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平成 28 年度愛知県薬物乱用防止推進協議会議事録

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平成 28 年度愛知県薬物乱用防止推進協議会議事録
平成 28 年度愛知県薬物乱用防止推進協議会議事録
日時:平成 28 年 6 月 6 日(月)
午後 2 時から午後 3 時 30 分まで
場所:愛知県庁西庁舎 第 14 会議室
開会
医薬安全課・栗木主幹
本日は、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。
定刻になりましたので、ただ今から「平成 28 年度愛知県薬物乱用防止推進協議会」を開催いたし
ます。なお、愛知県では、
「県庁さわやかエコスタイルキャンペーン」として、5 月 1 日から 10 月 31
日までの間、軽装、ノーネクタイとする取組みをいたしておりますので、御理解をお願いします。
また、県で開催する会議については、一般に公開することが原則になっております。本日の会議の
内容につきましても、当課のホームページに会議録として掲載する予定です。なお、掲載にあたって
は事前に会議録の内容を御確認いただきますので御承知ください。
それでは、開催にあたりまして、健康福祉部保健医療局医薬安全課の榊原課長より御挨拶申し上げ
ます。
1 挨拶
医薬安全課・榊原課長
本日は、お忙しい中「平成 28 年度愛知県薬物乱用防止推進協議会」に御出席をいただき、ありが
とうございます。開会にあたりまして、一言挨拶を申し上げます。
皆様方には、日頃から薬物乱用防止の推進のために、それぞれのお立場から御尽力をいただき、こ
の場を借りて、厚くお礼申し上げます。この協議会は、薬物乱用防止のための啓発事業を、総合的か
つ効果的に推進するための具体的方策を検討、協議することを目的として設置されており、10 の関
係団体の代表者と 7 つの関係行政機関の職員で構成され、毎年、
「ダメ。ゼッタイ。
」普及運動が始ま
る少し前のこの時期に開催しております。
さて、薬物を取り巻く情勢ですが、覚醒剤事犯による検挙者数が依然として高止まりであり、検挙
者に占める再犯者の割合は年々増加している状況でございます。また、本年 2 月には元プロ野球選手
が覚醒剤の所持及び使用容疑で逮捕され、先日執行猶予付きの有罪判決が出されるなど、世間を騒が
せているところでございます。
一方、平成 26 年に大きな社会問題となった危険ドラッグにつきましては、平成 26 年 7 月に愛知県
危険ドラッグ緊急対策会議を開催し、大村知事自らが「危険ドラッグ撲滅に向けて、県全体が一丸と
なって取り組もう」と呼びかけを行うなど、県としてその対策に積極的に取り組んでまいりました。
本日御出席の皆様方をはじめとする関係機関・団体が連携して対策に取り組んだ結果、平成 26 年
10 月には県内の販売店舗がゼロになり、全国的にも、危険ドラッグの使用が原因と疑われる死亡事
例が大幅に減少するなど、一定の成果を上げることができました。ありがとうございました。しかし、
今でもインターネット等を介して、容易にしかも比較的安価に薬物を手に入れることができる状況で
あり、引き続き対策が必要となっております。
1
さらに、大麻につきましては、平成 27 年の検挙人数が全国で 5 年ぶりに二千人を超えるなどやや
増加の傾向にあり、昨年 10 月には、小学生が使用を告白し、高校生の兄が大麻の所持容疑で逮捕さ
れた事例、また、今年 4 月には 10 代のスノーボード選手の大麻使用が発覚した事例等、低年齢化が
憂慮されております。
皆様御存知のとおり、一度でも薬物に手を染めてしまうと、容易に抜け出すことができません。興
味本位や誤った情報により、安易に薬物に手を出してしまわぬよう、早い時期から正しい知識の普
及・啓発を継続して行うことが重要です。
本日は、啓発活動を行っている様々な団体や関係機関の方々に集まっていただいております。薬物
乱用防止という目標に向かって、それぞれのお立場から御意見をいただき、関係者が連携を図ること
で、効果的な啓発の実施につなげていきたいと考えております。
本日の協議会が実り多いものとなりますように、皆様に積極的な御発言等をお願いいたしまして、
私の挨拶とさせていただきます。本日はよろしくお願いいたします。
資料確認・議長選出
医薬安全課・栗木主幹
本来であれば、ここで本日御出席の皆様を、お一人ずつ御紹介させていただくところですが、時間
の関係上、配付しております名簿及び配席図により御紹介に代えさせていただきます。なお、愛知県
更生保護女性連盟会長の青山様、愛知県青年団協議会長の神谷様及び一般社団法人愛知県学校薬剤師
会副会長の木全様、愛知県警察本部生活安全部少年課長の峯田様におかれましては、所用のため御欠
席との御連絡をいただいております。
また、本日の会議資料は既にお手元にお配りしてありますが、次第、出席者名簿、配席図及び資料、
追加資料として保護司会連合会からいただきました「第 66 回社会を明るくする運動」という題の A4
用紙一枚となっておりますので、御確認をお願いします。
続いて、本協議会の議長でございますが、協議会の設置要領第5条により、議長は委員の互選によ
り会長を選出し、会長が議長となることになっております。委員の皆様の中で、立候補や推薦いただ
ける方はございませんか。
(
挙手なし )
立候補や推薦がございませんので、事務局からの提案ですが、昨年度に引き続き医薬安全課の榊原
課長が会長を務めさせていただきたいと思います。委員の皆様いかがでしょうか。
(
異議なし )
御異議がないようですので、榊原課長を本日の協議会の会長とし、議長として議事の進行を進めさ
せていただきます。榊原課長よろしくお願いいたします。
2 議題
(1)「平成 27 年度啓発事業実施結果について」
(2)「平成 28 年度啓発事業実施計画について」
議長・榊原課長
2
僣越ではございますが、私が本協議会の会長を務めさせていただきますのでよろしくお願いいたし
ます。
それでは、議事に入らせていただきます。まず、議題 1 の「平成 27 年度啓発事業実施結果につい
て」でございますが、議題 2 の「平成 28 年度啓発事業実施計画について」と関連がございますので、
議題 1 と議題 2 を併せて、説明をお願いしたいと思います。
はじめに、各関係行政機関から説明をお願いします。
まず、愛知県警察本部薬物銃器対策課の荒井様から、薬物乱用の現状も踏まえて、お願いします。
愛知県警察本部刑事部組織犯罪対策局薬物銃器対策課 荒井則行課長補佐
日頃は、警察の薬物乱用防止活動に対し様々な御理解・御協力をいただきまして、ありがとうござ
います。本日は、当課課長の成瀬が所用により欠席しておりますので、代わりに私から説明させてい
ただきます。
まず、平成 27 年度の実施結果について、当課関係分を中心に御説明させていただきます。資料の
16 ページと 29 ページを御参照ください。取締関係ですが、末端乱用者、暴力団、来日外国人などの
薬物密売事犯・密輸事犯の取締について実施し、資料 29 ページの、薬物事犯取締状況のとおりです。
平成 27 年は末端乱用者を含め、薬物事犯で 1,166 人を検挙しております。平成 8 年以降 18 年連続で
1,000 人を超え、高い水準で推移しているという状況です。薬物別では、覚醒剤が 922 人と、全体の
約 8 割を占め、大麻が約 1 割、あとの 1 割は麻薬や危険ドラッグということになっております。
押収量につきましては、覚醒剤が最も多く、平成 27 年 12 月末時点で約 19.8kg を押収するに至っ
ております。過去五年で二番目に多い押収量でした。平成 27 年に中国などから中部国際空港へ大量
に覚醒剤の密輸入を行った日本人 2 名からの押収量が原因です。
また、暴力団関係の検挙者が全体の約 5 割を占めており、外国人は 1 割に満たない状況です。外国
人の検挙者を国籍別にみると、ブラジル、イラン、フィリピンで全体の 6 割を占めております。中で
も、イランはそのほとんどが密売人として検挙している状況にあります。最近は全国で 100kg 近い覚
醒剤が押収される事件が多発しており、引き続き愛知県警も警戒を強めているところです。
続きまして、啓発関係でございますが、資料 17 ページの啓発関係に掲載させていただいておりま
す。その中でも、再乱用防止に向けた取組について御説明させていただきます。この取組については、
平成 22 年から実施しており、薬物事犯で検挙された初犯者等に対して、警察の捜査が終了した時点
で、警察の取調室で希望者に対し薬物の概略や官民の相談先の情報を提供するものであります。平成
27 年は 243 名の対象者のうち、
希望者 92 名に情報提供を実施しております。本年度につきましても、
昨年度の事業を継続して実施する予定でございます。本年度も引き続きよろしくお願いします。
議長・榊原課長
ありがとうございました。
続きまして、名古屋市健康福祉局健康部環境薬務課の林様、お願いします。
名古屋市健康福祉局健康部環境薬務課 林圭子薬務係長
3
本日は環境薬務課長の木下が所用により欠席のため、代わりに私から説明させていただきます。
まず、8 ページの「ダメ。ゼッタイ。
」普及運動、麻薬・覚醒剤乱用防止運動、不正大麻・けし撲滅
運動の各種運動期間の活動としまして、関係機関へのリーフレット配布、ポスターの掲示、広報媒体
を使用した広報などを行い、啓発を実施しました。また、不正大麻・けし撲滅運動では、愛知県医薬
安全課と合同でけしの抜去を実施いたしました。
9 ページを御覧ください。前年度と同様に昨年度も、危険ドラッグ対策を重点的に行っております。
危険ドラッグについては、特に若年者への啓発が重要と考え、若者がよく使用する施設ということで
カラオケボックスや自動車学校において、ポスターの掲示を行いました。また、市内の中学校、高校、
大学等に対し、啓発ポスターの掲示を依頼するとともに、若年者への対策として中学校 2 年生と全高
校生に対し、リーフレットを配布し啓発を図っております。9 ページの写真にありますが、啓発資材
として、名古屋市の公式マスコットキャラクターであるはち丸を使用した絆創膏やポケットティッシ
ュを作成しております。これらを大学祭や街頭活動において配布し、啓発を行いました。
また、危険ドラッグについて、平成 26 年度から名古屋市独自に危険ドラッグ撲滅キャンペーンを
実施しており、昨年度は平成 27 年 12 月 16 日から平成 28 年 1 月 15 日までをキャンペーン期間とし
て、重点的な啓発を行いました。
キャンペーン初日は市内 16 区の 17 地点で一斉に街頭活動を実施し、
約 16,000 人への啓発を行うことができました。その他、成人式においては、新成人 22,000 人に対し
てリーフレットによる啓発を行いました。
また、危険ドラッグ撲滅啓発動画を作成し YouTube で配信するなど、インターネットを利用した
各種啓発を実施しております。
40 ページに今年度の予定を記載しております。今年度も若年者を重点対象とした薬物乱用防止啓
発を実施してまいります。なお、今年度は危険ドラッグに特化せず、幅広い薬物を対象とした啓発を
行っていく予定です。以上です。
議長・榊原課長
ありがとうございました。続きまして、愛知県教育委員会保健体育スポーツ課健康学習室の杉本様、
お願いします。
愛知県教育委員会保健体育スポーツ課健康学習室 杉本純一主任主査
本日、健康学習室長の黒沢が所用により欠席のため代理で説明いたします。
愛知県教育委員会で行っております、薬物乱用防止に関する取組について説明させていただきます。
愛知県教育委員会は、生涯学習課、高等学校教育課、義務教育課、保健体育スポーツ課健康学習室
の 4 課室において薬物乱用防止事業を実施しています。
平成 27 年度実施結果について、資料 17 ページを御覧ください。
生涯学習課では、PTA 等社会教育関係諸団体の指導者研修会にて、薬物乱用防止について啓発を行
いました。高等学校教育課では、生徒指導担当の教員を対象として、定期的に県内 12 地域で開催さ
れる地区生徒会指導研究会の中で、薬物乱用防止教室の実施や薬物乱用防止についての指導強化を図
っています。義務教育課では、市町村教育委員会の生徒指導担当者などを対象に、生徒指導担当者指
4
導主事会を定期的に開催し、愛知県警少年課の協力を得て、薬物乱用を含む非行問題について、研修
を行っております。高等学校教育課と義務教育課では年3回の長期休業前に、薬物乱用の防止につい
て、各県立学校及び各教育事務所に文書通知を行い、各学校における指導の徹底を図っております。
保健体育スポーツ課健康学習室では、学校における薬物乱用防止指導者の専門性を高め、薬物乱用
防止教室の充実化を推進するため、国立精神・神経医療研究センターや東海北陸厚生局の職員を講師
として招き、教職員を対象とした講習会を実施しました。
また、国の第四次薬物乱用防止5か年戦略では、全ての中学校及び高等学校において、少なくとも
年1回薬物乱用防止教室を開催することとされており、各学校でその開催に努めています。愛知県に
おいては、平成 24 年度以降名古屋市立を除く県内の公立中学校、県立高等学校において 100 パーセ
ントの実施率で継続しています。
平成 28 年度の事業計画は、資料の 42 ページを御覧ください。本年度も、事業計画に記載した事業
を実施し、薬物乱用防止の啓発に努めてまいります。
ただいま御説明させていただいたとおり、県教育委員会では各種研修会や薬物乱用防止教室を通じ
て薬物乱用防止に関する啓発に取り組んでまいりますが、本日お集まりの皆様方にはこれらの研修会
等の講師をお願いすることがあるかと思います。その際は是非御協力くださいますようお願いします。
議長・榊原課長
ありがとうございました。続きまして、愛知県政策企画局広報広聴課の柴田様、お願いします。
政策企画局広報広聴課 柴田英昭課長補佐
本日は、課長の酒井が欠席のため代理で説明させていただきます。
20 ページを御覧ください。広報媒体を活用しての薬物乱用防止啓発ということで、私共の取組状
況でございます。新聞広告におきましては、広報あいちを毎月第 1 日曜日に発行しており、中日新聞、
朝日新聞、読売新聞、毎日新聞の 4 紙の朝刊の見開き 2 面を用いて、記事を掲載させていただいてお
ります。昨年度は 7 月 2 日発行号にて、
『薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」
』を掲載しており、資料 31
ページに縮小版を載せております。広報あいちは、194 万部の発行部数、世帯カバー率として 63.5
パーセントであり、一番大きな広報媒体でございます。
ラジオ放送については、@FM、以前の FM-AICHI でございますが、その中の AICHI SATURDAY
TOPICS という番組で、6 月 2 日に薬物乱用防止キャンペーンについて放送しました。私共は、AM
ラジオ及び FM ラジオで番組を作成しておりますが、特に若者向けということもあり、FM ラジオで
放送しました。
また、市町村への広報ということで、愛知だよりにて 4 月号及び 6 月号に掲載しております。
議長・榊原課長
ありがとうございました。続きまして、愛知県県民生活部社会活動推進課の水谷様、お願いします。
県民生活部社会活動推進課
水谷景子課長補佐
5
課長の浅野が所用により欠席のため、代理で説明させていただきます。
資料の 20 ページ最下段を御覧ください。青少年に対する広報啓発活動について説明をさせていた
だきます。まず、(1)にございますとおり、青少年の非行・被害防止に取り組む県民運動(強調期間)
を夏と冬に 2 回実施をしております。その重点項目といたしまして、青少年に対するシンナー・覚醒
剤乱用防止を掲げて広報活動を行っております。また、昨年度の 6 月 30 日に愛知県警と合同で県庁
本庁舎の正面玄関、栄中日ビル、名古屋駅の JR タワーズガーデンにおいて、「NO!JK ビジネス」キ
ャンペーンを実施いたしました。その中で、資料左側に掲載しておりますウエットティッシュ、「薬
物乱用はダメ。ゼッタイ。
」と文字を入れたものを配布しました。キャンペーンでは 3,000 個ほど配
布し、その他にも市町村を通じて様々なところへ配布を行ったところでございます。
今年度の実施につきましては、43 ページ下段に記載してございますが、基本的には昨年度と同様
の運動を実施する予定をしており、県民運動の重点項目に掲げ啓発活動を行います。また、昨年度同
様にウエットティッシュの作成を行っており、今年度は7月下旬に予定している街頭キャンペーンで
配布を行いたいと考えております。以上です。
議長・榊原課長
ありがとうございました。行政機関として最後となりますが、愛知県健康福祉部の取組を事務局か
ら説明してください。
医薬安全課・伊藤課長補佐
それでは、資料の 33 ページを御覧ください。昨年度の健康福祉部、主に医薬安全課の実施結果と
して、資料 2 に掲載しております。
まず始めに(1)の「ダメ。ゼッタイ。
」普及運動についてです。昨年度は、名古屋市内で 6.26 ヤング
街頭キャンペーンを実施した他に、県内で合計 43 カ所におきまして、皆様の御協力をいただきキャ
ンペーンを行い、延べ 1,529 名の方々に参加していただきました。詳細は 35 ページに掲載してあり
ますので後程御確認ください。また、この運動に合わせて実施しました「ダメ。ゼッタイ。
」国連支
援募金につきましては愛知県では、
222,279 円の御協力をいただきました。ありがとうございました。
また、7 月 10 日に地元アイドルグループの OS☆U を薬物乱用防止 PR 大使「薬物乱用ダメ。ゼッ
隊」に任命し、若年層に向けた各種啓発資材への起用やイベントでの啓発を実施しました。
次に(2)の麻薬・覚醒剤乱用防止運動についてです。この事業は、例年 10 月、11 月に地区薬物乱用
防止推進協議会を中心として、啓発活動を行っておりますが、昨年度は、県内 86 カ所で薬物乱用防
止指導員や保護司の方々等 1,980 名の方々の協力を得て街頭活動を実施するとともに、ポスター1,600
枚を各所に掲示しました。
続きまして、(3)の薬物乱用防止指導員による啓発につきましては、県内 400 名の方に指導員を委
嘱し、薬物に関する相談や、リーフレットの町内回覧等、地域に密着した活動を行っていただいてお
ります。
(4)の薬物専門講師の養成につきましては、昨年度は 7 月 21 日に、講師として本日御出席の柴委員、
県警本部の方に御協力をいただき、薬物専門講師養成講座を開催し、40 名の方々が受講されました。
6
本講座を受講された薬物専門講師の皆様に、より多くの場で御活躍していただく環境づくりを行っ
ておりますので、皆様方におかれましても、専門講師の活用に御配慮いただきますようお願いします。
(5)の不正大麻・けし撲滅運動ですが、毎年 4 月から 6 月にかけて、栽培若しくは自生している大麻・
けしを抜去しており、昨年度の除去実績は、52,269 本でした。
(6)の危険ドラッグに関する啓発です。冒頭挨拶にございましたとおり、平成 26 年に社会問題化し
た危険ドラッグですが、皆様方はじめ、関係機関との連携した取組みにより、販売店舗がゼロとなり、
危険ドラッグの使用によると疑われる死亡事故も大幅に減少するなど、対策に一定の効果が表れてお
ります。しかし、引き続き継続した啓発の必要があります。
そのため、昨年度は危険ドラッグに関する啓発資材として、県内の高校 2 年生に啓発用クリアファ
イルを、中学 3 年生に啓発用リーフレットを作成・配布し、啓発を行いました。
続きまして、平成 28 年度健康福祉部啓発事業計画についてですが、47 ページを御覧ください。ま
ず、1 の愛知県薬物乱用防止推進協議会につきましては、本日の会議となります。また、県内各地域
には、各保健所単位で地区薬物乱用防止推進協議会が設置されており、関係団体等と連携を図ること
により地域の実情にあった活動を行っております。
なお、今年度の地区協議会の設置及び開催状況については、51 ページ及び 52 ページにお示しして
おりますので、後ほど御確認ください。
次に、2 の「ダメ。ゼッタイ。
」普及運動についてです。49 ページを御覧ください。本年度も、6
月 20 日から1か月間、この運動が全国一斉に展開されます。本県では、ヤング街頭キャンペーンを、
6 月 26 日日曜日に栄広場及びクリスタル広場で実施いたします。このキャンペーンには、ボーイス
カウト、ガールスカウト、学生など、ヤングボランティアの皆さんに御協力をいただくことになって
います。また、運動期間中には、ナゴヤドーム、パロマ瑞穂スタジアム及び愛知県体育館などにおい
て、場内放送、電光掲示板、横断幕等を利用してこの運動の趣旨を広く知っていただくとともに、リ
ーフレットや、本日お手元に配付いたしましたうちわなどの啓発資材の配布を行う計画をしています。
なお、この内容については、今週の 6 月 10 日金曜日に記者発表の予定としておりますので、それ
までの間、取扱に注意していただきますようお願いします。
その他、47 ページの 3 の麻薬・覚醒剤乱用防止運動、48 ページの 4 の薬物乱用防止指導員の方々
による啓発活動、5 の薬物相談窓口の設置、6 の薬物専門講師養成講座の実施、7 の不正大麻・けし
撲滅運動については、例年通り実施して行く予定としております。
また、8 の危険ドラッグに関する啓発資材も引き続き作成し、関係機関に配付する予定です。以上
です。
議長・榊原課長
ありがとうございました。
ここで、皆様から平成 28 年度の各行政機関の実施計画について御意見を伺いたいと思います。
まず、最初に啓発活動をしていただいている団体の皆様方から、実際にこの運動を行っていく上で、
何か御意見がございましたら、ぜひ御発言いただきたいと思います。
また、
「ダメ。ゼッタイ。
」普及運動等に限らず、日頃の活動において、お感じになっていることが
7
ありましたら併せて御発言ください。まず、ライオンズクラブの髙阪様、いかがでしょうか。
ライオンズクラブ国際協会 334−A 地区
地区ライオンズクエスト・薬物乱用防止・レオ 髙阪肇委員長
334-A 地区とは愛知県全体ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
ライオンズクラブにつきましては、普通に薬物乱用防止教室を行っております。特に三河地区がク
ラブとして力を入れて行っており、ほとんどの小学校で薬物乱用防止教室を実施しております。ライ
オンズクラブでは、麻薬・覚せい剤乱用防止センターから指導を受け、独自の薬物乱用防止教室講師
の資格を取っております。愛知県下で 1,127 名の講師により、昨年度は 226 校 30,323 名の小中学生
が受講しております。講師は 1,127 名おりますので、もし派遣の要望がありましたら、お声をかけく
ださい。
また、平成 28 年 3 月 27 日に、先ほど挨拶にもありました元プロ野球選手の逮捕を受けて、急きょ
愛知県下のライオンズクラブ 120 クラブ一斉にキャンペーンを行うことといたしました。急なことで
ありましたので、110 クラブほど、会員数 7,000 名のうちの 1,000 名が参加し、県下 16 カ所で一斉
に行いました。結果は名古屋市、愛知県警、愛知県から提供いただいた資材が 1 時間でなくなり、皆
様の注目の高さ、効果を感じておりました。
ライオンズクラブは 1 年で役職が変わります。私は 5 年前から薬物乱用防止に関わっていましたが、
今年で委員長は最後となります。ライオンズクラブの実施結果をお話しさせていただきました。
議長・榊原課長
講師の派遣等ありがたいお話をいただき、ありがとうございました。続きまして、愛知県保護司会
連合会の福谷様、いかがでしょうか。
愛知県保護司会連合会 福谷直正会長
昨年度の薬物乱用防止につきましては、各地区の保護司会と各地区のライオンズクラブと連携をし
て、小中学校で薬物乱用防止教室を開くことが最近増えてきております。ありがとうございます。
そして、平成 28 年度でございますが、第 66 回社会を明るくする運動にも、薬物乱用防止について
内閣総理大臣の発言があり、このたび該当部分を資料としてお持ちいたしました。資料の中ほどに、
「薬物依存症等立ち直りに特に困難を抱える人の社会復帰には、官と民が協力し」と、メッセージ内
に初めて薬物という言葉が示されるようになってまいりました。
再犯防止という言葉は昨年までも言われておりましたが、現に 5 年以内にまた刑務所へ逆戻りする
ものが 50 パーセント以上という薬物事犯の現状があります。薬物からの立ち直りを進めれば、この
件数は非常に少なくなるであろうと見込んで、薬物事犯に対する取組みを重点に置こうと、社会を明
るくする運動の行動目標・重点事項の中に今年度は、「薬物依存からの回帰と社会復帰を長期的に支
える地域の環境を作ることを重点事項とする」とされました。今年度初めて、社会を明るくする運動
の中に薬物の言葉が入ってきました。
それから、皆様御存知かと思いますが、刑の一部執行猶予制度が 6 月 1 日からスタートし、薬物事
8
犯が対象のこともあり、既に新聞にて判決に適用されたという報道もされております。これから薬物
に係る対象者の処遇について、我々保護司も保護観察所と連携を密にして、真剣に取り組んでいく必
要があります。今日ここにお見えの名古屋ダルク柴様にも、御協力をいただき、強化に取り組んでま
いります。
社会における問題につきましても、今年度は薬物事犯による保護観察対象者に対する処遇の充実強
化と再犯防止のため、各保護司会が自主研修を行い、スキルアップに努めることを、現在保護観察所
と連携して取り組んでおります。今年度は特に薬物依存者の処遇強化に取り組もうと保護司会連合会
の理事会でも話し合っておるところでございます。以上です。
議長・榊原課長
ありがとうございました。続きまして、一般社団法人日本ボーイスカウト愛知連盟の舩橋様、いか
がでしょうか。
一般社団法人日本ボーイスカウト愛知連盟
舩橋鐸夫副理事長
ボーイスカウトですが、昨年度 7 月から 8 月にかけて山口県で世界スカウトジャンボリーというこ
とで、約 150 の国から 3 万人を超える青少年が集まりました。6 人中 5 人が外国人ということで、国
によってはタバコやあるいは薬物にルーズなところもあるようですので、日本連盟、愛知連盟もそう
ですが、ちょうど昨年のこの時期に愛知県からパンフレットをもらい、参加するスカウトへ国によっ
ては状況が違うため、注意しなければならないと伝えました。期間中、大体 10 日間くらいでしたが、
特別大きなことはございませんでした。
例年のことといたしましては、各保健所が行っております各キャンペーンに御協力させていただい
ております。それから、ボーイスカウトも高校生や大学生の年齢の者がおりますので、それら年齢の
部門の会議の中で、様々なパンフレットを活用し啓発活動をさせていただいております。また、先ほ
どのお話にもございました 6 月の啓発活動については積極的に協力、参加したいと思っております。
以上です。
議長・榊原課長
ありがとうございました。続きまして、一般社団法人ガールスカウト愛知県連盟の深谷様、よろし
くお願いいたします。
一般社団法人ガールスカウト愛知県連盟 深谷町子事務局職員
本日は、副連盟長、連盟長、他理事の都合がつかないということで、代理で出席させていただいて
おります。
昨年度も健康福祉部からの依頼により、街頭活動でチラシを配布するなど啓発活動に参加しており
ます。また、内部のスカウト達に対して、薬物乱用は絶対ダメということを各団で伝えていきます。
今年も、この活動を継続していきたいと考えております。以上です。
9
議長・榊原課長
ありがとうございました。
それぞれの活動について御発表いただきましたが、今までの御発言に対し、何か御意見はございま
すか。
(意見等なし)
次に教育関係団体の委員の方に御意見を伺いたいと思います。
昨今、パソコンやスマートフォンなど多様なインターネット接続端末の普及により、薬物に対する
誤った情報を、何処でも容易に入手出来る環境にあります。また、昨年、京都市内の小学生が大麻の
使用や、中学生や高校生数人が大麻の所持疑いにより逮捕されたなど、今後ますます薬物に関する正
しい情報、知識を繰り返し子供たちに伝えることが必要となってきております。こういった点を踏ま
えまして、教育現場における薬物乱用防止教育の実態などについて、お伺いしたいと存じます。まず、
愛知県公立高等学校長会の澤田様、いかがでしょうか。
愛知県公立高等学校長会 澤田哲生徒指導部会長(半田高等学校長)
薬物乱用防止に関しては、県の公立学校では、様々な形で啓発を行い、気を付けているところでご
ざいます。特に我々の分掌といたしましては、一つは生徒指導、もう一つは保健という二つの立場で、
啓発に取り組んでおります。
生徒指導については、資料 17 ページの教育委員会のところにも記載がありますが、地区の生徒指
導研究会がございます。地区の役員が年に数回集まり、高等学校の生徒指導研究会役員会を開催いた
しますが、毎年 6 月に行われる第一回生徒指導研究会の役員会では、薬物乱用について、愛知県教育
委員会からも指導を受けつつ、指導を行っております。昨年度は 6 月 11 日に実施し、今年度は 6 月
29 日に実施する予定です。また、愛知県教育委員会の資料 20 ページにありますが、各学校で必ず薬
物乱用防止教室を行っております。本校を例に挙げますと、学校にきちんと通っている生徒について
は、基本的に生活を見ているので大丈夫ですが、学校を離れる時に大きな問題が出てくると考えられ
ます。したがって、本校では、卒業する 3 年生を対象として 12 月 7 日に教室を行っており、厚生労
働省発行の「薬物について誤解をしていませんか?」というリーフレットを配布して指導を行ってお
ります。
また、愛知県教育委員会の研修会の中に保健主事の研修会もありまして、昨年度行われた薬物乱用
防止の推進のための研修会では分かりやすい講義をいただいたと聞いております。様々な形で共通理
解を図りながら、各学校で薬物乱用防止の啓発を進めている現状であります。以上です。
議長・榊原課長
ありがとうございました。続きまして、愛知県私学協会の尼子様、いかがでしょうか。
愛知県私学協会 尼子理志生徒指導研究部長(享栄高等学校)
私学では愛知県下 55 校が連携を取りながら、地域・地区での生徒指導研究会に参加させていただ
いております。また、年 5 回の私学独自で 55 校全体の会議を行っています。その折には、都市部の
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学校、郊外の学校と様々ではありますが、各学校で共通して抱える問題、懸念される問題などに関し
て、その都度来賓としてお招きします県警本部少年課の方や少年サポートセンターから、様々なアド
バイスや助言、講演も賜っております。そうした中で、いじめ問題、SNS 関連、それから自殺防止等
の問題とともに、薬物乱用は非常に大きな問題として考えております。いずれの問題も表面化しにく
い、表面化した時にはかなり大きな問題に発展しているケースが考えられる共通点があります。薬物
については、年に 5 回の全体会議の中で一度は必ず警察少年課の方かサポートセンターの方にお話し
いただいております。3 年ほど前には名古屋ダルクの柴様をお招きし、生々しいお話も伺いました。
様々な資料や映像から入ってくる情報とは異なり、更生し、社会復帰を目指す人達を支える現場での
話を伺い、その苦労を知るとともに、薬物に手を出すその手前で思い留めさせるためにも、我々教育
現場での責務を感じさせられました。
これら勉強させていただきましたことを県下各学校に持ち帰り集会での啓発活動を行ったり、また
地域の警察署の方々をお招きし講演していただく等、子供達に働きかけをしております。
しかしながら、子供達を取り巻く環境においては、親の目も届かない、また、SNS の普及により安
易に薬物を手にすることができる現状があります。最近ですと、芸能人や有名な元プロ野球選手によ
る薬物問題がテレビで取り上げられておりますが、悪いニュースとしての報道だけでなく、啓発活動
としてのメディアの役割を活用し、身近に起こりうる問題でもあるという意識が全国的に広がってい
けたらよいと思います。
先ほど申し上げましたとおり、私学といたしましては、各校それぞれにおいて薬物乱用防止の講演
や啓発活動を行っていると伺っておりますが、情報交換をいたしながら、また各所に御指導いただき
ながら今後も継続して行っていきたいと考えております。教育現場という観点から、特に薬物は危険
という話は多くなされておりますが、子供たちが薬物へと向かうその背景にもしっかりと目を向け、
他の問題とつながっていると思われますので、そこに子供達が行きついてしまうその背景について、
情報交換を行いながら、見据えていきたいと考えております。以上です。
議長・榊原課長
ありがとうございました。続きまして、名古屋ダルクの柴様に御発言をお願いしたいと存じます。
名古屋ダルクにおかれましては、各種講演で講師をされたり、実際に薬物・アルコール依存症に陥
った方に対し、再乱用防止を目的とした薬害教育を行ったり、また、刑務所から出所された方につい
ても援助の手を差し伸べていると伺っております。
これらを踏まえまして、最近のダルクの活動状況について、お話をお願いします。
特定非営利活動法人名古屋ダルク 柴真也理事長
名古屋ダルクという団体は民間の NPO 団体です。私たちの活動では再発防止が主な活動です。そ
の再発防止は、薬物乱用防止運動の中にも盛り込まれておりますが、名古屋ダルクは、専門として「使
ってしまった人が再び使わないように」ということがメインです。最近では、先ほどから話にも出て
おります元プロ野球選手の逮捕により、テレビの出演も増えております。民間のテレビに出演してお
りますと、その中で、薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」の先になぜダメかとなります。それは、依
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存症という病気になってしまうことです。これは皆様にぜひ知っていただきたい。刑務所等の教育に
も参加させていただいたり、ライオンズクラブの皆様と薬物乱用防止教室を一緒にさせていただいた
り、保護司会の皆様とも社会を明るくする運動を名古屋ダルクとして一緒にさせていただいたりとい
うことがありました。各学校等色々なところでお話しさせていただく機会を与えていただく中で、私
共はその場で薬物を使うことで依存症になってしまう、元プロ野球選手もおそらく依存症であると思
いますが、そうなると大変なことになるという話をいたします。
また、愛知県下における危険ドラッグでは、現場で私共名古屋ダルクに相談に来る件数は激減いた
しました。皆様の力で、現在使用している人はとても少なくなったと考えられます。名古屋ダルクの
相談の現状ですが、危険ドラッグの相談はかつて覚醒剤を超えていましたが、今はほとんどなくなり
ました。覚醒剤の相談件数が増えてしまっているようにも感じます。
ダルクの取組みといたしましては、デイケアセンターとグループホーム、ナイトケアと 24 時間薬
物依存、アルコール依存に陥った人の社会復帰に向けた回復の手助けをしています。それ以外に、薬
物乱用防止の活動もしております。もし、講師として呼んでいただけるのであれば、日時が合えば行
かせていただき、私共の体験を話させていただきます。
先日ダルクの創設者近藤恒夫が国連の薬物乱用防止の会議に参加してまいりました。
そこで、日本では厳罰化により薬物の事案が少ないという話を聞いたところ、場内からブーイング
が出たそうです。なぜ、ブーイングが出たか、それは依存症の部分を話されていなかったからだと思
われます。薬物を使用することは犯罪であります。ですが、薬物の依存症は医療モデルとしては病気
でもあります。それが、5 年以内に刑務所に戻る人が 5 割 6 割であるとの話に繋がると思います。本
人はやめられない状態なのです。病気になったら大変ですし、病気の治療をすることで乱用者が減っ
ていくということになるのではないかと考えております。もし、私たちに役に立てることがありまし
たらいつでもお声をお掛けください。ありがとうございました。
議長・榊原課長
ありがとうございました。
各方面で御活躍の方々からの現場の御発言をいただきましたが、行政機関、また各啓発をされてい
る方々から何かお聞きになりたいこと、発言等はありませんか。
(意見等なし)
では、私の方から質問させてください。
今、学校関係の方から御発言いただきましたが、薬物乱用防止の活動を 6 月・7 月に「ダメ。ゼッ
タイ。」普及運動を実施し、10 月・11 月に麻薬・覚醒剤乱用防止運動として年 2 回大きな活動として
実施しておりますが、学校での啓発と考えますと時期としてはいかがなものでしょうか。以前は、休
み前等が望ましいと伺ったことがありますが、御意見を聞かせ願えますか。
愛知県公立高等学校長会 澤田哲生徒指導部会長(半田高等学校長)
県教育委員会の方から通知が夏休み、冬休み、春休み前に出ます。休み中は一番誘惑が多いときで
すので、その前を狙っていただくというものが一番よろしいかと思われます。
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また、我々も学校に登校している期間であれば心の変調等も気付くことができますが、休み中はそ
のようなことができませんので、休み前は啓発の時期として望ましいと思われます。
愛知県私学協会 尼子理志生徒指導研究部長(享栄高等学校)
学校の職員としては、やはり学校から離れるその時期が望ましいです。一昔前と異なり、今の子供
達は、その生活の真ん中に学校を置いてない子もあり、その中で学校の担う責務は大きいです。特に
私学では、学校独自のルールがあり、休みに入るとその括りから解放されるため、様々なつながりが
あり、誘惑に繋がることもあるため、休みの前にそのような啓発活動を行うことで、足止めになるの
ではないかと考えられます。
議長・榊原課長
ありがとうございました。
それでは3の「その他」ですが、事務局から何かありますでしょうか。
3 その他
医薬安全課・伊藤課長補佐
事務局からの事務連絡でございます。
配付資料の 63 ページからの参考資料 6 を御覧ください。
本年 4 月 25 日付けで、内閣府政策統括官付参事官など連名で、
「各種運動・月間等における薬物乱
用防止に係る広報啓発活動の充実強化について」依頼があり、協議会委員の皆様にも県より文書を送
付させていただいたところであります。
関係各機関の皆様におかれましても、各種運動・月間等に実施されます、様々な行事や活動機会に
おいて、薬物乱用防止のための広報啓発活動に重点的に取り組んでいただきますよう、御協力をお願
いいたします。以上です。
議長・榊原課長
本日の御発言を伺っておりますと、愛知県警察本部始め名古屋ダルク様、ライオンズクラブ様、保
護司会連合会様、それぞれ相互に各機関同士で御協力いただき、ありがとうございます。今後もこの
会議を通じて連携強化を図っていただければ幸いです。
その他、本日の会議全体を通して、何か御発言等はありますでしょうか。
ライオンズクラブ国際協会 334−A 地区
地区ライオンズクエスト・薬物乱用防止・レオ 髙阪肇委員長
私共の紹介となりますが、地区ライオンズクエストといいますのは、青少年のライフスキルを育て
ようというものであり、その中にこの薬物乱用防止が含まれております。
教育機関の皆様には御存知の方も多いかもしれませんが、ライオンズといたしましては、ライオン
ズクエストと薬物乱用防止を一体といたしまして、薬物乱用防止は薬物がどのようなものかを説明し、
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ライオンズクエストではもし誘われたときにどのようにして逃げるかということを生活の中で教え
ていく、子供の自立、自尊心を育てる教育プログラムです。
実際には、このライオンズクエストは学校の授業で先生方に実施していただくプログラムです。日
本の学校ではなかなか進んでおりませんが、この場をお借りして教育委員会や学校関係者の皆様には
活用していただきますようお願いします。334-A 地区は近隣の地区を含めた 334 複合地区に入ってお
りまして、その中でも愛知県はライオンズクエストの導入は遅れております。費用はライオンズから
お出ししますので、是非愛知県でも導入していただきたいと思います。対象としては中学校から高等
学校まで分かれた教科書がありますので、御活用ください。
議長・榊原課長
ライオンズ様から是非というお話をいただきましたので、御検討いただければと思います。
他、御意見等ありますか。
(意見なし)
御意見もないようですので、これで本日の議事は全て終了させていただきます。御協力ありがとう
ございました。
医薬安全課・栗木主幹
これをもちまして、本日の協議会を終了いたします。
本日の会議の内容を踏まえて、薬物乱用防止活動に積極的に取り組んでまいりますので、皆様の御
協力をよろしくお願いします。
本日はどうもありがとうございました。
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