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2007 年 8 月号

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2007 年 8 月号
米国 NIH が作成した News In Health を、許可を得て千葉県衛生研究所の責任で翻訳しました。翻訳に関する責任は県衛生研究所にあります。
ニュース・イン・ヘルス(News In Health) 2007 年 8 月号
トラウマに対処する
恐ろしい事件が長期的な影響を与える可能性
仲間の兵士が道路脇に仕
掛けられた爆弾で殺される
のを目撃する、世界貿易セン
タービルの瓦礫のなかで生
存者を捜索する、性的な暴力
を受ける……こうして文章
で読むだけでも、おそらく読
者は、そのイメージを脳裏か
ら消し去ることを試みるだ
ろう。だが、トラウマ体験(心
的外傷の経験)について考え
ることを止められない人も
いる。彼らは、繰り返し悪夢
に襲われるかもしれない。恐
怖と不安が生活のあらゆる
状況において干渉し始める
可能性もある。
これは、南北戦争の際には
「兵士の心(Soldier's Heart)」
と呼ばれた。その後、「砲弾
ショック(Shell Shock)」「戦
争神経症(Battle Fatigue)」
「ポストベトナム症候群
(Post-Vietnam Syndrome)」
といった名称が生まれた。現
在では、「心的外傷後ストレス障害
(Post-Traumatic Stress Disorder)」、す
なわち PTSD と呼ばれていおり、戦地
に赴いた人以外もその影響を受けるこ
とが分かっている。
身体的な傷害や、その危険を伴う経
験を味わった人は、誰でも PTSD にか
かる可能性がある。強盗、強姦、拷問、
児童虐待、交通事故、天災なども原因
になりうる。
心的外傷を受けたあとは、ちょっと
したことで驚き、たえずビクビクして
いるようになる。無感情に陥ったり、
かつては楽しんでいたことに興味を持
てなくなったりする。愛情を感じにく
くなるかもしれない。さらには、苛立
ったり、攻撃的あるいは暴力的になっ
たりもする。事件を思い出させるよう
な状況を避けたり、寝付きが悪くなっ
たりすることも普通に生じる事である。
このような恐ろしい事件に対する通
常の反応は、普通は時間の経過ととも
に改善される。ほとんどの人は自分の
身に起きたことを忘れないが、結局は
その事件を記憶の片隅に押し込むこと
ができる。こういう人は日常の生活を
続けており、PTSD の症状が出ることは
ない。
しかし一部の人は症状が消えない。
不安があまりにも強くなり、もう日常
の生活に集中することができなくなる。
「心的外傷による反応がすべて
PTSD というわけではない」と話すのは、
NIH の国立精神健康研究所(NIMH)の気
分・不安障害プロ
グラム の ミー
ナ・ヴィシリンガ
ム博士。「少数で
あるが、これらの
症状が一ヶ月以
上にわたって続
き、深刻な苦痛を
もたらし、仕事や
学校、家事に支障
が出てくる。これ
が PTSD だ。」
PTSD 患者は、
日中は心的外傷
の経験について
考えることを止
められず、眠って
いる時には、その
経験の悪夢に悩
まされる。人によ
っては、心的外傷
の原因となった
音や匂い、感情を
再経験すること
によって、その事
件を実際に「生き直して」しまう。こ
れらはフラッシュバックと呼ばれる。
心的外傷についての記憶や思考、感
情、それにフラッシュバックさえもド
アがばたんと閉まる音や通りを走る車
のバックファイア音など、ごく普通の
ものが引金となって生じる場合がある。
今月号の内容
p1.
トラウマに対処する
p3.
線維筋痛を理解する
p4.
ヘルス・カプセル
脳撮像によって明らかになる
「与える喜び」
• アルコール依存症のタイプを
特定する
• 生命を支える呼吸
•
米国 NIH が作成した News In Health を、許可を得て千葉県衛生研究所の責任で翻訳しました。翻訳に関する責任は県衛生研究所にあります。
2
賢明な選択
医療機関
地域の精神保健センター
病院の精神科、外来診療部門
助けを求める
大学もしくは医学部関連のプ
ログラム
PTSD もしくはそれ以外の精神疾患に対
処するうえで、助けが必要なのに、どうす ■ 州立病院の外来診療部門
ればいいのか分からないときは、精神保健 ■ ソーシャルサービス機関
の経験のある、誰か信頼できる人に相談し ■ 民間診療所等の施設
よう。どこで治療を受けるか、彼らのアド ■ 従業員支援プログラム
■ 地元の医学会及び/もしくは
バイスを聞いてみよう。専門医を紹介して
精神医学会
くれたり、診断・治療をしてくれたりする
危険な状態に陥った場合には、
のは、例えば次のような人・場所である。
精神保健的な問題に対しても救急
■ かかりつけの医師
治療室が一時的な治療を施してく
■ 精神科医、心理学者、ソーシャルワー
カー、精神保健カウンセラーなど精神 れ、それ以上の治療を受けるには
どこに行けばいいか教えてくれる
保健の専門家
だろう。
■ 宗教的な指導者・カウンセラー
PTSD 患者は、心的外傷を思い出すこと
を避けるために、それについて語るこ
とをやめ、それを思い出させる場所に
行くことをやめてしまう。
PTSD は慢性的な不安障害であると
考えられている。これは男性にも女性
にも発生する。心的外傷を伴う事件に
遭遇する可能性は男性の方が高く、そ
のうち約 5∼6%が PTSD を発症する。
しかし、心的外傷を伴う事件に遭遇し
た後に PTSD を発症する比率は女性の
方が高く、8∼14%となっている。PTSD
を発症する確率が最も高いのは、性的
な心的外傷の後である。
「PTSD は脳の障害であり、心の弱さ
や性格的な欠陥が原因ではない」とヴ
ィシリンガム博士は説明する。「PTSD
では、恐怖や記憶を緩和する脳の領域
の機能・構造に変化が起こることがし
っかりと記録されている」
■
■
■
■
治療を受けないでいると、PTSD は何
年も続く場合がある。実際、治療を受
けない人の約 30%で、症状がまったく
治まらない。PTSD は抑うつを伴う。
PTSD 患者が薬物やアルコールを乱用
する例も多い。
ヴィシリンガム博士によれば、PTSD
の治療法は一つではないという。研究
によれば、投薬とサイコセラピー(会
話療法、患者が恐怖に向かい合うこと
を療法士が支援する)の双方が効果的
であるという。
優れた PTSD 治療法の開発に向けた
新たな戦略は、PTSD に伴う脳の化学
的・構造的変化をよりよく理解するこ
とによって生まれるだろう。現在 NIMH
では、PTSD の際に脳において生じる変
化を把握するための脳撮像の研究のう
ちの数件に資金を提供している。
また NIMH は、PTSD 治療のための
NIH ニュース・イン・ヘルス (ISSN 1556-3898) newsinhealth.nih.gov
編集者:ハリソン・ウェイン博士
国立衛生研究所
[email protected]
電話:301-435-7489
ファックス:301-480-4026
広報室
Building 31, Room 5B64
Bethesda, MD 20892-2094
副編集者:
ヴィッキ・コンティ
寄稿者:ヴィッキ・コンティ、マーガレット・ジョージアン(イラスト)、ハリソン・ウ
ェイン
英文の購読方法:新たな号がオンラインに掲載されたときに電子メールで更新情報を
受け取るためには、[email protected] 宛てに、本文に「Subscribe NIHNewsInHealth-L 」
と記載した電子メールを送信する。また、ウェブサイトから印刷版をダウンロードするこ
ともできる。
記事の転載を希望する編集者は、無料で記事を利用することができる。記事は著作権によ
る保護を受けていない。ただし、転載の場合は当方に通知し、完成版の写しをファックス
もしくは郵送していただきたい。
翻訳版に関する問合せ:千葉県衛生研究所健康疫学研究室(電話
043-265-5544)まで
043-266-7989、Fax
関連するホームページ
(英語のみ)
□ www.nimh.nih.gov/
healthinformation/
traumaticmenu.cfm
□ www.nimh.nih.gov/
HealthInformation/
ptsdmenu.cfm
有望な新薬を試験するため、臨床試験
に参加するボランティアを募集してい
る。この新薬は「NK1 アンタゴニスト」
と呼ばれ、不安を感じるときに中枢神
経系で生成される苦痛に関連する化学
物質「P 物質」の活動を阻害するよう設
計されている。たとえば、PTSD を抱え
るベトナム帰還兵が戦闘に関連する場
面を目にすると、P 物質の生成量が増加
する。P 物質は脳内で NK1 と呼ばれる
レセプター(受容体)を通じて作用す
る。研究者は、この相互作用が PTSD
治療における第一のターゲットである
と考えている。
研究者は、予備的な研究において、
この治験薬を少数の人々に試してみる
予定だ。この化合物が有望であること
が分かれば、もっと多数のグループで
治験を行なう。臨床試験は、メリーラ
ンド州ベセズダの NIH 臨床センター及
びニューヨーク市のマウント・シナイ
医療センターで行なわれる。他の臨床
試験に関する情報は、
http://patientinfo.nimh.nih.gov で 入 手 で
きる。
PTSD について覚えておくべき重要
なポイントは、自分や自分の知人が
PTSD ではないかと疑わしいときは、遠
慮なく助けを求めるべきだということ
だ。ヴィシリンガム博士は言う。「心
的外傷を受けるような事件の後、独り
で対処しなければならないと感じるべ
きではない」
米国 NIH が作成した News In Health を、許可を得て千葉県衛生研究所の責任で翻訳しました。翻訳に関する責任は県衛生研究所にあります。
3
線維筋痛を理解する
不可解な痛みと疲労感
原因も分からない、診断も難しい、
治療法も分かっていない−−これでは、
線 維 筋 痛 症 候 群 ( FMS: fibromyalgia
syndrome)に罹った人が当惑し、非難
され孤立されているように感じても不
思議はない。FMS は気を滅入らせる疲
労感をもたらし、絶え間ない痛みのせ
いで、ほとんど救いようのない気分に
なる。研究者は、線維筋痛症候群の正
体を見極めようと努力しており、この
衰弱をもたらす症状の治療法の開発に
向けて前進している。
FMS は慢性的な痛みを伴う症状で、
単独で発症することもあれば、関節炎
など特定の症状と併発することもある。
筋肉痛と疲労感の他、頭痛や記憶障害、
不眠、過敏性腸症候群、起床時の硬直
感、四肢の無感覚・うずきなどを伴う
こともある。アメリカ人の 50 人に 1 人
はこの症候群の影響を受けており、そ
のほとんどは女性である。
FMS の原因は何なのか。FMS を抱え
る多くの人は、事故などの身体的・精
神的にストレスのかかる出来事と関連
があると考えている。また、度重なる
負傷や何かの病気と結びつける人もい
る。自己免疫疾患の人は FMS に罹る可
能性が特に高い。科学者のなかには、
脳や脊髄による痛みの処理に問題があ
るのではないかと考える者もいる。遺
伝子が関与している可能性もある。
FMS を抱える人は、通常 FMS と診断
されるまでに多くの医者の診察を受け
ている。この症候群を診断するための
標準的な検査は存在しない。他にも痛
みや疲労感をもたらす症状は多いので、
医師はまず他に想定される原因を排除
しなければならない。FMS と診断する
には二つの基準が必要である。3 ヶ月以
上幅広い範囲で痛みがあり、身体に特
定の「圧痛点」が存在することだ。
FMS は長期間続く可能性があるが、
いくつかの薬が治療に役立つかもしれ
関連するホームページ
(英語のみ)
□ www.niams.nih.gov/
hi/topics/fibromyalgia/
fffibro.htm
□ www.niams.nih.gov/
hi/topics/fibromyalgia/
fibrofs.htm
ない。市販薬もしくは処方薬の鎮痛剤
も有効かもしれない。抗うつ剤は、脳
内のある種の化学物質のレベルを上げ、
痛みや疲労感の解消に役立つ可能性が
ある。また、ベンゾジアゼピン
(benzodiazepines)と呼ばれる種類の薬は、
筋肉をリラックスさせ、睡眠を改善す
る。FMS の特定の症状に向けて、医師
が別の薬を処方することもあるだろう。
NIH の支援による最近の研究では、
ある種の発作に使われるガバペンチン
という薬が、FMS に伴う痛みその他の
症状の効果的な治療法になりうること
が判明した。最近になって、ガバペン
チンに似た構造を持つ「リリカ(Lyrica)」
(プレガバリン(pregabalin))が、初の
FMS 治療薬として米国食品医薬品局の
賢明な選択
線維筋痛と折り合いをつけるには
■ 睡眠を十分に取る
十分かつ適切な睡眠を取ることが、痛
みや疲労感の軽減につながる可能性が
ある。
■ 運動する
規則正しい運動は FMS の最も効果的
な治療法の一つであるという研究結果
が繰り返し出ている。
認可を受けた。リリカは苦痛を緩和し、
一部の FMS 患者の日常機能を改善する。
一部の FMS 患者にとっては、理学療
法・作業療法も役に立つ可能性がある。
疼痛管理・適応手法を学ぶことも効果
的かもしれない。また FMS 患者のなか
には、マッサージや運動療法、カイロ
プラクティック治療、鍼灸、ハーブ、
サプリメント食品など、補完的・代替
的療法で効果を上げた例もある。
NIH の支援を受けた研究者は、FMS
の理解に向けた努力を続けている。そ
うした研究で得られた洞察が有望な薬
品や診療手法の開発に貢献し、いつの
日か FMS 患者にとっての展望にも変化
が起こるかもしれない。
■ 仕事を変えてみる
FMS 患者のなかには、勤務時間
数を減らしたり、負担の少ない
仕事に替わったりする、あるい
は現在の仕事を調整している
人もいる。
■ よく食べる
健康的でバランスのいい食生
活は大切である。適切な栄養に
よって、より多くの活力が得ら
れ、全般的に気分が良くなるだ
けでなく、他の健康問題を避け
ることにもつながる。
米国 NIH が作成した News In Health を、許可を得て千葉県衛生研究所の責任で翻訳しました。翻訳に関する責任は県衛生研究所にあります。
4
ヘルス・カプセル
脳撮像によって明らかになる「与える喜び」
「もらうより与える方が良い」とい
う古い格言があるが、これは思ってい
たより真実に近いようだ。新たな研究
によれば、人が慈善活動にお金を寄付
しようと決意するとき、脳内の快楽に
関する領域が活発になるという。この
発見によって、なぜ一部の人が、自分
を犠牲にしてでも公共の福祉に貢献し
ようとするのかを説明しやすくなるか
もしれない。
この研究では、19 名の女性に 1 人 100
ドル分のオンライン口座を与えた。女
性たちは、セッションが終わった時点
で口座に残っている金額をすべて自分
のものにしていいと言われていた。そ
れから彼女たちは、その口座から地元
の食糧銀行に対して振り込むことので
きる送金プランがコンピューターの画
面に次々に映し出されるのを観る。一
方で、彼女たちの脳は撮像機器でスキ
ャンされる。このスキャンにより、特
定の脳領域が活性化したら、その旨が
表示される。
提示される送金プランの約半分は、
寄付を承認するか拒否するかは各自の
判断に任されていた。ときには、税金
のように送金が求められる場合もある。
ときおり、女性たちの口座もしくは慈
善口座で、予想外の金額の入金・出金
があったりもする。
この 3 種類の非常に異なる状況、つ
まり「お金を受け取る」「お金が立派
な目的のために使われるのを見る」
「お
金を寄付しようと決意する」のいずれ
もが、脳の深部にある快楽に関連した
同じ中枢を活性化したのである。その
反応は、被験者が自発的にお金を寄付
しようとしたときに最も強かった。こ
れは、一部の人が立派な目的のために
お金を寄付するときに感じる「ほんわ
かとしたぬくもり」に対応するのかも
しれない。
自発的な寄付行為は快楽に関連した
脳の中枢を活性化させるが、食糧銀行
にとっては金銭的な恩恵をもたらさな
かった。参加者は自発的な送金機会の
半分以上を拒否した。全体としては、
慈善口座が受領した金額は、税金同様
の強制的な寄付よりも自発的な寄付に
よるものの方が 10%少なかったのであ
る。
アルコール依存症のタイプを特定する
アルコール依存症のなかでも、投薬
やカウンセリングが効果的な場合もあ
れば、そうでない場合もあるのはなぜ
なのだろう。この疑問は、アルコール
依存障害を研究する科学者にとっては
大きな課題だった。アルコール依存症
患者に関する新たな分析によって、ア
ルコール依存症には 5 つのハッキリと
異なるタイプの存在が分かった。
NIH の科学者は、1500 名近いアルコ
ール依存症患者を調査した。彼らは、
患者の家族のアルコール依存症病歴、
アルコール摂取が問題になった年齢、
その他の要因を分析した。
アルコール依存症のタイプとして最
も多いものは、アメリカのアルコール
依存症患者の約 31%を占めている。こ
のグループは若年成人層で構成されて
おり、依存症について誰かの助けを求
めることは稀である。他の薬物乱用や
精神障害の率は比較的低く、家族のア
ルコール依存症病歴の率も低い。
用語の定義
アルコール依存症(Alcoholism)
肉体的・精神的な健康、友人や家
庭・仕事に対する責任を損なうレベ
ルでアルコールを摂取すること。
次に大きなグループは、アメリカのア
ルコール依存症患者の約 21%を占める。
半分以上は、家系的にアルコール依存
症が見られる。約半分は反社会性人格
障害である。ほとんどはタバコ及びマ
リファナを吸っている。またコカイン
やアヘンの中毒者も多い。このグルー
プの 3 分の 1 は依存症について誰かの
助けを求めている。研究者は、この他 3
つのタイプを定義した。
「アルコール依存症患者の 20%近く
は、有能で学歴も高く、所得も多い人々
だ」と語るのは、NIH の全米アルコー
ル乱用・依存症研究所に所属する科学
者、ハワード・B・モス博士。「この調
査結果は、『いわゆるアル中』という
一般的な概念を追い払うのに役立つは
ずだ」
アルコール依存症のタイプを理解す
れば、研究者がより効果的な予防・治
療戦略を策定するのに有益だろう。
関連するホームページ
(英語のみ)
□ www.niaaa.nih.gov/
FAQs/General-English
□ www.nlm.nih.gov/
medlineplus/alcoholism.html
注目ウェブサイト(英語)
生命を支える呼吸
www.nlm.nih.gov/hmd/
breath/breathhome.html
息切れは喘息の典型的な症状である。
喘息患者は全米で約 1500 万人に達する。
喘息とともに生きるという課題に立ち
向かった著名スポーツ選手、政治家、
医師たちの刺激的な物語を読んでみよ
う。またこのサイトでは、喘息と、そ
の理解・治療に向けた科学的な努力の
歴史が概説されている。
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