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米国大学の GIS 教育プログラム

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米国大学の GIS 教育プログラム
GIS -理論と応用
Theor y and Applications of GIS, 2008, Vol. 16, No.2, pp.35-41
【研究・技術ノート】
米国大学の GIS 教育プログラム
- 2007 年度の調査-
河端瑞貴・タパ ラジェッシュ バハドール
GIS Education Programs at US Colleges and Universities:
Investigation of the 2007-08 Academic Year
Mizuki KAWABATA, Rajesh Bahadur THAPA
Abstract: Developing systematic GIS education programs is an important issue in Japan.
This paper examined GIS education programs at US colleges and universities for the 2007-08
academic year. A majority(72%)of the GIS education programs awarded certificates while
the remainder(28%)awarded degrees. Approximately 40% of the GIS education programs
were based on interdepartmental cooperation. Among ten main classes(fields)of the Dewey
Decimal Classification system, the field of history & geography played the most important role
in the GIS education programs, while the fields of computer science, information and general
works, science, social sciences, and technology played relatively significant roles. Cooperation
between any combinations of two of these five fields was found with similar frequencies in
around 10% of all programs. GIS education programs are considerably more advanced in the
US than in Japan.
Keywords: GIS 教育プログラム(GIS education programs),学位プログラム(degree programs),
修了証書プログラム(certificate programs)
,学問分野構成(composition of academic fields)
,
米国大学(US colleges and universities)
1.はじめに
度に活用する社会の実現や,これを担う人材の育
近年,GIS の人材育成がますます重要になってい
成が重要であることが指摘されている(内閣官房,
る.たとえば著名な科学誌 Nature の中で,GIS は
2008).
将来が期待される重要な技術であり,さまざまな
しかしながら,日本の大学では,GIS の体系的な
分野で GIS の人材需要が急速に拡大していること
教育はほとんど行われていない.GIS 関連の科目は
が紹介されている(Butler,2006;Gewin,2004).
少なからず提供されているが,多くの場合,学科や
2008 年 4 月に閣議決定された日本の地理空間情報
専攻別に科目が散在している.GIS は,学際性が高
活用推進基本計画においても,地理空間情報を高
く分野横断的であるため,GIS の教育体系を確立す
るためには分野連携を推進する必要がある(岡部,
河端:〒 277-8568 千葉県柏市柏の葉 5-1-5
東京大学 空間情報科科学研究センター
Center for Spatial Information Science, The University of Tokyo
5-1-5 Kashiwanoha Kashiwa-shi, Chiba, 277-8568
TEL:04-7136-4310
E-mail:[email protected]
2006;村山,2008).こうした中,GIS 教育の研究
面では,異なる分野や所属のメンバーが協調するよ
うになってきている.たとえば,科学研究費補助金
基盤研究(A)の交付を受けた,「地理情報科学標
- -
123µ
(35)
準カリキュラム・コンテンツの持続協働型ウェブラ
て調査した.
イブラリーの開発研究」(代表:岡部篤行,2005~
なお,本稿では便宜上,学部,学科,センターな
2007 年 度,http://curricula.csis.u-tokyo.ac.jp/) や,
どの学内組織をまとめて学科と記す.また,地理情
「地理情報科学の教授法の確立-大学でいかに効果
報システム(Geographic Information System)と地
的に GIS を教えるか-」(代表:村山祐司,2005~
理情報科学(Geographic Information Science)を,
2008 年 度,http://gis.sk.tsukuba.ac.jp/) の 研 究 プ
それぞれ GIS と GIScience などと区別して記すこと
ロジェクトには,幅広い分野の学際的な専門家が参
が多くなっているが,両者とも GIS と記す.
画している.しかし,GIS 教育の実践面では,異な
学問分野の分類には,書籍の分類法として世界
る分野が効果的に連携した教育はほとんど見られ
で広く使われているデューイ十進分類法(OCLC,
ず,今後の課題となっている.
2003)を利用した.デューイ十進分類法の第 1 レベ
一方,米国では,GIS 関連の学位(degree)や修
ルでは,以下の 10 の大分類(main classes)が定義
了証書(certificate)を授与するプログラム(以下,
されている.
GIS 教育プログラムと記す)を開設している大学が
• 000 - 計算機科学,情報・総記
多く,その中に学科間の連携がしばしばみられる(河
• 100 - 哲学・心理学
端ほか,2006).米国大学の GIS 教育プログラムに
• 200 - 宗教
ついては,2006 年度(2006-07 academic year)のカ
• 300 - 社会科学
リキュラムと,その中における地理系と工学・情報
• 400 - 言語
系の連携状況を調査した報告がある(河端・タパ,
• 500 - 科学
2008).本研究では,その継続研究として,2007 年
• 600 - 技術
度(2007-08 academic year)の米国大学の GIS 教育
• 700 - 芸術・レクリエーション
プログラムの構成と,2006 年度の調査よりも広範
• 800 - 文学
な学問分野の構成と連携について調査した.
• 900 - 歴史・地理
デューイ十進分類法では,これらの大分類がそれ
2.調査方法
ぞれ 10 の小分類(division)に細分化され,これら
調査対象の GIS 教育プログラムは,河端・タパ
の小分類はさらにそれぞれ 10 の区分(section)へ
(2008)の 2006 年度の調査と同様に選定した.具
と細分化される.本調査では,学科名から判断して
体的には,URISA(Urban and Regional Information
各学科を大分類レベルの学問分野に分け,各学問分
Systems Association)のウェブサイトに掲載され
野の学科に属する科目を,その学問分野の科目とし
ていた 2007 年度の GIS 教育プログラムのリスト
た.そして学問分野はそれぞれ「系」をつけて呼ぶ.
(http://urisa.org/career/colleges)から,米国の大
複数の学問分野にまたがる名前の学科については,
学であること,およびカリキュラムの情報がウェブ
次のように分類した.学科名に‘computer’また
上に公開されていることの 2 つの条件を満たす GIS
は‘information system
(s)’(GIS を 除 く ) が 含 ま
教育プログラム 163 件(大学 108 校)を選び,それ
れるものは計算機科学,情報・総記系(以下,情報
らを調査対象とした.
系と記す),‘technology’または‘engineering’が
次に,各 GIS 教育プログラムについて,2007 年
含まれるものは技術系,‘geography’が含まれる
度のカリキュラムの概要,学科,科目などを調査し,
ものは歴史・地理系,GIS が含まれるものや分類が
GIS 教育プログラムのデータベースを作成した.そ
困難なものは「その他」に分類した.
してこのデータベースを用いて,GIS 教育プログラ
ムの(1)学位・修了証書別の構成,(2)学問分野
別の構成,および(3)学問分野の連携状況につい
- -
124µ
(36)
3.調査結果
の中の線)および中央 50%の分布(箱の範囲)をみ
3.1.学位・修了証書別の構成
ると,修了証書よりも正式な学位を授与するプログ
まず,学位と修了証書の種別の GIS 教育プログ
ラムの方が,相対的に提供科目数が多いことがわか
ラム数について,2007 年度の状況および 2006 年度
る.ただし,修了証書の中にも,外れ値(箱の外側
からの変化を調査した(図 1).ここで,2006 年度
の丸い点)に示されるように,科目数が非常に多い
のデータは河端・タパ(2008)の調査結果を用いて
ものがある.たとえば,コスムネズリバーカレッジ
いる.2007 年度の GIS 教育プログラム 163 件の中で,
(Cosumnes River College) の デ ス ク ト ッ プ GIS の
学位を授与するプログラムは,博士号 1 件,修士号
応用修了証書(Certificate in Applications of Desktop
17 件,学士号 11 件,準学士号 16 件であり,合計
GIS)プログラムは,修了証書としては極めて多い
45 件(28%)であった.なお,準学士号とは,通常
53 科目を提供している.
2 年間で取得できる学士号の下のレベルの学位であ
提供科目数は,学位プログラムの中では相対的に
る.修了証書を授与するプログラムは 118 件(72%)
学士号が最も多く,次いで,準学士号,修・博士号
であり,GIS 教育プログラムにおいては修了証書プ
となっている.4 年制を基本とする学士号の方が,2
ログラムが大多数を占めていることがわかる.
年制を基本とする準学士号よりも科目数が多く,専
2006~2007 年度の変化をみると,わずか 1 年間で,
門性の高い修・博士号では科目数が少ない傾向があ
GIS 教育プログラムが 116 件から 163 件へと約 4 割
ると思われる.
も増加している.学位プログラムと修了証書プログ
さらに,必修・選択科目に分けて各 GIS 教育プ
ラムはともに増加しているが,全 GIS 教育プログ
ログラムが提供する科目数を調査した(図 3 と図 4).
ラムに占める割合をみると,学位は 22%から 28%
科目数の中央値と中央 50%の分布をみると,必修
へと増えており,学位プログラムが相対的に増えて
科目として提供されている科目数は,相対的に学士
いることがわかる.
号と準学士号が多く,修・博士号と修了証書が少な
い.一方,選択科目として提供されている科目数は,
120
118
2006-07(合計116)
2007-08(合計163)
100
科目数の中央値は,必修・選択科目ともに修了証
書が最も少ないが,外れ値に示されるように,修了
60
証書としては科目数が極めて多いものがある.たと
40
0
みられないが,これらと比較して学士号が著しく多
い.
90
80
20
修・博士号,準学士号,修了証書の間に大きな差は
9
1 1
17
6
11
10
えば,ヘイウッドコミュニティカレッジ(Haywood
16
Community College) の GIS/GPS 技 術 修 了 証 書
(Cer tificate in GIS/Global Positioning System
博士号
修士号
学士号
準学士号 修了証書
Technology)プログラムは,必修科目としては非
常に多い 25 科目を提供している.ただし,これら
図 1 GIS 教育プログラム数
の必修科目はすべてを履修する必要はなく,選択必
次に,2007 年度の各 GIS 教育プログラムが提供
修科目となっている.
する科目数を調査した.各 GIS 教育プログラムが提
次に,GIS 教育プログラムを構成する学科の数を
供する科目数は,平均 16,中央値 12,最少 1,最大
調査した(図 5).学科の情報が得られた 159 件の
78 であった.図 2 に,学位(修・博士号,学士号,
GIS 教育プログラムの中で,構成学科が 1 つのプロ
準学士号の 3 分類)と修了証書別の科目数の箱ひげ
グラムは 62%,2 つは 9%,3 つは 8%,4 つ以上は
図を示す.学位・修了証書別の科目数の中央値(箱
21%であった.単独の学科で構成されるプログラム
- -
125µ
(37)
科目数
多い一方で,複数の学科で構成されるプログラムは
80
比較的少ない.他方,これとは逆に,学士号と準学
60
士号においては,単独の学科で構成されるプログラ
ムがそれぞれ約 3 割,2 割と少ない一方で,複数の
40
学科が連携して構成されるプログラムが大多数を占
20
めている.これらの結果から,学科間の連携は,大
0
全科目の
中央値
(12)
1
修・博士号
2
学士号
3
準学士号
学院レベルの学位と修了証書を授与するプログラム
では比較的活発ではないが,学士号と準学士号を授
与するプログラムでは盛んであることがわかる.特
4
修了証書
に,準学士号プログラムでは,4 つ以上の学科が連
図 2 GIS 教育プログラムの科目数
携する割合が約 7 割と非常に高い.これは,2 年制
のコミュニティカレッジの学科は一般的に規模が小
60
科目数
さく,学科間で連携する必要性が高いことや,その
40
連携が比較的容易であるためではないかと考えられ
20
る.
4学科
以上
21%
0
全必修科目
の中央値
(6)
1
修・博士号
2
学士号
3
4
準学士号 修了証書
3学科
8%
図 3 GIS 教育プログラムの必修科目数
1学科
62%
2学科
9%
60
科目数
40
図 5 構成学科数別の GIS 教育プログラムの割合
11%
11%
20
1学科
0
全選択科目
の中央値
(9)
1
修・博士号
2
学士号
3
準学士号
2学科
3学科
45%
78%
4
準学士号
図 4 GIS 教育プログラムの選択科目数
19%
が過半数を占めているが,複数の学科が連携したプ
ログラムも約 4 割と多いことがわかる.特に,4 つ
69%
6%
6%
27%
27%
0%
4学科以上
修了証書
学士号
修・博士号
0%
修了証書
8%
14%
10%
68%
以上の学科が連携したプログラムが 2 割以上存在し
ていることは注目に値する.
さらに,学位と修了証書に分けて調べると(図
6),修・博士号と修了証書においては,単独の学科
で構成されるプログラムがそれぞれ約 8 割,7 割と
- -
126µ
(38)
図 6 構成学科数および学位・修了証書別の
GIS 教育プログラムの割合 3.2.学問分野別の構成
他の分野と連携して GIS 教育プログラムを構成す
次に,学問分野別の構成を調査した.まず,調査
る傾向があることが推察される.
対象の GIS 教育プログラムの科目全体に占める学
問分野の割合を調べた(図 7).なお,デューイ十
進分類法の大分類の中で,哲学・心理学系と宗教系
情報系
の 2 つに該当する科目は存在しなかったため,これ
社会科学系
らの分野は図から省いている.分野の情報が得られ
言語系
た 2,565 科目の中で,最も多いのは歴史・地理系の
科学系
15%
33%であった.この中で,歴史系に属する科目はわ
技術系
15%
ずか 3 科目(1%未満)であるため,実質的には地
芸術・レクリエーション系
理系の科目といえる.次いで,科学系,技術系のそ
文学系
れぞれ 15%,社会科学系の 9%,情報系の 6%と続
歴史・地理系
いており,これら 4 分野の科目も少なからず開設さ
その他
れている.(文学系の科目は 0%となっているが,1
6%
9%
1%
2%
0%
33%
19%
0%
25%
50%
図 7 科目全体に占める各学問分野の割合
科目提供されている.)
次に,分野情報を有する GIS 教育プログラム 159
件の中で,各学問分野を含むプログラムの割合を調
査した(図 8)
.この割合をみると,歴史・地理系が
情報系
最も多く,過半数(52%)の GIS 教育プログラムに
社会科学系
含まれていた.続いて,社会科学系,科学系および
言語系
技術系がそれぞれ約 3 割,情報系が約 2 割となって
科学系
30%
技術系
28%
おり,これら 4 分野を含むプログラムも少なくない.
次に,GIS 教育プログラムにおいて中心的な役割
8%
8%
1%
文学系
52%
歴史・地理系
の中で最大の科目数を提供している学科の学問分野
29%
その他
を主分野と定義し,159 件のプログラムにおける主
ラムの中に複数の主分野がある場合は,それぞれの
25%
芸術・レクリエーション系
を果たしている分野を調べるために,各プログラム
分野の割合を調査した(図 9).なお,1 つのプログ
18%
0%
25%
50%
75%
100%
図 8 各学問分野を含む GIS 教育プログラムの割合
合計が 1 となるように均等に計上している.たとえ
ば,主分野が 2 つの場合は,主分野としてそれぞれ
1%
情報系
0.5 ずつを計上している.主分野となっている割合
7%
社会科学系
は,歴史・地理系が 43%と最も多かった.次いで,
言語系
0%
技術系の 12%,科学系の 11%,社会科学系の 7%
科学系
11%
となっている.情報系,芸術・レクリエーション系,
技術系
12%
文学系は 1%以下と少なかった.
1%
芸術・レクリエーション系
興味深いことに,図 7 と図 9 とを見比べてみると,
文学系
歴史・地理系は科目全体に占める割合よりも主分野
歴史・地理系
となっている割合の方が高い一方で,その他の 7 分
その他
野(図中の「その他」の分野を除く)は逆の傾向が
ある.この結果から,歴史・地理系以外の分野は,
0%
43%
24%
0%
25%
50%
図 9 GIS 教育プログラムにおける主分野の割合
- -
127µ
(39)
3.3.学問分野の連携状況
次に,5 つの学問分野の中の 2 分野を含む,すな
最後に,科目全体に占める割合が上位 5 つの学問
わちそれら 2 分野が連携している GIS 教育プログ
分野であった,情報系,社会科学系,科学系,技術
ラムの割合を調べると(図 11),8~16%と全体的
系,および歴史・地理系について,分野連携の状況
にほぼ 1 割前後であった.
を調査した.まず,これら 5 つの学問分野がそれぞ
れ単独で構成する GIS 教育プログラムの割合を調
4.おわりに
べると(図 10),歴史・地理系が約 3 割と最も多く,
米国の大学では,GIS 教育プログラムが急速に発
その他の 4 分野は 1 割未満であった.特に,情報系
達している.2006~2007 年度の 1 年間で,調査対
は 0%であり,情報系が単独で構成するプログラム
象の GIS 教育プログラムは約 4 割も増加し,修了
は存在しないことがわかる.図 8 と図 10 とを見比
証書に対して学位を授与するプログラムが相対的に
べてみると,歴史・地理系は,他の分野と連携する
増えていた.GIS 教育プログラムにおいては,学科
割合(24%=52%-28%)よりも単独でプログラム
の連携がしばしばみられ,学科連携は学士号と準学
を構成する割合(28%)の方が多いが,その他の 4
士号プログラムに特に多くみられた.GIS 教育プロ
分野は,逆の傾向があることがわかる.この結果は,
グラムを構成する学科と科目を,デューイ十進分類
3.2 節の最後に述べた推察を裏付けている.
法を用いて 10 の学問分野に分類すると,歴史・地
理系が中心的役割を担っているプログラムが多い
情報系
が,情報系,社会科学系,科学系,技術系が関わる
0%
社会科学系
4%
科学系
6%
プログラムも少なからず存在していた.また,これ
ら 5 分野の中から 2 分野の組合せによる連携が,同
程度に約 1 割の GIS 教育プログラムにみられ,分
8%
技術系
野連携の在り方が多様である様子が窺えた.日本に
おいても,こうした米国の事例などを参考に,GIS
28%
歴史・地理系
0%
25%
50%
75%
教育プログラムを充実させる必要があると思われ
100%
る.
図 10 単独の学問分野で構成される
GIS 教育プログラムの割合
謝辞
本研究は,科学研究費補助金基盤研究(A)課題
8%
情報系と社会科学系
番号 17200052(研究代表者:岡部篤行),17202023
12%
情報系と科学系
(研究代表者:村山祐司),および財団法人福武学術
8%
情報系と技術系
文化振興財団の助成を受けたものである.本研究を
11%
情報系と歴史・地理系
遂行するにあたり,上記基盤研究(A)の研究メン
16%
社会科学系と科学系
社会科学系と技術系
11%
社会科学系と歴史・地理系
13%
科学系と技術系
14%
科学系と歴史・地理系
13%
技術系と歴史・地理系
11%
0%
25%
バーより有益な意見とご協力をいただいた.特に
小口 高先生には貴重な助言をいただいた.ここに
感謝の意を表する.
50%
75% 100%
図 11 2 つの異なる学問分野の連携を含む
GIS 教育プログラムの割合
- -
128µ
(40)
参考文献
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GEO」,1
(1),67-74.
河端瑞貴・岩田 央・江崎亮介・倉田陽平・奈良 温・
濱田由紀・山崎裕太郎(2006)北米大学 14 校の地
理情報科学教育システム調査.「GIS -理論と応用」,
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14
河端瑞貴・タパ ラジェッシュ バハドール(2008)米国大
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- -
129µ
(41)
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