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住友電装株式会社様
製造業
StarOffice21
グループウェア
グローバルに展開する事業を支え
広域的、機動的、効率的にビジネスを行う仕組みを提供
日本産業勃興期の大正6年に創業の住友電装様は、電線の製造からスタートし、自動車産業の発展とともに自動
車用ワイヤーハーネスの製造を開始。現在では国内シェア第2位、世界シェア第3位を占め、
「Connect
with
the
Best」の精神でグローバルにビジネスを展開しています。住友電装様では、ビジネス展開を行う上で必要なIT投
資を積極的に行い、ITツールを使いこなすことによって、企業競争力を強化してきました。その中でも、中心的な
役割を担う「StarOffice21」については、ファーストリリース後すぐに採用し、社内システムとして順次サービス
を強化しながら、
ビジネス遂行に不可欠な業務インフラとして活用しています。
住友電装株式会社
執行役員
企画本部 副本部長
住友電装コンピュータシステム株式会社
情報技術部長
白井 清志 氏
田中 勝幸 氏
業務を行う上でなくてはならないツールになっており、
アクセス数も月間2,670万回以上に達しています
StarOffice21は、
グローバル・コミュニケーション・ネットワークの核として、
迅速にビジネスを行う仕組みを提供してくれます
課 題・目的
3 つ の K を サ ポ ートし 、グ ロ ー バ ル ビジ ネ ス 展 開 の 仕 組 み を 提 供
アとして誕生した「StarOffice21」をいち早く導入し、
中核ソフトウェアとしてワールドワイドに活用
以来、機能やサービスを拡充しながらワールドワイドでの
活用を進めてきました。また同時に、24時間365日グロー
自動車用ワイヤーハーネスのグローバルサプライヤー
バルに展開しているビジネスを支えるため、運用面でさま
としてカーメーカの世界最高水準のパートナーを目指す
ざまな工夫を重ねています。
住友電装は、
日本本社がワールドヘッドクォーターとなり、
国内の拠点はもとより、世界27ヵ国以上、79の関連会
業務上なくてはならないツールとして成長発展
社とネットワークを形成し、世界を舞台にビジネスを展開
しています。そのビジネスを支える情報システムも、24時
間365日の稼働を前提としており、現在では“いつでも”
執行役員の白井清志氏は「StarOffice21」を次のよ
“どこでも”“ 誰でも”“ 世界中で”という、ユビキタス
うに位置づけています。
時代のリアルタイム経営を支える役割を担っています。
「StarOffice21は、業務を行う上で“広域的”“機
こうしたグローバルな経営を支える情報システムの中
動的”“効率的”という“3つのK”をサポートする重要
で、中核ソフトウェアとして活躍しているのが「StarOff-
なツールです。実際、24時間365日、
グローバル・コミュニ
ice21」です。住友電装様では、1995年にグループウェ
ケーション・ネットワークの核として、迅速にビジネスを行
1
住友電装株式会社様
う仕組みを提供してくれます」
バル・コミュニケーション・ネットワークの中核のツールが
「世界最高品質の製品、抜本的なコスト低減、
グローバ
StarOffice21です。」
ル供給力、技術開発力等カーメーカからの要請に対応
また、住友電装コンピュータシステムの情報技術部長
できない部品メーカは淘汰されるしかない。将来の生き
の田中勝幸氏は導入初期段階と現在の活用状況を比
残りをかけて、
グローバル事業展開、
R&D、
ITに対して
較し、次のように語ります。
経営資源を集中投入し、
より強い企業集団に変えなけ
「導入初期段階では、利用普及のため、社内啓発の
ればなりません。
I
Tについては、現在、
4つの取組みを推
様々なプロモーションを行いましたが、現在では、業務を
進しています。まず第一に、客先からの要請に対応でき
行う上でなくてはならないツールになっており、StarOf-
る、
グループ全体の設計、調達、生産、納入のグローバ
fice21へのアクセス数も月間2,670万回以上に達して
ルに一貫したサプライチェーンをサポートすること。二番
います。この数字は、機能やサービスを拡張するたびに
目に、
グローバルなコミュニケーションネットワークの強化、
増えています。直近の半年間では、700万回増加してお
三番目に、
グローバルな情報化をサポート出来る体制の
り、
いかに日常業務の中で活用されているかがわかります」
確立、最後に情報化投資の効率化です。この中で、
グロー
シス
ス テム
テム
シ
概
要
概要
グ ロ ー バ ル な 業 務 インフラとし て 、
2 4 時 間 3 6 5 日 、稼 働 率 1 0 0 % の 運 用 を 目 指 す
海外ユーザを含め、
全社システムのポータル機能を担う
ハードウェア冗長化や
運用の工夫により高い可用性を実現
住友電装様では、
「StarOffice21」のグループウェ
住友電装様のハードウェアは、Windows OSの12台の
アをはじめ、
ビジネスポータル、
ビジネスディレクトリ、
ワー
ポータルサーバ、HP-UXのデータサーバ、iStorageを基
クフロー、PocketWeb for iモード、ISO文書管理、
メー
本構成とし、
システムを止めず、可用性を高めるため、重
ル保存/監査などの機能を利用しています。
要な部分では冗長化構成をとっています。
白井氏は「StarOffice21は、全社システムのポータ
「システムをできるだけ止めないようにするため、
ルになっている」と表現しますが、ポータルからは、
リンク
StarOffice21のシステムではハードを切り離してバック
する約50のアプリケーションやデータへのアクセスが可
アップをとったり、パッチについても、
ロードバランサーを
能であり、英語版も用意して、
グローバルポータルとして
活用し夜中にサーバを順次1台ずつ止めて適用していま
活用しています。
す。
また、ポータルや電子申請・電子決裁などを行うワー
このように、
どうしても必要な作業は夜中や1月1日を
クフローと連携し、500人以上の海外からの利用ユーザ
利用し、24時間365日100%稼動に近づける努力をして
も含めて、効率的な管理を実現しています。
います」と、田中氏は運用上のポイントを語ります。
2
住友電装株式会社様
導入システム構成
導入効果
便 利 な 機 能 が 当 た り 前 の ように 利 用 で き、ユ ビ キ タ スも 実 感 で きる
伝達ツール”という表現が最もあてはまるかもしれません」
効果測定も不要なほど、
ビジネスインフラとして活用
と、白井氏はビジネスにおいて大切な情報伝達機能を
担う「StarOffice21」を高く評価します。
白井氏は、現在の「StarOffice21」の活用状況と、
住友電装様が最近強化した機能のなかに、Pocket-
その導入効果について、次のように述べます。
Web for iモードがありますが、白井氏は、
自らがユーザ
「たとえば、組織変更や人事異動への対応や、海外
として利用したときの体験を語ります。
の外国人社員も含めた電子電話帳の利用、ポップアッ
「フランス出張中にPocketWeb for iモードの機能
プ表示による未決裁案件の通知など、便利な機能を当
を活用し、StarOffice21にリモート接続して利用しまし
たり前のように使っています。もはやStarOffice21は、
た。まさに“いつでも”“どこからでも”手軽に利用でき
完全にビジネスインフラになっていると言えるでしょう。」
る、ユビキタスが現実のものになってきていることを実感
「StarOffice21には、
さまざまな機能がありますが、
できました」
StarOffice21を一言で表すと“確実かつ迅速な情報
3
住友電装株式会社様
将来の
展望
ユビキタス、セキュリティ、横断的情報共有の3点を意識し、機能強化を図る
3点の方針の下、
順次必要度の高い機能を強化
ユーザビリティを第一に計画的にインフラを増強
これからのシステムの強化ポイントについて、白井氏
一方、運用に関して田中氏は、次のように語ります。
は次のように語ります。
「機能強化やサービス拡充を行うことにより、
さらに利
「今後のシステム展開では、ユビキタス時代にふさわ
用頻度の増加やデータ量の増大が予想されます。今ま
しい機能、
セキュリティ機能、横断的な情報共有機能と
でも冗長化構成をとることや、iStorageの容量拡充など、
いう3つを意識した強化を進めていきたいと考えています。
ネットワークも含めてインフラの増強を行ってきましたが、
このうちユビキタスとセキュリティは利便性と安全性とい
やはり大切なのは事業の動向や活用状況を的確に把
う、相反する要素をもちますが、単なる情報の展開では
握することによって、先手を打って対応することです。
なく、今まで以上にセキュリティに留意した情報展開を
今後もユーザビリティ向上を第一に、定期的な負荷
行うつもりです」
管理を行い、計画的に拡張計画を立ててインフラの増
また、現在はTV会議を利用していますが、
「コミュニケー
強を行っていく予定です」
ションドア」を利用し、
より簡単な操作でWeb会議を行う
「NECには、今後もユビキタス時代に向けたさまざまな
為の試行を開始しています。
強化を行っていただくとともに、
さらなるレスポンスの向
また、横断的な情報共有の手段として、英語版を含め
上やセキュリティ強化、操作性向上などを実現して欲し
たビジネスキャビネットの導入を検討中です。
いと考えています。
「ビジネスキャビネットを利用し、ディレクトリを用いて
当社では、経営トップのStarOffice21に対する理解
管理可能なグローバルデータベースという構想を描いて
も深く、
われわれもこれからのNECの機能強化やサポート
いますが、
たとえば、最重要キャビネットのコンテンツは印
に大いに期待しています」と、白井氏は締めくくりました。
刷できないようにすることや、
シンクライアントの採用など、
きめ細かなセキュリティ面での管理が行えるようにしたい
と考えています」と、白井氏は構想を述べます。
自動車用ワイヤーハーネス
4
住友電装株式会社様
お客様のプロフィール
お客様のプロフィール
社名
住友電装株式会社
本社
〒510-8503
三重県四日市市西末広町1番14号
東京本社 東京都港区元赤坂1丁目3番12号
設立
1917(大正6)年
資本金
73億3千万円
従業員
3,043名
主な事業 自動車用・機器用ワイヤーハーネスの製造
販売、
ワイヤーハーネス用・電気機器用部品
の製造販売、
自動車用電線の製造販売
(平成17年3月31日現在)
URL http://www.sws.co.jp
本 社
東京本社
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