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貨幣論(11年度後期)講義の内容

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貨幣論(11年度後期)講義の内容
貨幣論(11年度後期)講義の内容
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第1章
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貨幣と信用
資本主義経済と貨幣
資本主義経済では商品生産が一般的となる(社会的分業、私的所有)
物々交換の成立条件
①欲求の二重の一致
取引コスト節約のために間接交換を媒介する商品が必要
②交換比率の統一的表示
情報コスト節約のために共通の価値基準となる商品が必要
貨幣の機能
①価値尺度(measure of value)、計算単位(unit of account)
他の商品の価値(価格)を自らの価値で表示
②交換手段(means of exchange)、流通手段(means of circulation)
商品 → 貨幣 → 商品
商品 → 貨幣 → 商品
商品 → 貨幣 → 商品
③価値貯蔵手段(store of value)
貨幣の形態で価値を保存(販売と購買の時間的分離)
④支払手段(means of payments)
債権債務(信用)の決済、納税
貨幣の形態
(1)商品(物品)貨幣:それ自体価値を持つ商品が貨幣として機能
貨幣としての素材の適性 → 金銀に集中
①均一性、同質性(価値尺度)
②分割可能性(価値尺度、交換手段)
③携帯性(交換手段)
④耐久性(価値貯蔵手段)
(2)名目貨幣(素材価値と額面価値が乖離)
兌換銀行券(商品貨幣との交換を保証)
不換銀行券
不換国家紙幣(軍票など)
(3)強制通用力
日本銀行券(日本銀行法第 46 条):無制限法貨(legal tender)
貨幣(硬貨:通貨の単位および貨幣の発行に関する法律第 7 条)
:制限法貨(額面の 20 倍まで)
商業信用(企業間信用)
商業取引において企業間で商品の形態で信用を供与:掛け売り、掛け買い
流通期間の節約
手形が転々流通することで支払手段としての貨幣を節約
限界:賃金の支払いは現金
信用連鎖の両端は現金が必要
個人の信用力
信用の連鎖とシステミック・リスク
-1-
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第2章
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6
銀行信用
銀行が貨幣の形態で信用を供与
金匠手形(Goldsmith Note):17 世紀のイギリス
①Goldsmith Receipt 受領書が貨幣として流通(預金取扱業務)
②Bill on Goldsmith
振替依頼(振替業務)
③Goldsmith Note
一覧払いの支払い約束証(信用創造)
決済システムと銀行
現金通貨と預金通貨
現金通貨
日本銀行券、貨幣(硬貨):補助貨幣
決済完了性(finality)を持つ
預金通貨
要求払い預金(当座預金、普通預金)
決済完了性を持たない
決済システムと中央銀行
預金通貨が通貨として機能するためには銀行間決済システムが必要
手形交換決済制度
内国為替決済制度(全銀システム)
⇒ 日銀ネット
外国為替円決済制度
(日本銀行金融ネットワークシステム)
銀行間決済システムの根幹には最後の貸し手としての中央銀行が存在する
ハイ・パワード・マネーとマネー・サプライ
H(ハイ・パワード・マネー)=C(現金通貨)+R(日銀当座預金)
M1=C(現金通貨)+D(預金通貨)
M1=(1+e)/(e+r)・H
e=C/D 現金預金比率
r=R/D 支払準備率
(1+e)/(e+r):貨幣乗数
信用創造とその条件:貸し出しにより預金を創造する
部分準備制:預金に対して全額準備を保有する必要がない
負債が決済手段として機能する:負債の形態で貸し出すことが可能
信用乗数 (r=R/D:支払準備率 e=C/D:現金預金比率)
①現金流出のない場合
D=1/r・D0
②現金流出のある場合
D=(1+e)/(e+r)・D0
D:総預金額
D0:本源的預金
銀行の役割
①決済手段の提供(銀行のみ)
②金融仲介(貯蓄と投資の仲介)
③信用創造(銀行のみ)
金融仲介機関
貯蓄を吸収し投資資金を貸し出す
非銀行金融仲介機関:負債は決済手段として機能しない
生命保険、損害保険、信託:非預金取扱
ノンバンク(住宅専門金融機関、消費者金融):銀行借り入れに依存
-2-
第3章
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国際決済と国際通貨
外国為替
為替:遠隔地間の債権債務を同一地域内の債権債務に転換することで現金の輸
送を節約する制度・手段
外国為替:二国間の債権債務をそれぞれ自国内の債権債務に転換することで国
際間の現金の輸送を節約する制度・手段
異種通貨の交換が必要 → 外国為替市場・外国為替相場
国際的な中央銀行は存在しない → コルレス契約
外国為替取引
並為替:送金小切手
逆為替:輸出手形(代金取り立て手形)
コルレス勘定(correspondent a/c、our a/c)
外国為替市場
対顧客市場(customers market)と銀行間市場(interbank market)
銀行間市場の市場参加者
銀行(ディーラー)、 短資会社(ブローカー)
電子ブローキング(ロイター、EBS)
国際通貨:銀行間の決済に用いられる通貨(コルレス残高)
国際通貨の諸機能
計算単位
決済手段
価値貯蔵手段
公的レベル
基準通貨
介入通貨
準備通貨
銀行間外国為替市場
為替媒介通貨
民間レベル
契約通貨
決済通貨
投資・調達通貨
国際通貨の選択
契約通貨の選択(R.マッキノン)
貿易財Ⅰ 製品差別化が容易な工業製品
輸出国通貨建て
貿易財Ⅱ 同質性の高い一次産品
国際通貨建て
為替媒介通貨
間接交換の取引コスト<直接交換の取引コスト
市場規模、為替変動リスク
基準通貨・介入通貨・準備通貨
当該国の外国為替相場政策に依存
「ドル圏」、「ユーロ圏」
5 ユーロ・カレンシー市場
ユーロ・カレンシーの性格
決済機能を持たない定期性預金 → 信用創造機能は持たない
非銀行金融仲介機能
6 通貨の国際化
ポンド型:貿易金融とロンドン金融市場
ドル型 ;対ドル固定相場と公的資金供給
マルク型:EMSにおけるマルク介入
ユーロ型:???
-3-
第4章 決済の電子化と電子マネー
1 決済の電子化
(1)大口決済とシステミック・リスク
時点ネット決済から即時グロス決済へ:資金効率かシステミック・リスクか
日銀ネットのRTGS化(2001 年 1 月)
外国為替決済とヘルシュタット・リスク
中央銀行決済システムの時間延長
CLS(continuous linked settlement)銀行
多通貨同時決済(2002 年 9 月スタート、現在 17 通貨)
(2)小口決済における電子化 :「電子マネー」
①小口決済における現金の節約
プリペイド・カード、デビット・カード、クレジット・カード、電子マネー
②決済媒体(決済サービス)と決済手段
payment と settlement
決済サービス(方法)の多様化と電子化
③新しい決済サービスの類型化
(ⅰ)現金代替型(Suica、ICOCA、Eddy, MONDEX、nanaco)
プリペイド・カード、電子マネー、商品券のICカード化
(ⅱ)電子決済方法型(PiTaPa)
デビット・カード、クレジット・カード
(ⅲ)預金通貨代替型
スイープ預金、証券総合口座、MRF
2 決済の電子化と貨幣論
(1)金融政策の効果
100%準備預金
(2)貨幣発行の自由化論
Hayek の貨幣発行自由化論
競争通貨論
(3)コア・バンク論
決済手段の提供と与信を同時に扱うことのリスク
決済機能と金融仲介業務を分離(決済専門銀行)
(3)銀行と非銀行
①コリガン報告
銀行・貯蓄金融機関持株会社
金融持株会社
商業・金融複合体
②グラム・リーチ・ブライリー法(1999 年 11 月)
グラス・スティーガル法(銀行と証券の分離)の廃棄
商業と銀行の遮断
(4)事業会社による銀行保有
①流通業と銀行
コンビニの公共料金支払い代行
インストア・ブランチ(AM/PM、セブン・イレブン等)
コンビニ銀行(セブン銀行)
決済専門銀行
-4-
②事業会社の銀行保有
ソニーのネット銀行
③異業種の銀行参入と免許・監督
金融監督庁による運用上の指針
子会社の独立性、リスクの遮断、個人情報の保護、
資産構成、インターネット銀行の顧客保護
3 決済手段としての電子マネー
(1)決済とは何か
決済手段と決済方法(決済媒体)
決済方法(支払い指図)は紙ベースから電子ベースへ
(2)電子マネーの形態
①ICカード型
②ネットワーク型
③オープン・ループ型
④クローズド・ループ型
(3)電子マネーの貨幣性
発行体(中央銀行、民間銀行、第三者):「プリペイド・カード法」
汎用性、決済完了性、匿名性、安全性
電子マネーは何を代替するのか?
電子マネーは新しい決済手段か?
(4)電子マネーと決済方法の棲み分け
決済手段のコスト
直接コスト
フロート・コスト
セキュリティ・コスト
ハンドリング・コスト
アベイラビリティ・コスト
電子マネーは現金決済とクレジット・カードやデビット・カード決済の
境界部分を代替?
第5章 欧州単一通貨ユーロの意義と展望:1国1通貨への挑戦
1 ユーロのねらい:「守る通貨」
(1)ドル危機とウェルナー報告
関税同盟の完成(1968)
ドル危機 → 域内の為替相場の混乱 → 統合にマイナス
ユーロは「守る通貨」
10年間で通貨統合を完成
エコノミストとマネタリスト:現実には並行主義
スネークの挫折
石油ショックと世界インフレ・不況
政策目標の相違と経済パフォーマンス
(2)ユーロ導入のねらい:市場統合の補完(「一つの市場に一つの通貨を」)
① 為替変動リスクの消滅
② 通貨交換コストの消滅
③ 価格の透明性:物価の下落
④ 金融・資本市場の統合
⑤ 対外的独立性の増大
-5-
2 経済通貨同盟の完成と金融・財政政策
(1)ユーロの導入
1999 年 1 月 1 日 非現金形態でユーロ導入
2002 年 1 月 1 日 ユーロの現金導入
2002 年 3 月 1 日 ユーロが唯一の法貨として流通
(2)欧州中央銀行の特徴
ECBとユーロシステムのバランスシート
発券銀行としてのユーロシステム
ユーロの法貨規定:「欧州中央銀行法」、「理事会規則」
銀行の銀行としてのユーロシステム
政府の銀行としてのユーロシステム
TARGET(汎欧州即時グロス決済)システム:「つなぐ通貨」
最後の貸し手としてのユーロシステム?
(3)金融政策(ユーロシステムによる単一金融政策:非対称性の除去)
金融政策の目標は物価の安定:HICPの上昇率が 2%以内
2つの柱(M3増加率と経済・金融諸変数)
主要リファイナンス・オペと政策金利
金融政策運営方式の見直し(2003 年 5 月)
2つの柱の位置づけ、物価安定の再定義
為替相場の安定と介入政策
(4)財政政策
基本的に主権は各国に
安定・成長協定(Stability and Growth Pact)
協定の見直し案
債務残高対GDP比による区別
構造的財政赤字
3
国際通貨としてのユーロ
(1)ユーロの国際化
ユーロの国際化に関するECBの態度:market-driven force
阻害も促進もしない
金融政策に対する影響を注視
(2)ユーロ導入当初の国際通貨機能
クロスボーダー取引は域内取引に
外国為替取引の消滅
多様性の消滅
投資・調達通貨としての期待
金融・資本市場の統合のメリット:市場の厚みと高い流動性
域内の資金調達・運用
域外からの資金調達・運用
(3)「ユーロ圏」の形成
上からの国際通貨化:為替相場政策
下からの国際通貨化:EUとの貿易・資本関係
「ユーロ化経済」と「ユーロ圏」
新規加盟国のユーロ導入
-6-
マーストリヒト条約とERMⅡ
(4)ユーロと国際通貨体制
「ユーロ圏」と「ドル圏」
単線的外国為替市場の形成
為替媒介通貨機能の縮小
(5)2極通貨体制の安定性
ECBとFRBの為替相場政策:ビナイン・ネグレクト
ポートフォリオ・シフトと為替相場の乱高下
アメリカの負債決済への制約
ユーロの「牽制効果」
4
ユーロ圏のリージョナル・インバランス
(1)単一金融政策の問題点
テーラー・ルールから見た最適金利の格差
(2)成長率と物価の格差
実質為替相場
実質金利格差とバブル
域内資本移動と経常収支の不均衡
(3)調整メカニズム
財政統合?
ユニット・レーバー・コストの調整
5
リーマン・ショック、ギリシャ危機とユーロ
(1)ユーロ圏金融機関のドルビジネスへの依存:ユーロの自立は?
・サブプライム関連商品ビジネスの約半分に関与
・ドル不足とユーロの下落
・金融監督体制の不備
(2)今後の課題:ユーロを崩壊させないために
・金融監督の一元化
(欧州システミック・リスク理事会、欧州金融監督システム)
・金融支援とモラル・ハザード
・欧州版 IMF(ESM):欧州金融安定化基金の拡充・
・マクロ・サーベイランスの強化:IMF 融資参加の意味
安定・成長協定の実質化
・財政統合:経済政府
・ユーロからの離脱ルール?
第6章
1
国際通貨システムとその改革
国際通貨システム
(1)国際通貨システムとは
国際通貨関係を規定する公式・非公式の取り決め
(2)国際通貨システムが解決すべき問題
調整(adjustment)
流動性(liquidity)
信認(confidence)
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2
国際通貨システムの歴史
(1)国際金本位制
金本位制の類型:金貨本位制、金地金本位制、金為替本位制
物価・正貨流出入メカニズム
金本位制の「ゲームのルール」
ロンドン金融市場とポンド
(2)IMF体制
金・ドル交換を中心とする固定相場制
流動性ディレンマ論
ドル危機とドル防衛策
金・ドル交換停止と固定相場制の崩壊
(3)変動相場制:ノン・システム?
期待された効果
経常収支の自動均衡
金融政策の自由度
投機の安定化
現実の変動相場制
資本移動の自由化と金融政策の国際連関
3
国際通貨システムの改革
(1)IMF体制下の改革案:国際流動性の国際管理
世界中央銀行案
SDR
(2)変動相場制下の改革案:調整負担と名目アンカー(信認)
ターゲット・ゾーン、新3国通貨協定、トービン・タックス
4
「ドル本位制」の問題点
(1)基軸通貨国の役割:「世界の銀行」
① 国際決済手段の提供:アメリカの決済システムを用いて国際決済
② 国際的信用創造:必要な国際流動性の供給
③ 国際的金融仲介:国内および黒字国の余剰資金を資金不足国に供給
(2)アメリカの経常収支赤字とそのファイナンス
60 年代:資本輸出による国際収支問題
70 年代:公的対米投資が資本輸出をファイナンス
(公的)体制支持金融
80 年代:民間・公的対米投資が経常収支赤字をファイナンス
(民間)体制支持金融
90 年代:経常収支赤字を大幅に上回る民間対米投資
国際的金融仲介の復活?
00 年代:世界のベンチャー・キャピタル
(3)経常収支赤字のサステナビリティ
Mann による2つのサステナビリティ論
①アメリカの実体経済重視論
クルーグマンのサステナビリティ論
いつ対外債務が収束するのか?
-8-
②世界資産論
「ブレトンウッズⅡ」論
経常収支圏と資本収支圏
アジアの通貨制度の国際通貨システムへの影響
世界のISバランス:市場としてのアメリカ
負債決済から資産決済へ
5
対称的な国際通貨制度
(1)SDRの復活
周小川人民銀行総裁
超国家主権的な性格を持つSDRを主要準備資産に
外貨準備をSDR建て投資信託に運用
スティグリッツ国連報告
国際流動性の適正な管理とグローバル・インバランスを是正するシステム
複数準備通貨制度は不安定
SDRを「反循環的」に発行・管理
SDRの新規配分とSDR建て債の発行
第4次改正(1997 年)による 214 億SDR(320 億ドル)配分
新規配分 1612 億SDR(2500 億ドル)
BRICsによるIMF債の購入(800 億ドル相当)
(2)SDRの可能性
SDRとは
・IMF加盟国に配分される特別引出権(1969 年に創設)
・クォータに比例して配分
・加盟国は自由利用可能通貨を提供する義務を持つ(200%)
・外貨準備の 5%
・IMFの公式計算単位
・価値(及び金利)は4通貨のバスケット(5 年ごとに見直し)で表示
SDRの残された問題
民間レベルのSDR育成は非効率
ドルとユーロを中心とする現在の状況が継続
SDRの公的役割の増大?
SDRペッグは最適バスケットか
SDR介入は不可能
準備資産としては為替リスクの分散
SDR代替勘定
①過剰なドル準備をIMFにSDR建てで預託
②準備通貨の多様化が目的
③為替リスクと金利差の負担が問題
-9-
参
考
書
建部正義『はじめて学ぶ金融論(新版)』大月書店、2005 年。
上川・藤田・向『現代国際金融論(第3版)』有斐閣、2007 年。
その他の参考書
日本銀行金融研究所『日本銀行の機能と業務』有斐閣、2011 年。
http://www.imes.boj.or.jp/japanese/fpf.html
中島真志・宿輪純一『決済システムのすべて(第2版)』東洋経済新報社、2005 年。
吉田 暁『決済システムと銀行・中央銀行』日本経済評論社、2002 年。
岡部光明『現代金融の基礎理論』日本評論社、1999 年。
西垣 通編『電子貨幣論』NTT出版、1999 年。
館龍一郎・日本銀行金融研究所『電子マネー・電子商取引と金融政策』東京大学出版会、
2002 年。
木下・日向野・木寅『電子決済と銀行の進化』日本経済新聞社、1997 年。
「「電子決済技術と金融政策運営との関連を考えるフォーラム」中間報告書」(1997 年 6
月、 『金融研究』1999 年 8 月号に収録)。
秦 忠夫・本田敬吉『国際金融のしくみ(第 3 版)』有斐閣、2007 年。
ロナルド・マッキノン『ゲームのルール:国際通貨制度安定への条件』ダイヤモンド社、
1994 年。
B・コーヘン『通貨の地理学』シュプリンガー・フェアラーク東京、2000 年。
滝沢健三『国際通貨論入門』有斐閣、1990 年。
山本栄治『国際通貨システム』岩波書店、1997 年。
畑瀬真理子「最近のドル化(dollarization)・ユーロ化(euroization)を巡る議論について」
(日本銀行ロンドン事務所ディスカッションペーパー01-2)、2001 年 3 月。
http://www.boj.or.jp/type/ronbun/ron/wps/kako/data/owp01j02.pdf
田中素香編『EMS:欧州通貨制度』有斐閣、1996 年。
田中素香『ユーロ:その衝撃とゆくえ』岩波新書、2002 年。
田中素香・藤田誠一編著『ユーロと国際通貨システム』蒼天社、2003 年。
田中素香・春井久志・藤田誠一編『欧州中央銀行の金融政策とユーロ』有斐閣、2004 年。
田中素香『ユーロ:危機下の統一通貨』岩波新書、2010 年。
行天豊夫編『世界経済は通貨が動かす』PHP 研究所、2011 年。
白井さゆり『欧州迷走』日本経済新聞出版社、2009 年。
白井さゆり『欧州激震』日本経済新聞出版社,、2010 年。
ウェブサイト
日本銀行 http://www.boj.or.jp
財務省
http://www.mof.go.jp
IMF
http://www.imf.org
IMFアジア太平洋地域事務所
http://www.imf.org/external/oap/jpn/indexj.htm
ECB
http://www.ecb.int
BIS
http://www.bis.org → 各国中央銀行
FRB
http://www.federalreserve.gov
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