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(県立学校版)【資料編】第2章2 (seidoqa [PDFファイル

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(県立学校版)【資料編】第2章2 (seidoqa [PDFファイル
22 教 職 1223 号
平成 23 年3月 30 日
各
県
立
学
校
長
各 教 育 事 務 所 長
殿
名古屋給与事務所長
愛知県教育委員会教職員課長
「療養休暇制度・病気休職制度」の改正についてのQ&Aについて(送付)
本年4月1日から、療養休暇制度等の制度改正を予定しておりますが、今回の制度改正
に伴うQ&Aを作成したので、職員への周知等にご活用ください。
担
当
人事企画・法務グループ
県立学校人事グループ
小中学校人事グループ
給与グループ
内
線
3851・3852・3853・3860
「療養休暇制度・病気休職制度」の改正
1
Q&A
療養休暇制度の改正関係
(概要)
Q1
療養休暇制度を今回見直すきっかけとなったのは何か。
A1
今回の見直しは、民間企業の状況や長期にわたり療養が必要な職員に対して療
養に専念させることが適当である等の理由から本年1月1日から見直しを行った
国家公務員の取扱いに準じて、4月1日から制度見直しを図るものです。
なお、療養休暇の上限90日については、従前から、条件付採用職員(新規採
用職員)を除き、療養休暇が90日を超える場合には、病気休職の発令を行う取
扱いとしてきたものであり、それを踏まえたものとなっています。
Q2
今回、90日の上限が設けられる療養休暇はどのような場合に取得する休暇な
のか。
A2
療養休暇のうち、①公務災害及び通勤災害の場合や②愛知県公立学校教職員健
康管理要領の規定により勤務時間の短縮措置を講じられた場合以外における療養
休暇(以下「特定療養休暇」という。)となります。
なお、愛知県公立学校教職員健康管理要領の規定により講じられる勤務時間の
短縮措置は、同要領により3月を超えない範囲内においてそのために必要な期間
(時間単位)
(ただし、校長が認めるときは、3月の範囲内でこれを延長すること
ができる。)について認められるものであります。
Q3
結核性疾患のため出勤停止となった場合には、従前は1年を超えない範囲内に
おいてその療養に必要な期間の療養休暇が認められていたが、その特例扱いを今
回廃止する理由は何か。
A3
結核の罹患率や平均入院日数が以前に比べ少なくなってきていること、民間企
業において特例扱いをしていない企業が大部分であること等を理由に見直しを行
った国家公務員の取扱いに準じるものです。
なお、本県においても、最近5年間に結核に罹患した者は、ほとんどごくわず
かな人数にとどまっています。
また、従来は、これに併せ、結核性疾患の療養休暇の場合には給与半減までの
期間を1年とする特例が設けられていましたが、職員の給与に関する条例の一部
改正により、この特例を国家公務員の取扱いに準じて廃止し、公務上の傷病又は
通勤による傷病のための療養休暇を除き、90日を超えて引き続き勤務しない場
合に給与を半減する取扱いに改めることにしました。
Q4
4月1日前から、結核性疾患による療養休暇を取得していた者の療養休暇の上
限期間は、施行日後はどうなるのか。
A4
改正後の療養休暇制度の期間計算の規定については、平成23年4月1日以降
の療養休暇について適用されるため、施行日前から引き続く結核性疾患による療
養休暇の4月1日以降の取得期間の上限は90日となります。
Q5
結核性疾患による療養休暇について、給与半減までの期間を1年とする特例を
廃止したが、4月1日前から引き続き結核性疾患による療養休暇により勤務しな
い職員の取り扱いはどのようになるのか。
A5
今回の職員の給与に関する条例の改正附則では、施行日前から引き続く結核性
疾患による療養休暇を取得していた場合には、「90日」を「1年」とするよう
経過措置を定めています。
これは平成23年3月以前に取得を開始した結核性疾患による療養休暇の期
間が取得開始日から施行日時点で、既に90日(改正後の上限)を超えている場
合もあり、その場合においても給与上の特例を療養期間中は認めるため設けられ
たものであります。
実際には、Q4のように施行日前から引き続く結核性疾患による療養休暇の4
月1日以降の取得期間の上限は90日となるため、職員の給与に関する条例の改
正附則に規定する経過措置の適用期間は、療養休暇の取得期間の範囲にとどまり
ます。
(クーリング期間)
Q6 今回、特定療養休暇の期間が連続しているものとみなされる場合としてクーリ
ング期間(療養休暇通算判定期間)が新たに設けられるようだが、どのようなもの
なのか。
A6
連続する8日以上の期間(当該期間における要勤務日が3日以下である場合に
は、連続する8日以上の期間における要勤務日が4日以上の期間)の特定療養休
暇を与えられた職員が、その特定療養休暇の期間の末日の翌日から、実勤務日数
が20日に達するまでの間に、再び特定療養休暇を与えられたときは、前後の特
定療養休暇の期間は給与上の取扱いも含めて連続しているものとみなすというも
のです。
これは、傷病等の治癒状況の確認期間であるとともに、特定療養休暇の取得に
上限を設けるとした場合に短期間の療養休暇を断続的に繰り返して取得する制度
の濫用を防止するという観点から新たに設けるものです。
Q7 クーリング期間中に再度の特定療養休暇を与えられた場合、当該再度の特定
療養休暇が連続する8日未満の期間である場合であっても、当該再度の特定療養
休暇から職務に復帰後に、クーリング期間は新たに始まるのか、もしくは前後の
クーリング期間の実勤務日数を通算するのか。
A7 再度与えられた特定療養休暇から職務に復帰後、新たなクーリング期間が始ま
ることとなります。
Q8 下記の図の場合、4回目の特定療養休暇を与えられることで、上限90日
(60日+2日+5日+23日)に達するという考え方でよいか。
また、実勤務日数が連続して20日以上経過しないと、特定療養休暇の期間は
リセットされないということか。
使用した
特定療養休暇
の期間の初日
特定療養休
暇
60 日
2日
10 日
勤務
5日
23 日
10 日
10 日
勤務
勤務
60 日に達した日の翌日 62 日に達した日の翌日 67 日に達した日の翌日
から実勤務日数が 20 日 から実勤務日数が 20 日 から実勤務日数が 20 日
に達するまでの間
に達するまでの間
に達するまでの間
A8
そのとおりです。
Q9
クーリング期間における実勤務日は、どのように数えるのか。
A9
1回の勤務に割り振られた正規の勤務時間のすべてを勤務した日をクーリング
期間における実勤務日数の1日として算入するのが原則です。
このため、例えば、時間単位の年次休暇を取得した日は実勤務日数からは除か
れますが、育児短時間勤務職員が1回の勤務に割り振られた正規の勤務時間のす
べてを勤務した日については、実勤務日数として算入されます。
なお、母性保護の観点から認められている育児時間など一定の特別休暇等を利
用した日については、1回の勤務に割り振られた正規の勤務時間の一部を勤務し
ていませんが、それ以外の勤務時間のすべてを勤務した場合には、例外的にクー
リング期間における実勤務日の1日に含まれます。
Q10 勤務時間が2日にまたがる交替制等勤務職場における職員の実勤務日数の
計算はどうするのか。
A10 1回に割り振られた勤務時間が2日にまたがる交替制等勤務職場における職
員が当該勤務時間のすべてを勤務した場合には、これらの日を実勤務日の2日と
して算入します。
(明らかに異なる傷病等にかかった場合の特例)
Q11 当初取得した特定療養休暇とは明らかに異なる傷病のため療養する必要が
あるときは、90日に達した日を超えて、当該明らかに異なる傷病の療養のため
に限り、特定療養休暇を承認することができることとした理由は何か。
この場合の給与上の取扱いはどのようになるのか。
A11 今回の制度改正では、原則として特定療養休暇は連続して90日の範囲内し
か取得できないというのが基本的な考え方としてありますが、療養休暇は傷病を
治すために休むことを認める趣旨であるという点も踏まえ、例外的に当該明らか
に異なる傷病の療養のために限り、特定療養休暇を承認することができるものと
するものです。ただ、この場合の特定療養休暇の期間は、当該明らかに異なる傷
病にかかった日から連続して90日を超えることはできません。
なお、この場合、当初与えられた特定療養休暇が90日を超えた日から給与は
半減することになります。
Q12
精神疾患の傷病Aにより特定療養休暇を取得し、その初日から50日目に骨
折(負傷)Bにより療養の必要が生じ、傷病Aはその初日から70日目に治癒し
たものの、特定療養休暇の期間が連続して90日を超えた後も引き続き負傷Bの
療養の必要があった。この場合、特定療養休暇を承認することができるか。
A12 この場合は、与えられた特定療養休暇の期間が連続して90日に達した日に
おいて、引き続き負傷又は傷病(当該負傷又は傷病(負傷B)の症状等が、負傷
Bを負った日の前日までの期間における負傷又は傷病(傷病A)の症状等と明ら
かに異なるもの)のため、療養するという場合にあたります。このため、負傷B
の療養のために限り、与えられた特定療養休暇の期間が連続して90日に達した
日後においても、特定療養休暇を承認することができます。この場合、その特定
療養休暇の期間は、負傷Bを負った日から連続して90日を超えることはできま
せん。
Q13 複数の負傷又は傷病にかかって療養休暇を取得し、上限期間(90日)に達
した場合、そのいずれとも症状等が明らかに異なる負傷又は傷病でなければ90
日を超えて特定療養休暇を取得することはできないという理解でよいか。
例えば、腰痛で10日間、うつ病で60日間、インフルエンザで10日間の特
定療養休暇を取得していた職員が、引き続いて、うつ病で特定療養休暇を取得し
た場合、その取得可能な期間は10日間であるという理解でよいか。
A13
そのとおりです。
Q14 当初取得した特定療養休暇とは明らかに異なる傷病のため療養する必要が
あるときは、90日に達した日を超えて、当該明らかに異なる傷病の療養のため
に限り、特定療養休暇を承認することができる場合の「明らかに異なる傷病」と
は。
A14 症状が明らかに異なると認められるものであっても、病因が異なると認めら
れないものは含まれません。医師が一般的に認められている医学的知見に基づき
行う症状や病因等についての診断を踏まえ、校長が、明らかに異なる傷病等にあ
たるかどうかを判断することとなります。
疑義がある場合には、教職員課にご相談ください。
(その他)
Q15 特定療養休暇の上限期間である「90日」の期間計算において、時間単位の
特定療養休暇を与えられた日も算入するのか。
A15 時間単位の療養休暇は登退庁の際の通院等の場合に認められるものですが、
時間単位の特定療養休暇を取得した日も、特定療養休暇を取得しなければならな
い状況が続いていることに変わりはないと考えられることから、90日の期間計
算に算入されることとしております。
Q16 特定療養休暇と特定療養休暇の間にはさまれている時間単位の年次休暇や
特別休暇を取得した日は「90日」の期間計算に算入するのか。
A16
療養する必要がある状態が引き続いていると考えられるため、算入します。
Q17 特定療養休暇と実勤務日の間にはさまれている週休日、休日、年次休暇を取
得した日については「90日」の期間計算に算入するのか。
A17
療養する必要がある状態が引き続いているとは限らないため、算入しません。
Q18 特定療養休暇90日を超えて特定療養休暇を取得した場合に給与が半減さ
れるが、時間単位の特定療養休暇を取得した場合も給与が半減されるのか。
A18 特定療養休暇90日を超えて特定療養休暇を取得した場合に給与が半減さ
れるのは、一日の勤務時間のすべてを特定療養休暇により勤務しない場合であ
り、時間単位の特定療養休暇の場合は半減されません。
Q19 連続する特定療養休暇の上限が原則90日となったが、特定療養休暇により
給与が半減されるのは、どのような場合が考えられるか。
A19 特定療養休暇により給与が半減されるのは、①当初の傷病に引き続いて明ら
かに異なる傷病により特定療養休暇を当初の特定療養休暇使用開始日から起算
して90日を超えて使用した場合、②特定療養休暇の上限が設定されない条件付
採用職員(新規採用職員)が90日を超えて特定療養休暇を使用した場合に限ら
れます。
<明らかに異なる傷病等にかかった場合の具体例>
※ 前提として、A、B、Cは、それぞれ症状等が明らかに異なる傷病
(なお、Cは図示されていませんが、A、Bに続く場合の想定です。)
<ケース1>
クーリング期間中に
休もうとする場合、
A、B、Cいずれの
病気の場合も、特定
療養休暇の取得はで
きません。
90日
90日
A
B
<ケース2>
20日
クーリング期間中に
休もうとする場合、
A、B、Cいずれの
病気の場合も、特定
療養休暇の取得はで
きません。
90日
A
B
<ケース3>
90日
20日
A
B
クーリング期間中に休もうとする場
合、Bの場合のみ、最長70日間の
特定療養休暇の取得が可能(A及び
Cの場合は、特定療養休暇の取得は
できません。
) Q12参照
<ケース4>
30日
20日
10日
A
B
C
クーリング期間中に休もうとする場合、
・A、Bの場合は、最長30(90-30-20-10)日間
・Cの場合は、最長80(90-10)日間(ただし、Aの初日から
90日に達した日後においても引き続きCのため療養する必要がある場
合に限る。
) 療養休暇の取得が可能 Q12、13参照
2
病気休職制度改正関係
(概要)
Q1
病気休職制度の見直しの趣旨は何か。
A1
今回の見直しは、長期間にわたり療養休暇や病気休職を繰り返す者に対する適
切な人事上の措置として定めるものであります。
これまでは、職員が病気休職から復職した後、程なく再び療養に入ってしまった
場合には、再度の療養休暇と最大3年間の病気休職を新たに認めていたため、断続
的な出勤を繰り返し、その結果、病気回復が遅れて適切な健康管理がなされないこ
とがありましたが、病気休職の期間を通算することで、長期間の療養が必要な職員
について、断続的な出勤を行うことなく療養に専念させることで、円滑な職場復帰
を促すことができるとしたものです。
Q2
4月1日前から病気休職とされていた者の休職期間は、施行日後はどうなるの
か。
A2
改正後の病気休職制度の期間計算の取扱いについては、平成23年4月1日以
降の病気休職についての取扱いとなるため、施行日前から引き続く病気休職につい
ては、4月1日以降に休職とされた期間とその復職後6月以内に再度休職する場合
の休職とされた期間が通算の対象となります。
(クーリング期間)
Q3
今回、病気休職の期間が連続しているものとみなされる場合として、クーリン
グ期間(病気休職通算判定期間)が新たに設けられるが、どのようなものか。
A3
病気休職から復職後、6月以内に同一の傷病により休職にされた場合の前後の
休職期間は、給与上の取扱いも含めて連続しているとみなすものです。
また、その際には、原則として新たに療養休暇の取得を認めるのではなく、病気
休職となります。
Q4 「復職後6月以内において同一の傷病により休養を要すると認められる場合に
は、新たに療養休暇の取得を認めるのではなく、原則、病気休職となる」とは、療
養休暇※⇒病気休職⇒復職⇒再発の場合に、療養休暇を再度取得できず休職となる
という理解でよいか。
※
公務災害及び通勤災害の場合、愛知県公立学校教職員健康管理要領の規定により
勤務時間の短縮措置を講じられた場合における療養休暇を除く。
A4
そのとおり。なお、長期間の休職から復職した後、短期間で再び休養を要する
状態になることが極力ないように、職場復帰に当たっては、復帰訓練の状況や衛生
専門委員会の審議結果などを踏まえて、慎重に判断します。
Q5 病気休職のクーリング期間内又は療養休暇90日取得後のクーリング期間内
においては、原則として特定療養休暇の取得は認められないが、休職手続後に休職
発令日に遡って休職に入るのか。
A5
休職発令については、これを遡って行うことはできないこととされていますの
で、特定療養休暇の期間中に必要な手続を準備するなどの対応が必要となります。
Q6
病気休職から復職後6月以内に再度の休職となる場合は、特定療養休暇の取得
が認められないため、休職発令までの手続に要する期間は、年休又は欠勤となる
のか。
A6 休職発令に際しては、教職員健康審査会の審査が必要となるため、症例によっ
ては、即時の休職発令が困難な場合もあります。
この場合において、手続期間内に限り必要最小限度の特定療養休暇を認める場合
もあります。なお、年次休暇の使用も可能です。
Q7
クーリング期間の6月以内は、どのように数えるのか。
A7
6月以内とは、復帰した日から6ヵ月後の月の応答日の前日までの期間を指す
ものとし、6ヵ月後の月に応答日がない場合※は、その月の末日までとして数える
ものとします。
※
応答日がない場合とは、計算上 2/29、2/30、2/31、4/31、6/31、9/31、11/31 と
なり、暦が存在しない場合を指します。
(同一の傷病)
Q8
「同一の傷病」の考え方とその判断は、どのようになされるのか。
A8 「同一の傷病」には、症状等が明らかに異なると認められるものであっても、
病因が異なると認められないものは含まれます。
同一傷病の判断に当たっては、医師が一般的に認められている医学的知見に基づ
き行う症状や病因等についての診断を踏まえて、個々に判断することとなります
が、特に精神疾患の同一傷病の判断に当たっては、主治医・衛生管理医等の診断・
意見を踏まえて、個々に判断し対応することとなります。
疑義がある場合には、総務課又は教職員課にご相談ください。
(その他)
Q9
病気休職から復職後6月以内に、術後の通院や検査等のため短期間の休養を要
する場合も病気休職となるのか。
A9 病気休職から復職後、実勤務日数が20日に達するまでの間は、既に90日の
療養休暇を取得していることから、療養休暇を取得することができません。なお、
短期間の休養ではなく、心身の故障のため長期の休養を要すると判断されたとき
は、再度の病気休職となります。
また、愛知県公立学校教職員健康管理要領の規定による勤務時間の短縮措置や、
病気休職から復職後、実勤務日数が20日に達している場合には、時間単位の特定
療養休暇を取得することが可能です。
Q10 病気休職の期間を通算する際、1月未満の端数の日数がある場合は、どのよ
うに計算するのか。
A10
休職期間を通算する際には、次の(1)及び(2)のとおり行うものとします。
(1) 月により期間を計算する場合は、応答日の前日をもって1月として計算しま
す。(例:1月 25 日~2月 24 日
→
1月)
(2) 1月に満たない期間が2つ以上ある場合は、これらの期間を合算するものと
し、期間の計算について、日を月に換算する場合は30日をもって1月としま
す。
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