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シミュレーション工学(演習)
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0.1 ANSYS の起動と終了
0.1.1 起動方法
ANSYS は ANSYS Product Launcher と呼ばれるプログラムから 2 次的に起動します.まずは
ANSYS Product Launcher を起動します.
スタートメニューから以下の項目を順に選択していきます.
スタートメニュー:すべてのプログラム>ANSYSED10.0>ANSYS Product Launcher
この項目のショートカットを,例えばデスクトップ上に作成すれば,次回から ANSYS Product
Launcher を簡単に起動できるようになります.
0.1.2 終了方法
ANSYS Product Launcher を終了したい場合は,ANSYS Product Launcher メニューより,
『終了』
を選択します.
ANSYS Product Launcher メニュー:ファイル>終了
ANSYS 本体を終了したい場合は,ANSYS ユーティリティーメニューより,『終了…』を選択
します.
ANSYS ユーティリティーメニュー:ファイル>終了…
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0.2 ランチャーメニュー
ANSYS Product Launcher を起動すると,以下のような画面が表示されます.ランチャーメニュ
ーを使用して,ANSYS 起動前に各種の設定を行います.
◆シミュレーション環境:
4つのシミュレーション環境を選択できます.概要は以下の通りです.
ANSYS Workbench:3D CAD システムとの連携が強化されたインターフェース.
ANSYS:ANSYS 標準インターフェース.
ANSYS Batch:解析をバッチ処理するために使用する.バッチ処理については後述(p.8).
LS-DYNA Solver:陽解法ソルバーの LS-DYNA を実行する場合に使用.
※授業では『ANSYS』を使用するので,起動時に『ANSYS』を選択します.
◆プロダクト:
使用ライセンス(プロダクト)を選択します.ANSYS ED のみ.
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0.2.1 ファイル管理
◆ワーキングディレクトリ:
ANSYS を実行中に作成される全てのファイルの保存先を選択します.ワーキングディレクト
リを変更するには新たなディレクトリのパスを入力するか,
『参照…』ボタンをクリックして目的
のディレクトリをダイアログボックスから選択します.
◆ジョブネーム:
ANSYS を実行中に作成される全てのファイルのデフォルトのファイル名を設定します.作成
されるファイルについては後述(p.9).最大 32 文字(日本語不可)まで定義可能です.
ワーキングディレクトリとジョブネームは任意で設定できます.ジョブネームは入力データフ
ァイルのファイル名と同じ名前を設定した方が,後で整理しやすくなります.また,ワーキング
ディレクトリ内には後述(p.9)する様々なファイルが自動的に書き出されます.その大きさは実行
する解析の種類によっては非常に大きなものになることがありますので,保存先の選択には注意
しましょう.
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0.3 メニューシステムの構造
ANSYS のメニューシステムは,関連するコマンドをグループ毎に分類した構造となって
います.各グループはツリー構造になっています.ツリーの枝をたどれば,さらに細かく
項目別に分類されます.
A:ANSYS メインメニュー
・・・プロセッサ群で構成され,ANSYS の解析機能をもつ.
B:ANSYS ユーティリティーメニュー
・・・ファイルやグラフィックのコントロールなど,ANSYS の制御を行う.
C:ANSYS インプットウィンドウ
・・・キーボードによるコマンドや数値の入力ウィンドウ.
D:ANSYS ツールバー
・・・頻繁に使用する ANSYS の機能をボタンとして任意に設定できる.デフォルトは『セ
ーブ』や『リジューム(データベースファイルからデータベースを復元すること)』など.
E:ANSYS グラフィックウィンドウ
・・・モデル,グラフなどが表示される.
F:ANSYS グラフィックツールバー
・・・視点の移動,回転,拡大/縮小を行う.
G:ステータス/プロンプトエリア
・・・ANSYS からの指示と現在の状態が表示される.
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