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Lenovo UPS 設定ガイド

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Lenovo UPS 設定ガイド
Lenovo UPS 設定ガイド
レノボ・ジャパン株式会社
システムズエンジニア本部 製品SE部
2016 Lenovo Internal. All rights reserved.
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更新履歴
• 初版 2016.03.24
• 第2版 2016.07.21
2016 Lenovo Internal. All rights
reserved.
仮想環境での「アクション」設定を追加
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はじめに
• 当資料は、お客様、販売店様、その他の関係者に、Lenovo Systems製品を活用していただく
ことを目的として作成されました。利用条件の詳細につきましては、次のURLをご参照くださ
い。
– http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/
• 当資料に含まれる、Lenovo以外のベンダー製品に関する情報は、各ベンダーにより提供された
ものであり、Lenovoはその正確性または完全性についてはいかなる責任も負いません。
• 当資料の個々の項目は、特定の状況における正確性について検証されていますが、お客様の環
境において全く同一または同様な結果が得られる保証はありません。また、全ての場合におい
て移行が可能なことを意味するものではありません。お客様の環境、その他の要因によって異
なります。お客様自身の環境に、(オープンソースソフトウェアを含む)これらの技術を適用
される場合は、お客様自身の責任において行なってください。
• 当資料では、UPSにネットワーク・マネージメント・カードが装着されている状態で設定を
行っております。製品により別途オプションとして装着する必要があります。
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目次
基本情報
・Lenovo UPSについて
・負荷セグメントについて
・事前確認事項
・バッテリーについて
・UPS管理ソフトウェアについて
・概念
・設定方法
・設定時の注意点
・設定方法
・注意事項
・設定方法
・注意事項
基本設定
冗長化設定
・概念
仮想化環境でのUPS運用
・概念
設定例
リンク集
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基本情報
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基本情報 – Lenovo UPSについて
• 日々サーバーを稼働するには電源は必要不可欠です。サーバーを長期にわたって運用している
場合、落雷などで停電する可能性が少なからずあります。突然の停電など起きた場合、サー
バーの電源供給が絶たれ、未保存の作業中のデータは失われてしまいます。最悪の場合には、
データだけではなく、ファイルシステムやサーバー自体の運用に影響がでてしまう場合もあり
ます。特にサーバー上で処理を行っている未保存のデータなどが停電で失われてしまうことは
ビジネスチャンスを失ってしまう可能性があります。停電などでビジネスチャンスを失わない
ために、UPS無停電電源ソリューションをご活用ください。
• Lenovoにて、ご提供しているUPSは、お客様の環境に応じて様々な用途で使用していただける
ようラインナップを豊富に取り揃えております。製品の詳細に関しましては、巻末のSystem
Guide(UPS選択の指標)をご参照ください。
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基本情報 – 事前確認事項
• UPSを選定する上で、以下の項目を最低限確認する必要があります。
サーバーから見た考慮点
• 商用電源障害発生時からどれぐらいサーバーを稼働させる必要があるのか?
• OSシャットダウンにどれぐらいの時間が必要なのか?
• Lenovo UPSのどの負荷セグメントに接続するのか?
UPSから見た考慮点
• 接続しているサーバーの総電気容量はどれぐらいなのか?
• 商用電源障害発生時から最長どれぐらい電力を供給する必要があるのか?
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UPSのバッテリーは消耗品になります。
バッテリーから供給できる時間に関しては、余裕を持った構成をしてください。
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基本情報 – バッテリーについて
• バッテリーは消耗品になります。実際にバッテリーを使用していなくても経年劣化で、最終的
に寿命を迎え、商用電源障害時の稼働できるランタイムも短くなります。 Lenovo UPSでは、
バッテリーが経年劣化を起こした場合は、アラームが鳴るように設計されておりますが、どの
程度経過しているか確認することはできません。バッテリーの寿命に関しましては、使用環境
や用途により異なりますので一概に使用期間を言うことができませんが、一般社団法人日本電
機工業会のガイドでは、標準型バッテリーを周囲25℃で使用した場合、2.5年から3年が寿命と
いわれています。Lenovo UPSでは、長寿命型のバッテリーを搭載している機種もあり、おおよ
そ3~5年(交換目安4年)のモデルもございます。構成される際には、余裕を持ったランタイ
ムの構成をされるか定期的な予防交換されることをお勧めいたします。
• 予防交換に関しましては基本的に有償であり、保証期間および保守契約期間中にバッテリーの
障害が発生した場合は無償になります。一部サービス内容により異なる場合がございますので、
詳細に関しましては、巻末のSystem Guide(UPS選択の指標)をご参照ください。
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基本情報 –負荷セグメントについて
• Lenovo UPS(5595/5594)は負荷セグメントとして3系統のグループ・セグメントをもち、電源
を別々に管理することが可能であり、負荷セグメントを分けることにより、各種スイッチやス
トレージ機器、サーバーなどで電源供給などのタイミングを分けることが可能です。ただし、
マスター・ロード・セグメントの電源供給が停止すると負荷セグメント1および2が停止します
ので、負荷セグメント1および2を停止したのちにマスター・ロード・セグメントを停止設定す
ることをお勧めいたします。
負荷セグメント イメージ
入力電力
UPS本体
マスター・ロード・セグメント
負荷
セグメント
1
負荷
セグメント
2
出力電力
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負荷セグメントの構成に関しましては、機種により異なります。
詳細に関しましては、巻末のSystem Guide(UPS選択の指標)をご参照ください。
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基本情報 – UPS管理ソフトウェアについて
• Lenovo UPSを操作管理する上で必要なソフトウェアとして、以下のソフトウェアをご用意して
おります。環境に応じてご使用ください。本書でも以下のソフトウェアを使用して設定を行い
ます。
UPP (Lenovo UPS Power Protector)
UPM(Lenovo UPS Power Manager)
•
•
•
•
導入したサーバーのOSシャットダウンを行える。
仮想化環境に対応しています。
複数のUPPおよびUPSをまとめて管理できる。
特定ノードを10台以上管理する場合は、別途ライセンスが
必要。
•
•
導入したサーバーのOSシャットダウンを行える。
単体で管理する場合はUPPのみで運用も可能。
• ご使用の際には、巻末のFix Central (IBM社サイト)よりダウンロードしてください。
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Eaton社より提供されているIPMおよびIPPは、今現在サポートされておりません。
上記ソフトウェアをご使用ください。
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基本設定
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基本設定 – 概念Ⅰ
• UPSを設定する際に商用電源障害時の流れを計画します。
一定時間後、シャットダウン
正常
サーバー
Lenovo UPS
正常
商用電源障害発生
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シャット
ダウン
開始
UPSのシャットダウン
電力断
バッテリー運転
電力断
負荷セグメントの電力断
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基本設定 – 概念Ⅱ
• ソフトウェアから各項目に対して設定を行います。
正常
① sec
サーバー
正常
Lenovo UPS
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①
②
③
④
sec
sec
sec
sec
:
:
:
:
シャット
②
ダウン
sec
開始
③ sec
バッテリー運転
④ sec
電力断
電力断
商用電源障害発生からOSシャットダウン開始までの時間
OSシャットダウン開始からOSシャットダウン完了までの時間
負荷セグメント1,2に接続されている機器に対して電力供給する時間
マスター・ロード・セグメントに接続されている機器に対して電力を供給する時間
およびLenovo UPSのシャットダウン時間
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基本設定 – 設定方法Ⅰ
① ②
• 基本設定①:商用電源障害発生からOSシャットダウン開始までの時間
③
④
• 基本設定②:OSシャットダウン開始からOSシャットダウン完了までの時間
UPM/UPPの「ビュー」ペインから「設定」-「シャットダウン」を選
択して「構成」から設定を行います。
シャットダウンタイマー:① sec
シャットダウン継続時間:② sec
シャットダウンのタイプ:休止/シャットダウン/スクリプト実行/電源オフ
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ソフトウェアを導入した各サーバーごとに設定を行います。
負荷セグメントの設定は、「パワーソースの構成」から設定します。
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基本設定 – 設定方法Ⅱ
① ②
• 基本設定③:負荷セグメント1,2に接続されている機器に対して電力供給する時間
• 基本設定④:マスター・ロード・セグメントに接続されている機器に対して電力を供給する時間およびLenovo UPSのシャットダウン時間
③
④
UPMの「ビュー」ペインから「管理」-「ノード設定」の「ノードリスト」
からUPSを選択して「コンセント」の右側にある
をクリックして
設定を行います。
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UPMからLenovo UPSに搭載されているNetwork Management Card (NMC)へ設定を
行います。
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基本設定 – 設定方法Ⅲ
① ②
• 基本設定③:負荷セグメント1,2に接続されている機器に対して電力供給する時間
• 基本設定④:マスター・ロード・セグメントに接続されている機器に対して電力を供給する時間およびLenovo UPSのシャットダウン時間
③
④
コンセントの構成で負荷セグメントに対して電力供給する時間を設定します。
==マスター・ロード・セグメントの設定を行う場合==
マスター-指定の時間経過後にシャットダウンする:④ sec
==負荷セグメント1の設定を行う場合==
負荷セグメント#2-指定の時間経過後にシャットダウンする:③ sec
==負荷セグメント2の設定を行う場合==
負荷セグメント#3-指定の時間経過後にシャットダウンする:③ sec
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UPMでは、マスター・ロード・セグメントが負荷セグメント#1にあたるため、UPS本体に記載され
ている負荷セグメント番号と同一の番号ではありません。ご注意ください。
また、マスター・ロード・セグメントがOFFになるとUPS本体の電源もOFFになるため、負荷セグメ
ント1および負荷セグメント2の電源もOFFになります。
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基本設定 – 設定時の注意点
• 「負荷セグメント#2(3)-指定の時間経過後にシャットダウンする」は、各負荷セグメントに接続されている機器
への電力供給を停止する項目になりますが、デフォルト設定では、[65535 秒]と設定されております。設定値
を変更しない場合には、65535秒(約1090分)経過するまで、または、バッテリーを消費するまで供給を続けま
す。設定できる最小値は、① sec+ ② sec値になります。それ以下の値は設定できません。
• 各ノード設定を行った後は、必ず「同期」ボタンを押して同期をしてください。
• 反映されるまで、3分ほどかかる場合があります。
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冗長化設定
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冗長化設定 – 概念
通常時
一部障害時
障害時
VPS (仮想UPS)
VPS (仮想UPS)
VPS (仮想UPS)
Lenovo UPS A
Lenovo UPS A
Lenovo UPS B
Lenovo UPS A
Lenovo UPS B
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Lenovo UPS A
Lenovo UPS B
Lenovo UPS B
Lenovo UPS A
Lenovo UPS A
Lenovo UPS B
Lenovo UPS B
UPM/UPP上で、複数のUPSを1台のVirtual Power Source(VPS)として設定を行います。
設定したすべての物理UPSに障害が発生した際にシャットダウンを開始します。
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冗長化設定 – 設定方法Ⅰ
• UPM/UPPの「ビュー」ペインから「設定」-「システム」を選択して、「モジュール設定の編集」から「冗長性」の機能
を有効にします。
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冗長化設定 – 設定方法Ⅱ
• 「設定」の「自動検出」から対象のUPSを複数選択して「複合デバイスのセット」をクリックして設定を行います。
• 設定を行うとノードリストにVPSが、登録されます。VPSをパワーソースとして設定してください。
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複合デバイスの設定を行う際には、「冗長モード:冗長用パーツ」、「冗長レベル:0」に設定してく
ださい。それ以外の設定は、Lenovo UPSでは対応しておりません。
また、VPSは、ソフトウェア上で構成されていますので、設定したサーバー以外には適用できません。
UPS本体の設定の同期や他のUPM/UPPには、反映は行われませんので、ソフトウェアごとに設
定を行う必要があります。
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冗長化設定 – 注意事項
• VPSの設定は、UPMおよびUPPのローカルに保存され、UPMおよびUPPをインストールしているサーバーのみに
反映されます。他のサーバーには反映されませんので、各サーバーごとに設定を行う必要があります。UPMの場
合、「設定」-「自動検出」から対象サーバーの をクリックして、UPPを起動させてサーバーごとに設定を行ってく
ださい。
• 複数のUPSでVPSを行いますが、VPSに含まれているすべてのUPSに障害があった場合に処理を実行します。
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仮想化環境でのUPS運用
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仮想化環境でのUPS運用 –概念
vCenter
Server
仮想
マシン
仮想
マシン
仮想
マシン
VMware ESXi
仮想
マシン
仮想
マシン
VMware ESXi
電源
Network
商用電源へ
Lenovo UPS Power Manager
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管理端末へUPMをインストールして仮想環境を管理します。
VMware ESXiホストには、ソフトウェアをインストールする必要がなく、HA環境でも仮想マシンを
管理することが可能です。(一部注意事項あります)
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仮想化環境でのUPS運用 –設定方法Ⅰ
• 「設定」の「システム」から「モジュール設定の編集」を選択して「インフラ関係者」をチェックします。
• 設定を行うと「設定」の項目に「インフラストラクチャ―コネクター」という項目が追加されます。
インフラストラクチャ―コネクターを追加します。
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仮想化環境でのUPS運用 –設定方法Ⅱ
• 「設定」の「インフラストラクチャーコネクター」から「コネクターの追加」を選択して対象となるESXiホストを追加しま
す。
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対象の機器は、ESXiホストを追加します。
ESXiホストのユーザー名とパスワードを入力します。
また、UPM を導入したOS上にJAVAがインストールされている必要があります。
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仮想化環境でのUPS運用 –設定方法Ⅲ
• 「インフラストラクチャーコネクター」にて作成した対象となるESXiホストを選択して、右ペインの「Create
Shutdown Policy」を選択して各種設定を行います。設定した後に「新しいアクションの作成」のポップアップが
表示されますので「はい」を選択します。
Configuration policy name
・ポリシー名を入力します。
Target nodes
・対象ESXiホストが入力されています。
Class list
・必要な項目を選択します。
・商用電源障害時にシャットダウン等のアクションを行う場合には、「Runtime threshold
settings」と「Power Source」にチェックをつけます。
Configuration policy settings
・各項目に必要事項を入力します。(一部のみ記載しています)
Timer : 仮想マシンのシャットダウンを開始する時間
Remaining Time Limit :バッテリー残りランタイムからシャットダウン開始
Remaining Capacity Limit : バッテリー容量からシャットダウン開始
Shutdown Duration : Timerから仮想マシンのシャットダウンにかかる時間
Power Source : 接続しているUPS(VPSでも可能)
Load Segment : 接続している負荷セグメント
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設定を行った時間が経過した後に処理を実行しますので、設定した時間に多少の差が出ます。
実際の環境にて十分なテストをされることをお勧めいたします。
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仮想化環境でのUPS運用 –設定方法Ⅳ
• Policyの設定から引き続き、アクションの設定を行います。
• 「設定」の「アクション」から「新しいアクションの作成」を選択して各種設定を行います。
アクション名
・アクション名を入力します。
イベントリスト
・必要なイベントを選択します。
イベントソース
・前頁にて作成したポリシーが入力されているのを確認します。
アクションタイプ
・ホストの電源操作が選択されていることを確認します。
設定
・各項目に必要事項を入力します。(一部のみ記載しています)
ホストの電源コマンド:ESXiホストの動作を設定します。
(ここでは、「仮想マシンをシャットダウンし、ホストをシャットダウン」を選択します。)
ターゲットホスト:ターゲットとなるESXiホストを指定します。
タイムアウト:ESXiホストの電源を落とす時間を設定します。
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「Policy」の「Timer」と次ページの「アクション」の「タイムアウト」の項目および約数十秒がESXi
ホストのシャットダウン時間に影響します。
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仮想化環境でのUPS運用 –注意事項
• HA構成を行っている場合には、ESXiホストに搭載されているすべての仮想マシンに対して同時に処理を実行し
ます。シャットダウン等に関して同時に実行されますので、仮想マシンごとに時間差をつける場合には、仮想マシ
ンすべてにUPPをインストールする必要があります。
• HA構成を行っていない場合には、vCenter Server上で各仮想マシンのシャットダウン順序を設定することによ
り、シャットダウンさせる順番を設定することが可能ですが、その際にすべての仮想マシンがシャットダウンする時間
を考慮し、UPMを設定してください。
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設定例
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設定例
• 複数のサーバー接続時の設定項目例
UPM/UPP設定項目
設定内容
サーバーA
サーバーB
Lenovo UPS
接続している負荷セグメント
Segment 1
負荷セグメント
OSシャットダウン開始までの時間
120 sec
シャットダウンタイマー
OSシャットダウン完了までの時間
180 sec
シャットダウン継続時間
接続している負荷セグメント
Segment 2
負荷セグメント
OSシャットダウン開始までの時間
60 sec
OSシャットダウン完了までの時間
150 sec
シャットダウン継続時間
負荷セグメント1への電力供給停止
300 sec
負荷セグメント#2-指定の時間経過後にシャットダウンする
負荷セグメント2への電力供給停止
210 sec
負荷セグメント#3-指定の時間経過後にシャットダウンする
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シャットダウンタイマー
UPSは、OSシャットダウンが完了したことを認識できません。
負荷セグメントへの電力供給停止時間は、余裕をもって設定を行います。
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設定例
• 同一の負荷セグメントに複数のサーバー接続時の設定項目例
UPM/UPP設定項目
設定内容
サーバーA
サーバーB
Lenovo UPS
接続している負荷セグメント
Segment 1
負荷セグメント
OSシャットダウン開始までの時間
120 sec
シャットダウンタイマー
OSシャットダウン完了までの時間
180 sec
シャットダウン継続時間
接続している負荷セグメント
Segment 1
負荷セグメント
OSシャットダウン開始までの時間
60 sec
OSシャットダウン完了までの時間
150 sec
シャットダウン継続時間
負荷セグメント1への電力供給停止
300 sec
負荷セグメント#2-指定の時間経過後にシャットダウンする
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シャットダウンタイマー
同一負荷セグメントに複数のサーバーを接続している場合には、負荷セグメントへの電力供給停止
時間は、最長の時間(OSシャットダウン開始までの時間+OSシャットダウン完了までの時間)に
合わせて設定します。
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設定例
• Lenovo UPSのバッテリー容量からOSシャットダウンを行う項目例
UPM/UPP設定項目
設定内容
サーバーA
Lenovo UPS
接続している負荷セグメント
Segment 1
負荷セグメント
バッテリー容量によるシャットダウン
20%
OSシャットダウン開始までの時間
0 sec (無効)
OSシャットダウン完了までの時間
150 sec
シャットダウン継続時間
負荷セグメント1への電力供給停止
180 sec
負荷セグメント#2-シャットダウン時間
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マスター出力-容量が指定した値以下になった場合にシャットダウンする
シャットダウンタイマー
バッテリー容量でOSシャットダウンをさせることも可能です。
シャットダウンタイマーは0 sec (無効)にする必要があります。
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設定例
• 商用電源障害復旧時、UPS起動時の設定項目例(時間指定)
UPM設定項目
設定内容
サーバーA
接続している負荷セグメント
商用電源復旧後の通電開始時間
サーバーB
接続している負荷セグメント
商用電源復旧後の通電開始時間
Lenovo UPS
Masterセグメントへの電力供給開始容量
Segment 1
負荷セグメント
120 sec
Segment 2
負荷セグメント
60 sec
0%
容量が指定した値を超えた場合に再起動する
負荷セグメント1への電力供給開始時間
120 sec
負荷セグメント#2-指定した時間後にスイッチ投入
負荷セグメント2への電力供給開始時間
60 sec
負荷セグメント#3-指定した時間後にスイッチ投入
2016 Lenovo Internal. All rights
reserved.
時間指定による通電開始設定は負荷セグメント1、負荷セグメント2 が対応しています。
Master セグメントは時間指定による通電開始には対応しておりません。
通電開始後にサーバーを起動する設定は、各サーバーの機能を使用します。
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34
設定例
• 商用電源障害復旧時、UPS起動時の設定項目例(バッテリー容量指定)
UPM設定項目
設定内容
サーバーA
接続している負荷セグメント
商用電源復旧後の通電開始時間
サーバーB
Lenovo UPS
接続している負荷セグメント
Segment 1
負荷セグメント
0 sec
Segment 2
負荷セグメント
商用電源復旧後の通電開始時間
0 sec
Masterセグメントへの電力供給開始容量
30%
容量が指定した値を超えた場合に再起動する
負荷セグメント1への電力供給開始時間
0 sec
負荷セグメント#2-指定した時間後にスイッチ投入
負荷セグメント2への電力供給開始時間
0 sec
負荷セグメント#3-指定した時間後にスイッチ投入
2016 Lenovo Internal. All rights
reserved.
通電開始を時間ではなくバッテリー容量で通電開始させたい場合には、コンセントの構成から「容
量が指定した値を超えた場合に再起動する」を設定します。
バッテリー容量指定の対象となる負荷セグメントはMasterセグメントとなります。
通電開始後にサーバーを起動する設定は、各サーバーの機能を使用します。
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リンク集
• System Guide
– http://www.lenovojp.com/server/systemguide/
• Fix Central (IBM社サイト)
– https://www.ibm.com/support/fixcentral/
• Lenovo x86サーバー技術情報
– http://www.lenovojp.com/server/technical/
• System x はじめての導入セットアップ・ガイド
– http://www.lenovojp.com/server/technical/gd-systemx.shtml
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