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2010年版 - Nichicon

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2010年版 - Nichicon
年次報告書
2010
2010年3月期“Annual Report 2010”
日本語版
Profile
プロフィル
例えば、薄型テレビに
「導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ」
例えば、
電気自動車に
「充電器一体型DC-DCコンバ一タ」
例えば、
携帯電話に
「タンタル固体電解コンデンサ」
例えば、風力発電に
「フィルムコンデンサ」
あらゆるエレクトロニクス機器に不可欠な電子部品、
コンデンサ。
コンデンサおよびその関連製品の開発・製造・販売が当社の事業です。
当社は、
1950年に滋賀県草津市で受変電設備用コンデンサの製造を開始し、
エレクトロニクスの発展とともに業容を拡大してまいりました。
60周年を迎えた現在では
「電子機器用コンデンサ」
「回路製品」
「電力・機器用コンデンサおよび応用関連機器/その他」
という3つの
製品部門を擁し、重点市場である
「デジタル家電機器」
「自動車・車両関連機器」
「エコ関連機器」
「情報通信機器」
に経営資源を集中し、
いっそうの競争力向上に取り組んでいます。
さらに創エネ・蓄エネ・省エネなどの新エネルギーシステムの事業化による環境関連ビジネスの拡大に向け、
「ネクスト
(NECST:ニチコン・
エネルギー・コントロール・システム・テクノロジー)
プロジェクト」
を新設し、
クリーンエネルギー発電、
エコカー用デバイスや充電設備などに
ついて、
これまで蓄積した技術とノウハウを活かし、将来の成長につなげていきます。
2010年は、
さらなるチャレンジを続け、魅力ある企業へと飛躍するため
「DASH(D=Do Your Best、A=Active mind、S=Speed &
Flexibility、H=High level challenge)」
をテーマとして掲げました。
グループ全員が力を合わせ、
当たり前のことを当たり前にやり抜き、徹底的なコストダウンとスピード化、品質向上を追求し、顧客ニーズに
誠心誠意お応えしてまいります。
目 次
2
表紙について
プロフィル
3
財務ハイライト
4-7
株主の皆さまへ
8-9
特集
10-12 製品部門別概況
10-11 電子機器用コンデンサ
17
研究開発活動
リスク情報
〔財務セクション〕
積極的に取り組んでいます。
22
連結損益計算書
表紙の写真および中面に連動するビジュアルは、
重点4市場を
24
連結キャッシュ・フロー計算書
12
25-36 連結財務諸表に対する注記
14-15 コーポレート・ガバナンス/
企業の社会的責任(CSR)
Annual Report 2010
がっています。
当社グループは、
新興国の需要に機敏に対応する
20-21 連結貸借対照表
連結株主資本等変動計算書
グローバル・オペレーション
「蓄エネ」
「 省エネ」
をテーマとした環境関連分野の需要が広
とともに、電気自動車をはじめとする環境分野の製品開発に
23
電力・機器用コンデンサおよび
応用関連機器/その他
世界同時不況の最悪時の状況を脱し、
わが国経済は回復
しつつあります。
とりわけ中国をはじめとする新興国や、
「創エネ」
18-19 財務の概況
11-12 回路製品
13
2
16
37
独立監査人の監査報告書
38
連結子会社
39
推進力に2011年3月期のV字回復を力強く目指し、
再び成長軌道
を描こうとする当社の躍動感あふれる姿をイメージしたものです。
予想・予測について
本冊子にある将来の業績予想・事業環境予測などに関する記述は、
記述した時点で当社が入手できた
情報に基づいたものであり、
これらの予想・予測には不確実な要素が含まれています。
また、
これらの予想・
予測を覆す潜在的なリスクが顕在化する可能性もあります。
したがって、
将来の実際の業績・事業環境
会社概要/株式情報
などは、
本冊子に記載した予想・予測とは異なったものとなる可能性があることをご承知ください。
Financial Highlight
財務ハイライト
ニチコン株式会社および連結子会社
3月31日に終了した各会計年度
単位:百万円
2010
2009
単位:千米ドル
2008
2007
2006
2010
$ 908,043
(48,496)
(54,113)
(64,929)
23,329
90,613
【各期間】
売
上
高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
営
業
利
益 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
税 金 等 調 整 前当期 純 利 益 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
当
期
純
利
益 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
設
備
投
資
額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
減
価
償
却
費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
¥
84,484
( 4,512 )
( 5,035 )
( 6,041 )
2,171
8,431
¥
91,457
( 7,886 )
( 11,276 )
( 14,565 )
7,548
11,145
¥ 119,567
4,610
3,197
1,278
9,433
10,503
¥ 118,713
6,727
8,290
4,241
11,908
9,416
¥ 106,871
6,047
6,689
4,081
10,973
8,930
153,989
118,935
169,648
126,187
166,840
128,613
【各期末】
総
自
資
己
資
128,153
93,741
産 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
本 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
1株当たりの情報
( 単 位:円 および 米ドル )
当
期
純
利
益 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
配
当
金 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
自
己
資
本 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
125,546
98,280
1,377,398
1,007,530
単位:円
¥
( 84.56 )
13.00
1,312.11
¥ ( 203.87 )
17.00
1,375.62
17.31
21.00
1,664.70
78.3%
( 13.4 )
73.1%
( 6.3 )
自 己 資 本 比 率・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
自己資本当期純利益率(ROE)
¥
77.2%
1.0
単位:米ドル
¥
56.14
20.00
1,697.32
¥
74.4%
3.3
51.61
17.00
1,659.75
$
(0.91)
0.14
14.10
77.1%
3.3
注:1.百万円未満は四捨五入して表示しています。
2.米ドル表示は、便宜上、2010年3月期末における実勢為替相場である1米ドル=93.04円により換算しています。
3.各年度とも、改訂後の連結財務諸表規則に準じ組み替えて表示しています。
売上高(単位:百万円)
120,000
106,871
当期純利益(単位:百万円)
118,713 119,567
6,000
91,457 84,484
90,000
4,081
総資産(単位:百万円)
180,000
4,241
3,000
1,278
125,546 128,153
90,000
60,000
­3,000
30,000
60,000
­6,000
2006/3
2007/3
2008/3
2009/3
2010/3
営業利益(単位:百万円)
8,000
153,989
120,000
0
0
166,840 169,648
150,000
6,047
2006/3
2007/3
2008/3
–14,565
2009/3
2010/3
一株当たり当期純利益(単位:円)
6,727
90
4,610
4,000
­16,000
­6,041
45
0
30,000
0
2007/3
56.14
128,613 126,187
120,000
17.31
2008/3
2009/3
2010/3
自己資本(単位:百万円)
150,000
51.61
2006/3
0
90,000
­45
60,000
118,935
98,280 93,741
­4,000
­4,512
­8,000
2006/3
2007/3
2008/3
–7,886
2009/3
2010/3
­90
­225
­84.56
2006/3
2007/3
2008/3
–203.87
2009/3
2010/3
30,000
0
2006/3
2007/3
2008/3
2009/3
2010/3
Annual Report 2010
3
To Our Shareholders
株主の皆さまへ
次期のV字回復を目指し、環境関連を核とする
成長市場に向けて製品開発を推進していきます。
2010年3月期の当社グループの業績と、事業を取り巻く環境、現在取り組んでいる施策、
今後の経営方針などについてご説明させていただきます。
2010年3月期について
世界同時不況の影響を受けるも
中国の需要回復により生産体制を増強
米国のサブプライムローン問題に端を発した金融危機は、
国際的に甚大な影響を及ぼしました。
しかし、各国の景気
刺激策などにより、下期以降、各分野で回復の兆しをみせて
います。特に大規模な財政投資を行った中国では、内需を
中心に回復基調を続けています。
当社が属する電子部品業界では、
アジアを中心にデジタル
家電機器や情報通信機器の需要が回復しましたが、
製品価格
の下落や円高の影響により厳しい状況が続きました。
このような状況にあって、当社グループは中国をはじめとす
る新興国の需要の回復に応えるため、海外での生産を増強
するとともに、
コスト低減や生産性向上などの改善活動を推進
しました。
これらの結果、
当会計年度の連結売上高は84,484百万円
(前期比7.6%減)
となり、連結営業損失は4,512百万円、連結
当期純損失は6,041百万円となりました。
4
代表取締役会長(CEO)
代表取締役社長(COO)
武田一平
荒木幸彦
Annual Report 2010
海外市場につきましては、欧米で自動車やAV機器向けの
需要が減少しましたが、
アジアでの需要回復により、海外売上
高まる
「環境」ニーズを先取りした
独自の研究開発を推進
高は47,295百万円(前期比7.7%減)
となり、海外売上高比率
当社グループは
「価値ある製品を創造し、明るい未来社会
は56.0%と前期比で横ばいとなりました。今後は一層のグ
づくりに貢献します」
との経営理念に基づき、今後も成長が
ローバル化を推進し、海外売上高比率70%を目指します。
見込まれる
「デジタル家電機器」
「自動車・車両関連機器」
「エコ
関連機器」
「情報通信機器」
の重点4市場へ経営資源を集中
「改善すべき10項目」に
全社員一丸となって取り組む
しております。
製品としては、
アルミ電解コンデンサ、
タンタル電解
コンデンサ、
フィルムコンデンサ、
電気二重層コンデンサを核に、
景気による需要の変動や競合とのシェア争いなど、当社を
スイッチング電源、
機能モジュール、
応用関連機器の研究開発、
取り巻く経営環境は大変厳しく、
日々刻々と変化しています。
製品開発を進めています。
このような環境のなか、高収益を生み出す強い経営体質を
最近では特に、
低炭素社会の実現に向けた製品開発として、
持続させていくために、
「改善すべき10項目」
の課題を掲げ、
当社がこれまで培った「創エネ」
「 蓄エネ」
「 省エネ」技術を
全社員一丸となり積極的に取り組みました。
駆使し、蓄電機能付太陽光発電と電気自動車用充電設備を
この「改善すべき10項目」の改善活動を推進した結果、
システム化した太陽光発電蓄電機能付充電設備や、電気
収益の改善と社員の意識改革が図れたと考えております。
自動車搭載用の充電器一体型DC-DCコンバータなど、
低炭素
「改善すべき10項目」
① 徹底的な原価低減
⑥ 的確な情報入手とスピーディな伝達、対応
② 徹底的な納期遵守・品質維持
⑦ 自己満足から顧客視点
③ 問題に対する感度の向上
⑧ 前向きに闘うマインドと考働
④ ベンチマークの徹底
⑨ 共通言語は数字の徹底
⑤ 危機意識の共有
⑩ プロセスを大切にする
Annual Report 2010
5
To Our Shareholders
株主の皆さまへ
イオン電池と当社製電気二重層コンデンサ
「EVerCAP®」
が
採用されています。
情報通信分野や学術分野で電源装置を開発
高度情報化社会を支える電源システムは、24時間365日、
常に安定して稼働することが求められます。
ヤンマーエネルギー
システム株式会社様と当社は、
一台で瞬時電圧低下や長時間
停電時の電源を無停電で安定供給できるハイブリッド型非常用
発電装置を業界で初めて共同開発しました。
この製品は、
電気
二重層コンデンサを蓄電部に採用した瞬時電圧低下補償装置
社会に向けた環境ニーズを先取りした独自の新製品開発と
と、非常用エンジン発電機を一体化したものです。災害時の
販売活動を進めております。
長期停電にも電気二重層コンデンサとディーゼル発電システム
例えば、電気自動車の分野で、
ニチコン亀岡
(株)
は充電器
が連携して、無瞬断のまま連続72時間もの電源供給が可能と
一体型DC-DCコンバータ、
インバータ、大容量DC-DCコン
なりました。
バータなどの機能モジュールの開発を推進してきました。昨年
さらに学術分野では、
「国家基幹技術」
に位置づけられて
から量産を開始した三菱自動車工業株式会社様の
「i-MiEV」
いる
「X線自由電子レーザー
(X-FEL)」加速器用として、超
や、富士重工業株式会社様の
「スバル プラグイン ステラ」
に
高精度高電圧充電器およびモジュレータ電源を開発しました。
は、
これらの技術製品が搭載されています。
この実績は大きな
高精度高電圧充電器は0.01%の誤差範囲という超高精度
アドバンテージとなり、多くの自動車メーカーなどから引き合い
を実現した世界最高性能を誇る充電器で
「X線自由電子レー
をいただいております。
ザー」
の実現に大きく寄与しています。
また、電気自動車のインフラとしての充電設備では、
当社が
長年培ってきたバッテリーマネジメント技術、
電気二重層コンデン
サ技術、
そして系統連系パワーエレクトロニクス技術を駆使し、
政令指定都市で初となる太陽光発電蓄電機能付充電設備を
6
2011年3月期に向けての方針
京都市西京極総合運動公園へ納入しました。
この設備の心臓
ネクストプロジェクトを立ち上げ
将来のニチコンを担う新しいビジネスを育成
部ともいうべき蓄電部のハイブリッド型蓄電バンクには、
リチウム
経済動向はなおも不安定ながら、
中国をはじめ各国の財政
Annual Report 2010
政策などにより、景気は上向きつつあります。特に、
エコカーや
太陽光発電、
環境関連設備といった
「創エネ」
「蓄エネ」
「省エネ」
をテーマとした新しいエネルギーネットワークの分野に需要が
広がっています。今後これらの分野は世の中を支える大きな
市場に成長していくことが予想され、
米国、
欧州、
アジアの各地で
環境関連の市場が開拓され、
新しい市場が誕生しております。
当社は成長する環境関連ビジネスの拡大に対応するため
2010年3月、社内にネクスト
(NECST:ニチコン・エネルギー・
コントロール・システム・テクノロジー)
プロジェクトを立ち上げ
ました。
次世代電力通信網として期待されるスマートグリッドや、
太陽光発電などに関連する機器の開発力を強化し、
ニチコン
の将来を担う新しいビジネスとして推進していきます。
株主の皆さまへのメッセージ
こうした取り組みによって、2011年3月期は売上高100,000
魅力ある企業を目指し
全社員一丸となって誠心誠意対応
百 万円( 前 期 比 1 8 . 4 % 増 )、当期 純 利 益 2 , 0 0 0 百 万円を
当社は今年8月に創立60周年記念日を迎えます。株主の
見込んでいます。
なお、
業績見通しの前提となる為替レートは、
皆さまにおかれましては、長年、多大なご支援を賜り厚く御礼
1米ドル90円を想定しています。
申し上げます。
今後も、
長期的な視野に立って顧客のニーズに
当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題と
応える製品を戦略的に開発していくことで、市場の中で常に
認識し、企業価値の拡大と企業体質の強化を図り、利益を
競争優位性を築いていきます。
さらに、
魅力ある企業を目指し、
増加させることにより配当の安定的増加に努めることを基本と
全社員一丸となって「誠心誠意」努力を重ねてまいります。
しています。
引き続き当社グループへのご理解とご支援を賜りますよう、
内部留保につきましては、
将来の成長や発展のために必要な
お願い申し上げます。
研究開発ならびに設備投資に投入し、企業価値の向上を
2010年6月29日
図るとともに利益の増大に努めていく所存であります。
当期(2011年3月期)の1株当たり配当金につきましては、
ニチコン株式会社
代表取締役会長(CEO) 代表取締役社長(COO) 連結業績見通しおよび当社配当方針を踏まえ、前期と同額の
1株当たり13円の年間配当とさせていただく予定です。
Annual Report 2010
7
1
最先端の次世代自動車に
重要な役割を果たす電子デバイス
CO2の排出を抑え、
低燃費で経済的な電気自動車やハイブリッドカー。
これらの
次世代自動車の販売台数は、2015年に世界市場で540万台に達するとも予測
されています。
電気自動車やハイブリッドカーには、
バッテリーやモーターとともに電子デバイス
が重要な役割を果たしており、
この技術革新なしにエコカー時代の到来はないと
もいわれています。
当社は電気自動車では三菱自動車工業株式会社様の
「i-Mi
EV」
に、充電器
一体型DC-DCコンバータを提供。
さらに、富士重工業株式会社様にもインバータ
や大容量DC-DCコンバータなどのキーデバイスを提供しています。
またハイブリッド
カーの分野でも国内外の自動車メーカーにインバータ車滑用として、
フィルム
コンデンサとアルミ電解コンデンサの両方を提供しており、今後もさまざまな自動車
メーカーにキーデバイスを提供していきます。
2
スマートグリッドを見据えた
「創エネ」
「蓄エネ」設備
1
充電器一体型
DC-DCコンバータ
電気二重層
コンデンサバンク
米国のオバマ政権がグリーン・ニューディール政策の柱として打ち出したこと
から、一躍注目を集めているスマートグリッド。
これは、電力の流れを供給側・需要
側の両方から制御し、
最適化できる送電網。
当社は、環境関連ビジネス拡大のために社内に立ち上げたNECST(ネクスト)
プロジェクトにおいて、
スマートグリッド分散電源関連事業の取り組みを開始。
当社の
強みを活かせるコンデンサや電源の技術を応用し、太陽光発電やバイオマス用の
PVコンバータ、
DC-DCコンバータ、充電スタンドなどの開発に取り組んでいます。
その一環として、
2010年には蓄電機能付太陽光発電と電気自動車用充電設備
をシステム化した
「太陽光発電・蓄電機能付充電設備」
を京都市西京極総合運動
公園に設置しました。
これは蓄電することで雨天や夜間でも電気自動車への充電
を可能にしたシステムで、
当社のバッテリーマネジメント技術や系統連系パワーエレ
クトロニクス技術、
電気二重層コンデンサ技術が採用されています。
特集
高まる「環境」ニーズに、ニチコンは
新たな製品やテクノロジーでお応えします。
特集
いま、世界中の国や産業界が、環境やエネルギー問題に対応した市場分野で新しい成長モデルを見出そうとしています。
当社は、今後
成長が確実視される環境分野に、創立以来培ったコンデンサを核とした豊富な技術とノウハウを活用。次世代の環境関連技術である
スマートグリッドなどの太陽光発電や、
エコカー、
エコ家電、
環境対応製品などの分野で、
新製品を開発し、
地球環境保護に貢献しています。
8
Annual Report 2010
2
3
デジタル家電の省エネに貢献する
高性能・小形コンデンサ
わが国では、
家電リサイクル法の制定などから環境に配慮した製品への関心が
高まってきています。2009年度から実施された
「エコポイント」
は、環境に配慮した
製品へポイントが与えられる制度で、
その対象機種は販売数を大きく伸ばしました。
また中国では、
農村部への家電製品普及のために、
指定された機種について
補助金を出す政策
「家電下郷」
により、
家電製品の販売高が大きく伸びています。
省エネ化が進む家電製品には、
コンデンサの高性能・小形・薄形化は必須です。
当社では、薄型テレビをはじめとするデジタル機器やパソコンなどで多用される
「導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ」
や機器の薄型に貢献するペンシル
3
タイプや低背形のアルミ電解コンデンサを開発し提供しています。
また、旺盛な市場のニーズに応えるため、導電性高分子アルミ固体電解
導電性高分子アルミ固体
電解コンデンサ
コンデンサや、
デジタル家電などの電源部に使用される高耐電圧のアルミ電解
コンデンサの生産体制を強化しています。
4
インバータ用
アルミ電解コンデンサ
中国の環境負荷低減に貢献する
インバータエアコン用コンデンサ
省エネ化を実現するインバータエアコンは、
日本ではほぼ100%普及していますが、
4
中国ではまだ7%程度しか普及が進んでいないといわれています
(2009年実績)
。
このような状況のなか、
中国では
「節能産品恵民工程
(省エネ製品で国民に恵みを
もたらすプロジェクト)
」
の一環として、
2009年に省エネ機奨励制度が導入されました。
さらに、2010年6月からはノンインバータ機の規制が強化され、省エネ評価基準
(COP:最大能力時のエネルギー効率)
で3級以下という省エネ効率の低い機種
は販売できなくなっています。
こうしたことから今後、
中国でのインバータエアコン
の需要は急速に高まるものと予測されています。
当社のインバータエアコン用アルミ電解コンデンサは、小形、高性能を実現し、
インバータの構成部品のひとつとしてエアコンの省エネ化に大きく貢献。
現在では
世界市場で高いシェアを確保しています。
エアコンの最需要国といわれる中国
市場でのインバータエアコンの普及は、
当社の業績のみならず、
地球規模の環境
負荷の低減に貢献すると考え、
いっそうの普及・販売活動に力を注いでいきます。
Annual Report 2010
9
Review of Operation
製品部門別概況
当社の製品は、
「電子機器用コンデンサ」
「回路製品」
「電力・機器用コンデンサおよび応用関連機器/その他」
の3部門で構成されており、
これらの製品群をグローバルに展開しています。顧客ニーズに密着した開発型提案営業に力を入れるとともに環境関連ビジネスに向
けた製品開発を行い、
ニーズへのスピード対応と高品質・高機能を追求し、競争力向上を図っています。
当期の各製品部門別の売上高比率
各製品部門別の売上高(単位:百万円)
119,567
118,713
120,000
電子機器用
コンデンサ
70.8%
106,871
100,000
91,457
84,484
80,000
回路製品
14.7%
電力・機器用
コンデンサ
および応用関連
機器/その他
14.5%
90,469
2010/3
84,484
89,069
81,469
60,000
64,947
59,835
40,000
(百万円)
20,000
0
電子機器用コンデンサ
電子機器用コンデンサ
アルミ電解コンデンサ
タンタル電解コンデンサ
フィルムコンデンサ
正特性サーミスタ
“ポジアール®”
2007/3
回路製品
14,608
12,528
10,029
8,798
2006/3
17,970
18,215
16,604
2008/3
12,377
11,902
2009/3
12,272
2010/3
電力・機器用コンデンサおよび応用関連機器/その他
当期
当期の
「電子機器用コンデンサ」
部門の売上高は59,835百万円
(前期比7.9%減)
となり、連結売上高に占める割合は70.8%と
なりました。
米国の金融危機を背景とした景気後退の影響は上期こそ
強く残っていましたが、各国の景気刺激策などにより、下期から
回復の兆しをみせました。特にアジア地域でのデジタル家電機器
当社の中核を成す主力部門です。世界トップクラスのシェアを
持つアルミ電解コンデンサや、情報通信機器向けタンタル電解
コンデンサのほか、
高周波特性に優れ高電圧に対応できるフィル
ムコンデンサ、抵抗値が温度により変化することを利用した正特
性サーミスタなど、
さまざまな製品で顧客ニーズに応えています。
や情報通信機器は急激に需要を回復しています。
アルミ電解
コンデンサについては、
このような中国をはじめとする新興国の
需要の回復に応えるため、海外での生産を増強するとともに、
コスト低減や生産性向上などの改善活動を推進しました。
当期に開発したアルミ電解コンデンサでは、
高耐電圧/高信頼性
が要求される産業機器用途向け導電性高分子アルミ固体電解
コンデンサ、
リード線形
「LVシリーズ」
と同チップ形
「CVシリーズ」
に
業界最高レベルとなる63Vまでの定格電圧を追加しました
(写真
❶)
。
また、
業界トップレベルの超低ESRを実現した導電性高分子
アルミ固体電解コンデンサのチップ形大容量品
「CKシリーズ」
(写真
❷)
や、
デジタル機器に最適な低インピーダンスを実現したチップ
形アルミ電解コンデンサ
「CLシリーズ」
(写真❸)
を開発しました。
デジタル機器のメモリバックアップや補助電源用途の電気
二重層コンデンサにおいては、定格電圧2.7Vの高電圧化を図
10
Annual Report 2010
りつつ当社従来品比20∼50%の小形化を実現した「UWシ
リーズ」
(写真❹)
を開発しました。
さらに、
コンデンサから放出される蒸気化した電解液が、発火
による煙と誤認されないように配慮した世界初のリード線形の
「蒸気トラップ型アルミ電解コンデンサ」
(写真❺)
を開発しました。
❶
❷
導電性アルミ固体電解コンデンサについては今後、
さらなる高
耐電圧化を目指す63V耐圧のリード線形
「LVシリーズ」
、
チップ形
「CVシリーズ」
や超低ESRチップ形大容量品
「CKシリーズ」
を軸に
パソコンのCPU周り、薄型テレビの高速デジタル回路、家庭用
ゲーム機などのデジタル家電機器へ拡販していきます。
導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ
「LVシリーズ」
「CVシリーズ」
❸
導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ
「CKシリーズ」
❹
主力製品であるアルミ電解コンデンサは、
引き続き中国の無錫
とマレーシアでの生産増強に努め、海外生産比率を高めるととも
に、効率的な生産体制を実現していきます。
回路製品
チップ形アルミ電解コンデンサ
「CLシリーズ」
電気二重層コンデンサ「UWシリーズ」
スイッチング電源
機能モジュール
❺
蒸気トラップ型アルミ電解コンデンサ
(左)
当部門の製品には、電子機器に不可欠なスイッチング電源と
コンデンサ・半導体チップなどのデバイスを組み込んだ機能
今後
モジュールがあります。
微細加工、
接続などの要素技術を結集し、
国内外の今後の需要動向は、概ね回復基調にあり、特に
高密度実装ニーズに対応した製品から電気自動車用充電器や
デジタル家電や省エネ・環境関連製品市場におけるコンデンサ
大容量DC-DCコンバータなどの開発を進めています。
の需要は拡大方向にあります。
当部門では、
太陽光発電、
風力発
電、電気自動車、ハイブリッドカー、エアコンなどに関するイン
バータ機器に戦略的に取り組んでいきます。
当期
また、
電気二重層コンデンサはリード線形のメモリバックアップ用途
当期の
「回路製品」
の売上高は、12,377百万円
(前期比15.3%
から、
ネジ端子形大容量品をバンクユニットに構成して使用する
減)
となり、連結売上高に占める割合は14.7%となりました。機能
産業機器の用途まで、
さまざまな市場ニーズに応える製品として注目
モジュールは電気自動車用新製品の市場投入など新たな展開を
されています。2.7Vリード線形の小形品は
「UWシリーズ」
を製品
始めましたが、
スイッチング電源について事務機器向けの売上
展開し、
ネジ端子形はさらなる低抵抗化、
高エネルギー密度化により
低迷もあり減収となりました。
太陽光発電、
風力発電などの蓄電用途に幅広く対応していきます。
Annual Report 2010
11
Review of Operation
製品部門別概況
当期
今後
機能モジュールについては、電気自動車向けの充電器や
当期の
「電力・機器用コンデンサおよび応用関連機器/その他」
DC-DCコンバータなどを供給しており、
これからの普及に向けて
部門の売上高は、
12,272百万円
(前期比3.1%増)
となり、
連結売上
本格的な市場拡大が見込まれていることから、
当社では次世代
高に占める割合は14.5%となりました。
当期は、
瞬時電圧低下補償
機種に向けた製品開発にも取り組んでいます。
また、
スイッチング
装置と非常用エンジン発電機を一体化した
「ハイブリッド型非常用
電源、
アダプタについては中国に設計開発から解析までを行う
発電装置」
をヤンマーエネルギーシステム株式会社様と共同開発
「無錫尼吉康電子研究開発有限公司」
を設立し、
海外のセンター
しました。
また、X-FEL用電源として開発した超高精度高電圧
工場として中国国内にて迅速に
充電器とモジュレータ電源は量産を開始しました。
サポートできる体制を整えました。
国 内の開 発 設 計を担う電 源
今後
センターは、複写機や産業用の
高付加価値スイッチング電源の
世界的な電気自動車の普及に向けて充電設備などのインフラ
設 計 開 発を中 心に強 化して
が整備されています。
当部門では太陽光で発電し、
リチウムイオン
います。
EV用充電器一体型DC‐DCコンバータ
電池と当社製電気二重層コンデンサバンクに蓄 電する充 電
設備を開発し、太陽光発電蓄電機能付充電設備として京都市
西京極総合運動公園へ納入しました。
また、蓄電機能付太陽光
電力・機器用コンデンサおよび
応用関連機器/その他
フィルムコンデンサ
コンデンサ応用関連機器
コンデンサ主要原材料
発電と急速充電をシステム化した
「急速・普通充電併用器」の
京都府庁への設置や、急速充電単体機の開発・販売も積極的
に進めています。
風力発電やハイブリッドカーには、
当部門のフィルムコンデンサ
モジュールが搭載されており、省エネに大きく寄与しています。
今後もこれらの技術を応用し、市場のニーズに適応した製品の
開発に努めます。
当部門は、工場やビルなど産業用の受変電設備を中心に、
鉄道車両やハイブリッドカー向けの平滑用フィルムコンデンサ、
さらにはコンデンサと高電圧・大電流の制御技術を応用した
コンデンサ応用関連機器などで構成されます。
太陽光発電蓄電機能付充電設備
12
Annual Report 2010
HEV用フィルムコンデンサモジュール
Global Operations
グローバル・オペレーション
世界各国の顧客ニーズにきめ細かく対応し、海外での業績向上を目指す
1 NICHICON (AMERICA) CORP.
各種コンデンサの販売
2
NICHICON (AUSTRIA) GmbH
各種コンデンサの販売
3
3 NICHICON (AUSTRIA) GmbH
1
2
U.K.OFFICE
14
15
8
13 12
4 10 7
各種コンデンサの販売
4 NICHICON (HONG KONG) LTD.
各種コンデンサの販売
9
6
5 NICHICON (SINGAPORE) PTE. LTD.
11
5
各種コンデンサの販売
6 NICHICON (THAILAND) CO., LTD.
各種コンデンサの販売
7
台湾力吉可股 分有限公司
NICHICON (TAIWAN) CO., LTD.
各種コンデンサの販売
8
尼吉康電子貿易
(上海)
有限公司
NICHICON ELECTRONICS TRADING (SHANGHAI) CO., LTD.
10
各種コンデンサの販売
9
尼吉康電子貿易
(深圳)
有限公司
12
NICHICON ELECTRONICS TRADING (SHENZHEN) CO., LTD.
尼吉康電子貿易
(上海)
有限公司
NICHICON ELECTRONICS (WUXI) CO., LTD.
各種コンデンサの 販売
大連オフィス
DALIAN REPRESENTATIVE OFFICE
アルミ電解コンデンサの製造・
各種コンデンサの販売
13
尼吉康電子
(天津)
有限公司
NICHICON ELECTRONICS (TIANJIN) CO., LTD.
タンタル電解コンデンサの製造・販売
15
無錫尼吉康電子研究開発有限公司
WUXI NICHICON ELECTRONICS R&D CENTER CO., LTD.
各種コンデンサの販売
各種コンデンサの販売
14
アルミ電解コンデンサ/回路製品の製造・
11 NICHICON (MALAYSIA) SDN. BHD.
NICHICON ELECTRONICS TRADING (SHANGHAI) CO., LTD.
尼吉康電子
(無錫)
有限公司
日科能高電子
(蘇州)
有限公司
FPCAP ELECTRONICS (SUZHOU) CO., LTD.
導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの製造・販売
スイッチング電源の設計・開発
当期は、
アジア市場で需要の回復がみられましたが、
欧米市場
「ニチコン深圳」および「ニチコン台湾」が営業活動を展開して
の低迷や、
世界的な製品価格の下落、
円高の影響を受け、
海外
います。
また、
ASEAN地域では、
「ニチコンマレーシア」
「
、ニチコン
売上高は47,295百万円(前期比7.7%減)
となりました。地域別
シンガポール」、
「ニチコンタイランド」が全域をカバーしています。
売上高では、
アジアが38,
129百万円(前期比4.9%減)、米州が
海外の生産拠点としては、
中国で、
「ニチコン無錫」
がアルミ電解
4,575百万円(前期比21.6%減)、欧州/その他が4,591百万円
コンデンサと回路製品を、
「ニチコン天津」がタンタル固体電解
コンデンサを製造。
2009年4月には
「ニチコン蘇州」
で導電性高分子
(前期比13.2%減)
となっています。
この結果、
当期の海外売上高比率は前期と変わらず56.0%と
アルミ固体電解コンデンサの製造を開始しました。
なりましたが、
今後は海外売上高比率70%を目指して、
各地域での
また、
2009年8月、
「ニチコン無錫」
内にスイッチング電源の設計・
生産・販売の強化を図っていきます。
そのための販売拠点として、
開発拠点を設立し、
中国国内への新製品供給のスピードアップ
米州地域では
「ニチコンアメリカ」
、
欧州地域では
「ニチコンオースト
を図っています。
リア」
と同社の英国オフィスを中心に各地の顧客ニーズに対応。
これからも当社は、世界各国の経済動向や顧客ニーズに対応
アジア地域では、
華北・華中地域での市場開拓と拡販を
「ニチコン
してきめ細かなマーケティング活動を行い、新規顧客開拓と当社
無錫」
「ニチコン天津」
および
「ニチコン上海」
と同社の大連駐在員
製品のシェアアップに努めるとともに、
環境関連製品など成長分野
事務所が担当。
香港・華南地域および台湾では、
「ニチコン香港」
と
の拡大を図り業績向上を図っていきます。
地域別売上高(単位:百万円)
120,000
100,000
106,871
80,000
118,713
5,418
10,100
47,999
60,000
当期の地域別売上高比率
119,567
6,722
11,297
7,247
9,776
55,485
55,956
アジア 45.1%
中華圏およびASEAN諸国
91,457
5,291 84,484
5,833
4,591
4,575
40,105
38,129
40,228
37,189
40,000
0
日本
2006/3
アジア
2007/3
米州
欧州
84,484
(百万円)
45,209
43,354
20,000
2010/3
46,588
2008/3
2009/3
2010/3
日本 44.0%
欧州 5.5%
イギリス、
フランス、
オーストリア
米州 5.4%
アメリカ、
ブラジル、
メキシコ
Annual Report 2010
13
Corporate Governance / CSR
コーポレート・ガバナンス/企業の社会的責任(CSR)
コーポレート・ガバナンスと内部統制システム
当社グループは経営の効率性、
健全性および透明性を確保し、
コンプライアンスの徹底
[ コンプライアンスの徹底 ]
企業価値の継続的な向上と社会的責任を全うするために、
コーポ
当社グループでは「社訓」に加え、
目指すべき方向性や社会的
レート
・ガバナンスの拡充にグループを挙げて取り組んでいます。
責任を表した「経営理念」
を定め、
これを会社の方針として従業員
当社では2003年6月から執行役員制度を導入し、
取締役会との
が心をひとつにして事業を推進しています。
さらには、取締役や
緊密な連携の下に事業運営面からの整備を行い、経営環境の
従業員が法令を遵守し、
共通の倫理観・価値観を保つ指針として、
変化に迅速に対応できる管理組織の充実に努めてきました。
「ニチコングループ行動規範」を定めています。
これらの内容は
監査役と監査・法務室は連携を図り、
監査計画や監査実施状況
ハンドブック
「ニチコン従業員『考働』
の手引き」に掲載し、
従業員
などについて情報交換・意見交換を定期あるいは必要に応じて
は常時携行して日々実践するよう努めています。
また、従業員の
行い、
監査の実効性と効率性の向上に努めています。
コンプライアンスへの意識を徹底するために、階層別・職種別の
また、
当社では、
2006年5月に施行された
「会社法」、
2006年6月に
教育研修を継続的に実施しています。
制定された「金融商品取引法」
(いわゆるJ-SOX法)
の2法により求
一方、
コンプライアンスの監視体制として、
コンプライアンス小
められている内部統制システムの構築と運用に取り組んできました。
委員会が取締役や従業員が行動規範を理解し、
遵守しているか
あわせて、
経営の健全性と透明性確保のため社外取締役1名
を適宜チェックしています。
また、監査・法務室による内部監査を
と社外監査役2名を選任しております。
また、独立役員(株主の
強化する一方で、内部通報制度「コンプライアンス・ホットライン」
皆様と利益相反が生じるおそれのない社外役員)
を1名選任し、
を設けるなど、
不祥事の未然防止と早期発見に努めています。
2010年に各上場証券取引所に届け出ました。
会社法により求められる
「業務の適正を確保するための体制」
[ 社内・社外相談窓口の設置(内部通報制度)]
として10項目を掲げ、
取締役や従業員が法令、
定款および「ニチ
法令、社内規程・企業倫理を遵守し健全な企業活動を推進
コングループ行動規範」等を遵守することなどの体制の整備と
するうえで「コンプライアンス」は重要な役割をもっています。
運用を継続的に進めています。
また、J-SOX法での財務報告の
当社グループは「コンプライアンス」
を高めるしくみのひとつとして
適正性、
信頼性を確保するため、
全社統制のあり方や業務プロセス
内部通報規程を制定し、
この規程に基づきコンプライアンス・ホット
統制の見直しなどを図る体制として取締役社長を委員長とする
ライン
(内部通報制度)
を設けています。具体的には、相談窓口
「内部統制推進委員会」
を設置しています。
なお、2009年3月期
や相談方法を設け、
通報があった場合には必要に応じて調査を
から
「内部統制報告書」
を提出しています。
実施しています。
また、通報者の個人情報の保護等を徹底して
います。
このように、
コンプライアンス・ホットラインの活用により不祥事
の未然防止と早期発見に努めています。
トピックス コンプライアンス通信を創刊
当社グループでは、CSR推進体制として「CSR
取り上げ、
それらをわかりやすく解説しています。
これま
推進委員会」
を設置し、
その小委員会のひとつとして
でに取り上げた内容は、
「製造物責任法」
「廃棄物の
「コンプライアンス小委員会」
を設置しています。2009
処理及び清掃に関する法律」
「省エネルギー法」
「地球
年度は、
「経営理念」
「行動規範」
「CSR憲章」
等に関す
温暖化対策推進法」
「労働基準法」
「男女雇用機会均
る継続的な学習を実施する一方で、2008年6月から
等法」
「 著作権法」
「 特許法」
「下請法」
などです。
従業
「コンプライアンス通信」
を毎月1回発行しています。
員一 人ひとりが 守るべき内容を周知徹底するため
企業活動を営むうえで、遵守すべき法令および社
に、各部署の朝礼などでコンプライアンス通信の読み
内規程・ルールなどはたくさんありますが、
「コンプライ
合わせなどを行っています。
アンス通信」
では、従業員にとって関わりの深いものを
14
Annual Report 2010
企業活動のあらゆる面で環境負荷の低減に向けた取り組みを推進
[ 環境に優しい製品づくり ]
年度からは
「埋め立て廃棄物ゼロ」
を掲げ再資源化の取り組み
当社グループは
「地球との共生」
「 人と環境に優しい社会」
を
を強化。2009年度は、
再資源化率99.7%となりました。
目指した製品開発を推進しています。
また、
廃棄物の適正管理においても、
委託先の事前監査を実施
環境対応製品としては、
ポリ塩化ビニル
(PVC)
レス、
鉛フリーの
するほか、
委託後も自ら最終処分の現地確認を実施し、
不法投棄
(ジオキャップ)」
をいち早くシリーズ化して
コンデンサ
「GeoCap®
や汚染事故を防止するよう定期的な監査を継続しています。
いるほか、構成部材に重金属や金属イオンを含まない電気二重
を
層コンデンサ
「EVerCAP®」
[ 化学物質の適正管理とリスクマネジメント ]
開発。耐久年数の長いクリーン
当社グループでは、
PRTR法※4の対象となる化学物質について
エネルギーデバイスとして注目を
取扱量、
排出量、
移動量を把握し、
行政に対して報告するとともに、
集めています。また、電気自動
有害化学物質※5の大気、水域、土壌などの環境への排出量の
車向け充電器一体型DC-DC
削減に取り組んでいます。
2009年度は取扱量が1,377tで、
排出量
コンバータやハイブリッドカーの
を前年比0.13t削減しました。
インバータ用コンデンサなど、 電気二重層コンデンサ「EVerCAP®」
また、大気・水質汚染防止について、法や条例の排出基準を
環境負荷低減に向けて、生産が加速する次世代自動車のキー
上回る厳しい自主基準を設定して汚染物質を厳重に管理すると
デバイスを提供しています。
ともに、油や化学物質の万一の漏洩を想定した訓練を各事業所
製品開発にあたっては、EUのRoHS※1 指令(特定有害物質
で実施しています。
の使用制限に関する指令)
やELV※2指令(使用済み自動車に
※4 特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の改善の促進
に関する法律
関する欧州会議および理事会指令)
に万全に対応しているのは
※5 PRTR対象の第1種指定化学物質
もちろんのこと、REACH ※3 規則(化学物質の登録、評価、認
可および制限に関する規則)
の規制物質管理も徹底して積極的
に対応しています。
また2005年度に制定した
「ニチコングループ
調達ガイドライン」
に基づき、仕入先と連携してグリーン購入を
推進しています。
※1 Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in
Electrical and Electronic Equipmentの略
[ CO2排出削減への取り組み ]
当社グループでは、
CO2の排出量削減のために、
製造工程では
生産効率の改善と不良率削減を進めてエネルギーの原単位
使用量の削減に努め、省エネにつながる設備改善や効率的な
稼働を推進しています。
※2 End-of Life Vehiclesの略
また、空調温度の適正管理や、不必要な照明・機器の停止、
※3 Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of
Chemicalsの略
マイカー通勤者のアイドリングストップなどを進めるとともに、納入
業者にも急発進・急加速をしないエコドライブやアイドリングストップ
[ 廃棄物削減と資源の有効活用 ]
当社グループはゼロエミッションの活動として、2002年度以降、
への協力を求めています。製品発送では分納回数を減らしたり
物流面でのCO2削減にも取り組んでいます。
混載便を活用するなど、
廃棄物総発生量の98%の再資源化を達成してきました。2007
Annual Report 2010
15
Research and Development
研究開発活動
(1)電子機器用コンデンサ
①アルミ電解コンデンサは、電極箔、電解液等の基本部材から自社で研究
開発し、上記4分野に向けての研究開発に注力しています。
導電性高分子を陰極材料に用いた導電性高分子アルミ固体電解コン
デンサは、高周波領域での優れたESR特性を有することから、
パソコンや
その周辺機器、
薄型テレビをはじめとするデジタル機器で多用されています。
近年、
これらデジタル機器の高機能化により、
CPUの高速化と近接回路
の高周波化が急速に進展しており、
コンデンサもなお一層の低ESR化、
高リプル電流対応が求められるようになっています。
こうした市場ニーズに
応え業界トップレベルの超低ESRとなるチップ形大容量品「CKシリーズ」
を
開発しました。
また、産業機器分野からは導電性高分子アルミ固体電解コンデンサに
対し高耐電圧品の要望が強く、従来の最高定格電圧35Vから業界最高
の定格電圧となる63Vまで拡大したリード線形
「LVシリーズ」
、
さらにチップ形
「CVシリーズ」
を開発しました。
デジタル家電機器・情報通信機器分野では、デジタル化による情報
処理量の増加に対応するため、機器動作の高速化が図られており、機器
動作に伴って発生するノイズの周波数帯域が高周波・広帯域化し、
幅広い
周波数帯域でのEMI
(電磁妨害)対策が求められています。
これまで、
EMI対策には周波数特性の異なる複数のデカップリングコンデンサを組み
合わせて対応されていましたが、機器動作の高速化はさらに多くのコン
デンサを必要としています。
そこで幅広い周波数帯域での低インピーダンス
特性を有し、複数個のデカップリングコンデンサの置き換えを可能とする
高周波デカップリングデバイスシリーズとして、積層形導電性高分子アルミ
固体電解コンデンサの3端子タイプ
「F11シリーズ」
に加え、
回路設計が容易
な2端子タイプの
「F18シリーズ」
を開発しました。
アルミ電解コンデンサにおいても、
デジタル家電機器・情報通信機器分野
およびエレクトロニクス化が進む車載機器分野での市場ニーズに応え、
現行品よりも最大50%インピーダンス値を低減した低インピーダンスチップ
形アルミ電解コンデンサ
「CLシリーズ」
を開発しました。
また、
アルミ電解コンデンサが過電圧等で異常な状態になり圧力弁が
作動した場合にも、放出される蒸気化した電解液を吸収することで、発火
による煙と誤認されない世界初となる蒸気トラップ型アルミ電解コンデンサ
を開発しました。長時間使用される照明器具、家電製品の電源回路等向
に展開を予定しています。
②タブレット形パソコン、電子書籍リーダー、
スマートフォンに代表される小型・
薄型・高機能化されたモバイル機器の開発が進み、
搭載される電子部品、
とりわけコンデンサは小形化と大容量収納を両立させていくことが大きな
開発課題となっています。
タンタル固体電解コンデンサは、樹脂モールド形
に比べ体積効率に優れる
「フレームレス™」
シリーズが高密度実装に最適な
小形・大容量コンデンサとして好評を得ており、
下面電極形
「F98シリーズ」
、
樹脂外装形「F95シリーズ」等、
ラインアップの拡充を進めています。
③フィルムコンデンサは、
基本材料である金属蒸着フィルムから開発し、
自動車・
車両関連機器分野、特に、環境負荷が小さく市場拡大の目覚しいハイ
ブリッドカー、電気自動車、燃料電池車等の動力モーター駆動用インバータ
16
Annual Report 2010
回路向け平滑用フィルムコンデンサの開発に注力しています。ハイブリッド
カーの駆動用インバータユニットに用いられるフィルムコンデンサモジュールは、
高周波特性・耐電流性能に優れ、長寿命で高信頼、安全性が高く、求め
られる形状に合わせたフレキシブルな対応が可能であることから、国内外
の自動車メーカーの高い評価を獲得しています。
また、風力発電装置に
が採用されるなど、
今後ますます拡大
乾式フィルムコンデンサ
「NUSCAP®」
する風力発電・太陽光発電に代表される新エネルギー分野での拡販活動
にも積極的に取組んでいます。
④電気二重層コンデンサ
(EDLC)
は、
ファラッド単位の大容量ながら二次電池
のような重金属を使用していないことに加え、充放電に化学反応を伴わず
二次電池に比べ劣化しにくい特性を有しており、
当社の電気二重層コンデンサ
「EVe
rCAP®」
はこうした特性を活かした様々な市場ニーズに応えるべくライン
アップを拡充しています。
リード線形では、
デジタル機器のメモリー・バックアップ
や補助電源用途で小形・高機能化のニーズに応え、
現行の20∼50%の小形
化を図り、
巻回リード線形としては単位体積あたり最高レベルの静電容量で
業界最小サイズとなる2.7V高電圧小形品「UWシリーズ」
を開発しました。
(2)電力・機器用コンデンサ
防災型進相コンデンサ
「Ge
oDRY®」
は、
高圧
(回路電圧3,300V, 6,600V)
から
低圧
(回路電圧220V,
440V)
まで、
環境負荷物質であるSF6
(六フッ化硫黄)
ガスの代わりに窒素ガスを充填しており、
業界に先駆けSF6ガス、
ポリ塩化ビニル、
鉛を含有しない環境配慮製品を提供し、
顧客ニーズに応えると共に、
中国等の
海外市場を視野に入れた国際競争力のある製品開発にも取り組んでいます。
(3)回路製品
電 気自動 車 用として開 発を進めてきた充 電 器 一 体 型 高 圧DC-DC
コンバータと大容量DC-DCコンバータ及び駆動用インバータの供給を開始
しました。電気自動車は、
メーカー各社が開発を進めており、
これから普及に
向けた本格的な市場拡大が見込まれており、
当社では次世代機種に向けた
製品開発にも取り組んでいます。
一方で、電気自動車の市場拡大にはガソリンスタンドに相当する電力供給
設備の整備も重要となります。
当社がこれまで培ってきたバッテリーマネジメント
技術、電気二重層コンデンサ技術、
そして系統連系パワーエレクトロニクス
技術を融合し蓄電機能付太陽光発電と電気自動車用充電設備をシステム化
した太陽光発電・蓄電機能付充電設備を開発し、京都市西京極総合運動
公園に第1号機を設置しました。太陽光発電によるクリーンエネルギーを
リチウムイオン電池と当社製電気二重層コンデンサ
「EVe
rCAP®」
を搭載した
ハイブリッド型蓄電バンクに蓄電することで安定供給はもとより、雨天や夜間
でもカーボンゼロで電気自動車へ充電が可能になりました。
また、落雷などによる電源電圧の瞬時電圧低下(瞬低)
から保護する瞬時
電圧低下補償装置を非常用エンジン発電機と一体化することで、瞬時電圧
低下から長時間停電まで安定した電力を補償できる非常用エンジン発電
装置を業界で初めてヤンマーエネルギーシステム株式会社と共同開発しました。
常時商用給電方式の採用で、業界最高レベルの運転効率98%を実現し、
省電力化にも寄与しています。
スイッチング電源では、事務機器、
デジタル家電機器およびアミューズメント
機器向け電源の市場ニーズにあわせた独自方式の各種共振回路技術、
部品開発を進めています。特にアルミ電解コンデンサ部門との協働により、
更なる小形・軽量・高性能化を進めるとともに、
地球環境に優しく省エネルギー
に徹した高効率電源で他社との差別化を図り、
高付加価値製品の展開を進め
事業の拡大に努めています。
(4)環境対応製品
地球環境を保全し、社会の持続可能な発展を維持するため、
当社は環境
→
当社グループは、
アルミ電解コンデンサ、導電性高分子アルミ固体電解コン
デンサ、
タンタル固体電解コンデンサ、
フィルムコンデンサ、電気二重層コン
デンサを中核に、
スイッチング電源、機能モジュール、応用関連機器等の回路
製品を加え、今後も成長が見込まれる
「デジタル家電機器」
「自動車・車両関
連機器」
「エコ関連機器」
「情報通信機器」
の重点4分野をターゲットに新製
品開発を展開しています。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は2,631百万円です。
事業区分毎の研究開発状況は、
次のとおりです。
Risk Information
リスク情報
当社グループの経営成績、株価および財務状況等に影響を及ぼす可能
性のあるリスクは以下のようなものがあります。
なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在
において当社グループが判断したものです。
(1)経済状況について
当社グループは世界各地で、
電子機器用コンデンサならびにその他の製
品を製造・販売しております。
このため、
当社グループ製品の需要は、
製品を
販売している国または地域の経済状況に影響されます。
出または輸入に関する法規制などの変更があった場合、
それらの事象は
当社グループの事業、業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があ
ります。
また、
当社グループは、
中国・無錫市および蘇州市にアルミ電解コンデン
サなど、天津市にタンタル電解コンデンサなどの製造拠点を設けていま
すが、現地で政治、法的環境、経済状況などに予期せぬ事象が発生した
場合、事業の遂行に問題が生じ、当社グループの事業、業績および財務
状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(6)原材料などの購入価格の高騰について
(2)為替変動によるリスクについて
当社グループの事業、業績および財務状況中、
日本国外における現地
通貨建ての項目については、
連結財務諸表作成のため円換算されておりま
す。
これらは、為替レートの変動により、
円換算後の価値が影響を受ける可
能性があります。
当社グループは、為替リスクを軽減・ヘッジするために為
替予約を締結しておりますが、
当社グループの業績および財務状況への影
響を完全に排除できる保証はありません。
(3)価格競争リスクについて
当社グループは、
コアビジネスであるアルミ電解コンデンサ、
タンタル電解
コンデンサ、
回路製品ならびに電力・機器用コンデンサ事業の強化とグロー
バル体制の構築を目指し、
国内外の生産拠点の拡充および販売体制の強化、
新製品開発のスピード化を推進しております。
このような中で、競合他社と
の間の価格競争激化の影響を受け、
当社グループの製品・サービスが価格
競争に直面し、当社グループの事業、
業績および財務状況に悪影響が及ぶ
可能性があります。
(4)新製品の開発リスクについて
当社グループでは、将来にわたり、
ユーザーニーズを先取りした魅力あ
る新製品を開発し、
提供できると考えていますが、
以下のような能力が不足
した場合、
当社グループの事業、業績および財務状況に悪影響を及ぼす可
能性があります。
①多様化・高度化する顧客の要求に対応する能力
②新製品を適時かつ適正コストで開発し生産する能力
③顧客の新製品に当社グループの製品が使用されるようにする能力
④新たな製品・サービスおよび技術を使用し展開する能力
⑤既存の製品・サービスおよび技術を向上させる能力
⑥業界と市場の変化を十分に予測する能力
(5)海外進出の潜在リスクについて
国際市況に大きく影響を受ける当社グループの主要製品に使用する原材
料の購入価格の高騰は、当社グループの業績および財務状況に悪影響
を及ぼす可能性があります。
(7)製造物責任について
当社グループは、品質管理を徹底し、世界的な品質管理基準に従い製
品を製造しておりますが、提供する製品・サービスには欠陥が生じる可能
性があります。
また、製造物賠償責任保険に加入していますが、賠償額を
十分にカバーできるという保証はありません。
欠陥が原因で生じた損失は、
多額のコストや当社グループの評価の低下
を通じ、
当社グループの事業、業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能
性があります。
(8)法的規制の変更・強化について
当社グループが事業を展開する国または地域における法令または規制
の重要な変更は、
当社グループの事業、
業績および財務状況に悪影響を及
ぼす可能性があります。
また、当社グループの事業は様々な環境法令の適用を受けており、過
去、現在および将来の生産活動に関し、
環境責任のリスクを抱えています。
将
来、
環境に関する規制が厳しくなり有害物質などを除去する義務が追加
された場合、
これにかかる費用が当社グループの事業、業績および財務
状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(9)災害などによる影響について
当社グループは、
すべての生産設備における定期的な災害防止検査・点検
を実施しておりますが、災害などによる悪影響を完全に阻止または軽減で
きる保証はありません。
それらは、
当社グループの事業、業績および財務状
況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(10)
その他
上記に掲げたリスク要因は、
当社グループの事業展開その他に関するリ
スクの全てを網羅しているものではありません。
それ以外のリスクも発生す
に配慮した製品作りに努めています。
環境対応アルミ電解コンデンサ・電気二重層コンデンサは、
焼却時にダイオキ
シン発生の恐れがあるPVC
(ポリ塩化ビニル)
を使用せず、
また、製品に鉛を
含有しておりません。
樹脂モールド形タンタル電解コンデンサは、
開発当初から鉛を
含有せず、
樹脂外装形タンタル電解コンデンサも鉛フリー品へ切り替え済みです。
フィルムコンデンサは、
内部素子を含めた完全鉛フリー品を標準品としてライン
アップしており、
これら環境に配慮した製品群を
「Ge
oCapシリーズ」
として市場へ
供給しており、
欧州でのELV指令
(2000/53/EC)
、
RoHS指令
(2002/95/EC)
(有害物質の使用が一部の例外を除き禁止)
、
中国版RoHS
(電子情報製品生
産汚染防止管理弁法)
等に代表される有害物質の規制に対応しています。
同様に電力・機器用コンデンサ及び付属機器についても環境対応への
取り組みを推進しています。
また、
臭素系難燃剤を含有しないいわゆるハロゲンフリーへの取組みも促進
しており、下面電極形タンタル電解コンデンサは、
ハロゲンフリーに対応済で、
樹脂モールド形・樹脂外装形タンタル電解コンデンサも臭素系難燃剤を含ま
ない外装樹脂品を開発し、
全面移行に向けた取り組みを進めています。
地球温暖化防止に電子機器の消費エネルギーを効率活用する電子
デバイスの開発や、高効率・省電力設計の回路製品の開発に積極的に
取り組み社会に貢献してまいります。
→
当社グループが事業を展開する国または地域において、税制または税
率の変更、
その他経済的、社会的および政治的変動、為替政策の変更、輸
Annual Report 2010
17
Financial Review
財務の概況
売上高
この結果、売上高販管費率は前期比0.3ポイント改善し、12.6%と
当期の売上高は、
アジア地域を中心としたデジタル家電機器
なりました。
などの需要の回復や、環境関連ビジネスの市場拡大が見られ
ましたが、企業収益や雇用情勢の低迷による設備投資や個人
営業利益と税金等調整前当期純利益
消費の停滞、
また、急速な円高やデフレ懸念の影響などから、
以上の結果、当期の営業損失は4,512百万円(前期は7,886
前期比7.6%減の84,484百万円となりました。
百万円の営業損失)
となりました。地域別では、
日本国内では
このうち海外売上高は全体の56.0%
(47,295百万円、前期比
材料費や固定費のコスト削減を図りましたものの、需要の低迷
7.7%減少)
と前期比で横ばいとなりました。
これはアジア地域に
や為替円高の影響により、営業損失は5,943百万円(前期は
おける売上が38,129百万円と、前期の40,105百万円に比べ4.9%
7,768百万円の営業損失)
となり、
アジア地域では中国での景気刺
減少、米州地域における売上が4,575百万円と、前期の5,833百
激策による需要の回復や、
材料費、
人件費などのコスト削減効果
万円に比べ21.6%減少、
また、
欧州地域も売上が4,591百万円と、
により営業利益は992百万円
(前期は795百万円の営業損失)
と黒
前期の5,291百万円に比べ13.2%減少したことが要因となって
字化を果たしました。
また、米国地域では販売コストの削減等を
います。
行なった結果、
67百万円の営業利益
(前期は96百万円の営業損
部門別売上高につきましては、電子機器用コンデンサは、
失)
となり、
欧州地域での営業利益は販売コストの削減等を図り
高機能化、デジタル化などの顧客ニーズに対応した新製品の
ましたものの売上の減少等により前期比21.2%減少の263百万円
開発と拡販を図りましたが、年度前半におけるデジタル家電機器
となりました。
や情報通信機器の需要の低迷が響き、59,835百万円と前期比
その他の収益(費用)項目では、為替差損(昨年の為替差益
7.9%の減収となりました。
との純額)
が前期に比べ740百万円増加しましたが、前期に計上
回路製品のうち、機能モジュールは電気自動車用新製品の
した投資有価証券評価損1,743百万円、環境対策費用1,084百
市場投入など新たな展開を進めましたが、
インバータ機器向け
万円、
たな卸資産評価損294百万円が当期は発生しなかったこと
などの需要の減少や、
スイッチング電源では事務機器向け売上
等により、
その他の収益
(費用)
の純額は前期に比べ2,867百万円
の低迷により、12,377百万円と前期比15.3%の減収となりました。
減少しました。
電力・機器用及び応用機器は、ハイブリッド車用フィルムコン
この結果、
税金等調整前当期純損失は、
5,035百万円
(前期は
デンサモジュールおよび研究機関向け加速器用電源装置など応
11,276百万円の税金等調整前当期純損失)
となりました。
用機器の需要拡大により、
1,569百万円と前期比5.3%の増収となり
ました。
また、環境関連ビジネスの拡大に向け、
ネクスト
(NECST
法人税等
=ニチコン・エネルギー・コントロール・システム・テクノロジー)
プロ
当期の法人税等は、
過年度法人税等を含め、
前期比92.5%増
ジェクト」
を新設し、製品の開発と市場投入を進めております。
の895百万円となりました。
税効果会計の適用による法人税等調整額は、
繰延税金資産の
売上原価、販売費及び一般管理費
取崩しにより▲49百万円となりました。
売上原価については、前期比10.6%減少し78,316百万円と
この結果、
当期の実効税率は、前期の▲28.0%から▲16.8%と
なりました。
かつてない厳しい経済環境のなかで、
収益力の改善を
なりました。
図るため、海外生産体制の強化、固定費の削減、生産性向上に
18
よるコストダウンなど、
あらゆる改善活動を推進したこと等により、
少数株主利益
売上高原価率は前期より3.1ポイント改善し92.7%となりました。
税金等調整前当期純損失から控除される少数株主利益は、
販売費及び一般管理費は、前期比9.3%減少し10,680百万円
当期は160百万円であり、前期は132百万円でありました。
これは
となりました。
これは主に、
運送費が前期に比べ263百万円減少し、
主に、
連結子会社における少数株主持分相当分の当期純利益が
また人件費が前期に比べ206百万円減少したことによります。
増加したことによるものです。
Annual Report 2010
当期純利益
たな卸資産が前期末と比べて1,545百万円減少したことによる
以上の結果、
当期純損失は6,041百万円
(前期は14,565百万
ものです。
円の純損失)
となりました。
また、1株当たり当期純損失金額は
有形固定資産
(減価償却累計額控除後)
は、
前期末に比べて
84.56円となりました。
10.0%減少して36,286百万円となりました。
これは主に技術開発
投資、品質保証投資を中心に2,171百万円の設備投資を実施
資金の流動性について
しましたが、その実施額が減価償却費を下回ったこと等による
現金及び現金同等物の当期末残高は、
前期末の14,686百万円
ものです。
に比べ41百万円増加して14,727百万円となりました。
投資その他の資産は、前期末に比べて19.7%増加して28,673
その変動要因は次のとおりです。
百万円となりました。
これは主に、保有株式の含み益の増加等に
営業活動によるキャッシュ・フローは、
前期と比較して1,873百万円
より投資有価証券が前期末に比べて4,642百万円増加して
減少して4,729百万円となりました。
この減少は主に、税金等調整
22,688百万円となったことによるものです。
前当期純損失が前期に比べ6,241百万円改善した一方で、
一方、負債については、流動負債は、前期末に比べて25.3%
減価償却費が2,714百万円減少、売上債権、仕入債務および
増加して26,843百万円となりました。
これは主に、
前期末に比べて
たな卸資産の増減による資金収支が前期に比べ3,376百万円
仕入債務が3,069百万円増加し、
また短期借入金が2,500百万
減少したことによるものです。
円増加したことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前期と比較して1,957
固定負債は、前期末に比べて33.9%増加して6,542百万円と
百万円支出が増加して5,941百万円となりました。
この支出の
なりました。
これは主に、保有株式の含み益の増加に伴い繰延
増加は主に、有価証券および投資有価証券の売却・償還による
税金負債が前期末に比べ1,682百万円増加して2,084百万円と
収入が前期に比べ3,890百万円増加、有形固定資産の取得に
なったことによるものです。
よる支出が前期に比べ7,350百万円減少した一方で、有価証券
純資産については、資本金および資本剰余金は、それぞれ
および投資有価証券の取得による支出が前期に比べ9,778百万
14,287百万円、
17,069百万円となりました。
利益剰余金は、
前期末
円増加したことに加え、子会社株式の取得による支出が当期に
に比べて6,970百万円減少して70,772百万円となりました。金融
3,633百万円あったことによるものです。
商品の時価会計の適用による上場株式の時価と帳簿価額との
営業活動によるキャッシュ・フローから投資活動によるキャッシュ・
評価差額
(税効果控除後)
を示すその他有価証券評価差額金は、
フローを差し引いたフリー・キャッシュ・フローは、1,212百万円の
前期末に比べて2,602百万円増加して3,152百万円となりました。
マイナスとなりました。
また、在外子会社等の財務諸表の換算手続きにおいて発生
財務活動によるキャッシュ・フローは、前期と比較して1,068
する為替換算調整勘定は、前期末の3,254百万円のマイナスより
百万円収入が増加して1,470百万円となりました。
これは主に、
当期は171百万円減少して3,425百万円のマイナスとなりました。
配当金の支払額が前期に比べ561百万円減少したこと、
また
自己株式の期末残高は、
8,114百万円となりました。
短期借入金の純額増減が前期に比べ500百万円増加したことに
以上の結果、純資産は前期末に比べて4.5%減少して94,768
よるものです。
百万円となりました。
自己資本比率は、前期比5.2ポイント減少し
73.1%となりました。
財政状態
当期末の当社グループの総資産は、
前期末に比べて2.1%増加
して128,153百万円となりました。
当期末の流動資産は、前期末に比べて3.2%増加して63,194
百万円となりました。
これは主に、
年度後半における需要の回復等
により、売上債権が前期末と比べて6,160百万円増加したこと、
Annual Report 2010
19
Consolidated Balance Sheet
連結貸借対照表
ニチコン株式会社及び連結子会社
2010年及び2009年3月31日現在
単位:百万円
単位:千米ドル
(注1)
2010
資産の部
2009
2010
流動資産:
現金及び現金同等物(注16)
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¥
14,727
¥
14,686
$
158,289
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・
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有価証券(注4、16)
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・
・
・
7,205
9,507
77,435
短期投資・
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—
150
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一般債権・
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・
・
・
・
26,037
19,877
279,850
・
・
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関係会社債権・
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234
307
2,518
受取債権(注16):
(
貸倒引当金・
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(
99 )
112 )
(
1,068 )
たな卸資産(注5)
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・
14,495
16,040
155,793
繰延税金資産(注12)
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127
127
1,369
その他の流動資産・
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468
681
5,024
流動資産合計・
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・
63,194
61,263
679,210
土地・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
3,992
3,994
42,906
・
・
建物及び構築物・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
35,190
33,921
378,221
機械装置及び運搬具・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
130,933
131,620
1,407,280
工具器具備品・
・
・
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・
・
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・
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8,693
8,576
93,435
・
・
・
建設仮勘定・
・
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1,276
1,401
13,710
計・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
180,084
179,512
1,935,552
有形固定資産:
(
減価償却累計額・
・
・
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・
・
・
・
・
・
( 139,176 )
143,798 )
( 1,545,547 )
36,286
40,336
390,005
投資有価証券(注4、16)
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
22,668
18,046
243,639
関係会社に対する投資及び長期貸付金(注16)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
5,072
5,362
54,520
繰延税金資産(注12)
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
91
71
983
その他・
・
・
・
・
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・
・
・
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・
・
・
・
・
・
1,393
1,010
14,962
有形固定資産合計・
・
・
・
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・
投資その他の資産:
(
貸倒引当金(注16)
・
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・
・
・
・
・
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・
・
・
28,673
投資その他の資産合計・
・
・
・
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・
資産合計・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
連結財務諸表注記を参照。
20
Annual Report 2010
(
551 )
¥
128,153
¥
542 )
(
5,921 )
23,947
308,183
125,546
$ 1,377,398
単位:百万円
単位:千米ドル
(注1)
2010
負債及び純資産の部
2009
2010
流動負債:
短期借入金(注8、16)
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
¥
4,500
¥
2,000
$
48,366
仕入債務(注16):
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
一般債務・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
16,434
13,365
176,632
関係会社債務・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
295
187
3,174
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
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・
・
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・
・
・
・
設備支払手形・
339
270
3,648
未払税金(注12)
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
810
345
8,702
未払費用・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
4,203
5,053
45,170
その他の流動負債・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
262
209
2,822
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
流動負債合計・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
26,843
21,429
288,514
退職給付引当金(注9)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
3,801
3,785
40,848
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
繰延税金負債(注12)
・
・
・
・
・
・
2,084
402
22,401
その他の固定負債・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
657
698
7,065
固定負債合計・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
6,542
4,885
70,314
—
—
—
78,000,000株(2010年及び2009年)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
14,287
14,287
153,553
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
資本剰余金・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
17,069
17,069
183,460
新株予約権(注11)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
97
109
1,046
利益剰余金・
・
・
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・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
70,772
77,742
760,665
固定負債:
契約債務及び偶発債務(注15、18)
純資産の部(注10):
資本金
授権株式数 137,000,000株(2010年及び2009年)
・
・
・
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発行済普通株式総数・
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為替換算調整勘定・
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・
・
・
・
・
33,881
550
3,152
その他有価証券評価差額金・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
(
3,425 )
(
3,254 )
(
36,814 )
(
8,114 )
(
8,113 )
(
87,215 )
自己株式
保有自己株式数 6,557,227株(2010年)6,555,873株(2009年)
・
・
・
計・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
93,838
98,390
1,008,576
少数株主持分・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
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・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
930
842
9,994
純資産合計・
・
・
・
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・
・
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・
・
・
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・
・
・
94,768
99,232
1,018,570
125,546
$ 1,377,398
負債・純資産合計
¥
128,153
¥
Annual Report 2010
21
Consolidated Income Statement
連結損益計算書
ニチコン株式会社及び連結子会社
2010年及び2009年3月31日終了年度
単位:百万円
単位:千米ドル
(注1)
2010
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
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・
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・
売上高(注22)
¥
2009
84,484
¥
2010
91,457
908,043
$
・
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売上原価(注14)
78,316
87,572
841,749
・
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・
売上総利益・
6,168
3,885
66,294
・
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販売費及び一般管理費(注13、14)
10,680
11,771
114,790
・
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・
・
営業損失(注22)
(
4,512 )
(
7,886 )
(
48,496 )
その他の収益(費用):
472
・
・
・
・
・
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受取利息及び配当金 ・
・
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・
支払利息・
(
68 )
・
・
・
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為替差損益−純額・
(
315 )
・
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・
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・
持分法による投資損益・
(
251 )
・
・
・
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投資有価証券評価損・
—
・
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・
投資有価証券売却益・
6
・
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有形固定資産除売却損−純額・
(
・
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・
・
・
・
・
・
・
たな卸資産評価損・
638
(
(
8)
5,076
(
733 )
425
(
3,382 )
10
(
2,696 )
1,743 )
—
107
67
134 )
(
55 )
—
(
294 )
(
1,440 )
—
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
減損損失(注6)
(
295 )
(
926 )
(
3,166 )
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
特別退職金・
(
37 )
(
133 )
(
399 )
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
環境対策費・
—
(
1,084 )
—
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
その他−純額・
99
(
327 )
1,056
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
その他の収益(費用)合計・
(
523 )
(
3,390 )
(
5,617 )
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
税金等調整前当期純損失・
(
5,035 )
(
11,276 )
(
54,113 )
法人税等(注12):
895
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
当期・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
繰延・
(
465
49 )
2,692
9,616
(
524 )
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
法人税等合計・
846
3,157
9,092
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
少数株主利益・
160
132
1,724
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
当期純損失・
¥(
6,041 )
¥(
14,565 )
単位:円
$(
64,929 )
単位:米ドル
(注1)
普通株式1株当たり
(注19):
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
当期純損失・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
配当金・
連結財務諸表注記を参照。
22
Annual Report 2010
¥(
84.56 )
13.00
¥(
203.87 )
17.00
$(
0.91 )
0.14
Consolidated Statements of Changes in Net Assets
連結株主資本等変動計算書
ニチコン株式会社及び連結子会社
2010年及び2009年3月31日終了年度
単位:千株
単位:百万円
流通
株式数
(自己株式控除後)
2008年4月1日現在・
・
・
・
・
・
71,446
資本金
資本
剰余金
新株
予約権
利益
剰余金
その他
繰延
為替換算
有価証券
評価差額金 ヘッジ損益 調整勘定
40 ¥ (
100 ¥ 93,674 ¥ 2,577 ¥
¥ 14,287 ¥ 17,071 ¥
自己株式
少数
株主持分
計
600 ) ¥ ( 8,113 ) ¥ 119,036
¥
純資産
合計
300 ¥ 119,336
在外子会社の
会計処理の変更に
72
—
—
—
—
72
—
72
—
—
—
—
—
3
1
—
1
( 14,565 )
—
—
—
—
( 14,565 )
—
( 14,565 )
( 1,500 )
—
—
—
—
( 1,500 )
—
( 1,500 )
—
—
—
—
(
—
(
—
—
—
—
—
自己株式の処分・
・
・
・
・
・
・
・
2
—
当期純損失・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
—
—
—
—
・
・
配当金(1株当たり17円)
—
—
—
—
—
—
—
自己株式の増加・
・
・
・
・
・
・
・ (
4)
—
—
伴う増加・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
(
2)
連結範囲の変動・
・
・
・
・
・
・
—
—
—
—
61
その他・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
—
—
—
9
—
2009年3月31日現在・
・
・
・
71,444
自己株式の処分・
・
・
・
・
・
・
・
—
—
当期純損失・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
—
—
—
—
・
・
配当金(1株当たり13円)
—
—
—
—
—
—
—
—
自己株式の増加・
・
・
・
・
・
・
・ (
1)
その他・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
—
2010年3月31日現在・
・
・
・
71,443
109 ¥ 77,742 ¥
¥ 14,287 ¥ 17,069 ¥
(
( 2,027 )
0)
—
( 2,654 )
61
¥
99,232
842 ¥
—
(
—
( 6,041 )
—
( 6,041 )
—
(
929 )
—
(
929 )
(
1)
—
(
1)
0
( 6,041 )
—
—
—
(
929 )
—
—
—
—
—
—
—
—
12 )
—
2,602
—
171 )
( 4,170 )
542
0)
—
(
98,390
3)
61
—
( 4,712 )
—
— ¥ ( 3,254 ) ¥ ( 8,113 ) ¥
(
3)
—
—
97 ¥ 70,772 ¥ 3,152 ¥
¥ 14,287 ¥ 17,069 ¥
40 )
3)
—
—
(
550 ¥
(
(
(
1)
2,419
—
— ¥ ( 3,425 ) ¥ ( 8,114 ) ¥
2,507
88
93,838
¥
計
少数
株主持分
0)
94,768
930 ¥
単位:千米ドル
(注1)
資本金
2009年3月31日現在
資本
剰余金
新株
予約権
その他
繰延
為替換算
有価証券
評価差額金 ヘッジ損益 調整勘定
$ 153,553 $ 183,460 $ 1,175 $ 835,576 $ 5,909 $
(
0)
—
自己株式の処分・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
—
当期純損失・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
—
—
—
配当金
(1株当たり0.14米ドル)
・
・
・
—
—
—
自己株式の増加・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
—
—
—
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
その他・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
—
—
129 )
2010年3月31日現在・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
利益
剰余金
(
自己株式
— $ ( 34,975 ) $ ( 87,201 ) $ 1,057,497
1
純資産
合計
$ 9,054 $ 1,066,551
1
—
—
—
—
1
( 64,929 )
—
—
—
—
( 64,929 )
—
( 64,929 )
( 9,982 )
—
—
—
—
(
9,982 )
—
(
9,982 )
—
—
—
—
15 ) (
15 )
—
(
15 )
—
27,972
—
—
$ 153,553 $ 183,460 $ 1,046 $ 760,665 $ 33,881 $
( 1,839 )
(
—
26,004
— $ ( 36,814 ) $ ( 87,215 ) $ 1,008,576
940
26,944
$ 9,994 $ 1,018,570
連結財務諸表注記を参照。
Annual Report 2010
23
Consolidated Statements of Cash Flows
連結キャッシュ・フロー計算書
ニチコン株式会社及び連結子会社
2010年及び2009年3月31日終了年度
単位:百万円
単位:千米ドル
(注1)
2010
2009
2010
営業活動によるキャッシュ・フロー:
税金等調整前当期純損失・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
¥(
5,035 )
¥(
11,276 )
$(
54,113 )
(
521 )
(
896 )
(
5,596 )
調整項目:
法人税等の支払額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
法人税等の還付額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
283
888
3,045
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
減価償却費・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
8,431
11,145
90,613
1,440
有形固定資産除売却損−純額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
134
55
投資有価証券評価損・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
—
1,743
—
減損損失・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
295
926
3,166
資産及び負債の増減額:
(
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
売上債権の増減額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
たな卸資産の減少額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
5,418 )
9,079
1,873
3,434
591 )
(
(
7,350 )
95 )
16
(
62 )
70 )
(
989 )
5,332
仕入債務の増減額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
(
未払費用
(その他の流動負債)
の減少額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
退職給付引当金の増減額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
(
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
その他−純額・
・
(
58,232 )
20,133
57,304
(
6,354 )
170
(
752 )
調整項目計・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
9,764
17,878
104,937
営業活動によるキャッシュ・フロー・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
4,729
6,602
50,824
投資活動によるキャッシュ・フロー:
有価証券(投資有価証券)
の取得による支出・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
(
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出・
・
・
・
・
・
・
(
(
13,194 )
3,633 )
有形固定資産の取得による支出・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
(
長期貸付の実行による支出・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
(
8,647
293
その他−純額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
57
(
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
投資活動によるキャッシュ・フロー・
(
1,902 )
99 )
長期貸付金の回収による収入・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
(
—
12,537
有価証券(投資有価証券)の売却・償還による収入・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
(
3,416 )
(
134,747
(
9,252 )
169 )
(
288
(
(
5,941 )
141,811 )
39,052 )
20,439 )
1,060 )
3,150
82 )
3,984 )
615
(
63,850 )
財務活動によるキャッシュ・フロー:
(
1)
配当金の支払額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
(
その他−純額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
(
1,012 )
17 )
(
3)
(
1,573 )
23 )
(
(
現金及び現金同等物に係る換算差額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
15 )
(
10,877 )
181 )
1
(
402
1,470
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
財務活動によるキャッシュ・フロー・
26,870
(
1
0
自己株式の処分による収入・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
(
217 )
15,798
(
670 )
2,330 )
現金及び現金同等物の増減額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
41
2,350
442
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
—
159
—
連結財務諸表注記を参照。
Annual Report 2010
12,177
14,686
現金及び現金同等物の期首残高・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
現金及び現金同等物の期末残高・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
24
2,000
2,500
短期借入金の純増減額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
自己株式の取得による支出・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
¥
14,727
¥
14,686
157,847
$
158,289
Note of the Consolidated Financial Statement
連結財務諸表に対する注記
ニチコン株式会社及び連結子会社
2010年及び2009年3月31日終了年度
注記1. 連結財務諸表の作成基準
当連結財務諸表は、
日本の金融商品取引法及びその関連する会計規則、
ならびに、
日本において一般に公正妥当と認められた会計原則及び会計
慣行に準拠して作成されており、
これらは国際財務報告基準の適用及び
開示要件とは一部異なっております。
当連結財務諸表は日本国外の読者の便宜をはかって、国内で公表
された財務諸表に若干の勘定科目の組替えと要約を行っております。
また、
2010年3月期の表示方法に合わせ2009年3月期の財務諸表を一部
組替えております。
当連結財務諸表は、
ニチコン株式会社
(以下当社)
が所在する国の通貨
である円貨で表示されております。米ドルによる表示は、
日本国外の読者に
対して便宜的に表示するものであり、
2010年3月31日現在の実勢為替相場
1米ドル=93.04円の換算レートを用いて換算しております。
これらの米ドル
表示は、円貨表示額が上記またはその他の為替相場によって米ドルへ
転換できるということを意味するものではありません。
注記2. 重要な会計方針の要約
(1)
連結の基本原則
2010年3月期の連結財務諸表は、
当社及び22 社の重要な連結子会社(以下当社グループ)
を連結の範囲に含めております。
その連結子会社は以下のとおりです。
連結子会社名
ニチコン草津株式会社
ニチコン亀岡株式会社
ニチコン大野株式会社
ニチコンタンタル株式会社
ニチコン岩手株式会社
ニチコンワカサ株式会社
ニチコン福井株式会社
株式会社酉島電機製作所
日本リニアックス株式会社
ニチコン
(アメリカ)
コーポレーション
ニチコン
(香港)
リミテッド
ニチコン
(シンガポール)
プライベートリミテッド
ニチコン
(マレーシア)
センディリアンバハッド
ニチコン
(タイワン)
カンパニーリミテッド
ニチコン
(オーストリア)
ゲー・エム・ベー・ハー
ニチコン
(タイランド)
カンパニーリミテッド
ニチコンエレクトロニクス
(無錫)
カンパニーリミテッド
ニチコンエレクトロニクストレーディング
(上海)
カンパニーリミテッド
ニチコンエレクトロニクス
(天津)
カンパニーリミテッド
ニチコンエレクトロニクストレーディング
(深圳)
カンパニーリミテッド
エフピーキャップエレクトロニクス
(蘇州)
カンパニーリミテッド*1、2
無錫ニチコンエレクトロニクスR&Dセンターカンパニーリミテッド*1
所在地国及び地域
日本
日本
日本
日本
日本
日本
日本
日本
日本
米国
中国(香港)
シンガポール
マレーシア
中華民国
オーストリア
タイ
中国
中国
中国
中国
中国
中国
2010年3月期末における持分比率
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
49.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
決算期
3月31日
3月31日
3月31日
3月31日
3月31日
3月31日
3月31日
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12月31日
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12月31日
12月31日
*1:2010年3月期の新規連結子会社です。
*2:エフピーキャップエレクトロニクス
(蘇州)
カンパニーリミテッドの決算日は12月31日でありますが、
連結財務諸表の作成にあたっては、
連結決算日で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しております。
連結の範囲は支配力基準及び影響力基準により、当社が直接又は
間接に、他の会社の財務及び営業又は事業の方針を決定する機関を
支配している会社を連結子会社とし、
また他の会社の財務及び営業又は
事業の方針決定に対して重要な影響を与えている会社を持分法適用
会社としております。
関連会社1社に対する投資については持分法で評価されます。
非連結
子会社4社(2009年3月期:4社)
と関連会社3社(2009年3月期:3社)
に
対する投資については原価法で評価されます。
これらの会社に持分法
を適用した場合の連結財務諸表に与える影響額は軽微であります。
当社グループ間の重要な取引及び債権債務残高は連結上消去され
ております。
また当社グループ間での取引から生じた資産に含まれる
重要な未実現利益は消去されております。
(2)連結財務諸表作成における在外子会社の会計基準の統一
について
2006年5月、企業会計基準委員会は、実務対応報告第18号「連結財
務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い」
を公表しました。
この実務対応報告は、以下のことを規定しております。
1)連結財務諸表を作成する場合、同一環境下で行われた同一の性質
の取引等について、
親会社及び子会社が採用する会計処理の原則及び
手続きは、原則として統一しなければならない。2)在外子会社の財務
諸表が、国際財務報告基準又は米国会計基準に準拠して作成されて
いる場合には、連結決算手続き上利用することができる。3)
その場合で
あっても、
以下に示す項目については、
当該修正額に重要性が乏しい場合
を除き、連結決算手続き上、当期純利益が適切に計上されるよう当該
Annual Report 2010
25
在外子会社の会計処理を修正しなくてはならない。
(1)のれんの償却
(2)退職給付会計における数理計算上の差異の費用処理
(3)研究開発費の支出時費用処理
(4)投資不動産の時価評価及び固定資産の再評価
(5)会計方針の変更に伴う財務諸表の遡及的修正
(6)少数株主損益の会計処理
本実務対応報告は、2008年4月1日以後開始する事業年度より適用
されます。
当社は本基準を2008年4月1日より適用しております。
(3)企業結合の会計処理について
2003年10月、
企業会計審議会は
「企業結合に係る会計基準」
にかかる
意見書を公表し、2005年12月企業会計基準委員会は企業会計基準
第7号「事業分離等に関する会計基準」
および企業会計基準適用指針
10号
「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」
を公表しました。
これらの会計基準は2006年4月1日以降開始する会計
年度に適用されます。
本会計基準では、企業結合が本質的に持分の結合とみなされる
一定の特定の条件を満たした場合に限り、持分プーリング法の適用が
認めています。持分の結合の条件を満たさない企業結合は取得とされ、
パーチェス法での処理が求められます。
本会計基準はまた、
共通支配下
の取引や共同支配企業の形成に関する会計処理についても規定して
おります。
2010年3月期に行われた企業結合は、
以下のとおりです。
当社は、2009年4月1日付で、富士通メディアデバイス株式会社の
キャパシタ事業を譲り受け、
パーチェス法を適用しております。
これに伴い
発生したのれんは、
5年間で均等償却することになります。
2009年3月期に行われた企業結合は、
以下のとおりです。
1. ニチコンタンタル株式会社を存続会社、ニチコン滋賀株式会社を
消滅会社とする吸収合併
2. ニチコン岩手株式会社を存続会社、
ニチコン朝日株式会社を消滅会社
とする吸収合併
これらの合併は、連結上内部取引として消去される、共通支配下の
取引として会計処理を行っております。
(6)貸倒引当金
貸倒引当金は、一般債権に対する貸倒実績率や回収不能見込額に
基づいて計上しております。
(7)有価証券の評価
有価証券は保有目的に応じて以下のとおり区分し評価しております。
i)満期保有目的の債券は、
償却原価法により評価しております。
ii)
その他有価証券で時価のあるものは、決算期末日の市場価格等に
基づく時価法により評価し、評価差額は全部純資産直入法により
処理しております。
時価のないその他有価証券は、主として移動平均法による原価法に
より評価しております。時価の著しく下落した有価証券につきましては、
減損処理を行っております。
(8)有形固定資産及び減価償却
有形固定資産は、取得原価によって計上しております。
当社及び国内
連結子会社の有形固定資産の減価償却費は定率法によって計算して
おりますが、1998年4月1日以降に当社及び国内連結子会社が、新規に
取得した建物(付属設備を除く)
については定額法を採用しております。
なお、見積耐用年数は、建物は7年から50年、機械装置は4年から8年で
あります。在外連結子会社の固定資産の減価償却は、見積耐用年数に
基づく定額法を採用しております。
当社および国内連結子会社は平成20年度の法人税法改正を契機
に有形固定資産の耐用年数を見直し、2008年4月1日より、機械装置等
の耐用年数を変更しております。
一定の条件のもとで、類似する固定資産との交換や収用に伴って生
じた固定資産売却益及び固定資産の取得を目的として交付を受けた
国庫補助金については、
日本の税法においては、取得固定資産の取得
価額からこれらの金額を控除するか、
または、
圧縮記帳積立金を純資産
の部に計上することにより課税を繰り延べることが認められています。
2010年3月期末及び2009年3月期末における有形固定資産の取得価額
から直接控除した圧縮記帳額は、
それぞれ4,539百万円
(48,781千米ドル)
、
4,539百万円であります。
(9)固定資産の減損
(4)現金及び現金同等物
連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物は、手許
現金、随時引き出し可能な預金及び価値の変動について僅かなリスク
しか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する定期預金から
なっております。
(5)
たな卸資産
2008年4月1日まで、
たな卸資産は、主に総平均法による原価法により
評価しておりました。2006年7月、企業会計基準委員会は企業会計基準
第9号
「棚卸資産の評価に関する会計基準」
を公表しました。
本会計基準
は、通常の販売目的で保有するたな卸資産は取得原価又は正味売却
価額のいずれか低い方の価額をもって評価することを求めています。
なお、
正味売却価額とは、
売価から見積追加製造原価及び見積販売直接経費
を控除したものをいい、適切な場合は、再調達原価を正味売却価額に
代えて使用することができます。
また、本会計基準は、
トレーディング目的
で保有するたな卸資産については、市場価格に基づく価額をもって
評価します。本会計基準は、2008年4月1日以降開始する事業年度から
適用されます。
当社は2008年4月1日より本会計基準を適用しております。
たな卸資産は、製品及び仕掛品は主として総平均法による原価法
(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)
、
原材料及び貯蔵品は主として移動平均法による原価法(貸借対照表
価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)
を採用
しております。
26
Annual Report 2010
当社グループは、資産又は資産グループに減損が生じている可能性
を示す事象(減損の兆候)があるかどうかを判定し、減損の兆候がある
資産又は資産グループについて、
帳簿価額がこれらの資産の継続的使用
と使用後の処分によって生ずると見込まれる割引前の将来キャッシュ・
フローの総額を超える場合に、減損損失を認識することとしております。
また、資産又は資産グループの継続的使用と使用後の処分によって生
ずると見込まれる将来キャッシュ・フローの割引現在価値と、
正味売却価額
のいずれか高い方の金額を資産の回収可能価額とし、帳簿価額が
回収可能価額を上回る額を減損損失として測定しております。
(10)
コンピュータ・ソフトウエア
添付の連結貸借対照表上の「投資その他の資産」の「その他」
に
含まれている資産計上した社内利用のコンピュータ・ソフトウエアに係る
減価償却の方法は、主として見込利用可能期間である5年間の定額法
によっております。
(11)退職給付引当金及び年金制度
当社の退職金規程では、勤続年数3年以上の従業員については、
原則として退職時に退職一時金の受給資格を有することになります。
この退職給付金は、通常、勤続年数、退職の事由、退職時の報酬額
により算出されております。
当社及び国内連結子会社は、
適格退職年金制度を採用しております。
当社及びこれら子会社が支払う退職金は、
これらの年金制度からの
給付金で充当・減額されます。
当社及び在外連結子会社の一部につき
ましては確定拠出型年金制度を採用しております。
退職給付引当金は、従業員の退職給付に備えるため、連結会計
年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上
しております。
当社は、
2007年6月28日をもって役員退職慰労金制度を廃止いたしました。
これに伴い、役員退職慰労引当金は全額取り崩し、2010年及び2009年
3月31日現在、固定負債に含めて表示しております。
当連結会計年度より
「退職給付に係る会計基準」
の一部改正
(その3)
(企業会計基準第19号 平成20年7月31日)
を適用しております。
これに
よる当連結会計年度の連結財務諸表に与える影響はありません。
(12)
ストック・オプション
企業会計基準第8号「ストック・オプション等に関する会計基準」
及びその適用指針は、2006年5月1日以降、新たに付与されたストック・
オプションに適用されています。
この基準により、
役員及び使用人に対するストック・オプションについて、
その付与日現在で算定された公正な評価額に基づき、役員及び使用人
からサービスを取得する対価として、
その取得に応じて報酬費用を計上
しています。
また、使用人以外に対して付与するストック・オプションに
ついても、
ストック・オプションもしくは提供された財貨又はサービスの公正
な評価額に基づいて、
会計処理することとされています。
連結貸借対照表
においては、
ストック・オプションは権利が行使されるまで、新株予約権と
して純資産の部において独立項目として表示しています。
当社は2006年5月1日以降に付与されるストック・オプションからこの
基準を適用しております。
に関する会計基準」および企業会計基準適用指針18号「工事契約に
関する会計基準の適用指針」
を公表しました。
旧会計基準では工事契約
の会計処理として、工事完成基準と工事進行基準の選択適用が認め
られました。
この会計基準の下では、
成果の確実性が認められる場合には、
工事収益と工事原価は進行基準に基づき認識されます。成果の確実性
が認められる場合とは、工事収益総額、工事原価総額及び決算日に
おける工事進捗度を信頼性をもって見積もることが出来る場合をいいます。
成果の確実性が見積ることができない場合には、工事完成基準を適用
することになります。工事契約について、工事原価総額が工事収益総額
を超過すると見込まれる場合には、
その超過すると見込まれる額を工事
損失引当金として損失計上することになります。
本会計基準は、
工事契約
及びソフトウェア開発に関して2009年4月1日以後開始する事業年度より
適用することになります。
当社は、本会計基準を2009年4月1日以後開始する事業年度より適用
しております。
これによる当連結会計年度の営業損失、税金等調整前
当期純損失に与える影響はありません。
(17)法人税等
法人税額は連結損益計算書上の税金等調整前当期純利益を元に
計算されております。会計上の資産、負債の帳簿価額と税務上のそれら
との一時差異、
税務上の繰越欠損金及びその他の繰越税額控除につき
将来発生すると予測される税効果については、資産負債法により繰延
税金資産及び繰延税金負債を認識しております。
これらの繰延税金資産
及び繰延税金負債は、一時差異に決算日現在の法定実効税率を適用
することによって算定しております。
(18)外貨換算
(13)研究開発費
研究開発費は、
発生年度の費用として計上しております。
すべての短期及び長期の外貨建金銭債権債務は、
決算日の為替相場
で円貨に換算しております。
その結果生じた為替差損益は、
ヘッジ会計
が適用されているものを除き、損益として認識しております。
(14)
リース取引
2007年3月、企業会計基準委員会により企業会計基準第13号「リース
取引に関する会計基準」が公表されました。
この基準は、1993年6月に
公表されたリース取引に関する会計基準を改正したものです。改正後の
リース取引に関する会計基準は、2008年4月1日以降開始する会計年度
に適用されます。
改正前の会計基準では、所有権移転ファイナンス・リース取引は資産
に計上されますが、所有権移転外ファイナンス・リース取引については、
一定の注記を要件に、
通常の賃貸借取引に係る方法に準じて会計処理
を行うことが認められていました。
改正後のリース取引に関する会計基準
は、すべてのファイナンスリースについて資産計上し、
リース資産及び
リース債務を認識することを要求しています。
改正後のリース取引に関する会計基準はまた、
リース取引開始日が
適用初年度開始前の所有権移転外ファイナンス・リース取引については、
一定の注記を要件に、
通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理
を行うことを認めております。
当社は本会計基準を2008年4月1日以降の事業年度より適用しており
ます。
なお、
リース取引開始日が適用初年度開始前の所有権移転外
ファイナンス・リース取引については、
引き続き通常の賃貸借取引に係る
方法に準じた会計処理を適用しております。
その他のリース取引は、全てオペレーティング・リースとして処理して
おります。
(15)役員賞与
役員賞与は帰属する事業年度の費用として計上されています。
(16)工事契約
(19)外貨建財務諸表の換算
在外連結子会社の貸借対照表項目は、発生日の為替相場で換算
される純資産の部を除き、
貸借対照表日現在の為替相場で日本円に換算
しております。
この換算によって生じる差額は、純資産の部の独立項目である
「為替
換算調整勘定」及び
「少数株主持分」
として表示しております。
在外連結子会社の収益及び費用項目は、期中平均相場で日本円に
換算しております。
(20)ヘッジ会計
当社グループは、為替の変動による影響を回避するために、為替予約
を付しております。当社グループは、
トレ−ディング目的もしくは投機的な
目的のデリバティブ取引は行っておりません。
輸出売上に係る為替リスクを回避するための先物為替予約は公正
価額で評価し、未実現損益は損益として認識しております。ヘッジ会計
の要件を満たしている予定取引に対する為替予約も公正価額で評価
しており、未実現損益は対象取引が実行されるまで繰延べております。
(21)1株当たり情報
1株当たり当期純利益は、普通株式の期中平均株式数で除して計算
しております。
潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、潜在株式に係る権利が
行使された時に起こる希薄化効果を反映しております。
連結損益計算書に表示されている1株当たり支払配当金は、
各年度に
対応する配当であり連結会計年度終了後に支払われる配当を含んで
おります。
2007年12月、
企業会計基準委員会は企業会計基準第15号
「工事契約
Annual Report 2010
27
注記3. 企業結合
当社は、2009年4月1日付で、富士通メディアデバイス株式会社の
キャパシタ事業を譲り受けました。
なお、本譲り受けに伴い中国蘇州市の
富士通多媒体部品(蘇州)有限公司は当社100%出資子会社となり、
新 社 名を「日科 能 高 電 子( 蘇 州 )有 限 公 司 」
( 英 文 名:F P C A P
ELECTRONICS(SUZHOU)CO.,LTD.)
として、導電性高分子アルミ
固体電解コンデンサの生産を行っております。
この事業譲り受けは、導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの
生産能力の増強とマーケットシェアの拡大を目的として行われました。
当社はこの企業結合についてパーチェス法を適用し、
日科能高電子
(蘇州)
有限公司を企業結合日から当社の連結財務諸表に含めております。
2008年12月25日に同意した事業譲受の対価は4,350百万円(46,754
千米ドル)、事業譲受の付随費用は22百万円
(234千米ドル)
であります。
付随費用を含めた取得原価の総額は、各々の時価に基づき取得した
資産及び負債に配分されております。
発生したのれんの総額は343百万円
(3,690千米ドル)
であり、5年間で
均等償却されます。
企業結合日における、
取得資産及び負債の時価は以下の通りです。
単位:百万円
¥
流動資産・
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固定資産・
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のれん・
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資産計・
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取得した事業の取得原価・
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・
¥
¥
¥
単位:千米ドル
$ 16,520
29,508
3,690
$ 49,718
$ 2,732
$ 46,986
1,537
2,746
343
4,626
254
4,372
注記4. 有価証券及び投資有価証券
2010年3月期末及び2009年3月期末における有価証券及び投資有価証券の内容は、
以下のとおりです。
2010
有価証券:
債券・
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合計・
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投資有価証券:
時価のある株式・
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債券・
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時価のない株式・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
合計・
・
・
単位:百万円
2009
9,507
9,507
$ 77,435
$ 77,435
8,759
9,124
163
¥ 18,046
$ 138,818
103,069
1,752
$ 243,639
7,205
7,205
¥
¥
¥ 12,916
9,589
163
¥ 22,668
¥
¥
¥
単位:千米ドル
2009
2010年3月期末及び2009年3月期末における有価証券及び投資有価証券で時価があるものの帳簿価額及び時価に関する情報は、
以下のとおりです。
単位:百万円
2010年3月期末
保有目的区分:
その他有価証券に含まれる株式・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
満期保有目的の債券・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
取得原価
未実現利益
未実現損失
¥
7,934
16,794
¥
5,249
93
¥
267
8
¥
7,966
18,631
¥
2,120
22
¥
1,327
63
時価
¥ 12,916
16,879
2009年3月期末
保有目的区分:
その他有価証券に含まれる株式・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
満期保有目的の債券・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
¥
8,759
18,590
単位:千米ドル
2010年3月期末
保有目的区分:
その他有価証券に含まれる株式・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
満期保有目的の債券・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
28
Annual Report 2010
取得原価
未実現利益
未実現損失
$ 85,270
180,504
$ 56,422
1,005
$
2,874
90
時価
$ 138,818
181,419
2010年3月期末及び2009年3月期末において、
時価評価されていないその他有価証券は、
以下のとおりです。
帳簿価額
2010
その他有価証券:
非上場株式・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
単位:百万円
163
¥
2009
¥
163
単位:千米ドル
2010
1,752
$
により算定)が総額でそれぞれ6百万円(67千米ドル)、107百万円発生
しております。
2010年3月期及び2009年3月期におけるその他有価証券の売却収入は
それぞれ38百万円(366千米ドル)、243百万円となっております。
これら
の売却により、
2010年3月期及び2009年3月期における売却益
(移動平均法
2010年3月期末において、満期保有目的の債券の満期到来日別の帳簿価額は、
以下のとおりです。
単位:百万円
単位:千米ドル
$ 77,435
103,069
$ 180,504
¥
7,205
9,589
¥ 16,794
1年以内・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
1年超5年以内・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
合計・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
注記5. たな卸資産
2010年3月期末及び2009年3月期末におけるたな卸資産は、
以下のとおりです。
2010
製品・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
仕掛品・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
原材料及び貯蔵品・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
合計・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
単位:百万円
2009
¥
6,313
6,253
3,474
¥ 16,040
¥
5,610
4,701
4,184
¥ 14,495
単位:千米ドル
2010
$ 60,300
50,529
44,964
$ 155,793
注記6. 固定資産
当社グル−プは、
2010年3月期及び2009年3月期の固定資産にかかわる
減損の判定を行った結果、滋賀県高島市の工場における建設仮勘定
の帳簿価額295百万円(3,166千米ドル)、中国天津市の工場における
遊休資産の帳簿価額926百万円を回収可能価額まで減額し、各々減損
損失を認識しております。
注記7. 賃貸等不動産
2008年11月28日、企業会計基準委員会は企業会計基準第20号
「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準」
および企業会計基準
適用指針23号「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準の
適用指針」
を公表しました。
この会計基準は2010年3月31日以後に終了
する事業年度の賃貸等不動産の時価等の開示に適用されます。
当社は、
本会計基準を2010年3月期より適用しております。
当社は、重要な賃貸等不動産を保有しておりません。
注記8. 短期借入金
2010年3月期末及び2009年3月期末の短期借入金の内訳は以下のとおりです。
2010
銀行からの短期借入金・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
¥
4,500
単位:百万円
2009
¥
2,000
単位:千米ドル
2010
$ 48,366
2010年3月末及び2009年3月末の銀行からの短期借入金の加重平均年間利子率はそれぞれ0.9%、
1.0%です。
Annual Report 2010
29
注記9. 退職給付関係
一定の連結子会社の退職給付債務については、退職給付会計基準
に従って、小規模会社に適用が認められている簡便法によって算定して
おります。
退職金規程のもとで、勤続年数3年以上の従業員については、原則
として退職時に退職一時金の受給資格を有することになります。
また、
ほとんどの場合、雇用期間の終了した従業員については、平均賃金や
勤続年数に応じた退職年金を受け取る資格を有することになります。
2010年3月期末及び2009年3月期末現在の従業員に係る退職給付債務と添付の連結貸借対照表に計上されている退職給付引当金との調整
内容は、
それぞれ以下のとおりです。
単位:百万円
2010
退職給付債務・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
年金資産の時価・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
退職給付引当金・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
9,139
( 5,338 )
3,801
¥
2009
9,604
( 5,819 )
3,785
¥
¥
¥
単位:千米ドル
2010
98,218
(57,370 )
40,848
$
$
2010年3月期末及び2009年3月期末における退職給付費用の内容は以下のとおりです。
単位:百万円
2010
勤務費用・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
利息費用・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
期待運用収益・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
数理計算上の差異の費用処理額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
特別退職金・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
その他・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
退職給付費用・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
¥
(
¥
530
189
82 )
35
37
47
756
2009
¥
(
¥
585
201
89 )
108
133
49
987
単位:千米ドル
2010
$
$
5,699
2,036
( 877 )
373
399
500
8,130
2010年及び2009年3月期の計算の基礎となる事項は以下のとおりです。
割引率・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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期待運用収益率・
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数理計算上の差異の処理年数・
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過去勤務債務の額の処理年数・
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2010
2009
2.1%
1.5%
2.1%
1.5%
発生年度に一括処理
発生年度に一括処理
発生年度に一括処理
発生年度に一括処理
注記10. 株主持分
日本の会社は会社法の適用を受けております。
この会社法は、従来の
商法の大部分を改定、改編したもので、財務及び会計に影響を与える
重要な事項は以下のとおりです。
(a)配当
会社法では、
株主総会決議によって、
期末配当に加えて期中のいつでも
配当を支払うことが可能になりました。
以下の一定の基準を満たす企業は、
定款に定めていれば、取締役会決議に基づき、年間を通じて臨時配当
(現物配当を除く)
を実施することができます。
(1)取締役会を有する
(2)独立監査人を有する
(3)監査役会を有する
(4)定款に、役員の任期が通常の2 年ではなく1 年と定めがある
ただし、当社は上記の要件の全てについては充たしていないため、
実施することはできません。
会社法は一定の制約及び追加的な要件の下で、株主に現物(金銭
以外の財産)
配当を認めております。
定款に定めがある場合には、取締役会決議に基づいて、年に一度
中間配当を支払うことができます。会社法においては、配当可能額ある
いは自己株式の取得に一定の制限が設けられております。
その制限は
株主への分配可能額と規定されており、
配当後の純資産の額が3百万円
30
Annual Report 2010
を下回らないよう維持することが義務付けられております。
(b)資本金、準備金及び剰余金の増減並びに振替
会社法は、剰余金の処分として減少する配当の10%相当額を、利益
準備金(利益剰余金の一部)及び資本準備金(資本剰余金の一部)
の
合計額が資本金の25%相当額に達するまで、利益準備金又は資本
準備金として積み立てることを義務付けております。会社法では、資本
準備金及び利益準備金の取り崩しが可能となりました。
また、
会社法では、
株主総会の決議に基づく一定の条件のもとで、資本金、資本準備金、
利益準備金、
その他資本剰余金及び利益剰余金について勘定科目間
での振替が可能であることを規定しています。
(c)
自己株式
会社法はまた取締役会決議による自己株式の取得及び処分を認めて
おります。
自己株式の取得額は、株主に対する分配可能額を超えない
範囲とされております。
会社法の下で、新株予約権は現在、純資産の部に区分表示されて
います。
会社法は、
また、
自己新株予約権と自己株式の両方を購入することを
認めております。
このような自己新株予約権は、純資産の部に区分表示
されるか、
新株予約権から直接控除されます。
注記11. ストック・オプション
2010年3月期におけるストック・オプションの内容については以下のとおりです。
ストック・オプション
2003年
ストック・オプション
2004年
ストック・オプション
2005年
ストック・オプション
2006年
ストック・オプション
付与対象者
取締役
使用人
取締役
使用人
取締役
使用人
取締役
使用人
ストック・オプションの付与数
付与日
権利行使価格
権利行使期間
280,000株
2003年7月 8日
1,450円
510,000株
2004年7月 8日
1,514円
576,000株
2005年7月 8日
1,574円
591,000株
2006年7月10日
1,485円
2005年7月 1日から
2008年6月30日まで
2006年7月 1日から
2009年6月30日まで
2007年7月 1日から
2010年6月30日まで
2008年7月 1日から
2011年6月30日まで
9名
98名
9名
110名
9名
124名
5名
136名
ストック・オプションの変動状況は以下のとおりです。
2003年
ストック・オプション
2004年
ストック・オプション
2005年
ストック・オプション
2006年
ストック・オプション
単位:株
2009年3月期
権利確定前
2008年3月31日未確定残・
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付与・
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失効・
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権利確定・
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2009年3月31日未確定残・
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権利確定後
2008年3月31日未行使残・
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権利確定・
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権利行使・
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失効・
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2009年3月31日未行使残・
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行使時平均株価
付与日における公正な評価単価
2010年3月期
権利確定前
2009年3月31日未確定残・
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付与・
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失効・
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権利確定・
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2010年3月31日未確定残・
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権利確定後
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2009年3月31日未行使残・
権利確定・
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権利行使・
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失効・
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2010年3月31日未行使残・
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行使時平均株価
付与日における公正な評価単価
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541,000
—
8,000
533,000
—
149,600
—
—
149,600
—
387,500
—
—
41,000
346,500
478,800
—
—
40,000
438,800
—
533,000
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24,000
509,000
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346,500
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—
346,500
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438,800
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—
56,000
382,800
509,000
—
—
58,000
451,000
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—
—
2006年のストック・オプションの公正な評価単価の見積方法
使用した評価技法
株価変動性
予想残存期間
予想配当
無リスク利子率
¥
¥
—
222
—
222
ブラック・ショールズ式
24%
3年6ヶ月
17円
1.22%
注記12. 法人税等
当社及び国内連結子会社は、
それぞれの所得に応じて日本の法人税
及び地方税が課されており、2010年3月期及び2009年3月期における
法定実効税率は40.4%でした。
また、在外連結子会社については、各
子会社が事業運営している国での法人税等が課税されております。
Annual Report 2010
31
2010年3月期及び2009年3月期の重要な一時差異及び繰越欠損金の税効果として計上された繰延税金資産及び繰延税金負債の内容は、以下のとおりです。
単位:百万円
2010
繰延税金資産:
退職給付引当金繰入限度超過額・
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貸倒引当金繰入限度超過額・
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賞与引当金繰入限度超過額・
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環境対策費用・
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税務上繰越欠損額・
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その他・
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評価性引当額・
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合計・
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繰延税金負債:
その他有価証券評価差額金・
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その他・
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合計・
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・
・
・
繰延税金資産(負債)
の純額:
¥
2009
¥
1,528
198
317
923
6,702
418
( 9,868 )
218
2,012
75
2,087
¥ ( 1,869 )
1,522
222
425
923
4,580
594
( 8,069 )
197
¥(
321
118
439
242 )
単位:千米ドル
2010
$
16,422
2,126
3,409
9,918
72,037
4,506
(106,066 )
2,352
21,631
801
22,432
$ ( 20,080 )
2010年3月期及び2009年3月期における法定実効税率と連結損益計算書における税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった
主要項目の内容は、
以下のとおりです。
法定実効税率・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
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・
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・
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・
・
交際費等永久差異・
・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
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・
・
・
・
・
・
・
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・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
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・
・
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海外関係会社配当金・
・
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・
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・
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・
・
・
・
・
住民税等均等割額・
・
・
・
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・
・
・
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・
・
・
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・
・
・
・
・
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・
・
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・
・
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・
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・
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・
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・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
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・
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・
・
・
外国税額控除・
・
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・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
海外子会社税率差異・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
評価性引当額の増加・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
持分法投資損失・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
その他−純額・
・
・
・
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・
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・
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・
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・
・
・
・
・
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・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
税効果会計適用後の法人税等の負担率・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
2010
2009
40.4 %
0.4
( 3.9)
( 0.6)
( 1.4)
2.2
( 42.2)
( 2.0)
( 9.7)
( 16.8) %
40.4 %
0.1
( 2.9)
( 0.3)
( 1.2)
( 1.4)
( 61.2)
—
( 1.5)
( 28.0) %
注記13. 販売費及び一般管理費
2010年3月期及び2009年3月期における添付の連結損益計算書の販売費及び一般管理費の内容は、以下のとおりです。
2010
運送費・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
広告宣伝費・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
給与及び賞与・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
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・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
退職給付費用・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
研究開発費・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
減価償却費・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
その他 ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
合計・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
1,944
147
3,328
120
1,343
251
3,547
¥ 10,680
¥
単位:百万円
2009
2,207
171
3,534
199
1,470
238
3,952
¥ 11,771
¥
単位:千米ドル
2010
$ 20,896
1,579
35,766
1,287
14,434
2,696
38,132
$ 114,790
注記14. 研究開発費
2010年3月期及び2009年3月期における研究開発費は、
それぞれ2,631百万円
(28,274千米ドル)
と3,152百万円であります。
注記15. リース取引
当社グループには、
リース物件として工具器具備品及びその他の資産
があります。
ファイナンス・リース取引に係る支払リース料の総額は、
2010年
3月期及び2009年3月期は、
それぞれ60百万円
(647千米ドル)
、
72百万円
であります。
企業会計基準第13号「リース取引に関する会計基準」
は全てのファイ
ナンス・リース取引について、貸借対照表上にリース資産及びリース債
務を認識することを要求しています。
32
Annual Report 2010
一方で、
同基準は、
2008年3月31日以前に開始した所有権移転外ファイ
ナンス・リースについては、
資産計上された場合と同様の注記を行うことを
条件に、
オペレーティング・リースと同様に処理することを認めております。
当社は同基準を2008年4月1日以降の事業年度より適用し、
リース取引
開始日が適用初年度開始前の所有権移転外ファイナンス・リース取引
については、引き続き賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を適用
しています。
2010年3月期末及び2009年3月期末において、
リース物件の所有権が移転しないファイナンス・リースについて、
リース物件の取得価額相当額、
減価償却累計額相当額、
未経過リース料の期末残高相当額及び減価償却費相当額は、
以下のとおりです。
単位:百万円
2010
工具器具備品
取得価額相当額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
減価償却累計額相当額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
期末残高相当額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
その他
合計
単位:千米ドル
2009
工具器具備品
その他
2010
合計
工具器具備品
その他
合計
134 ¥
336 $ 1,784 $ 1,271 $ 3,055
202 ¥
( 114 ) ( 58 )
( 172 )
( 1,301 ) ( 715 )
( 2,016 )
483 $
556 $ 1,039
88 ¥
76 ¥
164 $
¥
118 ¥
284
166 ¥
( 121 ) ( 66 )
( 187 )
97
45 ¥
52 ¥
¥
¥
¥
未経過リース料の期末残高相当額の総額は、
以下のとおりです。
単位:百万円
2010
1年以内・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
1年超・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
合計・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
¥
¥
¥
47
50
97
単位:千米ドル
2009
¥
2010
67
97
164
$
$
505
534
1,039
減価償却費相当額は、
以下のとおりです。
単位:百万円
2010
減価償却費相当額・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
¥
60
単位:千米ドル
2009
¥
2010
72
$
647
が低いため、取得価額相当額は、支払利子を含めたリース料支払総額
で計上しております。減価償却費相当額は、
リース期間を耐用年数とし、
残存価額を零とする定額法によっております。
取得価額相当額、
未経過リース料期末残高相当額は、
支払利子込み
法により算定しております。
未経過リース料期末残高の有形固定資産期末残高等に占める割合
2010年3月期末及び2009年3月期末における解約不能のオペレーティング・リース取引に係る未経過リース料の総額は、
以下のとおりです。
単位:百万円
2010
1年以内・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
1年超・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
合計・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
¥
¥
4
3
7
単位:千米ドル
2009
¥
¥
2010
6
3
9
$
$
42
29
71
注記16. 金融商品
2008年3月10日、企業会計基準委員会は企業会計基準第10号「金融
商品に関する会計基準」
および企業会計基準適用指針19号
「金融商品
の時価等の開示に関する適用指針」
を公表しました。本会計基準及び
適用指針は、2010年3月31日以後終了する事業年度から金融商品の
時価等の開示に適用されます。
当社は、
本会計基準を2010年3月31日より
適用しております。
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については安全性の高い金融資産で
運用し、
また、
短期的な運転資金を銀行借入により調達しております。
デリバティブは、外貨建ての営業債権に係る為替のリスクを回避する
ために使用し、投機的な取引は行いません。
(2)
金融商品の内容およびそのリスクならびにそのリスク管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金は、
顧客の信用リスクに晒されて
おります。当該リスクに関しては、当社の与信管理規程に従い、取引先
ごとの期日管理及び残高管理を行うとともに、信用状況を1年ごとに把握
する体制としております。
また、外貨建ての売上債権は為替の変動リスク
に晒されております。
有価証券及び投資有価証券である満期保有目的の債券は、
有価証券
管理規程に従い、格付けの高い債券のみを対象としているため、信用
リスクは僅少であります。投資有価証券である株式は、業務上の関係を
有する企業の株式であり、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、
定期的に時価や発行体(取引先企業)
の財務状況等を把握し、取引先
企業の関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
関係会社に対する投資及び長期貸付金は、定期的に貸付先の財務
状況等を把握しております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、
ほとんどが1年以内の支払
期日であります。
デリバティブ取引の執行・管理については、当社のデリバティブ管理
規程に従って行っており、
また、
デリバティブの利用にあたっては、
信用リスク
を軽減するために、格付の高い金融機関とのみ取引を行っています。
営業債務や借入金は、
流動性リスク
(支払期日に支払いを実行できなく
なるリスク)
に晒されていますが、当社グループでは、各社が月次に資金
繰計画を作成し、
流動性リスクを管理しております。
(3)金融商品の時価等に関する事項
金融商品の時価等は、市場価額に基づいており、市場価額がない
場合には、合理的な価額が使用されます。
Annual Report 2010
33
(a)金融商品の時価等に関する事項
単位:百万円
2010年3月期
貸借対照表計上額
時価
¥ 14,727
26,172
¥ 14,727
26,172
現金及び預金・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
受取債権(貸倒引当金控除後)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
有価証券及び投資有価証券
満期保有目的の債券・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
その他有価証券・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
関係会社に対する投資及び長期貸付金・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
貸倒引当金・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
関係会社に対する投資及び長期貸付金
(純額)
・
・
・
・
資産計・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
短期借入金・
・
・
・
・
・
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・
・
・
・
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・
・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
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・
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・
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・
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・
・
・
・
・
仕入債務・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
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・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
負債計・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
(
¥
¥
¥
16,794
12,916
5,072
551)
4,521
75,130
4,500
16,729
21,229
単位:千米ドル
差額
¥
16,879
12,916
4,521
¥ 75,215
¥ 4,500
16,729
¥ 21,229
貸借対照表計上額
時価
—
—
$ 158,289
281,300
$ 158,289
281,300
85
—
180,504
138,818
54,520
( 5,921)
48,599
$ 807,510
$ 48,366
179,806
$ 228,172
—
85
—
—
—
¥
差額
—
—
$
915
—
181,419
138,818
48,599
$ 808,425
$ 48,366
179,806
$ 228,172
—
915
—
—
—
$
4.関係会社に対する投資及び長期貸付金
これらのうち、
関係会社に対する長期貸付金は変動金利によっており、
時価は帳簿価額と近似していることから、
当該帳簿価額によっております。
関係会社に対する投資は時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、
当該
帳簿価額によっております。
5.短期借入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいこと
から、
当該帳簿価額によっております。
6.デリバティブ取引
該当事項はありません。
1.現金及び預金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいこと
から、
当該帳簿価額によっております。
2.有価証券及び投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっており、債券は
取引所の価格または取引金融機関から提示された価格によっております。
また、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については、注記4を
ご参照ください。
3.受取債権及び仕入債務
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいこと
から、
当該帳簿価額によっております。
(b)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
帳簿価額
2010年3月期
非上場株式・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
単位:百万円
単位:千米ドル
¥ 163
$1,752
(4)金銭債権および満期のある有価証券の償還予定額
単位:百万円
2010年3月期末
現金及び預金・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
受取債権(貸倒引当金控除後)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
有価証券及び投資有価証券
満期保有目的の債券・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
関係会社に対する長期貸付金・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
合計・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
1年以内
1年超
5年以内
— ¥
—
—
—
9,589
7,205
542
—
¥ 48,104 ¥ 10,131 ¥
—
607
607 ¥
—
964
964
注記17. デリバティブ
2010年3月期末において、先物為替予約はありません。
2010年3月期末において、偶発債務はありません。
34
Annual Report 2010
10年超
— ¥
—
¥ 14,727 ¥
26,172
ファイナンスリースの債権債務については、
注記15をご参照下さい。
注記18. 偶発債務
単位:千米ドル
5年超
10年以内
1年以内
1年超
5年以内
$ 158,289 $
281,300
5年超
10年以内
— $
—
103,069
77,435
5,823
—
$ 517,024 $ 108,892 $
10年超
— $
—
—
—
—
—
10,364
6,523
6,523 $ 10,364
注記19. 1株当たり情報
2010年3月期及び2009年3月期の1株当たり当期純損失と潜在株式調整後1株当たり当期純損失の差異の調整は、
以下のとおりです。
単位:百万円
単位:千株
2010年3月期
当期純損失
期中平均株式数
1株当たり当期純損失
普通株主に帰属する当期純損失・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
¥ ( 6,041 )
71,443
単位:円
単位:ドル
1株当たり当期純損失
¥ ( 84.56 )
$(
0.91 )
2010年3月期は潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失であるため、
潜在株式調整後1株当たり当期純損失は表示しておりません。
2009年3月期
1株当たり当期純損失
普通株主に帰属する当期純損失・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
単位:百万円
単位:千株
単位:円
当期純損失
期中平均株式数
1株当たり当期純損失
¥ ( 14,565 )
¥ ( 203.87 )
71,445
2009年3月期は潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失であるため、
潜在株式調整後1株当たり当期純損失は表示しておりません。
希薄化効果を有しないため、
潜在株式調整後1株当たり当期純損失
の算定に含めなかった潜在株式は、
右記のとおりです。
2010
ストック・オプション・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
単位:千株
834
2009
1,294
注記20. 後発事象
剰余金の処分
2010年5月11日、
当社の取締役会は、
株主総会の承認を条件として、
配当金の支払計画を決議致しました。
配当決議は以下のとおりです。
現金配当1株6円50銭
(0.07米ドル)
・
・
・
・
単位:百万円
単位:千米ドル
¥ 464
$ 4,991
注記21. 関連当事者情報
2006年10月17日、企業会計基準委員会は、企業会計基準第11号
「関連当事者の開示に関する会計基準」
および「関連当事者の開示に
関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準適用指針第13号)
を公表
しました。
本会計基準と実務指針は2008年4月1日以降開始する事業年度より
適用されます。
当社は2009年3月期より本会計基準を適用しました。
これにより、連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との
取引が開示対象に追加されております。
2010年3月期および2009年3月期の年間取引と期末残高は以下のとおりです。
2010年3月期
1.連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引
該当事項はありません。
2.連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引
種類
非連結
子会社
会社等の名称
又は氏名
日本興産
株式会社
所在地
京都市
中京区
資本金
又は出資金
(百万円)
20
事業の内容
又は職業
損害保険
代理業他
議決権等の
所有(被所有)
割合(%)
直接
90.0
取引金額
取引の内容
利息の受取
貸付金
(百万円)
37
1,698
(千米ドル)
395
18,247
資金の貸付に係る金利については、
一般の取引条件と同様に決定しております。
2009年3月期
1.連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引
該当事項はありません。
2.連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引
種類
非連結
子会社
会社等の名称
又は氏名
日本興産
株式会社
所在地
京都市
中京区
資本金
又は出資金
(百万円)
20
事業の内容
又は職業
損害保険
代理業他
議決権等の
所有(被所有)
割合(%)
直接
90.0
取引の内容
利息の受取
貸付金
取引金額
(百万円)
41
1,933
Annual Report 2010
35
注記22. セグメント情報
当社グループの2010年3月期及び2009年3月期のセグメント情報は、以下のとおりです。
セグメント資産の金額の合計額に占める当該主要事業以外の事業の
割合がいずれも10%未満と重要でないため、
日本の連結財務諸表規則の
規定に基づき、
事業の種類別セグメント情報の記載を省略しております。
(1)事業の種類別セグメント情報
当社グループは、
コンデンサ及びその関連製品の製造ならびに販売を
主な事業としております。2010年3月期及び2009年3月期においては、
全セグメントの売上高の合計、全セグメントの営業利益(損失)及び全
(2)所在地別セグメント情報
2010年3月期及び2009年3月期の所在地別セグメント情報は、
以下のとおりです。
単位:百万円
2010
日本
売上高:
1. 外部顧客に対する売上高・
・
・
・
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・
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・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
2. セグメント間の内部売上高又は振替高・
・
・
・
・
・
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・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
合 計・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
・
・
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・
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・
・
・
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・
・
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・
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・
・
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・
・
・
・
・
・
営業費用・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
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・
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・
・
・
・
営業利益(損失)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
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・
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・
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・
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・
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・
・
・
・
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
資産・
米国
¥ 40,142 ¥
21,975
62,117
68,060
¥ ( 5,943) ¥
¥ 87,293 ¥
4,568
4
4,572
4,505
67
6,426
アジア
その他
¥ 35,340
3,336
38,676
37,684
992
¥
¥ 28,650
4,434
9
4,443
4,180
263
2,085
¥
¥
¥
消去又は全社
連結
— ¥ 84,484
( 25,324)
—
( 25,324)
84,484
( 25,433)
88,996
109 ¥ ( 4,512)
¥
¥ 3,699 ¥ 128,153
¥
単位:千米ドル
2010
日本
売上高:
1. 外部顧客に対する売上高・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
2. セグメント間の内部売上高又は振替高・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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米国
$ 431,445 $ 49,097
47
236,187
49,144
667,632
48,417
731,516
727
$ ( 63,884) $
$ 938,236 $ 69,066
(注)
1. 注記2
(11)
に記載のとおり、
当社は、
2009年4月1日より
「退職給付に係る会計
基準」の一部改正(その3)
(企業会計基準第19号)
を適用しております。
これによる2010年3月期のセグメント情報に与える影響はありません。
アジア
その他
$ 379,837
35,856
415,693
405,033
$ 10,660
$ 307,932
$ 47,664
94
47,758
44,928
$ 2,830
$ 22,408
消去又は全社
連結
$
— $ 908,043
(272,184)
—
(272,184)
908,043
(273,355)
956,539
$ 1,171 $ ( 48,496)
$ 39,756 $1,377,398
2. 注記2(16)
に記載のとおり、
当社は、
2009年4月1日より
「工事契約に関する
会計基準」
(企業会計基準第15号)
を適用しております。
これによる2010年3
月期のセグメント情報に与える影響はありません。
単位:百万円
2009
日本
売上高:
1. 外部顧客に対する売上高・
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2. セグメント間の内部売上高又は振替高・
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営業利益(損失)
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資産・
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米国
¥ 45,121 ¥
29,670
74,791
82,559
¥ ( 7,768) ¥ (
¥ 88,682 ¥
(注)
1. 注記2(2)
に記載のとおり、
当社は、
2008年4月1日より、
「連結財務諸表作成
における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い」
(実務対応報告
第18号)
を適用しております。
これによる2009年3月期のセグメント情報に
与える影響は軽微であります。
2. 注記2
(5)
に記載のとおり、
当社は、
2008年4月1日より
「棚卸資産の評価に
関する会計基準」
(企業会計基準第9号)
を適用しております。
この変更に
伴い、
従来の方法によった場合に比べて、
営業損失が「日本」で33百万円
増加し、
「 米国」で3百万円、
「アジア」で88百万円、
「その他」で0百万円
それぞれ減少しております。
アジア
その他
5,825 ¥ 35,640 ¥
3,896
2
39,536
5,827
40,331
5,923
795) ¥
96) ¥ (
6,479 ¥ 21,438 ¥
2010年3月期及び2009年3月期の海外売上高は、
それぞれ47,295百万円
(508,326千米ドル)、51,229百万円です。
Annual Report 2010
連結
— ¥ 91,457
( 33,575)
—
( 33,575)
91,457
( 34,013)
99,343
438 ¥ ( 7,886)
¥
¥ 7,548 ¥ 125,546
¥
3. 注記2
(8)
に記載のとおり、
当社および国内連結子会社は平成20年度の法人税
法改正を契機に有形固定資産の耐用年数を見直し、2008年4月1日より、
機械装置等の耐用年数を変更しております。
この変更に伴い、
従来の方法
によった場合と比較して、
「日本」の営業費用は1,073百万円増加し、営業
損失は同額増加しております。
4. 注記2
(14)
に記載のとおり、
2008年4月1日より
「リース取引に関する会計基準」
(企業会計基準第13号)
を適用しております。
これによる2009年3月期の
セグメント情報に与える影響は軽微であります。
(3)海外売上高
36
4,871
7
4,878
4,543
335
1,399
消去又は全社
Audit Report by Third-party Auditor
独立監査人の監査報告書
ニチコン株式会社取締役会及び株主御中
当監査法人は、
ニチコン株式会社及び連結子会社の日本円表示による2010年及び2009年3月31日現在の
連結貸借対照表並びに同日をもって終了した連結会計年度の連結損益計算書、連結株主資本等変動
計算書及び連結キャッシュ・フロー計算書について監査を行った。
これらの連結財務諸表の作成責任は経営
者にある。当監査法人の責任は監査の結果に基づき連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
当監査法人は日本において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
これらの
監査の基準は、連結財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、
当監査法人が監査を計画し実行することを求めている。監査は、連結財務諸表における金額及び開示の
根拠資料に対する試査による検証を含む。監査はまた、経営者が採用した会計原則並びに経営者によって
行われた見積りの評価も含め、
全体としての連結財務諸表の表示を検討することを含んでいる。
当監査法人は、
監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。
監査の結果、
当監査法人は、上記の連結財務諸表は、
日本において一般に公正妥当と認められる会計原則
に準拠して作成されており、すべての重要な点において、
ニチコン株式会社及び連結子会社の2010年及び
2009年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了した連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・
フローの状況を適正に表示しているものと認める。
また、当監査法人は、
日本円金額から米ドル金額への換算についても監査を行っており、
その結果、換算は
連結財務諸表注記1に記載された方法に準拠して行われているものと認める。米ドルで表示された金額は、
単に日本以外の読者の便宜のために提供されたものである。
デロイト・
トゥシュ・
トーマツ
2010年6月24日
Annual Report 2010
37
Consolidated Subsidiary
連結子会社
(2010年6月29日現在)
国内連結子会社
海外連結子会社
ニチコン草津株式会社
NICHICON (AMERICA) CORPORATION.
〒525-0053 滋賀県草津市矢倉2丁目3番1号
TEL.077-563-1181 FAX.077-563-1208
資 本 金:80百万円
事業内容:電力・機器用コンデンサ、
フィルムコンデンサ、
コンデンサ応用関連機器の製造
ISO9001、
ISO14001認証取得
ニチコン亀岡株式会社
〒621-0811 京都府亀岡市北古世町2丁目15番1号
TEL.0771-22-5541 FAX.0771-29-2010
資 本 金:80百万円
事業内容:機能モジュール、
正特性サーミスタの製造
ISO9001、
ISO14001認証取得
ニチコン大野株式会社
〒912-0095 福井県大野市下丁第1号11番地2
TEL.0779-66-0333 FAX.0779-66-0312
資 本 金:80百万円
事業内容:アルミ電解コンデンサの製造
ISO9001、
ISO/TS16949、
ISO14001認証取得
ニチコンタンタル株式会社
〒520-1215 滋賀県高島市安曇川町三尾里690番地2
TEL.0740-32-1250 FAX.0740-32-1504
資 本 金:316百万円
事業内容:タンタル固体電解コンデンサの製造
ISO9001、
ISO/TS16949、
ISO14001認証取得
ニチコン岩手株式会社
〒028-4305 岩手県岩手郡岩手町大字久保第8地割17番地の1
TEL.0195-62-5311 FAX.0195-62-3400
資 本 金:100百万円
事業内容:アルミ電解コンデンサの製造
ISO9001、
ISO/TS16949、
ISO14001認証取得
ニチコンワカサ株式会社
〒917-0026 福井県小浜市多田35号1番地の1
TEL.0770-56-2111 FAX.0770-56-2116
資 本 金:84百万円
事業内容:スイッチング電源の製造
ISO9001、
ISO14001認証取得
ニチコン福井株式会社
〒912-0805 福井県大野市土布子第4号24番地15
ニチコンテクノロジーセンター内
TEL.0779-65-8800 FAX.0779-65-8801
資 本 金:100百万円
事業内容:導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ、
タンタル固体電解コンデンサの製造
ISO9001、
ISO/TS16949、
ISO14001認証取得
NICHICON (AUSTRIA) GmbH
Am Concorde Business Park C2 Top, Nr.14 2320 Schwechat, Austria
TEL.43-1-706-7932 FAX.43-1-706-7933
資 本 金:1,000千EUR
事業内容:各種コンデンサの販売
NICHICON (HONG KONG) LTD.
Unit 308, Harbour Centre Tower 1, 1 Hok Cheung Street,
Hunghom, Kowloon, Hong Kong
TEL.852-2363-4331 FAX.852-2764-1867
資 本 金:5,000千HK$
事業内容:各種コンデンサの販売
NICHICON (SINGAPORE) PTE. LTD.
238A Thomson Road, #12-01/02, Novena Square, Singapore 307684
TEL.65-64815641 FAX.65-64816485
資 本 金:8,000千SP$
事業内容:各種コンデンサの販売
NICHICON (THAILAND) CO., LTD.
Empire Tower 15th Floor, Unit 1506, Tower 3,
195 South Sathorn Road, Yannawa, Bangkok 10120, Thailand
TEL.66-2-670-0150 FAX.66-2-670-0153
資 本 金:20,000千BAHT
事業内容:各種コンデンサの販売
NICHICON (TAIWAN) CO., LTD.
16F-12, No.6, Sec.4, Hsin-Yi Rd., Taipei, Taiwan
TEL.886-2-2708-0200 FAX.886-2-2708-0959
資 本 金:30,000千NT$
事業内容:各種コンデンサの販売
NICHICON ELECTRONICS TRADING (SHANGHAI) CO., LTD.
Room 1406∼1408, Orient International Plaza (Part C) 85
Lou Shan Guan Road, Shanghai, 200336 China
TEL.86-21-6278-7658 FAX.86-21-6278-7657
資 本 金:500千US$
事業内容:各種コンデンサの販売
NICHICON ELECTRONICS TRADING (SHENZHEN) CO., LTD.
Room 2709, 27/F, Excellence Times Square Bldg.
No. 4068, Yi Tian Road, Futian District, Shenzhen 518048, China
TEL.86-755-8294-5715 FAX.86-755-8294-5716
資 本 金:300千US$
事業内容:各種コンデンサの販売
NICHICON (MALAYSIA) SDN. BHD.
No.4 Jalan P/10, Kawasan Perusahaan Bangi, 43650 Bandar
Baru Bangi, Selangor Darul Ehsan, Malaysia
TEL.60-3-89250678 FAX.60-3-89250858
資 本 金:63,000千M$
事業内容:アルミ電解コンデンサ
(チップ品・小形品・大形品)
の製造・各種コンデンサの販売
ISO9001、
ISO/TS16949、
ISO14001認証取得
NICHICON ELECTRONICS (WUXI) CO., LTD.
Block 51-B, Wuxi National High & New Technology Industrial
Development Zone, Wuxi, Jiangsu, 214028 China
TEL.86-510-85218222 FAX.86-510-85221170
資 本 金:38,000千US$
事業内容:アルミ電解コンデンサおよび回路製品の製造・各種コンデンサの販売
ISO9001、
ISO14001認証取得
株式会社酉島電機製作所
WUXI NICHICON ELECTRONICS R&D CENTER CO., LTD.
〒525-0053 滋賀県草津市矢倉2丁目3番1号
TEL.077-562-0891 FAX.077-562-0809
資 本 金:30百万円
事業内容:各種変圧器、
リアクトルの製造・販売
ISO9001認証取得
NICHICON ELECTRONICS (TIANJIN) CO., LTD.
日本リニアックス株式会社
〒530-0046 大阪市北区菅原町3番2号
TEL.06-6362-6470 FAX.06-6362-6473
資 本 金:15百万円
事業内容:圧力センサ、
各種計測器の製造・販売
ISO9001認証取得
38
927 East State Parkway, Schaumburg, Illinois 60173, U.S.A.
TEL.1-847-843-7500 FAX.1-847-843-2798
資 本 金:3,000千US$
事業内容:各種コンデンサの販売
Annual Report 2010
Block 51-B, Wuxi National High & New Technology Industrial
Development Zone, Wuxi, Jiangsu, 214028 China
TEL.86-510-85218222 FAX.86-510-85221170
資 本 金:5,000千RMB
事業内容:スイッチング電源の設計・開発
No.4 Xinghua Road, Xiqing Economic Development Zone, Tianjin, 300381 China
TEL.86-22-8396-8930 FAX.86-22-8396-8931
資 本 金:20,000千US$
事業内容:タンタル固体電解コンデンサの製造・販売
ISO9001、
ISO14001認証取得
FPCAP ELECTRONICS (SUZHOU) CO., LTD.
112 Sutong Road, Suzhou Industrial Park, Jiangsu 215021, China
TEL.86-512-6761-2423 FAX.86-512-6761-7076
資 本 金:43,050千US$
事業内容:導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの製造・販売
ISO9001、
ISO14001認証取得
C o r p o r a t e P r o fi l e
会社概要
(2010年6月29日現在)
役員の状況
工 場 等
代表取締役会長(CEO) 武田 一平
長 野 工 場
〒399-8205 長野県安曇野市豊科4085番地
TEL.0263-72-2830 FAX.0263-72-7140
生産品目:アルミ電解コンデンサ
(大形品)
、
電気二重層コンデンサ
ISO9001、
ISO/TS16949、
ISO14001認証取得
穂 高 工 場
〒399-8302 長野県安曇野市穂高北穂高1284番地2
TEL.0263-82-2510 FAX.0263-82-7536
生産品目:アルミ電解コンデンサ用電極箔
ISO9001、
ISO14001認証取得
大 町 工 場
〒398-0003 長野県大町市社8224番地1
TEL.0261-21-3200 FAX.0261-21-3206
生産品目:アルミ電解コンデンサ用電極箔
ISO9001、
ISO14001認証取得
富 田 工 場
〒912-0805 福井県大野市土布子4字青島24-11番地
ニチコンテクノロジーセンター内
TEL.0779-65-8000 FAX.0779-65-8911
生産品目:アルミ電解コンデンサ用電極箔
ISO9001、
ISO14001認証取得
電 源 センター
〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目5番5号
TEL.03-3432-6561 FAX.03-3437-5769
スイッチング電源の設計・開発
ISO9001認証取得
代表取締役社長(COO) 荒木 幸彦
取
締
役
近野 斉 森永 孝 吉田 茂雄
山口 忠博 阿部 惇(社外)
常 勤 監 査 役
西幡 奎二 山本 一成
監
熊田 泰彦(社外) 大西 査
役
樹
(社外)
設 立 年 月日
1950年(昭和25年)8月1日
資
金
14,286百万円(2010年3月31日現在)
従 業 員 数
連結 7,315名(2010年3月31日現在)
本社所在地
〒604-0845 京都市中京区烏丸通御池上る
TEL.075-231-8461 FAX.075-256-4158
本
営 業 拠 点
東日本営業本部
東京支店
〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目5番5号
TEL.03-5473-5611 FAX.03-5473-5651
東日本営業本部
名古屋支店
〒460-0003 名古屋市中区錦2丁目4番3号
錦パークビル18階
TEL.052-223-5581 FAX.052-220-1839
西日本営業本部
〒604-0845 京都市中京区烏丸通御池上る
TEL.075-241-5370 FAX.075-231-8467
営業所
東北、北関東、長野、
岡山、福岡
Stock Information
株式情報
会社が発行する株式の総数
発行済株式総数
株 主 数
上場取引所
株価の推移
(円)
2,000
大株主の状況
1,800
日本マスタートラスト信託銀行株式会社
(信託口)
1,600
日本トラスティ
・サービス信託銀行株式会社
(信託口)
株式会社京都銀行
1,400
日本生命保険相互会社
株式会社みずほコーポレート銀行
1,200
ザ バンクオブ ニューヨークトリーティー ジャスデックアカウント
株式会社三菱東京UFJ銀行
1,000
株式会社三井住友銀行
800
平井 信子
ニチコン取引先持株会
600
400
137,000,000株
71,442,773株(自己株式 6,557,227株を除く)
9,135名
東京証券取引所市場第一部
大阪証券取引所市場第一部
名古屋証券取引所市場第一部
2005
2006
2007
2008
2009
2010
持株数(千株) 持株比率(%)
7,623
3,755
3,568
3,560
3,090
2,534
2,512
2,200
1,915
1,825
10.7
5.3
5.0
5.0
4.3
3.5
3.5
3.1
2.7
2.6
(注)1. 当社は、
自己株式6,557千株を保有しており、上表から除外しております。
2. 持株比率については、
自己株式を控除して算出しております。
3. 持株数は、千株未満を切り捨てて表示しております。
Annual Report 2010
39
ニチコン株式会社
京都市中京区烏丸通御池上る 〒604-0845
TEL.075-231-8461 FAX.075-256-4158
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