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2 - エルゼビア・ジャパン株式会社

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2 - エルゼビア・ジャパン株式会社
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国⽴⼤学様向け
⾼インパクト論⽂の探し⽅セミナー
主催:エルゼビア・ジャパン株式会社
会期: 2015年12月15日(火) 14:30~ (受付開始:14:00~)
会場:ステーションコンファレンス東京 503会議室
配布⽤講演資料 1/2
1
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2
本⽇のプログラム
時間
講演タイトル/講演者
配布資料
14:30 - 14:35
開会の挨拶
エルゼビア・ジャパン(株) リサーチソリューションズ
リサーチマネジメント リージョナルディレクター 福﨑⼀郎
14:35~15:00
『論⽂情報を使った⼤学評価、部局評価、個⼈評価、⼤学としてやっておくべきことと、
できないこと』
エルゼビア・ジャパン(株) リサーチソリューションズ
リサーチマネジメント リージョナルディレクター 福﨑⼀郎
15:00~16:00
『Scopusのご紹介』
エルゼビア・ジャパン(株) リサーチソリューションズ
ソリューションマネージャー 清⽔毅志
配布⽤講演資料 2/2
をご参照ください。
16:00~16:10
休 憩 10分間(Coffee break)
配布資料無
16:10~16:40
『Elsevier Research Intelligenceサービスのご紹介』
エルゼビア・ジャパン(株) リサーチソリューションズ
ソリューションマネージャー 恒吉有紀
配布⽤講演資料 2/2
をご参照ください。
16:40~17:00
質疑応答
17:00
閉会の挨拶
エルゼビア・ジャパン(株) リサーチソリューションズ
シニア・ソリューションマネージャー 柿⽥佳⼦
配布資料無
本資料はこのセッションの資料と
なります。
配布資料無
|
論文情報を使った大学評価、部局評価、個人評価
~ 大学としてやっておくべきことと、できないこと ~
平成27年(2015年) 12月
エルゼビア・ジャパン株式会社 リサーチソリューションズ
リサーチマネジメント リージョナルディレクター 福崎一郎
[email protected]
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4
目次
1. 文部科学省から出されている学術研究評価に対する検討内容
2. インパクトファクターが高いジャーナルに掲載された論文はす
べてが高インパクト?
3. 論文に関係した指標(メトリクス)は何があるか?
4. 大学評価(例.第二期中期目標期間評価)
5. 部局の研究力評価
6. 個人の研究力評価
7. 参考
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文部科学省から出されている学術研究評価に対する検討内容
(1/2)
研究計画・評価分科会(48回)で下記の記載がありました。
4.2.1 基本的考え方
4.2.1.2 学術研究における評価の基本的理念
学術研究においては、自律的な環境の中で研究活動が行われることが極めて重要である。
その評価に当たっては、専門家集団における学問的意義についての評価を基本とする。
その際、公正さと透明性の確保に努める。
また、優れた研究を積極的に評価するなど、評価を通じて研究活動を鼓舞・奨励し、その
活性化を図るという積極的・発展的な観点を重視する。画一的・形式的な評価や安易な結
果責任の追及が研究者を萎縮させ、独創的・萌芽(ほうが)的な研究や達成困難な課題に
挑戦しようとする意欲をそぎ、研究活動が均質化することのないようにする。
• 専門家による学問的意義の評価
• 公平さと透明性
• 優れた研究をポジティブに評価する仕組み
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/shiryo/attach/1345261.htm
5
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文部科学省から出されている学術研究評価に対する検討内容
(2/2)
4.2.1.4.1 評価の視点
学問的意義についての評価を中心とし、それに加えて研究の分野や目的に応じて、社会・経
済への貢献という観点から新技術の創出や特許等の取得に向けた取り組み等を評価の視点
の一つとする。また、成果の波及効果を十分に見極めるなど、長期的・文化的な観点に立った
評価が必要である…
4.2.1.4.2 評価の方法
定量的指標による評価方法には限界があり、ピアレビューによる研究内容の質の面での評
価を基本とする。その際、数量的な情報・データ等を評価指標として用いる場合には、前述
(3.2.1.5.6及び3.2.2.5.2 評価の実施)に述べた観点を踏まえ、慎重な態度が求め
られる。
• 学問的意義、社会・経済への貢献、波及効果の見極め
• 長期的、文化的観点
• 定量的評価には限界があり、ピアレビューによる質の評価を基本
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定量的指標?
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/1000research/201507/543230.html
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8
インパクトファクターが高いジャーナルに掲載された論文は
すべてが高インパクト?
2013年にNature(IF 41.456)に発表された論文(Article)1087本の被引用数
(2015年12月現在)
上位10%の論文で全体の
41%の被引用数を獲得
被引用数
2013年のIFの計算方法
1600
2011年・2012年に掲載された論文
上位20%の論文で全体の
58%の被引用数を獲得
1400
が2013年に引用された延べ回数
2011年・2012年に掲載された論文数
1200
1000
下位8%の論文
は被引用数0
800
600
400
• Ave. 55.4
• MEDIAN 35.0
• STDEV 86
200
0
0
100
200
300
400
Scopusを元にエルゼビアにて作成
500
600
700
800
900
1000
論文番号(被引用数順)
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インパクトファクターはジャーナルの評価指標であり、個々の研
究成果に対する指標ではない
2012年にAmerican Society for Cell BiologyのEditorが中心となっ
てインパクトファクターの誤用に対する警鐘の宣言をした。この宣言は
その後世界に広がった。
“To correct distortions in the evaluation of scientific research,
DORA aims to stop the use of the “journal impact factor” in
judging an individual scientist's work.“
“Make available a range of article-level metrics to encourage a
shift toward assessment based on the scientific content of an
article rather than publication metrics of the journal in which it
was published.”
•
•
•
•
150人以上の著名な研究者と75の科学に関係した組織による支持
IFの誤用が拡大していることに対して警鐘
研究者をIFでランク付けしてはいけないとの主張
論文レベルの指標の開発を促す
http://www.ascb.org/dora/
Alberts, B. Impact factor distortions (2013) Science, 340 (6134), p. 787
|
被引用度とは何か?
その論文が出版されてから今までに他の論文から引用された回数”のことである。
被引用度による評価とは要するに他の論文から何度も参照されているような論文は
“よい”論文であろうという仮定に基づいて、引用された回数を単純に数えるというこ
とである。(*)
• ポジティブな引用:先行研究に対する献辞
• ネガティブな引用:本来の意味合いとは異なる解釈として用いられるケース
⇒ いずれにしても、当該分野において何らかのインパクトを与えた論文
(*)藤垣裕子、平川秀幸、富澤宏之、調麻佐志、林隆之、牧野淳一郎 著,「科学計量学入門」,丸善,(2004).
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被引用度等の論文に関係した指標(メトリクス)は何があるか?
• 生産性に関する指標(Productivity Metrics):
発表論文数をベースとした指標。
例.年間発表論文数、研究者一人当たりの年間発表論文数
• 被引用度関連指標(Citation Impact metrics):
被引用数をベースとした発表論文の影響度を測る指標。
例.一論文あたりの被引用数、被引用文献率、トップ文献数、トップ文献率、FWCI(相対被
引用インパクト):分野、出版年、ドキュメントタイプ、で補正された被引用度を表す指標。
• 協同具合を測る指標(Collaboration Metrics):
共著論文数、全体に占める率を測る。
例.海外共著論文率、企業との共著論文率
• Snowball Metrics:
大学の研究力を計測するための指標群。大学側からのボトムアップで開発された。英国か
ら始まり、米、オーストラリア/ニュージーランドの大学も参加している。Input、Process、
Output/Outcomeのステージに分けて何を測るべきかを定義している。大学全体としての研
究力や生産性をマネージできるようにすることを目指した取り組み。参加大学間でベンチ
マークすることにより経営効率を良し悪しを測ることができる。
http://www.snowballmetrics.com/
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生産性指標を使った例
• 活動量の計測が可能
• 計測単位を人・部局・機関・国と変えることで様々な単位で比較できる
Source: SciVal
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被引用度関連指標を使った例
• 被引用度の比較が可能
(上記例では、分野・出版年・ドキュメントタイプで正規化された数値)
• 計測単位を人・部局・機関・国と変えることで様々な単位で比較できる
Source: SciVal
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なぜ補正が必要か?
分野毎のIFの違いは最大30倍超
分野別最大Impact Factorが付いたジャーナルの例
Journal Title
Nature Materials
Cell
Circulation
Enterprise Information Systems
Journal of Physical Chemistry Letters
Journal of Finance
Forensic Science International - Genetics
American Journal of Bioethics
Genetics Selection Evolution
Logic Journal of the IGPL
Impact Factor 2012
35.749
31.957
15.202
9.256
6.585
4.333
3.861
3.597
2.859
1.136
Source: Journal Citation Reports, 2013,(Thomson Reuters)より弊社作成
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大学評価(例.第二期中期目標期間評価)
大学側は実績報告書を作成し提出する。
教育・研究に関して現況調査表を作成する。
http://www.niad.ac.jp/n_hyouka/kokuritsu/1261051_926.html 独立行政法人大学評価・学位授与機構「評価実施要項」【平成27年3月改訂版】
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“3 「研究の水準」の分析・判定”
研究の業績説明書を作成し、それを元に研究成果の状況を
分析することが必要
http://www.niad.ac.jp/n_hyouka/kokuritsu/1261051_926.html
独立行政法人大学評価・学位授与機構「実績報告書作成要項」【平成27年3月改訂版】
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研究業績説明書の作成
評価対象期間におけるSS/S区分の研究業績のみを選定して提出。
全教員の20%程度の目安
独立行政法人大学評価・学位授与機構「実績報告書作成要項」【平成27年3月改訂版】
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http://www.niad.ac.jp/n_hyouka/kokuritsu/1261051_926.html
独立行政法人大学評価・学位授与機構「実績報告書作成要項」【平成27年3月改訂版】
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研究業績の区分を客観的指標を以て自己判定することが必要
客観的指標とは?
独立行政法人大学評価・学位授与機構「実績報告書作成要項」【平成27年3月改訂版】
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客観的指標例として例示されているもの(例.理学)
第一期中期目標期間の現況分析において提出された研究業績に記された根拠・データのうち、
評価者が「SS」と判断するために用いた根拠・データ例(*)
・研究成果に基づく、学術面での受賞。
・ 著名な学術雑誌への掲載(適切な場合には、インパクトファクターなどの指標を学術雑誌の国際
的な評価に関する参考資料として用いることもありうる)
・ 学術雑誌や専門書での研究成果の紹介。
・ 被引用数や引用した人数。高被引用論文への選出。
・ 著名な論文や講演、レビュー論文、教科書等における研究成果の引用・紹介とその扱われ方。
・ 注目論文や優秀論文としての選出(たとえば掲載雑誌の中での選出や、年間優秀論文等と
しての選出、生物学でのFaculty of 1000 などのレビューに基づく評価)。
・ 著名な学術雑誌における研究動向解説論文・記事などによる解説。
・ 招待講演、基調講演。論文等の執筆依頼。
・ 論文のアクセス数やダウンロード数。ならびに、それらの値が高い論文への選出。
・ 再録雑誌への採択。
・ 著名な学会や採択が厳しい学会における発表の選定。
・ 新聞、一般向け科学雑誌、業界誌、テレビでの研究成果の紹介。
・ 教科書としての活用。
・ 研究成果を生んだ研究活動のための競争的研究費。研究成果に基づいて新たに獲得した競争
的研究費
・ 研究費による事後評価の結果。大学・組織等の外部評価の結果
*教育・研究水準の学系別評価基準のあり方にかかる調査研究報告書 http://www.niad.ac.jp/n_shuppan/project/syousai/3222_index.html
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・社会・経済・文化面での根拠・データ例
・ 社会・経済・文化面を重視した受賞。
・ 新聞、一般雑誌、業界誌、テレビでの紹介。
・ 初中等教育等の教科書における引用。
・ 書籍出版部数。
・ 研究装置・研究試料などの共同利用状況や利用者側での成果。
・ 国内および国際特許化。ライセンス契約やその収入。
・ 製品化・実用化、研究成果に基づく起業。
・ 国内外における政策や規制・ガイドライン等への貢献。
*教育・研究水準の学系別評価基準のあり方にかかる調査研究報告書 http://www.niad.ac.jp/n_shuppan/project/syousai/3222_index.html
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論文関連指標はどうつかうべき?(例.理学)
教育・研究水準の学系別評価基準のあり方にかかる調査研究報告書P.52-53より
http://www.niad.ac.jp/n_shuppan/project/syousai/3222_index.html
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研究業績評価に向けて大学側が準備しておくべきこと
(データベースから取得できる範囲は少なくとも収集しておく)
• 評価対象期間(2009 - 2015現在)までの自大学の機関名で出版されている論
文業績の抽出。(少なくともScopus等のデータベースに掲載されているもの)
• 各論文業績の被引用数の計測(Scopus等のデータベースを用いることで簡単
に計測できる)及び計測された被引用数の意味合い。(分野内でのその順位
パーセンタイル)
• 各論文が掲載されたジャーナルのジャーナル指標値とその意味合い
• 当該論文に関連してデータベースから取得できる情報
• メディアでの引用
• ダウンロード数
• Faculty of 1000
http://www.niad.ac.jp/n_hyouka/kokuritsu/1261051_926.html
独立行政法人大学評価・学位授与機構「実績報告書作成要項」【平成27年3月改訂版】
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論文情報を評価に使うときに気を付けるべきポイント/限界
• 論文指標はあくまでピアレビューによる評価の参考情報として用いる。
• ジャーナル指標(インパクトファクター等)を研究者個人の評価にせず、なるべく
論文ベースの指標を用いる。
• 日本からの成果論文のデータベースへの収載率が高い分野(医・歯・薬・農・生・
化・物)とそうでない分野(人文・社会科学)を考慮したうえで用いる
• 多くの共著者で書かれた論文は高インパクトの傾向となることがよくあるが、その
プロジェクトで当該研究者が果たした役割に応じた評価をする。
• 論文が発表されて間もない期間(0-1年)では個々の論文に対する被引用数は安
定していないため、被引用数が低いからといって低い評価を与えるべきではない。
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部局の研究力評価
• 基本的に大学レベルでの評価項目と整合性をとっておくべき
• 部局レベルの論文集合を後から収集・作成するのはかなり難しい
• 論文発表時に部局名を記載しない例が多い
• 論文に記載された部局名が正しくないケースが多い
• 研究者の異動が多く発生するため、研究者名と発表年合わせて確
認が必要
⇒ 日々の発表成果を登録・管理するデータベースが必要
• 正しい論文集合を作成することができれば、SciVal等のツールを使って他
大学や学内の他の部局と引用度に関連した分析が可能
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個人の研究力評価
• 通常、獲得研究資金、研究業績が基礎的な定量的指標として用いられる
• 個人レベルの論文集合を作成する。Scopus等のデータベースをうまく活
用することで主要な論文に関しては比較的容易に収集することが可能。
(分野による)
• しかし、日々自学から発表された論文は登録しておく仕組みが必要。
• 近年は社会的インパクトの説明を求められるケースも見られる(REF等)
• 正しい論文集合を作成することができれば、SciVal等のツールを使って引
用度に関連した分析が可能(部局内での比較、他大学との比較)
26
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27
(参考)関連サイト・文書等
• DORA (San Francisco Declaration on Research Assessment)
http://www.ascb.org/dora/
• Snowball Metrics
http://www.snowballmetrics.com/
• 独立行政法人大学評価・学位授与機構
• 国立大学及び大学共同利用機関の教育研究活動の評価
http://www.niad.ac.jp/n_hyouka/kokuritsu/1261051_926.html
「評価実施要項」【平成27年3月改訂版】
「実績報告書作成要領」【平成27年3月改訂版】
「評価作業マニュアル」【平成27年3月改訂版】
「第2期中期目標期間の教育研究の状況についての評価に関するQ&A」【平成27年9月改訂版】
• 教育・研究水準の学系別評価基準のあり方にかかる調査研究報告
- 学系別の教育・研究水準の評価にかかる参考例」2015 年 8 月
http://www.niad.ac.jp/n_shuppan/project/syousai/3222_index.html
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ご清聴ありがとうございました
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国⽴⼤学様向け
⾼インパクト論⽂の探し⽅セミナー
主催:エルゼビア・ジャパン株式会社
会期: 2015年12月15日(火) 14:30~ (受付開始:14:00~)
会場:ステーションコンファレンス東京 503会議室
配布⽤講演資料 2/2
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本⽇のプログラム
時間
講演タイトル/講演者
配布資料
14:30 - 14:35
開会の挨拶
エルゼビア・ジャパン(株) リサーチソリューションズ
リサーチマネジメント リージョナルディレクター 福﨑⼀郎
配布資料無
14:35~15:00
『論⽂情報を使った⼤学評価、部局評価、個⼈評価、⼤学としてやっておくべきことと、
できないこと』
エルゼビア・ジャパン(株) リサーチソリューションズ
リサーチマネジメント リージョナルディレクター 福﨑⼀郎
配布⽤講演資料 ½
をご参照ください。
15:00~16:00
『Scopusのご紹介』
エルゼビア・ジャパン(株) リサーチソリューションズ
ソリューションマネージャー 清⽔毅志
16:00~16:10
休 憩 10分間(Coffee break)
16:10~16:40
『Elsevier Research Intelligenceサービスのご紹介』
エルゼビア・ジャパン(株) リサーチソリューションズ
ソリューションマネージャー 恒吉有紀
本資料はこのセッションの資料と
なります。
16:40~17:00
質疑応答
配布資料無
閉会の挨拶
エルゼビア・ジャパン(株) リサーチソリューションズ
シニア・ソリューションマネージャー 柿⽥佳⼦
配布資料無
17:00
本資料はこのセッションの資料と
なります。
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Scopusを使った高インパクト論文の探し方
2015年12月15日
エルゼビア・ジャパン株式会社
ソリューションマネージャー
清水毅志([email protected])
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本日の予定
1. Scopusの概要
2. Scopusのユニークな特徴
3. Scopusを使った高インパクト論文の探し方
・高インパクト論文候補をスクリーニング
・高被引用論文の基準値の調査する
・特定論文のパーセンタイル調査
・特定論文の被引用以外の論文インパクト調査
・報告書への記載を正確かつ簡単に行う
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1. Scopusの概要
33
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1-1. Scopusの意味は?
(Phylloscopus Collybita)
「何千キロにも及ぶ遠く離れた目的地に、
正確に辿り着ける優れたナビゲーション機能を持つ渡り鳥」
「何千万件にも及ぶ膨大な学術情報から目的文献に、
正確に辿り着ける優れたナビゲーション機能を持つデータベース」
34
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1-2. Scopusとは?
「ジャーナルを幅広く収録した
世界最大級の抄録・引用データベース」
・学術ジャーナル→ 22,245 タイトル
Contents
・ブック→ 98,060 タイトル
・収録数→ 59,856,185 レコード
(2015年12月現在)
・自然科学、社会科学、人文科学をカバー
Coverage
・世界105ヵ国、5,000以上の出版社から収録
・最古の収録レコードは1827年から
・プロシーディングやローカルタイトルも網羅
・収録レコードや被引用数は毎日更新
・著者や研究機関の名寄せ機能
・ジャーナル発行前の閲覧は3,750タイトル
・個人や機関の研究分析機能
・複数論文の自動ダウンロード
・無料で利用できるAPI機能
Speed
Function
35
|
36
1-3. Scopus収録コンテンツの種類
化学・物理・工学
7,200タイトル以上
ジャーナル
会議録
書籍
特許
ヘルスサイエンス
6,800タイトル以上
査読誌 21,000タイトル以上
オープンアクセス 2,900タイトル以上
業界誌 362タイトル
イベント数 17,000
論文数 700万以上
ブックシリーズ
- 522タイトル
コンピュータ科学と
工学を中心に収録
単行本・百科事典
- 90,000タイトル以
上
2,700万の特許
- USPTO
- EPO
- WIPO
- JPO
- UKIPO
- 抄録は1823年まで遡る
ライフサイエンス
4,300タイトル以上
- 参考文献は1996年以降を収録 *
- Articles in Press 3,750タイトル以上
全分野を収録、
社会科学と人文科
学で特に重要
※Elsevier, Springer, Wiley-Blackwell,
Nature, IEEE, etc.
社会科学・
人文科学
5,300タイトル以上
- MEDLINEを100%網羅
* 1970~1995年の1,200万件の論文に参考文献を追加
・ 2014年第4四半期開始~2016年に搭載完了予定
・ Elsevier、Springer、APSの約400万論文の搭載済
タイトルリストなどの詳細情報: http://www.elsevier.com/solutions/scopus/content
|
1-4. Scopus収録コンテンツの出版社割合(タイトルベース)
10%
8%
5%
5%
2%
1%
Other
60%
1%
1%
1%
1%
1%
出典: Scopus title list (June 2014)
1% 1%
1%
37
|
38
1-5. 収録コンテンツの競合品比較
Scopus
データベース名称
Web of Science ( Cor e Collection)
Science Citation Ind ex Expand ed
Social Science Citation Ind e x
A rts & Humanities Citation Ind ex
データベースの概要
自然科学、社会科学から人文科学まで、幅広い Web of Scienceの中でこれまでSCIE、SSCI、
研究分野を単一パッケージとして網羅した世界 AHCIなど、独立していたコレクションを一つに
まとめた新パッケージ
最大の書誌引用データベース
Web of Scienceの自然科学分野
コレクション、コアジャーナルを中心に
収録した書誌引用データベース
Web of Scienceの社会科学分野
コレクション、自然科学分野も部分的に
含まれる
Web of Scienceの人文科学分野
コレクション、自然科学と社会科学の
両分野も部分的に含まれる
データベースの種類
書誌・引用データベース
書誌・引用データベース
書誌・引用データベース
書誌・引用データベース
書誌・引用データベース
収録レコードの種類
論文・総説・レター・プロシーディング・書籍など
論文・総説・レター・プロシーディング・書籍など
論文・総説・レターなど
論文・総説・レターなど
論文・総説・レターなど
作成機関
エルゼビア社
トムソン・ロイター社
トムソン・ロイター社
トムソン・ロイター社
トムソン・ロイター社
引用数情報の有無
有
有
有
有
有
収録対象の研究分野
自然科学・社会科学・人文科学
自然科学・社会科学・人文科学
自然科学
社会科学+自然科学の一部
人文科学+自然科学と社会科学の一部
最古文献の出版年
1823年~
1900年~
1900年~
1900年~
1975年~
総収録レコード数
5 9 , 4 8 3 ,8 2 8 件
5 9 ,4 7 6 , 20 2 件
45,529,119件
7,502,191件
4,514,383件
Articleレコード
( 4 0 , 3 6 4 ,5 8 4 件)
( 3 5 ,3 6 3 ,9 0 1 件)
(31,502,101件)
(4,110,303件)
(1,298,311件)
Proceedingレコード
( 7 , 1 4 2 ,5 5 4 件)
( 6 ,5 4 6 , 68 3 件)
(1,727,531件)
(133,599件)
(27,447件)
Reviewレコード
( 2 , 9 2 5 ,5 8 5 件)
( 1 ,3 4 3 , 15 2 件)
(1,226,528件)
(152,904件)
(43,835件)
1996年からの収録レコード数
3 7 , 3 7 1 ,3 1 7 件
3 3 ,7 2 0 , 76 1 件
25,488,476件
3,795,927件
2,255,777件
Articleレコード
( 2 4 , 7 9 7 ,4 7 9 件)
( 2 0 ,1 5 1 ,5 9 8 件)
-
-
-
Proceedingレコード
( 5 , 9 9 1 ,8 5 2 件)
( 5 ,3 1 0 , 62 9 件)
-
-
-
Reviewレコード
( 2 , 4 0 7 ,6 3 0 件)
( 1 ,0 0 3 , 35 1 件)
-
-
-
ウエブ利用時のプラットフォーム
Scopus
Web of Science
Web of Science
Web of Science
Web of Science
(2015年11月13日時点、国会図書館にて調査)
|
39
1-6. Scopus収録ジャーナルの採用基準
申請されたタイトルは、コンテンツ選定・諮問委員会によって、以下の14の量的、質的な
選定基準に照らし合わせて審査。 タイトルは以下の最低限の基準を満たす必要がある。
査読
ジャーナルの方針
• 説得力のある編集
コンセプト/ポリシー
• 査読のタイプ
• エディターの地域的な
多様性
• 著者の地域的な多様
性
英語の抄録
コンテンツの質
• 研究分野への貢献
• 抄録の明瞭さ
• 表明されている
aims & scopeと一致
しているか
定期的な出版
ジャーナルの評判
• Scopusにおける被引
用度
• エディターの評判
ローマ字表記の
参考文献
定期的な出版
• 出版スケジュールに
遅れがないこと
出版倫理の声明
オンライン対応
• コンテンツがオンライ
ンで利用できること
• 英語のホームページ
があること
• ホームページの質
• 論文の読みやすさ
情報ページ: http://www.elsevier.com/online-tools/scopus/content-overview
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2. Scopusのユニークな特徴
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2-1. Scopusのユニークな特徴
メディカル
工学・化学・物理
6,800誌
(タイトル数は分野重複あり)
7,200誌
ライフサイエンス
社会科学・人文科学
4,300誌
5,300誌
1.世界最大の収録数と研究分野
2.機関名の名寄せデータ
3.研究者氏名の名寄せデータ
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2-2. 機関名名寄せによる大学プロファイルの表示
世界の研究機関が名寄せされており、
自大学や他大学の研究活動状況(研究
分野比率、共同研究機関、発表雑誌、
アクティブな教員等)をリアルタイムで
調査することができます。
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2-3. 著者名名寄せによる教員プロファイルの表示
世界の論文著者名が名寄せされており、
特定研究者の研究活動状況(発表論文、
共著者、被引用数、h-index等)をリアル
タイムで調査することができます。
43
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44
2-4. 多数の視点からの論文インパクトを表示
論文による引用
・ 単純な被引用数
・ 分野を補正したインパクト
・ ベンチマーキング
学術的活動
社会的活動
Mendeley、CiteULikeなどの
文献管理ツールへの保存
Twitter、Facebookなどの
一般的なソーシャルメディア
学術的コメント
マスメディア
ブログ、出版後レビュー、
Wikipediaなどによる言及
新聞での記事紹介など
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2-5. 大学や研究機関以外でのScopusの利用
世界の高等教育評価システムで
世界のファンディング機関で
(Research Excellence Framework システム)
(ブラジル)
Australian Research Council
(Excellence in Research for Australiaプログラム)
(ポルトガル)
世界の大学ランキング作成機関で
(Chinaランキングのみ)
(Arabiaランキングにおいて)
日本の科学技術政策機関で
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3. Scopusを使った高インパクト論文の探し方
(画面操作によるデモンストレーション)
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3-1. 高インパクト論文の候補をスクリーニングする(1)
1. 機関名名寄せ機能を使って、「所属機関検索」から自大学の
大学プロファイルを表示する。
(医学部と附属病院が別になってることに注意)
2. 調査対象の出版年に限定する。(2010年~2015年)
3. 特定の分野に限定する。
4. 並び順を被引用数に変更する。
5. 必要と思われる上位論文の下記項目をエクスポートする。
・著者名
・論文タイトル
・出版年
・ジャーナル名
・巻号ページ ・被引用数
・DOI
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3-2. 高インパクト論文の候補をスクリーニングする(2)
1. 著者名名寄せ機能を使って、「著者検索」からインパクトの大きい
教員の研究者プロファイルからを論文リスト表示する。
2. 調査対象の出版年に限定する。(2010年~2015年)
3. 特定の分野に限定する。
4. 並び順を被引用数に変更する。
5. 必要と思われる上位論文の下記項目をエクスポートする。
・著者名
・論文タイトル
・出版年
・ジャーナル名
・巻号ページ ・被引用数
・DOI
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3-3. 高被引用論文の基準値を調査する (基準値フォーマット)
2010
ASJC
Subject
1000
General
1100
Agricultural and Biological Sciences(all)
1101
Agricultural and Biological Sciences (miscellaneous)
1102
Agronomy and Crop Science
1103
Animal Science and Zoology
1104
Aquatic Science
1105
Ecology, Evolution, Behavior and Systematics
1106
Food Science
1107
Forestry
1108
Horticulture
1109
Insect Science
1110
Plant Science
1111
Soil Science
1200
Arts and Humanities(all)
1201
Arts and Humanities (miscellaneous)
1202
History
1203
Language and Linguistics
1204
Archaeology
1205
Classics
1206
Conservation
1207
History and Philosophy of Science
1208
Literature and Literary Theory
1209
Museology
1210
Music
1211
Philosophy
1212
Religious studies
1213
Visual Arts and Performing Arts
Pub. #
1%
10%
2011
25%
50%
Pub. #
1%
10%
2012
25%
50%
Pub. #
1%
10%
25%
50%
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3-4. 高被引用論文の基準値を調査する
1. 調査する研究分野とそのASJC番号を決める
https://www.elsevier.com/solutions/scopus/contentから
Journal Title Listをダウンロードし、ASJC Code listを表示する
(例:Organic Chemistryの場合は1605となる)
Chemistry(all)
Chemistry (miscellaneous)
Analytical Chemistry
Electrochemistry
Inorganic Chemistry
Organic Chemistry
Physical and Theoretical Chemistry
Spectroscopy
1600
1601
1602
1603
1604
1605
1606
1607
2. 詳細検索画面にて、subjmain(1605) と入力して検索をおこなう
3. 被引用数順に並び順を変更し、特定出版年に絞り込む
・画面上で:総論文数の上位1%に該当する順位論文の被引用数を調べる
・Excel上で:全論文をエクスポートする(ただし上限は20,000件まで)
4. 基準値フォーマットにその被引用数を書き込む
5. 必要な分野と出版年で上記作業を繰り返す
50
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3-5. 特定論文のパーセンタイルを確認する
1. 高インパクトと思われる特定論文を、タイトル名やDOIで検索する。
(例)10.1016/j.cell.2006.07.024
2. 画面右側MetricsのView all metricsをクリックする。
3. Citation Benchmarkingの数値を確認する。
(99%は上位1%以内であることを意味する。)
4. CitationsタブのBenchmarking欄で研究分野を選択し、他分野での
パーセンタイルも確認する。
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3-6. 被引用以外の論文インパクトとは?
52
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3-7. 特定論文の被引用以外の論文インパクトを発見する
1. 高インパクトと思われる特定論文のタイトル名やDOIで検索する
(例)10.1016/j.cell.2006.07.024
2. 特許による引用回数や、その特許情報を確認する
3. 画面右側MetricsのView all metricsをクリックする
4. 上部の指標タブを表示しながら、特色のある項目を見つけ出す
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3-8. 特許引用の表示画面例
54
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3-9. 被引用以外の論文インパクトを発見する
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3-10. 報告書への記載を正確かつ簡単に行う
1. 報告書に記載する特定論文を検索する。
2. 下記項目をエクスポートし、CSVファイルで保存する。
・著者名
・論文タイトル
・出版年
・ジャーナル名
・巻号ページ ・被引用数
・DOI
3. 提出フォーマットのExcelにコピペする。
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3-11. 提出予定の研究業績フォーマット
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「国立大学様向け 高インパクト論文の探し方」
Elsevier Research Intelligence
サービスのご紹介
平成27年(2015年) 12月
エルゼビア・ジャパン株式会社
ソリューション マネージャー 恒吉 有紀
[email protected]
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1) 部署が提出してきた研究業績が、
どの分野で、どの位の水準なのか?
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2) 自学の高インパクトの論文業績が
部署から提出された業績から漏れていること
はないか?
60
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高インパクト論文分析レポート
大学の課題(例)
本レポートでわかること
• 2010-2015年の6年間の高被引用論文を把握したい。
• 高引用論文が334分野のどの分野で上位に位置するかがわかり、結果把
握に有用です。
• 部局が提出してくる業績集から、高インパクトの研究成果が
漏れないようにしたい。
• 近年の研究成果等の参考にできるジャーナル指標が分野別に上位に位
置するかがわかり、被引用数の補完説明に有用かどうかが判断でき有用
です。
• 部局が提出してくる業績集の特に新しい論文は、被引用数
が少なくてもきちんと魅力的に見えるような説明をつけたい。
分析例
お客様の声
目次
• XXX大学文献リスト
(分野別引用上位
パーセンタイル付)
• 分野別被引用数水
準データ表
• 分野別ジャーナル指
標(SNIP)水準デー
タ表
•
分野別被引用数水準データ表
!!
評価に使われる指標を十分に考
慮してから報告書作成に取り掛
かれるので、とても有用だ。
•
表. XXX大学文献リスト(分野別引用上位パーセンタイル付)
•
分野別ジャーナル指標(SNIP)水準データ表
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3) 部局の業績の「質の向上」を示す
エビデンスを簡単に入手する方法はないか?
62
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63
部局分析レポート
大学の課題(例)
本レポートでわかること
• 2004-2009年の第1期に比べ、2010-2015年の第2期はどの
部門がどのように向上したのかを把握したい。
• 部局(学部、研究科、研究所)別に研究力を評価したい。
• 研究力が高い、または伸びている部局を特定したい。
• 部局ごとの研究パフォーマンスが分かり、学部別評価などに有用です。
• 各部局の注力分野とその変遷が分かります。そのインパクトを測ることで、
当該部局が大学全体の研究力向上に寄与してきたかどうかが分かりま
す。
• 自大学は〇〇分野が強いと思っているが、実際にいい論
文を発表している部局がどこか、正確には分からない。
(例:工学分野の論文を発表する部局は、
工学部以外にも、附置研究所などたくさんある)
• 部局間の共著状況、及び共著論文のパフォーマンスが分かります。
分析例
例4) 高被引用文献率
例3) 分野別部局シェア
総文献数
お客様の声
目次
生
物
系
)
)
情
報
系
(
(
総
合
系
)
)
人
文
系
(
(
工
学
系
)
)
医
学
系
(
(
理
学
系
)
)
(2) FWCIの推移
理
学
系
(
(1) 文献数の推移
A B C D E F G H
(
1. 部局別研究業績
Top10
%
Top5
%
Top1
%
2. 部局別の強み分野分析
図. 部局DのEngineering分野における高被引用文献率
(1) 高被引用文献率
総文献数は増加傾向。Top10%, Top 5%論文率は上昇傾向だ
が、Top 1%論文は依然少ない。トップ層に食い込めていない。
(2) 部局別分野シェア
(1) 部局間共著状況
センターC
センターA
例5) 部局間共著状況
センターB
(3) 分野別部局シェア
3. コラボレーション
!!
これまでは、大学レベルもしくは
研究者レベルでしか研究力分析
を行えなかった。大学として施策
を取るのは主に学部などの部局
レベルである。このレポートで初
めて、部局毎の研究力が見えて
きた。
重点投資するべき研究科(学部)
と附属研究所が明確になったと思
う。
(2) 部局別国際共著率
図. Biochemistry分野における部局シェア
Biochemistry分野の主力部局は、90年代は
BとCであったが、徐々にシェア下落。
H(生物系の研究センター)も同様に下落。
2004年の国立大学法人化に伴う組織再編
以降、代わってE,Fがシェアの一角を占める
ようになる。E, Fはどちらも総合科学系部
局。
センターA
センターB
センターC
高
図. 部局間共著マトリクス
センターA, Bは工学系との、センターCは理学系研究科との共著
割合高い。しかし、最も共著割合が高いのは、センターAとセン
ターCである。 3センターとも、医学系研究科との共著は少な
い。
工学部は、土木・機械から生命科
学領域まで幅広い分野の研究者
がいるが、その幅の広さや、主要
分野の変遷がデータで裏付けら
れた。組織再編計画の資料として
有用だ。
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4) 今後、部局ごとの業績のトラッキングをす
るにはどうしたらよいか?
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SciValに部局組織を反映
大学の課題(例)
• 部局(学部、研究科、研究所)別に研究力を評価したい。
• 研究力が高い、または伸びている部局を特定したい。
本手法でわかること
• 学部別評価や各部局の注力分野、その変遷、インパクト等、1)の部局分
析レポートでわかることを、SciVal上で確認することができます。
• SciValにあるその他の指標を用いて、自在に分析可能です。
• 自大学は〇〇分野が強いと思っているが、実際にいい論
文を発表している部局がどこか、正確には分からない。
(例:工学分野の論文を発表する部局は、
工学部以外にも、附置研究所などたくさんある)
部局別に整理した論文セットをSciValのPublication setに反映
SciVal搭載の指標例
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5) トラッキングだけではなく、業績目標も
設定してマネージするツールはあるのか?
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Pureによる部局別研究活動のマネジメント(1)
研究業績を短時間で把握し、常にマネジメントとオンタイムでシェアする
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Pureによる部局別研究活動のマネジメント(2)
部局毎の研究費申請・獲得数、文献数、それらの達成度を把握する
実績
↓
目標
↓
差 達成度
↓
↓
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Pureによる部局別研究活動のマネジメント(3)
教員一人当たりの研究費獲得状況を一覧で把握する
申請額
↓
獲得額
↓
予算
↓
支出
↓
文献数
↓
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Pureによる部局別研究活動のマネジメント(4)
学内でのつながり、学外とのコネクションを調べる
70
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お問い合わせ先
• 柿田佳子(かきたよしこ)
[email protected]
• 清水毅志(しみずたけし)
[email protected]
• 恒吉有紀(つねよしゆき)
[email protected]
03-5561-5034(代表)
71
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ご清聴ありがとうございました
www.elsevier.com/research-intelligence
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