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平成 18 年 11 月 15 日 各 位 東京都新宿区西新宿四丁目 33 番4号

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平成 18 年 11 月 15 日 各 位 東京都新宿区西新宿四丁目 33 番4号
平成 18 年 11 月 15 日
各
位
東京都新宿区西新宿四丁目 33 番4号
株式会社 GDH
代表取締役社長 石川 真一郎
(コード番号:3755 東証マザーズ)
問い合わせ先 執行役員副社長兼CFO 後藤 文明
電話 03−5358−1923
中期経営計画の策定に関するお知らせ
当社は、3ヵ年(平成 20 年3月期∼平成 22 年3月期)を対象とする中期経営計画を策定いたしま
したので、お知らせいたします。
当社は、「私たちは、ジャンルを超え、国境を越え、誠意と情熱を持って協力し、尊重し、お互い
を高めあいながら革新的で魂を震わすコンテンツを創造します」という経営理念のもと、日本発で世
界をリードする企業となることを目指しております。
今回の中期経営計画は、当社グループが今後発展し、前述の目標を達成すべく企業価値の増大を図
るための今後の経営方針を示すものであります。
・数値目標
平成 20 年3月期
売
経
当
上
常
期
利
純
利
平成 21 年3月期
(単位:百万円)
平成 22 年3月期
高
9,300
10,000
13,000
益
100
600
1,500
益
5
480
630
なお、当期純利益に関しましては、経常利益を確保したとしても、変更となる可能性があります。そ
の理由としましては、法人税等調整額を計算する上での会計監査による不確定要素が多いためでありま
す。
当該中期経営計画の達成に向け、グループ総力を挙げて取り組んで参る所存でございますので、今後
ともご支援、ご理解を賜りますようお願いいたします。
GDH GROUP
GDHグループ
中期経営計画
2006年11月
Proprietary & Confidential © GDH K.K.
-0-
GDH GROUP
本資料記載事項に関する注意点
本資料に含まれる将来の見通しに関する
記述等は、現時点における情報にもとづき
判断したものであり、マクロ経済や当社の
関連する業界動向、その他内部・外部要因等
により変動することがあり得ます。
従いまして、実際の業績等が本資料に記載
されている将来の見通しに関する記述等と
異なるリスクや不確実性がありますことを
ご了承ください。
Proprietary & Confidential © GDH K.K.
-1-
GDH GROUP
GDHグループ中期経営計画のポイント
『ブロードバンドに代表される
新しい市場環境への急激な変化に対応した
ドラスティックなビジネスモデルの転換』
Proprietary & Confidential © GDH K.K.
-2-
GDH GROUP
市場環境の変化により、
国内新作アニメーションのDVD売上が減少
市場における新作アニメーション
DVD売上が減少しつつある
市場環境の変化
当社代表タイトルの販売本数推移
=音楽業界で3∼5年前に起きた激変の
再来。
(初巻発売後、約一年間の平均数値)
20,000
約16,400
販売本数
DVDからブロードバンドへの消費行動の
移行
• 25歳以下の若者を中心に、HDD(ハー
ドディスクドライブ)で録画し、ブロード
バンド経由でダウンロードし(多くは違
法)、独自にアニメーションを保存する
行動が定着しつつある。
(単位:本)
15,000
約14,600
約10,600
10,000
約8,100
5,000
0
タイトルA
タイトルB
タイトルC
タイトルD
2001年1月
初巻リリース
2003年2月
初巻リリース
2004年4月
初巻リリース
2005年8月
初巻リリース
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GDH GROUP
一方、ブロードバンド型の新しい市場領域は急速に成長
「N.H.K.へようこそ!」第一話放映から
31日間の世界的な違法ファイル共有の状況
P2P 国別アクセス占有率
N.H.K.へようこそ!第一話
140,000
その他
24%
ダウンロード/閲覧数
120,000
100,000
YOUTUBE
60,000
40,000
大手ビットトレント
サイト
20,000
3
5
7
9
11
13
15
17
19
21
23
中国
19%
韓国
8%
0
1
25
27
アメリカ
26%
ドイツ
4%
イギリス
5%
P2P
80,000
29
31
**
日本
14%
日本放映後日数
• 閲覧/ダウンロード:14万件*
• 米国、中国、日本が最大の普及エリア
• 閲覧/ダウンロード可能ファイル数:78ファイル
•人口比では日本がダントツ
• 7ヶ国語:英語、中国語、フィンランド語、イタリア語、スペイン語、韓国語
ブロードバンド市場を収益に転換できていないのが、最大の業界全体の課題
ブロードバンド市場を収益に転換できていないのが、最大の業界全体の課題
Note: *. YOUTUBE経由閲覧、ビットトレント経由ダウンロード、P2P経由ダウンロード(BayTSP調査にならい、ビットトレント数の36%とする。)を含む。
** CIA World Factbook, US Census, Nielsen Internet Scan, Cachelogic,
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GDH GROUP
GDHグループ中期経営計画
2008/3
期
2008/3期
売上
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益
経常利益
税引前利益
税引後利益(注)
(注)
税引後利益に関しましては、税引前
利益を確保したとしても、変更となる
可能性があります。その理由としまし
ては、法人税等調整額を計算する上
での会計監査による不確定要素が多
いためであります。
2009/3
期
2009/3期
9,300
7,000
2,300
2,100
200
100
100
5
黒字化
10,000
7,200
2,800
2,100
700
600
600
480
既存収益レベル
への復活
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(百万円)
2010/3
期
2010/3期
13,000
9,200
3,800
2,200
1,600
1,500
1,500
630
新ビジネスモデル
確立による成長
路線への復活
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GDH GROUP
中期経営計画の骨子
I.2007年度黒字化、2008年度従来利益レベル復活のための足元の強化
1.DVDビジネスにおける収益落ち込みのリスクヘッジ
2.制作体制の強化と高利益率の実現
3.管理部門のスリム化
II. 2008∼09年度での高成長・収益路線への復活へ向けた戦略的施策
4.ブロードバンド時代の新しい収益モデル確立
5.GONZO映画及びGONZO+ビジネスの積極推進
6.フランチャイズ事業の加速化
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GDH GROUP
1.DVDビジネスにおける収益落ち込みのリスクヘッジ
前提:DVD市況は本年度並みか、更に悪化することを前提としたリスクヘッジの戦略が必須
前提:DVD市況は本年度並みか、更に悪化することを前提としたリスクヘッジの戦略が必須
打ち手1:
確実性・戦略性の高いプロジェクトへ選択投資
確実性の高いタイトルの選定
• 当面は、トラックレコードのある原作ものを
中心にタイトル選定
• リスクの高いタイトルは今期中にキャンセル
年1本の戦略タイトルには資源集中
• 戦略タイトルの条件:アニメのみでなく、オン
ラインゲーム、海外事業、ライセンス事業で
も大きなアップサイドが見込めるタイトル
打ち手2:
出資比率の低減と自社発売極小化
出資比率の低減
• GDHグループの出資上限35%
DVD自社発売の極小化
• プロジェクトパートナーとして、強力なDVD
販売会社と組むことが最大のリスクヘッジ
GDHグループは得意な領域に集中
• 海外 及び ブロードバンド
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GDH GROUP
2.制作体制の強化と高利益率の実現
前提:新たな収益源が育つまでの収益のカバーは制作事業で実現
1.
ゴンゾへの資源集中による組織体制強化
- 新経営体制の確立;外部経験豊かなシニアな人材の抜擢
・GONZO社長:藤田純二、GONZO副社長:吉田悟
- 村濱章司の資源をGONZOに完全集中;クオリティ確保のためのサポートに集中
2.
スタジオの引越しによる大幅な効率化、コスト削減
- 引越:新宿⇒練馬により、家賃を約三分の一に削減
- 人員の効率化
- 外注費の削減
3.
稼働率向上
- TVスタジオと映画スタジオの統合
4.
デジタル部の独立採算化
- 外部受注の積極的獲得によりプロフィットセンター化
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GDH GROUP
3.管理部門のスリム化
前提:GDH管理部門をスリム化し、成長領域に人員をシフト
1.引越しによるコスト削減 : 約80百万円
- GDHヘッドクオーターを除き練馬へ移動
2.人件費削減 : 約80百万円
- 経営陣の報酬削減
- 成長領域(ゴンゾロッソ、ブロードバンド、GDHキャピタル等)における
新規採用枠への充当による純減
3.その他コストの削減 : 約60百万円
年間で2.2億円のコスト削減
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GDH GROUP
4.ブロードバンド時代の新しい収益モデル確立
前提:音楽業界で起きた急速な市場環境変化が、今後
2∼3年で映像業界でも実現する
前提:音楽業界で起きた急速な市場環境変化が、今後2∼3年で映像業界でも実現する
戦略1:
自社コンテンツにおける非DVD収入極大化
ブロードバンド配信収益の極大化
• 各社プレーヤーとの積極的な連携
• 収益の極大化
戦略2:
既存事業とのシナジーによる新ビジネス確立
新プラットフォームにおける新しいビジネス機会
の創出
• ブロードバンド
• 次世代モバイル
ライセンスビジネスの強化
• EC、モバイル、ゲーム、遊技機、商品化、
出版など、周辺ビジネスとの連携の強化
• 自社発信企画型のビジネス展開による収
益最大化
二つの事業モデルの推進
• 制作ビジネスによる着実な事業基盤確保
• アグリゲーション型ビジネスの積極展開
戦略3:
戦略3: グローバル展開
グローバル展開 (GDHのグローバルネットワークの有効活用)
(GDHのグローバルネットワークの有効活用)
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GDH GROUP
5.GONZO映画及びGONZO+ビジネスの積極推進
前提:「ブレイブストーリー」と「アフロサムライ」の礎の上に、強固な事業を確立
GONZO映画
GONZO+
ブレイブストーリーは次に繋がる成功を収めた
• 全国オープニング363スクリーンでの公開
により日本全国における認知を確立
• 広範なフランチャイズ展開も実施(画期的な
全プラットフォームでのゲーム展開など)
アフロサムライ米国リリースは順調に推移
• 米国SpikeTVで1月4日から米国全土放映
決定
• Samuel Jackson、RZAとのコラボ
• 実写映画、ゲームともに開発進行中
2008年度以降の公開予定映画も順調に
仕込みつつある
次タイトルも米国とのコラボ開発中
2009
年度以降の収益に大きく貢献することが期待される
2009年度以降の収益に大きく貢献することが期待される
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GDH GROUP
6.フランチャイズ事業の加速化
GDHグループのコンテンツノウハウをレバレッジした事業が急速に収益化しつつある
ゴンゾロッソオンライン
GDHキャピタル
• タイトルラインナップ拡充
現状:2タイトル⇒来期:新規4タイトル追加予定
• コンテンツファンドの組成・運営事業に加えて、
VC及びFA(ファイナンシャルアドバイザリー)
事業等の高収益率事業の積極推進
• 大型フランチャイズ自社開発タイトル投入によ
るグローバル展開
第1弾「The Tower of Druaga」(2008年予定)
• アニメとの連携等によるメディアミックス
第1弾「Master of Epic」(2007年予定)
第2弾「The Tower of Druaga」(2008年予定)
• VC事業については、既に大手ベンチャーキャ
ピタルと共同でVCファンドを組成済であり、順
調に立上りつつある
本年度に既に収益貢献あり、
2007年度以降も成長性・収益性共に大きく貢献
本年度に既に収益貢献あり、2007年度以降も成長性・収益性共に大きく貢献
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GDH GROUP
GDHグループ中期経営計画
セグメント別売上高
コンテンツ事業(制作)
コンテンツ事業(ライツ)
メディア事業
14,000
その他事業
(百万円)
13,000
12,000
10,000
10,000
9,300
8,500
8,000
7,247
6,294
6,000
BB制作
4,000
2,000
0
05/3期 実績 06/3期 実績 07/3期 見込 08/3期 計画 09/3期 計画 10/3期 計画
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