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1.2
エンコーダー ファームウェア
A1D-220-V3.12.15-AC
ユーザー マニュアル
1
目次
1.
インストール _____________________________________________________ 3
1.1
最低動作環境_____________________________________________________ 3
1.2
セットアップ前の準備 _______________________________________________ 4
PC ネットワークをセットアップする_________________________________________ 4
1.2.1
1.3
IP デバイスの構成 ________________________________________________ 9
1.3.1
Video Display(映像表示) ______________________________________________ 11
1.3.2
PTZ(PTZ カメラ限定) _________________________________________________ 15
1.3.3
Host Setting(ホスト設定) _______________________________________________ 21
1.3.4
WAN Setting(WAN 設定) _____________________________________________ 24
1.3.5
Date Setting(日付設定) ________________________________________________ 27
1.3.6
Video Setting(ビデオ設定) _____________________________________________ 29
1.3.7
Video Adjustment(ビデオ調整) __________________________________________ 33
1.3.8
OSD / プライバシー マスク _____________________________________________ 36
1.3.9
カメラのセットアップ(HQ1 CCD カメラ モデルの場合) _______________________ 39
1.3.10
カメラのセットアップ(CMOS カメラ モデルの場合) _______________________ 42
1.3.11
カメラのセットアップ(PTZ カメラ モデルの場合) _________________________ 44
1.3.12
SNMP 設定 _______________________________________________________ 46
1.3.13
UPnPTM ___________________________________________________________ 47
1.3.14
Bonjour ____________________________________________________________ 47
1.3.15
IP アドレス フィルタリング____________________________________________ 48
1.3.16
イベント ___________________________________________________________ 50
1.3.17
User Account(ユーザー アカウント) ___________________________________ 67
1.3.18
System Info(システム情報)___________________________________________ 68
1.3.19
Firmware Upgrade(ファームウェアのアップグレード) ______________________ 70
1.3.20
Profile(プロファイル) ________________________________________________ 72
1.3.21
Factory Default(工場出荷時設定) _____________________________________ 73
1.3.22
Save Reboot(保存して再起動) ________________________________________ 74
1.3.23
ログアウト _________________________________________________________ 74
2
1
インストール
1.
1.1
最低動作環境
IP デバイスは、埋め込み Web サーバーを介してアクセスできます。デバイスにア
クセスし、十分なパフォーマンスを得るには、ご使用の PC が最小要件を満たす必
要があります。
CPU
Pentinum 4 2.4GHz 以上
メモリ
256 MB 以上
オペレーティング システ
ム
ビデオ解像度
Windows XP SP2 以 降 Windows Vista / Windows 2003 /
Windows 7
Internet Explorer 6.0 SP2 以降
SVGA または XGA(1024x768)の解像度
3
1.2
セットアップ前の準備
弊社の IP デバイスは、Internet Explorer を介してアクセスできます。
IP デバイス用のネットワーク設定および IP アドレスを設定する必要があ
ります。すべての接続が正しく行われているかを確認後、次の手順に従っ
て操作してください。
1.
PC ネットワークをセットアップする
PC 用の IP アドレスは、IP デバイスと同じサブネット内に存在しな
ければならないため、IE 経由で IP デバイスにアクセスする前に、PC と IP
デバイス間の TCP/IP 設定を一致させる必要があります。
2.
IP デバイスの IP アドレスをセットアップする
本 IP デバイスの IP アドレスは、手動で割り当てる、またはネット
ワーク サービス(DHCP)により自動で取得することができます。DHCP サ
ービスを使って IP アドレスを取得する場合は、製品 CD に同梱されてい
る IP ユーティリティ ソフトウェアを使用して、すべての IP デバイス用の
IP アドレスを検索してください。
1.2.1
PC ネットワークをセットアップする
PC 経由で IP デバイスのネットワークをセットアップするには、PC
の TCP/IP 設定を変更する必要があります。
以下は IP デバイスのデフォルト ネットワーク設定です。
IP アドレス: 192.168.0.100
サブネットマスク: 255.255.255.0
IP デバイスにアクセスするには、PC の IP アドレスを次のアドレス
に一致させます。
4
IP アドレス: 192.168.0.xxx
サブネットマスク: 255.255.255.0
メモ: xxx は、IP デバイスが使用する 100 を除いた、1~254 までの
数字です。また、2 台の機器が同一のネットワークで同じ IP アドレス
を使用していないことを確認してください。
以下の手順は、Windows XP の場合のセットアップ手順です。
Windows XP 以外のオペレーティング システムをご使用の場合、正しいセ
ットアップ手順は OS マニュアルを参照してください。

ステップ 1
PC を起動します。

ステップ 2
[スタート] をクリックし、「コントロール パネル」を選択します。
5

ステップ 3
「ネットワークとインターネット接続」アイコンをダブルクリックします。

ステップ 4
「ネットワーク接続」アイコンをダブルクリックします。
6

ステップ 5
「ローカル エリア接続」をクリックしてから、ネットワーク タスク メニュ
ーの「この接続の設定を変更する」をクリックします。

ステップ 6
「インターネット プロトコル(TCP/IP)」をクリックして、[プロパティ] ボ
タンをクリックします。IPv4 と IPv6 の両方が存在する場合は、IPv4 を
選択します。
7

ステップ 7
「次の IP アドレスを使う」のラジオ ボタンをクリックし、IP アドレスと
サブネット マスクを入力します。
設定を以下の通りに作成して
ください。
IP アドレス: 192.168.0.xxx
サブネットマスク: 255.255.255.0
(メモ: xxx は、IP デバイスが使
用する 100 を除いた、1~254
までの数字です。また、2 台の機
器が同一のネットワークで同じ
IP アドレスを使用していないこと
を確認してください。)

ステップ 8
[OK] ボタンをクリックすると、ウィンドウのダイアログ ボックスが閉じ
ます。
8
1.3
IP デバイスの構成
このセクションでは、IP デバイスの構成方法を説明します。管理者
はすべての設定に無制限にアクセスできますが、通常ユーザーの使用は
ライブ映像の表示のみに限定されます。IP デバイスは標準ブラウザー
(Microsoft Internet Explorer 6.0 以降)の環境で構成します。
以下の手順に従って、IP デバイスを構成してください。

ステップ 1: ブラウザーを開きます。

ステップ 2: IP デバイスの IP アドレスを入力します。
デフォルトの IP アドレスは「192.168.0.100」です。
続いて「Login ページ」が次のように表示されます。

ステップ 3: アカウント名(工場出荷時設定: Admin)とパスワード(工
場出荷時設定: 123456)を入力します。
メモ: Internet Explorer 6.0 以降のご使用を強くお勧めします。これは、次
のサイトからダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/windows/ie/downloads/default.mspx

ステップ 4: デバイスのユーザー インターフェースに使用する言語
を選択します。英語、繁体字中国語、簡体字中国語、日本語、スペイ
ン語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語、チェコ語、フランス語、フィ
ンランド語、ハンガリー語、デンマーク語からの選択が可能です。こ
のユーザー インターフェース設定はログアウトすると消えますので、
デフォルトのユーザー インターフェースの言語を変更する場合は、
ログイン後に [Host setting] で設定を変更してください。
9

ステップ 5:
ボタンをクリックしてログインする、ま たは
ボタンをクリックしてアカウントとパスワードをもう一度入力し
ます。
ログインに成功すると、「Video Display ページ」が次のように表示さ
れます。
10
1.3.1
1.3.1.1
Video Display(映像表示)
メガピクセル CMOS カメラ
このセクションでは、Internet Explorer 経由によるライブ映像の表示
方法を説明します。

ステップ 1: 「Main Setup ページ」の [Video Display] をクリックしま
す。
「Video Display ページ」が次のように表示されます。

ステップ 2:
[MPEG4/MJPEG] を確認し、圧縮形式を選択しま
す。選択するとすぐに、ビデオ サーバー /IP カメラは新しい圧縮方
式でストリームを開始します。
11

ステ ップ 3: 限られた画面サイズ上で全画面表示するには 、
[Scale Down] の チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ッ ク す る と 、 SXGA
(1280x1024)は 640 x 512 に、720P(1280x720)は 640 x 360 の解
像度に縮小されます。

ステップ 4:
[Mute] チェックボックスをチェックすると、ビデオ
サーバー /IP カメラからの音声がミュート、または再生されます。

ステップ 5:
[Audio Out & Volume] のチェックボックスをクリック
すると、この PC から IP デバイスの音声出力への音声転送を有効
/無効に選択し、音声出力の音量を変更できます。例: この機能を有
効にすると、IP デバイス側にいる人に話をすることができます。

ステップ 6:
[DO1] ボタンをクリックして、DO1 の DO 状態を
高(1)または低(0)に設定します。デバイスの DO レベルの状態は、
別のコマンドで変更される、またはデバイスが再起動されるまで維持
されます。

ステップ 7:
[DO2] ボタンをクリックして、DO2 の DO 状態を
高(1)または低(0)に設定します。デバイスの DO レベルの状態は、
別のコマンドで変更される、またはデバイスが再起動されるまで維持
されます。

ステップ 8:
[Setup] をクリックすると、ライブ表示が終了し、
「Main Setup ページ」に戻ります。
メモ: ストリーミングが無効になっている場合、ここにライブ画像は表示でき
ません。
メモ: このカメラ / ビデオ サーバーに接続されているすべてのネットワーク
ルーター / スイッチでは、必ず Auto Negotiation (オート ネゴシエーショ
ン機能)を「ネットワーク接続の種類」として使用してください。この機能によ
り、ネットワーク全体が常に最高速で実行できます。
12
1.3.1.2 PTZ または PT カメラ
このセクションでは、Internet Explorer 経由によるライブ映像の表示
方法を説明します。PTZ 機能は、「ルート」ユーザー(工場出荷時設定:
Admin /123456)のみが使用できます。他のユーザーはこのコマンドを表示
できません。

ステップ 1: 「Main Setup ページ」の [Video Display] をクリックしま
す。
「Video Display ページ」が次のように表示されます。

ステップ 2:
[MPEG4/MJPEG] を確認し、圧縮形式を選択しま
す。選択するとすぐに、IP カメラ / ビデオ サーバーは新しい圧縮方式
でストリームを開始します。

ステップ 3:
[Mute] チェックボックスをチェックすると、ビデオ
サーバー /IP カメラからの音声がミュート、または再生されます 。

ステップ 4:
[Audio Out] のチェックボックスをクリックすると、こ
の PC から IP カメラ / ビデオ サーバーの音声出力への音声転
13
送を有効/無効に選択し、音声出力の音量を変更できます。例: この
機能を有効にすると、IP デバイス側にいる人に話をすることができ
ます。

ステップ 5:
[DO1] ボタンをクリックして、DO1 の DO 状態を
高(1)または低(0)に設定します。デバイスの DO レベルの状態は、
別のコマンドで変更される、またはデバイスが再起動されるまで維持
されます。

ステップ 6:
[DO2] ボタンをクリックして、DO2 の DO 状態を
高(1)または低(0)に設定します。デバイスの DO レベルの状態は、
別のコマンドで変更される、またはデバイスが再起動されるまで維持
されます。

ステップ 7:
[Quit] をクリックすると、ライブ表示が終了し、
「Main Setup ページ」に戻ります。

ステップ 7:
表示されます。
[PTZ] をクリックすると、「PTZ Control Window」が
メモ: ストリーミングが無効になっている場合、ここにライブ画像は表示でき
ません。
メモ: このカメラ / ビデオ サーバーに接続されているすべてのネットワーク
ルーター / スイッチでは、必ず Auto Negotiation (オート ネゴシエーショ
ン機能)を「ネットワーク接続の種類」として使用してください。この機能によ
り、ネットワーク全体が常に最高速で実行できます。また、本マニュアルの
20 ページに記載されている「Host Setting(ホスト設定)」セクションの
「Network Speed & Duplex (ネットワーク速度とデュプレックス)設定」を参
照してください。
14
1.3.2
PTZ(PTZ カメラ限定)
「Main Setup ページ」の [PTZ] をクリックして、別のポップアップで
PTZ コントロール パネルを表示し、メインのライブ映像ウィンドウにおける
マウスの PTZ 機能を有効にします。「PTZ Panel」でページを選択します。ペ
ージは PTZ、Preset(プリセット)、Tour(ツアー) の 3 つのメインページ
から選択できます。プレビュー表示から、マウスでカメラを制御することもで
きます。

PTZ ページ
メモ: プリセット、ツアー、基本設定を含
むすべての PTZ 設定は、必ず[Save
and Reboot(保存して再起動)]を実
行し、カメラへの書き込みを行ってくだ
さい。未保存の設定は、カメラの再起
動時にすべて失われます。
PTZ 機能のヘルプ
パラメータ
ページ切り替えボ
タン
Pan Speed(パン
速度)
説明
これらのボタンをクリックして、「PTZ」、「Preset」、「Tour」ページ
間の切り替えを行います。
パン速度を設定します。1 は最低速度、5 は最高速度です。こ
の設定は、ユーザーがコントロール パネルでクリックしている
場合、パン速度にのみ影響します。マウス PTZ やオートスキ
ャンの速度は影響を受けません。チルトとズームの速度も、コ
ントロール パネルから送られたコマンドにのみ影響します。
Tilt Speed(チルト
1(最低)~5(最高)からチルト速度を設定します。
速度)
Zoom Speed(ズ
2(最低)~7(最高)からズーム速度を設定します。
ーム速度)
15
「+」ボタンをクリックするとズームイン、「-」ボタンをクリックする
とズームアウトします。
Auto Focus(オート チェック ボックスをクリックすると、オート フォーカスが有効に
なります。(PTZ カメラのみ)
フォーカス)
これらのボタンをクリックしてフォーカスの遠近調節を行いま
フォーカス
す。
ズーム
PT コントロール
各ボタンをクリックし、パンとチルトをコントロールします。
Home(ホーム)
このボタンをクリックすると、ホーム ポジションに移動します。
このボタンをクリックすると、パン / チルト / ズーム機能がリセ
ットされます。
Auto-scan(自動ス これをクリックすると、左右最大角度間の連続自動スキャンを
開始します。
キャン)
Reset(リセット)
Auto-scan Speed
(自動スキャン速 1(最低)~5(最高)から自動スキャン速度を設定します。
度)
チェックボックスをクリックすると、自動スキャン復帰機能が有
効になります。
Auto Scan
recovery(自動ス 何らかのマニュアル操作を行うと、カメラの自動スキャンは中
断します。X 秒(復帰時間)の間にいずれのマニュアル操作も
キャン復帰)
行われない場合、カメラは自動スキャンを再開します。
復帰時間
復帰時間を設定します。1 より大きい数字に設定します。
Preset point(プリ これらのボタンをクリックして、必要なプリセット ポイントまでカ
メラを移動します。
セット ポイント)

Preset ページ:
16
■Preset
ページのヘルプ
パラメータ
説明
プリセット番号とプリセット名を表示します。クリックして、プリセ
プリセット情報
ット名を編集できます。
Set Preset(プリセ このボタンをクリックすると、現在のプリセット名と PTZ ポジシ
ョンをこのプリセット ポイントに保存します。
ット設定)
Goto Preset(プリ このボタンをクリックすると、このプリセット ポイントに記憶した
セットにジャンプ) PTZ ポジションにジャンプします。
Delete Preset(プリ これをクリックすると、プリセット名やプリセット PTZ ポジショ
ンを含むプリセット ポイント情報が消去します。
セット削除)

Tour ページ
17
■Tour
ページのヘルプ
パラメータ
Tour Group ID(ツ
アー グループ ID)
Start Tour(ツアー
開始)
Edit/ Cancel(編集/
キャンセル)
プリセット名
説明
開始または編集するツアー グループを選択します。10 グル
ープの利用が可能です。
クリックで選択したツアーを開始します。
クリックすると、ツアー設定を編集またはキャンセルできます。
このプリセット ツアーに追加するプリセットを選択します。
このプリセット ツアーでカメラが現在のプリセット ポイントに留
まる時間間隔を入力します。この時間には、前のプリセット ポ
Time(時間)
イントから現在のプリセット ポイントまでの移動時間が含まれ
ます。
プリセット ポイント クリックすると、現在のプリセット ツアーにプリセット ポイント
を追加できます。
の追加
プリセット ポイント
クリックしてプリセット ポイントを選択します。
の選択
適用
クリックすると、ツアー設定を適用できます。
クリックすると、現在のプリセット
移動します。
クリックすると、現在のプリセット
1 つ後に移動
移動します。
クリックすると、現在のプリセット
最初に移動
動します。
クリックすると、現在のプリセット
最後に移動
動します。
クリックすると、現在のプリセット
プリセットにジャンプ
にジャンプします。
1 つ前に移動
18
ポイントをキューの 1 つ前に
ポイントをキューの 1 つ後に
ポイントをキューの最初に移
ポイントをキューの最後に移
ポイントの PTZ ポジション
プリセット削除
クリックすると、このプリセット ツアーから現在のプリセット ポ
イントを削除します。
注:このプリセット ポイントの設定は削除されません。
マウスのコントロール:
プレビューウィンドウをクリックして、カメラ PTZ の動作を直接コント
ロールできます。カーソルがエッジ(端)に近いほど、カメラのパンやチルト
の動作は速くなります。ズームイン / アウトは、カーソルを中心近くに移動
し、カーソルが「+」または「–」記号に変換した時にクリックします。

メモ: この機能は、「PTZ」をクリックし、「PTZ panel」が表示された後での
み使用可能です。
19
■マウス
PTZ のヘルプ
パラメータ
説明
高速 P/T は area 1 をクリックします。
標準速度 P/T は area 2 をクリックします。
低速 P/T は area 3 をクリックします。
ズームインは area 4 をクリックします。
ズームアウトは area 5 をクリックします。
マウス ホイー
ル
ズームイン / ズームアウトはマウス ホイールを使用します。
メモ: すべての設定を完了したら、必ず [Save Reboot(保存して再起動)]
をクリックしてください。これを実行しないと、設定によっては有効にならな
いものがあります。
20
1.3.3
Host Setting(ホスト設定)
このセクションでは、IP デバイスのホスト設定および LAN 設定の
セットアップ方法を説明します。
ステップ 1: 「Main Setup ページ」の [Host Setting] をクリックします。

「Host setting ページ」が次のように表示されます。
ステップ 2: 以下の表を参考に、これらの設定を構成します。設定方
法に不明な点がある場合は、システム管理者にお問い合わせくださ
い。

■Host Setting(ホスト
設定)
パラメータ
Host name(ホスト
名)
Language(言語)
説明
ホスト名を入力します。このホスト名は IP ユーティリティまた
は SDK を使用して IP デバイスを検出する時に表示されま
す。
デフォルトのユーザー インターフェースの言語を選択します。
デフォルト ユーザーインターフェースは、すべてのユーザーが
ログイン時に最初に目にするものです。
21
■Network link speed & duplex(ネットワーク
パラメータ
リンク速度とデュプレックス)
説明
この項目で、WAN ポートのネットワーク転送速度を選択できます。
次から選択可能です。
1. Auto detect(自動検出)(デフォルト設定)
WAN port
2. 100Mbps / Full duplex(フル デュプレックス)
(WAN ポート)
3. 100Mbps / Half duplex(ハーフ デュプレックス)
4. 10Mbps / Full duplex(フル デュプレックス)
5. 10Mbps / Half duplex(ハーフ デュプレックス)
■ToS (Type of Service)(サービスタイプ)
パラメータ
TOS priority
(TOS 優先順
位)
説明
ストリーミングに追加する TOS タグの優先順位を選択します。次か
ら選択可能です。
1. Normal-Service(標準-サービス)
2. Minimize-Cost(最小化-コスト)
3. Maximize-Reliability(最大化-信頼性)
4. Maximize-throughout(最大化-スルーアウト)
5. Minimize-Delay(最小化-遅延)
■Port Mapping(ポート
マッピング)
パラメータ
説明
HTTP プロトコルを使用するには、本 IP デバイス用のポートを選
HTTP port
(HTTP ポート) 択します。
Search server
本 IP デバイスの検出が可能なソフトウェア アプリケーションの最
port1(サーバー
初のポートを選択します。(例: IP ユーティリティ)
検出ポート 1)
Search server
本 IP デバイスの検出が可能なソフトウェア アプリケーションの 2
port2(サーバー
番目のポートを選択します。(例: IP ユーティリティ)
検出ポート 2)
ステップ 3: 設定を確認するには各セクションの
ンをクリック、またパラメータをもう一度入力するには
ンをクリックします。

[Apply] ボタ
[Reset] ボタ
メモ: すべての設定を完了したら、必ず [Save Reboot(保存して再起動)] を
クリックしてください。これを実行しないと、設定によっては有効にならないもの
があります。
メモ: このカメラ / ビデオ サーバーに接続されているすべてのネットワーク
ルーター / スイッチでは、必ず Auto Negotiation (オート ネゴシエーション
機能)を「ネットワーク接続の種類」として使用してください。この機能により、ネ
ットワーク全体が常に最高速で実行できます。また、本マニュアルの 20 ペー
22
ジに記載されている「Host Setting(ホスト設定)」セクションの「Network
Speed & Duplex (ネットワーク速度とデュプレックス)設定」を参照してくださ
い。
23
1.3.4
WAN Setting(WAN 設定)
このセクションでは、IP デバイスの WAN、DNS サーバー、DDNS
サーバーの各種設定のセットアップ方法を説明します。

ステップ 1:[WAN Setting] をクリックします。「WAN setting ペー
ジ」が次のように表示されます。
24

ステップ 2: 以下の表を参考に、これらの設定を構成します。設定方
法に不明な点がある場合は、システム管理者にお問い合わせくださ
い。
■WAN Setting
(WAN 設定)
パラメータ
Dynamic IP
address(動的
IP アドレス)
説明
これをクリックすると、IP デバイスの DHCP 機能が有効になりま
す。
同じネットワーク内の DHCP サーバーから WAN ポートの IP
アドレスを取得します。(この機能を有効にするには、DHCP サー
バーの搭載が必要です。)
Use Host
Name(ホスト名
の使用)
IP デバイスの WAN ポートの IP アドレスを手動入力するには、
ここをクリックします。
Static IP
address(静的
IP アドレス)
IP address(IP アドレス): WAN ポートの IP アドレスを
入力します。
Subnet mask(サブネット マスク): WAN ポートのサブ
ネット マスクを入力します。IP アドレスが変更され
た場合は、それに合わせてサブネット マスクを調
整します。
ISP gateway(ISP ゲートウェイ): ゲートウェイ(ルータ
ー)の IP アドレスを入力します。
IP デバイスを xDSL モデムに直接接続している場合は、こちらを
クリックします。
User name(ユーザー名): xDSL アカウントのユーザー
名を入力します。
PPPoE
Password(パスワード): xDSL アカウントのパスワード
を入力します。
メモ: この IP デバイスで xDSL 接続を開始するには、[Apply
(適用)ボタン] をクリック後、[Save Reboot(保存して再起動)] を
クリックする必要があります。
■DNS server Setting(DNS
サーバー設定)
25
パラメータ
Primary DNS
server(プライマリ
DNS サーバー)
Secondary DNS
server(セカンダ
リ DNS サーバ
ー)
説明
プライマリ DNS サーバーの IP アドレスを定義します。このコンピ
ュータを IP アドレスの代わりに名前で識別するために使用される
ものです。
セカンダリ DNS サーバーの IP アドレス。プライマリ DNS サー
バーが失敗した場合、使用されるものです。
■DDNS server Setting(DDNS
サーバー設定)
パラメータ
説明
これをクリックすると、IP デバイスの DDNS 機能が有効になりま
す。
DDNS type
(DDNS タイプ) DDNS 機能により、ユーザーは IP アドレスを静的に割り当ててい
ない場合でも、ドメイン名でこの IP デバイスに接続できます。
DDNS サービス プロバイダーのいずれかをクリックします。
Service ISP(サ
サービス プロバイダーの Web サイトから、本 IP デバイスの
ービス ISP)
DDNS サービス アカウントを取得できます。
Host name(ホス DDNS サ ー ビ ス ア カ ウ ン ト の ホ ス ト 名 を 入 力 し ま す 。 ( 例 :
xxxx.dyndns.org)
ト名)
User name(ユー
DDNS サービス アカウントのログイン ユーザー名を入力します。
ザー名)
Password(パス
DDNS サービス アカウントのログイン パスワードを入力します。
ワード)

ステップ 3: 設定を確認するには、各セクションの
をクリック、またパラメータをもう一度入力するには
をクリックします。
[Apply] ボタン
[Reset] ボタン
メモ: すべての設定を完了したら、必ず [Save Reboot(保存して再起動)]
をクリックしてください。これを実行しないと、設定によっては有効にならない
ものがあります。
メモ: このカメラ / ビデオ サーバーに接続されているすべてのネットワーク
ルーター / スイッチでは、必ず Auto Negotiation (オート ネゴシエーショ
ン機能)を「ネットワーク接続の種類」として使用してください。この機能によ
り、ネットワーク全体が常に最高速で実行できます。
26
1.3.5
Date Setting(日付設定)
このセクションでは、IP デバイスの日付・時刻設定のセットアップ方
法を説明します。

ステップ 1: 「Main Setup ページ」の [Date Setting] をクリックしま
す。
「Date setting ページ」が次のように表示されます。

ステップ 2: 以下の表を参考に、これらの設定を構成します。設定方
法に不明な点がある場合は、システム管理者にお問い合わせくださ
い。
■Date Setting(日
付設定)
パラメータ
SNTP/NTP
server(SNTP/NTP
サーバー)
説明
これをクリックすると、IP デバイスの SNTP/NTP 機能が有効に
なります。
SNTP/NTP 機能により、このビデオと SNTP/NTP サーバーとの
時刻同期が可能となります。この機能を使って、IP デバイスすべ
ての時刻を確実に合わせることができます。さらに、弊社のデジタ
ルタイムコード埋込機能をストリーミングに適用すれば、イベントの
発生順序を正確に伝えることができます。
IP address(IP アドレス): SNTP/NTP サーバーの IP
アドレスを入力します。
Sync time(同期時刻): この IP デバイスが時刻同期を
行う時間間隔を選択します。
27
日付・時刻を手動設定するにはこちらをクリックします。
Set manually(手
動設定)
Date : 日付を選択します。
Time: 時刻を選択します。
Time zone ( タ イ ローカル設定のタイム ゾーン オフセットを選択します。
ム ゾーン)
サマータイムを 1 か月の週数で指定するには「Type 1」を選
択し、日付で指定するには「Type 2」を選択します。
Day Light Saving
Start Time (開始時刻):サマータイムの開始時刻を選択しま
す。
(サマータイム)
End Time (終了時刻):サマー タイムの終了時刻を選択しま
す。

ステップ 3: 設定を確認するには、各設定の
[Apply] ボタンをク
リック、またパラメータをもう一度入力するには
リックします。
[Reset] ボタンをク
メモ: すべての設定を完了したら、必ず [Save Reboot(保存して再起
動)] をクリックしてください。これを実行しないと、設定によっては有効にな
らないものがあります。
デバイスの電源が切れた場合、手動設定した日付と時刻は保持されませ
ん。
28
1.3.6
Video Setting(ビデオ設定)
このセクションでは、IP デバイスのビデオとストリーミング設定のセットア
ップ方法を説明します。

ステップ 1:
ます。
「Main Setup ページ」の [Video Setting] をクリックし
29
■Video Setting(ビデオ設定)
パラメータ
説明
Camera name(カ
カメラ名はカスタマーユース向けです。
メラ名)
ストリーミング モードを選択します。
1. TCP only(TCP のみ)
2. Multicast only(マルチキャストのみ)
Streaming Method
3. RTP Over UDP(UDP オーバー RTP)
(ストリーミング方
4. RTP Over Multicast(RTP オーバー マルチキャス
式)
ト)
5. RTP Over UDP & Multicast(RTP オーバー UDP
& マルチキャスト)
RTSP Authen
RTP ストリーミングのアカウント / パスワード認証を有効にす
Enable(RTSP 認
るチェック ボックス
証の有効化)
B2 Frame Enable
(B2 フレームの有
効化)
Audio in(音声入
力)
Multicast IP(マル
チキャスト IP)
Multicast TTL(マ
ルチキャスト TTL)
RTP ストリーミングの B2 フレームを有効にするチェック ボ
ックス
音声機能の有効/無効を選択します。
マルチキャスト IP を選択します。デフォルト設定は
228.5.6.1 です。
マルチキャスト TTL を選択します。デフォルト設定は 255 で
す。
このオプションはマルチキャストでのみ表示されます。有効に
すると、IGMP メンバーシップを使ってマルチキャストを実行で
IGMP
きます。
Analog Video(アナ この列には本デバイスのアナログ ビデオ規格が表示されま
す。これは変更できません。
ログ ビデオ)
Resolution(解像
IP デバイスのビデオ解像度を選択します。
度)
フレーム レート モードを選択します。
Constant(一定): ストリーミングのフレーム レートは、
Frame rate mode
あらゆる状況で一定に維持されます。
(フレーム レート
Variable(可変): 適切な画質を維持するため、ストリー
モード)
ミングのフレーム レートはモーション量によって異
なり、場面で変動します。
Frame rate(フレー
ビデオ ストリーミングのフレーム レートを選択します。
ム レート)
エンコーダーの圧縮形式を選択します。
Encoder Type(エ
1. MPEG4
ンコーダー タイプ)
2. MJPEG
ビデオ ビットレート モードを選択します。
Constant Bit Rate(一定ビット レート): ストリーミング
Video Bitrates
のビットレートは、あらゆる状況で一定に維持されます。画質
Mode(ビデオ ビッ
は場面のモーション量によって若干異なります。
トレート モード)
Variable Bit Rate(可変ビット レート): 適切な画質を
維持するため、ストリーミングのビット レートはモーション量に
30
よって異なり、場面で変動します。
Video Quality(ビデオ画質): ビデオ画質を High(高)、
Middle(中)、Low(低)から選択します。
GoP Length(GoP 長): I フレーム間のフレーム数。
ビデオ ストリーミングの最大ビットレートを選択します。
Video Maximum
ビットレート制限が低すぎる場合は、実際のフレーム レートも
Bitrate(ビデオの最
制限されます。この場合、次の「Bit Rate」設定も無効になりま
大ビットレート)
す。
ビデオ ストリーミングのビット レートを選択します。28Kbps
~ 3Mbps から選択可能です。
Bitrate(ビットレー
メモ: ビットレートが低いほど利用する帯域幅は低くなります
ト)
が、画質も低下します。高いビットレートは利用する帯域
幅が高くなりますが、画質も向上します。
RTSP port(RTSP RTSP をサポートするには、本 IP デバイス用のポートを選
択します。
ポート)
Video RTP Over
Multicast(ビデオ RTP プロトコル経由のマルチキャスト ビデオ ストリーミング
RTP オーバー マ を有効/無効にします。
ルチキャスト)
Audio RTP Over
Multicast(音声
RTP プロトコル経由のマルチキャスト 音声 ストリーミングを
RTP オーバー マ 有効/無効にします。
ルチキャスト)
Video control port
本 IP デバイスの制御が可能なソフトウェア アプリケーション
(ビデオ コントロー
のポートを選択します。
ル ポート)
Video streaming
port (TCP Only)
本 IP デバイスでビデオ ストリーミングの確立が可能なソフト
(ビデオ ストリーミ
ウェア アプリケーションのポートを選択します。
ング ポート)(TCP
のみ)
Video multicast
port (Multicast
Only)(ビデオ マル 本 IP デバイスがアプリケーション プログラムのビデオ マル
チキャスト ポート) チキャスト機能をサポートするためのポートを選択します。
(マルチキャストの
み)
ステップ 2: 設定を確認するには、
タをもう一度入力するには
[Apply] ボタンをクリック、またパラメー
[Reset] ボタンをクリックします。
31
GOP Length(GOP 長)
GOP とは、1 つの完全にエンコードされた I フレームとその他の圧縮された P フレ
ーム間のビデオ フレームを意味します。通常、GOP 長は 1 秒間のフレーム数に相当
します。GOP 長を長くすると、帯域幅とストレージが節約され、ビデオの更新前にネット
ワークが 1 フレームをドロップした場合、GOP の後半部分を失う危険性を低く抑えられ
ます。長い GOP は、MPEG4 におけるコンスタント FPS モードと可変ビット レートでの
み使用できます。
32
1.3.7
Video Adjustment(ビデオ調整)
このセクションでは、映像表示の微調整と動体検知セットアップの方
法を説明します。このセクションにアクセスするには、「Main Setup ページ」
の [Video Adjust] をクリックします。「Video adjustment ページ」が次のよう
に表示されます。
この画面は 3 つのパートを備えています。ビデオ ウィンドウ、モー
ション アクティビティ ウィンドウ、および設定エリアです。
ビデオ ウィンドウ には、IP デバイスからのライブ画像が表示され
ます。上部のブラック バーには、現在の時刻が表示されます。動体検知が
有効になっている場合は、その領域もここに表示されます。
33
ビデオ ウィンドウの右側に、モーション アクティビティ ウィンドウが
あります。青の縦棒は、選択したモーション範囲内で検知された最近のアク
ティビティ量を示します。赤線
は、ランタイム MD プロファイルのトリガ
ーしきい値を、青線
は、イベント MD プロファイルのしきい値を示しま
す。アクティビティが現在使用しているしきい値を超えた場合、モーション
イベントがトリガーされます。つまり、この MD 領域が現在イベント MD
プロファイルを使用している場合、アクティビティが赤線ではなく青線を超過
した時にモーションがトリガーされることになります。詳細な設定については、
本セクションのページ末に掲載されている「動体検知の説明」を参照してく
ださい。
動体検知: 動体検知は最大 3 カ所の領域を設定でき、領域は互い
にオーバーラップが可能です。各領域には 3 つのパラメータがあります。
sensitivity(感度)、trigger interval(トリガーの間隔)、そして threshold(しき
い値)です。
各領域のパラメータは、いつも同じ値を使用したり、弊社のイベント
ハンドラからランタイム プロファイルとイベント プロファイルを切り替えたり
することができます。固有値のセットアップ方法はサイドバーを参照、Dual
Motion Detection (デュアル動体検知)プロファイルセットの使用方法は「イ
ベント」セクション(32 ページ)を参照してください。
次のステップに従って、動体検知をセットアップします。

ステップ 1: この
ボックスをクリックし、Motion Setup モードを入
力します。Motion Setup をクリックすると、ボタンのテキストが
「Apply」に変り、グレー表示された情報は編集可能となります。

ステップ 2: この
ます。

ステップ 3: ドロップ ダウン リストから正しいプロファイル セットを
ボックスにチェックを入れ、動体検知を有効にし
編集しているか確認します。 (イベント ハンドラを介して代替プロ
ファイルを使用している場合を除き、ランタイム MD プロファイルを
選択してください)

ステップ 4: 個々の動体検知領域を有効にし
34
動体検知領域をビ
デオ ウィンドウに表示します。画面に表示されない領域がある場合
は、それぞれのボックスのチェックを外し、チェックを入れなおすだけ
で結構です。


ステップ 5: 各動体検知領域の感度 、間隔
しきい値
をセット
アップします。(下のボックスを参照)
ステップ 6: 動体検知の設定が完了したら、[Apply] ボタンをクリック
し、設定を確認します。前の設定に戻すには、[Reset] をクリックしま
す。ビデオの明るさ、彩度、コントラストに関する設定は、ドロップダウ
ン リストから選択し、結果を確認するだけで行えます。[Apply] をク
リックする必要はありません。
メモ: すべての設定を完了したら、必ず [Save Reboot(保存して再起
動)] をクリックしてください。これを実行しないと、設定によっては有効にな
らないものがあります。
動体検知の説明
動体検知は、ターゲット領域のモーション量が定義済みしきい値を超えているかを決定することに
より作動します。アクティビティがしきい値を超えた場合、動体検知をトリガーします。
Sensitivity(感度): この値は、与えられたピクセルに「モーション アクティビティ」があると見なす
か否かを決定します。モーション シーケンスが同じでも、感度が高いとその分多くのピクセルが「モ
ーション アクティビティ」として示されます。IP デバイスは、通常シーンでは感度レベル 70 で優れ
た性能が発揮できるよう調整されています。光がわずかなシーンでは、バックグラウンドノイズ(暗雑
音)に対する過剰反応を抑えるために感度を下げてください。
Threshold(しきい値): しきい値は、モーション イベントのトリガーに必要な、「変更あり」として示
されるこのシーンのピクセル「パーセント」数を決定します。しきい値が低いほど、カメラはより小さな
動きに反応します。通常、ここにはゼロに非常に近い値を入れません。ゼロに近い値を入れると、極
小さなオブジェクトや自然のバックグラウンド ノイズまで、モーション イベントをトリガーし、誤認警
報を発するようになります。デフォルト値は 10 です。値を下げるとより小さなオブジェクトを検知し、
値を上げると小さなオブジェクトはフィルターされます。
Interval(間隔): 次のモーション イベントの検知までに経過する時間です。IP デバイスに、あま
り多くの動体検知信号を発生させない目的で使用するものです。
Night time / Noisy environments(夜間 / 雑音環境): このような場合、バックグラウンド ノイズ
は日中よりもはるかに大きくなるため、 ランダム ノイズは、存在しない「モーション アクティビティ」
を作り出します。誤認警報を避けるためにも、感度レベルを下げ、適度なバランスが得られるまで、
しきい値を若干下げてください。
オブジェクト サイズ: 検知可能なオブジェクト サイズは、しきい値のみでなく、動体検知領域の
サイズによっても決定します。一般に、検知の正確性や感度は領域が小さいほど、大きい領域に比
べ格段に向上します。1 つの MD 領域で画面全体をカバーする代わりに、2 つまたは 3 つの
MD 領域でそのシーンをカバーしてみてください。
35
1.3.8
OSD / プライバシー マスク
OSD
1. ライブ ビュー ウィンドウ
2. Enable(有効): このボックスにチェックを入れると、それぞれの OSD / プライ
バシー マスク領域が有効になります。
3. Type(タイプ): 各領域は次の 2 タイプのいずれかに属します。OSD(オン スク
リーン ディスプレイ)またはプライバシー マスク
4. Color (OSD)(色): これは OSD テキストの色を決定します。黒、緑、赤、青か
ら選択できます。
5. Transparent(透明度): この数字は OSD テキストの透明度レベルを決定しま
す。1 は、テキスト間の背景が見えなくなり、100 は OSD テキストを通して背
景が表示されることを意味します。
6. Position(位置): 画像に表示されるテキストの場所を選択します。
7. String(ストリング): これは、ユーザーが次のセクションの説明通りにユーザー
定義のストリング(%U)を入力する場所です。
36
8. Format(フォーマット): OSD テキストに表示される内容をコントロールします。
隅の Format Notice(フォーマット通知)をクリックすると、使用可能なパラメータ
の全リストが得られます。OSD テキストは主としてこのフィールドに基づいてい
ます。
9. [Apply] ボタン: [Apply] ボタンをクリックして設定を確認します。
プライバシーマスク
1. Enable(有効): このボックスにチェックを入れると、それぞれの OSD / プライ
バシー マスク領域が有効になります。
2. Type(タイプ): 各領域は次の 2 タイプのいずれかに属します。OSD(オン スク
リーン ディスプレイ)またはプライバシー マスク
3. Color (プライバシー マスク)(色): これは プライバシー マスク エリアの色
を決定します。黒、緑、赤、青から選択できます。
4. Setup(セットアップ): このチェックボックスをクリックすると、 プライバシー マ
スク エリアのセットアップが有効になります。サイズを変更するには、右下の調
整スクエア(四角形の部分)をクリック アンド ドラッグし、移動するには、上部の
調整コラム(列エリア)をクリック アンド ドラッグします。(動体検知領域と同様)
5. プライバシー マスク エリア : プライバシー マスク エリアは、色で塗りつぶし
たブロックとして画面に表示されます。
37
6. プライバシー マスク エリアのセットアップ: クリック アンド ドラッグでプライバ
シー マスクの位置とサイズを変更します。
7. [Apply] ボタン: [Apply] をクリックして設定を確認します。
38
1.3.9
カメラのセットアップ(HQ1 CCD カメラ モデルの場
合)
このセクションでは、カメラの調整方法を説明します。

ステップ 1: 「Main Setup ページ」の [Camera Setting] をクリックし
ます。
「Camera setting ページ」が次のように表示されます。
39
■Camera setting(カメラ設定)
パラメータ
説明
Video Mirror(ビデ
このボックスにチェックを入れると、ビデオが左右反転します。
オ ミラー)
BLC(逆光補正)
このボックスにチェックを入れると、逆光補正が有効になります
ホワイト バランス モードを選択します。パラメータ設定後に最
終結果が表示されるまで、5~10 秒かかります。
1.
AUTO(自動): 自動ホワイト バランス(デフォルト)
2.
INDOOR1(室内 1): 室内ホワイト バランス プロファイ
ル 1 を選択します。
3.
INDOOR2(室内 2): 室内ホワイト バランス プロファイ
ル 2 を選択します。
4.
OUTDOOR1(屋外 1): 屋外ホワイト バランス プロフ
ァイル 1 を選択します。
White Balance
5.
OUTDOOR2(屋外 2): 屋外ホワイト バランス プロフ
Mode(ホワイト バ
ァイル 2 を選択します。
ランス モード)
6.
HOLD CURRENT(現状維持): これを選択すると、IP
カメラは現在の環境に合わせ、最適なホワイト バランス設定
を自動で取得します。IP カメラはこの設定を使用して色調整
を行います。
メモ: カメラを再起動すると、この設定は失われます。
Exposure mode
(露出モード)
AGC Gain(オート
ゲインコントロール)
(自動露出モードの
み)
IRIS DC Level(DC
アイリス レベル)
7.
MANUAL(手動): これを選択すると、ホワイト バランス
の手動設定が可能となります。以下の R ゲインと B ゲイン
設定の入力が必要です。
IP カメラの露出ゲインを選択します。値が高↑ = 画像明度
↑(値が高くなるほど、画像は明るくなります)
露出モードが自動の場合、IP カメラは AGC ゲインと最速自
動シャッタースピードに応じて、そのシャッタースピードを調整
します。AGC ゲインが高↑= 画像明度↑(AGC ゲインが高
くなるほど、画像は明るくなります)
ここで DC アイリスの開度レベルを細かくコントロールしま
す。この値について分からない場合は、使用しないでください。
シャッター スピードを増減します。値が高いほど、夜間の性能
Shutter Speed(シ
は向上します。ただし、値が高いほどモーションブラー(ブレ)
ャッター スピード)
が生じやすくなります。
所在される地域の AC 電源タイプに応じて、60Hz または
Line Frequency
50Hz から設定を変更します
(回線周波数)
照明レベルを決定するためにカメラが使用する方法を選択し
ます。CDS 光センサーまたは DSP による画像解析のいず
れかが選択可能です。この項目は機種によって選択できない
場合があります。
Detection Source
(検知ソース)
ソースが DSP に設定されている場合、Day / Night control
(昼 / 夜コントロール)の追加選択項目が表示されます。しき
い値で昼夜の変更を行うには「AUTO(自動)」を選択します。
「DAY(日中)」または「NIGHT(夜間)」を選択すると、照明を問
40
わずそのモードが維持されます。
この値は、カメラがナイトモードに切り替わる時の明るさレベル
Day to Night
Threshold(昼→夜 をコントロールします。この値を上げると、カメラはより暗い照
明レベルの時にナイトモードに切り替わります。
のしきい値)
照明レベルが境界線前後に留まる時間がこの設定した時間に
Day to Night
達した場合のみ、カメラは昼 / 夜のステータスを切り替えま
Timer(昼→夜のタ
す。これは、一時的に明るさが変わっても、不要な昼 / 夜変
イマー)
更が実行されないようにするためです。
この値は、カメラがデイモードに切り替わる時の明るさレベル
Night to Day
Threshold(夜→昼 をコントロールします。この値を上げると、カメラはより暗い照
明レベルの時にデイモードに切り替わります。
のしきい値)
照明レベルが境界線前後に留まる時間がこの設定した時間に
Night To Day
達した場合のみ、カメラは昼 / 夜のステータスを切り替えま
Timer(夜→昼のタ
す。これは、一時的に明るさが変わっても、不要な昼 / 夜変
イマー)
更が実行されないようにするためです。
Current Exposure このボタンをクリックすると、カメラ センサーから読み取る照明
Level(現在の露出 レベルが更新されます。数字が大きいほど、環境は暗くなりま
す。
レベル)
IR LED は、ここで AUTO(自動)または Disabled(無効)に
設定できます。AUTO(自動)に設定されている場合、LED は
IR LED Control(IR
ナイトモードで点灯し、デイモードで消灯します。Disabled(無
LED コントロール)
効)に設定されている場合、カメラがナイトモードに切り替わっ
ても、LED は消灯したままです。
ステップ 2: 設定を確認するには各セクションの
[Apply] ボタンをク
リック、またパラメータをもう一度入力するには
[Reset] ボタンをクリッ
クします。
メモ: このセクションは ACM-5811 / ACM-7511 のみに適用されます。
その他の CCD モデルには「Camera Setup (カメラのセットアップ)」のセ
クションがない場合があります。
41
1.3.10 カメラのセットアップ(CMOS カメラ モデルの場合)
このセクションでは、カメラの調整方法を説明します。

ステップ 1: 「Main Setup ページ」の [Camera Setting] をクリックし
ます。
「Camera setting ページ」が次のように表示されます。
■Camera setting(カメラ設定)
パラメータ
説明
Video Flipping(ビ
デオ フリッピング) このボックスにチェックを入れると、ビデオが上下反転します。
Video Mirror(ビデ
このボックスにチェックを入れると、ビデオが左右反転します。
オ ミラー)
Lens
このボックスにチェックを入れると、バンドル レンズに最適な
Compensation(レ
プリセット設定が適用されます。
ンズ補正)
この値は、カメラがナイトモードに切り替わる時の明るさレベル
NightTime Gain
Threshold(夜間ゲ をコントロールします。この値を上げると、カメラはより暗い照
明レベルの時にナイトモードに切り替わります。
インしきい値)
ホワイト バランス モードを選択します。パラメータ設定後に最
White Balance
Mode(ホワイト バ 終結果が表示されるまで、5~10 秒かかります。
ランス モード)
1. AUTO(自動): 自動ホワイト バランス(デフォルト)
42
2. INDOOR1(室内 1): 室内ホワイト バランス プロフ
ァイル 1 を選択します。
3. INDOOR2(室内 2): 室内ホワイト バランス プロフ
ァイル 2 を選択します。
4. OUTDOOR1(屋外 1): 屋外ホワイト バランス プ
ロファイル 1 を選択します。
5. OUTDOOR2(屋外 2): 屋外ホワイト バランス プ
ロファイル 2 を選択します。
6. HOLD CURRENT(現状維持): これを選択すると、
IP カメラは現在の環境に合わせ、最適なホワイト
バランス設定を自動で取得します。IP カメラはこの
設定を使用して色調整を行います。
メモ: カメラを再起動すると、この設定は失われま
す。
7. MANUAL(手動): これを選択すると、ホワイト バラ
ンスの手動設定が可能となります。以下の R ゲイ
ンと B ゲイン設定の入力が必要です。
R Gain(R ゲイン) 手動ホワイト バランス モードで、ビデオの赤みを増減しま
(手動ホワイト バランス す。(この機能は手動ホワイト バランス モードでのみ使用で
きます。)
モードのみ)
B Gain(B ゲイン) 手動ホワイト バランス モードで、ビデオの青みを増減しま
(手動ホワイト バランス す。(この機能は手動ホワイト バランス モードでのみ使用で
きます。)
モードのみ)
Exposure mode
(露出モード)
Exposure Gain(露
出ゲイン)
Shutter Speed(シ
ャッター スピード)
AGC Gain(オート
ゲインコントロール)
(自動露出モードのみ)
露出モードを「auto(自動)」または「manual(手動)」から選択し
ます。
- Auto(自動): IP カメラは露出を自動調整します。
- MANUAL(手動): (手動ホワイト バランス モードの
み)以下の Exposure Gain(露出ゲイン)と Shutter
Speed(シャッター スピード)を手動で選択します。
IP カメラの露出ゲインを選択します。値が高↑ = 画像明度
↑(値が高くなるほど、画像は明るくなります)
シャッター スピードを増減します。値が高いほど、夜間の性能
は向上します。ただし、値が高いほどモーションブラー(ブレ)
が生じやすくなります。
露出モードが自動の場合、IP カメラは AGC ゲインと最速自
動シャッタースピードに応じて、そのシャッタースピードを調整
します。AGC ゲインが高↑= 画像明度↑(AGC ゲインが高
くなるほど、画像は明るくなります)
Maximum Auto
露出モードが自動の場合、IP カメラは AGC ゲインと最速自
Shutter Speed(最
動シャッタースピードに応じて、そのシャッタースピードを調整
速自動シャッタース
します。この設定で本カメラの最大シャッター スピード範囲を
ピード)
設定します。
(自動露出モードのみ)
Flickless Mode(フ 所在される地域の AC 電源タイプに応じて、60Hz または
リックレス モード) 50Hz から設定を変更します。
ステップ 2: 設定を確認するには各セクションの
リック、またパラメータをもう一度入力するには
クします。
43
[Apply] ボタンをク
[Reset] ボタンをクリッ
1.3.11 カメラのセットアップ(PTZ カメラ モデルの場合)

ステップ 1: 「Main Setup ページ」の [Camera Setting] をクリックし
ます。
「Camera setting ページ」が次のように表示されます。
■Camera setting(カメラ設定)
パラメータ
説明
Video Flipping(ビ
デオ フリッピング) このボックスにチェックを入れると、ビデオが上下反転します。
Video Mirror(ビデ
このボックスにチェックを入れると、ビデオが左右反転します。
オ ミラー)
このボックスにチェックを入れると、逆光補正が有効になりま
BLC(逆光補正)
す。
ホワイト バランス モードを選択します。パラメータ設定後に最
終結果が表示されるまで、5~10 秒かかります。
1. AUTO(自動): 自動ホワイト バランス(デフォルト)
White Balance
2. HOLD CURRENT(現状維持): これを選択すると、
Mode(ホワイト バ
IP カメラは現在の環境に合わせ、最適なホワイト
ランス モード)
バランス設定を自動で取得します。IP カメラはこの
設定を使用して色調整を行います。
メモ: カメラを再起動すると、この設定は失われます。
3. MANUAL(手動): これを選択すると、ホワイト バラ
44
ンスの手動設定が可能となります。
露出モードを選択します。
- Auto(自動): IP カメラは露出を自動調整します。
- Shutter Priority(シャッター優先): IP カメラは最初に
シャッター優先で露出を調整します。
Exposure mode
- Iris Priority(アイリス優先): IP カメラは最初にアイリ
(露出モード)
ス優先で露出を調整します。
- MANUAL(手動): 以下の Exposure Gain(露出ゲイ
ン)と Shutter Speed(シャッター スピード)を手動で
選択します。
露出モードが自動の場合、IP カメラは AGC ゲインと最速自
AGC Gain(オート 動シャッタースピードに応じて、そのシャッタースピードを調整
ゲインコントロール) します。AGC ゲインが高↑= 画像明度↑(AGC ゲインが高
くなるほど、画像は明るくなります)
Auto IRIS Level
(自動アイリス レベ アイリスレベルを選択します。
ル)
Sense up Level(セ
センス(感度)アップレベルを選択します。
ンス アップ レベ
ル)
光センサー モードを選択します。
- Auto(自動): IP カメラは照明レベルに応じてデイ /
ナイトモード間の切り替えを自動で行います。
Light Sensor
- Day(デイ/昼): IP カメラは常にデイ モードに維持さ
Mode(光センサー
れます。
モード)
- Night(ナイト/夜): IP カメラは常にナイト モードに維
持されます。
この値は、カメラがナイトモードに切り替わる時の明るさレベル
NightTime Gain
Threshold(夜間ゲ をコントロールします。この値を上げると、カメラはより暗い照
明レベルの時にナイトモードに切り替わります。
インしきい値)
ステップ 2: 設定を確認するには各セクションの
リック、またパラメータをもう一度入力するには
クします。
45
[Apply] ボタンをク
[Reset] ボタンをクリッ
1.3.12 SNMP 設定
1. Enabled(有効): この ボックスにチェックを入れると、SNMP 機能が有効にな
ります。
2. SNMP V1/V2: クリックで SNMP V1/V2 を選択します。
3. SNMP V3 Enabled(有効): クリックで SNMP V3 を選択します。
4. Trap Enabled(トラップ有効): この ボックスにチェックを入れると、トラップが有
効になります。
5. Destination IP address(送信先 IP アドレス): 送信先 IP アドレスを入力しま
す。
6. Trap Community(トラップ コミュニティ): トラップ コミュニティを入力します。
7. Available traps(使用可能なトラップ): 使用可能なトラップを選択します。
11. [Apply] ボタン: [Apply] をクリックして設定を確認します。
12. [Reset]ボタン: [Reset] ボタンをクリックしてパラメータをもう一度入力します。
46
1.3.13 UPnPTM
1. Enable UPnPTM(UPnPTM を有効にする): このボックスにチェックを入れ、
UPnPTM を有効/無効にします。
2. Friendly Name(フレンドリ名): UPnPTM のフレンドリ名を入力します。
3. [Apply] ボタン: [Apply] ボタン: [Apply] をクリックして設定を確認します。
4. [Reset]ボタン: [Reset] ボタンをクリックしてパラメータをもう一度入力します。
1.3.14
Bonjour
1. Enable Bonjour(Bonjour を有効にする):このボックスにチェックを入れ、Bonjour
を有効/無効にします。
2. Friendly Name(フレンドリ名): Bonjour のフレンドリ名を入力します。
3. [Apply] ボタン: [Apply] ボタン: [Apply] をクリックして設定を確認します。
4. [Reset]ボタン: [Reset] ボタンをクリックしてパラメータをもう一度入力します。
47
1.3.15 IP アドレス フィルタリング
警告: この機能をご使用の際は、設定を誤ると、カメラに接続できなくなる
可能性がありますので、十分にご注意ください。 誤って自身のアクセスを
拒否したり、「許可するアドレス一覧」に自身の IP アドレスを入れ忘れるこ
とがあります。 この場合、デバイスにもう一度アクセスできるよう、ハードリ
セットを実行する必要があります。
[IP Address Filter] の項目をクリックすると、「IP Address Filtering ページ」が表示さ
れます。各設定の構成方法は、下の表を参照してください。
1.
IP Address filter enable(IP アドレス フィルター有効): この ボックスにチェッ
48
クを入れると、IP アドレス フィルタリングが有効になります。
2.
3.
4.
FILTER(フィルター): フィルターは「Allow(許可)」モードまたは「Deny(拒
否)」モードのいずれかを設定できます。
「Allow(許可)」モードは、以下の記載を除くすべての IP アドレスへのアクセ
スを拒否します。
「Block(ブロック)」モードは、以下に記載される IP アドレスを除くすべての着
信アクセスを受信します。
ネットマスクも考慮して設定してください。
IP Address(IP アドレス): 許可またはブロックする IP アドレス 実際範囲は
ネットマスクにより変更されることにご注意ください。
Netmask(ネットマスク): ネットマスクを使用すると、すべての IP アドレスを
個々に入力する必要がなく、IP アドレスの全体範囲を一度にフィルタリング設
定することができます。ネットマスクの機能がよく分からない場合、
255.255.255.255 を使用してください。各エントリの 1 つの IP アドレスにのみ
6.
影響します。また、255.255.255.0 を使用すると、3 つの同じ数字で始まるすべ
ての IP アドレスに、同じ設定が適用されます。
Enable(有効): 各エントリが有効になるよう、このボックスにチェックを入れてく
ださい。不要になったが削除したくないエントリは、チェックを外し、将来の必要
に備えシステムに留めておくことができます。以前に使用したことがない新しい
エントリは、「Enable」にチェックを入れないとメモリーに保存されません。
[Apply] ボタン: これをクリックすると、現在表示されている情報を使って IP
7.
アドレス フィルタリングが実行されます。セットアップが正しく行われると、数秒
後にこのボタンはグレー表示の「Success(成功)」に変更します。
[Reset]ボタン: このボタンをクリックしてパラメータをもう一度入力します。
5.
49
1.3.16 イベント
このセクションでは、IP デバイスの状況対処法に関わる、イベント
ハンドラのセットアップ方法を説明します。各 IP デバイスには最大 10 件
のイベントルールを設定できます。各ルールには、1 つのトリガーと 1 つ
以上のレスポンスが含まれます。数種類のレスポンスが設定可能です。ま
たデバイスが情報交換する外部サーバーは複数存在します。
イベント ハンドラのセットアップには、次の 3 つの設定方法がありま
す。Event Server(イベント サーバー)、Event Configuration(イベント構成)
および Event Rules(イベント ルール)です。
50
Event Servers(イベント サーバー):
Event servers(イベント サーバー)は、デバイスのインタラクションの
相手を定義します。それらは、ネットワーク上の他のサーバーまたはデバイ
ス、もしくはカメラ本体である場合があります。Event Configuration(イベン
ト構成)は、インタラクションの間、相手に伝達する内容のリストを構成しま
す。Event list(イベント リスト)は、どのトリガーからどのレスポンスをいつ
開始するかについての規則と条件を定めています。イベント ルールで使
用可能なオプションは、イベントサーバーやイベント構成から選択されたも
のです。
イベントサーバーは、FTP サーバー、SMTP サーバー、および
HTTP CGI サーバーに分類されます。
FTP サーバーは、イベント ハンドラからレスポンスの一部として発
行されるスナップショットやビデオのアップロードを受信することができます。
FTP サーバーを 1 つセットアップできます。
FTP サーバーをセットアップするには、必ず
ネットワーク アドレス、
FTP ポート、 ユーザー名、
パスワード、 接続モード(Passive ま
たは Active)および タイムアウトまでの接続時間(ミリ秒単位)を入力し
てください。 [Apply] をクリックしてこれらの設定を使用する、または
[Reset] をクリックして変更をクリアします。
SMTP サーバーは、IP デバイスからの要求があり次第、E メール
51
を送信できます。E メールは件名とテキストの簡単なもので、スナップショッ
ト / ビデオを添付することができます。2 つの SMTP サーバーをセットアッ
プできます。デバイスは最初にプライマリ E メール SMTP サーバー経由
でメッセージの送信を試みます。最初の試みが失敗すると(最大接続時間
の経過後)、デバイスはセカンダリ SMTP サーバー経由での送信を試み
ます。プライマリ SMTP サーバー経由による E メール送信が成功した場合、
セカンダリ SMTP サーバーは使用されません。
SMTP サーバーをセットアップするには、必ず
SMTP アカウント
を有効にし、
正しい認証タイプを選択(選択可能なタイプ: None(なし)、
Login(ログイン)、Plain、Cram MD5、Digest MD5、PoP Relay)、 ユーザ
ー名、
パスワード、
送信者として表示される E メールアドレス(ユー
ザー名と異なるものも可能)、 SMTP サーバーアドレス、 SMTP ポート
ナンバーおよび
タイムアウトまでの最大接続時間(秒単位)を入力して
ください。 [Apply] をクリックしてこれらの設定を使用する、または
[Reset] をクリックして変更をクリアします。
52
HTTP CGI サーバー CGI サーバーは、Web サイトや複数のデバ
イスで実行するプログラムです。カスタムプログラムが可能なため、入力に
基づき多種多様なアクションを実行できます。ここで、接続する CGI サー
バーと、ターゲット サーバーのログインに必要なユーザー / パスワードを
定義できます。実際のメッセージ / コマンドは、「Notification messages /
URL commands(通知メッセージ / URL コマンド)」のセクションでセットアッ
プします。2 つの個別 CGI サーバーを定義できます。
IP デバイスは CGI サーバーでもあります。つまり、IP デバイスは
互いにコマンドを出し合うことができるということです。これにより、高度なレ
スポンス調整に無限の可能性が広がります。また、IP デバイスはループ
バックコマンドを自身に送り、実質的には、ほぼすべての可能な設定を同
時に変更することができます。カメラのコントロールに使用するコマンドの詳
53
細については、カスタマーサービス係までお問い合わせください。
この独特な機能の利用方法をさらにご理解いただくために、例を挙
げて説明します。カメラ A を、メインホールに通じる廊下を映す固定カメラ
だとします。このカメラの動体検知ウィンドウは、廊下が大ホールに接する
ポイントの傍に、配置されているとします。カメラ B は、ホールに設置され
た PTZ カメラで、通常はオートツアーパトロール機能が作動中であるとし
ます。動体検知領域のモーション アクティビティが、カメラ A の MD1 を
トリガーすると、それを受けてカメラ A のイベントルールが作動し、カメラ
B にコマンドを発します。次に、カメラ B は廊下が入り口に通じる場所に
設定されたプリセット ポイントに向けて回転し、より高いビットレートに切り
替えて、さらに鮮明な画像を一時的に提供します。イベントが終了すると、
カメラ B はビットレートを下げ、通常のルーチンに戻ります。
HTTP CGI サーバーをセットアップするには、必ず
HTTP CGI サ
ーバーを有効にし、
ユーザー名、
パスワード、
ネットワークアド
レス、
ポートナンバー、および
タイムアウトまでの最大接続時間(秒
単位)を入力してください。 [Apply] をクリックしてこれらの設定を使用す
る、または
[Reset] をクリックして変更をクリアします。
Event Configuration(イベント構成):
Event configurations(イベント構成)は、イベントがトリガーされた時
に実行されるレスポンスです。ほとんどのレスポンスタイプで、複数の異な
るプリセットレスポンスを作成し、ミックスしてイベントルールに適合させるこ
とができます。レスポンスによっては、IP デバイスによりサポートされない
場合があります(例: DO、PTZ)。イベント 動体検知プロファイルも、トリガ
可能なレスポンスですが、このパラメータは「Event(イベント)ページ」ではな
54
く「Video Adjust(ビデオ調整) ページ」から定義します。
構成可能なレスポンスは、Digital I/O ports(デジタル I/O ポート)、
Notification messages(通知メッセージ)、Upload Image / Snapshot(画像 /
スナップショットのアップロード)、Send URL Commands(URL コマンドの送
信)、go to PTZ Presets(PTZ プリセットに進む)に分類されます。
Digital I/O ports(デジタル I/O ポート)
Digital I/O ports (デジタル I/O ポート)(選択モデルのみ)は、回
路内の電圧差を読み取り、制御し、それに応答します。様々なデバイスに
接続している場合に役立ちます。D/I がトリガーで、D/O はレスポンスです。
その両方をここでセットアップします。どちらにも低電圧状態と高電圧状態
があり、それぞれ「0」および「1」として知られています。
トリガー間隔: 動作の仕組み
動体が検知される、またデバイスが DI トリガーを受信すると、ユーザーは普通、標準モードに戻るまで
の最低時間は、警戒レベルの高い箇所にカメラを留まらせておくことを考えます。この持続時間は、トリガ
ー間隔値の設定により制御されます。この間、デバイスは 2 つ目のトリガーには応答しません。トリガー
が有効化している限り、デバイスのトリガー状態は持続します。そのため、デバイスがトリガー状態で経過
する最低時間を制限するのは、トリガー間隔のみとなります。以下は、トリガー-レスポンスの仕組みに関
するサンプル図です。
No minimum interval
Minimum interval 60s
Trigger: 20s
Trigger: 20s
Response: 20s
Response: 60s
Trigger: 80s
Response: 80s
Trigger: 20s + 20s
Response: 60s
55
DI: DI をセットアップするには、 Active level(アクティブ レベル)を
「0」または「1」に定義します。アクティブ レベルを「1」に設定している場合、
カメラは大きな電圧差を、別のイベントの開始に使用可能なトリガーと見な
します。DI 電圧が 0 に戻ると、イベントは終了します。 間隔は、IP デ
バイスが DI から別のトリガーを受信するまでに経過する最低遅延時間を
決定します(秒単位)。0 は最低遅延時間の制限がないことを意味します。
DO: DO をセットアップするには、 Active level(アクティブ レベル)
を「0」または「1」に定義します。アクティブ レベルを「1」に設定している場合、
出力電圧は高くなります(このレスポンスがイベントルールにより起動した
時)。イベントが終了すると低電圧に戻ります。 間隔は、各 DO レスポン
スの最低持続時間(秒単位)を決定します。この間、DO はアクティブレベ
ルで維持され、最初の DO が終了する前に別のイベントが DO をトリガ
ーしても、2 つめのトリガーは無効となります。0 は最低持続時間がないこ
とを意味します。
Notification messages(通知メッセージ):
*必須条件: SMTP サーバー / HTTP CGI サーバーのセットアップ。
*Pre-requisites:
SMTP server / HTTP CGI server
setup.
Notification
messages(通知メッセージ)は、E
メールまたは
HTTP
CGI サーバーのどちらかに送信できます。CGI サーバーに送信された場
合、URL コマンドと同様に機能しますが、イベントの終了時に 2 つ目のメ
ッセージを許可しません。最大 3 つのプリセット メッセージを構成できま
す。メッセージを構成できますが、それを無効にすると、メッセージを使わず
に設定を保管でき、テストやトラブルシューティングの時に便利です。
Notification Messages(通知メッセージ)をセットアップするには、必ず、
56
メッセージを有効にしてから、
送信するメッセージのタイプ(HTTP CGI
または E メール)を決定します。
CGI サーバーに送信する場合は、CGI パス 、URL コマンドその
もの 、オプションのメッセージ を入力する必要があります。
E メール を送信する場合は、受信者のアドレス 、E メールの件名
、メッセージ本文 を入力してください。 [Apply] をクリックしてこれら
の設定を使用する、または
[Reset] をクリックして変更をクリアします。
57
Upload video/snapshot(ビデオ / スナップショットのアップ
ロード)
*必須条件: SMTP サーバー / FTP サーバー / HTTP CGI サーバーのセットア
ップ。
IP デバイスは、イベントが発生すると選択されているサーバーにビ
デオ録画 / スナップショットを送信できます。ビデオは .RAW 形式、スナ
ップショットは .JPG ファイルになります。ビデオ / スナップショットのアップ
ロードには、最大 3 グループの設定を定義できます。スナップショットは
FTP / HTTP CGI への送信および E メール経由での送信が可能ですが、ビ
デオは FTP または HTTP CGI サーバーへのアップロードのみが可能で
す。
この機能のセットアップに必要なパラメータは、タスクの組み合わせ
によってそれぞれ異なるため(スナップショット / ftp または ビデオ /
HTTP… など)、以下に説明します。
UI
有効化
タイプ
スナップショット
ビデオ
画像のアップロー E メー
FTP CGI FTP CGI
ド先
ル
アップロード時間
○
○
○
画像レート
○
○
○
プリバッファー
○
○
○
○
ファイル名
○
○
○
○
○
アップロードパス
*
○
○
○
○
CGI 設定
○
受信者アドレス
○
件名
○
○
「Enable Video/snapshot(ビデオ / スナップショットを有効にする)」
58
のチェックボックス: これはこのルールを有効にするか無効にするかを決
定します。この設定を有効にしておくと便利な場合がありますが、トラブル
シューティングの用途では有効を解除してください。
Type / Upload image to(タイプ / 画像のアップロード先): これらは
目前のタスクを定義し、入力が必要なフィールドを変更します。
Upload Time (アップロード時間): IP デバイスはここで選択した秒
数で、ビデオ / スナップショットをアップロードします。この時間が経過する
とビデオ / スナップショットのアップロードが停止します。このカメラで同時
にビデオ管理ソフトによる録画を行っている場合、NVR での通常録画は
影響を受けることなく、イベントの間やその後も引続き行われます。ただし、
イベントの終了時に特別なアップロード セッションは終了します。
Image Rate(画像レート) : これはスナップショットでのみ使用します。
アップロード時間内にカメラがキャプチャするスナップショット数のことです。
この値を 0 に設定すると、IP デバイスは可能な限り多くのスナップショット
をキャプチャします。デバイスのローディングによっては、キャプチャされる
スナップショット数が、指定数に満たない場合があります。
プリバッファー: これはビデオでのみ使用します。これを 0 以上に
設定すると、IP デバイスは内部メモリにビデオのバッファーリングを開始し
ます。最大プリバッファーは 3 秒です。イベントがビデオのアップロードを
要求すると、IP デバイスはまずイベント直前に格納したビデオをアップロー
ドし、次にアップロード時間に到達するまで、アップロードを続けます。
File Name/ Upload Path(ファイル名 / アップロード パス): ファイル
名とアップロードパスのルールを指定する必要があります(E メールにはア
ップロードパスは不要です。フィールドにスラッシュ「/」を入れるだけで結構
です)。ルールにはフレキシブル パラメータが含まれます。一例を挙げると、
ルールと対応ファイル名は以下のようになります。
Front_Door_%YYYY_%MM_%DD@%hh%mm%ss
[email protected]
アップロード パス フォルダーも同時に名前を付けられます。IP デ
バイスが FTP と HTTP CGI サーバー上にフォルダーを適切に作成でき
るようにするには、FTP/CGI アカウントがフォルダー作成の許可を受けて
59
いる必要があります。オートネーミングのシンタックスについては、オンライ
ン ヘルプ、または本セクション文末の挿入ボックスを参照してください。
記号「%」は、ファイル名やアップロードパスの冒頭に付けることはで
きません。開始文字にはアルファベットまたは数字を使用してください。アッ
プロード パスは、必ず最初と最後にバックスラッシュ「¥」を付けてください。
例は以下の通り :
¥Backgate%MM%DD¥
CGI settings (CGI 設定): CGI サーバーによっては特別な情報と
設定が必要となる場合があります。本セクションの CGI サーバー デザイ
ナーを参照してください。IP デバイスでは、埋め込み CGI サーバーにス
ナップショット / ビデオをアップロードできません。
Recipient Address / Subject(受信者アドレス / 件名): E メール経由
でビデオ / スナップショットをアップロードする時は、これらの情報が必要と
なります。
ファイルとフォルダー向けのオート ネーミング ルール:
画像やビデオを適切に追跡するには、綿密なネーミングルールが必要です。 固有のネーミングシステム設
計に使用可能な自動変数は数多くあり、ファイルやフォルダーのどちらにも使用できます。
記号
説明
例
年を示す 4 桁
2009 年は 2009
%YY
4 桁年号の末尾 2 桁
2009 年は 09
%MM
月を示す 2 桁 01~12
1 月を示す 01
%DD
日を示す 2 桁 01~31
月の初日は 01
%hh
時を示す 2 桁 00~23
%MM
分を示す 2 桁 00~59
%ss
秒を示す 2 桁 00~59
%W
空白文字 ' '
''
%N
カメラ名
camera-1
%Y
ファイルのシリアル カウンター。 アップロ
ードするタスクごとに 1 から開始します。
1,2,3,4,5,...
次のアップロードファイルのカウンターは 1
ずつ増えます。
%YYYY
例
1. Entrance-%YYYY-%MM-%DD@%hh%mm%ss for time 2009/06/05 22:50:30.
The full name is Entrance-2009-06-05@225030
60 and three successive uploaded files.
2. X_%w-%N_TEST%Y for camera name is 'my-camera'
The full names of these three files are
X_ -my-camera_TEST1, X_ -my-camera_TEST2, X_ -my-camera_TEST3
Send URL commands(URL コマンドの送信)
*必須条件: HTTP CGI サーバーのセットアップ。
*Pre-requisites: SMTP server / HTTP CGI server setup.
イベントが発生すると、URL コマンドを HTTP CGI サーバーに送信
することができます。これは、イベントが発生時に優れたインテリジェント レ
スポンスを実現する可能性を広げます。IP デバイスとその他多くのデバイ
スにも制御可能な埋め込み CGI サーバーが搭載されています。
イベント ハンドラが URL コマンドを送る時は、イベントのトリガー実
行時にコマンド一式が送信され、イベントが非アクティブになった時に別の
コマンド一式が送信されます。CGi デザインによっては、URL コマンドを
併せてひと続きの文字列にし、複数のコマンドを 1 行で発行する場合が
あります。
例は、入り口に設置されたアクセス コントロール デバイスが入場を
検知すると、このデバイスが PTZ カメラに DI 信号を送り、イベントをトリ
ガーする、という設定を示しています。次にこのイベントは、(カメラ本体の
IP を HTTP CGI サーバーとして設定することにより)カメラ本体にループ
バック コマンドを送ります。続いて PTZ カメラはプリセット ロケーションに
61
移動して留まり、イベントが終了すると別のロケーションに戻ります。プリセ
ットロケーションに移動すると同時に、ビットレートは 750k から 3M へ、フ
レーム レートは 4 fps から 8 fps へ増加します。ビットレート / fps の変
更は、イベント終了時に元の状態に戻ります。
Go to a preset point (プリセット ポイントに進む)(選択モ
デルのみ)
PTZ カメラでは、追加オプションが利用できます。これは、プリセット
ロケーションへの移動をカメラに命じるオプションです。このインターフェー
スでは、カメラをどのプリセットポイントに進ませ、そこでどの位の時間留ま
らせるかを設定します。
イベントが終了すると、PTZ はイベント発生直前のポジションに戻り
ます。このオプションと URL コマンドを介した PTZ との違いは、これが
PTZ の動きのみを実行するもので、同じトリガーにその他複数の変更を統
合することができない点です。
イベント設定の更新後は必ず[Save and Reboot(保存して再起動)]
を実行してください。この操作により設定は物理メモリに格納されます。こ
の手順を行わないと、停電やその他の状況で設定が失われる場合があり
ます。
62
イベント ルール:
最大 10 件のイベント ルールの定義が可能で、これらは Event List
(イベントリスト)パネルに短縮形で表示されます。各イベント ID の下には、
イベントが有効となる曜日、アクティブ期間の開始時刻と持続時間、トリガ
ー ソースのタイプ、レスポンスに使用するアクションが表示されます。行が
グレー表示されている場合は、そのルールが現在無効で非アクティブにな
っていることを示します。
イベント ルールは複数の要素から構成されます:
アクティブになる時期:
ルールの有効/無効を選択できます . イベント ルールが無効の場
合でも設定は内部メモリに保存されます。週サイクル
で、このルール
とスケジュールがアクティブになる曜日を選択してください。
アクティブ期間の 開始時刻と 持続時間を決定します。例えば、
動体検知をトリガーとしてスナップショットを FTP にアップロードする、とい
うルールが毎日 19:00 以降 12 時間実行されたとします。このルールは、
この時間外ではアクティブになりません。
63
イベントをトリガーする条件:
イベントはいくつかのソースによってトリガーされます。
Schedule(スケジュール): イベントは週のスケジューラに示される開
始時刻に始まり、持続時間になると終了します。アクティブ期間とトリガー
期間は同じ内容です。
DI: 選択モデルに限定して、IP デバイスはデジタル入力によるトリ
ガー設定が可能です。
Motion(モーション): 1 つ以上の動体検知領域でモーション トリガ
ーが発生した場合、イベントをトリガーするよう設定できます。いずれの領
域のトリガーでもイベントは開始します。イベントの持続時間は、「Video
Adjust(ビデオ調整) ページ」の 「Motion Detection(動体検知)」セクション
で定義されている “MD トリガー長”、または“トリガー間隔”と同じです。
Video Loss(ビデオ ロス): これはビデオ サーバーでのみ使用可能
です。アナログ ビデオ入力が喪失すると、ビデオ状態は「喪失」となり、デ
バイスがアナログ ビデオ信号を受信して漸く「通常」に戻ります。一般的に
は、ビデオの喪失時にビデオサーバーが管理者に E メールを送信し、DO
信号を始動して、アナログ信号が復元するまでアラームを発信するといっ
た状況に使用されます。
Switch to Night mode(ナイトモードへの切り替え): これは選択モデ
ルでのみ使用可能です。カメラがデイ / ナイトモードの切り替えを行うと、
埋め込みイベント ハンドラがこの変更を察知し、この情報に基づいて作動
します。
動体検知プロファイルを別のイベント MD パラメータ一式に変換す
るといった利用も可能です。昼夜それぞれに合わせて最適化された 2 セ
ットのパラメータを備えることにより、昼夜どちらの状況でも精度を全体的に
向上することができます。夜間限定の MD 領域も、場合によってこの方法
で作動できます。カメラがデイモードに戻ると、イベント期間は終了し、カメ
ラは元の設定にリセットされます。
64
発生するレスポンスの種類
Digital Output(デジタル出力)(選択モデルのみ): これは他のデバ
イスに便利なリンクです。クリックして、本ルールへのレスポンスにこれを追
加します。
Send notification Message(通知メッセージの送信): 「Event
Configuration(イベント構成)」セクションでセットアップした 3 つの定義済
みメッセージから選択します。同時に複数のメッセージを有効にできます。
E メールを送信する場合、受信者はイベント ルール 1 件につき一か所に
限定してください。複数の受信者に E メールを送信する必要がある場合は、
同じトリガーで作動する個々のイベントルールを使用してください。
Upload video/snapshots(ビデオ / スナップショットのアップロード):
このレスポンス セットに含めるイベント構成のいずれかを選択します。E メ
ールでアップロード ビデオを送信し、同時に通知メッセージを送信する場
合、システムは自動的に 2 つの E メールを 1 つに結合します。件名と画
像は、有効となっているイベント構成の「スナップショットのアップロード」に
基づきますが、本文テキストのメッセージは通知メッセージに基づき構成さ
れます。
一般的に、最良のパフォーマンスを得るには、「1 イベントルールに
つき 1 E メール」の制限に従ってください。
Change Motion Detection profile(動体検知プロファイルの変更):
これは、選択した動体検知領域のプロファイルをランタイム プロファイルか
らイベント プロファイルに切り替えます。プロファイルは、このイベントが終
了するとランタイム設定に戻ります。1 つの動体検知領域をランタイム時に
無効にするようプログラムできますが、ある状況下でイベント ハンドラを使
ってそれを有効にすることができます。
Change Day/Night Mode(デイ / ナイトモードの変更)(選択モデル
のみ): モデルによっては、カメラにデイモードまたはナイトモードを強制設
定できます。イベントが終了すると、カメラは前の設定(自動または強制設
定のデイ / ナイトを問わず)に戻ります
Send URL command(URL コマンドの送信): レスポンス セットに
65
含める URL コマンドを選択します。イベントがトリガーされた時とトリガー
が解除された時に、2 つの異なるコマンドが送信されます。
Go to a preset point(プリセット ポイントに進む): デバイスが PTZ
カメラの場合、イベント構成に「Go to a preset point(プリセット ポイントに進
む)」がセットアップされますので、これをイベント ルールのレスポンス セク
ションに加えることができます。イベントのトリガーが解除されると、カメラは
イベント開始直前のポジションに戻ります。
イベント設定の更新後は必ず[Save and Reboot(保存して再起動)]
を実行してください。この操作により設定は物理メモリに格納されます。こ
の手順を行わないと、停電やその他の状況で設定が失われる場合があり
ます。
66
1.3.17 User Account(ユーザー アカウント)
このセクションでは、アカウントのセットアップ方法を説明します。

ステップ 1: 「Main Setup ページ」の [User account] をクリックしま
す。
「Account management (アカウント管理)ページ」が次のように表
示されます。

ステップ 2: アカウント名とそれぞれのパスワードをセットアップしま
す。許可されるアカウントには 1 つの root(管理者)アカウント
と 10 の一般ユーザーアカウントがあります。Root(管理者)アカウン
トでは、ユーザーはライブ表示を見たり、すべての設定を変更したり
することができます。一般ユーザーアカウントでは、ライブ映像表示
のみが可能で、設定変更はできません。

ステップ 3: 設定を確認するには、
[Apply] ボタンをクリック、また
パラメータをもう一度入力するには
す。
[Reset] ボタンをクリックしま
メモ: すべての設定を完了したら、必ず [Save Reboot(保存して再起動)]
をクリックしてください。これを実行しないと、設定によっては有効にならな
いものがあります。
67
1.3.18 System Info(システム情報)
このセクションでは、本 IP デバイスのシステム情報(ファームウェア バ
ージョン、MAC アドレス、製品 ID、WAN 状態、システム ログを含む)の
表示方法を説明します。

ステップ 1: 「Main Setup ページ」の [System info] をクリックしま
す。
「System information(システム情報) ページ」が次のように表示され
ます。
68

ステップ 2: 情報は 3 つの欄に分けて表示されます。この情報は
IP デバイスの状態を理解し、起こりうる問題を解決する上で非常に
便利です。
■システム情報
欄
説明
System Info(シ ファームウェア バージョン、MAC アドレス、製品 ID、IP デバイスの
工場出荷時設定タイプを示します。
ステム情報)
WAN ポートの IP アドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、DNS サー
WAN status
(WAN 状態) バー、DDNS ホスト、接続状態を示します。
System log(シ システムのイベント ログを示します。この欄は診断ツールとして大変
有用です。
ステム ログ)

ステップ 3:

ステップ 4:
[Parameter List(パラメータ リスト)] をクリックすると、IP
デバイスのすべての構成が表示できます。
[Server Report(サーバー レポート)] をクリックすると、
サポート チャンネルにコンタクトを取り、IP デバイスの関連情報をエクスポ
ートします。
69
1.3.19 Firmware Upgrade(ファームウェアのアップグレード)
このセクションでは、IP デバイスのファームウェアをアップグレードする方
法を説明します。最新版のファームウェアについては、弊社の Web サイ
トでいつでもご利用いただけます。

ステップ 1: 「Main Setup ページ」の [Firmware] をクリックします。
「Firmware upgrade (ファームウェアのアップグレード)ページ-1」 が
次のように表示されます。

ステップ 2:
[Apply] ボタンをクリックします。「Firmware upgrade
(ファームウェアのアップグレード)ページ-2」 が次のように表示され
ます。
■Firmware Upgrade(ファームウェアのアップグレード)
パラメータ


説明
Firmware
images file(ファ
ームウェア イメ
ージ ファイル)
ここでファームウェア イメージをアップロードできます。
[browse(閲覧)] をクリックしイメージ ファイルを選択して[Enter(入
力)]を押します。
弊社の Web サイトでいつでも最新版をご利用いただけます。
MD5 file(MD5
ファイル)
ここで MD5 ファイルをアップロードできます。
[browse(閲覧)] をクリックし MD5 ファイルを選択して[Enter(入
力)]を押します。
弊社の Web サイトでいつでも最新版をご利用いただけます。
メモ: アップロードするファームウェア イメージと MD5 ファイルは同じバ
ージョンを選択してください。バージョンが異なると、ファームウェアのアッ
プグレードに失敗し、IP デバイスは引続き以前のファームウェア バージ
ョンを使用することになります。
ス
70
テップ 3: アップグレードを開始するには
[Apply] ボタンをクリッ
クし、ファイルを選択しなおすには [Reset] をクリックします。

ステップ 4: アップグレードのプロセス ウィンドウには、アップグレー
ド状態を示すプログレス バーが表示されます。

ステップ 5: プログレス バーがアップグレードの完了を示すと、シス
テムは再起動します。
71
1.3.20 Profile(プロファイル)
プロファイルはイメージ センサーの動作方法を制御するパラメータ
セットです。プロファイルは特殊環境に合わせて、またほとんどの場合は
より鮮明な画像を得る目的で、再微調整されることがあります。ファーム
ウェアほど頻繁に更新されるものではなく、優れたプロファイルなら長期
間の使用が可能です。時には新しいプロファイル パックをカメラにロード
したいと思われることがあるでしょう。このセクションでは、IP カメラのプロ
ファイル パックをアップグレードする方法を説明します。

ステップ 1: [Profile Pack(プロファイル パック)] の項目をクリックし
ます。
「Profile image upgrade(プロファイル イメージのアップグレード)」ページが
次のように表示されます。

ステップ 2: [Browse(閲覧)]
ボタンをクリックし、適切なプロファイ
ル パックを選択します。弊社の Web サイトで最新版のプロファイル
パックをご利用いただけます。

[Apply]

ステップ 3: アップグレードのプロセス ウィンドウには、アップグレー
ド状態を示すプログレス バーが表示されます。

ステップ 4: プロファイルがアップグレードされると、デバイスが再起
動します。
ボタンをクリックしてアップロードを開始します。
72
1.3.21 Factory Default(工場出荷時設定)
このセクションでは、IP デバイスの工場出荷時設定をロードする方法を
説明します。

ステップ 1: 「Main Setup ページ」の [Factory Default] をクリックし
ます。
「Factory default setting ページ」が次のように表示されます。

ステップ 2: チェックボックス
をクリックして、工場出荷時設定
から WAN と HTTP 設定 を保護します。

ステップ 3: ローディング確認ページに進むには [Apply] ボタンをク
リックし、終了して前ページへ戻るには [Reset] ボタンをクリックしま
す。

ステップ 4: 確認ページが表示されます。[Save Reboot(保存して再
起動)] ボタンをクリックし、工場出荷時設定のローディングを開始し
ます。
73
1.3.22 Save Reboot(保存して再起動)
このセクションでは、すべての設定を保存し、この IP デバイスを再起動
する方法を説明します。保存して再起動しないと有効にならない設定があ
りますので、この操作は重要です。

ステップ 1: 「Main Setup ページ」の [Save and reboot] をクリックし
ます。
「Save and reboot(保存して再起動) ページ」 が次のように表示され
ます。

ステップ 2: アクション LED インジケータが消え、IP デバイスが再
起動していることを示します。約 30 秒後、アクション LED がもう一
度点灯し、再起動が完了したことを示します。
1.3.23 ログアウト
このセクションでは IP デバイスからのログアウト方法を説明します。設
定が完了した時点で、必ずこの IP デバイスからログアウトしてください。

ステップ 1: 「Main Setup ページ」の [Logout] をクリックします。
ログアウトすると、次のように表示される「Login(ログイン)ページ」
に戻ります。
74
Fly UP