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2007年冬号 - 関西学院大学

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2007年冬号 - 関西学院大学
2007
ポプラ
冬号
55
関西学院通信
幹
の
関
目太 新 西
指 い た学
な院
し総 の
て合 挑
学戦
園
を
◎Photo Library
神学部
S P EC I A L ISSUE
SPECIAL
I S S UE
No.
WINTER
SPECIAL ISSUE
関西学院の新たな挑戦
幹の太い総合学園を目指して
関西学院 の
新たな挑戦
幹 の太 い総合学園
目指して
2007 WINTER No.55
2
数字でみる関学
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就職の窓
公務員等内定者の体験談
Photo Library
8
9
神学部
10
ひと 人 ひと
12
私たちの先生
総合政策学部 安高雄治ゼミ
14
Sky Seminar
経済学部教授 伊藤正一
15
CAMPUS NEWS
16
BOOK SELECT
22
また今度の日曜日
文学部教授・宗教総主事 田淵 結
23
野田正彰教授からのメッセージ
クローズアップ
高中部通信
SPECIAL ISS U E
を
関西学院の冬
〈西宮上ケ原キャンパス〉
表紙/外国人住宅1号館
右/総合体育館
2
特 集
中 学 部、高 等 部、大 学
万
学 部、
研 究 科、 専 門 職 大
学 院 を 合 わ せる と
大学院
8
6
2
8
年目に当たる
世 紀に飛
21
よって現状を打破し、新しい方向
のようなものをつかみ直すことに
ることが大事。関西学院の生命線
に見えない精神的ルーツに立ち返
めに関学を創立したのかという目
らに前に進むのではなく、何のた
るのが﹁原点回帰﹂だ。
﹁がむしゃ
内一郎理事長がキーワードに掲げ
れから挑む創造的改革に向け、山
大学の再編・統合が進み、その
存在価値を問われている私学。こ
建学の精神に帰り
全年齢層に対する
全人教育の場に
革は続く。
躍する﹁総合学園﹂に向けて変
園 も 視 野に入 れ、
に その 先 に は 教 育 学 部 や 幼 稚
れ 変 わ ろ う と している。さ ら
等 部の開 校 に よ り 大 き く 生 ま
年、人間 福 祉 学 部の新 設 と 初
2
0
0
8
人 が 学 ぶ関西 学 院。創 立から
2
9
が拓かれると信じています﹂
3
1
2
0
友や師に巡り合い、その中で人は
何のために生かされ、学問は何の
ためにするのかを、理屈ではなく
吹き込まれた﹄と話された。その
吹き込まれたもの、エンパワーの
であり、使命でもある全人教育で
創立者ウォルター・ラッセル・ランバス
を 結 び 付 け るス ピリット が 弱 く、
す﹂
中身こそが関西学院の個性と生命
ボ デ ィと マ イ ン ド が ば ら ば ら に
なっている。それが、いじめや自
関 西 学 院 では 世 紀 初 頭の 基
本構想の下、数々のアクションプ
その教育の基底には聖書的人間観
育を目指した若き宣教師ランバス、
生き方ができます。ある会議でマ
ドを調和させ、人間らしい健全な
を吹き込むことでボディとマイン
と山内理事長。
﹁外から新しい力
スは一層の発展に向け学科増を計
学部を新設し、神戸三田キャンパ
西宮上ケ原キャンパスに人間福祉
ログラムに取り組んでいる。来春、
殺の問 題にもつながっています ﹂
関 西 学 院 は、イ ギ リスの 宗 教
改 革 者 ジ ョン・ウ ェス レ ー が 起
が明確にあった。ボディ、マイン
る。さらには、同じようにキリス
こ し た メ ソ ジス ト 派 の 流 れ を く
プ前学長が﹃私はメソジスト系カ
ト教主義に基づく教育に取り組む
画。宝 塚 市 には 初 等 部 も 開 校 す
人という概念である。
レッ ジで 学 ん だ。 環 境 に 恵 ま れ、
﹁ 今の時 代、ボ ディとマインド
サチューセッツ工科大学のシャー
21
ド、スピリットの統体としての全
「今こそ、建学の精神に立ち返り、
さら
なる飛躍を」
と話す山内一郎理事長
年にウォルター・ラッ
み、
キリスト教主義に基づく青少年教
セル・ランバスにより創 立された。
1
8
8
9
4
人間科学科の 学科から成り、﹁学
だ。社会福祉学科、社会起業学科、
はの 新 しい学 部 が 人 間 福 祉 学 部
存の資源を融合した、関学ならで
ツ科学・健康科学研究室という既
を図る。
が ら 社 会 貢 献で きる 人 材の 養 成
などで福祉的マインドを生かしな
門職の養成と同時に、一般の企業
福 祉 士や 精 神 保 健 福 祉 士な ど 専
開 設 準 備 室長︵ 学 部 長予 定 者・社
献﹂と芝野松次郎・人間福祉学部
する仕組みを考え、国際的視点か
課題を社会のシステムの中で解決
ホームレスや虐待、いじめ問題
など、今まで行政任せにしていた
ら事業化するというのが社会起業
ルまで、幹の太い総合学園として
できる人材を育てたいと考えてい
市民の感覚で専門的に語ることが
社会学などを基礎学問とし、その
会 福 祉 学 をはじめ 経 済 学 や 法 学、
のイメージ。社会起業学科では社
聖和大学との合併への準備も進ん
スタッフなどバ
ラエティーに富む。また、日本を
健康分野の
献を担う社員、まちづくりや福祉・
将 来 は 行 政 職 員、企 業の 社 会 貢
ます﹂
をめざしたい。大いなる夢を持っ
して き た 伝 統 を 受 け 継 ぐ。社 会
社 会 福 祉 学 科 は、さ ま ざ ま な
福 祉の 専 門 職 者 や 研 究 者 を 輩 出
全 年 齢 層 に 対 す る 全 人 教 育の 場
﹁人 間そのものへの理解、社 会
への理解を深め、それらについて
会学部教授︶。
部の目標・目的のキーワードは貢
3
年 月には幼児・
初 等 教 育 学 科と臨 床 教 育 学 科 を
て前へ進もうとしています﹂
でおり、
擁 する 教 育 学 部 を開 設 予 定。短
期 大 学 や 幼 稚 園 も 加 わり、幼 少
期からの一貫教育体系・体制が充
実することになる。
社会学部社会福祉学科、スポー
5
福祉とスポーツと健康
融合がもたらす
相乗効果
「人間福祉学部は
『福祉』
をさらに進化させ
『スポーツ科学』
・
『健康科学』領域を融合
させる」
と語る芝野松次郎開設準備室長
4
らにはプロフェッショナルスクー
人間福祉学部の新建物のイメージ
N
P
O
2
0
0
9
﹁教育力が問われている時代だ
からこそ、幼稚園から大学院、さ
特 集
ス
タッフとして活躍する人材の育成
が 特 徴で、
﹁こころのことをきち
んと学び、いじめなどに対処でき
る 体 育 教 師 が誕 生する可 能 性 も
ある。非常にユニークな学科にな
るでしょう﹂と芝野室長も注目し
ている。
学 部 の 基 本 理 念 は、人への 思
い や り︵ C o m p a s s i o︶
n、 幅
広 い 視 野︵ C o m p r e h e n s i v e 。
n e s︶
s、高 度 な 問 題 解 決 能 力
︵ C o m p e t e n c︶
eの三つ の
期待する﹂というもう一つの三つの
があります﹂と磯貝曉成・初等部
にも夢があり、驚きがあり、喜び
スポーツ活動などを体験するなど、
生や高校生、大学生とともに芸術・
が 好 奇 心︵
関 西 学 院 全 体 で 初 等 部の 学 び を
独 自のカリキュラム
﹁ 関 学 タイ
支援する。
の中等教育、大学・大学院におけ
﹂では、
﹁こころの時間︵=礼
﹁光の時間︵=国際理解︶
﹂
﹁力の時
拝︶
﹂
﹁風の時間︵=聴読の学習︶
﹂
ム
学校の初等教育から中学・高校で
長予定者は話す。学校教育は、小
︶
、伝達︵ Conve造力︵ Creativity
︶
だ。
yance
れの段階で果たす役割は異なる。
る高等教育へとつながり、それぞ
創り出し、それを人に伝えていく。
﹁絶えず好奇心を持って社会問
題を見過ごさず、解決する方法を
そして、従来の身体運動科学や
身体パフォーマンスなどの学問で
そういう人間になってほしいと思
を設け、毎日 分ずつ実行するこ
間︵=推論学習︶
﹂の四つの時間帯
等部では一人一人の将来を見据え、
とで感性を磨く。
一貫教育の利点を生かした取り
組みの一つが、オール関西学院サ
豊かな関学マインドを芽吹かせる。
ないもの﹂にこころを傾 けられる
ま た、 関 西 学 院 の ス ク ー ル モ
ット ー
Mastery for Service
ポートシステム。中・高・大の教員
﹁ 私 た ち は、 確 か に 存 在 す る
の意味を分かりやすく伝え、
﹁見え
宝塚ファミリーランド跡地には、
初等部創生のつち音が響く。
﹁遊
による出前授業を受けたり、中学
育てたいです﹂と抱負を語る。
夢を実現させる〝 こころざし 〟を
夢を持ち続けられる子ども、その
3
園地に夢があったように、初等部
見えないものに
こころを傾け
夢をはぐくむ学校
います﹂
﹁身体﹂を、死生学やスピリチュア
リティを中心にした学問で﹁ここ
ろ ﹂を 学 び、両 面 から﹁ 人 間 ﹂を
理 解 す るの が 人 間 科 学 科 だ。ス
ポーツ指導・支援者として、また
身体やこころを病む人や悲しみの
中にある人に寄り添える者として、
人にかかわり支援できる人間を育
てる。保健体育の中学校・高等学
種 免 許 が取 得できるの
「子どもたち一人一人のたましいは、時間をかけて育て
なければならない」
と話す磯貝曉成・初等部長予定者
C u r i o s i t︶
y、 創
加えて、芝野室長が﹁学生たちに
C
人間科学科
社会起業学科
社会福祉学科
﹁ 初 等 部の設 置により、やっと
関西学院にも 本柱がそろう。初
にも力を注ぐ。
C
融合
2008年新学部誕生
飛 び 出 し国 際 的 な 場で
大学既存学部・研究室
校教諭
15
人間福祉学部
N
G
O
スポーツ科学・
健康科学研究室
社会福祉学科
社会学科
1
60
社会学部
6
特 集
スクールモットー Mastery for Service
を
提唱した ・ ・ ・ベーツ第 代院長
らしさをはぐくむのが初等部の
年間だととらえています﹂
しかも、個々の〝 たましい 〟は
一人一人に合った時間をかけて育
てなければならない。それには各
家庭の存在が欠かせない。
﹁児童
期の教育は学校のみで完結するも
のではありません。子どもを真ん
中に、学校と保護者が共に育って
いこうという姿勢で臨みたいと思
います﹂
キと
キャンパスには、創立者ランバ
スの故郷アメリカの木、ハナミズ
て判断し、価値を求めます。しか
を提唱した第 代院長
ベーツの故郷カナダの木、メープ
て、1、2、3年生各90人を募集する予定。
への思いやりといった﹃見えない
建築思想を踏襲した
「スパニッシュ・ミッシ
ルツリーを植栽。 本のシンボル
三田の両キャンパスと同じヴォーリズの
もの﹄にこころを傾けることも大
4
Mastery for Service
し、信頼や友情、愛、優しさ、人
﹃見えるもの﹄を信じ、それによっ
4
数は540人。校舎は西宮上ケ原、神戸
ツリーが子どもたちの成長を見守
共学で、1学年90人(3クラス)、総児童
切 だと 考 えま す。そ ういう 感 性、
ァミリーランド跡地)に開校予定。男女
りながら、樹勢を伸ばしていく。
7
6
・C
・J
・L
C
J
L
2008年4月、宝塚市武庫川町(宝塚フ
換言すれば〝 たましい 〟
、その子
関西学院初等部
ョン・スタイル」。2008年の開校に向け
2
1位
2位
(チロルチョコ)
◎売れ筋ベスト10(KSC生協調べ 期間:2006年10月∼12月)
順位
商品名
価格
売れ数
KSC
生協に聞く
1位
チロルチョコ・きなこもち
(単品)
10円
3,500個
2位
チロルチョコ・その他(単品)
10円
3,000個
3位
うまい棒
10円
2,066個
4位
あわ玉
10円
1,754個
5位
チョコバット
21円
1,116個
6位
ブラックサンダー
31円
1,041個
同購買店では、小腹をすかせた学生たちが休み時間の度に訪れ、
7位
ベビースター
31円
594個
最近の傾向は、
①新商品はとりあえず買ってみる、
8位
チロルチョコ・きなこもち
(袋入)
99円
586個
③チョコレート類は男子学生も大好き、
とか。
9位
ビッグサンダー
52円
361個
チョコボール
60円
285個
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数字でみる関学
今の学生はどんなお菓子を食べているの? 昨秋、
神戸三田キャンパスの関学生協の協力を得て調べてみた。
ドリンクとお菓子を手にレジに並ぶ。
②安価な商品は箱単位で大人買い、
10位
売れ筋の上位には昔ながらの商品が並ぶなど、
ヒット作は世代を超えて人気のようだ。
◎注釈
◆1位、2位のチロルチョコ
一口サイズでおなじみのミニチョコレート。現在は種類も豊富になったが、
お手ごろ感
は昔と変わらないようだ。
☞
番
外
編
◆3位のうまい棒
チロルチョコと同じく駄菓子屋では必須の一品。KSC生協では現在8種類を販売中。
☞
◆4位のあわ玉
☞ 口に入れると泡がシュワ∼。その食感にやみつきになるのかも。
深夜まで研究に励む理工学部の学生・院
生がよく購入。夜食として空腹を満たす
人気の一品だ。
3位
◆5位のチョコバット
バット状のスナックにチョコレートをコーティング。
サクッとした歯ごたえが人気の秘密?
☞
4位
5位
8
就職の窓
が
実
施
し
て
い
る
エ
ク
ス
テ
ン
シ
ョ
ン
プ
ロ
就
職
活
動
に
も
勉
強
と
並
行
し
て
取
り
年
生
に
な
っ
て
か
ら
一
緒
に
生
涯
学
習
課
に
公
務
員
志
望
の
友
人
が
い
た
の
で
、
3
に
合
格
し
な
け
れ
ば
な
り
ま
せ
ん
。
学
内
は
楽
し
か
っ
た
で
す
ね
。
も
っ
た
授
業
を
し
て
く
れ
た
の
で
、
勉
強
強
を
重
ね
ま
し
た
。
講
師
の
方
が
熱
の
こ
く
、
志
望
す
る
よ
う
に
な
り
ま
し
た
。
震
災
を
経
験
し
た
神
戸
市
へ
の
思
い
が
強
い
に
切
磋
琢
磨
し
な
が
ら
コ
ツ
コ
ツ
と
勉
た
。
試
験
ま
で
の
約
1
年
半
、
友
人
と
互
グ
ラ
ム
の
公
務
員
講
座
に
申
し
込
み
ま
し
対
す
る
姿
勢
や
情
熱
に
感
銘
を
受
け
る
こ
は
大
変
で
し
た
が
、
企
業
の
方
の
仕
事
に
就
職
活
動
と
の
両
立
う
に
心
掛
け
ま
し
た
。
相
談
し
て
、
時
に
は
助
け
を
求
め
る
こ
と
思
わ
ず
、
親
や
先
生
、
友
人
に
い
ろ
い
ろ
せ
ん
。
自
分
一
人
の
力
で
乗
り
切
ろ
う
と
中
で
挫
折
す
る
こ
と
も
あ
る
か
も
し
れ
ま
公
務
員
に
な
る
に
は
、
ま
ず
筆
記
試
験
れ
ま
し
た
。
日
々
の
食
事
や
洗
濯
な
ど
を
企
業
や
職
種
な
ど
を
ア
ド
バ
イ
ス
し
て
く
せ
て
く
れ
ま
し
た
。
父
は
自
分
に
適
し
た
両
親
は
4
年
間
、
好
き
な
よ
う
に
や
ら
と
も
多
く
、
や
っ
て
よ
か
っ
た
と
思
い
ま
す
。
の
に
磨
か
れ
る
と
思
い
ま
す
。
ん
だ
り
、
持
論
も
よ
り
説
得
力
の
あ
る
も
て
も
ら
う
こ
と
で
、
新
た
な
発
想
が
浮
か
意
見
を
聞
い
た
り
、
自
分
の
考
え
を
聞
い
も
必
要
だ
と
思
い
ま
す
。
い
ろ
ん
な
人
の
9
スーツ姿の学生が目立ち始める2月。
学内でも就職
セミナーが連日開かれている。
今号では、
公務員試
験等に合格した4年生に体験談を語ってもらった。
設
業
に
決
め
て
い
ま
し
た
。
そ
の
中
で
も
間
企
業
な
ら
イ
ン
フ
ラ
関
係
も
し
く
は
建
た
。
だ
か
ら
就
職
先
は
、
行
政
職
か
民
ま
ち
づ
く
り
に
強
い
関
心
が
あ
り
ま
し
に
強
く
、
安
心
し
て
暮
ら
せ
る
小
大
震
災
を
経
験
し
、
災
害
学
生
の
時
に
阪
神
・
淡
路
神戸市役所に内定
古川修平さん
(総合政策学部4年生)
宅
し
て
か
ら
す
る
よ
公
務
員
試
験
の
準
備
は
長
丁
場
。
途
に
興
味
を
覚
え
ま
し
た
。
税
理
士
と
は
初
ま 張 し 半 1 れ 士 思
自 し り ま 可 年 、 だ っ
分 た た し な ほ 弁 け て 税 め
の 。 か た 努 ど 護 で い 理 は
っ 。 力 勉 士 は た
将
た ク で
を 食 か 士 税
来
の ラ は 強 目 べ ら 事 理
を
を
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務 士
て
続 指 い で 所 志
再
、
格
す
考
弁 活 で け こ け す を 望
。
護 動
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手 で
︵ き ま と な
、
士 水 な し に い で 伝 し
も
は 球 い た し と
い
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断 ︶ と が ま 助 、 た 。
ろ
税
い
念 も 実 、 し 言
い 父
し 頑 感 生 た さ 理 と の
ろ
。
力 税 考 し 全
国 で 理 え 、 く
税 し 士 た 自 逆
専 た 資 か 分 の
門 。 格 ら の 立
官
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す
試
取 。 来 で
に
験
得 一 も す
ま
で 定 プ が
で
き 期 ラ 、
残
る 間 ス 勉
り
こ 勤 に 強
と め な に
1
も る る な
年
大阪国税局に内定 を
魅 と と る
、
調
べ
て
い
く
う
ち
に
税
務
職
員
の
仕
事
松浦龍太さん
(法学部4年生)
し
た
が
、
勉
強
は
帰
帳
は
真
っ
黒
に
な
り
ま
面
接
で
ス
ケ
ジ
ュ
ー
ル
組
み
ま
し
た
。
連
日
こ
と
が
で
き
、
両
親
か
っ
た
で
す
ね
。
を
報
告
す
る
と
、
喜
ん
で
く
れ
て
う
れ
し
感
謝
し
て
い
ま
す
。
公
務
員
試
験
の
合
格
当
た
り
前
の
よ
う
に
し
て
く
れ
た
母
に
も
も
の
が
あ
る
と
思
い
ま
す
。
無
事
に
合
格
す
る
で
き
た
と
思
い
ま
す
。
が
、
集
中
し
て
勉
強
不
安
も
あ
り
ま
し
た
ば
見
学
で
き
ま
す
。
き
っ
と
何
か
感
じ
る
う
か
。
税
務
署
で
も
事
前
に
申
し
込
め
現
場
を
見
学
し
て
み
て
は
い
か
が
で
し
ょ
る
方
は
、
い
ろ
ん
な
人
の
話
を
聞
い
た
り
、
員
一
本
に
絞
り
ま
し
た
。
就
職
先
や
職
業
選
択
で
悩
ま
れ
て
い
が
、
自
分
は
税
務
職
く
れ
た
の
で
、
本
当
に
感
謝
し
て
い
ま
す
。
業
訪
問
な
ど
で
忙
し
く
な
っ
て
い
ま
し
た
間
を
有
効
に
使
え
ま
し
た
。
周
囲
は
企
授
業
や
ク
ラ
ブ
と
の
両
立
も
可
能
で
、
時
勉
強
し
ま
し
た
。
通
信
教
育
な
ら
正
規
申
し
込
み
、
毎
日
最
低
で
も
3
時
間
は
切
っ
て
い
ま
し
た
が
、
通
信
教
育
講
座
に
り
ま
し
た
。
4
年
間
、
好
き
に
や
ら
せ
て
に
な
っ
た
し
、
モ
チ
ベ
ー
シ
ョ
ン
も
高
ま
験
談
を
よ
く
話
し
て
く
れ
た
の
で
、
参
考
特
に
父
が
自
分
の
仕
事
や
実
社
会
の
経
精
神
面
の
両
方
で
支
え
て
く
れ
ま
し
た
。
も
喜
ん
で
く
れ
ま
し
た
。
親
は
物
質
面
、
関西学院が西宮上
ケ原キャンパスに移設
する前 、原田の森( 現
在の王子公園)
の神学
館正面に掲げられてい
たのが、聖句「真理将
使 爾自主 」
( 真 理はあ
なたたちを自由にする)。
Photo Library
神学部
─ 西宮上ケ原キャンパス
今 でも神 学 部 教 育 の
原点を指し示している。
1889年の学院創設
以 来 、多くの 牧 師・伝
道者を世に送り出して
きた 神 学 部 。卒 業 生
は日本 各 地 の みなら
ず、世界中に飛び出し
て、
キリスト教界の指導
者として活 躍している。
現 在の神 学 部には
「キリスト教神学・伝道
者コース」
と、
キリスト教
が 生んだ 思 想と文 化
を追究する「キリスト教
思想・文化コース」の2
コースがあり、
さらに幅
広 い 視 点 からの 学び
の場が提供されている。
「真理将使爾自主」
(ヨハネ福音書8章32節)
設計:W.M.ヴォーリズ
竣工:1929年3月
構造:鉄筋コンクリート造
規模:地上2階、一部地下1階
in Architecture
10
毎日1時間目と2時間目の間に30
分間持たれるチャペル・アワー。
説教壇の前には「恵
みの座」。
ひざまずい
て祈りを捧げる。
11
Kwansei Gakui
小笹良一さん
経済学部4年生
実 行 委 員 長を務めた。関 学 生を中心に福 井 県 内
福井県敦賀市のまちおこし企画として昨秋、敦
賀駅前広場で実施されたミニ学園祭﹁敦合祭﹂の
大学総
1年間で心身とも大きく成長
アメフット部快進撃の立役者
チームの司 令 塔・Q Bとして昨 年、アメリカン
フットボール部を 年ぶりに甲子園ボウル出場へ
手に選ばれた。
と 導 き、関 西 学 生 リー グの最 優 秀 選
では昨 春からスターターに起 用され、
勢約120人をまとめた。
や関西一円の学生に参加を呼び掛け、全
敦賀生まれの敦賀育ち。ゼミの友人から福井県
が地元活性化のアイデアを募集していると聞き、
コ
数 万 人の大 観 衆の中で見えない重 圧
中学までは野球をしていたが、関学
高等部からアメフットを始めた。大学
ンテストに応 募したのが事の始 まり。同 市からの
千 人を集 める大 盛 況。自 身 も大 きく
するなど一躍 時の人に。現 在は﹁卒 業 後も福 井と
関 学の懸 け橋になりたい﹂と、地 元 行 政への就 職
できた 年﹂と昨季を振り返る。
できるようになり、心 身ともに今までで一番 成 長
ーの精 度を上 げた。
﹁試 合 中 も冷 静に分 析、判 断
強肩から繰り出されるロングパスなど個々のプレ
と闘った。練習では常に試合を想定して取り組み、
日 間で約
2
報道され、正月特番で西川一誠福井県知事と対談
4
目指し、勉強に励んでいる。
みたい﹂と意欲に燃えている。
最上級生として迎える今季。﹁チームに自主性
の浸 透を図り、挑 戦 者として一戦一勝の構えで臨
1
資 金 繰りなどで直 前 まで苦 労の連 続 だったが、
﹁そ れだ けに仲 間 との絆 が 深 まった﹂。祭 りは
協力要請に、地元に貢献できるならと引き受けた。
17
5
敦合祭で故郷の活性化に貢献
福井と関学の懸け橋に
勉学に、スポーツに、趣味に─。
さまざまな分野で一生懸命に頑張るKGピープルたち。
きらきらと輝く横顔を紹介する。
三原雄太さん
経済学部3年生
12
人
石原奈津子さん
商学部2年生
関 学が今 秋、学 内の起 業 意 識を高 めるため池
田 銀 行と 共 催 した﹁第 回 K G ビジネスプラン
コンテス ト﹂の一般の部で最 優 秀 賞 を 受 賞 した 。
可 愛い一人 娘の瑞 穂さんが生 後 間もなく重 度
の障がいを負った。山中さんは勤めていた航空会
t
n
a
i
g
e
l
t
t
i
l
A
営む傍ら、養護学校卒業後の子どもたち
社を退職、地元・丹波篠山で旅行会社を
発表テーマは﹁
﹂。自分と同じ身長
1 4 0 ㌢ 台の女 性をターゲットにした Sサイズ
ふうせん﹂を設立した。
の毎日を支えるため、小 規 模 作 業 所﹁紙
﹁世の中はモノで溢れているのに、なぜ自分に合
う服はないのか﹂。ショッピングの度にため息をつ
を通して、利用者は地域に出掛けていき
牛乳パック・アルミ缶のリサイクル、ト
イレットペーパーの宅配業務などの仕事
専門服店の展開だ。
いた。自分と同じ悩みを持つ友人やインターネッ
いきと働いている。地 域の人も施 設 内に
1979年 経済学部卒
NPO法人
いぬいふくし村事務局長
トの書き込みを目にするうちに、﹁これはビジネス
になるのでは﹂と直感。
コンテストに応募すること
民講座、貸室の利用を目当てに続々と訪れる。﹁障
あるカフェで昼食を楽しんだり、専門家による市
とが大切﹂と山中さん。﹁娘から﹃その人らしく生
にした。
現 在、プランの実 現を目 指し、研 鑽を積
む毎日。﹁大 学の授 業は新たな発 想を生む
きること﹄を学びました。
これからも皆さんと一緒
に楽しくやっていきます﹂と力強く語った。
がい者が地域の中で人々と交流を持って生きるこ
きっかけになる﹂と話す。副賞の賞金も将来
起業する際の資本金に充てる予定だ。
障がい者が地域の中で
自分らしく生きられる場所を
紙ふうせんのメンバーたちと
山中信彦さん
1
自らの経験がビジネスプランに
Sサイズ専門服店の実現を
13
ひと ひと
苦労をしましたが、世界遺産の認定
パプアニューギニアやマダガスカルで
生
か
ら
ひ
と
言
に基づいた話はとても勉強になります。
の長期フィールドワークなど、実体験
先
制 度や認 定 後の運 用の実 態について
これまでは、パプアニューギニアの島嶼部
住民を対象とした生業生態・人口・疾病に
ミは意見を持ち寄る場として、 率直
な考えをぶつけ合い、 互いの研 究を
さらに良いものにするよう 努 めてい
ます。 ゼミを通じて物事を﹁深く考
安高先生の知識の広さと深さには
いつも驚くばかり。 どんな質 問にも
える力﹂が身に付いたと思います。
の行動を追っている学生もいます。
静かな見かけによらず行動力の人で、
的確に助言してくれ、 長い時間を割
いてとことん議 論してくれます。 物
のか、一つに絞り込むまでいろいろと
どを主に行ってきました。 自 然 環 境に強
耕作や漁撈などの生計維持活動を観察・
く依存する人々を主な対象として、焼畑
計測し、 経済・社会・文化・歴史的側面な
人々がどのように健康を維持し、生存を
どのさまざまな要因を考慮に入れながら、
確 保してきたのかを科 学 的に解 明したい
と考え、取り組んでいます。
︱ 関学生へのメッセージ
います。
卒 業 後の皆さんの真の力になるのだと思
す。 このような経 験を積み重ねることが
研 究 を 通して学んでほしいと考えていま
答えを見つけること ﹂の重 要 性を各 自の
て、話を聞き、積極的に頭を使って自ら
するのではなく 、まずは﹁ 自 分の目で見
す。 当ゼミでは、安易に二次資料に依拠
まな 因 果 関 係 を 読み解 く 努 力が必 要で
積極的に実情を調べ、背後にあるさまざ
りますが、その本 質を理 解するためには、
実 態とに大きな違いが見られる場 合があ
物事には一般に認識されていることとその
組む価値があるのだと思います。 例えば、
からこそ 面 白いわけですし、 本 気で取り
研 究には、 演 習 問 題などと違って﹁ 決
められた答え︵ 正 解 ︶﹂はありません。 だ
( )
︱ 私の研究課題
ゼミのテーマは﹁ヒューマン・エコロ
ジー﹂、人間と環境とのかかわりにつ
調べることに決めました。一旦認定さ
したいこと﹂をは
が揃い、﹁自 分の
どのリーダー格
サークル代表な
ゼミのみんな
はマイ ペースで、
ています。
いき たいと 思っ
るのかを 考 えて
したら改善でき
るのです。 どう
ス面の影 響もあ
いて考えています。 幅 広い学 際 的な
丹羽圭佑さん
関 する研 究や、マダガスカルの乾 燥 地 域
総合政策学部3年生
ある世界遺産ですが、環境破壊や立
Melanesia」
(Berghahn Books, Oxford)、
「ニューギ
れると知名度の向上などプラス面が
ニア:錯綜する伝統と近代」
( 京都大学学術出版会)など。
分野で、 学生それぞれがテーマを
に「Population, Reproduction and Fertility in
一つ選 択 して研 究 を 進 めていま す。
学 部 助 教 授 。アジア・オセアニアの 地 域 生 態 系におけ
っきり持っている人が多いですね。ゼ
る人間の適応について研究している。主な著書(共著)
に暮らす人々の生存戦略に関する研究な
﹁じかに話 を 聞いて、 現 場 から 学
フィールドワークを取り入れた研
べ﹂と安高先生からの指示もあって、
究が多いです。六甲山麓で見られる
﹁イノシシ﹂問題の解決に向けて住
民の意識と行動について調べている学
生や、 人間の健康と食糧の問題に関
博 士 課 程 修 了 。2 0 0 5 年から関 西 学 院 大 学 総 合 政 策
僕 も 最 初は何について調べた らい
いのか、 自 分は何について極 めたい
心を持ち、有機野菜に関する消費者
ューマン・エコロジー)。東京大学大学院医学系研究科
ち入りに制 限ができるなど、マイナ
あたか・ゆうじ 福岡県生まれ。専門は人類生態学(ヒ
フィールドから学ぶ
ヒューマン・エコロジー
総合政策学部
安高雄治ゼミ
14
経済学部教授
近年、中国経済は、2001年末
のW T O 加 盟をきっかけに、外 資の
いることも事実である。
経 済は様 々な大 きな課 題を抱 えて
る。た だし、輸 入の伸 びは2 0 0 5
の急拡大には、目を見張るものがあ
更なる流 入、輸 出の急 増、外 貨の急
年 には 大 き く 低 下 し た 。その結 果 、
中 国 経 済の素 晴 らしい実 績とし
て、高い経 済 成 長 率 が 挙 げ ら れる 。 同 年の貿 易 収 支の黒 字は大 きく拡
% 前 後の高い経 済 成 長 率を維 持し
る投 資が経 済 成 長 率を維 持してき
か らは、近 年 国 有 部 門 を 中 心 と す
供 給 側からは、主に製 造 業、需 要 側
とは赤字、米国、E Uとは大幅黒 字
日 本 、韓 国、台 湾、A S E A N 地 域
貿 易 を 中 国 との貿 易 と 考 える ︶は 、
国の国・地 域 別 貿 易 収 支︵香 港との
大 し、その傾 向には変 化 がない。中
速な蓄積などをともないながら、
ている。しかしなが ら、同 時に中 国
た。後 者は、消 費の伸 びが充 分でな
である。
このことは、欧米との貿易摩
伊藤正一
するものとして物 価 水 準の動 きが
擦が益 々 深 刻 化 することを意 味 す
いことを示 唆している。それを反 映
ある 。非 常 に 高い経 済 成 長 率では
中 国の貿 易で近 年 注 目 されてい
ることは、世界で突出した資源輸入
る。
年 代 末 以 降 ゼロ前 後
考えられないことであるが、消 費 者
物 価 指 数は
は、食 糧 価 格 、燃 料 価 格 、不 動 産 価
ただし、後者は2004年にはプラ
の世 界 消 費の伸 びへの貢 献 度は、そ
国の銅、綿花、天然ゴム、原油、大豆
易・投 資 報 告 書によると、近 年の中
れぞれ %、 %、 %、 %、 %
89
45
28
59
食糧価格の上昇は、数年間の食糧
生産の減少、食糧作付面積の減少に
との所 得 格 差は拡 大しつつあり、環
繁 栄した 都 市と内 陸の貧しい農 村
ている。中 国 国 内 を 見ると、沿 海の
品の国 際 価 格の急 上 昇をもた らし
である。
このことが、
これら資 源・商
67
対して、 億人以上の人口を抱える
落している。
がら、多くの製造業の製品価格は下
格の上 昇が影 響している。しかしな
スに転じている。
このプラスへの変化
ら2003年までマイナスであった。 の拡 大である 。U N C T A Dの貿
で、小 売 物 価 指 数 は 1 9 9 8 年 か
90
勢を断つために米・小麦の買付価格
中国の政府が危機感をもち、その趨
てきた中 国ではあるが、現 在の高い
る。
これまで様々な課題を乗り越え
境 汚 染や水 不 足の問 題は深 刻であ
∼
経 済 成 長 率を長 期にわたり維 持 す
至難のわざであると言える。
である。燃 料 価 格の上 昇は、石 油 価
中国のWTO加盟以後、その貿易
ることは、国内外の課題を考えると
を
% 上 昇させたことが要 因
13
50
格の上昇による。
15
40
※日本航空グループの機内誌『Skyward』に年8回掲
載する関西学院の企画広告を転載したものです。
スカイセミナー
10
いとう・しょういち 1949年京都市生まれ。専攻は中国経済、
アジア経済、労働経済学。京都大学経済学部卒。ハワイ大
学修士、
ワシントン大学博士、京都大学博士(経済学)。大阪府立大学経済学部教授を経て現職。著書に『現代中国の労
働市場』
(有斐閣、沖永賞受賞)、
『 CGE分析の応用̶台湾及びフィリピン経済の場合̶』
(大阪府立大学経済研究叢書第
72冊)、近編著には、
『 東アジアのビジネス・ダイナミックス』
(御茶の水書房)、
『 現代の総合商社』
(晃洋書房)
がある。
中国経済発展の
現状と展望
Sky Seminar
も
参
加
を
呼
び
掛
け
て
い
く
。
ず
N
P
O
や
行
政
、
企
業
に
る
。
今
後
、
研
究
者
の
み
な
ら
在
り
方
や
政
策
に
つ
い
て
考
え
宣
言
。
学
会
で
は
復
興
制
度
の
害
復
興
学
会
の
立
ち
上
げ
を
究
セ
ン
タ
ー
所
長
が
日
本
災
輝
・
総
務
省
消
防
庁
消
防
研
ポ
ジ
ウ
ム
に
続
き
、
室
崎
益
体育会学生本部が植樹
田
邦
男
氏
ら
を
招
い
た
シ
ン
よ
る
基
調
報
告
や
作
家
の
柳
井
戸
敏
三
・
兵
庫
県
知
事
に
連
続
シ
ン
ポ
ジ
ウ
ム
で
は
を
開
催
し
た
。
の
発
足
準
備
を
兼
ね
た
も
の
。
げ
を
目
指
す
﹁
日
本
災
害
復
興
学
会
﹂
究
所
が
提
唱
し
、
来
年
の
春
の
旗
揚
開
催
し
た
。
こ
の
フ
ォ
ー
ラ
ム
は
同
研
備
フ
ォ
ー
ラ
ム
を
1
月
13
日
、
14
日
に
研
究
所
は
﹁
日
本
災
害
復
興
学
会
﹂
準
迎
え
る
の
を
機
に
、
災
害
復
興
制
度
総
合
テ
ー
マ
に
連
続
シ
ン
ポ
ジ
ウ
ム
階
層
・
脆
弱
な
地
域
の
復
興
支
援
﹂
を
公
館
︵
神
戸
市
中
央
区
︶
で
﹁
脆
弱
な
地
円
卓
会
議
﹂
を
、
14
日
に
は
兵
庫
県
り
方
に
つ
い
て
意
見
交
換
す
る
﹁
被
災
ラ
ン
テ
ィ
ア
や
研
究
者
が
復
興
の
在
ス
で
全
国
の
被
災
地
で
活
動
す
る
ボ
Newton賞受賞作決まる
阪
神
・
淡
路
大
震
災
か
ら
12
年
を
13
日
に
は
西
宮
上
ケ
原
キ
ャ
ン
パ
﹁
準日
備本
フ災
ォ
ー害
ラ復
ム興
を学
開会
催﹂
の
初等部「教育講座」
を
実施
大学図書館が主催する論文・作文
2008年4月
コンテスト
「第7回J.C.C.Newton賞」
に開校予定の
の受賞作品が決まった。優秀賞は平
初 等 部( 小 学
英司さん
(言語コミュニケーション文
校 )の 教 育 理
化研究科)
「ろうのすずめは何を語る
念や方針を四
体育会学生本部が、
関西大学との
か∼Deafコミュニティーにおける笑
つのテーマに
定期戦
「総合関関戦」
で販売したグッ
い:デフジョーク∼」▷稲津秀樹さん
分けて磯貝曉
ズ
「関関戦バンド
(300円)
」
の収益金
(社会学研究科)
「 在日韓国・朝鮮人
成・初等部長予定者が語る連続講座
を使って、西宮市が取り組む緑化運
運動のカルチュラル・ターン∼生野
が11月から始まった。
いずれの回も定
動に協力しようと、阪急西宮北口駅
民族文化祭における
〈民族〉
と
〈楽し
員を大幅に超える申し込みがあり、
急
南側にコブシの木を植えた。
さ〉∼」▷川村里奈さん
(啓明学院中
きょ会場を変更するなどの対応に追
本部長の北村仁さん
(社会学部3
学3年生)
「スワニルダの笑顔」
の3作
われたが、
参加者は皆熱心に耳を傾
年生)は「今年の体育会スローガン
品。
1月の授賞式でそれぞれに賞状と
けていた。
は 自分発 。地元西宮のために、関
副賞5万円が贈られた。受賞作は図
3月24日には第1回の学校説明会
学生が自発的に動きます」
と話した。
書館ホームページで全文掲載中。
が西宮上ケ原キャンパスで開かれる。
16
CAMPUS NEWS
キャンパスニュース
番組が視聴率に与える
影響を調査
大阪梅田キャンパス、
東京オフィスで就職活動支援を強化
難民対象入試で2人が合格
経済、
総合政策学部に
八塩圭子・商学部助教授の
「マーケ
大学では関学生の都心での就職
大学は、国連難民高等弁務官駐
ティング特論」
の受講生約25人は、
毎
活動をいろいろな形で支援している。
日事務所(UNHCR)
との協定にもと
日放送の人気番組
「ちちんぷいぷい」
<大阪梅田キャンパス>
づく推薦入試を昨秋初めて実施、2
が視聴者に与える影響を探るため、
5月中下旬まで平日にキャリアセン
人が合格した。UNHCRが推薦する
同 局 の 協 力 のも
タースタッフが常駐し、エントリーシ
日本居住の難民を書類と面接で審
と制 作 現 場 の 取
ート・履歴書の書き方など就職相談
査し、学費免除で入学を認める日本
材 や 番 組ホーム
に応じる。
パソコンのほか、
就職活動
初の制度。
ペ ージ 上でのア
で優先的に利用できる教室も配備。
経済学部入学予定のベトナム難
ンケート調査を実
<東京オフィス>
民男性(22歳)
は将来、ベトナム、
日
施した。
夜行バスなどで早朝東京に到着す
本の懸け橋となり両国の経済発展
1月9日の研究発表会では、
4,000
る学生のため、
4月27日㊎までの平
に寄与したいと考えている。総合政
件を超える回答から、
視聴者の8割
日は7時30分から開室。
スタッフが
策学部入学予定のミャンマー
(ビル
が
「番組で紹介された商品を買いた
首都圏での慣れない就職活動を支
マ)
難民男性
(37歳)
は、
世界の難民
い」
と影響を受けていることなど、
驚き
援する。
パソコンやコインロッカーも
をなくすため、国際発展政策を中心
の実態が明らかになった。
配備。
に学ぶ予定。
野田正彰教授からのメッセージ・・・・・・・・⑧
め
て
し
ま
っ
た
子
ど
も
が
、
い
わ
ば
﹁
は
け
因
と
な
る
。
早
い
段
階
で
将
来
を
あ
き
ら
分
の
体
験
を
語
り
ま
し
ょ
う
。
い
思
い
出
に
耳
を
傾
け
る
と
と
も
に
、
自
か
も
し
れ
ま
せ
ん
。
親
も
子
ど
も
の
つ
ら
言
葉
に
し
に
く
く
て
も
、
今
な
ら
話
せ
る
経
済
的
事
情
や
本
人
の
学
力
な
ど
が
要
い
じ
め
ら
れ
た
経
験
は
、
そ
の
当
時
は
強
い
高
校
ま
で
の
環
境
で
は
、
親
の
職
業
、
起
こ
る
も
の
で
す
。
地
域
的
つ
な
が
り
の
い
機
会
に
な
る
で
し
ょ
う
。
い
う
姿
勢
が
必
要
で
す
。
ゼ
ミ
な
ど
が
い
い
じ
め
は
生
活
圏
の
狭
い
と
こ
ろ
で
こ
と
、
﹁
聞
く
﹂
だ
け
で
は
な
く
﹁
語
る
﹂
と
ば
な
ら
な
く
な
っ
て
し
ま
い
ま
し
た
。
に
ア
ン
テ
ナ
を
張
り
め
ぐ
ら
さ
な
け
れ
数
者
が
何
を
考
え
て
い
る
の
か
﹂
と
敏
感
で
対
象
が
こ
ろ
こ
ろ
変
わ
る
た
め
、
﹁
多
は
一
人
な
の
で
す
が
、
安
易
な
き
っ
か
け
じ
め
ら
れ
る
側
は
そ
れ
ぞ
れ
の
時
点
で
り
が
傍
観
す
る
ケ
ー
ス
が
多
い
で
す
。
い
ー
プ
で
遊
び
と
し
て
誰
か
を
い
じ
め
、
周
は
昔
か
ら
あ
り
ま
し
た
が
、
最
近
は
グ
ル
と
思
い
ま
す
が
、
自
分
の
思
い
を
伝
え
る
解
け
て
い
く
も
の
。
最
初
は
勇
気
が
い
る
ま
り
は
良
い
友
人
が
で
き
る
と
自
然
に
て
し
ま
う
の
で
す
。
こ
の
よ
う
な
わ
だ
か
話
し
掛
け
る
こ
と
に
ブ
レ
ー
キ
が
か
か
っ
材
料
に
さ
れ
る
﹂
と
不
安
を
持
ち
、
人
に
﹁
う
か
つ
な
こ
と
を
言
っ
た
ら
い
じ
め
の
す
。
同
世
代
に
対
し
て
の
警
戒
心
が
強
く
、
達
を
つ
く
る
の
が
難
し
く
な
っ
た
り
し
ま
将
が
弱
い
子
を
い
じ
め
る
と
い
う
構
図
い
じ
め
ら
れ
た
経
験
を
持
つ
人
は
友
湿
な
ゲ
ー
ム
が
始
ま
り
ま
し
た
。
ガ
キ
大
し
、
﹁
い
じ
め
﹂
と
﹁
い
じ
め
ら
れ
﹂
と
の
陰
い
じ
め
は
80
年
代
中
ご
ろ
か
ら
急
増
た
と
い
う
こ
と
で
し
ょ
う
。
す
。
大
学
ま
で
来
れ
ば
何
と
か
逃
げ
切
っ
と
い
う
学
生
が
少
な
く
な
い
と
思
い
ま
野
田
教
授
っ
と
大
学
で
解
放
さ
れ
ほ
っ
と
し
て
い
る
生
の
中
に
も
以
前
い
じ
め
に
遭
っ
て
、
や
心
配
で
す
な
く
な
っ
て
い
き
ま
す
。
関
学
に
通
う
学
た
め
、
そ
れ
ま
で
の
内
向
的
な
い
じ
め
が
受
け
て
い
た
よ
う
で
ま
り
、
生
活
ス
タ
イ
ル
に
広
が
り
が
あ
る
い
じ 子
め ど
を も
が
小
さ
い
こ
ろ
、
「
口
﹂
と
し
て
他
人
を
い
じ
め
る
。
核
に
な
」
る
グ
ル
ー
プ
に
よ
る
い
じ
め
は
ど
ん
ど
ん
大
学
に
入
る
と
学
生
は
全
国
か
ら
集
罪
に
も
つ
な
が
る
場
合
が
あ
り
ま
す
。
エ
ス
カ
レ
ー
ト
し
て
残
酷
さ
を
増
し
、
犯
克い
服じ
すめ
るら
れ
た
経
験
を
のだ・まさあき 比較文化精神医学専攻。平和学「広島・長崎講座」、
「災害救援学」講座、ノンフィクション作家養成講座を担当。
17
想 │
は 第
。 3
フ
ィ
ー
ル
ド
で
練
習
を
し
た
感
オ
フ
の
自
主
ト
レ
が
こ
こ
で
で
き
て
ん
な
こ
と
な
く
な
り
ま
し
た
ね
。
︵
笑
︶
か
﹁
1
㍍
の
攻
防
﹂
が
あ
り
ま
し
た
。
そ
ら
の
抱
負
を
聞
い
た
。
を
行
っ
た
。
関
学
で
の
思
い
出
や
こ
れ
か
フ
ィ
ー
ル
ド
で
合
同
自
主
ト
レ
ー
ニ
ン
グ
だ
っ
た
の
で
、
境
界
線
を
ど
こ
に
引
く
ト
ボ
ー
ル
部
と
共
有
の
グ
ラ
ウ
ン
ド
す
ね
。
僕
の
こ
ろ
は
ア
メ
リ
カ
ン
・
フ
ッ
こ
の
注
目
の
二
人
が
、
昨
年
末
に
第
3
グ
ラ
ウ
ン
ド
で
あ
る
こ
と
が
大
き
い
で
躍
に
は
注
目
が
集
ま
っ
た
。
籍
。
昨
年
の
ワ
ー
ル
ド
・
シ
リ
ー
ズ
で
の
活
に
渡
り
、
大
リ
ー
グ
・
カ
ー
ジ
ナ
ル
ス
に
移
習
が
で
き
る
。
し
か
し
何
よ
り
も
専
用
面
で
も
充
実
し
て
い
る
し
、
雨
で
も
練
ま
し
た
。
本
当
に
素
晴
ら
し
い
。
設
備
田
口
選
手
は
2
0
0
2
年
に
ア
メ
リ
カ
田
口
グ
ラ
ウ
ン
ド
を
見
た
時
は
驚
き
か
の
ぼ
る
こ
と
に
な
る
。
ク
ス
に
入
団
し
た
田
口
壮
選
手
ま
で
さ
か
し
、
山
本
選
手
以
前
は
92
年
に
オ
リ
ッ
た
山
本
歩
さ
ん
に
続
き
、
2
年
連
続
。
し
り
は
昨
年
西
武
ラ
イ
オ
ン
ズ
に
入
団
し
大
い
に
沸
い
た
。
関
学
生
の
プ
ロ
野
球
入
巡
目
で
指
名
さ
れ
、
関
学
ス
ポ
ー
ツ
界
は
清水 誉さん
(商学部4年)
しみず・たかし 兵庫
県 三 木 市 出 身 、県 立
小野高校卒。
小学生で
野球を始め、
捕手一筋。
関学では1年生時から
レギュラー、関西大学
野球界No.1捕手と呼
ばれた。
強肩強打が持
ち味。阪神タイガース
に入団が決まった。
学
部
4
年
生
︶
が
阪
神
タ
イ
ガ
ー
ス
に
4
会
議
で
清
水
誉
さ
ん
︵
商
た
プ
ロ
野
球
の
ド
ラ
フ
ト
昨
年
11
月
に
開
か
れ
CLOSE-UP
プ
ロ
野
球
注
目
の
二
人
に
聞
く
◎
ク
ロ
ー
ズ
ア
ッ
プ
18
心構えを学びたいと思っています。
プレーできるコンディショニング、
│シーズンを振り返って。
人のご活躍を応援しています。
│ ありがと うございました 。お二
でも同じなのではないでしょうか。
思ったし、努力ができた。野球以外
だと思います。
いけないのは、何よりも礼 儀 だと
楽しかった。若い学 生から刺 激 も
田口 清 水 君はこれからプロとい
う全く違う世界に飛び込んでいく
思います。感謝する気持ちや尊敬
受けたし、見 られている緊 張 感が
わけで、何から何 まで新しい経 験。
清 水 僕は一軍にあがって試 合に
出ること。早く甲 子 園の舞 台に立
清 水 目 標 を 持つことが 大 切 だ
と思いま す。僕の場 合 、硬 式 野 球
田口 チ ー ム は 連 覇 が か かって
いま す。チームに貢 献 したいです
いいですね。
まずはがむしゃらにやるしかない
ちたいですね。まずは、投手からの
部の本 荘 雅 章コーチが﹁この時 期
する気 持 ちを持って、きちんと挨
│学生生活の思い出は。
ですね。そして何よりも練 習 する
信 頼 を 得 られるよ う 頑 張 りま す。
までにはこの課 題を克 服﹂と練 習
ね。もちろん、すきがあればレギュ
田口 野 球 しかありません。いつ
も グラウンドにいるか、部 室にい
こと。
スター選 手を見ていても、
と
目 標 の選 手 は 矢 野 捕 手 。将 来 は
メニューを作ってくれました。その
拶 ができること。これが一番 大 事
るか。夏 休みは部 室が家のように
にかく練 習 していま す。練 習!練
チームが日本一を勝ち取る時の捕
お陰で目標に向かって頑張ろうと
ラーを取っていきたいです。
なっていました。︵笑︶
習!それしかありませんね。
手になりたいです。
│大先輩と練習してどうでしたか。
田口 厳 しいシー ズンでした。終
わりよければ全てよしというとこ
清水 僕も野球一色でした。
清水 世界一になった田口さんと
一緒 に 練 習 がで きて 本 当 に う れ
ろでしょうか。まだまだ頑 張 らな
│関学生へのメッセージは。
地 元の球 団ということもあって、
多くの人が応援してくれてとても
しいです。何もかもが一流、さすが
いといけませんね。
1
心強いです。
にレベルが高いなあと思いました。
田口 壮さん
田口 学生生活で身に付けないと
(92年商学部卒)
│これからの目標は。
セントルイス・カージナルス
先輩からはプロとして 年通じて
たぐち・そう 兵庫県西宮
市出身、県立西宮北高校
卒。
ドラフト1位でオリック
スブルーウェーブから指名
され内野手として入団。
94
年から外野手に転向、01
年オフにFA宣言し02年か
らは米大リーグのセントル
イス・カージナルスで活躍。
19
キャンパスニュース
CAMPUS NEWS
=問い合わせ お知らせ
=申し込み
定期健康診断を受けよう
全学生を対象とした定期健康診断
を毎年4月に実施しています。
必ず受
※特記のないものはすべて無料、
申し込み不要
FAX(06-6485-5612)で送付。無料。
▷講師=米山直樹(文学部総合心理
科学科助教授・臨床心理学)
診するように家庭でもご指導ください。
▷日時=3月13日㊋14時∼15時30分
▷日時=3月19日㊊
今年は神戸三田キャンパスでは4月
▷場所=大阪梅田キャンパス
<午前の部> 10時
3日㊋∼7日㊏、
上ケ原キャンパスでは
▷定員=80人
(先着順)
文学部、経済学部、
商学部
4月9日㊊∼20日㊎に実施予定です。
<午後の部> 13時
詳細については各学部から配布する
大学卒業式
(2部制で実施)
神学部、社会学部、法学部、理工学
部、総合政策学部
▷場所=総合体育館(西宮上ケ原キ
ャンパス)
「定期健康診断日程のお知らせ」
をご
覧ください。
催し
大阪梅田キャンパス
(206-64855611)
関西学院大学
応援団総部吹奏楽部
「関学 春のコンサート2007」
▷日時=3月25日㊐17時30分開場、
対象者には3月9日㊎ごろに郵送にて
案内を送ります。
法科大学院生による
無料法律相談
大学院学位記授与式
法科大学院(ロースクール)では次年
ル(阪神西宮駅から徒歩5分)
▷日時=3月16日㊎10時
度も授業の一環としてリーガルクリニ
▷チケット=500円(前売り400円)
▷ 曲目=Ⅰ部:シンフォニックステ ージ、
18時開演
▷場所=西宮市民会館アミティホー
▷場所=中央講堂(西宮上ケ原キャ
ックを実施する。将来、弁護士や検察
ンパス)
官などの法律専門家を目指す学生が、
2007年度全日本吹奏 楽コンクールより
対象者には3月9日㊎ごろに郵送にて
ベテラン弁護士教員指導のもと無料
「春の猟犬」/A.リード、
Ⅱ部:企画ステージ
案内を送ります。
で法律相談に乗る。財産相続の事前
応援団総部吹奏楽部(20798-53-
対策、賃貸マンションをめぐる家主と
9777)
大学図書館の一般公開
のトラブルなど法律にかかわる相談で
http://member.kwangaku.net/kgusb/
大学図書館では図書館所蔵の学術
あれば原則受け付ける。完全予約制。
情報や資料を地域の皆様に提供す
▷日時=授業期間中(4月16日∼12月
関西学院グリークラブ
るため一般公開を行っている。2007
22日)の毎週月曜日15時20分∼17時
日本最古の男声合唱団。昨年11月の
年度の利用申し込みを3月15日㊍ま
▷場所=西宮上ケ原キャンパス法科
全国大会では金賞を受賞。
で受け付ける。
大学院棟
<アフタヌーンコンサート>
▷利用資格=20歳以上。西宮市、三
田市近隣の地域に居住し、調査・研
大学院司法研究科・法律相談予約
専用
(20798-54-1927)
▷ 利 用 期 間= 通 年(4 月∼ 翌 年 3
30分開演
▷場所=赤坂区民ホール(東京都港区)
究の目的が明確な方。他 大 学 学生、
大学受験生を除く
▷日時=2月25日㊐13時開場、
13時
梅田講演会
「心理相談で会う子どもたち」
▷チケット=1,000円(全席自由)
<響ホールに唄う>
月)、半期(4月∼9月)※試験期間
勉強ができない。友達が少ない。学校
を除く
に行かない、
行けない。心理相談にやっ
分開演
▷利用登録料=通年6,000円、
半期
てくる子どもたちの抱える問題について、
▷場所=響ホール(福岡県北九州市)
3,000円
また家族の在り方や子育てについて考
▷チケット=2,000円(前売り1,600円)
は氏名(ふりがな)、住所、電
関西学院グリークラブ(20798-52-
大学図書館利用サービス課一般
まで。
公開係(20798-54-6123)
える。
▷日時=3月9日㊎18時開場、
18時30
話・FAX番号、
メールアドレスを明記して
6471)
メール([email protected])か
http://www.kg-glee.gr.jp/
20
CAMPUS NEWS
))))))))高中部通信
キャンパスニュース
2007年度大学授業スケジュール
高等部
新数
し学
いを
発研
見究
をし
楽
し
む
高等部1年生の松井啓史君、
橋場友秀君、山内俊幸君たちが
中心となって取り組む研究があ
4月
3日
4月
4日 ∼ 4月
7日
履修指導
4月
9日 ∼ 7月 13日
春学期授業・補講
7月 14日 ∼ 7月 28日
春学期定期試験・中間試験
8月
春学期入学式
4日 ∼ 9月 24日
夏季休暇
る。
それは数学の研究で、次々と
9月 20日
春学期卒業式
新しい発見が生まれている。
9月 21日
秋学期入学式
数学といえば「問題を解く」
イ
メージ。解答に時間を費やして
9月 25日 ∼ 1月 15日
も、結局は間違っていたりもす
9月 28日
る。
そのうち数学が苦手になる人
が多いのでは。彼らの研究は
「問題を作る」
と
いう全く逆のこと。
「誰も知らない規則性のあ
る図や式を発見した時の楽しさは何ものにも
変えられない」
と3人は口をそろえる。
12月 23日 ∼ 1月
秋学期授業・補講
創立記念日
6日
冬季休暇
1月 16日 ∼ 1月 29日
秋学期定期試験
3月 18日
秋学期卒業式
研究は放課後、数学研究室でほぼ毎日3
∼4時間。部屋では、数人が夢中でパソコン
に何かを打ち込んだり、黒板に不思議な図を
書いて話している。数学の研究中?と思える
雰囲気だ。すると、
「あっ!これいける」
と声があ
ご意見、
ご感想を
お寄せください
がる。何かを見つけた瞬間だ。
「一人で考えないで、
みんなでいろいろな視
点から考えていると新しい発見につながる。自
分たちのペースで好きなように考えるから楽し
いんです」
と松井君。
広報室では、季刊誌
「POPLAR」
に対する読 者の皆 様のご意 見、
ご感想などをお待ちしています。
昨年11月、数学の 聖地 と言われる京
郵便、FAX、メールなどでお寄
都大学数理解析研究所で、彼らの発見を
せください。
研究者や大学院生を前に発表した。また、
彼らの研究は、ユーゴスラビアの数学雑誌
「Visual Mathematics」やイタリアの国立
雑誌「Archimede」
などに掲載された。研究を
西宮市上ケ原一番町1-155
サポートする宮寺良平教諭は「私も思いつか
関西学院広報室
ないアイデアや数学者も知らない定理を彼ら
「ポプラ」編集係
はどんどん作っていきます」
と、生徒たちの力に
▶FAX 0798-51-0912
日々驚かされている。現在、取り組んでいる研
究は「チェスのナイトの動き」。
どんなおもしろ
い図形が描けるか、
そしてそこから生まれる新
たな規則性を考えている。
21
〒662-8501
▶メールアドレス
[email protected]
大学・学院人事
4月1日付けで交代する主な役職者は以下の通り。
( )
内は任期
【学院】
▷理事長:山内一郎名誉教授
(再任、
3年)
▷院長:ルース・M・グルーベル社会学部
教授
(新任、
3年)
【大学】
▷神学部長:木ノ脇悦郎教授
(新任、
1年)
▷文学部長:八木康幸教授
(新任、
2年)
▷社会学部長:髙坂健次教授
(11月1日
着任。
再任、
1年5カ月)
▷法学部長:長岡徹教授
(新任、
2年)
▷経済学部長:竹本洋教授
(新任、
2年)
▷総合政策学部長:加藤晃規教授(新任、2年)
【大学院】
▷言語コミュニケーション文化研究科委
員長:田村和彦教授
(新任、
2年)
▷経営戦略研究科長:山本昭二教授
(新
任、
2年)
【大学図書館】
▷館長:杉原左右一商学部教授
(新任、
3年)
ブック・セレクト
教員の新刊
広告の文化論
その知的関心への誘い
真鍋一史社会学部教授編著
難波功士社会学部教授分担執筆
日経広告研究所
新版 老後保障を学ぶ人のために
浅野仁社会学部教授共編著
藤井美和社会学部助教授分担執筆
世界思想社
世界の社会福祉年鑑
読
を
薦
め
た
い
。
学
生
に
限
ら
ず
、
こ
れ
か
ら
就
職
活
動
を
始
め
る
学
生
に
一
る
人
材
像
や
採
用
活
動
の
流
れ
な
ど
も
説
明
。
商
社
志
望
の
﹁
総
合
商
社
の
人
事
・
組
織
︵
﹂
第
12
章
︶
で
は
、
企
業
の
求
め
必
読
の
1
冊
だ
。
体
例
が
豊
富
に
紹
介
さ
れ
て
い
て
、
英
語
学
習
者
に
は
し
て
い
た
だ
け
れ
ば
さ
ら
に
効
果
的
な
一
冊
だ
。
元
気
に
関
章
よ
り
抜
粋
︶
と
し
て
、
時
代
に
応
じ
た
役
割
を
演
じ
て
い
る
。
創
出
お
よ
び
維
持
﹄
と
い
う
機
能
を
持
つ
知
識
産
業
﹂
︵
第
14
ど
組
織
改
革
を
進
め
﹁
、
﹃
新
し
い
ビ
ジ
ネ
ス
、
新
し
い
価
値
の
た
。
デ
フ
レ
に
苦
し
ん
だ
近
年
は
事
業
の
﹁
選
択
と
集
中
﹂
な
な
っ
た
成
句
や
、
新
た
な
語
義
を
獲
得
し
た
例
な
ど
具
実
証
的
に
批
判
し
て
い
る
。
歴
史
の
流
れ
の
中
で
古
く
献
調
査
で
た
ど
り
、
現
在
の
英
和
辞
典
の
記
述
内
容
を
ど
、
長
年
辞
書
の
編
集
に
取
り
組
む
筆
者
は
綿
密
な
文
﹁
ユ
ー
ス
プ
ロ
グ
レ
ッ
シ
ブ
英
和
辞
典
︵
小
学
館
︶
﹂
な
社
会
体
育
や
デ
イ
ケ
ア
の
現
場
な
ど
に
携
わ
る
方
に
参
考
に
っ
た
方
法
︵
強
度
・
回
復
・
頻
度
︶
を
見
つ
け
る
こ
と
も
で
き
る
。
掛
け
た
方
が
良
い
体
操
な
ど
を
例
示
。
読
者
そ
れ
ぞ
れ
に
合
て
お
り
、
普
段
か
ら
行
わ
な
け
れ
ば
な
ら
な
い
体
操
や
、
心
2006 第6集
の
発
展
や
企
業
の
海
外
展
開
な
ど
に
多
大
な
貢
献
を
し
て
き
知
財
、
情
報
通
信
な
ど
あ
ら
ゆ
る
分
野
に
進
出
、
国
内
産
業
い
る
の
だ
。
劇
に
出
て
く
る
よ
う
な
表
現
が
ゴ
ロ
ゴ
ロ
記
載
さ
れ
て
内
容
が
多
く
含
ま
れ
て
い
る
。
シ
ェ
ー
ク
ス
ピ
ア
の
演
動
作
は
い
ろ
い
ろ
。
文
字
と
筆
者
自
ら
の
動
き
を
図
絵
化
︵
イ
操
を
紹
介
し
て
い
る
。
目
玉
の
体
操
や
足
の
指
先
体
操
な
ど
日
本
の
総
合
商
社
は
、
食
料
や
素
材
、
エ
ネ
ル
ギ
ー
、
金
融
、
講
義
に
登
壇
し
た
教
員
と
現
役
・
元
商
社
マ
ン
の
14
人
が
分
ク
ト
を
進
め
て
い
る
。
本
書
も
そ
の
一
環
で
、
両
者
の
連
携
C
︶
は
、
講
演
会
や
出
版
な
ど
、
共
同
で
研
究
教
育
プ
ロ
ジ
ェ
継
が
れ
て
い
て
、
今
や
す
っ
か
り
時
代
遅
れ
の
誤
っ
た
そ
の
英
和
辞
典
、
90
年
も
前
の
記
述
が
そ
の
ま
ま
引
き
え
﹂
が
書
か
れ
て
い
る
と
信
じ
て
疑
わ
な
い
。
と
こ
ろ
が
使
い
慣
れ
た
辞
書
で
は
な
い
だ
ろ
う
か
。
辞
書
に
は
﹁
答
と
体
を
上
手
に
操
っ
て
、
新
し
い
元
気
が
湧
き
出
て
く
る
体
ん
ど
ん
湧
き
出
て
く
る
新
し
い
も
の
。
本
書
は
、
自
分
の
心
の
中
に
汲
み
置
い
て
使
う
も
の
で
は
な
く
、
泉
の
よ
う
に
ど
元
気
は
い
っ
た
い
ど
こ
か
ら
来
る
の
か
?
元
気
は
、
バ
ケ
ツ
担
執
筆
し
た
。
本
学
と
N
P
O
法
人
国
際
社
会
貢
献
セ
ン
タ
ー
︵
A
B
I
現代の総合商社
発展と機能
土井教之、伊藤正一(いずれも経済学部教授)、
増田政靖(国際社会貢献センター)編著
晃洋書房
268頁 2,700円+税
2006年11月20日
浅野仁社会学部教授分担執筆
旬報社
新英語学概論
八木克正社会学部教授編著
英宝社
空間管理社会
監視と自由のパラドックス
阿部潔社会学部教授共編著
新曜社
ハイデガーと和辻哲郎
ハンス・ペーター・リーダーバッハ社会学部助教授著
新書館
関西学院大学研究叢書第121編
問いかける聖書と経済
経済と経済学を聖書によって読み解く
山本栄一経済学部教授著
関西学院大学出版会
科学から空想へ
藤井和夫経済学部教授共著
KGエコノミスト歴史研究会
関西学院大学出版会
英
語
を
学
ぶ
者
に
と
っ
て
、
最
も
頼
り
に
な
る
の
は
英和辞典の研究
英語認識の改善のために
八木克正(社会学部教授)著
開拓社
309頁 3,400円+税
2006年10月20日
有機分子触媒の新展開
田辺陽理工学部教授分担執筆
シーエムシー出版
関西学院大学研究叢書第122編
南の島の自然破壊と現代環境訴訟
開発とアマミノクロウサギ・沖縄ジュゴン・
ヤンバルクイナの未来
関根孝道総合政策学部教授著
関西学院大学出版会
先端社会研究
第5号 災害復興制度の研究
社会学研究科21世紀COEプログラム編
関西学院大学出版会
関西学院大学研究叢書第117編
使用関係における責任規範の構造
田上富信法科大学院教授著
有斐閣
模擬法律事務所はロースクールを変えるか
─シミュレーション教育の国際的経験を学ぶ
法科大学院形成支援プログラム推進委員会編
関西学院大学出版会
す
る
コ
ラ
ム
も
必
見
。
特
に
熟
年
生
活
者
の
自
立
自
行
に
役
立
つ
体
操
を
紹
介
し
ラ
ス
ト
︶
し
た
も
の
で
、
よ
り
分
か
り
や
す
く
説
明
し
て
い
る
。
﹁
い
つ
も
元
気
な
ひ
と
﹂
は
ど
う
し
て
元
気
な
の
か
?
そ
の
新しい元気が
湧き出す体操の本
新井節男(名誉教授)著
ROKKO出版
174頁 800円+税
2006年11月30日
22
ß
文
学
部
教
授
・
宗
教
総
主
事
田
淵
結
私たちの世代にとってはなつかしい映画
りだった弟が殺され、
それをねたんで殺人
のタイトルですが、
今の若い人たちにとって
事件を犯した兄が生涯守られる。
しかもア
はピンと来ないのは仕方がないでしょう。
た
ベルが殺されるその瞬間、
神様は黙って見
だ、
この映画のおかげでジーンズファッショ
ているだけ…。
私たちには納得できないと
ンが市民権を得たと私は思っています。
さ
ころがありますね。
て、
旧約聖書では神様の命令に背いて楽
しかし聖書はそれが人間の
「現実」
で、
「イ
園を追放された
(あるいは、
神様から独立し
スラエル人の歩み」
だと語っているのです。
た)
アダムとエバはまずこの
「エデンの園の
イスラエル人とはもともと羊を飼いながら
東」
にやってくるのです。
移住を続ける人たちでした。
移住生活にと
「エデンの東」
でアダムとエバには男の
ってモノを多く持つことは生活の妨げで、
た
子が二人誕生します。
長男はカイン、
弟は
くさんの財産を持ち運ぶことはできません。
アベル。
二人はやがて大きくなり、
カインは
一方、
土地に根ざし、
土を耕す生活はより多
地を耕し、
アベルは羊飼いになりました。
一
くの収穫を期待し、
その豊かさを蓄えるこ
年がたって収穫の時、
兄弟はそろって収穫
とが可能です。
羊飼いとしての生活は質素
を神様にお捧げします。
ところが、
どうしたこ
で不便、
農耕の生活は豊かで快適に見えま
とか、
神様はカインの献物はお気に召され
す。
イスラエル民族は農耕文明の持つ魅力
ず、
アベルのものだけを喜ばれたのです。
に引き付けられ、
本来の羊飼いとしての生
兄は神様に気に入られた弟をねたましく思
活を捨ててしまった…、
それが旧約聖書の
ったのでしょうか、
腹を立てて殺してしまい
描くイスラエル民族の歴史なのです。
ます。
「エデンの東」
は人類最初の殺人事件
実はこの「エデンの東」の物語は、歴史
の舞台となってしまいました。
そのものが人間には納得がいかない問
その後、
物語はさらに不思議な展開を見
題を含んでいることを浮き彫りにしていま
せます。
弟を殺したカインを神様は終生保
す。
また、そんな問題を抱えている私たち
護することにされ、
彼はノドの地、
「エデンの
と神様は共に歩み続けられることを語っ
東」
に暮らしました。
つまり、
神様のお気に入
ているのです。
エ
デ
ン
の
東
編集後記
POPLAR No.55
発行日/2007年2月20日
発行/関西学院大学
編集/広報室 〒662-8501 西宮市上ケ原一番町1-155
☎0798-54-6017
http://www.kwansei.ac.jp/
写真/清水茂・古谷桂信 制作/㈱神戸新聞マーケティングセンター
※この冊子は関西学院に在籍する
学生・生徒の保証人のご住所に春・夏・秋・
冬、
年に4回お届けいたします。
説
得
力
が
あ
っ
た
︵
。
し
︶
し
た
も
ん
勝
ち
﹂
。
〝
世
界
一
〟
の
言
葉
に
は
入
団
し
た
清
水
選
手
へ
贈
っ
た
言
葉
﹁
練
習
●
田
口
選
手
が
今
年
阪
神
タ
イ
ガ
ー
ス
に
さ
ん
の
温
情
に
感
動
し
ま
し
た
︵
。
い
︶
加
え
て
、
3
年
前
と
変
わ
ら
ぬ
福
井
の
皆
の
後
方
に
見
え
る
白
山
連
峰
の
秀
麗
さ
に
ま
し
た
。
加
越
国
境
の
山
々
の
雄
大
さ
、
そ
●
年
末
に
取
材
で
福
井
県
勝
山
市
を
訪
ね
を
心
か
ら
お
祈
り
し
て
お
り
ま
す
︵
。
吉
︶
生
涯
の
財
産
と
な
り
ま
し
た
。
皆
様
の
多
幸
く
の
素
晴
ら
し
い
皆
様
と
出
会
え
た
こ
と
、
こ
と
に
な
り
ま
し
た
。
本
誌
を
通
じ
て
多
●
こ
の
春
、
﹁
ポ
プ
ラ
﹂
編
集
長
を
卒
業
す
る
る
と
下
車
駅
を
過
ぎ
て
い
た
︵
。
古
︶
生
が
睨
ん
で
い
る
。
視
線
を
避
け
て
外
を
見
と
顔
を
上
げ
る
と
前
の
席
に
い
た
女
子
高
の
滑
稽
な
描
写
に
思
わ
ず
吹
き
出
し
た
。
ふ
●
出
勤
電
車
で
読
ん
で
い
た
漱
石
の
﹁
猫
﹂
Fly UP