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平成24年度 総会資料(PDF 3.80 MB)

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平成24年度 総会資料(PDF 3.80 MB)
目
次
□次第
1
□平成23年度事業報告
2
□平成23年度委員会活動報告書
11
□平成23年度ワークショップ活動報告書
41
□平成23年度収支決算報告書
71
□平成23年度監査報告書
72
□規約(案)
73
□役員等一覧(案)
78
□平成24年度事業計画(案)
79
□平成24年度行事年間計画(案)
83
□平成24年度収支予算書(案)
84
□ワークショップ要綱
85
□会員一覧
88
□入会申込書
90
地域ICT
ICT推進協議会
平成2
平成 2 4年度
総会次第
(1)日時:平成24年5月11日(金) 15:00~20:00 (受付開始14:30~)
(2)会場:ホテルモントレ神戸 楼明館
(3)プログラム:
時
間
行事名
15:00~
16:45
内
1.開会あいさつ
COPLI 総会
(会員のみ)
容
山田
(敬称略)
昭(会長)
2.議題
(1)平成23年度事業報告
(2)平成23年度委員会活動報告
(3)平成23年度ワークショップ活動報告
(4)平成23年度収支決算報告
(5)平成23年度監査報告
(6)規約の改正
(7)役員の変更
(8)平成24年度事業計画
(9)平成24年度収支予算
3.その他報告事項
16:45~
17:00
17:00~
18:00
休
基調講演:
失われた20年を取り戻すために
~ ビル・トッテンからの提案 ~
COPLI セミナー
(一般参加可) 講演者:
株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン氏
18:00~
18:15
18:15~
20:00
憩(一般来場者受付)
休
憩
会員交流会
司会:新井 優姫
(アニメーション神戸・実践型ワークショップ声優育成コース第14期生)
- 1 -
平成23年度
年度
事業報告
告
(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
(敬称略)
A. 総会
会
平成23年5月10日(火)15:00~ ホテルモントレ神戸 楼明館
○総会
参加者:69人
議題:(1)平成22年度事業報告
(2)平成22年度委員会活動報告
(3)平成22年度ワークショップ活動報告
(4)平成22年度収支決算報告
(5)平成22年度監査報告
(6)規約の改正
(7)役員の改選
(8)平成23年度事業計画
(9)平成23年度収支予算
○COPLIセミナー
参加者:104人
テーマ:「もう一度、エンジンに灯をともそう
~「はやぶさ」が教えてくれたこと~」
講演者:小笠原 雅弘
(日本電気航空宇宙システム株式会社シニアエキスパート)
○交流会
参加者:90人
司会:小林 都
(アニメーション神戸・実践型ワークショップ声優育成コース13期生)
B. 幹事会
事会
○第1回幹事会
平成23年4月12日(火)18:00~ 神戸市役所1号館11階教育室
出席幹事:14人(うち議決一任:3人)
出席事務局員:2人
議題:(1)委員会・ワークショップの状況報告
(2)総会等の開催について
(3)事業報告・会計報告
(4)次年度事業計画及び予算案 など
- 2 -
○第2回幹事会
平成23年5月17日(火)18:00~ 神戸市役所1号館11階教育室
出席幹事:17人(うち議決一任:4人)
出席事務局員:3人
議題:(1)委員会・ワークショップの状況報告
(2)事業報告・会計報告
(3)ICTビジネスマッチングの開催について
(4)その他 討議・報告事項 など
○第3回幹事会
平成23年7月19日(火)18:00~ 神戸市勤労会館 会議室304
出席幹事:19人(うち議決一任:5人)
出席事務局員:2人
議題:(1)委員会・ワークショップの状況報告
(2)事業報告・会計報告
(3)地域貢献セミナー、親子で楽しむインターネット教室の開催につ
いて
(4)その他 討議・報告事項 など
○第4回幹事会
平成23年9月20日(火)18:00~ 神戸市勤労会館
出席幹事:17人(うち議決一任:2人)
出席事務局員:3人
議題:(1)委員会・ワークショップの状況報告
(2)事業報告・会計報告
(3)国内視察について
(4)その他 討議・報告事項 など
会議室304
○第5回幹事会
平成23年11月15日(火)18:00~ 神戸市役所1号館11階教育室
出席幹事:21人(うち議決一任:7人)
出席事務局員:3人
議題:(1)委員会・ワークショップの状況報告
(2)事業報告・会計報告
(3)ICT業界研究セミナーについて
(4)その他 討議・報告事項 など
- 3 -
○第6回幹事会
平成24年1月17日(火)18:00~ 神戸市役所1号館11階教育室
出席幹事:17人(うち議決一任:3人)
出席事務局員:3人
議題:(1)委員会・ワークショップの状況報告
(2)事業報告・会計報告
(3)地域貢献セミナー、親子で楽しむインターネット教室の開催につ
いて
(4)次年度総会、事業計画、事務局公募 など
(5)その他 討議・報告事項 など
○第7回幹事会
平成24年3月21日(水)18:00~ 神戸市役所1号館11階教育室
出席幹事:18人(うち議決一任:4人)
出席事務局員:3人
議題:(1)委員会・ワークショップの状況報告
(2)事業報告・会計報告
(3)次年度総会、事業計画 など
(4)その他 討議・報告事項 など
C. COPLI
セミナー等
OP
ー 等 主催事業
催事
○COPLIセミナー
日 時:平成23年6月17日(金)18:00~
場 所:神戸市勤労会館 講習室405
参加者数:37名
内 容:講演「電子書籍の登場と日米出版事業
~コンテンツビジネスの変化~」
講 師:市橋 栄一(株式会社紀伊國屋書店 店売総本部)
司 会:森島 美貴(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 13 期生)
○ICTビジネスマッチング in KOBE ~2011~
日 時:平成23年7月21日(木)16:00~
場 所:神戸市産業振興センター 2階展示場
内 容:①プレゼンテーション
16:00~
②マッチング・交流会
17:50~
参加者数:71名(49企業・団体)
マッチング件数:74件(事前希望43件、当日希望31件)
司 会:永井 いおり(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 12 期生)
- 4 -
○地域貢献セミナー(昨年度延期分の開催)
日 時:平成23年8月5日(金)17:00~
場 所:神戸市勤労会館 講習室405
参加者数:34名
内 容:1. 社会貢献/地域貢献に関する先進事例紹介
◎「関西から世界へ eo Music Try の取り組み」
講師:宗我 健生
(株式会社ケイオプティコム コンシューマ事業推進本部
サービスマネジメントグループ・クリエイティブチーム
統括プロデューサー)
◎「夏休みこども IT 体験」
講師:三好 正二郎
(株式会社 NTT データ関西 企画総務部総務担当 課長)
2. 東日本大震災での復旧活動の取り組み事例紹介
◎「東日本大震災復旧支援活動」
講師:中井 康達
(NTT西日本-兵庫 法人営業部
カスタマエンジニアリング部 担当課長)
司 会:天野 裕美(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 11 期生)
○親子で楽しむインターネット教室
日 時:平成23年8月24日(水)13:00~16:00
場 所:須磨海浜水族園
内 容:・園内の見学・写真撮影
・携帯電話のルール・マナーの説明
・ブログ作成方法の学習・参加者による実技
対 象:小学3年生~6年生、中学生とその保護者
参加者数:15組35名
協 力:(株)NTT ドコモ 関西支社 神戸支店、(株)ケイ・オプティコム、
須磨海浜水族園、NPO 法人 HINT、流通科学大学情報フォーラム部
○情報交流会&COPLI U-35 in 須磨海岸
日 時:平成23年8月27日(土)17:00~20:00
場 所:須磨海岸海の家「バリビーチハウス」
参加者数:16名
内 容:COPLI会員間の親睦会(家族・友人・社員含む)、U-35 の活動に
ついての研究
- 5 -
○COPLIセミナー
日 時:平成23年9月7日(水)18:00~
場 所:神戸市勤労会館 講習室405
参加者数:38名
内 容:講演「中小・零細企業こそ世界規模のクラウドサービスを
活用する時代」
講 師:中沢 仁(株式会社ゾーホージャパン)
司 会:後藤 由季(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 10 期生)
○ICT就職マッチング in KOBE2011
日 時:平成23年9月9日(金)14:00~18:00
場 所:神戸市産業振興センター 9階
参加学生数:3校 17名
参加企業数:9社(アドバイスのみ含む)
当日面談:17件、アドバイス件数:52件
○COPLIセミナー
日 時:平成23年11月11日(金)19:00~
場 所:神戸市勤労会館 講習室403
参加者数:38名
内 容:講演「地域メディアと地域振興と私」
講 師:脇浜 紀子(博士(国際公共政策)、特定非営利活動法人HINT理事、
讀賣テレビ放送㈱編成局アナウンス部アナウンサー)
司 会:小林 都(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 13 期生)
○情報交流会&忘年会
日 時:平成23年12月9日(金)18:00~
場 所:神戸電子専門学校 北野館
参加者数:46名
内 容:新規加入会員6社による自社紹介
・インターナップ・ジャパン株式会社
・株式会社 NTT ドコモ関西支社 神戸支店
・大手前大学
・株式会社高知電子計算センター
・株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
・ものづくりアドバンスソフトウェアサービス株式会社
司 会:大西 真由(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 14 期生)
- 6 -
○ICT業界研究セミナー@神戸電子専門学校
日 時:平成23年12月16日(金)13:00~15:00
場 所:神戸電子専門学校 ソニックホール
参加学生数:1校 140名
参加企業数:3社
○ICT業界研究セミナー in UNITY
日 時:平成23年12月20日(火)18:30~20:00
場 所:大学共同利用施設「UNITY」 セミナー室3
参加学生数:3校 18名
参加企業数:5社
○COPLIセミナー
日 時:平成24年1月13日(金)18:00~
場 所:神戸市産業振興センター 904・905会議室
参加者数:40名
内 容:講演「世の中の声を分析することで次の一手が見えてくる
~ソーシャルメディア/社内管理情報の横断分析を実践する~」
講 師:高田 真行(株式会社 NTT データ 流通・サービス事業本部
メディア・エンターテインメント事業部 サービス企画担当)
司 会:平木 七恵(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 14 期生)
○親子で楽しむインターネット体験教室
日 時:平成24年3月3日(日)13:00~16:00
場 所:神戸市立地域人材支援センター、KOBE 三国志ガーデン など
内 容:・新長田のまち散策・KOBE 三国志ガーデンの見学・写真撮影
・携帯電話のルール・マナーの説明
・ブログ作成方法の学習・参加者による実技
対 象:小学3年生~6年生、中学生とその保護者
参加者数:7組17名
協 力:(株)NTT ドコモ 関西支社 神戸支店、(株)ケイ・オプティコム、
KOBE 鉄人 PROJECT、NPO 法人 HINT、流通科学大学情報フォーラム部
○がんばろうキッズ インターネット交流
日 時:平成24年3月6日(火)13:55~16:00
場 所:神戸市立だいち小学校、仙台市立岡田小学校
内 容:インターネットを利用した神戸・仙台の小学校の交流
協 力:NTT 西日本、NTT 東日本、(株)アルファミクス ほか
- 7 -
○地域貢献セミナー
日 時:平成24年3月12日(月)18:00~
場 所:神戸市産業振興センター 902・903会議室
参加者数:29名
内 容:社会貢献/地域貢献に関する先進事例紹介
◎「神戸学院大学で行っている被災地支援
~現地での活動、そして遠く神戸からの活動」
講師:舩木 伸江(神戸学院大学 人文学部准教授)
小池 真名美(神戸学院大学 学際教育機構、
防災・社会貢献ユニット4回生)
◎「楽しく街を活性化。地域を結ぶコミュニティー放送の挑戦」
講師:橋本 忠明(BAN-BANテレビ(株) 取締役副会長)
福田 宏司(BAN-BANテレビ(株) 編成制作部長)
統括プロデューサー)
司 会:天野 裕美(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 11 期生)
D. 共催事
催事 業
○神戸ITフェスティバル
日 時:平成23年4月15日(金)10:00~18:00
場 所:神戸市産業振興センター 2階展示場、9階会議室
参加者数:700名
内 容:地域のICT企業・関係者によるブース出展、セミナー等
主 催:神戸ITフェスティバル実行委員会
○オープンソースカンファレンス2011 Kansai@Kobe
日 時:平成23年4月16日(土)10:00~18:00
場 所:神戸市産業振興センター 2階展示場、9階会議室
参加者数:600名
内 容:オープンソースソフトウェア コミュニティ関係者・協賛企業による
ブース展示、プレゼンテーション、セミナー 等
主 催:オープンソースカンファレンス実行委員会
- 8 -
E. 後援事業
援事
○兵庫ニューメディア推進協議会平成23年度総会記念講演会
日 時:平成23年6月21日(火) 16:00~17:30
場 所:兵庫県公館大会議室
参加者数:150人
内 容:講演「節電時代のスマートコミュニティ」
主 催:兵庫ニューメディア推進協議会、兵庫県
後 援:近畿総合通信局、近畿経済産業局、(財)ひょうご環境創造協会
○平成23年度 ひょうご産業デザイン発掘プログラム
開催期間:平成23年7月12日(火)~平成24年2月10日(金)
主催:ひょうご産業デザイン発掘プログラム運営委員会
(兵庫県、神戸新聞社、サンテレビジョン、ひょうご産業活性化センター)
後援:総務省、経済産業省、兵庫ニューメディア推進協議会
応募作品:360作品
○第16回アニメーション神戸
開催期間:平成23年7月28日(木)~12月27日(火)
主な事業:アニメーション神戸 授賞式
平成23年10月16日(日)神戸国際会議場メインホール
参加者数:19,996人
主 催:アニメーション神戸実行委員会、神戸市、神戸デジタルコンテンツ振興会議
後 援:総務省、経済産業省、文化庁、神戸商工会議所 ほか
○ビジネスに使えるFacebook講座
日 時:平成23年 8月30日(火) 18:15~19:45
平成23年 9月 9日(金) 18:15~19:45
平成23年 9月13日(火) 18:15~19:45
平成23年 9月16日(金) 18:15~19:45
平成23年 9月30日(金) 18:15~19:45
平成23年12月14日(水) 18:15~20:30
場 所:兵庫県民会館
参加者数:336人
内 容:魅力的なFacebookページの作り方等のセミナー
主 催:兵庫ニューメディア推進協議会
○神戸ビジネスフェア2011
日 時:平成23年9月21日(水) 14:00~20:00
場 所:神戸芸術センター会議場6階
参加者数:約550人
- 9 -
内
主
後
容:情報技術の動向についてのセミナー及び展示会
催:情報技術で成功するビジネス事務局
援:神戸市、兵庫県、兵庫ニューメディア推進協議会
○クラウド時代の情報セキュリティセミナー
日 時:平成23年11月22日(火) 14:00~16:00
場 所:神戸芸術センター2階 プロコフィエフホール
参加者数:43人
内 容:講演「クラウド時代の情報セキュリティセミナー」
主 催:神戸商工会議所
協 力:兵庫ニューメディア推進協議会、NRI セキュアテクノロジーズ(株)
○ひょうごクリエイティブビジネスグランプリ
日 時:平成24年2月20日(月) 13:30~17:00
場 所:兵庫県公館
参加者数:300人
内 容:従来にない発想等で事業展開している中小企業等の表彰
主 催:兵庫県
後 援:近畿経済産業局、神戸商工会議所 ほか
F . その他
その
の他
○第3回 KISAビジネスカンファレンス2011
日 時:平成23年6月24日(金) 10:30~19:30
場 所:神戸電子専門学校
参加者:216人
内 容:KISA会員企業と地域団体のビジネス交流促進
特別参加として、会員企業がセミナーを実施。
主 催:近畿情報システム産業協議会、関西電子情報産業協同組合 ほか
特別参加:上海軟件対外貿易聯盟、神戸電子専門学校、神戸情報大学院大学
G. 情報発信活動
報発
○メールニュース「COPLIニュース」の発行・配信(月1回・原則第4水曜日)
平成24年3月31日までに、第47~58号を発行
「臨時号」は随時発行
発 行 人:地域ICT推進協議会 会長 山田 昭
編集作業:地域ICT推進協議会 事務局
- 10 -
平成23年度 委員会活動報告書
(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
1.交流・視察委員会
12
2.ICT企業支援委員会
26
3.地域貢献委員会
30
4.P-MODAN神戸
36
- 11 -
平 成 23
視 察委員会 活動報告
3年度
度 交流・視
動
地域ICT推進協議会
交流・視察委員会
委員長 永吉 一郎
1. 活 動期間
平成23年4月~平成24年3月
2. 活動概要
外部の講師による講演や会員によるプレゼンテーションの場の提供、
会員間の人的ネットワークの強化等を図るため、セミナーや交流会を開
催するほか、会員が家族ぐるみで参加できるようなレクリエーションを
開催した。また技術動向の情報を収集し、調査研究に資するため、IC
T先進地の視察を実施した。
3 . 委員会 メンバー(
メンバー
ンバー ( 氏名50
氏名 50 音順、
音順
順 、 敬称略 )
秋國 寛
株式会社ワイズエッグ
石井 宏
西日本電信電話株式会社 兵庫支店
伊藤 啓介
株式会社さくらケーシーエス
加山 篤志
ものづくりアドバンスソフトウェアサービス株式会社
谷口 尚生
株式会社神戸コミュニティ・エクスチェンジ
中村 守男
株式会社サルード
株式会社神戸デジタル・ラボ
○ 永吉 一郎
西元 威
神戸市
橋本 真爾
橋本総合法律事務所
水谷 英隆
兵神機械工業株式会社
力宗 幸男
兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科
渡邊 智明
神戸市
(備考:○委員長)
4. 委員会開催
催
回
日 時
第1回
平成23年 4月11日
場 所
神戸市役所1号館11階
教育室
第2回
第3回
平成23年
平成23年
5月23日
6月20日
神戸市役所1号館11階
神戸市役所1号館11階
教育室
教育室
第4回
平成23年
7月25日
神戸市役所1号館11階
教育室
第5回
第6回
第7回
平成23年 8月22日
平成23年 9月26日
平成23年10月24日
- 12 -
神戸市勤労会館306会議室
神戸市役所1号館11階 教育室
神戸市役所1号館11階 教育室
第8回
平成23年11月14日
神戸市役所1号館11階
教育室
第9回
第 10 回
平成23年12月27日
平成24年 1月16日
神戸市役所1号館11階
神戸市役所1号館11階
教育室
教育室
第 11 回
平成24年
2月20日
神戸市役所1号館11階
教育室
第 12 回
平成24年
3月19日
神戸市役所1号館11階
教育室
5. COPLI セミナー開催
ミナ
<第1回>
日 時:平成23年6月17日(金)18:00~
場 所:神戸市勤労会館 講習室405
参加者数:37名
内 容:講演「電子書籍の登場と日米出版事業
~コンテンツビジネスの変化~」
講 師:市橋 栄一(株式会社紀伊國屋書店 店売総本部)
司 会:森島 美貴(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 13 期生)
<第2回>
日 時:平成23年9月7日(水)18:00~
場 所:神戸市勤労会館 講習室405
参加者数:38名
内 容:講演「中小・零細企業こそ世界規模のクラウドサービスを
活用する時代」
講 師:中沢 仁(株式会社ゾーホージャパン)
司 会:後藤 由季(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 10 期生)
<第3回>
日 時:平成23年11月11日(金)19:00~
場 所:神戸市勤労会館 講習室403
参加者数:38名
内 容:講演「地域メディアと地域振興と私」
講 師:脇浜 紀子(博士(国際公共政策)、特定非営利活動法人HINT
理事、讀賣テレビ放送㈱編成局アナウンス部アナウンサー)
司 会:小林 都(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 13 期生)
- 13 -
<第4回>
日 時:平成24年1月13日(金)18:00~
場 所:神戸市産業振興センター 904・905会議室
参加者数:40名
内 容:講演「世の中の声を分析することで次の一手が見えてくる
~ソーシャルメディア/社内管理情報の横断分析を実践する~」
講 師:高田 真行(株式会社 NTT データ 流通・サービス事業本部
メディア・エンターテインメント事業部 サービス企画担当)
司 会:平木 七恵(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 14 期生)
6. 情報交流会開
会開 催
<第1回>
日 時:平成23年8月27日(土)17:00~20:00
場 所:須磨海岸海の家「バリビーチハウス」
参加者数:16名
内 容:COPLI会員間の親睦会(家族・友人・社員含む)、U-35 の活
動についての研究
<第2回>
日 時:平成23年12月9日(金)18:00~
場 所:神戸電子専門学校 北野館
参加者数:46名
内 容:新規加入会員6社による自社紹介
・インターナップ・ジャパン株式会社
・株式会社 NTT ドコモ関西支社 神戸支店
・大手前大学
・株式会社高知電子計算センター
・株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
・ものづくりアドバンスソフトウェアサービス株式会社
司 会:大西 真由(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 14 期生)
- 14 -
平成23年度 交流・
・ 視察 委員会
会
~海外
海外事例視察(韓国・済州
済州島)報告~
~
地域ICT推進協議会
交流・視察委員会
委員長 永吉 一郎
1 . 視察日程
平成23年7月7日(木)~9日(土)3日間
(日程の詳細と訪問地は以下の通り)
7月7日
8日
9日
10:40 済州島に到着
済州島のスマートグリッド関連施設を視察
訪問先:SK TELECOM 広報館
LG LIVE GREEN
GS CALTEX/KT 広報館
9:00 済州島のスマートグリッド関連施設を視察
訪問先:POSCO 体験館
済州新再生エネルギー
スマートグリッド広報館
KEPCO(韓国電力)広報館
9:30 済州島観光
訪問先:萬丈窟、済州島民族村、城山日出峰
19:50 大阪国際空港に到着、解散
2 . 視察 メンバー
、 敬称略)
バー ( 氏名 50音順
50 音順、
敬称略 )
市成 修
株式会社ムーブ
行司 高博
兵庫県
久保 元
アイクラフト株式会社
谷口 尚生
株式会社神戸コミュニティ・エクスチェンジ
茶屋道 利弘 神戸市
中嶋 諭
株式会社ステップワン
永吉 一郎
株式会社神戸デジタル・ラボ
浜崎 修二
有限会社パウゼ
福岡 壯司
神戸電子専門学校
松下 誠和
株式会社ティアライン
兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科
○ 力宗 幸男
(備考:○団長)
- 15 -
3. 訪問先の概要
概要
■ SKK
(1)施設名
SK TELECOM 広報館
(2)関連会社
SK energy , HYUNDAI , SAMSUNG etc
(3)施設特徴
・ 済州島の新再生エネルギー電力システム(風力、太陽光、潮汐等)のシミ
ュレーション+ロードマップが学べる。
・ SAMSUNG が提供する情報家電のスマートホームを体験できる。HEMS(Home
Energy Management System;センサーや IT 技術を活用して、住宅のエネ
ルギー管理、省エネを行うシステム)の仕組みが学べる。
・ HYUNDAI が開発中の EV(electric vehicle;電気モーターを動力源とする
電動自動車)に試乗できる。野外に 10 台程度の電気自転車が展示されて
おり、「試乗したい」と言えば、助手席と後部座席に乗せてくれ、5 分ほ
どドライブしてくれる。
(4)質疑応答
・これらの新再生エネルギーの電力システムは実用化されているのか?
→まだ実証実験段階で実用化されていない。殆どがシミュレーション。
・SAMSUNG が提供する情報家電の HEMS に住んでみたいと思うか?
→はい。韓国の女性は倹約家だから、HEMS で節電してお金を貯めたい。
・これらの EV の充電時間と走行距離は?
→電気スタンド等の高速充電は 30 分、家庭では 4 時間、走行距離は 140km。
(5)写真
SAMSUNG のスマートホーム体験
HYUNDAI の EV 試乗
■ LGG LIVE GREEN
(1)施設名
LG LIVE GREEN
(2)関連会社
LG
(3)施設特徴
・ LG が提供する HEMS の住居に体験「入居」できる。
・ LG が提供する情報家電のスマートホームを体験する(見る、聞く、触る)
ことができる。
・ 新再生エネルギーの潮汐発電(海の温度の差を利用した熱交換発電)の設
備を見ることができる。
- 16 -
(4)質疑応答
・一泊いくらで泊まれるのか? 既に販売はしているのか?
→一泊30万ウォン。コテージなので、何人で泊まっても料金は一緒。
実証実験段階なので販売はしていない。10 棟のコテージがある。
・情報家電の通信プロトコルは?
→Zigbee(家電向けの短距離無線通信規格)がメイン、LAN や PLC も
組み合わせて利用する。今後は WiFi が主流になるだろう。
・潮汐発電で得た電気はどこに貯蔵しているのか?
→バッテリに貯蔵する。1 台で 10 軒が賄える。
(5)写真
LG LIVE GREEN の住居
情報家電を使ってみる
■ GSS CALTEX/KT 広報館
館
(1)施設名 GS CALTEX/KT 広報館
(2)関連会社
GS , allehkt , SAMSUNG etc
(3)施設特徴
・ スマートホームの仕組みが学べる。
・ スマートホームのセキュリティ(認証システム)を体験できる。
・ シミュレーションやゲーム(ドライビングシミュレーターが 3 台ある)を
通じて、スマートホームや EV を体験できる。
(4)質疑応答
・済州島のベース電力は、本土から供給されているのか?
→火力発電がベース電力になっている。本土からの電力供給もある。
(5)写真
認証システムへの登録
ゲームを通じてスマートホームを学ぶ
- 17 -
■ POSCO
体験館
O
体験
(1)施設名 POSCO 体験館
(2)関連会社
POSCO , LG etc
(3)施設特徴
・ POSCO、LG が提供する移動式(電気トラック)体験館でスマートグリッド
を学べる。
・ マイクログリッドと電気トラックの仕組みを展示している。
・ 太陽光パネルによる EV の実証実験を行っている。
(4)質疑応答
・このトラックの電気はどこから補充するのか?
→天井にソーラーパネルを搭載しており、そこで発電した電気をバッテリ
ーに溜める。今日は曇りなので電気スタンドから電気を補充している。
・(こちらは LG グループのようだが)SAMSUNG と LG が協同で事業をする
ことはないのか?
→おそらくないだろう。韓国は SAMSUNG が単独トップで、それ以外の企
業が分かれている。
・このトラック内にある設備は、すべて韓国製か?
→違う。例えば、プロジェクターは日本製(NEC)である。
(5) 写真
移動式(電気トラック)体験館(外観)
移動式(電気トラック)体験館(車内)
■ 済州新再生エネルギー
広報館
再生
館
(1)施設名
済州新再生エネルギー広報館
(2)関連会社
済州特別自治区
(3)施設特徴
・ 4D(4D メガネをかけると画像が飛び出す)映画館で新再生エネルギーの
必要性を学べる。
・ シミュレーションゲームや模型を触りながら、新再生エネルギーの必要性
を学べる。
・ ソーラーパネルや風力発電の設備を間近で見ることができる。
(4)質疑応答
・風力発電の設備は、すべて韓国製なのか?
→いいえ。輸入も多い。韓国で No1 シェアのメーカーは、国産ではなく
- 18 -
デンマークの「Vestas」。
・風力発電の一部が停止している理由は?
→故障かメンテナンス中のため。風車の耐久年数は 20 年と言われている
が、15 年くらいで故障し始める。なお、済州島の風力は平均 7m/s で
風力発電に適した環境である。地元対策としては、発電の収益の 10%
が地元に落ちる仕組みになっているが、周辺住民から騒音などのクレ
ームがあるため、最近は洋上建設も始めている。
・ソーラーパネルの横にある、カマボコ状の施設は何?
→「ヒラメ」の養殖場。ソーラーパネルで発電した電気を利用して養殖を
している(しっかり儲けている)。
(5)写真
4D で新再生エネルギーの必要性を学ぶ
模型を見ながら風力発電について学ぶ
、 KEPCO(
■ スマートグリッド広報館
K P O 韓国電力)広報館
国電
トグ
(1)施設名 スマートグリッド広報館、KEPCO(韓国電力)広報館
(2)関連会社
SAMSUNG , LG , KEPCO etc
(3)施設特徴
・ 済州島のスマートグリッドのすべてを学べる
・ 発電・送電・配電の仕組みを学ぶことができる。
・ 情報家電のスマートホームを体験(見る、聞く、触る)ことができる
マルチメーカー。
(4)質疑応答
・韓国にも原子力発電はあるのか?
→はい。火力と並んでベース電力を供給している。原子力設備が韓国製
かどうかはわからない。
・(済州島のマップを見ながら)この地図でエリアが分かれているのはな
ぜか?
→エリアごとに分かれて各メーカーがスマートグリッドの実証実験を行
っている。例えば、この北部のエリアには「LG」グループのスマート
ホームや広報館等がある。
・これらの情報家電は、既存のコンセント(プラグ)で利用できるのか?
→残念ながら、専用のプラグが必要になる。
- 19 -
(5)写真
太陽光からエネルギーを受け取る
発電、送電、配電の仕組みについて学ぶ
4. まとめ
韓国のスマートグリッド関連コンソーシアムには現在、合計 150 を超える企業
が参加しているが、SAMSUNG グループとそれ以外で分かれており、あまり連携は
図られていないように見える。
済州島では、スマートグリッド関連の施設が島の東方面に「エリア別」に集積
しているので、車で 1 時間程度走れば好きな施設も回ることができる。コンソ
ーシアム同士の連携がなくても、広報館などの施設が集積しているので、
「万国
博覧会」のような雰囲気が漂って観光客が楽しめる。この韓国の「プロモーシ
ョン力」は見習うべきである。
視察内容に関しては、韓国済州島の代表的なスマートグリッド関連施設を 6 つ
も回るという贅沢なツアーで、韓国政府と民間企業のコラボレーションによる
国家プロジェクトの実情を知ることができ、今後の神戸における地域ICT振
興を考える上での刺激となった。
- 20 -
平成23年度 交流・
・ 視察 委員会
会
~ 国内事例視察(
) 報告~
察 ( 北九州)
地域ICT推進協議会
交流・視察委員会
委員長 永吉 一郎
1 . 視察日程
平成23年11月25日(金)~26日(土)2日間
(日程の詳細と訪問地は以下の通り)
11月25日
26日
12:26小倉に到着
北九州のスマートコミュニティ関連施設を視察
訪問先:北九州イノベーションギャラリー
水素ステーション
北九州水素タウンPRルーム
ヒューマンメディア財団(その後、会食)
9:20 ホテル出発
2. 視察 メンバー(氏名50音順、
、 敬称略)
バー
市成 修
株式会社ムーブ
久保 元
アイクラフト株式会社
下野 隆廣
コベルコシステム株式会社
谷口 尚生
株式会社神戸コミュニティ・エクスチェンジ
株式会社神戸デジタル・ラボ
○ 永吉 一郎
西元 威
神戸市
二村 竜彦
西日本電信電話株式会社
浜崎 修二
有限会社パウゼ
舟橋 健雄
株式会社神戸デジタル・ラボ
山本 裕計
アイクラフト株式会社
(備考:○団長)
3 . 訪問先 の 概要
■北九州イノベーションギャラリー
(1)施設概要
北九州市の発展を支えてきた、モノづくりにかかわる人材・技術・産業
遺産の保存・継承、人材育成、イノベーションの機会創出を目的として、
八幡製鐵所発祥の地である東田地区に平成19年4月21日にオープン
した。ギャラリーのほか、独自に調査・制作した「企業の産業技術」、
「技
- 21 -
術革新の事例集」、「産業遺産情報」、「産業技術年表」などのデータベー
スを公開している。また、隣接する工房棟では木工、金属加工、溶接、
3D モデリングなどをすることができ、実験的な制作やモノ作り体験など
の人材育成プログラムを実施している。
(2)質疑応答
・スマートコミュニティの事業費はどのように確保しているのか?
→3分の2が国からの補助金で、残りは市と企業から集めている。
・この施設は、何人くらい人が訪れているのか?→年間約60,000人
実証実験を行っている水素自動車
スマートコミュニティ創造事業に
関する説明を受ける
スマートフォンを使ってコミュニティ創造事業を学ぶ
■水素ステーション
(1)施設特徴
北九州市水素ステーションは、製鉄所から発生する再生水素をパイプライ
ンで直接供給するオフサイト型水素ステーションである。水素をパイプラ
イン供給する方式は、日本が初の取り組みで、世界でも3例目の次世代型
水素ステーションとなる。福岡県が推進する「水素ハイウェイ」の東の水
素供給拠点として、平成21年9月に運転を開始している。
(2)質疑応答
・日本国内に、これから水素ステーションは増えるのか?
→水素自動車の販売台数に応じての増加になるが、平成27年に東京、
愛知、大阪、福岡の4大都市を中心として、100ヶ所程度になる。
・水素自動車はいくらぐらいするのか?
- 22 -
→この自動車は実証実験用なので1億円。
実用段階になれば、約300万円程度になるはず。
JX日鉱日石、岩谷産業、新日本製鐵が
水素を充填中、連続3台、
運用する水素ステーション
35MPa まで充填できる
水素ステーションの裏側、圧縮機・蓄圧ユニット・ディスペンサー等がある。
■北九州水素タウンPRルーム
(1)施設特徴
八幡東区東田地区では「北九州水素タウンプロジェクト」という新しいま
ちづくりへの取り組みが行われており、水素をエネルギー源とした実証実
験に関する展示が行われている。
(2)質疑応答
・水素の燃料電池を利用した電動アシスト自転車はいくらするのか?
→実証実験用なので700万円。実用段階になれば、安くなるはず。
水素タウンプロジェクトに関する説明
製鉄所から発生する副生水素を
パイプライン供給している
- 23 -
水素を利用した燃料電池を搭載した電動アシスト自転車
■ヒューマンメディア財団にて現地 ICT 団体とのミーティング
(1)面談者
財団法人九州ヒューマンメディア創造センター
理事長 髙橋 孝司氏
他3名
北九州情報サービス産業振興協会
理事
岩永 満宏氏(株式会社シスコム 代表取締役)
理事
大塚 健治氏(株式会社アクシス 顧問)
理事
松野 主税氏(安川情報システム株式会社 取締役)
(2)団体名
北九州情報サービス産業振興協会(略称:KIP)
http://www.kip-web.jp/
Kitakyushu Information Service Industry Promotion Association
(3)所在地
KIP(北九州情報サービス産業振興協会)事務局
北九州市八幡東区東田1丁目5番7号
ヒューマンメディア財団内
(4)設立:1989年5月22日
(5)会員数:60社(正会員:34 社 賛助会員:26 社)2011 年 7 月 1 日現在
(6)活動内容
北九州の情報サービス産業における諸問題に対応するため、業界が一体と
なった取り組みを進めながら、人材育成事業や交流事業、広報事業、調査
活動等を通して、北九州地域の情報サービス産業の振興と発展に寄与する。
①人材育成事業
会員の人材育成・人材高度化を図る、民間の教育機関を使いテーマ別の研
修(KlP スクール、KlP 初級技術教育)を実施したり、ヒューマンメディア
財団が実施する「IT 大学校」や経営者層向けのセミナーへの参加を行う。
②交流事業
会員相互の交流と情報交換を図るため、講演会や企業 PR を含めた懇親会
(KlP サロン)等を開催する。また、先進技術や経営感覚を学ぶため、先進
企業や施設の見学会を実施したり、さらには、経営者層や中堅社員と対象
とした講演会や勉強会を行い、会員事業主相互の交流を図る。
- 24 -
③広報事業
協会や協会活動の周知を図るため、情報サービス産業に関するセミナーや
講演会を開催する。また、協会の活動や構成会員を紹介するパンフレット
やホームページを作成し、会員や協会の PR 活動も行う。
(7)訪問内容
①訪問の趣旨説明(永吉委員長)
②COPLIの紹介(山本氏)
③ヒューマンメディア財団及び北九州情報サービス産業振興協会の紹介
(髙橋理事長)
④質疑応答
・スマートコミュニティ事業を実現するために、取り組んでいることは?
→「地域節電所」というコンセプトで、財団ビルをスマートビルとして
改良し、地域エネルギーマネジメントシステムのコントロールセンタ
ーとなるデータセンターを整備した。さらに、
「人が集まる賑わいの空
間」というテーマで、地域のIT関連企業が集まれる場を作った。ス
マートコミュニティのような事業では、国のグランドデザインを待つ
ような受け身の姿勢ではダメで、地域からの積極的な提案が重要。
・若手の育成活動では、どのようなことに取り組んでいますか?
→多様な技術者が育つようにマネジメントや企画力の強化に注力してい
る。
・財団の財源はどのように確保しているのか?
→財団ビルの管理・運営を行っており、テナント料やセミナールームの
貸出などで年間6,000万円程度の収益を得ている。
4. まとめ
「北九州市イノベーションギャラリー」
「水素ステーション」
「北九州
視察では、
水素タウンPRルーム」を訪れる中で、企業・大学・行政・市民が協力して低
炭素社会の実現にチャレンジしている姿を目の当たりにし、今後の神戸におけ
る地域 ICT 振興を考える上での刺激となった。
また、地域ICT団体同士のディスカッションの中で「さまざまな異業種交流
会に参加してきたが、同じ価値観を持った団体は少ない。場所は違えども、同
じ地域 ICT 団体として通じ合うものがあります。」という意見には、たいへん共
感した。これを機会に、地域ICT団体同士の絆を深めていきたい。
- 25 -
平成2
企 業支援委員会 活 動報告
成 2 3年度 ICT企
地域ICT推進協議会
ICT企業支援委員会
委員長 山本 裕計
1. 活 動期間
平成23年4月~平成24年3月
2. 活動概要
地元ICT関連企業に対し、取引拡大と人材育成におけるサポートを行
う役割を担う委員会である。
取引拡大においては、神戸市等と連携してのビジネスマッチングを実施
して協業関係の構築促進を行ったり、神戸市発注ICT関連案件の地元企
業への周知や、共同で東京への営業進出を検討している。
人材育成においては、昨今の不況による学生の就職難を受け、ICT企
業に就職を希望する学生と企業の採用マッチングやインターンシップも
実施。
3. 委員会 メンバー(氏名50
音順、敬称略)
ンバ
順
秋國 寛
株式会社ワイズエッグ
安保 武志
神戸市
井内 善臣
兵庫県立大学 経営学部
芋野 良明
キー・ポイント株式会社
上田 博司
コベルコシステム株式会社
梅田 享伯
メイヴァン・マイクロシステムズ株式会社
金城 慶子
神戸市
加山 篤志
ものづくりアドバンスソフトウェアサービス株式会社
木川 幸則
ネクストジェネレーション株式会社
斉藤 博志
株式会社極東ブレイン
佐伯 里香
株式会社ユーシステム
多井 剛
流通科学大学
谷口 尚生
株式会社神戸コミュニティ・エクスチェンジ
辻村 謙一
専門学校神戸カレッジ・オブ・ファッション
中村 守男
株式会社サルード
中山 和也
パソコン総合カレッジ ノア 三宮校
福岡 壯治
神戸電子専門学校
松下 誠和
株式会社ティアライン
丸山 智
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
盛田 政敏
盛田コンサルティング
○ 山本 裕計
アイクラフト株式会社
- 26 -
吉田 良範
テクノシンク情報システム株式会社
(備考:○委員長)
4 . 活動状況
(1)委員会開催
回
第1回
第2回
第3回
日
平成23年
平成23年
平成23年
時
4月 6日
5月16日
6月17日
場 所
神戸市役所1号館11階 教育室
神戸市役所1号館11階 教育室
神戸市勤労会館409会議室
第4回
平成23年
7月12日
神戸市勤労会館409会議室
第5回
第6回
第7回
平成23年 8月22日
平成23年 9月27日
平成23年10月31日
神戸市勤労会館303会議室
神戸市勤労会館305会議室
神戸市役所1号館11階 教育室
第8回
平成23年11月29日
神戸市役所1号館11階
第9回
第 10 回
平成24年
平成24年
1月13日
2月14日
神戸市産業振興財団 会議室
神戸市役所1号館11階 教育室
第 11 回
平成24年
3月13日
神戸市役所1号館11階
教育室
教育室
(2)実施活動
1.ICTビジネスマッチング in KOBE ~2011~
日 時:平成23年7月21日(木)16:00~
場 所:神戸市産業振興センター 2階展示場
内 容:①プレゼンテーション
16:00~
②マッチング・交流会
17:50~
参加者数:71名(49企業・団体)
マッチング件数:74件
(事前希望43件、
当日希望31件)
司 会:永井 いおり(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 12 期生)
2.ICT就職マッチング in KOBE2011
日 時:平成23年9月9日(金)14:00~
場 所:神戸市産業振興センター 9階
参加学生数:3校 17名
参加企業数:9社(アドバイスのみ含む)
当日面談:17件
アドバイス件数:52件
- 27 -
3.インターンシップ2011
期 間:平成23年8月~9月
受入可能企業:7社
参加学生数:4校4名、受入企業数:4社
4.ICT業界研究セミナー
(第1回)
日 時:平成23年12月16日(金)13:00~15:00
場 所:神戸電子専門学校 ソニックホール
参加学生数:1校 140名
参加企業数:3社
(第2回)
日 時:平成23年12月20日(火)18:30~20:00
場 所:大学共同利用施設「UNITY」 セミナー室3
参加学生数:3校 18名
参加企業数:5社
5.神戸市の情報システム関連業務の地元企業参入拡大の情報発信
神戸市役所の発注するシステム案件をCOPLI会員企業に発信。
23年度で17案件をメール発信。
6.スパコン(HPC)関連ビジネス研究会
ポートアイランドに建設されたスーパーコンピュータ(HPC)に関
連し、地元ICT企業のビジネスチャンスにつなげるための研究を行っ
た。
7.東京進出拠点の検討
地元のICT関連企業が、東京圏から仕事を受注するための営業拠点
として、低価格で利用できる共同オフィスの設置を検討した。その実現
のため、行政等に提言を行った。
5. まとめ
ビジネスマッチングや人材育成を中心として、この数年活動を継続して
いますが、本年もいくつかの新しい取り組みを付け加えることができまし
た。
神戸市役所が発注するICT関連案件を地元企業へ伝達する取り組 み
は17件を数え、実際に地元企業が受注した実績がありました。神戸のI
CT関連企業が共同で東京に営業進出拠点を開設する検討も行い、実現に
向け一歩前進しました。ビジネスマッチングも当日にマッチングを受け付
- 28 -
け、より活発な商談を行うことができました。就職マッチングやインター
ンシップは開催時期や手法について委員会内で検討を重ね、成果の向上を
図りました。
ポートアイランドに設置されたスーパーコンピュータ「京」が、地元I
CT産業への追い風となるようにビジネスチャンスの検討も行いました。
今後も経済環境の変化に即応して、COPLI会員の利益に役立つよう
に取り組んでまいります。
- 29 -
平成23年
年 度 地域貢献委
献 委 員会 活動報告
告
地域ICT推進協議会
地域貢献委員会
委員長 下野 隆廣
1. 活 動期間
平成23年4月~平成24年3月
2 . 活動概要
地域ICT推進協議会が平成23年度事業計画の活動計画に定める地
域貢献委員会活動『今年度は、地域で実施されている様々な社会貢献活動
に協議会として協力するとともに、ICTの利活用による会員の地域貢献
活動を推進する。』に基づき、具体的な活動を企画し、展開した。
また、優れた地域貢献活動を行っている企業の発掘や顕彰を行うための
基準等を検討することを基本方針とした。
3. 委員会 メンバー(氏名50
音順、敬称略)
ンバ
音順
安保 武志
神戸市
井上 あい子 特定非営利活動法人HINT
植木 敏彦
コベルコシステム株式会社
神戸市
□ 金城 慶子
小牧 憲央
株式会社 NTT ドコモ関西支社 神戸支店
○ 下野 隆廣
コベルコシステム株式会社
曽谷 満
株式会社サイプレス・ソリューションズ
◇ 多井 剛
流通科学大学
辻村 謙一
専門学校神戸カレッジ・オブ・ファッション
中村 守男
株式会社サルード
浜崎 修二
有限会社パウゼ
原 知希
株式会社 NTT ドコモ関西支社 神戸支店
藤岡 秀和
特定非営利活動法人HINT
發知 良之
株式会社アルファミクス
渡邊 智明
神戸市
(備考:○委員長、 ◇副委員長、□書記)
- 30 -
4. 活動状況
1)委員会開催
回
日
第1回
平成23年
時
4月27日
場 所
神戸市役所1号館11階教育室
第2回
第3回
第4回
平成23年
平成23年
平成23年
5月25日
6月29日
7月26日
神戸市役所1号館11階教育室
神戸市役所1号館11階教育室
神戸市役所1号館11階教育室
第5回
第6回
平成23年
平成23年
8月30日
9月29日
神戸市役所1号館11階教育室
神戸市役所1号館11階教育室
第7回
平成23年10月27日
神戸市役所1号館11階教育室
第8回
第9回
第 10 回
平成23年11月28日
平成23年12月27日
平成24年 1月24日
神戸市役所1号館11階教育室
神戸市役所1号館11階教育室
神戸市役所1号館11階教育室
第 11 回
平成24年
神戸市役所1号館11階教育室
2月28日
第 12 回 平成24年 3月27日 神戸市役所1号館11階教育室
2)実施活動
・ 親子
子 で 楽 しむ インターネット体験教室
ネッ
ICT分野のセキュリティに関連する啓発活動の一環として、小・
中学生とその保護者が一緒に、楽しみながらインターネットによる情
報発信方法や、インターネット利用上のルール・マナーを学ぶことが
できるセミナーを開催。
<第1回>
日 時:平成23年8月24日(水)13:00~16:00
場 所:須磨海浜水族園
内 容:・園内の見学・写真撮影
・携帯電話のルール・マナーの説明
・ブログ作成方法の学習・参加者による実技
対 象:小学3年生~6年生、中学生とその保護者
参加者:15組35名
協 力:(株)NTT ドコモ 関西支社 神戸支店、
(株)ケイ・オプティコム、須磨海浜水族園、NPO 法人 HINT、
流通科学大学情報フォーラム部
- 31 -
図1.親子で楽しむ
インターネット体験教室風景
表1.親子で楽しむインターネット体験教室アンケート結果(子ども)
「また、このような教室があれば参加したいか」
人数
17
0
1
1
はい
いいえ
どちらでもない
未回答
割合
89%
0%
5%
5%
表2.親子で楽しむインターネット体験教室アンケート結果(保護者)
「また、このような教室があれば参加したいか」
人数 割合
14 100%
0
0%
0
0%
0
0%
はい
いいえ
どちらでもない
未回答
<第2回>
日 時:平成24年3月3日(日)13:00~16:00
場 所:神戸市立地域人材支援センター、KOBE 三国志ガーデン など
内 容:・新長田のまち散策・KOBE 三国志ガーデンの見学・写真撮影
・携帯電話のルール・マナーの説明
・ブログ作成方法の学習・参加者による実技
対 象:小学3年生~6年生、中学生とその保護者
参加者:7組17名
協 力:(株)NTT ドコモ 関西支社 神戸支店、
(株)ケイ・オプティコム、KOBE 鉄人 PROJECT
NPO法人HINT、流通科学大学情報フォーラム部
図2.親子で楽しむインターネット体験教室風景
- 32 -
表3.親子で楽しむインターネット教室アンケート結果(子ども)
「また、このような教室があれば参加したいか」
人数
8
0
2
0
はい
いいえ
どちらでもない
未回答
割合
80%
0%
20%
0%
表4.親子で楽しむインターネット教室アンケート結果(保護者)
「また、このような教室があれば参加したいか」
人数 割合
7 100%
0
0%
0
0%
0
0%
はい
いいえ
どちらでもない
未回答
・ 第 3 回地域貢献
セミナー(昨年度延期分の開催)
回地
セミナー
ー
日 時:平成23年8月5日(金)17:00~
場 所:神戸市勤労会館 講習室405
参加者数:34名
内 容:
1. 社会貢献/地域貢献に関する先進事例紹介
◎「関西から世界へ eo Music Try の取り組み」
講師:宗我 健生
(株式会社ケイオプティコム
コンシューマ事業推進本部
サービスマネジメントグループ
クリエイティブチーム
統括プロデューサー)
◎「夏休みこども IT 体験」
講師:三好 正二郎
(株式会社 NTT データ関西
企画総務部総務担当課長)
- 33 -
2. 東日本大震災での復旧活動の取り組み事例紹介
◎「東日本大震災復旧支援活動」
講師:中井 康達
(NTT西日本-兵庫法人営業部
カスタマエンジニアリング部
担当課長)
司
会:天野 裕美(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 11 期生)
・ 第 4回地域貢献セミ
セミナー
日 時:平成24年3月12日(月)18:00~
場 所:神戸市産業振興センター 902・903会議室
参加者数:29名
内 容:社会貢献/地域貢献に関する先進事例紹介
◎「神戸学院大学で行っている被災地支援
~現地での活動、そして遠く神戸からの活動」
講師:舩木 伸江
(神戸学院大学人文学部准教授)
小池 真名美
(神戸学院大学学際教育機構
防災・社会貢献ユニット4回生)
◎「楽しく街を活性化。地域を結ぶコミュニティー放送の挑戦」
講師:橋本 忠明
(BAN-BANテレビ(株)
取締役副会長)
福田 宏司
(BAN-BANテレビ(株)
編成制作部長統括プロデューサー)
司
会:天野 裕美(アニメーション神戸・実践型ワークショップ
声優育成コース第 11 期生)
- 34 -
3)感謝状の贈呈
「親子で楽しむインターネット体験教室」へ多大なる協力をいただいた、
流通科学大学情報フォーラム部と株式会社 NTT ドコモ関西支社 神戸支店
へ感謝状の贈呈を行った。
<流通科学大学情報フォーラム部への贈呈>
日 時:平成23年11月11日(金)(COPLI セミナー終了後)
場 所:神戸市勤労会館 講習室403
贈呈理由:22年度、23年度開催の「親子で楽しむインターネット
体験教室」でボランティアスタッフとして、イベントの運
営に協力。
<株式会社 NTT ドコモ関西支社 神戸支店への贈呈>
日 時:平成24年3月12日(月)(地域貢献セミナー終了後)
場 所:神戸市産業振興センター 902・903会議室
贈呈理由:22年度、23年度開催の「親子で楽しむインターネット
体験教室」で使用する携帯電話を無償貸与。須磨海浜水族園
の電波改善などでイベント開催に協力。
5. まとめ
本年度は、昨年度まで積み上げた実績を継続することと、「優れた地域貢
献活動を行っている企業の発掘や顕彰を行う」顕彰制度の制定に取り組んだ。
継続テーマとしては、親子で楽しむインターネット体験教室を従来の年
1回開催から、年2回に増やし、更に、内容面で著作権や個人情報保護の教
育を行う等拡充に努めた。
又、地域貢献セミナーに関しては、昨年度、東日本大震災の影響で延期
していた分の実施に加え、本年度分を実施した。
これらの継続テーマの実施は従来年度の2倍にあたる負荷となったが、
委員会メンバーの継続に対する強い熱意と、個々のメンバーが積極的に役割
分担を担ったチームワークにより、完遂できた。
委員会メンバーの素晴らしいチームワークに感謝したい。
次に、顕彰制度の創設に関しては、幹事会数度に亘り、委員会での討議
結果を上程したが、幹事会メンバーに様々な意見や思いがあり、制度の制定
に至らなかった。
しかしながら、本年度より、委員会活動への協力や支援については委員
会による地域貢献に対する感謝状を渡すことし、継続的な実施となり、定着
しつつあるので、将来的に顕彰制度へ繋げて行きたい。
最後に、昨年同様、協議会が「地域から信頼され尊敬され、是非加入した
い」組織となっていくために、持続的な活動が大切であることを再認識し、
今年度のまとめとする。
- 35 -
平 成 23
3年度
度 P‐MODAN神戸 活動報告
動
地域 ICT 推進協議会
P-MODAN 神戸
委員長 辻村 謙一
1. 活 動期間
平成23年8月~平成24年3月
2 . 活動概要
「子どもに夢を」というキーワードのもと、今まで実施してきた地域
のこどもと海外のこどもとの交流を踏まえ、今年度はICTを利活用し
たこどもの交流活動支援を中心に、他の委員会とも積極的・有機的に連
携して活動を行った。
3 . 委員会 メンバー(
メンバー
ンバ ( 氏名 500 音順、
音順 、 以下文中全て
以下文中全
文中 て 敬称略)
敬称略 )
秋國 寛
株式会社ワイズエッグ
木川 幸則
ネクストジェネレーション株式会社
専門学校神戸カレッジ・オブ・ファッション
○ 辻村 謙一
中村 守男
株式会社サルード
永吉 一郎
株式会社神戸デジタル・ラボ
西元 威
神戸市
浜崎 修二
有限会社 パウゼ
原山 和繁
有限会社ビデオクラフト
藤井 達司
株式会社 GEO ソリューションズ
發知 良之
株式会社アルファミクス
渡邊 智明
神戸市
(備考:○委員長)
4 . 活動状況
1)委員会開催
第1回 P-MODAN神戸キックオフミーティング
日 時:平成23年8月12日(金)19:00~
場 所:三宮
参加者数:6 人
内 容:
(1)今年度活動指針
「子どもたちの交流をICTを活用して支援する」という基本へ立ち
返り、具体的なアクションプランを策定する。
- 36 -
(2)具体的なアクションプランの検討
・世界中の子どもが、ICTを利用して交流する事業
・統廃合された、又はされる予定の学校へ、「思い出のデジタルアーカイ
ブ化」支援事業
・宮城県仙台市の小学校(仙台市立岡田小学校)と神戸市の小学校(住吉
小学校、だいち小学校)の子どもたちをICTで交流支援する事業
・アニメーション神戸とコラボレーションして、イベント協力を行う
・現地視察と日程調整を行ない、交流事業を実施する
第 2 回 P-MODAN神戸ミーティング
日 時:平成23年11月7日(月)19:00~22:00
場 所:三宮
参加者数:7人
内 容:平成23年7月に神戸市を訪問した仙台市立岡田小学校の児童と、
その時に交流した神 戸市の小学校の児童 とをインターネット 回線
を利用した交流実施に向けての調整
第3回 P-MODAN神戸ミーティング
日 時:平成23年12月26日(月)18:00~19:00
場 所:三宮
参加者数:6人
内 容:神戸と仙台の小学生のインターネット交流について
第 4 回 P-MODAN神戸ミーティング
日 時:平成24年2月20日(月)20:00~22:00
場 所:三宮
参加者数:6人
内 容:神戸と仙台の小学生のインターネット交流について
2)実施活動
がんばろうキッズ
インターネット交流
ばろ
ンター
日 時:平成24年3月6日(火)13:55~16:00
場 所:神戸市立だいち小学校、仙台市立岡田小学校
参加者数:10人
内 容:
3月4日に浜崎、木川、永吉、辻村の4名が車に同乗し、神戸の複数の企
業からの提供品を満載して、仙台を目指した。
5 日には仙台市立岡田小学校を訪問し、ご挨拶並びに事前のテストを行っ
た。
- 37 -
同日、仙台市周辺の状況を視察し、その後、一般社団法人宮城県情報サー
ビス産業協会を表敬訪問し、交流を図る。
6日の本番は仙台市岡田小学校の校長・教頭をはじめ、担当の先生方のご
協力の下、6年生同士の交流、歌の斉唱、5年生の交流と、インターネッ
トを使った交流をその場にいた全員が楽しむ事が出来た。
交流会の終了後、神戸の企業から提供頂いた品物を全員に配布し、記念撮
影を行い、活動を終えた。
来年度は現在の5年生同士の交流を引き続き行う事を約束し、仙台市を後
にした。
NTT西日本、NTT東日本様にはケーブルの敷設・賃借並びに会議シス
テムのご提供を頂けました。
(仙台市側では、準備~本番の間中、2 人の社
員の方が同席下さいました。)
また、神戸側からは以下の企業の方々に商品・機材等をご提供頂けました。
・植垣米菓(株)
・カルトンアイ(株)
・剣菱酒造(株)
・(株)神戸コミュニティ・エクスチェンジ
・(株)スマイルズ
・デザインクラブ(株)
・(株)ホームセンターアグロ
・六甲バター(株)
・市内文房具販売店
・(株)アルファミクス
・(有)ビデオクラフト
・はらドーナッツ
・(株)オトックス
5. まとめ
今年度のP-MODAN神戸は、比較的早い段階から活動に関する起案をま
とめる事が出来ましたが、今までとは少し違った趣旨での活動となりました。
開催時期が大変遅くなりましたので、非常に慌しい実施となったのは、反省
点ですが、実際に東日本大震災の被災地を訪問し、仙台市の方々と交流が出来
たのは大きな収穫でした。
またいつもの事ですが、子供たちの交流活動を通じて輝く笑顔に出会えたの
は、来年度以降への活動因子として大きく作用する事と思います。
今年の活動を通じて、来年度の活動の下準備も行って参りましたので、来年
度も引き続き仙台市と神戸市の子供交流活動のお手伝いを行いたく存じます。
今年度も、メンバーの皆さま、事務局の皆さま、そして関係する全ての皆さ
まの多大なるご支援とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。
- 38 -
だいち小学校側の様子
岡田小学校側の様子
一般社団法人
宮城県情報サービス産業協会(MISA)
を表敬訪問。
実はこの後、お食事会も行い交流を
深めて参りました。
- 39 -
仙台市立岡田小学校の先生方と
【MEMO】
- 40 -
平成23年度 ワークショップ活動報告書
(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
1.神戸の ICT 企業の連携による地域クラウドサービスの推進に関する研究と実践
42
2.ICT の活用によるファッション都市・KOBE の資産の発掘・保存に関する研究
49
3.動画配信と Web サイトを活用した企業 PR の研究
52
4.ICT を利活用した医療・介護分野における地域ネットワークの研究
57
5.LTE 等のモバイルブロードバンド技術の効果的利用法に関する研究
59
6.効果的な訴求・広報の実践的研究
65
- 41 -
平成23年度
年度
ワークショップ1
プ
「 神 戸の ICT 企業の 連携によ
携 による地域 クラウドサービスの
ドサー
推進に関する研究
研究と実践」 活動報告書
告書
リーダー:谷口
尚生(株式会社神戸コミュニティ・エクスチェンジ)
1.研究の
の テ ーマ・ねらい 等
本研究の主目的は、≪クラウドサービス化の動きとその影響からみた地域
都市における中小ICT企業の競争力の維持・向上≫である。
先ず、クラウドサービスの動きの視点として次のふたつが挙げられる。
◆視点1:多くのユーザがシステムの所有からサービスの利用に関心の
移行を示す中で、大手企業はSIビジネスからクラウドサービ
スに転換し、主に首都圏をサービス拠点としながら上位レイヤ
から下位レイヤまでを一手に提供している。
◆視点2:ICT 投資が比較的進んでいない日本の中小企業においてクラウ
ドサービスは ICT 普及のカギであり、そういう中で外資系企業
が中小企業等をクラウドサービスの販売ターゲットに拡大して
いる。
この状況から想定される影響・課題の焦点として次のふたつが挙げられる。
■焦点1:【地域都市における ICT ビジネスの空洞化】
サービス・商品の提供の拠点が首都圏を中心に一極集中が進
行すると、サービスの生産拠点が首都圏に移ることで、地域で
のビジネスが減少する傾向(地元からSIやその運用が減少)。
■焦点2:【中小 ICT 企業のクラウドプレイヤとしての生き残り】
大手企業は宣伝力・営業力が強い中で、地域の中小 ICT 企業
が個社のサービスをどのように売り込んでいくか。
その他の背景として次の2点が挙げられる。
●産業振興策の観点:国は国の ICT 産業活性化がテーマであるから、地
域の競争力向上は地域で考える。
神戸市「こうべ ICT 行動計画 2015」(H23.4)の中に、『神戸
の ICT 企業の連携による地域クラウドの推進』が施策のひとつとし
てうたわれており(推進していくために COPLI などと連携)、更
に、地元でアプリ・コンテンツの集積を図っている iDC を有効に活用で
きる環境にある。
●ユーザニーズの観点:ICT の運用に苦慮する外郭団体や中小企業等が利
用しやすいサービスが必要である。
システムが陳腐化する中で人員やコストが減少傾向であり、
故障時対応に困惑したり、導入予算の獲得が困難な状況にある。
- 42 -
發知 良之
松下 誠和
丸山 智
宮本 正和
盛田 政敏
弥久保 裕一
力宗 幸男
渡邉 祐一郎
<特別参加>
行司 高博
西嵜 康彦
株式会社アルファミクス
株式会社ティアライン
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
アイクラフト株式会社
盛田コンサルティング
株式会社ステップワン
兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
兵庫県
公益財団法人神戸市産業振興財団
4. 活動記録
記録
第1回
日 時:平成23年7月4日(月)18:00~20:00
場 所:神戸市勤労会館 409会議室
テーマ:取り組みテーマに関する序論
参加者数:20名
概 要:企画の背景、構想、取り組みのポイント、地域クラウド推進のアプ
ローチ等を解説するとともに、取り組みに関する助言を講師(中小
機構 光井氏)から受け、その後意見交換した。
第2回
日 時:平成23年9月12日(月)18:00~20:00
場 所:神戸市勤労会館 409会議室
テーマ:潜在シーズの浮上と潜在ニーズの発掘に向けて
参加者数:15名
概 要:第1回会合の振り返りを始めとし、きっかけづくりとしてのシー
ズ・ニーズの調査に向けて、調査の概要(目的、項目、対象、手法、
時期、趣旨説明資料等)について解説し、意見交換した。
第3回
日 時:平成23年11月8日(月) 18:00~20:00
場 所:神戸市役所1号館 11F教育室
テーマ:かたちづくりに向けてのディスカッション
参加者数:12名
概 要:第2回会合の振り返りを始めとし、地域クラウドのかたちづくりに
向けた基本的目標の設定やICT競争力ある地域都市(北九州、京
都)との比較、更には差異化要件等について解説し、意見交換した。
第4回
日 時:平成24年1月23日(月) 17:30~20:30
場 所:神戸市勤労会館 307会議室
- 44 -
テーマ(1):クラウドビジネス研修会(17:30~18:30)
テーマ(2):ニーズ・シーズのアンケート調査分析(~20:30)
参加者数:テーマ(1):18名 / テーマ(2):13名
概 要:(1)KIIS 様による「中小ITベンダが今後クラウドビジネス等に
対応したサービス供給力を強化するために」(経産省監修教材)を
テ ーマ に し た研 修 会 を CO P L Iメ ン バ ー 向け に オ ープ ン 開 催 し
た。
<講師:蒲田氏(ITコーディネータ兵庫会 会長)
(2)第3回会合の振り返りとともに、アンケート調査の結果分析
を解説し、地域クラウド実践の方向性について意見交換した。
第5回
日 時:平成24年2月27日(月) 18:00~19:30
場 所:神戸市勤労会館 307会議室
テーマ:報告書骨子と地域クラウドのかたちづくりに向けた概要
参加者数:12名
概 要:報告書骨子の全体像、及び各骨子項目を解説するとともに、「神戸
クラウド(仮称)」サービスの目指すニッチ領域とかたち創りに向
けた KoCoE の位置付けを含めて具体化の方向性を整理した。
5 . まとめ
5.1 設定した仮説
(1)中小企業の宣伝力・営業力の克服
(2)各レイヤの中小企業が集まって多様なサービスを集積
(3)中小企業・ベンチャー特有の神戸らしいアプリ
(4)扱いやすくわかりやすいサービスとサポート
(5)組み合わせによる新たなサービスや付加価値を創造
- 45 -
(3)地産地消の状況(ニーズアンケート調査結果から)
クラウドサービス利用の普及がまだ進んでいないが、兵庫・神戸のユ
ーザにおいて、東京・大阪から発信のクラウドサービスの利用が始まっ
ている。また、地域クラウド推進に期待する項目として、近隣サポート
(地元でのサポート)の必要性が低い順位にありコスト重視となってい
ることから、ICTの地産地消のメリットを更に訴求・浸透していく必
要がある。
(4)支援スキーム(個別調査・ヒアリングから)
現時点 では 中小 企業 がクラ ウド サー ビス を実践 する うえ での 支援 ス
キームが見当たらない。今後は、市民生活での利用シーンと一体となっ
た先進的なサービス創造を検討し、その中で実証スキームへの参加等を
模索する課題が残る。
5.3 検証や議論を踏まえた【神戸クラウド(仮称)】具現化の方向性
(1)プレイヤ
○中小 ICT 企業があつまって連携し主体的に提供
・各レイヤをうけもつ企業・サービスによる連携する方向(アプ
リ・セキュリティ・運用・iDC・情報ハイウェイなど)
(2)提供形態(事業主体)
○ICT競争力の高い神戸の既存の枠組みを活用(下表参照)
・地元の ASP/CSP/ISP を集積する KoCoE が事業主体となる方向
ICT競争力の高い地域の比較から
~KoCoEの位置付け~
北九州エリア
ICT関連の
財団・協議会等
ICT発展の
地理的背景
ヒューマンメディア財団
・e-PORT推進協議会
・北九州情報サービス産業振興協会
・九州インターネットプロジェクト 他
京都エリア
リア
神戸エリア
ITコンソーシアム京都
兵庫ニューメディア推進協議会
(財)京都高度技術研究所
地域ICT推進協議会
重工業
学術研究
重工業
(新日鉄グループ)
ICT基本構想
北九州e-PORT構想
(北九州市)
京都ONE構想
(京都市)
KIMEC構想
(神戸市)
拠点iDC・IX
e-PORTセンター
KRP
KoCoE (※)
サービス集積
(または企業集積)
地元のSI・サービスが集積
地元のベンチャー企業が集積
地元のxSPサービスが集積
<xSP=ASP,CSP,ISP>
地域NW
(情報HW)
ふくおかギガビットハイウェイ
京都デジタル疏水
兵庫情報ハイウェイ
学術研究都市
北九州学術研究都市
けいはんな学研都市
<関西文化学術研究都市>
神戸研究学園都市
総務省関連
JGN
(インターネットデータセンタ)
H
JGN
中小・ベンチャー向けクラウドサービス開発支援事業*
(クラウドコンピューティング部会)
経産省関連
スマートグリッド
スマートグリッド
(新日鉄、富士電機システムズなど)
(学研都市推進機構、京都大、関西電力、大阪ガス)
スーパーコンピュータ京
神戸医療産業都市
SPring-8 など
その他
※ 市域内に高速大容量の情報通信環境を構築し、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)
やコンテンツ産業などIT関連企業の誘致・集積を図るために設立 <神戸市HPより>
- 47 -
by KoCoE for COPLI H23WS1
(3)中身
○Made in KOBE のサービス/神戸に縁のあるサービスを提供
・応募することも検討する方向
(4)創造する分野
○フラッグシップ分野の設定とサービス検討による将来像を展開
・特有の産業分野、先進的技術分野との組合せサービス(※)を
検討する方向(※:IT農業、ITヘルスケア、アニメ・コス
プレ分野、港湾IT分野など)
(5)ブランド化
○「神戸クラウド(仮称)」を全国展開のキーワードに
・宣伝し広めていく方向
5.4 おわりに
最後に、本企画を採用いただいたCOPLI幹事会の皆様、ご多忙の中議
論に参加いただいた皆様、アンケート調査にご協力いただいた皆様、様々な
アドバイスをくださった皆様に対して、深く感謝いたします。
地域ICT産業の振興につながるべく、かたちづくりの実践に向けて引き
続きご協力をよろしくお願いいたします。
まとめ【報告書骨子】
( )は取り上げた会合
1.
テーマ:『神戸のICT企業の連携による「地域クラウドサービス」の推進に関する研究と実践』
2.
研究の目的:クラウドサービス化の動きとその影響からみた、地域都市における中小ICT企業の競争力の維持・向上
3.
研究の焦点:中小規模のiDC事業者とASP事業者の連携による地域クラウドサービスの提供
4.
目指す姿(課題の克服に向けた仮説)(第1回)
1.
2.
3.
4.
5.
5.
きっかけづくり(第1,2,4回)
1.
2.
3.
4.
6.
中小企業の宣伝力・営業力の克服(広く知ってもらう)
各レイヤの中小企業が集まって多様なサービスを集積(利用しやすくする)
中小企業・ベンチャー特有の神戸らしいアプリ(特有の独自性をだす)
扱いやすくわかりやすいサービスとサポート(安心してもらう)
組み合わせによる新たなサービスや付加価値を創造(先進性を追求する)
ニーズ・シーズ調査の結果(目指す姿の検証)(第2,4回)
想定する影響・課題の再認識(第2回、第4回研修会)
地産地消の状況(第4回)
支援スキーム(第1,4回)
かたちづくり(第3,4,5回)
1.
2.
3.
4.
5.
プレイヤ:中小ICT企業の連携(第3回)
提供の形態(事業主体):ICT競争力のある神戸の枠組みを活用(第4回)・・・別紙1
中身:Made in KOBE/神戸らしさ/神戸に縁 (アンケートを参照/応募)(第5回)
創造する分野:フラッグシップ、特有分野の設定(第3回)・・・別紙2
ブランド化:「神戸クラウド(仮称)」というキーワード(第5回)
by KoCoE for COPLI H23WS1
- 48 -
平成23年度
年度
ワークショップ2
ップ
「IC
ICTの活用によるファッ
ファッション都市・KOB
KOBEの資産の
発掘・保存に関
関 す る研究」 活動報告書
告書
リーダー:辻村
謙一(専門学校神戸カレッジ・オブ・ファッション)
1.研究の
の テ ーマ・ねらい等
平成16年度に「e‐ラーニング等リッチメディアコンテンツの活用方法及び
制作研究」というテーマで活動を開始し、
「ICTの活用によるファッション都
市・KOBEの資産の発掘・保存に関する研究」と7年間継続して活動を行っ
てきた。
22年度は、21年度神戸ファッション美術館及び写真家安藤さんの協力の
もと超精細レースのデジタルカメラでの撮影した超接写映像をミント神戸・フ
レッツメディアスタジオでの神戸ファッション美術館の百々氏による説明会、
及び、神戸芸術工科大学の堀内氏の協力により刺繍版パワー・オブ・テン (デ
ジタル写真をハイビジョンムービー作品化)で製作され、「トランサンダン ア
ルティザナ」展で展示された作品の説明会等を行うことができた。
23年度は、22年度までの実績を踏まえ、更に精緻な技巧により制作され
た過去の作品のデジタルアーカイブ化の推進と、それに纏わる勉強会や報告会
を開催したいと計画する。
更に出来るだけ多くの方に関与して頂く事により、人材の交流を行う事も活動
の目的としたいと考える。
2. 研究期間
期間
平成23年7月~平成24年3月
3.参加メン
メンバー(氏名 50 音 順、以下全て敬称
敬称略)
辻村 謙一
専門学校神戸カレッジ・オブ・ファッション
中村 守男
株式会社サルード
西元 威
神戸市
浜崎 修二
有限会社パウゼ
原山 和繁
有限会社ビデオクラフト
渡邊 智明
神戸市
- 49 -
4. 活動記録
記録
第1回
日 時:平成23年7月12日(火)17:00~18:00
場 所:神戸ファッション美術館
参加者数:3人
講 師:百々学芸員(神戸ファッション美術館)
内 容:今年度の活動方針について。
第2回
日 時:平成23年12月1日(木)17:00~18:00
場 所:神戸ファッション美術館
参加者数:3人
講 師:百々学芸員(神戸ファッション美術館学芸員)
内 容:今年度の活動の具体的なスケジュールについて。
第3回
日 時:平成24年2月16日(木)17:00~18:00
場 所:神戸ファッション美術館
参加者数:3人
講 師:百々学芸員(神戸ファッション美術館)
内 容:セミナーの開催について
第4回
日 時:平成24年3月27日(火)18:30~20:00
場 所:神戸市勤労会館405号室
参加者数:20人
講 師:百々学芸員(神戸ファッション美術館)、安藤カメラマン
内 容:講演「極微の手わざを視る」
神戸ファッション美術館に貯蔵してある、歴史的にも価値の高い刺繍などの
服飾工芸の数々には、想像を絶する精緻な技巧によって装飾等が施されている。
しかし、残念ながらそれらの技法は、目を凝らしてもなかなか肉眼で見ること
が出来ない。それらをデジタルアーカイブ化する事によって、貯蔵品の真価をよ
り鮮明にし、更には教育コンテンツとして活用すべく、我々は活動を続けてきた。
他方、我々のワークショップと平行して、神戸ファッション美術館では“2012
年度春期服飾文化セミナー”等の活動を開始した。
今回は、それらを踏まえて、我々のプロジェクトの活動成果報告を兼ねた、
講演をお願いした。
また、撮影秘話として、安藤カメラマンからは、技術的な側面からの仔細な
説明があり、貴重な話しを聞く機会を得ることができ、アッという間の 1 時間
30 分だった。
- 50 -
5. まとめ
め
今年度の活動は、今後の方針も含めて検討する事から始まった。当該ワーク
ショップもそれなりの年数を重ね、方向性を再度確認出来たのは、大きな収穫
だと思います。
また、今年度の活動の総決算として、セミナーを開催する事を年度初めに定
め、実施する事が出来たので、我々の活動を今まで以上に知らしめる事が出来
たのではないかと自負します。
事務局様には、周知に関するご協力を頂きましたが、同時に繊研新聞さまに
は、告知をして貰う事も出来、更には Facebook を活用して、COPLI メンバー
以外の方々にも参加して頂けた事も、来年度以降の活動を推進するためにも、
大切な収穫となりました。
今回もプロカメラマンの安藤氏と、神戸ファッション美術館の学芸員である
百々氏、並びに COPLI 事務局をはじめとした、関係者の方々からのご協力がな
ければ、このような成果を残すことはできませんでした。改めて心から感謝を
申し上げます。
3 月 27 日のセミナーの様子
交流会の様子
- 51 -
平成23年度
年度
ワークショップ3
プ
「動画配信と
と Web
した企業 PR の 研究」 活動報告書
W b サイトを活用した
書
リーダー:藤岡 秀和(特定非営利活動法人HINT)
1.研究の
の テ ーマ・ねらい 等
中小企業・個人事業主・地域NPOなど中小・小規模組織のネットを利用し
たPRについて、本年度は YouTube や USTREAM に代表される動画配信を中心に
研究し、Web サイトへの組み込み等について、議論・検討する。
地域ICT推進協議会会員を中核として、地域の中小企業・個人事業主・地
域NPOなども参加できるフォーラムも兼ねた会議も開催し、地域ICT推進、
地域ビジネス活性化の研究と実践を兼ねたワークショップとしたい。
2. 研究期間
期間
平成23年6月~平成24年2月
3.参加メン
メンバー(氏名50音
音 順、敬称略)
井上 あい子
梅田 享伯
木村 泰介
後藤田 恵美
嶋
基二
竹村 拓也
辻村 謙一
土川 貴久
中嶋 諭
奈良 浩美
西尾 宝樹
西元 威
浜崎 修二
原山 和繁
藤岡 秀和
發知 良之
宮本 正和
盛田 政敏
脇浜 紀子
渡邊 智明
渡邉 祐一郎
特定非営利活動法人 HINT
メイヴァン・マイクロシステムズ株式会社
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
株式会社アルファミクス
株式会社アルファミクス
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
学校法人辻村学園
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
株式会社ステップワン
株式会社ムーブ
株式会社アルファミクス
神戸市
有限会社パウゼ
有限会社ビデオクラフト
特定非営利活動法人 HINT
株式会社アルファミクス
アイクラフト株式会社
盛田コンサルティング
特定非営利活動法人 HINT
神戸市
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
- 52 -
4. 活動記録
記録
第1回
日 時:平成23年6月23日(木)17:00~18:20
場 所:HINT会議室(三宮 サンパル7階)
テーマ:当WSの活動内容の確認
参加者数:10名
概 要:当WSの活動内容の確認。
(1)動画に関して講師を招聘
(2)動画撮影・配信環境、機器等についての実状の研究
(3)動画撮影施設の見学
(4)動画撮影・配信の実施・実演
第2回
日 時:平成23年 7 月27日(水)18:00~19:30
場 所:KOBE 3710 STUDIO(ポートアイランド 神戸国際交流会館 7 階)
テーマ:動画撮影施設、撮影・編集機器を見学し、撮影・配信環境の現状に
ついて確認する
参加者数:11名、オブザーバー2名、計13名
第3回
日 時:平成23年9月28日(水)18:30~19:30
場 所:ビジネスプラザひょうごITサポート室(三宮 サンパル 7 階)
テーマ:USTREAM ライブ配信と USTREAM ライブ配信のサイト組み込み実験に
ついて(第 1 回実験報告)
参加者数:10名
講 師:BAN-BAN テレビ株式会社(現:BAN-BAN ネットワークス株式会社)
編成制作部 部長 福田 宏司 様
第4回
日 時:平成23年10月26日(水)18:30~19:30
場 所:ビジネスプラザひょうごITサポート室(三宮 サンパル 7 階)
テーマ:番組制作・生中継と防災情報・地域情報発信の取り組みについて
参加者数:12名、オブザーバー6名、計18名
講 師:一般社団法人富山県ケーブルテレビ協議会
理事事務局長 西村 敏信様
- 53 -
第5回
日 時:平成24年1月20日(金)18:00~18:45
場 所:神戸三宮センタープラザ西館4階 会議室
テーマ:USTREAM ライブ配信と USTREAM ライブ配信のサイト組み込み実験に
ついて(第2回実験事前説明)
参加者数:7名
第6回
日 時:平成24年2月17日(金)18:30~19:30
場 所:ビジネスプラザひょうごITサポート室(三宮 サンパル 7 階)
テーマ:USTREAM 等のライブメディアを活用した地域情報の発信について
参加者数:20名(オープンワークショップとして、メンバー以外も参加)
講 師:株式会社ドットコム 代表取締役 今川敦史様
内 容:講演「誰もが情報発信できる」
~ライブメディアを活用した地域情報発信~
5 . まとめ
め
(1)ワークショップ背景
インターネットの利用者は年々増加し、平成 22 年 12 月末時点で 9462 万人に
達し、普及率は 78.2%になっています。また、平成 22 年 12 月末時点で自宅の
パソコンからインターネットにアクセスする方法として、ブロードバンド回線
の比率が 77.9%に達しています。
(総務省「平成 22 年通信利用動向調査」より)
インターネットの利用率が増加し、自宅パソコンがブロードバンド化される
ことによって、近年、動画コンテンツやフラッシュコンテンツをストレスなく
視聴できる環境が急激に整っています。
一方、Youtube や USTREAM などの動画配信サービスの普及や、スマートフォン
の急増によって、手軽に動画を撮影し、手軽に公開することが広く一般的に可
能となってきています。
(動画配信サイト全体への平成 23 年 11 月の月間アクセ
ス数の推定数は 2922 万人:株式会社ビデオリサーチインタラクティブの調査に
よる)
このように動画の「撮影」「配信」「視聴」の環境が整う事によって、中小企
業・個人事業主・地域NPOなど中小・小規模組織もこれらの環境・サービス
を利用し自社のPRを行う事が容易になって来ている現状を踏まえ、
「撮影」
「配
信」「視聴」の機能・サービスについて調査・実験し、動画による情報発信・P
Rの方法を議論しました。
(2) 動画撮影・配信環境、機器等の確認
本格的な動画撮影専用室、撮影・編集機材の調査のため、動画撮影・スチー
ル撮影が行える「KOBE 3710 STUDIO」を見学し、撮影室内の撮影機材・照明・
ホリゾント・クロマキー合成用背景等の設備の説明、編集室内の機器類の説明
- 54 -
(4)放送の実状、活用事例の研究
(一 社)富 山 県ケ ー ブ ルテ レ ビ協 議 会 理 事事 務 局長 西村 敏 信様 よ り生 中
継、番組放映の実状、防災等の緊急情報発信、地域情報の発信などについてご
講義をいただきました。防災等の緊急情報発信につきましてはシステム構築の
取り組み、定点カメラの活用等になど、地域情報の発信についてはコミュニテ
ィチャンネル「みてネット TOYAMA」や地元をアピールする取り組みである、越
中を自慢する会「越中の守」の活動などについてご紹介をしていただきました。
また、株式会社ドットコム代表取締役 今川敦史様からは「USTREAM 都市宣言」
についてのご説明や、USTREAM を活用した商店街の取り組み、企業の取り組みな
どをご紹介をしていただきました。
(5)動画配信の活用について
今年度の活動を通じて、
「撮影」
「閲覧」機能としてのスマートフォンの普及、
「蓄積」
「配信」機能としての動画配信サイトなどの活発化、回線の高速化によ
って、身近に動画情報を発信・受信する環境が整っていることを確認すること
ができ、動画配信を社会全体で活用をしていくための、コミュニティ・体制の
構築の必要性も確認できました。
今後はコミュニティづくり、体制づくり、著作権や肖像権などの法的問題へ
の対応等についてもふれながら、次年度は実践型として本ワークショップを継
続したいと考えます。
- 56 -
平成23年度
年度
ワークショップ4
ップ
「I
ICTT を利活
利活用した医療・ 介護分野における
分野
地域 ネットワークの研究」
活動報告書
ーク
告書
リーダー:發知
良之(株式会社アルファミクス)
1.研究の
の テ ーマ・ねらい 等
新こうべICT推進計画にも盛り込まれている「医療介護分野のICT化
ニーズ」。地域医療機関や訪問看護・介護事業者からのリクエストは、少子
高齢化や地域コミュニティの見守りとの共存など多岐に渡る。
また、医療介護分野におけるICT化促進のための人材や教育も不足して
いる。
本年は、対象の地域を選び、医療機関をはじめ介護事業者や行政担当窓口
とも意見交換を行う場を設けていき、COPLI会員へその情報を還元した
いと考えている。
本ワークショップでは、ICTを利活用してもらう環境を地域医療・介護
の支援の充実の観点から模索し、研究活動を行うことを目的とする。
2. 研究期間
期間
平成23年8月~平成24年1月
3.参加メン
メンバー(氏名 50 音順、 敬称略)
称略
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
稲丸 信夫
井上 あい子 特定非営利活動法人HINT
井内 善臣
兵庫県立大学
梅田 享伯
メイヴァン・マイクロシステムズ株式会社
甘中 豊
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
小牧 憲央
株式会社 NTT ドコモ関西支社 神戸支店
下野 隆廣
コベルコシステム株式会社
立岩 英樹
株式会社神選
谷口 尚生
株式会社神戸コミュニティ・エクスチェンジ
中村 守男
株式会社サルード
中山 智行
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
西元 威
神戸市
浜崎 修二
有限会社パウゼ
原山 和繁
有限会社ビデオクラフト
藤岡 秀和
特定非営利活動法人 HINT
藤本 博英
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
發知 良之
株式会社アルファミクス
- 57 -
弥久保 裕一
渡邊 智明
株式会社ステップワン
神戸市
4 . 活動記録
記録
第1回
日 時:平成23年8月9日(火)17:30~18:45
場 所:神戸市勤労会館 講習室406
参加者数:17名
形 式:フリートーク
議 題:「WS4キックオフミーティングを」
自己紹介と今年度活動の方向性について
テーマ:・地域拠点病院の機能分化に伴った担うべき役割の変化
・医療の高度化における病院間の格差・拠点病院と地域病院、地域開業
医・介護事業者の情報ネットワークの統一不良
・地域コミュニティと医療・介護機関を連携する仕組み不足(縦割り)
・医療・介護機関の従事者に対する ICT 教育、人材育成システムの不足
・患者情報の共有 などなど・・・
第2回
日 時:平成23年8月9日(火) 17:30~18:45
場 所:神戸三宮センタープラザ西館4階 4 号会議室
参加者数:17名
形 式:講演、質疑応答、ディスカッション
講 演:医療分野における先進事例紹介 その 1
「通信とデジタルヘルスの明日」
講 師:株式会社NTTドコモ 大畠巧
株式会社NTTドコモ 有田浩之
株式会社NTTドコモ関西支社 神戸支店 小牧 憲央
株式会社NTTドコモ関西支社 神戸支店
原 知希
概 要:NTTドコモが行っている医療分野における実証実験の経過や医
療業界が抱える戦略的課題など通信を活用した医療サービスへの
取組状況や東京における大学病院等との実証実験結果を紹介いた
だいた。
また、ドコモ R&D の取組み紹介として「通訳電話」のデモを行った。
5 . まとめ
め
ICT活用を推進したい現場ニーズと提供されるサービスの可能性をリサー
チし、情報を集積するとともにCOPLI会員が活用できるようにする。
さらに「医療都市神戸」を支える一助としてCOPLI会員間の連携を密に
し、具体的なサービスの提供も視野に入れ、事例によっては委員会やWSとの
協力も可能とした柔軟性も持たせたWS活動を目指したい。
- 58 -
平成23年度
年度
ワークショップ5
ップ
「LTE 等 の モバイルブロードバンド技術の
ード
効果的利用法に関する
研究」
的利用
究 」 活動報告書
リーダー:力宗
幸男(兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科)
1. 研究の テーマ・ねらい等
ー
ここ数年私どものワークショップでは、WIMAX、MediaFLO、ISDB-Tmm、LTE
等の可能性と課題の研究に取り組んできた。WIMAX は実用化されサービスが開
始され、また、ISDB-Tmm も認可され2012年4月1日にサービスが開始さ
れた。さらに、LTE についても2010年12月24日に、NTT ドコモが「Xi
( ク ロ ッ シ ー )」 の 名 前 で 、 ま た 2 0 1 2 年 3 月 1 5 日 に イ ー ・ ア ク セ ス が
「EMOBILE LTE」の名前でサービスをはじめた。
しかしながら、これらのモバイルブロードバンド技術の効果的な利用方法に
ついては、それぞれのキャリアもまだ模索しているのが現状である。
そこで、今年度は、これらのモバイルブロードバンド技術を有効に利用出来
るアプリケーションについて、研究を行ないたい。
現在利用出来るようになってきている LTE をはじめとするモバイルブロード
バンド通信技術を効果的に利用することのできるアプリケーションの可能性に
ついて調査・研究することにより、地域 ICT 推進協議会の「産学公民」の今後
の事業展開に資することを目的とする。
2. 研究期間
期間
平成23年9月~平成24年3月
3.参加メン
メンバー(氏名 50音
0 音 順、敬称略)
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
池 智太郎
株式会社ムーブ
市成 修
メイヴァン・マイクロシステムズ株式会社
梅田 享伯
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
木田 和正
株式会社 NTT ドコモ関西支社 神戸支店
小牧 憲央
小田原 武士 株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
永吉 一郎
株式会社神戸デジタル・ラボ
奈良 浩美
株式会社ムーブ
西元 威
神戸市
浜崎 修二
有限会社パウゼ
原山 和繁
有限会社ビデオクラフト
藤井 保志
インタービジネスネットワーク
藤岡 秀和
特定非営利活動法人 HINT
- 59 -
藤田 則行
宮本 正和
盛田 政敏
弥久保 裕一
力宗 幸男
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター
アイクラフト株式会社
盛田コンサルティング
株式会社ステップワン
兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科
4. 活動記録
記録
第1回
ワークショップ開催
日 時:平成23年9月22日(木)18:30〜20:00
場 所:株式会社UBL(ユー・ビー・エル)1階奥 会議室
演 題:「LTEベーシック確認」
講 師:株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ関西支社
神戸支店 法人営業部 小牧 憲央 氏
参加者:12名
第2回
ワークショップ開催
日 時:平成23年12月22日(木)18:30〜20:00
場 所:株式会社NTTドコモ関西支社 神戸支店 4階会議室
講 師:株式会社NTTドコモ関西支社
神戸支店 法人営業部 小牧 憲央 氏
演 題:「LTE、Xi のその後の変化」
参加者:10名
第3回
ワークショップ開催
日 時:平成24年3月16日(金)18:30〜20:00
場 所:株式会社NTTドコモ関西支社 神戸支店 4階会議室
講 師:株式会社NTTドコモ関西支社
神戸支店 法人営業部 原 知希 氏
演 題:「まとめと今後の課題」
参加者:8名
- 60 -
5. 研究報告書
報告
① はじめに
に
ここ数年私どものワークショップでは、WIMAX、MediaFLO、ISDB-Tmm、LTE 等
の可能性と課題の研究に取り組んできた。そして今年度は、再度 LTE 等モバイ
ルブロードバンド技術の効果的利用法についての研究を行なった。
②LTE とは
LTE(Long Term Evolution)とはモバイル端末向けの高速データ通信の方
式 の 国 際 規 格 で あ る 。 仕 様 は 、 2009 年 3 月 に 標 準 化 団 体 の 3 GPP(Third
Generation Partnership Project)にて決定された。技術的には、W-CDMA(第 3
世代携帯電話:3G)や HSPA(High Speed Packet Access)(3.5G)の
延長線上にある。現在の主流である3G と次世代の第 4 世代携帯電話(4G)と
の間の技術であるため3.9G と呼ばれることもある。
LTE は、通信速度が速いだけではなく、コネクションの遅延が小さくかつ周
波数の利用効率が高いという特徴を持っている(図1参照)。
通常の HSPA は5MHz 幅の帯域を使用するが、LTE は最大幅20MHz を利用
できるので、対 HSPA、速度で最大 24 倍、容量で 4 倍程度が達成できる(図1
参照)。
図1:LTE と HSPA 比較
出典:日経新聞 2010 年 7 月 13 日(電子版)
③ LTE の 現状
日本では2010年12月に NTT ドコモが、
「Xi(クロッシー)」という名で
サービスをはじめ、2012年3月には、イー・アクセスが「EMOBILE LTE」
という名のサービスを開始した。)。ソフトバンクは、2012年秋以降、au は
2012年12月のサービス開始の発表を行なった(図2参照)。
- 61 -
図2:国内キャリア LTE サービス状況
出典:Google Pad http://gpad.tv/topic/softbank-lte-smartphone-2012/より作成
Xi では、屋内施設では下り最大75Mbps、上り最大25Mbps のスピードを達
せし、屋外では上り最大37.5Mbps、下り最大12.5Mbps を達成している。
Xi の特徴は、FOMA(HSPA: High Speed Packet Access)と比べて、「高速」、
「大容量」、「低遅延」であることである(表1参照)。
表1:Xi(LTE)と FORMA(HSPA)との比較
高速
大容量
低遅延
約 10 倍
約3倍
約 1/4
よりリッチなコンテツへの展開が可能に
大容量通信への対応
サービスの高速化
出典:http://www.nttdocomo.co.jp/xi/index.html より作成
また、EMOBILE LTE では、下り最大75Mbps、上り最大25Mbps を実現して
いる。
一 方 海 外 で は 、 モ バ イ ル 通 信 の 業 界 団 体 GSA(Global mobile Suppliers
Association)が2012年の 1 月に発表した内容によると、世界の 29 ヶ国 49 通
信事業者で LTE の商用導入が開始されている(2012年1月5日発表、表2
参照)。
表2を見ると、世界では LTE が本格的に導入され、特に北欧を含む欧州が多
いことが分かる。
また、2012年4月4日の GSA の発表によれば、メーカ63社が347機
種の LTE 対応携帯端末を発売している。
④LTE 用ア プリケーション
ョ
LTE の特徴である高速大容量低遅延を生かしたアプリケーションには、例え
ばオンラインゲームや、Ustream 等の高速動画像配信、3D オンラインアプリ、
ヴィデオ通話アプリ、リモートデスクトップアプリ、都市開発ゲーム等が出て
きている。
- 62 -
NTT ドコモでは、LTE タブレットの高速通信と大画面を生かしたサービスキャ
ンペーンを発表している。それらは、ハリウッド映画や人気海外ドラマの動画
配信サービス「Hulu」、よしもと芸人のバラエティ動画配信サービス「 JOOKEY」、
ビデオ・コミュニケーションサービス「Qik ビデオ for DOCOMO」、オンライン
ゲームサービス「G CLOUD」、Youtube をテレビやパソコンで楽しめるサービス
「Twonky」である。
⑤LTE の課題
LTE の特徴を活かすことのできるアプリケーションについては、④LTE 用ア
プリケーション、で述べたように、様々なアプリケーションやサービスが出て
きているが、NTT ドコモが夢を描いている、多言語間の同時通訳やディスプレ
イ を 景 色 に か ざ す と 、 過 去 の 街 並 み が 見 え る と い う 高 速 ・ 低 遅 延 通 信 の AR
(Augmented Reality)は、残念ながら現在のところまだ現れていない。これら
のアプリケーションやサービスが出てきて、真に LTE の特徴を活かすことが出
来ると思われる。
⑤ おわりに
に
日本に於いても、LTE のサービスがスタートし、ブロードバンドモバイル通
信が実現した。しかしながら、④LTE の課題で述べたように、LTE の特徴を充
分に生かしたアプリケーションやサービスの登場に期待をしたい。
表2:商用 LTE 開始国海外での LTE
国
通信事業者
開始日
1 ノルウェー
TeliaSonera
2009 年 12 月 15 日
2 スウェーデン
TeliaSonera
2009 年 12 月 15 日
3 ウズベキスタン
MTS
2010 年 7 月 28 日
4 ウズベキスタン
Ucell
2010 年 8 月 9 日
5 ポーランド
Mobyland & CenterNet
2010 年 9 月 7 日
6 アメリカ
MetroPCS
2010 年 9 月 21 日
7 オーストリア
A1 Telekom Austria
2010 年 11 月 5 日
8 スウェーデン
TeleNor Sweden
2010 年 11 月 15 日
9 スウェーデン
Tele2 Sweden
2010 年 11 月 15 日
10 香港
CSL Limited
2010 年 11 月 30 日
11 フィンランド
TeliaSonera
2010 年 11 月 30 日
12 ドイツ
Vodafone Germany
2010 年 12 月 1 日
13 アメリカ
Verizon Wireless
2010 年 12 月 5 日
14 フィンランド
Elisa
2010 年 12 月 8 日
15 デンマーク
TeliaSonera
2010 年 12 月 9 日
16 エストニア
EMT
2010 年 12 月 17 日
17 日本
NTT ドコモ
2010 年 12 月 24 日
- 63 -
18 ドイツ
T-Mobile
2011 年 4 月 5 日
19 フィリピン
Smart
2011 年 4 月 16 日
20 リトアニア
Omnitel
2011 年 4 月 28 日
21 ラトビア
LMT
2011 年 5 月 31 日
22 シンガポール
M1
2011 年 6 月 21 日
23 韓国
SK Telecom
2011 年 7 月 1 日
24 韓国
LG U+
2011 年 7 月 1 日
25 ドイツ
Telefonica Germany
2011 年 7 月 1 日
26 カナダ
Roger Wireless
2011 年 7 月 1 日
27 オーストリア
T-Mobile
2011 年 7 月 28 日
28 カナダ
Bell
2011 年 9 月 14 日
29 サウジアラビア
Mobily
2011 年 9 月 14 日
30 サウジアラビア
Zain
2011 年 9 月 14 日
31 サウジアラビア
STC
2011 年 9 月 14 日
32 アメリカ
AT&T
2011 年 9 月 18 日
33 UAE
Etisalat
2011 年 9 月 25 日
34 オーストラリア
Telstra
2011 年 9 月 27 日
35 デンマーク
TDC
2011 年 10 月 10 日
36 オーストリア
3
2011 年 11 月 18 日
37 プエルトリコ
AT&T Mobility
2011 年 11 月 24 日
38 プエルトリコ
Claro
39 ベラルーシ
Yota Bel
2011 年 12 月 13 日
40 ブラジル
Sky Brazil
2011 年 12 月 13 日
41 フィンランド
DNA
2011 年 12 月 13 日
42 ウルグアイ
Antel
2011 年 12 月 13 日
43 アメリカ
Cricket
2011 年 12 月 21 日
44 シンガポール
Singtel
2011 年 12 月 22 日
45 クウェート
Viva
2011 年 12 月 27 日
46 アルメニア
Vivacell-MTS
2011 年 12 月 28 日
47 バーレーン
Viva Bahrain
2012 年 1 月 1 日
48 ハンガリー
T-Mobile
2012 年 1 月 1 日
49 韓国
KT
2012 年 1 月 3 日
2011 年 12 月 1 日
出典:InfoCom ニューズレターGlobal Perspective
http://www.icr.co.jp/newsletter/global_perspective/2012/Gpre201208.html より作成
- 64 -
平成23年度
年度
ワークショップ6
プ
「効果的な訴求
訴求・広報の 実践的研究」
活動報告書
的研
書
リーダー:前田 裕昭(株式会社神戸新聞社)
1.研
研 究のテーマ・ねらい等
商品や企業、社会的活動のイメージは適確な情報発信、メディア露出がカ
ギである。では、効果的な訴求、広報とはどのようなものか。
本ワークショップでは、メンバーの関心ある組織や企業の関係者を講師に
招き、どのような展開やイメージ形成の配慮があるかを聞く。また、関心あ
る場所へ直接赴き、説明を受ける。そうした中で、文章・写真・映像などの
スキル、さまざまなメディアの特質、発信のタイミングなどのノウハウ、最
低限必要な人脈などについて、実践的な話を得つつ、参加会員の広報・宣伝
の発信力向上について学ぶを旨とする。また、その体験を討議の素材とし、
地元企業の情報発信力向上のためには、これから何が必要かを考える場とし
た。
なお、テーマによっては、当初申し込みがなかった会員の方でも参加可能
とした。また、研究会終了後は任意で懇親会の場を設け、ゲスト講師を交え
てアイデアや課題と展望についての情報交換と共に交流の機会とした。
2 . 研究期間
期間
平成23年5月~平成24年1月
3.参
参 加メ ンバー(
氏名
敬称略)
バ
名 50音順、敬称
50
秋吉 一郎
兵庫県立大学
井内 善臣
兵庫県立大学
梅田 享伯
メイヴァン・マイクロシステムズ株式会社
佐伯 里香
株式会社ユーシステム
高橋 知秀
東洋経済調査株式会社
中村 守男
株式会社サルード
西元 威
神戸市
橋本 真爾
橋本総合法律事務所
浜崎 修二
有限会社パウゼ
原山 和繁
有限会社ビデオクラフト
前田 裕昭
神戸新聞社
森崎 清登
近畿タクシー株式会社
渡邊 智明
神戸市
- 65 -
4. 活動記録
記録
第1回
日
時:平成23年5月10日(火)18:00~19:00
場
所:神戸新聞社 会議室
テ ー マ:今年度活動の具体的な内容検討
参 加 者 数:5名
概
要:前年度はメンバーの関心がある組織・企業について、その置かれ
ている状況や対策、具体的な活動と情報発信への取り組みについ
て聞いた。加えて講師を招く機会だけでなく、できるだけ現地へ
出かけて実際の様子を伺った。WSメンバー以外からも多数参加
が得られた機会もあり、全体的に興味深く学ぶことが多かったと
好評であったため、今年度も方針は変えずに進めることとした。
第2回
日
時:平成23年5月27日(木)13:30~15:00
場
所:神戸市役所11階 会議室
テ ー マ:源平史跡見学コース検討など
参 加 者 数:4名
概
要:平清盛にゆかりのある史跡、寺社を主に源平史跡を実地見学する
コースや移動手段について検討した。
第3回
時:平成23年6月11日(土)10:00~17:30
日
場
所:神戸市内の源平史跡
テ ー マ:「観光資源としての源平史跡」
参 加 者 数:20名
概
要:NHK大河ドラマ「清盛」放映開始に伴い、観光資源としての状
況を把握し、最適な情報発信やキャンペーンについて考えるため、
清盛ゆかりの史跡、寺社を始めとして神戸市内の源平史跡をマイ
クロバスで巡回。ドラマの歴史館建設予定地を含め、兵庫区~須
磨区~長田区と20数カ所にわたって見学した。見学後は、長田
で鉄人や三国志プロジェクトを進めるメンバーと合流。今回の見
学の感想など語り合いつつ大いに懇親を深めた。
第4回
時:平成23年6月17日(金)18:00~20:00
日
場
所:神戸市勤労会館 講習室405
講
師:株式会社紀伊國屋書店 店売総本部 市橋 栄一氏
テ ー マ:「電子書籍の現況と今後」
参 加 者 数:37名
- 66 -
概
要:COPLIセミナーと共催。出版業界では雑誌・書籍共に売り上
げの落ち込みが続く中、電子ブックリーダーの登場やスマートフ
ォンの急成長などを背景に、電子出版物の売り上げが伸びてきた。
そうした現状を踏まえつつ、これから想定される電子出版とはど
のようなものか。また最も大きな影響を受けそうな書店業界は、
どのように対応しようとしているのか。アメリカでの店舗経験が
長く、日米両国の業界事情に詳しい講師から業界を取り巻く状況
と今後の流れについて聞いた。
第5回
日
場
講
時:平成23年11月24日(木)18:30~20:00
所:神戸新聞社14F 2号会議室
師:株式会社アーテックスラボラトリー 佐藤義彦氏
http://www.artexlab.com/
テ ー マ:「WEB上の様々な反応を調査・分析する Reputation research」
参 加 者 数:12名
概
要:ブログや関連する各種サイトにおける言語を解析し、自社に関す
る評判などを把握。対策への要件として積極的にマーケティング
に活かしていく Reputation research の手法と課題について聞い
た。
第6回
日
時:平成24年1月13日(金)18:30~20:00
場
所:神戸新聞社14F 2号会議室
講
師:株式会社NTTデータ 高田正行氏
テ ー マ:『世の中の声を分析することで次の一手が見えてくる
~ソーシャルメディア/社内管理情報の横断分析を実践する~』
参 加 者 数:47名
概
要:「VOC」(Voice Of Custmer)という言葉が浸透し、「顧客の声を大
切にする」という取組みは多くの企業が実践している。しかし一
方で Blog/Twitter といったネット上の情報については、いまだ
懐疑的に見られる傾向が強い。実際にどの様な声がネット上で語
られているかを例示しつつ、NTTデータが提供するソーシャル
メディア/社内管理情報横断分析サービス「なずきのおと」を利
用すれば、その声の解析が企業にどの様な活用の可能性をもたら
すのかを聞いた。
5.ま
まとめ
め
NHK大河ドラマ「清盛」は神戸が舞台となって、大いに観光に寄与することが期
待された。今回は2005年の「義経」の時以上に力が入り、ドラマ館、歴史館の設置
- 67 -
や「神戸 DE 清盛」のキャンペーンも開始されている。「義経」放映当時の見学と比べ
て整備された史跡もあったが、概ね以前と変わらず、大きな観光資源とするには難し
いものが多かった。加えて史跡間の移動も便利とは言い難い。今回の放映とイベント
によって、どの程度の経済効果が生まれるか楽しみではあるが、源平史跡に限らず、
情報発信以前に整えなくてはならない課題も見えた気がした。なお、株式会社神戸
デザインクリエイティブ他、見学後半で長田の皆さんにはとてもお世話になりました。
ここで御礼を申し述べさせて頂きます。
Amazonに代表されるECや電子出版は着実に業績を伸ばしてきているが、一方
で地方の書店廃業が増えている。供給能力の差が全てだと言えるが、地域内で流通
していた金が外へ流れ出てしまうのだ。出版物全体の売り上げが下落傾向なのも廃
業の原因としてあるだろうが、ICTの進展が少しずつ地域を蝕んでいくのは、出版業
界だけのことではあるまい。地方に店舗が無くなることは求人の減少を意味する。IC
T推進の立場をとる者として、あらためて考えさせられた。
商品やサービスに関して、ネット上にあふれる声を拾い出し解析する仕組みが大き
く進歩している。しかし、そういった情報については、いまだ懐疑的に見られる傾向も
根強くある。クライアントに応じて言語解析エンジンを最適化しながらマーケティング
に役立てるシステムを構築する地元企業アーテックスラボラトリー。新開発した言語解
析エンジン「なずきのおと」を基に、様々なサービスをパッケージ販売するNTTデータ。
両社から、具体的な活用例と課題について聞いた。詰まるところ、氾濫する顧客の声
の中から、調査目的に最適なサンプル(言葉)をどれだけ的確に拾い出せるか、雑音
的なデータを取り除けるかに尽きるようだ。物品の購入サイトにはメーカーの人間が
直接携わってコメントするなどの現実は半ば常識となってきた中で、情報操作に無関
係の情報か否かの判断は非常に難しい。やはり、きちんとニュートラルでリベラルな人
たちを調査対象として囲い込んでおけるかどうか。その意味でデータバイアスの問題
はあるものの、ニフティ・フォーラムの時代の手法などは、これから見直されてくるので
はないかと思われた。
本WSは、基本的なスキルやノウハウの研究に始まり、訴求素材に最適なメディア
研究へと移り、実際に企業訪問しつつ、その実践を聴く形へと進んできました。今後
も希望があれば地域企業なり団体、組織の訴求について、あるいは注目の技術につ
いて。より具体的な見学、研究を進めていきたいと考えます。
例年通り、それぞれ参加者有志から感想を頂いたので、それをもって本年の結び
とします。
☆2011年度、私は初回キックオフしか参加できませんでしたが、11月24日に開催され
た佐藤義彦氏のご講演「Reputation Marketing」へのコメントを書きます。ブログ、ツイ
ッター、フェイスブック等のメディアを通じて、市場の消費者は情報を発信でき、これ
らの情報が分析されて「評判(レピュテーション)」となり、反対に上記のメディア通じて
市場に発信されます。企業にとって、良い情報だけでなく、事故や不祥事などの悪
い情報も包み隠さず、改善策も含めて消費者にいち早く伝えることは企業の社会的
責任であり、また情報を基に公正な「評判(レピュテーション)」を作成することも分析
者の社会的責任であると感じます。「Reputation Marketing」による企業と消費者との
- 68 -
コミュニーションは、今後ますます重要になってくると思います。[秋吉]
☆参加できたのは、源平史跡見学のみでしたが楽しかったです。平源の物語性を理解
するには自身の知識が足らなかったのですが、路地裏にたたずむ史跡の雰囲気は
栄枯盛衰の思いでした。県外観光者の視点から振り返ると、観光化されていないの
がいいという声は少数で、大半は案内表示、駐車場所、休憩所などの環境が整備さ
せていないのがもったいないと感じる人が大半だと思いました。すぐれた広報素材が
あるのにもったいない気がしましたが、広報領域でカバーするのは難しいと感じました。
参加したいテーマもありましたが、仕事と重なってしまいました。ということで、全体的
に満足でした。[梅田]
☆①源平史跡見学では、近くにあるのに気付かなかったところを多く見学できた。しかし
ながら、大河ドラマの影響で大勢の人が押し寄せるであろうに案内表示、駐車場やト
イレなど整備が不十分なところが多かった。それにしても、一の谷の坂は大変だった。
体験スポットとして売り出せば、クチコミのネタにならないだろうか。心臓破りスポットと
か、筋肉痛間違いなしスポットとか。行った後、忘れられないと思うのだが。
②Reputation Research 研究の「Artex Lab.によるWEB上言語解析手法と効果」と
NTT データの WEB 上言語解析サービス「なずきのおと」は、これからの解析ツールと
して、どのように応用していけるか大きな可能性があるだけに興味深かった。
どちらも如何に柔軟性の高いシステムが作れるかがポイントになると思われるが、ソー
シャルメディア活用のプロモーション効果測定や風評調査に大いに力を発揮するだ
ろう。[佐伯]
☆「WEB上の様々な反応を調査・分析する Reputation research」に参加しました。現
在インターネットを利用しないビジネスは成り立たなくなっている社会で氾濫している
情報の中で、ログ解析から必要とされている「もの」は何なのか方法としては足を運ん
だりアンケートを採る手間が省け、膨大な範囲から情報を得ることが出来るので大変
効果があるようには思えるが、自社に置き換えて今必要かとなればそれに必要な投
資額と効果を思うと、アクセス解析によるWEB上の評価を使いこなせるだけの知識
に自信がないので、利用するには躊躇しますが、インターネットの社会ではWEB上の
様々な反応を調査・分析して、自社の広報などに活かす方法もあるんだとの知って
おけたことは、収穫でした。[高橋]
☆今年度のワークショップもタイムリーなテーマと内容であり、「電子書籍の現況と今後」
では、本を売る「書店」の視点からの講演を聞くことができ、また、「世の中の声を分
析することで次の一手が見えてくる」と題した講演では、WEB 上言語解析サービスを
活用した新しいマーケティング手法の展開を興味深く聞かせていただきました。現在、
このワークショップで得たことを仕事に生かすべく、模索しております。でも、今年度
の個人的な大ヒットは、NHK の大河ドラマ「平清盛」を先取りして実施した「源平史跡
見学」です。バスをチャーターした本格的な見学会で、「こ、こ、こんなところがあった
のか!」など大いに盛り上がりました。ただ、インターネットで中継するべきであったと
後悔しています。[西元]
☆本年度の本ワークショップでは、NHK大河ドラマ「平清盛」をめぐる神戸市の観光P
Rの問題や、出版や広告宣伝活動へのICT技術の利用をめぐる各社の取り組みな
- 69 -
どについてのお話を伺いました。まず、「源平史跡見学」の感想としては、神戸市内
には平家に絡む史跡は数多いものの、メインとなる史跡がなく、所在も分散しており、
観光客を呼ぶにはそれらを関連づけるストーリー構築の必要性を感じました。
「電子書籍の現状と今後」については、出版不況やモバイル端末の急速な普及とい
う昨今の状況を考えると、周辺環境の整備によって、今後、電子書籍がさらに発展
する可能性を感じました。
また、「WEB上言語解析」については、言語解析技術を利用した機動的で効果的な
広告手法が、これからのWEB広告の進化を予感させました。このように、今年度の
本WSでは、様々な活動を通じて、出版・広告・PRの各方面に色々な示唆をいただ
いたように思います。[橋本]
☆①源平史跡見学
大河ドラマ平清盛に先駆け、源平史跡を巡ってみて、地元の方々により大切にされ
ている史跡もあるが、観光名所としてアピールするには何処も整備されいるとは言い
がたく、誰もが楽しめるようにはなっていない。
また、最近では、この史跡をめぐる色々なモデルコースの案内のパンフレットがあるが、
本当に歴史に興味を持って巡られる方で無いとがっかりするのではないだろうか。
②セミナー「電子書籍の現況と今後」
電子書籍販売を考える前提としてで説明があった、日本とアメリカの出版物の出版
流通での利益構造や商品の仕入の違い、本屋さんの店の営業方針の違いなど、文
化・習慣が違うとは言え色々とわかり勉強になった。
電子書籍に関しては、紙の書籍とは全く違ってくる、製造コスト・販売形態・決済など
全てが変り、今後電子書籍が普及すると、本を本屋さんで見て買うという行動がなく
なり、従来通りの本屋さんという存在意味が薄れてくるのではないだろうか。
又、この頃は、マニュアル・教科書等を iPad で配布し紙をなくし、情報の更新をスピ
ーディーにする傾向にあるが、じっくり読むにはやっぱり紙の本が捨てがたいです。
③Reputation Research 研究1「Artex Lab.による WEB 上言語解析手法と効果」
インターネット上に溢れている情報を、このような形で自動的に分析できユーザの本
音がわかると、アンケート調査とは違い隠れている本音が見えてくるのはすごいことだ
と思います。ただ、インターネット上には故意に有る目的に為に流されている情報も
多く、この点はままだまだ人の手を介さないと正確な分析が出来ないのが難点でしょ
うか。
今後は、分析データから本音を事前に予測と出来るともっと利用価値が上がり、いろ
んな面で物事を良くする情報を提供できるのではないだろうか。[浜崎]
- 70 -
平成2
報告書
平成
成23年度
年度 収支決算
収支決算報告書
(平成23年4月1日から平成24年3月31日)
収入の
収入の部
項
目
会員会費収入
セミナー等分担金
交流会等参加費ほか雑収
入
予算対比
(増減)
(単位:円)
前年対比
(増減)
0
△40,000
0 0
22 年度
決 算 額
23 年度
予 算 額
23 年度
決 算 額
3,390,000
3
0 0
3,350,000
0 0
3,350,
0
0 000
0
100,000
0 0
16,
16
6,000
△84,000
4 0
16,000
6
641,000
1 0
800,000
0 0
766,000
6 0
△34,000
4 0
125,000
5 0
1,956,518
1
6 1
2,404,332
4 3
2,404,332
4 3
0
447,814
7 1
467
6
467
6
△159
5
6,536,799
6 9
△117,533
7
548,655
8 5
(総会・セミナー・情報交流会
等)
前年度繰越金
預金利息
収
626
2
入 合 計
5,988,144
5
8 4
6,654,332
4 3
支出の部
項
目
プロジェクト等事業費
交流・視察
ICT企業支援
地域貢献
P-MODAN神戸
ワークショップ
情報発信経費
22 年度
決 算 額
512,476
2 7
23 年度
予 算 額
1,950
0,000
0
23 年度
決 算 額
1,402,521
2 2
155,535
144,694
70,820
0
141,427
400,000
400,000
400,000
150,000
600,000
382,187
283,630
392,472
139,653
204,579
962,244
2 4
1,262,000
2 0
1,002,000
2 0
60,000
882,000
80,000
882,000
120,000
882,000
20,244
300,000
0
1,392,212
2 1
1,850,000
0 0
1,493,541
3 4
731,662
382,150
278,400
750,000
600,000
500,000
689,231
579,350
224,960
716,880
6 8
792,332
2 3
676,960
6 6
630,000
86,880
630,000
162,332
630,000
46,960
3,583,812
3
3 1
5,854,332
4 3
2,404,332
2
4 3
800,000
0 0
(単位:円)
予算対比
前年対比
(増減)
(増減)
890,045
△547,479
0 4
7
△260,000
0
39,756
9
△356,459
6
101,329
1 2
△115,372
5
△39,920
9 2
4,575,022
5 2
△1,279,31
9 10
991,
1 210
1
1,961,777
1 7
1,161,777
1 7
△442,555
2
(ホームページ運営等)
ライター原稿料等
ニュース編集・制作、サーバ
管理、ホームページ更新費
広報活動
総会・セミナー開催経費
総会
セミナー
情報交流会
事務局運営経費ほか
事務局運営経費
雑費
支
出 合 計
次 年 度 繰 越 金
- 71 -
- 72 -
地域 I CT 推 進協議会 (COPLI)規約
(
P
)
(名 称)
)と称する。英語表記は、
第1条 本会は、地域ICT推進協議会(以下「協議会」という。
Council for Promotion of Local Information, Communication and Technology とし、
通称名は“COPLI”
(コプリ)とする。
(目 的)
第2条 本協議会は、ICTを利活用することにより、新しい産業活動の創造とICT関
連産業の集積・活性化並びに地域社会・経済の発展等に資することを目的とする。
(活動内容)
第3条 本協議会は、前条の目的を達成するために、次の活動を行う。
(1)会員相互間の情報交換及び交流に関すること
(2)ICTに関する調査・研究及び提言並びに実践に関すること
(3)ICTに関する啓発並びに人材育成、研修会、講演会に関すること
(4)協議会と同じ目的を持った団体や他地域の諸団体との連携に関すること
(5)ICT関連産業の集積・活性化の支援に関すること
(6)ICT新技術の情報収集と提供に関すること
(7)ICTを活用し、地域社会に貢献すること
(8)その他、協議会の目的に資する事業
(会 員)
第4条 本協議会は、次のメンバーで構成する。
(1)一般会員……協議会の活動の目的に賛同し、参画する企業・団体
(2)個人会員……協議会の活動の目的に賛同し、参画する個人
(3)特別会員……上記以外で協議会の目的に賛同し協力頂ける企業・団体・個人
(役 員)
第5条 本協議会に、次の役員をおく。
(1)会長 1名
(2)副会長 若干名
(4)事務局長 1名
(5)監事
2名
(3)幹事 15名程度
(役員等の選任)
第6条 会長は、総会において会員の中から選任する。
2 副会長、監事は、総会において会員の中から選任する。
3 幹事、事務局長は、会員の中から会長が指名する。
4 会長は、特別会員の中から特に指名する者を、協議会の運営に対し必要なアドバイス
等を行う顧問ないしオブザーバーとすることができる。
- 73 -
(役員の職務)
第7条 会長は、協議会を代表し、業務を総括する。
2 副会長は、会長を補佐するとともに、会長に事故があったとき、その職務を代行する。
3 幹事は、協議会の目的を円滑に進めるため、必要な業務を執行する。
4 事務局長は、協議会の事務を統括し処理する。
5 監事は、協議会の業務及び会計を監査する。
(役員の任期)
第8条 役員の任期は、2年間とする。ただし、再任を妨げない。
2 役員は、会長に報告の上、自己の都合により辞任することができる。
3 役員に欠員が生じた場合、第6条の規定に基づき選任し、その任期は前任者の在任期
間とする。
4 役員は、任期満了の場合においても、後任者が就任するまでは、前任者がその職務を
行うものとする。
(総 会)
第9条 総会は、会員をもって構成する。
2 総会は、会長がこれを招集する。
3 総会の議事運営は、会長が主宰する。
(総会の決議事項)
第 10 条 総会は、次の事項を決議する。
(1)事業計画及び予算の決定
(2)事業報告及び収支決算の承認
(3)規約の変更
(4)会長、副会長及び監事の選任
(5)その他協議会の運営に関する重要事項
(幹事会)
第 11 条 協議会に幹事会をおく。
2 幹事会は、会長、副会長及び幹事をもって構成する。必要があると認めるときは、会
長は顧問及びオブザーバーに出席を求めることができる。
3 幹事会は、第3条に定める活動に関する企画・立案を行うとともに、次の事項を議決
する。
(1)総会に付議すべき事項
(2)総会の議決した事項の執行に関すること
(3)その他総会の議決を要しない業務の執行に関すること
4 幹事会は、会長、副会長の承認を得て事務局長が召集する。
- 74 -
(実行委員会等)
第 12 条 第3条に定める活動を行うため、
必要に応じて事業別実行委員会やワークショッ
プ(以下「実行委員会等」という。
)を置くことができる。
2 実行委員会等の構成、設置及び運営に関して必要な事項は、幹事会で定める。
(会 費)
第 13 条 協議会の運営に要する費用は、会員が納入する会費をもって充てる。
2 個人会員および一般会員の会費は別表に定めるとおりとする。ただし、特別会員につ
いては別途定める。
3 神戸市の年間の負担金は30万円とする。
(入退会)
第 14 条 協議会への入会、
または協議会からの退会を希望するものは、
事務局へ入会届
(退
会届)を提出するものとする。提出された入会届(退会届)については、幹事会の承認
をもって入会(退会)とする。
2 前条の会費を2年間に渡り滞納した会員に対して、一定の期間を設けて督促を行った
にも関わらず、なお会費の納入が無い場合には、幹事会の決定により当該会員を退会さ
せることができる。
(事業年度)
第 15 条 協議会の事業年度は、
毎年4月1日に始まり、
翌年3月31日をもって終了する。
(事務局)
第 16 条 協議会の庶務を行うため事務局を置く。
(個人情報の取り扱い)
第 17 条 協議会の活動において、個人情報を取り扱うときは、個人情報の保護に関する法
律等法令の定める取り扱いに準拠して取り扱うものとする。
(その他)
第 18 条 このほか、前記規約に定めのない事項は、幹事会の協議を経て別途決定する。
附 則
1 この規約は、平成19年5月21日から適用する。
2 この規約は、平成20年5月16日から適用する。ただし、第13条2項および別表
については、平成20年4月1日から適用する。
3 この規約は、平成23年5月11日から適用する。
4 この規約は、平成24年5月12日から適用する。
- 75 -
(別表)
従業員数および売上高
個人会員
会費(1口)
3万円
5人以下または5千万円以下
4万円
100人以下または10億円以下
5万円
101人以上かつ10億1円以上
またはその他の企業団体など
6万円
※ 従業員数については、中小企業基本法における、サービス業の中小企業の定義に準拠
※ 従業員数および売上高については、企業の総従業員数および総売上高で判断する
(支店単位などは不可)
- 76 -
地域ICT推進協議会(COPLI)規約(案)ぬきがき
(現
(改 正 案)
行)
第 13 条 協議会の運営に要する費用は、会員が
納入する会費をもって充てる。
2 個人会員および一般会員の会費は別表に定
めるとおりとする。ただし、特別会員について
は別途定める。
3 神戸市の年間の負担金は30万円とする。
附 則 1、2、3略
4 特別会員の会費については、当面の間、本 4 この規約は、平成24年5月12日から適
協議会の前身団体における会費の例によるもの 用する。
とする。
- 77 -
地域I
地域ICT推進協議会(COPLI) 役員等
役員等一覧(案)
一覧
(順不同・敬称略)
会
長 山田
昭(CONSULTING FIRM ANTON 代表
(前 株式会社NSソリューションズ関西 代表取締役社長))
副 会 長
井内 善臣(兵庫県立大学 経営学部 教授)
永吉 一郎(株式会社神戸デジタル・ラボ 代表取締役)
前田 裕昭(株式会社神戸新聞社 企画総務局 経営企画室 室長)
監
事 藤田 敦大(神戸商工会議所 管理部 管理チーム)
盛田 政敏(盛田コンサルティング 代表)
幹
事 秋國
秋定
寛(株式会社ワイズエッグ 代表取締役)
敦(神戸市 企画調整局 情報化推進部 ICT計画推進担当課長)
石若 通利(株式会社さくらケーシーエス 事業推進部 技術統括グループ
IT スペシャリスト)
井上 智夫(株式会社神戸製鋼所 計電装システム部 次長)
木川 幸則(ネクストジェネレーション株式会社 代表取締役)
佐伯 里香(株式会社ユーシステム 代表取締役)
新良貴卓馬(コベルコシステム株式会社 顧問)
谷口 尚生(株式会社神戸コミュニティ・エクスチェンジ 代表取締役)
辻村 謙一(専門学校神戸カレッジ・オブ・ファッション)
浜崎 修二(有限会社パウゼ 代表取締役)
福岡 壯治(神戸電子専門学校 校長)
發知 良之(株式会社アルファミクス 代表取締役)
松下 誠和(株式会社ティアライン 代表取締役)
宮田 英和(株式会社サンテレビジョン メディア戦略局長)
山下 和良(西日本電信電話株式会社 兵庫支店 副支店長)
力宗 幸男(兵庫県立大学大学院 応用情報科学研究科 教授)
事務局長 山本 裕計(アイクラフト株式会社 代表取締役)
顧
問 岡
多井
義彦(前 地域ICT推進協議会 会長)
剛(流通科学大学 総合政策学部 准教授)
長野 勝利(神戸市看護大学 名誉教授)
オブザーバー
加藤 恵正(兵庫県立大学 政策科学研究所 教授)
行司 高博(兵庫県 産業労働部 産業振興局 新産業情報課 主幹
兼 情報サービス業振興係長)
- 78 -
平成24年度 事業計画(案
案)
1.基本方針
本協議会は、ICT(情報通信技術)に関わる民・学・産と行政によるコン
ソーシアムとして、主に神戸を中心とした兵庫県域において活動し、そこでの
交流を通じたICTによる地域経済の活性化と、多彩な活動を通じた地域及び
そこに住む人たちへの貢献という2つを「基本理念」に掲げている。
この2つの「基本理念」を実現するため、本協議会では以下に示す4つの「行
動指針」を定め、最新の情報技術等に関するセミナー等の開催、ICT分野に
おける企業間あるいは企業と人材のマッチング、電子メールを活用したニュー
スの発行等による会員相互の情報の受発信などに取り組んできた。
スマートフォンやクラウド・コンピューティング・サービスが普及し、常時
インターネットに接続可能な環境がますます整備されつつあるなど、地域社
会・地域経済における情報化が急速に進展している。また、計算速度で世界 1
位のスーパーコンピューター「京」が神戸で11月に稼動をはじめることから、
地元産業への波及が期待されている。本年度はNHK大河ドラマ「平清盛」が
放映され、
「清盛」ゆかりの「神戸」が注目を集めている。本協議会としても兵
庫・神戸の観光プロモーションに協力するとともに、活動を通じて、地域の人々
がICTを利活用できる快適な社会の実現、地域の企業の生産性や事務効率の
向上、地域経済の活性化に貢献したいと考える。
【地域ICT推進協議会 行動指針(平成20年3月18日 幹事会承認)】
①技術向上:会員の技術力の研鑽に努めるとともに、地域に根ざした産学連
携を活発にし、ICTを活用した高度な製品・サービスの創出に寄与する。
②地域貢献:地域の安心・安全な情報化社会の実現に寄与するとともに、I
CTを利活用して地域経済の活性化に取り組む。
③人材育成:次世代を担う地域のICT人材の育成に寄与する。
④交流・融合:会員相互の交流を通じ、各会員の利益向上に努める。
2.活動内容
本協議会の活動は、
「会員が単独では出来ないことを、会員相互や地域の皆さ
ん、他の情報化推進関連団体などと協調・連携しながら実施していく、また実
施していける」ということに最大の特長がある。
本年度も4つの行動指針を実現するため、4つの委員会「交流・視察」
「IC
T企業支援」
「地域貢献」
「P-MODAN神戸」の活動を中心に、
「会員の最大
参加と会員・地域への最大フィードバック」を基本姿勢に据え、担当幹事を中
心に各々の取り組みを進めていく。
- 79 -
また、会員有志の自主的な勉強会であるワークショップについても、引き続
き、会員からの提案を受けて、できるだけ多くの会員の参加を募って行う。活
動内容によっては、ワークショップのメンバーにとどまらず、広く会員全体に
参加を呼びかけて実施する。
委員会、ワークショップとも、地域における「民・学・産と行政」のネット
ワークで展開可能という本協議会の強みを最大限に生かし、活動への参加が会
員にとって意義深いものとなるよう努める。
(1)委員会による活動
①交流・視察委員会
外部講師の招聘による講演や会員によるプレゼンテーションの場を提供
するなど、他の委員会やワークショップとの連携を図りつつセミナーや交
流会を開催するほか、会員が家族ぐるみで参加できるようなレクリエーシ
ョンを企画する。また、市内外の他のICT推進団体とも連携し、会員間・
会員外との人的ネットワークの拡大を図る。さらに、ICT関連の技術動
向の情報を収集し、調査研究することを目的に、国内外のICT事情にか
かる現地視察を実施する。
(24年度の計画)
・セミナー:年3回程度開催
・情報交流会:隔月開催
・視察:ICT事情の見聞を広めるにふさわしいテーマを設定し実施
・会員間の親睦を深めるレクリエーション企画
・市内外のICT推進団体が主催するイベントへの参画
・神戸 IT フェスティバルに協賛し、開催への協力
②ICT企業支援委員会
ICT企業を中心に他業種からの参加も呼びかけてビジネスマッチング
を開催し、会員企業の取引先拡大や情報収集に役立てる。また、市内の教
育機関と連携して学生等に地域のICT企業を紹介する取り組みを行うこ
とで、雇用機会の増大をはかり、地域のICT産業の育成に資する。
(24年度の計画)
・他地域、他業種から参加するビジネスマッチングの開催
・会員企業紹介冊子の作成
・就職希望学生と会員企業とのマッチング
・地域の学生へのICT業界の理解促進及び地元ICT企業の紹介
・地域の学生のインターンシップの受入れ
・東京の進出拠点事務所の設置
・神戸市の情報システム関連業務の地元企業参入拡大の研究
・スパコンに関連するビジネスチャンスの研究
- 80 -
③地域貢献委員会
地域で実施されている様々な社会貢献活動に協議会として協力するとと
もに、ICTの利活用による会員の地域貢献活動を推進する。
(24年度の計画)
・会員企業・団体が実施している地域貢献活動の紹介
・ICT分野のセキュリティに関連する啓発活動
・優れた地域貢献活動を行っている企業の発掘や顕彰
④P-MODAN神戸
「子どもに夢を」というキーワードのもと、今まで実施してきた地域の
こどもと海外のこどもとの交流を踏まえ、ICTを利活用したこどもの交
流活動支援を中心に、他の委員会とも積極的・有機的に連携した形での活
動に取り組む。
(2)ワークショップによる活動
地域振興や技術向上、人材育成など本協議会の基本理念に適合する提案
について、会員から提案を受けて、幹事会での承認を経たのち、提案者を
中心に専門的・具体的な勉強会を行う。新しい産業活動の創造や地域社会・
地域経済の発展への貢献、新たな通信技術の動向、ICT人材教育に関す
る研究など、協議会活動と関係が深い分野のテーマを取り上げる。
(24年度のテーマ)
①地域クラウドサービスの推進に関する研究と実践Ⅱ
②ICT の活用によるファッション都市・KOBE の資産の発掘・保存に関す
る研究
③動画配信と Web サイトを活用した情報発信の研究
④ICT を利活用した医療・看護分野における地域ネットワークの研究
⑤NFC(Near Field Communication)の現状と今後の可能性に関する研究
(3)U-35の活動
ICT業界及びICT業界とつながりがある各種業界の底上げを図るた
め、地域を支える各企業の若手・中堅社員の交流・成長の場、キッカケ作
りを行ないます。COPLIの会員企業を中心にICT業界、各種業界の
若手が集まって、活動を行ないます。
3.その他
(1)総会・幹事会について
総会は年1回、幹事会は隔月(原則として第3火曜日に)開催し、協議
会活動の意思決定を行う。
(2)協議会の広報活動
マスコミへの情報提供やCOPLIニュースの配信(月1回以上)など、
より効果的なPR活動を展開する。
- 81 -
(3)デジタル関連の各種取り組み
「アニメーション神戸」に引き続き協力するほか、他の情報関連団体と
も連携しつつ、デジタルコンテンツ関連イベントの開催等に取り組む。
(4)情報関連団体や教育機関との協力・交流
兵庫ニューメディア推進協議会や他地域の情報関連団体、教育機関など
関係する団体・機関との交流や事業協力に努める。
(5)会員の拡大
協議会活動をより活性化するため、会員の拡大に努める。
- 82 -
平成24年度 行事年間計画(
画(案)
平成24年5月11日(金)
6月
6日(水)
6月15日(金)
総会・セミナー・会員交流会
兵庫・神戸IT業界研究×就職フェア
情報交流会
6月28日(木)~7月1日(日)
海外視察(「クラウドコンピューティング施設」
(シンガポール)を予定)
7月
情報交流会
8月
親子で楽しむインターネット体験教室
8月~9月
神戸ICTインターンシップ
9月
COPLIセミナー
7日(金)
9月13日(木)
ICTビジネスマッチング
9月21日(金)~9月22日(土)
国内視察(さくらインターネット「石狩データセ
ンター」(北海道)を予定)
10月5日、6日
神戸ITフェスティバル
10月19日(金)
情報交流会
12月
2日(日)
第 17 回アニメーション神戸授賞式
12月
7日(金)
COPLIセミナー
平成25年1月11日(金)
3月
3月
8日(金)
兼 会員忘年会
情報交流会 兼 会員新年会
情報交流会
地域貢献セミナー
※ 幹事会は原則、奇数月の第3火曜日に開催
- 83 -
平成2
平成 2 4 年度
度
収支予算書
(案)
収支 予算書(
(平成24年4月1日から平成25年3月31日)
収入の部
(単位:円)
項
目
予 算 額
3,380,000
, 0
会員会費収入
員
収
備
セミナー
等分担金
ミ
等 担
100,
100
0 , 000
交流会等参加費ほか
雑 収入
流
参 費
@100,000×9
900,000
0
考
(総会・セミナー・情報交流会等)
前年度繰越金
年
越
収
1,
,961,777
1
入
合
計
6,341,777
, 1
支出の部
(単位:円)
項
目
プロジェクト
等事業費
ロ
ク 等
費
予 算 額
2,100
, 0 ,000
交流・視察委員会
ICT企業支援委員会
地域貢献委員会
P-MODAN神戸
ワークショップ
U-35
400,000
400,000
400,000
150,000
600,000
150,000
@100,000×6
(新設)
1,032,000
, 2
情報発信経費
報
経
ライター原稿料等
ニュース編集・制作、サーバ管理、
ホームページ更新費
広報活動
総会・
経費
会 セミナー開催
ミ ー
100,000
882,000
50,000
700,000
600,000
500,000
事務局運営経費ほか
務
営 費
@200,000×3
@100,000×5
709,777
9
事務局業務委託費
雑費
630,000
79,777
次年度繰越金
年
越
700
0 ,000
次年度総会開催経費
出
@20,000×5
@70,000×12×1.05
1,800
, 0 ,000
総会
セミナー
情報交流会
支
備
合
700,000
計
6,341,777
, 1
- 84 -
@50,000×12×1.05
考
COPLI
要綱
I ワークショップ
ク
綱
(目的)
第1条 地域ICT推進協議会(以下「協議会」という。)が目的とする、新し
い産業活動の創造とICT関連産業の集積・活性化並びに地域社会・経済の
発展等を進めるため、会員が、自主的に組織するワークショップにより、調
査・研究・実践活動(以下「調査など」という。)を行う取り組みを促進する
とともに、設置されたワークショップが必要とする活動経費を適正に負担す
ることを目的とする。
(活動内容)
第2条 会員は、協議会活動に関係するテーマに関し、専門的・具体的な調査
などを行うため、ワークショップを結成するものとする。
2 前項のワークショップが行った活動の成果はワークショップに帰属するも
のとする。
(調査などのテーマの募集)
第3条 協議会はワークショップが行う調査などのテーマについて会員から募
集する。
2 ワークショップで調査などを行う希望がある会員は、別記様式により、企
画書を幹事会に提出する。
3 企画書はワークショップの代表者から提出するものとする。
4 企画書の提出があったときは、幹事会でその内容を審査し、活動経費の負
担の可否について通知するものとする。
5 調査などを行うためワークショップを結成したい会員は、企画書の案を作
成し、事務局の協力を得て会員に対してワークショップへの参加者を募集す
ることができる。
(調査などの期間)
第4条 調査などを行う期間は協議会の事業年度によるものとする。ただし、
幹事会の承認を得て、延長することができる。
(ワークショップの結成)
第5条 ワークショップは2会員以上により構成する。
(代表)
第6条 ワークショップには構成員の互選により、代表者を置くものとする。
- 85 -
(報告)
第7条 ワークショップの活動については総会などにおいて報告するとともに、
幹事会の求めがある場合には、すみやかに活動状況について報告するものと
する。
(活動経費の負担)
第8条 ワークショップの活動に必要な以下の経費については、協議会が負担
するものとする。
(1)会議費
(2)資料購入費
(3)外部講師の旅費および謝金
(4)その他活動に必要な経費
2 協議会が負担する経費は、1ワークショップ当たり15万円以内とする。
ただし、予算の範囲内とする。
3 外部講師の講演などで適当なものについては、ワークショップの構成員以
外の会員も聴講できるよう配慮するものとし、その場合の経費については協
議会が負担することができるものとする。
4 協議会は、ワークショップの活動が次の各号に該当するときは、経費の全
部または一部を返還させることができる。
(1)活動経費の使途が適切でない場合
(2)ワークショップが活動を中止または終了した場合
(その他)
第9条 前各号に掲げるもののほか、ワークショップの活動および経費の負担
について必要な事項については、幹事会で決定するものとする。
(付則)
この要綱は、平成19年5月21日から施行する。
- 86 -
COPLI ワークショップ企画
ワークショップ企画書
企画
テーマ名
代表者
氏名
会員名(会社または団体名)および役職
E-mail
TEL(
FAX(
)
)
連絡先住所
氏名
会員名(会社または団体名)および役職
他の参加者
【取り組む内容の概要】
予定している
活動の概要
(参考となる資料
があれば添付)
【必要経費の概算および明細】
(注)
1.
「取り組む内容の概要」は、添付資料も含めて、活動予定内容の概要が把握できる程度の内容を記入する。
2.
「必要経費の概算および明細」には、会議費、資料費、講師謝金などを記入する。
- 87 -
地域
COPLI)
地 ICT
T推進協議会(C
協
I
会員一覧
会
(50音順)
平成24年5月11日現在
<一般会員>(62団体)
アイクラフト(株)
アイ人財企画
(株)アルファミクス
(有)イメージリンク
インターナップ・ジャパン(株)
インタービジネスネットワーク(ibn)
(株)エヌエスソリューションズ関西
(株)NTTデータ関西
(株)NTTドコモ関西支社 神戸支店
MTIジャパン(株)
(株)オトックス
関西ブロードバンド(株)
キー・ポイント(株)
(株)キットシステム
(株)極東ブレイン
近畿タクシー(株)
(株)ケイ・オプティコム
(株)ケーブルネット神戸芦屋
(株)高知電子計算センター
(株)神戸コミュニティ・エクスチェンジ
神戸商工会議所
(株)神戸新聞社
(株)神戸製鋼所
(株)神戸デザインクリエイティブ
(株)神戸デジタル・ラボ
神戸ハーバーランド(株)
コベルコシステム(株)
コベルコソフトサービス(株)
(株)サイプレス・ソリューションズ
(株)さくらケーシーエス
(株)サルード
(株)サンテレビジョン
(有)SEAS
(株)GEOソリューションズ
シスメックス(株)
(株)ジャム・デザイン
(株)ステップワン
星海情報(株)
大越産業(株)
特定非営利活動法人 チームIT神戸
(株)ティアライン
電鉄商事(株)DTSコミュニケーションズ
(株)ドアズ
東洋経済調査(株)
西日本電信電話(株)兵庫支店
日本電気(株)神戸支店
(株)日本ビジネスデータープロセシングセンター
ネクストジェネレーション(株)
(有)パウゼ
橋本総合法律事務所
(有)ビデオクラフト
特定非営利活動法人 HINT
兵神機械工業(株)
ペタビット(株)
(株)三井住友銀行
(株)ムーブ
メイヴァン・マイクロシステムズ(株)
ものづくりアドバンスソフトウェアサービス(株)
(株)ユーシステム
六甲トライデント(株)
(株)ワークアカデミー
(株)ワイズエッグ
- 88 -
<特別会員・個人会員>(個人13、団体26)
明石市
大石 康弘
大手前大学
岡崎 章三
岡 義彦
桂川 幸治
金﨑 章
京都産業大学
近畿経済産業局
近畿情報システム産業協議会
甲南大学
神戸市
神戸市外国語大学
神戸市看護大学
公益財団法人神戸市産業振興財団
神戸情報大学院大学
神戸市立工業高等専門学校
神戸芸術工科大学
神戸デザイナー学院
神戸電子専門学校
神戸ファッション美術館
小谷 眞一
須磨学園高等学校
洲本市
専門学校アートカレッジ神戸
専門学校神戸カレッジ・オブ・ファッション
(株)電通 関西支社
永良 昌三
長谷川 修
兵庫県
兵庫県立工業技術センター
兵庫県立大学
公益財団法人ひょうご産業活性化センター
堀尾 正幸
三隅 隆也
光森 史孝
盛田 政敏
山﨑 常裕
流通科学大学
※個人名で記載している方は、当協議会に対し多大な貢献が
あったことにより、特別会員となっている方及び個人会員です。
- 89 -
COPLI
COPLI入会申込書
申
貴会に会員として加入を申し込みます。
年
■名称 ※
〒
■所在地 ※
■TEL/FAX ※
TEL:
■URL
http://
(
)-
/ FAX:
(
)-
(役職)
■代表者
(氏名)
■紹介文(120 字以内)※
(役職)
■協議会活動担当者①
(氏名)
(E-mail)
(役職)
■協議会活動担当者②
(氏名)
(E-mail)
■その他、COPLI ニュース
受信用アドレス
(複数も可)
■推薦人(紹介者)
※の項目についてはCOPLIホームページの会員紹介に掲載させていただきますので、
あらかじめご了承ください。(ただし、個人会員および個人名での特別会員は除きます。)
□←個人会員・特別会員の方で掲載を希望する場合はチェックを入れてください。
●会費
■入会金 なし
■年会費 (
)万円 × (
)口
[申込先]
地域ICT推進協議会事務局 (アイクラフト(株)内)
FAX:
(078)391-2901
TEL:
(078)391-2900
E-mail:[email protected]
- 90 -
月
日
Fly UP