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観光庁の設置と観光圏整備事業について 国土交通省

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観光庁の設置と観光圏整備事業について 国土交通省
東京アウトドアズフェスティバル2008記念
「歩く時代の自然体験活動シンポジウム」
観光庁の設置と観光圏整備事業について
平成20年7月4日
国土交通省総合政策局
観光地域振興課
観光政策の基本的な考え方と方向
観光の現状
○我が国の国際観光はアンバランス
・日本人海外旅行者数:1730万人(2007年)
・訪日外国人旅行者数: 835万人(2007年)(日本人海外旅行者数の49%)
○国内観光については、地域によってばらつきがあるものの、伸び悩み傾向。
観光政策の目標
観光立国の実現
-住んでよし、訪れてよしの国づくり-
日本ブランドの海外への
戦略的発信
観光政策の2つの軸
国際競争力ある観光地づくり
-1-
国内の観光市場規模は?
23.5兆円
海外旅行
(国内分)
1.7兆円
(7.4%)
訪日外国人旅行
1.4兆円
(5.8%)
宿泊旅行
15.7兆円
(66.6%)
日帰り旅行
4.7兆円
(20.1%)
我が国経済への貢献度(経済効果)
生産波及効果 52.9兆円 ・・・5.6%(対産業連関表国内生産額)
生産波及効果 52.9兆円 ・・・5.6%(対産業連関表国内生産額)
付加価値誘発効果 28.3兆円 ・・・5.6%(対名目GDP)
付加価値誘発効果 28.3兆円 ・・・5.6%(対名目GDP)
雇用誘発効果 442万人 ・・・6.9%(対全国就業者数)
雇用誘発効果 442万人 ・・・6.9%(対全国就業者数)
国土交通省「平成18年度旅行・観光産業の経済効果に関する調査研究」による。
-2-
競争相手は多様なレジャー
外国の観光地に負けない力だけでなく、余暇の多様化により、移動を伴わない家庭内レジャー
や都市型レジャーに勝てる力こそが競争力。
温
温 泉 泉 都心高級レストラン
大画面テレビの購入
海外旅行
大江戸温泉物語
都心ホテルエステプラン
-3-
観光立国推進基本法の概要(1)
前 文
観光の意義、21世紀における観光立国の実現の重要性及び国家戦略としての観光立国の位置付けを規定。
目 的
観光立国の実現に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、国民経済の発展、国民生活の安定向上及び
国際相互理解の増進に寄与することを規定。
関係者の責務等
国の責務規定のほか、地方公共団体の責務として広域的な連携協力等を規定するとともに、住民の魅力あ
る観光地の形成への積極的な役割及び観光事業者の主体的な取組みについても規定。
「観光立国推進基本計画」の作成
①観光立国の実現に関する施策についての基本的な方針
②観光立国の実現に関する目標
③観光立国の実現に関し、政府が総合的かつ計画的に講ずべき施策
④その他、必要な事項
を盛り込んだ、閣議決定による観光立国推進基本計画の策定を規定。
-4-
観光立国推進基本法の概要(2)
観光立国の実現のための新たな国の取組みに関する規定の整備
新たな国の取組みについて規定。
国際競争力の高い
魅力ある観光地の形成
 国際競争力の高い魅力ある観光地の形成
 観光資源の活用による地域の特性を生かした魅力ある観光地の形成
 観光旅行者の来訪の促進に必要な交通施設の総合的な整備
観光産業の国際競争力の
強化及び観光の振興に
寄与する人材の育成
 観光産業の国際競争力の強化
 観光の振興に寄与する人材の育成
観光立国の実現
ー 住んでよし、訪れてよしの国づくり ー
国際観光の振興
 外国人観光旅客の来訪の促進
 国際相互交流の促進
国内外からの観光旅行の
促進のための環境の整備
 観光旅行の容易化及び円滑化
 観光旅行者に対する接遇の向上
 観光旅行者の利便の増進
 観光旅行の安全の確保
 新たな観光旅行の分野の開拓
 観光地の環境及び良好な景観の保全
 観光に関する統計の整備
-5-
日本の観光の絵姿(2010年~2011年)
<観光立国推進基本計画の基本的な目標>
訪日外国人旅行者数1,000万人
733万人(H18年)
日本人海外旅行者数2,000万人
1,753万人(H18年)
国内観光旅行消費額30兆円
24.4兆円(H17年度)
年間日本人国内観光旅行宿泊日数4泊
国際会議開催件数5割増
2.77泊(H18年度)
168件(H17年)
-6-
ビジット・ジャパン・キャンペーン
訪日外国人旅行者数を2010年までに1,000万人とするという目標の達成に向け、
重点12市場において、以下のような取組みを官民一体で推進
韓国
カナダ
中国
英国
米国
ドイツ
海外の日本関係者間の連携
フランス
香港
フランス
オーストラリア
タイ
台湾
シンガポール
新聞・雑誌・テレビを通じた
海外の一般の方々へのPR
海外の旅行博への出展を通じた
海外の一般の方々へのPR
海外旅行会社との商談会
上海VJC推進会
(2006年5月)
地方自治体等との連携
ホッとする旅・日本
プレゼントCampaign実施中
韓国でのTVCM放映
(2006年7月)
韓国国際観光展
(KOTFA2006)への出展
(2006年6月)
大規模商談会(YOKOSO!
JAPANトラベルマート)の
実施(2006年9月)
「YOKOSO! JAPAN 東北 春」
(2006年4月)
-7-
訪日外国人旅行者数の推移
(単位:万人)
900
800
700
600
2003年度から
ビジット・ジャパン・
キャンペーン
開始
過去最高の835万人
を記録
初の700万人台
を達成
初めて
600万人を
達成
733
12月 +15.5%
67.7
11月 +15.7%
673
68.9
10月 +12.4%
614
78.6
9月 +20.1%
68.9
521
8月 +15.6%
500
7月 +15.1%
400
614
300
673
733
6月 +13.3%
4月 +6.2%
71.4
3月 +18.2%
68.5
2月 +22.8%
63.1
1月 +0.7%
61.8
0
2004年
2005年
63.2
66.4
200
2003年
80.8
5月 +13.3%
521
100
75.7
2006年
注) 2007年11月以降の値は推計値
1~12月計
835.0万人
前年比 13.9%
増
2007年
-8-
国・地域別訪日外国人旅行者の割合
ドイツ
13万人
(1.5%)
フランス
14万人
(1.6%)
オーストラリア
22万人
(2.7%)
(2007年推計値)
その他
98万人
(11.7%)
韓国
260万人
(31.2%)
イギリス
22万人
(2.7%)
カナダ
17万人
(2.0%)
シンガポール
15万人
(1.8%)
タイ
17万人
(2.0%)
総計
835万人
米国
82万人
(9.8%)
台湾
139万人
(16.6%)
香港
43万人
(5.2%)
中国
94万人
(11.3%)
黒枠 重点市場(2003年度~)
青枠 重点市場(2004年度~)
赤枠 重点市場(2005年度~)
2007年重点市場分(推計値)
計 737万人(88.3%)
-9-
観光広報大使等の任命について
国土交通省では、2004年度より観光広報大使などを任命し、外国人旅行者の訪日を促進するため、日本の魅
力を世界中に広くアピールしている。
PUFFY AMI YUMI
ビジット・ジャパン・キャンペーン
米国親善大使
2006年1月16日任命
木村 佳乃
観光広報大使
2004年7月22日任命
2007年10月31日再任
(4期目)
薛凱琪(フィオナ・シッ)
ビジット・ジャパン・キャンペーン
香港親善大使
2007年6月18日任命
ユンナ
ビジット・ジャパン・キャンペーン
韓国親善大使
2007年5月14日任命
TIK
ビジット・ジャパン・キャンペーン
タイ親善大使
2007年4月2日任命
林志玲(リン・チーリン)
ビジット・ジャパン・キャンペーン
台湾名誉観光親善大使
2007年4月26日任命 浅田 舞・真央
日加観光親善大使
2007年4月6日任命
トム・クルーズ
感謝状の贈呈
2006年6月20日
賴雅妍(ライ・メーガン)
ビジット・ジャパン・キャンペーン
台湾観光親善大使
2007年4月26日任命
郷ひろみ
感謝状の贈呈
2007年5月16日
「Yokoso! Japan」キャンペーン
ソング「Come On Baby」
2007年5月23日リリース
-10-
国際観光市場の動向は?
東アジア・太平洋地域は世界の中で最も高い伸びが予測される国際観光市場。国際観光到着
客数の全世界でのシェアは、2010年に19.4%、2020年には25.4%まで拡大の予測。
世界観光革命半世紀サイクル説
1860年頃
1910年頃
トーマスクックによる
エルサレム旅行ブーム
大西洋間(新大陸と欧州)
の大移動と旅行ブーム
<鉄道>
国際観光到着客数
予測
実績
15.61億人
<旅客船>
1970年頃
北側先進国での
世界一周旅行ブーム
<航空機>
2010年?
東アジア発着の
大旅行ブーム
<全モード>
南アジア
中東
アフリカ
東アジア・太平洋
アメリカ
ヨーロッパ
3.97億人
25.4%
10.06億人
6.94億人
1.95億人
19.4%
出所:UNWTO「Tourism 2020 Vision 」より作成
-11-
外国人で賑わうまち
1.とにかく、「来てもらう」ための魅力の発信
【掲載事例】
・東アジアへの観光プロモーションの先駆け、ゴールデンルート
ではない地域の取り組み【登別温泉、富士河口湖、別府】。
・1つの地域だけでなく広域的なプロモーション【京都と和歌山や
北海道】。
大分県別府
2.外国人がひとり歩きできるための足回りの整備等
【掲載事例】
・多言語で対応できる広域観光案内所【札幌のワンストップ案内所】。
・外国人でも気軽に利用できる二次交通【ニセコ、白馬、直島、阿蘇】。
・そぞろ歩きできる路地整備【松山、別府】。
長野県白馬
3.外国人の感性等を活用した観光地づくり
【掲載事例】
・オーストラリア人による雪質再発見と通年化【ニセコ】。
・海外からもボランティアが参加するイベント【小樽】。
・外国人の僧侶による案内【高野山】。
北海道倶知安・ニセコ
4.思い出に残るおもてなしでリピーターを獲得
【掲載事例】
・商店街での英語メニュー、気軽に挨拶を交そう運動など地域ぐ
るみの受入れ体制【浅草・谷中・両国】。
・東京都観光ボランティア【新宿】、観光サポーター【富士河口湖】
など外国語の得意な住民の参画。
東京都浅草・谷中・両国
-12-
北海道・ニセコにおける取り組み
~豪州人が魅力を再発見したリゾート地~
○ 外国語対応の標識や海外へのプロモーション活動をニセコ町、
倶知安町をあげて外客誘致の取り組み。
○ パウダースノーの魅力を発見、情報発信。
○ 通年楽しめる体験観光の取り組み。
平成18年には平成14年の約9.4倍の116,000人の外国人
が宿泊。
家族で訪れる外国人
世界に誇るパウダースノー
その他 6%
韓国 3%
シンガポール 3%
通年楽しめる体験観光
オーストラリア 64%
台湾 6%
香港 18%
ニセコ町・倶知安町商工観光課調べ
極上のパウダースノー
自然を満喫できる「ラフティング」
-13-
東京都・高尾山における取り組み
~都心から気軽に行ける自然の景勝地~
○ 日本のガイドブックをはじめ、多数の外国人向けガイドブック
に紹介。
○ 都心から、安価・短時間で手軽に大自然を満喫できる魅力
の地。
○ 外国語併記の案内・誘導標識の整備。
英語によるガイドウォーク
外国人向け案内情報
高尾山口駅前案内板(4カ国語)
都心から近い自然の満喫
山頂より富士山を望む
来訪者をあきさせない魅力
高尾山薬王院浄心門
-14-
富山県・立山、黒部における取り組み
~北アルプス立山連峰を貫く国際的山岳観光ルート~
○ アルペンルートでしか見られない景観の魅力。
○ 大型懸垂幕広告など主に東アジアにおけるPR活動。
○ 外国語車内案内放送等の受入体制整備の取り組み。
平成18年には平成14年の約4.6倍の93,000人の外国人が
来訪。
立山パノラマをバックに記念撮影する台湾人の団体
アルペンルートでしか見られな
い風景
雪の大谷ウォーク
その他 1%
香港 3%
韓国 15%
台湾 81%
立山黒部貫光(株)調べ
春の「雪の大谷」
様々な事業によるPR活動の実施
夏の立山
-15-
長野県・白馬における取り組み
~家庭的な雰囲気に囲まれた山岳リゾート~
○ 白馬村観光局(有限責任中間法人)の取り組み。
○ 海外エージェントの招聘や効果的な情報発信等の外国人に対す
るPR活動。
○ 二次交通の整備等受入の取り組み。
平成18年シーズンには平成14年の10倍以上の34,000人の
外国人が宿泊。
家庭的な雰囲気につつまれた夕食風景
その他 27%
韓国 42%
豪州スキー客誘致PR活動
二次交通システムの整備
香港 9%
オーストラリア 22%
シャトルバス「元気号」
白馬村調べ
オーストラリア現地スキー博出展
ホームページの閲覧増加・宿泊施設のランク付け
-16-
観光庁の新設(平成20年10月)について
観光立国の実現は、21世紀の我が国経済社会の発展のために不可欠な国家的課題
○観光立国推進基本法の成立(平成18年12月) ○観光立国推進基本計画の閣議決定(平成19年6月)
国際相互理解の増進
地域経済の活性化
国全体として、官民を挙げて観光立国の実現に取り組む体制が必要
○観光立国推進基本計画において、国は、必要な施策を総合的に策定・実施し、地方公共団体・民間の取り組みを支援するとともに、「日本
ブランド」として我が国の魅力を発信する役割を担うこととされている。
○観光立国推進基本計画を閣議決定した政府は、観光立国推進基本計画に定められた観光立国に関する数値目標を実現する責務を負う。
○観光庁の設置は、観光立国推進基本法制定時の国会における決議及び附帯決議においても明記されている。
関係省庁に対して
地域・国民に対して
我が国が国を挙げて観光立国を推
進することを発信するとともに、
観光交流拡大に関する外国政府と
の交渉を効果的に行うことが必要。
国土交通省が観光立国に関する数値目
標の実現にリーダーシップを発揮して、
関係省庁への調整・働きかけを強力に
行うことが必要。
政府が一体となって「住んでよし、訪れて
よしの国づくり」に取り組むことを発信する
とともに、地方公共団体・民間の観光地づ
くりの取組を強力に支援することが必要。
対外関係において交渉を
強力に推進する体制が必要
政府部内で強力な調整・推進
機能を発揮する体制が必要
政府部門の相談窓口が一元化・
明示されていることが必要
諸外国に対して
国土交通省に観光庁を設置し、観光立国を総合的かつ計画的に推進
○観光庁の長官は、大臣に準じた、局長より一段上の位置づけ。長官をヘッドにリーダーシップを発揮。
○地方運輸局等現場に近い充実した地方組織を活用して観光振興の施策を的確に推進
○観光庁の組織・定員は、国土交通省内におけるスクラップ・アンド・ビルドによる。
○今通常国会に「国土交通省設置法等の一部を改正する法律案」を提出、本年4月25日に成立。
-17-
観光庁の組織
予算定員:103名
<新体制案>
観光庁長官
次 長
審 議 官
<現行体制>
予算定員:79名
総合観光政策審議官
審議官
観光政策課
参事官(2)
総 務 課
観光産業課
観光経済課
国際観光課
国際観光政策課
観光地域振興課
国際交流推進課
観光資源課
観光地域振興部
観光事業課
観光地域振興課
観光資源課
※ 観光庁の内部組織と定員についても、すべて
国土交通省内のスクラップ・アンド・ビルドによる
-18-
「観光圏」形成の必要性
旅行者のニーズをふまえた
具体的な実践活動が必要
観光圏の目指す方向
―旅行者を点から線、
線から面へ周遊させる―
<圏域単位でのサービス品質向上とブランド化>
そのためには、
○ 宿泊
(1) 地理的広がり
・泊食分離、地産地消の販路拡大等宿から街への
観光客の送り出し
・共通入湯券導入等宿泊エリアのもてなしの向上
○宿から街へ
○ 観光資源
○街から周辺地域へ
・体験・学習・交流・食のメニュー(特に早朝・夕刻)
の充実
・本物・ゆかり・差別化・こだわりによるブランド化
(2) 時間的広がり
○日帰りから宿泊へ
○1泊から連泊へ
○特定時期の集客から通年化
(3) 人的広がり
○客からファンへ(リピーター)
○週末住民、二地域居住
3つの連携を強化し、
①観光業と他業種
②地域産業と自治体
③地域と地域
○ 交通・移動
・移動をコスト(負担)からベネフィット(楽しみ)へ転
換する工夫
・アクセスの改善による集客力強化と域内の移動
の容易化
○ 案内・情報提供・マーケティング
・観光旅客のニーズ・目的に対応した提案型の観
光案内の強化
・顧客満足度の向上と予約・販売の共通化、会員
制などマーケティング能力の向上
-19-
観光圏整備による観光旅客の滞在の長期化
地域が連携して行う取組への
国の主な支援メニュー
観光圏整備のイメージ
観光資源の
活用促進
観光案内・情報提供の
充実
・魅力ある観光資源を生かし
た観光商品の開発
体験・交流・食メニューの
充実
・早朝・夕刻のイベント開催
・地域限定の食のメニューの
開発
・提案型観光案内の導入
・案内標識の充実
○予算(観光圏整備事業費補助)、財投
宿泊、観光資源、交通移動、案内・情報提供などのレベル
アップを図る地域の取組を支援
⇒2泊3日以上快適に充実して過ごせる観光圏づくりに向け
た地域の取組を活発化し、観光旅客の満足度を向上
○ハード面での連携
社会資本整備における、景観整備、案内標識整備等の事
業による観光圏整備事業との連携・配慮
⇒ハード面を含めた観光圏全体の総合的な魅力向上
D町
B市
周遊
移動の快適化
・周遊割引券の導入
・沿道の植樹
A市
○農山漁村活性化法の特例
観光圏内の農山漁村における交流施設整備について、農
山漁村活性化プロジェクト支援交付金の交付が可能
周遊
⇒農山漁村の体験・交流メニュー等楽しく過ごせる滞在メ
ニューの充実
滞在促進地区
(仮称)
そぞろ歩きできる環境づくり
周遊
・快適なまち歩きのためのルート
整備(ハード面での連携)と案
内充実
C町
○旅行業法の特例
ホテル・旅館による旅行業者代理業の特例
⇒宿による宿泊客への着地型旅行商品の販売を可能とし、
宿泊客の滞在を拡大
観光旅客のニーズをふまえた
取組への支援
農業・漁業体験交流
メニューの充実
・体験交流施設の整備
・農業体験プログラムの開発
効果
宿泊の魅力向上
・泊食分離の導入
・共通入湯券の導入
・宿による宿泊客への
着地型旅行商品の
販売
国際競争力の高い魅力ある観光地の形成
↓
内外観光客による2泊3日以上の
より長期の滞在を拡大
↓
地域経済の活性化
-20-
観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在の促進に関する法律(平成20年法律第39号)
概要
基本方針 : 主務大臣は、観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在の促進に関する基本方針を策定
市町村
都道府県
協議会
観光事業者
農林水産業者
商工業者
NPO
等
観光圏整備計画
「観光圏整備事業」:地域の創意工夫による観光圏の魅力を高めるための事業を具体的に列挙
宿泊
交通・移動
観光資源
案内・情報提供等
「滞在促進地区」:観光旅客の滞在の促進に資する事業を重点的に実施すべき区域を記載
観光圏整備実施計画
農山漁村活性化法の特例
観光圏整備計画に、地域間交流の拠
点となる施設の整備に関する事業等を
記載した場合、交付金の交付が可能
事業者が共同して作成し、国土交通大臣に共同で認定申請
大臣認定
※任意だが、認定を受けると
以下の支援が受けられる。
国による総合的支援
【大臣認定による特例措置】
【予算等】
・宿泊施設が実施する旅行業者代理業に係る旅行業法の特例
・運送事業関係の手続緩和の特例 等
・予算補助制度の創設
・税制優遇措置
・財政投融資 等
【ソフト・ハードの連携】
連携
・社会資本整備事業及び公共交通支援における配慮
-21-
ご静聴ありがとうございました
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