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 市長は長久手をどんなまちにしたくて、
そのために何に取り組
もうとしているのか。
その想いを市長の語り口でお伝えします。
みなさんと語り合うように、一緒に未来の長久手のことを
考えてみましょう。
まちへの愛着や誇り
8月10日、岩作の安昌寺でお祭りが行われ、私もあいさつに伺いました。このお祭りは、
「岩作観音祭り」
く まん く せん にち え
広報 ながくて
その 20
あん どん
「十日の花」
「九万九千日会」
「岩作青年支会盆踊り」
「行灯祭り」とさまざまな呼び名があり、不思議に思って
安昌寺には、岩作十一面観音が祀られており、毎年8月10日に法要が行われ、その際、観音堂を花で飾る
風習から「十日の花」と言われるそうです。この8月10日にお詣りすると、1回お詣りしただけで、九万九千日
分お詣りした御利益があると言われていることから「九万九千日会」とも言われています。昔から岩作区のみ
なさんによって、参道に行灯が灯され、花火を打ち上げていた頃もあったそうです。今も、岩作区の厄年のみ
なさんが盆踊りの準備をし、地域のみなさんが描き、準備した行灯が、安昌寺の参道から旧道にかけて並び
ます。
前熊区では、7月に「天王まつり」が行われます。市内唯一の山車が、多度社に奉納され、前熊太鼓が打ち鳴
らされます。長久手にも山車があることをご存知の方は、少ないのではないかと思います。
北熊区の盆踊りでは、
「ザイ踊り」が行われていました。女の子たちが、竹の棒の両端に、先端を赤く染めて
細く切った紙を房状に束ねて付けた「ザイ」を両手に持ち、数え唄を歌いながら輪になって、ザイを振ったり、
打ち鳴らしたりして踊ります。
「ザイ踊り」は、古くから伝わるものですが、伝承は不明です。以前は、大草区で
も子ども会の活動の1つとして踊られていましたが、教えられる人が減り、子どもが少なくなったことなどか
ら、積極的に守っていかなくては、いずれ消えてしまうかもしれません。
以前から行われてきた市内各所での盆踊りに加え、4年ほど前からは、新たに自治会連合会が中心となっ
て、小学校区で夏祭りを実施する地域も増えてきました。いずれも地域のみなさんが集う、良いきっかけにな
っています。
「新しいまち」
というイメージを持つ人が多い長久手ですが、
古くからの伝統や伝承
もたくさん残っています。
安昌寺には、お参りをすると子どもの夜泣きが治まるとい
われる「子守石」もあり、色金保育園の近くには、首から上の病を治してくれるという
「八左衛門の墓」もあります。
たくさんの方に支えられ、古くからのお祭りが続けられています。地元の努力だけ
では、守ることが難しい伝統や伝承は、市も積極的に関わって守っていく必要があ
ると感じています。
地域に伝わるお祭りや古くからの伝統、伝承を知ることは、地域への愛着や誇り
前熊の山車
につながります。伝えていかなければ消えてしまう伝統や伝承を、いかに次の世代に引き継いでいくか、考え
なければなりません。
10月12日(日)には、長湫地区と上郷地区で、警固祭りが行われます。大勢の鉄砲隊や棒隊が練り歩くさ
まは、見るものを圧倒します。ぜひ、ご覧になっていただければと思います。
表 紙の写真もう一枚
色金老人憩の家で、地域交流のつどい「ひとときの会」が、行われま
した。長久手市在住の天満家知波々(ちわわ)さんの落語でみなさん大
笑いしたあとで、民 謡を楽しく歌ったり、お茶 菓子を食べながらしゃ
べったりと、楽しみながら地域の絆を深めていました。
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PM
ながく
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おりましたので、その名前の由来について地元の方に尋ねました。
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