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固定資産税・都市計画税 減免事務取扱要領

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固定資産税・都市計画税 減免事務取扱要領
固定資産税・都市計画税
減免事務取扱要領
(最終改正
平成21年
4月
1 日)
◇◇◇帯広市税条例による減免措置◇◇◇
○減免の趣旨
固定資産税の減免は、徴収猶予、納期の延長等の措置を講じてもなお納税が困
難であると認められるような、担税力の薄弱な者に対する救済措置である。
一方、資産の使用目的及び状況が、公共的、公益的性格を有し、特別の事情を
認めるものについても税の軽減、免除を行うものであり、これらの制度は、地方
自治体がその裁量権の範囲内において条例で定め、課税権を行使したものについ
て「減免申請書の提出があった日以後に到来する納期の税額に対して」全部又は
一部を措置するものである。
○ 法的根拠
・地方税法:第367条
市町村長は、天災その他特別の事情がある場合において固定資産税の減免を必
要とすると認める者、貧困により生活のため公私の扶助を受ける者その他特別の
事情がある者に限り、当該市町村の条例の定めるところにより、固定資産税を減
免することができる。
・依命通達
地方税法の施行に関する取扱いについて(市町村税関係)第 1 章第 1 節
2.課税免除等
租税負担の合理化を図るため、非課税規定は、これを最小限度にとどめている
のであるが、地方団体が自ら行う課税免除、不均一課税、租税の減免等について
も、その内容について徹底的検討を加え、濫用することがないよう特に留意する
こと。(法 6・7)
なお、地方団体において納税義務者に係る一定の事由に該当することを理由と
して一律かつ無条件に当該税負担を軽減するような措置を講ずることのないよう
留意すること。
・市税条例:固定資産税の減免 第57条
市長は、次の各号のいずれかに該当する固定資産のうち、市長において必要が
あると認めるものについては、その所有者に対して課する固定資産税を減免する。
(1) 災害により滅失し、又は甚大な損害を受けた固定資産
(2) 貧困により生活のため公私の扶助を受ける者の所有する固定資産
(3) 公共の用に供する固定資産
(4) 公益のため使用する固定資産
○各種減免の要旨及び市税条例施行規則による措置
1
担税能力の救済措置
⑴ 条例第57条(1):災害により滅失し、又は甚大な損害を受けた固定資産
・要旨
災害とは、震災、風水害、火災、落雷等をいい、これらによって納税者がその
財産について甚大な損失を被った場合をいうのである。
固定資産税は本来その所有者に対し、固定資産そのものの価値に着目して課税
しており、同一価値の固定資産について所有者によって異なる税負担ではないが、
個々の納税者についてみれば真に担税力の薄弱な場合も考えられ、これを救済し
ようとするものである。
なお、冷害、水害等によって、地方自治体の区域内において広範囲に発生した
災害には、地方税法個別通知に規定する「災害被害者に対する地方税の減免措置
等について」に基づき減免する。
・減免の範囲、割合
減
免
の
範
囲
減免の割合
添付書類
1. 土地について災害により地形を変じた場合で
その被害程度が次の各号のいずれかに該当す
るとき。
10 分の 10
・ 10分の8以上
10 分の8
・ 10分の6以上10分の8未満
10 分の6
・ 10分の4以上10分の6未満
10 分の4
・ 10分の2以上10分の4未満
2. 家屋について災害により損傷を受けた場合で
その被害程度が次の各号のいずれかに該当す
るとき。
罹災証明書
10 分の 10
・ 全焼、全壊、流失、埋没等により家屋の原
型をとどめないとき又は主要構造部分が著
しく損傷し当該家屋の価格の10分の6以
上の価値を減じたとき。
市長が必要と
・ その他家屋に損傷を受け、居住又は使用目 10 分の5
認める書類
的を著しく損じた場合で当該家屋の価格の
10分の1以上の価値を減じたとき。
3. 償却資産については家屋の場合に準ずる。 家屋の場合に
準ずる。
⑵ 条例第57条(2):貧困により生活のため公私の扶助を受ける者の所有す
る固定資産
・ 趣旨
「公的扶助」とは、生活保護法に規定する「生活扶助」「教育扶助」「住宅扶
助」「医療扶助」「介護扶助」「出産扶助」「生業扶助」「葬祭扶助」をいい、また
身体障害者福祉法、知的障害者福祉法、児童福祉法、母子及び寡婦福祉法等
があり、公的扶助に準ずるものとしては、社会事業団の扶助が考えられる。
「私的扶助」とは、生活の手段が民法 877 条による扶養義務者からの援助、
親族以外の第3者が行う援助によって営まれている者である。なお、生活
水準については、生活保護基準以下を目安とする。
実務上、これらの扶助を受けていることにより直ちに減免するのではな
く、個々の納税者の担税力その他特別の事情を見極め、真にその能力が薄
弱な者に限り減免するものである。
従って、生活保護法に規定する「出産扶助」「生業扶助」「葬祭扶助」あ
るいは各法及び法外による「一時的」な扶助については、除外されること
が適当である。
・ 減免の範囲、割合
減
免
の
範
囲
減免の割合
添付書類
保護課長よりの「生
1. 生活保護法の規定により扶助を受ける者
10 分の 10
活保護開廃通知」
2. 前項に準じた扶助を受けている者で市長が認 10 分の 10
める者
別に定める公私扶助
に係る固定資産税・都
市計画税減免事務取
扱基準による
・適用の基準等
別に定める「公私扶助に係る固定資産税・都市計画税減免事務取扱基準」に
よる。
○制度上の措置
2 公共性に基づくもの
条例第57条(3):公共の用に供する固定資産
・要旨
本来地方税の減免は「公共性」という表現は非課税を意味するが、ここで
いう公共性とは所有者のいかんを問わず、不特定多数が利用する施設を「準
公共施設」として位置付けし、市長の裁量権において条例上制限列挙し、該
当させている。
【チビッ子広場】
町内会、その他の団体が、所有者から無料で借り受け、総ての児童が自由に
遊べる施設として設置されたもので、直接その用に供する固定資産。
なお、施設の設置については「帯広市チビッ子広場設置要網」に基づくこと
が必要である。
減
免
の
範
囲
減免の割合
添付書類
1.町内会その他の団体が他から無料で借り受け 10 分の 10
土地貸借契約
て設置する児童の遊び場で、直接その用に供す
書(写)
る固定資産。
みどりの課長
よりの通知書
【ゲートボール場】
・・・・
地域老人クラブ、町内会等の団体が所有者から無料で借り受け高齢者の健康保
持と会員相互の親睦を図る施設として設置されたもので、直接その用に供する固
定資産。
なお、施設の設置については、
「帯広市高齢者地域別ゲートボール場設置要
網」に基づくことが必要である。
減
免
の
範
囲
減免の割合
添付書類
2.町内会その他の団体が他から無料で借り受け 10 分の 10
土地貸借契約
て設置する高齢者のゲートボール場で、直接そ
書(写)
の用に供する固定資産。
高齢者福祉課
長よりの通知
書
【運動広場】
市民が心身共に健康で明るい生活を送るため、市内遊休地を運動広場として
活用するもの。これにより助成措置として税の減免をするものである。
なお、施設の設置については、
「帯広市運動広場設置要網」に基づくことが、
必要である。
減
免
の
範
囲
減免の割合
添付書類
3.町内会、その他の団体が他から無料で借り受 10 分の 10
スポーツ振興
けて設置する運動広場で、直接その用に供する固
室長よりの通
定資産。
知書
【その他の公共の用に供するもの】
市長が直接公共の用に供するものと認める固定資産。
減
免
の
範
囲
減免の割合
4.前各項以外で直接公共の用に供するものと認 10 分の 10
めるもの。
添付書類
市長が必要と
認める書類
◇行政実例◇
賦課期日後、市が個人から買い上げた固定資産について、通常はその買却価格中
に税負担分は含まれていると認めるべきであるが、強制買収により買上価格が著し
く低いか、その他止むを得ないと認める限り、適宜減免の取り扱いをすることは差
支えない。
3
公益性に基づくもの
条例第57条(4):公益のため使用する固定資産
地方税法上、その他特別な事情がある者として公益性を認め、その必要があ
るかどうかは、市長の自主的判断に委ねられている。
税負担の軽減あるいは免除することによって、広く住民の利益に結びつくこ
とが判断の基準であり、担税力に着目した項目とは異なる制度上の措置である。
【教育の用に供する固定資産】
学校法人、私立学校法によるものは、地方税法上「非課税」措置とされてい
るが個人が知事の許可を得て設立した「専修学校」「各種学校」については、
勤労者、青少年の教育、技能、技術の職業専門教育に重要な役割を果たし、そ
の公益性に寄与していることから、直接教育の用に供している固定資産につい
て減免する。
専修学校
減
免
の
範
囲
減免の割合
1 学校法人又は私立学校法(昭和 24 年法律第
270 号)第 64 条第 4 項の法人以外のものが知
事の許可を得て設立した次の各号に定める学
校において直接教育の用に供する固定資産
⑴ 学校教育法第 124 条に規定する専修学校 10 分の 10
⑵ 学校教育法第 134 条第 1 項に規定する各 10 分の 5
種学校
添付書類
・法人登記簿(写)
・知事許可書(写)
・土地、建物の図面
・市長が必要と認
める書類
【地域集会所】
地域住民の福祉文化の向上に供することから、行政政策として、コミユニテ
イセンター、福祉会館等を設置しているが、更にきめ細かな住民ニーズから地
域独自の「集会所」
「会館」が設置されてきている。
これらの集会所等は、地域住民が各種集会、行事等に使用している現況は公
的な施設であり公益性は充分に認められる。
なお、資産を他から借り受けてその用に供している場合の賃貸料及び集会所
の使用に関して「無料」が原則であるが、使用料、暖房料等、集会所に維持管
理上必要最小限な経費の徴収はやむを得ないものと認められる。
減
免
の
範
囲
減免の割合
添付書類
2 町内会、部落会等が所有し、又は他から無料 10 分の 10
で借り受けて公共的施設として直接その本来の
土地・建物貸借契約書(写)
用に供する固定資産
土地・建物の図面
市長が必要と認める書類
【公衆浴場】 (平成 12 年 4 月 1 日自治固第 24 号通知)
ここでいう公衆浴場とは、公衆浴場法第 1 条、北海道公衆浴場法施行条例第
2 条第 1 項に定める普通浴場であり、かつ入浴料金について統制されているも
のをいう。
公衆浴場は、公衆衛生事業の一環として地域住民の健康保持に不可欠な施設
であるが、近年公衆浴場をとりまく厳しい諸環境を考慮し、また、公益性の重
要さを認め、その用に供している固定資産を減免するものである。
**帯広市の経過**
制度発足時その趣旨は担税力に着目し、土地にあっては評価額の上昇率を勘案
し、減免は必要としない判断であり、また資産所有者が事業者でない場合もあり
減免適用に疑義があったところである。
その後、道の指導によれば、その制度は公衆浴場という「公益性」に着目して
いる趣旨から、経営状況、賃貸借等、私権には介入せず制度を適用すべしとの見
解である。
減
免
の
範
囲
減免の割合
添付書類
直接公衆浴場の用に供する固定資産(土地に 3分の2
ついては、条例第 42 条第 2 項に規定する住宅用
知事認可書(写)
地以外の土地に限る。
)
土地・建物の図面
市長が必要と認める書類
なお、直接公衆浴場の用に供しているか否かは、現況を見極め、その資産が一
体となり公衆浴場としての機能を果たしている部分に限られるものであること。
<土地の該当面積の算出>
申請地が一筆の土地あるいは複数筆にまたがっていても、その内浴場の用に供
している部分と認められる土地。
また、家屋が浴場の用に供している比率をもって、上記土地に乗じ、当該面積
とする。
<家屋の該当面積の算出>
一棟の内、住居、その他直接浴場の用に供していない部分を除く。ただし、共
用部分は面積按分し算出する。
<償却資産の算出>
資産の申告に基づき家屋との整合性を精査し、その資産が浴場営業に一体とな
り機能を発揮しているもの。
ただし、飲物、入浴具等の自動販売機、マッサージ機など入浴料金以外の金銭
を必要とする機器は除くものとする。
【開放型病院等】(昭和57年 4 月 1 日 自治府第26号通達)
開放型病院等に係る固定資産については、当該病院等の公益的な性格にかん
がみ、その用に供する固定資産について減免するものである。
3
減
免
の
範
囲
4 開放型病院等(医師を会員とする一般社団法
人が設置する病院若しくは臨床検査を主たる業
務とする診療所又は歯科医師を会員とする一般
社団法人が設置する診療所であって、これらの
施設が市長が別に定める要件に該当するものを
いう。)の用に供する固定資産
減免の割合
添付書類
10 分の 10
土地・建物の図面
市長が必要と認める書類
【その他の公益の用に供するもの】
今後、多様な公益性をもった施設資産が考えられるが、慎重に検討し対処す
るものとする。
減
免
の
範
囲
減免の割合
添付書類
5 前項以外で直接公益のために使用するものと 10 分の 10
該当資産、申請
認めるもの。
者により適宜
判断する。
◇
特定非営利活動法人
不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与することを目的に活動している
団体で、収益事業を行わないものに限って減免するもの。また、活動を休止
している場合には、減免はしないものとする。よって、毎年度、事業計画書・
事業報告書・収支予算書・収支決算書の確認が必要である。
◎ 法第 348 条第 2 項の資産(非課税の範囲)
帯広市が年度途中より無料で借り受け、公益の用に供する資産の取扱いは次による。
①市長が特別な事由があったと認められ、その後も相当年引き続き無償借受
けの場合は、その事実が発生した後に到来する納期の税について減免でき
る。この場合、翌年度からは非課税扱いとなる。
②年度内において、一定期間についてのみの無償借受けについては、減免し
ないものとする。
◎減免の調定等
資産の一部に減免該当部分がある場合。
・家屋:全体の面積中該当部分面積(共有部分を含む)が占める割合で按分す
る。
・土地:その用に一体となって供していると認められる敷地中、家屋で求めら
れた当該部分の按分率による。
○百円未満の減免
:法第 20 条の4の2第 3 項により切り捨てる。
○各納期よりの減免額:到来する納期が複数の場合、既に分割されている税
額を減免すると、決議書においての増減欄では増額
となる納期が発生する。*この場合の取扱について
は、到来する最初の納期より一括して減額するもの
とする。
○都市計画税の減免 :法第 702 条の8第 7 項により行う。
◎減免の調定
○課税前:当初調定は減免後の税額。
○ 課税後:減免した後の税額を調定。
<減免に係る事務手続>
1.減免の申請
減免の申請は、納税義務者の権利であるが申請行為は任意である。
納税義務者が所有する資産が条例に列挙されている項目に該当し、あるいは該
当するであろう事由が生じたときは、その意思表示としての申請行為が必要であ
る。しかし、行政として納税者自身制度上の不明であることにより行政サービス
としても積極的に周知することが適切である。
①申請書
申請行為の表示は、別紙「固定資産税・都市計画税 減免申請書」に所
要事項を記載し市長に提出する。
②必要書類
減免申請事由を客観的に認めることができる必要な書類を添付する。
③提出日
「納期限までに」とあるが、実務上、調査、決定、更生等の事務処理上
の問題もあり、少なくとも到来する納期限一週間前が適当である。
ただし、災害、その他申請行為が困難である止むを得ない事情を特に市
長が認めた場合は、減免申請を省略できるが、後日提出をさせるものとす
る。
④次年度からの申請
減免は非課税のように、地方団体が自ら課税権を行使しないものではな
く、課税権を行使した後納税者の申請によって措置するものである。
従って、当該資産の変動、減免事由等常に把握の必要性があり、原則的
には毎年度の申請行為が必要である。
しかし、納税者の申請に要する負担、それによる行政事務効果等を考慮
すれば、最初の減免を行った年次以降の減免申請については、減免要件に
変動がないと確認される場合は「省略」させることができる。
なお、確認については「地方税法第 408 条」により可能であるが、実務
上、少なくとも必要に応じ申請書を併せて提出させることが適当である。
⑤変更の申告
固定資産税の減免を受けた者は、その事由が消滅又は変更あるいは必要
がなくなった場合は、直ちに市長に申告の義務がある。
⑥実態調査
減免申請があった場合、その事由が条例第 57 条第 1 項第 2 号中「公的
扶助」以外の者は、直ちに申請書及び添付書類等に基づき実地調査を行い、
事実確認の上、適切な事務処理を行うものとする。
⑦申請者への通知
減免措置が決定した場合、速やかに減免通知書及び更正後の納付書を送
付する。
公私扶助に係る固定資産税・都市計画税減免事務取扱基準
(趣 旨)
第1条 この基準は、帯広市税条例(昭和25年条例第27号。以下「条例」とい
う。)第57条第1項第2号、同条例施行規則(昭和26年規則第13号。
以下「規則」という。)第2条の2及び別表の固定資産税・都市計画税(以
下「固定資産税等」という。)の減免の取扱いに関して必要な事項を定める
ものとする。
(適用の基準)
第2条 規則別表条例第 57 条第 1 項第 2 号に該当する場合の部第 2 項に規定する
「前項に準じた扶助を受けている者で市長が認めるもの」の減免は、学校教育
法(昭和 22 年法律第 26 号)に規定する就学援助を受ける要保護者(生活保護
法第 6 条第 2 項に規定するものをいう。)又は、必要最低限の生活が維持できな
い状態にあるため他の法令に基づく扶助を受けている者若しくは、他の者から
経済的援助を受けている者であってその生活水準が生活保護法(昭和 25 年法律
第 144 号)に基づく生活保護基準以下にある者であり、真に担税能力がないと
認められるものについて適用する。なお、地方税法(昭和 25 年法律第 226 号。
以下「法」という。)第 15 条第 1 項(徴収猶予の要件等)の規定に該当する場
合は、納税課と協議の上、徴収猶予の措置をする。
2 前項に掲げる「生活水準が生活保護基準以下にある者であり、真に担税能力
がないと認められるもの」とは、利用できる資産、能力等あらゆるものを活用
しても、その世帯(同居人を含む。)の所得(扶養義務者等からの援助を含む。)
の合計額が「生活保護法による生活扶助、教育扶助、住宅扶助」の合計額以下
の場合とし、利用できる資産、能力等については別表に定めるところによる。
(減免対象固定資産の認定)
第3条 生活維持のために自己が居住の用に供するもので、土地については面積
が200㎡以下で専用住宅又は併用住宅の敷地として供されており、その
住宅の居住部分の床面積が120㎡以下のもの。
(減免の申請)
第4条 第2条に該当する者は、減免申請書に次の各号に掲げる書類を添付して
市長に申請するものとする。
(1)資産調査等同意書
(2)家族状況等届出書
(3)扶養義務者届出書
(4)資産申告書
(5)収入申告書
(6)公私扶助証明書
2 次年度以降においても減免を受けようとする者は、その都度申請するものと
する。
3 市長は前項の申請があったときは、その事実を調査し確認しなければならな
い。この場合、必要と認めるときは法第353条(徴税吏員等の固定資産税に
関する調査に係る質問検査権)の規定に基づき、当該納税義務者に対し文書そ
の他の物件の提出若しくは提示を求め、又は職員に質問させることができる。
(減免の不認定)
第5条 市長は、次の各号のいずれかに該当する場合は、減免を不認定とする。
(1) 第2条の規定に該当しないとき。
(2) 市長が指定する書類等を提出しないとき又は事情聴取等の調査に応じな
いとき。
(3) 虚偽の申請をしたとき。
(4) 減免の申請事項について、事実の確認等が困難であるとき。
2 市長は、前項の規定により減免を不認定にしたときは、当該申請者に通知す
るものとする。
(減免の適用)
第6条 第2条の規定による固定資産税等の減免は、減免申請のあった日以後に
納期限が到来する固定資産税等から対象とし、当該年度分のみとする。
(減免の決定及び変更)
第7条 市長は、固定資産税等の減免を決定したときは、又は既に決定している
減免額に変更が生じたときは、固定資産税・都市計画税税額更正通知書により
当該納税義務者に通知するものとする。
(減免の取消等)
第8条 市長は、減免の決定をした後に、当該決定を受けた納税義務者が次のい
ずれかに該当した場合には、当該減免の決定の全部又は一部を取り消すことが
できる。
(1) 虚偽の申請その他不正の行為により減免を受けた事実があったとき。
(2) 当該世帯において収入状況に変更がある等の理由により減免事由に該
当しなくなったとき。
2 市長は、前項の規定により減免を取り消したときは、固定資産税・都市計画
税税額更正決定通知書兼納税通知書により当該納税義務者に通知するととも
に、虚偽の申告等による減免により納付を免れた税額がある場合は合わせて
徴収するものとする。
(減免事由の消滅の届出)
第 9 条 市長は、条例第 57 条第 3 項の申告があったときは、既に決定している減
免額のうち納期未到来の固定資産税等がある場合は、固定資産税・都市計画税
税額更正決定書兼納税通知書により当該納税義務者に通知しなければならない。
(雑 則)
第10 条 この基準に定めるもののほか、公私扶助に係る固定資産税等の減免に関
し必要な事項は別に定める。
附 則
この基準は、平成20年4月1日から施行する。
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