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父母の会 だよりNo.78

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父母の会 だよりNo.78
父母の会
だよりNo.78
C
O
N
T
E
N
T
S
会長挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
学生指導委員長挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・2
平成24年度卒業試験・第107回医師国家試験結果・・・2
新任教授挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
地域包括ケア中核センター開設と、その目的・・・・・5
学生食堂リニューアル・・・・・・・・・・・・・・・5
学生生活アルバム・・・・・・・・・・・・・・・・・6
M4の新カリキュラム・・・・・・・・・・・・・・・・8
初めて嘉泉(カチョン)大学から留学生を迎えて・・・8
国家試験体験記・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
マッチングの感想・体験記・・・・・・・・・・・・・9
平成24年度医学部父母の会決算書・ ・・・・・・・・ 10
平成25年度医学部父母の会予算書・ ・・・・・・・・ 11
先輩訪問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
平成25年9月13日発行 〒470-1192 豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98 藤田保健衛生大学医学部父母の会
総医研前にて
2013年7月 鴨下淳一撮影
医師としての覚悟
父母の会
会長
蜂谷 裕道
私の父は整形外科医だった。5年前に他界し
たが1959年、名古屋で初めて整形外科単科で開
業した。私はその翌年、1960年3月にこの世に
生を受けた。私は父の背中を見て育ち、誰より
も手術が上手くなりたくて医学部へ進学した。
1984年に医師になり迷わず整形外科医となっ
た。医師になって5年目から大学の医局に在籍
しつつ、週に1~2日、父の病院を手伝うよう
になった。外来診療や手術、病棟回診など、そ
の日は超多忙な1日だったことを覚えている。
そんなある日、大腿骨頚部骨折を負った86歳
女性の手術を任された。単純な人工骨頭置換術
だった。全身麻酔で手術開始から20分弱で人工
骨頭のセメント固定に入った。その5分後、麻
酔医が突如「心停止~ !!」と叫んだ。骨セメン
ト使用による血圧低下が引き起こした事態だっ
た。結局その患者さんを蘇生することが出来ず、
私はその患者さんを死なせてしまった。自分と
しては会心の手術だと思ったにもかかわらず患
者さんが死んでしまったのだ。父は私に対して
ただ一言「お前は人殺しだ!」と言い放った。
自分が執刀した患者さんを死なせてしまったこ
とで精神的に打ちひしがれていた私に対して、
さらに追い打ちをかけるように放たれた言葉だ
った。内心かばってもらうような言葉を期待し
ていた私の心は完全に裏切られ、さらに心をさ
いなまれた。当時、なんてひどい父親だろうと
思っていた。しかし、父は私を千尋の谷に落と
してくれたのだ。その後、私はその谷から這い
上がるべく取り組んできた。その甲斐あってか、
どんな問題からも逃げない人生を今まで送るこ
とができている。
現在6人の優秀な仲間の整形外科医たちと年
間約1200件の手術をこなしている。ただ、外科
(5頁右下に続く)
学生指導委員長挨拶
法医学教授 磯部 一郎
平成25年度より学生指導委員長
を拝命致しました。父母の会の皆
様には、日頃より学生生活および
その指導に関して様々なご支援を
賜り、厚く御礼を申し上げます。
委員長就任に際しまして、一言ご
挨拶を申し上げます。
学生指導委員会は中学高校でい
う生活指導部にあたると思われま
す。大学での生活態度やクラブ活動における問題、果ては
学外における交通安全や薬物使用防止等の指導にも関与し
ております。学習面の指導とは随分違った趣の領域です。
もとよりこのような学生指導は当委員会のみで行えるもの
ではなく、日頃学生に接している多くの医学部教職員が、学
生教育に対して高い意識と熱意をもって取り組んでいるこ
とで成り立っております。教職員の教育に対する熱心な姿
勢は本学の伝統でもあり、これは学習指導のみならず「学生
生活指導」の面でも異なることはありません。
学生の気質や生活環境は時代とともに様変わりしていま
す。私も医学部卒業後四半世紀を過ぎ、自分の考えるとこ
ろは学生時代からさほど変っていないように思っておりま
したが、現在の多様な学生諸君の思いを理解することは随
分難しいことになってしまっているようです。特に学生指
導委員長として学生諸君に対応しなければならない場面で
は、自分の学生時代をよく思い出すというような生易しい
ことでは通用しそうもありません。これから遭遇する様々
な問題を想像すると少し気が滅入りそうではありますが、
あまり物わかりのよくない教員の一人として、学生指導に
力を注いで参りたいと思います。父母の会の皆様には忌憚
のないご意見・ご助言を賜りますよう、どうかよろしくお
願い申し上げます。
平成24年度卒業試験・第107回医師国家試験結果
教務委員長 松井 俊和
医師国家試験の合格基準と合格率
区 分
合格基準
第103回 第104回 第105回 第106回 第107回
(平成20年度)(平成21年度)(平成22年度)(平成23年度)(平成24年度)
125点以上 123点以上 127点以上 134点以上 139点以上
一般問題(200点)(198点満点)
(196点満点) (197点満点)
臨床実地問題(600点) 380点以上 378点以上 368点以上 427点以上 427点以上
(591点満点) (585点満点) (588点満点)
必修問題(200点) 160点以上 160点以上 160点以上 160点以上 160点以上
禁忌肢問題選択数 2問以下 3問以下 3問以下 3問以下 3問以下
全国合格率(%)
91.0
89.2
89.3
90.2
89.8
全国合格者数(人)7,668/8,428 7,538/8,447 7,686/8,611 7,688/8,521 7,696/8,569
合格率
5年前より辻医学部長とタッグを組み、国試対策に取り
組んでいます。第105回・106回と合格率・合格者数とも安
定してきています。平成24年度は6年在籍者数113名で107
名の卒業者を出すことができました。第107回の国試も新
卒107名中104名合格(97.2% 全国13位)
、既卒を含めて
も114名中108名合格(94.7% 全国16位)となっています。
今回の国試の成績は公立大・私立上位校・国立大・私立下
位校に分かれ、その順で並んでいます。私達は私立上位校
に入っています。15位が慶應大学医学部(95%)
、1つ下
の17位が東京大学医学部(94.4%)
。このような成績を収
めることができるのは、1番に学生がグループ学習をして
お互いに励まし合いながら、厳しい受験を闘い抜いてきた
ことにあります。私達は“がんばる学生”を少しでもサポー
トできればと思います。学生は“医師になる”という夢を持
っています。努力なくしては夢に届きません。父母の皆様
と共に励ましていきましょう。
全国新卒合格率(%)
94.8
92.8
92.6
93.9
93.1
全国既卒合格率(%)
54.3
52.4
60.2
60.0
59.4
本学合格率(%)
84.3
85.3
92.2
93.6
94.7
本学合格者数(人) 107/127 110/129 107/116 103/110 108/114
本学新卒合格率(%)
89.7
90.8
99.0
98.0
97.2
本学既卒合格率(%)
55.0
55.0
57.9
44.4
57.1
平成24年度卒業試験成績について
平成24年度卒業試験は第1回卒業試験(平成24年8月
20日~ 22日)と第2回卒業試験(平成24年11月26日~
28日)の総合成績により、113名中70名が合格、42名が
保留、1名が留年と判定されました。さらに保留と判定
された学生は、卒業保留者追試験(平成25年1月21日・
平成24年度卒業試験の平均点±標準偏差
2
22日)を受験し、37名が合格と判定され、合計107名の
学生が卒業試験合格と判定されました。卒業試験合格者
は、定められた科目全てを履修しており、教授会で全員
の卒業が認定されました。
平成24年度卒業試験合格者の第107回医師国家試験合格状況
第1回卒業試験
73.22±5.46
卒業試験判定
①第1回判定合格者
70名
②第2回判定合格者
37名
第2回卒業試験
73.34±4.68
卒業保留者追試験
77.16±3.59
医師国家試験合格者数
(%)
70名
(100.0%)
34名
(91.9%)
①第1回判定合格者…卒業判定教授会(H24.12.13)にて総合成績(第1回卒業試験+第2回卒業試験)
による判定の結果、合格と判定された者
②第2回判定合格者…卒業判定教授会(H25.1.25)にて総合成績(上記①の総合成績+卒業保留者追
試験)による判定の結果、合格と判定された者
<新任教授挨拶>(4月1日就任)
放射線医学教授 外山 宏
名古屋市名東区の小児科医院次男として、将来実家を継ぐために1978年本学に入学
いたしました。前後駅に急行が止まらない時代、最初から二村台に下宿しました。同
じ下宿の井上孝司先輩(八千代病院脳神経外科部長、5回生)のご飯攻撃で意に反し
てラグビー部に入部し、当時の部長、故古賀佑彦教授宅でも度々ごちそうになり、放
射線科に入局、今日に至ります。放射線科医になって、初めて国際学会で発表した
1988年サンフランシスコで、ポスター発表が近かったトロント大学市瀬正則先生と偶
市瀬正則先生(左側)と筆者(右側)
然出会い、その後2回の留学の機会を得ました。今思うと他にもいろいろな場面で多
くの皆様との偶然のご縁が人生の転機になったように思います。
私が本学に入学した時よりもはるかに難関の入試を突破してきている医学部の学生諸君にも、多くのすばらしい人たち
と出会いが生まれることを切に希望します。
総合外科・膵臓外科学教授 堀口 明彦
私は、昭和59年に本学を卒業し、国立名古屋病院(現名古屋医療センター)で研修を行った後、
本学医学部外科学教室(三浦教授)に入局し、臨床に携わってきました。研修医時代には“一通り”
の診断学、消化器外科手術を学びましたが、母校に帰ってきて、医師は“一通り”ではいけないこ
とに気づきました。藤田保健衛生大学病院には世界的に活躍しているまさにプロフェッショナル
な医師が多数在籍しており、様々な治療法を学ぶことができます。その母校で、コツコツと胆道・
膵臓外科治療の仕事をしてまいりました。そのおかげで、わたくしの座右の銘“継続は力なり”の
ごとく、臨床、研究の業績を積み上げ、平成12年に本学卒業生初の日本消化器外科学会評議員に
選出されました。現在は専門医制度、学術委員会など全国的な取り組みにも参加しております。本学発展のため優秀な外
科医を育て、自身も外科医として精進を重ねていきたいと思います。
心臓血管外科・呼吸器外科学教授 高木 靖
心臓血管外科・呼吸器外科は、弁膜症、冠動脈疾患、大動脈疾患、末梢血管疾患、肺腫瘍、縦隔
腫瘍などを対象としております。最近では低侵襲治療も盛んになってきている進歩の速い分野で
あります。
当科の教育目標は、まず初めに、一流の臨床医を育てることです。臨床医になるためには、実
臨床だけではなく、科学的な物の見方、さらにはスタッフや下級医、学生に対する教育もできな
ければいけないと思っております。専門医は、この臨床医を土台として成り立っていると考えて
いるので、学生や大学院生、研修医、若い医師の方には徹底的に臨床医として一流になれるよう
に教育しており、専門医の教育はその後になります。
心臓血管外科・呼吸器外科領域は、大変リスクの高い患者さんを対象としている科です。こういった患者さんを医療の
側面だけでなく、精神面や社会面でもケアしていくということは臨床医としても非常に大きな経験になると思います。
産婦人科学教授 藤井多久磨
産婦人科は生命の萌芽から畢命まで、女性の一生に幅広く関わる領域です。実は産婦人科は女
性だけでなく、女性を通して人の一生、家族、社会、人類、そして科学について学ぶこともでき
る極めて幅の広いフィールドなのです。私の使命は、産婦人科学が人類にとって重要で、わくわ
くするような学問の領域であることを学生に知ってもらうことと考えています。医学を勉強する
ことは、単に最新の医療技術や知識を得ることだけでなく、患者やその家族の気持ちも尊重して、
一つの作品や物語をつくる「アート」ではないかと思っています。今日も私自身が個々の患者さ
んと接しながら学んでいます。医局員も熱意をもって学生の指導にあたっています。私は一人で
も多くの学生にこの産婦人科学に興味を持ってもらえるよう努力してまいります。
坂文種報德會病院麻酔・疼痛制御学教授 角淵 浩央
私は平成4年に名古屋大学医学部を卒業し、中部労災病院にて一年間ローテート研修を行った
後に麻酔科に所属しました。労災病院は当時名古屋では珍しい、各科麻酔のない病院のひとつで、
三人の指導医の先生方に熱心に指導して頂きました(麻酔科医以外の医師が麻酔を担当すること
を、各科麻酔と呼びます)
。結果的に麻酔科医を続けておりますが、学生の時には麻酔科に全く興
味はなく、内科に行くのだろうと考えていました。研修が別の病院であれば、きっと麻酔科医に
はならなかったはずです。研修医たちに評価してもらえる教育体制が重要と考えています。
坂文種病院の初期研修医の何人かが麻酔科に入局すれば、それがこれまでお世話になった先生
方への恩返しになると思って、頑張っていく所存であります。
3
4
臨床薬剤科教授 山田 成樹
災害・外傷外科教授 平川 昭彦
医療において薬物治療は最も基
本的なものの一つであります。ま
た、数多くの薬剤が発売され、薬
物治療も多岐にわたっておりま
す。講義では「医療薬剤学」で基
礎的な体内薬物動態と薬物相互作
用を学び、
次に「臨床薬物治療学」
で薬物治療の実践と薬物解析を学
んで応用力を身につけてもらいま
す。このようにして薬物治療の基礎から最新の情報までを
学ぶことができるようにしたいと考えております。そして
ポテンシャルの高い、素晴らしい医師を育成することに尽
力してまいります。
私の目標は当科を日本でも有数
の外傷センターに作り上げ、重度
外傷に対応できる外傷外科医を育
成することです。日本ではまだ重
度外傷に対応できる救急医は数少
ないのが現状であり、当科より優
秀な救急・外傷外科医を数多く世
に輩出しなければなりません。
また、当院は災害拠点病院であ
り、有事の際には直ちに出動できるよう常日頃より訓練を
行っております。今後は、海外の災害に対しても積極的に
人員を派遣できる体制を整えます。さらに、東海地域に災
害コミュニティネットワークを作らねばと考えておりま
す。
リハビリテーション医学Ⅱ教授 前島伸一郎
上部消化管外科学教授 佐藤 誠二
本学9回生(昭和61年卒)の前
島伸一郎です。現在、息子が在学
中であり、私自身も父母の会の会
員であります。大学・大学院を卒
業後は和歌山県立医科大学、川崎
医療福祉大学、埼玉医科大学国際
医療センターなどで教鞭をとって
おりました。
学生時代は医学部に行くという
より、スキー部と柔道部に行くという感じでしたが、部活
動に打ち込み、他大学と交流できたおかげで、全国に沢山
の友達ができました。
昨今、臨床医は、疾病に対する知識だけでなく、患者や
その家族を取り巻く社会環境にも目を向ける必要があり、
豊かな感性と暖かい人間性が必要となっています。本学か
ら数多くの優秀な医師を輩出できるよう、今後も温かいご
支援をたまわりますようお願い申し上げます。
当科は内視鏡手術のパイオニア
であり、ロボット支援下手術でも
日本・世界をリードしています。
本講座の先端的な診療環境で、内
視鏡手術による消化器がんの低侵
襲外科治療の発展のために、モチ
ベーションの高いスタッフと仕事
ができるポジションを与えていた
だき感謝しています。
当科では学内出身者と学外出身者が垣根なく協力して
日々の診療にあたり、学生、初期研修医にも高度内視鏡手
術をわかりやすく教育しています。日本をリードする若い
内視鏡外科医を藤田学園で育成し、がんの患者さんを「楽
に、しっかり」治療する喜びを共有できる講座作りに貢献
したいと考えています。
脳神経内科学教授 朝倉 邦彦
コンピュータ情報処理学教授 鈴木 茂孝
本学に限ったことではありませ
んが、神経内科と聞くと、対象疾
患の数も多く一見難しく思われ、
アレルギー反応にも似た、苦手意
識を持つ学生・研修医は少なくあ
りません。
初期研修で必ず遭遇する頭痛・
脳梗塞などを診療する科でもあ
り、
これらの疾患の急性期対応(診
断・治療)は、臨床医となるうえで避けて通れません。神
経解剖学と神経症候学を少し勉強するだけでも理解が深ま
りますので、神経疾患に対する苦手意識が多少なりとも軽
減できるよう、講義・臨床実習・内科研修を通して努力し
ていきたいと考えております。
私は、1977年から総医研・医用
電子処理学研究部門で岡島光治名
誉教授のお世話になり、当時は
Holter心電計の開発研究を行って
いました。その後、各学部、学科
にて医用工学、情報処理学の教育
に携わり、2006年より医学部・コ
ンピュータ情報処理学を担当して
います。また、2011年に医学情報
教育推進室が開設され、諸先生方と共に、ICT(Information
and Communication Technology)を活用した教育・学習
環境の整備や、手厚い学生指導の支援など、より良い学生
生活のためのお手伝いをしています。
地域包括ケア中核センター開設と、その目的
センター長 金田 嘉清
平成25年2月1日、藤田保健衛生大学医療科学部は藤田
保健衛生大学病院との強い連携のもとに地域の医療と介護
の両面をサポートする『地域包括ケア中核センター』を開
設致しました。学校法人で病院を持つ大学では全国初の取
り組みであり、医療のみならず、介護にも精通した人材育
成も目指します。
「地域包括ケア」とは医療・介護・予防・生活支援・住
居の5本柱によって高齢者を医療から住居まで地域単位で
包括的にケアするという意味であります。
これを実現するには、急性期病院、三師会(地域医師会、
歯科医師会、薬剤師会)
、行政機関との連携を充分確保し、
医療と介護の現場を結ばなければなりません。
しかし、現状の医療・介護の現場では、医療を担う医師、
看護師、療法士と介護を担うヘルパー、行政機関との連携
不足や人材不足などが大きな問題になっています。
藤田保健衛生大学地域包括ケア中核センターは、医療、
介護の壁を取り払うほか、地域の医療機関や医師会、行政
機関などとも協力して患者の情報を共有することによっ
て、急性期医療から在宅ケアへのスムーズな移行と、質の
高い在宅医療・介護・福祉の提供を可能にし、さらに、医
療、介護に精通した学生教育、人材育成を目指します。
この第一段階として「在宅支援機能の充実」を果たすた
めに、ケアマネージャーがケアプランを作成する「居宅介
護支援事業所」と、24時間体制の「訪問看護ステーション」
、
「訪問リハビリテーション」
、
「在宅薬剤相談窓口」を始め
ます。対象は豊明市を中心に名古屋市緑区、天白区、日進
市、刈谷市など半径10キロ圏内を想定しております。
今後は、在宅医療拠点の立ち上げや、介護老人保健施設、
有料老人ホーム、サービス付き高齢者賃貸住宅なども視野
に入れて考えていく方針です。
学生食堂リニューアル
学生部長 内藤 健晴
学生食堂を、平成25年4月にリニューアルしました。
席数約300席、営業時間は月曜から土曜日の、11:30から
13:30となっています。
メニューは、Aランチ(惣菜小鉢数種類を主に栄養バラ
ンスに配慮したもの)
、Bランチ(お肉、揚げ物を中心とし、
ボリュームを持たせたもの)をはじめ、350 ~ 600円の価格
となっています。他に80円の『健康小鉢』は、サラダ、
煮物、
デザートなど、種類を豊富にすることで、充実した食生活
に貢献しています。この『健康小鉢』は、各ランチの一品
としても、多数の中から自由に選ぶことができます。
また、スペシャルランチとして、月に数回プレミアムな
素材を使用したメニューを設けたり、ご当地ラーメンを提
供したりと、
さまざまな企画を実施し好評を博しています。
学生食堂では「食事を楽しんでいただく」ことをモット
ーに、気軽に利用してもらえるよう努め、学生の皆さんの
健康を支えるとともに、勉学の合間の憩いのひとときを提
供しています。
(1頁から続く)
医の仕事は楽ではない。外来、検査、手術と入院患者さん
の対応など、リスクを抱えながら責任ある仕事をこなさな
くてはならない。何故なら人の体を傷つけて(手術をする
ということ)傷害罪に問われないのは医師だけなのだ。そ
れだけ大きな権限を与えられているのだから、その分大い
なる責任も伴う。父が教えたかった一番大切なものだと思
う。外科医は体力も必要だが、精神的にもしんどいことも
ある。それ故に最近外科医を目指す若者が減っているそう
だ。しかし、そのような“しんどさ”も患者さんが良くなっ
て笑顔で退院していく姿を見ると吹っ飛んでしまう。
昨今、日本の社会で責任を逃れようとする社会人が少な
くない。もし医師である我々が責任を逃れようとすれば患
者さんは必ず傷つくか命を落とす。だから医師を目指す以
上しっかりとした覚悟を持たなくてはならない。その分、
人の役に立つ仕事なので、やりがいもひとしおの素晴らし
い仕事だと思う。とても厳しい道であることに間違いはな
い。しかし、厳しいだけにその道を全うすれば必ず素晴ら
しい未来があなたたちを待っていることも確かなことだと
思う。早く医師になって社会に多くの貢献をもたらしてく
れることを願っている。
5
学園生活アルバム
卒業式・謝恩会 3月7日
左はフジタホール2000での全学合同卒業式
入学式・晩餐会 4月10日
左はフジタホール2000での全学合同入学式
右は入学式後の晩餐会
右は恩師達へ花束贈呈
新入生学外オリエンテーション 4月19日・20日
ガイダンスの様子
6
レクリエーション
アセンブリ(フラダンス班)
私は今年から新しくアセンブリ活動に組み込まれたフラ
ダンス班に入り、医学部以外の学生とも交流を深めていま
す。フラダンスの本場であるハワイで学んだ外部の先生を
お招きして、様々な曲に合わせた踊りを教えて頂いていま
す。毎回フラダンス用のスカートを借りられる為、気分も
高まります。踊る以外にも、ハワイの歴史や曲の意味など
を学び、ハワイについての理解も深めています。
フラダンスにはひとつひとつの動きにそれぞれしっかり
とした意味があり、それらを理解しながら曲を完成させてい
くのは非常に難しいのですが、達成感もあります。先生の丁
アセンブリ
(マジック班)
私たちマジック研究班は、マジックを理解し、実際の演
習を重ねていくことで、
自主性やコミュニケーション能力、
問題解決能力を養うことを目的として、毎週月曜日に活動
を行っています。マジックの種類は数多く、簡単なものか
ら道具を使ったものまで様々なものに挑戦しています。ま
た、マジックの歴史やマジシャンの心得など、実際のパフ
ォーマンス以外についても学んでいます。このアセンブリ
ハートセーバー
6万人。この数字は日本で毎年、心室細動などによる心
臓突然死によって亡くなられている方の数です。
想像してみて下さい。私達には「大切な人」がいます。
家族、友人、恋人…が、その6万人の一人になったら…。
で も、何 も 出 来 な い わ け で は あ り ま せ ん。Basic Life
Support(一次救命処置)を適切に行うことによって、突然
の心臓の病気で倒れた方を救命できる可能性があります。
心臓マッサージ、AED、119番通報。本当にシンプルな
手技です。AEDは一般市民でも行なってよいことが法律
で定められています。
私たちは自分たちが学ぶとともに、より多くの人達に知っ
てもらうため、医学部だけでなく、看護学科、臨床検査学科
等を含む、医療科学部の方々にも普及して来ました。そして、
学生ボランティア同好会
本院にある緩和ケア病棟で様々なボランティア活動をし
ています。
「傾聴ボランティア」では、患者さんの部屋へ伺
って患者さんとお話をしたり、学内を一緒に散歩したりして
います。
また、6月8日には半年に一回本院で開かれている「藤の
会」のお手伝いをしました。藤の会は、病棟で看取られた患
者さんや入院されたことのある患者さんの遺族が集まる会
です。この会では、ご遺族に自分の近況や看取られた家族と
の思い出を一人一人話していただき、その後他のご遺族や病
棟スタッフと歓談します。私たちもご遺族とお話しする機
会をいただいています。
今後の私たちの目標は、患者さんに本当に喜んでもらえ
る時間を作ることです。患者さんに少しでも楽しいと感じ
てもらえれば、その一瞬は痛みや苦しみを忘れてもらえる
寧で熱心な指導
のおかげで複雑
なステップや速
いテンポのメロ
ディでも徐々に
踊れるようにな
り、そのたびに
他学部の学生と
喜びを分かち合
うことができま
す。活動の成果
を披露する発表会に向けて頑張っていきたいと思います。
(1学年 吉田みなみ)
班は本年作られたばか
りで、班員35名もほぼ
全員がマジック初心者
ですが、各々が真剣に
マジックと向き合い取
り組んでいます。
(2学年 深井 良浩)
今年度は一般市民
の方々まで対象と
して、心肺蘇生法
の普及を行なって
います。
目の前で倒れた
人は、自分とは関
係のない方かもし
れません。しかし、
誰かにとって「大
切な人」なのだと思います。私達が広めているこのBasic
Life Supportがどこか見知らぬ場所で倒れた誰かにとって
「大切な人」の貴い命を繋ぎ留めてくれるのではないか、
そういった思いでHeart Saverは活動しています。
(6学年 岩田 隆一)
のではないかと
思 う か ら で す。
これまで様々な
ボランティアを
し て き た 中 で、
何度かとても嬉
しい言葉をいた
だきました。し
かしその一方
で、私たちの自
己満足だったの
ではないかと思
うこともありました。
何をしたら私たちの自己満足で終わらず、患者さんに本
当に喜んでもらえるかを学生同士で考え、共有しあい、こ
れからもボランティアとして役に立てたらと思います。
(3学年 安藤由梨恵)
7
M4の新カリキュラム
臨床総合医学 教授 大槻 眞嗣
今年度よりM4カリキュラムが大幅に変更となりました。
臨床実習を充実させるために平成26年1月27日から臨床実
習を開始します。昨年度より2か月以上早くなります。こ
れに伴って、臨床実習に必要な知識が身に着いているかを
、技能・態度が身に
評価するCBT(computer based test)
着 い て い る か を 評 価 す るOSCE(objective structured
clinical examination)といった共用試験も早まります。今
後、臨床参加型実習の比率が増加し、学生はステューデン
ト・ドクターとよばれます。ステューデント・ドクターは
医療チームの一員となります。
一方、国試の合格水準が上昇し、M6になってから国試
対策を始めても間に合わず、M5より国試対策を開始せざ
るを得ない状況となっています。それ故、M5の学生は臨
床実習をしながらQuestion Bank(通称、クエバン)とい
う国試対策問題集を自習しています。また、以前のカリキ
ュラムではM3で内科・外科といった教科の履修が終了し、
M5の臨床実習との間に時間があり、基本的な知識を忘れ
てしまう学生もみられました。
そこで、新カリキュラムではM3における内科・外科・
小児科・産婦人科・精神科の授業数を従来の2/3に減らし
て各教科の定期試験を終え、残りの1/3をM4で、総合医学
Ⅰ、Ⅱとして履修することにしました。総合医学Ⅰ、Ⅱの
定期試験には授業に関する問題の他にクエバンの一部(内
科・外科に関する1周目問題)の改変問題も出題されます。
M4の学生は授業の予習復習とクエバンの自習にかなり
の時間を費やします。とりわけ2学期の定期試験、再試験
(11月下旬までの予定)とCBT(12月5日の予定)、OSCE
(12月14日の予定)との間隔が短く、CBT対策をする時間
を計画的に捻出する必要があります。8月上旬から中旬に
かけての夏季休暇を復習、CBT対策、クエバンの自習等
にあてる必要があります。
また、新カリキュラムには高学年アセンブリと位置づけ
た独創的な小グループ学習の授業を追加しました。本学に
は医療科学部6学科があります。両学部の全4年生(約
600名)が多学科より構成されるチームを作り、学部学科
の 垣 根 を 越 え て 共 に 学 ぶ 専 門 職 連 携 教 育(IPE: interprofessional education)の授業です。
このように、とても忙しい年となります。各自が早めに
毎日コツコツと勉強する必要があります。
学習計画を立て、
初めて嘉泉
(カチョン)
大学から留学生を迎えて
医学部MOU国際交流委員 長崎 弘
このほど藤田保健衛生大学医学部は、昨年MOU協定を
締結した嘉泉大学医学部(Gachon University, 仁川、韓国;
註1)から、初めて2名の交換留学生(Jung Sungwun君、
Yoon Sungjin君)を受け入れました。彼らは7/16 〜8/10
の約4週間、上部消化管外科学、小児科学、耳鼻咽喉科学
Ⅰで臨床実習に参加しました。両君とも日本の医学課程と
しては5年生にあたりますが、嘉泉大医学部は大学院大学
ですので既に学士です。さらにJung君は既に2年の兵役を
終えて復学しているので28歳です。軍務による2年のブラ
ンクで医学を忘れてしまっていて困ると言っていました。
Jung君はアニメで覚えたという流暢な日本語を話し、Yoon
君はリスニングならOKなのでコミュニケーションは英語
と日本語を取り混ぜて行ないます。二人とも微笑みを絶や
さない穏やかな性格のようで、日本文化に興味を持ってく
れています。7/24の歓迎パーティーには、MOU委員の諸先
生方および、5年生、2年生を中心に10人以上の有志学生
が参加してくれました。学生達は国境を越えてすぐに友達
になっていました。先行のビコッカ大学、コンケン大学と
のMOUでは、留学生をもてなした学生が翌年自ら相手国に
留学し、かつて世話をした学生にやっかいになる、という
サイクルが回っています。嘉泉大学ともそのような学生の
つながりが出来ればと願っております。
本学学生の初訪韓は2014年のCM-E期間に予定されてお
ります
(註2)
。
発展著しい隣国の医療事情を学ぶと同時に、
8
草の根の国際
理解ができる
貴重な機会と
考えておりま
す。学生諸君
からの沢山の
応募をお待ち
すると同時
に、父母の会
の皆様には今
後益々のご理
解とご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。ま
た、この場を借りまして、今回の留学生のご指導にあたり、
多大な労力を割いて頂きました上部消化管外科学、耳鼻咽
喉科学Ⅰ、小児科学の先生方のご尽力に深く御礼申し上げ
ます。
註1 嘉泉大学は韓国に6つの総合病院と10個の専門医療センターを運営
する、吉医療財団が1982年に創立した総合大学です。1998年韓
国大学評議会から大学総合評価・最優秀大学、続く1999年大学総
合評価・優秀大学、2002年教育人的資源部から教育改革評価・最
優秀大学に選定されるなど、高い評価を得ています。
註2 MOUの提携校(ミラノ=ビコッカ大学(イタリア)、コンケン大学(タ
イ)、嘉泉大学(韓国))を含む海外臨床実習は、医学部6年生を対
象に、4月初めから6週間の病院実習(CME)の期間に実施されます。
国家試験体験記
藤田保健衛生大学病院 研修医1年 山添 泰佳
国家試験体験記を書くにあたっ
て、6年生の1年間だけでは語るこ
とはできません。1年生からの積み
重ねがあるからこそ、国家試験と戦
えたと思っています。
まず私は勉強するにあたって、
①基礎医学を正確に把握すること、
②それぞれの疾患の定義を暗記すること、③病態生理をよ
く理解すること、の3つに重点を置いていました。
①は1・2年生で、②③は3・4年生の授業、教科書や
予備校の授業などで理解し、5年生で実習中に自分の目で
確かめながら、知識の定着をはかりました。医学の知識は
膨大で国家試験は暗記だけでは太刀打ちできないため、こ
の3つを整理して覚えることで、たとえ試験中に記憶が曖
昧になっても芋づる式に知識を引き出すことができ、問題
に解答することができました。
医師になるには勉強に多くの時間を割かなくてはなりま
せんが、オンとオフをしっかり分けることが大切だと学び
ました。私は6年生の夏まで部活を続けていましたが、部
活と勉強をしっかり分けて生活することで、効率よく勉強
を続けられました。また、特に6年生の1年間はモチベー
ションをいかに持続するかが重要だと感じました。どんな
方法でも構わないと思います。「早く医師になりたい。
」と
か「早くこの勉強地獄から抜け出したい。」などを考え、
何が何でもやる気を持続させました。
そして何よりも、切磋琢磨しあえる友人、アドバイスを
下さる先生方、いつも励ましてくれる家族などの存在があ
ったからこそ、この体験記を書くことができたと思います。
マッチングの感想・体験記
藤田保健衛生大学 坂文種報徳會病院 研修医1年 川原 莉奈
私は研修病院に、
症例数が多くて、
病床数も多く、救急が盛んで、研修
医が診察や手技をたくさん経験でき
るなど、多くのことを求めて病院探
しを始めました。このような経験が
できる病院は、自ずと有名病院に限
られていく様に思えました。病院を
探し求め、ひたすら病院見学をして6年生の夏休みを迎え
ました。選考試験期間の最中、ふと自分がしたい医療はな
んだったのかと思う時がありました。少し恥ずかしいので
すが、私がやりたかったのは、患者さん一人一人に真摯に
向き合える医療でした。何人もの患者さんを抱えて忙しく
なった時でも、患者さん一人一人の病態メカニズムの理解
や鑑別診断法などをしっかり理解し、診療科が変わったら
それでおしまいになるのではなく、診療科が変わっても経
過を見ていけるような、そんな研修生活を求めていること
に改めて気付きました。これに気付いた時に、私は大学病
院ではなく、市中病院で働きたいと思うようになりました。
私の研修する坂文種報徳會病院では、研修医を職員全員
で指導して下さり、多数の中の一人ではなく、only oneと
して扱って下さいます。研修医の希望を取り入れて下さり、
上級医の先生とマンツーマンで学ぶことや気兼ねなく質問
することも出来ます。
もちろん、理想とする研修は人それぞれ違いがあると思
います。しかし、どこの病院で働くのが一番というわけで
はなく、選ばれた病院でいかに自分が努力していけるかと
いうことが一番大切だと思います。初期研修を振り返って、
ここで研修して良かったと思えるように、病院に求めるだ
けでなく、自分自身も精一杯努力していきたいと思います。
豊田厚生病院 研修医1年 中村 嘉宏
5年生はポリクリと総合試験で病
院見学に行く余裕がなく、CMEで
は本学で回りたい科があったので、
私が本格的に病院見学を始めたの
は、6年生のゴールデンウィーク以
降でした。当時、自分の周りにも少
なからず同じような状況の友人がい
たのを覚えています。それからいくつかタイプの違う病院
を見学し、その中で自分がどういう環境で研修生活をした
いかを考えました。愛知県内である事、内科系が充実して
いて研修環境が整っている事、ある程度研修医の数が多い
事、病院の雰囲気がいい事など多数抽出でき、自分の希望
する研修病院をなんとなくイメージすることが出来まし
た。これにはレジナビで配布される病院のチェック項目が
大変参考になりました。先輩や同級生の話を参考にして自
分の希望に近い病院をいくつか見学させて頂く中で、豊田
厚生病院で研修生活を送りたいという思いが強くなりまし
た。他の病院とも迷いましたが、実際にチェック項目など
を利用して表にして比較すると分かり易くなりました。本
学は夏に卒業試験があり、各病院の面接と試験の時期が重
なって大変ですし病院見学の回数が合否判定に関わってく
る病院が多いので、CMEが始まる前に見学を何度かして
自分の中でイメージを作っておいた方がいいと思います。
学年が上がるごとに学業が大変になってきますが、この文
章が少しでも将来を考える助けになれば幸いです。
9
平成24年度 医学部父母の会決算書
◆収入の部
(単位:円)
項
入
目
備 考
6,600,000
6,600,000
52,800,000
54,400,000
0
△ 1,600,000
受 取 利 息 収 入
20,000
16,082
3,918
雑
収
入
当 期 収 入 合 計
前期繰越収支差額
0
59,420,000
70,000,000
0
61,016,082
72,290,918
129,420,000
133,307,000
0
△ 1,596,082
△ 2,290,918
△ 3,887,000
収
入
収
増 減
入
費
金
24年度決算
入
会
会
24年度予算額
収
合
計
6万×110名
8万×680名
◆支出の部
項
(単位:円)
目
24年度予算額
24年度決算
増 減
備 考
学 生 生 活 指 導 費
24,160,000
22,229,588
1,930,412
入学式卒業式補助費
2,500,000
2,149,006
350,994
入学記念晩餐会
指
導
費
学 園 行 事 協 力 費
課 外 活 動 補 助 費
対 外 活 動 補 助 費
8,750,000
2,850,000
3,000,000
5,760,000
7,831,487
2,753,820
3,000,000
5,195,450
918,513
96,180
0
564,550
学生指導会、学生顔写真帳
新入生オリエンテーション、学園祭
学友会補助
第64回西日本医科学生総合体育大会参加補助
(主管校:岡山大学医学部)
175
△ 94,700
39,850
△ 60,000
△ 74,550
学 生 生 活 広 報 費
1,300,000
保 健 厚 生 費
医 療 関 係 補 助 費
8,260,000
280,000
1,299,825
8,354,700
240,150
学 生 災 害 補 助 費
福 祉 厚 生 補 助 費
教 育 整 備 補 助 費
臨床医学実習補助費
教 育 補 助 費
教 育 研 究 補 助 費
図 書 購 入 補 助 費
研 究 補 助 費
遺 体 収 容 補 助 費
運
営
費
会
議
費
事
務
費
慶
弔
費
渉 外 連 絡 費
予
備
費
当 期 支 出 合 計
当 期 収 支 差 額
次期繰越収支差額
1,980,000
6,000,000
16,400,000
5,400,000
11,000,000
7,577,000
3,000,000
77,000
4,500,000
3,023,000
2,480,000
93,000
200,000
250,000
0
59,420,000
0
70,000,000
2,040,000
6,074,550
15,565,110
5,502,890
10,062,220
7,314,888
3,000,000
66,560
4,248,328
2,522,036
1,996,319
77,177
174,460
274,080
0
55,986,322
5,029,760
77,320,678
834,890
△ 102,890
937,780
262,112
0
10,440
251,672
500,964
483,681
15,823
25,540
△ 24,080
「父母の会だより」 「私立大学われを創りき」
学生検診(新入生の心電図検査を含む)
学生専用総合補償保険加入
教室清掃代補助、学生用保存食糧
臨床実習宿舎補助、実習前検査、医薬品要覧
国試関係補助、教育補助
医学会講演要旨集
本学部会役員会、賛助会費
父母懇親会、父母の会懇談会、運営委員会、諸会議
銀行関係手数料、事務用品
郵送料、渉外関係
0
3,433,678
△ 5,029,760
△ 7,320,678
平成25年度 父母の会運営委員
会 長
副 会 長
蜂 谷 裕 道(4年)
稲 熊 大 城(6年)
山 田 悟(6年)
鳥 居 久 稔(5年)
柴 田 元 博(5年)
山 田 健 二(4年)
岡 本 勝 司(3年)
山 田 隆 祥(3年)
岡 田 寿 夫(2年)
篠 田 繁 博(2年)
辻 村 享(1年)
千 賀 美 紀(1年)
監査委員 赤 松 浩 彦(1年)
10
副 会 長
常任委員
辻 孝 雄
(医学部長)
松 井 俊 和
(副医学部長・教務委員長)
磯 部 一 郎
(学生指導委員長)
星 長 清 隆
(第1教育病院長)
佐 藤 労
(1学年担任)
宮 地 栄 一
(2学年担任)
橋 本 修 二
(3学年担任)
大 槻 眞 嗣
(4学年担任)
堀 口 明 彦
(5学年担任)
吉 川 哲 史
(6学年担任)
井 上 陽 光
(事務部長)
中 野 喜 一
(参 事)
監査委員 谷 口 孝 喜
(ウイルス・寄生虫学)
平成25年度 医学部父母の会予算書
◆収入の部
(単位:円)
項
入
目
収
増 減
備 考
入
6,600,000
6,600,000
0
6万×110名
54,560,000
52,800,000
1,760,000
8万×682名
受 取 利 息 収 入
20,000
20,000
0
雑
収
入
当 期 収 入 合 計
0
61,180,000
0
59,420,000
0
1,760,000
77,320,678
70,000,000
7,320,678
138,500,678
129,420,000
9,080,678
費
金
24年度予算額
入
会
会
25年度予算額
収
前期繰越収支差額
収
入
合
計
◆支出の部
項
(単位:円)
目
25年度予算額
24年度予算額
増 減
備 考
学 生 生 活 指 導 費
26,896,000
24,160,000
入学式卒業式補助費
2,500,000
2,500,000
0
指
導
費
学 園 行 事 協 力 費
課 外 活 動 補 助 費
対 外 活 動 補 助 費
10,539,000
3,150,000
3,000,000
5,900,000
8,750,000
2,850,000
3,000,000
5,760,000
1,789,000
300,000
0
140,000
学 生 生 活 広 報 費
1,807,000
1,300,000
507,000
保 健 厚 生 費
医 療 関 係 補 助 費
学 生 災 害 補 助 費
福 祉 厚 生 補 助 費
教 育 整 備 補 助 費
臨床医学実習補助費
教 育 補 助 費
教 育 研 究 補 助 費
図 書 購 入 補 助 費
8,701,000
280,000
2,046,000
6,375,000
17,874,000
6,834,000
11,040,000
3,077,000
3,000,000
研
遺
運
会
事
慶
渉
予
当
当
次
77,000
0
4,481,000
3,981,000
100,000
200,000
200,000
151,000
61,180,000
0
77,320,678
8,260,000
280,000
1,980,000
6,000,000
16,400,000
5,400,000
11,000,000
7,577,000
3,000,000
77,000
4,500,000
3,023,000
2,480,000
93,000
200,000
250,000
0
59,420,000
0
70,000,000
441,000
0
66,000
375,000
1,474,000
1,434,000
40,000
△ 4,500,000
0
0
△ 4,500,000
究 補 助
体 収 容 補 助
営
議
務
弔
外 連 絡
備
期 支 出 合
期 収 支 差
期繰越収支差
費
費
費
費
費
費
費
費
計
額
額
2,736,000
1,458,000
1,501,000
7,000
0
△ 50,000
入学記念晩餐会
学生指導会、学生顔写真帳他
新入生オリエンテーション、学園祭
学友会補助
第65回西日本医科学生総合体育大会参加補助
(主管校:九州大学医学部)
「父母の会だより」、「私立大学われを創りき」
HP作成デザイン料、ネットワーク利用料
学生検診(新入生の心電図検査を含む)
災害傷害保険加入
教室清掃代補助、環境整備、学生用保存食糧・飲料水
臨床実習宿舎補助、実習前検査、医薬品要覧
国試関係補助、教育補助
医学会論文要旨集
公益財団法人不老会本学部会役員会
懇談会(3回)、運営委員会(2回・臨時)、総会・懇親会
銀行関係手数料、事務用品
資料郵送料、渉外関係
151,000
1,760,000
0
7,320,678
学 事 日 程
9月20日(金) 父母の会懇談会
(5・6年)
24日(火) 父母の会懇談会
(3・4年)
(火) 父母の会懇談会
10月1日
(1・2年)
3日(木) 藤田学園医学会 ~4日(金)
(3年)
25日(金) Fujita Festival 2013 ~ 27日(日)
1月6日
(月) 講義開始
(1~3年)
臨床実習開始
(5年)
18日
(土) 進級判定結果発表
(4年)
(月) 卒業保留者追試験 ~ 21日
(火)
20日
(6年)
25日
(土) 卒業保留者判定結果発表
(6年)
27日
(月) 臨床実習開始
(4年)
11月11日
(月) 試験開始
(4年)
22日(金) 試験開始
(2年)
25日(月) 試験開始
(3年)
8日
(土) 第108回医師国家試験 ~ 10日
(月)
(6年)
25日(月) 第2回卒業試験 ~ 27日(水)
(6年)
14日
(金) 試験開始
(1年)
12月3日
(火) 試験開始
2月7日
(金) 試験開始
(2・3年)
(1年)
28日
(金) 基礎総合試験
(2年)
5日(木) 共用試験医学系CBT
(4年)
3月1日
(土) Advanced OSCE
(5年)
(金) 卒業判定結果発表
13日
(6年)
(木) 第37回卒業式・謝恩会
13日
14日
(土) 共用試験医学系OSCE
(4年)
14日
(金) 進級判定結果発表
19日
(木) 特別再試験
(4年)
18日
(火) 第108回医師国家試験合格発表
1月4日(土) 第2回総合試験
(5年)
19日
(水) 特別再試験
(1~3・5年)
(1~3年)
11
先輩訪問
多くの人との
「縁」
を大切に
本学卒業生(11回生)の早川真人先生の下で臨床実習(地域医療)を行った5年生の河邊拓君が、お話をうかがい
ました。
― 現在に至る経緯について
昭和63年に藤田保健衛生大学卒業後、内分泌・消化器外
科第2科(三浦外科)に入局しました。研修医終了後大学
院に進み、全胃幽門輪温存膵頭十二指腸切除後の栄養管理
について研究をし、大学院卒業後に病院助手・病院講師と
して3年間藤田保健衛生大学病院にて勤務し、平成9年三
浦馥教授のご高配により、刈谷市の医療法人明和会辻村外
科病院で勤務させていただきました。2年後の平成11年8
月から現在の日進胃腸科・外科で開業医として地域医療に
携わっております。
― 開業の魅力と苦労について
開業医の魅力は、患者さん一人一人の本当の意味での主
治医になれることだと思います。また、医師と患者ではな
く、多くの人との出会い「縁」があることがとても魅力的
です。
大学勤務時代に開業医の先生のところに代務でお世話に
なっていた時に、そこの院長先生が、
「自分の診てる患者さ
んが、自分の孫を連れて来るようになったら開業医として
一人前だ。」とおっしゃっていたのを思い出します。注射
で泣いていた子供がいつしか社会人になり、結婚し子供を
連れて来る。
世代を越えての関係にとても魅力を感じます。
開業医の苦労については、医療以外に、スタッフの人事・
給与計算・医院経営など、今まで関わった事のない分野も
自分自身でやらなければならないことに尽きます。
幸いにも、私の医院は開業当時から現在まで、3名の看
護師がずっと替わらず居てくれ、また他のスタッフにも恵
まれていて、私の大きな財産だと思っております。
― 大学病院と開業医の違い
当たり前の事ですが、大学病院では高度先進
医療中心に専門分野の患者さんのみ診る事がで
きますが、開業医ではそういう訳にはいきませ
ん。いろんな症状の患者さん、専門分野以外の
患者さんも診なければいけないところが一番の
大きな違いです。また、開業医は地域の予防接
種、特定検診、がん検診、死体検案などの行政
との関わりや、地域の医師会活動における市民
向けの講演会なども重要な仕事です。
― 病診連携について
我々開業医にとって手術・入院管理の必要な
患者さんのために、最善の医療が受けられるよ
うに病院との連携は不可欠なものだと思いま
す。
― これからの地域医療について
広い意味での地域医療には、地域住民のため
の医療行為のみではなく、病気の予防や健康増
12
進のための講演活動なども含まれてくると思います。すな
わち地域の医師会活動こそが、地域医療ではないかと思い
ます。勿論、診療所だけではなく、病院の先生方や行政と
の協力で成り立つものだと思います。ここでも病診連携が
必要になってくるわけで、勤務体系の違いはあるにせよ目
指しているところは同じなのだと思います。また、最近で
は、入院医療から在宅医療にシフトしてきておりますが、
この在宅医療においても地域の病院・診療所の連携なくし
て成り立たないと思います。
― 後輩へのメッセージ
働く場が高度先進医療施設であれ、病院であれ、診療所
であったとしても、対するのは自分の目の前にいる患者さ
んです。患者さんの痛みのわかる医師になって欲しいと思
います。常に自分の親を診る気持ちで接して欲しい。医療
とは人と人との交わりだと思います。とにかく多くの人と
の交流・出会い「縁」を大切にして下さい。
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