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事 業 報 告 書
 平成24年度 事 業 報 告 書 学校法人 大阪青山学園
〒562-8580 大阪府箕面市新稲2丁目11番1号
電話072(722)4165
1
目 次
Ⅰ 法人の概要 ..............................................................................................................
1
1 所在地
2 設置する学校
3 大学、短期大学及び幼稚園の入学定員、収容定員及び在籍者数
4 役員・教職員数・属性(平成24年5月1日)
Ⅱ 事業の概要 ..............................................................................................................
ⅰ 将来構想委員会 ................................................................................................... ⅱ 法人事務局 .........................................................................................................
ⅲ 大阪青山大学 健康科学部
2
2
10 .................................................................................. 11
◎ 健康栄養学科...................................................................................................... 11
◎ 健康こども学科.................................................................................................. 12
ⅳ 大阪青山短期大学
................................................................................................ 13 ◎ 調理製菓学科 (調理コース・製菓コース) ……………............................... 13
◎ 幼児教育・保育科 ...........................................................................................
17 ⅴ 情報教育センター .............................................................................................
ⅵ 情報教育研究委員会 ......................................................................................... 24
ⅶ 図書館.................................................................................................................. 27
ⅷ 体育館
.............................................................................................................. 29
ⅸ 大阪青山歴史文学博物館 ................................................................................... 32
21
ⅹ
大学改革委員会 .................................................................................................. 36
ⅺ
自己点検評価委員会.............................................................................................. 37
ⅻ
大学 FD 推進委員会 ...........................................................................................
37
ⅹⅲ
SD 推進委員会 ................................................................................................ 40
ⅹⅳ
生涯学習室 .......................................................................................................
40
ⅹⅴ
学習支援室 .......................................................................................................
42
ⅹⅵ 地域活動支援室 ................................................................................................ 46
ⅹⅶ 保育・教職支援室 ............................................................................................. 46
ⅹⅷ 事務部門 ........................................................................................................... 47
(1)事務部(ⅱ法人事務局欄に掲載)
(2)教務部 ...........................................................................................................
47
(3)学生部 ...........................................................................................................
48
(4)入試広報部 ....................................................................................................
52
(5)進路支援センター ......................................................................................... 54
ⅹⅸ 青山幼稚園
.......................................................................................................
57
ⅹⅹ 決算報告 ....................................................................................................... 59
2
平成24年度事業報告書 ( 平 成 2 5 年 3 月 現 在 ) Ⅰ 法 人 の 概 要 1 所 在 地 ◎大阪青山大学 〒562-8580 大阪府箕面市新稲2丁目11番1号 ◎大阪青山短期大学 〒562-8580 大阪府箕面市新稲2丁目11番1号 ◎青山幼稚園 〒565―0875 大阪府吹田市青山台4丁目5番 2 設 置 す る 学 校 (1)大阪青山大学 健康科学部 健康栄養学科 健康こども学科 (2)大阪青山短期大学 調理製菓学科 幼児教育・保育科 (3)青山幼稚園 3 大 学 、 短 期 大 学 及 び 幼 稚 園 の 入 学 定 員 、 収 容 定 員 及 び 在 籍 者 数 (平 成 2 4 年 5 月 1 日 ) 区 分
入学定員
収容定員
在籍者数
備 考
大
学
健康科学部健康栄養学科
80
320
247
平成17年4月設置
健康科学部健康こども学科
80
340
234
平成20年4月設置
160
660
481
短
期
大
学
調理製菓学科
60
140
87
幼児教育・保育科
100
200
145
計
160
340
232
合 計
320
1,000
714
5 90 ※
424
計
青 山 幼 稚 園
3
平成24年4月定員変更
※認可定員
4 役 員 ・ 教 職 員 数 ・ 属 性 ( 平 成 2 4 年 5 月 1 日 ) (1)役員数 ・理事 7人 ・監事 2人 ・評議員 15人 (2)教職員数・属性 教授 准教
専任講師 助教 助手 授 大 学 教 員 25(5) 9(6) 1(1) 0 2(1) 基 準 17 16 ― 博士 13(1) 2(0) 0 0 0 修士 9(4) 6(6) 1(0) 0 2(1) 学士他 3(0) 1(0) 1(1) 0 短期大学教
7(5) 6(2) 8(3) 0 0 員 基 準 7 10 ― 博士 修士 学士他 幼 稚 園 教 員 0 0 0 0 0 5(4) 2(1) 2(0) 4(2) 1(1) 7(2) 0 0 0 0 教諭 合計 ― ― ― 37(13) 33 15( 1) 17(11) 5( 1) 21(10) 事務職
員 25(14) 9( 5) ― 17 0 8( 5) 13( 5) 19(18) 19(18) 2( 1) ( )は女性で内数 Ⅱ 事 業 の 概 要 ⅰ 将 来 構 想 委 員 会 18歳人口の逓減(平成19/130万円,平成20/124万円,平成21/121万
円)、また平成22年~平成31年は120万人~118万人の範囲で推移し、かつ大学・
短大等への進学率の漸増が予想されるなかで、本 学 園 将 来 構 想 委 員 会 は 、
「中期5ヶ年計
画( 平 成 2 1 年 9 月 1 1 日 付 )」を 策 定 し た 。この計画では、平成22年度~26年度の
想定在学生数(努力目標)を設定の上、財務シミュレーションを行い、平成26(2014)
年度収容定員1,020人に対する在学生数を当該定員比92%の935人とし、資金収支
の安定を計るとしている。 当 該 計 画 の 概 要 を 以 下 に 示 す 。 以 下 、 平 成 2 3 年 1 月 将 来 構 想 委 員 会 修 正 大 阪 青 山 学 園 中 期 5 ヶ 年 計 画 - 中 期 計 画 ビ ジ ョ ン - はじめに 大学をめぐる情勢は、めまぐるしく変化している。平成3年、大学設置基準の大網化(教育
の多様化と個性化)に伴い自己点検評価が努力義務となった。さらに平成 11 年には自己点検
の実施が義務化され、併せてその結果を公表することとなった。 平成 17 年、社会経済の変化(いわゆる各般に亘る規制緩和の進展など)に伴う学校法人を
取り巻く状況に適切に対応するため、私立学校法が大きく改正され、私立学校の管理運営体制
の改善がはかられ、その一つとして財務情報等を含め利害関係者に関る情報を公開しなければ
4
ならなくなった。 平成 20 年 4 月、社会の信頼に応える高等教育の実現のため、大学の教育研究上の目的を明
確にすること、成績評価基準を明示すること及び教員の資質向上の研修(いわゆるFD)を組
織的に行うことなど大学設置基準が一部改正された。 また、平成 20 年秋、学士課程における教員の質の維持・向上のための改革案が中央教育審
議会から答申されている(学士課程の構築にむけて)。この案をもとに、近々、関係法令が改
正されるであろう。 このような大学制度のもと、高等教育を取り巻く環境に目を転じると、特に私立学校を取り
巻くそれが急速に悪化していることを実感する。少子化による入学志願者の減少、景気の変動
する中、大学間格差の二極化が一段と進み「強い大学」と「弱い大学」の色分けが鮮明になり
つつある。即ち、四年制大学の半数程度が定員割れとなり、私学経営は今までに経験したこと
のない状況となっている。 社会の信頼を得、困難な状況を乗り切るには、法令に基づき本学の教育方針・内容を社会に
示し、社会で通用する人材の育成につき賛同していただく必要がある。いい換えれば、「入り
たい大学、入ってよかった大学、出てよかった大学」と高校生、在学生、卒業生が各々そのよ
うに感じる大学になりたい。 そのため、建学の精神及び大学の教育方針を踏まえ、健康、食及び子どもの教育に関する教
育研究に特化し、小粒で輝く大学としたい。併せて、大阪青山歴史文学博物館の文化資源を活
用することにより、広く地域社会に貢献する。 前述のような理念を掲げつつ、平成 21 年度~26 年度の学園中期計画を策定する。その実現
に向けて全教職員が取り組むことが本学の存続の可否を決定するのである。平成 22 年から 5
年間に亘り確保すべき目標在学生数を、表 1 のとおり設定する。 ・中期ビジョン 建学の精神及び大学・短大の教育方針を踏まえ、健康と食及びこどもの教育に関する教育
研究に特化し、小粒で輝く大学とする。併せて、大阪青山歴史文学博物館の文化資源を活用
することにより、広く地域社会に貢献する。 ・財務シミュレーション 平成 26 年度において、収容定員 1,020 人に対する在学生数を当該収容定員費 86%の 879
人確保することと、支出を抑制することをもって資金収支上黒字化(表1)を目指す。消
費収支上では定員増などの改組を行わないと5年以内に差額がプラスにはならない。現在
の学科構成では 26 年度以降定員が 100%充足されたとしても消費収入よりも消費支出が 2
億以上超過してしまう(表 2)。これらの収支改善策として、学部・学科増等を実施し学生
生徒納付金の収入増をはかる必要がある。納付金以外の収入増対策も積極的に講じ、支出
は人件費も含めなお一層の削減が不可欠である。 (表1) 財務シミュレーション(資金収支計算書) (単位:千円) 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 収 入 1,353,105 1,392,874 1,477,084 1,559,764 1,577,764 支 出 1,576,121 1,502,000 1,507,000 1,512,000 1,512,000 △223,016 △109,126 △29,916 47,764 65,764 収支差額 5
(表2) 財務シミュレーション(消費収支計算書) (単位:千円) 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 消費収入 1,207,845 1,257,174 1,356,384 1,439,064 1,457,064 消費支出 1,776,971 1,715,600 1,719,600 1,724,600 1,724,600 支出超過額 △569,126 △458,426 △363,216 △285,536 △267,536 (別表) 帰属収支差額 (単位:千円) 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 帰属収入 1,311,145 1,360,474 1,459,684 1,542,364 1,560,364 消費支出 1,776,971 1,715,600 1,719,600 1,724,600 1,724,600 帰属収支差額 △465,826 △355,126 △259,916 △182,236 △164,236 以 上 ○建学の精神 高い知性と学識と豊かな情操を兼ね備えた品位ある人材の育成 ○大学の使命 グローバル化する現代社会にあって、わが国の文化と伝統に基づいた感性を磨き、知性、
倫理性及び創造性を備えた専門的職業人を育成し、もって地域社会に深く貢献する。 ○大学の目的 高い志をもって努力する専門的職業人を育成することを目的とする。 ○大学の教育目標 本学の使命と目的を達成するために、次のような人を育成することを目標とする。 ・自分の進路に自信と誇りをもって臨む人 ・優しい眼差しをもって豊かな人間関係が築ける人 ・日本の文化と伝統を理解し感性と知性を磨く人 ・倫理性と創造性をもって社会の一員として役立つことをめざす人 ・グローバルな視点をもって地域社会に貢献できる人 ○短期大学の教育目標 ・大阪青山短期大学は、世界的規模で変化する社会にあって、日本の文化と伝統を尊重し
つつ倫理性を維持し、実際的な専門の学芸を教授研究することにより、生涯を通じて学
び続ける基礎的能力のある人材を育成することを目的とする。 ○共通の教育方針 (1)豊かな情操と人間性を育む教育 6
(2)一人ひとりの個性を見据えた行き届いた教育 (3)優れた教授陣、施設と設備、文化財など本物に触れて学び感性を磨く教育 (4)自らの将来を見つめ、専門的知識を身につける教育 ○大学の経営計画 1 教育計画 (1)教育課程 毎年教務委員会においてカリキュラムの見直しをはかり、以下の諸点について継続
的に審議していくとともに、改善結果の事後評価も実施していく。 ① 大学・短期大学それぞれにおける全学共通基礎教育科目の設定と標準化及びそ
れを担当する教員の研修について検討する。 ② 初年次教育をより充実させる。ゼミナール形式の授業導入を検討し、少人数教
育による教育内容の充実をはかる。 ③ リメディアル教育(化学補習等)をいっそう充実させ、基礎教育と専門教育と
の有機的連携をはかっていく。 ④ 産学連携体制について、日本商工会議所が提供するプログラムの検討など、実
地に学生が学ぶということを軸に検討する。 ⑤ 健康栄養学科の専門教育科目については実習をより充実させる。あわせて管理
栄養士国家試験対策を強化する。 ⑥ 健康こども学科については、学科再編(学部化)も視野においた将来展望につい
て研究する。 ⑦ 小学校教諭養成課程の充実を図り、5 年後には公立小学校あるいは幼稚園教諭
の採用試験に 5 人以上の合格者を輩出することを目指す。 (2)開放化 講演会、音楽会、公開講座等の実施等の実績をのばすとともに、博物館、体育館及
び運動場等の地域住民への解放について、よりきめ細やかに情報発信をして利用を促
す。また、まだ本格的な稼働に至っていない「子育て支援室」を地域に開放するため
のプランを策定し、24 年度からは本格解放できるようにする。また、小学校と連携し
た放課後の学童保育についても 23 年度中に実施に向けた検討を始める。 (3)個性化 「専門的職業人」の養成に特化した教育を今後も推し進める。あわせて少人数教育
の徹底をはかり、学習支援と補習授業(e-learning も含む)をより充実させる。またキ
ャリアプランニング指導、各種カウンセリング対応を強化し、個に応じた指導体制を
整備する。学習支援センターの活動内容を学生に周知徹底することにより年間利用者
数を大幅に増加させる。 学習支援センターには各学科からセンタースタッフを配置し、各学科のニーズと学
生自身のニーズのすり合わせを基に、支援体制の継続的な改善をはかっていく。 (4)国際化 本学学生に国際的な視野を持たせるような教育について配慮する。本学の所有する
「大阪青山歴史文学博物館」をつかった、本学所蔵資料を中心とする日本の歴史・文
化の体験的教育が、国際的視野の醸成につながると考える。各展示会での鑑賞教育な
どを徹底していく。 7
2 研修計画 (1)FDの効果的実施が重要視されている。後述の自己点検評価委員会の活動の一つと
して取り組まれるが、当面はFDを実施し、教員の教育方法・内容の大幅改善及び学
生の学力向上に資する。また、授業評価の結果は本学学生を含む第三者が閲覧できる
ようにし、相互に刺激をうける環境を作る。 (2)大学の管理運営を効果的に行い、かつ、広義の教育効果を職員にも発揮させるため、
SDを一層充実させる。毎年中堅職員1~3人を各種研修会等に参加させ、事後の報
告会で他のスタッフに伝達報告させる。事務職員全体の資質向上をはかり、大学運営
上の職員の役割と責任を明確にさせる。研修後の反省を行い、つねに次年度への改善
計画が具体的に提示されるようにする。 3 地域貢献計画 (1)生涯学習等 卒業生及び教職員を含む社会人を対象として、有料講座を開講する。生涯学習セン
ター施設(北摂キャンパス又は川西能勢口駅前ビルに同施設開設)に専任職員を配置
し、文化系の講座を週に2~3回開講する。講師は、主として本学教員とし、必要に
応じ外部講師も招へいする。日帰りや数日宿泊の学外研修も取り入れる。 資格関係の講座は、専門業者へ委託する。開講に当たっては、社会的需要を十分に
調べる。 従来の公開講座は、学園の使命「地域社会に対する研究資産、知的資産の公開」と
いう観点から、無料講座とする。本学教員を中心に食及び子育てに関する講座を企画
し、必要に応じ外部講師を招へいする。 (2)地域連携 近隣の箕面、池田及び川西の3市(包括協力連携協定あり)並びに伊丹、豊中の両
市も含めて食及び子育てに係る学校現場との共同研究等を行うことにより知的資産
を提供する。 (3)大阪青山歴史文学博物館 知的美的情報を絶えず発信し、「いつ行っても開いている、何かやっている」博物
館になるために、更なる工夫を加えて年に2~3回特別展と収蔵品の展示を中心とし
たテーマ性のある常設展を精力的に開催する。平成21年度から来館者の増加を図る
ため、入館料を値下げする。また、小中学校のワークショップ・体験学習、社会人学
習及び生涯学習等の場としても活用し、入館者の増加を図る。 4 学生の受入れ計画 ―定員確保は最重要課題― (1)学生募集活動の強化・充実 高校側の信頼を得、高校訪問に効果あらしめるため、次の項目を重点施策とする。 ①高等学校、保護者、高校生への説明は、教育目標、教育方針、教育内容を中心に詳
しく行う。そのための訪問者のプレゼンテーション能力向上の研修を計画する。 ②特別要員による訪問チームを編成する。 ③近隣高校を中心に訪問回数を倍増させ広報活動を展開するが、遠隔地についても過
去の経緯から情報発信は必要であるとの観点で、高校訪問は継続して行う。高校訪
問の主力は職員とする。教員は出前授業等に出向いて、広報活動の強化を図る。 ④宣伝効果の検証を行い、資金の有効活用を行う。 8
(2)情報発信の強化 上記入試広報活動の他に、学園の一般広報活動を強化することは、今や大学・短期
大学の活性化を図る上で不可欠である。しかし、これまで本学では情報発信を組織的
に担当する部署や、委員会の組織化が未整備のまま今日に至っている。このため、迅
速な対応が求められるウェブサイト(ホームページ)の制作のための学内情報の収集
やサイトへの掲載のかたちの選択などがサイト制作担当者の判断に委ねられてきた。 今後は、 ①学長の下に広報委員会(仮称)を設置して、広報活動の大枠を検討していく。 ②広報委員会(仮称)の下に広報委員会に代わって日常的な情報発信を実施する権限
をもつサイト管理部会(仮称)を組織して身軽なサイトの更新に対応していく。 ③学内に円滑に情報が収集できるシステムを構築する。 などの方向で整備を急いでいきたい。 将来的には、紙媒体による学園広報誌の制作などの情報発信についても統一的に取
り扱っていくことが望ましいかたちであると考えられる。 (3)オープンキャンパスの改善 ①学生募集の重要な機会と位置づける。 ②在学生のボランティアチームを活用し、受験生に、よりよく本学を理解してもらう
ようにする。 ③本学のソフト面の優秀さを遺憾なく伝えるために、模擬授業、講演会、展示会等を
併せて行う。 ④参加者を大幅に増やすため、年間計画を早期に立案し、関係訪問先に周知する。 ⑤主体を教員から学生へとシフトさせ、学生の充実したキャンパスライフを直接知ら
せることにより「入りたい大学」という動機づけに結びつける。 (4)大学間連携の推進 文科省による大学間連携の制度改善を踏まえつつ、自己点検をすすめていく中で主
として近隣大学等との有効な連携策について検討していく。 (5)高大連携の推進 教育の高大連携の在り方を中心に、高校側との定期的検討会をもち、相互理解に資
するとともに、必要に応じ所要の事業を実施する。具体的には、学内の高大連携室を
中心に本学としての高大連携の在り方についてその内容や密度などについて論議し、
一定の全学的なコンセンサスを得た上で、既存の協定校との組織的連携を深めていく
とともに、新たに10校余の連携校を開拓する。 (6)入学前教育 入学者選抜試験に合格した入学予定者が十分な基礎学力を身につけるよう、
e-learning 等を活用して積極的に自学自習をするためのガイダンスをする。このこと
により入学前教育の充実を期す。業者開発のプログラム利用から、本学独自のシステ
ム開発への移行をはかるべく検討をはじめるため、入学前教育推進委員会(仮称)を
立ち上げ、3 ヶ月に 1 回程度の会合を開くこととする。 (7)進学塾訪問と説明会 学生募集の戦略を練るとき、高等学校訪問活動に軸足を置くことはかわりないが、
進学塾の訪問も積極的に展開をしていく必要がある。 9
最近の進学塾は、塾生徒に対して、専門的知識をもって的確な進路指導を行っており、
保護者からの信頼も厚い。これらの進学塾に情報を発信し、大学・短大の認知度を高
める努力を積極的に行う。また、学園との信頼関係をより強固なものにするため塾対
象の説明会を実施する。 (8)初年次教育 初年次の導入教育が極めて大切であることに注目し、前述したように初年次ゼミの
充実をはかるとともに、当該ゼミへの上級生の活用を推進し、教育体制の一部を上級
学生が担う仕組みをつくっていく。またFDを通じて意識啓発を行い、絶えざる教育
内容の改善を進めていく。 5 学生生活への配慮 (1)クラブ活動等の支援 学生の満足度を上げるため、クラブ・サークル活動支援(施設整備の充実、備品の
貸与等)を強化する。 (2)進路支援 就職支援プログラムは進路ガイダンス、就職支援セミナー、キャリアサポートセミ
ナー、学内企業セミナー等を実施している。 ①進路ガイダンスでは進路支援センターの活用の仕方・行事の説明、就職の手引きの
配付、就職登録カードの作成を実施している。 ②就職支援セミナーについては、公務員受験対策、ナビを利用しての就職活動の進め
方のセミナー、業界研究セミナーを実施している。 ③キャリアサポートセミナーについては、企業が求める職場や地域社会のなかで多様
な人々とともに仕事を行っていく上で必要な基礎的な能力=社会人基礎力(前に踏
み出す力・考え抜く力・チームで働く力)の基礎を育成するために定期的にキャリ
ア教育の講座を実施している。 ④学内企業セミナーは年間を通じて4回実施している。平成21年4月からは就職筆
記試験の強化を図るため、E Testing(WEB 模擬テスト)を導入した。 今後の課題は、就労意識の低下・社会貢献マインドの低下・早期退職・就職の確保
の対応等が挙げられる。就労意識の低下・社会貢献マインドの低下の対策は、具体的
には実際に働いている本学OBから話を聞く「OBと学生との交流セミナー」や各業
界の人事担当者を本学に招き「企業と学生の交流セミナー」を定期的に実施し、生の
声を学生に伝えていくことである。早期退職の対策としては、個々の学生の特徴をつ
かみカウンセリングの強化を図りながら進路サポートを的確に行っていく。昨今の就
職後の離職は七五三現象といわれ、大卒の早期退職は3人に1人となっている。早期
退職を未然に防ぐため、就職先企業を定期的に訪問し、卒業生の抱えている不安や問
題、企業側の担当者の要望・意見を迅速につかみ、トラブル等を未然に防ぐよう心掛
ける。就職の確保の対策としては年間を通じて600社以上の企業を訪問し、人事課
とのパイプを深くすることで本学への求人数の増加と就職の安定化を目指す。 6 組織及び人事計画 (1)収容定員 平成23年度(健康こども学科の完成年度)の大学収容定員は660人、短大は3
60人、合計1,020人である。経営規模のボーダーラインといわれる収容定員2,
000人を平成29年度までに実現するため大学運営について検討する。 10
(2)新学部等の構想 大学の二極化がすすむなかで、新学部等の設置は決して易しいことではないが、財
政基盤の安定を図るため、必要である。新学部等の理念、名称、入学定員、資格付与
等については、既存学科の定員充足を最優先に位置づけたうえで、設置時期を含め検
討する。 (3)人事計画 前記(2)の具体の内容を確定した後、所要の人事計画を明らかにする。また、職
員採用に当たっては、適材適所を目指しつつ、知性豊かで情緒が安定し、かつ協調性
に富む人材を確保するよう努める。さらに、現職員の資質向上も視野に入れて、適性
をみながら法人内の活発な人事異動も行っていく。 7 財務計画 単年度収支の改善と中期財務計画 平成 19 年からの大学改革により経費の洗い出しを行い、支出抑制に努めてきたが、
費用対効果を検証しつつ、今後も更なる経費削減を行う。これにより単年度の収支の
改善をはかるのは当然だが、改善策の根幹は、既存学部・学科の定員充足にある。し
かしながら少子化がすすみ、有名ブランド大規模校への受験生の集中等、小規模校に
とってみれば今の社会環境は非常に厳しい状況にある。定員の充足ができているかど
うかは、大学・短期大学の社会的評価に直接結びつくので、学生確保のための最大限
かつ継続的な努力は絶対に必要である。 8 教育環境整備計画 (1)教育環境 講義室、実験室、実習室、教育用設備・施設は、大学設置基準で定める最低条件は
満たしているが、教員の教育活動・学生の勉学活動の満足度にも適合しているかどう
か見極め、必要に応じて整備計画を策定する。 (2)改善の努力 前記(1)の観点から、教員・学生との対話を積極的に行い、できることから逐一
改善の努力をしていく。 (3)施設の改修等 ①教員の要望に沿って、所要の実験室(研究用機器等を含む)、ゼミ室、実験室を整
備・拡充する。実験室を増設し、主として教員の研究及び学生の卒業研究に資する。 ②箕面キャンパスの本館改築を、平成25年度に着手する予定であるが、上記6の
(2)の計画の進捗状況を考慮して行う。 ③箕面キャンパスにおける駐車場スペースの拡大・確保及び進入路拡幅工事について
は、平成21年度内に立案する。 ④青山幼稚園園舎の耐震強度確保のため、改築も含めた補強工事計画は、平成21年
に立案する。なお、周辺整備計画も同時に作成する。 9 自己点検評価制度 自己点検・評価は、本学の教育水準の向上に資するため、学校教育法第109条第1項
11
に基づき行い、公表する。公益法人としての社会的責任を果たし、社会の理解と支持を得
るためである。 (1)委員会の役割 大阪青山大学自己点検評価委員会規程、大阪青山短期大学自己点検評価委員会規程
に基づき、各々の委員会が組織的に自己点検・評価を実施している。 (2)大学の内側から継続して自己点検することにより、改善策が提案される。これによ
り、教育研究活動の質が保証され、社会的説明責任を果たす。なお、四大は、平成2
3年度に外部評価を受ける。 10 今後の中長期計画 (1)将来構想を構築していくなかで、大学改革は今後とも継続・推進していく。その成
果は、逐一公表し、全教職員の意識改革につなげていく。 (2)魅力ある学園づくりのため、将来構想委員会を平成22年度以降も存続させて、検
証する。 (以上、平成23年1月 将来構想委員会修正) ⅱ 法 人 事 務 局 1 理事会・評議員会 事業計画に基づき、学校法人の管理運営について一層の理事会機能の充実を図るため、
毎月一回開催を基本とし、学園業務について確実に伝達を行い、活発な議論を行った。開
催回数は10回を数えた。 評議員会については、理事会の行う決定事項が適切であるかどうか的確に意見を述べて
もらうため、出席率向上のために開催回数を 3 回とした。結果71%の出席率となり、適
切な法人運営を行うことができた。 2 将来構想委員会 中期5ヶ年計画は大学改革室が中心となり各ワーキングチームを組織して執行している。一
部の計画項目については順調に執行されているが、他の項目については課題の抽出と対策案が
示され、27年度(中期計画最終年度)に目標をおき工程表が提出されている。
新学科設置については法人の財務シミュレーションを示し経営基盤の強化安定を目指し意
見交換を行った。それらのその進捗状況等を平成24年11月開催の委員会に報告し了承を得
た。
3 広報室 これまで事務部、入試部、大学改革委員会にまたがっていた一般広報関係業務を再編し
て、一元的に統括する広報室が4月に発足した。 学園ホームページの維持管理を中心に、各種新聞やミニコミ紙、池田市など近隣市の広
報紙などの紙媒体広告、阪急石橋、箕面駅や屋外の看板広告、近隣市のウエッブサイトへ
のバナー広告、学園広報誌「OASIS」の発行などの業務を担当した。学園ホームペー
ジでは学内外の行事など各種情報やブログの内容を頻繁に更新して「生の情報」を発信す
るよう努めた。 12
情報の「外部発信」にも力点を置いてマスコミに取材を依頼した。12月9日付けの読
売新聞大学特集で本学が紹介されたのをはじめ、はやり12月22日付け読売新聞大阪版
で「アソビと造形展」、1月29日付け神戸新聞連載「新兵庫百景」で大阪青山歴史文学
博物館が取り上げられるなど、学園のイメージアップを図った。 4 外部資金の獲得 外部資金の獲得は、重要な収入の手段のひとつであるという認識のもと、積極的に取り組む
施策として、科学研究費補助金や補助金の獲得、地元自治体や企業との連携の推進に努め、次
のような成果を得た。
・科学研究費補助金に関しては、応募件数:3件、うち採択件数:1件であった。
・補助金に関しては、本館の耐震及びバリアフリー改修工事実施に伴い、国庫補助金である「私
立学校施設整備費補助金」を、合計 67,635 千円(耐震 53,849 千円、バリアフリー13,786
千円)獲得した。
・委託提携事業に関しては、川西市との「地域特産品開発事業」が平成 24 年度も契約が 1 年
間延長され、「壱熟カレー」や「川西コロッケ」を開発・販売した。
・企業から研究事業に対する寄附である「受配者指定寄付金」は、4 件 2,266 千円の申し込
みを得た。
・収益事業に関しては、体育館のフィットネスクラブやテニスクラブの運営並びに、体育館ア
リーナや講義室の一般開放など、地域貢献を意識しながら会員数の増大を図るなど、業容の
拡大に努めた。
5 寄付金募集活動 寄付者が、より有利な寄付金の減税方法「税額控除制度」を選択できる、税額控除対象法人
の認定資格を獲得するため、1 口 3,000 円以上の寄付を 150 件以上獲得すべく、積極的に募集
活動を展開した。
その結果、認定資格に有効な寄付 1,567 千円/174 人(寄付全体は 5,538 千円/210 件)
を獲得した。
このことを受けて、平成 25 年度に税務控除対象法人の認定を申告する予定である。
ⅲ 大 阪 青 山 大 学 健 康 科 学 部 ◎ 健 康 栄 養 学 科 1 管理栄養士国家試験対策プログラムとそのバックアップ体制の強化
(1)管理栄養士国家試験対策講座、模擬試験など、国家試験対策プログラムを作成
し、外部講師の招聘と学科の教員全員できめ細かな支援を行った。
具体的には国家試験対策補習と模擬試験などの準備と採点・成績の整理など学
生指導のための資料を作成し、学生に対して管理栄養士国家試験受験に向けての
情報や資料の提供などを継続的に学部事務室が行った。
国家試験合格率は 23 年度受験者においては 100%であった。 (2)卒業生に対する国家試験受験対策への支援
卒業生に対して、管理栄養士国家試験受験対策について、情報の提供をはじめ 通信講座の開設、補習講座への参加勧奨などを行った。
2
就職支援の強化
就職を支援する体勢の強化のため、E テースティグの実施、新たに進路支援プログラム
13
の構築および外部講師の招聘などを進路支援センターにおいて実施した。24年度卒業生
就職希望者全員が就職した。 3 入学前準備学習講座および事前説明会、保護者会の実施(教務部主管) 12 月 18 日(日)入学予定者および保護者に対し実施した。 4 臨地実習の実施
臨地実習は、学内で修得する知識・技術を栄養管理の実践の場で適用し、理論と実践を
結びつけて理解することを狙いとして行われる必須科目である。
給食経営管理分野は 8 月~9 月に大阪府内の事業所の給食施設において、公衆栄養分野
は 8 月~9 月に大阪府内の保健所・保健センターにおいて、また臨床栄養分野は平成 25
年 2~3 月に大阪府内の病院を中心に実施した。
5
保護者懇談会の実施
5 月 19 日(土)に本学において全体会および個別面談を実施した。31 組 40 名の参加が
あり、個人面談は 19 組あった。
6 学生による学外での調査研究に対する支援
卒業研究の一環として行われる臨床現場での研究、保育所・高齢者施設などでの
調査などを支援し、結果は卒業研究の成果として報告した。
7 地域連携活動の取り組み
近隣の幼稚園・小学校・保健所・保健センター・医療機関などと連携した食育活
動について現地に赴き指導媒体の作成や紙芝居などを使用し実施した。
箕面市立病院看護フェア(5 月 10・11 日実施)では参加者の食生活の評価と改
善指導をサットシステムを使用して実施した。
また、ガンバ大阪との連携による弁当開発事業は 25 年 3 月 17 日にガンバ支援弁当を 100
食制作発表し良好な評価を得た。 8 実験系実験室の整備
学生数に見合った備品・器具の整備をした。
9
3年次生(5期生)の研修旅行の実施
10 月 3・4 日に四国(香川県・徳島県)にて食品工場等において見学・研修を実施した。
○マルキン醤油工場見学・講演
○洋食テーブルマナー
○大塚国際美術館見学
○高松市内における食文化の研究
10 4年次生(6期生)和食のテーブルマナーの実施
○実施日 :平成 24 年 11 月 2 日(金)
○実施場所 :「清和荘」(京都・伏見)
○参加者 :4年次生
和食(特に懐石料理)の食べ方の作法について清和荘の主人より、箸の持ち方、
茶碗の持ち方など基本を詳しく講義をしていただいた後、実際に料理を喫食した。
11 全国栄養士養成施設協会の認定試験の受験
14
平成 24 年 12 月 8 日(土)実施された認定試験を4年次生 38 名が受験した。結果はA
判定 37 名、B判定 1 名であった。
12 サプリメント・アドバイザイザー認定試験の受験
平成 24 年 12 月 1 日(土)実施された認定試験を 4 年次生 2 名と 3 年次生 25 名が受験
し、4 年次生 1 名、3 年次生 12 名が合格した。
なお、講義、実験、実習、卒業研究等授業に関わることは授業計画に従って実施したので
ここでは記載しない。
◎ 健 康 こ ど も 学 科 1 新カリキュラムの定着および履修方法の多様化の促進 平成 20 年 4 月の学科設置 5 年目、平成 22 年 4 月小学校教員養成課程設置から3年目
に入り、本格的に保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の3つの資格・免許状をめざす新カリ
キュラムを学年進行で実施、定着を図った。3 資格・免許状ということで、煩雑化する履
修方法については、各年次の履修方法をモデル化し、学生の取得希望資格に沿って円滑に
履修できるようにした。 また、前年度から検討していた学科名称を平成 25 年度から「子ども教育学科」に変更
する届出を行った。
2 初年次教育の新たな展開の促進 初年次教育については、従来の成果に加え、とくに「学修基礎演習」において、国語力
をはじめ、大学教育に必要な能力・スキルの向上を図った。キャリア教育の観点から「キ
ャリアデザイン」の充実を図るとともに、「健康こども学基礎ゼミール」において保育・
教育の現場に触れる機会を増やした。また、初年次にピアリーダー養成に向け努力した。
そのほか、1 年次のカリキュラムの条件を整備した。 3 保育・教育実習の充実を図る。 各資格に必要な実習のプログラムを整備するとともに、円滑な実施のためのマニュアル
を作成した。教員の実習指導については、分担の適切化を進め、実地・事後の指導の強化
を図った。 4 実験科目や専門ゼミ、実技科目の基盤整備 実験用品等の整備を進めた。 5 子育て支援室の学外への開放 開放の曜日、時間帯をネット等で広報し、子育て支援室を利用する母親・幼児の数も 増加した。また、本学科教員による子育て支援のための講座(2 回)を企画・実施した。 6 保護者懇談会の実施 5 月 19 日後援会総会にあわせて保護者懇談会を開催した。出席保護者 23 名、個別面談
者数 13 名であった。 7 就職支援の充実 第 1 期生が全員就職を果たしたのを受け、さらに就職支援の体制を強化した。 第 2 期生についても全員就職したが、教員志望者・公務員(保育士)志望者、および一
15
般企業志望者に対する指導・支援体制を整備することが課題である。 ⅳ 大 阪 青 山 短 期 大 学 ◎ 調 理 製 菓 学 科 調理及び製菓に関し、建学の精神や教育理念に基づき専門知識と技術を教授するとともに、
幅広い教養と品位ある調理師と製菓衛生師を育成し、社会の要請に応じることができる人間
形成を目的としている。これをもとに、コースにおいての専門科目、実習、実験を中心に密
度の高い授業内容を展開し、実社会での即戦力となる学外研修にも充実したカリキュラムを
展開した。 【調理コース】 22 年度より調理学実習が、2 年生でホテルやレストラン、料亭などで働く調理技術クラ
スとカフェや集団調理などの多彩な活躍をするカフェ調理クラスに分かれてカリキュラ
ムを組み実習を行った。 【製菓コース】 本学の製菓コースの特徴である、在学中に取得可能な製菓衛生師国家試験が 10 月14 日(日)に三重県津市の「メッセウイング・みえ」で実施された。国家試験対策講座を 前期から後期にかけて行い、その結果受験者 23名うちの11 名が合格した。 (1)インターンシップ 【調理コース・製菓コース】 調理、製菓業務を事業所で実際に経験することにより職業意識の向上と高度な調理技術
及び製菓技術の習得することを目的とする。 実施日 2年次の夏休み期間、8月上旬から9月中旬の14日間(内休み2日)実習を行った。 研修先 調理コース ホテル阪急インターナショナル、ロアラブッシュ、ホテル阪急阪神ホテル、
ホテルベイタワー、ウェスティンホテル大阪、ホテル日航大阪。 製菓コース ホテルグランヴィア大阪、宝塚ホテル、ホテルベイタワー、ホテル阪急イ
ンターナショナル、パティシエ エイジ ニッタ。 調理師コースは、必修科目として全員参加とし、製菓コースでは、一般教養科目として
希望者のみで実施を行った。各事業所の厨房にて研修を受け、そして普段目にしない高度
な調理技術やお客様を前にしたサービスを体験することができた。 (2)宿泊研修旅行 調理製菓学科2年次が地方の食文化を広く見聞し、社会的視野を広める事を目的として
いる。 実施日 5月11日(金)~5月12日(土) 一泊 2 日 研修先 香川 徳島方面 内 容 もろみ蔵見学 16
佃煮工場(京宝亭)見学 オリーブ公園見学とオリーブに関するミニ講義 讃岐うどん手打ち体験 大塚国際美術館見学 (3)テーブルマナー研修 社会人としての食事マナーを修得する目的で、調理製菓学科1・2年次が西洋料理と和
食のテーブルマナーの研修を行った。 洋食正餐料理 実施日 9月19日(木) 研修先 調理コース1年次・・・ホテル日航大阪 製菓コース2年次・・・宝塚ホテル 和食正餐料理 実施日 12月14日(水) 研修先 調理コース2年次・・・中村楼 食文化を学ぶにあたって、食する事の重要性を体験する。例えば、食材の調理方法や盛
り付け、料理の提供の仕方などこれによって国々の食文化を再発見できた。 (4)ヨーロッパ海外研修 毎年、希望者を募り海外研修を実施している。欧州各国における食品市場、製造施設及
び、欧州の食生活を自ら体験し、調理師、製菓衛生師としての視野を広げることを目的と
している。 実施日 2月19日(火)~2月28日(木) 10 日間 研修先 イタリア、フランス方面 参加者 31名 内 容 イタリア・・・モッツァレラチーズ工場見学、ポンペイ移籍と市内観光 フランス・・・一星レストランで昼食、ヴェルサイユ宮殿とルーブル美術館そ
して、市内観光・パヴィオン エルゼル ノートル料理学校にてフラ
ンス料理、デザートの研修と試食。 現地で本物に触れることにより知識、技術を確実に身につけることができた。この10
日間の研修は、これからの自分達の将来像と学修意欲につながったと考えられ、非常に中
身の濃い研修であった。 (5)学外研修 製菓コース2年次の特別授業を使い、学外研修としてホテルの製菓料理長より直接製菓
技術を学び体験実習を行ったと考えられる。 実施日 11月19日(金) 研修先 ANAクラウンプラザホテル 内 容 プラリネチョコレート、その後、製菓厨房の見学 (6)卒業研究 専門科目を中心に自発的創造的に研究することにより、総合的知識の修得を目的として
17
いる。2年次がグループ単位で共同研究をすすめ、指導担当教員のもと研究調査、実習、
実験を行い作品展示と卒業研究発表を行った。 グループ 調理コース・・・・10 グループ 製菓コース・・・・9 グループ ①卒業研究作品展 実施日 11月 22 日(木)12:00~13:30 場 所 2号館201レストラン 展示作品 調理コース: 10 作品 製菓コース: 8 作品 ②卒業研究発表 実施日 1月23日(水) 場 所 2号館801教室 発 表 19グループ 約 10 ヶ月間、2~4名のグループに分かれて調査、実験などを行い、それを基にし
て作品が展示された。これを指導担当教員が審査を行い評価した。この研究を行う事に
より、学生達の知識、そして、目的とする自発力、創造力が養われた。 (7)大量調理と学内模擬販売 製菓基礎実習と製菓専門実習の授業として、6グループに分かれて前期にパンとお菓子の
販売、後期に生洋菓子の販売を行った。 販売場所 製菓実習室前及び青山レストラン 実施日 (前期)1回 4月26日(木) (後期)5回 9月28日(金) 2回 5月31日(木) 6回 11月 2日(金) 3回 6月21日(木) 7回 11月30日(金) 4回 7月 5日(木) 8回 12月21日(金) 9回 1月11日(金) この大量調理は、グループで行い販売メニューを決める。そのレシピーに添って何回も試
作を行い販売に向けての使用材料、分量の確認、そして、大きさなどの検討を重ねてレシピ
ーを完成させる。現場さながらの実習を行うことにより緊張感を味わうことが出来た。 (8)教育研究の特色 調理師、製菓衛生師両者の養成施設としての特長をいかし、内閣府の食育推進基本計画
に即した取り組みとして幼稚園児への食事サービスを行った。 本事業は地域社会との新しい連携の形を模索し、短期大学の新しい存在意義を問うもの
である。また、生涯学習の場の提供、大学と地域社会の連携等の観点から継続して実施し
ている公開講座においては、講義内容に即した献立の料理提供を行い食文化への関心、知
的好奇心の満足に寄与した。 ①公開講座 社会人講座・・「クリスマスのお菓子」 製菓実習室で午前と午後に分かれて実施。 18
講 師 佐々木信治・藪口恭巨 実施日 12 月8日 参加者 43名 ②幼稚園児の西洋料理の食べ方体験 教員の指導のもと、平野幼稚園の園児を対象に学生が調理した西洋料理とパンを提供
し、料理の食べ方とフォーク、スプーンの使い方などテーブルマナーを行った。 実施日 2月20日(水) 園 児 61名 献 立 カボチャのポタージュ・ハンバーグ フルーツゼリー・パン ③コンテスト参加 第46回大阪府洋菓子コンテストが、11月29日(火)大阪府中央公会堂にて開催
され、製菓コースの2年次4名が出品し見事入賞を果たす。 *ブッシュ ド ノエル (学生部門) 2位 優秀賞 小笠原万葉 3位 優秀賞 水野彩果 *マジパン細工 (学生部門) 1位 最優秀賞 村田若菜 5位 優良賞 坪井美里 ④こどもたちに夢を与える夏のプロジェクトに参加 福島第一原爆事故による放射能汚染の影響で、京都に避難している 600 名の子どもた
ちに、思い出作りのため本学調理コース学生、教員が料理を提供した。 実行委員会 京都ライフサポート一歩の会 実施日 7月30日(月) 場 所 京都 ⑤きたのみちゆずると箕面の柚フェスタに参加 「箕面の柚」の普及啓発と、箕面の柚を活用した商品の展示販売に、製菓コース学生が
箕面の柚を使ったジュースを提供した。 実施日 8 月 18 日 場 所 箕面市立かやの広場 (9)就職懇談会実施 一人ひとりが希望する就職先に就くことができるように進路支援センターと教職員が
一丸となって保護者を迎えて懇談会を開催した。 実施日 5 月 19 日(土) 参加人数 15 名 内 容 ・就職状況 ・就職活動の指導方法 19
・主な就職先 ・質疑応答 ◎ 幼 児 教 育 ・ 保 育 科 1 実習関係 (1)幼稚園教諭2種免許状及び保育士資格取得のために、2年間で5回の実習を 実施した。 ≪実習先については≫ ・ 実 習 指 導 者 の 的 確 性 ( 新 任 職 員 が 実 習 指 導 を す る こ と が な い 等 ) や 実 習 条 件 等 (設置3年以上・実習担当者の経験年数等)を考慮するとともに、学生の希望を尊重
して実施した。 ・就職先確保の観点から実習先との関係が密になるように配慮した。(特に就職につな
がるように地元での実習を大切にした。) ・実習に関わっての資質の向上と自覚を持たせるため、事前事後指導の授業及び実習担
当者との打ち合わせ等の機会を通して指導を行った。 ≪実習費徴収については≫ 1年次については、学科諸費用として入学時に費用徴収を実施。2年次についても年
度当初に学科諸費用として費用徴収を実施した。 ≪『実習の手引き』については≫ 内容を充実するために一部改定を行った。また、手引きの印刷を保育・教職支援室の
職員が手作りで行った。 ≪『教育実習・保育実習・児童館実習の受講基準』の策定≫ 平成25年度入学生から適用する、実習を受講させるにあたって基礎的な力が修得で
きているのかどうかの判断をするための基準を新たに定めた。 <1年次> 1)教育実習Ⅰ(基礎実習) ・青山幼稚園又は平野幼稚園のいずれかの1園で10日間、学年全体を前半(A クラ
ス)と後半(B クラス)の2グループに分けて、それぞれの園で9月に実施した。 ・観察実習は、青山幼稚園と平野幼稚園において6月5日・6日に2日間行った。 2)保育実習Ⅰ(保育所実習)(2~3月に10日間実施) <2年次> 1)教育実習Ⅱ(幼稚園実習)(6月4日~14日に実施) 2)保育実習Ⅰ(施設実習) (8月~9月に10日間実施) 3)保育実習Ⅱ(保育所実習)(8月~9月に10日間実施) (2)その他の資格取得のための実習 1)保育実習Ⅲ(児童館実習):児童厚生2級指導員資格取得 (8月~9月に10日間実施) 2)キャンプ実習等:レクリエーション・インストラクター資格取得 (10月13日~14日に実施) 3)レクリエーション課程認定校交流大会:レクリエーション・インストラクター資格取
得(7月8日に実施) (3)音楽関係室の改修・充実 ML教室を1号館5階に移設するとともに、本館4階に舞台付き教室を整備した。 20
2 校外研修関係 保育者になるための基本的なマナーを身につけるとともに、知識や情操を豊かにするた
めに研修を実施した。 <1年次> 1)箕面の滝・昆虫館見学(5月14日に実施) 学生たちの昆虫への興味・関心が深まり、自然や生物への理解が深まった。また、食
育への関心を高めるために「お弁当コンテスト」を滝近くの広場で行った。 2)池田五月山動物園、池田五月山児童文化センターの見学(10月29日に実施) 行事等での子どもを安全に引率する際の留意点と方法を学ぶとともに、直接動物に触
れあうことをとおして、命の大切さを実感した。 3)和食研修(12月10日実施) 日本人として和食の作法を学ぶことの大切さを再認識するとともに、子どもたちの生
活に関わるうえで非常に役立つと考えられ好評であった。 <2年次> 1)一泊研修旅行(5月11日~12日に実施) 兵庫県立こどもの館(姫路)の見学及び体験学習、大原美術館(倉敷)の見学、洋食
マナーの研修、さぬきうどんの手打ち体験学習、北淡震災記念公園見学及び震度体験、
宿泊施設ではクラスごとに出し物を発表し、集団行動の意義について学んだ。 3 校内研修関係 <1年次> キャリアデザイン授業(大学における基本的な学び、社会生活における基本的マナー講
習、和食作法研修、保育者としての心構え、接遇マナー研修、人生を生きる技法、キャリ
ア支援について)を実施 <2年次> 接遇講座(実習・就職に向けてのマナー講座)、スキルアップ講座(保育者としての心
構え、人生を生きる技法、マナー総合研修など)を実施 学生の見識を高めるために、本学の教育方針である本物に触れる教育を実施した。 4 本学博物館関係 <1年次> 入学時に大阪青山歴史文学博物館見学を実施した。 <1・2年次> 豊かな心を育てるために、歴史文学博物館で3回開催された特別展を紹介した。 5 就職関係 保育・教職支援室、進路支援センターと連携を図り、学生たちにとってよりよい就職活
動が実施できるように、2年生担任を中心に就職活動対策に取り組んだ。 <1年次> 21
1)模擬試験(教養―公立保育士、幼稚園教諭)を7月2日(月)に実施した。 2)接遇講座を6回実施した。 3)公立等受験対策講座を幼児教育・保育科として独自で実施した。 <2年次> 1)就職懇談会の実施-大学と家庭とのコミュニケーションを図ることを通して、学生と
保護者の就職意識を高めることを目的に、5月19日(土)に保護者を対象とした懇談
会を開催した。 2)『就職の手引きー保育者をめざして』による就職説明会を前期の特別時間で2回実施
した。 3)模擬試験(教養・専門-幼児教育・保育関係)を7月2日(月)に実施した。 4)保育・教職支援室、進路支援センター、就職担当、2年次担当教員間の連携を密にし、
面接等の練習を実施するなど就職活動に取り組んだ。 5)公立等受験対策講座を幼児教育・保育科として独自で実施した。 6)『就職の手引きー保育者をめざして』を学生の状況に即して改定を行った。 6 インターシップ関係 大阪府私立幼稚園連盟主催の「私立幼稚園向けインターンシップ」をはじめ、幼稚園、
保育所でのインターンシップに1年次27名が参加し、18名がインターンシップの単位
を取得した。なお、9名については2年次で引き続き体験活動を実施する予定。本学の学
生は園側から評判もよく、実習先確保や就職への道を切り開くきっかけになっている。
(前
期4月~9月、後期10月~3月) インターンシップ体験発表会を10月15日(月)に実施した。 7 ボランティア演習関係 2年次1名が保育関係のボランティア活動に参加し、単位を取得した。 8 講演関係 外部から講師(幼稚園園長、施設関係者等)を招き、学生に対して保育者としての心構
えや実践力を身につけるための指針を教示していただいた。 <1・2年次> 1)「保育者としての心構え」について、5月28日(月)に講演会を開催した。 2)「あきらめるな」の講演会を11月26日(月)に開催した。 9 大学祭関係 学科独自の取り組みとして「こどもシアター」と「あそびのひろば」を設定し、卒業研
究論文の取組成果の発表の場として活用するとともに、地域の人たちとの交流の場として
実施した。 10 卒業研究発表会 2年次全員が、グループで卒業研究した成果の発表会を1月17日(火)に開催した。 14グループが発表した。 11 新入生歓迎会・合同メッセージアワー・お別れ会 1年次と2年次の交流を深めるとともに、保育者をめざす者として、お互い刺激し合い、
学び合う場として開催した。 22
12 13 新入生歓迎会 4月23日(月)に開催 合同メッセージアワー 6月25日(月)、10月15日(月)に開催 2年生を送る会 12月17日(月)に開催 第5回アソビと造形展 日頃の造形に関わる学修の成果の発表の場として「アソビと造形展」を開催した。 開催日:平成24年12月19日(水)~12月24日(月) 場 所:ギャルリ VEGA(阪急「池田駅」構内2F) 卒業演奏会 2年間の音楽に関わる学修成果の発表の場として、卒業演奏会を3月15日(木) の卒業式後に開催した。ピアノ独奏、声学アンサンブル、クラス合唱、音楽劇「スイミー」
と、卒業生全員による合唱(手話付き)を上演したところ大変好評であった。 14 卒業生対象事業 1)『ホームカミングデー』 7月16日(月・祝)に開催 対象:卒業1年目の卒業生が対象(平成24年3月卒業の学生) 内容:一部では、様々な分野で活躍している先輩から、仕事の魅力や取り組み方など
のついてのメッセージアワーを設定した。二部では、保育現場で特に困ってい
ること、悩んでいることなどが気軽に話せ、相談できるような場を設定した。
また、同時に現場の情報収集を行った。 さらに現状把握のためのアンケート調査も実施した。 2)『フォローアップ・(スキルアップ)事業』は未開催 3)卒業生の職場定着事業 5月~6月に卒業生の就職先(保育現場)を学科職員全員で訪問し、職場定着並びに
次年度の就職活動につなげた。 15 実習先を対象とした事業 1)『第2回保育所実習先との情報交換会』 7月13日(金)に開催 児童福祉施設等実習先との懇親会は未開催 2)『観察実習反省会並びに基礎実習についての打ち合わせ会』は、日程の都合がつかな
かったため、個別に園に訪問して打ち合わせを行った。 3)『教育実習園(幼稚園)との情報交換会』 8月24日(金)に開催 16 講師・職員を対象とした事業 第5回 非常勤講師の先生方との意見交換会(学修支援についてなどの情報交換を目
的)を開催した。 3月5日(土)15時開始(全体会終了後)、参加者21名(講師参加者13名) 講師と専任教員との意見交換会を実施した。 17 地域の人達を対象とした事業「坂の上の音楽会」 地域の人々に、大阪青山短期大学で行っていることを知っていただくことを目的として、
幼児教育・保育科の学生を中心に音楽会を10月27日(土)に開催した。 18 海外保育研修旅行(オーストラリア・シドニーにて) 期間:平成25年2月9日(土)~2月23日(土) 内容:語学研修、オーストラリアの文化(ホームステイ) 23
現地保育施設での実習 学生参加者11名(うち1年次6名、2年次1名、大学3年次4名) ホームステイをしながら前半は、U.E.Cでの語学研修、今年は午後からはオー ストラリアに直接ふれることをテーマに、買い物体験や見学を実施、応急処置講座を
受講。全日程を通してオーストラリア文化(多文化)の理解を深めるとともに、後半
は現地での実習を体験した。学びの成果は大きく大変有意義であった。 ⅴ 情 報 教 育 セ ン タ ー 1 情報教育センターの役割
「情報教育センター」は「情報教育研究委員会の企画立案」に従って、学内情報化推進と情報
システムの適正な運用を図るための実務を担当している。
主要な業務は以下の通りである。
・利用者管理
・施設管理
・教育研究支援
・その他
2 平成24年度事業の特色
平成24年度事業の特色は次の通りである。
・第 1 コンピュータ室の移設を行った。
・ネットワークシステム更新に対して平成24年度補正予算による補助金を獲得した。
・教務部の Web 履修システムの運用に協力した。
・システムの安定的な運用を図った。
3 利用者管理
(1)大学・短期大学学生・教職員に対する利用者登録および利用者管理
平成24年度の新規登録者数は、大学学生 142 名(うち編入生 10 名)、短期大学学生 111
名、教職員 12 名であった。このほかに部局等に帰属する業務用利用者 4 ユーザを登録した。
新入学生については、1 年次生には情報関連授業の第1回で利用者登録を行った。大学・短
期大学ともに1年次前期に情報関連授業を受講するカリキュラムとなっており、前期授業第
2週までに利用者登録を終了し、授業および研究に支障がないように配慮している。一方、
大阪青山大学への編入生に対しては授業での登録が困難なため、特別に時間を設けて対応し
た。
利用者登録の際には情報教育センター発行の「コンピュータ利用の手引」を共通テキスト
として使用している。本年度も新入生に対しオリエンテーション時に「コンピュータ利用の
手引」第 5 版を配布し、情報系授業での利用者登録のほか、導入教育に使用した。
教職員に対しては、随時、利用者登録を受け付け、教育および研究への情報施設・設備利用
の便宜を図った。
(2)科目等履修生などの利用者管理
科目等履修生などの利用者登録数は、博物館学芸員課程履修の科目等履修生3名であった。
博物館学芸員課程では、4月当初の授業開始日にオリエンテーションとして情報システムの
ガイダンスを設け、利用者登録を行った。これにより、情報システムを利用する機会の増加
を図るとともに、科目等履修生の利用者登録やパソコン利用の相談対応を行い、学修につい
ての便宜を図った。
24
学芸員過程以外の科目等履修生は、本年度なかったが、その都度、必要に応じて利用者登
録を行うこととしている。
4 施設管理
(1)第1コンピュータ教室の移転
本館耐震・福祉工事によって、202教室の一部をエレベーター設置スペースとすること
となった。これにより202教室では、授業に必要なパソコン台数を収容しきれなくなり、
他の教室への移転を余儀なくされた。そこで老朽化しているビジュアルデザイン演習室(2
11教室)を閉室とし、そこへ第1コンピュータ室のパソコンを移設することとなった。2
11教室は面積が狭く、54台が適性収容台数であるが、最後列の椅子を外すなどして、2
02教室と同数の60台を配置した。
(2)ネットワークやコンピュータ室等の情報施設・設備の維持・管理
年間を通してネットワークやコンピュータ室などの施設・設備の維持・管理に当たった。こ
のために、前年度と同様に株式会社三谷商事と保守契約を結び、授業期間中の週3日、人員
の派遣を受けた。
A コンピュータ室(情報処理演習室:第1・第2コンピュータ室、ビジュアル演習室)に
対して日々、学生利用時間後の整備を実施した。
また、機器故障への対応を実施した。主なものとして、キーボード・マウスの故障交換、
教員パソコン画面提示用の中間モニタの故障修理などを実施した。
ソフトウェアについては、平成24年9月中旬と平成25年3月末に、コンピュータ室の
学生用コンピュータおよび教員用コンピュータすべてのハードディスク内容を再構築し、修
正プログラムを適用してセキュリティの向上とソフトウェアの安定動作を図った。
ビジュアル演習室は、老朽化によって初心者の利用に耐える状況ではなくなっていた。第1
コンピュータ室の移設による閉室のタイミングで、状態の良い数台と大型プリンタを残して
リース会社へ機器を返還した。
B ネットワークに対して
すでに学内ネットワーク機器は設置より6年以上が経過し、保守も難しくなりつつある。
本年度、不具合は幸いにして支線系ルータと無線ランアクセスポイント故障の数件にとど
まり、教育研究に大きく支障をきたすものではなかった。保守契約の範囲でこれらの故障
には対応できたが、来年度には保守対応がほぼ不可能になるとのことで、ネットワーク機
器の更新を計画した。幸いにして平成24年度補正予算による文部科学省・私立学校施設
整備補助金(ICT 活用推進事業)に採択され、平成25年中での機器更新が可能となった。
インターネットアクセスは、昨年より UCOM 社の光ファイバ回線(速度 1Gbps ベス
トエフォート)をメインとし、NTT フレッツ光回線(速度 200Mbps ベストエフォート)
をバックアップとするマルチホーム構成となっており、本年もこれを運用した。
C セキュリティについて
コンピュータセキュリティを向上するための対策として、システム上の対策と、教育・
啓発活動による対策を実施している。
システム上の対策としては、ウィルス対策ソフトウェアの導入、ファイアーウォールの
設置、スパムメールフィルタや Web フィルタリングなどさまざまな対策を実施している。
また、教育・啓発活動としては授業を通じたセキュリティ教育、教職員向けの情報提供
など啓発活動を行っている。学生対象の対策として、情報教育センター発行のテキスト「コ
ンピュータ利用の手引」の中にセキュリティについて必要な事項を盛り込むと同時に、授
業内でもセキュリティに関する事項が扱われるよう配慮している。また、教職員向けには、
25
ゴールデンウィーク・夏季・冬季の休業などの前に、情報システムの管理、個人情報の管
理などについて一層の注意を促す呼びかけを行っている。
スパムメールは、昨年度からやや減少傾向にあり、凡そ1日1000通から1500通
程度であるが、休日や長期休暇前後は特に増加する状況は変わらない。
コンピュータウィルスの単発の侵入は起こっているが、そのつどウィルス対策ソフトウ
ェアによって削除され、大規模な感染には至っていない。引き続き USB メモリ経由のウィ
ルス感染例が散見されるので、学内だけでなく、学生・教職員の自宅でのセキュリティ・
ウィルス対策の強化も引き続き呼びかけていかねばならない。
(3)情報サービスの整備
平成24年4月の教育情報の公開に協力し、シラバス・データベースの外部からのアクセ
ス整備や、情報公開のための WEB サービスの整備、ホスティング・サービスの整備を行っ
た。また、教務部が開始した Web 履修登録システムの運用に協力し、Web 履修登録システ
ムサーバへの接続性の確保や、第1・第2コンピュータ室のブラウザの「お気に入り」に登
録するなどの利便性の確保のための作業を行った。
(4)ソフトウェアの整備
懸案である Microsoft Office のバージョンアップは本年度も予算不足のため行えなかった。
OfficeXP の保守期間が終了したため、学内に多かった OfficeXP を Office2003 へと移行さ
せた。また、栄養計算ソフトウェアは、昨年度から情報教育センター所管から健康科学部健
康栄養学科の教材としての予算要求へと切り替えられているが、平成24年度末のところ新
バージョンの整備に至っていない。
平成19年度に年間レンタル契約で導入した統計ソフトウェアパッケージ SPSS につい
ては、卒業研究や教員の研究に活用されている。本年度、およそ 5%の契約料の値上げとな
ったがライセンス数の変更を行わず契約を継続した。平成25年度にはさらに契約料の 5%
値上げが予想され、値上げ額によっては、ライセンス数等の見直しが必要となる可能性があ
る。
Microsoft Office 2003 と WindowsXP は、平成26年4月初めに保守期間が終了する。平
成25年度をかけて対策を講じる必要がある。
(5)リモートアクセスシステムの運用の継続
セキュリティを保ったまま外部から OAENS へのアクセスを実現するためのリモートア
クセスシステムの試験運用を継続した。ただし、最新のブラウザでの動作が不安定となって
おり、ネットワーク機器更新とあわせてリモートアクセスの機器および方法を変更する予定
である。
5 教育・研究支援
(1)センター室の運用
授業期間中の月曜日~金曜日 1240 から 16:30 まで、センター室を開室した。センター
室では、学生のパソコン利用の他、質問の受付、各種手続きの対応、卒業研究指導のサポー
トなどの教育支援を行った。また、教職員からのパソコン利用相談やビデオ編集作業につい
ての相談、学会発表用のポスター印刷の相談などを受け、教育研究への支援活動を行った。
特に大型プリンタを利用した卒業研究発表やオープンキャンパスなどの学内行事ポスター
の作成、学会発表用ポスターの作製は利用の頻度も増加しており、活用されている。
(2)情報環境・情報サービスの整備とサイバーサイエンス・インフラストラクチャ(CSI)対応
経費上の制約と専任職員不在の状態では、決して満足のいく対応ができているわけではな
26
い。その中で、以下のような対応の努力を行った。
・学内情報サービス
学内ホームページとシラバスシステムを運用した。
・CSI 対応
CSI への対応のため、電子証明書の配布方法の検討や無線 LAN の暗号化方式の検討などを
行った。
電子証明書はリモートアクセスシステム運用のために、パイロットユーザに USB メモリで
の配布を行い、利用実験を進めた。
無線 LAN の暗号化方式は、現在利用中の方式が解読される危険性が指摘されており、より
強固な暗号化方式にすべく、暗号化方式の切り替える予定だったが、システムの安定的な運
用を優先して、現在、切り替えを見合わせている。平成 25 年度中にネットワーク機器更新と
あわせて変更予定である。
・e-Learning 環境構築の試み
引き続き、フリーの LMS(Learning Management System)を導入し、環境構築と一部授業
での実験を進めている。また、これとは別の「管理栄養士国家試験過去問題練習システム」も
試験的に稼働している。
6 ネットワークシステム更新に向けて
平成24年度補正予算による文部科学省・私立学校施設整備補助金(ICT 活用推進事業)に本
学ネットワークシステム更新事業「大阪青山大学・大阪青山短期大学新世代ネットワーク構築事
業」が採択され、機器更新を行えることとなった。この更新は以下の点を主眼としている。
・ネットワーク基幹システムの現代化
・老朽サーバの交換と仮想化によるサーバ数の削減
・無線 LAN システムの現代化
・クラウドサービス利用の準備
平成24年度予算事業として採択されたが、実際には平成25年度夏ごろまでの実施を予定し
ている。
7 環境問題への対応
学内に設置されているレーザープリンタのトナーカートリッジおよびインクジェットプリン
タのインクカートリッジを情報教育センターに集め、リサイクルを行った。
8 平成25年度事業計画についての検討
以上の平成24年度事業と情報教育研究委員会からの指示を踏まえ、平成25年度事業計画内
容を検討した。
・教育・研究支援の充実と学園内情報システムの維持・管理
・パソコン教室およびネットワークのリニューアル
・メールシステムのリニューアルとクラウド化への対応
・セキュリティの向上
・ソフトウェアの整備
・サイバーサイエンスインフラストラクチャ(CSI)への対応と情報サービスの整備
27
・情報活用環境の整備
・環境問題への取り組み
など
ⅵ 情 報 教 育 研 究 委 員 会 1 情報教育研究委員会の役割
「情報教育研究委員会」は、大阪青山大学・大阪青山短期大学の情報関連施設整備の企画立案
および教育・研究支援の企画立案を担当している。なお、情報教育研究委員会において企画立案
された事項の実施業務は情報教育センターが担っている。
2 平成24年度事業の概要
本委員会の平成24年度事業を整理すると以下のようになる。
A 情報関連施設・設備の整備に関する企画立案
・情報関連施設・設備、ソフトウェア整備にかかる補助金申請
・ネットワーク利用を拡大するための体制整備(クラウド化への対応の検討)
・情報システムのセキュリティ強化
B 教育・研究支援に関する企画・立案
・ネットワークシステムの更新
・コンピュータ教室等の機器整備
・利用者登録の適正な実施と、実施方法の改善
・情報教育の検討
・e-Learning の支援体制研究
C その他の企画・立案
環境問題に配慮した体制づくり
D 平成25年度事業計画についての検討
3 平成24年度事業の特色
平成24年度事業の特色は以下のとおりである。
(1)「大阪青山大学・大阪青山短期大学新世代ネットワーク構築事業」としてネットワーク更
新を推進することとした。
(2)クラウドサービスの教育研究への導入形態と導入方法を検討した。
(3)情報セキュリティを引き続き強化する方針とした。
(4)科目等履修生・単位互換学生・卒業生に対して、学習便宜を一層図ることとした。
4 情報関連施設・設備の整備に関する企画立案事項
(1)情報関連施設・設備、ソフトウェア整備にかかる補助金申請
本学園では、大学・短期大学共通の教育・研究資源として情報関連施設・設備の整備を重
要なものと位置づけ、本委員会設置以前から継続的かつ積極的に整備を実施してきた。その
ために毎年度、文部科学省・私立大学経常費特別補助への補助申請を行っている。本年度は、
コンピュータ室整備を断念したが、ネットワークシステムの更新事業を「大阪青山大学・大
阪青山短期大学新世代ネットワーク構築事業」として文部科学省・私立学校施設整備補助金
(ICT 活用推進事業)平成24年度補正予算分に申請し、採択された。また、それ以外の補
助については一般補助に含まれる形となり、特別な申請方法をとらなかった。一般補助では、
学生数や情報公開の度合などにより一定の補助金額が決定される。
28
なお、日本私立学校振興・共済事業団発表によると、平成24年度の本学園の「私立大学
経常費補助金」獲得額の順位は、一般補助・特別補助を合わせた金額ベースで、大学 560
校中 462 位・短期大学 318 校中 179 位である。大学の順位は昨年度と変わらないが短期大
学の順位は昨年度 123 位より大きく後退している。
平成25年度の私立学校補助は、平成24年度補正予算に前倒しされた結果、当初予算と
しては通常の 70%から 80%もの削減がなされるといわれる。したがって、通常時期に補助
申請を行っても採択される可能性は低い。ただし、平成 24 年度補正予算分が消化しきれて
いない部分があり、早い時期に文部科学省に問い合わせることでこれに滑り込ませることが
できる可能性がある。コンピュータ室設備などをこれらに滑り込ませるべく、大学当局と来
年度早くに、再度の折衝を行う。一方、昨年新設された「私立大学教育研究活性化設備整備
事業」はやや形を変えるものの、平成25年度も実施される。これは取組内容に対する評価
に基づく定額補助の形式となり、事業経費の全額を補助で賄うことも不可能ではない。この
ような形式の補助金は最近少なくなっており、本学の特色を生かした整備事業を立案し、是
非とも補助を獲得すべきである。
(2)ネットワーク利用を拡大するための体制整備(クラウド化への対応の検討)
ネットワーク利用を拡大するための体制整備に当たって、クラウドサービスを教育研究へ
の導入形態と導入方法を中心に、以下の検討を行った。
○クラウド化への対応の検討
クラウドは、インターネットの先にある大規模なシステムによるコンピューターパワー
を利用することで、手許にサーバ等を持たずにさまざまなサービスを利用することのでき
るシ ステムサービスである。すでに Gmail などのメールサービスを中心に
大学での利用が広まっている。独自にサーバ等の設備を用意する必要がなく、設備コスト
削減や省エネルギーともなり、常に最新のサービスを利用できるのが利点である。また、
本学では学内の情報資源を学外からアクセスすることに大きな困難が生じているが、これ
を解決する方法としてもクラウド利用が有望である。本学でのクラウド利用にはネットワ
ークシステムの更新におけるクラウドサービス対応の考慮が必要であり、具体的検討を情
報教育センターに行わせた。この検討に基づいて更新計画方針の立案と補助金申請を行っ
た。
大学でのクラウドサービスの利用は、Google によるサービスの利用の先行事例が多い。
しかし、Google は係争時に日本の国内法に従わない姿勢を示しており、事故や紛争の
際に本学が不利益を被る可能性は否定できない。また、Web 検索と Gmail は安定的にサ
ービスが行われているが、それ以外のサービスは一定のユーザーがあっても自社にとって
の利益が少ないと判断された場合、猶予を与えず廃止してしまう傾向がある。対抗サービ
スとして Microsoft 社の Office365 がある。こちらは係争時なども日本国内法を適用する
ことを標榜しており、国立大学での採用が増えている。このような点から、Office365 に
ついて本学でのクラウドサービス利用の技術的・実際的課題を検証するよう情報教育セン
ターへ指示した。
○規定整備
平成19年10月末に国立情報学研究所から発表された「国立大学法人等における情報
セキュリティポリシー」に基づいた規定案について、クラウドサービス利用の際に必要と
なるであろう点について検討を行った。
(3)情報システムのセキュリティ強化
本年度も引き続き、セキュリティの強化・充実につとめた。特に夏季休業・冬季休業の際
29
には、情報教育センターに指示し、教職員に対する情報セキュリティに対する注意喚起を行
った。
5 教育・研究支援に関する企画・立案
(1)ネットワークシステムの更新
老朽化したネットワーク機器を刷新してネットワークを現代化するとともに、あわせてク
ラウドサービスの教育研究への導入を可能とすることを方針に更新計画を立案した。これに
基づいて、技術的・具体的な検討をするよう情報教育センターに指示した。
(2)コンピュータ教室の機器整備
本年度も第 1 コンピュータ室・ビジュアルデザイン演習室の機器更新および第2コンピュ
ータ室以外の Microsoft Office のバージョンアップ等、ソフトウェアの導入を働き掛けたが、
予算不足のために見送られた。
また、旧第 2 コンピュータ室パソコン(HP 社製)などを学内各所に配置するよう要請が
あり、情報教育センターに適切に対処するよう指示した。
(3)利用者登録の適正な実施と、実施方法の改善
学生や教職員等が本学ネットワークを利用するには利用者登録が必要であり、当委員会の
指示のもと、情報教育センターが利用者登録の実務を担当している。本委員会では、この利
用者登録が適正に実施されているかチェックするとともに、必要に応じて実施方法の改善を
検討している。利用者登録は学生に対しては授業時に、教職員に対しては随時行うこととし
たほか、科目等履修生・聴講生に対する利用者登録の便宜を図った。
平成24年度も学芸員課程と連携し、学芸員課程の科目等履修生に対して 4 月当初のオリ
エンテーション時に利用者登録を行うこととした。また、その他の科目等履修生に対しては、
その都度、必要に応じて利用者登録を行った。
(4)情報教育の検討
高等教育としての情報教育は、情報技術の修得から、情報倫理、情報活用によって起きる
社会的な影響など、さまざまな要素を含んでいる。これまで、資格取得のあり方などを検討
してきたが、さらに本年度はこれに加えてクラウドサービスを教育へ導入・活用するにあた
って、本学の情報教育をどのような形としていくかを検討した。現状で、種々のクラウドサ
ービスすべてを取り入れることは困難であり、メールサービスを中心に導入実験を進め、そ
のために必要な事項を次の版の「コンピュータ利用の手引」に反映させるよう、情報教育セ
ンターと協議を行っている。
(5)e-Learning の支援体制研究の継続
フリーの LMS(Learning Management System)を導入し、小規模な授業での実験的な
取り組みを始めている。本年度も一部授業での試行を行っているが、試行錯誤の段階にある。
昨年度から引き続いて、大阪青山大学の卒業研究題目として管理栄養士国家試験についての
e-Learning システムの構築が進められているほか、別に「管理栄養士国家試験過去問題」
の練習システムが試作されており、セキュリティの許す範囲内で協力を行っている。
6 その他の企画・立案事項
(1)環境問題に配慮した体制づくり
引き続き、環境問題への取組として廃インク等の回収の徹底をはかることとした。情報教
育センターを通じ教職員に向けて廃インク回収を呼びかけた。
7 平成25年度事業計画についての検討
30
本年度に引き続き、次のような事業を継続して行い、教育・研究の支援を行っていく。
・教育研究環境整備・支援の継続的な充実
・規定の整備
・クラウド化への対応の検討
・情報教育の研究・検討
・CSI(サイバーサイエンス・インフラストラクチャ)への対応
・情報環境活用整備のあり方の検討
・環境問題への取り組み
など
ⅶ 図 書 館 1 利用者数増加のための取り組み ① 施設 利用者を増やすことが最大の課題であった。平成 23 年度に設置したパソコンに関しての
認知度が高まるとともに、案内掲示を増やしたことで来館者・貸出冊数ともに前年度を上回
った。学生用のコピー機をカード式からコイン式のカラーコピー機に替えたことも学生の利
用向上につながった。 ② 洋書の登録 開館当初から登録されていなかった洋書の図書館システムへの登録が完了した。OPAC
から洋書が検索できるようになり蔵書数、分類などが明確に把握できるようになった。 ③ 規程の制定 以前から曖昧になっていた卒業生に対する図書館利用規程を定めた。これにより職員の
対応に一貫性がうまれ、業務の効率化を実現できた。 ④ 図書室・メディアセンターだより 図書館に足を運んでもらおうと、本年度から利用案内や特集記事などを盛り込んだ図書
室・メディアセンターだより『青山さんの本棚』を毎月発行してきた。このような図書館
の活動が学生や教職員に周知された結果、利用者の増加に結びついたと考えられる。 2 学術情報発信体制の強化 24 年度は、6 月に NII(国立情報学研究所)の環境設定、8 月初旬の試験公開を経て 2 月
末に本公開となった。学内では教授会や図書委員会で、学外研究会で本学リポジトリにつ
いてのプレゼンテーションを行った。 現在は掲載を許諾されている大学紀要の 1 号から 3 号までを登録、公開している。今後
ともコンテンツ増加に努めていきたい。 31
平 成 24年 度 利 用 状 況
入館者数(人)
資料貸出(月別)
24年度
24年度
23年度
月別合計 1日平均 1日平均
4月
図書館
メディアセンター
5月
7月
8月
9月
10月
11月
104
166
563
26
25
44
45
28
23
3658
168
172
162
162
114
98
529
21
28
80
110
42
54
4333
167
156
166
288
116
182
579
23
30
86
71
53
45
6699
258
260
213
304
135
169
489
23
37
61
34
28
15
3990
222
205
108
80
67
57
351
16
19
64
51
30
25
2588
113
129
120
134
75
81
609
24
30
104
59
46
29
5650
209
227
284
247
176
143
645
27
28
74
57
46
42
5824
243
211
296
213
174
141
567
29
30
64
50
37
33
5012
251
219
185
179
118
112
519
29
40
28
34
17
19
6,906
363
389
183
130
92
81
364
16
19
26
29
14
14
2,025
88
99
43
96
28
48
336
16
20
28
23
9
12
1,833
83
70
42
69
24
36
図書館
メディアセンター
年間
320
図書館
メディアセンター
3月
186
図書館
メディアセンター
2月
132
図書館
メディアセンター
1月
123
2,960
図書館
メディアセンター
12月
24
図書館
メディアセンター
図書館
メディアセンター
23年度
23
図書館
メディアセンター
24年度
45
図書館
メディアセンター
23年度
73
図書館
メディアセンター
24年度
27
図書館
メディアセンター
人数
28
図書館
メディアセンター
6月
661
冊数
6,212
23
28
732
608
373
51,478
191
189
1,988
2,222
1,223
335
1,314 ⅷ 体 育 館 1 フィットネスクラブ
・会員数236人
65歳以上会員 128人
一般会員 108人
高齢化社会を反映してか、当クラブでも半数以上が高齢会員である。
・利用の一日平均は57人、一月平均1,480人である。
・フィットネスルームを広く有効に活用するために、フィットネスルーム内を仕切っていた壁
を撤去し、新しく 3 台のランニングマシンを導入した。その結果、混雑が緩和され会員の不
満も解消された。また、動きがスムーズになり授業時学生に目が行き届きやすくなり、指導
32
もしやすくなったと思われる。
フィットネス利用状況(人数)
一般会員
高齢会員
計
4月
575
801
1,376
5月
615
852
1,467
6月
678
824
1,502
7月
725
919
1,644
8月
618
921
1,539
9月
647
905
1,552
10月
691
907
1,598
11月
556
835
1,391
12月
456
756
1,212
1月
498
826
1,324
2月
562
1,003
1,565
3月
603
937
1,540
7,224
10,486
17,710
合
計
2 テニスクラブ
会員数55人
会員数に大きな変化は見られないが、前年クラブ会員の形態を一本化したことにより、利用件
数は増加傾向にあった。しかしながら、東谷中学校よりテニスコートの借用依頼があり(平成
24年12月から平成26年6月までの予定)、土曜日・日曜日にテニスコートを貸し出すこ
ととなり、以後利用者数は減少傾向に転じた。また、この土曜日・日曜日のテニスコート貸し
出しに伴い、一般利用者には不便をかけている。
テニスコート利用状況 (人数)
自治会
スクール
クラブ
計
4月
25
9
423
457
5月
34
10
408
452
6月
26
21
455
502
7月
12
11
403
426
8月
21
3
260
284
9月
48
11
412
471
10月
45
15
442
502
11月
54
19
397
470
12月
21
21
383
425
1月
45
17
353
415
2月
37
14
376
427
3月
28
12
448
488
396
163
4,760
5,319
合 計
33
3 体育館施設利用状況
春や秋にバスケットボールやバレーボールの利用が特に多く、これは大会やイベントのためと
思われる。しかし利用者は特定化されつつある。
〔利用内容〕
ア リ ー ナ:バレーボール・ドッヂボール・バスケットボール・バドミントン
バレエ・ジャズダンス・ハンドサイクル・リズム体操 等
講 義 室:会議、会合・手芸 等
和 室:自彊術・会議、会合・ベビーマッサージ 等
体育館施設利用状況 (人数)
アリーナ
講義室
和 室
計
4月
42
70
112
5月
53
60
113
6月
83
70
153
7月
136
70
206
8月
20
45
65
9月
66
107
173
10月
180
72
252
11月
185
72
257
10
115
125
12月
1月
20
10
60
90
2月
53
5
12
70
3月
190
12
202
765
1,818
合 計
1,028
25
34
学生(ソフトボール部以外のクラブ活動含)・大学関係者 体育館施設利用状況 (人数)
アリーナ
講義室
和室
グラウンド
計
4月
42
5月
36
6月
18
7月
10
8月
60
9月
10
38
48
10月
8
20
28
11月
829
760
12月
518
510
1月
15
2月
138
3月
192
合 計
1,876
160
テニス
89
27
318
238
12
286
12
30
2
32
4
184
20
60
60
18
510
120
4
1,611
6
1,544
15
30
8
266
192
1,610
570
423
90
4,569
4 収 入
アリーナ・講義室・和
フィットネス
テニス
計
室
4月
26,630 648,795 279,500
5月
954,925
133,500 674,289 807,789
6月
22,230
675,371
590,750
1,288,351 7月
95,980
723,206
104,500
923,686
8月
19,100
692,402
164,500
876,002
9月
24,160
706,808
355,750
1,086,718
10月
38,180
693,252
199,000
930,432
11月
86,430
714,724
374,000
1,175,154
12月
8,880
691,698
80,000
780,578
1月
17,550
739,092
182,750
939,392
2月
34,530
743,925
90,000
868,455
3月
47,320
727,272
204,000
978,592
420,990
8,430,834
2,758,250
11,610,074
合 計
5 主な行事・活動
4月 6日(金) 新入生見学会 調理製菓学科、幼児教育・保育学科
健康栄養学科、健康こども学科
4月11日(水) 前期授業開始 健康こども学科
4月13日(金) 〃
健康栄養学科
4月15日(日) 2012年スペシャルオリンピックス日本・兵庫 開催
5月20日(日) 運動会 健康こども学科
6月 5日(火) トライやるウィーク 東谷中学校 6月18日(金)迄
8月26日(日) リトミック研修会 平野幼稚園
35
9月24日(月) 後期授業開始 調理製菓学科
10月 9日(金) 〃 幼児教育・保育学科 12月 2日(日) 生活発表会 平野幼稚園
6 地域協力
・夏祭りに協賛
・東谷中学校テニス部にテニスコート貸出
・大和自治会にテニスコート開放
7 その他
・フィットネスルーム改装工事(壁撤去等)
・電球の間引き点灯などによる節電の継続
・『壱熟カレー』 230食販売
ⅸ 大 阪 青 山 歴 史 文 学 博 物 館 平成24年度は恒例の秋季特別展の他、はや4年目を迎えて軌道に乗りつつある所蔵品展
も引き続き開催した。年間入館者総数は3,664名、開館日数は163日である。資料の
貸出件数は原本が「昭憲皇太后和歌短冊」他、4会場計9件、写真・映像が日本放送協会他
17件、資料閲覧については6件(10名、11資料)である。 また、当館での研修会や見学会、講座等は大和自治会他35回実施した。 1 展覧会の実施 ○ 所蔵品展Ⅰ『高松宮家のお人形』(4月1日~5月13日) 開館37日 入館者1,333名 ○ 所蔵品展Ⅱ『源平合戦とその時代』(6月16日~8月5日) 開館44日 入館者945名 ○ 秋季特別展『華麗なる明治の宮廷美術』(10月6日~12月2日) 開館50日 入館者940名 ○ 所蔵品展Ⅲ『ボンボニエールとお人形』(2月23日~3月31日) 開館32日 入館者446名 2 資料貸出 【原本資料】 ○ 『昭憲皇太后和歌短冊「初かりを」』1幅 貸出先 明治神宮 期 間 展覧会日程:10月13日~11月25日 目 的 明治天皇百年祭記念第一回『明治天皇六大巡幸』展に出品のため ○ 『祢兵衛鼠』1巻、『一本菊』3巻、『物ぐさ太郎』1巻 計3件 36
貸出先 サントリー美術館 期 間 展覧会日程:9月19日~11月4日 目 的 『お伽草子~この国は物語にあふれている』展に出品のため ○ 『後陽成天皇宸翰消息』1幅、『光格天皇宸翰消息』1幅、『明治天皇宸翰御沙汰書』 1幅、『大正天皇宸翰「仁智明達」』1幅、計4件 貸出先 京都国立博物館 期 間 展覧会日程:10月13日~11月25日 目 的 特別展『宸翰~天皇の書~』展に出品のため ○ 『徳川秀忠書状』1幅 貸出先 浜松市博物館 期 間 展覧会日程:10月20日~11月25日 目 的 特別展『浜松城主 堀尾吉晴』展に出品のため 【写真・映像資料】 ○ 『土左日記』1点 申請者 日本放送協会 申請日 4月6日 放映番組 教育テレビ『10min.ボックス国語』再放送 放映日 5月4日 01時40分~01時50分(年度末まで随時再放送) ○ 『土左日記』1点 申請者 株式会社メルプランニング 申請日 7月20日 掲載物 学研教育出版社刊『学研まんが NEW 日本の歴史』第3巻「平安京と貴族のく
らし」 ○ 『土左日記』1点 申請者 株式会社 浜島書店 申請日 7月27日 掲載物 『常用国語便覧』(高校生対象国語資料集) ○ 『土佐光起筆 源氏物語絵巻 夢浮橋』1点 申請者 株式会社 近衛ロンド 申請日 9月14日 掲載物 朝日新聞出版編『絵巻で親しむ 源氏物語五十四帖』 ○ 『葵唐草葵紋牡丹紋十種香箱』1点 申請者 株式会社 紀行社 申請日 10月6日 掲載物 角川学芸出版『漆工辞典』 ○ 『祢兵衛鼠』2点 申請者 小山ブリジット氏(武蔵大学) 申請日 10月14日 37
掲載物 フランス フラマリオン出版社『日本の幻想芸術』 ○ 『大正天皇宸翰「仁智明達」』1点 申請者 株式会社 ミュージアムスタイルカフェ 申請日 10月16日 掲載物 季刊誌『旅鶴』2012 冬号、及び連動WEBサイト『JAL旅鶴』 ○ 奈良絵本『弁慶物語』1点 申請者 田代圭一氏(宮内庁書陵部) 申請日 10月22日 掲載物 学術雑誌『古典遺産』第 62 号 ○ 『土左日記』1点 申請者 株式会社 第一学習社 申請日 1月11日 掲載物 高等学校地理歴史科用教科書『世界史A』教師用指導書付属DVD ○ 『土左日記』1点 申請者 東京書籍株式会社 申請日 1月16日 掲載物 高等学校デジタル教科書『国語総合(古典編)』 ○ 『ゴードンスミス日記』4点 申請者 株式会社 神戸新聞総合出版センター 申請日 12月5日 掲載物 田井玲子氏『外国人居留地と神戸』 ○ 『祢兵衛鼠』1点 申請者 日本経済新聞社編集局 申請日 1月18日 掲載物 平成25年2月3日 日本経済新聞朝刊、及び電子版 ○ 『役行者絵巻』9点 申請者 有限会社 ユニビジョン 申請日 2月8日 掲載物 徳間書店刊 TOWN MOOK 『日本の霊場をゆく』 ○ 『多田みやげ』(平野湯の箇所)1点 申請者 伊澤啓子氏(川西市ボランティア友の会会長) 申請日 1月25日 目 的 ボランティア活動におけるガイドで使用するパネルに掲載 ○ 『森蘭丸像』1点 申請者 テレビ朝日 申請日 2月26日 放映番組 3月4日放送『クイズプレゼンバラエティーQ さま!!』 38
○ 『開陽丸』1点 申請者 国際ロータリー第2620地区2012-2013年度ガバナー事務所 申請日 2月26日 掲載物 『Governnor’s Monthly Letter』2013 年 4 月号 ○ 『蓬莱山絵巻』1点 申請者 伊勢神宮崇敬会 申請日 2月28日 掲載物 『伊勢神宮崇敬会叢書十七 天照大神と天の岩戸開き図鑑』 3 資料借用 なし 4 資料閲覧 ○ 『吉見家文書』、『石家文書』計2件 閲覧者 東京大学史料編纂所(村井祐樹氏他2名、計3名) 申請日 平成24年2月15日(閲覧4月20日) 目 的 研究のため(無断で使用しないという条件で写真撮影許可) ○ 『徳川秀忠書状』1幅 閲覧者 浜松市博物館(学芸員 久野正博氏) 申請日 5月10日(閲覧6月19日) 目 的 浜松市博物館「浜松城主 堀尾吉晴」展の事前調査(図録用写真の撮影許可) ○ 『七草草紙』1巻 閲覧者 横山恵理氏(奈良女子大学大学院博士後期課程) 申請日 7月15日(閲覧8月4日) 目 的『七草草紙』の成立に関する研究のため ○ 『豊臣秀吉朱印状』1巻、『豊臣秀次書状』1幅、『石田三成書状』1幅、『明智光秀書
状巻』1巻、計4件 閲覧者 堀新氏(共立女子大学)、山本博文氏(東京大学)、曽根勇二氏(横浜都市発展
記念館) 申請日 8月14日(閲覧9月12日) 閲覧理由 研究のため ○ 『玉井の物語』1巻 閲覧者 金英珠氏(立教大学大学院博士課程後期) 申請日 10月1日(閲覧11月8日) 目 的 研究のため ○ 『後水尾天皇画像』1幅、『後陽成天皇和歌』1幅 計2件 閲覧者 高田智仁氏(大東文化大学大学院博士課程後期) 申請日 9月13日(閲覧11月15日) 目 的 表具裂の研究のため 5 研修・見学会 ( )は参加者数 39
4月 6日 大阪青山大学・短期大学 新入生オリエンテーション・見学(242名) 4月11日 岡山県旭東公民館「歴史を訪ねる会」(25名) 4月11日 ミツワトラベル観光バス(40名) 4月12日 ミツワトラベル観光バス(37名) 6月16日 能勢電ハイク(34名) 6月26日 ジパング倶楽部(44名) 6月27日 歴史愛好家団体(10名) 6月28日 ジパング倶楽部(39名) 6月29日 竜文会(川西市生涯学習短期大学「レフネックス」)(38名) 7月 3日 大和自治会見学会(64名) 7月19日 川西市教育委員会「阪神青い鳥学級」(約100名) 7月31日 川西市生涯学習センター見学会(39名) 8月 2日 川西市ボランティアガイド(14名) 8月 3日 清和苑(5名) 8月 5日 ハイキング愛好団体(21名) 10月13日 土曜日サロン(17名) 10月20日 大和自治会見学会(51名) 11月25日 香川県歴史研究会(82名) 3月15日 神戸シニアカレッジ歴史探訪クラブ OB 会(65名) 6 学園(博物館)主催講座・講演 ( )は参加者数 4月 1日 所蔵品展『高松宮家のお人形』展示解説(17名) 5月11日 所蔵品展『高松宮家のお人形』展示解説(15名) 6月17日 所蔵品展『源平合戦とその時代』展示解説(15名) 7月14日 所蔵品展『源平合戦とその時代』展示解説(32名) 7月28日 夏休み子どもワークショップ「紙で遊ぼう!PartⅡ 紙が変身した!」講
師は大阪青山短期大学非常勤講師大山紋子先生(24名) 10月 7日 秋季特別展『華麗なる明治の宮廷美術』展示解説(8名) 10月28日 伯耆茶会(生涯学習室と共催、124名) 11月 7日 秋季特別展『華麗なる明治の宮廷美術』展示解説(8名) 11月18日 関西文化の日に参加(134名) 11月23日 秋季特別展記念講演会「大阪青山歴史文学博物館所蔵の皇室ゆかりの品々に
ついて」。その後、展示解説(45名) 3月 3日 所蔵品展『ボンボニエールとお人形』展示解説(23名) 7 社会人講座 ( )は参加人数 6月27日 よみうり文化センター千里中央との連携講座『北摂と文学~悲劇の女性・名
月姫伝説を中心に~』(11名) 終了後、展示解説。 8 その他の活動・催し ( )は参加人数 4月17日 平野幼稚園総会(約100名) 6月5日~8日 東谷中学校トライやるウィーク(5~9名) 8月22日~26日 他大学博物館館園実習(立命館大学、関西学院大学、神戸女子大学、
各1名合計3名) 40
3月 7日 平野幼稚園総会(約100名) ⅹ 大 学 改 革 委 員 会 関 係 1 平成24年度大学改革委員会報告書 私立大学の置かれた今日の状況は依然として厳しく、文部科学省の報告によれば、全国
の大学で定員未充足が45.8%、短期大学で同69.7%にもなっている。また、直近
23年度の帰属収入で消費支出を賄えない帰属収支差額比率のマイナスの大学が41.8%、
短期大学が48.7%と悪化が指摘されている。 平成24年度の大学改革委員会は4月から25年3月までに26回開催された。大学改
革委員会では昨年同様副題である「中期5カ年計画の達成をめざして」として20の項目
と9人の責任者を中心に委員長(学長)から順次責任者へ伝達、テーマによっては日常業
務を通じて学長に報告され実践も始まった。項目の内、ガバナンスの構築、学生満足度の
向上、キャリア教育、国際化・語学・留学生等が重点的に取り上げられ討議が重ねられた。
本年度の結果も成果報告書に見られる様に、成果・課題・実践の進捗状況は様々である。
著しく成果の見られた項目(ガバナンスの構築、キャリア教育、国際化・語学・留学生等)
もあるが課題抽出は出来ても改良・改善へと実践に繋がらず依然として繰り越された項目
もある。大学改革は一時的なものではなく、次年度以降も引き続き取り組んで行かなけれ
ばならない。 2 学園広報誌の継続発行 学校法人は平成23年4月から学生や保護者をはじめ社会全体に対する説明責任が求め
られ、財務・経営情報の公表が義務付けされたことは先年に触れた。 本学の広報の一つに平成 20 年に学園広報誌「OASIS」を創刊し、以降継続して今年は第
5号を発行した。対象者は学生、保護者、教職員、卒業生、高校教員等に幅広く学園情報
を提供している。24年度の特集記事は、「社会で活躍する卒業生」を取り上げた。 ⅹ ⅰ 自 己 点 検 評 価 委 員 会 【大学自己点検評価委員会】 1 4月第1回目委員会 (1)平成23年度機関別認証評価受審を終えて ・評価結果通知と調査報告書を確認した。 ・反省点、次回への申し送りを確認した。 ・評価機構アンケートへの回答について協議し、その結果を基に旧執行部により案を作
成し、各委員に意見を聞いたうえで提出することとした。 (2)平成24年度自己点検評価の方針について、 ・第2サイクルの機関別認証評価について、平成24年1月23日に行われた「新評価
システム説明会(名古屋ガーデンパレス)」の報告があった。 ・平成23年度機関別認証評価の評価結果において改善指摘を受けた事項(参考意見を
含む。)と本編及び書面質問において平成24年度実施を約束した事項への対処につい
て確認し、それぞれの担当部署で対応して行くこととした。 2 担当部署において改善したもの 41
・大学と短期大学の学則変更(教授会、事務組織等職員組織の整備) ・学園公的研究費取扱規程の制定 ・平成24年度から学校医の指定を行った。 ・平成23年度版事業報告書から財務の概要を記載した。 ・平成24年度にバリアーフリー化の一部と耐震工事の全てを完了した。 ・平成24年度からシラバスの半期15週内の試験の実施を改めた。 ・学生確保のための対応策を諸会議において協議し、平成25年度入学生において、両学
科とも定員充足を達成した。 ・平成23年度(第26回)管理栄養士国家試験において合格率100%を達成した。 ・平成24年度版学生便覧から災害発生時の対応を明記した。 【短期大学自己評価委員会】 6月第1回目委員会 ・次回評価機構認証評価を想定した今後の取り組みについて協議した。 ⅹ ⅱ 大 学 FD 推 進 委 員 会 事業 1 委員会の開催 以下の日程にて委員会を開催した。 (1)大学 開 催 日 程 主 な 内 容 平成 24 年 6 月 15 日 昨年度の総括、今年度の活動方針について ○授業公開について ○特別な支援を要する学生への対応について l リメディアル支援体制 平成 24 年 10 月 12 日 l 学生相談室の活用 ○授業アンケート結果の公開について ○望ましい授業環境づくりのために(意見交換) (合同FD推進委員会) 平成 24 年 10 月 26 日 10 月 12 日の各内容について短期大学の委員と合同で
協議を行った。 (2)短期大学 開 催 日 程 主 な 内 容 昨年度の総括、今年度の活動方針について、関西地区
FD連絡協議会について ○特別な支援を要する学生への対応について ○授業アンケートについて 平成 24 年 7 月 19 日 ○SDとの連携について ○講演会の実施について ○授業公開について ○特別な支援を要する学生への対応について l リメディアル支援体制 平成 24 年 10 月 11 日 l 学生相談室の活用 ○授業アンケート結果の公開について ○望ましい授業環境づくりのために(意見交換) 42
平成 24 年 6 月 27 日 (合同FD推進委員会) 平成 24 年 10 月 26 日 10 月 12 日の各内容について大学の委員と合同で協議
を行った。 2 授業公開の実施 下記の期間、表のとおり授業公開を実施した。 実施期間:平成 24 年 12 月 17 日(月)~平成 24 年 12 月 22 日(土) 授業公開リスト:平成 24 年 12 月 17 日(月) ~ 22 日(土) 公開
授業科目名 クラス 担当教員 時限 教室 日 幼児理解の理論と方法 2PA 戸松玲子 17 日 2 限 2-401 造形Ⅰ 1PA 石田晶大 17 日 4 限 本館201 保育内容・健康Ⅱ 2KB 内山明子 18 日 4 限 1-409 声楽Ⅰ 1KA 中尾かつ江 18 日 2 限 本館402 声楽Ⅱ 2KA 中尾かつ江 18 日 3 限 本館402 教育社会学 2PA 住岡英毅 18 日 1 限 2-602 教育社会学 2PB 住岡英毅 18 日 2 限 2-602 幼児体育Ⅱ 1KB 岸本みさ子 18 日 3 限 1-409 器楽Ⅱ 1PA 永井正幸 18 日 1 限 1-501 器楽Ⅱ 1PB 永井正幸 18 日 2 限 1-501 日本語Ⅱ 1HB 大澤茂男 18 日 3 限 4-507 保育内容・表現Ⅱ 2KB 中尾かつ江 19 日 1 限 1-503 保育内容・表現Ⅱ 2KA 中尾かつ江 19 日 2 限 1-503 応用栄養学Ⅲ 3HA 東根裕子 19 日 3 限 4-503 食品衛生学実験 2HB 田口修三 20 日 1,2 限 4-507 調理学実習Ⅱ 2CA 髙山信行 20 日 1,2 限 本館305 基礎演習 2CD 佐々木信治 20 日 3 限 2-101 基礎英語Ⅱ 1P 田中栄子 20 日 2 限 1-302 基礎英語Ⅱ 1P 南大路文子 20 日 2 限 1-309 基礎英語Ⅱ 1P 宮之原匡子 20 日 2 限 1-311 基礎英語Ⅱ 1H 田中栄子 20 日 3 限 1-302 基礎英語Ⅱ 1H 南大路文子 20 日 3 限 1-309 基礎英語Ⅱ 1H 宮之原匡子 20 日 3 限 1-311 器楽Ⅰ 1KB 安本雅子 20 日 2 限 本館 3 階 7 番 器楽Ⅱ 2KB 安本雅子 20 日 3 限 1-402 日本語Ⅱ 1HA 大澤茂男 20 日 1 限 4-504 43
食品衛生学実験 2HA 田口修三 21 日 1,2 限 4-507 調理学実習Ⅱ(一) 2HA 東根裕子 21 日 3 限 1-207 こども体育Ⅱ 2P 内山明子 21 日 5 限 1-409 特別授業 2CD 佐々木信治 21 日 2 限 2-101 ピアノ総合演習Ⅱ 4P 永井正幸 21 日 3 限 1-505 健康心理学 3PB 髙木典子 21 日 1 限 2-405 健康心理学 3PA 髙木典子 21 日 2 限 2-405 造形Ⅰ(一) 1KB 石田晶大 22 日 1 限 本館121 3 講演会の実施 下記内容にて講演会(FSD合同企画)を実施した。 日 時 平成 25 年 4 月 3 日(月) 午後 2 時より午後 3 時まで 場 所 4 号館 6 階 大講義室 講 師 本学学生相談室カウンセラー 河井 美砂 先生 演 題 「発達障害のある学生の支援―実際に出会った学生も含めて」 総括 授業公開については昨年度に比して授業数が大幅に増加した。今回の公開は授業アン
ケート結果に基づき学長が公開者に直接依頼するという形を取ったためである。25 年度
に向けて、非常勤教員も加わった“全学型”の実施に向けた検討が望まれるところであ
る。 講演会についてはテーマを発達支援に関するものとした。委員会での検討を経てその
ような設定となった。日程設定については調整に手間取り、4 月にずれ込んでしまった。
年度当初、入学式当日に実施するという変則的な形となり、一部の教職員が参加できな
い事態を招いてしまった。これについては今後同様の事態を生じさせないよう配慮する
ことが重要である。 ワークショップ型の研修が企画できなかったことは大きな反省点である。 委員相互の意見交換の時間が少なかったことも問題である。さらに多様なFD活動を
組織していく必要がある。 ⅹ ⅲ S D 推 進 委 員 会 学生のニーズを優先して業務に取組むという今年度の SD の目的は達成されつつある。学
校を良くしたいという強い意志を持ち、新たな視点で業務改善、業務革新を行い、勉強しよ
うとする意識が高くなった。また部門間の協力もスムーズになった。
<主な取り組み>
1 全職員研修
米田先生(第 2 回目) ~学生対応をスムーズに行うには~
2 夏期宿泊研修
44
(1)「事務職員業務マニュアルの作成」グループでの討議・発表
(2)【講演】進研アド 畑氏、斉藤氏「学校業界を取り巻く環境、危機意識の示唆、
ゴールへと向かうモチベーションアップ」
3 職員全体会---年間 10 回
<成果及び課題>
1 全職員研修
学生のニーズを優先して業務に取組む目的をより的確に実現するための手法として、研修
の効果は大であった。またアクティブラーニング手法も体験できた。
2 夏期宿泊研修
各グループでの討議・発表は組織全体の問題点を具体的に事案ごとに共有し、解決に向け
た提案ができた成果は大きいが、業務マニュアルの作成という目的は今後の課題として積み
残しとなった。
企画準備段階からラインの職員が中心に企画に参画し、打合せを重ね立派な研修ができあ
がったが、構想を計画したグループとまとめを引き継いだ SD 推進委員との十分な意思疎通
がなされず、中間報告が大幅に遅れ、初期の構想を的確に展開出来なかった。
3 職員全体会
従来の自己啓発研修から、教職協同を構築できる能力を養うように、学園組織全体の動き
と所属部署の状況を把握し、発表できる能力を身に付けるための全体会とした。全体会を有
効に活用出来、職員のスキルも向上したが、次年度さらに問題点を改善し、継続する。
ⅹ ⅳ 生 涯 学 習 室 (1)日本文化体験講座(博物館学芸員課程の実習・見学と共同開催) ・第1回「紙漉」(名塩の人間国宝谷野武信先生の工房で紙漉体験) 開催日時:6 月 3 日(日)9 時 45 分~16 時 実習費:2,800 円 参加者数:12 名 ・第 2 回「文楽」(国立文楽劇場資料館見学、人形遣いのレクチャー、観劇) 開催日時:7 月 29 日(日)12 時 30 分~18 時 30 分 実習費:4,500 円 参加者数:24 名 ・第 3 回「陶芸」(立杭焼の昇陽窯で作陶実習と兵庫県立陶芸美術館見学) 開催日時:9 月 16 日(日)9 時~17 時 30 実習費:7,500 円 参加者数:9 名 (2)調理製菓学科による「クリスマスのお菓子」 開催日時:12 月 8 日(土)第 1 部 9 時 30 分~11 時 30 分、第2部 13 時~15 時 講師:佐々木信治、藪口恭巨 実習費:1,000 円 参加者数:40 名 (3)伯耆茶会(博物館にて) 45
開催日時:10 月 28 日(日)11 時~15 時 30 分 参加者数:140 名 (4)よみうり文化センター提携講座 『2012 年 春の常設講座』 ・「大人の切り絵」 開催日時:4月以降第2、第4土曜日 10 時~12 時 講師:大阪青山大学非常勤講師 大山 紋子 申し込み者少数のため、中止 『一日体験講座』 ・「大人の切り絵」 開催日時:3 月 24 日(土)10 時~12 時 講師:大阪青山大学非常勤講師 大山 紋子 参加者数 3 名 『2012 年 春の講座』 ・「阿呆に学ぶ 北摂にちなんだ落語とともに」 開催日時:4 月 9 日(月)13 時~14 時 30 分 講師:大阪青山大学客員教授 桂 蝶六 参加者数 9 名 ・「アフリカの子どもたち キンシャサのストリートチルドレンの事例から」 開催日時:5 月 18 日(水)13 時~14 時 30 分 講師:大阪青山大学客員教授 深尾 幸市 参加者数 25 名 ・「今日から築く!よりよい人間関係」 開催日時:5 月 25 日(金)13 時~14 時 30 分 講師:大阪青山大学教授 米田 薫 申し込み者少数のため、中止 ・「附属博物館講座 北摂と文学 悲劇の女性・名月姫伝説を中心に」 開催日時:6 月 27 日(水)14 時~16 時 講師:大阪青山短期大学准教授 小倉 嘉夫 参加者数 12 名 『2012 年 秋の講座』 ・「写メ俳句―写真と俳句で“心トレ”しませんか」 開催日時:10 月 19 日(金)13 時~14 時 30 分 講師:大阪青山短期大学教授 三木 慰子 参加者数 14 名 ・「古文書の読み方・真贋の見極め方」 開催日時:10 月 22 日(月)13 時~14 時 30 分 講師:大阪青山大学非常勤講師 八木 正自 参加者数 12 名 46
・「附属博物館講座 華麗なる明治の宮廷美術」 開催日時:11 月 28 日(水)14 時~16 時 講師:大阪青山短期大学准教授 小倉 嘉夫 申し込み者少数のため、中止 ⅹ ⅴ 学 習 支 援 室 1 当初事業目標と計画の骨子 (1)学習支援室体制の充実 学生に常時対応できるスタッフ体制の維持 【期待される効果】 前年度より急増した学習支援を受ける学生数の 2011 年度レベルの維 持 【達成基準】 2011 年度並みの来室者数を確保する。 (2)実施プログラムの充実と拡大 ①初年次教育の実践サポート ②発達に課題のある学生の学習支援に関するプロジェクト ③授業の質の向上を図るための支援の充実を図る企画と運営 ④学生の教養の幅を広げるプログラムの充実 ⑤学習支援に係る文献・資料の収集の継続 ⑥先進地視察等による最新の学習支援の情報の提供 【期待される効果】 学習支援を受ける学生数の増加 本学学生の学修に関する基礎力の向上 【達成基準】 発達に課題のある学生の事例研究を年3回実施 授業の充実を図るための企画を年1回実施 新規プログラムを含めて、昨年度の 1.5 倍のプログラムを実施する。 (3)学習支援に関する周知・啓発活動の充実 ①入学時オリエンテーションでの周知 ②「学習支援ニュース」の配布 ③本学Webページの学習支援室のコーナーの充実 ④学生向け「学習支援ニュース」・教職員向け「学習支援室ニュースレター」の定期発行 【期待される効果】学習支援を受ける学生の自覚と相談数の増加 【達成基準】学生向け通信、教職員向け通信を各2号発行する。 (4)学習支援アシスタントによる学習グループの育成 ①自律的な学習者の育成 【期待される効果】学修の核となる学生数の増加 【達成基準】学習支援アシスタント 10 名を養成し、継続して配置する。 2 2012 年度事業実施の成果と課題 (1)学習支援室利用数 学習支援室の利用の拡充を図った結果、この 2 年間で毎年約 1,000 人ずつ利用者が増加し
ている。今年度は過去最高の 3,443 名の利用があり、目標を達成した。 一方で、来室者が激増したために空間的にも手狭となり、少数のスタッフで対応できる学
生には限りあるため、「相談したいが入りにくい」と感じる学生を生んだ可能性がある。 47
平成 20 年
度 (2008) 室構成員 (専任教員+アドバ
イザー) 課業中の開室曜日 平成 21 年
度 (2009) 平成 22 年
度 (2010) 平成 23 年度 平成 24 年度
(2011) (2012)12 月末 4 名 5 名 5 名 9 名 (3+1) (4+1) (4+1) (7+2) 10 名 (8+2) 週3日 週4日 週4日 (月、水、
(月~木) (月~木) 金) 週5日 (月~金) 週5日 (月~金) 105 日 180 日 174 日 921 名 2,075 名 3,443 名 開室日数 63 日 利用者人数 456 名 122 日 1,278 名 1開室日あたりの人
7.2 名 10.5 名 8.8 名 11.5 名 19.9 名 数 (2)実施したプログラムの充実と拡大 下記に示すように、目標を達成した。 ① 運営委員による学習支援室オフイスアワー (平成20年度は10月からの開室) 平成20年度 平成21年度 平成22年
度 平成23年度 平成24年度(12 月
末) 開催回数 63回 122回 104回 130回 95回 利用者数 247人 833人 450人 494人 497人 オフィスアワーは、ゼミやグループ学習の多人数での利用が多かった。反面、昼休みに
オフィスアワーが設定され、研究室での学生への対応となり、学習支援室での開催日数は
減少した。 ②学習支援アシスタント(SA)による支援の充実 レポート作成の形式面のアドバイス、提出前のチェック等の学習支援、授業補助等に、の
べ16名、116時間37分(12 月まで)の支援を実施した。 ③初年次教育の実践サポート 健康こども学科1年次前期「学修基礎演習」において、学習支援アドバイザー1名が講
師として 15 回の講義を務めた。 ④発達に課題のある学生を支援するためのプロジェクトの企画・運営 年間 2 回のプロジェクトを実施した。 第4回 12/12 「多くの支援をしている学生の中間報告」 第5回 2月予定 「多くの支援をしている学生の年度末総括」 ⑤授業の質の向上を図るための支援の充実 教員から授業改善の工夫を収集し、Web上と学習支援ニュースで授業改善に資する情報
提供を実施した。 ⑥学生の教養の幅を広げるプログラムの実施 今年度の新規事業として、前期に学習支援室委員による学生向け教養講座を実施した。 開講講座数 実施回数 参加者数 8講座 17回 92(20)名 (注)括弧内は教員数 同じく、後期に学習支援アシスタントによる学生向け教養講座を実施した。 48
開講講座数 実施回数 2講座 2回 参加者数 23(3)名 (注)括弧内は教員数 ⑦学習支援に係る文献・資料の収集 自習用教材を購入した。 ⑧先進地視察等による最新の学習支援の情報の提供 京都大学高等教育研究開発推進センター 第 19 回大学教育研究フォーラム(3 月参加) (3)学習支援に関する周知・広報活動の充実 ① 本学Webページにおける学習支援のコーナーの充実 今年度更新11回(Webページ更新・拡充2回、blog更新9回) ② 学生向け「学習支援ニュース」 4月、5月、7月、9月、11月 計5回発行 ③ 教員向け「学習支援室ニュースレター」 1月、3月 計2回発行 (4)学習支援アシスタントの学生グループの育成 学習支援アシスタント12名を養成し、委員会活動として運営し、学科等の垣根を超えた
学修に関する学生の話し合いや交流の場とすることができた。 新たな企画として、学習支援アシスタントによる学生向け教養講座を後期に実施した。
(前
掲) (5)学生の自主学習グループの育成 場所の提供や資料収集等のサポートを実施するとともに、学科等の垣根を超えた大学生活
の学修に関する学生の話し合いや交流の場を持つために、学習支援アシスタントを核にして、
昼休みを中心に学習活動が展開された。その結果、利用者数の急増につながった。 また新たな動きとして、資格取得に向けた自主勉強会が学習支援アシスタントの呼びかけで
生まれた。 平成 25 年度 大阪青山大学・大阪青山短期大学 学習支援室 事業計画(案)2013.1.16 作成 (1)学習支援室体制のさらなる充実 ①学生に常時対応できるスタッフ体制の拡大・充実 ②発達障害学生に対する支援の充実に取り組む。 【期待される効果】 前年度より急増した学習支援を受ける学生数の 2012 年度レベルの維持 【達成基準】 2012 年度並みの 3,000 名規模の来室者数を確保する。 (2)実施プログラムの充実と拡大 ①初年次教育の実践サポート・ライディングセンターとしての機能の強化 学科の要請に応じ、初年次科目のサポートに学習支援アシスタントをあてる。 ②発達障害学生の学習支援の組織化 発達障害学生に対する支援機能を強化する。そのために ・FD・SD委員会と連携し、発達障害学生の理解と支援に関する学内連続研修講座を実施
する。 ・発達障害学生の学内支援体制の組織化と確かな連携のあり方を検討し、計画的に実施する。 ③授業の質の向上を図るための支援の充実を図る企画と運営 昨年度着手した「授業改善のコツ」の収集と公開の取り組みを前進させる。 ④学生の教養の幅を広げるプログラムの充実 49
・前期に学習支援室運営委員を中心とするプログラム、後期に学習支援アシスタントによる
プログラムを計画・実施する。 ⑤学習支援に係る文献・資料の収集の継続 学生の自主学習会に資する資料等も閲覧できるようにする。 ⑥先進地視察等による最新の学習支援の情報の提供 【期待される効果】学習支援を受ける学生数の維持 本学学生の学修に関する基礎力の向上 【達成基準】 発達に課題のある学生の事例研究を年3回実施 授業の充実を図るための企画を年1回実施 新規プログラムを含め、昨年度の 1.2倍のプログラムを実施し、1.5 倍の受
講者を獲得する。 (3)学習支援に関する周知・啓発活動の充実 ①入学時オリエンテーションでの周知(リーフレットと「学習支援ニュース」の配布) ②本学Webページの学習支援室のコーナーの充実 ③学生向け「学習支援ニュース」・教職員向け「学習支援室ニュースレター」の定期発行 【期待される効果】学習支援を受ける学生の自覚と相談数の維持 【達成基準】学生向け通信、教職員向け通信を各2号発行、Webページを年間 10 回更新
する。 (4)学習支援アシスタントによる学習グループの育成支援 学習支援アシスタントの呼びかけによる自主勉強会の継続と発展を支援する。 【期待される効果】学修の核となる学生数の増加 【達成基準】学習支援アシスタント 10 名を養成し、継続して配置する。 <参考> 23 年度 大学改革委員会工程表(アクションプラン)―中期 5 カ年計画の達成を目指し
て 24 年中間 初年次教育への支援の強化・学生のニーズに即した学習支援の関するセミナー
の開催 24 年度末 学習支援に係る FD の充実・学生の自主的な学修の促進 25 年中間 学習支援室のライディングセンターとしての機能の強化 25 年度末 多様な学習支援プログラムの展開、学習支援アシスタントによるセミナーの企
画・運営 ⅹ ⅵ 地 域 活 動 支 援 室 1 川西市連携事業
(1)地元名産品特産品の開発及び販路開拓
新商品として「川西コロッケ」「壱熟カレー」を開発し、本学も体育館や博物館でカレー
を販売した。
50
(2)黒川まつり、川西まつり等の各種イベントに参加。上記特産品を販売し、本学が市と共同
開発したこと宣伝した。
「川西バル」 24 年 5 月 26 日 「東谷ズム」24 年 10 月 20 日
「黒川まつり」 24 年 11 月 4 日 「川西まつり」24 年 11 月 11 日
「多田トラック市」25 年 3 月 10 日
2 川西市中央図書館における地域振興コーナーに参加
(1)大学紹介展示
(2)体験学習:「親子のふれあいあそび」本学幼児教育・保育科の教員が指導した。
(3)体験学習:「親子で楽しむ図工教室」本学子ども教育学科の教員が指導した。
(4)講習会:「健康チェックと栄養相談」本学健康栄養学科の教員と学生が担当した。
3 .川西市主催「わが家の料理コンクール」において、本学調理製菓学科の教員が、審査委員
長を務めた。
4 ガンバ大阪弁当事業
健康栄養学科の学生チームが中心となって実施した事業。学生が直接ガンバ大阪の社長に面
談し、選手インタビューを行いながら、弁当メニューを開発した。
平成25年3月15日の万博競技場開幕戦で、特設ブースを設けて販売した結果、用意した
100食を1時間足らずで完売した。また、平成25年度の本事業継続実施へ向けて購入者に
対するアンケートを実施した。
5 箕面市生涯教育センター主催の市民講座に、本学教員を講師として派遣した。
(1)「食品と有害物質」に関する講演に、本学健康栄養学科の教員を派遣した。
(2)「食品と有害物質」に関する料理講習会を、本学健康栄養学科の教員が担当した。
(3)「シニア塾」の料理講習会に、本学健康栄養学科の教員を派遣した。
6 「箕面農業祭」に参加した。
箕面市の要請を受けて、同祭に特別参加している新潟県三条市のブースで、同市と共働し
た。同市の特産品である“ル‐レクチェ”を使った料理とスイーツを開発し、祭当日に試食
提供した。このレシピの開発と調理には、本学調理製菓学科教員があたり、祭当日の運営に
は、健康栄養学科学生も参加した。
ⅹ ⅶ 保 育 ・ 教 職 支 援 室 保育・教職関係に就職を希望する学生に対して、学生一人ひとりの個性や能力、ニーズ に応じた、よりよい就職活動ができるよう大学健康こども学科、短期大学幼児教育・保育科
と連携を図りながら就職支援を行った。また、将来の保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の資
格・免許取得を見据えた保育・教育実習の一層の充実を図るよう努めた。 1 就職支援関係 (1)就職支援 大学・短期大学の各学科就職会議・委員会を毎週定例的に開催し、学生の就職先確保
と定着に努めた。 (2)就職先の確保 前年度の求人データの整理を行い、新規開拓先も含めて約 1,100 ヵ所へ求人票を発送
した。924ヵ所(前年度 733 ヵ所)からの求人が得られ、学生により多くの求人票が
提供できた。また、アフターケアの取組として、就職先を 5 月から 6 月に各学科の専任
教員が訪問し、職場定着と就職先確保に努めている。各訪問先からは訪問に対して良い
評価を得ている。 (3)進路支援センターとの連携 51
進路支援センターと保育・教職支援室との合同会議を適宜開催し、情報交換を通して
情報の共有を図り、連携を図った。学生の状況も変化しており、次年度は、月 1 回程度
の定期的な開催が望まれる。 2 実習支援関係 (1)近年、施設実習先の確保が難しい状況にあるため、平成 24 年度は、引き続き参与が
定期的に施設を訪問し実習先確保に努めるとともに、学生の状況を勘案し実習先の整理
を図った。 (2)実習支援 幼稚園実習、小学校教育実習、保育実習、施設実習、児童館実習、介護等体験など、
大学は 4 年間に 8 回、短期大学は 2 年間で 5 回の実習を行った。これらの現場実習が円
滑に行えるように、定例的に実習委員会を開催し、大学、短大の実習担当者との連携を
図った。また、実習先の指摘等を踏まえ、学科と協議し、改善した。 (3)実習事務 各実習機関との連絡調整、実習先の決定を行うとともに、実習日誌、実習の手引きの
作成を行った。また、実習に伴う諸検査が円滑に実施できるよう大学と短期大学と連携
し円滑に実施できた。 3 ボランティア・インターンシップの支援 短期大学でのボランティア演習単位認定、インターンシップ単位認定のため、各幼稚 園、保育所、施設等の募集を掲示し学生の参加を促した。特に、幼児教育・保育科では インターンシップの履修生が多く、将来の方向性を決める意識の高さが伺われた。 ⅹ ⅷ 事 務 部 門 ( 1 ) 事 務 部 (法人事務局と兼務につきⅱ の欄に掲載) ( 2 ) 教 務 部 1 行 事 下記の行事を実施した。(他部署との共催を含む。またそれに伴う業務も記載) 入学式、新入生ガイダンス、前期オリエンテーション、補講授業、前期試験、前期追再試、
集中講義、前期成績処理、後期オリエンテーション、後期試験、後期追再試、後期成績処
理、教授会、卒業式 2 履 修 下記の履修関連業務を実施した。 教員担当科目割り、時間割作成、テキスト発注、履修指導、単位互換、履修関連データ処
理 3 資格申請等 下記の資格の申請を学部事務室、教務部所属教員と共に実施した。 教職免許、保育士、社会福祉主事、児童厚生指導員、レクリエーション・インストラク
ター、調理師、茶道、華道、栄養士、管理栄養士国家試験(受験資格)、栄養教諭、健康
52
運動実践指導者、卒業生に対する各種資格証明書の発行 4 委員会業務補助 委員会が企画する業務の補助として下記のことを実施した。 授業終了報告書の実施依頼と回収(自己点検・自己評価委員会)、授業アンケート実施及
び分析(FD推進委員会) 5 入試課補助 入学試験各日程の願書受付処理業務の補助を行なった。 6 冊子の印刷 下記の冊子を作成した。 学生便覧、シラバス、卒業研究題目届 7 教務庶務等 学生・教員への窓口対応及び下記の業務を実施した。 教務部会資料、学生異動、学生住所変更、欠席処理、出席簿整理、学生台帳整理、能勢電
鉄切符手配、非常勤講師室の掲示・事務用品関係、印刷室管理、掲示板管理 8 科目等履修生の受け入れ 15名の科目等履修生を受け入れた(短大…幼児教育・保育科9名、大学…健康栄養学
科1名、健康こども学科1名、学芸員課程…4名)。 9 改善事項 下記の事項について改善及び新規導入した。 ウエブシステム「キャンパスアベニュー」を導入した。これにより、後期履修登録よりウ
エブ履修登録を実施した。成績入力も専任教員のみウエブ上で実施した。平成25年度シ
ラバスについても24年度中にウエブ上に入力し準備した。各部署が閲覧できる学生カル
テ運用に向けての準備を行い、25年5月より運用開始の見込みである。 ・学生便覧の記載内容の改善及び2色刷りにすることにより視覚的に読みやすくした。 ・「新入生の皆様へ」に学科別冊の作成し、学科の特性を新入生に伝えるようにした。 ・キャリアデザインを単位化(健康栄養学科を除く)し、業者委託と各学科の協力により、
キャリア教育の充実を図った。 ・貸出用ノートパソコンの4台追加し、教員のニーズに応えた。 ・普通教室2教室にプロジェクタ等AV機器導入し、教員のニーズに応えた。 ・ 給食経営管理実習室への乾湿両用バキュームの導入し、より充実した教育に配慮した。 ( 3 ) 学 生 部 ① 通 学 バ ス 運 行 通学バスの運行時間は、授業時間や図書館、メディアセンター等の施設開放時間に合わせ
て効率のよいダイヤを組み、8:00~19:45 まで運行した。また、月曜日から土曜日までの
授業の開始時刻と学生の集中する時間帯の調査を行って、効率の良いダイヤを組み、必要に
応じて増減便を図った。 平成 24 年度より北摂キャンパス行きの運行を開始した。クラブ活動(主に学校指定強化
クラブである女子ソフトボール部)をする学生の利用を中心に、能勢電鉄方面の学生も利用
53
している。 ② 駐 輪 場 平成 24 年度の駐輪場利用申込者は、収容可能台数( バイク 111 台、自転車 40 台 計 151)
を超えて登録に来たので、希望者全員に許可が出せなかった。特に大型バイクの希望者が増
えている。駐輪場の拡幅の課題は急務であり、平成 23 年度に、拡幅工事及びコンクリート
舗装の要望を提出して設計の段階まできたが、土地の確保が出来ないまま現在に至っている。 なお、駐輪場に防犯カメラが設置されたので、24 時間体制で監視できるようになり、駐
輪場での悪戯は減少した。 ③ 新 入 生 歓 迎 交 流 会 平成 22 年度以降、
「新入生がコミュニケーションを図り、人間的な触れ合いの中で相互理
解を深める」ことを目標に、また、できるだけ早い時期に大学生活に馴染めるようにという
配慮のもと、4 月初旬に新入生歓迎の交流行事を行っている。 平成 24 年度は、北摂屈指の観光地でもある「箕面」の良さを知ってもらう機会として、
箕面大滝へのハイキングを実施し、アンケート調査の結果、満足度が 92%と大変好評であっ
た。 ④ 新 入 生 オ リ エ ン テ ー シ ョ ン オリエンテーションの大筋の内容は昨年どおりで実施した。部局ガイダンス(学生部)に
おいては、交通事故防止、禁煙指導、薬物乱用防止、悪徳商法を未然に防ぐための指導等を
強化した。また、一人暮らしをしている学生を対象に、防犯上の注意点や食生活の指導を行
った。 ⑤ 在 学 生 オ リ エ ン テ ー シ ョ ン 大学、短大とも就職活動や実習などで学外での活動が増え、社会の一員として一層節度の
ある行動が求められる。このことを踏まえ、オリエンテーションはもとより、種々の講演会
や研修等を通じて啓発を図った。 また、喫煙、薬物乱用、交通事故の防止についての指導も強化した。 ⑥ 学 生 健 康 診 断 平成 24 年度の健康診断は、大学、短期大学とも全学年を対象に、4 月のオリエンテーショ
ンの最終日に実施した。欠席者に対しては近隣の病院で受診し、診断書を学生部に提出する
よう指導した。 また、別途健康こども学科 2 年次生および幼児教育・保育科 1 年次生は 11 月に、健康栄
養学科 3 年次生は 1 月に、学外実習のための健康診断を再度実施した。 ⑦ 奨 学 金 業 務 平成 24 年度日本学生支援機構の奨学金受給者は、大学は 245 名、短大は 122 名であった。
全学生に対する受給者の比率は大学 50.9%、短大 52.6%と非常に高く、前年度よりもさら
に増加した。経済的理由により就学困難な学生、また家計が急変した学生に対する支援の業
務を、きめ細かな配慮をもって行った。 ⑧ 学 生 教 育 ・ 研 究 災 害 傷 害 平成 24 年度の事故報告は 13 名で、保険請求も 13 名であった。昨年度に比べて事故の件
数は約 2 倍に増加している。授業(実験、実習を含む)、課外活動での事故、また通学途上
での交通事故について、交通安全指導を強化するとともに、保険制度の一層の周知を図った。 54
⑨ 学 生 相 談 学生からの個別相談に対しては、学生部、学習支援室、保健室と学生相談室が連携して業
務を実施した。学生相談室には、週1回土曜日にカウンセラーを配置し、学生が生活面、精
神面での悩みや不安、人間関係の問題で困難な状況が生じた時、いつでも気軽に相談できる
体制を整えた。 ⑩ 学 生 活 動 平成 24 年度も、学友会(大学)、学生会(短大)とも 5 月に学生総会を開催し、役員の選
出、事業計画と予算を決定して承認を得た。役職の引き継ぎや事業計画のスムーズな実施を
図るため、学生部としても全面的に支援した。学友会・学生会活動に対しては、大学祭や地
域のボランティア活動などでも協力し、連携をより深めていくよう助言した。 ⑪ 大 学 祭 大学祭は 11 月 10 日(前夜祭)、11 日に実施された。大学祭実行委員会が企画、運営する
なか、学生達が主体的、積極的に取り組めるよう支援するとともに、食品衛生に関する指導
は従来どおり徹底して行い、食中毒などの事故防止に努めた。また、大学祭をより地域に開
かれたものとするため、ポスター・チラシ等を箕面駅周辺はもとより、地域の幼稚園や保育
園、社会教育施設・公共施設、および近隣の住宅地にも可能な限り配布し案内した。 なお、催し物は毎年全体的に模擬店に偏りがちの傾向にあるが、平成 24 年度も後援会の
催し物(エコクラフト)、および池田保健所の協力を得て性感染症予防と禁煙推進のコーナ
ー(パネル展示とアンケート)を設けるなど、内容の多様性に少しは貢献できた。 ⑫ 課 外 活 動 大学、短大の各クラブは時間的制約(各種実習や就職活動)や施設・設備の制限があるな
か、可能な範囲で技術の向上と体力の強化に努められるよう支援した。また、より活発なク
ラブ活動推進のため、箕面市のアリーナや北摂体育施設の活用が容易にできるよう支援を進
めた。なお、北摂キャンパスの利用については、平成 24 年度よりクラブ優先の連絡バスを
運行した。今後も健全なクラブ活動をとおして人格を磨き、有為な社会人として自己を形成
する営みができるよう最大限支援していく。 ⑬ 卒 業 パ ー テ ィ ー 平成 24 年度、短期大学は 3 月 16 日、ホテル日航大阪において学生会主宰で実施した。ま
た、大学は 3 月 9 日、ホテル阪急インターナショナルにおいて、両学科がそれぞれ別々に企
画実施をした。平成 25 年度はその在り方について検討を加え、開催日や実施場所等を含め、
改善を図る。 ⑭ 学 生 生 活 の 充 実 平成 24 年度は食堂メニューの内容がよくなるように、業者との打合せをして多少の改善
は図れたが、今後はさらに学生の栄養面を考慮したメニューの改善に努める。 学生生活の充実のため、図書館や学生談話室がリニューアルされ、談話室には自販機とテ
レビモニター(地デジ対応)が設置され、図書館にはパソコンが 8 台導入された。 休憩時には中庭でボール遊びをする学生が多く見られるようになり、通行人の安全確保の
ために防球ネットが完備された。学生の長時間学内滞留方策が模索されるなか、校舎の内外
にさらに充実した学生生活をエンジョイできる空間の創出を今後も考え、手掛けていく。 また、楽しい学生生活にしていくために、大学祭以外のイベントとして、2 年間にわたり、
健康こども学科が中心となって運動会が企画・実施されたが、平成 25 年度はこれを全学的
55
な行事として取り組む。 ⑮ 防 犯 ・ 交 通 安 全 対 策 防犯・交通安全対策については、前後期のオリエンテーション時に啓発を図った。今後は
外部の講師を招聘(箕面警察など)して講習会が開催できるよう検討を進める。また悪徳商
法の指導も併せて強化する。 ⑯ 禁 煙 指 導 、 薬 物 乱 用 防 止 平成 19 年 12 月 1 日の学長宣言により、学内全面禁煙を平成 20 年 4 月 1 日より実施。以
降はこのことを踏まえ、年間を通じ禁煙活動を積極的に実施してきた。オリエンテーション
時の部局説明では、クラスごとに禁煙指導及び薬物乱用防止の啓発に力を注いだ。特に新入
生については、特別時間に禁煙講習会を実施し、パワーポイント及び DVD の視聴覚教材を利
用して、インパクトのある内容で啓発を図った。 平成 25 年度は池田保健所の協力を得て、禁煙指導の一環として、スモーカライザー(呼
気 CO 測定器)を用いて呼気測定を実施し、
「自分のために、友達のために、周りの人のため
に」をモットーに、さらにその啓発に力を注ぐ。 ⑰ 健 康 講 座 本学は「健康科学部」を設置する大学であることを意識し、学生部においても、学生がよ
り健康で充実した学生生活が送れるよう、健康教育を勧めることは必要不可欠であると考え
ている。 このことを意識して、学生部ではこれまでに、禁煙指導はもとより、健康的な食生活習慣
が身につけられるよう、「からだ元気セミナー」(池田保健所の協力)を実施した。また、2
年間にわたり池田保健所から講師を招聘し、HIV 感染症予防の講習会を、1 年生全員を対象
に行った。さらに大学祭においても、HIV 感染症予防のパネル展示とアンケートを実施して、
その啓発に力を注いだ。 将来的には、性感染症予防に関して正しい知識を同世代に広められるよう、学生たちの中
からピアリーダーを募って学習会を開き、学生中心の指導体制を確立して講習会を実施した
い。 ⑱ 学 園 新 聞 「 ち ぬ の ひ か り 」 の 刊 行 3 月に学園新聞「ちぬのひかり第52号」を発行(1500 部)した。紙面は昨年同様、B5
版 8 頁のカラー刷りとした。 ⑲ 学 長 と 学 生 と の 懇 談 会 の 開 催 大学教育においては、教育を受ける学生の希望や意見を聞き、適切に大学の運営・施策に
反映させることが重要である。その希望や意見を聴取するため、学生へのアンケート調査を
実施し、そのアンケートをもとに、学生の代表(学友会・学生会)が意見を集約して、学生
と学長、及び大学の運営責任者との懇談会を実施した。ここで出された学生の生の声が少し
でも反映できるよう、今後も努力する。 ⑳ 「 学 生 生 活 と 満 足 度 調 査 」 2 年に一度、アンケートによる「学生生活と満足度調査」を大学、短大ともに実施してい
る。この調査は、本学学生の生活の実状を把握し、今後の学生の生活支援のあり方、および
福利厚生施設等の改善並びに修学支援に資する基礎資料を得ることを目的としている。 平成 20 年度の調査を最初に、平成 24 年度は第3回目の「学生生活と満足度調査」を実施
した。今回のアンケート内容は前回と同一にし、集計結果が比較検討できる資料を作成して
56
それぞれにコメントを加え、教授会並びに各部署に配布した。 これらの集計の結果をもとに、今後の学生の満足度上昇につながるような改善に積極的に
取り組む。 21 後 援 会 後援会組織は短期大学のみの時代からあったが、しばらくの間は役員が揃わず、組織とし
て成立していなかった。 平成 23 年度は短大、大学ともに、会則に基づいて役員組織を確立させた。新しい組織で
十分な働きは出来ていないが、一つの試みとして、2 年つづけて大学祭の催し物に参入し、
多くの保護者や学生たちの参加が得られて、有意義な交流ができた。 なお、短期大学は役員の任期が非常に短いことを考慮し、大学、短大を問わず、役員の子
弟が卒業した場合にも留任が可能となるような「会則の変更」を行った。 ( 4 ) 入 試 広 報 部 入 試 課 入試業務とは、入試委員会での決定事項を円滑に遂行することであり、全てに於いてミス
が許されない内容である。このことを踏まえ業務へ携わる者への研修を実施、入試本部の体
制強化を図ってきた。また、入試本番もさることながら準備が全てに影響するため膨大な時
間を費やした。 ①入試区分ごとの日程、選考内容より募集要項の作成(編入学、スポーツ推薦入試を含む) ②特別推薦(指定校制)入試対象高校の選定し、高校側への提示。 選定に於いては、学長、学部長(大学)、副学長(短大)、入試部長により昨年度の実績を
考慮しておこなわれた。 ③各入学試験願書処理から合否までのすべての事務処理 ④センター入試実施に至るまでの事務作業 ⑤入試データの管理 次の入試を実施した。 (短期大学) 特別推薦(指定校制)入試2回 公募制推薦入試4回 一般入試5回 (大学) 特別推薦(指定校制)入試2回 公募制推薦入試4回 一般入試4回 大学入試センター試験利用入試2回 編入学試験2回 スポーツ推薦入試2回 上記日程のうち、短期大学、大学共 公募制推薦A日程と一般入試A日程は地方会場(福知
山、松江、広島、高松、沖縄)でも実施した。 (センター試験) 平成25年1月19日及び20日に実施した。 研修会等参加実績 ・平成25年度大学入学者選抜大学入試センター試験新任入試担当課長会議 ・平成24年度大学入学者選抜・教務関係事項連絡協議会 ・平成25年度大学入学者選抜大学入試センター入試担当者連絡協議会第1回 ・平成25年度大学入学者選抜大学入試センター試験試験場設定大学連絡協議会 ・平成25年度大学入試センター試験における英語リスニング予行演習 ・平成25年度大学入学者選抜大学入試センター試験入試担当者連絡協議会第2回 57
・ 平成25年度大学入試センター試験事務打合せ 入 試 広 報 課 事 項 報 告 等 24年度目標 定員充足 オープンキャ
ンパス(OC) 広報活動 媒体 広告 高大連携 24年度広報部が掲げた広報活動の最優先課題は、志願者増・定員充足を
図ることであった。 25年度入試結果は、次のとおりであった。(%は定員充足率) (大学)健康栄養学科 88(80)110% 24年度76.3% 子ども教育学科 92(80)115% 24年度85% (短大)幼教・保育科 67(100)67% 24年度74% 調理・製菓学科 67(60)112% 24年度62% ○短大幼教・保育科を除いて、定員充足の目標は達成できたのであるが、
次年度以降の安定的な定員確保と、幼教・保育科が昨年比低下傾向となっ
たことを踏まえ、更なる対策を講じる必要がある。 24年度目標として、OC参加者増に結びつけるために、実施の早期対
応と、事前広報の強化を図ることにおいた。 24年度OC参加者数(生徒)1,270人(昨年1,202) うち高
3実数717人(547) で、昨年比高校3年の参加者増と、保護者参加増がみられた。 ただ、OC参加者の出願率(一般入試A日程まで)をみると、 健康栄養31.6% 子ども教育41.1% 幼教・保育科26% 調理
43% 製菓22%であり、OC参加出願率関西平均54.1%(リクルートヒヤ
リング調査2012前期)に大きく及んでいない。 OCへの全学挙げての新たな取り組みによって大阪青山ファンを増や
し、出願者増に繋げることが、25年度広報活動OCの重要課題の一つで
ある。 「高校対象入試説明会」 5月18日(金)ホテル阪急インターナショ
ナルで実施した。 「塾・予備校対象説明会」 5月本学にて実施した。 「高校訪問」状況については508校・826回で、昨年度の3割減止ま
りであった。 「高校内進学相談会」参加回数77回「会場形式進学相談会」参加回数 31回と、いずれも昨年比3~4割減となった。予算減額の関係が大きく
影響した。 「高校対象入試説明会」については、内容・時間ともに改善したことは
良しとしても、反省点として今後は企画等全面的に変えていく必要がある。 新聞広告をはじめ媒体関係活用による本学認知度の向上と、志願者増に繋
がる広報効果を望みたいところであるが、限られた予算の中で極めて難し
い。ちなみに24年度は、朝日新聞連合広告 1 回のみであった。 本学での体験授業、高校への出張授業等、教育連携を通した広報活動の
推進については、24年度は11回の実施に留まった。本学の教育内容の
一端を明瞭に示す機会でもあり、また高校現場との繋がりを持てるよい機
会でもあることから、一層の推進を組織的に行う必要がある。 58
高 大 連 携 室 平成24年度事業計画として、 1 協定校との具体的教育連携の推進 2 近隣校との関係づくり 3 連携授業を通して本学教員と高校教員の関係づくり等 結果として十分の成果を得ることはできなかった。その中でも24年度近隣高校との連携
授業については13件、本学見学(団体)は1件の結果であった。以下次のとおり。 【連携授業】 1 5月 宝塚東高等学校 「子どもの心とからだ」 戸松玲子 2 5月 渋谷高等学校 「発達と保育」~見ることの心理学~ 高木典子 3 5月 氷上西高等学校 「大学・短大への進路選択」 入試広報課 4 7月 宝塚東高等学校 「発達と保育」~見ることの心理学~ 高木典子 5 7月 池田北高等学校 「おやつの広告分析」 山本信子 6 7月 福井高等学校 「テーブルマナー実習」本学 調理・製菓教員 7 10 月 伊丹北高等学校 「豊かな知性と逞しい体」 生田香明 8 10 月 箕面東高等学校 「そうだったのか、学べる食育」 山本信子 9 11 月 京都西山高等学校「子どもの絵のひみつ」 高田定明 10 11 月 宝塚東高等学校 「生活習慣病予防」 河中弥生子 11 11 月 伊丹北高等学校 「なぜ日本は子どもが育たない国に陥ったのか」 生田香明 12 12 月 宝塚東高等学校 「ニュースポーツを楽しもう 喜多宣彦 13 10~2 月 箕面東高等学校 「造形表現」(後期 10 回授業) 大山紋子 【学校見学】 10 月 宝塚東高等学校 本学子 ども教育学科 調理製菓学科 71 名参加 ( 5 ) 進 路 支 援 セ ン タ ー 平成24年度は大学4年次生、短大2年次生の中で就職希望者を対象に就職内定率アップと
既卒者支援を目標に活動展開を実施した。 下記の施策を展開することで、昨年の就職内定率(大学96.7%、短大96.2%)を上回る
全学科100%の就職率と、また既卒生で就職希望者に対しての支援も活発に行い、希望者の
多くが就職する好結果に繋がった。 1 企業訪問等について 求人開拓を目的に年間を通じて約330社の企業訪問、各種就職イベント、就職懇談会時
での約90社の名刺交換・懇談をした。今年の企業訪問は学内イベントの強化に尽力したこ
とと大半の企業にアポイントをとって有効な訪問活動を行った。目標の600社以上にはな
らなかったが、丁寧な訪問を心がけたことにより、内容の濃い企業訪問となり実績企業への
確実な就職達成や、新規企業への高確率での内定を得ることができた。また、各種就職イベ
ント、就職懇談会においては、企業の人事の方と討論会、グループ討議等をしたので、企業
訪問とは違った形で交流が深まり、結果として就職に繋げることができた。 2 就職支援プログラムについて 本学の就職支援プログラムは進路ガイダンス、就職支援セミナー、キャリアサポートセミ
ナー、学内企業説明会から構成されている。今年は各セミナーを学年・学科別に実施した。 59
3 学内企業説明会 24年度採用学生に対して4月・5月・6月・7月、25年度採用学生に対して1月に企
業を学内に招き、選考型の企業説明会を実施した。 4 e-Testing の活用について 就職試験対策として、大学2・3・4年次生、短期大学1・2年次生全員を対象に e-Testing
(コンピュータ活用の自学自習システム)の申込みを行った。対象学生は年間を通じてコン
ピュータを活用し、企業・公務員等の受験対策として一般常識テスト、SPIテスト(適性
検査)、Webテストの学習をするとともに年3回実施の全国実力確認テストを独自で受験
した。今後は参加学生の活用率を上げる工夫をし、全国実力確認テストにおいて全国平均以
上の学力を付けさせていくことが課題である。 5 公務員・教員採用試験一般教養対策講座について 平成23年度より業者委託で講座を開講し、平成24年度も同様に実施した。 平成24年9月24日より平成25年1月17日の期間、主に平日の6限目に61コマの講
座を開講した。今年度は大学生34名、短大生4名の合計38名が受講した。受講生が無料
で受験できる業者の模擬試験は5月までに公務員2回、教員3回の合計5回予定され、7月
からの公務員・教員採用試験の1次試験に向けて準備を行った。 6 キャリア支援について パソナから派遣されたキャリアスタッフ2名が学生支援センター内のキャリアサポート
室に常駐し、終日にわたり学生の就職面談の対応をし学生個々の就活のバックアップをした。
また、定期的なキャリアサポートセミナーを実施し、社会人としてのキャリア基礎能力を身
につけさせた。 平成24年度 就職支援プログラム 大阪青山大学 前 期 対 象 実 施 月 内 容 健康こども学科2年次 5月 就職支援セミナー 「公務員・幼稚園・保育士模擬試験①」 健康こども学科2年次 5月 7月 実 施 月 就職支援セミナー 「公務員・幼稚園・保育士模擬試験②」 キャリアサポートセミナー 「キャリアデザインと学生時代
の過ごし方」 就職支援セミナー 「公務員・幼稚園・保育士模擬試験③」 内 容 健康栄養学科3年次 5月 キャリアサポートセミナー 「業界研究・企業研究の進め方」 健康こども学科3年次 健康こども学科3年次 5月 5月 健康栄養学科3年次 6月 就職支援セミナー 「公務員・幼稚園・保育士模擬試験①」 就職支援セミナー 「公務員・幼稚園・保育士模擬試験②」 キャリアサポートセミナー 「第一印象をUPさせる身だし
なみ」 健康こども学科3年次 6月 キャリアサポートセミナー 「こどもに関する業界研究」 健康栄養学科3年次 7月 就職支援セミナー 「就職ナビの登録と就職最新動向」 健康栄養学科3年次 7月 就職支援セミナー 「就職ナビの登録と就職最新動向」 健康こども学科3年次 7月 就職支援セミナー 「公務員・幼稚園・保育士模擬試験③」 健康栄養学科2年次 健康こども学科2年次 対 象 6月 60
対 象 健康栄養学科4年次 健康こども学科4年次 健康栄養学科4年次 健康こども学科4年次 健康こども学科4年次 健康栄養学科4年次 健康栄養学科4年次 実 施 月 4月 4月 4月 5月 5月 5月 6月 健康栄養学科4年次 6月 健康こども学科4年次 7月 健康栄養学科4年次 7月 後期 対 象 実 施 月 内 容 学内企業説明会 キャリアサポートセミナー 「応募書類の書き方」 キャリアサポートセミナー 「応募書類の書き方」 就職支援セミナー 「公務員・幼稚園・保育士模擬試験①」 就職支援セミナー 「公務員・幼稚園・保育士模擬試験②」 学内企業説明会 キャリアサポートセミナー 「面接トレーニング」 学内企業説明会 就職支援セミナー 「公務員・幼稚園・保育士模擬試験③」 学内企業説明会 内 容 キャリアサポートセミナー「自分のキャリアをデザインして
みよう」 キャリアサポートセミナー「自分のキャリアをデザインして
みよう」 健康こども学科2年次 11月 健康栄養学科2年次 11月 健康こども学科2年次 12月 キャリアサポートセミナー「社会人としてのマナー講座」 健康栄養学科2年次 12月 キャリアサポートセミナー「社会人としてのマナー講座」 対 象 実 施 月 内 容 健康こども学科3年次 10月 キャリアサポートセミナー「青山生の就職活動の進め方」 健康こども学科3年次 10月 就職支援セミナー「就活ナビの活用の仕方」 健康栄養学科3年次 10月 就職支援セミナー「就活ナビの活用の仕方」 健康こども学科3年次 10月 キャリアサポートセミナー「筆記試験対策講座」 健康栄養学科3年次 10月 キャリアサポートセミナー「筆記試験対策講座」 健康栄養学科3年次 11月 キャリアサポートセミナー「青山生の就職活動の進め方」 健康こども学科3年次 11月 キャリアサポートセミナー「就活準備」 健康こども学科3年次 11月 キャリアサポートセミナー「面接の基本」 健康こども学科3年次 11月 健康栄養学科3年次 11月 健康栄養学科3年次 健康栄養学科3年次 健康こども学科3年次 健康栄養学科3年次 対 象 健康栄養学科4年次 健康栄養学科4年次 12月 12月 12月 12月 実 施 月 10 月 12月 キャリアサポートセミナー「応募する業界と職種研究の仕
方」 キャリアサポートセミナー「応募する業界と職種研究の仕
方」 キャリアサポートセミナー「面接の基本」 就職支援セミナー「業界研究」 就職支援セミナー「業界研究」 就職支援セミナー「業界研究」 内 容 就職支援セミナー未内定者のための就職対策 61
大阪青山短期大学 前期 対 象 実 施 月 内 容 幼児教育・保育科1年次 7月 就職支援セミナー 「公務員・幼稚園・保育士模擬試験①③」 対 象 調理製菓学科2年次 実 施 月 5月 調理製菓学科2年次 調理製菓学科2年次 調理製菓学科2年次 5月 6月 6月 学内企業説明会 キャリアサポートセミナー 「面接トレーニング」 学内企業説明会 調理製菓学科2年次 7月 キャリアサポートセミナー 「面接時のマナーと心構え」 幼児教育・保育科1年次 7月 就職支援セミナー 「公務員・幼稚園・保育士模擬試験①②
③」 内 容 キャリアサポートセミナー 「実践 履歴書の書き方」 ⅹ ⅸ 青 山 幼 稚 園 1 平成24年度の園児数と学級編成 年長組 6クラス 157名 年中組 6クラス 141名 年少組 5クラス 122名 17クラス420名 2 平成24年度に実施した行事 4月 第48回入園式・進級式 5月 保育参観・園外保育・内科検診・歯科検診・避難訓練・後援育友会総会 6月 歯磨き訓練・ふれあい動物村・水遊び・日曜参観・プラネタリウム見学 7月 七夕まつり・星まつり・個人懇談会・宿泊保育(奈良方面)
・23年度同園会・
夏期保育 9月 入園説明会・園児募集・運動会 10月 25年度園児募集受付開始・入園検定・園外保育(栗拾い、芋掘り) 11月 ・観劇会・園外一斉保育・避難訓練・七五三 12月 生活発表会・おもちつき大会・クリスマス会・終業式 1月 避難訓練・保育参観 2月 豆まき・絵画制作展・個人懇談会・音楽観劇 3月 ひな祭り・全園児お別れ会・お別れ会・謝恩会・第48回卒園式・修了式 ※学期ごとに始業式、終業式 ※月ごとに「お誕生会」を実施 3 環境整備 ・全室冷房設置工事実施 ・保育室扉一部改修工事を実施 ・既存設備施設の安全点検に努める。 4 教員組織の資質向上と充実 ・教員4名を新規に採用 62
・配慮を要する幼児への補助教員の配置 ・年間研修計画に基づき、保育研究授業を実施 ・年間研修計画に基づき、各種団体主催の研修会に参加 ・園内において、外部講師による図工・音楽の教員実技研修会の実施 ・幼稚園自己評価の改善 ・青山大学・青山短期大学生への教育実習に協力し、指導力の向上 5 6 7 8 園児サービスの向上 ・通常保育や園行事の評価、改善 ・通園バスのコース、便数、所要用時間などの検討改善 ・園内外の安全点検、避難訓練の実施、美化環境、施設設備の充実 ・開園時や8月、12月、3月休業中の預かり保育実施 ・未就園児教室「青葉の会」の充実、促進 地域との交流推進 ・近隣地区、近隣小中学校、地域教育協議会との密接な連携 ・中学校職業体験学習に協力 ・地域行事に参加 平成25年度園児募集 ・園の公開、入園説明会、体験入園、各種PR、ホームページの更新 その他 ・付帯事業として「未就園児教室」を推進 ・全日本私立幼稚園連盟、大阪府私立幼稚園連盟、三島地区私立幼稚園連盟園長会、吹田
市私立幼稚園連盟園長会に参加協力 63
ⅹⅹ 決算報告
資 金 収 支 計 算 書
平成 24 年
4月
1 日から
平成 25 年
3月
31 日まで
(単位 円)
収入の部
科
目
予
学生生徒等納付金収入
算
決
算
差
異
969,300,000
969,446,426
△ 146,426
手数料収入
17,800,000
17,913,570
△ 113,570
寄付金収入
11,500,000
13,588,000
△ 2,088,000
補助金収入
279,139,000
279,139,000
0
216,276,000
216,276,000
0
62,863,000
62,863,000
0
資産運用収入
16,500,000
19,837,451
△ 3,337,451
資産売却収入
351,500,000
351,500,000
0
事業収入
40,000,000
38,513,176
1,486,824
雑収入
20,000,000
30,134,021
△ 10,134,021
前受金収入
242,000,000
244,995,000
△ 2,995,000
その他の収入
180,000,000
184,452,983
△ 4,452,983
△ 300,000,000
△ 295,833,297
△ 4,166,703
130,329,813
130,329,813
0
1,958,068,813
1,984,016,143
△ 25,947,330
国庫補助金収入
地方公共団体補助金収入
資金収入調整勘定
前年度繰越支払資金
収入の部合計
(単位 円)
支出の部
科
目
予
算
決
算
差
異
人件費支出
912,290,000
921,678,018
△ 9,388,018
教育研究経費支出
416,385,357
412,956,877
3,428,480
管理経費支出
169,139,552
180,780,823
△ 11,641,271
施設関係支出
192,800,000
183,941,290
8,858,710
設備関係支出
43,500,000
44,146,619
△ 646,619
その他の支出
37,000,000
46,899,354
△ 9,899,354
△ 70,000,000
△ 75,280,207
5,280,207
256,953,904
268,893,369
△ 11,939,465
1,958,068,813
1,984,016,143
△ 25,947,330
資金支出調整勘定
次年度繰越支払資金
支出の部合計
64
資 金 収 支 内 訳 表
平成 24 年
4月
1 日から
平成 25 年
3月
31 日まで
(単位 円)
収 入 の 部
科
目
大阪青山大
学
法人
大阪青山短期大学
青山幼稚
園
額
学生生徒等納付金収入
0
570,505,994
手数料収入
0
12,122,031
5,140,539
651,000
17,913,570
寄付金収入
5,538,000
5,790,000
2,260,000
0
13,588,000
補助金収入
0
135,421,360
80,854,640
62,863,000
279,139,000
国庫補助金収入
0
135,421,360
80,854,640
0
216,276,000
地方公共団体補助金収入
0
0
0
62,863,000
62,863,000
資産運用収入
811
11,180,000
5,420,983
3,235,657
19,837,451
資産売却収入
0
236,770,400
114,729,600
0
351,500,000
事業収入
0
3,659,200
2,058,100
32,795,876
38,513,176
雑収入
0
22,562,768
5,495,452
2,075,801
30,134,021
5,538,811
998,011,753
合
計
280,232,932 118,707,500
総
969,446,426
496,192,246 220,328,834 1,720,071,644
(単位 円)
支 出 の 部
科
目
人件費支出
大阪青山大
学
法人
大阪青山短期大学
青山幼稚
園
総
額
13,290,000
502,750,248
306,648,712
98,989,058
921,678,018
0
221,548,197
125,677,629
65,731,051
412,956,877
7,458,134
114,504,655
55,203,870
3,614,164
180,780,823
借入金等利息支出
0
0
0
0
0
借入金等返済支出
0
0
0
0
0
施設関係支出
0
123,902,864
60,038,426
0
183,941,290
設備関係支出
0
9,361,177
33,666,687
1,118,755
44,146,619
20,748,134
972,067,141
教育研究経費支出
管理経費支出
合
計
65
581,235,324 169,453,028 1,743,503,627
消 費 収 支 計 算 書
平成 24 年
4月
1 日から
平成 25 年
3 月 31 日まで
(単位 円)
消費収入の部
科
目
予
学生生徒等納付金
算
決
算
差
異
969,300,000
969,446,426
△ 146,426
手数料
17,800,000
17,913,570
△ 113,570
寄付金
14,000,000
14,513,325
△ 513,325
補助金
279,139,000
279,139,000
0
216,276,000
216,276,000
0
62,863,000
62,863,000
0
資産運用収入
16,500,000
19,837,451
△ 3,337,451
資産売却差額
19,000,000
20,712,200
△ 1,712,200
事業収入
40,000,000
38,513,176
1,486,824
雑収入
20,000,000
30,837,093
△ 10,837,093
1,375,739,000
1,390,912,241
△ 15,173,241
基本金組入額合計
△ 10,000,000
△ 5,549,335
△ 4,450,665
消費収入の部合計
1,365,739,000
1,385,362,906
△ 19,623,906
国庫補助金収入
地方公共団体補助金収入
帰属収入合計
(単位 円)
消費支出の部
科
目
予
算
決
算
差
異
人件費
912,290,000
920,314,538
△ 8,024,538
教育研究経費
696,385,357
696,738,736
△ 353,379
(280,000,000)
(283,781,859)
(△3,781,859)
170,139,552
182,663,901
△ 12,524,349
(1,000,000)
(1,883,078)
(△883,078)
110,000,000
114,108,771
△ 4,108,771
7,500,000
7,250,000
250,000
1,896,314,909
1,921,075,946
△ 24,761,037
530,575,909
535,713,040
4,905,236,245
4,905,236,245
100,000,000
107,589,688
5,335,812,154
5,333,359,597
(うち減価償却額)
管理経費
(うち減価償却額)
資産処分差額
徴収不能額
消費支出の部合計
当年度消費支出超過額
前年度繰越消費支出超過額
基本金取崩額
翌年度繰越消費支出超過額
66
消 費 収 支 内 訳 表
平成 24 年
4月
1 日から
平成 25 年
3 月 31 日まで
(単位 円)
収 入 の 部
科
目
法人
大阪青山大学
大阪青山短期大学
青山幼稚園
総 額
学生生徒等納付金
0
570,505,994
280,232,932
118,707,500
969,446,426
手数料
0
12,122,031
5,140,539
651,000
17,913,570
寄付金
5,538,000
5,982,629
2,675,116
317,580
14,513,325
補助金
0
135,421,360
80,854,640
62,863,000
279,139,000
国庫補助金
0
135,421,360
80,854,640
0
216,276,000
地方公共団体補助金
0
0
0
62,863,000
62,863,000
資産運用収入
811
11,180,000
5,420,983
3,235,657
19,837,451
資産売却差額
0
13,951,738
6,760,462
0
20,712,200
事業収入
0
3,659,200
2,058,100
32,795,876
38,513,176
雑収入
0
23,219,181
5,542,111
2,075,801
30,837,093
5,538,811
776,042,133
388,684,883
220,646,414
1,390,912,241
基本金組入額合計
0
0
0
△ 5,549,335
△ 5,549,335
消費収入の部合計
5,538,811
776,042,133
388,684,883
215,097,079
1,385,362,906
帰属収入合計
(単位 円)
支 出 の 部
科
目
大阪青山大学
大阪青山短期大学
青山幼稚園
13,290,000
500,042,986
307,992,494
98,989,058
920,314,538
0
359,826,249
260,546,182
76,366,305
696,738,736
(0)
(138,278,052)
(134,868,553)
(10,635,254)
(283,781,859)
7,458,134
115,657,329
55,762,408
3,786,030
182,663,901
(0)
(1,152,674)
(558,538)
(171,866)
(1,883,078)
借入金等利息
0
0
0
0
0
資産処分差額
0
76,864,392
13,898,177
23,346,202
114,108,771
徴収不能額
0
6,010,000
1,240,000
0
7,250,000
20,748,134
1,058,400,956
639,439,261
202,487,595
1,921,075,946
人件費
教育研究経費
(うち減価償却額)
管理経費
(うち減価償却額)
消費支出の部合計
法人
67
総 額
貸 借 対 照 表
平成 25年
3月 31日
(単位 円)
資産の部
科
目
本 年 度 末
固定資産
前 年 度 末
増
減
20,342,709,135
20,995,495,431
△ 652,786,296
有形固定資産
18,883,659,217
19,382,866,979
△ 499,207,762
土
地
3,734,497,306
3,745,285,106
△ 10,787,800
建
物
3,771,382,298
3,828,664,174
△ 57,281,876
11,377,779,613
11,808,917,699
△ 431,138,086
1,459,049,918
1,612,628,452
△ 153,578,534
367,093,251
162,413,199
204,680,052
268,893,369
130,329,813
138,563,556
98,199,882
32,083,386
66,116,496
20,709,802,386
21,157,908,630
△ 448,106,244
その他の有形固定資産
その他の固定資産
流動資産
現金預金
その他の流動資産
資産の部合計
負債の部
科
目
本 年 度 末
固定負債
前 年 度 末
増
減
278,459,388
258,198,748
20,260,640
長期借入金
0
0
0
長期未払金
35,597,730
13,973,610
21,624,120
242,861,658
244,225,138
△ 1,363,480
295,909,898
234,113,077
61,796,821
0
0
0
前 受 金
244,995,000
197,245,000
47,750,000
その他の流動負債
295,909,898
234,113,077
61,796,821
574,369,286
492,311,825
82,057,461
退職給与引当金
流動負債
短期借入金
負債の部合計
基本金の部
科
目
本 年 度 末
前 年 度 末
増
減
第1号基本金
25,091,750,367
25,043,790,720
47,959,647
第2号基本金
250,000,000
400,000,000
△ 150,000,000
第4号基本金
127,042,330
127,042,330
0
25,468,792,697
25,570,833,050
△ 102,040,353
基本金の部合計
消費収支差額の部
科
目
本 年 度 末
前 年 度 末
増
減
翌年度繰越消費収支超過額
△ 5,333,359,597
△ 4,905,236,245
△ 428,123,352
消費収支差額の部合計
△ 5,333,359,597
△ 4,905,236,245
△ 428,123,352
科
目
本 年 度 末
負債の部、基本金の部及び消費収支差額
の部合計
20,709,802,386
68
前 年 度 末
21,157,908,630
増
減
△ 448,106,244
財 産 目 録
(平成 25 年 3 月 31 日現在)
Ⅰ 資産総額
20,709,802,386 円
内 基本財産
18,710,391,531 円
運用財産
1,999,410,855 円
Ⅱ 負債総額
574,369,286 円
20,135,433,100 円
Ⅲ 正味財産 (資産総額-負債総額)
区
分
金
額
資産額
1 基本財産
126,846.5
土 地
㎡
3,554,497,306 円
建 物
27,895.86 ㎡
3,771,382,298 円
図 書
67,840 冊
9,753,430,718 円
0
教具・校具・備
1,564,208,804 円
品
その他
66,872,405 円
2 運用財産
現金預金
268,893,369 円
その他
1,730,517,486 円
69
資産総額
20,709,802,386 円
負債額
1 固定負債
長期借入金
0 円
退職給与引当金
242,861,658 円
その他
35,597,730 円
1 流動負債
短期借入金
0 円
前受金
244,995,000 円
その他
50,914,898 円
負債総額
574,369,286 円
70
平成 24 年度決算説明書
【資金収支計算書】
≪収入の部≫
○学生生徒等納付金収入 ・・・・ 学生・園児による授業料、入学金、実習費など。
前年度(平成 23 年度)に比べると、全体の学生数に大きな変化はなかったが、入学金単価を引き
下げたことなどから入学金収入が減額になったため、全体的な学納金収入は減少した。
○補助金収入 ・・・・ 日本私学振興財団(国庫補助金)及び大阪府(地方公共団体補助金)からの
補助金を主とする。
耐震・福祉工事の補助金が認められたため、本年度の補助金収入は増加した。尚、この補助
金の実際給付が 25 年度にずれ込んだため、未収入金に計上した。
○資産売却収入 ・・・・ 不動産売却収入、有価証券売却収入など。
図書及び土地を売却したため、資産売却収入金は増加した。
○前受金収入 ・・・・ 翌年度入学(園)予定の学生・園児の入学(園)金、前期授業料など。
入学者数が増加したことにより、前受金収入は増加した。
≪支出の部≫
○人件費支出 ・・・・ 教員人件費、職員人件費、退職金、役員報酬など。
人件費抑制の取組が奏功し人件費合計で減少した。
○教育研究費支出 ・・・・ 教育研究のために支出した経費(学生募集のために支出する経費は除く)
本館の耐震工事に伴うトイレ改修や屋上補修工事などを実施したことに よる修繕費や改修費
の増加等により、全体合計で増加した。
○管理経費 ・・・・ 学生募集、その他学園の管理、法人などの活動に要した経費
資産売却による消費税の増加(公租公課の増加)等のため、全体合計で増加した。
○施設関係支出・・・・土地支出、建物支出、構築物支出。
耐震工事、エレベーター設置工事、その他改修工事等により増加した。
○設備関係支出・・・・教育研究用機器備品支出、その他の機器備品支出、図書支出など。
ML教室の機器整備を実施したことにより増加した。
○ 以上のような主要因の結果、24 年度の資金収支は前年と比べ収支バランスの改善ができた。
【消費収支計算書】
≪消費収入の部≫
○寄付金
・・・・ これには現物寄付金が含まれる。
○資産売却差額 ・・・・ 資産売却収入が当該資産の帳簿残高を超える場合に計上。
≪消費支出の部≫
71
○人件費・・・・退職金については、退職給与引当金繰入額をふくめて計上。
○教育研究費、管理経費・・・・ともに減価償却額を含めて計上。
○資産処分差額 ・・・・ 資産売却収入が当該資産の帳簿残高を下回る場合に計上。
○当年度の消費収支差額は支出超過となった。
【貸借対照表】
≪資産の部≫
○固定資産 ・・・・ 図書と土地の売却および建物の減価償却等により、前年度より減少した。
○流動資産 ・・・・ 現金預金及び未収入金の増により、前年度より増加した。
≪負債の部≫
○固定負債 ・・・・ 教育用機器備品導入のためのリース案件増により、長期未払金が増となったため、
前年より増加した。
○流動負債・・・・新入学生の増加による前受金の増加等により、前年より増加した。
≪基本金の部≫
○1 号基本金 ・・・・ 施設・設備の取得等により、前年より増加した。
○2 号基本金 ・・・・ 本館の耐震工事のため一部を取り崩したことにより、前年より減少した。
72
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