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「続・デマンド型交通の手引き」について

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「続・デマンド型交通の手引き」について
資料1
平成25年度 中部運輸局 直轄調査事業
「続・デマンド型交通の手引き」 について
地域構造から見た運行方式別の特徴と
よりよい地域づくりに向けたデマンド型交通の活用時のヒント
中部運輸局企画観光部交通企画課
平成26年6月18日
中部運輸局
Ministry of Land ,Infrastructure ,Transport and Tourism ,Chubu District Transport Bureau
中部運輸局
■ 平成24年度
調査報告書
デマンド型交通を導入する前に
■
平成25年度
調査報告書
デマンド型交通を導入した後に
Ministry of Land ,Infrastructure ,Transport and Tourism ,Chubu District Transport Bureau
1
中部運輸局
本書のねらい

中部運輸局管内のデマンド型交通を導入している市町村への
アンケートやヒアリングを通じ、地域構造から見た運行方式別
の特徴を分析し、デマンド型交通導入時に運行方式を選択する
際のヒントとする。

市町村の担当者の皆様が、自らの地域のデマンド型交通につ
いて抱えている苦労や悩みに応じてチェックができるよう、
「利用者の動向」「交通事業者との関係」「運行にかかる費
用」「住民との関係」の4つの視点から導入実態と、留意すべ
き点を整理し、それぞれの対応にあたってのヒントとする。
Ministry of Land ,Infrastructure ,Transport and Tourism ,Chubu District Transport Bureau
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中部運輸局
■ 検討体制
「デマンド型交通の地域特性に応じた運行形態に関する検討会」を設置し、調
査成果について協議。
【学識経験者】
愛知工業大学工学部都市環境学科客員教授
名城大学理工学部社会基盤デザイン工学科教授
公益財団法人豊田都市交通研究所研究部主任研究員
【市町村】
愛知県豊田市
岐阜県可児市
静岡県富士市
三重県松阪市
福井県福井市
都市整備部交通政策課
企画経済部総合政策課
都市整備部都市計画課
まちづくり交流部商工政策課
都市戦略部地域交通課
【運輸局】
企画観光部交通企画課
自動車交通部旅客第一課
愛知運輸支局
静岡運輸支局
岐阜運輸支局
三重運輸支局
福井運輸支局
伊豆原 浩二
松本 幸正
福本 雅之
■ 検討経過
時期
H25.10~11
検討内容
○中部運輸局市町村に対するアンケート調査の実施
(デマンド型交通の取組み実態調査)
H25.11.19
○有識者との打合せ会議
・市町村アンケート調査結果(速報)の報告
・ヒアリング調査計画等の確認
H25.12~H26.1 ○参考事例ヒアリング調査等の実施
H26.1.22
○第1回検討会の開催
・デマンド型交通の導入実態の報告
・中部運輸局の導入実態からみた課題
・課題に対する対応方策例
・参考事例集(素案)の報告
H26.3.17
○第2回検討会の開催
・調査成果の確認
Ministry of Land ,Infrastructure ,Transport and Tourism ,Chubu District Transport Bureau
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中部運輸局
本書の構成
第1部
地域構造から見たデマンド型
交通の運行方式別の特徴
デマンド型交通は、地域構造に着目すると選定されている運行方式には
特徴があるため、管内の導入事例を分析し、地域構造にあった運行方式を
選択するためのヒントを整理。
4つのポイント毎に、中部運輸局管内の実態とそこから見える留意点、
その対応のヒントを整理。
第2部
1.『利用者の動向』から見た実態と活用時のヒント
よりよい地域づくりに向けた
デマンド型交通の「活用時の
ヒント」
2.『交通事業者との関係』から見た実態と活用時のヒント
3.『運行にかかる経費』から見た実態と活用時のヒント
4.『住民との関係』から見た実態と活用時のヒント
参考資料編
『地域構造』から見た運行
方式別の参考事例
中部運輸局管内に導入されている事例から地域構造の特徴を有する典型
的な事例を取り上げ、その事業概要や地域構造条件、導入プロセス等を整
理。
Ministry of Land ,Infrastructure ,Transport and Tourism ,Chubu District Transport Bureau
4
中部運輸局
第1部 地域構造から見た運行方式別の特徴
①地形条件
②居住地の分布状況
③都市計画法の区域区分
上記3つの視点から
 定路線型
 迂回ルート・エリアデマンド型
 自由経路ミーティングポイント型
 自由経路ドアツードア型
どの運行方式の導入が多いのか、中部運輸局管内の導入事例を分析
Ministry of Land ,Infrastructure ,Transport and Tourism ,Chubu District Transport Bureau
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中部運輸局
中部運輸局管内の導入事例について地域構造から見た特徴
デマ ンド型交通(サブ シス テム)
運行方式
コミュニティバス等
自由経路
迂 回 ル ート
自由経路
ドア ツードア型 ミ ーテ ィ ングポ イント型エ リ ア デマンド型
定路線型
路線定期型(メインシステム)
富士宮市 富士市
参考事例
(p54~)
宮タク
(p88)
デマンド
タクシー
(p92)
可児市
豊田市
松阪市
志摩市
福井市
浜松市
電話で
予約バス
(p76)
おばら桜
バス
(p84)
機殿・朝見
コミュニティバス
(p68)
磯部地域
予約運行
型バス
(p72)
殿下地域
コミュニティバス
(p56)
ほやほや号
(p60)
水窪ふれ
あいバス
(p64)
美濃市
乗り合わせ
タクシー
(p80)
山間部
地域構造
都市部
中心地
市街化区域
縁辺部
郊外部
農村部
市街化調整区域
非線引き区域
過疎的エリア
都市計画区域外
概ね面的に分布
主要道路沿線に集中
人口分布
( 潜 在 需要)
人口分布のイメージ
集落部分のみに集中、集落間は分散
分散
人口分布:多い
人口分布:少ない
サービス提供先の潜在需要の分布イメージ
(想定次第で変動する)
Ministry of Land ,Infrastructure ,Transport and Tourism ,Chubu District Transport Bureau
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中部運輸局
第2部 よりよい地域づくりに向けたデマンド型交通の「活用時のヒント」
4つのポイント
①利用者の動向から
②交通事業者との関係から
③運行にかかる費用から
④住民との関係から
上記4つのポイント毎に、中部運輸局管内の実態とそこから見える留意点、
その対応のヒントを整理
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Ministry of Land ,Infrastructure ,Transport and Tourism ,Chubu District Transport Bureau
中部運輸局
各ポイントの構成
アンケート結果から分かった実態
デマンド型交通のよりよい活用に向けたヒント
有識者からのアドバイス
中部運輸局管内の自治体における取組み事例の紹介
デマンド型交通の導入を振り返り、よりよい地域づくり
を進めるための手段として活用
Ministry of Land ,Infrastructure ,Transport and Tourism ,Chubu District Transport Bureau
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中部運輸局
<参考資料> 『地域構造』から見た運行方式別の参考事例
運行方式
地域構造
山間部
山間部~農村部
定路線型
迂回ルート・エリア
デマンド型
自由経路ミーティング
ポイント型
郊外部
自由経路ドアツードア型
『地域構造』の特徴を有する典型的な10事例について整理
Ministry of Land ,Infrastructure ,Transport and Tourism ,Chubu District Transport Bureau
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中部運輸局
地域構造
主に
山間部
方式
定路線型
地域
福井市
事例とその特徴
○殿下地域バス(殿下かじかポッポー)
ほやほや号
水窪ふれあいバス
・市内タクシー事業者との役割分担を明確にするた
めの市の方針として「定路線型」を選択。
○ほやほや号
・交通事業者からの提案により昼間の便をデマンド
型交通に再編。
主に
農村部
~
山間部
(漁村
部)
主に
農村部
~
山間部
迂回
ルート・エ
リアデマン
ド型
自由経路
ミーティン
グポイント
型
浜松市
○水窪ふれあいバス
松阪市
○機殿・朝見コミュニティバス
志摩市
自由経路
ドアツード
ア型
殿下地域バス
・タクシー事業者との兼ね合いから迂回ルートを選
択。協賛金による地域の事業協力あり。
デマンドタクシー
(おかタク)
○磯部地域予約運行型バス(ハッスル号)
・市町村合併を契機に路線定期型バスからの事業転
換事例。路線バスとの共存から、迂回ルート・エリ
アデマンド型方式を選択。
可児市
○電話で予約バス
美濃市
○乗り合わせタクシー(のり愛くん)
豊田市
中心地の
郊外部・
縁辺部
・市町村合併前に導入していた路線定期型バスから
の事業変更化。地域組織「地域交通検討会」を通
して見直しを図る。
宮タク(安居山エリア)
・路線定期型コミュニティバスからの事業転換事例。
利用者が減少した箇所をデマンド型交通に転換。
・路線定期型コミュニティバスからの事業転換事例。
市民会議等を通して、自由経路ミーティングポイン
ト型方式を導入。
機殿・朝見コミュニティバス
電話で予約バス
おばら桜バス
○おばら桜バス
・交通計画の支線(地域)バスと位置づけ、運行方
式は地域組織にて選択。
富士宮
市
○宮タク(安居山エリア)
富士市
○デマンドタクシー(おかタク)
ハッスル号
乗り合わせタクシー
(のり愛くん)
・既存路線バス等でカバーできない空白地の交通手
段として新規に導入された事例。
・交通空白地解消のため路線定期型コミュニティバ
スを実証運行したが、利用状況等からデマンド型
交通に転換した事例。
Ministry of Land ,Infrastructure ,Transport and Tourism ,Chubu District Transport Bureau
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中部運輸局
事例整理(例)
地域構造について
公共交通の現状
導入までのプロセス
デマンド型交通の状況
Ministry of Land ,Infrastructure ,Transport and Tourism ,Chubu District Transport Bureau
11
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