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ボールスプライン

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ボールスプライン
ボールスプライン
ストロークボールスプライン
構造と特長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-2
形式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-3
精度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-5
予圧すきま・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-6
スプライン軸の強度・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-7
定格荷重・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-8
スプライン軸のたわみ・たわみ角・ ・・・・・・・ B-9
スプライン軸の許容回転数・ ・・・・・・・・・・・ B-10
定格寿命計算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-11
取付方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-11
使用環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-12
潤滑・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-12
中空仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-12
特殊仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-13
取扱い上の注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-13
取付例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-14
寸法表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-18〜
スプラインS・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-32
構造と特長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-48
精度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-49
予圧と回転方向すきま・ ・・・・・・・・・・・・・・・ B-50
動摩擦抵抗比較・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-50
取扱い上の注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-51
寸法表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-52〜
ボールねじスプライン
構造と特長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-54
予圧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-54
取扱い上の注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-54
精度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-55
SPBR形動作パターン・ ・・・・・・・・・・・・・・・ B-56
SPBF形動作パターン・ ・・・・・・・・・・・・・・・ B-57
寸法表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-58〜
ロータリーボールスプライン
構造と特長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-34
SPR形の精度・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-35
SPB形の精度・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-36
予圧と回転方向すきま・ ・・・・・・・・・・・・・・・ B-37
中空仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-37
特殊仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-37
取付・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-38
潤滑・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-38
取扱い上の注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-40
使用例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-41
寸法表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ B-42〜
B-1
ボールスプライン
BALL SPLINE
ROTARY BALL SPLINE
STROKE BALL SPLINE
BALL SCREW SPLINE
BALL SPLINE
ボールスプライン
形 式
スプライン外筒の形式
NB ボールスプラインはボールの転がり運動を利用した直線運動機構です。ラ
ジアル荷重とトルクを同時に負荷できることから、搬送装置やロボットなど幅広
い分野で使用されます。
NBボールスプラインにはさまざまな外筒形式が用意されており、用途に合わせて選択できます。全ての外筒はシール
が標準装備されています。
表B-1
外筒形式
高精度のトルク伝達が可能
軸と外筒の転送溝が鋼球に対して適切な接触角を構
成していることにより、大きなトルクを伝達することが可
能です。また予圧を与えて回転方向のすきまをゼロにす
る事により剛性を高めたり、正確な回転位置決めが可能
です。
負荷容量が大きく長寿命
軌 動面は鋼 球の 径に近 似したR形状に精密研削加
工されているので、鋼球の接触面積が大きく、高負荷容
量・長寿命です。
軽量・コンパクト
SSP-AM形は、従来のSSP形と比較し、軸径はその
ままで、外筒がコンパクトになっています。チップマウン
ターのヘッド部や多連使いに最適です。また耐食仕様も
用意しています。
豊富なバリエーション
NBではスプライン軸の呼び径で4〜100まで、また外
筒形状では円筒形、フランジ形が、さらに形式によっては
ステンレス製にも対応可能で、用途に合わせた選定がで
きます。
円筒形
同一軸径φ4のサイズ比較
従来品より
外筒外径
20%down
外筒全長
25%down
追加加工が容易
NBボールスプラインは丸軸に軌道溝を設けた形状を
採用しているので、取付け用に軸端などへの加工が容易
です。
高速運動・高速回転が可能。
●円筒キー溝付スプライン外筒
●専用キー付
●呼び径:SSP 4〜100
:SSPS 4〜25
SSP
SSPS
P.B-18
●軽量・コンパクトスプライン外筒
●固定用皿ざぐり付
(SSP4AM)
P.B-20
●専用キー付
●呼び径:4〜10
SSP-AM
SSPS-AM
SSPM
●円筒キーレススプライン外筒
●固定用ロックプレート2枚付
●呼び径:6〜10
P.B-22
SSPF
SSPFS
●フランジ付スプライン外筒
●呼び径:SSPF 6〜60
:SSPFS 6〜25
P.B-24
●二面取り形フランジ付
スプライン外筒
●呼び径:6〜10
P.B-26
●軽量コンパクトフランジ付
スプライン外筒
●呼び径:4〜10
P.B-28
外筒はコンパクトでバランスがよく、高速運動や高速
回転運動時にも十分性能を発揮します。
図B-1 NBボールスプラインの基本構造
外筒本体
シール付サイドリング
スプライン軸
保持器
鋼球
フランジ形
SSPT
SSP形
リターンキャップ
シールリング
外筒本体
スプライン軸
鋼球
SSP-AM形
B-2
SSPT-AM
SSPK-AM
SSPTS-AM
SSPKS-AM
B-3
ボールスプライン
構造と特長
NBボールスプラインは軌道溝を持ったスプライン軸
と外筒から構成されています。スプライン外筒内部には
保持器、サイドリング、鋼球が組込まれており、滑らかに
摺動できるように設計・製作されています。
寸法表
ページ
形状と特長
BALL SPLINE
精 度
スプライン軸の形式
NBボールスプラインは、用途に合わせて研削軸とコマーシャル軸が選択できます。
表B-2
軸の種類
研削加工されたNBボールスプラインは、図のように測定され上級と精密級(P)に分類されます。
コマーシャルタイプについてはNBまでお問い合わせください。
図B-2 精度
スプライン外筒
形状と特長
支持部
③ A-B
A
スプライン部
B
支持部
部品取付部
部品取付部
① A-B
① A-B
② A-B
② A-B
④ A-B
備考 支持部は、軸受などを取り付け、スプライン軸を支持する部分をいう。
部品取付部は、歯車などの他の機械要素を取り付ける部分をいう。
スプライン軸の溝ねじれ許容差(最大)
●規格寸法、形状
●精度等級:上級
●短納期
●呼び径:4〜60(P.B-30参照)
スタンダード
スプライン
コマーシャル軸
(無研削軸)
軸の形式
研削軸
精度等級
上級
精密級(P)
許容差
13μm/100mm
6μm/100mm
表B-4 スプライン軸支持部に対する各部精度許容差(最大)
呼び番号
●一般産業用
●転送面特殊加工付
●ローコスト
●軸端加工・表面処理等が可能
●呼び径:20〜50
●最長5,000㎜(P.B-31参照)
表B-3 スプライン軸の溝ねじれ許容差(最大)
溝ねじれはスプライン部有効長さの間に任意にとった
100㎜に対して表します。
SSP
①部品取付部の
半径方向の円周振れ
精密級(P)
上級
単位:μm
②スプライン部軸端面の直角度
(研削指示の場合のみ適用)
上級
精密級(P)
③フランジ取付面の
直角度
上級
精密級(P)
4・4AM
SSP
5AM
SSP
6・6AM
SSP
8・8AM
SSP 10・10AM
11
8
13
9
9
16
11
16
11
19
13
22
15
17
19
13
—
—
34
20
22
15
19
12
11
8
13
9
22
13
13
9
16
11
25
15
16
11
19
13
29
17
19
13
22
15
14
8
17
10
19
9
6
12
11
8
22
13
13
25
15
29
SSP 13A
SSP 16A
SSP 20A
スプラインS
SSP 25A
スプラインSは頻度の高い機能的な仕様を規格化し、記号化したボールスプラインです。手配時の図面が不要で、短
納期に対応します。
(P.B-32)
SSP 30A
SSP 40A
SSP 50A
SSP 60A
SSP 80
SSP 80L
SSP100
SSP100L
SSP 20
SSP 25
SSP 30
SSP 40
SSP 50
SSP 60
B-4
B-5
ボールスプライン
●精密研削加工仕上げ
●高精度
●軸端加工、表面処理等が可能
●呼び径:4〜100
研削軸
BALL SPLINE
スプライン軸の強度
表B-5 ④スプライン軸支持部に対するスプライン外筒外周面の半径方向の円周振れ(最大)
スプライン軸
全長(mm)
を超え 以下
単位:μm
呼び番号
SSP4 SSP5AM SSP8
SSP10 SSP13A SSP20A・20 SSP40A・40 SSP60A・60 SSP100
SSP4AM SSP6 SSP8AM SSP10AM SSP16A SSP25A・25 SSP50A・50 SSP80
SSP100L
SSP6AM
SSP30A・30
SSP80L
上級 精密級 上級 精密級 上級 精密級 上級 精密級 上級 精密級 上級 精密級 上級 精密級 上級 精密級 上級 精密級
(P)
(P)
(P)
(P)
(P)
(P)
(P)
(P)
(P)
46 26
46 26
46 26
36 20
34 18 32 18 32 16 30 16 30 16
200
200
315 89
─
89 57
54 32
45
25
39
315
400 ─
─ 126 ─ 126 82
68 41
53
31
44
400
500 ─
─
─
─ 163 ─
82 51
62
38
50
500
630 ─
─
─
─
─
─ 102 65
75
46
57
34
47 27
41
23
37
20
630
800 ─
─
─
─
─
─
─
─
92
58
68
42
54 32
45
26
40
22
800 1,000 ─
─
─
─
─
─
─
─ 115
75
83
52
63 38
51
30
43
24
59
35
48
28
89 57
21
36 19
34
25
39 21
29
43 24
17
32
36
19
34
17
38
21
35
19
17
1,000 1,250
─
─
─
─
─
─
─
─ 153
97 102
65
76 47
1,250 1,600
─
─
─
─
─
─
─
─ 195* 127* 130
85
93 59
70
43
55
33
1,600 2,000 ─
─
─
─
─
─
─
─
171 116 118 77
86
54
65
40
─
─
* SSP13A,16A 製作最大長さ:1500mm
※ 2,000mm を越える長さについては NB までお問い合わせください。
標準、軽予圧(T1)、中予圧(T2)の3種類から選定できます。なおコマーシャル軸を採用した場合には予圧の指定
はできません。
呼び番号
SSP 4・4AM
SSP
5AM
SSP 6・6AM
SSP 8・8AM
SSP 10・10AM
SSP 13A
SSP 16A
SSP 20A・20
SSP 25A・25
SSP 30A・30
SSP 40A・40
SSP 50A・50
SSP 60A・60
SSP 80
SSP 80L
SSP100
SSP100L
単位:μm
標準
表B-7 予圧と使用条件
軽予圧﹡
(T1)中予圧﹡
(T2)
予圧区分 予圧記号
−3〜0
無
﹡
T1
軽度の振動を受ける箇所
軽度の複合荷重がかかる箇所
交番トルクがかかる箇所
﹡
T2
振動や衝撃がかかる箇所
オーバーハング荷重がかかる箇所
複合荷重がかかる箇所
−
軽予圧
−3〜+1
−8〜−3
−13〜−8
中予圧
−4〜+2 −12〜−4 −20〜−12
使用条件
振動のごく少ない箇所
精密な動きが要求される箇所
一定方向のトルクがかかる箇所
標準
0〜+3
σ≧ M …………………………………
(1)
Z
M:曲げモーメント
σ:スプライン軸の許容曲げ応力
(98N/mm2)
M:スプライン軸に作用する曲げモーメント
(N・mm)
Z:スプライン軸の断面係数
(mm3)
(P.B-8 表B-8 スプライン軸の断面特性参照)
スプライン軸にねじりを受ける場合
(2)
τa≧ ZTP …………………………………
図B-4 ねじりモーメント負荷
τa:スプライン軸の許容ねじり応力
(49N/mm2)
T:スプライン軸に作用するねじりモーメント
ZP:スプライン軸の極断面係数
(mm3)
(P.B-8 表B-8 スプライン軸の断面特性参照)
T:ねじりモーメント
スプライン軸に曲げとねじりを同時に受ける場合
相当曲げモーメント
(3)
を計算し、
(1)
に代入しサイズを選定
します。
予圧すきま
表B-6 予圧すきま
図B-3 曲げモーメント負荷
下記計算を行い、条件を満たすサイズを選定します。
スプライン軸に曲げを受ける場合
ボールスプライン
─
スプラインは、スライドブッシュと比較し定格が大きく、ラジアル荷重、曲げモーメント(モーメント)やねじりモーメ
ント(トルク)を受けることができます。このため、スプライン軸の強度を考慮する必要があります。
﹡予圧により動摩擦抵抗が大きくなる場合があります。
Me= 1{M+(M2+T2)
}………………(3)
2
(N・mm)
Me:相当曲げモーメント
M:スプライン軸に作用する曲げモーメント
T:スプライン軸に作用するねじりモーメント
スプライン軸のこわさ
こわさとは、
ねじりモーメントによって生ずる変形
(ねじれ角)
の
ことを言います。高精度で滑らかな直線運動のために、
スプラ
イン軸のねじれ角を、1mあたり0.25°
以下にする必要があり
ます。
T・L ・ 360 …………………………
θ= G
(4)
・IP 2π
こわさ=0.25°
≧
−6〜+3 −18〜−6 −30〜−18
1,000
(5)
L θ ………………
θ
:ねじれ角
(°
)
T:スプライン軸に作用するねじりモーメント
(N・mm)
L:スプライン部軸長さ
(mm)
4
G:横弾性係数
(SUJ2)
7.9×10(N/mm2)
4
2
)
(SUS)
7.69×10(N/mm
(mm4)
IP:スプライン軸の断面二次極モーメント
(P.B-8 表B-8 スプライン軸の断面特性参照)
−8〜+4 −24〜−8 −40〜−24
B-6
B-7
図B-5 ねじりモーメントによるスプライン軸の変形
L
θ
BALL SPLINE
スプライン軸のたわみ・たわみ角
スプライン軸のたわみ・たわみ角はそれぞれ条件にあった計算式を選定する必要があります。代表的な例を下表に示します。
表B-8 スプライン軸の断面特性
4
1.18×10
5.90
2.41×10
1.20×10
8.57×10−9
8.83×10−9
SSP
6
5.91×10
1.97×10
1.21×102
4.04×10
1.71×10−9
1.76×10−9
SSP
8
2
1.90×10
4.76×10
3.88×10
9.69×10
5.32×10
5.47×10
SSP 10
4.61×102
9.22×10
SSP 13A
1.32×10
2.03×10
SSP 16A
2.98×103
3.73×102
SSP 20A
7.35×103
SSP 25A
SSP 30A
−10
−10
9.42×102
1.88×102
2.19×10−10 2.26×10−10
2.70×10
4.16×10
2
7.66×10−11 7.89×10−11
6.15×103
7.68×102
3.39×10−11 3.49×10−11
7.35×102
1.51×104
1.51×103
1.38×10−11 1.42×10−11
1.79×104
1.43×103
3.68×104
2.94×103
5.65×10−12 5.82×10−12
3.63×104
2.42×103
7.57×104
5.05×103
2.79×10−12
−
SSP 40A
1.15×10
5.73×10
2.39×10
1.20×10
8.83×10
−
SSP 50A
2.81×105
1.12×104
5.86×105
2.34×104
3.60×10−13
−
SSP 60A
5.91×105
1.97×104
1.22×106
4.08×104
1.71×10−13
−
1.93×10
4.83×10
3.92×10
9.81×10
5.24×10
−
SSP 80
SSP 80L
SSP100
SSP100L
3
5
6
4.69×106
2
3
4
9.38×104
3
5
6
9.55×106
4
4
1.91×105
−13
−14
2.16×10−14
5.53×10
1.04×10
1.14×10
2.01×10
2.07×10
1.27×104
1.10×103
2.63×104
2.29×103
7.97×10−12
8.21×10−12
SSP 30
2.74×104
1.96×103
5.73×104
4.10×103
3.69×10−12
−
SSP 40
8.71×104
4.66×103
1.82×105
9.75×103
1.16×10−12
−
SSP 50
2.16×105
9.19×103
4.53×105
1.93×104
4.69×10−13
−
SSP 60
4.50×10
1.59×10
9.46×10
3.35×10
2.25×10−13
−
SSP 4AM
1.18×10
6.01
2.44×10
1.23×10
8.56×10−9
8.82×10−9
SSP 5AM
2.77×10
1.11×10
5.77×10
2.31×10
3.65×10
3.76×10
SSP 6AM
5.89×102
1.96×10
1.22×102
4.05×10
1.72×10−9
SSP 8AM
1.88×102
4.71×10
3.86×102
9.66×10
5.37×10−10 5.53×10−10
SSP10AM
4.53×102
9.06×10
9.35×102
1.87×102
2.23×10−10 2.30×10−10
5
4
5
3
4
−11
−9
−11
5
表B-9 定格荷重
−9
1.77×10−9
基本動定格荷重
基本静定格荷重
垂直方向
C
C
水平方向
1.73×C
1.22×C
垂直方向
C0
C0
水平方向
1.73×C0
1.22×C0
図B-6 荷重方向
垂直方向荷重
SSP4AM SSP5AM〜10AM
水平方向荷重
SSP4AM
B-8
支持
┃
支持
支持
┃
支持
固定
6 ┃
固定
ℓ/2
8
9
i2
i2
i1=0
Pℓ3
=Pℓ3 C
48EI
δmax=
Pℓ3
1
= Pℓ3 C
192EI 4
δmax=
5pℓ4
5
= pℓ4 C
384EI 8
2=
δmax=
pℓ4
1
= pℓ4 C
384EI 8
i 2=0
P
等分布荷重p
たわみ角計算式
δmax=
ℓ
i 2=
i1=0
i 2=0
a
i1
P
b
P
a
δ1=
i2
δmax=
ℓ
a
P
i1
b
P
a
δ1=
P
i1
等分布荷重p
ℓ
ℓ/2
i1
3b ⎞
3b ⎞
Pa 3 ⎛
2+
=2Pa 3⎛
⎝2+ a ⎠C
24EI⎝
a ⎠
Pℓ3
δmax=
=16Pℓ3 C
3EI
δmax=
pℓ4
8EI
=6pℓ4 C
i1
Mo
ℓ
2
Pa 3 ⎛ 3ℓ2
⎞
3⎛ 3ℓ
−4⎞
⎠=2Pa ⎝ a 2 −4⎠C
24EI⎝ a 2
3a
Pa 3 ⎛ 3a ⎞
2− =8Pa 3⎛2− ⎞C
⎝
6EI⎝
ℓ⎠
ℓ⎠
δmax=
ℓ
ℓ
3b ⎞
Pa 3 ⎛ 3b ⎞
2+ ⎠=8Pa 3⎛
⎝2+ a ⎠C
6EI⎝
a
水平方向荷重
SSP5AM∼10AM
pℓ3
=2pℓ3 C
24EI
i2
δmax=
√3Moℓ2 2√3
=
Moℓ2C
216EI
9
δmax=
Moℓ2
2
= Moℓ2C
216EI
9
1=
Pab
=24PabC
2EI
i 2=
Pa(a+b)
=24Pa(a+b)C
2EI
i1=
Pa 2b 24Pa 2bC
=
2EIℓ
ℓ
i 2=0
i1=
ℓ/2
i1
Mo
ℓ
Pℓ2
=24Pℓ2 C
2EI
i 2=0
i1=
pℓ3
=8pℓ3 C
6EI
i 2=0
i1=
Moℓ
=4MoℓC
12EI
i 2=
Moℓ
=2MoℓC
24EI
i1=
Moℓ
=3MoℓC
16EI
垂直方向荷重
固定
10 ┃
固定
Pℓ2
=3Pℓ2C
16EI
等分布荷重p
ℓ
固定
┃
自由
支持
┃
支持
P
ℓ
固定
7 ┃
自由
定格荷重
SSP-AM形は荷重の方向によって定格荷重が異なります。
固定
┃
固定
ℓ/2
たわみ計算式
ℓ
−
5.03×10
4
支持
┃
支持
固定
4 ┃
固定
SSP 25
2
2
3
SSP 20
3
1
仕様条件
i 2=0
δ1:荷重作用点におけるたわみ(㎜) δmax:最大たわみ(㎜) i1:荷重作用点におけるたわみ角(rad) i 2:支持点におけるたわみ角(rad)
Mo:モーメント(N・㎜) P:集中荷重(N) p :等分布荷重(N/㎜) a,b:荷重作用点距離(㎜) ℓ :スパン(㎜) I:スプライン軸の断面二次モーメント(㎜ 4) (P.B-8 表B-8 スプライン軸の断面特性参照)
(SUS)2.0×10 5(N/㎜ 2) C:1/48EI(1/N・㎜ 2)
E:縦弾性係数(SUJ2)2.06×10 5(N/㎜ 2)
B-9
ボールスプライン
SSP
2
支持
方法
1/N・mm2
δmax
mm3
δmax
mm4
δmax
mm3
SUS440C
δmax
mm4
SUJ2
δmax
極断面係数
δmax
断面二次極モーメント
δmax
断面係数
δmax
断面二次モーメント
表B-10 たわみ・たわみ角計算式
C=1/48EI
δmax
δ1
ZP
δmax
δ1
IP
δmax
Z
δmax
呼び番号
I
BALL SPLINE
スプライン軸の許容回転数
定格寿命計算
軸は高速回転になると固有振動数に近づき共振を起こし、運動不能になります。この時の回転数を危険速度と呼
び、次式で求めます。なお、使用にあたっては、安全のため、計算値の80%以内を最高回転数とします。
下記計算を行い、条件を満たすサイズ選定します。
(2)
・
(3)
を計算し、
(1)
に代入します。
図B-7 取付方法
λ2
E・Id×103
NC=60・ 2π・L2 ・
(1)
γ・A …………
自由
固定−支持
固定
(
L
:取付間距離
支持
L
:取付間距離
支持
λ=3.927
d:軌道溝が残らない径
(mm)
(表B-11 スプライン軸の断面形状を参照)
固定−固定
固定
A:最小軸断面積(mm 2)
………………………………
(3)
L
:取付間距離
3.4
4.3
5.2
7.1
8.8
軌道溝を残らないようにするには、表の外径を推奨します。
B-10
s
92
SSP 4AM
SSP 5AM
SSP 6AM
SSP 8AM
SSP10AM
φ
D
表B-13 取付治具推奨寸法
径
い
な
ら
残
が
溝
73.9
SSP20
SSP25
SSP30
SSP40
SSP50
SSP60
d:軌道溝が
残らない径
mm
16.4
20.6
24.8
33.1
41.4
49.7
外筒の形式
呼び番号
D
SSP 4 9.5
SSP 6 13.5
SSP 8 15.5
SSP 10 20.5
SSP 13A 23.5
SSP 16A 30.5
SSP 20A 34.5
SSP 25A 41.5
SSP 30A 46.5
SSP 40A 63.5
SSP 50A 79
SSP 60A 89
SSP 80 119
SSP 80L
SSP100
149
SSP100L
d
3.5
5
7
8.5
12
14.5
18
22.5
27
35.6
44
53.5
呼び番号
SSP20
SSP25
SSP30
SSP40
SSP50
SSP60
SSP-AM
中間ばめ
H7
J6
SSPM
図B-9 ハウジングへの挿入
φD
単位:㎜
D
31.5
36.5
44.5
59.5
74
89
SSP 4AM 7.5
SSP 5AM 9.5
SSP 6AM 11.5
SSP 8AM 14.5
SSP10AM 18.5
取付治具
d
16.5
20.5
25
33
41
50
φd
3
4
5
7
8.5
74
92
すきまばめ
SSP
スプライン外筒をハウジングに挿入する場合は、図B-9に
示すような治具を用い、
サイドリングやシールをたたかないよう
に静かに挿入してください。
道
表B-12 外筒のはめあい
SSP・SSP-AM・SSPM形のスプライン外筒とハウジング
のはめあいは、一般的に中間ばめとします。精度をあまり必要
としない場合はすきまばめとします。
SSPT・SSPF・SSPT
(K)
-AM形は軽荷重でトルクがあま
りかからない箇所では、外筒外径よりもわずかに大きな穴をあ
けるだけで使用できます。
フランジ取付面の平行度、直角度
によっては、所定の精度が得られず、偏荷重により早期破損
のおそれがありますので、取付面の精度には、十分注意してく
ださい。
軌
d:
取付方法
スプライン外筒のハウジングへの挿入
呼び番号
モーメント
10 3
Lh= 2・ℓLS・
・n1・60
スプライン外筒とハウジングのはめあい
λ=4.730
表B-11 スプライン軸の断面形状
SSP 4
SSP 6
SSP 8
SSP 10
SSP 13A
SSP 16A
SSP 20A
SSP 25A
SSP 30A
SSP 40A
SSP 50A
SSP 60A
SSP 80
SSP 80L
SSP100
SSP100L
トルク負荷
L:定格寿命(km) fC:接触係数 f W:荷重係数 C:基本動定格荷重(N) P:作用荷重(N)
CT:基本動定格トルク(N・m) T:作用トルク(N・m)
※各係数はP.技-5を参照してください。
※コマーシャルタイプの定格荷重はカタログ値のおよそ70%とな
ります。
固定
λ:取付方法による係数
(図B-7 取付方法を参照)
固定−自由 λ=1.875
支持−支持 λ=3.142
固定−支持 λ=3.927
固定−固定 λ=4.730
d:軌道溝が
残らない径
mm
3.5
5.3
7.2
9
11.7
14.2
17.9
22.4
26.8
35.5
44.6
54
)
L:定格寿命(km) L h:寿命時間(hr)
ℓS:ストローク(m) n1:毎分往復回数(cpm)
d:軌道溝が残らない径
(mm)
(表B-11 スプライン軸の断面形状を参照)
呼び番号
ラジアル負荷
)
ボールスプライン
π・d4
Id= 64 ………………………………
(2)
(
C C 3
L= ffW
・P ・50
C CT 3
L= ffW
・ T ・50
λ=3.142
Id:スプライン軸の最小断面二次モーメント(mm4)
A= π・d
4
L
:取付間距離
トルク負荷の場合
支持−支持
支持
図B-8 ラジアル負荷とトルク負荷
ラジアル負荷の場合
λ=1.875
NC:危険速度
(rpm)
L:取付間距離
(mm)
5
2
E:縦弾性係数
(SUJ2)
2.06×10(N/mm
)
5
2
(SUS)
2.0 ×10(N/mm
)
−6
3
γ
:密度
(SUJ2)
7.85×10 (kg/mm )
(SUS)
7.75×10−6
(kg/mm3)
2
固定−自由
固定
ボールスプラインは転動体にボールを使用しているの
で、寿命計算には次式を用います。
B-11
BALL SPLINE
特殊仕様
使用環境
使用環境によりボールスプラインは性能を発揮できない事もあります。使用雰囲気には十分な注意をはらって設計
をお願いします。
防塵
図B-10 防塵機構例
ジャバラ
使用温度
カバー
ボールスプラインには樹脂製の保持器が使用されてい
ます。使用温度は80℃を越えないようにお願いします。
取扱い上の注意
NBボールスプラインは精密部品ですので下記の事項に注意して慎重に取扱ってください。
潤 滑
スプライン外筒とスプライン軸の組付け
NBボールスプラインは出荷時にリチウム石けん基グ
リースが封入されており、取付時に初期充填の必要がな
く、そのままの状態で使用できます。しかし他の直線運動
の機器と同様に運転中にわずかずつ外部に流出しますの
で、使用状況にあわせて適時補給をしてください。
NBではリニアシステム用低発塵グリースを用意してお
ります。詳細はP.技-39を参照してください。
NBボールスプラインはスプライン外筒の両端にシー
ルが標準で装備されています。全面研削加工されたスプ
ライン軸では、シールが理想的な状態で接触するので、
潤滑剤の密封性能が十分発揮されます。
図B-11 給油機構例
過大なモーメント
ケーブルやエアーの配管、軽量化を求められる場合に、中空軸を用意しています。なお中空軸(SUJ2)には表B-14の
内径を推奨します。
表B-14 推奨中空軸
軸径
内径
SSP 4
SSP 6
SSP 8
SSP10
SSP13A
SSP16A
SSP2 0A
SSP25A
Ds
mm
4
6
8
10
13
16
20
25
d
mm
1.5
2
3
4
6
8
10
15
SSP 4AM
SSP 5AM
SSP 6AM
SSP 8AM
SSP10AM
4
5
6
8
10
1.5
2
2
3
4
断面2次 断面係数
モーメント
I
Z
mm4
mm3
11.5 5.6
58.3 18.9
186 44.9
448 85.9
1,260 182
2,780 323
6,860 637
15,400 1,100
図B-13 組付け方向とNBマーク
ボールスプラインの精度・予圧はスプライン外筒とスプライ
ン軸のNBマークが一致した状態のものですので、抜き差しす
る際はNBマークを必ず確認してください。
(図B-13参照)
抜
き取ったスプライン外筒は必ず元のスプライン軸に挿入し、
スプライン外筒とスプライン軸の組合せを変えないようにして
ください。
このとき、
スプライン外筒とスプライン軸双方のNB
マークが納入時と同一方向になるように注意して下さい。
差込む際は、鋼球の脱落・シールの傷みを防止するため
に、
スプライン軸の軌道溝とスプライン外筒の鋼球とシール
の位置を正確に合わせて、
こじらないようにしてください。特に
予圧品では注意が必要です。
また、
スプライン外筒の分解は
絶対に行わないでください。
中空仕様
呼び番号
図B-12 端末加工例
ボールスプライン
異物やごみの混入はボールスプラインの運動性能に
悪影響を与え寿命を縮めます。シールは一般的な使用状
況下では性能を発揮しますが、使用雰囲気の極度に悪
い箇所では、完全に異物の混入を防ぐ事はできません。
その様な箇所で使用される際には、外部にジャバラや保
護カバーを設けてボールスプラインを保護してください。
(図B-10参照)
NBでは端末加工、特殊形状スプライン外筒、特殊形状
スプライン軸、表面処理等様々なご要望に応じます。こ
の場合打ち合わせが必要となりますのでNBまでお問い
合わせください。
11.6
26.9
58.1
184
440
d
ボールスプラインは1個の外筒でもモーメントを受ける
ことができますが、モーメントが過大になりすぎると走行
が安定しませんので過大なモーメントはできるだけ避け
てください。高精度の運動が必要な場合は原則として1
軸に外筒2個以上として過大なモーメントは避けてくださ
い。
Ds
5.7
10.3
18.8
44.4
84.2
B-12
B-13
向きを一致
NB JAPAN
NB JAPAN
BALL SPLINE
取付例
SSP形の取付
SSP4AM形の取付
SSP形の取付例を図B-14〜図B-15に示します。
SSP4AMの固定は、図のように外筒の皿ザグリに
M2のねじを使用して固定してください。固定の際は、
ねじで外筒を変形させないように注意してください。
このときスプラインを動かし摺動の変化を確認しな
がらねじを締めてください。
図B-15 押え板による取付
添付キー
図B-16 添付キー
ボールスプライン
図B-14 スナップリングによる取付
図B-17 SSP4AMの取付
SSPM形の取付
SSP・SSP-AM形には図B-16に示すキーが添付され
ています。
SSPM形の取付例を図B-18、20及び22、23に示します。
図B-18 F形ロックプレートによる取付
h
a
L1
C
R)
(
表B-15 添付キー主要寸法
a
呼び番号
SSP 4
SSP 6
SSP 8
SSP 10
SSP 13A
SSP 16A
SSP 20A
SSP 25A
SSP 30A
SSP 40A
SSP 50A
SSP 60A
SSP 80
SSP 80L
SSP100
SSP100L
mm
2
2.5
2.5
3
3
3.5
4
4
4
6
8
12
16
20
SSP
SSP
SSP
SSP
SSP
SSP
20
25
30
40
50
60
4
5
7
10
15
18
SSP
SSP
SSP
SSP
5AM
6AM
8AM
10AM
2
2
2.5
3
L1
C
mm
6
10.5
10.5
13
15
17.5
29
36
42
52
58
67
76
110
110
160
mm
26
33
41
55
60
68
0.2
0.3
0.3
0.5
0.5
0.5
6
8
8.5
11
0.2
h
許容差
許容差
μm
+16
+ 6
+24
+12
+30/+15
+36
+18
mm
2
2.5
2.5
3
3
3.5
4
4
4
6
7
8
10
+43
+22
13
+24
+12
+30
+15
+36
+18
4
5
7
8
10
11
+16
+ 6
2
2
2.5
3
μm
0
−25
0
−30
0
−36
0
−43
0
−30
0
−36
0/−43
0
−25
F形ロックプレート(標準添付品)
SSPM形には図B-19のロックプレートが2個添付されます。
材質:SUS304CSP
0.2
0.5
0.3
0.5
0.5
0.5
0.8
表B-16 F形ロックプレート
図B-19 F形ロックプレート
呼び番号
K
mm
G
mm
t
mm
R
mm
適用
スプライン外筒
FP 6
6.8
2.9
1.0
0.5
SSPM 6
FP 8
8.5
3.5
1.2
0.5
SSPM 8
FP10
8.5
3.5
1.2
0.5
SSPM10
φG
4ーR
0.5
0.8
図B-20 LP形ロックプレートによる取付
耐食仕様とSSP-AM形のキー材質はステンレスになります。
B-14
t
K
B-15
BALL SPLINE
LP形ロックプレート(別売品)
SSPF形の取付
NBではSSPM形用にLP形ロックプレートを用意しております。
材質:SUS304CSP
SSPF形の取付例を図B-24に示します。
図B-24 SSPF形取付例
図B-21 LP形ロックプレート
0
E−0.2
0.
0
0
3以 B−0.1B−0.1
上
t
Y
90°
(φG)
K
90°
φGM 2ーM
ボールスプライン
2ーR
(0.2)
90
°
2ー
C
X
LP 形を使用する場合はハウジングを上図のように加工してください。
表B-17 LP形ロックプレート
呼び番号
K
mm
ロックプレート主要寸法
G
t
R
X
mm
mm
mm
mm
Y
mm
B
mm
ハウジング加工寸法
E
GM
M
mm
mm
適用
スプライン外筒
LP 6
8.6
3.8
1.0
1
5.85
7.8
11.1
3.3
3.5
M2.5
SSPM 6
LP 8
9.15
4.5
1.2
1
6.45
9.2
12.3
4.0
4.2
M3
SSPM 8
LP10
9.15
4.5
1.2
1
6.45
9.2
14.8
4.0
4.2
M3
SSPM10
図B-22 特殊ロックプレートによる取付(1)
図B-23 特殊ロックプレートによる取付(2)
SSPT形の取付
SSPT形の取付例を図B-25に示します。
図B-25 SSPT形取付例
B-16
B-17
BALL SPLINE
SSP形
MO1
−円筒形−
b
t
L1
t
キー溝
呼び番号の構成
キー溝
例)SSP 80 L - 2 - T1 - 600 - P / CU
SSP4∼10
SSP13A∼60
※SSP4にはオイルホールはありません。
2-d
(オイルホール)
L
ボールスプライン
MO2
D
Ds
b
2-d
(オイルホール)
MO1
呼び径
キー溝
外筒を 2 個密着して使用する場合
Ds
スプライン軸全長
外筒の長さ
無記入:標準
L:ロング
2-d
(オイルホール)
SSP80・80L∼100・100L
予圧記号
無記入:標準
T1:軽予圧
T2:中予圧
1軸に付く外筒の個数
D
精度等級
無記入:上級
P:精密級
L1
b
t
特殊仕様付
仕様
SSP:標準仕様
SSPS:耐食仕様
B
(L)
注 保持器材質は樹脂になります。
呼び番号
標準仕様
耐食仕様
SSP 4
SSP 6
SSP 8
SSP 10
SSP 13A
SSP 16A
SSP 20A
SSP 25A
SSP 30A
SSP 40A
SSP 50A
SSP 60A
SSP 80
SSP 80L
SSP100
SSP100L
SSPS 4
SSPS 6
SSPS 8
SSPS10
SSPS13A
SSPS16A
SSPS20A
SSPS25A
—
—
—
—
—
—
—
—
SSP 20
SSP 25
SSP 30
SSP 40
SSP 50
SSP 60
SSPS20
SSPS25
—
—
—
—
mm
10
14
16
21
24
31
35
42
47
64
80
90
120
120
150
150
32
37
45
60
75
90
D
許容差
μm
0/−9
0
−11
0
−13
0
−16
0
−19
0
−22
0
−25
0
−16
0
−19
0/−22
L
mm
16
25
25
33
36
50
63
71
80
100
125
140
160
217
185
248
60
70
80
100
112
127
許容差
mm
B
mm
0
−0.2
−
0
−0.3
−
118.2
175.2
132.6
20
195.6
0/−0.2
0
−0.3
主要寸法
b
許容差
mm
μm
2
2.5
+14
2.5
0
3
3
3.5
4
+18
4
0
4
6
8
+22/0
12
+27
0
16
−
4
5
7
10
15
18
t
+0.05
0
mm
1.2
1.2
1.2
1.5
1.5
2
2.5
2.5
2.5
3.5
4
5
6
+33
7
0
+18
0
+22
0
+27
0
2.5
3
4
4.5
5
6
mm
6
10.5
10.5
13
15
17.5
29
36
42
52
58
67
76
110
110
160
26
33
41
55
60
68
Ds
d
L1
mm
−
1
1.5
1.5
1.5
2
2
3
3
4
4
4
mm
4
6
8
10
13
16
20
25
30
40
50
60
5
80
5
100
2
3
3
4
4
4
18.2
23
28
37.4
47
56.5
基本定格荷重
基本定格トルク
動
静
動
静
CT
CoT
許容差
C
Co
μm
N・m
N・m
kN
kN
0.74 1.05 0 0.86 1.22
1.5 2.4 −12 1.22 2.28
2.1 3.7 0 1.45 2.87
4.4 8.2 −15 2.73 5.07
21
39.2 0 2.67 4.89
60
110
−18 6.12 11.2
105
194
8.9
16.3
0
189
346
12.8
23.4
−21
307
439
18.6
23.2
934
0 674
30.8
37.5
2,950
−25 1,290
40.3
64.9
1,570
2,620
47.7
79.5
0
3,860
6,230
83.1
134
−30
5,120
9,340
110
201
11,500
0 6,750
135
199
17,300
−35 8,960
179
298
83
162
289
0 637
−25 1,390
0/−30 2,100
0
−21
133
239
412
882
3,180
4,800
7.84
12.3
18.6
30.8
46.1
58.0
11.3
16.1
23.2
37.5
74.2
127
静的許容
モーメント
MO2
MO1
N・m
N・m
1.97 10.3
5.1 40
7.4 50
18.0 116
13.7 109
46
299
110
560
171
1,020
181
1,470
358
2,940
690
4,080
881
5,470
2,000
11,100
4,410
21,100
3,360
19,300
7,340
37,700
63
104
181
358
696
1,300
500
830
1,470
2,940
4,400
8,800
外筒
質量
軸
kg
0.0065
0.019
0.023
0.054
0.07
0.15
0.22
0.33
0.36
0.95
1.9
2.3
5.1
7.6
9.7
13.9
kg/m
0.10
0.21
0.38
0.60
1.0
1.5
2.4
3.7
5.38
9.55
15.0
21.6
2.0
3.1
4.8
8.6
13.1
19
0.2
0.22
0.35
0.81
1.5
2.5
39
61
サイズ
4
6
8
10
13A
16A
20A
25A
30A
40A
50A
60A
80
80L
100
100L
20
25
30
40
50
60
1kN≒102kgf 1N・m≒0.102kgf・m
SSP形にはキーが添付されています。(P.B-14参照)
B-18
B-19
BALL SPLINE
SSP-AM形
MY
SSP5AM
−軽量・コンパクト円筒形−
C,C0
120°
MP
1
呼び番号の構成
Ds
CT,C0T
MY2
例)SSP 4 AM - 2 - T1 - 200 - P / CU
D
SSP4AM
ボールスプライン
B
(L)
SSP4AM
※SSP4AMにはシールは付きません。
MY
MP2
特殊仕様付
外筒を 2 個密着して使用する場合
L1
C,C0
CT,C0T
呼び径
予圧記号
無記入:標準
T1:軽予圧
1軸に付く外筒の個数
標準仕様
耐食仕様
D h6
許容差
mm
SSP 4AM SSPS 4AM
8
SSP 5AM SSPS 5AM
10
SSP 6AM SSPS 6AM
12
SSP 8AM SSPS 8AM
15
SSP10AM SSPS10AM
19
μm
0
−9
0
−11
0
−13
主要寸法
b
t
許容差 +0.05
L
B
mm
mm
mm
μm
12
8
−
−
18
10.8
2
21
13
2
25
14.9
2.5
30
18
3
SSP(S)形5AM 〜 10AMにはキーが添付されています。
(P.B-14参照)
B-20
+14
0
B
(L)
SSP5AM∼10AM
※SSP5AMにはオイルホールはありません。
注 SSP(S)4AMにはシールは付きません。リターンキャップ材質は樹脂になります。
呼び番号
D
b
スプライン軸全長
MP
Ds
仕様
SSP AM:標準仕様
SSPSAM:耐食仕様
t
精度等級
無記入:上級
P:精密級
L1
d
mm
mm
mm
mm
−
−
−
4
1.2
6
−
5
1.2
8
1
6
1.5
8.5
1.2
8
1.5
10
0
1.8
11
DS h7
許容差
μm
0
−12
0
−15
基本定格トルク
動
静
CT
CoT
基本定格荷重
動
静
C
Co
N・m
N・m
N
N
0.72
1.00
314
438
2.33
4.05
825
1,160
2.95
5.27
890
1,290
5.85
9.83
1,330
1,810
2,270
2,870
12.4
19.4
静的許容
モーメント
MP
MY
MP2
MY2
N・m
N・m
0.59
1.03
3.36
5.82
2.10
2.56
13.4
16.3
2.55
3.11
16.5
20.1
4.11
5.00
27.8
33.8
7.84
9.53
52.5
63.9
許容モーメントMP2・MY2は外筒を2個密着した状態での値です。
B-21
d
(オイルホール)
外筒
質量
軸
サイズ
g
g/100mm
2.5
9.7
4AM
5.1
14.9
5AM
9.2
21.6
6AM
15.8
38.4
8AM
30.7
59.8
10AM
1N≒102gf 1N・m≒102gf・m
BALL SPLINE
SSPM形
−キーレススプライン−
K
例)SSPM 10 - 2 - T1 - 200 - P / CU
F
φG
W
MO1
C
呼び番号の構成
ボールスプライン
D
H
B
A
特殊仕様付
C
外筒を 2 個密着して使用する場合
精度等級
無記入:上級
P:精密級
SSPM形
Ds
B
MO2
K
2-d
(オイルホール)
t
L
スプライン軸全長
呼び径
予圧記号
無記入:標準
T1:軽予圧
1軸に付く外筒の個数
注 保持器材質は樹脂になります。
呼び番号
SSPM 6
SSPM 8
SSPM10
mm
14
16
21
D
許容差
μm
0
−11
0/−13
L
許容差
mm
mm
25
0
25
−0.2
33
主要寸法
W
C
F
mm
2.2
2.7
2.7
mm
1.1
1.3
1.3
mm
1.0
1.2
1.2
A
d
mm
mm
12.0 1
13.6 1.5
18.6 1.5
B
mm
9.4
11
13.5
H
K
G
t
mm
25.6
30.6
35.6
mm
6.8
8.5
8.5
mm
2.9
3.5
3.5
mm
1.0
1.2
1.2
mm
6
8
10
DS
許容差
μm
0/−12
0
−15
基本定格トルク
静
動
CoT
CT
N・m
N・m
1.5
2.4
2.1
3.7
4.4
8.2
基本定格荷重
動
静
C
Co
kN
kN
1.22
2.28
1.45
2.87
2.73
5.07
SSPM形にはF形ロックプレートが2個添付されています。(P.B-15参照)
B-22
静的許容
モーメント
MO1
MO2
N・m
N・m
5.1
40
7.4
50
18.0
116
質量
外筒
軸
kg
0.019
0.023
0.054
kg/m
0.21
0.38
0.60
サイズ
6
8
10
1kN≒102kgf 1N・m≒0.102kgf・m
B-23
BALL SPLINE
SSPF形
−フランジ形−
MO1
H
W
h
d1
d2
4-取付穴
Df
特殊仕様付
精度等級
無記入:上級
P:精密級
仕様
SSPF:標準仕様
SSPFS:耐食仕様
L
外筒を 2 個密着して使用する場合
2-d
(オイルホール)
スプライン軸全長
呼び径
予圧記号
無記入:標準
T1:軽予圧
T2:中予圧
1軸に付く外筒の個数
SSPF6∼10
SSPF13A∼60
2-d
(オイルホール)
注 保持器材質は樹脂になります。
呼び番号
D
標準仕様
耐食仕様
SSPF 6
SSPF 8
SSPF10
SSPF13A
SSPF16A
SSPF20A
SSPF25A
SSPF30A
SSPF40A
SSPF50A
SSPF60A
SSPFS 6
SSPFS 8
SSPFS10
SSPFS13A
SSPFS16A
SSPFS20A
SSPFS25A
—
—
—
—
mm
14
16
21
24
31
35
42
47
64
80
90
SSPF20
SSPF25
SSPF30
SSPF40
SSPF50
SSPF60
SSPFS20
SSPFS25
—
—
—
—
32
37
45
60
75
90
許容差
μm
0
−11
0
−13
0
−16
0
−19
0/−22
0
−16
0
−19
0/−22
L
mm
25
25
33
36
50
63
71
80
100
125
140
許容差
mm
0
−0.2
0
−0.3
60 0/−0.2
70
80 0
100
−0.3
112
127
主要寸法
H
Df
P.C.D.
d1×d2×h
mm
30
32
42
43
50
58
65
75
100
124
129
mm
5
5
6
7
7
9
9
10
14
16
18
mm
22
24
32
33
40
45
52
60
82
102
107
mm
3.4×6.5×3.3
3.4×6.5×3.3
4.5×8×4.4
4.5×8×4.4
4.5×8×4.4
5.5×9.5×5.4
5.5×9.5×5.4
6.6×11×6.5
9×14×8.6
11×17.5×11
11×17.5×11
mm
7.5
7.5
10.5
11
18
22.5
26.5
30
36
46.5
52
mm
1
1.5
1.5
1.5
2
2
3
3
4
4
4
Ds
許容差
mm
μm
0/−12
6
0
8
−15
10
0
13
−18
16
20
0
25
−21
30
0
40
−25
50
0/−30
60
51
60
70
90
113
129
7
9
10
14
16
18
40
47
54
72
91
107
4.5×8×4.4
5.5×9.5×5.4
6.6×11×6.5
9×14×8.6
11×17.5×11
11×17.5×11
23
26
30
36
40
45.5
2
3
3
4
4
4
W
d
18.2
23
28
37.4
47
56.5
基本定格トルク
動
静
CT
CoT
N・m
N・m
1.5 2.4
2.1 3.7
4.4 8.2
21 39.2
60 110
105 194
189 346
307 439
647 934
1,290 2,950
1,570 2,620
83
0
162
−21
289
0 637
−25 1,390
0/−30 2,100
133
239
412
882
3,180
4,800
基本定格荷重
動
静
C
Co
kN
kN
1.22 2.28
1.45 2.87
2.73 5.07
2.67 4.89
6.12 11.2
8.9
16.3
12.8
23.4
18.6
23.2
30.8
37.5
40.3
64.9
47.7
79.5
7.84
12.3
18.6
30.8
46.1
58.0
63
104
181
358
696
1,300
11.3
16.1
23.2
37.5
74.2
127
静的許容
モーメント
MO2
MO1
N・m
N・m
5.1
40
7.4
50
18.0
116
13.7
109
46
299
110
560
171
1,029
181
1,470
358
2,940
690
4,080
881
5,470
500
830
1,470
2,940
4,400
8,800
外筒
質量
サイズ
軸
kg
0.037
0.042
0.094
0.1
0.2
0.33
0.45
0.55
1.41
2.73
3.2
kg/m
0.21
0.38
0.6
1
1.5
2.4
3.7
5.38
9.55
15.0
21.6
6
8
10
13A
16A
20A
25A
30A
40A
50A
60A
0.22
0.32
0.51
1.15
2.1
3.3
2
3.1
4.8
8.6
13.1
19
20
25
30
40
50
60
1kN≒102kgf 1N・m≒0.102kgf・m
B-24
B-25
ボールスプライン
MO2
D
例) SSPF 25 - 2 - T1 - 436 - P / CU
P.C.D.
Ds
呼び番号の構成
BALL SPLINE
SSPT形
−二面取りフランジ形−
MO1
H
2-取付穴
例)SSPT 10 - 2 - T1 - 436 - P / CU
D
Ds
Df
外筒を 2 個密着して使用する場合
ボールスプライン
特殊仕様付
P.C.D.
MO2
d1
d2
呼び番号の構成
W
h
精度等級
無記入:上級
P:精密級
SSPT形
スプライン軸全長
呼び径
B
予圧記号
無記入:標準
T1:軽予圧
1軸に付く外筒の個数
2-d
(オイルホール)
L
注 保持器材質は樹脂になります。
呼び番号
SSPT 6
SSPT 8
SSPT10
mm
14
16
21
D
L
許容差
許容差
μm mm mm
0
25
0
−11
25
−0.2
0/−13 33
Df
B
mm
30
32
42
mm
18
21
25
主要寸法
H
mm
5
5
6
P.C.D.
d1×d2×h
W
mm
22
24
32
mm
3.4×6.5×3.3
3.4×6.5×3.3
4.5×8×4.4
mm
7.5
7.5
10.5
d
mm
1
1.5
1.5
DS
許容差
mm
μm
6
0/−12
8
0
10
−15
基本定格トルク
静
動
CoT
CT
N・m
N・m
1.5
2.4
2.1
3.7
4.4
8.2
基本定格荷重
動
静
C
Co
kN
kN
1.22
2.28
1.45
2.87
2.73
5.07
静的許容
モーメント
MO1
MO2
N・m
N・m
5.1
40
7.4
50
18.0
116
外筒
質量
軸
kg
kg/m
0.029 0.21
0.035 0.38
0.075 0.6
サイズ
6
8
10
1kN≒102kgf 1N・m≒0.102kgf・m
B-26
B-27
BALL SPLINE
SSPT-AM形
SSPK-AM形
MY
−軽量・コンパクトフランジ形−
C,C0
.
呼び番号の構成
.D
例)SSPK 10 AM - 2 - T1 - 400 - P / CU
d1
2-
P.
C
MP
特殊仕様付
仕様(4AM)
SSPT AM:標準仕様
SSPTS AM:耐食仕様
H
精度等級
無記入:上級
P:精密級
(5AM〜10AM)
SSPK AM:標準仕様
SSPKS AM:耐食仕様
D
Ds
K
CT,C0T
B
(L)
SSPT4AM
※SSPT4AMにはシールは付きません。
MY
スプライン軸全長
呼び径
予圧記号
無記入:標準
T1:軽予圧
1軸に付く外筒の個数
C,C0
1
.
4-d P.C.D
f
D
注 SSPT-AM形・SSPK-AM形のナット材質はすべてステンレス鋼になります。
( 2
オ -d2
イ
ル
ホ
ー
ル
)
MP
K
HW
B
(L)
SSPK5AM∼10AM
※SSPK5AMには油溝はありません。
呼び番号
標準仕様
耐食仕様
SSPT 4AM SSPTS 4AM
D h6
許容差
mm
8
SSPK 5AM SSPKS 5AM
10
SSPK 6AM SSPKS 6AM
12
SSPK 8AM SSPKS 8AM
15
SSPK1 0AM SSPKS1 0AM
19
μm
0
−9
0
−11
0
−13
主要寸法
Df
K
L
B
mm
mm
mm
12
8
21
H
P.C.D.
d1
W
d2
Ds h7
許容差
mm
mm
mm
mm
mm
mm
mm
10
2.5
15
3.4
−
−
4
18
10.8
23
18
3.4
17
3.4
2.8
1
5
21
13
25
20
3
19
3.4
3.5
1
6
25
14.9
28
22
3.95
22
3.4
3.5
1.2
8
30
18
36
28
4
28
4.5
5
1.5
10
μm
0
−12
0
−15
基本定格トルク
動
静
CT
CoT
N・m
N・m
0.72
基本定格荷重
動
静
C
Co
N
N
1.00
314
438
2.33
4.05
825
1,160
2.95
5.27
890
1,290
5.85
9.83
1,330
1,810
2,270
2,870
12.4
19.4
許容モーメントMP2・MY2は外筒を2個密着した状態での値です。
B-28
D
Ds
CT,C0T
B-29
静的許容
モーメント
MP
MY
MP2
MY2
N・m
N・m
0.59
1.03
3.36
5.82
2.10
2.56
13.4
16.3
2.55
3.11
16.5
20.1
4.11
5.00
27.8
33.8
7.84
9.53
52.5
63.9
外筒
g
質量
軸
サイズ
g/100mm
5.0
9.7
4AM
10.7
14.9
5AM
14.7
21.6
6AM
38.4
8AM
59.8
10AM
239
44.0
1N≒102gf 1N・m≒102gf・m
ボールスプライン
Df
BALL SPLINE
スタンダードボールスプライン
コマーシャル
ボールスプライン
呼び番号の構成
例)SSP 10 S - 2 - T1 - 400
標準長さL
予圧記号
無記入:標準
T1:軽予圧
T2:中予圧
呼び番号の構成
例)SSPF 25 C - 2 - 436 / CU
1軸に付く外筒の個数
呼び径
ボールスプライン
外筒形状
SSP:円筒形
SSPM:キーレス形
SSPF:フランジ形
SSPT:二面取りフランジ形
S:スタンダードスプライン軸
例)SSP 4 AM S - 2 - T1 - 300
G
予圧記号
無記入:標準
T1:軽予圧
呼び径
S:スタンダードスプライン軸
G
Ds
標準長さL
外筒形状
SSP-AM:円筒形
SSPT-AM:二面取りフランジ形
SSPK-AM:角フランジ形
焼入れ範囲
L
1軸に付く外筒の個数
外筒形状
SSP:円筒形
SSPF:フランジ形
特殊仕様付
呼び径
スプライン軸全長
コマーシャルスプライン軸
1軸に付く外筒の個数
20
25
30
40
50
60
18.2
23
28
37.4
47
56.5
4AM
5AM
6AM
8AM
10AM
0
−21
0
−25
0/−30
0
−21
0
−25
0/−30
Ds
呼び径
mm
4
5
6
8
10
100
150
150
200
200
200
300
300
300
500
500
500
150
200
200
300
300
300
500
500
500
1,000
1,000
1,000
300
300
300
500
500
500
500
500
500
1,000
1,000
1,000
1,000
1,000
1,000
−
−
−
主要寸法
許容差
μm
0
−12
0
−15
100
150
150
150
200
150
200
200
200
300
●標準長さLの許容差:JIS B0405 粗級
●外筒の形状及び寸法は各寸法表をご覧ください。
標準長さ
L
mm
200
300
300
300
400
300
400
400
500
500
500
−
−
−
−
−
−
−
−
500
600
600
600
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
−
○
○
○
−
−
−
−
−
−
−
−
−
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
−
○
○
○
−
−
−
−
−
−
−
−
○
○
○
○
○
○
−
−
−
−
−
−
○
○
○
○
○
○
−
−
−
−
−
−
適用外筒
300
400
400
400
500
−
−
−
500
600
○
○
○
○
○
○
−
−
−
−
L
呼び径
Ds
20A
25A
30A
40A
50A
mm
20
25
30
40
50
500
500
500
500
500
1,000
1,000
1,000
1,000
1,000
20
25
30
40
50
18.2
23
28
37.4
47
500
500
500
500
500
1,000
1,000
1,000
1,000
1,000
主要寸法
標準長さ
L
mm
2,000
3,000
2,000
3,000
2,000
3,000
2,000
3,000
2,000
3,000
3,000
3,000
3,000
3,000
3,000
4,000
4,000
4,000
4,000
4,000
5,000
5,000
5,000
5,000
5,000
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
4,000
4,000
4,000
4,000
4,000
5,000
5,000
5,000
5,000
5,000
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
●軸全長の許容差
全長4,000以下 :JIS B0405 粗級
全長4,000を超えるもの:±5.0
上記以外の許容差の場合は、ご指示をお願いします。
●外筒の形状及び寸法は各寸法表をご覧ください。
●コマーシャルスプライン軸を使用する場合、外筒の定格荷重は寸法表の値のおよそ70%となります。
−
○
○
○
○
◯印:あり −印:なし
B-30
2,000
2,000
2,000
2,000
2,000
適用外筒
SSP
SSPF
SSPK-AM
4
6
8
10
13A
16A
20A
25A
30A
40A
50A
60A
許容差
μm
0
−12
0
−15
0
−18
適用外筒
SSPT-AM
mm
4
6
8
10
13
16
20
25
30
40
50
60
標準長さ
L
mm
200
300
300
400
400
400
1,000
1,000
1,000
−
−
−
SSP
SSPM
SSPF
SSPT
呼び径
主要寸法
SSP-AM
Ds
Ds
G
B-31
◯印:あり −印:なし
BALL SPLINE
ボールスプライン
スプラインS
NBボールスプライン『スプラインS』は直動軸受メーカーで初めて、頻度の高く機能的な
仕様を規格化しました。
軸形状、外筒の種類及びオプション
スプライン外筒
スプライン軸
外筒形式
軸形状
円筒キーミゾ付 PSP
●短納期対応!
円筒キーレス
ストレート
フルスプライン
02
片側センタータップ 03
PPM
●記号、数値化で図面不要
両側センタータップ 04
スプライン外筒と軸形状とが記号、数値を選択することで表わすことができ、製作図面を作る必要がありません。
記入例(下図寸法のとき)
01
フランジ付
2面取り
フランジ付
PPF
PPT
片側段付
05
片側段付
センタータップA
06
片側段付
センタータップB
07
片側段付ネジ
08
片側段付ネジNo.2 09
片側段付ネジ
センタータップ
10
片側段付ネジNo.2
11
センタータップ
●豊富なバリエーション
4種類の外筒形式と多種多様な軸形状およびオプションであらゆるニーズに対応します。
(P.B-33参照)
両側段付
12
両側段付
センタータップ
13
両側段付ネジ
14
両側段付ネジNo.2 15
オプション
パイプ仕様・予圧変更・フライス加工・キー溝加工・リング溝加工・長さ公差変更
※詳細に付きましてはNBまでお問い合わせください。
B-32
B-33
ボールスプライン
納期は軸形状に応じて明確に、しかもきわめて短納期に設定しています。
例)スタンダードボールスプライン 受注後3日目出荷
スタンダード
スプライン
ROTARY BALL SPLINE
ロータリーボールスプライン
SPR形の精度
NBロータリーボールスプラインSPR形の精度は、図のように測定されます。
NB ロータリーボールスプラインは直線運動と回転運動を同時に行える機構で
す。スカラ形ロボットや組立機の立軸、ローダーなどに使用されます。
図B-28 精度
構造と特長
高精度
ボールスプラインは軌道溝を持っており直線運動や大きな
トルクを伝達することができることから、正確な位置決めが可
能となっています。
これに回転運動が組合わさることにより、
直線方向だけでなく回転方向にも正確な位置決めをすること
が可能になります。
部品点数が半減、取付・加工コストの大幅削減
スプライン部と回転部が一体構造となっているので、従来
の機構に比べ大幅に部品点数が削減できます。
また、
ハウジ
ングの不必要な厚みを抑え、重量の低減、加工も容易になり
取付けの累積誤差も減らせます。
コンパクト・高剛性(SPR形)
SPR形ロータリーボールスプラインはスプライン外筒に直
接クロスローラーが配置されており、軽量でコンパクトな形状
に仕上がっています。
コンパクトな形状にもかかわらず極めて
高い剛性を示します。
ツールチェンジャの様な回転位置決め
を行う旋回時の使用に最適です。
高剛性・高速回転(SPB形)
SPB形ロータリーボールスプラインは、
アンギュラコンタクト
構造の回転部とスプライン外筒が一体となっています。回転
部は、
アンギュラベアリングの背面合せと同じ接触で、
ラジア
ル、
アキシアル、
モーメントの荷重をバランス良く受けることが
でき、高速回転での使用に最適です。
外筒本体
サイドシール
スプライン軸
保持器
図B-27 SPB-KP形、SPB形の構造
保持器
シール 油溝
外輪
外筒本体
サイドシール
スプライン軸
スプライン部
オイルホール
鋼球
回転部保持器
アンギュラ回転部
オイルホール
※刻印
外筒本体
サイドシール
表B-19 スプライン軸支持部に対する各部精度(最大)
スプライン軸全長(㎜)
シール
鋼球
回転部保持器
スプライン軸
鋼球
保持器
鋼球
※外輪の刻印とスプライン溝の位置を合せることにより回転
部と直動部のオイルホールが一致するため、直動部に、直接
給脂することが可能です。
許容差
13μm/100mm
①部品取付部の
半径方向円周振れ
単位:μm
②スプライン部軸端面の直角度
(研削指示の場合のみ適用)
14
③フランジ端面の
直角度
9
14
19
11
18
22
13
21
25
16
25
29
19
29
19
11
18
22
13
21
25
16
25
29
19
29
17
表B-20 ④スプライン軸支持部に対するロータリーボールスプライン外筒外周面の半径方向の円周振れ
(最大)
単位:
μm
SPB形
外輪
間座
フランジ外輪
(最大)
表B-18 スプライン軸の溝ねじれ許容差
溝ねじれはスプライン部有効長さの間に任意にとった100㎜に対して
表します。
SPR20
SPR25
SPR30
SPR40
SPR50
SPR60
鋼球
SPB-KP形
スプライン軸の溝ねじれ許容差(最大)
SPR 6
SPR 8
SPR10
SPR13
SPR16
SPR20A
SPR25A
SPR30A
SPR40A
SPR50A
SPR60A
取付フランジ
② A-B
備考 支持部は、軸受けなどを取付、スプライン軸を支持する部分をいう。
部品取付部は、歯車などの他の機械要素を取り付ける部分をいう。
SPB-KP形は#6〜#25の7サイズで豊富なラインナップ。
クロスローラー
部品取付部
② A-B
呼び番号
外輪締結ねじ
シール
① A-B
B
部品取付部
豊富なラインナップ
図B-26 SPR形の構造
支持部
④ A-B
を超え
−
200
315
400
500
630
800
1,000
1,250
1,600
以下
200
315
400
500
630
800
1,000
1,250
1,600
2,000
SPR
6、8
46
89
126
163*
−
−
−
−
−
−
SPR
10
36
54
68
82
102
−
−
−
−
−
呼び番号
SPR
SPR
SPR
13、16
20A、20、25A、25、30A、30 40A、40、50A、50
34
32
32
45
39
36
53
44
39
62
50
43
75
57
47
92
68
54
115
83
63
153
102
76
195*
130
93
−
171
118
SPR
60A、60
30
34
36
38
41
45
51
59
70
86
*SPR6の製作最大長さ:400mm SPR13、16製作最大長さ:1,500mm ※2,000mmを越える長さはNBまでお問い合わせください。
B-34
B-35
ロータリーボールスプライン
NBロータリーボールスプラインはスプライン部と回転部で
構成されています。回転部に、
クロスローラーを使用したSPR
形と鋼球を配置したSPB形を用意しています。
③ A-B
③ A-B
支持部 スプライン部 ロータリーボール
スプライン外筒
① A-B
A
ROTARY BALL SPLINE
SPB形の精度
予圧と回転方向すきま
NBロータリーボールスプラインSPB形の精度は、図のように測定されます。
予圧はボールスプライン部では回転方向すきまで表され、クロスローラーベアリング部ではラジアルすきまで表され
ます。予圧は標準、軽予圧(T1)、中予圧(T2)の3種類から選定できます。
図B-29 精度
SPB-KP形
⑤ C-D
B
① A-B
部品取付部
部品取付部
2Ds
D
C
A
① A-B
③ A-B
④ C-D
⑤ C-D
⑥ A-B
支持部
B
Ds
支持部
Ds
SPB形
② A-B
2Ds
① A-B
部品取付部
部品取付部
② A-B
2Ds
② A-B
2Ds
D
C
備考 支 持部は、 軸受などを取り付け、 スプライン軸を支持する部分をいう。 部品取付部は、 歯車などの他の機械要素を取り付ける
部分をいう。 ④ , ⑤はアンギュラ回転部回転運動時の円周振れを示す。
スプライン軸の溝ねじれ許容差(最大)
表B-21 スプライン軸の溝ねじれ許容差(最大)
溝ねじれはスプライン部有効長さの間に任意にとった100㎜に
対して表します。
精度等級
許容差
上級
精密級(P)
①部品取付部の
半径方向の円周振れ
上級
精密級 (P)
SPB 6KP
SPB 8KP
SPB10KP
SPB13KP
SPB16KP,16
SPB20KP,20
SPB25KP,25
8
17
10
19
12
11
8
18
13
22
13
13
9
21
16
9
SPB 6KP
SPB 8KP
SPB10KP
SPB13KP
SPB16KP,16
SPB20KP,20
SPB25KP,25
6
8
8
14
10
0 ~ +3
- 3~ 0
−
-3 ~ +1
- 8 ~ -3
-13 ~ - 8
-4 ~ +2
-12 ~ -4
-20 ~ -12
表B-27 予圧と使用条件
予圧区分 予圧記号
標準
−6〜+3 −18〜−6 −30〜−18
﹡
軽予圧
−1〜+3
﹡
中予圧
無
T1
T2
使用条件
振動のごく少ない箇所
精密な動きが要求される箇所
一定方向のトルクがかかる箇所
軽度の振動を受ける箇所
軽度の複合荷重がかかる箇所
交番トルクがかかる箇所
振動・衝撃がかかる箇所
オーバーハング荷重がかかる箇所
複合荷重がかかる箇所
中空仕様
ケーブルやエアーの配管、軽量化を求められる場合に、中空軸を用意しています。なお中空軸(SUJ2)には表B-28
の内径を推奨します。
表 B-28 推奨中空軸
④外輪取付面の
⑤外輪外周面の
半径方向の円周振れ 半径方向の円周振れ
精密級
精密級
上級
上級
(P)
(P)
6
6
単位:
μm
軽予圧 (T1) 中予圧 (T2)
﹡予圧により動摩擦抵抗が大きくなる場合があります。
③フランジ取付面の
直角度
上級
精密級 (P)
14
標準
規格以外の予圧も対応いたしますので、
NBまでお問合せくだ
さい。
−12〜−4 −20〜−12
単位:μ m
②スプライン部軸端面の直角度
( 研削指示の場合のみ適用 )
上級
精密級 (P)
表B-23 アンギュラ回転部回転運動時の精度許容差(最大) 単位:μm
呼び番号
−4〜+2
呼び番号
SPB 6KP
SPB 8KP
SPB10KP
SPB13KP
SPB16KP,16
SPB20KP,20
SPB25KP,25
13μm/100mm 6μm/100mm
表 B-22 スプライン軸支持部に対する各部精度許容差(最大)
呼び番号
SPR20
SPR25
SPR30
SPR40
SPR50
SPR60
SPR 6
回転
〜
運動部 SPR60
表B-26 スプライン部 予圧すきま
8
8
9
9
10
10
表B-24 ⑥スプライン軸支持部に対するロータリーボールスプライン外筒外周面の半径方向の円周振れ(最大)単位:μm
スプライン軸
全長
(mm)
を超え 以下
−
200
315
400
500
630
800
1,000
1,250
1,600
200
315
400
500
630
800
1,000
1,250
1,600
2,000
サイズ
6
8
10
13,16 20,25
精密級
精密級
精密級
精密級
精密級
上級
上級
上級
上級
上級
(P)
(P)
(P)
(P)
(P)
46 26 46 26 36 20 34 18 32 18
89 57 89 57 54 32 45 25 39 21
126 − 126 82 68 41 53 31 44 25
− − 163 − 82 51 62 38 50 29
− − − − 102 65 75 46 57 34
− − − − − − 92 58 68 42
− − − − − − 115 75 83 52
− − − − − − 153 97 102 65
− − − − − − 195*127* 130 85
− − − − − − − − 171 116
軸径 内径 断面2次 断面
モーメント 係数
Z
I
Ds
d
mm3
mm4
mm mm
SPR 6 SPB 6KP
6
2
58.3
18.9
SPR 8 SPB 8KP
8
3
186
44.9
SPR10 SPB10KP
10
4
448
85.9
SPR13 SPB13KP
13
6 1,260
182
SPR16 SPB16KP,16 16
8 2,780
323
SPR20A SPB20KP,20 20
10 6,860
637
SPR25A SPB25KP,25 25
15 15,400 1,100
呼び番号
d
特殊仕様
NBでは端末加工、特殊形状スプライン外筒、特殊形
状スプライン軸、表面処理等様々なご要望に応じます。
この場合打ち合わせが必要となりますのでNBまでお問
い合わせください。
図B-30 端末加工例
*SPB16,13KP,16KP 製作最大長さ:1,500mm
※2,000mmを超える長さについては別途打合せ
B-36
B-37
Ds
ロータリーボールスプライン
② A-B
単位:μm
呼び番号
標準
軽予圧﹡
(T1)中予圧﹡
(T2)
SPR 6
0〜+3
−3〜0
−
SPR 8
SPR10
SPR13
−3〜+1 −8〜−3 −13〜−8
SPR16
SPR20A
SPR25A −4〜+2 −12〜−4 −20〜−12
SPR30A
直線 SPR40A
運動部 SPR50A −6〜+3 −18〜−6 −30〜−18
SPR60A
支持部
⑥ A-B
Ds
A
Ds
支持部
① A-B
表B-25 SPR形の予圧と回転方向すきまおよびラジアルすきま
③ A-B
④ C-D
ROTARY BALL SPLINE
取 付
潤 滑
取付面の防錆油やごみ・埃をとりのぞいてから組付けてください。取り付けボルトは2〜3段階に分けて対角線上を
順次締め付けます。締め付けに際してはトルクレンチを使用して均等なトルクで締め付けてください。ハウジング材質
が一般的な中硬鋼の場合の締付トルクを表B-29に示します。
表B-29 推奨締付トルク
締結ボルトの呼び M2 M2.5 M3
推奨締付トルク 0.4 0.9 1.4
単位:N・m
M4
3.2
M5 M6 M8
6.6 11.2 27.6
SPR形
回転部にはご要望に応じてグリースニップルの取り付けをいたします。スプライン部にはオイルホールの追加工で対
応いたしますので詳細についてはNBまでお問い合わせください。
(合金鋼製ねじ使用時)
図B-31 SPR形取付方法
0.6×H以上
図B-31のようにフランジをインローで使用する場合、
ハウジングの穴はH7公差で仕上げ、フランジ幅の60%
以上の深さを確保してください。また軽荷重で使用する
場合にはインローを使用せずそのまま取り付けることも
可能です。
図B-35 SPR形オイルホール仕様
グリースニップル
H
オイルホール
D+
(0.3∼1.0)
以上
D
SPB-KP形
図B-34 グリースニップル使用例
ロータリーボールスプライン
SPR形
NBロータリーボールスプラインはスプライン部と回転部の双方にシールが標準で組込まれており、潤滑剤を長期間
保持できる構造です。また、出荷時にはリチウム石けん基グリースが封入されており、取り付け時に初期充填の必要が
なく、そのままの状態で使用できます。しかし、他の製品と同様に運転中にわずかずつ外部に流出しますので、使用状
況であわせて適時補給をしてください。また、高回転の使用には油潤滑を推奨します。NBではリニアシステム用低発塵
グリースを用意しております。詳細はP.技-39を参照してください。
図B-32 SPB-KP形取付方法
ハウジングの穴はH7公差で仕上げ、外輪が図B-32の
ように挿入される深さを確保してください。深さが浅い場
合、荷重を適切に受けられない場合があります。
外輪
ハウジング
SPB-KP形
SPB形
図B-36 SPB-KP形給油機構例
図B-37 SPB形給油機構例
給油・給脂は外輪のオイルホールから、回転部とスプ
ライン部へ同時に行なうことが可能なため、メンテナン
ス性に優れています。
SPB形
図B-33 SPB形取付方法
ハウジングの穴はH7公差で仕上げ、外輪とフランジ
外輪の両方が図B-33のように挿入される深さを確保し
てください。浅い場合、荷重を適切に受けられないこと
や、フランジ外輪のみの深さでは間座がずれて抜ける恐
れがあります。
外輪
回転部には標準でオイルホールがありますので給油の
際は、ハウジングにグリースニップルを取付けたり、オイ
ルホールを設けてください。スプライン部にはオイルホー
ルの追加工に対応いたしますので詳細についてはNBま
でお問い合わせください。
アンギュラ回転部への
オイルホール
ハウジング
グリースニップル
グリースニップル
フランジ外輪
スプライン軸の挿入
スプライン軸をロータリースプライン外筒に挿入する
際には、鋼球の脱落の危険性を防止するために、軸の軌
道溝とロータリースプライン外筒のボール条列・シール
の位置を正確に合わせた後に挿入してください。
B-38
オイルホール
アンギュラ回転部への
オイルホール
油溝
スプライン部への
オイルホール
特殊対応
B-39
油溝
ROTARY BALL SPLINE
取扱い上の注意
使用例
スプライン外筒とスプライン軸の組付け
図B-38 組付け方向とNBマーク
SPR形
ボールねじ
NBマークの向きを一致
NB JAPAN
NB JAPAN
NB SPB
SPB-KP形
ボールねじ
NBマークの向きを一致
NB JAPAN
ロータリーボールスプライン
ボールスプラインの精度・予圧はスプライン外筒と
スプライン軸のNBマークが一致した状態のものですの
で、抜き差しする際はNBマークを必ず確認してください。
(図B-38参照)
抜き取ったスプライン外筒は必ず元のスプライン軸に
挿入し、スプライン外筒とスプライン軸の組合せを変え
ないようにしてください。このとき、スプライン外筒とス
プライン軸双方のNBマークが納入時と同一方向になる
ように注意して下さい。
差込む際は、鋼球の脱落・シールの傷みを防止するた
めに、スプライン軸の軌道溝とスプライン外筒の鋼球と
シールの位置を正確に合わせて、こじらないようにしてく
ださい。特に予圧品では注意が必要です。また、スプライ
ン外筒の分解は絶対に行わないでください。
NB JAPAN
SPR形
フランジの締結ねじは適正に調整されていますので、
絶対にゆるめないでください。また強い衝撃を加えた場
合に精度が低下することもありますので、取扱いには十
分ご注意ください。
SPB形
SPB形
NB SPR
NBマークの向きを一致
NB JAPAN NB JAPAN
間座は適正に調整してありますので、触らないように
してください。また衝撃等により間座が動いた場合に
は精度が低下しますので、取扱いには十分ご注意くださ
い。
使用温度
ロータリーボールスプラインには樹脂製の保持器が使用されています。使用温度は-20℃~80℃の範囲でご使用く
ださい。
防塵
異物やごみの混入はロータリーボールスプラインの運動性能に悪影響を与え寿命を縮めます。シールは一般的な使
用状況下では性能を発揮しますが、使用雰囲気の極度に悪い箇所では、完全に異物の混入を防ぐ事はできません。そ
の様な箇所で使用される際には、外部にジャバラや保護カバーを設けてロータリーボールスプラインを保護してくださ
い。
NB SPR
エアシリンダー
ロータリーアクチュエータ
B-40
B-41
ROTARY BALL SPLINE
SPR形
MO
G深さF
θ° (給脂孔、裏面より)
4-d
P2
D1
D3
D2
DS
外輪締結ねじ
呼び番号の構成
例)SPR 25 - 2 - T1 - 436 / CU
H
I
SPR6∼10
)
配角
°等 6-d
(
0
6
P2
MO
θ° G深さF
(給脂孔、裏面より)
外輪締結ねじ
スプライン軸全長
呼び径
予圧記号
無記入:標準
T1:軽予圧
T2:中予圧
1軸に付く外筒の個数
P1
L
注 保持器材質は樹脂になります。
呼び番号
D1
D2
許容差
SPR 6
SPR 8
SPR10
SPR13
SPR16
SPR20A
SPR25A
SPR30A
SPR40A
SPR50A
SPR60A
mm
20
22
27
29
36
44
55
61
76
92
107
μm mm
13
0 15
−21 19
24
31
0
35
−25
42
0 47
−30 64
0 80
−35 90
SPR20
SPR25
SPR30
SPR40
SPR50
SPR60
40
50
61
76
88
102
0
−25
0
−30
0
−35
34
40
47
62
75
90
主要寸法
P1
L
許容差 P.C.D.
mm mm
25
25
33 0
36 −0.2
50
63
71
80
0
100
−0.3
125
140
mm
16
18
22
24
30
38
47
52
66
80
95
60 0/−0.2 34
70
42
80
52
0
100
64
−0.3
112
77
127
90
S
h
mm
M2 2.5
M2.5 3
M3 4
M3 5
M4 6
M4 7
M5 8
M6 10
M6 10
M8 13
M8 13
M4
M5
M6
M6
M8
M8
7
8
10
10
13
13
グリースニップル付や補給方法についてはNBまでお問い合せください。
B-42
D1
D3
SPR形
D2
DS
特殊仕様付
クロスローラーベアリング部主要寸法
P2
H
d
F
D3
G
許容差 P.C.D.
H
I
6-S深さh
SPR13∼60
mm
5
6
8
8
10
12
13
17
23
24
25
mm
6.5
6.5
7
9
11
13
16
17
20
22
25
mm
30
33
40
50
60
72
82
100
120
134
155
μm mm mm
0/−21 24 2.4
27 2.9
0
33 3.4
−25
42 3.4
50 4.5
0
62 4.5
−30
72 4.5
0 86 6.6
−35 104 9
0 118 9
−40 137 9
mm
M3 2.6
M3 2.6
M3 2.8
M3 3.6
M3 4.4
M6×0.75 5.2
M6×0.75 6.4
M6×0.75 6.8
M6×0.75 8
M6×0.75 8.8
M6×0.75 10
20°
20°
20°
15°
15°
15°
15°
15°
15°
15°
15°
スプライン軸
ボールスプライン
DS
基本定格トルク 基本定格荷重
許容差
静
動
動
静
CoT
CT
C
Co
mm μm
N・m
N・m
kN
kN
1.5 6 0/−12 2.4 1.22 2.28
2.1 8
0 3.7 1.45 2.87
4.4 10
−15 8.2 2.73 5.07
13
0 21 39.2 2.67 4.89
16
−18 60 110 6.12 11.2
105 194 8.9 16.3
20
0
189 346 12.8 23.4
25
−21
307 439 18.6 23.2
30
40
0 674 934 30.8 37.5
50
−25 1,290 2,950 40.3 64.9
60 0/−30 1,570 2,620 47.7 79.5
12
13
17
23
24
25
13
16
17
20
22
25
66
78
100
120
130
150
0 56 4.5
−30 68 4.5
0 86 6.6
−35 104 9
0 114 9
−40 132 9
M6×0.75 5.2
M6×0.75 6.4
M6×0.75 6.8
M6×0.75 8
M6×0.75 8.8
M6×0.75 10
15°
15°
15°
15°
15°
15°
18.2
23
28
37.4
47
56.5
I
θ
83
0
162
−21
289
0 637
−25 1,390
0/−30 2,100
133
239
412
882
3,180
4,800
7.84
12.3
18.6
30.8
46.1
58.0
11.3
16.1
23.2
37.5
74.2
127
クロスローラーベアリング 静的
基本定格荷重 ※最高 許容
回転数 モーメント
静
動
CoR の目安
MO
CR
kN
rpm
N・m
kN
2,940 0.6 0.5
5.1
1.2 1.10 2,580 7.4
2.4 2.45 2,060 18.0
2.9 3.70 1,350 13.7
5.6 6.70 1,080 46
890 110
6.55 8.79
700 171
9.63 12.7
640 181
11.8 17.1
510 358
23.0 32.3
430 690
27.8 44.0
370 881
29.0 48.8
回転部
慣性
モーメント
質量
軸
外筒
kg・cm2
0.04
0.05
0.12
0.32
0.79
1.93
3.73
9.43
22.4
36.8
73.8
kg
0.04
0.05
0.09
0.17
0.33
0.57
0.81
1.19
2.25
3.57
5.03
kg/m
0.21
0.38
0.60
1.0
1.5
2.4
3.7
5.38
9.55
15.0
21.6
6
8
10
13
16
20A
25A
30A
40A
50A
60A
5.90
9.11
11.8
23.0
27.2
26.5
1.37
3.20
9.43
22.4
32.8
67.5
0.45
0.75
1.25
2.30
3.10
4.70
2.0
3.1
4.8
8.6
13.1
19
0
2
25
30
40
50
60
7.35
11.5
17.1
32.3
42.1
42.6
980
770
640
510
450
400
63
104
181
358
696
1,300
※最高回転数の目安はグリース潤滑の場合です。油潤滑の場合はNBまでお問い合せください。
B-43
サイズ
1kN≒102kgf 1N・m≒0.102kgf・m
ロータリーボールスプライン
L
P1
4-S
h
ROTARY BALL SPLINE
SPB-KP形
SPB-KP形寸法図
Mo
2-d2
(オイルホール)
4-d1
P2
D1
D3
D2
Ds
例)SPB 16 KP - 2 - T1 - 600 - P / CU
D4
呼び番号の構成
WH
h
B2
B1
L
特殊仕様付
精度等級
無記入:上級
P
:精密級
Mo
SPB KP形
°
60 P2
6-d1
D1
D4
1軸に付く外筒の個数
D3
D2
Ds
予圧記号(直線運動部に適応)
無記入:標準
T1:軽予圧
T2:中予圧
)
角
配
(等
スプライン軸全長
呼び径
4-S
SPB6KP∼10KP
2-d2
(オイルホール)
WH
B2
B1
L
P1
6-S深さh
SPB13KP∼25KP
SPB-KP形
主要寸法
呼び番号
D1 h7
D2
L
許容差
mm
SPB 6KP
20
SPB 8KP
24
SPB10KP
28
SPB13KP
SPB16KP
SPB20KP
43.5
SPB25KP
52
μm
0
-21
アンギュラ回転部主要寸法
P1
S
h
D3 g6
P.C.D.
mm
mm
mm
14
25
16
D4
H
B1
B2
許容差
mm
mm
M2
3
28
μm
-7
-20
P2
スプライン軸
d1
W
d2
Ds
P.C.D.
許容差
mm
mm
mm
mm
mm
mm
mm
mm
38
3
13
6
33
2.4
3.5
1
44
3
13
6
38
3.4
3.5
1
48
3
15
9
42
3.4
4.5
1
mm μm
0
6
-12
8
0
-15
10
16
25
19
M2.6
3
32
21
33
23
M3
4
36
30
24
36
25
M3
5
44
56
4
18
9
50
3.4
5
1
13
36
31
50
30
M4
6
48
64
6
21
10
56
4.5
4.5
1.5
16
35
63
36
M5
8
56
72
6
21
12
64
4.5
4.5
1.5
20
42
71
44
M5
8
66
86
7
25
13
75
5.5
5.5
1.5
25
0
-25
0
-30
-9
-25
-10
-29
0
-18
0
-21
ボールスプライン
アンギュラ回転部
静的許容 回転部
基本定格トルク 基本定格荷重 基本定格荷重 ※最高モーメント 慣性
回転数 Mo モーメント 外筒 軸 サイズ
動
静
動
静
動
CT
CoT
C
Co
CR
CoR の目安
N・m
N・m
kN
kN
kN
kN
1.5
2.4
1.22
2.28
4.35
2.74 8,100
2.1
3.7
1.45
2.87
4.54
3.13 7,000
4.4
8.2
2.73
5.07
6.86
4.82 6,200
39.2
2.67
4.89
9.45
7.01 5,000
8.39 4,200
21
静
質量
rpm
N・m kg・cm2 kg kg/m
5.1
0.08
0.07 0.21
6
7.4
0.13
0.10 0.38
8
18.0
0.21
0.14 0.60 10
13.7
0.49
0.23 1.0
13
46
0.90
0.37 1.5
16
60
110
6.12 11.2
10.2
105
194
8.9
16.3
10.9
10.1
3,600 110
1.44
0.55 2.4
20
189
346
12.8
23.4
13.7
12.9
3,100 171
3.36
0.84 3.7
25
※最高回転数の目安はグリース潤滑の場合とする。
B-44
B-45
ロータリーボールスプライン
P1
ROTARY BALL SPLINE
SPB形
)
角
配
MO
°等
0(
6
6-d
P2
呼び番号の構成
D3
D1
DS
特殊仕様付
精度等級
無記入:上級
P:精密級
SPB形
P1
H
スプライン軸全長
B1
呼び径
予圧記号
無記入:標準
T1:軽予圧
T2:中予圧
1軸に付く外筒の個数
6-S深さh
B2
L
注 保持器材質は樹脂になります。
呼び番号
SPB16
SPB20
SPB25
D1h7
許容差
主要寸法
L
P1
P.C.D.
mm μm mm
39.5
0 50
43.5 −25 63
53 0/−30 71
mm
32
36
45
S
h
M5
M5
M6
mm
8
8
8
D2
許容差
mm
52
56
62
μm
0
−7
アンギュラ回転部主要寸法
D3
H
B1
B2
mm
68
72
78
mm
5
6
6
mm
37
48
55
mm
10
12
13
P2
P.C.D.
d
mm
60
64
70
mm
4.5
4.5
4.5
スプライン軸
ボールスプライン
DS
基本定格トルク 基本定格荷重
許容差
静
動
動
静
CoT
CT
C
Co
mm μm
N・m
N・m
kN
kN
16 0/−18
60
110 6.12
11.2
20 0
105
194 8.9
16.3
25 −21
189
346 12.8
23.4
質量
アンギュラ回転部
静的 回転部
軸
基本定格荷重 ※最高 許容
外筒
慣性
回転数 モーメント モーメント
静
サイズ
動
CoR の目安
MO
CR
kg/m
kN
rpm
N・m kg・cm2 kg
kN
46
1.63
1.5
4,000
0.54
16
13.0
12.8
110
2.55
2.4
3,600
0.70
20
17.4
17.2
171
3.85
3.7
3,200
0.92
25
22.1
22.5
※最高回転数の目安はグリース潤滑の場合です。油潤滑の場合はNBまでお問い合せください。 1kN≒102kgf 1N・m≒0.102kgf・m
B-46
B-47
ロータリーボールスプライン
D2
例)SPB 16 - 2 - T1 - 600 - P / CU
STROKE BALL SPLINE
ストロークボールスプライン
精 度
NBストロークボールスプラインの精度は、図のように測定されます。
NB ストロークボールスプライン SPLFS 形は、ラジアル荷重とトルクを同時
に負荷できる高精度な限定ストロークの直線運動用軸受です。極めて小さな動
摩擦抵抗で動作します。
図B-40 精度
部品取付部
NBストロークボールスプラインは軌道溝を持つ円筒形のスプライン軸と外筒からなり、スプライン外筒にはさらに外
筒本体、保持器、サイドリング、鋼球が組み込まれています。
保持器はボールポケットを設けて転動体である鋼球が互いに接触しない構造で、スムースな直線運動が得られます。
鋼球非循環タイプの保持器で直線運動時に保持器も移動するため限定ストロークとなります。カタログ最大ストローク
の80%を移動量として使用することを推奨します。
極めて小さな動摩擦抵抗と低騒音
オールステンレス製
転動体はボールポケットにより分離されており、互い
に接触しない構造になっています。また限定ストロークと
なりますが転動体が循環しない構造のため極めて小さな
動摩擦抵抗と低騒音を実現しています。
構成部品のすべてについてステンレス鋼を使用していま
すので耐食性、耐熱性(使用温度:−20〜140℃)に優れ
ており、真空中、クリーンルームなどの使用に最適です。
コンパクト
従来のボールスプラインに比べ外筒外径が約20%小
さくなっておりますので省スペース化に貢献します。
潤滑
外筒外径には油溝に2個の油穴が設けてありますので
給油設計が容易です。
鋼球
スプライン軸
A
部品取付部
B
① A-B
① A-B
② A-B
② A-B
④ A-B
備考 支持部は、軸受けなどを取り付け、スプライン軸を支持する部分をいう。
部品取付部は、歯車などの他の機械要素を取り付ける部分をいう。
スプライン軸の溝ねじれ許容差(最大)
表B-30 スプライン軸の溝ねじれ許容差(最大)
溝ねじれはスプライン部有効長さの間に任意にとった100㎜に対して
表します。
許容差
13μm/100mm
保持器
単位:μm
SPLFS 6
①部品取付部の
半径方向の円周振れ
14
SPLFS 8
14
9
11
SPLFS10
17
9
13
SPLFS13
19
11
13
SPLFS16
19
11
13
呼び番号
サイドリング
支持部
スプライン部
表B-31 スプライン軸支持部に対する各部精度(最大)
図B-39 SPLFS形の構造
外筒本体
③ A-B
②スプライン部
軸端面の直角度
9
③フランジ取付面の
直角度
11
表B-32 ④スプライン軸支持部に対するスプライン外筒外周面の半径方向の円周振れ(最大)
スプライン軸全長(㎜)
以下
を超え
SPLFS6、8
単位:μm
SPLFS13、16
−
200
46
36
34
200
315
89
54
45
315
400
126*
68
53
400
500
163*
82
62
500
630
−
102
75
630
800
−
−
92
800
1,000
−
−
115
1,000
1,250
−
−
153
1,250
1,500
−
−
195
*SPLFS6の製作最大長さ:400mm
B-48
呼び番号
SPLFS10
B-49
ストロークボールスプライン
構造と特長
ストロークボール
スプライン外筒
支持部
STROKE BALL SPLINE
予圧と回転方向すきま
取扱い上の注意
予圧は回転方向すきまで表わされ、SPLFS形では下記の標準1種類のみとなります。表B-33以外のすきま量を必要
とする場合には、NBまでお問い合せください。
表B-33 予圧と回転方向すきま
単位:μm
標準
SPLFS 6
−4〜0
SPLFS 8
−4〜0
SPLFS10
−4〜0
SPLFS13
−4〜0
SPLFS16
−4〜0
動摩擦抵抗比較
NB JAPAN
ストロークボールスプラインは極めて小さな動摩擦抵抗で作動するよう設計・製作されています。したがいまして、動
摩擦抵抗を大きくするシールは標準で装備しておりません。使用雰囲気の悪い箇所での使用にはシールを特殊対応い
たしますのでNBまでお問い合わせください。なお、極度に使用雰囲気の悪い箇所でご使用の際には、外部にジャバラ
や保護カバーを設けてストロークボールスプラインを保護してください。
0.8
標準予圧
荷重なし
潤滑油なし
測定速度2.5mm/S
SSP16A
SPLFS16
最大ストローク
寸法表中の最大ストロークは限界ストロークを示します。
動摩擦抵抗
保持器ズレ
ストロークボールスプラインは高速で使用した場合や立軸での使用、偏荷重や振動などがある場合には、保持器ズ
レを生じることがあります。通常の場合、寸法表中の最大ストロークに対して80%を移動量として使用することを推奨
します。
また、保持器ズレ対策として使用中に数回のフルストローク移動を行い保持器を中央部に移動することを推奨します。
0.4
(N)
0.2
0
NBマークの向きを一致
防塵
図B-41 動摩擦抵抗比較データ
0.6
図B-42
ボールスプラインの精度・予圧はスプライン外筒と
スプライン軸のNBマークが一致した状態のものですの
で、抜き差しする際はNBマークを必ず確認してください。
(図B-42参照)
NB JAPAN
抜き取ったスプライン外筒は必ず元のスプライン軸に
挿入し、スプライン外筒とスプライン軸の組合せを変え
ないようにしてください。このとき、スプライン外筒とス
プライン軸双方のNBマークが納入時と同一方向になる
ように注意して下さい。
差込む際は、鋼球の脱落を防止するために、スプライ
ン軸の軌道溝とスプライン外筒の鋼球とシールの位置
を正確に合わせて、こじらないようにしてください。特に
予圧品では注意が必要です。また、スプライン外筒の分解は絶対に行わないでください。
4
6
8
10
12
移動距離
(mm)
B-50
14
16
18
20
B-51
ストロークボールスプライン
呼び番号
スプライン外筒とスプライン軸の組付け
STROKE BALL SPLINE
SPLFS形
−2面取りフランジ形−
呼び番号の構成
M01
MO2
B
F
L
B
A
外筒を 2 個密着して使用する場合
SPLFS13,16
SPLFS10∼16
SPLFS6,8
E
H W
2-φd
(オイルホール)
取付面
SPLFS形
呼び径
特殊仕様付
1軸に付く外筒の個数
呼び番号
SPLFS 6
SPLFS 8
SPLFS10
SPLFS13
SPLFS16
最大
ストローク
mm
22
20
28
24
26
スプライン軸全長
D
許容差
mm
μm
11
0
13
−8
16
20 0
24 −9
D1
mm
10
12.5
15.5
19.5
23.5
L
許容差
mm
mm
40
40
0
50
−0.2
50
60
E
mm
3.3
3.3
3.3
4.8
4.8
Df
mm
23
25.5
28.5
36
40
H
mm
4
4
5
5
7
主要寸法
B
P.C.D.
mm
mm
14 17
16 19.5
−
20
−
25
−
29
A
F
S
W
d
mm
−
−
18
22
25
mm
−
−
13
17
19
mm
3.4
3.4
3.4
3.4
4.5
mm
12.7
12.7
16.7
15.2
18.2
mm
1.2
1.2
1.5
1.5
2.0
mm
6
8
10
13
16
基本定格トルク 基本定格荷重
DS
静
動
動
静
許容差
CoT
CT
C
Co
μm
N・m N・m
kN
kN
3.0
2.3 3.8 1.8
0/−12
3.3 5.5 2.02 3.37
0
6.5 10.9 3.21 5.35
−15
27.6 50.7 4.15 7.6
0
7.66 14
62.8 115
−18
静的許容
モーメント
MO1
MO2
N・m N・m
45
11.2
52
13.1
102
25.6
155
38.8
353
88.3
質量
外筒
軸
g
21.5
27.0
47.7
75.3
123.5
kg/m
0.21
0.38
0.6
1.0
1.5
サイズ
6
8
10
13
16
1kN≒102kgf 1N・m≒0.102kgf・m
B-52
B-53
ストロークボールスプライン
2-φd
(オイルホール)
D
例)SPLFS 16 - 2 - 200 / CU
2-S
Df
P.C.D.
D1
Ds
4-S
BALL SCREW SPLINE
ボールねじスプライン
精 度
構造と特長
NBボールねじスプラインの精度は、下記のように測定されます。
図B-44 精度
SPBR形
リターンキャップ用
スペーサ
(非固定)
回転部保持器
A
Ds
支持部
③-3 A-B
B
部品取付部
① A-B
2Ds
⑥-3 A-B
② A-B
D
C
ロータリーボールねじナット ボールねじスプライン軸 スプライン外筒
アンギュラ回転部
間座 外輪
フランジ外輪
回転部シール
備考 支持部は、軸受などを取り付け、
スプライン軸を支持する部分をいう。
部品取付部は、歯車など他の機械要素を取り付ける部分をいう。
④、⑤は回転運動時の円周振れを示す。
ナット本体
表B-34 スプライン溝ねじれ許容差(最大) リターンキャップ用
スペーサ(非固定)
リターンキャップ
SSPF形
スプライン外筒
回転部鋼球
回転部保持器
ボールねじスプライン軸
ロータリーボールねじナット
予 圧
回転部と直動部の予圧は適正に調整されています。
予圧の変更にも対応いたしますので、NBまでお問合せください。 取扱い上の注意
●間座は適正に調整してありますので、触らないようにしてください。
●ロータリーボールねじナットは、鋼球を保持していないため、軸から抜かないでください。
●ボールねじナット本体に取付けるプーリ等は、必ずリターンキャップ用スペーサを使用し固定をしてください。
表B-35 ボールねじ溝精度等級 許容差
13μm/100mm
溝ねじれはスプライン部有効長さの間に任意にとった
100mmに対して表す。
C5
リード精度のみに適用する。
表B-36 軸支持部に対する各部精度許容差
(最大)
呼び番号
SPBR16,SPBF16
SPBR20,SPBF20
SPBR25,SPBF25
B-54
⑤-1 C-D
2Ds
② A-B
ロータリーボールねじナット
① A-B
2Ds
④-1 C-D
① A-B
回転部保持器
2Ds
② A-B
D
E
F
ロータリーボールねじナット ボールねじスプライン軸 ロータリーボールスプライン外筒
C
⑥-1 A-B
支持部
ボールねじスプライン軸
部品取付部
③-1 A-B
部品取付部
保持器、
鋼球
保持器スペーサー
回転部鋼球 ロータリーボールスプライン外筒
SPBF形の構造
2Ds
SPBF形
回転部鋼球
リターンキャップ
2Ds
② A-B
支持部
B
Ds
① A-B
サイドシール
ナット本体
⑥-2 A-B
⑤-2 E-F
A
部品取付部
外筒本体
④-2 E-F
⑤-1 C-D
Ds
アンギュラ回転部
間座 外輪
フランジ外輪
回転部シール
アンギュラ回転部
フランジ外輪
外輪 間座
回転部シール
③-2 A-B
④-1 C-D
⑥-1 A-B
支持部
図B-43 SPBR形、SPBF形の構造
SPBR形の構造
③-1 A-B
単位:
μm
②スプライン部軸端面の
①部品取付部の
直角度
半径方向の円周振れ
(研削指示の場合のみ適用)
19
11
22
13
③フランジ取付面の直角度
③-1
③-2
③-3
16
18
13
18
21
16
表B-37 アンギュラ回転部回転運動時の精度許容差(最大)単位:
μm
表B-38 軸支持部に対するナット・外筒外周面の半径方向の円周振れ(最大)単位:
μm
⑤外輪外周面の
④フランジ外輪取付面の
半径方向の円周振れ 半径方向の円周振れ
⑤-1
⑤-2
④-1
④-2
9
9
SPBR16
SPBR20
8
8
10
10
SPBR25
呼び番号:SPBR,SPBF
ボールねじスプライン軸
全長
(mm)
⑥-1
⑥-2,-3
を超え
以下
16
16
20,25
20,25
−
200 40
18
18
35
200
315 45
25
21
40
315
400 55
31
25
45
400
500 60
38
29
50
500
630 75
46
34
60
630
800 90
58
42
70
800
1,000 120
75
52
85
呼び番号
B-55
ボールねじスプライン
NBボールねじスプラインは1本にボールねじとスプラインの軌道溝を設けた軸と高剛性で高精度なボールねじナット
とボールスプライン外筒で構成されています。SPBR形はボールねじナットとボールスプライン外筒に高速回転が可能な
アンギュラコンタクトの回転部を一体としたロータリーボールねじナットとロータリーボールスプライン外筒が組合わさ
れています。SPBF形にはロータリーボールねじナットとボールスプライン外筒が組合わされています。
NBボールねじスプラインは1軸で「位置決め」
「直線運動」
「回転運動」を行うことができ、これらの運動を組合わせ
ることでスパイラル運動やスカラ形ロボット、組立機、ローダーなど様々な機械に使用できます
BALL SCREW SPLINE
SPBR 形作動パターン
SPBF 形作動パターン
SPBR形は1軸で直線運動、回転運動及びスパイラル運動が可能です。
SPBF形は直線運動が可能です。
上から見て右回転を正転とします。
SPBR形作動パターン図
SPBF形作動パターン図
N(正転)
1
:ボールねじナットのプーリ回転量
−N(逆転)
1
ロータリーボールねじナット
ロータリーボールねじナット
ロータリーボールスプライン外筒
スプライン外筒
N(正転)
2
:スプライン外筒のプーリ回転量
ボールねじスプライン軸
ボールねじスプライン軸
入力
動き
出力
動作
ボールねじナット スプライン外筒
方向
N1
1. 上・下
(正転)
②
−N1
①
(逆転)
(正転)
①
(逆転)
0
3. スパイラル
0
②
0
②
(正転)
④
(逆転)
N2
(正転)
−N2
(逆転)
N2
N1
③
①
−N1=−N2
②
①
0
N1=N2
2. 回転
(正転)
(正転)
−N1
(逆転)
N(正転)
1
:ボールねじナットのプーリ回転量
−N(逆転)
1
−N2
(逆転)
L=N1・R
0
②
N2
出力
動作
方向
ボールねじナット
N1
①
(正転)
②
①
−N1
②
(逆転)
L:移動量[mm] R:ねじ軸リード[mm] N1:ボールねじナットのプーリ回転量[周]
(正転)
−N2
(逆転)
L=N2・R
N2
(下へ)
(正転)
L=−N2・R
−N2
(上へ)
(逆転)
N2−
(±N1)>0の場合
①
L=(N2−
(±N1))
・R
④
(下へ)
N2
(±N1)<0の場合
N2−
(正転)
(上へ)
−N2−
(±N1)>0の場合
③
L=(−N2−
(±N1))
・R
②
0
(下へ)
②
1. 上・下
0
L=−N1・R
0
動き
回転量
(回転方向)
(上へ)
①
①
入力
移動量
(移動方向)
(下へ)
−N2
(±N1)<0の場合
−N2−
(逆転)
(上へ)
L:移動量[mm] R:ねじ軸リード[mm] N1:ボールねじナットのプーリ回転量[周] N 2:スプライン外筒のプーリ回転量[周]
B-56
B-57
移動量
(移動方向)
L=N1・R
(上へ)
L=−N1・R
(下へ)
ボールねじスプライン
−N(逆転)
2
上から見て右回転を正転とします。
BALL SCREW SPLINE
SPBR形
呼び番号の構成
Mo
) 6-d1
P2 等配角
θ
4-S1
(
°
60
例)SPBR 16 - 300 / CU
D3
D6
Dr
D5
D7
D4
D1
D2
Ds
アンギュラ回転部主要寸法
主要寸法
SPBR16
SPBR25
D1 h7
D2 H7
L1 P1
許容差
許容差
P.C.D.
mm μm mm μm mm mm
43.5 25
40
0 32
+25
54
31
50 −25 39
0
65
38
58 0/−30 47
θ
S1
f1
Te
D3
許容差
mm mm mm μm
40° M4 12
2
52
0
40° M5 16
2
62
−7
40° M6 19
3
72
主要寸法
B4
B1
B2
P 2 d1
P.C.D.
mm mm mm mm mm mm
68
5 27.5 9
60 4.5
P3
S2
P.C.D.
mm mm
50
32
M5
SPBR20
63
36
M5
8
SPBR25
53
71
45
M6
8
0/−30
f2
L2
mm
8
D6
許容差
mm μm
52
0
56
−7
62
ボールねじ
ボールねじ
ボールねじ
アンギュラ回転部 ナット本体 ねじ軸
質量
リード 谷径
スプライン軸
慣性
ナット
基本定格荷重 基本定格荷重 ※最高
慣性
静
静 回転数 モーメント モーメント 外筒
軸 最高回転数 サイズ
動
動
Ds
Dr
Coa
Ca
CaR CoaR の目安
Dm・N値より
kN
kN
kN
rpm kg・cm2 kg・cm2/mm kg kg/m
rpm
kN
mm
mm
mm
4,179
16
16
13.4 4.62 8.59 11.1 22.2 4,000
0.60 4.43×10−4 0.45 1.47
16
H1
78
6
34
11
70
4.5
20
20
17.2
5.77 12.2
14.4
30.5
3,200
1.75
1.12×10−3 0.76
2.33
3,414
20
92
8
43
12.5 81
5.5
25
25
21.9
8.62 19.2
18.2
39.8
2,800
3.86
2.74×10−3 1.26
3.65
2,692
25
P4
d2
P.C.D.
mm mm mm
10
60
4.5
ボールスプライン
基本定格トルク
基本定格荷重
静
静
動
動
CoT
Co
CT
C
N・m
N・m
kN
kN
60
110
6.12
11.2
48
12
64
4.5
105
194
8.9
16.3
17.4
17.2
55
13
70
4.5
189
346
12.8
23.4
22.1
22.5
アンギュラ回転部主要寸法
D5 h7
許容差
mm μm
39.5
0
43.5 −25
SPBR16
B3
L2
P3
6-S2
D4
ロータリーボールスプライン外筒
呼び番号
H2
ボールねじスプライン軸全長
ロータリーボールねじ部
SPBR20
H1
B1
L1
特殊仕様付
呼び径
注 保持器材質は樹脂になります。
呼び番号
ボールねじスプライン
B2
SPBR形
等
(
°
60
Te
P1
)
配角 6-d2
P4
f2
f1
D7
H2
B3
mm
68
mm
5
mm
37
72
6
78
6
B4
アンギュラ回転部
※最高
基本定格荷重
動
静
回転数
CR
CoR
の目安
kN
kN
rpm
13.0
12.8
4,000
・複数部が同時に回転する場合は、最も低い値を許容回転数とする。
※最高回転数の目安はグリース潤滑の場合とする。
・慣性モーメントは、
アンギュラ回転部を除く。
B-58
B-59
静的許容 外筒本体
モーメント
慣性
Mo
モーメント
質量
外筒
kg
0.54
N・m
46
kg・cm2
0.63
3,600
110
1.10
0.70
3,200
171
2.14
0.92
BALL SCREW SPLINE
SPBF形
Mo
f1
B2
SPBF形
アンギュラ回転部主要寸法
主要寸法
SPBF16
SPBF25
D1 h7
D2 H7
L1 P1
許容差
許容差
P.C.D.
mm μm mm μm mm mm
43.5 25
40
0 32
+25
54
31
50 −25 39
0
65
38
58 0/−30 47
θ
S1
SPBF16
SPBF20
SPBF25
D 9 h6
許容差
mm
μm
31
0
35
−16
42
L3
mm
50
許容差
mm
0 63
−0.2
71
f1
Te
D3
許容差
mm mm mm μm
40° M4 12
2
52
0
40° M5 16
2
62
−7
40° M6 19
3
72
スプライン外筒
呼び番号
L3
W
H3
2-d5
(オイルホール)
ボールねじスプライン軸全長
ロータリーボールねじ部
SPBF20
H1
B1
L1
特殊仕様付
呼び径
呼び番号
4-取付穴
P5
Dr
D10
D4
D1
D2
Ds
P1
h
ボールねじスプライン
Te
d3
例)SPBF 16 - 300 / CU
d4
) 6-d1
P2 等配角
θ
4-S1
(
°
60
D3
D9
呼び番号の構成
0/−0.3
主要寸法
D10
H3
B1
B2
P 2 d1
P.C.D.
mm mm mm mm mm mm
68
5 27.5 9
60 4.5
ボールねじ
ボールねじ
ボールねじ
アンギュラ回転部 ナット本体 ねじ軸
質量
リード 谷径
スプライン軸
慣性
ナット
基本定格荷重 基本定格荷重 ※最高
慣性
静
静 回転数 モーメント モーメント 外筒
軸 最高回転数 サイズ
動
動
Ds
Dr
Coa
Ca
CaR CoaR の目安
Dm・N値より
kN
kN
kN
rpm kg・cm2 kg・cm2/mm kg kg/m
rpm
kN
mm
mm
mm
4,179
16
16
13.4 4.62 8.59 11.1 22.2 4,000
0.60 4.43×10−4 0.45 1.47
16
D4
H1
78
6
34
11
70
4.5
20
20
17.2
5.77 12.2
14.4
30.5
3,200
1.75
1.12×10−3 0.76
2.33
3,414
20
92
8
43
12.5 81
5.5
25
25
21.9
8.62 19.2
18.2
39.8
2,800
3.86
2.74×10−3 1.26
3.65
2,692
25
d 3×d 4×h
基本定格トルク
動
静
CT
CoT
N・m
N・m
60
110
基本定格荷重
静
動
Co
C
kN
kN
6.12
11.2
外筒本体
慣性
モーメント
kg・cm2
0.52
kg
0.2
質量
外筒
mm
50
7
58
9
45
5.5×9.5×5.4
22.5
2
105
194
8.9
16.3
110
1.11
0.33
65
9
52
5.5×9.5×5.4
26.5
3
189
346
12.8
23.4
171
2.01
0.45
mm
4.5×8×4.4
W
d5
mm
18
mm
2
・複数部が同時に回転する場合は、最も低い値を許容回転数とする。
※最高回転数の目安はグリース潤滑の場合とする。
・慣性モーメントは、
アンギュラ回転部を除く。
B-60
静的許容
モーメント
Mo
N・m
46
P5
P.C.D.
mm
40
B-61
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