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∼ウェブカメラ配信中∼納沙布岬から北方領土を望む∼

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∼ウェブカメラ配信中∼納沙布岬から北方領土を望む∼
自由訪問
1998 年 11 月に小渕総理とエリツィン大統領による首脳
会談の結果署名された「モスクワ宣言」において、元島民と
その家族による、最大限簡易化された、いわゆる自由訪問の
実施について合意された。
その後、元島民並びにその配偶者及び子を対象に、旅券・
査証なしでかつての故郷を訪問することができる自由訪問
が、1999 年 9 月より実施されており、これに際し必要な支援
を行っている。
● 2008 年度訪問実績
実施年月日
訪 問 先
人数
5月21日∼5月23日 43人 国後島(古丹消)
7月 8日∼7月11日 41人 択捉島(留別、ボンヤリ)
7月25日∼7月28日 61人 歯舞群島(志発島:カフェノツ)
8月29日∼9月 1日 56人 国後島(東沸、中ノ古丹)
201人
計
※5月 21 日∼ 23 日の国後島
(古丹消)
訪問は、悪天候のため日程及び訪
問先を変更した。
1,800
1,600
200
1,400
1,200
150
1,000
800
100
600
400
50
200
0
3
‘99 ‘00 ‘01 ‘02 ‘03 ‘04 ‘05 ‘06 ‘07 ‘08
0
∼ウェブカメラ配信中∼納沙布岬から北方領土を望む∼
独立行政法人北方領土問題対策協会ホームページにて、北海道根
室半島の先端に設置されたカメラから北方領土方面の映像をリアル
タイムで閲覧することができる。
●独立行政法人北方領土問題対策協会ホームページ
http://www.hoppou.go.jp/webcamera.html
18
累計訪問者数
が参加している。
年度訪問者数
● 今までの訪問実績
1999 年から 2008 年までに 35 回実施し、延べ 1,641 人
(人)
250
北方対策本部について
元居住者等に対する援護
北方領土が不法占拠されてから 60 年以上経つが、かつての居住者は未だ故郷に帰れない状態にある。
強
制退去によって、故郷を追われ、生活基盤を失ってしまった元居住者の状況にかんがみ、援護措置を実施して
いる。
旧漁業権者等への融資事業
北方領土墓参支援
旧漁業権者等が置かれている特殊な地位にかんがみ、昭和36年に「北方地域旧漁業権者等に対する特別
措置に関する法律」を制定し、
これらの者に対する生活資金や事業資金の低利融資を独立行政法人北方領土
問題対策協会を通じて行っている。
北方領土への墓参については、先祖の墓をお参りをした
いとの親族の切なる願いに沿い、政府として人道的見地から
これが実現されるよう、10 年余りにわたってソ連政府と折衝
を重ね、その結果、旅券・査証なしで身分証明書により入域
平成18年12月の同法改正により、平成20年4月から旧漁業権者等として融資を受けられる資格者の要件が
一部緩和された。
するという方式で 1964 年から開始された。
その後、1976 年
∼ 1985 年の間一時中断されたが、1986 年に再開され、以
降北海道の事業として毎年実施されており、この実施に際し
必要な支援を行っている。
今まで挙げてきた業務のほかにも、北方対策本部では、四島交流等使
用船舶調査等、北方領土問題解決に資する必要な業務を遂行している。
● 2008 年度墓参実績
4,000
3,500
200
7月28日∼7月31日 40人 択捉島(シヤスリ、藁取)
8月20日∼8月22日 45人 歯舞群島(水晶島:秋味場、秋勇留島:オタモイ、勇留島:トコマ)
8月25日∼8月27日 35人 国後島(ブニ、ニキシロ)
3,000
2,500
150
2,000
100
墓参者数・累計
︵人︶
7月22日∼7月24日 29人 色丹島(斜古島、稲茂島)
計
250
訪 問 先
人数
墓参者数・各年度
︵人︶
実施年月日
1,500
149人
1,000
50
2008 年度は計 4 班実施し、
149 人が墓参を行った。
500
0
● 今までの墓参実績
初めて墓参を実施した 1964
64 66 68 70 72 74 76 78 80 82 84 86 88 90 92 94 96 98 00 02 04 06 08
65 67 69 71 73 75 77 79 81 83 85 87 89 91 93 95 97 99 01 03 05 07
0
※68年度、71∼73年度、76∼85年
度の間は、中断していた。
年から 2008 年度までに延
べ 3,729 人が参加している。
4
島への上陸(自由訪問)
その他
∼北方領土問題に関する国民世論∼
は、
「時間や労力の負担が大きいこと」、
「活動内容が
分からないこと」を挙げる人が多い傾向がみられた。
http://www8.cao.go.jp/survey/tokubetu/h20/h20
-hoppo.pdf 参照
問題について聞いたこ 問題について聞いたこと
とがあり、問題の内容 があり、問題の内容もあ
る程度知っている
も知っている
0
19
39.2
20
40.0
40
60
●北方領土返還要求運動への参加の阻害要因
・全体の 1/3 近く
(32.5%)の者が「機会があれば参加した
い」
としている。
・ほとんどの者
(98%)
が問題について聞いたことがある。
・問題の内容についても、4 割(39.2%)の者が「知っている」と
し、
「ある程度知っている」
と
わからない
する者も含めると、全体の 8
問題について聞いたこ 問 題 に つ
割近く(79.2%)の者が承知 とはあるが、問題の内
いて聞いた
している。
ことがない
容までは知らない
該当者数
総数
(1,826 人)
四島交流等に現在使用している船舶は、元居住者等から
老朽化等の問題が指摘されている。そこで、平成17年度及び
平成18年度に「四島交流等使用船舶基本構想に関する調査
研究」
を実施し、後継船舶の望ましい基本仕様や運航形態の
船の乗り移り
検討を行った。
平成19年12月、
「四島交流等の実施及び後継船舶の確保に関する方針」
を関係閣僚の間で申合せた。その
中で、後継船舶の供用開始時期や保有形態及び基本仕様などを定めた。
これを踏まえ、平成21年度には後継船舶の調達及び運航を行う事業者を選定し、平成24年度を目途として
後継船舶の供用を開始できるよう努めている。
●北方領土返還要求運動への参加意欲
●北方領土問題の認知度
平成20年10月に内閣府政府広報室が実施し
た「北方領問題に関する特別世論調査」(全国20歳
以上の者3,000人 有効回収率:60.9% )の
結果によると、北方領土問題についての認知度はか
なり高い。
また返還要求運動への参加意欲について
は、
「機会があれば参加したい」
という人達が全体の
3分の1近く存在し、一方、参加の阻害要因として
四島交流等使用船舶の確保
80
時間や労力の負担が
大きいから
積 極 的 機 会 が あ あまり参 参加したく どちらとも わからない
に参加し れ ば に 参 加したく ない
いえない
たい
加したい
ない
1.4 0.5
2.0
該当者数
総数(1,826 人)
18.8
100
・参加の阻害要因(「参加したくない理由」)
として、
「時間や
労力の負担 が大きいから」や「活動の内容がわからな
いから」
を挙げる者が多い。
0
4.1
32.5
20
36.6
40
2.0
22.8
60
80
40.2
活動の内容がわから
ないから
36.2
効果や必要性がある
と思わないから
18.8
16.5
関心がないから
健康上の問題などがあり、
参加することが難しいから
誰かがやってくれると
思うから
0
100
20
15.0
10.2
10
総数(N=1,085 人、M.T.=144.7%)
20
30
40
50
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