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バウムコンサート No.70

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バウムコンサート No.70
発行日
2007年 3月 1日
Guitar Workshop ANDANTE
バウムコンサート No.70
第24回 スペインギター音楽コンクール優勝記念
ゲスト:前田 司
会 場:アンダンテ・バウムハレ
日 時:2007年 3月 11日 (日)17:00 開演
入場料:¥2,500
(コーヒー茶菓つき)要予約
前田 司 プロフィール
Program
大序曲
M.ジュリアーニ
もしも私が羊歯ならばによる変奏曲
F.ソル
序奏とロンド
D.アグアド
(コーヒー・ブレイク)
BWV998 プレリュード
J.S.バッハ
チ リ 舞 曲
A . ヨ ー ク
アラビア風奇想曲
F.タルレガ
ブエノスアイレスの夏
A.ピアソラ
あるタンゲーロの死に寄せる哀歌~
エピローグ
M .プ ホ ー ル
途中演奏曲目の変更がある場合もございます。
12歳からクラシックギターを始め、小泉 広氏・
糸山泰弘氏・北沢重靖氏・畑内 浩氏に師事。
現在は、佐野正隆氏に師事。佐野ギター教室 講
師。
大東文化大学 エクステンションセンター ギター講
師。
リバースアカデミー師友塾 東京校 ギター講師。
佐野ギターアンサンブル / ギターアンサンブル“ア
ネモス” 所属。
第24回 スペインギター音楽コンクール 第1位、
第18回 日本ギター重奏コンクール 第1位、
第27回 GLC学生ギターコンクール大学生の部
第1位、その他のコンクールでも上位入賞。
スコット・テナントのマスタークラスを受講。
ドイツ・ヴァイカースハイム国際音楽祭に参加。
フレッシュ・クラシック・コンサート2002 出演。
バウムコンサートNo.70は、スペインギター音楽コンクール優勝者への賞品としてアンダンテが開催するギターコ
ンサートです。従って今回は昨年、第24回の優勝者、前田司氏がゲストです。
すでにギタリストとしての実質的な活動も開始している前田氏ですが、昨年の優勝は今後の活躍の大きな起爆剤
となることでしょう。通常アンダンテ・バウムハレのコンサートは前半・後半と二部に分かれる構成で、その中でもこ
の優勝記念コンサートではゲストは後半でしか演奏しないケースが多いんですが、今回はフル出演ということで、
前田氏の意欲のほどが伺えます。また、これまでの実績を伺わせるレパートリーの広さが目を惹きます。
G u i t a r
W o r k s h o p
A N D A N T E
アンダンテ:〒101-0052東京都千代田区神田小川町3-16 鈴木ビル 2F
営業時間
平日/11:00~19:00
土・日・祭日/11:00~17:30
TEL=03(5281)0922
Email : [email protected]
FAX=03(5281)0923
http:andante.aki.gs
バウムコンサート No.71
ゲスト:長谷川郁夫 (Gt) &
国枝俊太郎(Fl)
会 場:アンダンテバウムハレ
日 時:2007年 4月14 (土) 17:00 開演
入場料:¥2,500 (要予約)
撮影:浅見 隆平
国枝俊太郎&長谷川郁夫 プロフィール
プログラム
笛とギターの骨董品デュオ“CURIOS(キュリオス)”
国枝俊太郎(フルート・リコーダー)&
長谷川郁夫(ギター・ラウテ)
18~19世紀のフルートとリコーダーを巧みに使い分け
る国枝俊太郎と、やはり19世紀のヨーロッパ各地のギ
ターを演奏する長谷川郁夫による当時のオリジナル楽
器を使ったデュオ。
フルート&ギターでは楽譜やアレンジにもこだわり、19
世紀当時の音と空気の再現を目指す一方、リコーダー
&リュートギターでは“クラシックでレトロでノスタルジッ
クでポップ”をキーワードに音楽の果てしない広がりを
開拓している。
2005年よりライブ活動を始め、好評を博している。
セ
山
ロ
セ
ト
レナーデ
村 の 人 々
マ ン ス
レ ナ ー デ
ル コ 行 進 曲
“歌の翼に”幻想曲
セレナーデ
カルッリ
コ ス ト
ソ ル 伝
ジ ュ リ ア ー ニ
モ ー ツ ァ ル ト
メンデルスゾーン~
シュテックメスト
シューベルト~
ベーム
他
(プログラムの変更などがありましたら、ホームページで
ご案内いたします。)
使用楽器:
フルート・・・「Button&Whitaker(バトン&ウィタッカー)」1809-14年
ギター・・・ルネ・フランソワ・ラコート1828年
アンダンテにおける久々のフルートとギターによるアンサンブルです。
今回、使用される楽器はフルート、ギターともに19世紀に製作されたものです。
プログラムも使用楽器に合わせて、19世紀の楽曲がほとんどを占めています。
最近はこういった19世紀ギターを使用したコンサートが盛んに行われるようになって、珍しくも
なくなってきましたが、そうはいっても、普段モダンギターを聴き慣れた耳からすれば、素直に
19世紀ギターの良さを受け入れるに至るまでにはなかなか難しい現実もあるようです。
それはなんと言っても、現代の楽器に至る過程の、所詮は“不完全な代物”。音程や、鳴り方の
不均一性、音量の問題などモダンギターと比べれば欠点ばかりが目立って、そこを突かれると全
く勝ち目がありません。しかし、ほぼ完全と見られる機能や構造を備えた現代の楽器でも、殊こ
こにたどり着くまでに犠牲にしたものは少なくないということに思いを至らせれば、それがどん
なものか確かめてみようという気になりません?
欠点が多いにもかかわらず、あえてピリオド楽器(=楽曲が生まれた時代に使用されていた楽
器)を使用する理由というのは、一体それがどんな音がしていたかという興味本位の次元ではな
く、正にその失ったものが当時の楽曲を表現する上でこの上もなく重要であったというところに
あります。そう思えば俄然この類のコンサートに興味が湧いてくるのではないでしょうか。
音量、音の均質性、音程。この3つ目の音程に関しては当然、正確であることに越したことはな
いんですが、これは多分に演奏する環境と、奏者の技術的問題が関わってきますので、この部分
で演奏すべてを評価されないようお願いしたいところです。音量が本当にモダンギターに比べて
小さいか。音質の不均質性は劣っていることを意味するのか。それらを検証してみませんか。
T o p i c s
第5回 '07 3月 17
17日(土)
日(土) 16:00~1
:00~18
8:30 (今後の
(今後の開催日
開催日 4/21 ・5
・5/
/26)
入場料
入場料:¥
:¥1,000
:¥1,000(コーヒー代として)
1,000
参加費
参加費:
:¥2,000 (10分未満)~ 10分未満を1つの単位として2単位以上1単位増えるごとに¥1,000ずつ加算。
(例:演奏時間が20分以上30分未満の場合は¥4,000【内¥1,000はコーヒー代】)
すでに4回開催されました
お気軽にご参加を!!
昨年11月18日より従来の土曜ゼミとは別に、土曜
ゼミ“藏カフェ”バージョンを開催しております。
開催日は原則毎月の第3土曜です(通常の土曜ゼミ
が第2土曜日の場合のみ第4土曜に開催します)。
藏カフェとは、神保町はアンダンテ近くにある珈琲
舎『藏』のこと。アンダンテが現在の場所に店舗を
構えた12年前から一年間ほど、『藏カフェコン
サート』と称して、この『藏』を借り切ったギター
コンサートを2ヶ月に1度くらいのペースで催した
ことがあります。
この“藏カフェ”バージョンによって、最近増える
土曜ゼミ・エントリーのキャンセル待ちに対応きる
だけでなく、なんと藏バージョンでは、演奏時間の
制限を設けておりません。極端な話、アマチュアギ
タリストによるリサイタル形式のコンサートも可能
です。
店 内 雰 囲 気、音 響 と も 良 く、正 直 も っ と も プ レ ッ
シャーにさいなまれるという、悪名高きアンダンテ・
サロン(場合によっては訓練の場としては最高)より
も、舞台環境としてはずっとやりやすいと思います。
これまでの土曜ゼミは前回案内で3ヶ月も前からエント
リーをしなければ出演が叶わないことに触れました
が、最近ではそれが4ヶ月に伸びております。
従来の土曜ゼミがますますの狭き門となり、メンバー
固定化の流れもできていますので、今後はこの藏ゼミ
が新たなアマチュアギタリスト活躍の場となることが
期待できます。
比較的、土壇場での申し込みも可能、どなたでも参加
歓迎です。また藏のオーナー 鈴木氏の入れるプロの旨
いコーヒーと、上品なウェジウッドのコーヒーカップ
も雰囲気をもり立ててくれます。
カルロス・ボネル 初来日リサイタル !!
ただ今発売中 アンダンテでチケット取扱 !!
モサラベ聖歌
パヴァーナ
カ ナ リ オ ス
組曲ト長調
シ ャ コ ン ヌ イ 長 調
リュート組曲第1番(BWV996)
2007年5月19日(土)
PM7:15 開演 (PM6:45開場)
白寿ホール 全席指定席¥5,500
作者不詳(1000~1050)
ピサド-ル(1500~1557)
サ ン ス
ドゥ・ヴィゼー
ヴ ァ イ ス
J .S .バ ッ ハ
(休憩)
アストゥリアス、グラナダ
アルベニス
隔月ギターマガジン創刊
聖歌
ターヴナー(1944)
2つの小品
ロ ル カ
粉 屋 の 踊 り
フ ァ リ ャ
エヴァンゲリウム
ビンゲン(1098~1179)
坂場圭介氏が新たに講師陣に加わりました。
アンダンテギタースクール随時生徒募集中!!
1980年生まれ。 クラシックギターを筧優、三上進両氏に師事。
2002年、慶応義塾大学経済学部卒業後、渡仏。パリ・エコールノルマル音楽院にてアルベルト・ポンセ氏に師事。
2003年、渡米。シカゴ芸術音楽大学修士課程ギター科(別称:ルーズベルト大学院)に奨学金を得て入学。ギター
をデニス・アザバギッチ、セルジオ・アサド両氏に師事。また、教育法、脱力法、ギター史、ギター和声等をパメラ・キ
ンメル女史に学ぶ。 ☆2007年、同大学院同科を首席で卒業、修士号を得る。
主なコンクール歴として、
1998年 第20回ジュニアギターコンクール最優秀賞受賞。 1999年 第28回神奈川新人ギタリストオーディショ
ン合格。 2000年 第25回学生ギターコンクール大学生の部1位。第18回スペインギター音楽コンクール第3位。
2006年 UFAM国際ギターコンクール(フランス)第3位 これまでに、ローラン・ディアンス、オスカー・ギリア、ステ
ファノ・グロンドーナ、マヌエル・バビローニ、アンドリュー・ゾーン、ステファン・アーロン、ポール・ヘンリー各氏のマス
タークラスを受講。
松田晃演 CD トーレス録音集
Sound Of The Guitar
No.2~4
ギター観が変わるくらい強いインパクトのある音色!!
邦人ギター界の重鎮、松田晃演氏による
渾身のトーレス演奏。
松田晃演氏は、セゴビアを師とし、当然のことながらマエストロから多大なる影響を受けたギタリス
トの一人です。氏にとっては、おそらく目の前で聴く巨匠セゴビアのギターはやはり絶対的で、他を
圧倒する力強さと美しさに溢れ、これこそ理想的な音であったと想像します。
しかし松田晃演氏の以下に紹介するディスクで聴かれるトーレスの演奏はそういったセゴビア的音楽
観とは違って、別の意味でギター音楽の一つの理想を示すに充分な強いインパクトがあります。
ギターがハウザーⅠ世であれM.ラミレスであれセゴビアが弾けばすべて“セゴビアになる”という
独自の世界が存在する一方で、松田氏のこのディスクでの演奏は、ギターを根源的なところまで掘り
下げることによってしか到達しえない究極の“ギターらしさ”を浮き彫りにしています。
トーレスという名器との語らいによる奥深い語り口。ギターというのは本来こういう風な音がして、
ここで奏されているような歌い方で歌うと、聴く者の魂をこんなにまで揺り動かすことができるのか
という魔力。ギターを趣味としたことに改めて勇気づけられ、そして数ある楽器の中から何故ギター
でなければならないのかの理由を見つけることのできるディスクとなっています。
“トーレス”を弾いたCDはW.リースケ、S.グロンドーナなどいくつかリリースされましたが、
松田晃演氏の演奏はいずれのトーレス演奏ともひと味違う詩情豊かなものに仕上がっています。
C DARM-3004「サウンドオブザギター4」使用楽器トーレス
2006年発売
¥2.000.-(消費税込)
ショ-ト・プログラム
前奏曲/ジーグ
J. S.バッハチェロ組曲第3番より (4:46+4:19)
セヴィーリャ
I.アルベニス (5:15)
なみだ(ラグリーマ)
F.タルレガ (1:44)
スズメ
M. C.-Tedesco「プラテロと私」より (4:14)
C DARM-3003「サウンドオブザギター3」使用楽器トーレス
☆アレグロ・ノン・トロッポ「前奏曲」
(M.M.ポンセ)
☆前奏曲第6番
(M.M.ポンセ)
☆聖母の御子
(スペイン民謡)
☆前奏曲第1番ホ短調
(H.ヴィラ=ロボス)
☆前奏曲第3番イ短調
(H.ヴィラ=ロボス)
☆前奏曲~チェロ組曲第1番より(J.S.バッハ/M.ポンセ編)
☆小ワルツ
(M.M.ポンセ)
2003年発売
☆先生への捧げ物~ゴヤの24のカプリーチョより
(M.カステルヌオーヴォ=テデスコ)
☆ソナタ第3番
(M.M.ポンセ)
第1楽章:アレグロ・モデラート
第2楽章:シャンソン
第3楽章:アレグロ・ノン・トロッポ
C D「サウンドオブザギター2」使用楽器トーレスARM-3002
☆鳥の歌
☆前奏曲第5番
☆パバーナ、マリエッタ
☆グラン・ソロ
☆前奏曲&フーガイ短調 ~ (bwv997)
(スペイン民謡)
(F.タレガ)
(F.タレガ)
(F.ソル)
(J.S.バッハ)
¥3.000.-(消費税込)
1994年発売
¥3.000.-(消費税込)
☆グラナダ
(I.アルベニス)
☆小ワルツ
(M.M.ポンセ)
☆ギター&チェンバロのためのソナタ
Allegro Molto ~
(M.M.ポンセ)
Andantino ~ Allegro non Troppo
隔月刊、A4変形判、100頁(予定)
CD付き、1,470円(税込み)
10%OFFにて販売!(送料別)
[第3号のハイライト]
Great
2月発行
Guitarist Composers
第3号好評発売中
○森に夢見る~パラグアイの“ ギターの詩人” アグスティン・バ
リオスの生涯 /リチャード・ストーヴァー(訳・濱路歩実)
○最新データによるフェルナンド・ソルの生涯?
/ブライアン・ジェファリ(訳・森 佳子)
付録CDの内容 23トラック、62分 1.マイ・ウェイ/クロード・フ
暖冬のせいで凍えた記憶のないまま春に突入しようとしております。それでもやっぱ
本号の推薦品
り春は春。気分も新たにギターライフの充実を図ってみてはいかがでしょう
リコネイル・・緊急つけ爪セット
¥3,990(税抜き¥3,800)→20%off
復 活
ステージに立つ直前に爪が割れた!
リコネイルは、そんなアクシデントに簡単に対応出来る貼付けタイプのつけ爪
キットです。
面倒な準備や道具はもちろん不要。
接着剤を使用しないので、爪を痛めません。
付属品
1) 付け爪
「リコネイル」 5サイズ各1枚
2) 粘着シート
「グルードット」 大・小、各1シート
3) 医療用伸縮テープ「3Mネクスケア」 1ロール
NS Capo
転ばぬ先の杖、不測の事態に備えて
ケースに常備してはいかがでしょう。
最新カポタスト
新発売
NS Capo
カポタスト (クラシックギター用 )簡単脱着!
ネッド・スタインバーガーによる流麗なデザインの NSカポ 。 超軽量のアルミニ
ウムを使用し、ネック重量の増加による違和感を解消する。 片手で簡単に着
脱が行え、スムーズな微調整が可能なマイクロメーター式スクリューで締め付
けることにより、ビビリのない正確なピッチのサウンドが得られる。
定価¥2,415(税込)→ ¥1,932 (20%off 別途送料が必要。)
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エルボウです。肘周辺の汗からギターを守ります。
伸び縮みしますので、肘にフィットし、ずれ落ちません。
プロアルテ
アンダンテ オリジナル ハイパー ミクロ クロス
¥1,680 (税込 送料別) 定価は¥2,100
¥1,000前後で販売されている極細繊維のクロスとは比べものにならな
いくらい手触りが柔らかく、油の吸着力も格段に優れています。
一拭きで光沢がよみがえる愛器に 気分もリフレッシュ!!
ウィーン19世紀ギター (ノーラベル・・シュタウファー?)
ウィーン19世紀ギター(1850年以降)松・ハカランダ(参考価格¥1,050,000)
マシンヘッド(ネック角度可変)
このウィーンの19世紀ギターは後にハウザーⅠ世などに時々見られるウィン
ナータイプのギターの原型となる構造をしており、例えばネック付け根にあるボ
ルトを回すことによってネックの角度を変えることができます。
マシンヘッドのため調弦はしやすく、モダンギターとの兼用には最適です。右手
のタッチもモダンギターとのギャップが少なくモダンギターを弾く要領で、19世
紀古典ギターの醍醐味を満喫できます。音はレプリカでは不可能な芯の太さと柔
らかさがありオリジナルならではの気品も備わっています。
アンダンテお奨めギターの一部
Guitar Workshop ANDANTE
H.ハウザーⅢ世
2006年 松・ハカランダ
(参考価格¥3,800,000 応相談)
ハウザーⅢ世の最高傑作と言っても過言ではない素晴らしい出来映えです。
今後の鳴りを予感させる①弦ハイポジションの線の太さに加え、濁りのないプリッと
した活きの良い立ち上がりの⑥弦など、出来上がったばかりというのにすでに名器
の片鱗をうかがわせています。Ⅰ世秘蔵の表面板と、極上ハカランダの組み合わ
せにより、風格もひときわ群を抜いており、Ⅲ世がこのギター製作に込めた気合い
がひしひしと伝わってきます。
Ⅲ世の出来たては張力が固く、正直、弾こうとしても辟易してしまうので、鳴ってくる
までに忍耐力が必要ですが、このギターはそういう点でも比較的弾きやすく、初め
から楽しんで演奏ができそうです。
Lli.ロディ
2006年 松・ハカランダ(定価¥1,680,000 応相談)
ドミンゴ・エステソ モデル
イタリアのモデナには3人のクラシックギター製作家がいますが、その内の一人がこ
のロディーです。みんなスペインの古名器のコピーを製作しており、このロディーに関
してはどういう訳か、サントスではなく、エステソのコピーを専門としているらしく、エステ
ソ以外のコピーをみたことがありません。
過去によほど素晴らしいエステソを見たか、サントスよりもエステソの鳴り方がロディー
にとって好きなのかも知れません。後者だとしたらこの製作家、かなりお目が高いと言
わなければなりません。イタリア人の製作家は本当に優れた人が多く、ロディも弾けば
納得です。
T.ペレス
2007年 松・ハカランダ(定価¥2,310,000 応相談)
A.de.トーレス モデル
2006年に共同製作者であるM.テッサーノスと袂を分かち、その後もそれぞ
れに同一スペックのギターを作り続けています。分かれた後の二人のギター
を比べても特に作風、音質、仕上げの完成度などに大きな差が認められませ
ん。
このトーレスコピーも例外ではなく、二人を特徴の違いで取捨することは不
可能です。単純に楽器の仕上がりを見て、好き嫌い・優劣で判断しするしか
ありません。他店でも時たま見かけますが、在庫の基準として、音にしなや
かさと透明感、それに余韻の長さでなどで、これはと感じたものを合格とし
ています。①弦の鳴り方がトーレス的で何ともいえない魅力があります。
M.コルドバ
2006年 松・ハカランダ(定価¥1,0050,000 応相談)
620mm
M.ラミレスモデル
最近は620mmという レディスよりも更に1cm短いギターの需要が結構あり、
しかも音質的にも標準サイズから持ち替えても充分に満足のいくレスポンスが得られ
ています。試奏もしない内に「どうせダメだろう」という判断は禁物です。弾きやすさ
と音とどちらを取るかという悩みともさよならです。鳴り方に伸びやかさがあり、弾
きやすく難曲が難曲でなくなります。
ハウザーⅡ世
1963年 松・ハカランダ パーフェクトコンディション(時価)
探しても出てこない60年代前半のⅡ世。状態、音質文句なし。
E.サンフェリュー1920年 松・ハカランダ (時価)
バリオス縁の名器。素晴らしい状態で音も健康的。知らないと損するギター。
P.コリアーニ 2007年 松・ハカランダ
トーレス フルコピー(定価¥2,310,000)
今回はトルナボスのないトーレスコピー。イタリアはスペインギター製作のメッカと化しています。
M.コルドバ 2006年 杉・ハカランダ(定価¥1,050,000 応相談)620mm
M.ラミレスモデル
Fly UP