...

全ページダウンロードはこちら(PDF形式、9.5Mバイト)

by user

on
Category: Documents
8

views

Report

Comments

Transcript

全ページダウンロードはこちら(PDF形式、9.5Mバイト)
7
2014
JULY
はいたっく 2014 年 7 月号
本印刷物は、Adobe 社 Acrobat により作成した PDFです。
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
SMB 市場
特集
Case Study
T&D情報システム
SMB市場 Case Study
三協製作所
FutureStage
自動車部品業向け生産管理システム
プライベートクラウドサービス
Frontier Report
国立大学法人北海道大学
情報基盤センター
*65;,5;:
特集 SMB市場
2014 July
2
7
げ、
お客さまの導入事例やお客さまの抱え
5
7
The One-UPクラブ
8
Windows Server® 2003リプレースソリューション
9
Case Study
紹介しました。SMB市場のお客さまが抱
SMBの「経営課題」
をトータルに「解決」する
製品/サービス/ソリューションをお届けします
人財育成でお悩みのお客さまに
充実した社員教育サービスを提供します
Windows Server® 2003からの
計画的で高付加価値な移行を支援します
カスタマイズにも対応した生産管理システムで
製品ごとに異なる工程を一元管理
株式会社三協製作所
11
る課題に対する日立の製品・サービスをご
える経営課題は千差万別です。そこでア
持続的な成長に向けた課題とIT活用
中堅・中小企業が日本経済を元気にする
日立の取り組み
編集部からのごあいさつ
今月の特集では、
「 SMB市場」
を取り上
概論
13
フロンティアレポート Vol.7
国内最大級のアカデミッククラウドを全国の研究者のために
(国立大学法人北海道大学情報基盤センター)
Case Study
ンケートなどをはじめ、お客さまの現場の
プライベートクラウドで個人情報を守りつつITコストを最適化
大同生命の統合システム基盤を構築
声を知り、お客さまにとって最適なソリュー
T&D情報システム株式会社
ションをご提供していきたいと日立は考えて
います。
15
この
「はいたっく」
はリニューアルから半年
が過ぎました。皆さまのお役に立つ情報誌
としてさらに進化していきたいと考えており
16
Solution Service Product
災害時の安否確認に役立つ音声SNSソリューション
「talkfield 災害時支援サービス」
ニュースリリースダイジェスト/Topics
ますので、
これからもご意見をおよせくださ
い。
よろしくお願いします。
(編集長)
発
行
発 行/
日 2014年7月1日 通巻566号
株式会社日立製作所 情報・通信システム社
お問い合わせ 経営戦略室 ブランド・コミュニケーション本部
TEL
(03)5471-8900
(ダイヤルイン)
〒140-8572 東京都品川区南大井六丁目27番18号
日立大森第二別館
印
1
刷 株式会社日立ドキュメントソリューションズ
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
はいたっく誌情報提供サイト
http://www.hitachi.co.jp/hitac-magazine/
本誌は環境に配慮し、植物油インキを使用しています。
SMB市場
SMB市場
特集
(Small and Medium Business)
日本経済の景気回復傾向を受け、
「 設備投資や研究開発費を増加」といった
見出しが新聞に躍るとおり、将来を見据えた積極的な投資を拡大する企業が
増えてきました。SMB(Small and Medium Business)
と呼ばれる中堅・
中小企業向けの市場でも、IT投資が拡大する傾向にあります。背景にあるのは、
生産性の向上や競争力の強化、長年培ってきた技術の継承や人財教育など、
SMBが抱える経営課題。今回の特集では、SMBに焦点を当て、経営課題の
解決に向けて、ITをどのように活用していくべきか、そして日立がその課題に
対し、
どのように取り組んでいるかをご紹介します。
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
2
特集
SMB市場
持続的な成長に
向けた課題と
活用
IT
中堅・中小企業が日本経済を元気にする
「日本経済は中堅・中小企業が支えている」
とよく言
開発支援を通じ、付加価値の高い事業の促進を
われます。
「2014 年版中小企業白書」
(経済産業省中
図っています。
小企業庁)によると、企業全体に占める中堅・中小企
業(SMB)の割合は、企業数が99.7%(約 385 万社)
、
従業者数では 69.7%(約 3,217 万人)
、付加価値額
(製造業)については36.7%(約 26.2 兆円)を占め
事業活動の原動力となる
人財教育の課題に着目
IT への投資対象としては、ソーシャル、モバイル、
ています。
アナリティクス・ビッグデータ、クラウド、セキュリティな
これらの数字からもSMBが日本経済の基盤を形
どのキーワードがあげられます。また、事業承継とい
成していることが分かります。大手企業も部品をはじ
う観点から、人財教育にも期待が集まっています。
め、SMBの製品・サービスを活用しており、同庁が
しかし、事業活動の原動力として人財にかかる比
強調するように、日本製品の信頼はSMBが支えて
重は、大手企業よりも大きいといえます。一方で、景
いると言っても過言ではありません。
気回復とともに人手不足が深刻化し、思うように人
企業が今後も成長していくためには、IT 投資は
財を確保できない、さらに、人財の育成が追いつか
重要な経営施策の一つです。大手シンクタンクやIT
ないといった声も聞かれます。加えて、新ビジネスや
系調査会社の調べによると、2009 年以降 2012 年ま
ベンチャー企業などにおいては若手経営者が増加
で急激に拡大したSMBにおけるIT 投資は、2014
する一方で、SMBの経営者の平均年齢が 58.9 歳と
年はいったん停滞するものの、2015 年から再びプラ
過去最高齢を更新するなど、後継者を含めた人財
スに転じるとみています。
の育成は、事業承継に対する喫緊の課題となって
政府もSMBを支援するさまざまな政策を打ち出し
いることがあげられます。
ています。一例として、後継者に事業資産を移管す
実際、日立が実施した企業向けのアンケート調査
る際に生じる税負担の特例制度があります。このほ
からも、主な経営課題として
「事業継続」
「技術継承」
か、雇用や技術を維持しながら、新事業の展開など
に加え「人財教育」をあげる企業が増えていました。
を支援するための事業引き継ぎ相談窓口の設置、
その内容としては、教育する時間だけでなく、教育
モノづくり基盤技術の研究開発や試作などの技術
する人財を確保できないという現実が浮かび上がっ
きっきん
3
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
SMB市場
◎ クラウド型と独自開発を組み合わせた
システム/アプリケーションへの投資意向
◎ クラウド型システム/アプリケーションへの投資意向
〈従業員数〉
2010年
16.5
2014年
29.4
27.7
23.3
9.4
32.7
6.1
101∼300人
27.9
22.9
23.7
40
4.1
100人以下
35.5
35
30
25
20
15
10
5
0%
2014年
25.4
301∼1,000人
24.4
2010年
13.7
1,001∼5,000人
10.5
0%
5
10
15
20
25
30
35
40
企業規模(従業員数)別のIT投資意向の変化(日経BPコンサルティング調べ)
てきました。
ある」
といった回答が上位を占めています。
こうした人財教育の課題を解決するためにITを
また、クラウドへの投資意向を企業規模
(従業員数)
活用した e -ラーニングを導入するケースが増えてい
別に比較すると、2010 ∼2014 年の5 年間でクラウド
ます。勤務場所や時間の制約などにとらわれない
への投資意向が顕著に伸びています(図)。
e -ラーニングの活用に加え、企業の成長には、体系
例えば、関心が高い事業継続計画(BCP※1)で
的かつ継続的な教育も大切です。社員のスキルアッ
は、クラウドサービスを活用すれば、ディザスタリカバ
プ、事業活動の活性化に役立てる人財教育の方法
リーとして遠隔地のデータセンターにデータをバック
を考えることが重要です。
アップしたり、増え続けるデータのストレージ容量を拡
張したりするといった柔軟な対応が可能です。
SMB の投資意向が
そのほかにも、事業の継続性という面では、経営
経営課題解決のための IT 活用に向く
戦略などトップの方針を全社員に伝えるだけでなく、
SMBの経営課題の変遷やIT活用については「中
現場の意見を吸い上げるコミュニケーションツールに
小企業等のIT活用に関する実態調査 調査報告書」
対する期待も高まっています。近年では、スマートフォ
(2012 年 9月 独立行政法人 情報処理推進機構調
ンを用いて従業員がアイデアなどを手軽に発信・共
べ)に詳しく書かれています。
有できる企業向けSNS※2にも注目が集まっています。
報告書によると、2007年の前回調査と比較して、
積極的なIT 活用により組織の活性化を図り、業務
SMB が抱える経営課題の中で重要度が高まってい
の効率化や売り上げ改善につなげようとしています。
るのは「社員のITリテラシーを向上させたい」
(48.8%
※1 Business Continuity Plan
※2 Social Networking Service
→61.9%)
「親会社・関連企業からのセキュリティ要
求に応えたい」
(49.3%→62.7%)の2 項目です。どち
SMBの抱える経営課題は千差万別です。日立で
らも10ポイント以上増加しており、今後の経営課題と
はお客さまの人財教育を支援する「The One-UPク
してSMBの経営者が、IT 活用に注目しているのが
ラブ」や、事例紹介や経営課題解決に役立つ情報
分かります。
を提供する「ナビパラ.コム」などの活動を継続して
クラウドへの期待については「ハードウェア、ソフト
行っています。次のページから、その取り組みを紹
ウェアの購入・導入・保守が不要」
「使いたいソフト
介します。
ウェアを安価に利用できる」
「災害対策として有効で
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
4
特集
SMB市場:日立の取り組み
SMBの
「経営課題」
を
トータルに
「解決」する
製品/サービス/ソリューションをお届けします
景気回復の追い風を受けて、
大手企業だけでなく
品質な製品を開発しています。このような豊富な実績
中堅・中小企業(SMB※1)の業績にも改善の兆しが見
をもとに、
パートナー企業と連携し幅広いお客さまにソ
え始めてきました。
さらなる売り上げ拡大や競争優位
リューションを提供しています。
性を保つため、
今後は企業活動を支えるITの有効活
また、
お客さまの人財育成をお手伝いする「The
用が、
SMBにとっても重要な課題となってきます。
One-UPクラブ」、
そして、
お客さまと良き相談役となる
近年はIT市場において、
ITリソースの最適化につ
全国各地のパートナー企業や日立とを円滑に結びつ
ながるサーバの仮想化/統合化が本格化し、
売り上げ
けるためのソリューションポータルサイト
「ナビパラ.コ
拡大への柔軟な対応やBCP※2にも寄与するクラウド
ム」なども用意し、
さまざまな側面からSMBの経営課
型サービスなどが拡充してきています。SMBにとって
題の解決を支援する仕組みを整えています。
はIT活用を強化できる大きなチャンスが到来している
※3「The One-UPクラブ」会員、
セミナー会員、
ナビパラ.コム会員に実施したWebア
ンケート(2013年上期)
ともいわれています。
※1 Small and Medium Business ※2 Business Continuity Plan
さまざまな側面から
SMBの経営課題の解決を支援
5
ITプラットフォーム製品を
豊富に品ぞろえ
SMB向けの製品として日立は、定評あるブレード
日立の会員コミュニティサイトにおいて実施した独自
サーバやPCサーバ、
ストレージなどで、
導入しやすい
調査※3によれば、
今後の経営課題として「スマートフォ
ミッドレンジ/エントリークラスの製品群を豊富にライン
ン・タブレットを活用した業務スタイル改革」
「サーバの
アップしています。
老朽化/基幹システムの見直し」
「企業内の業務知
システム管理者が容易に導入・運用できるパッ
識や技術継承」
「クラウドサービスの導入」
「人財の有
ケージ「Hitachi IT Operationsシリーズ」、各 拠 点
効活用」などが上位にランキングしています。
のファイルサーバを遠隔地のクラウドデータセンターに
こうした経営課題は、
単純にIT投資を増額すれば
バックアップしながら共有できる「Cloud on-Ramp」
、
解決するものではありません。企業トップがみずからの
データの利活用を背景とした高速データベースや
経営課題をしっかりと見据え、
“ビジネスにITをどう生か
データ転送技術のほか、
ビジネスを進化させる基幹
すのか”
“技術継承や人財育成をどう行っていくのか”
を、
業務パッケージ「FutureStageシリーズ」なども取り
計画的かつ的確に判断・実行していく必要があります。
そろえています。
ただし、
SMBは人員が限られ、
ITや人財育成の専
また、SMBの 人 財 教 育を強 力にサポートする
任部署を設置できないケースが多く、
そのため情報収
「The One-UPクラブ」では、経営課題を解決するた
集や計画立案・実行などの局面で、
専門知識を持っ
めのヒントとなる、
さまざまなセミナーも定期的に開催し
た信頼できるベンダーや販売店などを見つけることが
ています。最近では「変化をチャンスに変えるグロー
重要になります。
バル展開」
「技術の継承と人財育成」
「事業継続を
日立は、
企業の基幹業務を支えるホストコンピュー
支えるクラウドサービス」などをテーマとしたセミナー
タ、
メインフレームで培った技術を生かし、
高信頼・高
が、
来場者の皆さまから好評を博しました。
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
クラウド
オン ランプ
SMB市場
ション導入事例も数多く紹介されています。お客さまの
課題解決支援サイト
「ナビパラ.コム」
課題解決にマッチした類似案件、
IT活用のアイデアな
こうしたSMB向けのソリューションやセミナー情報、
どさまざまな情報が容易に入手できます。
ITを活用した経営課題の解決方法などを幅広くご紹
各コンテンツを随時更新している
「ナビパラ.コム」に
介しているWebサイトが「ナビパラ.コム」です。
は、
サイト上で会員登録ができます。会員の方には、
最
例えば、
経営課題に関するコンテンツとしては「注目
新の経営課題情報やIT情報、
注目のイベント・セミ
の経営課題」
「業種別レポート」
「最新ITレポート」な
ナー案内をいち早くメールでお届けしますので、
ぜひお
どがあります。課題解決のためのヒントや具体的な対
気軽にご入会ください。
応策、業種別のトレンド情報などを確認したうえで、
日立グループ各社やパートナー企業が提供する関連
今後も日立は、SMBのお客さまに対して、経営課
ソリューションやセミナー、
イベントなどの詳細情報へ、
題に直結した効果的なIT活用や人財教育、将来の
お客さまをスムーズにナビゲートしていきます。
ビジネス拡大を見据えた新たな価値創造をトータル
日立グループ各社とパートナー企業によるソリュー
に支援していきます。
導入事例
トップページ
セミナー検索
コラム
中堅・中小企業向け 経営課題解決支援サイト「ナビパラ.コム」
お問い合わせ先
(株)日立製作所 ゼネラルマーケットビジネス統括本部 ビジネス企画本部
https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/it/navipara/general/form.jsp
■情報提供サイト
http://www.navipara.com/
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
6
特集
SMB市場:The One-UPクラブ
人財育成でお悩みのお客さまに
充実した社員教育サービスを提供します
限られた人的資源でビジネスを展開する中堅・中
営者までご満足いただける多
小企業(SMB※1)にとって、
社員教育にかける質と量
数のセミナーをご用意。お客
は、
持続的な会社の成長や業績向上を大きく左右す
さまの課題解決と社員のスキ
る問題です。
ルアップにお役立てください。
「せっかくいい人財を採用しても、
初期教育がうまく
「チケット制研修サービスメニュー」
いかない」
「中堅社員がマネージャーとしての自覚を
持ってくれない」
「教育は充実したいがコストが心配」
従業員301名以上の企業に向けた、
チケット制メ
などとお悩みの経営幹部の方々にお勧めするのが、
ニューです。ご購入いただいた研修受講チケットを
日立が提供する信頼と実績の社員教育サービス
使って、年間4,000回以上(東京・関西・名古屋)開
「The One-UPクラブ」です。
※1 Small and Medium Business
年間定額制で実現する充実した社員教育
催されるセミナーの中から、
受けさせたい社員が必要
な教育・研修を選択受講できるカフェテリア型です。
チケットは、
部門単位など社員教育が必要な社員分
だけご購入いただけます。
The One-UPクラブは、新入社員研修から経営
者・幹部研修まで、
すべての人財教育をサポートする
SMBの課題解決や経営活性化をサポート
サービスです。SMB向けの低価格で一人ひとりのス
The One-UPクラブの会員企業は、
さまざまな経営
キルを
“Oneランクアップ”することをめざして教育プロ
課題の解決を支援する各種イベント、
セミナーにもご
グラムを開発しました。従業員数に応じて、
次の2つの
参加いただけます。時代の流れや経営課題につい
メニューを用意しています。
て、
著名人や各界の専門家を講師に招いた「トレンド
「すごいしかけセミナー」年間定額制メニュー
セミナー」
、
タイムリーな業務課題をテーマに取り上げ、
対応や解決策を紹介する「課題解決セミナー」
、
キャ
従業員300名以下の企業に向けた、年間定額制
リア管理、
人事評価などの課題解決策を事例でご紹
で受講制限のないメニューです。The One-UPクラ
介する「事例研究会」など、
豊富なセミナーを定期的
ブにご加入企業の社員であれば、
年間4,000回以上
に開催しています。
(東京・関西・名古屋)開催されるセミナーを、
定額で
また、
会員企業の皆さまの交流を図る「メンバーズ
何回でも受講することができます。
サミット」
、
日立の工場見学や各種技術セミナーも含め
「ビジネススキル」
「マネジメントスキル」
「経 営」
た「会員交流会」
も開催しています。皆さまの経営活
「ISO・規格関連」などのテーマ別に、
新入社員から経
性化や異業種交流にご活用ください。
ご利用いただいているお客さまからのメッセージ
The One-UPクラブ トレンドセミナー 開催決定!
!
・年間定額方式は良いですね!総務部で社員全員の年間計画を作成し
て、新人社員から管理職まで受講しております。研修は短時間で要点が
まとまって、実務に役立つものが多く、受講後に業務に生かせています。
強いチーム作りと人の能力を引き出す仕組み作り
(予定)
・コストパフォーマンスの良さも魅力です。
・ワークショップは他社の方と交流する機会ともなり、
気に入っています。
開催日:2014年9月1日(月)
13:15開演
開催場所:
(株)日立製作所(秋葉原UDXビル)
スポーツ界から
「強い組織を作り上げる組織論」
と題して講演、
日立グループからは、
スキルマップを活用した人財戦略事例をご紹介
お問い合わせ先
(株)日立製作所 ゼネラルマーケットビジネス統括本部 ビジネス企画本部 The One-UPクラブ事務局
TEL:03-5471-2320
https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/it/navipara/oneup/ouinquiry/form.jsp
7
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
■ 情報提供サイト
http://www.navipara.com/oneup/
SMB市場
Windows Server® 2003リプレースソリューション
Windows Server® 2003からの
計画的で高付加価値な移行を支援します
ユ ニファイド
コンピュート
プラットフォーム
SMBのビジネスを支えるPCサーバは、
さまざまな業
「Hitachi Unified Compute Platformかんたん仮想
務システムにおいて基盤となる重要なITプラットフォー
化モデル」をご検討ください(図)。同モデルは、新
ムです。PCサーバが安定稼働することに寄与する製
サーバの仮想化機能(Hyper-V®)を利用できる環境
品の高い信頼性はもちろん、
情報漏えいなどを防ぐセ
やライブマイグレーション機能などを事前設定して出
キュリティ対策は、
PCサーバを運用する上で大事なポ
荷しま す。仮 想 環 境 に 移 行し た 後、Windows
イントです。そのPCサーバのOSであるWindows
Server® 2012 R2へ段階的に移行することで、移行
Server® 2003のすべてのサポートが2015年7月に終
コストや業務負荷を大幅に軽減。
また、
物理サーバの
了します。サポート終了後も使い続けると、
セキュリティ
台数低減による設置の省スペース化を実現。さらに、
リスクや拡張性の制限、
さらに製品の老朽化による故
CPUやメモリなど無駄のないシステム構成でリソース
障率の上昇などのリスクが発生します。
の利用率向上にも寄与します。
移行のタイミングでバックアップ環境も見直しましょう
予算やスケジュールに合わせた移行
日立では、
まだWindows Server® 2003をお使い
サーバ移行が必要な今こそ、
業務継続性を向上さ
のお客さまに対し、
管理コストの圧縮や、
仮想化による
せるバックアップ環境も見直すチャンスです。日立で
※
容易・低コストなBCP 対策、
ディスク容量の削減など
は、
データ規模に合わせたバックアップソリューション
幅広い機能を備えたWindows Server® 2012 R2へ
から自動バックアップを実現するクラウドサービス
クラウド
オン ランプ
(Cloud on-Ramp)
までご用意しています。
の計画的な切り替えをご提案しています。
※ Business Continuity Plan
日本品質の日立のPCサーバ
(例えば)古いサーバを新しくしたいが、それほど予算はかけられない
HA8000シリーズの最新PCサーバへの移行がオ
移行先に最適な日立のPCサーバは、
信頼性が厳
ススメです。5∼6年前のサーバに比べ、
コストパフォー
しく要求されるメインフレームで培ったノウハウや品質
マンスが向上し、
ハードウェアの導入コストを削減でき
基準のもと、先進の生産設備と熟練技術者の手に
ます。
また、
静音機能の強化でオフィスなどでも使える
よって、
国内工場で開発・製造されていますので、
長
環境配慮設計になっています。
期間にわたって安心してご利用いただけます。
Windows Server® 2003からの計画的な移行
(例えば)すべてのサーバを移行したいが予算上、一括移行できない
と付加価値の高い基盤強化は、ぜひ日立にお任せ
仮 想 環 境 の 構 成 要 素を1ラックに 集 約した
STEP
1
STEP
Windows Server® 2012 R2
Hyper-V®
Windows Server® 2003
サーバ群
仮想環境
ください。
2
STEP
Windows Server® 2012 R2
Hyper-V®
仮想環境
3
Windows Server® 2012 R2
Hyper-V®
仮想環境
仮想環境への移行・統合を利用して段階的に新サーバへ移行
お問い合わせ先
HCAセンタ
■ 情報提供サイト
0120-2580-12 利用時間 9:00 ∼ 12:00、13:00 ∼ 17:00(土・日・祝日を除く) http://www.hitachi.co.jp/server/pcserver/windows-server.html
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
8
Case Study
株式会社三協製作所
http://www.sankyo-cf.co.jp/
カスタマイズにも対応した生産管理システムで
製品ごとに異なる工程を一元管理
「FutureStage 自動車部品業
既存システムが合わず、
生産情報の信頼性が
向け生産管理システム」
を導入。
生産情報の一元管理を実現
低下していた
効果
解決
課題
多品種・少量生産に
「リアルタイムな実績把握と
在庫の見える化」により、
山形工場の「現場力」を
底上げ
株式会社三協製作所
(以下、
三協製
は
「長年、当社は
“少品種・大量生産”
作所)
は、
アルミニウム合金を金型により常
で製品を提供してきましたが、お客さま
温成形する
「冷間鍛造技術」
の確立で知
である自動車業界のジャストインタイム
られ、
主に自動車業界や二輪業界に向け
への対応が求められたことから、
“多品
て高品質な部品を提供しています。
種・少量生産”へと変化していきました。
同社は2011年6月、主力製造拠点の
しかし、90年代後半に導入した大手の
山形工場に、
「日立 製造・流通業向け
生産管理パッケージでは、複雑化する
冷間鍛造によって生み出されたアルミニウム合金製の部品
基幹業務ソリューション FutureStage」
多品種・少量生産に対応できなくなって
20種類にもおよぶ生産管理パッケージ
を導入。生産情報の一元管理による
きました。特に、当社が得意とする冷間
を詳細に検討した結果、
日立システムズが
鍛造は、工程数が製品ごとに異なり、
シ
提案した
「FutureStage 自動車部品業
“現場力”
の底上げを実現しました。
向け生産管理システム」
を選定しました。
したのです」
と説明します。
さらに、生産
「決め手になったのは、
冷間鍛造に対
FutureStage導入前の課題につい
管理部 生産管理課 工程係 係長の
応する詳細なロット管理が実現できるこ
て、
取締役 統括本部長の増田 孝史氏
今野 善則氏は
「社員が独自に在庫表
とでした。
カスタマイズ費用が適正であ
や注文書、
出荷計画な
るうえに、発注決定前の段階から山形
どを管理する
“補完エ
工場のスタッフに詳しいヒアリングを行
クセルファイル”
を作っ
い、緻密な要件定義とフィット&ギャップ
て対応しました。
しかし、
分析を行ってくれました。
日立グループと
その手間と情報の乱立
いう企業の信頼性、
そしてアフターフォ
が現場に混乱をきたし
ローもしていただける永続性も重要なポ
始めたため、
システム
イントでした」
と増田氏は語ります。
技術情報
金型管理
部品構成
販売管理
品番
工程手順
生産管理
購買管理
スケジューラ
見込み
EDI受注
整備能力
仕入先
ステムに取り込めない情報が多数発生
得意先/納品先/請求先
システムに取り込めない情報が
多数発生していた
発注
MRP
受注
工程
管理
出荷
原価
手配
出荷入力※
売上
受入入力※
受入
トレース
実績
実績入力※
買掛
売掛
生産管理
請求
入出庫
入金
棚卸
入出庫入力※
支払
棚卸入力※
財務会計
※ ハンディターミナルを使用
生産管理の強化・効率化を実現したFutureStage
9
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
更新のタイミングで、新
たなパッケージを導入
カスタマイズ対応で
実績や在庫をリアルタイムに把握
しようと決 断したので
FutureStage 自動車部品業向け生
す」
と続けます。
産管理システムは、取引先ごとに異なる
SMB市場
株式会社三協製作所
本
社
創
業
従業員数
事業概要
東京都江戸川区西一之江4-6-16
1960年3月1日
160名
(2014年4月1日現在)
アルミニウム合金精密冷間鍛造品、
アルミニウム温間・
熱間鍛造品、
アルミニウム・インパクトケース、
アルミニウ
ム各種プレス加工品、
アルミニウム機械加工品
EDI対応、内示情報の
管理と生産計画への反
映、量産品/試作品/保
守部品別の単価設定と
いった、業界に特有の機
能をサポートするパッ
ケージです。受注から出
荷までの基幹業務機能
がオールインワンで、
お客
株式会社三協製作所
品質保証部
品質保証二課
リーダー
株式会社三協製作所
製造部
製造三課
プレス一係 係長
株式会社三協製作所
取締役
統括本部長
株式会社三協製作所
総務部
総務課
課長
株式会社三協製作所
生産管理部
生産管理課
工程係 係長
澤村 広樹 氏
片倉 隆 氏
増田 孝史 氏
遠藤 友和 氏
今野 善則 氏
さま業務に合わせたカス
タマイズも自在です。
きるのか、従来とは違った別なやり方は
工場の皆さま。第1フェーズの目標だっ
FutureStageの導入後、山形工場
できないのかといった、現場スタッフ自身
た「リアルタイムな在庫管理と実績把
の現場はどのように変化したのでしょう
が主体的に考え、工夫する取り組みが
握 」を実 現できた今 、増田氏は「 第 2
か。総務部 総務課 課長の遠藤友和
生まれてきました」
と評価します。
フェーズでは、
より緻密な生産計画の立
氏は、
その効果を
「すべての生産情報
品 質 保 証 部 品 質 保 証 二 課 リー
案や金型の実績収集を、第3フェーズ
が見える化され、
リアルタイムな在庫照
ダーの澤村 広樹氏も、
「 製造品に問
では全社レベルでの個別原価管理を
会やロット管理といったさまざまな数字
題が発 生した場 合 、ロットトレースで
追求したいと思います。
そのためには日
が信用できるようになりました。生産計
完成在庫や工程在庫の中から対象
立さんの継続的なコンサルティングと、
画でも高精度なシミュレーション機能
部 品や製 品を照 会します 。これをい
機能強化に向けたきめ細かなサポート
で、人員配置などについて事前に段
かにすばやくできるかが重要なポイン
が何よりも必要となります」
と今後の構
取りができるようになったのが助かりま
トになります。新システムではこの精度
想を語ります。
す」
と語ります。
とスピードが格段に向上し、お客さま
FutureStageによって山形工場の現
また、製造部 製造三課 プレス一係
からの信頼も高まっています」
と笑顔
場力を強化することに成功した三協製
係長の片倉 隆氏は、
「生産実績がバー
を見せます。
作所。同社のさらなる業務改善と経営
コード入力できるので、
システム登録の
手間が半分程度になりました。
また、反
力アップを支援するため、
これからも日
今後は全社レベルでの
個別原価管理を追求
立グループは、
パッケージ機能のさらな
映された実績は、
リアルタイムに把握でき
FutureStageの導入で従来の課題
る拡充と付加価値の高いソリューション
るため、
どうすればもっと効率よく生産で
は、
ほぼすべて解決できたと喜ぶ山形
提供を行っていきます。
お問い合わせ先
(株)
日立製作所 ゼネラルマーケットビジネス統括本部
https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/it/navipara/general/form.jsp
■ 情報提供サイト
http://www.navipara.com/solution/
http://www.hitachi.co.jp/futurestage/ht566/
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
10
学際大規模計算機システム
北海道札幌市
今回の訪問先
国立大学法人北海道大学
情報基盤センター
7
情報基盤センターの北館。
向かいに建つ南館と2棟で構成されています
国内最大級のアカデミッククラウドを
全国の研究者のために
ペタバイト級データサイエンス統合クラウドストレージ
に導入されているサーバの内部
11
国立大学法人北海道大学(以下、
同利用施設が連携し、計算リソースを
北海道大学)
情報基盤センターは、
情報
提供することで全国の研究者を支援し
技術に関する最先端の研究や、情報
ています。
基盤を担う関連技術の開発、情報メ
2011年からは最新鋭のスーパーコン
ディアを活用した教育の実践・研究を
ピュータと約2,000台の仮想マシンを連
行っており、2013年に創立10周年を迎
携させ、
国内最大級の「アカデミッククラ
えました。
また、
学際大規模情報基盤共
ウド」
を全国に先駆けてサービス提供し
同利用・共同研究拠点(JHPCN)
とし
ています。
て、当センター、東北大学、東京大学、
アカデミッククラウドが稼働するサー
東京工業大学、名古屋大学、京都大
バルームの冷却機構として、外気冷却
学、大阪大学、九州大学の8大学の共
を取り込む空調設備を導入。北海道の
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
7
北海道札幌市
気候に合わせた工夫により、環境にも
では、漁業者の水揚げ情報と衛星から
技術で世界をリードするために、
北海道
かいきょう
配慮しています。
の海況情報とをマッチングして、漁場予
大学情報基盤センターのリソースが活
世界としのぎを削る研究最前線で
測につなげたりと、
いろいろ成果を上げ
用されています。
は、十分な計算リソースが必要不可欠
ています。
HPCIでは、他の研究機関にはない
です。
アカデミッククラウドは、研究者が
2012年には、革新的ハイパフォーマ
クラウド資源が評価され、
ビッグデータに
必要とする環境をすばやく用意できる
ンス・コンピューティング・インフラ
(以下、
関する研究支援も重要なミッションとなり
ため、
リソースの集約やコスト削減はも
HPCI)の拠点に選定されました。
これ
ました。
それを受け、
ペタバイト級データ
ちろん、時間の節約を可能にしており、
は、最新鋭のスーパーコンピュータを中
サイエンス統合クラウドストレージを整備
国際競争力の一部となっています。
核に、
全国の大学や研究所などに設置
し、高速かつ大容量のクラウドストレー
学内の活用事例としては、例えば創
されている主要なスーパーコンピュータ
ジサービスを開始。今後は、
大規模デー
薬分野なら、
どの薬剤が有効なのか薬
をネットワークで結び、利用者の多様な
タの解析に関わる研究などを推進する
効・活性を示すものを探し出すスクリー
ニーズに応える計算環境を実現するた
基盤構築に貢献していきます。
ニング期間の短縮をしたり、水産分野
めの国家プロジェクトです。
日本が科学
無線LANアクセスポイント
アカデミッククラウドは、
アカイカの好適生息
域の推定にも利用されています。赤色のとこ
ろほど生息の可能性が高くなっています
情報基盤センター北館3階内部に無線
LANのアクセスポイントを設置。
電界強度分布の研究も活用例の1つ
私たちの職場周辺はこんなところです!
中心部でありながら
緑豊かです
本学を象徴するポプラ並木は有名ですが、
穴場スポットとして北13条門のイチョウ並木が
あります。
秋になると東西約380mにわたって植
えられた70本のイチョウが鮮やかに色づきます。
人気コミックにもこの場所が登場したからでしょ
うか、
美しい風景を収めようとカメラを持った市
民や観光客の姿が数多く見られます。
情報環境推進本部 情報推進課
吉川 浩 さん
拠点 DATA
国立大学法人北海道大学情報基盤センター
所 在 地 北海道札幌市北区北11条西5丁目
(平成15)
年
設
立 2003
事業概要 情報化を推進するための研究開発ならびに
情報基盤の整備・運用など
http://www.iic.hokudai.ac.jp/
ワークショップを継続的に実施するなど
研究者間の情報共有や若手人材の育
成にも貢献しています
ホットアイルキャッピングの部屋を設け、
外気冷却による環境に配慮した空調を
行っています
「インタークラウドの構築を
視野に入れ、
日本の学術研究を
支援することを目標にしています」
センターのアカデミッククラウドや
HPCIなどが運用された結果、全国の
研究者の計算資源が増加し、
日本の学術研
究の国際競争力もかなり強化されたといえる
でしょう。
しかし、学術的な計算能力としては
十分ですが、データの保存・解析や共有
などといった点ではまだまだです。
広い意
味で学術研究をサポートするために、
さ
まざまなリソースを活用する必要があり
ます。
インタークラウドの構築をめざすと
ともに、
コミュニティをつくりながら全体
のシステムとして研究者をつなぐことが
私たちの大きな目標です。
クラウドインフ
ラの活用で、
日本の学術研究の支援を
さらに推し進めていきたいですね。
当
棟朝 雅晴 さん
北海道大学情報基盤センター 教授 副センター長
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
12
Case Study
T&D情報システム株式会社
http://www.td-system.co.jp/
プライベートクラウドで個人情報を守りつつITコストを最適化
大同生命の統合システム基盤を構築
効果
解決
課題
セキュリティとITコストの
最適化を両立できる
統合システム基盤の構築
自社データセンター内に
日立が提供する柔軟性の高い
PaaS※型のプライベート
クラウドサービスを導入
セキュリティポリシーを
維持しながら、
業務負荷の軽減と
ITコストの最適化を実現
※ Platform as a Service
T&D情報システム株式会社(以下、
と考えていました。そこでシステム更改
性を考慮した提案をいただきました」
と
T&D情報システム)
は、
大同生命、
太陽
のタイミングで、仮想化技術を使ったク
続けます。
生命、T&Dフィナンシャル生命を中核と
ラウド基盤の導入を決断したのです」
と
するT&D保険グループのシステム開発
説明します。保険業務では、
お客さまの
を一手に担う会社です。
同グループの経
個人情報を大量に扱うことから、小林
営戦略を支える唯一のIT部門として、
さ
氏は
「外部にデータを置くパブリッククラ
プライベートクラウドながらITリソース
まざまなITサービスレベルの向上に貢
ウドの活 用は難しく、自社データセン
の柔軟な増減ができる日立のクラウド
献することをミッションとしています。
ター内にプライベートクラウドを導入でき
サービスについて「大同生命では毎
ないかと考えました。そして日立さんに
年、1年のうち4か月間はキャンペーンの
相談した結果、柔軟性、将来的な拡張
実施で通常より1.5倍ほど多いデータ処
セキュリティを保持しつつ
クラウド基盤を導入したい
T&D情報システムは2014年、大同
生命保険株式会社(以下、大同生命)
ITリソースの柔軟な増減が
可能な点を評価
T&D保険グループ データセンター
日立
Harmonious Cloud
センタ
大同生命 営業支援システム 概要図 のITコスト最適化を目的に、基幹業務
DBサーバ
印刷サーバ
システムの基盤を仮想化技術により統
Java/APサーバ
運用管理
メインフレーム
合した
「統合システム基盤」
を構築しま
ESBサーバ
した。その背景を、構築プロジェクトを
Webサーバ
担ったテクニカルサポート二部 シニア
uCosminexus
Service Platform
障害対応
外部Webサーバ
プライベートクラウド
統合システム基盤
既存システム
「大同生命の基幹業務システムは、
こ
大同生命
ネットワーク
れまでサーバやストレージを自社で保
本社・支社・営業所
稼働報告
インターネット
社外
有するオンプレミスで運用していまし
た。
しかしITコスト最適化の観点から、
新端末
今後はハードウェアの維持・運用・管理
13
T&D情報システムに導入されたシステムの概要
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
リモート監視
リソース拡張
プロフェッショナルの小林 重雅氏は、
業務の負荷を低減していく必要がある
日立
専用回線
代理店端末
T&D情報システム株式会社
本
店
創
業
従業員数
事業概要
埼玉県さいたま市浦和区針ヶ谷4-2-18
1999年7月15日
639名
(2014年4月1日現在)
IT戦略の立案実行をはじめ、
システム
開発、
システム基盤の構築、
システム運
用とITに関わる全般
理が発生します。
日立さんのサービス
は、
このピーク時だけ柔軟にリソースの
積み増しができることが魅力的でした。
また既存のシステムも日立さんが構築し
ていましたので、業務ノウハウが豊富で
短期間のシステム移行が可能だった点
も安心できるポイントでした」
と小林氏は
評価しています。
T&D情報システム株式会社
テクニカルサポート二部
シニアプロフェッショナル
T&D情報システム株式会社
テクニカルサポート二部
IT基盤開発課
T&D情報システム株式会社
テクニカルサポート二部
IT基盤管理二課
小林 重雅 氏
土川 陽平 氏
狩野 満 氏
日立はT&D情報システムのデータ
センター内に、サーバやストレージなど
IT基盤管理二課の狩野 満氏も、
「今
実現しています。
のハードウェアとミドルウェア( J P 1 、
回のサービスではハードウェアだけでな
統合システム基盤の運用業務は日立
Cosminexus、HiRDBなど)、付帯する
く、使い慣れた日立のミドルウェアも従量
が実施しているため、
T&D情報システム
運用サービスを組み合わせたPaaS型
課金で使えるのがうれしいですね。
日立
は従来どおり、
データを自社データセン
のプライベートクラウドサービスを提供。
さんの支援のもと、既存環境から段階
ター内に保持した高いセキュリティレベ
重要度の高い基幹業務システムを、
自
的にプライベートクラウドへ移行しまし
ルを維持しながら、統合システム基盤の
社データセンター内でプライベートクラウ
た。業務停滞もなく最適なサイジングを
維持・運用・業務負荷の軽減とITコスト
ドとして利用する例はまだ少なく、業界
図りながら、予定どおりに基盤刷新でき
の最適化を実現することができました。
内でも先進的な取り組みといえます。
と笑顔を見せます。
ました」
「今後は事務系システムなどもプラ
コズミネクサス
ハイアールディービー
イベートクラウドへ統合し、
さらなるコス
「クラウドのメリットは構築時から実感
できました。
テスト段階で、最初に設定し
たCPUではやや性能に不安があること
今後、他システムも統合し、さらなる
コストメリットとスピードを追求
トメリットとスピードを追求していきます」
と語る小林氏。優れた商品・サービス
が分かったのですが、
なんとその日のう
統合システム基盤上では、
まず全国
の提供により、お客さまに「最高の安
ちに構成変更を行い、満足のいく結果
支店の約7,000ユーザーが利用する
心」
と
「最大の満足」
を届けることを使
を出すことができたのです。通常のシス
営業支援システムが稼働しました。
こ
命とする大同生命、そのIT戦略を担う
テムならCPUの増設や再テストなどで
のシステムではタブレット型の新端末
T&D情報システム。両 社の期 待に応
数か月はかかります。
そのスピードと柔軟
が配備され、お客さまへのコンサルティ
えるため、
これからも日立は日立クラウ
性には驚きました」
と語るのはテクニカル
ングから商品提案、ペーパーレスでの
ドソリューション
「Harmonious Cloud」
サポート二部 IT基盤開発課の土川
保険申し込み手続き、契約の保全対
を推進し、
さらなるサービス強化に取り
陽平氏です。
テクニカルサポート二部
応にいたるまでのワンストップ対応を
組んでいきます。
ハ ー モ ニアス
クラウド
お問い合わせ先
(株)
日立製作所 金融システム営業統括本部 事業企画本部
http://www.hitachi.co.jp/finance-inq/
■ 情報提供サイト
http://www.hitachi.co.jp/cloud/
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
14
災害時の安否確認に役立つ音声SNSソリューション
「talkfield 災害時支援サービス」
ソリュ ー ション・サ ー ビ ス・プ ロ ダ クト
「talkfield」は、
スマートフォン専用アプリケーションを通じて音声で情報を共有するSNSソリューションです。
今回、
オプ
ション機能として
「災害時支援サービス」
を追加。
平時は音声SNSとして利用、
万一の災害時には被災者の安否や所
在状況を集計・可視化し、
迅速な救援・救助活動につなげられる機能を提供します。
対象ユーザー
特 徴
災害時に、社員や住民の安否と所在場所を確認したい企業や自治体などのお客さま。
インフルエンザ流行時などの緊急連絡網を整備したい学校・教育機関のお客さま。
PCやスマートフォンを利用して利用者の安否回答の状況を地図上に表示。
災害発生後72時間の状況把握と救援活動をサポート。家族や同僚、友人どうしでも安否を確認できる。
災害救助では、災害発生後の72時
必要な人の居場所や人数などの情報を
間が生存率を分ける壁になるといわれ
地図に表示し、内容をグラフ化します。
こ
ています。
この初動の72時間を有効に
の情報を活用し、
それぞれの被災状況
使い、被災状況や要救助者を迅速に把
に応じて必要な物資を届けるなどの的
「talkfield 災害時支援サービス」
握し、救助開始までの時間をできる限り
確な救援活動をサポートします。
は、広域災害発生時の組織や家族の
縮める支援を行うため、
日立は、ふだん
災害時に避難所などを案内します。
アイデアしだいで
活用シーンが広がる
安否確認やコミュニケーションを支援
は音声SNSとして利用できるtalkfield
■ 利用者どうしで回答状況を確認
するツールとしてだけでなく、平時でも、
で、緊急時に企業や自治体などで迅速・
利用者が互いに登録すると、回答状
例えば学校ならばインフルエンザ流行
柔軟な情報交換が行える災害時支援
況を確認しあうことができます。災害時
時の緊急連絡網として、出張している
サービスを提供します。
に状況を知りたい家族、同僚、友人など
社員の居 場 所を確 認できるなどの業
の回答がすぐにわかります。
あらかじめ
務効率向上ツールとしての活用法も考
管理者が災害マップを作成しておけば、
えられます。
災害時に役立つ活用方法
■ 地図上で利用者の回答状況をひと目で把握
管理者は、
PCもしくはスマートフォンなど
から、
発生した災害状況と安否確認の依
頼を利用者へ一斉通知できます。
利用者
の回答結果は地図上に表示されるほか、
災害発生後72時間にわたり未回答者や
負傷者の回答状況の推移を棒グラフで
見ることができます。
これにより利用者の回
答がひと目で把握できます。
■ 集計結果を利用し、
救援活動を効率化
被災した社員や住民、学生などから
の回答内容を収集・集計して、救援が
回答確認画面例
(スマートフォン)
(スマ
地図表示画面例
(管理者PC)
災害時支援サービスの画面例
お問い合わせ先
(株)
日立製作所 通信ネットワーク事業部
http://www.hitachi.co.jp/network/contact/
15
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
■ 情報提供サイト
http://www.hitachi.co.jp/talkfield/
ニュースリリースダイジェスト
ニュースリリースの一覧はこちらからご覧いただけます
http://www.hitachi.co.jp/products/it/portal/news/
2014/5/11∼6/10の中から
エンタープライズサーバ
「EP8000 シリーズ」
の
エントリーサーバに最新のPOWER8TMプロセッサーを
搭載した新モデルを追加し、
販売開始
従来モデル比最大約1.9倍のトランザクション処理性能を
実現
(5/14発表)
福岡県添田町に日立 自治体ソリューション
「ADWORLD 自治体クラウド」
を提供開始
被災時の業務継続性を向上するとともに、
システムの運用・
保守の負担を低減
(5/22発表)
植 物 工 場 内 の 生 育 環 境 のデータや 栽 培 設 備 の 制 御
データを収集し、
リアルタイムで見える化するとともに、生
育環境や栽培設備の遠隔での制御を可能
植物工場の高度な稼働状況管理を実現する
「植物工場生産支援クラウドサービス」
を提供開始
(5/29発表)
日立と米国ラピッドマイナー社が金融機関向けの
ビッグデータ利活用ソリューションに関する
戦略的提携に基本合意
日立がラピッドマイナー社の先 進 的なデータ分 析ソフト
ウェアを活用し金融機関のマーケティング戦略やチャネル
戦略の変革を支援
(6/3発表)
東大生研と日立が共同で研究開発した
超高速データベースエンジンが従来型データベースエンジン比で
約1,000倍の処理性能を達成
今回の研究成果は、
ビッグデータ利活用による新たな社会
サービスや高付加価値産業の創出につながると期待
(6/4発表)
SaaS型機器ライフサイクル支援サービス
「Global e-Service on TWX-21」
にグローバルで効率的かつ
安全な情報共有を実現する企業向けSNSを追加
セールスフォース・ドットコムのマーケットプレイス
「AppExchange」
においても提供
(6/6発表)
Topics
日立グループは、北京で開催される
「中国国際金融(銀行)技術及び設備展覧会」に出展します
写真は2013年
「中国国際金融(銀行)技術及び設備展覧会」
の様子
開催日時
2014年8月28日(木)∼31日(日)
会 場
北京展覧館
(中国・北京市)
お問い合わせ先
http://www.hitachi.co.jp/finance-inq/
情報・通信システム社のポータルサイトにて製品情報・取り組みなどのニュースを紹介しています
詳しくは
http://www.hitachi.co.jp/it/
(スマートフォンの方はQRコードを読み取ってアクセス!)
● 本誌記載の他社登録商標
※ Windows、
Windows Server、
Hyper-Vは、
米国Microsoft Corporationの米国およびその他の
国における登録商標または商標です。
※ POWER8は、
米国およびその他の国におけるInternational Business Machines Corporation
の商標です。
※ AppExchange は、
米国 salesforce.com, inc.の米国及びその他の国における登録商標または
商標です。
※「Global e-Service」
は日立建機株式会社の登録商標です。
●本誌記載の内容について
社外からの寄稿や発言は、
必ずしも当社の見解を示しているわけではありません。
画面表示をはじめ、製品仕様は改良のため変更することがあります。
はいたっく 2014.7
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
16
道 ∼Street∼
カステル・サンタンジェロ
(イタリア)
ローマのテヴェレ川右岸にある城塞、カステ
ル・サンタンジェロ(聖天使城)。ローマ帝国の
皇帝ハドリアヌスが自らの霊廟として建設を
開始し、139年に完成した。その名の由来は、
590年にペストが大流行した際、教皇グレゴリ
ウス1世がここで祈ると建物上空に大天使ミ
カエルが現れて街を救ったという伝説に由来
する。屋上に立つ大天使ミカエルの像や、建
物正面に続くサンタンジェロ橋の欄干に並ぶ
天使の彫像もこのエピソードにちなんだもの
である。夜景に浮かぶ円筒状の外観は非常に
美しいが、14世紀以降、歴代のローマ教皇に
より要塞として強化されてからは多くの悲劇
的歴史の舞台ともなった。
写真家
富井 義夫 Photographer・Tomii Yoshio
■ ホームページにて
「フォトギャラリー世界遺産」を掲載中
http://www.tomiiyoshio.com/
表紙写真「壁紙プレゼント」
「はいたっく誌情報提供サイト」にて表紙
の写真を壁紙としてプレゼントしています。
詳しくは目次のページをご覧ください。
All Rights Reserved,Copyright ©2014,Hitachi,Ltd.
Fly UP