・プライマーエース
塗装上の注意事項
・気温5℃以下、湿度85%以上、また結露が懸念される場合は塗装を避けて下さい。
・降雨、降雪が予想される場合及び強風時は塗装を避けて下さい。
・指定の材料を用いての調合及び希釈は指定割合で正確に行い、均一になる迄よく撹拌
して下さい。
・指定材料以外のものは混合しないで下さい。
・試し塗りを行い、仕上がり、色を確認した後、本塗装に入って下さい。
・素地は十分に乾燥させて下さい。
・塗装前に、素地のエフロレッセンス、レイタンス、汚れ、さび、付着物等は、完全に
取り除いて下さい。
・各工程では、塗装間隔時間の制限があるものはそれを守って施工を進めて下さい。
・塗替の場合は、素地及び旧塗膜をよく調査し、劣化した旧塗膜、汚れ、チョーキング
等を取り除いて施工して下さい。
・居住者、隣家、車両等へ塗材ミストが飛散しない様な塗装方法を選ぶと共に、十分な
養生をして下さい。
・塗装中、乾燥中ともに換気をよくして下さい。
・取扱い及び塗装作業中は、出来るだけ皮膚に触れないように防塵マスク、保護眼鏡、
防塵マスク、頭巾、保護手袋、長袖の作業衣、襟巻タオル並びに前掛け等を着用して
下さい。
・容器をみだりに転倒させ、落下させ、衝撃を加え、または引きずる等、乱暴な扱いを
しないで下さい。 やむを得ず吊り上げるときには、垂直に持ち上げ落下に十分注意
して下さい。
・塗材を取り出した後はその都度、容器にフタをして下さい。
・容器からこぼれた場合には、流出が拡大しない様、直ちに布で拭きとって下さい。
・取扱い及び塗装作業後は、手洗い、うがい、鼻孔洗浄を行って下さい。
・目に入った場合には直ちに多量の流水で15分以上洗い、できるだけ早く医師の診察
を受けて下さい。
・皮膚に付着した場合には直ちに石鹸と多量の水で洗い落とし、痛み又は外観に変化が
ある時には医師の診断を受けて下さい。
・臭い、蒸気等を吸い込んで気分が悪くなった場合には、空気の清浄な場所で安静にし、
必要に応じて医師の診断を受けて下さい。
・誤って飲み込んだ場合には、できるだけ早く医師の診断を受けて下さい。
保管上の注意事項
・容器は密封し、直射日光、高温、高湿度を避け、凍結、腐食、盗難等の恐れのない所
に保管して下さい。
・外部者や子供の出入りしない所へ保管して下さい。
4/5
廃棄上の注意事項
・廃塗材、廃容器、廃洗浄液等は、産業廃棄物として処理して下さい。
(環境汚染の恐れがあるので排水溝、地面、河川等に流さないで下さい)
その他の注意事項
・本品は業者専用です。塗材としての用途以外に使用しないで下さい。
・赤、黄などの鮮やかな色の仕上げの場合には退色(色あせ)が早いので関係者の了承を
得て下さい。
・塗装仕様、塗装方法などで判らないことがある場合には、弊社にご相談下さい。
・詳しい内容が必要な場合は、製品安全データシート(MSDS)をお読み下さい。
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