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Page 1 京都大学 京都大学学術情報リポジトリ 紅

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Page 1 京都大学 京都大学学術情報リポジトリ 紅
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実験室環境下(温度22℃,温度62-77%)におけるニホンザル
の攝食量および攝水量(III 共同利用研究 2.研究成果)
大野, 拓夫
霊長類研究所年報 (1975), 5: 47-47
1975-12-27
http://hdl.handle.net/2433/162623
Right
Type
Textversion
Departmental Bulletin Paper
publisher
Kyoto University
結合舵はアカゲザル 1
7
4
F
L
g
/
dl
, ヒ ト1
6
1
l
f
L
g/
dl
で種問,
に分離同定された。
以上の91
駄小穴は,イ・
/ ドールア ミン酸邦添加彬邦が
上糾問に大きな益は 認められなか った .TBGはすべて
忠良研 (アカゲザル)に存在し.イソ ドールア ミソの代
の皿F
{口の秒 こ存在したが,I
)スザル,ヨザルは殆ど0
謝及び生理放伐充現に悶1
1
・
している可憶性を示攻する。
に近 く, アカゲザル は 5
1F
L
g/
dl
, フタロテナガザル 5
2
,ヒ ト4
3
j
L
g/
dl
で狭丹頂矧 こ屈する攻では 大きな
F
L
g/
dl
実験室環境下 (
温度 2
2
o
C,湿 度 6
2
-7
7
,
.
i
)
凸はなか った。
におけるニホンザルの拓食塁お よび構水星l
)
一定温度2
2o
C,相対湿度6
2
%および7
7
%,1
2
時間人工
ニホンザル個体群の環境に及ぼす人類の攻撃
作用について
明暗交代の環暁条件のもとで,個室ケージに飼育された
千葉徳 爾 (
筑波大学歴 史 ・人瑛 学系 )
大野
拓夫 (
愛嬢大 ・医)
4頭の雄の成熟ニホソザル (
平均体盃 1
2
.
0
k
g)の摂食量
と1
,
T
t
水皿を測定した.摂食丑,摂水量は個体差が大きか
った。相対湿度の変化に対して択食畳には有意の迄がな
かったが,摂水鼠は,相対湿度7
7
%の時 ,6
2
%の時 より
今回は狩猟者の直接捕獲行為とその日的忙しぼって,
全国各地の主要規型を整理した。
1
) 九州 ・四国及び中国山地では,狩猟者は単独行動を
とり.少なくも表面的にはサルを とると崇 りがあると
有意に大きか った【
して,捕捉しない .
規 りの種塀は不具 ・火災が主であ
霊長 E
l
におけるサイロキシン結合蚤 白文の進
る。しか し,辺f
jE
部ではひそかに捕 って主として薬用
化に関する研究2)
に穴る者があったらしい。
2
) 紀伊半仏か ら中部日本の山地でもI
l
t
独狩猟者がほと
四名部雄一 (
岐阜大 ・£隻)
んどで,宗田的にはサルの拙技な好まないが,禁忌の
Ei
F
<日に尻するいろいろの椛について,その進化の道
m点は一四位をとらぬことであ り,兆田についてはさ
私 仰互の近柁関係を探るため,サイpキシソ結合ブt
/
な井川に伏するため
ほど禁忌がないのみならず,これ
アルブミソ (
TBPA)
, およびサイロキシン結合〆。ブ
主要な仕都にしていた者があり,そのため絶滅 したニ
リソ (
TBG)
,について調べ,TBP
Aについては 多 型
現象における迫伝千g
i
Z
t
皮 ,TBGではサイロキシソ結合
鰭を調べた.
1
. 現在まで通芥1
8
1
0
個体のヒ トおよびサルか ら血淀
ホソザルグルーブもある。非F
r
)
の主 口的は琉部の照焼
であった。
3) 日光山地か ら上越 ・金印力両の狩刑は,か って共同
であったらしく.現在もその説I
I
Lと想われ るサル捕 り
,1
8
1
Ⅰ標識サイT
,キシソを混和した後 アガT
,-
を採取し
仲間の形式が践 っている。犬を使用するものと使用し
スゲル花気泳動を行ない,エ ックス線 フイルムを あて
ないものがあるが,犬を用いる形式が古い らしい。禁
て, オー トラジオグラムにより,TBPAの存在と型を
忌 としては,自己が緑ある動物 (
干支 ・信仰など)杏
決定した。比較的多 くの個体数が得られたのは,ニホソ
捕 らぬとい う場合,申年だか らサルを うたぬとい う以
ザル1
0
9
2,ヤクザル1
4
9,アカゲザル2
1
9
-カニクイザル
7
3
,ヒト71などである。この結果,
TBPAは狭舟泣矧 こ
のみ存在し,多型はオナガザル上科 (
Ce
r
c
o
pi
t
hc
o
i
d
s
)
にのみ存在する市がわかった。 ヒ ト上科 (
Ho
mi
no
i
d)
はすべて F型に固定している。オナガザル上科に屈する
e
外に,ほとんど捕狂を忌むことはない。揃狂目的は琉
部の黒腕を薬用とすることにある。
4) 山形 ・秋田 ・岩手などのいわゆるマタギ仲間は,サ
ルヤマを寒中の共同狩猟として宍施 し,犬を使用し全
く禁忌をもたない。揃技目的は絹の胞 と同様にサルの
椛は-紗 こP
APの迫伝子頻度が高いが,ニホソザル,
胞を利用し,また深部を牛.
鴨の既の守詔神として仮死
ASに固定されていた。
ヤクザルは P
すること,さらに胎児を餌女の産後の射 こ詑るにあっ
2
. ヒ ト,フクT
)テナガザル,1ソ トヒヒ,ニホンザ
た。一部にサルは人詔を耶するか ら捕狂時には通常の
ル,アカゲザル,1
)スザル,ヲザル,ツバイについて,
I
f
)
詔と逆に,先見 した切合 「サル居ないぞな」どと言
各々5-1
0個体を用いて,
TBGおよび TBPAのサイt
,
キシソ広大結合随を調べた.TBP
Aはオマキザル上科,
原粒抗にはな く,狭舟泣mの椛にのみ存在するが,放大
・
皿
うⅥ行もあるが,その発生は新 らしいようである。
5) 以上のように,何西日本か ら東北 日本にかけて,現
行の狩猟者のサルに対する攻撃方法や 目的に差異が認
1) 加藤良夫 (
京大
F
<研),正分 界火 (
奈良女大
家政)との共同研究。
2) Ta
n
a
be
.YりM.Ogawa and 冗.Nozawa;
(
1
9
7
4
)
:Po
l
ymo
r
p
l
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umi
n(
TBPA)i
n pr
i
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i
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.
6
5
1
2
7
3
.
J
a
pa
n.J
.Ge
ne
t
i
c
s
.4
9(
5
)2
-4
7-
め られる理由は,主として西南 日本で近世何等かの宗
教者の勧説が行われた結果で,同時に現在ニホンザル
個体群の存在形腰に,ある程度の作用を与えているも
のと判定され る。しかしなが ら,その詳細は今後の解
明にまたねばならない。
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