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無登録格付に関する説明書 - 日興イージートレード

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無登録格付に関する説明書 - 日興イージートレード
2014.04
お客様各位
無登録格付に関する説明書
格付会社に対しては、市場の公正性・透明性の確保の観点から、金融商品取引法に
基づく信用格付業者の登録制が導入されております。
これに伴い、金融商品取引業者等は、無登録格付業者が付与した格付を利用して勧誘
を行う場合には、金融商品取引法により、無登録格付である旨及び登録の意義等を
お客様に告げなければならないこととされております。
つきましては、格付会社(ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク、スタンダード&
プアーズ・レーティングズ・サービシズ、フィッチ・レーティングス)の「無登録格付に関する
説明書」を下記の通りお知らせ致します。
記
〈無登録格付に関する説明書(ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク)
〉
登録の意義について
登録を受けた信用格付業者は、①誠実義務、②利益相反防止・格付プロセスの公正性確保等の業務管理体制の整備義務、③格付対
象の証券を保有している場合の格付付与の禁止、④格付方針等の作成及び公表・説明書類の公衆縦覧等の情報開示義務等の規制を
受けるとともに、報告徴求・立入検査、業務改善命令等の金融庁の監督を受けることとなりますが、無登録格付業者は、これらの規制・
監督を受けておりません。
格付会社グループの呼称等について
格付会社グループの呼称 : ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク
グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号 : ムーディーズ・ジャパン株式会社(金融庁長官
(格付)第2号)
信用格付を付与するために用いる方針及び方法の概要に関する情報の入手方法について
ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページ(ムーディーズ日本語ホームページ(http://www.moodys.co.jp)の「信用格付事業」をク
リックした後に表示されるページ)
にある「無登録業者の格付の利用」
欄の「無登録格付説明関連」に掲載されております。
信用格付の前提、意義及び限界について
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(以下、
「ムーディーズ」という。)の信用格付は、事業体、与信契約、債務又は債務類似証
券の将来の相対的信用リスクについての、現時点の意見です。ムーディーズは、信用リスクを、事業体が契約上・財務上の義務を期日に履
行できないリスク及びデフォルト事由が発生した場合に見込まれるあらゆる種類の財産的損失と定義しています。信用格付は、流動性リ
スク、市場リスク、価格変動性及びその他のリスクについて言及するものではありません。また、信用格付は、投資又は財務に関する助言
を構成するものではなく、特定の証券の購入、売却、又は保有を推奨するものではありません。ムーディーズは、いかなる形式又は方法に
よっても、これらの格付若しくはその他の意見又は情報の正確性、適時性、完全性、商品性及び特定の目的への適合性について、明示
的、黙示的を問わず、いかなる保証も行っていません。
ムーディーズは、信用格付に関する信用評価を、発行体から取得した情報、公表情報を基礎として行っております。ムーディーズは、こ
れらの情報が十分な品質を有し、またその情報源がムーディーズにとって信頼できると考えられるものであることを確保するため、全て
の必要な措置を講じています。しかし、ムーディーズは監査を行う者ではなく、格付の過程で受領した情報の正確性及び有効性につい
て常に独自の検証を行うことはできません。
この情報は、平成26年2月18日に信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が保証するもの
ではありません。詳しくは上記ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページをご覧ください。
〈無登録格付に関する説明書(スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ)
〉
登録の意義について
登録を受けた信用格付業者は、①誠実義務、②利益相反防止・格付プロセスの公正性確保等の業務管理体制の整備義務、③格付対
象の証券を保有している場合の格付付与の禁止、④格付方針等の作成及び公表・説明書類の公衆縦覧等の情報開示義務等の規制を
受けるとともに、報告徴求・立入検査、業務改善命令等の金融庁の監督を受けることとなりますが、無登録格付業者は、これらの規制・
監督を受けておりません。
格付会社グループの呼称等について
格付会社グループの呼称 : スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ
グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号 : スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社(金融庁長官(格付)
第5号)
信用格付を付与するために用いる方針及び方法の概要に関する情報の入手方法について
スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社のホームページ(http://www.standardandpoors.co.jp)の「ライブラリ・規制
関連」の「無登録格付け情報」
(http://www.standardandpoors.co.jp/unregistered)に掲載されております。
信用格付の前提、意義及び限界について
スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(以下「レーティングズ・サービシズ」)の信用格付は、発行体または特定の債務の
将来の信用力に関する現時点における意見であり、発行体または特定の債務が債務不履行に陥る確率を示した指標ではなく、信用力
を保証するものでもありません。また、信用格付は、証券の購入、売却または保有を推奨するものでなく、債務の市場流動性や流通市場
での価格を示すものでもありません。
信用格付は、業績や外部環境の変化、裏付け資産のパフォーマンスやカウンターパーティの信用力変化など、さまざまな要因により変
動する可能性があります。
レーティングズ・サービシズは、信頼しうると判断した情報源から提供された情報を利用して格付分析を行っており、格付意見に達す
ることができるだけの十分な品質および量の情報が備わっていると考えられる場合にのみ信用格付を付与します。しかしながら、レー
ティングズ・サービシズは、発行体やその他の第三者から提供された情報について、監査・デュー・デリジュエンスまたは独自の検証を
行っておらず、また、格付付与に利用した情報や、かかる情報の利用により得られた結果の正確性、完全性、適時性を保証するものでは
ありません。さらに、信用格付によっては、利用可能なヒストリカルデータが限定的であることに起因する潜在的なリスクが存在する場合
もあることに留意する必要があります。
この情報は、平成26年2月18日に信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が保証するもの
ではありません。詳しくは上記スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社のホームページをご覧ください。
〈無登録格付に関する説明書(フィッチ・レーティングス)〉
登録の意義について
登録を受けた信用格付業者は、①誠実義務、②利益相反防止・格付プロセスの公正性確保等の業務管理体制の整備義務、③格付対
象の証券を保有している場合の格付付与の禁止、④格付方針等の作成及び公表・説明書類の公衆縦覧等の情報開示義務等の規制を
受けるとともに、報告徴求・立入検査、業務改善命令等の金融庁の監督を受けることとなりますが、無登録格付業者は、これらの規制・
監督を受けておりません。
格付会社グループの呼称等について
格付会社グループの呼称:フィッチ・レーティングス(以下「フィッチ」と称します。)
グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号:フィッチ・レーティングス・ジャパン株式会社
(金融庁長官(格付)第7号)
信用格付を付与するために用いる方針及び方法の概要に関する情報の入手方法について
フィッチ・レーティングス・ジャパン株式会社のホームページ(http://www.fitchratings.co.jp)の「規制関連」セクションにある「格付方
針等の概要」に掲載されております。
信用格付の前提、意義及び限界について
フィッチの格付は、所定の格付基準・手法に基づく意見です。格付はそれ自体が事実を表すものではなく、正確又は不正確であると
表現し得ません。信用格付は、信用リスク以外のリスクを直接の対象とはせず、格付対象証券の市場価格の妥当性又は市場流動性につ
いて意見を述べるものではありません。格付はリスクの相対的評価であるため、同一カテゴリーの格付が付与されたとしても、リスクの
微妙な差異は必ずしも十分に反映されない場合もあります。信用格付はデフォルトする蓋然性の相対的序列に関する意見であり、特定
のデフォルト確率を予測する指標ではありません。
フィッチは、格付の付与・維持において、発行体等信頼に足ると判断する情報源から入手する事実情報に依拠しており、所定の格付方
法に則り、かかる情報に関する調査及び当該証券について又は当該法域において利用できる場合は独立した情報源による検証を、合
理的な範囲で行いますが、格付に関して依拠する全情報又はその使用結果に対する正確性、完全性、適時性が保証されるものではあり
ません。ある情報が虚偽又は不当表示を含むことが判明した場合、当該情報に関連した格付は適切でない場合があります。また、格付
は、現時点の事実の検証にもかかわらず、格付付与又は据置時に予想されない将来の事象や状況に影響されることがあります。
信用格付の前提、意義及び限界の詳細にわたる説明については、フィッチの日本語ウェブサイト上の「格付及びその他の形態の意見に
関する定義」をご参照ください。
この情報は、平成26年2月18日に信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が保証するもの
ではありません。詳しくは上記フィッチのホームページをご覧ください。
以上
3044N
0000_1_9078905892005.doc
BNPパリバ様 発行届出目論見書 表紙
11/18/2015 9:16:00 AM印刷
2015年11月
1/1
発行登録目論見書
ビー・エヌ・ピー・パリバ
(BNPパリバ銀行)
ビー・エヌ・ピー・パリバ
2020年12月16日満期 円建 早期償還条項付
日経平均株価・S&P500 複数指数連動社債
- 売 出 人 -
SMBC日興証券株式会社
0000_2_特記事項.doc
11/20/2015 2:13:00 PM印刷 1/1
1.この発行登録目論見書が対象とする社債5,000億円の発行登録については、発行会
社は金融商品取引法第23条の3第1項の規定により、発行登録書を平成26年3月14日
に関東財務局長に提出し、平成26年3月22日にその効力が生じています。
2.この発行登録目論見書に記載された内容については、今後訂正されることがありま
す。また、参照すべき旨記載された参照情報が新たに差し替わることがあります。
3.この発行登録目論見書に基づきビー・エヌ・ピー・パリバ 2020年12月16日満期 円
建 早期償還条項付 日経平均株価・S&P500 複数指数連動社債(以下「本社債」と
いいます。)を売り付ける場合には、発行登録追補目論見書を交付いたします。
4.本社債の利率、満期償還金額および償還時期は、本社債の要項に従い、日経平均株
価およびS&P500の変動により影響を受けることがあります。詳細につきましては、
「第一部 証券情報、第2 売出要項、3 売出社債に関するその他の条件等、社債の
要項の概要、2.償還および買入れ」をご参照下さい。
(注) 発行会社は、平成27年11月17日付で、「ビー・エヌ・ピー・パリバ 2025年12月18
日満期 インドネシアルピア建(円貨決済型)ゼロクーポン社債」の売出しについ
て、訂正発行登録書を関東財務局長に提出しております。当該社債の売出しに係る
発行登録目論見書は、この発行登録目論見書とは別に作成および交付されますので、
当該社債の内容はこの発行登録目論見書には記載されておりません。
売出社債に関するリスク要因
本社債への投資のリターンは、参照指数の動向等により影響を受ける。かかるリスクに耐え、かつ、そ
のリスクを評価しうる経験豊富な投資家のみが、本社債の投資に適している。本社債への投資を予定する
投資家は、本社債へ投資することが適当か否か判断する際に、主に以下のリスク要因を検討するべきであ
る。
価格変動リスクおよび元本リスク
本社債が期限前償還されず、所定のノックイン事由が生じた場合、本社債の(満期)償還価格は、一定
の算式に従って決定される。参照指数の変動によっては投資元本を大きく割り込むことがある。本社債の
途中売却価格は、金利動向や参照指数の動向、その他の市場環境などの影響を受けて上下する。これによ
り投資元本を大きく割り込むことがある。
利率変動リスク
本社債の利率は、一定の条件に従って決定される。場合によっては、低い利率(0.10 パーセント)での
運用が継続する可能性があるほか、当初期待した金利収益を得られないことがある。
投資利回りリスク
本社債の満期償還金額が額面金額を下回る場合には、本社債の投資利回りがマイナスになる(すなわち、
投資家が損失を被る)可能性がある。また、市場状況の変化により、将来、本社債よりも有利な条件の類
似する社債が同一の発行会社から発行される可能性もある。
期限前償還による再運用リスク
本社債は、満期償還日より前に償還されることがある。この場合、償還された金額を再運用するときの
利回りが、仮に本社債が存続した場合の利回りを下回ることがある。
信用リスク
本社債には発行会社の信用状況の変化によるリスクがある。信用状況の変化は発行会社の経営状況もし
くは財務状況の変化によって、またはこれに対する外部評価の変化によって、生じる。これにより、利払
いまたは償還が当初の約束どおり行われない可能性があり、当初の投資元本に欠損が生じるおそれがある。
流動性リスク
流動性リスクとは、有価証券を売却(購入)しようとするとき、需要(供給)がないため、有価証券を
希望する時期または価格で売却(購入)することが困難となるリスクである。そのため、本社債も売却希
望時に直ちに売却換金することが困難な場合がある。万一途中売却される場合、発行会社の信用力または
知名度や市場環境等によって売却価格が投資元本を下回ることがある。
長期社債保有リスク
本社債は、期限前に償還される場合を除き、2020 年 12 月 16 日に償還される。本社債が期限前償還され
ない場合、投資家は、低い方の利率(一定の状況の場合には年 0.10 パーセント)による利息を受け取るこ
ととなる可能性および償還期限までかかる本社債を保有し続けなければならない可能性がある。
途中売却価格に影響する要因
償還される日より前の本社債の価値および売却価格は、償還される日より前の本社債の価値および売却
価格に複雑な影響を与える様々な要因に影響される。かかる要因の影響が相互に作用し、それぞれの要因
を有効に打ち消す可能性がある。償還される日より前の本社債の価値および売却価格は、最も有利な状況
においても各本社債の当初の投資金額である額面金額を大きく上回らない可能性があることに注意する必
要がある。以下に、他の要因が一定の場合に、ある要因だけが変動したと仮定した場合に予想される本社
債の価値への影響を例示する。
① 参照指数
一般的に、参照指数の下落は本社債の価値に悪影響を及ぼすと予想され、また、参照指数の上昇は、
本社債の価値に良い影響を及ぼすと予想される。しかし、本社債の価値および売却価格は、本社債の発
行後の参照指数が当初参照指数決定日における参照指数を大きく上回る場合においても、各本社債につ
き額面金額を大きく超えない可能性がある。本社債の満期償還日が近づくにつれ、本社債の価値は参照
指数の変動に非常に敏感に影響される可能性がある。
② 参照指数の予想変動率
参照指数の予想変動率とは、ある期間に予想される価格変動の幅および頻度の基準を表わす。一般的
に、参照指数の予想変動率の上昇は本社債の価値に悪影響を与える。参照指数の予想変動率の減少は本
社債の価値に良い影響を与える。しかし、かかる影響の度合いは参照指数や本社債の満期償還金額また
は期限前償還の有無が決定される評価日までの期間等によって変動する。
③
評価日または償還日までの残存期間
本社債の価格は評価日の前後で変動する場合が多く、評価日に期限前償還されないことが決定した場
合は本社債の価格が下落する傾向がある。
④ 配当利回りと保有コスト
一般的に、参照指数の構成銘柄の配当利回りの上昇または参照指数の構成銘柄および参照指数に係る
先物の保有コストの減少は、本社債の価値に悪影響を及ぼす。逆に、参照指数の構成銘柄の配当利回り
の下落または参照指数の構成銘柄および参照指数に係る先物の保有コストの増加は、本社債の価値に良
い影響を与える。
⑤ 発行会社の格付
本社債の価値は、投資家による発行会社の信用度の一般的な評価により影響を受けると予想される。
通常、かかる認識は、標準的な格付機関から付与された格付により影響を受ける。発行会社に付与され
た格付が下落すると、本社債の価値の減少を招く可能性がある。
⑥ 金利
円金利が下落すると本社債の価格が上昇し、円金利が上昇すると本社債の価格が下落する傾向がある
と予想されるが、参照指数、円金利水準、参照指数の予想変動率によってはかかる傾向が変化するため、
以上の傾向が逆転する可能性もある。
本社債に影響を与える市場活動
発行会社、BNPパリバ証券株式会社その他発行会社の関連会社は、通常業務の一環として、自己勘定
または顧客勘定で株式現物、先物およびオプションの取引を定期的に行うことができる。発行会社、BN
Pパリバ証券株式会社その他発行会社の関連会社は、一般に、多数の株式現物、先物またはオプションの
売買によりトレーディング・ブック上のエクスポージャーおよびオフ・バランス・ポジションをヘッジし、
また、エクスポージャーの存続期間中の市況の変化に伴いヘッジを調整(増減)することがある。かかる
取引、ヘッジ活動およびヘッジ活動の中止は、市場における価格、したがって、本社債の価値もしくは満
期償還金額に影響を与える可能性があり、またはこれによりすべての参照指数終値がそれぞれの早期償還
判定水準および利率判定水準以上となる可能性またはいずれかの参照指数終値が当該参照指数のノックイ
ン判定水準と同額かまたはそれを下回る可能性がある。
配 当
参照指数は構成銘柄の価格のみから計算されるため、各構成銘柄に支払われる配当金およびその再投資
は反映されない。
税務上の取扱い
日本の税務当局は本社債についての日本の課税上の取扱いについて明確にしていない。下記「課税上の
取扱い、(2)日本国の租税」を参照のこと。本社債に投資しようとする投資家は、各投資家の状況に応じて、
本社債に投資することによるリスクや本社債に投資することが適当か否かについて各自の会計顧問または
税務顧問に相談する必要がある。
潜在的利益相反
計算代理人であるビー・エヌ・ピー・パリバ UKリミテッドは、発行会社の関連会社である。場合によ
っては、発行会社の関連会社としての立場と、本社債の計算代理人としての立場の利害が相反することが
ありうる。例えば、障害日の有無に関する計算代理人の決定やその他の計算代理人の判断に関して、その
ような場合が起こりうる。ビー・エヌ・ピー・パリバ UKリミテッドは、計算代理人としての職務を忠実
に遂行し、合理的な判断を下す義務を負っているが、このような潜在的な利益相反が起こりうることに留
意する必要がある。
【表紙】
【提出書類】
発行登録書
【提出先】
関東財務局長
【提出日】
平成 26 年 3 月 14 日
平成 26 年 6 月 2 日訂正
平成 26 年 7 月 11 日訂正
平成 26 年 9 月 30 日訂正
平成 27 年 6 月 8 日訂正
平成 27 年 9 月 3 日訂正
平成 27 年 9 月 30 日訂正
平成 27 年 11 月 25 日訂正
【会社名】
ビー・エヌ・ピー・パリバ
(BNP PARIBAS)
【代表者の役職氏名】
最高財務責任者
(Chief Financial Officer)
ラルス・マシュニル
(Lars Machenil)
投資家向け広報および財務情報の責任者
(Head of Investor Relations and Financial
Information)
ステファン・ドゥ・マルニャック
(Stéphane de Marnhac)
BNP パリバ証券株式会社
代表取締役 CEO
(CEO and Representative Director of
BNP Paribas Securities (Japan) Limited)
フィリップ・アヴリル
(Philippe Avril)
【本店の所在の場所】
フランス国パリ市 9 区イタリア通り 16 番地
(16, boulevard des Italiens, 75009 Paris, France)
【代理人の氏名又は名称】
弁護士 柴 田 弘 典
【代理人の住所又は所在地】
東京都港区元赤坂一丁目 2 番 7 号 赤坂Kタワー
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
【電話番号】
03-6888-1182
【事務連絡者氏名】
弁護士 舩 越 輝
【連絡場所】
東京都港区元赤坂一丁目 2 番 7 号 赤坂Kタワー
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
【電話番号】
03-6888-1197
【発行登録の対象とした
売出有価証券の種類】
【発行登録書の内容】
社債
提出日
平成 26 年 3 月 14 日
効力発生日
平成 26 年 3 月 22 日
有効期限
平成 28 年 3 月 21 日
発行登録番号
26-外 13
発行予定額又は発行残高の上限
発行予定額 5,000 億円
発行可能額
364,022,795,118 円
【縦覧に供する場所】
ビー・エヌ・ピー・パリバ銀行東京支店
東京都千代田区丸の内一丁目 9 番 1 号
グラントウキョウ ノースタワー
目
次
頁
第一部【証券情報】 ··········································································
1
<ビー・エヌ・ピー・パリバ 2020 年 12 月 16 日満期 円建 早期償還条項付 日経平均株価・S&P500
複数指数連動社債に関する情報> ····························································
1
第1【募集要項】 ··········································································
1
第2【売出要項】 ··········································································
1
1【売出有価証券】 ······································································
1
2【売出しの条件】 ······································································
3
3【売出社債に関するその他の条件等】 ····················································
3
【募集又は売出しに関する特別記載事項】 ·················································· 35
<本社債以外の社債に関する情報> ···························································· 37
第1【募集要項】 ·········································································· 37
第2【売出要項】 ·········································································· 37
1【売出有価証券】 ······································································ 37
2【売出しの条件】 ······································································ 37
第二部【参照情報】 ·········································································· 38
第1【参照書類】 ·········································································· 38
第2【参照書類の補完情報】 ································································ 38
第3【参照書類を縦覧に供している場所】 ···················································· 38
第三部【保証会社等の情報】 ·································································· 39
<ビー・エヌ・ピー・パリバ 2020 年 12 月 16 日満期 円建 早期償還条項付 日経平均株価・S&P500
複数指数連動社債に関する情報> ···························································· 39
<本社債以外の社債に関する情報> ···························································· 40
発行登録書の提出者が金融商品取引法第 5 条第 4 項
各号に掲げる要件を満たしていることを示す書面 ·············································· 41
有価証券報告書の提出日以後に発生した重要な事実の内容を記載した書類 ·························· 42
事業内容の概要および主要な経営指標等の推移 ·················································· 71
第一部【証券情報】
<ビー・エヌ・ピー・パリバ 2020 年 12 月 16 日満期 円建 早期償還条項付 日経平均株価・S&P500 複数指数
連動社債に関する情報>
第1【募集要項】
該当事項なし。
第2【売出要項】
以下に記載するもの以外については、本社債(以下に定義する。)を売出しにより取得させるに当たり、そ
の都度「訂正発行登録書」または「発行登録追補書類」に記載する。
1【売出有価証券】
【売出社債(短期社債を除く。)】
銘
ビー・エヌ・ピー・パリバ 2020 年 12 月 16 日満期
円建 早期償還条項付 日経平均株価・S&P500 複数指数連動社債
(以下「本社債」という。)(注 1)
柄
売出券面額の総額または
売出振替社債の総額
(未定)円(注 2)
売出価額の総額
(未定)円(注 2)
記名・無記名の別
無記名式
各社債の金額
100 万円
償還期限
2020 年 12 月 16 日(ロンドン時間)(注 3)
2015 年 12 月 16 日(同日を含む。)から 2016 年 3 月 16 日(同日を含まない。)まで
額面金額に対し年(未定)%(年 3.50%から年 6.50%までを仮条件とする。)
2016 年 3 月 16 日(同日を含む。)から償還期限または(場合により)早期償還日(いず
れも同日を含まない。)まで
利率判定評価日における参照指数終値により以下のとおり変動する。
利
率(注 2)
利率判定評価日におけるすべての参照指数終値がそれぞれの利率判定水準以上の場
合
額面金額に対し年(未定)%(年 3.50%から年 6.50%までを仮条件とする。)
利率判定評価日におけるいずれかの参照指数終値が当該参照指数の利率判定水準未
満の場合
額面金額に対し年 0.10%
売出しに係る社債
の所有者の住所および
氏名または名称
SMBC日興証券株式会社
(以下「売出人」という。)
東京都千代田区丸の内三丁目 3 番 1 号
(注1)本社債は、発行会社により、発行会社の 900 億ユーロのユーロ・ミディアム・ターム・ノート・プログラム(2015
年 6 月 9 日付)(以下「プログラム」という。)および下記(注 4)に記載の代理人契約に基づき、2015 年 12 月 16
日(以下「発行日」という。)(下記「2 売出しの条件、(注 1)」を参照のこと。)にユーロ市場で発行される予
定であり、本社債の一部が売出人と同一グループ会社である英国SMBC日興キャピタル・マーケット会社により引
き受けられる。本社債が金融商品取引所に上場される予定はない。
(注2)売出券面額の総額および売出価額の総額は、ユーロ市場で発行される本社債の券面総額と同額である。
本社債の券面額の総額および売出価額の総額は、上記の仮条件に基づく本社債の需要状況を勘案した上で決定され
る。
― 1 ―
本社債の利率は、上記の仮条件に基づく本社債の需要状況を勘案した上で決定される。上記の仮条件は、市場の状
況を勘案して変更されることがある。
本社債に関する未定の発行条件は、2015 年 12 月上旬に調印される予定の最終条件書により決定される予定である。
(注3)本社債は、すべての参照指数が一定の水準を満たした場合、期限前償還される。すなわち、下記「3 売出社債に関
するその他の条件等、社債の要項の概要、2.償還および買入れ、(a)参照指数の水準による期限前償還」に記載の
とおり、各早期償還評価日におけるすべての参照指数終値が関連する利払期日に係るそれぞれの早期償還判定水準と
同額かそれを上回った場合、額面金額で各早期償還評価日に対応する早期償還日に自動的に期限前償還されることに
なる。
本社債が期限前償還されない場合、本社債の償還は、計算代理人が(ⅰ)観察期間中、常にすべての参照指数終値が
それぞれのノックイン判定水準を上回っていたと決定した場合は額面金額により、(ⅱ)観察期間中のいずれかの障害
日でない予定取引日にいずれかの参照指数終値が当該参照指数のノックイン判定水準と等しいかまたはこれを下回っ
ていたと決定した場合は以下の計算式に従って計算代理人により決定される金額(ただし、0 円以上の額とし、1 円未
満を四捨五入し、額面金額を上回ることはない。)により、それぞれなされる。
償還額算出対象指数の最終参照指数
額面金額
×
償還額算出対象指数の当初参照指数
なお、期限前償還および満期前償還については下記「3 売出社債に関するその他の条件等、社債の要項の概要、2. 償
還および買入れ」を参照のこと。本注記に使用されている用語は、「3 売出社債に関するその他の条件等、社債の要
項の概要」に定義されている。
本社債の満期償還金額および期限前償還の有無は、参照指数(各指数には上下動がある。)の変動によって左右さ
れる。申込人は、参照指数の変動によって本社債の償還の時期および償還額に差異が生じることを理解し、かかるリ
スクに耐えうる場合に限り、本社債への投資を行うべきである。
(注4)本社債は、発行会社としてのビー・エヌ・ピー・パリバ、ルクセンブルクの上場代理人、主支払代理人および名義
書換代理人としてのビー・エヌ・ピー・パリバ・セキュリティーズ・サービシズ、ルクセンブルク支店(以下「主支
払代理人」および「名義書換代理人」という。これらの用語には、主支払代理人または名義書換代理人としての承継
人を含むものとする。)、登録機関としてのビー・エヌ・ピー・パリバ・セキュリティーズ・サービシズ、ルクセン
ブルク支店(以下「登録機関」という。この用語には、登録機関の承継人を含むものとする。)ならびに契約におい
て指名されるその他の支払代理人および名義書換代理人(主支払代理人とともに、以下「支払代理人」および「名義
書換代理人」という。これらの用語には、追加のまたはその承継人である支払代理人または名義書換代理人を含むも
のとする。)の間で 2015 年 6 月 9 日頃に締結された改訂書換代理人契約(以下「代理人契約」という。この用語には、
随時更新または補足される代理人契約を含むものとする。)に従い、代理人契約の利益を享受して発行会社により発
行される社債券(以下「本社債券」といい、この用語は、(ⅰ)包括形式により表章される本社債券(以下「包括社債
券」という。)に関して、当該本社債券の指定通貨における最低の指定券面額の単位(適用ある最終条件書に規定す
る。)、(ⅱ)包括社債券との交換(または一部交換)により発行される確定社債券、および(ⅲ)包括社債券を意味す
る。)のシリーズの 1 つである。主支払代理人、登録機関および名義書換代理人を総合して「代理人」という。
本社債券の所持人(以下「本社債権者」という。)および利付無記名式確定社債券に付された利息の支払のための
利札(以下「利札」という。)の所持人(以下「利札所持人」という。)は、代理人契約および適用ある最終条件書
の諸条項のすべてについて通知を受けているものとみなされ、それらの利益を享受し、それらに拘束されるものであ
る。下記「3 売出社債に関するその他の条件等、社債の要項の概要」における記載の一部は、代理人契約の詳細な条
項の概要であり、その詳細な条項に基づくものである。代理人契約、英文目論見書(これには最終条件書の様式を含
む。)および本社債の最終条件書の写しは、当該「社債の要項の概要、3.支払」に所定の主支払代理人の本店および
支払代理人において入手することができる。
本社債権者および利札所持人は、2015 年 6 月 9 日頃に発行会社により発行された改訂書換約款(Deed of Covenant)
(以下「約款」という。)を享受する権利を有する。約款の原本は、ユーロクリア・バンク・エスエー/エヌブイ(以
下「ユーロクリア」という。)およびルクセンブルクのクリアストリーム・バンキング・ソシエテ・アノニム(以下
「クリアストリーム・ルクセンブルク」という。)を代表して共通預託機関により保管されている。
(注5)本社債につき、発行会社の依頼により、金融商品取引法第 66 条の 27 に基づく登録を受けた信用格付業者(以下「信
用格付業者」という。)から提供され、または閲覧に供される信用格付(予定を含む。)はない。
発行会社により発行される非劣後長期社債について上記に記載のプログラムには、ムーディーズ・インベスターズ・
サービス・インク(以下「ムーディーズ」という。)より「A1」、スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング
ズ・サービシズ(以下「S&P」という。)より「A+」の格付がそれぞれ付与されている。これらの格付は直ちに上記に
記載のプログラムに基づき発行される個別の社債に適用されるものではない。
ムーディーズおよび S&P は、信用格付事業を行っているが、本書日付現在、信用格付業者として登録されていない。
無登録格付業者は、金融庁の監督および信用格付業者が受ける情報開示義務等の規制を受けておらず、金融商品取引
業等に関する内閣府令第 313 条第 3 項第 3 号に掲げる事項に係る情報の公表も義務付けられていない。
ムーディーズおよび S&P については、それぞれのグループ内に、信用格付業者として、ムーディーズ・ジャパン株
式会社(登録番号:金融庁長官(格付)第 2 号)およびスタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社(登
録番号:金融庁長官(格付)第 5 号)が登録されており、各信用格付の前提、意義および限界は、インターネット上
で公表されているムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページ(ムーディーズ日本語ホームページ
(http://www.moodys.com/pages/default_ja.aspx)の「信用格付事業」のページ)にある「無登録業者の格付の利用」
― 2 ―
の「無登録格付説明関連」に掲載されている「信用格付の前提、意義及び限界」およびスタンダード&プアーズ・レ
ーティング・ジャパン株式会社のホームページ(http://www.standardandpoors.com/ja_JP/web/guest/home )の「ラ
イブラリ・規制関連」の「無登録格付け情報」(http://www.standardandpoors.com/ratings/unregistered/jp/jp)
に掲載されている「格付けの前提・意義・限界」において、それぞれ公表されている。
2【売出しの条件】
売出価格
額面 100 万円
につき 100 万円
申込期間
2015 年 12 月 7 日から
2015 年 12 月 15 日まで
(注 1)
申込単位
100 万円
申込証拠金
なし
申込受付場所
売出しの委託を受けた者
の住所および氏名または
名称
売出人の日本における本店、各支店および各営業部店ならびに下記(注 4)に記載の
金融機関および金融商品仲介業者の営業所または事務所(注 2)
該当事項なし
売出しの委託契約の内容
該当事項なし
(注1)本社債の受渡期日は 2015 年 12 月 17 日(日本時間)である。一定の事情により、発行会社が本書の記載を訂正すべ
きこととした場合には、申込期間、受渡期日および発行日のいずれかまたはすべてを概ね一週間程度の範囲で繰り下
げることがある。
(注2)本社債の各申込人は、売出人の本支店において各申込人の名義で外国証券取引口座を開設しなければならない。本
書に別途規定されている場合を除き、各申込人が売出人との間で行う本社債の取引に関しては、売出人から交付され
る外国証券取引口座約款に基づき、当該外国証券取引口座を通じて処理される。
(注3)本社債は、アメリカ合衆国 1933 年証券法(その後の改正を含む。)(以下「証券法」という。)に基づき登録され
ておらず、今後登録される予定もない。証券法の登録義務を免除されている一定の取引において行われる場合を除き、
合衆国内において、または合衆国人に対し、もしくは合衆国人のために、本社債の売付けの申込み、買付けの申込み
の勧誘または売付けを行ってはならない。本段落の用語は、証券法に基づくレギュレーションSにより定義された意
味を有する。
本社債は、合衆国税法上の要件の適用を受ける。合衆国税務規則により許された一定の取引において行われる場合
を除き、合衆国もしくはその領土において、または合衆国人に対し、本社債の売付けの申込み、買付けの申込みの勧
誘、売付けまたは交付を行ってはならない。本段落の用語は、合衆国内国歳入法および同法に基づく規則により定義
された意味を有する。
(注4)売出人は、金融商品取引法第 33 条の 2 に基づく登録を受けた金融機関および同法第 66 条に基づく登録を受けた金
融商品仲介業者に、本社債の売出しの取扱業務の一部を行うことを委託している。
3【売出社債に関するその他の条件等】
社債の要項の概要
1.利息
(a)各本社債は、2015 年 12 月 16 日(同日を含む。)から利息が付され、2015 年 12 月 16 日(同日を含む。)
から 2016 年 3 月 16 日(同日を含まない。)までの利息期間に関する利率は、その額面金額に対し年(未
定)パーセント(年 3.50 パーセントから年 6.50 パーセントまでを仮条件とする。)とし、額面金額 100
万円の各本社債につき、2016 年 3 月 16 日の利払期日に(未定)円が支払われる。
(b)2016 年 3 月 16 日(同日を含む。)から 2020 年 12 月 16 日(同日を含まない。)までの各利息期間に
関する利率は、計算代理人により以下のとおり決定され、各年の 3 月 16 日、6 月 16 日、9 月 16 日およ
び 12 月 16 日の各利払期日に、後払いで支払われる。
(ⅰ)各利率判定評価日におけるすべての参照指数終値がそれぞれの利率判定水準以上である場合には、
額面金額に対し年(未定)パーセント(年 3.50 パーセントから年 6.50 パーセントまでを仮条件とす
― 3 ―
る。)の割合で利息が付され、各利率判定評価日の直後の利払期日に、額面金額 100 万円の各本社債
につき、(未定)円が支払われる。
(ⅱ)各利率判定評価日におけるいずれかの参照指数終値が当該参照指数の利率判定水準未満の場合には、
額面金額に対し年 0.10 パーセントの割合で利息が付され、各利率判定評価日の直後の利払期日に、
額面金額 100 万円の各本社債につき、250 円が支払われる。
「利息期間」とは、最初に到来する利払期日(2016 年 3 月 16 日)については 2015 年 12 月 16 日(同
日を含む。)から 2016 年 3 月 16 日(同日を含まない。)までの期間をいい、それよりも後の各利払期
日については直前の利払期日(同日を含む。)から当該利払期日(同日を含まない。)までの期間をい
う。
「利払期日」とは、2016 年 3 月 16 日(同日を含む。)から 2020 年 12 月 16 日(同日を含む。)まで
の各年の 3 月 16 日、6 月 16 日、9 月 16 日および 12 月 16 日をいう。なお、利払期日が営業日でない場
合には、当該利払期日は翌営業日とする。なお、いかなる場合にも当該利払期日に支払われるべき利息
の額について調整は行われない。
「営業日」とは、ロンドンおよび東京において、商業銀行および外国為替市場が支払の決済をし、一
般取引(外国為替および外貨預金の取扱いを含む。)のため開業しており、かつ欧州自動即時グロス決
済システム(Trans-European Automated Real-Time Gross Settlement Express Transfer (TARGET2)
System)(以下「TARGET2 システム」という。)が稼動している日をいう。
「計算代理人」とは、ビー・エヌ・ピー・パリバ UKリミテッドをいう。
「利率判定評価日」とは、2016 年 6 月 16 日(同日を含む。)から 2020 年 12 月 16 日(同日を含む。)
までの各利払期日の 10 共通予定取引日(以下に定義される。)前の日をいう。ただし、当該日がいずれ
かの参照指数に係る障害日である場合には、当該参照指数に関する利率判定評価日は下記「2.償還およ
び買入れ、(c)調整事由、(ⅵ)障害事由発生による調整」に記載の調整を受ける。
「参照指数」とは、日経平均株価および/または S&P500 をいう。
「日経平均株価」とは、東京証券取引所第一部に上場されている選択された 225 銘柄の株価指数であ
る日経平均株価(日経 225)をいい、かかる指数はスポンサーにより計算および公表される。
「S&P500」とは、取引所で取引される株式銘柄の株価指数である S&P500 指数としてスポンサーが計算
し、公表している値をいう。なお、計算代理人が決定する S&P500 の値は、小数点第 3 位を四捨五入した
値とする。
「参照指数終値」とは、(ⅰ)日経平均株価については、評価時刻において計算代理人により決定され
る日経平均株価の水準をいい、(ⅱ)S&P500 については、評価時刻においてスポンサーが公表し、計算代
理人により決定される S&P500 の水準をいう。
「スポンサー」とは、(ⅰ)日経平均株価については、株式会社日本経済新聞社(またはその承継人)
(株式会社日本経済新聞社のインデックス事業室が日経平均株価の計算を行っている。)をいい、
― 4 ―
(ⅱ)S&P500 については、スタンダード&プアーズ・ダウ・ジョーンズ・インデックス・エルエルシー(ま
たはその承継人)をいう。
「共通予定取引日」とは、すべての参照指数について予定取引日である日をいう。
「予定取引日」とは、(ⅰ)日経平均株価については、取引所および関係取引所が、それぞれの通常の
取引セッションでの取引を行う予定の日をいい、(ⅱ)S&P500 については、スポンサーが S&P500 の水準
を公表する予定であり、かつ関係取引所が通常の取引セッションでの取引を行う予定の日をいう。
「障害日」とは、(ⅰ)日経平均株価については、予定取引日のうち、(a)取引所および/もしくは関
係取引所が通常の取引セッションの間に取引を開始できなかった日または(b)市場障害事由が発生した
日をいい、(ⅱ)S&P500 については、予定取引日のうち、(a)スポンサーが S&P500 の水準を公表するこ
とができなかった日、(b)関係取引所が通常の取引セッションの間に取引を開始できなかった日または
(c)市場障害事由が発生した日をいう。
「取引所」とは、(ⅰ)日経平均株価については、東京証券取引所、その承継の取引所もしくは取引シ
ステムまたは日経平均株価を構成する株式の取引を暫定的に取り扱う代替の取引所もしくは取引システ
ム(ただし、かかる暫定的な代替の取引所または取引システムが、当該日経平均株価を構成する株式に
ついて、取引所と同程度の流動性を備えていると計算代理人が判断する場合に限る。)をいい、(ⅱ)S&P500
については、S&P500 の各構成銘柄の取引が主に行われている取引市場として計算代理人が決定する取引
所をいう。
「関係取引所」とは、(ⅰ)日経平均株価については、大阪取引所、その承継の取引所もしくは取引シ
ステムまたは日経平均株価に関連する先物もしくはオプションの取引を暫定的に取り扱う代替の取引所
もしくは取引システム(ただし、かかる暫定的な代替の取引所もしくは取引システムが、日経平均株価
に関連する先物もしくはオプションについて、関係取引所と同程度の流動性を備えていると計算代理人
が判断する場合に限る。)をいい、(ⅱ)S&P500 については、シカゴ・マーカンタイル取引所、その承継
の取引所もしくは取引システムまたは S&P500 に関連する先物もしくはオプションの取引を暫定的に取
り扱う代替の取引所もしくは取引システム(ただし、かかる暫定的な代替の取引所もしくは取引システ
ムが、S&P500 に関連する先物もしくはオプションについて、関係取引所と同程度の流動性を備えている
と計算代理人が判断する場合に限る。)をいう。
「市場障害事由」とは、(ⅰ)日経平均株価については、評価時刻までの 1 時間の間に、計算代理人が
いずれも重大なものであると判断する取引障害もしくは取引所障害が発生しもしくは存在していること、
または早期終了が発生しまたは存在すること(当該日経平均株価に関するある時点における市場障害事
由の有無の判定において、当該日経平均株価を構成する銘柄に関して市場障害事由が発生したと判定さ
れた場合には、日経平均株価の構成銘柄全体に占める当該構成銘柄の構成比率は、かかる市場障害事由
の発生の直前の日経平均株価の構成銘柄全体に対する当該構成銘柄の寄与部分の割合に基づいて算定さ
れる。計算代理人は、本要項第 10 項に従って、日経平均株価について市場障害事由が発生しなかったな
― 5 ―
らば利率判定評価日、早期償還評価日もしくは最終評価日であったであろう日、または当初参照指数決
定日における日経平均株価に係る市場障害事由の発生について、本社債権者に対して実行可能な限り速
やかに通知するものとする。)をいい、(ⅱ)S&P500 については、(a)いずれかの構成銘柄について、当
該構成銘柄の取引が主に行われている取引所における評価時刻までの 1 時間の間に計算代理人がいずれ
も重大なものであると判断する取引障害もしくは取引所障害が発生しもしくは存在し、または早期終了
が発生しもしくは存在し、かつ取引障害、取引所障害もしくは早期終了が発生もしくは存在する構成銘
柄が合計して S&P500 の 20 パーセント以上を構成すること、または(b)S&P500 に関連する先物取引もし
くはオプション取引の場合、関係取引所における評価時刻までの 1 時間の間に計算代理人がいずれも重
大なものであると判断する取引障害もしくは取引所障害が発生しもしくは存在し、または早期終了が発
生しもしくは存在すること(ある構成銘柄に関するある時点における市場障害事由の有無の判定におい
て、当該構成銘柄に関して市場障害事由が発生したと判定された場合の S&P500 に占める当該構成銘柄の
構成比率は、スポンサーにより市場の始値の一部として公表される公式な始値の組入比率を用いて計算
される S&P500 の構成銘柄全体に対する当該構成銘柄の寄与部分の割合に基づいて算定される。)をいう。
「評価時刻」とは、(ⅰ)日経平均株価については、取引所および予定取引日に関し、かかる予定取引
日における取引所の平日の予定終了時刻をいい(取引時間終了後の取引または通常の取引時間外に行わ
れるその他の取引を考慮しない。)、取引所が予定終了時刻より早く終了する場合には、評価時刻は、
現実に終了する時刻とし、(ⅱ)S&P500 については、(a)市場障害事由の有無の判定の場合には、(x)当
該構成銘柄に係る取引所および予定取引日に関し、かかる予定取引日における取引所の平日の予定終了
時刻または(y)S&P500 に関連する先物取引またはオプション取引に関し、かかる関係取引所の取引終了
時刻をいい、(b)その他の場合には、S&P500 の公式な終値がスポンサーにより計算され公表される時刻
をいう。
「取引障害」とは、(ⅰ)日経平均株価については、取引所もしくは関係取引所が許容する値幅制限を
超えて価格が変動したことまたはその他の理由により、(a)取引所における日経平均株価の 20 パーセン
ト以上を構成する銘柄の取引または(b)関係取引所における日経平均株価に関連する先物もしくはオプ
ションの取引につき、取引所もしくは関係取引所その他により取引が停止されまたは取引に制限が課さ
れることをいい、(ⅱ)S&P500 については、取引所もしくは関係取引所が許容する値幅制限を超えて価格
が変動したことまたはその他の理由により、(a)取引所におけるいずれかの当該構成銘柄の取引または
(b)関係取引所における S&P500 に関連する先物もしくはオプションの取引につき、取引所もしくは関係
取引所その他により取引が停止されまたは取引に制限が課されることをいう。
「取引所障害」とは、(ⅰ)日経平均株価については、市場参加者による(a)取引所における日経平均
株価の 20 パーセント以上を構成する銘柄の取引もしくは市場価値の把握または(b)関係取引所におけ
る日経平均株価に関連する先物もしくはオプションの取引もしくは市場価値の把握の一般的な障害とな
ると計算代理人が判断する事由(早期終了を除く。)をいい、(ⅱ)S&P500 については、市場参加者によ
― 6 ―
る(a)いずれかの構成銘柄が取引される取引所における当該構成銘柄の取引もしくは市場価値の把握ま
たは(b)関係取引所における S&P500 に関連する先物もしくはオプションの取引もしくは市場価値の把
握の一般的な障害となると計算代理人が判断する事由(早期終了を除く。)をいう。
「早期終了」とは、(ⅰ)日経平均株価については、取引所営業日において、日経平均株価の 20 パーセ
ント以上を構成する銘柄に関する取引所または関係取引所における取引が予定終了時刻よりも前に終了
すること(ただし、(a)当該取引所営業日における取引所もしくは関係取引所の通常取引が実際に終了
した時点または(b)当該取引所営業日の評価時刻における執行のための取引所もしくは関係取引所のシ
ステムにおける注文の最終受付時点のいずれか早い方の 1 時間以上前に、取引所または関係取引所によ
りかかる早期終了時間が発表された場合には、この限りでない。)をいい、(ⅱ)S&P500 については、取
引所営業日において、いずれかの構成銘柄に関する取引所または関係取引所における取引が予定終了時
刻よりも前に終了すること(ただし、(a)当該取引所営業日における取引所もしくは関係取引所の通常
取引が実際に終了した時点または(b)当該取引所営業日の評価時刻における執行のための取引所もしく
は関係取引所のシステムにおける注文の最終受付時点のいずれか早い方の 1 時間以上前に、取引所また
は関係取引所によりかかる早期終了時間が発表された場合には、この限りでない。)をいう。
「予定終了時刻」とは、取引所および関係取引所における予定取引日に関しては、かかる予定取引日
における取引所または関係取引所の平日の取引終了予定時刻(取引時間終了後の取引または通常の取引
時間外に行われるその他の取引を考慮しない。)をいう。
「取引所営業日」とは、(ⅰ)日経平均株価については、取引所または関係取引所における取引がそれ
ぞれの予定終了時刻より前に終了するか否かにかかわらず、かかる取引所および関係取引所において、
それぞれ通常の取引セッションにおける取引が行われる予定取引日をいい、(ⅱ)S&P500 については、
(a)スポンサーが S&P500 の水準を公表し、かつ(b)関係取引所における取引が予定終了時刻より前に終
了するか否かにかかわらず、かかる関係取引所において通常の取引セッションにおける取引が行われる
予定取引日をいう。
「利率判定水準」とは、各参照指数について、当該参照指数に係る当初参照指数の 80.00 パーセント
に相当する水準(小数点第 3 位を四捨五入する。)をいう。
「当初参照指数」とは、各参照指数について、当初参照指数決定日における参照指数終値をいう。た
だし、当該日が障害日である場合には、下記「2.償還および買入れ、(c)調整事由、(ⅴ)障害事由発生
による調整」に記載の調整を受ける。
「当初参照指数決定日」とは、2015 年 12 月 16 日をいう。ただし、(ⅰ)当該日がいずれかの参照指数
について予定取引日でない場合には、当該参照指数に係る翌予定取引日が当該参照指数に係る当初参照
指数決定日になるものとし、(ⅱ)当該日がいずれかの参照指数に係る障害日であると計算代理人が判断
する場合には、当該参照指数に係る当初参照指数決定日は下記「2.償還および買入れ、(c)調整事由、(ⅵ)
障害事由発生による調整」に記載の調整を受ける。
― 7 ―
(c)利息は、毎月 30 日の 12 ヶ月で構成される 1 年 360 日を基準として計算されるものとし、1 ヶ月に満
たない期間は、同基準によって計算される実際に経過した日数によるものとする。ただし、1 円未満は
四捨五入する。
(d)利息は本要項第 3 項の規定に従って支払われる。利息の発生は、本社債が償還される日(期限前に償
還される日を含む。)に停止する。ただし、元本の支払が不当に留保または拒否された場合はこの限り
でないものとし、かかる場合には、(ⅰ)当該本社債に対して支払われるべき全額および/または交付さ
れるべき資産が当該本社債の所持人またはその代理人により受領された日、ならびに(ⅱ)主支払代理人
または当該資産を本社債権者に対し交付するために発行会社により任命された代理人が当該本社債の所
持人に対し(本要項第 10 項に従い、または個別に)当該本社債に関して支払われるべき全額および/も
しくは交付されるべき資産の受領を通知した日のいずれか早く到来した日まで(判決の前後を問わず)
償還時に適用される利率による利息が引き続き発生する。
2.償還および買入れ
(a)参照指数の水準による期限前償還
計算代理人がその単独の裁量により各早期償還評価日におけるすべての参照指数終値が関連する利払
期日に係るそれぞれの早期償還判定水準と同額かまたはそれを上回ったと決定した場合(以下「期限前
償還事由」という。)、各本社債はかかる期限前償還事由の発生した各早期償還評価日の直後の利払期
日(以下「早期償還日」という。)において、額面金額で期限前償還される。
(注)かかる期限前償還は、早期償還評価日より前にノックイン事由が発生したか否かにかかわらず額面金額で
償還される。
「早期償還評価日」とは、2016 年 3 月 16 日(同日を含む。)から 2020 年 9 月 16 日(同日を含む。)
までの各利払期日の 10 共通予定取引日前の日をいう。ただし、当該日がいずれかの参照指数に係る障害
日である場合には、当該参照指数に係る早期償還評価日は下記「(c)調整事由、(ⅵ)障害事由発生によ
る調整」に記載の調整を受ける。
― 8 ―
「早期償還判定水準」とは、各参照指数について、各早期償還日につき、それぞれ下記に記載される
水準(小数点第 3 位を四捨五入する。)をいう。
早期償還日
早期償還判定水準
2016 年 3 月 16 日
当初参照指数×105.00%
2016 年 6 月 16 日
当初参照指数×104.00%
2016 年 9 月 16 日
当初参照指数×103.00%
2016 年 12 月 16 日
当初参照指数×102.00%
2017 年 3 月 16 日
当初参照指数×101.00%
2017 年 6 月 16 日
当初参照指数×100.00%
2017 年 9 月 16 日
当初参照指数×99.00%
2017 年 12 月 16 日
当初参照指数×98.00%
2018 年 3 月 16 日
当初参照指数×97.00%
2018 年 6 月 16 日
当初参照指数×96.00%
2018 年 9 月 16 日
当初参照指数×95.00%
2018 年 12 月 16 日
当初参照指数×94.00%
2019 年 3 月 16 日
当初参照指数×93.00%
2019 年 6 月 16 日
当初参照指数×92.00%
2019 年 9 月 16 日
当初参照指数×91.00%
2019 年 12 月 16 日
当初参照指数×90.00%
2020 年 3 月 16 日
当初参照指数×89.00%
2020 年 6 月 16 日
当初参照指数×88.00%
2020 年 9 月 16 日
当初参照指数×87.00%
(b)満期償還
本書に記載の条件により満期償還日前に償還または買入消却されない限り、本社債は、以下の規定に
従い、計算代理人により決定された金額(以下「満期償還金額」という。)で償還される。
(ⅰ)ノックイン事由が発生しなかった場合、本社債は、額面金額で償還されるものとする。
(ⅱ)ノックイン事由が発生した場合には、本社債は、以下の計算式に従って決定された金額(1 円未
満を四捨五入する。)で償還されるものとする。ただし、かかる満期償還金額は、0 円以上 100 万
円以下の金額とする。
償還額算出対象指数の最終参照指数
額面金額
×
償還額算出対象指数の当初参照指数
「満期償還日」とは、2020 年 12 月 16 日をいい、当該日が営業日でない場合には、かかる満期償還金
額の支払は翌営業日とする。
「ノックイン事由」とは、観察期間中のいずれかの障害日でない予定取引日にいずれかの参照指数終
値が、一度でもノックイン判定水準と等しいかまたはこれを下回ったと計算代理人が決定した場合をい
う。
「ノックイン判定水準」とは、各参照指数について、当該参照指数に係る当初参照指数の 60.00 パー
セントに相当する水準(小数点第 3 位を四捨五入する。)をいう。
― 9 ―
「償還額算出対象指数」とは、参照指数のうち、当該参照指数に係る最終参照指数を当該参照指数に
係る当初参照指数で除して得られた数(以下「パフォーマンス」という。)が最も低いものをいう。パ
フォーマンスがすべての参照指数について同じ値である場合、計算代理人がその単独かつ絶対的な裁量
により償還額算出対象指数を決定する。
「最終参照指数」とは、各参照指数について、最終評価日における参照指数終値をいう。
「観察期間」とは、各参照指数について、当初参照指数決定日の評価時刻から満期償還日の 10 共通予
定取引日前の日の評価時刻までの期間をいう。
「最終評価日」とは、満期償還日の 10 共通予定取引日前の日(2020 年 12 月 2 日を予定している。)
をいう。ただし、当該日がいずれかの参照指数に係る障害日である場合には、当該参照指数に関する最
終評価日は下記「(c)調整事由、(ⅵ)障害事由発生による調整」に記載の調整を受ける。
(c)調整事由
(ⅰ)日経平均株価に関する情報
概略
別段の定めのない限り、日経平均株価に関する本書の記載は、公表文書に基づくものである。
日経平均株価は、選択された日本株式構成銘柄の価格の推移を示すために、株式会社日本経済新
聞社が計算し公表する株価指数である。日経平均株価は、現在、東京証券取引所第一部に上場する
225 の株式銘柄によって構成されており(今後も原則として 225 銘柄となる。)、広範な日本の業
種を反映している。225 種の全銘柄は、東京証券取引所第一部に上場されているものである。当該
225 種の銘柄は、同取引所で最も活発に取引が行われている株式の中から選択されている。日経平
均株価に基づく先物およびオプションについては、シンガポール国際金融取引所、大阪取引所およ
びシカゴ・マーカンタイル取引所において取引されている。
日経平均株価は、修正平均株価加重指数であり(すなわち、日経平均株価における各構成銘柄の
加重値は発行会社の株式の時価総額ではなく 1 株当りの株価に基づいている。)、その計算方法は、
(ⅰ)各構成銘柄の 1 株当りの株価を、当該構成銘柄に対応する加重関数(以下「加重関数」という。)
で乗じ、(ⅱ)その積を合計し、(ⅲ)その数値を除数で除したものである。除数は当初 1949 年に設定
されたときは 225 であったが、2015 年 11 月 20 日現在 25.492 となり、下記のとおり調整される。
各加重関数は、50 円を構成銘柄の額面で除して計算され、各構成銘柄の株価に加重関数を乗じた額
が額面を一律 50 円とした場合の株価に相当するように設定されている。日経平均株価の計算に用い
られる株価は、構成銘柄の主要な市場(現在のところ東京証券取引所)において報告されている株
価である。日経平均株価の値は、東京証券取引所の取引時間中 15 秒毎に計算されている。
構成銘柄に影響する市場外の要因、例えば増資、減資、株式分割、株主に対する資産の分配など
の一定の変化が生じた場合には、日経平均株価の値が継続的に維持されるように、日経平均株価を
計算するための除数は、日経平均株価の値が整合性を欠くような形で変更され継続性を欠くことの
― 10 ―
ないよう修正されている。別の変更が生じた結果さらに修正が必要となるまで、除数は一定値に維
持されている。構成銘柄に影響する各変更の結果、除数は、当該変更の発生した直後の株価に加重
関数を乗じたものの合計を新たな除数で除した値(すなわち、当該変更直後の日経平均株価の値)
がその変更の生じる直前の日経平均株価の値に等しくなるよう修正される。
構成銘柄は、スポンサーの設定する「日経平均株価 構成銘柄選定基準」中の定期見直し基準に従
い、毎年 1 回、10 月の第一営業日に見直される。定期見直しによる入れ替え銘柄数には上限が設け
られていない。また、定期見直しとは別に、「日経平均株価 構成銘柄選定基準」中の臨時入れ替え
基準に従いこれを入れ替えることがある。
例えば、次の事由により東京証券取引所第一部上場銘柄でなくなったものは、構成銘柄から除外
される。
(ⅰ)倒産の場合、(ⅱ)被合併、株式移転、株式交換など企業再編に伴う上場廃止の場合、(ⅲ)債
務超過などその他の理由による上場廃止または監理ポスト入り、(ⅳ)東京証券取引所第二部への指
定替えの場合。
監理ポスト入り銘柄については、原則除外候補となるが、除外の実施は事業の存続可能性や上場
廃止の可能性など状況を判断の上決定される。
構成銘柄からある株式を除外した場合には、スポンサーは、自ら設定する基準に従い、その補充
銘柄を選択する。銘柄の入れ替えは同一日に除外・採用銘柄数を同数として、225 銘柄を維持する
ことを原則とするが、採用銘柄が株式移転または非上場会社を親会社とした株式交換などを実施す
ることにより上場廃止した後、株式移転により設立される完全親会社または株式交換により完全親
会社となる非上場会社など事業を継承すると認められる会社が短期間のうちに新規上場し、その銘
柄を補充銘柄として採用する場合等、やむをえない場合は該当銘柄を除外してから代替の銘柄を採
用するまでの一定短期間、225 銘柄に満たない銘柄を対象として日経平均株価を算出することがあ
る。この間にあっては、銘柄または銘柄数を変更する都度、除数を変更し、指数としての継続性を
維持する。
日経平均株価に関する著作権、知的所有権、その他一切の権利は株式会社日本経済新聞社に帰属
する。スポンサーは、日経平均株価の計算および公表を継続する義務を負っていない。本社債は、
いかなる方法によってもスポンサーにより後援、推奨、販売または企画されたものではない。本書
の記載により、スポンサーは、発行会社、本社債権者その他の公衆に対して、日経平均株価、およ
び/または特定の日時において当該日経平均株価が示す数値の使用から帰結される結果その他につ
き、明示または黙示を問わずいかなる保証および表明も行っていない。スポンサーは、日経 225 に
おける誤りにつきいかなる者に対しても(過失その他を問わず)責任を負わないものとし、またい
かなる者に対してもかかる誤りを通知する義務を負わないものとする。スポンサーは、日経平均株
価の決定、構成または計算に際し発行会社または本社債権者のニーズを考慮する義務を負っていな
― 11 ―
い。またスポンサーは、本社債の発行時期、価格や数量の決定や、本社債が現金決済される算式の
決定や計算について責任を負わず、これらに関与していない。スポンサーは本社債の管理、販売ま
たは取引について何ら責任を負わない。
日経平均株価の過去の推移
下記の表は、1976 年から 2014 年までの各年末の最終取引日における日経平均株価の終値を表し
たものである。これは、様々な経済状況の下で日経平均株価がどのように推移するかの参考のため
に記載するものであり、この日経平均株価の過去の推移は将来の動向を示唆するものではない。日
経平均株価が下落し、利払期日および満期償還日に本社債権者に対して支払われる利息および満期
償還金額が減少することがある。
日経平均株価の年末の終値
年
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
終値
4,990.85
4,865.60
6,001.85
6,569.47
7,116.38
7,681.84
8,016.67
9,893.82
11,542.60
13,113.32
18,701.30
21,564.00
30,159.00
年
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
終値
38,915.87
23,848.71
22,983.77
16,924.95
17,417.24
19,723.06
19,868.15
19,361.35
15,258.74
13,842.17
18,934.34
13,785.69
10,542.62
年
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
(単位:円)
終値
8,578.95
10,676.64
11,488.76
16,111.43
17,225.83
15,307.78
8,859.56
10,546.44
10,228.92
8,455.35
10,395.18
16,291.31
17,450.77
下記の表は、2010 年 1 月から 2015 年 10 月までの各月末の日経平均株価の終値を表したものであ
る。これは、様々な経済状況の下で日経平均株価がどのように推移するかの参考のために記載する
ものであり、この日経平均株価の過去の推移は日経平均株価の将来の動向を示唆するものではなく、
本社債の時価の動向を示すものでもない。過去の下記の期間において日経平均株価が下記のように
変動したことによって、日経平均株価および本社債の時価が本社債の償還まで同様に推移すること
を示唆するものではない。
― 12 ―
日経平均株価の月末の終値
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
2010 年
10,198.04
10,126.03
11,089.94
11,057.40
9,768.70
9,382.64
9,537.30
8,824.06
9,369.35
9,202.45
9,937.04
10,228.92
2011 年
10,237.92
10,624.09
9,755.10
9,849.74
9,693.73
9,816.09
9,833.03
8,955.20
8,700.29
8,988.39
8,434.61
8,455.35
2012 年
8,802.51
9,723.24
10,083.56
9,520.89
8,542.73
9,006.78
8,695.06
8,839.91
8,870.16
8,928.29
9,446.01
10,395.18
2013 年
11,138.66
11,559.36
12,397.91
13,860.86
13,774.54
13,677.32
13,668.32
13,388.86
14,455.80
14,327.94
15,661.87
16,291.31
2014 年
14,914.53
14,841.07
14,827.83
14,304.11
14,632.38
15,162.10
15,620.77
15,424.59
16,173.52
16,413.76
17,459.85
17,450.77
(単位:円)
2015 年
17,674.39
18,797.94
19,206.99
19,520.01
20,563.15
20,235.73
20,585.24
18,890.48
17,388.15
19,083.10
日経225の過去終値
(単位:円)
各月末の日経225の終値
22,000
21,000
20,000
19,000
18,000
17,000
16,000
15,000
14,000
13,000
12,000
11,000
10,000
9,000
8,000
7,000
6,000
10年1月
10年7月
11年1月
11年7月
12年1月
12年7月
13年1月
13年7月
14年1月
14年7月
15年1月
15年7月
2015 年 11 月 24 日現在、日経平均株価の終値は、19,924.89 円であった。
出典:株式会社日本経済新聞社(日経平均プロフィルのウェブサイト)
東京証券取引所
東京証券取引所は、市場規模の観点で世界最大級の証券市場の 1 つである。東京証券取引所は、
双方向の継続性のある完全入札制の市場である。取引時間は現在、月曜日から金曜日までの東京時
間の午前 9 時から午前 11 時 30 分までおよび東京時間の午後 0 時 30 分から午後 3 時までである。
東京証券取引所は、売買注文の不均衡により生じる異常な短期価格変動の防止を企図した方策を
講じている。かかる方策には個別株価の異常な変動を防止するための毎日の上限および下限を含む。
原則として、東京証券取引所に上場されている銘柄は、制限値幅を超えて取引することはできない。
この値幅はパーセントではなく日本円の絶対額で表示され、前取引日の終値に基づいて設定されて
いる。さらに、上場株式につき大幅な売買注文の不均衡が生じた場合には、反対注文を促して需給
― 13 ―
関係の均衡を保つため、当該株式の「特別買気配」や「特別売気配」を当該株式の直近の売買価格
より高くまたは低く設定することがある。東京証券取引所は、一定の限定的な異常な事態が発生し
た場合(例えば、当該株式に関する異常な取引)には、個別株式の取引を中止することがあること
に留意しなければならない。その結果、日経平均株価の変動は、日経平均株価を構成する個別株式
の価格の値幅制限または取引中止により制限され、一定の状況において本社債の時価に影響を及ぼ
すことがある。
(ⅱ)S&P500 に関する情報
概略
S&P500 は、定期的に会合を行う S&P 指数委員会(S&P の経済専門家および株価アナリストによる
チーム)により管理されている。S&P 指数委員会の目的は、より幅広い資本領域におけるリスク・
リターン特性を継続的に考察し、S&P500 が米国株式の代表的な指数であり続けるようにすることで
ある。S&P 指数委員会はさらに銘柄の流動性を監視することで、ポートフォリオ取引の効率化を図
るとともに、銘柄入替を最小限に抑える。
算出方法
S&P 指数委員会は指数の管理のために、公表されているガイドラインに従っている。このガイド
ラインの完全な詳細(指数の追加および除外に関する基準、方針文書および研究論文を含む。)は
ウェブサイト(www.indices.standardandpoors.com)に掲載されている。これらのガイドラインは、
投資家が指数を再現し、S&P500 と同じ性能を獲得できるように、要求される透明性と必要な公平性
を提供する。
指数への銘柄追加に関する基準
・米国企業
決定要因には、企業の資産および収入の拠点、企業構造、米国証券取引委員会(SEC)の提出書類
の種別ならびに取引所上場が含まれる。
・時価総額
40 億米ドルを超える時価総額を有する企業であること。かかる最低額は、市場状況に沿うよう随
時見直しが行われる。
・公開株
少なくとも 50 パーセントが公開株であることを要する。
・財政的実行可能性
企業は、公表利益が一般会計原則に基づく純利益(非継続事業および特別損益項目を除く。)と
して定義される場合には、公表利益が連続 4 四半期プラスでなければならない。
― 14 ―
・十分な流動性および合理的な価格
浮動株修正後の企業の時価総額に対して取引された年間の米ドル価値の比率は、1.0 以上とする。
株価が非常に低い場合は、株式の流動性に影響を及ぼす可能性がある。
・セクターの代表性
企業の産業分類は、定義された時価総額の範囲内において、世界の適格企業のセクター構成に沿
ったセクターバランスの維持に寄与している。
・企業タイプ
すべての米国普通株式は、ニューヨーク証券取引所(NYSE アーカ取引所および旧アメリカン証券
取引所を含む。)ならびにナスダック証券取引所に上場されている。リート(モーゲージリートを
除く。)およびビジネス・デベロップメント.カンパニー(BDC)もまた、これに含まれる対象とな
っている。クローズド・エンド型ファンド、ETF、ADR、ADS および特定のその他のタイプの証券は、
これに含まれる対象となっていない。詳細については、上記「算出方法」を参照のこと。継続的に
指数の構成銘柄である企業は、必ずしもこれらのガイドラインに従っていない。S&P 指数委員会は、
指数の構成銘柄の不必要な入替を最小限にするように努め、構成銘柄の削除は、臨機応変に決定さ
れる。
構成銘柄の削除基準
指数の基準を 1 つ以上、大幅に違反した企業。
指数の基準を満たさなくなるような合併、買収または重要な再編に関わった企業。
出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスのホームページより
本書において、S&P500 には、S&P500 またはそれを承継する指数を含む。なお、S&P500 に関する
情報は、随時変更または更新されることがある。最新の情報については、S&P ダウ・ジョーンズ・
インデックスのホームページを参照のこと。
S&P500 の過去の推移
下記の表は、1976 年から 2014 年までの各年末の最終取引日における S&P500 の終値を表したもの
である。これは、様々な経済状況の下で S&P500 がどのように推移するかの参考のために記載するも
のであり、この S&P500 の過去の推移は将来の動向を示唆するものではない。S&P500 が下落し、利
払期日および満期償還日に本社債権者に対して支払われる利息および満期償還金額が減少すること
がある。
― 15 ―
S&P500 の年末の終値
年
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
終値
107.46
95.10
96.11
107.94
135.76
122.55
140.64
164.93
167.24
211.28
242.17
247.08
277.72
年
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
終値
353.40
330.22
417.09
435.71
466.45
459.27
615.93
740.74
970.43
1,229.23
1,469.25
1,320.28
1,148.08
(単位:ポイント)
年
終値
2002
879.82
2003
1,111.92
2004
1,211.92
2005
1,248.29
2006
1,418.30
2007
1,468.36
2008
903.25
2009
1,115.10
2010
1,257.64
2011
1,257.60
2012
1,426.19
2013
1,848.36
2014
2,058.90
下記の表は、2010 年 1 月から 2015 年 10 月までの各月末の S&P500 の終値を表したものである。
これは、様々な経済状況の下で S&P500 がどのように推移するかの参考のために記載するものであり、
この S&P500 の過去の推移は S&P500 の将来の動向を示唆するものではなく、本社債の時価の動向を
示すものでもない。過去の下記の期間において S&P500 が下記のように変動したことによって、
S&P500 および本社債の時価が本社債の償還まで同様に推移することを示唆するものではない。
S&P500 の月末の終値
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
2010 年
1,073.87
1,104.49
1,169.43
1,186.69
1,089.41
1,030.71
1,101.60
1,049.33
1,141.20
1,183.26
1,180.55
1,257.64
2011 年
1,286.12
1,327.22
1,325.83
1,363.61
1,345.20
1,320.64
1,292.28
1,218.89
1,131.42
1,253.30
1,246.96
1,257.60
2012 年
1,312.41
1,365.68
1,408.47
1,397.91
1,310.33
1,362.16
1,379.32
1,406.58
1,440.67
1,412.16
1,416.18
1,426.19
― 16 ―
2013 年
1,498.11
1,514.68
1,569.19
1,597.57
1,630.74
1,606.28
1,685.73
1,632.97
1,681.55
1,756.54
1,805.81
1,848.36
(単位:ポイント)
2014 年
2015 年
1,782.59
2,044.81
1,859.45
2,104.50
1,872.34
2,067.89
1,883.95
2,085.51
1,923.57
2,107.39
1,960.23
2,063.11
1,930.67
2,103.84
2,003.37
1,972.18
1,972.29
1,920.03
2,018.05
2,079.36
2,067.56
2,058.90
(単位:ポイント)
S&P500指数の過去終値
各月末のS&P500指数の終値
2,700
2,200
1,700
1,200
700
200
10年1月 10年7月 11年1月 11年7月 12年1月 12年7月 13年1月 13年7月 14年1月 14年7月 15年1月 15年7月
2015 年 11 月 23 日現在、S&P500 の終値は、2,086.59 ポイントであった。
出典:ブルームバーグ・エルピー
(ⅲ)参照指数の調整
(a)スポンサー承継人による参照指数の計算および公表
いずれかの参照指数が、(ⅰ)スポンサーにより計算され公表されなかったものの計算代理人の
認めるスポンサーの承継人(以下「スポンサー承継人」という。)により計算され公表される場
合、または(ⅱ)計算代理人の決定により、当該参照指数の計算に使用されるのと同一または実質
的に同一の計算式または計算方式を使用したものに置き替えられた場合、いずれの場合も、かか
る参照指数(以下「承継参照指数」という。)が当該参照指数とみなされる。
(b)参照指数の修正または算定の中止
(ⅰ)当初参照指数決定日、最終の利率判定評価日、最終評価日、ノックイン事由の観察期間の
最終日または最終の早期償還評価日以前に、スポンサーが、いずれかの参照指数の計算式もしく
は計算方式に重大な変更を行ったかもしくは行ったと公表した場合、もしくは他の方法でいずれ
かの参照指数を著しく修正した場合(構成する銘柄および資本の変化ならびに他の日常的な事由
について当該参照指数を調整するために当該計算式もしくは計算方式に規定されている修正を除
く。)(以下「参照指数の修正」という。)、もしくはいずれかの参照指数の算定を永久的に中
止し、承継参照指数が存在しない場合(以下「参照指数の算定中止」という。)、または(ⅱ)当
初参照指数決定日、利率判定評価日、早期償還評価日、最終評価日またはノックイン事由の観察
期間中に、スポンサーまたは(場合により)スポンサー承継人が、いずれかの参照指数の計算お
よび公表を怠った場合(「参照指数の中断」といい、参照指数の修正および参照指数の算定中止
と併せて、以下それぞれを「参照指数調整事由」という。)、計算代理人は、以下のいずれかの
行動をとるべきかを決定するものとする。
― 17 ―
(ⅰ)計算代理人は、かかる参照指数調整事由が本社債に重大な影響を及ぼすか否かを判断し、
重大な影響を及ぼすと判断される場合には、かかる公表された参照指数に代えて、かかる変
更または算定中止の直前に有効であった参照指数を計算するための計算式または計算方式に
従い、当初参照指数決定日、利率判定評価日、早期償還評価日または最終評価日の評価時刻
における参照指数終値およびノックイン事由の発生の有無を判定するための参照指数を計算
するものとする。ただし、かかる参照指数調整事由発生の直前に当該参照指数を構成してい
た銘柄のみを使用するものとする。
(ⅱ)発行会社は、本要項第 10 項に従って本社債権者に通知を行ったうえ、本社債の全部(一部
のみは不可。)を、参照指数調整事由を考慮した本社債の公正市場価格と同等の金額から発
行会社または発行会社の関連会社が負担するヘッジ取引に係る費用を差し引いた金額(計算
代理人の単独かつ絶対的な裁量により決定される。)で償還するものとする。かかる償還金
額の支払は、本要項第 10 項に従って本社債権者に対して通知された方法によるものとする。
「関連会社」とは、ある法人(以下「当該法人」という。)により直接的もしくは間接的に支
配されている法人、当該法人を直接的もしくは間接的に支配している法人または当該法人と直接
的もしくは間接的に共通の支配下にある法人をいう。「支配」とは、ある法人の議決権の過半数
を保有することをいう。
(c)通知
計算代理人は、関係する代理人に対して、上記(b)に従って決定された事項およびそれに伴い
とるべき行動を実行可能な限り速やかに通知するものとし、当該代理人は、かかる決定事項に関
する通知の写しを本社債権者の縦覧に供するものとする。
(ⅳ)参照指数の訂正
参照指数を参照して計算された本社債に関する支払に係る支払期日の 3 共通予定取引日前の日よ
り後に公表された訂正を除き、一定の日に公表され、計算代理人により本社債に基づく決定に用い
られたかまたは用いられる予定の参照指数が、その後訂正され、かかる訂正が当初公表された日か
ら参照指数の訂正期間に相当する日数以内にスポンサーまたは(場合により)スポンサー承継人に
より公表された場合、訂正された当該参照指数を参照指数とする。参照指数を参照して計算された
本社債に関する支払に係る支払期日の 3 共通予定取引日前の日より後に公表された訂正については、
支払額の計算代理人による決定においてはなかったものとしてみなされる。
「参照指数の訂正期間」とは、1 決済周期をいう。
「決済周期」とは、各参照指数を構成する各構成銘柄の取引に関して、取引所において、かかる
取引所の規則に従った決済に通常要する決済機関営業日の日数をいう。
「決済機関」とは、各参照指数を構成する各構成銘柄の取引の決済に通常使用される主要な国内
の決済機関をいう。
― 18 ―
「決済機関営業日」とは、決済機関が決済指示の受領および実行のために開業している日(また
は決済機関が各参照指数を構成する各構成銘柄の譲渡の決済を行うことができない結果を招く事象
がなければ開業していたであろう日)をいう。
(ⅴ)スポンサーの免責
(a)日経平均株価について
本社債の発行は、本社債への投資のリターンが連動している日経平均株価(本項において以下
「日経平均株価」といい、その承継指数を含む。)または本社債への投資のリターンが連動して
いる日経平均株価のスポンサー(本項において以下「スポンサー」という。)により後援され、
推奨され、販売され、または促進されるものではなく、また、スポンサーは、明示的または黙示
的であるかを問わず、日経平均株価の使用により取得される結果または日経平均株価が特定の日
における特定の時刻に依拠する水準その他につきいかなる表明も行わない。日経平均株価または
スポンサーは、日経平均株価の誤りについて、いかなる者に対しても(過失その他を問わず)責
任を負うものではなく、また、かかる誤りにつきいかなる者にも通知を行う義務を負うものでは
ない。スポンサーは、明示的または黙示的であるかを問わず、本社債の購入に関する妥当性また
は本社債に関するリスクを負うことの妥当性につき表明を行わない。発行会社は、日経平均株価
の計算、調整または維持に関するスポンサーの作為または不作為について責任を負うものではな
い。発行日前に開示される場合を除き、発行会社または発行会社の関連会社のいずれも、日経平
均株価またはスポンサーといかなる関連も有しておらず、またこれをコントロールしておらず、
日経平均株価の計算、構成または普及についてもコントロールしていない。計算代理人は、計算
代理人が信頼性があると信じる公開されている情報源から日経平均株価に関する情報を取得する
場合があるが、かかる情報について独自に検証することはしない。したがって、発行会社、発行
会社の関連会社または計算代理人のいずれも、日経平均株価に関する情報の正確性、完全性およ
び適時性について、明示的または黙示的であるかを問わず、表明、保証または約束を行わず、こ
れに関するいかなる責任も負わない。
(b)S&P500 について
Standard & Poor's®および S&P®は、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシズ・
エル・エル・シーの登録商標であり、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス・エル・エル・シー
および/またはその関連会社に対して利用許諾が与えられている。S&P500 は、S&P ダウ・ジョー
ンズ・インデックス・エル・エル・シーおよび/またはその関連会社の商品であり、ビー・エヌ・
ピー・パリバ(以下「ライセンシー」という。)に対して利用許諾が与えられている。本社債は、
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス・エル・エル・シー、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・
ホールディングス・エル・エル・シー、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシ
ズ・エル・エル・シーおよびそれらの関連会社のいずれか(以下、総称して「S&P ダウ・ジョー
― 19 ―
ンズ・インデックス」という。)によって後援、推奨、販売または販売促進されるものではない。
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、明示的にも黙示的にも、本社債の所有者もしくは一般
の者に対して、有価証券全般または本社債に関する投資の妥当性について、また S&P500 が市場全
般のパフォーマンスに追随する能力について、何ら表明または、保証するものではない。S&P500
に関する S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスのライセンシーに対する唯一の関係は、S&P ダウ・
ジョーンズ・インデックスの S&P500 ならびに特定の登録商標、サービスマークおよび/または商
号についての利用許諾を与えることであり、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&P500 に
関する決定、作成および計算を、ライセンシーまたは本社債を考慮に入れずに行う。S&P ダウ・
ジョーンズ・インデックスは、S&P500 に関する決定、作成および計算において、ライセンシーま
たは本社債の所有者の要求を考慮に入れる義務を負うものではない。S&P ダウ・ジョーンズ・イ
ンデックスは、本社債の価格および券面総額の決定、本社債の発行もしくは販売に関する時期、
または本社債を現金に換算する式の決定もしくは計算に責任を負わず、また関わっていない。S&P
ダウ・ジョーンズ・インデックスは、本社債の管理、マーケティングまたは取引に関する義務ま
たは責任を何ら負うものではない。S&P500 に基づく投資金融商品が、指数のパフォーマンスに正
確に追随するまたは投資利益を生むという保証はない。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス・
エル・エル・シーは、投資顧問業者ではない。ある有価証券銘柄の S&P500 への組入れは、S&P ダ
ウ・ジョーンズ・インデックスによるかかる有価証券銘柄の購入、売却または保有の推奨とはな
らず、また、投資助言とみなされるべきではない。
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&P500 もしくはそれに関するデータまたはこれらに
関するすべての交信(口頭または書面による交信(電子交信を含む。)が含まれるが、これらに
限定されない。)の妥当性、正確性、適時性および/または完全性を保証するものではない。S&P
ダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&P500 に含まれるいかなる誤り、遺漏または遅延について
も損害または責任を負わない。S&P500 の使用によりまたは S&P500 に関連するデータに関し、そ
の特定の目的もしくは使用に係る商品性もしくは適切性について、またはライセンシー、本社債
の所有者もしくはその他の理由もしくは組織によって得られることとなる結果について、S&P ダ
ウ・ジョーンズ・インデックスは、明示的にも黙示的にも保証を行わず、あらゆる保証責任を明
示的に否認する。以上のことにかかわらず、間接的、特定の、偶発的、罰則的あるいは結果的な
損害(利益の損失、取引の損失、時間の損失、または営業権の損失を含むが、これらに限定され
ない。)について、仮にこれらの損失の可能性について事前に通知されていたとしても、契約、
不法行為、厳格責任またはその他のあるなしを問わず、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが
責任を負うことは一切ない。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスのライセンサーを除き、S&P ダ
ウ・ジョーンズ・インデックスとライセンシーとの間の契約または取決めに関し、第三者受益者
はいない。
― 20 ―
発行会社、計算代理人もしくはいずれの支払代理人も参照指数または承継指数の計算、維持また
は公表に対し、責任を受諾するものではない。
(ⅵ)障害事由発生による調整
(a)利率判定評価日、早期償還評価日または最終評価日(以下それぞれを「評価日」という。)が
いずれかの参照指数に係る障害日に該当した場合には、障害日でなければ当該参照指数に係る評
価日となるはずであった日の直後の 5 連続共通予定取引日目までの各予定取引日が当該参照指数
に係る障害日である場合を除き、障害日に該当した日の直後に最初に到来する当該参照指数に係
る障害日に該当しない予定取引日が当該参照指数に係る評価日になるものとする。障害日でなけ
れば評価日となるはずであった日の直後の 5 連続共通予定取引日目までの各予定取引日が当該参
照指数に係る障害日である場合、(ⅰ)連続する共通予定取引日の最終日が障害日であるにもかか
わらず、かかる最終日が評価日であるとみなされ、また、(ⅱ)計算代理人は、最初の障害日の発
生の直前に有効であった当該参照指数を計算するための計算式または計算方式に従い、かかる連
続する共通予定取引日の最終日の評価時刻における当該参照指数を構成する銘柄の取引所におけ
る価格(または当該銘柄に関して、かかる連続する共通予定取引日の最終日が障害日となる事由
が発生した場合、かかる連続する共通予定取引日の最終日の評価時刻における当該銘柄の誠実に
推定される価格)を用いて、かかる連続する共通予定取引日の最終日における参照指数を算出し、
参照指数を決定するものとする。
(b)当初参照指数決定日がいずれかの参照指数に係る障害日に該当した場合には、計算代理人が、
その日が障害日であることは考慮せずに、誠実かつ商取引上合理的な方法により当該参照指数終
値を決定するものとする。
(d)税務上の理由による償還
(A)発行会社がフランスまたはその当局もしくはその領域内の法律もしくは規則の変更または公的解釈も
しくは適用の変更の結果、本要項第 5 項に定める追加額を支払うことを要求される場合は、発行会社は、
その選択により(本要項第 10 項に従い)本社債権者に対し 30 日以上 45 日前までに通知することにより
(ただし、この通知は取消不能とする。)、いつでも、満期前償還金額(以下に定義される。)に償還
の日として定められた日までの利息を付して本社債の全部(一部のみは不可。)を償還することができ
る。ただし、本項に基づき通知される償還の日は、発行会社が当該税金を源泉徴収することなく支払を
行うことのできる最後の日よりも前であってはならない。
(B)本要項第 5 項に定める発行会社による追加額支払の約束にかかわらず、本社債に関する支払期日にお
いて、フランス法により発行会社がかかる支払を行うことが許容されない場合には、発行会社は、主支
払代理人に事前に通知し、また、(本要項第 10 項に従い)本社債権者に対し 7 日以上 45 日前までに通
知することにより、いつでも、満期前償還金額に償還の日として定められた日までの利息を付して本社
債の全部(一部のみは不可。)を償還するものとする。ただし、本項に基づき通知される償還の日は、
― 21 ―
発行会社が本社債に関して支払われるべき額の全額を支払うことができる最後の日よりも前であっては
ならず、また、かかる最後の日が既に経過している場合には、その日より後のできる限り早い日でなけ
ればならない。
(e)満期前償還
上記(d)項および本要項第 6 項において、各本社債は、計算代理人が本社債の公正市場価格から関連
費用を控除して決定する金額(以下「満期前償還金額」という。)で償還されるものとする。
1 年未満の期間につきこのような計算が行われる場合には、毎月 30 日の 12 ヶ月で構成される 1 年 360
日を基準として計算されるものとし、1 ヶ月に満たない期間は、実際に経過した日数によるものとする。
(f)買入れ
発行会社は、いつでも、公開市場またはその他においていかなる価格にても本社債(ならびにそれに
付された期日未到来の利札)を買入れることができる。
発行会社は、買入れた本社債を、適用ある法律および規則に従い本社債の流動性を高める目的で保有
もしくは再販売するか、または消却することができる。
(g)消却
償還されたすべての本社債または消却することを前提に発行会社により買入れられたすべての本社債
(および確定社債券の場合は、それとともに呈示されたすべての期日未到来の利札)は直ちに消却され
るものとし、その後は再発行または再販売されないものとする。
3.支払
確定社債券に関する元本および(もしあれば)利息の支払は(以下の規定に従い)当該本社債券または
(場合により)利札の支払代理人の所定の事務所への呈示または提出に対して行われるものとする。本社
債に関するすべての利息および元本の支払は、米国(本要項において、この用語はアメリカ合衆国(州お
よびコロンビア地区およびその領地)を意味する。)外における当該本社債または利札の呈示または提出
に対してのみ行われる。本社債に関する支払は、米国内の住所への郵便または米国内の所持人の維持する
口座への送金の方法では行われない。
確定社債券に関する支払は(以下の規定に従い)所持人を受取人とする指定通貨の小切手、または所持
人の選択により、および主支払代理人への 15 日前の通知により、支払受領者が指定通貨の国の主要金融セ
ンターにおける銀行に保有する指定通貨の口座への送金により行われる。
元本、利息等の支払をなすべき日の 2 営業日前に、当該日における指定通貨での支払を違法または不可
能とする事由が生じていると計算代理人がその単独の裁量により決定した場合には、発行会社は、本社債
権者に対し可能な限り速やかに通知した上で、指定通貨による支払の延期または米ドルでの支払を行う。
包括社債券により表章される本社債に関する元本および(もしあれば)利息の支払は、上記に特定した
方法、およびその他当該包括社債券に特定される方法にて、当該包括社債券の米国外の支払代理人の所定
の事務所への呈示または(場合により)提出に対して行われる。当該包括社債券に対してなされた各支払
― 22 ―
の元本の支払と利息の支払を区別した記録は、支払のために当該包括社債券の呈示を受けた支払代理人に
より、当該包括社債券に対して記録され、その記録は当該支払がなされたことの一応の証拠となるものと
する。
該当する包括社債券の所持人は、その包括社債券により表章される本社債に関して支払を受領する権利
を有する唯一の者であり、発行会社は、当該包括社債券の所持人またはその指定する者への支払により、
支払われた各金額につき支払義務を免れる。本社債の特定の額面金額の所持人として、それぞれの場合に
応じ、ユーロクリアおよび/またはクリアストリーム・ルクセンブルクの帳簿に記載されている者は、そ
れぞれの場合に応じ、発行会社から当該包括社債券の所持人またはその指定する者に対し支払われた各支
払の各自の割当分について、専らユーロクリアおよび/またはクリアストリーム・ルクセンブルクに対し
てのみ請求しなければならない。当該包括社債券の所持人以外のいかなる者も、その包括社債券に対して
行われるべき支払に関して発行会社に対しいかなる請求権も有しないものとする。
本社債券の償還される日において、これらの本社債券に関連するすべての期日未到来の利札は(添付の
有無を問わず)無効となり、これらに関して支払はなされない。本社債券がそれらに付されたすべての期
日未到来の利札を添えることなく償還のため呈示された場合は、これらの本社債券に関連して支払われる
すべての金員の支払は、発行会社の補償の提供と引換えにのみ行われるものとする。
いずれかの本社債券または利札に関する金員の支払期日が、支払日でない場合は、これらの所持人はそ
の直後の支払日まで、支払われるべき金員の支払を受ける権利を有しないものとし、その遅延に関しては
いかなる利息その他の金員の支払を受ける権利も有しないものとする。
本要項において、「支払日」とは、該当する呈示の場所ならびにロンドンおよび東京において、(本要
項第 7 項に従うことを条件として)商業銀行および外国為替市場が支払の決済をし、一般取引(外国為替
および外貨預金の取扱いを含む。)のため開業しており、かつ TARGET2 システムが稼動している日を意味
する。
利払期日、早期償還日、満期前償還日または満期償還日(以下「支払予定日」という。)において本社
債に関して支払われるべき金額(元本、利息その他)が、ある参照指標の評価数値を参照して算出するこ
とにより決定される場合で、かつ、かかる評価を行う日が支払予定日の 2 営業日前の日より後の日(以下
「延期日」という。)に延期された場合には、利払期日、早期償還日、満期前償還日または満期償還日は、
延期日の 2 営業日後の日に延期されるものとし、かかる延期に関してはいかなる利息その他の金員も支払
われないものとする。
当初の主支払代理人およびその他の当初の支払代理人の名称およびこれらの所定事務所は以下に記載す
るとおりである。
― 23 ―
主支払代理人
ビー・エヌ・ピー・パリバ・セキュリティーズ・サービシズ、ルクセンブルク支店
(BNP Paribas Securities Services, Luxembourg Branch)
ルクセンブルク、ルクセンブルク市 2085、ホワルド-ヘスペランゲ、ガスペリッヒ通り 33
(33, rue de Gasperich, Howald - Hesperange, 2085 Luxembourg, Luxembourg)
その他の支払代理人
ビー・エヌ・ピー・パリバ・セキュリティーズ・サービシズ
(BNP Paribas Securities Services)
フランス、パンタン 93500、デバルカデール通り 9 番地、レ・グラン・ムーラン・ド・パンタン
(Les Grands Moulins de Pantin, 9, rue du Débarcadère, 93500 Pantin, France)
ビー・エヌ・ピー・パリバ・セキュリティーズ・サービシズ、香港支店
(BNP Paribas Securities Services, Hong Kong Branch)
香港、クォーリー・ベイ、キングス・ロード 979、タイクー・プレイス、PCCW タワー21 階
(21/F, PCCW Tower, Taikoo Place, 979 King's Road, Quarry Bay, Hong Kong)
発行会社は、支払代理人のいずれも随時変更または解任し、追加のまたは別の支払代理人を任命し、お
よび/またはいずれかの支払代理人の所定の事務所の変更を承認する権利を有するものとするが、以下を
条件とする。
(ⅰ)常に主支払代理人および登録機関が存在すること。
(ⅱ)発行会社の属する法域以外のヨーロッパ大陸内の法域に常に支払代理人が存在すること。
(ⅲ)発行会社は、理事会指令 2003/48/EC または当該指令を実施もしくは遵守する法律もしくは当該
指令に適合するために導入された法律により源泉徴収または控除が要求されることのない支払
代理人を発行会社が設立された法域以外の欧州連合加盟国内に維持すること。
いかなる変更、解任、任命または所定の事務所の変更も 30 日以上 45 日以内の事前通知が本要項第 10
項に従い本社債権者に対して行われた後にのみ効力を生ずるものとする(ただし、支払不能の場合を除く
ものとし、その場合は直ちに効力を生ずる。)。
本社債に関する支払は、常に(ⅰ)支払場所におけるこれに適用される(本要項第 5 項の規定に影響しな
い)財務またはその他の法律および規則、(ⅱ)1986 年米国内国歳入法(以下「内国歳入法」という。)第
871 条(m)に従い要求される源泉徴収または控除ならびに(ⅲ)内国歳入法第 1471 条(b)に記載の契約に従い
― 24 ―
要求されるか、または内国歳入法第 1471 条から第 1474 条までの規定、かかる条項に基づく規則もしくは
合意、かかる条項の公的な解釈もしくはかかる条項に関する政府間の提案を施行する(本要項第 5 項の規
定に影響しない)法律に従って課される源泉徴収または控除に従うものとする。
4.本社債の地位
本社債および(該当する場合は)関連する利札は、発行会社の直接、無条件、無担保かつ非劣後の債務
であり、これらの間において現在および将来も同順位であり、発行会社の現在および将来におけるその他
すべての直接、無条件、無担保かつ非劣後の債務と少なくとも同順位である(ただし、法律上優先する例
外を除く。)。
5.課税
(a)源泉徴収税
発行会社またはその代理人により行われる本社債または利札に関する元本、利息およびその他の収益
の支払は、フランスもしくは課税権限を有するその行政区域もしくは当局によりまたはこれらのために
課され、徴収され、回収され、源泉徴収されまたは請求されることのある一切の租税、賦課金または公
租公課を控除または源泉徴収することなく行われるものとする。ただし、かかる控除または源泉徴収が
法律上必要とされる場合はこの限りではない。
(b)追加額
課税管轄によりまたは課税管轄のために何らかの控除または源泉徴収を行うことが要求される場合、
発行会社は、法律により許容される限りにおいて、かかる源泉徴収または控除が要求されなかったなら
ば本来本社債権者または(場合により)利札所持人が受領したであろう金額を受領することができるよ
う必要な追加額を支払うものとする。ただしかかる追加額は、以下の支払に関して呈示された本社債ま
たは(場合により)利札に関しては支払われないものとする。
(ⅰ)その他の関連性がある場合
本社債または利札を所持しているという理由のみ以外に、課税管轄と何らかの関連があるとの理由
で当該本社債または利札に関して公租公課を支払うべきである本社債権者もしくは(場合により)利
札所持人またはその代理人により呈示された場合。
(ⅱ)関連日から 30 日を経過した日より後に呈示された場合
関連日から 30 日を経過した日より後に呈示された場合。ただし、本社債権者または(場合により)
利札所持人が関連日から 30 日目の日(かかる 30 日目の日が支払日であった場合)に本社債または利
札を呈示すれば追加額の支払を受ける権利を有していたであろう場合は、この限りではない。
(ⅲ)フランス法に基づく個人への支払の場合
理事会指令 2003/48/EC または当該指令を実施もしくは遵守する法律もしくは当該指令に適合す
るために導入された法律に従い、個人への支払に関し源泉徴収または控除が要求される場合。
― 25 ―
(ⅳ)別の支払代理人による支払の場合
当該本社債または利札を欧州連合加盟国内に所在する別の支払代理人に呈示すれば当該源泉徴収ま
たは控除を回避することができたであろう本社債権者もしくは(場合により)利札所持人またはその
代理人により呈示された場合。
本項において、「課税管轄」とは、フランスまたは課税権限を有するその行政区域もしくは当局をい
う。
本項において、本社債または利札に関する「関連日」とは、当該本社債または利札に関して、最初に
支払期日の到来した日もしくは(支払われるべき金員が不当に留保もしくは拒否された場合)未払金額
の全額が支払われた日、または社債券の発行された本社債の場合(他の日より早く到来する場合には)
本社債権者に対し、本要項に従い本社債または利札が支払のためにさらに呈示された場合にはかかる支
払がなされる旨(ただし、かかる支払が実際に行われた場合に限る。)が正式に通知された日から 7 日
を経過した日をいう。
本要項における元本および/または利息への言及は、本項に基づき支払われる追加額への言及を含む
とみなされる。
(c)情報の提供
各本社債権者は、理事会指令 2003/48/EC または当該指令を実施もしくは遵守する法律もしくは当該
指令に適合するために導入された法律に基づく証明義務および報告義務を遵守するために必要な情報を
適宜提供する責任を有する。
6.債務不履行事由
本社債権者は、以下の事由が生じた場合(以下「債務不履行事由」という。)には、発行会社および主
支払代理人に対し、本社債は、その満期前償還金額にて直ちに支払われるべき旨書面にて通知することが
できる。
(a)発行会社が、本社債またはその一部に関して支払うべき金員を支払期日に支払わず、当該支払期日
から 30 日を経過してもなおその支払が行われない場合。
(b)発行会社が、本社債に基づくその他の義務を履行または遵守せず、本社債権者がかかる不履行につ
き主支払代理人に対して通知した後 45 日経過してもなおかかる不履行が治癒されない場合。
(c)発行会社が、支払を停止し、もしくは発行会社の裁判上の清算(liquidation judiciaire)もしくは
その事業の全部の譲渡(cession totale de l'entreprise)を命じる判決が下された場合、もしくは発行
会社が同様の手続の対象となった場合、法的手続をとることなく発行会社がその債権者のための移転、
譲渡もしくはその他の取決めを行ったり、債権者との和議手続を行った場合、または発行会社により
清算もしくは解散の決議がなされた場合。ただし、かかる手続が合併その他の組織再編成に関連して
行われ、これにより発行会社のすべての資産が発行会社の活動を承継する別の法人に譲渡され、発行
会社のすべての債務および負債(本社債を含む。)が当該法人によって引受けられる場合を除く。
― 26 ―
7.時効
本社債に関する元本の支払に係る請求は、その支払期日より 10 年を経過した時に時効により無効となり、
(もしあれば)本社債に関する利息の支払に係る請求は、その支払期日より 5 年を経過した時に時効によ
り無効となるものとする。
8.本社債券および利札の代り券の発行
本社債券(包括社債券を含む。)または利札が毀損、摩損、盗難、破損もしくは紛失した場合、代り券
の発行に関連して発生する費用をその請求者が支払ったときは、発行会社が要求する証拠および補償の条
件に従い、主支払代理人の所定の事務所にて代り券を発行することができる。毀損または摩損した本社債
券または利札については代り券が発行される前に提出することを要する。本社債券または利札の消却およ
び代り券の発行は、適用ある法律により要求される手続を遵守して行われるものとする。
9.追加発行
発行会社は、本社債権者または利札所持人の承諾なく、随時、本社債と同一の条件を有するか、または
発行日、発行価格、最初の利息の金額および支払日ならびに/もしくは利息が発生する日を除くすべての
点において同一の条件を有し、本社債と統合されて単一のシリーズを構成する社債を追加して発行するこ
とができるものとする。フランス法の下で、これらの追加社債は、その追加社債の条件として定められた
場合、本社債と統合(assimilables)されるものとする。
10.公告
(a)本社債に関するすべての公告は、(ⅰ)ヨーロッパにて一般に発行されている主要な英字の日刊新聞(フ
ァイナンシャル・タイムズであることが予定されている。)において、または(ⅱ)金融市場機関の一般
規則第 221-3 条および第 221-4 条に従って、一度掲載された場合に有効となる。当該公告は、その掲載
日に行われたものとみなされ、または複数回もしくは異なる期日に掲載された場合は、その最初の掲載
日に行われたものとみなされる。利札所持人は、すべての目的で、本要項に従い本シリーズの本社債権
者に対して行われた公告の内容を通知されたものとみなされる。
(b)確定社債券が発行される時までは、本シリーズのすべての包括社債券(上場の有無を問わない。)の
全部がユーロクリアおよびクリアストリーム・ルクセンブルクのために保管されている限り、当該シリ
ーズに関してのみ、上記本項(a)に記載する公告に代えて、ユーロクリアおよびクリアストリーム・ル
クセンブルクに対し、これらが本社債権者に対して連絡するよう通知を交付することができる。これら
の通知は、当該通知がユーロクリアおよびクリアストリーム・ルクセンブルクに対して交付された日の
2 日後に本社債権者に対して行われたものとみなされる。
(c)いずれの本社債権者による通知も、関連する本社債券とともに、書面による通知を主支払代理人に預
託することにより行われるものとする。本社債が包括社債券により表章されている間は、本社債権者に
よる通知は、それぞれの場合に応じ、ユーロクリアおよび/またはクリアストリーム・ルクセンブルク
― 27 ―
を通じて主支払代理人に対し、主支払代理人およびユーロクリアおよび/またはクリアストリーム・ル
クセンブルクが承認する方法によって行われるものとする。
(d)(通知の方法を問わず)本社債権者に対するすべての通知は、ユーロクリアおよびクリアストリーム・
ルクセンブルクに対しても書面にて交付されるものとする。
11.社債権者集会、変更および放棄
代理人契約には、本社債、利札または代理人契約の条項を変更する特別決議による承認を含めて、本社
債権者の利益に影響する事項を考慮するための社債権者集会の招集に関する規定が含まれている。社債権
者集会は、発行会社または本社債の未償還額面総額の 5 パーセント以上を保有する本社債権者により招集
することができる。社債権者集会において特別決議を可決するための定足数は、本社債の未償還額面総額
の 50 パーセント以上を所持または代表する 1 名以上の者、またはその延会においては額面総額の割合を問
わずそのように所持または代表する 1 名以上の者であるものとする。ただし、本社債または利札の条項の
変更(本社債の満期償還日もしくは利払期日、本社債に関して支払われるべき元本額もしくは利息の利率
の引下げもしくは消却、または本社債もしくは利札の支払通貨の変更を含む。)がその議題に含まれる会
議においては、特別決議の可決に必要な定足数は、本社債の未償還額面総額の 3 分の 2、またはその延会
においては 3 分の 1 を所持または代表する 1 名以上の者であるものとする。代理人契約には、(ⅰ)代理人
契約に従い適式に招集され開催された社債権者集会において、4 分の 3 以上の多数により可決された決議、
(ⅱ)本社債のその時点での未償還額面総額の 90 パーセント以上を保有する者によりもしくはかかる者の
ために署名された書面による決議、または(ⅲ)本社債のその時点での未償還額面総額の 4 分の 3 以上を保
有する者によりもしくはかかる者のために決済システムを通じて付与される電子的承認(主支払代理人の
満足する様式による。)の方法による承認は、いずれの場合も本社債権者による特別決議として効力を有
すると規定されている。本社債権者によって可決された特別決議は、社債権者集会に出席したかどうかま
たは議決権を行使したかどうかを問わず、すべての本社債権者および利札所持人を拘束するものとする。
また、特別決議は、本社債の額面総額の 90 パーセント以上を保有する本社債権者により署名された場合に
は、書面により可決することができるものとする。
主支払代理人および発行会社は、本社債権者または利札所持人の承諾なく、以下の事項につき合意する
ことができる。
(a)本社債権者の利益を著しく侵害しないものである本社債、利札または代理人契約の変更。
(b)形式的、軽微もしくは技術的性格であるか、瑕疵のある規定を是正、訂正もしくは補足するか、明
白な誤謬もしくは疑う余地のない誤謬を是正、訂正もしくは補足するために行う、または発行会社が
設立された法域における法律の強行規定を遵守するための本社債、利札または代理人契約の変更。
これらの変更は、本社債権者および利札所持人に対し拘束力を有するものであり、これらの変更は、そ
の後実施可能な限り速やかに、本要項第 10 項に従って本社債権者に対して通知されるものとする。
― 28 ―
12.代理人
代理人契約に基づく行為において、代理人は発行会社の代理人としてのみ行為し、本社債権者または利
札所持人に対しいかなる義務をも負わず、またはこれらとの代理もしくは信託関係も引き受けるものでは
ない。ただし、(発行会社が本社債権者および利札所持人に対して本社債またはそれに対する利息の支払
を行う義務に影響することなく)本要項第 7 項に基づく時効の期間の満了まで、主支払代理人により本社
債の元本もしくはそれに対する利息の支払のために受領された資金を主支払代理人が本社債権者および/
または利札所持人のために信託として保管することを除く。発行会社は、代理人契約に基づき発行会社に
対して課される義務を履行し遵守することに合意する。代理人契約には、支払代理人の補償および一定の
状況における責任の免除に関する条項が含まれ、これらのいずれも、発行会社およびその子会社と取引を
行う権利を有し、本社債権者または利札所持人に対してかかる取引の結果生ずる利益につき説明する責任
を負うものではない。
13.1999 年契約(第三者の権利)法
本社債は、本社債の条項を執行するための 1999 年契約(第三者の権利)法に基づくいかなる権利も付与
するものではないが、これは同法とは別に存在しまたは行使可能な第三者の権利または救済には影響する
ものではない。
14.準拠法および管轄裁判所
(a)準拠法
代理人契約、約款、本社債および利札ならびに代理人契約、約款、本社債よりまたはこれらに関連し
て生じる契約に基づかない債務は、英国法に準拠し、同法に従って解釈されるものとする。
(b)管轄裁判所
本社債および/もしくは利札よりまたはこれらに関連して(直接的または間接的に)生じるすべての
紛争(本社債および/もしくは利札よりまたはこれらに関連して生じる契約に基づかない債務に関する
紛争を含む。)(以下「紛争」という。)の解決には英国の裁判所が管轄権を有し、発行会社は英国の
裁判所の管轄権を受け入れるものとし、各本社債権者は(本社債の取得により)英国の裁判所の管轄権
を受け入れたものとみなされる。本項において、発行会社は、紛争が不都合または不適切な裁判所に提
起されたとの英国の裁判所に対する主張を放棄し、各本社債権者は(本社債の取得により)かかる主張
を放棄したものとみなされる。
(c)送達代理人の任命
発行会社は、送達代理人として、現在ロンドン市 NW1 6AA、ヘアウッド・アヴェニュー10(10 Harewood
Avenue, London NW1 6AA)に所在するビー・エヌ・ピー・パリバ、ロンドン支店(BNP Paribas,
London branch)(Loan Administration Department 気付)を任命し、またビー・エヌ・ピー・パリ
バ、ロンドン支店が代理人でなくなった場合、または英国における登録を喪失した場合には、いかなる
訴訟手続に関しても英国における送達代理人として別の者を任命し、本要項第 10 項に従い直ちに本社債
― 29 ―
権者に対して通知することを約束する。本項の内容は、法律により許容される他のいかなる方法による
送達手続の権利にも影響を及ぼさないものとする。
15.包括社債券
本社債は、当初は無記名式包括仮社債券(以下「無記名式包括仮社債券」という。)の様式にて発行さ
れ、それはユーロクリアおよびクリアストリーム・ルクセンブルクの共通預託機関に対し、本社債の当初
発行日と同日またはそれ以前に交付されるものである。本社債が無記名式包括仮社債券により表章されて
いる間は、交換日(以下に定義される。)以前に行われるべき元本、(もしあれば)利息またはその他の
金員の支払は、当該社債券における利益の実質的所有者が米国人でないまたは米国人に対する売却のため
に本社債を買入れた者でない旨の証明書(規定される様式に従う。)が、米国財務省規則に基づき、ユー
ロクリアおよび/またはクリアストリーム・ルクセンブルクに対して交付されており、ユーロクリアおよ
び/またはクリアストリーム・ルクセンブルクが、(受領した当該証明書に基づく)類似証明書を主支払
代理人に対して交付している場合に限り、無記名式包括仮社債券の呈示に対して行われる。
無記名式包括仮社債券が発行された後 40 日目以降の日(以下「交換日」という。)に、その無記名式包
括仮社債券の利益は、当該社債券に記載されるとおり、請求に応じて、無記名式包括仮社債券における利
益の実質的所有者が米国人でない旨の証明書の交付と引換えに無記名式恒久包括社債券(以下「無記名式
恒久包括社債券」という。)における利益と交換することができる。
無記名式恒久包括社債券に対する元本、(もしあれば)利息またはその他の金員の支払は、何ら証明書
の必要なく無記名式恒久包括社債券の(それぞれの場合に応じ)呈示または提出に対してユーロクリアお
よび/またはクリアストリーム・ルクセンブルクを通じて行われる。
無記名式恒久包括社債券は、(ⅰ)(当該無記名式恒久包括社債券における利益の所持人の指示により行為
する)ユーロクリアおよび/またはクリアストリーム・ルクセンブルクから、当該社債券に記載されてい
るように主支払代理人に対する遅くとも 60 日前の書面による通知がなされた場合、または(ⅱ)交換事由が
発生した場合に限り、(無償にて)全部(一部は不可。)につき、相当する場合は利札を付して、無記名
式確定社債券に交換される。ここにおいて、「交換事由」とは(ⅰ)債務不履行事由(本要項第 6 項に定義
される。)が発生し継続した場合、(ⅱ)ユーロクリアおよびクリアストリーム・ルクセンブルクの双方が
連続する 14 日間以上営業を行っていない(法定またはその他の休日による場合を除く。)、または事業を
永久に停止する意図を発表しもしくは実際に事業を停止し、かつ、承継する決済制度が利用可能でないと
の通知を発行会社が受けた場合、または(ⅲ)無記名式恒久包括社債券により表章される本社債券が確定様
式であれば生じなかったような税務上の悪影響を受けた場合を意味する。発行会社は、交換事由が発生し
た場合は本要項第 10 項に従い速やかに本社債権者に対して通知するものとする。交換事由が発生した場合、
(当該無記名式恒久包括社債券における利益の所持人の指示により行為する)ユーロクリアおよび/また
はクリアストリーム・ルクセンブルクは、主支払代理人に対して通知して交換を要求することができ、上
記(ⅲ)に記載する交換事由の発生の場合は、発行会社もまた、主支払代理人に対して通知して交換を要求
― 30 ―
することができる。これらの交換は、主支払代理人が最初の適切な通知を受領した日から 45 日以内に行わ
れるものとする。
無記名式恒久包括社債券が無記名式確定社債券に交換される場合、かかる無記名式確定社債券は、最低
指定券面額でのみ発行されるものとする。決済制度に基づき、指定券面額の整数倍でない金額の本社債を
保有する本社債権者は、交換日までに、保有する本社債が指定券面額の整数倍となるよう、本社債を購入
または売却する必要性が生じる可能性がある。
本社債券のいずれかがユーロクリアおよび/またはクリアストリーム・ルクセンブルクのために保管さ
れる無記名式の包括社債券により表章される限り、ユーロクリアまたはクリアストリーム・ルクセンブル
クの帳簿において、当該本社債券の特定の額面金額の所有者として(この点に関し、ユーロクリアまたは
クリアストリーム・ルクセンブルクにより発行される、いずれかの者の口座に保有される当該本社債券の
額面金額に関する証明書またはその他の文書は、重大な誤謬がない限り、すべての目的のために最終的か
つ拘束力を有するものとする。)記帳されている者(ユーロクリアまたはクリアストリーム・ルクセンブ
ルクを除く。)はそれぞれ、発行会社および代理人により、当該本社債券の額面金額に対する元本または
利息の支払に関するものを除くすべての目的で当該本社債券のその額面金額の所有者として取り扱われる
ものとする。元本または利息の支払に関しては、当該包括社債券の所持人が、発行会社およびいずれの代
理人によっても、当該包括社債券の条件に従って、当該本社債券の額面金額の所有者として取り扱われる
ものとする。
包括社債券により表章される本社債は、ユーロクリアおよび/もしくはクリアストリーム・ルクセンブ
ルクまたは発行会社もしくは主支払代理人により承認されたその他の決済制度の規則および手続に従って
のみ移転することができる。
16.様式、券面額、権原および移転
本社債は、各本社債の額面 100 万円の無記名式で発行され、確定社債券が発行される場合には、連続番
号が付される。かかる確定社債券は、利札が付されて発行される。ただし、確定社債券は、本要項第 15
項に記載のとおり一定の場合を除き発行されない。
以下に定める条件に従い、本社債および利札の権原は引渡しにより移転する。各利札の所持人は、その
利札が本社債券に添付されているかどうかを問わず、その所持人の権能として、当該本社債券に含まれる
すべての条項に従うものとし、それらに拘束されるものとする。発行会社および支払代理人は、適用ある
法律により許容される限りにおいて、いかなる本社債券または利札の所持人をも(それらの本社債券また
は利札の支払期限が過ぎたか否かに関わらず、また本社債券面上への所有権等に関する記載、以前の本社
債券の損失または盗難の通知に関わらず)すべての目的のためにその最終的所有者として取り扱うことが
できる。
― 31 ―
課税上の取扱い
(1)フランスの租税
以下は、本社債の保有に関する一定のフランス税効果の概要である。
この概要は、本社債を取得、保有または処分することに関連する可能性のあるフランス税務上の留意
事項のすべてを網羅的に記載したものではない。この概要は、本訂正発行登録書の提出日(平成 27 年
11 月 25 日)現在において有効な法令に基づいており、したがって、当該日以降に効力を生じる法令の
変更により影響を受ける可能性がある。
源泉徴収税
以下は、発行会社の株式を現在保有していないか、または発行会社とのその他の関係を有しない
本社債権者に関連する可能性のある一定の源泉徴収税の留意事項についての概要である。
フランス共和国の 2009 年第 3 号改正金融法(loi de finances rectificative pour 2009 no.3)
(2009 年 12 月 30 日付 2009-1674 法)(以下「本法」という。)の導入後、2010 年 3 月 1 日以後
に発行された社債について発行会社によってなされる利息およびその他の収入の支払には、当該支
払がフランス国外における、フランス一般租税法第 238-0 条 A に定められた意味における非協調的
な国または属領(Etat ou territoire non coopératif)(以下「非協調国」という。)においてなさ
れた場合を除き、フランス一般租税法第 125 条 AⅢに定められる源泉徴収税は課されない。当該社
債の当該支払が非協調国においてなされる場合、フランス一般租税法第 125 条 AⅢに基づいて 75 パ
ーセントの源泉徴収税が適用される(ただし、一定の例外および適用される二重課税防止条約のよ
り有利な条項の対象となる。)。
さらに、フランス一般租税法第 238 条 A に基づき、当該社債の利息およびその他の収入は、それ
らが非協調国において設立されもしくは住所を有している者に対して支払われもしくは生じた場
合または非協調国において支払われた場合、発行会社の課税所得の控除対象とはならない。一定の
条件の下では、かかる控除対象とならない利息およびその他の収入は、フランス一般租税法第 109
条に基づいてみなし配当とみなされる場合がある。その場合、かかる控除対象とならない利息およ
びその他の収入には、フランス一般租税法第 119 条の 2 に基づいて定められる 30 パーセントまた
は 75 パーセント(ただし、適用される二重課税防止条約のより有利な条項の対象となる。)の源
泉徴収税が課される場合がある。
上記にかかわらず、本法では、ある社債の発行の主要な目的および効果が、非協調国における利
息またはその他の収入の支払を認めるものではなかったことを発行会社が証明できる場合には、か
かる発行にはフランス一般租税法第 125 条 AⅢに定められる 75 パーセントの源泉徴収税の規定およ
びフランス一般租税法第 238 条 A に定められる不控除に関する規定のいずれもが適用されないと規
定されている(以下「本例外」という。)。フランスの税務公報(Bulletin Officiel des Finances
Publiques-Impôts ) ( BOI-INT-DG-20-50-20140211
― 32 ―
no.
550
お
よ
び
990
、
BOI-RPPM-RCM-30-10-20-40-20140211 no. 70 お よ び 80 、 BOI-IR-DOMIC-10-20-20-60-20150320
no.°10 ならびに BOI-ANNX-000364-20120912 no. 20)に基づき、社債が下記のいずれかに該当する
場合、発行会社はかかる社債の発行の目的および効果に係る証拠を提示することなく、かかる社債
の発行について本例外が適用される。
(ⅰ)フランス財政金融法 L.411-1 条に定められた意味における公募によって勧誘される場合または
非協調国以外の国において募集に相当するものによって勧誘される場合。「募集に相当するも
の」とは、外国の証券市場当局への募集書類の登録または提出が必要となる勧誘を意味する。
(ⅱ)規制市場またはフランス共和国もしくは外国の多国間証券取引システムにおける取引が承認さ
れている場合(ただし、かかる市場またはシステムが非協調国に所在しておらず、かかる市場
の運営が取引業者もしくは投資サービス業者またはその他類似の外国エンティティによって実
行されている場合に限る。(ただし、かかる取引業者、投資サービス業者またはエンティティ
が非協調国に所在しない場合に限る。))。
(ⅲ)その発行時において、フランス財政金融法 L.561-2 条に定められた意味における中央預託機関
もしくは証券の決済および受渡しのためのシステムの運用機関または 1 以上の類似の外国預託
機関もしくは運用機関の提供する決済業務における取扱いが認められている場合(ただし、か
かる預託機関または運用機関が非協調国に所在しない場合に限る。)。
本社債は、ユーロクリアまたはクリアストリーム・ルクセンブルクを通じて決済されるため、適用あ
る規則に基づく本免除を受けることができ、適用ある規則が将来変更される場合を除き、フランスにお
ける源泉徴収税および控除に関する規定のいずれも本社債には適用されない。
一定の限られた例外を除き、フランス一般租税法第 125 条 A に従い、税務上のフランスの居住者
(domiciliés fiscalement)である個人が受け取る利息および類似の収入には 24 パーセントの源泉徴収
税が課され、これはかかる支払がなされた年度に係る個人の所得税額から控除される。社会税(一般社
会拠出金、社会保障債務返済拠出金およびその他関連する拠出金)もまた、税務上のフランスの居住者
である個人が受け取る利息および類似の収入に対し、合計 15.5 パーセントの源泉徴収税として課される。
(2)日本国の租税
本社債に投資しようとする申込人は、各申込人の状況に応じて、本社債に投資することによるリスク
や本社債に投資することが適当か否かについて各自の財務または税務顧問に相談する必要がある。
日本国の租税に関する現行法令(以下「日本国の税法」という。)上、本社債のようにデリバティブ
取引と社債を組み合わせた複合的金融商品に関して、一部の法人税法の通達を除き、その取扱いを明確
に規定したものはない。
さらに、日本国の税法上、本社債のように、特定の指数に連動して満期償還金額が変動する社債に関
して、その取扱いを明確に規定したものはない。将来、日本国の税務当局が満期償還金額が変動する社
債に関する取扱いを新たに取り決めたり、または日本国の税務当局が日本国の税法について新たな解釈
― 33 ―
を示し、その結果本社債に対して投資した者の課税上の取扱いが、以下に述べるものと著しく異なる可
能性がある。
本社債の利息は、日本国の税法の定めるところにより、一般的に利息として取り扱われるものと考え
られる。日本国の居住者および内国法人が支払を受ける本社債の利息は、それが国内における支払の取
扱者を通じて支払われる場合には、日本国の税法上源泉所得税を課される。居住者においては、当該源
泉所得税の徴収により課税関係は終了する。内国法人においては、当該利息は課税所得に含められ、日
本国の所得に関する租税の課税対象となる。ただし、当該法人は当該源泉所得税額を、一定の制限のも
とで、日本国の所得に関する租税から控除することができる。上記にかかわらず、2016 年 1 月 1 日以後
に日本国の居住者が支払を受ける本社債の利息は、日本国の税法上、申告分離課税の対象となる。
本社債の償還金額が本社債の取得価額を超える場合のその差額については、明確な規定がないため、
全く疑義無しとはしないが、償還差益として取り扱われるものと思われる。償還差益として取り扱われ、
かつ、所得が日本国の居住者に帰属する場合は雑所得として取り扱われ、総合課税の対象となる(所得
税法第 35 条第 1 項、所得税基本通達 35-1(3))。また当該償還差益が日本国の内国法人に帰属する場合
は、償還差益は課税所得に含められ、日本国の所得に関する租税の課税対象となる。また本社債の償還
金額が本社債の取得価額を下回る場合の償還差損を日常的な家庭内の事項に関して生じた損失または利
子所得を得るための支出と解する見解がみられるが、それによると、個人投資家に発生した償還差損は
課税上ないものとみなされることとなる。上記にかかわらず、日本国の居住者が 2016 年 1 月 1 日以後に
本社債の償還を受けた場合には、その償還差益は、申告分離課税の対象となる。
内国法人投資家が本社債を譲渡した場合および外国法人投資家が本社債を国内の営業所を通じて譲渡
した場合に生じた譲渡損益については、益金の額または損金の額として課税所得に算入され法人税およ
び地方税が課される。
個人投資家が本社債を譲渡することにより生じた譲渡益に関する課税関係については、2 つの見解が
考えられうる。1 つめの見解は、本社債の利率が 0.10 パーセントとなる可能性がある以上、社債の利子
の利率のうち最も高いものを最も低いもので除した割合が 100 分の 150 以上である社債(利子を付さな
い期間があるものを含む。)に関する課税関係を定めた平成 25 年法律第 5 号による改正前の租税特別措
置法第 37 条の 16 第 1 項第 2 号および租税特別措置法施行令第 25 条の 15 第 2 項第 4 号が適用され、本
社債の譲渡益は総合課税の対象となるという見解である。2 つめの見解は、上記の租税特別措置法等の
規定は、実際に本社債に 0.10 パーセントの利率が適用された場合にのみ適用されるという見解であり、
かかる見解に従った場合には、本社債の譲渡益には原則として所得税および地方税は課されず、本社債
につき 0.10 パーセントの利率が適用される場合に限り、上記の租税特別措置法等の規定に基づき、その
譲渡益が総合課税の対象となることとなる。上記にかかわらず、日本国の居住者である個人が 2016 年 1
月 1 日以後に本社債を譲渡した場合には、その譲渡益は、申告分離課税の対象となる。
― 34 ―
なお、2016 年1月1日以後に申告分離課税の対象となる、本社債の利息、償還差損益、および譲渡損
益は、一定の条件で、他の社債や上場株式等の譲渡所得等と損益通算を行うことができる。
外国法人の発行する社債から生ずる利息および償還差益は、日本国に源泉のある所得として取り扱わ
れない。したがって、本社債に係る利息および償還差益で、日本国の非居住者および日本国に恒久的施
設を持たない外国法人に帰属するものは、通常日本国の所得に関する租税は課されない。同様に、本社
債の譲渡により生ずる所得で非居住者および日本国に恒久的施設を持たない外国法人に帰属するものは、
日本国の所得に関する租税は課されない。
【募集又は売出しに関する特別記載事項】
発行会社の発行する社債に関するリスク要因
2014 年 5 月 15 日に、金融機関および投資会社の再生および破綻処理の枠組を定める欧州議会および欧州
連合理事会の指令 2014/59/EU(以下「銀行再生および破綻処理指令」または「BRRD」という。)が採択さ
れた。BRRD は、健全性に問題のある金融機関または経営状態の悪化した金融機関の重要な金融機能および経
済機能の継続を確保するために十分に早期かつ迅速な介入を行うための確かな手法を当局に提供する一方
で、経済および金融システムにおけるこれらの金融機関の破綻の影響の最小化を図っている。
BRRD には、以下に記載する 4 つの破綻処理手法および権限が含まれており、関連破綻処理当局が、(a)
金融機関が破綻に陥っているかまたは陥る可能性が高く、(b)民間による代替手段によって金融機関の破綻
を合理的な期間内に回避できる合理的な見込みがなく、かつ(c)破綻処理措置が公の利益になるとみなした
場合、当該破綻処理当局はこれらの手法を単独でまたは組み合わせて採用することができる。
(ⅰ)事業の売却
-
破綻処理当局は、企業の売却またはその事業の全部もしくは一部の売却を商業的条
件で行うことを命じることができる。
(ⅱ)承継金融機関
-
破綻処理当局は、企業の事業の全部または一部を「承継金融機関」(かかる目的
のために設立された全部または一部が公の支配下にある企業)に譲渡することができる。
(ⅲ)資産分離
-
破綻処理当局は、減損資産または問題のある資産を、最終的に売却または計画的に縮
小することを通じてその価値を最大化させることを目的として管理するために、1 つまたは複数の公の
資産運用会社に譲渡することができる(この手法は、別の手法と組み合わせてのみ採用することができ
る。)。
(ⅳ)ベイルイン
-
破綻処理当局に、破綻金融機関の無担保債権者の請求権を減額し、本社債を含む一
部の無担保債の請求権を株式へ転換する権限を付与する。かかる株式は、さらに将来採用されるベイル
イン・ツール(以下「ベイルイン・ツール」という。)の対象となり得る。
BRRD は、また、加盟国に対し、財政的安定を確保した上で上記の破綻処理手法を可能な範囲で最大限に評
価し活用した後の最後の手段として、追加的財政安定手法を通じた特別の公的な財政支援を行う権利を付与
― 35 ―
しており、これには公的な資本支援および一時的な国有化の手法が含まれる。かかる特別の財政支援は、欧
州連合の加盟国援助の枠組に従って提供されなければならない。
金融機関は、継続的な許認可の要件に違反しているかもしくは近い将来に違反する可能性がある場合、資
産が負債を下回っているかもしくは近い将来に下回る可能性がある場合、期限が到来した債務の支払ができ
ないかもしくは近い将来に支払ができなくなる可能性がある場合、または臨時の公的な財政支援を必要とし
ている場合において(一定の限られた状況を除く。)、破綻に陥っているかまたは陥る可能性が高いとみな
される。BRRD は、2016 年 1 月 1 日から適用されるベイルイン・ツールを除き、2015 年 1 月 1 日から加盟国
により適用される旨を規定している。
BRRD に規定された権限は、金融機関および投資会社の運営方法のみならず、一定の状況においては、債権
者の権利にも影響を及ぼす。
破綻処理当局は、ベイルインにより、経営状態の悪化した金融機関の劣後債務または非劣後債務を減額し、
株式へ転換することができ、かかる株式も減額の対象となり得る。破綻処理当局は、ベイルインを適用する
場合、まず最初にエクイティ・ティア 1 金融商品を減額または消却しなくてはならず、その後、追加ティア
1 金融商品を減額、消却または転換し、さらに、ティア 2 金融商品およびその他の劣後債務を、必要な範囲
において、かつ、可能な限度において減額、消却または転換しなくてはならない。破綻処理当局は、これに
よる減少額の総額が必要額を下回っている場合に限り、通常の破綻手続における請求権の優先順位に従い、
無担保債権者に対して支払うべき元本金額または未払金額を必要な範囲において減額または転換する。
BRRD が全面的に適用された後は、本社債は、ベイルイン・ツールの適用を受けて減額または株式転換され
ることがあり、本社債権者はその投資の全額または一部を失う結果となることがある。したがって、BRRD お
よびその施行規定に基づく権限の行使またはその行使の示唆は、本社債権者の権利、本社債への投資の価格
もしくは価値または本社債に基づく義務を履行する発行会社の能力に重大な悪影響を及ぼす可能性がある。
フランス法における BRRD の施行は、2 つの法律において行われた。まず、銀行業務の分離および規制に関
する 2013 年 7 月 26 日付銀行法(loi de séparation et de régulation des activités bancaires)(2014 年 2
月 20 日付政令(Ordonnance portant diverses dispositions d'adaptation de la législation au droit de
l'Union européenne en matière financière)による改正を含む。)(以下「銀行法」という。)が BRRD の
部分的な施行を前提として制定された。次に、フランス法を BRRD に合致させるため、2015 年 8 月 21 日付フ
ランス共和国の官報において公表された 2015 年 8 月 20 日付政令 2015-1024(Ordonnance no 2015-1024 du
20 août 2015 portant diverses dispositions d'adaptation de la législation au droit de l'Union
européenne en matière financière)(以下「本政令」という。)により、銀行法を改正(フランス財政金
融法 L.613-48 条以下に定められた金融機関に適用される危機回避および管理手段を含む。)および補完す
る条項が制定された。
本政令は、現在その大部分が施行されているが、自己資本および適格債務の最低基準(以下「MREL」とい
う。)ならびにベイルイン・ツールに関する規定を含む一部の規定は、2016 年 1 月 1 日から施行される。
― 36 ―
本政令に基づき、(発行会社のような)フランスの金融機関は、フランス財政金融法 L.613-44 条に従い、
自己資本および適格債務の最低基準を常に満たさなければならない。MREL は、金融機関のすべての債務およ
び自己資本に対する割合として計算され、金融機関がベイルイン・ツールの効果を阻害するような債務構成
をとることがないように定められている。
単一破綻処理メカニズムおよび単一破綻処理基金の枠組において信用機関および特定の投資会社の破綻
処理に関する統一的な規則および手続を定める 2014 年 7 月 15 日付欧州議会および欧州連合理事会の規則
(EU)806/2014 により、破綻処理の集権化が確立され、単一破綻処理委員会および各国の破綻処理当局に権
限が委託された。単一破綻処理委員会は、2015 年 1 月 1 日より金融健全性監督・破綻処理機構との間で破綻
処理計画の詳細化について緊密に連携しており、2016 年 1 月 1 日までに単一破綻処理基金への拠出金の移管
の条件を満たしている場合、同日から全面的な破綻処理権限を承継することとなる。
<本社債以外の社債に関する情報>
第1【募集要項】
該当事項なし。
第2【売出要項】
以下に記載するもの以外については、社債を売出しにより取得させるに当たり、その都度「訂正発行登録書」
または「発行登録追補書類」に記載します。
1【売出有価証券】
(1)【売出社債(短期社債を除く。)】
2【売出しの条件】
未定。
未定。
― 37 ―
第二部【参照情報】
第1【参照書類】
会社の概況および事業の概況等法第 5 条第 1 項第 2 号に掲げる事項については、以下に掲げる書類を参照
すること。
1【有価証券報告書及びその添付書類】
事業年度(2014 年度)(自
平成 26 年 1 月 1 日
至
平成 26 年 12 月 31 日)
平成 27 年 6 月 8 日関東財務局長に提出
2【四半期報告書又は半期報告書】
半期報告書及びその添付書類
事業年度(2015 年度中)(自
平成 27 年 1 月 1 日
至
平成 27 年 6 月 30 日)
平成 27 年 9 月 30 日関東財務局長に提出
3【訂正報告書】
訂正報告書(上記 1 の有価証券報告書の訂正報告書)を平成 27 年 9 月 3 日に関東財務局長に提出
第2【参照書類の補完情報】
上記に掲げた参照書類としての有価証券報告書(訂正報告書を含む。)および半期報告書(以下「有価証
券報告書等」という。)の「事業等のリスク」に記載された事項について、当該有価証券報告書等の提出日
以後、本訂正発行登録書提出日(平成 27 年 11 月 25 日)までの間において重大な変更は生じておらず、また、
追加で記載すべき事項も生じていない。
また、当該有価証券報告書等には将来に関する事項が記載されているが、本訂正発行登録書提出日現在、
当該事項に係る発行会社の判断に重大な変更はない。
第3【参照書類を縦覧に供している場所】
ビー・エヌ・ピー・パリバ銀行東京支店
東京都千代田区丸の内一丁目 9 番 1 号
グラントウキョウ
ノースタワー
― 38 ―
第三部【保証会社等の情報】
<ビー・エヌ・ピー・パリバ 2020 年 12 月 16 日満期 円建 早期償還条項付 日経平均株価・S&P500 複数指数
連動社債に関する情報>
第1
保証会社情報
該当事項なし。
第2
保証会社以外の会社の情報
該当事項なし。
第3
1
指数等の情報
当該指数等の情報の開示を必要とする理由
本社債は、満期償還金額および期限前償還の有無が日経平均株価および S&P500 の水準により決定されるた
め、日経平均株価および S&P500 についての開示を必要とする。
2
当該指数等の推移
日経平均株価の過去の推移(日経平均株価の終値ベース)
(単位:円)
最近 5 年間の
年別最高・最低値
年
2010 年
2011 年
2012 年
2013 年
2014 年
最高
11,339.30
10,857.53
10,395.18
16,291.31
17,935.64
最低
8,824.06
8,160.01
8,295.63
10,486.99
13,910.16
月
最近 6 ヶ月の
月別最高・最低値
2015 年
5月
2015 年
6月
2015 年
7月
2015 年
8月
2015 年
9月
2015 年
10 月
最高
20,563.15
20,868.03
20,841.97
20,808.69
18,770.51
19,083.10
最低
19,291.99
19,990.82
19,737.64
17,806.70
16,930.84
17,722.42
出所:株式会社日本経済新聞社(日経平均プロフィルのウェブサイト)
日経平均株価の過去の推移は日経平均株価の将来の動向を示唆するものではなく、本社債の時価の動向を
示すものでもない。過去の上記の期間において日経平均株価が上記のように変動したことによって、日経平
均株価および本社債の時価が本社債の償還まで同様に推移することも示唆するものではない。
― 39 ―
S&P500 の過去の推移(S&P500 の終値ベース)
(単位:ポイント)
年
最近 5 年間の
年別最高・最低値
2010 年
2011 年
2012 年
2013 年
2014 年
最高
1,259.78
1,363.61
1,465.77
1,848.36
2,090.57
最低
1,022.58
1,099.23
1,277.06
1,457.15
1,741.89
2015 年
5月
2015 年
6月
2015 年
7月
2015 年
8月
2015 年
9月
2015 年
10 月
最高
2,130.82
2,140.20
2,128.28
2,104.18
1,995.31
2,090.35
最低
2,080.15
2,057.64
2,046.68
1,867.61
1,881.77
1,923.82
月
最近 6 ヶ月の
月別最高・最低値
出所:ブルームバーグ・エルピー
S&P500 の過去の推移は S&P500 の将来の動向を示唆するものではなく、本社債の時価の動向を示すもので
もない。過去の上記の期間において S&P500 が上記のように変動したことによって、S&P500 および本社債の
時価が本社債の償還まで同様に推移することも示唆するものではない。
<本社債以外の社債に関する情報>
該当事項なし。
― 40 ―
― 41 ―
有価証券報告書の提出日以後に発生した重要な事実の内容を記載した書類
2015 年度第 3 四半期
決算報告書
プレスリリース
2015 年 10 月 30 日、パリ発
全ての事業部門で増収を達成
事業部門の営業収益:前年同期比 +5.8%
四半期純利益が増加
株主帰属純利益:18 億 2600 万ユーロ
前年同期比 +14.5%
エクイティ TIER1 比率およびレバレッジ比率*はさらに上昇
エクイティ TIER1 比率:10.7% (2015 年 6 月末比 +10bp)
レバレッジ比率:3.8% (2015 年 6 月末比 +10bp)
高い利益成長
着実な自己資本の積上げ
* 2015 年 9 月末現在、バーゼル 3 基準全面適用の比率
― 42 ―
高い利益成長および着実な自己資本の積上げ .............................................................................................2 リテールバンキングおよびサービス事業 .....................................................................................................4 国内市場部門 .....................................................................................................................................................4 国際金融サービス部門 .....................................................................................................................................8 ホールセールバンキング事業(CIB)........................................................................................................12 コーポレート・センター ...............................................................................................................................13 財務構造 ...........................................................................................................................................................14 連結損益計算書 ...............................................................................................................................................16 2015 年度第 3 四半期
2015 年 1-9 月期
– コア事業別業績 ................................................................................................17 – コア事業別業績 .........................................................................................................18 連結四半期業績の推移 ...................................................................................................................................19 連結貸借対照表
–
2015 年 9 月 30 日現在 ..............................................................................................28 本プレゼンテーションに含まれる数値は、未監査の数値です。2015 年 3 月 24 日に、BNP パリバは 2014 年度の四半期決算
に関わる修正を発表しました。かかる修正には、グループの事業部門の新組織体制、および IFRIC 解釈指針第 21 号
「賦課金」の適用が特に反映されています。本プレゼンテーションは、適宜、公表済みのあるいは修正された 2014 年度
の財務データに基づいています。
本プレゼンテーションには、将来の事象に関する現在の見解および見通しに基づいた予測的な記述が含まれています。
予測的な記述には、財務上の予測や見積りおよびその基礎となる仮定、将来の事象、事業活動、商品およびサービスに
関連する計画、目標および見通しに関する記述、ならびに将来の業績およびシナジーに関する記述があります。予測的
な記述は将来の業績を保証するものではなく、BNP パリバとその子会社および出資先企業にまつわる固有リスク、不確
実性および仮定によって左右されるものです。さらには、BNP パリバとその子会社の事業展開、銀行業界のトレンド、
将来の設備投資および買収、グローバルもしくは BNP パリバの主要地域市場における経済状況の変化、市場競争ならび
に規制といった要因にも左右されます。これらの事象はいずれも不確実なものであり、現在の見通しとは異なる結果
と、ひいては現在の見通しとは大きく異なる業績をもたらす可能性があります。実際の業績は、予測的な記述において
見積りまたは示唆されたものとは大きく異なる可能性があります。本プレゼンテーションに含まれるいかなる予測的な
記述も本プレゼンテーション発行日現在の予測であり、BNP パリバは、新たな情報や将来の事象によって、予測的な記
述を公に修正もしくは更新する責任を負いません。
本プレゼンテーションに含まれる BNP パリバ以外の第三者に関わる情報もしくは外部の情報源から入手した情報は、そ
の真実たることを独立に確認したものではありません。ここに記載の情報や意見に関して、表示または保証を表現ある
いは示唆してはおらず、またその公正性、正確性、完全性または正当性に関しては確実なものではありません。BNP パ
リバもしくはその代表者ともに、いかなる過失に対しても責任を負わず、また本プレゼンテーションあるいはその内容
の使用により生ずる、もしくは本プレゼンテーションやここに記載の情報や資料に関連して生じる、いかなる損失に対
しても責任を負いません。
― 43 ―
2015 年 10 月 29 日に BNP パリバ取締役会が開催され、ジャン・ルミエール会長が議長を務めるなか、
当グループの 2015 年度第 3 四半期の業績が検討されました。
高い利益成長および着実な自己資本の積上げ
欧州景気が穏やかに回復するなか、BNP パリバは当四半期に全体的に好業績を収めました。
営業収益は当四半期に 103 億 4500 万ユーロに上り、前年同期比 8.5%の増収となりました。当四半期の営
業収益には、自己負債の再評価に関わる修正額(Own Credit Adjustment:OCA)およびデリバティブに関
わる債務価値調整額(Debt Value Adjustment:DVA)による影響として、+3700 万ユーロに上る一時項目
が含まれていました(対して、前年同期は-1 億 9700 万ユーロ)。
当四半期に、全ての事業部門で前年同期と比べて増収を達成しました。すなわち、国内市場部門1では前年
同期比 0.8%増加し、国際金融サービス部門では 11.6%増加し、またホールセールバンキング事業(CIB)
では 4.2%の増収となりました。また、当四半期の営業収益には 2014 年度に実施した買収による好影響が
反映されており、連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと、事業部門の営業収益は当四半
期に前年同期比 1.7%の増収となりました。
営業費用は当四半期に 69 億 5700 万ユーロに上り、前年同期と比べて 7.3%増加しました。当四半期の営業
費用には、一時要因として、Simple & Efficient 計画に関わる変革費用に加え、2014 年度の買収に関わる事
業再編費用からの影響が合計で 1 億 6000 万ユーロ含まれていました(前年同期の一時費用は 1 億 5400 万
ユーロ)。
1
事業部門合計の営業費用は前年同期比 7.3%増加しました。部門別では、国内市場部門 で 2.4%増加し、国
際金融サービス部門で 12.4%増加し、また CIB では 8.3%増加しました。なお、連結範囲の変更および為替
レート変動による影響を除くと、事業部門合計の営業費用は前年同期比 2.2%増加しました。これにはとり
わけ、新規制の実施やコンプライアンス体制の強化に関わる投資が影響していました。
当四半期の営業総利益は、前年同期と比べて 10.9%増加して 33 億 8800 万ユーロに上りました。事業部門
合計では、前年同期比 3.2%の増加でした。
グループのリスク費用は当四半期も穏やかな水準に留まり、8 億 8200 万ユーロとなりました(融資残高の
50bp に相当)。なお前年同期には、 2014 度に実施された買収に関わる連結範囲変更の影響2に加え、CIB
では前年同期のリスク費用が相殺後で貸倒引当金戻入益3となったことから、当四半期の比較基準としては
有意性が限定されます。
営業外損益は当四半期に 1 億 6300 万ユーロの利益となりました(前年同期は 1 億 4900 万ユーロの利益)。
以上から、当四半期の税引前利益は 26 億 6900 万ユーロに上り、これに対して前年同期は 24 億 5000 万ユ
ーロでした。なお事業部門合計では、当四半期の税引前利益は前年同期と比べて 0.8%の増益となりました。
これらを受けて、株主帰属純利益は当四半期に 18 億 2600 万ユーロに上りました(対して、前年同期は 15
億 9500 万ユーロ)。なお一時項目を除くと、株主帰属純利益は前年同期比 4.3%の増益となり、グループ
が当四半期に全体として好業績を収めたことを示しています。
2015 年 9 月末現在、バーゼル 3 基準全面適用のエクイティ Tier 1 比率4 は 10.7%となり、2015 年 6 月末の
水準から 10bp 上昇しました。また、バーゼル 3 基準全面適用のレバレッジ比率5 は 3.8%に達しました
(2015 年 6 月末から+10bp)。さらに、グループの即時利用可能な余剰資金は、2015 年 9 月末現在で
3010 億ユーロに上っており(2014 年 12 月末現在は 2910 億ユーロ)、これは短期資金調達との関係で 1
年以上の余裕資金があることを意味します。
1
国内ネットワークのプライベート・バンキングの 100%を含む(PEL/CEL の影響を除く)
連結範囲の変更による影響は 2400 万ユーロ
3
2014 年度第 3 四半期に CIB で貸倒引当金戻入益 8800 万ユーロを計上(うち、コーポレートバンキング部門で 6800 万ユーロを計上)
4
経過措置なしで全ての資本要求指令 4(CRD4)を考慮した比率
5
今後 Tier 1 資本として算入不能になる項目を算入可能な項目に置き換えた算定方法を含め、2014 年 10 月 10 日付けの欧州委員会
(EC)委任法令に基づき、経過措置なしで全ての資本要求指令 4(CRD4)を考慮した比率
2
2
― 44 ―
1 株当たり純資産額は 2015 年 9 月末現在で 69.8 ユーロに達していました。これは 2008 年 12 月末からの
年平均成長率が 6.5%に上っていたことを意味し、グループの景気サイクルを通した価値創造能力を表して
います。
またグループは、米司法当局との包括的和解の一環として合意された是正計画を積極的に実施するとともに、
引き続き内部統制およびコンプライアンス体制の強化を押し進めています。
*
*
*
2015 年度第 3 四半期累計期間(1-9 月)において、営業収益は 324 億 8900 万ユーロに上り、前年同期比
12.0%の増収となりました。当第 3 四半期累計期間の営業収益には、自己負債の再評価に関わる修正額
(Own Credit Adjustment:OCA)およびデリバティブに関わる債務価値調整額(Debt Value Adjustment:
DVA)による影響として、+1 億 5400 万ユーロに上る一時項目が含まれていました。これに対し、前年同期
の営業収益には -3 億 1300 万ユーロの一時項目が含まれていました。
事業部門合計の営業収益は、当第 3 四半期累計期間に前年同期比 10.6%の大幅増となり、グループの業績の
1
好調さを証明しました。部門別では、国内市場部門 で 1.9%の増収となり、国際金融サービス部門では
17.4%の増収、さらに CIB では 14.7%の増収を果たしました。
営業費用は当第 3 四半期累計期間に 218 億 4800 万ユーロとなり、前年同期と比べて 11.2%増加しました。
当第 3 四半期累計期間の営業費用には、一時要因として、Simple & Efficient 計画に関わる変革費用に加え、
2014 年度の買収に関わる事業再編費用からの影響が、合計で 5 億 700 万ユーロ含まれていました(前年同
期の一時費用は 5 億 300 万ユーロ)。当第 3 四半期累計期間の営業費用にはまた、破綻処理基金への初回
2
拠出金による影響として 2 億 4500 万ユーロ が含まれていました。なお、IFRIC 解釈指針第 21 号「賦課金」
の解釈に基づき、2015 年度に必要と推定される拠出金の全額を 2015 年度第 1 四半期に計上しました。
事業部門合計の営業費用は、当第 3 四半期累計期間に前年同期比 9.8%の増加に留まった結果、0.8 ポイント
1
の正のジョーズ効果を生み出しました。部門別では、営業費用は、国内市場部門 で 1.9%増加し、国際金
融サービス部門で 17.8%増加するとともに、CIB では 11.7%増加しました。
営業総利益は当第 3 四半期累計期間に 13.5%増加し、106 億 4100 万ユーロに上りました。また、事業部門
合計では、前年同期比 12.0%の増加を果たしました。
グループのリスク費用は、当第 3 四半期累計期間に前年同期比 5.1%増加し 28 億 2900 万ユーロとなりまし
たが、これには 2014 度に実施された買収に関わる連結範囲の変更3が影響しました。かかる影響を除くと、
リスク費用は前年同期と比べて 1.1%減少しました。
営業外損益は、当第 3 四半期累計期間に 10 億 9400 万ユーロの利益となりました。これにはとりわけ、ク
レピエールとコリオの合併により生じたキャピタルゲインに加え、合併後のクレピエール=コリオに対する
7%の持分を売却したことによる譲渡益が合計で 4 億 8700 万ユーロ含まれており、さらに、非戦略的投資先
の持分売却により生じた譲渡益 9400 万ユーロ4が大きく貢献しています。これに対し、前年同期の営業外損
益は、3 億 9900 万ユーロでした。
なお、グループは 2014 年度上半期において、米司法当局との包括的和解に関わる費用として、総額 59 億
5000 万ユーロを別途計上しました。
1
国内ネットワークのプライベート・バンキングの 100%を含む(PEL/CEL の影響を除く)
フランスのシステミックリスク税逓減分相殺後の推定値
3
連結範囲の変更による影響は 1 億 6600 万ユーロ
4
CIB のコーポレートバンキング部門へ 7400 万ユーロを配分し、コーポレート・センターへ 2000 万ユーロを配分
2
3
― 45 ―
これらを受けて、当第 3 四半期累計期間の税引前利益は 89 億 600 万ユーロとなりました(前年同期は 11
億 3000 万ユーロ)。事業部門合計の税引前利益は、前年同期と比べて 17.2%の大幅増益となりました。
以上から、当第 3 四半期累計期間の株主帰属純利益は 60 億 2900 万ユーロに上りました(前年同期は-12 億
2000 万ユーロの損失)。なお、一時項目からの影響を除くと、当第 3 四半期累計期間の株主帰属純利益は
+10.5%の大幅増を遂げており、これによりグループの業績が極めて好調であったことを示しています。ま
た、一時項目を排除した自己資本利益率(ROE)は、当第 3 四半期累計期間に年率換算後で 9.6%となりま
した(なお、有形自己資本利益率は 11.7%)。
*
*
*
リテールバンキングおよびサービス事業
国内市場部門
欧州では景気が穏やかに回復するなかにあって、国内市場部門の融資残高は当四半期に前年同期比 1.7%増
加しました。一方、預金残高は前年同期比 7.1%の増加を果たしました。ドイツの DAB バンク買収の影響を
除くと、預金残高は前年同期比 5.1%増加しましたが、とりわけフランスおよびベルギーで高い伸びを示し
ました。国内市場部門による意欲的な販売およびマーケティング活動の成果は、特にフランス、イタリアお
よびベルギーにおいてプライベート・バンキング業務の運用資産残高が引き続き伸びたことに現れています
(2014 年 9 月末の水準から 4.1%増加)。
さらに、国内市場部門は、当四半期においてもデジタルサービスを拡充し、またカスタマー・エクスペリエ
ンスを変革させる活動を継続しました。その成果として、当四半期に個人顧客向けの新たな証券投資のポー
タル(Online Invest)を、国内市場部門全体を通して導入するとともに、法人向けフリート管理の最適化を
図るために、欧州初の統合テレマティクス・サービスである Arval Active Link を導入したことが挙げられま
す。国内市場部門はまた、DAB バンクと Consorsbank! の合併手続きの最終段階にあり、これが完了した暁
には、ドイツにおいてオンラインブローカーとして No. 1 の、またデジタルバンクとして No. 3 の地位を占
める銀行が誕生することになり、その顧客数は 150 万口に上るでしょう。
1
当四半期の営業収益 は 39 億 5900 万ユーロに上り、前年同期比 0.8%の増収でした。ベルギー国内リテー
ルバンキングおよび専門的金融業務(個人投資家部門、アルバル、およびリーシング・ソリューションズ)
が高い伸びを示した一方、長引く低金利環境の影響がこれを一部打ち消す格好となりました。
営業費用 1 は当四半期に 24 億 9600 万ユーロとなり、前年同期と比べて 2.4%増加しました。なお、連結範
囲の変更および為替レート変動による影響を除き、かつ非経常的な引当金繰入額を除くと、専門的金融業務
の開発費用の負担にも関わらず、継続的なコスト抑制努力のおかげで、当四半期の営業費用の増加幅は
0.8%に留まります。
1
これらを受けて営業総利益 は、当四半期に前年同期比 1.8%減少し、14 億 6300 万ユーロとなりました。
リスク費用は、とりわけイタリアで低下し、全体として前年同期から減少しました。以上から、プライベー
ト・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 を国内市場部門からウェルス・マネジメント業務(国際金融サービ
ス部門)へ配分した後、当四半期の税引前利益2 は前年同期と比べて 4.5%の増益となり、9 億 7900 万ユー
ロに上りました。よって、国内市場部門が全体的に好業績を収めたことが確認されます。
2015 年度第 3 四半期累計期間(1-9 月)において、営業収益 1 は 119 億 9800 万ユーロに上り、前年同期と
比べて 1.9%の増収となりました。ベルギー国内リテールバンキングおよび専門的金融業務(アルバル、個
1
2
フランス(PEL/CEL の影響を除く)、イタリア、ベルギーおよびルクセンブルクの国内プライベート・バンキングの 100%を含む
PEL/CEL の影響を除く
4
― 46 ―
人投資家部門、およびリーシング・ソリューションズ)が高い伸びを示した一方、長引く低金利環境の影響
がこれを一部打ち消す格好となりました。営業費用1 は 75 億 9500 万ユーロに上り、前年同期比 1.9%増加
しました。なお、連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと、営業費用の増加幅は 0.7%に
留まります。これには継続的なコスト抑制努力が効果を発揮しており、当第 3 四半期累計期間において 0.3
1
ポイントの正のジョーズ効果が生み出されました。営業総利益 は当第 3 四半期累計期間に 44 億 300 万ユ
1
ーロとなり、前年同期と比べて 2.0%増加しました。リスク費用 は、BNL バンカ・コメルシアーレでの低
下が特に寄与し、当第 3 四半期累計期間は前年同期比 14.4%減少の 13 億 4200 万ユーロとなりました。以
上から、プライベート・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 を国内市場部門からウェルス・マネジメント業
務(国際金融サービス部門)へ配分した後、当第 3 四半期累計期間の税引前利益2は 28 億 4900 万ユーロに
上り、前年同期と比べて 11.4%の大幅増益を果たしました。
フランス国内リテールバンキング(FRB)
経済環境が穏やかに改善するなかにあって、フランス国内リテールバンキング(FRB)の融資残高は、当四
半期に前年同期から 0.3%増加しました。預金残高は、当座預金の高い伸びが牽引し、前年同期と比べて
+4.8%と成長を持続しました。オフバランス貯蓄商品は着実に伸び、特に生命保険残高が 2014 年 9 月末の
水準から 3.5%増加しました。FRB による販売およびマーケティング活動の成果は、当四半期に Ambitions
Pro 計画がスタートを切ったことに現れています。同計画は、自由業、小規模事業者、職人的芸術家などを
対象に、2019 年度までに 150,000 口の新規顧客を獲得することを目標としています。
営業収益3 は当四半期に 16 億 6400 万ユーロとなり、前年同期と比べて 3.0%の減収でした。純利息収入は
前年同期比 3.9%減少しましたが、これには長引く低金利環境が影響していました(預金のマージン縮小や、
ローンの借り換えに伴うマージン縮小など)。手数料収入に関しては、前年同期が高水準であったこともあ
り、当四半期に 1.7%減少しました。その減少の具体的な要因として、当四半期に銀行手数料が減少した分
を、オフバランス貯蓄商品の手数料収入の増加が補うに足りなかったことが挙げられます。このような低金
利環境にあって、FRB は徐々に顧客状況の調整を実施中です。
3
営業費用 は、当四半期に前年同期比 1.3%増加しました。非経常的な引当金繰入額の影響を除くと、営業
費用の増加幅は 0.4%に留まり、確かなコスト管理を反映しています。
これらを受けて、営業総利益
した。
3
は当四半期に 5 億 1400 万ユーロとなり、前年同期と比べて 11.5%減少しま
3
リスク費用 は依然として低水準に留まり、融資残高の 22bp 相当でした。また、前年同期と比べて 600 万
ユーロ減少しました。
以上から、フランス国内プライベート・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 をウェルス・マネジメント業務
(国際金融サービス部門)へ配分した後、FRB の税引前利益 2 は当四半期に 3 億 9400 万ユーロとなり、前
年同期と比べて-14.5%の減益でした。
3
2015 年度第 3 四半期累計期間(1-9 月)において、営業収益 は 50 億 2400 万ユーロとなり、前年同期比
2.4%の減収でした。純利息収入は、長引く低金利環境の影響を受けて 4.4%減少しました。一方、手数料収
3
入は 0.6%増加しました。確かなコスト管理のおかげで、当第 3 四半期累計期間の営業費用 は、前年同期
3
から 0.3%の微増に留まりました。営業総利益 は、当第 3 四半期累計期間に 16 億 7300 万ユーロとなり、
3
前年同期と比べて 7.4%減少しました。リスク費用 は、前年同期から 4100 万ユーロ減少しました。以上か
ら、フランス国内プライベート・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 をウェルス・マネジメント業務(国際
2
金融サービス部門)へ配分した後、FRB の税引前利益 は当第 3 四半期累計期間に 12 億 9400 万ユーロと
なり、前年同期と比べて-7.7%の減益でした。
1
フランス(PEL/CEL の影響を除く)、イタリア、ベルギーおよびルクセンブルクの国内プライベート・バンキングの 100%を含む
PEL/CEL の影響を除く
3
フランス国内ネットワークのプライベート・バンキングの 100%を含む(PEL/CEL の影響を除く)
2
5
― 47 ―
BNL バンカ・コメルシアーレ(BNL bc)
経済環境が穏やかに改善するなか、BNL バンカ・コメルシアーレ(BNL bc)の融資残高は当四半期に若干
の増加を果たしました(前年同期比+0.1%):個人向け貸出が増加した一方で、法人顧客および小規模事業
者セグメントの上位層に対する選別的見直しによる影響が当四半期に薄らいだことが貢献しました。預金残
高は、特に個人客の預金が伸びたことから、当四半期に 2.5%増加しました。BNL bc は引き続きオフバラン
ス貯蓄商品の開発を押し進めた結果、2014 年 9 月末の水準から目覚ましい成長を遂げ、生命保険残高は
11.6%増加し、またミューチュアルファンドの残高は 17.1%の伸びを果たしました。さらに、プライベー
ト・バンキングでは当四半期も積極的な営業活動を展開したことから、運用資産残高は 2014 年 9 月末と比
べて 9.4%増加しました。
1
営業収益 は、当四半期に前年同期と比べて 4.3%減少し、7 億 5600 万ユーロとなりました。純利息収入は
前年同期比 7.4%減少しましたが、これには先述のように上位法人客向け融資の見直しをしたことが影響し
ており、個人客セグメントの伸びがこれを補うに足りませんでした。手数料収入は、オフバランス貯蓄商品
の好調により残高が増加した結果、当四半期に 1.7%増加しました。
1
営業費用 は、引き続きコスト管理が奏功し、増加幅が前年同期比+0.2%に抑えられたことから、当四半期
に 4 億 2500 万ユーロとなりました。
1
これらを受けて、営業総利益 は当四半期に 3 億 3100 万ユーロとなり、前年同期と比べて 9.6%減少しまし
た。
1
当四半期のリスク費用 は、融資残高の 159bp 相当で高止まりしましたが、それでも前年同期と比べて
3900 万ユーロ減少しました。その背景には貸出ポートフォリオの質が徐々に改善していることがあり、低
クオリティ融資の設定が大幅に減少していることに裏打ちされています。
以上から、イタリア国内プライベート・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 をウェルス・マネジメント業務
(国際金融サービス部門)へ配分した後、BNL bc の税引前利益は当四半期に 1400 万ユーロとなり、前年
同期と比べて 300 万ユーロ増加しました。
1
2015 年度第 3 四半期累計期間(1-9 月)において、営業収益 は前年同期比 3.0%減少して 23 億 4900 万ユ
ーロとなりました。純利息収入は前年同期比 5.8%減少しましたが、これには上位法人客向け融資の見直し
をしたことに加え、低金利環境が影響していました。一方、手数料収入は、オフバランス貯蓄商品が着実に
1
伸びたおかげで、前年同期比 2.8%増加しました。営業費用 は、確かなコスト管理を反映し、当第 3 四半
1
期累計期間に前年同期比 0.5%増加して 13 億 1700 万ユーロとなりました。これらを受けて、営業総利益
1
は 10 億 3200 万ユーロとなり、前年同期と比べて 7.0%減少しました。リスク費用 は、前年同期から 1 億
2800 万ユーロの若干の減少を果たしました。以上から、イタリア国内プライベート・バンキング業務の純
利益の 3 分の 1 をウェルス・マネジメント業務(国際金融サービス部門)へ配分した後、BNL bc の税引前
利益は当第 3 四半期累計期間に 5400 万ユーロに上り、前年同期と比べて 4200 万ユーロ増加しました。
ベルギー国内リテールバンキング(BRB)
ベルギー国内リテールバンキング(BRB)は、当四半期も引き続き意欲的な業務展開を押し進めました。融
資残高は、個人および法人顧客向け貸出が伸びたおかげで、当四半期に前年同期比 4.3%増加しました。一
方、預金残高は、当座預金の高い伸びが牽引し前年同期比 3.8%増加しました。BRB はまた、オフバランス
貯蓄商品でも極めて好調な業績を収め、ミューチュアルファンドの残高は 2014 年 9 月末の水準から 15.9%
増加しました。
営業収益2 は前年同期と比べて 4.0%の増収となり、8 億 8000 万ユーロに上りました。純利息収入は、とり
わけ融資残高の増加に加えてマージンが底堅く推移したことから、前年同期比 4.5%増加しました。手数料
収入は、金融取引に関わる手数料業務が好調であったおかげで、当四半期に 1.7%増加しました。
1
2
イタリア国内プライベート・バンキングの 100%を含む
ベルギー国内プライベート・バンキングの 100%を含む
6
― 48 ―
営業費用 1 は、確かなコスト管理が奏功し、前年同期比+0.2%の微増に抑えられたため、当四半期に 5 億
7300 万ユーロとなりました。業務効率改善策が引き続き効果を発揮していることを反映し、当四半期に 3.8
ポイントの正のジョーズ効果が生み出されました。
1
営業総利益 は当四半期に 3 億 700 万ユーロに上った結果、前年同期と比べて 12.0%の急増を果たしました。
当四半期のリスク費用 1 は、相殺後で 200 万ユーロの貸倒引当金戻入益が計上されました。これにより、前
年同期のリスク費用からは、3800 万ユーロの大幅減となりました。
以上から、ベルギー国内プライベート・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 をウェルス・マネジメント業務
(国際金融サービス部門)へ配分した後、BRB の税引前利益は当四半期に 2 億 8500 万ユーロに上り、前年
同期と比べて 25.0%の大幅増益となりました。
1
2015 年度第 3 四半期累計期間(1-9 月)において、営業収益 は前年同期比 6.2%の増収となり 26 億 6500
万ユーロに上りました。純利息収入は、融資残高の増加に加えマージンが底堅く推移したことが特に貢献し、
前年同期比 4.9%増加しました。手数料収入は、金融取引およびクレジット商品に関わる手数料業務が非常
1
に高い成果を上げたおかげで、前年同期比 9.8%増加しました。営業費用 は当第 3 四半期累計期間に 18 億
6500 万ユーロとなり、前年同期と比べて 0.2%の微増に留まりました。その背景には、業務効率改善策が奏
1
功し、6.0 ポイントに上る正のジョーズ効果が生み出されたことがあります。これらを受けて営業総利益
1
は 8 億ユーロに達し、前年同期と比べて 23.3%の大幅増となりました。リスク費用 は、当第 3 四半期累計
期間に 3300 万ユーロと極めて低水準に留まり、また前年同期から 7000 万ユーロ減少しました。以上から、
ベルギー国内プライベート・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 をウェルス・マネジメント業務(国際金融
サービス部門)へ配分した後、BRB の税引前利益は当第 3 四半期累計期間に 6 億 9700 万ユーロとなり、前
年同期の水準と比べて+1 億 9400 万ユーロの大幅増益を果たしました。
その他国内市場部門(アルバル、リーシング・ソリューションズ、個人投資家部門、ルクセンブルク国内
リテールバンキング
国内市場部門の専門的金融業務は、当四半期も意欲的に事業展開を押し進めました。アルバルでは、ファイ
ナンス・フリートの車両数が前年同期比+7.5%の急伸を遂げ、761,000 台に上りました。個人投資家部門で
は、預金残高が前年同期比+70.8%の激増を果たしました。なお、DAB バンクの買収による効果を排除し、
連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除いても、預金残高は前年同期比+23.7%の大幅増とな
りました。これには新規顧客の獲得が高水準で推移したことに加え、ドイツで Consorsbank! が成功を収め
たことが貢献しています。リーシング・ソリューションズでは、コアポートフォリオの残高が順調に伸びた
一方で、ノンコア資産の継続的な削減がこれを相殺しました。
ルクセンブルク国内リテールバンキングでは、住宅ローンおよび法人向け貸出の伸びに支えられて、融資残
高が前年同期比 3.1%増加しました。預金残高は、法人顧客セグメントで旺盛な資金流入があったことから、
当四半期に 6.5%増加しました。
その他国内市場部門の営業収益2 は、ドイツの DAB バンク買収による効果を含めると、当四半期に前年同期
比 14.6%の増収となり、6 億 5900 万ユーロとなりました。なお、連結範囲の変更および為替レート変動に
よる影響を除くと、営業収益は、アルバル、個人投資家部門、およびリーシング・ソリューションズが牽引
し、前年同期比 7.9%の増収を果たしました。
2
営業費用 は、当四半期に前年同期比 13.7%増加して 3 億 4800 万ユーロとなりました。連結範囲の変更お
よび為替レート変動による影響を除くと、営業費用の増加幅は事業開発の進捗に伴うかたちで+4.0%に留ま
り、全体として 3.9 ポイントの正のジョーズ効果を生み出しました。
2
当四半期のリスク費用 は、前年同期から 1000 万ユーロ増加して、3400 万ユーロとなりました。
1
2
ベルギー国内プライベート・バンキングの 100%を含む
ルクセンブルク国内プライベート・バンキングの 100%を含む
7
― 49 ―
以上から、これら 4 つの業務部門による国内市場部門の税引前利益への貢献は、ルクセンブルク国内プライ
ベート・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 をウェルス・マネジメント業務(国際金融サービス部門)へ配
分した後、当四半期に 2 億 8600 万ユーロに上り、前年同期と比べて+20.7%の大幅増となりました。
2015 年度第 3 四半期累計期間(1-9 月)において、営業収益1 は、ドイツの DAB バンク買収による効果を
含めると、前年同期比 16.0%の増収となり 19 億 6000 万ユーロに上りました。なお、連結範囲の変更およ
び為替レート変動による影響を除くと、営業収益は前年同期比 9.1%の増収でした。これには、全ての部門
で営業収益が着実に伸びたことに加え、とりわけアルバルおよび個人投資家部門の増収が寄与していました。
1
営業費用 は、当第 3 四半期累計期間に前年同期比 13.3%増加して、10 億 6200 万ユーロとなりました。な
お、連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと、営業費用の増加幅は 3.3%に留まり、全体
1
的に正のジョーズ効果を生み出しました。リスク費用 は、前年同期から 1300 万ユーロ増加して 1 億 600
万ユーロとなりました。以上から、これら 4 つの業務部門による国内市場部門の税引前利益への貢献は、ル
クセンブルク国内プライベート・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 をウェルス・マネジメント業務(国際
金融サービス部門)へ配分した後、当第 3 四半期累計期間に 8 億 400 万ユーロに上り、前年同期と比べて
+25.6%の急増を遂げました。
*
*
*
国際金融サービス部門
国際金融サービス部門では、以下のように当四半期も事業が継続して発展しました。パーソナル・ファイナ
ンス部門は、成長に向けた意欲的な事業活動を確認しました。欧州・地中海沿岸諸国部門およびバンクウェ
ストは、引き続き積極的な営業活動を展開し、デジタルサービスの開発を継続しました。保険、およびウェ
ルス&アセット・マネジメントでは、全ての業務部門にわたり旺盛な資金流入を享受しました。また、
2014 年度に 2 件の買収を実施した後、これらの事業統合はアクションプランに沿って順調に進んでいます。
営業収益は、全ての業務部門で収益が伸びたことから、当四半期に 38 億 1000 万ユーロに上り、前年同期
と比べて 11.6%増加しました。なお、連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと、営業収益
は前年同期比 5.2%の増収でした。
営業費用は当四半期に 22 億 4900 万ユーロとなり、前年同期と比べて 12.4%増加しました。なお、連結範
囲の変更および為替レート変動による影響を除くと、順調な事業開発に沿うかたちで、営業費用は当四半期
に 4.5%増加しました。
これらを受けて、営業総利益は当四半期に 15 億 6100 万ユーロに上り、前年同期比 10.5%増加しました
(連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと+6.3%)。
リスク費用は当四半期に 4 億 1600 万ユーロとなり、前年同期の低い水準と比べて 18.2%増加しました(連
結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと+14.1%)。
以上から、国際金融サービス部門の税引前利益は当四半期に 12 億 7300 万ユーロに上り、前年同期比 9.5%
の増益となりました(連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと+4.5%)。
2015 年度第 3 四半期累計期間(1-9 月)において、営業収益は、全ての業務部門で伸びたことから 114 億
1900 万ユーロに上り、前年同期と比べて 17.4%の増収を果たしました(連結範囲の変更および為替レート
変動による影響を除くと+5.1%)。営業費用は 69 億 1900 万ユーロとなり、前年同期から 17.8%増加しま
した。なお、連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと、事業開発の進捗に沿うかたちで、
営業費用は 4.6%増加しました。営業総利益は当第 3 四半期累計期間に 45 億ユーロに上り、前年同期と比べ
て 16.7%増加しました(連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと+5.7%)。リスク費用は
13 億 1100 万ユーロで前年同期比 22.4%増加しましたが、連結範囲の変更および為替レート変動による影響
1
ルクセンブルク国内プライベート・バンキングの 100%を含む
8
― 50 ―
を除くと 7.6%の増加でした。以上から、国際金融サービス部門の税引前利益は、当第 3 四半期累計期間に
35 億 5800 万ユーロに上り、前年同期から 15.3%の大幅増益を果たしました(連結範囲の変更および為替レ
ート変動による影響を除くと+6.7%)。
パーソナル・ファイナンス
パーソナル・ファイナンスは、当四半期も引き続き成長に向けた事業活動を意欲的に押し進めました。自動
車ローン業務では、メキシコで起亜自動車と、ポーランドで三菱自動車と、またフランスでボルボと提携す
るなど、新たなパートナーシップ契約を締結しました。また、パーソナル・ファイナンスと LaSer の合併が
2015 年 9 月 1 日付けで実現しました。両者が有するサービスやノウハウの蓄積は補完関係にあることを活
用し、合併後の新組織は、今後 3 年間にわたりフランスの専門的金融分野で、ローン組成の市場シェアを
1%拡大していくことを目標としています。
パーソナル・ファイナンスの融資残高は、特に LaSer 買収による効果を受け、当四半期に前年同期比
1
10.2%増加しました。なお、連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと 、融資残高はユー
ロ圏における借入需要の回復を反映し、前年同期比 5.5%増加しました。
営業収益は当四半期に前年同期比 9.7%の増収となり、11 億 9500 万ユーロに上りました。連結範囲の変更
および為替レート変動による影響を除くと1、営業収益は、ドイツ、ベルギー、スペインおよびイタリアが
特に伸びたことから、前年同期比 5.8%の増収でした。
当四半期の営業費用は前年同期と比べて 10.4%増加し、5 億 5300 万ユーロとなりました。連結範囲の変更
1
および為替レート変動による影響を除くと 、営業費用は、事業開発の進捗に沿うかたちで前年同期比 3.9%
増加しました。
これらを受けて、営業総利益は当四半期に 6 億 4200 万ユーロに上り、前年同期から 9.2%増加しました
1
(連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと+7.4% )。
当四半期のリスク費用は、前年同期から 1100 万ユーロ増加して 2 億 8700 万ユーロとなりました(融資残
高の 200bp 相当)。なお、LaSer の影響を除くと、リスク費用は前年同期の水準から安定推移しました。
以上から、パーソナル・ファイナンスの税引前利益は当四半期に 3 億 7700 万ユーロに上り、前年同期から
1
11.2%の急増を遂げました(連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと+17.6% )。
2015 年度第 3 四半期累計期間(1-9 月)において、営業収益は前年同期比 20.7%の増収となり、35 億 6000
2
万ユーロに上りました。なお、連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと 、営業収益は、
とりわけドイツ、イタリアおよびスペインが牽引し、前年同期比 2.9%の増収でした。営業費用は前年同期
から 23.6%増加して 17 億 1500 万ユーロとなりました。連結範囲の変更および為替レート変動による影響
2
を除くと 、営業費用は、事業開発の進捗に沿うかたちで前年同期比 2.5%増加しました。リスク費用は、当
第 3 四半期累計期間に前年同期から 6400 万ユーロ増加して、8 億 6700 万ユーロに上りました。なお LaSer
の影響を除くと、リスク費用は前年同期から 3500 万ユーロ減少しました。以上から、パーソナル・ファイ
ナンスの税引前利益は当第 3 四半期累計期間に 10 億 3200 万ユーロに上り、前年同期と比べて 24.6%の大
2
幅増益を果たしました(連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと+18.4% )。
1
2
LaSer を 2014 年度第 3 四半期財務諸表において、試算ベースで完全子会社として処理
LaSer を 2014 年度第 3 四半期累計期間財務諸表において、試算ベースで完全子会社として処理
9
― 51 ―
欧州・地中海沿岸諸国
欧州・地中海沿岸諸国部門の融資残高は、全ての地域で伸びを示したことから、当四半期に前年同期比
13.1%1 増加しました。一方、預金残高は、特にトルコおよびポーランドでの伸びが貢献し、前年同期と比
1
べて 12.0% 増加しました。欧州・地中海沿岸諸国部門は引き続きデジタルバンキングの開発に力を入れた
結果、既にトルコでは Cepteteb の顧客数が 127,000 口に上り、またポーランドでは Optima の顧客数が
134,000 口を数えています。
営業収益2 は、当四半期の事業環境が若干悪化したなかでも 6 億 1100 万ユーロに上り、前年同期と比べて
1
4.0% の増収を果たしました。
営業費用 2 は 4 億 400 万ユーロとなり、前年同期比 6.0%1 増加しました。なお、非戦略的事業体の事業再編
1
費用に関わる一時的影響を除くと、当四半期の営業費用の増加幅は 4.0% になります。
2
リスク費用 は穏やかな水準に留まり、1 億 1100 万ユーロで、融資残高の 112bp 相当となりました。当四
半期のリスク費用は、低水準であった前年同期と比べると 4500 万ユーロ増加しました。なお、Bank BGZ
(食糧経済銀行)買収に関わる連結範囲の変更による影響(1200 万ユーロ)を除くと、当四半期のリスク
費用は前年同期から 3300 万ユーロ増加しました。
以上から、トルコのプライベート・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 をウェルス・マネジメント業務(国
際金融サービス部門)へ配分した後、欧州・地中海沿岸諸国部門の税引前利益は当四半期に 1 億 3800 万ユ
1
ーロとなり、前年同期比-23.5% の減益でした。なお、連結範囲の変更および為替レート変動による影響を
含めた場合、前年同期と比べて -9.2%の減益となりました。
2
2015 年度第 3 四半期累計期間(1-9 月)において、営業収益 は、取引の増加に支えられて 18 億 6900 万ユ
1
ーロに上り、前年同期比 11.4% の増収となりました。営業費用 2 は、主にトルコで営業体制の強化を図っ
1
たことが影響して、当第 3 四半期累計期間に 12 億 6800 万ユーロとなり、前年同期比 5.5% 増加しました。
2
リスク費用 は 3 億 7000 万ユーロとなり、前年同期の穏やかな水準から 1 億 4900 万ユーロ増加しました。
営業外損益は、関連会社から高い貢献を受け、なかでもアジアの関連会社が極めて好調でしたが、当第 3 四
1
半期累計期間に 1 億 2700 万ユーロの利益となり、前年同期と比べて 28.0% の大幅増となりました。以上
から、トルコのプライベート・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 をウェルス・マネジメント業務(国際金
融サービス部門)へ配分した後、欧州・地中海沿岸諸国部門の税引前利益は、当第 3 四半期累計期間に 3 億
5500 万ユーロとなりました。前年同期との比較では、連結範囲の変更および為替レート変動による影響を
除くと前年同期比 0.7%の減益となった一方、連結範囲の変更および為替レート変動による影響を含めた場
合、19.5%の増益となりました。
バンクウェスト
バンクウェストは、米国の良好な経済環境を背景に力強い事業展開を押し進めました。融資残高は、法人向
けおよび消費者ローンが引き続き伸びたことから、当四半期に前年同期比 6.5%1 増加しました。預金残高は、
1
当座預金および普通預金の高い伸びが牽引し、前年同期比 5.9% 増加しました。バンクウェストは引き続き
プライベート・バンキング業務の開発を押し進めた結果、2015 年 9 月末の運用資産残高は 98 億米ドルに上
り、2014 年 9 月末の水準と比べて 19%の増加を果たしました。またバンクウェストは、デジタルサービス
の開発でも躍進を遂げました。例えば、複数のオンラインサービスへアクセスを提供する画期的なアプリで
ある Quick Balance は、これを利用した接続が月間 515,000 回に上っています。
営業収益3は、依然として低金利環境が続くなかでも、取引の増加に支えられて当四半期に 7 億ユーロに上
1
り、前年同期比 3.6% の増収となりました。
営業費用 3 は、主に規制コストの上昇が響いて、当四半期に 4 億 6400 万ユーロとなり、前年同期と比べて
1
10.9% 増加しました(特に、包括的資本分析およびレビュー(Comprehensive Capital Analysis and
Review: CCAR )、および中間持ち株会社(Intermediate Holding Company)の設立に関わる費用)。かか
1
連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除く
トルコのプライベート・バンキングの 100%を含む
3
米国プライベート・バンキングの 100%を含む
2
10
― 52 ―
2
る影響を除くと、営業費用の増加幅は 5.1% になりました。その主な要因として、営業体制の強化(プライ
ベート・バンキングおよび消費者金融業務)が負担となった一方で、支店網および組織の合理化による経費
節減効果がこれを一部軽減したことが挙げられます。
当四半期のリスク費用1 は、2000 万ユーロで依然として極めて低水準に留まり、融資残高の 14bp 相当でし
た(前年同期から+1400 万ユーロ増加) 。
以上から、米国プライベート・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 をウェルス・マネジメント業務(国際金
融サービス部門)へ配分した後、バンクウェストの税引前利益は当四半期に 2 億 3800 万ユーロとなりまし
た。為替レート変動による影響を除くと前年同期比 10.2%の減益となった一方、為替レート変動による影響
を含めた場合、ユーロに対するドル高が進んだことから、前年同期比 15.5%の増益となりました。
1
2015 年度第 3 四半期累計期間(1-9 月)において、営業収益 は、特に取引の増加に支えられて 20 億 9200
1
万ユーロに上り、前年同期と比べて 6.3%2 の増収となりました。営業費用 は、とりわけ規制コストの上昇
が負担となったことから(包括的資本分析およびレビュー、および中間持ち株会社の設立に関わる費用)、
2
当第 3 四半期累計期間に 14 億 400 万ユーロとなり、前年同期比 10.5% 増加しました。かかる影響を除く
2
と、営業費用の増加幅は 4.6% になりました。その主な要因として、営業体制の強化(プライベート・バン
キングおよび消費者金融業務)が負担となった一方で、支店網および組織の合理化による経費節減効果がこ
1
れを一部軽減したことが挙げられます。リスク費用 は、当第 3 四半期累計期間に 5500 万ユーロと極めて
低水準に留まり、前年同期から 2200 万ユーロ増加しました。以上から、米国プライベート・バンキング業
務の純利益の 3 分の 1 をウェルス・マネジメント業務(国際金融サービス部門)へ配分した後、バンクウェ
ストの税引前利益は当第 3 四半期累計期間に 6 億 5500 万ユーロに上りました。為替レート変動による影響
を除くと前年同期比 2.5%の増益となった一方、為替レート変動による影響を含めた場合、ユーロに対する
ドル高が進んだことから、前年同期比+23.8%の増益となりました。
保険、およびウェルス&アセット・マネジメント
保険、およびウェルス&アセット・マネジメントでは、全ての業務部門で純資金流入が高水準で推移したお
かげで、全体的に極めて好調な業績を収めました。当四半期中の純資金流入は 66 億ユーロに上り、非常に
高い水準でしたが、とりわけアセット・マネジメント部門で好調でした。
3
運用資産残高 は、2014 年 9 月末の水準から+4.2%増加して、当四半期末現在で 9190 億ユーロとなりまし
た。また、2014 年 12 月末の水準と比べて、主に以下の要因から 250 億ユーロ増加しました:すなわち、ウ
ェルス・マネジメント部門の国内およびアジア地域で極めて高い資金流入があり、全体で 204 億ユーロの純
流入となりました;アセット・マネジメント部門では、とりわけ分散投資型ファンドが資金を呼び込み、純
流入となりました; さらに、保険部門では、フランス、イタリアおよびアジアで高い資金流入がありまし
た。2015 年 1-9 月において、為替相場の影響は+70 億ユーロに上った一方で、運用パフォーマンス効果は、
第 3 四半期中の株式相場の下落を受けて-52 億ユーロとなりました。
3
2015 年 9 月末現在、運用資産残高 の内訳は以下のとおりでした:アセット・マネジメントは 3720 億ユー
ロ;ウェルス・マネジメントは 3160 億ユーロ;保険部門は 2100 億ユーロ;不動産管理部門は 210 億ユー
ロ。
保険部門では、事業開発が当四半期も順調に進み、責任準備金は 2014 年 9 月末の水準から 6.7%増加しま
した。営業収益は、当四半期に 5 億 7600 万ユーロに上り、前年同期比 7.1%の増収となりました。その背
景には、フランス国内および海外で保障保険が伸びたおかげで、事業の着実な成長をもたらしたことがあり
ました。営業費用は当四半期に 2 億 7900 万ユーロとなり、事業開発を反映して 6.5%増加しました。当四
半期の税引前利益は 3 億 2500 万ユーロに上り、前年同期と比べて 5.5%の増益となりました。
ウェルス&アセット・マネジメント部門では、営業収益は当四半期に 7 億 4100 万ユーロとなり、前年同期
と比べて 7.9%の増収でした。これには、アセット・マネジメントおよび不動産管理部門が高い伸びを示し
たことに加え、ウェルス・マネジメントの国内市場が好成績を上げたことが貢献しました。営業費用は当四
1
米国プライベート・バンキングの 100%を含む
連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除く
3
分配金を含む
2
11
― 53 ―
半期に 5 億 5700 万ユーロとなり、前年同期比+2.8%に抑えられたおかげで、全体として 5.1 ポイントに上
る正のジョーズ効果が生み出されました。以上より、国内市場部門、トルコおよび米国から、プライベー
ト・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 を配分された後、ウェルス&アセット・マネジメントの税引前利益
は当四半期に 1 億 9500 万ユーロとなり、前年同期と比べて 23.4%の大幅増益を果たしました。
2015 年度第 3 四半期累計期間(1-9 月)において、保険部門の営業収益は、フランス国内および海外におけ
る保障保険の成長を受けて、17 億 300 万ユーロに上り、前年同期比 6.2%の増収となりました。営業費用は、
事業の成長持続に沿って当四半期に 8 億 5800 万ユーロとなり、前年同期比 7.0%増加しました。業績好調
な関連会社からの貢献もあり、保険部門の税引前利益は当第 3 四半期累計期間に 9 億 6500 万ユーロに上り、
前年同期比 7.5%の増益となりました。ウェルス&アセット・マネジメント部門の営業収益は、当第 3 四半
期累計期間に 22 億 3000 万ユーロに上り、前年同期比 6.2%の増収でした(連結範囲の変更および為替レー
ト変動による影響を除くと+2.7%)。これにはとりわけ、ウェルス・マネジメント部門の国内市場およびア
ジア地域で好成績を上げたことに加え、アセット・マネジメントおよび不動産管理部門が伸びたことが貢献
しました。営業費用は、とりわけ継続的な事業開発投資が負担となったことから、当第 3 四半期累計期間は
16 億 9900 万ユーロに上り、前年同期比 6.0%増加しました。なお、連結範囲の変更および為替レート変動
による影響を除くと、営業費用は前年同期比 1.9%の増加となり、コスト管理の確かさが確認されました。
ウェルス&アセット・マネジメント部門の税引前利益は、国内市場部門、トルコおよび米国から、プライベ
ート・バンキング業務の純利益の 3 分の 1 を配分された後、当第 3 四半期累計期間に 5 億 5100 万ユーロと
なり、前年同期と比べて 3.2%の増益でした。
*
*
*
ホールセールバンキング事業(CIB)
ホールセールバンキング事業(CIB)の営業収益は、市場が活気を欠くなかにあっても、当四半期に 26 億
2400 万ユーロに上り、前年同期比 4.2%の増収となりました。顧客業務は、選別的なフランチャイズ構築が
奏功し当四半期も成長を持続しました。
グローバルマーケット部門は、金融市場の不透明感の高まりに象徴された困難な環境にあっても、当四半期
に好業績を収め、営業収益は 13 億 4500 万ユーロに上り、前年同期と比べて 6.7%の増収を果たしました。
市場リスクを測定するバリュー・アット・リスク(VaR)は、当四半期に若干上昇しましたが依然として低
い水準に留まりました(4300 万ユーロ)。株式およびプライムサービス業務の営業収益は、顧客業務が高
水準を維持したおかげで当四半期に 4 億 6500 万ユーロに上り、前年同期比 21.4%の増収となりました。
FICC1(フィクストインカム・通貨・コモディティ)業務の営業収益は、当四半期に 8 億 8000 万ユーロに
上り、前年同期比+0.2%と若干の増加を果たしました。これには、金利および為替業務には困難な市場環境
にも関わらず、クレジット業務が好成績を上げたことが貢献しました。グローバルマーケット部門は、当四
半期にユーロ建て全債券で No. 2 につけ、また全国際債券で No. 9 にランクインするなど、債券発行で確固
たる地位を確認しました。
証券管理部門の営業収益は、意欲的な業務活動が実を結び、当四半期に 4 億 4700 万ユーロに上り、前年同
期比 11.2%の増収となりました(預り資産残高は前年同期比 11.4%増加し、また約定件数は前年同期比
20.2%増加しました)。証券管理部門は当四半期に、UniSuper のマスターカストディアンに任命されまし
た。UniSuper はオーストラリアで第 3 位の規模を誇る年金基金で、その運用資産残高は 500 億豪ドルを上
回ります。
コーポレートバンキング部門の営業収益は、当四半期に 8 億 3200 万ユーロとなり、前年同期比 2.8%の減
収でした。その主な要因として、過去数四半期にわたりエネルギー&コモディティ業務の縮小を進めてきま
したが、現在それがほぼ完了しており、当四半期の営業収益に影響が出たことが挙げられます。かかる影響
を除くと、その他の業務部門の営業収益は、メディア・テレコム、航空機ファイナンス、および欧州のアド
バイザリー業務が特に好業績を収めたことから(エクイティリンク債の発行で BNP パリバは No. 1 を獲
得)、当四半期に若干増加しました(+0.9%)。手数料収入は、当四半期に季節的要因が顕著に影響したた
め、かなり低水準に留まりました。融資残高は当四半期に 1250 億ユーロに上り、前年同期から 12.9%増加
しました。預金残高は、とりわけキャッシュマネジメント業務の発展を受けて、前年同期比+20.5%の高い
1
Fixed Income, Currencies and Commodities(フィクストインカム・通貨・コモディティ)
12
― 54 ―
成長を維持したことから、当四半期に 940 億ユーロに上りました。なお、キャッシュマネジメント業務では、
BNP パリバは当四半期に世界 No. 4 の地位にランクインしました。
CIB の営業費用は当四半期に 19 億 6000 万ユーロとなり、前年同期比 8.3%増加しました。これにはドル高
の進行が影響しており、連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと、増加幅は+1.1%でした。
また、米国において、包括的資本分析およびレビュー(Comprehensive Capital Analysis and Review:
CCAR )、および中間持ち株会社(Intermediate Holding Company)の設立が要求されたことで、規制コス
トの上昇も営業費用の増加要因となりました。
CIB のリスク費用は、当四半期に 4000 万ユーロの低水準に留まりました。前年同期の水準からは 1 億 2800
万ユーロ増加しましたが、前年同期にはコーポレートバンキング部門で貸倒引当金繰入額を戻入益が大幅に
上回ったことから、比較基準としての有意性は限定的です。
以上から、CIB の税引前利益は当四半期に 6 億 2400 万ユーロとなり、前年同期と比べて 21.7%の減益でし
た。
2015 年度第 3 四半期累計期間(1-9 月)において、CIB の営業収益は、以下のように全ての業務部門で増収
となった結果、全体では前年同期比 14.7%増加して 90 億 1800 万ユーロに上りました:グローバルマーケ
ット部門の営業収益は前年同期比+15.8%1 の増収となりました(FICC 業務で+12.3%2、株式およびプライ
ムサービス業務で+22.5%);証券管理部門の営業収益は、積極的な業務開発に支えられて+14.6%の増収と
なりました;コーポレートバンキング部門の営業収益は、過去数四半期にわたりエネルギーおよびコモディ
ティ業務の縮小を進めたにも関わらず、前年同期比+5.6%の増収を果たしました。地域別に見ると、CIB の
営業収益は、欧州で増収となり、北南米では急増し、さらにアジアでは大幅増となりました。CIB の営業費
用は、当第 3 四半期累計期間に 62 億 9000 万ユーロに上り、前年同期と比べて 11.7%増加しました。その
主な要因として、ドル高の影響(連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと+3.1%)や、規
制コストの大幅上昇が挙げられます。CIB のリスク費用は、当第 3 四半期累計期間に 1 億 5000 万ユーロの
低水準に留まり、一部の部門で貸倒引当金戻入益が計上された前年同期の特に低い水準からは 1 億 300 万ユ
ーロ増加しました。以上から、非戦略的投資先に対する持分の売却により生じた一過性のキャピタルゲイン
7400 万ユーロを計上した後、CIB の税引前利益は当第 3 四半期累計期間に 27 億 5500 万ユーロに上り、前
年同期と比べて 25.7%の大幅増益となりました(連結範囲の変更および為替レート変動による影響を除くと
+10.5%)。
*
*
*
コーポレート・センター
コーポレート・センターの営業収益は、当四半期に+8900 万ユーロに上り、これに対し前年同期の営業収益
は-1 億 5400 万ユーロでした。当四半期の営業収益には、自己負債の再評価に関わる修正額(Own Credit
Adjustment:OCA)およびデリバティブに関わる債務価値調整額(Debt Value Adjustment:DVA)による
影響として、合計+3700 万ユーロが特に寄与していました(対して、前年同期の影響額は、合計-1 億 9700
万ユーロ)。加えて、BNP パリバ・プリンシパル・インベストメンツによる業務活動が安定的な成長を持
続したことから、当四半期に非常に高い貢献がありました。
当四半期の営業費用は 3 億 1800 万ユーロとなり、これに対し前年同期は 2 億 9700 万ユーロでした。当四
半期の営業費用には、Simple & Efficient 計画に関わる変革費用として 1 億 2600 万ユーロ(前年同期は 1 億
4800 万ユーロ)に加え、2014 年度に実施した買収に関わる事業再編費用として 3400 万ユーロ(前年同期
は 600 万ユーロ)が反映されていました。
リスク費用は当四半期に -500 万ユーロとなり、これに対し前年同期は僅少でした。
営業外損益は当四半期に 2900 万ユーロの利益となり、これに対し前年同期は 4800 万ユーロの利益でした。
以上から、コーポレート・センターの税引前利益は当四半期に -2 億 500 万ユーロとなりましたが、これに
対し前年同期は -4 億 200 万ユーロでした。
1
2
2014 年度第 2 四半期に導入された FVA に基づく修正後(修正前は+20.5%)
2014 年度第 2 四半期に導入された FVA に基づく修正後(修正前は+19.4%)
13
― 55 ―
2015 年度第 3 四半期累計期間(1-9 月)において、コーポレート・センターの営業収益は +4 億 9900 万ユ
ーロとなりましたが、これに対し前年同期は +8800 万ユーロでした。当第 3 四半期累計期間の営業収益に
は、自己負債の再評価に関わる修正額(Own Credit Adjustment:OCA)およびデリバティブに関わる債務
価値調整額(Debt Value Adjustment:DVA)による影響として、合計+1 億 5400 万ユーロが含まれていま
した(対して、前年同期の影響額は合計 -4 億 4800 万ユーロ)。これに加えて、BNP パリバ・プリンシパ
ル・インベストメンツからの高い貢献がありました。さらに、2014 年第 3 四半期累計期間の営業収益には、
投資有価証券の売却による一過性の譲渡益が +3 億 100 万ユーロ含まれていました。
営業費用は当第 3 四半期累計期間に 12 億 4100 万ユーロとなりましたが、これに対し前年同期は 8 億 7700
万ユーロでした。当第 3 四半期累計期間の営業費用には、とりわけ以下の要因が影響していました:(i) 破
綻処理基金への初回拠出金として計上した 2 億 4500 万ユーロ1(なお、IFRIC 解釈指針第 21 号「賦課金」
の解釈に基づき、2015 年度に必要と推定される拠出金の全額を 2015 年度第 1 四半期に計上);(ii) Simple
& Efficient 計画に関わる変革費用 3 億 9000 万ユーロ(前年同期は 4 億 8800 万ユーロ);(iii) 2014 年度に
実施した買収に関わる事業再編費用 1 億 1700 万ユーロ(前年同期は 1500 万ユーロ)。
当第 3 四半期累計期間のリスク費用は -2700 万ユーロとなりました(前年同期は-1000 万ユーロ)。
営業外損益は当第 3 四半期累計期間に 5 億 4800 万ユーロの利益となりましたが、これに対し前年同期は
9400 万ユーロの利益でした。当第 3 四半期累計期間の営業外損益にはとりわけ、クレピエールとコリオの
合併により生じたキャピタルゲイン+1 億 2300 万ユーロに加え、合併後のクレピエール=コリオに対する持
分の一部を売却したことによる譲渡益+3 億 6400 万ユーロが含まれています。さらに、非戦略的投資先に対
する持分の売却により生じた譲渡益のうち、コーポレート・センターに配分された 2000 万ユーロ2も含まれ
ています。
なお、特定のドル資金決済に関わる協議の末、米司法当局との包括的和解を受けて、グループは 2014 年度
第 3 四半期累計期間に、総額 59 億 5000 万ユーロに上る一時費用を計上したことは留意に値します(内訳
は、制裁金に充当するために 57 億 5000 万ユーロ、および、是正計画に関わる将来の費用に備えて 2 億ユ
ーロ)。
以上から、コーポレート・センターの税引前利益は、当第 3 四半期累計期間に -2 億 2100 万ユーロとなりま
したが、これに対し前年同期は -66 億 5500 万ユーロでした。
*
*
*
財務構造
グループは盤石なバランスシートを有しています。
3
バーゼル 3 基準全面適用のエクイティ Tier 1 比率 は、2015 年 9 月末現在で 10.7%に達し、2015 年 6 月末
の水準から 10bp 上昇しました。これには主に、45%の配当性向を前提とした当四半期の純利益が貢献して
いました。なお、エクイティ Tier 1 比率に対する為替および金利動向からの影響は限定的でした。
バーゼル 3 基準全面適用のレバレッジ比率4は Tier 1 資本5全部に基づき算定されますが、同比率は 2015 年
9 月末現在で 3.8%となり、2015 年 6 月末の水準から 10bp 上昇しました。これにはとりわけ、当四半期に
15 億米ドルに上る Tier 1 資本の調達を実施したことに加え、キャピタルマーケッツ業務においてレバレッ
ジ・エクスポージャーを圧縮したことが寄与しました。
1
フランスのシステミックリスク税逓減分相殺後の推定値
9400 万ユーロに上るキャピタルゲインのうち、7400 万ユーロを CIB のコーポレートバンキング部門へ配分し、残る 2000 万ユーロ
はコーポレート・センターへ配分
3
経過措置なしで全ての資本要求指令 4(CRD4)規則を考慮した比率。また、欧州議会・理事会規則 Regulation (EU) No 575/2013 第
26 条第 2 項に従う
4
2014 年 10 月 10 日付けの欧州委員会(EC)委任法令に基づき、経過措置なしで全ての資本要求指令 4(CRD4)を考慮した比率
5
今後 Tier 1 資本として算入不能になる項目を、算入可能な項目に置き換えて算定
2
14
― 56 ―
バーゼル 3 基準全面適用のエクイティ Tier 1 比率およびレバレッジ比率の推移は、グループが内部留保を通
して着実に自己資本を積上げていること、および、規制変更に対応してバランスシートを管理する能力を有
していることを証明しています。
グループの即時利用可能な余剰資金は、2015 年 9 月末現在で 3010 億ユーロに上りました(対して、2014
年 12 月末現在は 2910 億ユーロ)。これは短期資金調達との関係で 1 年以上の余裕資金があることを意味
します。
*
*
*
以上の決算内容について、ジャン=ローラン・ボナフェ最高経営責任者は、次のように述べています。
「当四半期純利益が 18 億ユーロに上ったことが示すように、BNP パリバは、2015 年度第 3 四半期に全体
として好業績を収めました。
ユーロ圏では景気が穏やかな回復途上にあり、個人をはじめ法人および金融機関のお客様が信頼を寄せてく
ださるおかげで、当四半期も融資残高は拡大し全ての事業部門で増収を達成することができました。
グループのバランスシートは盤石です。また、バーゼル 3 基準全面適用のエクイティ Tier 1 比率が当四半期
に 10.7%へとさらに上昇したことは、グループが着実に自己資本を積上げていることを証明するものです。
当四半期の好業績を可能にした BNP パリバの全従業員の貢献に感謝の意を表します。」
15
― 57 ―
連結損益計算書
3Q15
3Q14
(単位:百万ユーロ)
3Q15 /
2Q15
3Q14
3Q15/
9M15
9M14
2Q15
9M15 /
9M14
営業収益
10,345
9,538
+8.5%
11,079
-6.6%
32,489
29,018
+12.0%
営業費用および減価償却費
-6,957
-6,483
+7.3%
-7,083
-1.8%
-21,848
-19,644
+11.2%
営業総利益
3,388
3,055
+10.9%
3,996
-15.2%
10,641
9,374
+13.5%
リスク費用
-882
-754
+17.0%
-903
-2.3%
-2,829
-2,693
+5.1%
0
0
n.s.
0
n.s.
0
-5,950
n.s.
2,506
2,301
+8.9%
3,093
-19.0%
7,812
731
n.s.
+33.0%
米司法当局との包括的和解に関わる費用
営業利益
持分法による投資損益
その他営業外項目
134
86
+55.8%
164
-18.3%
435
327
29
63
-54.0%
428
-93.2%
659
72
n.s.
営業外損益
163
149
+9.4%
592
-72.5%
1,094
399
n.s.
税引前利益
2,669
2,450
+8.9%
3,685
-27.6%
8,906
1,130
n.s.
-770
-73
-753
+2.3%
-1,035
-25.6%
-2,077
+26.0%
-102
-28.4%
-95
-23.2%
-2,616
-261
-273
-4.4%
1,826
1,595
+14.5%
2,555
-28.5%
6,029
-1,220
n.s.
67.2%
68.0%
-0.8 pt
63.9%
+3.3 pt
67.2%
67.7%
-0.5 pt
法人税
少数株主帰属純利益
株主帰属純利益
営業収益対コスト比率
BNP パリバの 2015 年度第 3 四半期に関わる財務情報の開示は、本プレスリリース、およびこれに添付した
プレゼンテーション資料に含まれています。
法令上要求される開示情報は全て、登録書類を含めて、http://invest.bnpparibas.com の「Results(業績)」
セクションからオンラインで入手可能であり、フランスの通貨金融法典 L.451-1-2 条およびフランス金融市
場庁(Autorité des Marchés Financiers)の一般規則第 222-1 条以降の規定に従い、BNP パリバが公表して
います。
16
― 58 ―
2015 年度第 3 四半期
–
コア事業別業績
リテールバンキング
およびサービス事業
国内市場
部門
(単位:百万ユーロ)
営業収益
対前年同期比
対前四半期比
国際金融
サービス部門
ホールセール
バンキング
事業
3,822
3,810
2,624
+1.7%
-1.4%
+11.6%
-1.8%
+4.2%
-13.9%
事業部門
合計
10,256
+5.8%
-5.1%
その他業務
グループ
合計
89
10,345
n.s.
-67.4%
+8.5%
-6.6%
-2,430
-2,249
-1,960
-6,639
-318
-6,957
対前年同期比
+2.3%
+12.4%
+8.3%
+7.3%
+7.1%
+7.3%
対前四半期比
+2.9%
-1.8%
-5.0%
営業費用および減価償却費
3,617
1,392
1,561
対前年同期比
対前四半期比
+0.7%
-8.2%
+10.5%
-1.8%
-421
-416
-40
-877
対前年同期比
対前四半期比
-14.3%
-2.5%
+18.2%
-3.9%
n.s.
n.s.
+16.2%
-0.2%
営業総利益
リスク費用
米司法当局との包括的和解に関わる費用
対前年同期比
対前四半期比
-5
n.s.
-79.2%
+10.9%
-15.2%
-882
+17.0%
-2.3%
0
0
0
0
0
n.s.
n.s.
n.s.
n.s.
n.s.
n.s.
n.s.
n.s.
624
2,740
-234
2,506
1,145
持分法による投資損益
13
その他営業外項目
-7
977
+9.5%
-10.2%
対前年同期比
対前四半期比
-49.2%
n.s.
-1.8%
3,388
n.s.
n.s.
+7.9%
-1.0%
税引前利益
+3.2%
-11.6%
-229
0
+8.9%
-10.4%
対前年同期比
対前四半期比
-6.5%
-32.5%
-13.4%
n.s.
n.s.
971
営業利益
664
-1.1%
-21.8%
-35.7%
-0.4%
-14.7%
101
2
27
-2
1,273
+9.5%
-1.1%
-48.0%
+98.3%
+8.9%
-19.0%
116
18
134
18
11
29
624
2,874
-205
2,669
-21.7%
-37.8%
+0.8%
-14.9%
-49.0%
n.s.
+8.9%
-27.6%
事業部門
合計
その他業務
グループ
合計
リテールバンキング
およびサービス事業
国内市場
部門
(単位:百万ユーロ)
国際金融
サービス部門
ホールセール
バンキング
事業
3,822
3,810
2,624
10,256
89
前年同期
3,759
3,414
2,519
9,692
-154
9,538
前四半期
3,878
3,880
3,048
10,806
273
11,079
営業収益
10,345
-2,430
-2,249
-1,960
-6,639
-318
-6,957
前年同期
-2,376
-2,001
-1,809
-6,186
-297
-6,483
前四半期
-2,362
-2,290
-2,064
-6,716
-367
-7,083
1,392
1,561
664
3,617
-229
3,388
営業費用および減価償却費
営業総利益
前年同期
1,383
1,413
710
3,506
-451
3,055
前四半期
1,516
1,590
984
4,090
-94
3,996
-882
-421
-416
-40
-877
-5
前年同期
-491
-352
88
-755
1
-754
前四半期
-432
-433
-14
-879
-24
-903
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
リスク費用
米司法当局との包括的和解に関わる費用
前年同期
前四半期
営業利益
0
0
0
0
0
0
971
1,145
624
2,740
-234
2,506
-450
前年同期
892
1,061
798
2,751
前四半期
1,084
1,157
970
3,211
-118
2,301
3,093
13
101
2
116
18
前年同期
-3
84
0
81
5
86
前四半期
8
128
13
149
15
164
29
持分法による投資損益
134
-7
27
-2
18
11
前年同期
3
18
-1
20
43
63
前四半期
-4
2
20
18
410
428
977
1,273
624
2,874
-205
2,669
前年同期
892
1,163
797
2,852
-402
2,450
前四半期
1,088
1,287
1,003
3,378
307
3,685
法人税
0
0
0
0
-770
-770
少数株主帰属純利益
0
0
0
0
-73
-73
977
1,273
624
2,874
-1,048
1,826
その他営業外項目
税引前利益
株主帰属純利益
17
― 59 ―
2015 年 1-9 月期
–
コア事業別業績
リテールバンキング
およびサービス事業
国内市場
部門
(単位:百万ユーロ)
11,553
営業収益
対前年同期比
+1.9%
-7,398
営業費用および減価償却費
対前年同期比
+1.8%
4,155
営業総利益
対前年同期比
リスク費用
対前年同期比
米司法当局との包括的和解に関わる費用
対前年同期比
営業利益
対前年同期比
+1.9%
その他営業外項目
税引前利益
対前年同期比
少数株主帰属純利益
株主帰属純利益
18
― 60 ―
9,018
+17.4%
+14.7%
-6,919
-6,290
+17.8%
+11.7%
4,500
2,728
+16.7%
+22.3%
事業部門
合計
その他業務
31,990
499
+10.6%
n.s.
-20,607
+9.8%
11,383
+12.0%
-1,241
+41.5%
-742
-6.0%
グループ
合計
32,489
+12.0%
-21,848
+11.2%
10,641
+13.5%
-1,311
-150
-2,802
-27
-14.3%
+22.4%
n.s.
+4.4%
n.s.
0
0
0
0
0
0
n.s.
n.s.
n.s.
n.s.
n.s.
n.s.
-769
7,812
2,814
3,189
2,578
8,581
+12.0%
+14.5%
+18.0%
+14.7%
335
23
384
-2,829
+5.1%
-88.6%
n.s.
51
435
-26
34
154
162
497
659
2,814
3,558
2,755
9,127
-221
8,906
+12.2%
+15.3%
+25.7%
+17.2%
0
法人税
11,419
ホールセール
バンキング
事業
-1,341
26
持分法による投資損益
国際金融
サービス部門
0
0
0
-96.7%
n.s.
-2,616
-2,616
0
0
0
0
-261
-261
2,814
3,558
2,755
9,127
-3,098
6,029
連結四半期業績の推移
(単位:百万ユーロ)
3Q15
2Q15
1Q15
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
グループ
営業収益
営業費用および減価償却費
営業総利益
リスク費用
米司法当局との包括的和解に関わる費用
営業利益
持分法による投資損益
その他営業外項目
税引前利益
法人税
少数株主帰属純利益
株主帰属純利益
10,345
-6,957
3,388
-882
0
2,506
134
29
2,669
-770
-73
1,826
11,079
-7,083
3,996
-903
0
3,093
164
428
3,685
-1,035
-95
2,555
11,065
-7,808
3,257
-1,044
0
2,213
137
202
2,552
-811
-93
1,648
10,150
-6,880
3,270
-1,012
-50
2,208
80
-268
2,020
-566
-77
1,377
9,538
-6,483
3,055
-754
0
2,301
86
63
2,450
-753
-102
1,595
9,569
-6,368
3,201
-855
-5,950
-3,604
138
16
-3,450
-671
-97
-4,218
9,911
-6,793
3,118
-1,084
0
2,034
103
-7
2,130
-653
-74
1,403
営業収益対コスト比率
67.2%
63.9%
70.6%
67.8%
68.0%
66.5%
68.5%
19
― 61 ―
(単位:百万ユーロ)
3Q15
リテールバンキングおよびサービス事業 PEL/CEL の影響を除く
7,634
営業収益
-4,679
営業費用および減価償却費
2,955
営業総利益
-837
リスク費用
2,118
営業利益
114
持分法による投資損益
20
その他営業外項目
2,252
税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
40.4
2Q15
1Q15
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
7,763
-4,652
3,111
-865
2,246
136
-2
2,380
7,610
-4,986
2,624
-950
1,674
111
-10
1,775
7,476
-4,699
2,777
-945
1,832
91
-9
1,914
7,218
-4,377
2,841
-843
1,998
81
21
2,100
6,999
-4,207
2,792
-825
1,967
92
10
2,069
6,903
-4,554
2,349
-968
1,381
92
1
1,474
40.3
39.7
37.9
37.6
37.5
37.6
(単位:百万ユーロ)
3Q15
2Q15
1Q15
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
リテールバンキングおよびサービス事業
営業収益
営業費用および減価償却費
営業総利益
リスク費用
営業利益
持分法による投資損益
その他営業外項目
税引前利益
7,632
-4,679
2,953
-837
2,116
114
20
2,250
7,758
-4,652
3,106
-865
2,241
136
-2
2,375
7,582
-4,986
2,596
-950
1,646
111
-10
1,747
7,469
-4,699
2,770
-945
1,825
91
-9
1,907
7,173
-4,377
2,796
-843
1,953
81
21
2,055
6,994
-4,207
2,787
-825
1,962
92
10
2,064
6,903
-4,554
2,349
-968
1,381
92
1
1,474
40.4
40.3
39.7
37.9
37.6
37.5
37.6
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
(単位:百万ユーロ)
3Q15
2Q15
1Q15
4Q14
3Q14
2Q14
国内市場部門(フランス、イタリア、ベルギー、ルクセンブルクのプライベート・バンキングの 100%を含む)* PEL/CEL の影響を除く
営業収益
営業費用および減価償却費
営業総利益
リスク費用
営業利益
持分法による投資損益
その他営業外項目
税引前利益
ウェルス&アセット・マネジメント帰属純利益
国内市場部門税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
(単位:百万ユーロ)
3,959
-2,496
1,463
-420
1,043
13
-7
1,049
-70
979
4,017
-2,426
1,591
-432
1,159
9
-4
1,164
-71
1,093
4,022
-2,673
1,349
-490
859
5
-15
849
-72
777
3,930
-2,531
1,399
-506
893
1
-22
872
-59
813
3,927
-2,437
1,490
-493
997
-2
3
998
-61
937
3,910
-2,371
1,539
-507
1,032
-10
1
1,023
-63
960
3,932
-2,643
1,289
-568
721
4
0
725
-65
660
18.6
18.6
18.6
18.5
18.6
18.7
18.8
3Q15
2Q15
1Q15
4Q14
国内市場部門(フランス、イタリア、ベルギー、ルクセンブルクのプライベート・バンキングの 2/3 を含む)
3,822
3,878
3,853
3,801
営業収益
-2,430
-2,362
-2,606
-2,469
営業費用および減価償却費
1,392
1,516
1,247
1,332
営業総利益
-421
-432
-488
-505
リスク費用
971
1,084
759
827
営業利益
13
8
5
1
持分法による投資損益
-7
-4
-15
-22
その他営業外項目
977
1,088
749
806
税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
1Q14
18.6
18.6
18.6
* プライベート・バンキングの営業収益から税引前利益に至る表示項目の 100%を含む
20
― 62 ―
18.5
3Q14
2Q14
1Q14
3,759
-2,376
1,383
-491
892
-3
3
892
3,780
-2,310
1,470
-506
964
-10
1
955
3,804
-2,580
1,224
-568
656
4
0
660
18.6
18.7
18.8
(単位:百万ユーロ)
3Q15
2Q15
1Q15
4Q14
フランス国内リテールバンキング(フランス国内プライベート・バンキングの 100%を含む)*
1,662
1,672
1,655
1,651
営業収益
うち受取利息純額
うち手数料
営業費用および減価償却費
営業総利益
リスク費用
営業利益
営業外損益
税引前利益
ウェルス&アセット・マネジメント帰属純利益
フランス国内リテールバンキング税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
(単位:百万ユーロ)
3Q14
2Q14
1Q14
984
678
-1,150
512
-79
433
0
433
-41
392
969
703
-1,071
601
-87
514
1
515
-44
471
943
712
-1,130
525
-89
436
1
437
-41
396
984
667
-1,169
482
-106
376
0
376
-32
344
1,671
981
690
-1,135
536
-85
451
2
453
-37
416
1,707
1,030
677
-1,072
635
-103
532
0
532
-35
497
1,720
1,006
714
-1,135
585
-108
477
1
478
-39
439
6.8
6.8
6.8
6.7
6.7
6.7
6.8
3Q15
2Q15
1Q15
4Q14
3Q14
フランス国内リテールバンキング(フランス国内プライベート・バンキングの 100%を含む)* PEL/CEL の影響を除く
1,664
1,677
1,683
1,658
1,716
営業収益
うち受取利息純額
うち手数料
営業費用および減価償却費
営業総利益
リスク費用
営業利益
営業外損益
税引前利益
ウェルス&アセット・マネジメント帰属純利益
フランス国内リテールバンキング税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
(単位:百万ユーロ)
1Q14
986
678
-1,150
514
-79
435
0
435
-41
394
974
703
-1,071
606
-87
519
1
520
-44
476
971
712
-1,130
553
-89
464
1
465
-41
424
991
667
-1,169
489
-106
383
0
383
-32
351
1,026
690
-1,135
581
-85
496
2
498
-37
461
1,712
1,035
677
-1,072
640
-103
537
0
537
-35
502
1,720
1,006
714
-1,135
585
-108
477
1
478
-39
439
6.8
6.8
6.8
6.7
6.7
6.7
6.8
3Q15
2Q15
1Q15
フランス国内リテールバンキング(フランス国内プライベート・バンキングの 2/3 を含む)
1,589
1,597
1,580
営業収益
-1,118
-1,039
-1,097
営業費用および減価償却費
471
558
483
営業総利益
-79
-87
-88
リスク費用
392
471
395
営業利益
0
0
1
営業外損益
392
471
396
税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
2Q14
6.8
6.8
6.8
* プライベート・バンキングの営業収益から税引前利益に至る表示項目の 100%を含む
21
― 63 ―
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
1,587
-1,137
450
-106
344
0
344
1,604
-1,104
500
-85
415
1
416
1,641
-1,042
599
-102
497
0
497
1,648
-1,102
546
-108
438
1
439
6.7
6.7
6.7
6.8
(単位:百万ユーロ)
3Q15
2Q15
BNL バンカ・コメルシアーレ(イタリア国内プライベート・バンキングの 100%を含む)*
756
791
営業収益
-425
-439
営業費用および減価償却費
331
352
営業総利益
-309
-318
リスク費用
22
34
営業利益
0
0
営業外損益
22
34
税引前利益
-8
-11
ウェルス&アセット・マネジメント帰属純利益
14
23
BNL バンカ・コメルシアーレ税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
(単位:百万ユーロ)
5.3
3Q15
5.3
2Q15
BNL バンカ・コメルシアーレ(イタリア国内プライベート・バンキングの 2/3 を含む)
739
772
営業収益
-417
-431
営業費用および減価償却費
322
341
営業総利益
-308
-318
リスク費用
14
23
営業利益
0
0
営業外損益
14
23
税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
(単位:百万ユーロ)
5.3
3Q15
5.3
2Q15
1Q15
4Q14
(単位:百万ユーロ)
3.7
3Q15
3.7
2Q15
3.7
3.7
790
-424
366
-348
18
0
18
-7
11
813
-431
382
-364
18
0
18
-8
10
818
-456
362
-364
-2
0
-2
-7
-9
5.4
5.6
5.7
5.8
5.9
1Q15
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
783
-444
339
-321
18
-1
17
783
-450
333
-322
11
0
11
774
-416
358
-347
11
0
11
797
-423
374
-364
10
0
10
804
-449
355
-364
-9
0
-9
5.4
5.6
5.7
5.8
5.9
1Q15
3.6
1Q15
3.6
* プライベート・バンキングの営業収益から税引前利益に至る表示項目の 100%を含む
22
― 64 ―
1Q14
798
-458
340
-322
18
0
18
-7
11
ベルギー国内リテールバンキング(ベルギー国内プライベート・バンキングの 2/3 を含む)
838
854
850
営業収益
-549
-541
-705
営業費用および減価償却費
289
313
145
営業総利益
0
-2
-32
リスク費用
289
311
113
営業利益
3
5
0
持分法による投資損益
-7
-4
-13
その他営業外項目
285
312
100
税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
2Q14
802
-453
349
-321
28
-1
27
-10
17
4Q14
ベルギー国内リテールバンキング(ベルギー国内プライベート・バンキングの 100%を含む)*
880
891
894
営業収益
-573
-564
-728
営業費用および減価償却費
307
327
166
営業総利益
2
-2
-33
リスク費用
309
325
133
営業利益
3
5
0
持分法による投資損益
-7
-4
-13
その他営業外項目
305
326
120
税引前利益
-20
-14
-20
ウェルス&アセット・マネジメント帰属純利益
285
312
100
ベルギー国内リテールバンキング税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
3Q14
3Q14
2Q14
1Q14
875
-573
302
-28
274
3
-23
254
-19
235
846
-572
274
-36
238
4
3
245
-17
228
822
-564
258
-15
243
1
1
245
-19
226
842
-725
117
-52
65
1
0
66
-17
49
3.5
3.5
3.4
3.4
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
834
-552
282
-27
255
3
-23
235
808
-552
256
-35
221
4
3
228
782
-543
239
-15
224
1
1
226
803
-703
100
-52
48
1
0
49
3.5
3.5
3.4
3.4
(単位:百万ユーロ)
3Q15
2Q15
1Q15
4Q14
ルクセンブルクを含むその他国内市場部門(ルクセンブルク国内プライベート・バンキングの 100%を含む)*
659
658
643
599
営業収益
-348
-352
-362
-331
営業費用および減価償却費
311
306
281
268
営業総利益
-34
-25
-47
-50
リスク費用
277
281
234
218
営業利益
10
3
4
-2
持分法による投資損益
0
0
-1
1
その他営業外項目
287
284
237
217
税引前利益
-1
-2
-1
-1
ウェルス&アセット・マネジメント帰属純利益
286
282
236
216
その他国内市場部門税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
(単位:百万ユーロ)
2.8
3Q15
2.8
2Q15
2.8
1Q15
2.7
4Q14
3Q14
2.8
2.8
2.8
* プライベート・バンキングの営業収益から税引前利益に至る表示項目の 100%を含む
23
― 65 ―
2.7
1Q14
575
-306
269
-24
245
-8
0
237
0
237
563
-304
259
-25
234
-11
0
223
-1
222
552
-327
225
-44
181
2
0
183
-2
181
2.7
2.7
2.7
3Q14
ルクセンブルクを含むその他国内市場部門(ルクセンブルク国内プライベート・バンキングの 2/3 を含む)
656
655
640
597
573
営業収益
-346
-351
-360
-330
-304
営業費用および減価償却費
310
304
280
267
269
営業総利益
-34
-25
-47
-50
-24
リスク費用
276
279
233
217
245
営業利益
10
3
4
-2
-8
持分法による投資損益
0
0
-1
1
0
その他営業外項目
286
282
236
216
237
税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
2Q14
2.7
2Q14
1Q14
560
-302
258
-25
233
-11
0
222
549
-326
223
-44
179
2
0
181
2.7
2.7
(単位:百万ユーロ)
3Q15
2Q15
1Q15
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
国際金融サービス部門
営業収益
営業費用および減価償却費
営業総利益
リスク費用
営業利益
持分法による投資損益
その他営業外項目
税引前利益
3,810
-2,249
1,561
-416
1,145
101
27
1,273
3,880
-2,290
1,590
-433
1,157
128
2
1,287
3,729
-2,380
1,349
-462
887
106
5
998
3,668
-2,230
1,438
-440
998
90
13
1,101
3,414
-2,001
1,413
-352
1,061
84
18
1,163
3,214
-1,897
1,317
-319
998
102
9
1,109
3,099
-1,974
1,125
-400
725
88
1
814
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
21.8
21.7
21.1
19.4
19.0
18.9
18.7
(単位:百万ユーロ)
3Q15
パーソナル・ファイナンス
営業収益
営業費用および減価償却費
営業総利益
リスク費用
営業利益
持分法による投資損益
その他営業外項目
税引前利益
1,195
-553
642
-287
355
22
0
377
1,182
-571
611
-289
322
15
2
339
1,183
-591
592
-291
301
17
-2
316
1,154
-575
579
-292
287
35
-5
317
1,089
-501
588
-276
312
12
15
339
933
-440
493
-249
244
23
6
273
927
-446
481
-278
203
13
0
216
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
3.7
3.6
3.5
3.4
3.3
3.3
3.3
(単位:百万ユーロ)
3Q15
2Q15
2Q15
欧州・地中海沿岸諸国(トルコのプライベート・バンキングの 100%を含む)*
611
658
営業収益
-404
-410
営業費用および減価償却費
207
248
営業総利益
-111
-108
リスク費用
96
140
営業利益
44
42
持分法による投資損益
0
-2
その他営業外項目
140
180
税引前利益
-2
0
ウェルス&アセット・マネジメント帰属純利益
138
180
欧州・地中海沿岸諸国税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
(単位:百万ユーロ)
4.4
3Q15
4.4
2Q15
欧州・地中海沿岸諸国(トルコのプライベート・バンキングの 2/3 を含む)
608
656
営業収益
-403
-408
営業費用および減価償却費
205
248
営業総利益
-111
-108
リスク費用
94
140
営業利益
44
42
持分法による投資損益
0
-2
その他営業外項目
138
180
税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
4.4
4.4
1Q15
1Q15
4Q14
3Q14
3Q14
2Q14
2Q14
1Q14
1Q14
600
-454
146
-151
-5
42
1
38
-1
37
622
-424
198
-136
62
24
2
88
0
88
543
-350
193
-66
127
24
1
152
0
152
491
-344
147
-49
98
28
1
127
-1
126
448
-349
99
-106
-7
26
0
19
0
19
4.3
3.7
3.5
3.5
3.5
1Q15
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
598
-453
145
-151
-6
42
1
37
620
-422
198
-136
62
24
2
88
541
-348
193
-66
127
24
1
152
489
-343
146
-49
97
28
1
126
447
-348
99
-106
-7
26
0
19
4.3
3.7
3.5
3.5
3.5
* プライベート・バンキングの営業収益から税引前利益に至る表示項目の 100%を含む
24
― 66 ―
4Q14
(単位:百万ユーロ)
3Q15
バンクウェスト(米国プライベート・バンキングの 100%を含む)*
700
営業収益
-464
営業費用および減価償却費
236
営業総利益
-20
リスク費用
216
営業利益
0
持分法による投資損益
25
その他営業外項目
241
税引前利益
-3
ウェルス&アセット・マネジメント帰属純利益
238
バンクウェスト税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
(単位:百万ユーロ)
5.2
3Q15
バンクウェスト(米国プライベート・バンキングの 2/3 を含む)
690
営業収益
-457
営業費用および減価償却費
233
営業総利益
-20
リスク費用
213
営業利益
25
営業外損益
238
税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
(単位:百万ユーロ)
5.2
3Q15
2Q15
1Q15
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
728
-465
263
-16
247
0
1
248
-2
246
664
-475
189
-19
170
0
3
173
-2
171
612
-388
224
-17
207
0
-1
206
-3
203
566
-353
213
-6
207
0
1
208
-2
206
537
-336
201
-16
185
0
1
186
-2
184
514
-366
148
-11
137
0
3
140
-1
139
5.2
4.9
4.3
4.2
4.2
4.2
2Q15
1Q15
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
719
-458
261
-16
245
1
246
655
-468
187
-19
168
3
171
604
-383
221
-17
204
-1
203
559
-348
211
-6
205
1
206
531
-332
199
-16
183
1
184
508
-361
147
-11
136
3
139
5.2
4.9
4.3
4.2
4.2
4.2
2Q15
1Q15
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
保険
営業収益
営業費用および減価償却費
営業総利益
リスク費用
営業利益
持分法による投資損益
その他営業外項目
税引前利益
576
-279
297
3
300
25
0
325
557
-274
283
-4
279
56
1
336
570
-305
265
0
265
39
0
304
577
-279
298
1
299
17
0
316
538
-262
276
-4
272
37
-1
308
535
-253
282
-1
281
33
0
314
530
-287
243
-2
241
37
-2
276
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
6.7
6.6
6.6
6.3
6.2
6.2
6.1
(単位:百万ユーロ)
ウェルス&アセット・マネジメント
営業収益
営業費用および減価償却費
営業総利益
リスク費用
営業利益
持分法による投資損益
その他営業外項目
税引前利益
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
3Q15
2Q15
1Q15
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
741
-557
184
-1
183
10
2
195
766
-579
187
-16
171
15
0
186
723
-563
160
-1
159
8
3
170
713
-571
142
4
146
14
17
177
687
-542
145
0
145
11
2
158
726
-529
197
-4
193
18
1
212
687
-532
155
-3
152
12
0
164
1.8
1.8
1.8
1.7
1.7
1.7
1.7
* プライベート・バンキングの営業収益から税引前利益に至る表示項目の 100%を含む
25
― 67 ―
(単位:百万ユーロ)
3Q15
2Q15
1Q15
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
ホールセールバンキング事業
営業収益
営業費用および減価償却費
営業総利益
リスク費用
営業利益
持分法による投資損益
その他営業外項目
税引前利益
2,624
-1,960
664
-40
624
2
-2
624
3,048
-2,064
984
-14
970
13
20
1,003
3,346
-2,266
1,080
-96
984
8
136
1,128
2,437
-1,796
641
-29
612
16
4
632
2,519
-1,809
710
88
798
0
-1
797
2,636
-1,821
815
-39
776
25
-6
795
2,705
-1,999
706
-96
610
-4
-6
600
17.8
17.7
17.0
16.0
15.8
15.8
16.0
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
(単位:百万ユーロ)
3Q15
2Q15
1Q15
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
コーポレートバンキング
営業収益
営業費用および減価償却費
営業総利益
リスク費用
営業利益
営業外損益
税引前利益
832
-535
297
-51
246
-2
244
959
-568
391
55
446
41
487
920
-584
336
-74
262
132
394
965
-537
428
-26
402
8
410
856
-484
372
68
440
0
440
924
-489
435
-51
384
18
402
788
-519
269
-122
147
-12
135
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
8.7
8.6
8.5
7.7
7.6
7.6
7.6
3Q15
2Q15
1Q15
営業費用および減価償却費
営業総利益
リスク費用
営業利益
持分法による投資損益
その他営業外項目
税引前利益
1,345
880
465
-1,059
286
12
298
5
-3
300
1,613
992
621
-1,131
482
-73
409
-7
0
402
1,986
1,266
720
-1,333
653
-22
631
13
-1
643
1,084
790
294
-913
171
-6
165
9
-5
169
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
8.5
8.5
8.0
7.7
(単位:百万ユーロ)
グローバルマーケット
営業収益
うち FICC
うち株式およびプライムサービス
(単位:百万ユーロ)
3Q15
2Q15
1Q15
4Q14
4Q14
3Q14
2Q14
1Q14
1,261
878
383
-998
263
19
282
-1
0
281
1,296
788
508
-1,024
272
11
283
7
-6
284
1,546
963
583
-1,173
373
26
399
7
-5
401
7.7
7.7
7.9
3Q14
2Q14
1Q14
証券管理
営業収益
営業費用および減価償却費
営業総利益
リスク費用
営業利益
営業外損益
税引前利益
447
-366
81
-1
80
0
80
476
-365
111
4
115
-1
114
440
-349
91
0
91
0
91
388
-346
42
3
45
8
53
402
-327
75
1
76
0
76
416
-308
108
1
109
0
109
371
-307
64
0
64
0
64
Allocated
Equity (€bn, year to date)
配賦資本(十億ユーロ、年初来)
0.6
0.6
0.5
0.5
0.5
0.5
0.5
26
― 68 ―
(単位:百万ユーロ)
コーポレート・センター
営業収益
営業費用および減価償却費
うち事業再編および変革費用
営業総利益
リスク費用
米司法当局との包括的和解に関わる費用
営業利益
持分法による投資損益
その他営業外項目
税引前利益
3Q15
89
-318
-160
-229
-5
0
-234
18
11
-205
27
― 69 ―
2Q15
273
-367
-217
-94
-24
0
-118
15
410
307
1Q15
137
-556
-130
-419
2
0
-417
18
76
-323
4Q14
244
-385
-254
-141
-38
-50
-229
-27
-263
-519
3Q14
-154
-297
-154
-451
1
0
-450
5
43
-402
2Q14
-61
-340
-207
-401
9
-5,950
-6,342
21
12
-6,309
1Q14
303
-240
-142
63
-20
0
43
15
-2
56
連結貸借対照表
-
2015 年 9 月 30 日現在
(1)
(単位:百万ユーロ)
2015 年 9 月 30 日
2014 年 12 月 31 日
資産
116,607
117,473
193,915
190,719
79,779
377,120
18,615
263,198
40,647
676,548
4,952
8,004
7,838
125,691
0
7,422
1,603
18,830
3,015
10,913
156,546
165,776
78,827
412,498
19,766
252,292
43,348
657,403
5,603
8,965
8,628
110,088
0
7,371
1,614
18,032
2,951
10,577
2,145,416
2,077,758
7,825
1,680
99,170
227,040
52,911
369,548
21,604
100,649
675,143
175,352
4,006
2,970
102,115
181,214
11,367
15,647
78,912
196,733
57,632
410,250
22,993
90,352
641,549
187,074
4,765
2,920
87,722
175,214
12,337
13,936
2,046,561
1,984,069
資本金、払込剰余金、および利益剰余金
株主帰属当期純利益
82,604
6,029
83,210
157
資本金、払込剰余金、利益剰余金、
および株主帰属当期純利益合計
資本に直接認識される資産および負債の変動
株主資本
88,633
83,367
6,155
94,788
6,091
89,458
少数株主帰属利益剰余金および当期純利益
3,912
4,098
資本に直接認識される資産および負債の変動
少数株主持分合計
155
4,067
133
4,231
98,855
93,689
2,145,416
2,077,758
現金および中央銀行預け金
純損益を通じて公正価値で測定する金融商品
トレーディング目的有価証券
貸出金および売戻契約
純損益を通じて公正価値で測定する金融商品
デリバティブ金融商品
ヘッジ目的デリバティブ
売却可能金融資産
金融機関貸出金および債権
顧客貸出金および債権
金利リスクヘッジポートフォリオの再測定による調整
満期保有目的金融資産
当期および繰延税金資産
未収収益およびその他の資産
保険契約者余剰金
持分法投資
投資不動産
有形固定資産
無形固定資産
のれん
資産合計
負債
中央銀行預金
純損益を通じて公正価値で測定する金融商品
トレーディング目的有価証券
借入金および買戻契約
純損益を通じて公正価値で測定する金融商品
デリバティブ金融商品
ヘッジ目的デリバティブ
金融機関預金
顧客預金
負債証券
金利リスクヘッジポートフォリオの再測定による調整
当期および繰延税金負債
未払費用およびその他の負債
保険会社の責任準備金
偶発債務等引当金
劣後債
負債合計
連結資本
連結資本合計
負債および資本合計
(1)
IFRIC 解釈指針第 21 号に基づき修正再表示済み
28
― 70 ―
事業内容の概要および主要な経営指標等の推移
1.事業内容の概要
ビー・エヌ・ピー・パリバは、財政金融法第5款第1章(Code Monétaire et Financier, Livre
V, Titre 1er)により金融業務を行うことを許可されているフランスの株式会社である。
ビー・エヌ・ピー・パリバ・グループの業務の概要は以下の通りである。
リテール・バンキング事業
リテール・バンキング事業は、国内市場部門、海外リテール・バンキング事業(IRB)お
よびパーソナル・ファイナンス(PF)に分類される。
国内市場部門
国内市場部門は、フランス(フランス国内リテール・バンキング)、イタリア(BNL バ
ンカ・コメルシアーレ)、ベルギー(ビー・エヌ・ピー・パリバ・フォルティスのブラン
ドで運営しているベルギー国内リテール・バンキング)およびルクセンブルク(BGL ビー・
エヌ・ピー・パリバのブランドで運営しているルクセンブルク国内リテール・バンキング)
からなるビー・エヌ・ピー・パリバのリテール・バンキング・ネットワークならびに3つ
の専門事業部門(アルバル(業務用車両のリース(サービスを含む。))、ビー・エヌ・
ピー・パリバ・リーシング・ソリューション(レンタル・ソリューション)およびビー・
エヌ・ピー・パリバ・パーソナル・インベスターズ(オンライン貯蓄および専門仲介業))
を含んでいる。
キャッシュ・マネジメントおよびファクタリング部門は、コーポレート・バンキング事
業および投資銀行事業のコーポレート・バンキングと協働して、「欧州内外の企業にとっ
て唯一の銀行」というコンセプトの下で法人顧客に提供されるサービスの最終段階を担っ
ている。また、ウェルス・マネジメントは、国内市場におけるプライベート・バンキング
のビジネス・モデルを展開している。
リテール・ディベロップメント・イノベーション(RD&I)(ビー・エヌ・ピー・パリバ・
グループのリテール・バンキング業務のための分野横断的なチーム)は、ビー・エヌ・ピ
ー・パリバのリテール業務の業績に寄与する持続可能かつ競争力のある変革を促進するこ
とを目指している。同チームは、イノベーションを活性化しつつ、新たな共通のビジネス・
ソリューションを促進、構築し、またプーリングおよび事業化を促進する分野横断的なド
メインおよびプラットフォームを開発する。
ハロー・バンク!は、フランス、イタリア、ベルギーおよびドイツにおけるビー・エヌ・
ピー・パリバ・グループのネット銀行であり、スマートフォンおよびタブレットでの利用
のために設計された。
― 71 ―
海外リテール・バンキング事業(IRB)
海外リテール・バンキング事業は、ユーロ圏以外の国におけるリテール・バンキング業
務を取り扱い、当該国において、ビー・エヌ・ピー・パリバ・グループの強みを形成する
専門知識(ダイナミックなセグメンテーション、キャッシュ・マネジメント、トレード・
ファイナンス、マルチチャネル、特殊な融資、プライベート・バンキング、モバイル・バ
ンキング等)を活用することにより、リテール・バンキング、ウェルス・マネジメントお
よびコーポレート・バンキングの3つの事業部門を通じて、ビー・エヌ・ピー・パリバの
総合的なリテール・バンキングのビジネス・モデルを展開している。
パーソナル・ファイナンス
ビー・エヌ・ピー・パリバ・パーソナル・ファイナンス(PF)は、ビー・エヌ・ピー・
パリバ・グループの消費者金融の専門部署である。ビー・エヌ・ピー・パリバ・パーソナ
ル・ファイナンスはまた、住宅ローンの貸出業務も行っている。ビー・エヌ・ピー・パリ
バ・パーソナル・ファイナンスは、欧州において主導的地位にある。
インベストメント・ソリューションズ事業
インベストメント・ソリューションズ事業は、顧客の貯蓄および資産の収集、運用、開
発、保護および管理に関するビー・エヌ・ピー・パリバの業務により構成される。
インベストメント・ソリューションズ事業は、一般投資家、法人投資家および機関投資
家のあらゆる要望に応えるために設計された、広範な商品およびサービスを世界中に提供
する。
インベストメント・ソリューションズ事業は、顧客に対し、専門分野の相互補完性、包
括的ビジョンの共有ならびに顧客の資産および投資の価値の増加という一貫した目的に基
づく統合されたビジネス・モデルを提供する。
インベストメント・ソリューションズ事業には、相互補完的な専門知識を有する5つに
再編成された事業部門がある。
・保険事業:ビー・エヌ・ピー・パリバ・カーディフ
・証券管理事業:ビー・エヌ・ピー・パリバ・セキュリティーズ・サービシズ
・プライベート・バンキング:ビー・エヌ・ピー・パリバ・ウェルス・マネジメント
・資産運用事業:ビー・エヌ・ピー・パリバ・インベストメント・パートナーズ
・不動産サービス:ビー・エヌ・ピー・パリバ・リアル・エステート
インベストメント・ソリューションズ事業は、ビー・エヌ・ピー・パリバ・グループの
主要な市場であるフランス、イタリア、ベルギーおよびルクセンブルク、ならびにスイス
および英国において事業を展開し、欧州において主導的な地位にある。ドイツもまた、イ
ンベストメント・ソリューションズ事業にとって重要な市場である。さらに、インベスト
メント・ソリューションズ事業は、特にアジア太平洋、ラテンアメリカおよび中東といっ
た高成長地域において海外展開を強化するために積極的に活動しており、かかる地域で新
たな事業、買収、合弁事業および業務提携を通じて事業を拡大している。
― 72 ―
コーポレート・バンキング事業および投資銀行事業
ビー・エヌ・ピー・パリバのコーポレート・バンキング事業および投資銀行事業(CIB)
は、コーポレート・バンキング業務、アドバイザリー業務およびキャピタル・マーケット
業務を顧客に提供している。
2015 年度において、ビー・エヌ・ピー・パリバは、コーポレート・バンキング事業およ
び投資銀行事業(CIB)に係る新たな体制を導入し、名称をホールセールバンキング事業と
した。この新たな体制は、よりシンプルかつ効率的にビー・エヌ・ピー・パリバのコーポ
レート・バンキング事業および投資銀行事業の法人顧客および機関投資家の期待に応える
ものである。
ホールセールバンキング事業は、以下の3つの主要事業により構成される。
・コーポレート・バンキング(各地域毎に独自の組織を有する。)
・グローバル・マーケット(すべての資本市場業務を統括する。)
・証券管理業務(2015年度にホールセールバンキング事業に編入され、引き続き従前か
ら提供してきたソリューションおよび商品を提供する。)
さらに、地域区分も以下の3つの主要地域に区分された。
・欧州・中東・アフリカ
・南北アメリカ
・アジア太平洋
2.主要な経営指標等の推移
(1)ビー・エヌ・ピー・パリバ・グループ
(単位:百万ユーロ)
営業収益
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
39,168
38,409
39,072
42,384
43,880
(単位:百万ユーロ)
営業総利益
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
12,642
12,441
12,529
16,268
17,363
(単位:百万ユーロ)
純利益(ビー・エヌ・ピー・
パリバ・グループ)
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
157
4,818
6,564
6,050
7,843
― 73 ―
(単位:%)
株主資本利益率(注1)
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
7.7(注2)
6.1
8.9
8.8
12.3
(単位:十億ユーロ)
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
時価総額
61.4
70.5
53.4
36.7
57.1
(12月31日現在)
出典:ブルームバーグ
(注1) 株主資本利益率は、純利益(ビー・エヌ・ピー・パリバ・グループ)(ビー・エヌ・ピー・パリバに
より発行された優先株式と同順位であり、会計上、配当として扱われる永久最劣後債の利息に関す
る調整が行われる。)を、関連期間の1月1日および12月31日の平均株主資本(配当後の数値であり、
かつビー・エヌ・ピー・パリバにより発行された優先株式と同順位である永久最劣後債を除く。)で
除して算出される。
(注2) 米国の関係機関との包括的和解に関連する費用を除く。この調整をしない場合の1株当たり当期純
利益は-0.07ユーロ、株主資本利益率は-0.1%であった。
(単位:ユーロ)
2014年
1株当たり純利益
(注1)(注5)
1株当たり純資産
(注2)(注5)
1株当たり配当金純額
(注5)
配当率(%)
(注3)
2013年
2012年
2011年
2010年
(0.07)(注8)
3.68(注7)
5.16
4.82
6.33
61.67
63.43(注7)
60.46(注6)
58.25
55.48
1.50
1.50
1.50
1.20
2.10
n.s.
40.9(注7)
29.7
25.1
33.4
最高値(注4)(注5)
60.85
56.72
44.83
59.93
60.38
最低値(注4)(注5)
45.45
37.47
24.54
22.72
40.81
年度末(注5)
49.26
56.65
42.61
30.35
47.61
株価
CAC 40インデックス
4,272.75
4,295.95
3,641.07
3,159.81
3,804.78
(12月31日現在)
(注1) 期中発行済平均株式数に基づく。
(注2) 配当前。年度末における発行済株式数に基づく再評価を行わない純資産。
(注3) 株主帰属当期純利益に対する割合で表示され、定時株主総会において提案された配当金。
(注4) 取引中に記録された数値を示している。
(注5) 上記のデータは、2009年9月30日から10月13日までの優先的新株引受権の行使による新株発行を反
映し、調整されている(調整係数=0.971895)。
(注6) 改訂されたIAS第19号の適用による修正再表示。
(注7) IFRS第10号およびIFRS第11号の適用による修正再表示。
(注8) 米国の関係機関との包括的和解に関連する費用につき調整した純利益に基づく場合、4.70ユーロ。
― 74 ―
最近中間連結会計期間の業績等
(単位:百万ユーロ)
2015年
6月30日
活動
資産合計
2,138,509
顧客預金
687,365
顧客貸出金および債権
697,405
株主資本合計(注1)
92,078
ティア1およびティア2資本比率
13.0%
ティア1資本比率
11.7%
(注1)利益処分前。
(単位:百万ユーロ)
2015年度
上半期
利益
営業収益
22,144
営業総利益
7,253
営業利益
5,306
税引前当期純利益
6,237
純利益(ビー・エヌ・ピー・パリバ・グループ)
4,203
― 75 ―
(2)ビー・エヌ・ピー・パリバ
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
資本金(ユーロ)
2,491,915,350
2,490,325,618
2,484,523,922
2,415,491,972
2,397,320,312
発行済株式数
1,245,957,675
1,245,162,809
1,242,261,961
1,207,745,986
1,198,660,156
なし
なし
なし
なし
なし
収益合計(付加価値税を
除く。)
24,598
26,704
30,015
31,033
28,426
税金、減価償却費および
減損控除前利益
1,766
6,183
6,349
7,366
7,193
法人税費用
(218)
(466)
(1,273)
300
(118)
(3,089)
4,996
5,812
3,466
3,465
1,869
1,868
1,863
1,449
2,518
税引後利益(減価償却費
および減損控除前)
1.24
4.59
4.09
6.35
5.90
税金、減価償却費および
減損控除後利益
(2.48)
4.01
4.68
2.87
2.89
1.50
1.50
1.50
1.20
2.10
49,132
47,562
48,896
49,784
49,671
給与合計(百万ユーロ)
3,713
3,772
3,915
3,829
3,977
社会保障および従業員
給付金合計(百万ユー
ロ)
1,328
1,359
1,488
1,212
1,141
年度末資本金
発行済転換社債の数
年度業績(百万ユーロ)
税金、減価償却費および
減損控除後利益
総配当支払額
1株当たり利益(ユーロ)
1株当たり配当金
人件費
年度末被雇用者数
― 76 ―
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