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「妊婦に対する健診についての望ましい基準案」に対する 御意見募集の

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「妊婦に対する健診についての望ましい基準案」に対する 御意見募集の
「妊婦に対する健診についての望ましい基準案」に対する
御意見募集の結果について
平 成 2 7 年 4 月 1 日
厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課
標記について、平成 27 年 1 月 30 日から平成 27 年2月 28 日まで御意見を募集いたしました。お寄
せいただいた御意見の概要とそれに対する考え方を次のとおり御報告いたします。なお、意見募集の
対象外の御意見につきまして回答していないものもありますが、お寄せいただいた御意見に関しまし
ては、今後の参考とさせていただきたいと考えております。
(御意見総数9件)
皆様方の御協力に厚くお礼申し上げるとともに、今後とも厚生労働行政の推進に御協力賜りますよ
うお願い申し上げます。
御意見の概要
「市町村は、里帰り先等において妊婦健康診査
を受診する妊婦の経済的負担の軽減を図るた
め、妊婦の居住地以外の病院、診療所又は助産
所と事前に契約等を行う等の配慮をするこ
と。」としているが、妊婦がどこに里帰り等を
して受診するかは分からないことから、当該妊
産婦が病院等に支払った費用を償還する方法
等で足りる。
市町村の公費負担額は可能な限り「妊婦に対す
る健康診査についての望ましい基準」に近づけ
るべきである。
全国市町村の公費負担回数および負担総額を
厚労省ホームページに公表することを求める。
御意見に対する考え方
妊婦に対する健康診査(以下「妊婦健診」とい
う。)の事業については、母子保健法第 13 条に
おいて、市町村が必要に応じ妊婦健診を行う旨
が規定されています。妊婦の居住地以外で妊婦
健診を受診した場合については、それぞれの市
町村において、妊婦が病院等に支払った費用を
償還する等、地域の実情に応じた方法で公費負
担を実施していただいているところです。
望ましい基準で示す回数分の妊婦健診の財源に
ついては、平成 25 年度以降は、地方財政措置を
講じているところです。
公費負担回数や公費負担額の全国平均等につい
ては、厚生労働省のHPにおいて公表しており
ます。
(厚労省HP 妊婦健康診査の公費負担の
状況にかかる調査結果について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/000004411
6.html)
妊婦健康診査の健診票は全国市町村で統一さ
妊婦に対する健康診査(以下「妊婦健診」とい
れることを求める。
う。)の事業については、母子保健法第 13 条に
公費負担の方法は、診察、検査の内容に関わら おいて、市町村が必要に応じ妊婦健診を行う旨
ず一定の金額を補助する「クーポン券方式」が が規定されています。健診票の様式や受診券の
交付方法については、それぞれの市町村におい
望ましい。
て、地域の実情に応じて定めているところです。
分娩終了後、1~2回程度の産後健診が望まし 妊婦に対する健康診査(以下「妊婦健診」とい
いが、産後健診を公費で負担できるよう求め
う。)の事業については、母子保健法第 13 条に
る。
おいて、市町村が必要に応じ妊婦健診を行う旨
が規定されています。産婦への健康診査につい
ては、母子保健法第 13 条に基づき、必要に応じ
て実施することとされているため、その財源に
ついても平成9年度及び平成 10 年度に地方交付
税措置されており、それぞれの市町村において
地域の実情に応じて実施されているところで
す。
超音波検査について基準では、合計 4 回必要と
なっているが、実際は、毎回超音波検査を実施
している医療機関がほとんどで、妊婦検診無料
と謳いつつも自己負担が発生しているのが実
情である。基準を 14 回とすることはできない
ものか。
本告示は、日本産科婦人科学会及び日本産婦人
科医会による「産婦人科診療ガイドライン-産
科編 2014」の「特にリスクのない単胎妊婦の定期
健康診査」を参考に定めています。
母親の口腔衛生に対する認識を改めていただ
くことで、子どもの口腔衛生に対する意識も高
まることが期待できると思われることから、妊
婦健診に歯科健診も組み込みこと、また、妊婦
歯科健診の公費負担を求める。
妊婦に対する歯科健診については、集団検診を
実施する場合につき平成9年度及び平成 10 年度
に地方交付税措置されております。なお、本告
示は、日本産科婦人科学会及び日本産婦人科医
会による「産婦人科診療ガイドライン-産科編
2014」の「特にリスクのない単胎妊婦の定期健康
診査」を参考に定めています。
本告示は、日本産科婦人科学会及び日本産婦人
科医会による「産婦人科診療ガイドライン-産
科編 2014」の「特にリスクのない単胎妊婦の定期
健康診査」を参考に定めていますが、B群溶血性
レンサ球菌の実施時期については、今般、当該
ガイドラインにおけるB群溶血性レンサ球菌検
査の実施時期について「分娩時の産道内GBS
の存在予測のためにはなるべく妊娠後期での検
体採取が望ましい」とされたことから、その見
直し後のガイドラインを参考に規定したもので
す。
頂いた御意見については、今後の施策の参考と
させて頂きます。
B群溶血性レンサ球菌の実施時期について、24
週から 35 週を 33 週から 37 週に変更する理由
はなにか。30 週での実施では問題があるか。
医療機関によって実施項目にばらつきがある。
例えば、婦人科でおこなったが、産院を移った
結果、子宮頸がんの検診はうけられなくなっ
た。
働く妊婦が増えている土曜日も対応する産院
を奨励するなど、産院側に積極的に窓口を開か
せるような政策をより充実させてもよいので
はないかと思う。
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