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「大阪市小売商業実態調査」報告書(1/4)

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「大阪市小売商業実態調査」報告書(1/4)
大阪市 小売商業実態調査 報告書
平成 19 年3月
大阪市経済局
1
目
次
0.小売商業実態調査の概要 ......................................................................................................1
(1) 趣旨、目的..............................................................................................................................1
(2) 調査の内容・手法..................................................................................................................2
1.市内小売商業の現状と課題...................................................................................................9
1-1.小売商業の動向 ............................................................................................................. 10
1-2.区別にみる小売商業の動向 ........................................................................................ 11
1-3.業種別にみる小売商業の動向 .................................................................................... 17
2.市内の商店街・小売市場が抱える課題 ............................................................................. 19
2-1.小売商業実態調査の実施概要 ................................................................................... 19
2-2.商店街・小売市場が抱える課題 .................................................................................. 21
(1) 二極化が進む商店街・小売市場 ..................................................................................... 21
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
景況感 ........................................................................................................................................................ 21
商店街の利用状況 .................................................................................................................................. 26
来街者の購買ニーズと品揃え................................................................................................................ 28
空き店舗等の状況 ................................................................................................................................... 31
商店街・小売市場の問題点 ................................................................................................................... 33
商店街の強みと弱み ............................................................................................................................... 34
将来像の検討状況 .................................................................................................................................. 34
(2) 中型店・大型店との競合................................................................................................... 35
(3) 商店街の活動基盤の弱体化............................................................................................ 36
① 事務局機能 ............................................................................................................................................... 36
② 商店主の状況 ........................................................................................................................................... 37
③ 商店街間の連携....................................................................................................................................... 38
(4) 地域コミュニティの安全・安心と住民の生活を支える商店街への脱皮 ..................... 39
①
②
③
④
⑤
⑥
商店街の評価 ........................................................................................................................................... 39
あったら良いと思う施設・サービス......................................................................................................... 42
アーケードの状況 ...................................................................................................................................... 43
ハード施設の整備状況 ............................................................................................................................ 44
地域コミュニティとの連携 ........................................................................................................................ 45
支援メニューの評価.................................................................................................................................. 46
(5) ケーススタディ ...................................................................................................................... 56
小売商業振興プラン策定委員会・作業部会 の開催経過................................................... 61
2
0.小売商業実態調査の概要
(1) 趣旨、目的
大阪市内には、現在、約 500 の商店街と約 100 の小売市場があり、全国の市町村単位ではも
っとも大きな集積を見せている。地域経済を支えるこうした「地域商業」は地域の住民に対し
買い物の利便性を提供することに加え、防犯への取り組み、各種イベントなど地域の賑わいづ
くり、地域文化の伝承などを通じて地域コミュニティの中心的な役割を担ってきた。
本市では、こうした地域商業が果たす社会的役割を重視し、ハード・ソフトの両面からその
活動を支援しており、
平成 17 年度は年間延べ約 230 の商店街や小売市場がさまざまな支援制度
を利用し一定の成果を挙げるなど、全国でも屈指の支援策を実施している。
しかし、昨今の地域商業の状況は、商店経営者の高齢化・後継者難、消費動向の変化への対
応の遅れ、大型店や新業態店舗との競合などによって疲弊しており、経営不振店や空き店舗の
増加が目立つなどその衰退が顕著となっている。
本市の支援策においても利用者の固定化とマンネリ化、事業規模の縮小傾向など徐々に課題
も出てきている。また、本市の市政改革の観点から、一般の市民によりわかりやすく理解の得
やすい支援制度の立案と事業執行が求められており、とりわけ支援制度の目的、また支援制度
の中心となる補助金の効果と事業の透明性についても注目が集まっている。
本市では、現在、大阪経済の再生のため、新産業の育成や企業誘致、創業者支援などさまざ
まな施策を進めている。商業面では、ここ数年、キタ、ミナミなど都心部の再開発に伴う新し
い商業施設の開業や既存商業集積のリニューアルなどによって、広域から消費者を集める(超)
広域型商業が注目を集めている。
しかし、市民の視線でまちの活性化を実感するには、市内の各地域が活力の維持、再生を図
り、市民にとって魅力的で暮らしやすい場所となることが望まれる。地域の活力と商業の活性
化は表裏一体であり、その意味で地域商業の果たす役割の重要性をあらためて認識する時期と
なっている。
以上のような市内の商業を取り巻く環境変化や国等の施策動向を見極めつつ、本市では、平
成 18 年 4 月より市内全域における地域商業の実態把握と市民ニーズなどの深掘り調査を実施し、
市内の地域商業が持つポテンシャル、解決すべき課題、今後の可能性などの分析を行うことを
目的として、小売商業実態調査を実施した。
1
(2) 調査の内容・手法
大阪市における小売商業に関する施策のあり方検討の基礎資料として活用するため、以下
の実態調査を行なった。また、地域の実情を把握するため、市内4地区を選んで、ケースス
タディ調査を実施した。なお、商店街・小売市場の現状に関しては、商店街等台帳、商店街
等マップに整理する。
○調査の枠組み
小売商業実態調査
◆1.商店街・小売市場実態調査
◆1-1.商店街・小売市場アンケート調査(全数)
◆1-2.商店街・小売市場ヒアリング調査(1/3抽出調査)
◆1-3.商店街・小売市場ハード整備状況調査(全数)
◆2.大型店・中型店、及びコンビニ出店動向調査
◆2-1.店舗情報の収集(大型店・中型店・コンビニエンスストア)
◆2-2.近隣・地域型商店街の近接立地・影響店舗の現地踏査
(中型店・コンビニエンスストア)
◆2-3.企業ヒアリング(大型店・中型店・コンビニエンスストア)
◆3.消費者実態調査
◆3-1.来街者インタビュー調査
現状分析と問題点の抽出・整理
商店街等台帳、及び商店街等マッ
プの作成
4.ケーススタディ調査
(4 商業集積)
小売商業振興の基本方向・方策の
検討
2
○実態調査の概要
調査対象
調査方法
調査内容
備考
◆1.商店街・小売市場実態調査
◆1-1.商店街・小売市場アンケート調査
(全数)
全 商店街・小売市場
郵送配布・訪問回収
方式
○商店街・小売市場の概要(立地環境、加 約 600 商店街・
盟店舗、組織・体制・運営、周辺施設 等) 小売市場
◆1-2.商店街・小売市場ヒアリング調査
(1/3抽出調査)
抽出 商店街・小売市場
面接(ヒアリング)
調査
約 200 商 店
○現況と将来方向
街・小売市場
○空き店舗対策
○ハード・ソフト事業の実績、効果・評価 ※ ア ン ケ ート 結
○地域・周辺組織、異業態との連携
果より対象を
○今後の支援策のあり方 など
◆1-3.商店街・小売市場ハード整備状況
調査(全数)
全 商店街・小売市場
現地踏査
○ハード整備の状況
抽出
約 600 商店街・
小売市場
◆ 2.大型店・中型店、及びコンビニ出店動向調査
◆2-1.店舗情報の収集(大型店・中型店・ 大型店・中型店・コンビニ
エンスストア
コンビニエンスストア)
文献調査
○基本情報(所在地、規模、業態、立地、
営業時間、商店街組織への参加状況な
ど)
◆2-2.近隣・地域型商店街の近接立地・影 近隣・地域型商店街の近
接・影響店舗
響店舗の現地踏査
(中型店・コンビニエンスストア)
現地踏査
○店舗情報(集客規模(レジ台数)、部門
別構成、駐車場の有無、営業時間、商
店街組織への参加状況など)
◆2-3.企業ヒアリング(大型店・中型店・ 大型店 1 社、中型店 2 社、 ヒアリング調査
コンビニ 2 社の統括部門
コンビニエンスストア)
○出店方針、商店街活動への連携意向等
◆ 3.消費者実態調査
◆3-1.来街者インタビュー調査
近隣型・地域型 14 集積
(平日のみ)
直接面接聴取法
(インタビュー)
広域型・超広域型 2 集積
(平日・休日)
○消費者:買い物動向(来街目的、購入
の有無・購入品目・利用店舗)
、商店街等
の評価など
○来街者:買い物動向(商店街等の利用
の有無、商店街等以外の購入場所など)
大型店 2店舗
3
約 2000 サンプ
ル回収
◆1.商店街・小売市場実態調査
◆1-1.商店街・小売市場アンケート調査(全数・悉皆調査)
市内の全商店街及び小売市場に対し、郵送配布・訪問回収方式によるアンケート調査によ
り、商店街・小売市場の概要、活動状況や問題点等を把握した。
① 調査対象
1) 商 店 街 496 商店街
2) 小売市場
3) 合
② 調査方法
101 市場
計 597 の全商店街・小売市場
アンケート調査票による、郵送配布・訪問回収方式。
③ 調査内容
1) 商店街・小売市場の概要・組織
・商店街・小売市場の組織・運営体制
・商店街・小売市場の事業内容
・商店街・小売市場の立地環境(周辺施設)
2)商店街・小売市場の現況と変化
・商店街・小売市場の店舗構成・店舗数と、その変化
・商店街・小売市場の商業活動の変化(売上、来街者数の変化、景況感など)
・空き店舗の立地状況の変化 など
3)大型店・中型店、コンビニエンスストアの出・退店と影響
・大型店・中型店、コンビニエンスストアの出・退店の状況と影響の有無
・大型店・中型店、コンビニエンスストアの商店街活動への参加状況 など
4)商店街・小売市場の独自の取組み状況
・商店街・小売市場の取組み事業(ハード整備・ソフト事業)
・地域活動の取組み状況、地域団体・組織等との連携状況
・今後の取組みの意向
5)市の施策の利用状況と今後の支援意向
・本市施策の認知度、利用実態、効果、及び施策の評価など
◆1-2.商店街・小売市場ヒアリング調査(1/3、抽出調査)
約1/3 の商店街・小売市場に対し、ヒアリング(面接)調査を行ない、商店街・小売市場
の意向について詳細に把握した。
① 調査対象
1) 商 店 街 181 商店街(うち拒否団体が 34 商店街)
2) 小売市場
3) 合
② 調査方法
37 小売市場 (うち拒否団体が4小売市場)
計 218 の商店街・小売市場(うち拒否団体が 38 団体)
ヒアリング調査票にもとづく、調査員による面接(ヒアリング)調査
③ 調査内容
1) 商店街・小売市場の現況と将来方向について
4
・商店街・小売市場の強み、弱み
・組織運営(事務局体制)の現況と抱える問題
・売上げ、来街者数、商圏範囲、客層等の変化
・上記の変化の要因(内部環境、立地環境にわけて)
・事業活動が促進されている理由/うまくいかない理由
・今後の活動の方向性・目指すところ(時代・環境変化への対応など)
2) 空き店舗対策について
・空き店舗の立地件数の変化、その要因
・空き店舗の活用を進める上での問題点
・不足する業種と、それへの対応のあり方について
3) アーケード等のハード整備について
・ハード整備の実績、その効果と評価(機能、維持管理、利用者満足 等)
・ハード施設・設備の維持管理上の問題点
・今後の取組みの意向
4) イベント等のソフト事業について
・ソフト事業(イベント、その他ソフト事業)の実績、その効果と評価(集客・利用者
数、利用者満足 等)
・今後の取組みの意向
5) 地域・周辺組織との連携について
・地域団体・組織等との連携の有無
・連携内容とその課題/連携しない理由
6) 大型店・中型店・コンビエンスストアとの関係について
・影響を受けている店舗の有無と、その影響内容
・商店街活動及び組合活動の参加の有無
・今後の連携のあり方について
7) 今後の支援策のあり方について
・市の施策の利用状況
・現行施策の改善点とあればよい施策メニュー
◆1-3.商店街・小売市場ハード整備状況調査(全数)
① 調査対象
1) 商 店 街 496 商店街
2) 小売市場
3) 合
101 市場
計 597 の全商店街・小売市場
② 調査方法
商店街、小売市場のハード整備の状況について現地踏査により、把握する。
③ 調査内容
・アメニティ環境設備(アーケード、アーチ、街路舗装、街路灯、放送施設、休憩所、
公衆トイレ、ファサード整備 等)
・安全・利便施設(防犯カメラ等)
5
◆2.大型店・中型店、及びコンビニ出店動向調査
市内に立地する大型店、及び商店街等の周辺地域に立地するコンビニエンスストアの出店
動向を整理した。
◆2-1.店舗情報の収集(大型店・中型店・コンビニエンスストア)
店舗情報は、
「大規模小売店舗立地方法の届出報告」
、
「大型店出店一覧」
、
「全国大型小売店
総覧」(東洋経済新報社)
、「日本スーパー名鑑」(商業界)
、「NTTタウンページ」等の文献
調査により、収集、整理した。
① 調査対象
1) 大型店(1,000 ㎡以上のスーパー・旧小売市場)
130 店
2) 中型店(1,000 ㎡未満のスーパー・旧小売市場)
422 店
3) コンビニエンスストア(商店街から 50m圏内)
324 店
② 調査内容
1) 大型店
・店舗名、所在地
・規模(売場面積、駐車場等を含めた敷地面積など)
・核店舗
・立地環境(用途地域、周辺集客施設、商圏など)
・営業時間
・駐車場の有無及び駐車台数
2) 中型店
・店舗名、所在地
3) コンビニエンスストア
・店舗名、所在地
◆2-2.近隣・地域型商店街の近接立地・影響店舗の現地踏査(中型店・コンビニ
エンスストア)
近隣・地域型商店街に近接立地し、影響を与えている中型店・コンビニエンスストアについ
て、現地踏査により、その現況を把握した。
① 調査対象
1) 中型店(1,000 ㎡未満のスーパー・旧小売市場)
422 店
3) コンビニエンスストア(商店街から 50m圏内)
324 店
・近隣・地域型商店街に面する店舗
・近隣・地域型商店街との交差道路の概ね 50m以内に立地し、商店街・小売市場アン
ケート調査において「影響がある」と回答された店舗
② 調査方法
現地踏査による。
③ 調査内容
中型店・コンビニエンスストアのそれぞれについて、施設立地の確認とともに、以下の
6
内容について把握した。
1) 中型店
・施設規模(売場面積・階数、敷地面積)※住宅地図をもとにおおよその面積を把握
・集客規模(レジ数より推定)
・主に取扱う商品分野の把握(食品・日用雑貨・衣料品等の商品分野 等の取扱い状況)
・立地環境(商店街等との位置関係、周辺集客施設等の立地状況など)
・営業時間
・駐車場の有無及び駐車台数
2) コンビニエンスストア
・施設規模(売場面積、敷地面積) ※住宅地図をもとに、おおよその面積を把握
・立地環境(用途地域、商圏など)
・主な取扱い商品・サービス(生鮮食品、酒類・タバコ等の取扱い状況、ATM設置状
況など)
・営業時間
・駐車場の有無及び駐車台数
◆2-3.企業ヒアリング(大型店・中型店・コンビニエンスストア)
大型店及びコンビニエンスストアの地域を統括する管理部門(営業企画部局、あるいは地
域統括部局)等に対し、ヒアリングを行ない、出店方針や商店街活動等への連携意向等につ
いて把握した。
① 調査の対象
・大型~中型店(1000 ㎡未満の食品スーパー) 3社
・コンビニエンスストア 2社
・チェーン店 2社
② 調査内容
・出店方針(商店街立地についての認識)
・商店街活動等への参画状況、及び連携の意識
・商店街等と連携していく上での問題点
・今後の業態の将来展望 など
◆3.消費者実態調査
◆3-1.来街者インタビュー調査
類型別に商業集積地を抽出し、属性・時間帯等に配慮しつつサンプリングし、商業集積地
の利用の頻度及び実態、普段の買物行動について、街頭でのインタビュー調査を行なった。
① 調査の対象
・対象とする商業集積:近隣型・地域型商店街 14 集積(平日のみ)
、広域型・超広域商店街
2集積(平日・休日)の計 16 商業集積、及び大型店2店舗を対象とする。
商業集積タイプ
集積数
調査日
平日 休日
サンプル数
近隣型・地域型商店街
14 集積
○
-
100 サンプル/集積×14 集積=1400 サンプル
広域型・超広域型商店街
2集積
○
○
200 サンプル/集積×2集積= 400 サンプル
大型店
2店
○
100 サンプル/店舗×2店舗= 200 サンプル
7
・調査対象者:調査対象日・対象時間帯に買物した者(消費者)、来街した者(来街者)を
対象に、1商業集積、店舗当り、平日、休日各 100 サンプルを回収することとし、合計
2000 サンプルを対象とした。
② 調査方法
・来街者に対して、直接面接聴取法(インタビュー)
。
・調査に当たっては、実際に商店街での買い物をした人を確保するため、調査依頼時に当該
商店街での買い物の有無をチェック(スクリーニング)し、消費者と来街者に区分する。
③ 調査内容
・時間帯(来街時間)
・来街交通手段・所要時間
・来街の目的・理由
・同伴者の人数と属性
・来街の目的・来街頻度
・買い物の内容
・よく利用する店舗(商店街、大型店・中型店、コンビニエンスストアの利用状況など)
・商店街・小売市場を利用しない理由
・商店街・小売市場への期待(店舗・施設・サービス)
・商店街・小売市場の評価(品揃え・サービス、環境など)
・属性(性別、年代、職業、居住地)
など
8
1.市内小売商業の現状
大阪市の小売商業の現状については、以下のように整理されます。
① 商店数・従業者数の減少が進み、年間販売額も停滞するが売り場面積は一貫し
て増加
② キタ、ミナミの都心部への集中化と、周辺区での衰退傾向が顕著
③ 大型店の巨大化と、大規模小売店舗立地法の対象外の中型店の立地が進展
① 商店数・従業者数の減少が進み、年間販売額も停滞するが売場面積は一貫して増加
○ 大阪市の小売業(平成 16 年「商業統計調査」
)は、事業所数 34,707 事業所、従業者数 204,338
人、年間販売額 4 兆 5420 億円、売場面積 298.6 万㎡となっており、事業所数及び従業者数は
平成 11 年以降、減少を続けています。
○ 一方、年間販売額は微増するなど下げ止まりの傾向も見られますが、売場面積は一貫して
増加していることから、その要因は、大型店・中型店の出店によるものとも考えられ、中小
小売店は依然として、厳しい状況におかれているといえます。
② キタ、ミナミの都心部での大きな集積と、周辺区での衰退傾向が顕著
○ 区別には、商店数・従業者数など、北区、中央区など都心部への集積が大きくなっていま
す。近年は、大型量販店の出店等の進む北区での販売額の増加が大きくなるとともに、中心
性も高まるなど、キタへの一極集中が進んでいるといえます。
○ 一方、周辺区では、店舗数や従業者数の減少が大きくなっており、地域商業の空洞化が進
んでいますが、居住人口の増加している区(城東区、東成区、西淀川区)では、一定の回復
傾向も見られます。
③ 大型店の巨大化と、大規模小売店舗立地法の対象外の中型店の立地が進展
○ 大型店の出店状況については、平成 12 年の大規模小売店舗立地法施行以降、店舗の巨大化
が進んでおり、平均売場面積は9千㎡を超えて旧大店法時代の3倍以上の値となっています。
○ 一方、同法の対象外の 1000 ㎡をわずかに下回る規模の中型店の出店も多く見られ、中小小
売業との競合が深刻化しています。
9
1-1.小売商業の動向
― 最近 2 年間で事業所・従業員は引き続き減少。年間販売額は微増し、
バブル期の 19%減で下げ止まり―
大阪市の小売業(平成 16 年)は、事業所数 34,707 事業所、従業者数 204,338 人、年間販
売額 4 兆 5420 億円、売場面積は 298.6 万㎡となっており、事業所数及び従業者数は前々回調
査(平成 11 年)に引き続き減少している一方、年間販売額は微増、売場面積は一貫して増加し
ている。
平成 3 年と比較すると、事業所は 0.28 ポイント(13,776 店)減、年間販売額は 0.19 ポイ
ント(1 兆 633 億円)減と大幅に減少しているが、従業者数は 0.06 ポイント減にとどまり、
売場面積は 0.14 ポイント(37.5 万㎡)増加している。
◆大阪市小売業 事業所数の推移
◆大阪市小売業 従業者数の推移
1.20
1.20
1.00
1.00
0.80
(48,483)
0.93
(45,087)
1.00
0.88
0.85
0.75
(42,696)
0.97
1.00
0.72
0.80
(218,459)
(212,594)
0.95
(206,976)
1.01
(221,343)
0.99
(215,433)
(204,338)
(41,135)
(36,558)
0.60
0.60
(34,707)
0.40
0.40
0.20
0.20
0.00
0.00
H3
H6
H9
H11
H14
H16
H3
◆大阪市小売業 年間販売額の推移
H6
H9
H11
H14
H16
1.11
1.14
◆大阪市小売業 売場面積の推移
1.40
1.20
1.00
1.00
0.80
0.94
0.89
0.91
0.87
(56,053億)
(49,703億)
1.20
0.81
0.81
1.00
1.00
(50,946億)
(48,729億)
(45,243億)
0.60
1.04
(2,726,290)
(2,610,875)
(45,420億)
1.06
1.09
(2,770,808) (2,845,296)
(2,895,529)
(2,985,971)
0.80
0.40
0.60
0.20
0.40
0.20
0.00
H3
H6
H9
H11
H14
H3
H16
(資料)
「商業統計調査表」
(注) いずれも平成3年の値を1とした指数値。
10
H6
H9
H11
H14
H16
1-2.区別にみる小売商業の動向
① 商店数
― 中央・北・生野・淀川の順。全体では 5%減となっているが、キタとミナミで微増 ―
中央区が 3,789 事業所(市構成比 10.9%)で最も多い。次いで、北区の 3,579 事業所(同
10.3%)、生野区の 2,154 事業所(同 6.2%)、淀川区の 1,728 事業所(同 5.0%)と続く。
また、前回調査(平成 14 年)からの増減については、住吉区で 10.3%(163 事業所)減と
大幅に減少したのをはじめ、大阪府全域(5.0%減)や全国(4.8%減)よりも減少の幅がか
なり大きくなっている。中でも、市南部の区における減少の幅が若干大きい。
一方、イーマ(平成 14 年オープン)などが出店したキタの商業地が位置する北部(1.6%・55
事業所増)と、平成 15 年になんばパークスが出店した浪速区(3.5%・37 事業所増)では微
増する結果となった。
前回比(%)
事業所数
実数
構成比
(区域)
区名など
平成16年
平成14年
平成16年 平成14年 16年/14年
大阪市全域
34,707
36,558
100
100
-5.1
都心部
1 中央
3,789
3,945
10.9
10.8
-4
都心部
3,579
3,524
10.3
9.6
1.6
2北
東部
3 生野
2,154
2,283
6.2
6.2
-5.7
北東部
4 淀川
1,728
1,845
5.0
5.0
-6.3
南部
1,702
1,884
4.9
5.2
-9.7
5 西成
東部
6 平野
1,678
1,841
4.8
5.0
-8.9
南部
7 東住吉
1,550
1,663
4.5
4.5
-6.8
南部
1,426
1,589
4.1
4.3
-10.3
8 住吉
南部
9 阿倍野
1,420
1,518
4.1
4.2
-6.5
西部臨海部
10 住之江
1,380
1,441
4.0
3.9
-4.2
東部
1,316
1,384
3.8
3.8
-4.9
11 城東
都心部
12 天王寺
1,233
1,233
3.6
3.4
0
都心部
13 西
1,200
1,214
3.5
3.3
-1.2
北東部
1,200
1,286
3.5
3.5
-6.7
14 東淀川
東部
15 東成
1,197
1,238
3.4
3.4
-3.3
都心部
1,109
1,072
3.2
2.9
3.5
16 浪速
北東部
17 旭
1,093
1,180
3.1
3.2
-7.4
北東部
18 都島
1,086
1,169
3.1
3.2
-7.1
西部臨海部
966
1,052
2.8
2.9
-8.2
19 港
都心部
20 福島
835
913
2.4
2.5
-8.5
西部臨海部
21 大正
843
918
2.4
2.5
-8.2
北東部
791
842
2.3
2.3
-6.1
22 鶴見
西部臨海部
23 西淀川
812
872
2.3
2.4
-6.9
西部臨海部
620
652
1.8
1.8
-4.9
24 此花
大阪府全域(平成16年)
82,301
86,644
-5
全国計(平成16年)
(大阪市は大阪府全体の42.2%を占める)
-4.8
大阪市区別にみる小売業の推移(事業所数:平成14年→平成16年)
[増減率※]
4
3.5
1 .6
0.0
0
-1.2
-4
-3.3
-4.0
-8
-8.5
-6.1
-5.7
-7.1
-4.2 -4.9
-6.8
-6.5
全国計
大阪府全域
大阪市全域
西部臨海部
大正
此花
住之江
港
西淀川
西成
南部
-8.2
-9.7
阿倍野
東住吉
住吉
11
生野
東部
平野
東成
城東
北東部
※平成14年の数値を1とした平成16年の増減率を示す
-10.3
-5 .1 -5.0 -4.8
-6.9
-8.2
-8.9
鶴見
都島
淀川
東淀川
旭
浪速
都心部
福島
西
中央
天王寺
北
-12
-7.4
-6.7 -6.3
-4.9
② 従業者数
― 北・中央・淀川・平野の順。減少した区が多い一方、6区で増加 ―
従業者数では、北区(28,546 人。市構成比 14.0%)が、中央区(28,258 人。同 13.8%)
を抜き最も多くなっており、次いで淀川区の 11,152 人(同 5.5%)、平野区の 10,289 人(同
5.0%)と続く。
また、前回調査(平成 14 年)からは、中央・都島・鶴見・東成・港の5区で 10%以上減
少したのをはじめ、大阪府全域(4.5%減)や全国(0.5%減)よりも減少の幅がかなり大き
くなっている。
一方、中央区を抜いた北区(490 人、1.7%増)のほか、淀川区(784 人、7.6%増)、西淀川
区(293 人、5.9%増)、此花区(170 人、5.4%増)など6区で増加している。
前回比(%)
従業員数
従業者数
実数
構成比
(区域)
区名など
区名など
平成16年
平成14年
平成16年 平成14年 16年/14年
大阪市全域
204,338
215,433
100
100
-5.2
都心部
28,546
28,056
14.0
13.0
1.7
1北
都心部
28,258
31,568
13.8
14.7
-10.5
2 中央
北東部
11,152
10,368
5.5
4.8
7.6
3 淀川
東部
10,289
10,700
5.0
5.0
-3.8
4 平野
東部
8,109
8,642
4.0
4.0
-6.2
5 生野
南部
8,100
8,593
4.0
4.0
-5.7
6 阿倍野
都心部
7,945
8,681
3.9
4.0
-8.5
7 天王寺
南部
7,496
8,112
3.7
3.8
-7.6
8 西成
西部臨海部
7,662
8,074
3.7
3.7
-5.1
9 住之江
北東部
7,280
7,857
3.6
3.6
-7.3
10 東淀川
南部
7,285
7,701
3.6
3.6
-5.4
11 東住吉
南部
7,387
7,825
3.6
3.6
-5.6
12 住吉
都心部
7,213
7,723
3.5
3.6
-6.6
13 西
都心部
7,089
7,038
3.5
3.3
0.7
14 浪速
東部
6,645
6,992
3.3
3.2
-5
15 城東
北東部
6,186
7,054
3.0
3.3
-12.3
16 都島
都心部
5,909
6,351
2.9
2.9
-7
17 福島
西部臨海部
5,270
4,977
2.6
2.3
5.9
18 西淀川
北東部
5,180
5,165
2.5
2.4
0.3
19 旭
北東部
5,047
6,129
2.5
2.8
-17.7
20 鶴見
東部
4,871
5,571
2.4
2.6
-12.6
21 東成
西部臨海部
4,300
5,005
2.1
2.3
-14.1
22 港
西部臨海部
3,792
4,094
1.9
1.9
-7.4
23 大正
西部臨海部
3,327
3,157
1.6
1.5
5.4
24 此花
大阪府全域(平成16年)
525,097
549,692
-4.5
全国計(平成16年)
(大阪市は大阪府全体の38.9%を占める)
-0.5
従業者数:
大阪市区別にみる小売業の推移(従業員数:平成14年→平成16年)
[増減率※]
10
7.6
5 1 .7
5.9
5.4
0.7 0.3
0
-0.5
-5
-10
-6.6-7.0
-8.5
-10.5
-7.3
-15
-5.1
全国計
大阪府全域
大阪市全域
西部臨海部
大正
此花
港
住之江
西淀川
南部
西成
阿倍野
住吉
生野
12
東住吉
東部
※平成14年の数値を1とした平成16年の増減率を示す
-7.4
-7.6
-5.2 -4.5
-14.1
平野
北東部
東成
城東
鶴見
-17.7
都島
淀川
東淀川
旭
浪速
西
福島
中央
北
都心部
-6.2 -5.4 -5.6 -5.7
-12.6
-12.3
天王寺
-20
-3.8
-5.0
③ 年間販売額
― キタが大幅増の一方、ミナミの繁華街は大幅に減少。東部でも増加が顕著 ―
年間販売額では、従業者数同様、キタの商業地が位置する北区(1 兆 1,723 億円。市構成
比 25.8%)が、ミナミや船場のオフィス街がある中央区(8,564 億円。同 18.9%)を抜き最
も多くなっている。次いで、天王寺が位置する阿倍野区(2,382 億円。同 5.2%)
、なんばパ
ークスが位置する浪速区(1,925 億円。同 4.2%)と続き、これら繁華街が位置する 4 区で市
全体の過半数(同 54.1%)を占めている。
また、前回調査(平成 14 年)からは、鶴見区で 42.4%減と大幅に減少したのをはじめ、
大阪府全域(-0.7%減)や全国(-1.4%減)よりも減少の幅が大きい区が多く、中でも北区
を除く市都心部の減少の幅が顕著である。一方、中央区を抜いた北区は 35.1%(3,044 億円)
増と、大幅に増加している。その他、市東部の城東・東成・平野の3区、西淀川区でも増加し
ている。
さらに、前回調査(平成 14 年)からの2年間の推移と、前々回調査(平成 11 年)から前
回調査(平成 14 年)の3年間の推移とを比較すると、市都心部以外では、減少が増加に転じ
た、もしくは減少幅がかなり狭まった区が多く、販売額の下げ止まりがみられる。
大阪市区別にみる小売業の推移(年間商品販売額:平成14年→平成16年)
[増減率※]
50
3 5 .1
30
2 1 .7
1 2 .6
10
-2.4
-1.4
全国計
西部臨海部
大阪府全域
-9.0
大阪市
-5.5 -8.2
住之江区
港区
西淀川区
西成区
南部
阿倍野区
住吉区
13
-2.3 -4.8 -5.2 -5.2
東住吉区
※平成 14 年の数値を1とした平成 16 年の増減率を示す
生野区
東部
平野区
東成区
城東区
鶴見区
北東部
-42.4
都島区
淀川区
東淀川区
旭区
浪速区
福島区
西区
中央区
天王寺区
北区
都心部
-6.0
大正区
-30
0.4 -0.7
此花区
-3.4 -4.2
-5.4 -8.4
-8.8
-12.0
-13.3
-18.7-19.6
-10
-50
7 .6
1 .7
大阪市区別にみる小売業の推移(年間商品販売額:平成11年→平成14年)
[増減率※]
70
62.6
50
40.2
30.0
30
5 .2
10
-10
-1.9
-10.3
-14.6
-15.8
-10.9
- 1 8 .8
- 5 .8
-1.1
前回比(%)
年間販売額
実数(単位:百万円)
構成比
(区域)
区名など
平成16年
平成14年
平成16年 平成14年 16年/14年
大阪市全域
4,542,042
4,524,271
100
100
0.4
都心部
1北
1,172,258
867,825
25.8
19.2
35.1
都心部
2 中央
856,374
934,875
18.9
20.7
-8.4
南部
3 阿倍野
238,191
251,303
5.2
5.6
-5.2
都心部
4 浪速
192,539
239,429
4.2
5.3
-19.6
北東部
5 淀川
171,518
187,988
3.8
4.2
-8.8
都心部
6西
162,951
185,200
3.6
4.1
-12
東部
7 平野
160,826
158,096
3.5
3.5
1.7
都心部
8 天王寺
154,470
163,345
3.4
3.6
-5.4
東部
9 城東
125,076
102,760
2.8
2.3
21.7
西部臨海部
10 住之江
120,200
127,177
2.6
2.8
-5.5
都心部
11 福島
110,192
135,601
2.4
3.0
-18.7
南部
12 西成
106,872
112,724
2.4
2.5
-5.2
北東部
13 東淀川
103,701
108,270
2.3
2.4
-4.2
東部
14 生野
98,489
104,773
2.2
2.3
-6
南部
15 東住吉
98,561
100,893
2.2
2.2
-2.3
北東部
16 都島
95,275
109,883
2.1
2.4
-13.3
南部
17 住吉
94,096
98,807
2.1
2.2
-4.8
西部臨海部
18 西淀川
95,307
88,605
2.1
2.0
7.6
東部
19 東成
83,864
74,492
1.8
1.6
12.6
北東部
20 鶴見
79,370
137,746
1.7
3.0
-42.4
北東部
21 旭
66,599
68,960
1.5
1.5
-3.4
西部臨海部
22 港
64,996
66,625
1.4
1.5
-2.4
西部臨海部
23 大正
53,808
59,135
1.2
1.3
-9
西部臨海部
36,510
39,759
0.8
0.9
-8.2
24 此花
大阪府全域(平成16年)
9,579,967
9,649,377
-0.7
全国計(平成16年)
(大阪市は大阪府全体の47.4%を占める)
-1.4
14
全国計
※平成 11 年の数値を1とした平成 14 年の増減率を示す
-7.4 -7.6
大阪府全域
西部臨海部
大阪市
大正区
此花区
-21.6
住之江区
港区
西淀川区
西成区
南部
阿倍野区
住吉区
東住吉区
生野区
東部
平野区
東成区
城東区
鶴見区
都島区
北東部
6.1
1.1
- 5 .1 -6.2 -3.1
-11.0
-12.0
-17.9
-19.3
淀川区
東淀川区
旭区
浪速区
都心部
福島区
西区
中央区
天王寺区
北区
-30
-5.4
4.6
- 0 .2
④ 顧客吸引力(中心性指数)
―北区が大きく増加するも、その他顧客吸引力の高かった区で大幅に減少。また、居住
人口が増加した区でも増加現象がみられる ―
大阪市小売業の顧客吸引力として、大阪府における中心性指数で求めると、中央区が 11.80、
北区が 10.75 と、ミナミ・キタの位置する 2 区がきわめて大きくなっている。
また、北区、中央区を除く市都心部4区(浪速、西、天王寺、福島の4区)と、阿倍野区で
は指数 1.0 以上を示しているが、その他の 17 区では指数 1.0 未満と、府の平均以下の顧客吸
引力となっている。
前回調査(平成 14 年)との増減をみてみると、北区で 2.3 ポイント増と大幅に増加してい
る一方、中央区の 2.40 ポイント減をはじめとする北区を除く市都心部の5区と、天王寺が位
置する阿倍野区、京橋が位置する都島区など、キタを除く顧客求心力の高かった区域での減
少が顕著となっている。これらのことから、大阪市内ではキタの一極集中が進み、他の繁華
街での顧客吸引力が低下しているものと考えられる。
その他、指数 1.0 未満の区については、年間販売額が大幅に増加していた市東部の城東区
と東成区、西淀川区の3区において増加している。城東区と東成区では、平成 12 年から 17
年までの5年間で、都心部を除く市内の大半の区が人口減少している中、人口が増加してい
る。
15
<中心性指数>(平成 16 年度)
0.7 未満
0.7 ~ 0.99
1.0 ~ 1.99
2.0 ~ 4.99
5.0 以上
※中心性指数(顧客吸引力)=
区人口 1 人あたりの年間販売額
府人口 1 人あたりの年間販売額
大阪市全体 : 1.59 / 人口 1.2%増
東淀川区
淀川区
区域別にみる指数変化
都心部
指
数
人口
区
H.16
H.14
変化
北区
10.75
8.40
+9.3%
中央区
11.80
14.20
+20.7%
天王寺区
2.22
2.46
+9.0%
浪速区
3.27
4.21
+7.9%
西区
2.07
2.51
+14.5%
福島区
1.66
2.16
+9.3%
北東部
指
数
人口
区
H.16
H.14
変化
淀川区
0.93
1.03
+3.6%
東淀川区
0.54
0.54
-3.0%
都島区
0.88
1.02
+2.7%
旭区
0.64
0.64
-4.1%
鶴見区
0.68
1.21
+5.3%
東部
指
数
人口
区
H.16
H.14
変化
城東区
0.72
0.59
+1.9%
東成区
0.97
0.86
+1.2%
生野区
0.65
0.68
-2.9%
平野区
0.74
0.71
-0.6%
南部
指
数
人口
区
H.16
H.14
変化
阿倍野区
2.04
2.18
+3.2%
東住吉区
0.67
0.66
-3.3%
住吉区
0.54
0.56
-1.3%
西成区
0.74
0.75
-3.0%
西部臨海部
指
数
人口
区
H.16
H.14
変化
西淀川区
0.92
0.86
-3.5%
此花区
0.53
0.56
-1.9%
港区
0.72
0.71
-4.7%
大正区
0.68
0.73
-2.4%
住之江区
0.85
0.87
-3.6%
西淀川区
旭区
都島区
北区
城東区
鶴見区
福島区
中央区
西区
此花区
港区
大正区
東成区
浪速区
天王寺区
生野区
西成区
阿倍野区
住之江区
東住吉区
住吉区
平野区
※ここでの「人口変化」とは、国勢調査における平
成 12 年から 17 年までの居住人口の変化を示して
いる。
16
1-3.業種別にみる小売商業の動向
<業種内訳>
産業分類(大分類)
産業分類(中分類)
各種商品
百貨店・総合スーパー、その他の各種商品小売業(従業者が常時 50 人未満のもの)
呉服・服地・寝具小売業、男子服小売業、婦人・子供服小売業、靴・履物小売業、
その他の織物・衣服・身の回り品小売業
各種食料品小売業、酒小売業、食肉小売業、鮮魚小売業、野菜・果実小売業、
菓子・パン小売業、米穀類小売業、その他の飲食料品小売業
自動車小売業、自転車小売業
織物・衣類・身の回り品
飲食料品
自動車・自転車
家具・什器・家庭用機械
家具・建具・畳小売業、機械器具小売業、その他のじゅう器小売業
医薬品・化粧品小売業、農耕用品小売業、燃料小売業、書籍・文房具小売業、
スポーツ用品・玩具・娯楽用品・楽器小売業、写真機・写真材料小売業、
時計・眼鏡・光学機械小売業、他に分類されない小売業
その他
① 事業所数
― 百貨店など「各種商品」が増加しているのを除き、大半の業種はここ 10 年で約 20%減 ―
「その他の小売業」が 11,462 事業所(市構成比 33.0%)で最も多く、「飲食料品」が 11,402
事業所(同 32.9%)、「織物・衣類・身の回り品」が 7,203 事業所(同 20.8%)と続いている。
前回調査と比べると、「各種商品」(百貨店・総合スーパーほか)で 0.07 ポイント増加して
いるが、他の業種ではいずれも減少している。
平成 6 年からの 10 年間を比較すると、
「各種商品」が 0.29 ポイント増加しているほかは、
「飲
食料品」が 0.28 ポイント減少しているのをはじめ、
大きく減少している
(概ね 0.2 ポイント)
。
大阪市小売業の業種別概況(事業所数:平成16年)
各種商品, 81, 0.2%
織物・衣類・身の回
り品, 7203, 20.8%
その他, 11462,
33.0%
家具・什器・家庭用
機会, 3143, 9.1%
飲食料品, 11402,
32.9%
自動車・自転車,
1416, 4.1%
業種別にみる大阪市小売業の推移(事業所数)
1.6
※平成6年を
1.0として換算
1.57
1.4
1.29
1.22
1.14
1.2
1.0
1.00
0.92
0.8
0.83
0.75
0.6
平成6年
平成9年
平成11年
平成14年
17
0.83
0.82
0.77
0.73
0.72
平成16年
各種商品
織物・衣類・身の回り品
飲食料品
自動車・自転車
家具・什器・家庭用機械
その他
② 年間販売額
―近年、
「織物・衣類・身の回り品」の増加、
「家具・什器・家庭用機械」の減少が顕著。10
年で「織物・衣類・身の回り品」は 23%増、「家具・什器・家庭用機械」は 25%増と増
加しているが、「各種商品」は 45%減、
「自動車・自転車」は 21%減と大幅に減少 ―
「飲食料品」が 1 兆 830 億円(市構成比 23.8%)で最も多く、「その他の小売業」が 1 兆 199
億円(同 22.5%)
、「織物・衣類・身の回り品」が 9,237 億円(同 20.3%)と続いている。
前回調査と比べると、「織物・衣類・身の回り品」が 0.42 ポイント増となっている一方、
「家
具・什器・家庭用機械」
(0.21 ポイント減)
、
「その他の小売業」
(0.13 ポイント減)の減少が顕
著である。
また、平成 6 年と比較すると、「織物・衣類・身の回り品」(0.23 ポイント増)及び「家具・
什器・家庭用機械」
(0.25 ポイント増)
が大幅に増加する一方、
0.45 ポイント減の「各種商品」、
及び 0.21 ポイント減の「自動車・自転車」が大幅に減少しており、業種による増減差が顕著
となっている。
大阪市小売業の業種別概況(年間販売額:平成16年)
その他, 1019908 ,
22.5%
各種商品, 683425
, 15.0%
織物・衣類・身の回
り品, 923740 ,
20.3%
家具・什器・家庭用
機械, 549841 ,
12.1%
飲食料品,
1082959 , 23.8%
自動車・自転車,
282160 , 6.2%
業種別にみる大阪市小売業の推移(年間販売額)
※平成6年を
1.0として換算
1.46
1.5
1.3
1.25
1.13
1.1
【単位:百万円】
1.00
1.02
1.00
0.99
0.94
0.9
0.77
0.7
1.23
1.09
1.07
0.97
0.81
0.79
0.99
0.94
0.79
0.62
0.55
0.5
平成6年
平成9年
平成11年
平成14年
18
平成16年
各種商品
織物・衣類・身の回り品
飲食料品
自動車・自転車
家具・什器・家庭用機械
その他
2.市内の商店街・小売市場が抱える課題
2-1.小売商業実態調査の実施概要
以下の通り、アンケート調査とヒアリング調査、ハード整備状況調査を実施し、商店街・
小売市場の実態について調査した。また消費者の意向を把握するために、消費者アンケート
調査もあわせて実施した。加えて、大型店・中型店・コンビニエンスストアの実態について
も調査した。
① 商店街・小売市場アンケート調査
a.調査期間 配布:平成18 年 5 月 26 日~9 月 30 日
回収:平成18 年 6 月 1 日~9 月 30 日
b.調査方法 郵送配布・訪問回収
c.調査対象及び回収状況(平成 18 年 9 月 30 日時点)
・本市の把握している商店街・小売市場名簿をもとに調査対象団体を設定。
商店街
アンケート対象団体 数
496
回収団体 数
小売市場
計
101
597
446
89.9%
92
91.1%
538
90.1%
回答拒否団体数
39
7.9%
9
8.9%
48
8.0%
回収対象外(解散、活動実態なし)
11
2.2%
0
0.0%
11
1.9%
② 商店街・小売市場ヒアリング調査
a.調査期間
平成18 年 6 月 12 日~9 月 30 日
b.調査対象及び回収状況
商店街
小売市場
計
ヒアリング対象 団体数
181
ヒアリング実施 団体数
147
81.2%
37
33
89.2%
218
180
82.6%
ヒアリング拒否 団体数
34
18.8%
4
10.8%
38
17.4%
③ 商店街・小売市場ハード整備状況調査
a.調査期間
平成18 年 7 月 3 日~9 月 25 日
b.調査対象数
496 商店街、101 小売市場
④ 消費者アンケート調査
①調査地点、および調査日
平 日
近隣型・地域型商店街(14 集積)
休 日(日曜日)
平成18 年 7 月 5、6、10、19 日
―
広域型・超広域型商店街(2 集積) 平成18 年 7 月 5 日
―
大型店(2 地点)
②調査方法
平成18 年 7 月 9 日
平成18 年 7 月 9、16 日
調査員による街頭での聞取りインタビュー調査。
③調査対象及び回収結果
平 日
近隣型・地域型商店街(14 集積)
広域型・超広域型商店街(2 集積)
大型店(2 地点)
合 計
1,408
201
―
1,609
19
休 日
―
204
合 計
1,408
405
204
204
408
2,017
⑤ 大型店・中型店・コンビニエンスストア実態調査
1) 現地踏査
a.調査期間
平成18 年 7 月 20 日~9 月 25 日
b.調査対象数
立地店舗数
大型店(1,000 ㎡以上のスーパー・旧小売市場)
107 店
中型店(1,000 ㎡未満のスーパー・旧小売市場)
266 店
コンビニエンスストア(商店街から 50m圏内)
324 店
2) ヒアリング調査
a.調査期間
平成18 年 10 月 17 日~11 月6日
b.調査対象
大型~中型店計3社、コンビニ 1 社、チェーン店2社
20
2-2.商店街・小売市場が抱える課題
小売商業実態調査を通じて、明らかになった市内の商店街・小売市場が抱える課題につい
ては、大きく、以下の4点に整理することができる。
(1) 二極化が進む商店街・小売市場
(2) 中型店・大型店の影響
(3) 商店街の活動基盤の弱体化
(4) 地域コミュニティの安全・安心と住民の生活を支える商店街への脱皮
(1) 二極化が進む商店街・小売市場
① 景況感
○
近隣・地域型商店街(*1)での衰退傾向が大きくなっているが、広域・超広域型商店街(*2)では
繁盛しているとの回答も一定数ある。とくに衰退傾向が著しいのは近隣・地域型の住宅地立
地の商店街となっている。
◆「商店街タイプ」と「景況感」の関係
5.4%
商店街計 商店街計(n=446)
12.8%
30.9%
41.5%
8.1%
1.3%
11.1%
0.5% 2.9%
31.9%
近隣型商店街(n=207)
近隣型商店街 10.6%
地域型商店街(n=160)
地域型商店街 0.6%
広域型商店街(n=49)
広域型商店街 5.0%
12.2%
47.8%
25.0%
5.8%
48.8%
22.4%
10.0%
42.9%
12.2%
10.2%
0%
超広域型商店街(n=22)
超広域型商店街
18.2%
その他(n=8)
その他 0%
18.2%
25.0%
18.2%
36.4%
37.5%
4.5%4.5%
12.5%
25.0%
0%
小売市場(n=92)
小売市場
8.6%
23.7%
25.8%
25.8%
14.0%
2.2%
0%
10%
20%
繁盛している
やや衰退している
30%
40%
50%
60%
やや繁盛している
衰退している
70%
80%
90%
100%
変わらない
無回答
(*1)(*2)について:
近隣型商店街:最寄品中心で地元住民が日用品などを徒歩または自転車などにより日常性の買い物をする商店街
地域型商店街:最寄品店及び買回り品店が混在し、近隣型商店街よりもやや広い範囲から、徒歩、自転車、バス等で来街
する商店街
広域型商店街:百貨店、量販店等を含む大型店があり、最寄品店よりも、買回り品店が多い商店街
超広域型商店街:百貨店、量販店等を含む大型店があり、有名専門店、高級専門店を中心に構成され、遠距離からの来街
者が買い物をする商店街
※なお、「最寄品」とは、一般家庭で日常的に食べたり使ったりするもので、具体的には、飲食料品、荒物、金物、医薬品、
化粧品、下着類、靴下類などをいい、「買回り品」とは、品質、デザイン、価格などを比較選択して購入しようとするもの
で最寄品以外をいいます。
21
・ 近隣・地域型商店街のうち、衰退傾向が顕著な立地環境は「住宅地立地」である。
◆「商店街立地」と「景況感」の関係(近隣・地域型商店街)
商店街計(367)
10.9%
28.9%
48.2%
7.6%
0.5% 3.8%
繁華街(36)
13.9%
16.7%
33.3%
33.3%
2.8%
0%
一般商業地区(162)
12.3%
0%
27.8%
48.8%
8.0%
3.1%
一般住宅街(60)
15.0%
73.3%
5.0%
1.7% 1.7% 3.3%
駅前(81)
12.3%
0%
40.7%
38.3%
6.2%
2.5%
0%
10%
20%
30%
繁盛している
やや衰退している
○
40%
50%
60%
70%
やや繁盛している
衰退している
80%
90%
100%
変わらない
無回答
商店街規模が小さいほど衰退傾向が大きくなっている。また、路面型商店街は、商業ビル・
地下街内等のテナント会型商店街に比べ、衰退傾向が大きくなっている。
◆「商店街規模」と「景況感」の関係
商店街計
1.3%
0%
44.2%
2.4%
37.5%
34.7%
18.1%
4.2%
4.2%
9.4%
43.8%
28.1%
12.5%
3.1%
会員数 80~99
10.5%
0.0%
会員数 100~
3.1%
6.3%
37.6%
会員数 20~39
4.8% 9.7%
1.2%
会員数 60~79
3.1%
8.1%
58.7%
25.4%
6.3%
会員数 0~19
0.0% 3.2%
会員数 40~59
1.4%
41.5%
30.9%
12.8%
5.4%
21.9%
10%
20%
30%
40%
9.4%
28.1%
28.1%
繁盛している
やや衰退している
50%
60%
やや繁盛している
衰退している
22
5.3%
26.3%
42.1%
15.8%
70%
80%
90%
変わらない
無回答
9.4%
100%
◆「テナント会・路面型商店街」と「景況感」の関係
商店街計(446) 5.4% 12.8%
1.3%
テナント会型商店街(48)
30.9%
18.8%
6.3%
12.1%
路面型商店街(398) 0.8%
41.5%
18.8%
33.3%
30.7%
8.1%
14.6%
8.3%
44.7%
8.0%
3.8%
0%
10%
20%
繁盛している
やや衰退している
30%
40%
50%
やや繁盛している
衰退している
23
60%
70%
80%
変わらない
無回答
90%
100%
小売市場では、セルフ形式に変更した小売市場で、変更していない小売市場に比べて、
「売
・
上げ」
、
「来街者数」
「来街範囲」
「景況感」で、良好な状況にあり、特に、
「景況感」での差が
大きくなっている。
・ また、セルフ形式に変更した小売市場でも、変更後の経過年数による状況の違いが見られ
る。5年以内に変更した小売市場は、
「変わらない」の構成比が大きいが、6~10 年経過した
小売市場では、良好な小売市場とそうでないものとの二極化の傾向が見られる。また、10~
15 年経過した小売市場で、もっとも衰退傾向が大きいが、15 年以上経過した小売市場では「来
街範囲」や「景況感」で良好だと回答している小売市場の構成比が高まっている。
◆「店舗数の推移」と「セルフ形式への変更の有無」との関係
小売市場計(93)
変更した(57)
0%
小売市場 計(93)
0%
0~5年以内(10)
0%
6~10年以内(26)
40.0%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
やや増加した
変わらない
70%
80%
90%
やや減少した
減少した
43.0%
30.0%
10%
25.0%
38.2%
20%
30%
15.1%
1.1%
0~5年以内(10)
19.1%
14.3%
40.0%
やや増加した
小売市場 計(93)
11.8%
4.3%
4.4%
28.6%
30.0%
40%
50%
変わらない
60%
70%
80%
やや減少した
100%
減少した
無回答
24.7%
43.0%
11.8%
4.3%
70.0%
0%
0%
10.0%
20.0%
0%
11.8%
6~10年以内(26)
1.5%
90%
◆「セルフ形式への変更後の経過年数」との関係
1.1%
変更した(57)
11.5%
0%
◆「売上げの変化」と「セルフ形式への変更の有無」との関係
24.7%
19.0%
無回答
増加した
15.1%
26.9%
100%
0%
小売市場計(93)
20.0%
19.2%
38.1%
16~20年以内(10) 0%
増加した
15.1%
40.0%
42.3%
10~15年以内(21) 0%
0%
0%
30.1%
13.0%
47.8%
21.7%
19.4%
0%
0%
変更していない(23) 0% 17.4%
35.5%
16.2%
25.0%
19.1%
39.7%
15.1%
30.1%
19.4%
35.5%
0%
0%
◆「セルフ形式への変更後の経過年数」との関係
19.2%
11.5%
19.2%
38.5%
7.7%
3.8%
変更していない(23) 4.3%
0%
21.7%
60.9%
10~15年以内(21)
13.0%
0%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
16~20年以内(10) 0%
100%
0%
やや増加した
変わらない
やや減少した
減少した
◆「来街者数の変化」と「セルフ形式への変更の有無」との関係
0%
10%
0~5年以内(10)
4.3%
変わらない
60%
70%
80%
やや減少した
90%
減少した
100%
無回答
11.8%
39.8%
26.9%
20.0%
10.0%
70.0%
0%
0%
11.5%
10~15年以内(21)
19.2%
7.7%
34.6%
23.1%
変更していない(23)
16~20年以内(10)
4.3% 0%
10%
9.5%
52.4%
28.6%
9.5%
0%
13.0%
60.9%
21.7%
増加した
50%
3.8%
4.4%
0%
40%
4.3%
6~10年以内(26)
11.8%
33.8%
27.9%
20.6%
30%
16.1%
1.1%
1.1%
変更した(57)
20%
20.0%
◆「セルフ形式への変更後の経過年数」との関係
11.8%
39.8%
26.9%
16.1%
40.0%
やや増加した
小売市場 計(93)
小売市場計(93)
0%
9.5%
無回答
増加した
1.5%
57.1%
40.0%
0%
増加した
28.6%
4.8%
0%
20.0%
30.0%
50.0%
0%
20%
やや増加した
30%
40%
変わらない
50%
60%
70%
やや減少した
80%
減少した
90%
100%
無回答
24
0%
増加した
10%
20%
30%
やや増加した
40%
50%
変わらない
60%
70%
やや減少した
80%
90%
減少した
100%
無回答
◆「来街範囲の変化」と「セルフ形式への変更の有無」との関係
小売市場計(93)
24.7%
22.6%
32.3%
6.5%
◆「セルフ形式への変更後の経過年数」との関係
小売市場 計(93)
12.9%
6.5%
0~5年以内(10)
変更した(57)
20.6%
25.0%
33.8%
5.9%
32.3%
22.6%
24.7%
12.9%
1.1%
1.1%
0%
0%
70.0%
10.0%
20.0%
0%
13.2%
6~10年以内(26)
1.5%
7.7%
34.6%
26.9%
19.2%
7.7%
3.8%
変更していない(23) 4.3%
13.0%
39.1%
13.0%
30.4%
10~15年以内(21)
0%
0%
4.8%
28.6%
14.3%
38.1%
14.3%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
16~20年以内(10)
10.0% 10.0%
50.0%
10.0%
20.0%
0%
拡大した
やや拡大した
変わらない
やや縮小した
縮小した
0%
無回答
拡大した
◆「景況感」と「セルフ形式への変更の有無」との関係
小売市場計(93)
8.6%
23.7%
25.8%
25.8%
30.9%
16.2%
56.5%
17.4%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
80%
90%
100%
縮小した
無回答
25.8%
14.0%
60.0%
10.0%
100%
23.1%
7.7%
16~20年以内(10)
20.0%
0%
26.9%
14.3%
0%
10%
70%
やや縮小した
25.8%
10.0%
10~15年以内(21)
0%
0%
60%
0%
6~10年以内(26)
8.7%
50%
変わらない
23.7%
8.6%
13.2%
2.9%
変更していない(23) 0% 17.4%
40%
2.2%
0~5年以内(10)
25.0%
11.8%
30%
◆「セルフ形式への変更後の経過年数」との関係
2.2%
変更した(57)
20%
やや拡大した
小売市場 計(93)
14.0%
10%
19.2%
47.6%
10.0% 10.0%
15.4%
23.8%
40.0%
20.0%
7.7%
14.3%
20.0%
0%
繁盛している
やや衰退している
やや繁盛している
衰退している
0%
変わらない
無回答
10%
20%
繁盛している
やや衰退している
25
30%
40%
50%
60%
やや繁盛している
衰退している
70%
80%
90%
変わらない
無回答
100%
② 商店街の利用状況
○
商店街、個店の魅力の低下(変化への未対応、品揃えや専門性の不足)により、新規顧客(新
住民など)の獲得が進んでいない状況にある。
・ 商店街来街者が商店街等で「買い物する理由」は、「便利な立地にあるから」がもっとも多
くなっている。商店街タイプ別では、近隣・地域型商店街では、「なじみの店があるから」や
「商品の品質・味が良いから」が、広域型商店街では「価格が安いから」や「品揃えが豊富」の
構成比が大きい。
・ 非利用者の「商店街等で買い物しない理由」は、近隣・地域型では、「大型店等の方が買い
たいものが多い」、「個性的・魅力的な店が少ない」、「よい商品が少ない」が上位にあり、広域
型は「個性的・魅力的な店が少ない」が続いている。大型店に来店した非利用者では、「大型店
等の方が買いたいものが多い」に回答が集中し、「よい商品が少ない」、「商品の値段が高い」、
「閉店時間が早い」が続いている。
◆商店街等で買い物する理由
◆商店街等を利用しない理由
70.0
62.2
60.0
40.0
近隣型 計
近隣型商店街の来街者(n=933)
広域型 計
広域型商店街の来街者(n=271)
53.5
50.0
30.0
25.0
37.3
40.0
33.1
30.0
24.5
21.4
20.0
15.2
12.2
10.0
5.9
16.6
15.7
15.0
17.4
15.5
15.5
13.4
10.5
9.9
15.1
12.1
10.0
8.9
2.7 3.3
4.4 3.0
3.9
6.2 5.2
5.0
2.2
6.1
3.8
1.5
3.83.0
8.2
5.7
2.2
3.3
1.72.2
1.00.00.6
1.7
5.5
3.0
る。
【個店について】
・ 無回答が過半数を占めるが、「閉店時間が早い」が 14.9%ともっとも多く、次いで「個性的・
魅力的な店がない」(12.7%)
、「よい商品が少ない」
(7.8%)と続く。
商店街タイプ別にみると、近隣・地域型での回答数が多く、広域型は全ての選択肢で回答が
10%以下と少なくなっている。
【商店街について】
・ 「自転車・車の通行があり危険」が 26.1%ともっとも多く、次いで「駐輪場がない(便利
なところにない)
」(14.0%)
、
「必要なものが揃わない」(11.8%)と続く。
・ 商店街タイプ別にみると、近隣・地域型・広域型とも回答の多い項目の順位は全体とほぼ同
じ傾向となっている。
26
大 型 店 等 の ほ う が買 いた い
も の が多 い
・ 「商店街に対する不満」について、個店と商店街に区分して尋ねた結果は以下の通りであ
3.83.0
買 わ ず に出 に く い
接 客 さ れ る の が嫌
店 員 の商 品 知 識 が少 な い
店 員 の接 客 態 度 が悪 い
閉 店 時 間 が早 い
お 店 の雰 囲 気 が よ く な い
(入 り に く い )
個 性 的 ・魅 力 的 な 店 が
な い
商 品 の値 段 が高 い
よ い商 品 が 少 な い
無答
回答
無回
そ の他
街 の雰 囲 気 が よ い か ら
イ ベ ン ト ・売 出 し が あ る か ら
な じ み の店 が あ る か ら
価 格 が安 い か ら
好 み に 合 った ほ し い商 品 が
見 つかる から
品 揃 え が豊 富 で あ る か ら
0.0
34.8
22.1
20.0
24.7
5.5 5.5
接 客 や店 内 の雰 囲 気 が よ い か ら
商 品 の 品 質 ・味 が よ い か ら
便 利 な立 地 にあ る から
0.0
近隣型 計
近隣型商店街の来街者(n=477)
広域型 計
広域型商店街の来街者(n=134)
大型店
大型店の利用者(n=181)
35.0
○
近隣型商店街では「家族連れ」、地域型商店街では「学生・若者」が今後のターゲットとし
て重視されているが、現状の中心顧客層となっている層との重なりは小さくなっている。現状
では、高齢者の構成比が特に大きくなっており、新規顧客の開拓が進んでいない。
◆今後のターゲット(MA)
◆現状の中心顧客層(MA)
18.2%
31.2%
55.4%
21.7%
商店街計 26.0%
商店街計 32.7%
54.5%
8.7%
10.8%
3.4%
2.7%
24.2%
13.7%
24.2%
13.0%
28.0%
39.6%
42.0%
65.2%
15.5%
近隣型商店街 16.4%
近隣型商店街 36.7%
63.3%
2.9%
3.4%
4.3%
1.4%
12.6%
25.6%
11.9%
15.4%
35.6%
15.4%
27.5%
27.5%
9.8%
地域型商店街 2.9%
1.3%
9.8%
地域型商店街 28.1%
28.1%
2.9%
1.3%
8.8%
8.8%
42.9%
38.8%
36.7%
34.7%
42.9%
30.6%
46.9%
広域型商店街 61.2%
広域型商店街 18.4%
36.7%
32.7%
28.6%
2.0%
2.0%
10.2%
26.5%
50.0%
45.5%
40.9%
36.4%
36.4%
31.8%
63.6%
超広域型商店街
77.3%
超広域型商店街
22.7%
22.7%
27.3%
31.8%
13.6%
9.1%
4.5%
22.7%
9.7%
21.5%
43.0%
29.0%
74.2%
58.1%
14.0%
小売市場
16.1%
小売市場
45.2%
75.3%
0.0%
1.1%
1.1%
2.2%
11.8%
18.3%
0.0%
学生・若者
家族連れ
主婦
ビジネスマン・OL
高齢者
観光客
その他
無回答
30.5%
43.0%
36.5%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
60.0%
70.0%
80.0%
0.0%
90.0%
27
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
60.0%
70.0%
80.0%
90.0%
③ 来街者の購買ニーズと品揃え
○
近隣型・地域型の商店街の利用者は、
「生鮮食品」が購入品目のトップとなっている。
<近隣・地域型商店街 利用者>
・ 近隣・地域型では、
「生鮮食品」や「一般食品」
、
「惣菜・弁当・パン類」といった食品系や
「日用雑貨」を商店街で、
「肌着・靴下類」
「子供衣料・婦人衣料」
「洋品(鞄・靴など)」と
いった衣料品や服飾雑貨は、商店街以外の店舗で買い物する人が多くなっている。
57.1
2.3
8.7
31.0
40.8
4.2
7.4
0.2
5.3
21.3
2.0
21.2
0.3
8.6
0.4
5.4
22.5
3.1
20.2
0.2
6.1
0.1
11.8
14.3
7.3
18.2
-
10.1
・
32.6
3.惣菜、弁当・パン類
無回答
2.一般食品
ディスカウントストア
9.2
百貨店 大型スーパー
1.0
コンビニ
52.2
食品スーパー・市場
百貨店 大型スーパー
40.2
専門店
コンビニ
1.生鮮食品
商店街外
ディスカウントストア
食品スーパー・市場
・
近隣 地域型
専門店
商店街内
4.肌着・靴下類
26.9
6.2
0.2
9.0
0.1
18.1
3.2
0.2
37.2
0.3
16.9
5.子供衣料・婦人衣料
28.3
3.9
0.2
7.4
0.1
21.0
2.5
0.2
43.0
-
18.9
6.洋品(鞄・靴など)
23.8
3.4
-
6.8
0.3
26.0
2.0
0.2
42.8
0.5
15.2
7.日用雑貨
34.9
16.0
1.3
10.6
10.8
11.3
4.6
1.0
25.1
10.5
8.7
8.食事・喫茶
31.2
1.7
-
0.4
-
47.9
1.1
0.2
7.5
-
30.3
・
※複数回答
<広域型商店街 利用者>
・ 広域型では、食品系は食品スーパー・市場で、衣料品や服飾雑貨、日用雑貨を商店街等で
買い物する人がそれぞれ多くなっている。
32.8
34.7
22.9
3.7
1.1
1.5
4.8
0.7
・
※複数回答
28
1.5
4.4
16.6
0.4
0.4
2.6
-
18.1
17.3
12.2
31.0
34.7
34.3
21.4
3.7
2.6
0.7
1.5
14.4
-
32.1
25.5
20.3
26.6
30.6
21.0
11.8
13.3
・
3.0
2.2
6.6
19.9
26.2
27.7
14.8
51.7
無回答
1.1
0.7
2.2
0.7
0.4
22.1
-
ディスカウントストア
食品スーパー・市場
1.8
1.8
0.7
3.7
5.9
3.7
2.2
0.7
百貨店 大型スーパー
専門店
2.2
5.2
11.1
0.4
0.4
5.9
-
商店街外
コンビニ
ディスカウントストア
25.8
28.8
20.7
1.8
0.4
0.4
4.4
0.4
百貨店 大型スーパー
食品スーパー・市場
12.5
14.8
16.2
31.7
31.4
35.4
43.2
70.1
コンビニ
専門店
広域型
1.生鮮食品
2.一般食品
3.惣菜、弁当・パン類
4.肌着・靴下類
5.子供衣料・婦人衣料
6.洋品(鞄・靴など)
7.日用雑貨
8.食事・喫茶
商店街内
<商店街 非利用者>
・
非利用者の回答をみると、食品系は「食品スーパー・市場」が、衣料品や雑貨は「百貨店・
大型スーパー」が、飲食店は専門店が多い。また、コンビニで「惣菜、弁当・パン類」を買い
物する人が 29.9%であるのをはじめ、
「一般食品」
「日用雑貨」など、他の回答者よりもコン
ビニ利用が比較的多いのが特徴的である。
42.5
44.3
35.5
6.2
4.4
4.2
10.6
3.4
3.3
10.6
29.9
1.6
0.2
0.3
7.8
0.2
26.0
26.0
20.1
43.3
40.4
45.6
37.3
9.0
0.3
0.8
0.5
1.3
0.5
19.1
-
35.5
26.5
18.6
26.0
38.4
17.0
21.6
26.5
・
10.6
10.1
14.9
28.9
28.1
45.9
20.8
67.2
無回答
-
ディスカウントストア
食品スーパー・市場
-
百貨店 大型スーパー
専門店
-
商店街外
コンビニ
ディスカウントストア
・
-
百貨店 大型スーパー
食品スーパー・市場
-
コンビニ
専門店
1.生鮮食品
2.一般食品
3.惣菜、弁当・パン類
4.肌着・靴下類
5.子供衣料・婦人衣料
6.洋品(鞄・靴など)
7.日用雑貨
8.食事・喫茶
商店街内
※複数回答
<大型店利用者>
* 大型店利用者の回答をみると、飲食店を除く全ての買い物品において、百貨店・大型スー
パーに集中し、なおかつそれ以外の選択肢への回答がきわめて少なく、このことから、大型
店利用者は、1つの買い物施設でひとまとめに買い物する人が多いと推測される。
28.4
26.0
15.7
2.0
1.0
1.0
5.4
2.5
・
※複数回答
29
1.5
3.4
15.2
0.5
-
61.3
64.2
58.3
81.4
67.6
73.0
74.5
25.5
0.5
3.9
1.5
1.0
1.5
12.3
-
11.3
9.3
6.9
6.9
17.6
6.4
8.8
19.1
・
3.9
1.0
9.3
10.8
14.7
22.5
3.4
57.4
無回答
0.5
3.4
0.5
ディスカウントストア
食品スーパー・市場
1.0
2.5
1.5
1.0
1.5
-
百貨店 大型スーパー
専門店
1.0
0.5
-
商店街外
コンビニ
ディスカウントストア
12.3
11.8
6.9
1.0
0.5
0.5
2.0
0.5
百貨店 大型スーパー
食品スーパー・市場
13.2
8.8
6.9
3.9
4.9
4.4
7.8
6.9
コンビニ
専門店
1.生鮮食品
2.一般食品
3.惣菜、弁当・パン類
4.肌着・靴下類
5.子供衣料・婦人衣料
6.洋品(鞄・靴など)
7.日用雑貨
8.食事・喫茶
商店街内
○
消費者アンケートでは、商店街での購入品目のトップに挙がる「生鮮食品(肉、青果、魚、
惣菜)」を商店街内(食品スーパー、小売市場を含む)だけで買い揃えることのできる商店
街は3割程度にとどまっている。
◆「生鮮三品+惣菜の揃う商店街」
中小小売の
みで揃う,
9.6%
◆「生鮮三品+惣菜の揃う商店街」と「商店街タイプ」の関係
商店街計
商店街計 (n=446)
8.4%
近隣型商店街
近隣型商店街 スーパーを
加えて揃う,
22.5%
71.3%
20.4%
12.0%
64.4%
23.6%
(n=207)
地域型商店街
地域型商店街 6.3%
(n=160)
20.8%
72.9%
広域型商店街
広域型商店街 6.7%
(n=49)
0%
揃わない,
68.0%
超広域型商店街
超広域型商店街
(n=22)
93.3%
19.0%
9.5%
その他
その他 (n=8)
0%
71.4%
16.7%
0%
10%
83.3%
20%
30%
中小小売だけで揃う
30
40%
50%
60%
70%
スーパーを加えて揃う
80%
90%
100%
商店街では揃わない
④ 空き店舗等の状況
○
空き店舗・仕舞屋(しもたや:廃業後住居等として使用)の増加が、商店街の新陳代謝を
阻害する原因となっている。一方で、商店街による家主等への働きかけも不十分な状況にあ
る。
○
空き店舗率は 6.65%、空き地率は 0.69%、空き店舗と空き地をあわせた値は 7.25%とな
っている。また、仕舞屋率は 5.37%で、これらをあわせた総空き店舗率は 11.88%である。
◆空き店舗、空き地、仕舞屋の立地状況
商店街計
商店街計 ◆空き店舗率、空き地率、仕舞屋率、総空き店舗等率
70.7%
(n=446)
近隣型商店街
近隣型商店街 18.1%
78.8%
(n=207)
地域型商店街
地域型商店街 11.1%
70.6%
(n=160)
広域型商店街
広域型商店街 16.9%
53.1%
(n=49)
超広域型商店街
超広域型商店街
6.65%
空き店舗率
10.1%
8.2%
45.5%
0.69%
空き地率
12.5%
38.8%
50.0%
(n=22)
11.2%
5.37%
仕舞屋率
4.5%
総空き店舗率
総空き店舗等率
その他
その他 25.0%
(n=8)
0%
10%
25.0%
20%
30%
40%
50%
いずれかあり
60%
70%
80%
いずれもなし
90%
36.7%
45.5%
その他 25.0%
小売市場
10%
4.5%
62.5%
12.5%
20%
40%
40%
50%
ある
60%
15.1%
70%
30.5%
80%
90%
地域型商店街 42.2%
広域型商店街 41.7%
超広域型商店街
40.0%
ない
小売市場
100%
55.8%
23.7%
15.0%
広域型商店街 16.3%
超広域型商店街
13.6%
その他 12.5%
0%
ある
10%
90%
40.5%
47.5%
32.4%
25.5%
20.8%
37.5%
20.0%
40.0%
100.0%
7.1%
0%
0.0%
52.4%
10%
23.2%
56.3%
28.8%
65.3%
18.4%
63.6%
20%
30%
40.5%
40%
50%
60%
70%
80%
減少
90%
100%
無回答
ない
50%
60%
70%
80%
7.1%
65.9%
近隣型商店街 30.6%
6.1%
63.3%
地域型商店街 29.2%
8.3%
62.5%
超広域型商店街
50.0%
40%
27.1%
広域型商店街 0% 12.5%
22.7%
37.5%
30%
商店街計 25.1%
53.1%
20%
80%
◆空き地の過去3年間の増減
19.1%
地域型商店街 70%
無回答
◆空き地の有無
近隣型商店街 60%
22.0%
増加
商店街計 50%
22.9%
その他 39.8%
30%
36.6%
近隣型商店街 14.3%
50.0%
45.2%
0%
商店街計 16.3%
20.0%
49.0%
超広域型商店街
30%
空き店舗率
12.1%
19.8%
63.8%
広域型商店街 20%
※空き店舗率=空き店舗数÷(会員店舗数+空き店舗数)
※空き地率=空き地数÷(会員店舗数+空き地数)
※仕舞屋率=仕舞屋数÷(会員店舗数+仕舞屋数)
※総空き店舗率=(空き店舗数+空き地数+仕舞屋数)÷
(会員店舗数+空き店舗数+空き地数+仕舞屋数)
として算出。
14.3%
23.1%
68.1%
地域型商店街 10%
◆空き店舗の過去3年間の増減
62.6%
近隣型商店街 0%
100%
無回答
◆空き店舗の有無
商店街計 11.88%
50.0%
87.5%
33.3%
0%
66.7%
その他 0%
90%
100%
0%
無回答
100.0%
10%
増加
31
20%
30%
40%
50%
減少
60%
70%
80%
90%
無回答
100%
100%
◆仕舞屋(しもたや)の有無
商店街計 ◆仕舞屋(しもたや)の過去3年間の増減
39.0%
近隣型商店街 34.5%
52.2%
地域型商店街 25.6%
35.0%
広域型商店街 超広域型商店街 4.5%
68.2%
その他 0%
0%
50.0%
10%
20%
30%
広域型商店街 27.3%
超広域型商店街 0.0%
40%
ある
50%
60%
70%
80%
90%
66.1%
22.2%
55.6%
100.0%
25.0%
0%
100%
10%
12.5%
20%
30%
62.5%
40%
増加
無回答
63.0%
8.9%
22.2%
その他 ない
63.8%
3.7%
25.0%
26.5%
50.0%
6.3%
33.3%
地域型商店街 30.6%
55.1%
29.9%
近隣型商店街 22.2%
34.4%
18.4%
商店街計 26.5%
減少
50%
60%
70%
80%
無回答
・ オーナーの商店街への貢献意識は小さく、商店街として、家主等への働きかけを行なって
いる商店街もあるが、多くは個々の所有権に関わる問題として、積極的なアプローチの限界
を指摘している。
◆「商店街タイプ」と「賃貸等の意識がないと考えられる空き店舗等の割合」の関係
29.1%
商店街計 20.8%
近隣型商店街 14.5%
34.4%
地域型商店街 7.2%
25.0%
その他 0%
10%
40.4%
17.4%
8.8% 6.3%
37.7%
13.1%
46.9%
0%
4.5%
63.6%
0% 12.5% 0.0%
20%
37.5%
0% 4.1%
2.0%
31.8%
超広域型商店街
13.5%
9.7%
46.9%
広域型商店街 0~30%程度
9.9%
30%
30~50%程度
40%
62.5%
50%
60%
50~80%程度
32
70%
80%
80%以上
90%
100%
無回答
90%
100%
⑤ 商店街・小売市場の問題点
○ 「後継者不足」
、
「集客力のある核店舗の不足」
、
「個店の経営能力低下」
、
「業種構成の不足」
を問題点として指摘する商店街が多くなっている。また、小売市場では「スーパー、大型店
の影響」
、
「駐車場、駐輪場の不足」を指摘する回答が多くなっている。
22.7%
22.7%
無回答
4.3%
5.4%
そ の他
小売市場(n=92)
54.8%
来 街 者 の 高 齢 化 への 対 応 が
遅 れ て いる
駐 車 場 ・駐 輪 場 が 不 足 し て い る
家 主 ・不 動 産 関 係 業 者 等 と の
関 係 が薄 い
商 店 街 の事 務 局 機 能 が弱 い
商 店 街 活 動 が消 極 的 で あ る
全 体 的 に見 て経 営 力 の弱 い
店 舗 が多 い
21.5%
21.5%
21.5%
集 客 の核 店 舗 が な い 、
あ る い は弱 い
無
無無
回答
答 答 回
そ の 他 市 場 全 体 が 狭 く て 暗 い空 間 に な っ て い る 建 物 の 老 朽 化 が 進 み 、デ ザ イ ン が
陳 腐 化 し て いる
来 街 者 の 高 齢 化 への 対 応 が 遅 れ て い る 駐 車 場 ・駐 輪 場 が 不 足 し て い る 小 売 市 場 の 事 務 局 機 能 が 弱 い 組 合 活 動 が 消 極 的 で あ る 全 体 的 に 見 て 経 営 力 の 弱 い店 舗 が 多 い 集 客 の 核 店 舗 が な い 、あ る い は 弱 い 小 売 市 場 の 業 種 構 成 に 不 足 が あ る 空 き 店 舗 が 増 加 し て い る ス ー パ ー ・大 型 店 の 影 響 で
集 客 力 が低 下 し て いる
後 継 者 が不 足 し て いる
33
商 店 街 の業 種 構 成 に不 足 が あ る
空 き 店 舗 が増 加 し て いる
ス ー パ ー ・大 型 店 の影 響 で
集 客 力 が低 下 し て いる
後 継 者 が不 足 し て いる
商 圏 人 口 が 不 足 し て い る 0.0%
38.7%
40.0%
(n=22)
(n=49)
(n=160)
(n=207)
超広域型商店街
超広域型商店街
広域型商店街
広域型商店街
近隣型商店街
地域型商店街
近隣型商店街
地域型商店街
5.0% 4.5%
2.9%
4.5%
4.5%
4.5%
16.1%
17.2%
18.3%
18.3%
20.0%
商 圏 人 口 が不 足 し て いる
0.0%
9.1%
10.2%
28.6%
28.0%
26.5%
8.2%
12.5%
11.3%
9.1%
8.2%
6.8%
6.3%
6.1%
4.5%
10.0%
20.4%
20.4%
15.9%16.3%
14.3%
13.6%
12.2%
13.6%
14.3%
31.4%
31.9%
34.4%
32.7%
33.8%
32.7%
33.8%
32.5%
45.6%
45.9%
48.3%
50.0%
20.6%
17.9% 18.2%
18.2%
20.0%
40.0%
38.6%
36.7% 37.7%
34.4%
40.0%
27.3%
27.5%
25.6%
30.0%
57.0%
55.0%
◆商店街の問題点(複数回答) 60.0%
◆小売市場の問題点(複数回答)
60.0%
50.0%
34.4%
30.0%
10.8%
14.0%
10.0%
1.1%
⑥ 商店街の強みと弱み
・ 近隣・地域型商店街の強みは、
「なじみ」
「地域密着」であること。弱みは、顧客と店主の
高齢化、活動意欲の低下、若い商店主の参加を阻害している点をあげる。また、古くからの
営業店舗は、顧客管理が充実し、集客に寄与する一方で、固定客にあわせた商品構成を重視
しすぎ、商品の固定化により若い顧客の支持を得られない、あるいは、
「一見さん」の客が入
りにくいとの指摘もある。
・ 広域型+超広域型商店街で弱みとして指摘されているのは、テナント店舗が多く、オーナ
ー店の顔が見えないとの指摘がある。
・ 小売市場の強みは、
「地域密着」の小回りのよさをあげ、弱みは「資本力」の弱さと意識の
不統一を指摘する市場が多い。
⑦ 将来像の検討状況
○
商店街の将来像の検討状況は全体では1/4にとどまるが、景況感の良い商店街組織では、
検討したと回答する構成比が大きくなっている。小売市場では、1/3が検討している。
◆将来像の検討状況
商店街計 商店街計(n=383)
25.3%
39.5%
会員数 0~19(n=63)
会員数 0~19 4.8%
54.0%
会員数 20~39(n=165)
会員数 20~39
41.3%
26.1%
46.7%
33.3%
34.7%
31.9%
会員数 60~79(n=32)
会員数 60~79
34.4%
34.4%
31.3%
36.8%
会員数 100~ 会員数 100~(n=32)
15.6%
32.3%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
変わらない
31.6%
やや衰退している
31.9%
36.2%
48.1%
0%
10%
20%
30%
ある
40%
50%
ない
60%
70%
80%
100%
やや衰退している
31.9%
衰退している
90%
32.3%
0%
100%
無回答
41.9%
50.0%
50.0%
50.0%
27.3%
41.7%
10%
20%
18.2%
41.7%
37.5%
0%
12.5%
54.5%
16.7%
45.8%
30%
ある
34
25.8%
37.5%
変わらない
31.9%
80%
90%
無回答
やや繁盛している
24.6%
43.9%
20.0%
繁盛している
29.2%
29.2%
70%
小売市場計 16.7%
33.3%
41.7%
やや繁盛している
60%
◆「将来像の検討状況」と景況感(小売市場)
35.2%
39.5%
50.0%
25.8%
ない
◆「将来像の検討状況」と景況感(商店街)
繁盛している
37.5%
41.9%
ある
25.3%
21.1%
42.1%
46.9%
小売市場 小売市場(n=92)
衰退している
27.3%
会員数 40~59(n=72)
会員数 40~59
会員数 80~99
会員数 80~99(n=19)
商店街計 35.2%
40%
50%
ない
60%
16.7%
70%
80%
無回答
90%
100%
(2) 中型店・大型店との競合
○
中型店・大型店の立地が、近隣・地域型商店街や小売市場で商圏の縮小等、大きな影響を
与えている。
・ 中型店については、商圏範囲が狭いほど、
「影響がある」との回答が多くなっている。
◆影響を与える大型店の有無
店街計 商商店街計
◆影響を与える中型店の有無
30.9%
(n=446)
隣型商店街 近近隣型商店街
(n=207)
地域型商店街
地域型商店街 (n=160)
域型商店街 広広域型商店街
(n=49)
超広域型商店街
超広域型商店街
(n=22)
の他 そその他
(n=8)
売市場
小小売市場
(n=92)
45.7%
35.7%
44.0%
30.0%
18.2%
31.8%
50.0%
57.0%
10%
20%
25.0%
14.0%
30%
40%
50%
ある
○
20.4%
50.0%
25.0%
0%
26.9%
59.2%
60%
ない
29.0%
70%
80%
90%
20.6%
(n=446)
近隣型商店街
27.5%
近隣型商店街 (n=207)
地域型商店街
地域型商店街 18.8%
(n=160)
広域型商店街
広域型商店街 8.2%
(n=49)
超広域型商店街 0%
超広域型商店街
(n=22)
その他 12.5%
その他 (n=8)
小売市場
小売市場
(n=92)
20.3%
43.1%
20.4%
商店街計 商店街計 23.3%
100%
0%
10%
無回答
53.1%
26.2%
49.3%
23.2%
51.3%
30.0%
71.4%
20.4%
63.6%
36.4%
50.0%
37.5%
52.7%
20%
30%
16.1%
40%
ある
50%
60%
ない
31.2%
70%
80%
90%
100%
無回答
中型店・大型店の商店街活動への参画やその働きかけを行なっている商店街は少数で、十
分な連携体制が築けていない状況にある。
・ 大型店では、商圏範囲が大きくなるほど加入の働きかけを行なっているが、中型店では、
地域型商店街で特に小さくなっている。
◆大型店への商店街組織への加入の働きかけの有無
商店街計 6.1%
67.9%
近隣型商店街 4.3%
72.9%
69.4%
27.3%
超広域型商店街
36.4%
10%
20%
30%
40%
36.4%
50%
60%
ない
70%
9.2%
近隣型商店街 11.1%
90%
100%
12.8%
63.5%
近隣型商店街 11.1%
68.6%
16.3%
地域型商店街 広域型商店街 12.2%
超広域型商店街
9.1%
20.3%
27.5%
71.4%
16.3%
54.5%
36.4%
50.0%
その他 0%
0%
23.8%
56.3%
10%
20%
ある
30%
50.0%
40%
50%
ない
60%
70%
0%
80%
90%
100%
無回答
35
22.7%
28.1%
63.3%
22.4%
59.1%
40.9%
50.0%
10%
20%
ある
◆コンビニエンスストアへの商店街組織への加入の働きかけの有無
商店街計 66.2%
超広域型商店街 0%
無回答
26.0%
65.0%
その他 0%
80%
64.8%
14.3%
広域型商店街 50.0%
ある
商店街計 地域型商店街 6.9%
18.4%
50.0%
その他 0%
0%
22.7%
30.0%
12.2%
広域型商店街 26.0%
66.3%
地域型商店街 3.8%
◆中型店への商店街組織への加入の働きかけの有無
30%
50.0%
40%
50%
ない
60%
70%
80%
無回答
90%
100%
(3) 商店街の活動基盤の弱体化
① 事務局機能
○
商店街によって、人材や事務局機能の充実度等、事業の推進力に大きな差が生じている。
・ 事務局員のいる商店街は、全体で2割程度にとどまる。また、商圏範囲の小さい商店街ほ
ど、事務局員のいる商店街の構成比は小さくなっている。
◆事務局員の有無(パート・アルバイト含む)
商店街計 23.1%
近隣型商店街 64.3%
16.4%
12.6%
71.0%
18.8%
地域型商店街 ◆事務局員の平均人数
商店街計
12.6%
66.3%
2.0
近隣型商店街
1.2
地域型商店街
51.0%
1.0
1.5
0.9
2.0%
広域型商店街
54.5%
超広域型商店街
31.8%
50.0%
その他 10%
20%
30%
超広域型商店街
25.0%
72.0%
0%
16.1%
40%
50%
いる
60%
70%
いない
3.3
1.5
13.6%
25.0%
小売市場
80%
11.8%
90%
2.6
小売市場
100%
1.4
1.9
0.0
無回答
1.0
2.4
2.0
76.6
会計事務
98.6
71.9
会議書類の作成、招集、
記録作成等の運営事務
50.7
47.7
26.1
46.1
補助申請等の書類作成
20.3
商店街計
18.0
その他
小売市場
8.7
0.0
0%
20.0
20%
40.0
40%
60.0
60%
80.0
80%
100.0
100%
・ 青年部組織のある商店街、女性部組織のある商店街はともに、3割以下である。
◆商店街の活動組織の状況(青年部組織、女性部組織の有無)
青年部組織
24.0
女性部組織
70.2
27.4
その他活動組織
0%
5.8
66.8
11.0
5.8
76.2
10%
ある
20%
30%
40%
3.0
4.0
5.0
※事務局員のいる団体の平均値
◆事務局員の主な業務内容
イベント等事業の運営事務
パート
15.0%
46.9%
広域型商店街 専従 1.2
50%
ない
36
12.8
60%
70%
80%
90%
無回答
100%
6.0
② 商店主の状況
・ 商店街の会員は、商圏範囲が狭い商店街ほどオーナー店舗の構成比が大きく、商圏が広く
なるにつれて、オーナー店舗の構成比が小さくなっている。
また、チェーン店舗が、60%以上を占める商店街が近隣型商店街でも1割近くあり、商圏
範囲が大きいほど、その構成比が大きくなっている。
◆商店街の会員に占める オーナー店舗の構成比
7.7
商店街計
8.4
商店街計
8.1
40.7
18.2
16.8
◆商店街の会員に占める テナント店舗構成比
40.7
48.5
6.7
1.3 1.7 1.0
近隣型商店街 4.1 6.1
近隣型商店街
6.8
47.3
20.3
15.5
44.6
49.3
5.4
0 0.7 0
地域型商店街
6.9
6.9
39.2
22.5
22.5
地域型商店街
7.8
35.3
4.9
55.9
1.0 1.0 0
広域型商店街
16.1
22.6
25.8
22.6
12.9
広域型商店街
21.4
14.3
超広域型商店街
41.9
3.2
16.1
9.7
6.5
22.6
0
超広域型商店街
21.4
28.6
7.1
7.1
35.7
7.1
14.3
42.9
0
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
0%
100%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
20%未満 20~40%未満 40~60%未満 20%未満 20~40%未満 40~60%未満 60~80%未満 80%以上 無回答 60~80%未満 80%以上 無回答 100%
◆商店街の会員に占める チェーン店舗構成比
商店街計
20.9
19.9
近隣型商店街
21.6
22.3
地域型商店街
18.6
広域型商店街
超広域型商店街
7.1
0%
7.1
10%
9.7
19.4
20%
25.8
12.9
28.6
28.6
21.4
7.1
36.3
5.9
6.9
6.9
16.1
39.2
7.4 4.7 4.7
22.5
16.1
36.0
7.1
6.7
9.4
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
20%未満 20~40%未満 40~60%未満 60~80%未満 80%以上 無回答 ・ 商圏範囲が狭い商店街ほど、商店街店舗に居住している割合が大きくなっているが、近隣
型・地域型商店街においても、約 1/3 が商店街店舗の居住割合が 40%未満となっている。
◆商店街内の店舗建物に居住している商店主の構成比
23.4
商店街計
近隣型商店街
16.1
地域型商店街
17.5
17.1
17.1
20.1
19.0
26.4
20.6
12.2
51.2
6.9
20.1
16.1
20.6
16.7
広域型商店街
15.4
2.3
19.8
9.8
◆商店街の近隣に居住している商店主の構成比
7.9
19.5
4.9
商店街計
27.0
近隣型商店街
27.0
地域型商店街
23.0
広域型商店街
26.8
26.2
17.6
29.9
20.1
27.0
19.5
5.8 3.3
6.3
12.2
6.3
20.1
5.7 2.3
4.8
7.3 2.4
14.9
22.2
31.7
2.4
70.0
超広域型商店街
5.0 5.0 5.0
15.0
55.0
超広域型商店街
10.0
0
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
0
90%
20%未満 20~40%未満 40~60%未満 60~80%未満 80%以上 無回答 0%
100%
37
10%
20%
30%
40%
50%
5.0
30.0
0
60%
70%
80%
90%
20%未満 20~40%未満 40~60%未満 60~80%未満 80%以上 無回答 100%
◆商店街以外の他地域に居住している商店主の構成比
商店街計
22.6
近隣型商店街
23.8
広域型商店街
4.9
超広域型商店街
0%
12.2
5.0
10%
14.0
8.0
5.6 5.6
6.3
26.4
26.2
41.5
5.0
30%
24.0
10.3
9.8
15.0
20%
7.2
8.0
27.0
17.1
15.0
8.5
24.7
26.4
地域型商店街
○
23.7
14.6
50.0
40%
50%
60%
10.0
70%
80%
90%
100%
20%未満 20~40%未満 40~60%未満 60~80%未満 80%以上 無回答 また、商店街会員の減少、チェーン店などの業種構成変化で連帯感の低下が進んでいる状
況にある。
◆商店街の会員に占める チェーン店舗構成比
商店街計
商店街計
(n=446)
19.9
近隣型商店街
近隣型商店街
(n=207)
20.9
22.3
地域型商店街
地域型商店街
(n=160)
21.6
18.6
広域型商店街
広域型商店街
(n=49)
7.1
0%
6.9
16.1
7.1
10%
20%
36.0
39.2
36.3
5.9
6.9
9.7
19.4
21.4
7.1
7.1
6.7
7.4 4.7 4.7
22.5
16.1
超広域型商店街
超広域型商店街
(n=22)
9.4
25.8
12.9
28.6
28.6
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
20%未満 20~40%未満 40~60%未満 60~80%未満 80%以上 無回答 ③ 商店街間の連携
○
隣接する商店街や小売市場間の連携は3割程度にとどまっている。
◆周辺商店街との連携状況
商店街計
商店街計 (n=446)
◆「商店街規模」と「周辺商店街との連携」の関係
商店街計
24.2%
48.4%
27.4%
近隣型商店街
近隣型商店街 (n=207)
23.7%
地域型商店街
地域型商店街 (n=160)
23.1%
28.1%
48.8%
超広域型商店街
超広域型商店街
(n=22)
28.1%
50.0%
会員数 100~
その他 その他 (n=8)
小売市場 小売市場(商店街近接)
(商店街近接)
50.0%
12.5%
37.5%
0%
10%
20%
30%
取組んでいる
40%
50%
60%
70%
取組んでいない
80%
14.3%
0%
(n=57)
90%
100%
無回答
※小売市場は、商店街に近接する小売市場(57 市場)を対象。
38
47.4%
50.0%
無回答
17.5%
52.6%
29.8%
21.9%
47.4%
会員数 80~99
18.2%
22.7%
59.1%
10%
18.1%
51.4%
30.6%
会員数 60~79
16.4%
56.4%
27.3%
会員数 40~59
14.3%
44.9%
40.8%
34.9%
46.0%
23.2%
53.1%
会員数 20~39
広域型商店街
広域型商店街 (n=49)
24.2%
48.4%
27.4%
19.0%
会員数 0~19
20%
18.8%
31.3%
34.9%
取組んでいる
5.3%
30%
50.8%
40%
50%
60%
取組んでいない
70%
80%
90%
無回答
100%
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