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Press release 2016 年 1 月 22 日 自動運転 ボッシュが日本で自動運転の公道試験を開始 日本はドイツ、米国に続き、ボッシュの重要な第三の開発拠点 ボッシュ取締役会メンバーのディルク・ホーアイゼル:「交通環境の違う左側通行の 日本で、開発面での貴重な洞察が得られることを期待」 ボッシュでは現在、約 2,500 人のエンジニアが世界中で運転者支援システムと 自動運転の開発に従事 ウィーン条約の改正条項が 2016 年 4 月末から施行予定 シュトゥットガルト(ドイツ)、横浜(日本) – ボッシュは、自動運転の開発をさらに大きく 前進させました。ドイツ、米国に続き、日本でも 2015 年 10 月、未来の技術である自動 運転の公道試験をスタートさせたのです。最初の目的はハイウェイパイロットの開発で すが、ボッシュは 2020 年までに高速道路や高速走行が可能な道路で自動運転を実 現したいと考えています。ボッシュ取締役会メンバーのディルク・ホーアイゼル(Dirk Hoheisel)は、「日本は左側通行で、複雑な交通状況でもあることから、開発面で貴重 な洞察が得られると期待しています」と述べています。ボッシュでは現在、 約 2,500 人のエンジニアが世界中で運転者支援システムと自動運転の開発に取り組 んでいます。ドイツや米国のエンジニアたちと同じく、日本のチームも自動運転車両に よる公道試験を開始しました。この走行試験は、東北自動車道(栃木県)と圏央道(神 奈川県)、さらにボッシュの 2 つのテストコース(塩原と女満別)で行われています。 ドイツ、米国、日本の各チームが緊密に連携 自動運転の開発に日本のチームも加わり、2011 年からこの開発に取り組んでいるドイ ツと米国のチームの成果をさらに発展させることができるようになりました。ボッシュは 2013 年初めから、ドイツの高速道路(A81 号線)と米国の州間高速道路(280 号線)で テスト車両による公道試験を実施しています。「ボッシュは、これまでに 1 万 km 以上の 走行試験を無事故で達成しています」とホーアイゼルは述べています。ボッシュのテス ト車両は必要に応じて加速、ブレーキ、追い越しをしながら進み、いつウィンカーを点灯 し、車線を変更するかを交通状況に応じて判断します。これらすべての機能の基盤とな るのが、車両周辺の詳細な環境を提供するセンサーです。さらに、ボッシュのパート ナーである TomTom が非常に詳細なマップデータを提供しています。コンピューター Robert Bosch GmbH E-mail [email protected] Corporate Communications, Postfach 10 60 50 D-70049 Stuttgart, Germany Phone +49 711 811-26223 Fax +49 711 811-5187718 Brand Management, and Sustainability Senior Vice President: Dr. Christoph Zemelka www.bosch-press.com PI 9150 CC joe/Sekr がこれらの情報を分析して他の道路利用者の行動を予測し、これに基づいて自動運転 車の走行モードを決定しています。 自動運転には法的な枠組が不可欠 自動運転がテスト車両だけでなく、量産車でも実現できるようになるには、自動運転の ための法的要件が整う必要があります。日本、米国とドイツではこの件が検討課題と なっており、ウィーン交通条約を改正する動きが勢いを増しています。ドイツではすでに この改正条項が承認され、2016 年 4 月 23 日から施行される予定です。また、ウィー ン交通条約加盟国は今後、この改訂条項を各国の法令に適用していく見込みで、ドラ イバーの操作が自動運転システムに対して優先されるか、またはシステムを無効にす ることができるという条件下において、自動運転が認められていく可能性があります。 さらに、UNECE(国連欧州経済委員会)のワーキンググループが、最大時速 10 km 以 下であれば自動操縦を許容すると定めた規則 R79 の見直しも始めています。一方、 自動運転機能の検証についても課題があります。現在の検証方法では、自動運転シ ステムが市場に投入されるまでに数百万 km にもおよぶ走行試験を行う必要があるの です。そこでボッシュは現在、まったく新しいアプローチでこの問題に取り組んでいま す。 社内の幅広い専門知識がボッシュの大きな力に 世界最大規模の自動車機器サプライヤーのひとつであるボッシュはこれまで蓄積して きた自動運転に必要な全ての技術を活用しています。こうした技術には、パワートレイ ン、ブレーキ、ステアリングのほか、センサー、ナビゲーションシステムや車内外のネッ トワーク化ソリューションも含まれます。ホーアイゼルも、「ボッシュはコンポーネントか ら包括的なシステムまで、あらゆる側面から開発を進めています」と述べています。例 えば、ボッシュのセンサーに対する需要は非常に高く、ボッシュがドライバー アシスタン ス システム向けに販売したサラウンドセンサーが昨年初めて 5,000 万台を超えまし た。また、2014 年にはレーダーセンサーとビデオセンサーの販売台数が倍増し、2015 年も同様の成長を見込んでいます。ボッシュはアダプティブ クルーズ コントロールなど のシステムに使用されるレーダーセンサーで世界の市場をリードしており、2016 年に はレーダーセンサー(77 GHz)の累計生産台数が 1,000 万台に到達する見込みで す。さらに、2015 年には 5,000 台目の「Servolectric」(電動パワーステアリング システ ム)がシュヴェービッシュ・グミュント(ドイツ)のボッシュの工場の生産ラインから送り出 されました。 自動化の進展によりドイツ国内の事故発生率は 3 分の 1 以上減少する見込み ボッシュは、自動運転で道路交通の安全性の向上を目指しています。国連は、交通事 故の死亡者数が世界中で毎年約 125 万人に上ると推定しており、こうした事故の 90%は人為的なミスが起因していると考えられています。「危険な交通状況下におい て、適切なサポートが人命を救います」とホーアイゼルは指摘します。ボッシュの事故 調査によると、より高度な自動化により、ドイツ国内だけでも事故発生率が 3 分の 1 以 上減少すると予測されています。また、自動運転は道路交通の安全性の向上につなが Page 2 of 4 るだけでなく、効率性の向上にも寄与します。米国の調査報告書によると、戦略的な予 測走行により、高速道路で最大 39%の燃費向上が可能だという結果が出ています。 完全自動運転の前に完全自動駐車が実現する見込み ボッシュは、完全自動運転よりも完全自動駐車の実現が早いと考えています。なぜな ら、ボッシュの「自動駐車支援」がすでに市場に投入されているからです。このシステム は、スマートフォンから遠隔で操作し、駐車スペースに車両を自動で移動させることが できます。「ボッシュの自動駐車システムは、車両に搭載するシステムとしてその開発 がスタートしたわけですが、今やその範疇を遥かに上回るものとなりつつあります」と ホーアイゼルは述べています。その例の 1 つが、駐車スペースの検索作業をより簡単 に、また駐車場の管理者が駐車スペースを有効に活用できるよう支援するアクティブ パーキング ロット マネジメントです。ここでは、駐車スペースの舗装路面に埋め込まれ たセンサーが空き状況を検知し、この情報がリアルタイムでマップデータに取り込まれ ます。ドライバーは例えばインターネットからこのマップデータにアクセスし、空きスペー スを予約し、カーナビゲーションの指示に従ってその駐車スペースに移動することがで きます。さらに、ボッシュはダイムラーと共同で、「駐車革命」とも言える 大きな目標に 取り組んでいます。その目標とは、ドライバーの代わりに駐車したり、車両を探すだけ でなく、その車両を再び元の位置に戻すことです。ボッシュはこの目標に向けて、車両 の有無を検知するオキュパンシーセンサー、カメラ、通信テクノロジーなどの駐車場に 欠かせないインフラの開発を進めています。 報道用画像:1-CC-21841、1-CC-21842、1-CC-21843、1-BBM-21371、1-BBM21367 報道関係対応窓口: Jörn Ebberg, 電話:+49 711 811-26223 関連リンク: www.automated-driving.com Mit Bosch findet jeder direkt den perfekten Parkplatz Bosch und Daimler automatisierten das Parken Elektroauto-Zwillinge erweitern den Bosch-Fuhrpark ボッシュ・グループ概要 モビリティ ソリューションズは、ボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2014年の売上高は333 億ユーロで総売上高の約68%を占めています。モビリティ ソリューションズの売上により、ボッシュ・ グループはリーディングサプライヤーの地位を確立しています。モビリティ ソリューションズは、自動 化、電動化、ネットワーク化の3つの領域においてその専門性を統合させ、お客様にトータルソリュー ションを提供します。その事業領域は主に、内燃機関の燃料噴射テクノロジー/パワートレイン周辺 機器、パワートレイン電動化の様々なソリューション、安全システム、ドライバーアシスタンス システム /自動化機能、ユーザーフレンドリーなインフォテインメントやVehicle-to-Vehicle(車車間)および Vehicle-to-infrastructure(路車間)通信、オートモーティブアフターマーケット向けのコンセプト/テクノ ロジー/サービスなどです。さらにボッシュは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクト ロニック スタビリティ コントロール)、ディーゼル用コモンテールシステムなどの重要な革新自動車技 術にも対応しています。 Page 3 of 4 ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カン パニーです。2014年の従業員数は約360,000人(2015年4月1日現在)、売上高は490億ユーロ*を計 上しています。事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築 関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュ GmbHとその子会社約440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、 サービス代理店のネットワークを加 えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製 造、販売のグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。2014年に ボッシュは全 世界で約4,600件の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。私たちボッシュ・グループ はコネクテッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的目標に定め、革新的で人々を魅了する全 製品とサービスを通じ、人々の生活の質を向上します。つまりボッシュはコーポレートスローガンであ る「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。 *公表された2014年の売上高には、現在では完全子会社化されたかつての折半出資の合弁会社で あるBSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH(現在はBSH Hausgeräte GmbHに社名変更) およびZF Lenksysteme GmbH(現在はRobert Bosch Automotive Steering GmbHに社名変更)は 含まれていません。 さらに詳しい情報は 以下を参照してください。 www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語) www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語) https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター(ドイツ語) www.bosch.co.jp/ ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語) https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語) https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語) https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式 YouTube(日本語) Page 4 of 4