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米国 住宅販売の予想を上回る下落も安定成長

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米国 住宅販売の予想を上回る下落も安定成長
Weekly Global Economy
米国 住宅販売の予想を上回る下落も安定成長シナリオを崩すには至らず
06年8月28日(月)
~住宅販売はデフレ懸念に伴う金利低下によって押し上げられた直前の水準を依然上回る~
第一生命経済研究所 経済調査部
桂畑
誠治(かつらはた せいじ)
(03-5221-5001:[email protected])
目次
1.景気・金融情勢(表)
:金利上昇により7月の住宅販売の減少ペース加速
・・・・P2
2.景気見通し(表)
:潜在成長率を小幅下回る成長に減速
・・・・P4
3.景気・金融情勢と見通し(解説):インフレ加速の回避により政策金利が据え置かれ安定成長持続・・・・P5
4.先週の金融情勢(解説・チャート)
:予想を下回る住宅販売を受け景気に対する懸念が強まり、
債券利回り低下、株安が進んだ。他方、ドル円相場は日
本の年内利上げ観測後退から円売り
・・・・P14
5.今週の経済指標等予測
:PCEコアデフレーター、雇用統計、IMS製造業景気指数に注目
・・・・P17
要約
・ 米景気は、8月中旬にかけて安定的な拡大ペースを維持している。今後、住宅投資の減少が続くものの、
個人消費が底堅く、設備投資が堅調さを維持し、潜在成長率程度の成長が持続すると予想される。
・ 家計部門では、8月入り後の消費は、チェーンストア小売が前月から拡大する一方、自動車販売が小幅
減少するなど、過熱感はない。今後の個人消費では住宅部門からの資金調達の拡大ペース鈍化が抑制要
因となる。しかし、企業の効率性の高まりによって深刻な在庫調整、雇用調整に陥るリスクが小さく、
雇用・所得の拡大が続くこと等から、2007年前半にかけて実質個人消費は前期比年率+3%弱の安定的
な伸びを維持すると見込まれる。
・ 住宅販売は7月に減少ペースが加速したが、デフレ懸念に伴う金利低下によって押し上げられた直前の
水準を依然上回っている。年末にかけて、住宅販売はこれまでのモーゲージ金利の上昇により減少傾向
を辿るものの、雇用・所得の拡大、実質長期金利が低いことなどから、緩やかなペースで減少すると予
想される。しかし、住宅販売に4ヵ月先行するモーゲージ金利は足下で低下に転じ、今後も大幅に上昇
しなければ、雇用・所得の拡大が続くなか、年明けにも住宅販売の減少に歯止めがかかると予想される
。
・ 企業部門では、競争力強化の必要性、稼働率の上昇、オフィスビル空室率の低下等を背景に設備投資需
要は強いと考えられる。また、資金面では業績の拡大持続によって潤沢なキャッシュフローが維持され
るとみられ、投資を行い易い環境にあり、設備投資は堅調さを維持すると予想される。実際、7月の非
国防資本財受注(除く航空機)は、7月に前月比+1.5%(6月同+1.4%)と加速し、4~6月期対比
年率+11.6%と4~6月期の前期比年率+4.3%から急増した。
・ インフレ面では、特に指標の公表がなかった。最近数ヶ月前月比+0.2%と安定しているPCEコアデ
フレーターは、今後も価格転嫁率の低下によって同+0.2%が続くとみられ、PCEコアデフレーター
はFOMC見通しのレンジ内にとどまろう。
・ 以上のような環境のもと、今後も追加の利上げは回避され、消費・投資の2大国内需要が堅調さを保と
う。このため、2006年後半の実質GDPは前期比年率+3%を小幅下回る程度の安定的なペースが予想
される。
・ 今週の注目指標:今週は、重要な経済指標の発表が相次ぐ。CB消費者信頼感指数、PCEコアデフレ
ーター、ISM製造業景気指数、雇用統計が公表される。FOMC議事録では、足下でインフレの加速
回避と、景気の減速が続くなか、サプライズはないとみられる。インフレ面では、PCEコアデフレー
ターでインフレが前月比で加速していないことが確認されよう。景気面では、雇用統計で安定的な景気
拡大が示されよう。その後、ISM製造業景気指数が景気減速を示すと予想され、株価は弱含みの展開、
債券利回りは一段の低下が見込まれるが既に景気減速を織り込む形で大幅に低下しており、低下余地は
限定的なものとなろう。(P17に詳細)。
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
1
1.景気・金融情勢(表):金利上昇により7月の住宅販売の減少ペース加速
週次統計
分野
経済指標
家計部門 消費 ICSC・UBSWチェーンストア売上高(前週比、%)
レッドブック小売統計(前月同週比、%)
ABC NEWS/ワシンントンポスト INDX
雇用 新規失業保険申請件数(千件)
(4週間移動平均、千件)
失業保険受給者総数(千人)
失業保険受給者比率(%)
所得 住宅ローン借換指数
住宅 購入用ローン申請件数
金融
NYダウ
(前週末比)
SP500
(前週末比)
市場 NASDAQ
6月23日
▲ 0.4
7月7日 7月14日 7月21日 7月28日
0.2
▲ 0.6
0.2
0.9
8月4日 8月11日 8月18日 8月25日
▲ 0.2
▲ 0.0
▲ 0.2
3.4
3.5
2.4
2.1
2.8
3.2
3.2
3.3
▲ 10
▲ 10
▲9
▲ 11
▲ 10
▲ 12
▲ 15
▲ 14
315
334
305
299
312
322
314
313
306
318
317
313
313
310
312
315
2448
2498
2465
2432
2473
2501
2492
1.9
1.9
1.9
1.9
1.9
1.9
1.9
1356
389.0
1400.5
425.0
1377.6
398.5
1385.2
389.0
1417.2
376.2
1518.1
388.9
1587.5
385.9
1608.5
382.2
10989.09 11090.67 10739.35 10868.38 11219.7 11240.35 11088.03 11381.47 11284.05
▲ 0.2
▲ 0.5
▲ 3.2
1.2
3.2
0.2
▲ 1.4
2.6
▲ 0.6
▲ 0.4
▲ 2.3
0.3
3.1
0.1
▲ 1.0
2.8
▲ 0.6
2121.47 2130.06 2037.35 2020.39 2094.14 2085.05 2057.71 2163.95 2140.29
(前週末比)
▲ 0.4
▲ 1.9
▲ 4.4
▲ 0.8
3.7
▲ 0.4
▲ 1.3
5.2
MMF
2113.0
2138.0
2139.0
2148.0
2149.0
2171.0
2176.0
2196.0
(前週末比)
▲ 0.9
1244.50 1265.48 1236.20 1240.29 1278.55 1279.36 1266.74 1302.30 1295.09
▲ 1.1
0.3
1.0
0.0
0.4
0.0
1.0
0.2
0.9
5.00
5.25
5.25
5.25
5.25
5.25
5.25
5.25
5.25
3ヶ月物利回り
4.960
5.001
5.064
5.080
5.064
5.080
5.090
5.090
5.101
2年債利回り
5.228
5.151
5.069
5.047
4.994
4.899
4.975
4.845
4.785
5年債利回り
5.210
5.116
5.031
4.994
4.920
4.834
4.916
4.788
4.750
10年債利回り
5.228
5.151
5.069
5.047
4.994
4.899
4.975
4.845
4.785
30年債利回り
5.258
5.190
5.119
5.095
5.072
4.991
5.098
4.983
4.926
ドル円
116.52
114.05
116.10
116.13
114.74
114.22
116.04
115.68
117.30
ユーロ円
145.80
146.20
146.63
147.21
146.16
147.28
147.92
148.37
149.67
ユーロドル
1.251
1.282
1.263
1.268
1.274
1.289
1.275
1.283
1.276
ドルポンド
1.820
1.851
1.836
1.859
1.864
1.910
1.895
1.881
1.888
スイスフランドル
ドル元
1.247
8.000
1.222
7.994
1.236
7.996
1.237
7.990
1.233
7.979
1.221
7.978
1.239
7.973
1.234
7.974
1.238
7.969
FFレート誘導目標
(注)金融指標は週末値。
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
2
月次統計
分野
方向性(現在)
水準
家計部門 消費
+
雇用
+
所得
+
住宅
-
企業部門
+
物価
(コア)
+
2006年
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
小売売上高(前月比、%)
3.0 ▲ 0.8
0.7
0.7
0.2 ▲ 0.4
1.4
除く自動車売上高(前月比、%)
2.7 ▲ 0.2
0.6
0.7
0.8
0.1
1.0
自動車販売
1748
1657
1654
1664
1610
1630
1724
実質個人消費
0.4
0.4
0.1
0.2
0.2
0.2
ミシガン大消費者センチメント
91.2
86.7
88.9
87.4
79.1
84.9
84.7
78.7
CB消費者信頼感指数
106.8 102.7 107.5 109.8 104.7 105.4 106.5
非農業部門雇用者数(前月差、千人)
154
200
175
112
100
124
113
ISM製造業雇用指数
51.3
55
52.5
55.8
52.9
48.7
50.7
ISM非製造業雇用指数
51.1
58.2
54.6
56.5
58
52
54.5
求人広告指数
38
39
37
35
33
33
失業率(%)
4.7
4.8
4.7
4.7
4.6
4.6
4.8
C&G企業レイオフ計画件数(人)
103466 87437 64975 59688 53716 67176 37178
実質可処分所得(前月比、%)
▲ 0.1
0.1 ▲ 0.0
0.1 ▲ 0.0
0.4
住宅ローン借換指数
1666.0 1633.2 1594.3 1528.4 1465.9 1420.3 1395.1 1571.4
住宅着工件数(年率、千戸)
2265
2132
1972
1832
1953
1841
1795
新築住宅販売(年率、千戸)
1173
1038
1121
1121
1130
1120
1072
中古住宅販売(年率、千戸)
6570
6900
6900
6750
6710
6600
6330
住宅市場指数
57
56
54
51
46
42
39
32
ISM製造業景気指数
54.8
56.7
55.2
57.3
54.4
53.8
54.7
ISM非製造業景気指数
56.8
60.1
60.5
63.0
60.1
57.0
54.8
フィラデルフィア連銀製造業景況指数
3.3
15.4
12.3
13.2
14.4
13.1
6.0
18.5
NY連銀製造業景気指数
20.12 21.02 29.03 15.81 12.94 29.01 16.58 10.34
鉱工業生産(前月比、%)
▲ 0.1
0.4
0.5
0.8
0.0
0.8
0.4
製造業生産(前月比、%)
0.9 ▲ 0.2
0.4
0.9 ▲ 0.1
0.8
0.1
81.1
81.3
81.8
81.7
82.3
82.4
稼働率
80.9
製造業受注(前月比、%)
▲ 2.7
0.1
4.0 ▲ 2.0
1.0
1.2
製造業出荷(前月比、%)
0.7 ▲ 1.6
1.0 ▲ 0.1
2.5 ▲ 0.3
製造業在庫(前月比、%)
0.9 ▲ 0.5
0.9
1.0
0.7
0.8
製造業在庫率(ヶ月)
1.15
1.16
1.16
1.17
1.15
1.16
輸送機器を除く製造業受注(前月比、%)
2.5 ▲ 2.5
2.5
0.2
1.7
0.1
輸送機器を除く非国防資本財受注(同上)
2.1 ▲ 1.0
3.4 ▲ 2.1
1.3
1.4
1.5
PCEコアデフレーター(前月比、%)
(前年同月比、%)
消費者物価(前月比、%)
消費者物価コア(前月比、%)
生産者物価(前月比、%)
生産者物価コア(前月比、%)
0.2
2.0
0.7
0.2
0.3
0.4
0.2
2.0
0.1
0.1
▲ 1.2
0.3
0.3
2.0
0.4
0.3
0.4
0.2
0.2
2.2
0.6
0.3
0.9
0.1
0.2
2.2
0.4
0.3
0.2
0.3
0.2
2.4
0.2
0.4
0.3
0.2
0.5
0.1
0.2 ▲ 0.3
(注1)矢印は現在のモメンタムを示す
(注2)水準の+は拡大、-は縮小を示す
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
3
2.景気見通し(表):潜在成長率を小幅下回る成長に減速
方向性
コメント
現状
見通し
7 -9 月 期
水準
1 0 - 12 月 期
水準
景況感
+
+
年 央 に ピークを つ け 緩 や か に 鈍 化
実質GDP
+
+
潜在成長率を小幅下回る成長が持続
個人消費
+
+
ガソリン価 格 の 上 昇 等 に よ り 減 速
住宅投資
-
-
金利上昇を受け縮小
設備投資
+
+
潤 沢 な キ ャ ッ シ ュ フ ロ ー等 を 背 景 に 好 調 持 続
在庫投資
+
+
積み増しに慎重な姿勢は変わらず
政府支出
+
+
補正が下支え
輸出
+
+
ドル安効果でNAFTA向けに増加
輸入
+
+
前期の減少により一旦拡大
(注 1) 景 況 感 は ISM統 計 な ど の 動 き
(注 2) 矢 印 は 今 期 の 前 期 か ら の モ メ ン タ ム を 示 す
(注 3) 水 準 の + は 拡 大 、 - は 縮 小 を 示 す
(注 4) 見 通 し は 来 期 の 今 期 か ら の モ メ ン タ ム を 示 す
米国GDP予測表
(季節調整済み、%、10億ドル)
2005年
2006年
2007年
2008年
2004年 2005年 2006年 2007年
(実績)(実績)(予測)(予測) 7~9 10~12 1~3 4~6 7~9 10~12 1~3 4~6 7~9 10~12 1~3
実質GDP
3.9
3.2
3.5
2.9
個人消費
3.9
3.5
3.1
2.8
住宅投資
9.9
8.6
▲0.8
▲1.9
設備投資
5.9
6.8
7.5
8.0
在庫投資
53.4
0.4
1.9
19.7
▲0.3
0.9
52.3
0.3
2.1
52.4
0.0
2.3
▲590.9
▲619.2
▲638.5
輸出
▲0.7
9.2
▲0.3
6.8
▲0.2
8.4
輸入
10.8
6.1
6.6
6.0
実質国内需要
4.4
3.3
3.4
3.0
実質最終需要
3.5
3.6
3.2
2.9
実質国内最終需要
4.0
3.6
3.2
3.1
名目GDP
6.9
6.3
6.7
5.4
2.84
3.03
3.17
2.49
政府支出
純輸出
GDPデフレーター
4.2
3.4
3.9
3.8
7.1
9.1
5.9
6.4
▲12.7
▲0.2
3.4
1.0
1.8
3.1
0.8
2.9
▲1.0
9.0
5.2
5.6
43.5
2.0
▲1.1
1.2
5.6
3.7
4.8
3.4
▲0.3
6.1
13.7
7.4
41.2
▲0.1
4.9
2.0
2.5
3.5
2.5
3.0
▲6.3
▲0.2
2.7
6.8
52.6
0.4
0.6
1.9
3.0
3.2
3.0
2.8
▲8.6
▲4.1
9.6
7.7
56.0
0.1
3.0
1.8
2.7
3.4
2.9
3.3
▲2.8
▲4.5
7.1
8.2
59.4
0.1
2.2
2.7
2.9
2.8
2.9
2.8
▲0.7
▲4.7
8.6
7.0
53.4
▲0.2
2.2
2.0
2.7
2.8
2.8
2.9
0.3
▲3.0
7.5
8.2
49.4
▲0.1
2.6
2.5
3.3
2.9
2.7
2.8
1.1
▲0.5
8.8
8.0
48.4
▲0.0
2.6
2.4
3.2
3.0
3.0
2.8
2.2
0.7
10.1
8.7
58.4
0.3
1.2
2.1
3.3
3.1
3.2
2.9
▲0.2
0.9
8.4
8.7
63.4
0.2
2.0
2.1
▲676.7
▲607.6
▲636.6
▲636.6
▲627.1
▲637.3
▲652.9
▲659.2
▲673.3
▲676.0
▲698.3
▲713.9
▲0.3
6.0
▲0.1
3.2
6.8
2.5
4.9
4.0
3.3
4.4
4.0
4.2
3.8
7.6
6.6
3.3
3.1
▲1.0
9.6
6.7
13.2
5.2
2.7
3.1
▲0.3
3.2
0.7
3.2
5.1
6.4
3.3
3.1
0.0
14.0
9.0
9.1
6.4
5.3
3.6
5.7
3.8
5.4
3.7
9.0
6.9
3.3
3.1
0.3
3.3
7.4
0.2
6.1
2.0
3.5
2.1
2.9
1.6
3.0
5.8
6.9
3.3
3.3
▲0.4
9.7
9.1
8.7
7.7
3.2
3.3
2.9
2.6
3.1
2.7
6.1
6.5
3.3
3.3
▲0.5
6.3
8.2
7.5
6.3
3.0
3.4
2.6
3.3
2.9
3.3
5.1
6.5
2.4
3.1
▲0.2
4.6
5.9
4.4
5.1
3.0
2.8
3.2
2.7
3.2
2.7
5.2
5.5
2.2
2.8
▲0.5
6.1
6.6
7.0
6.9
3.0
3.1
2.9
2.9
3.2
3.1
4.9
5.3
2.2
2.5
▲0.1
6.0
5.7
4.5
5.8
3.2
3.1
3.4
3.0
3.3
3.2
5.7
5.2
2.4
2.3
▲0.8
5.9
5.6
8.5
6.1
3.7
3.2
2.9
3.1
3.4
3.3
5.6
5.3
2.4
2.3
▲0.5
8.8
6.7
9.0
7.2
3.6
3.4
3.1
3.1
3.4
3.3
4.8
5.3
2.3
2.3
予測
(注1)在庫増減、純輸出の欄の上段数字は実額(10億ドル)、下段は寄与度。
(注2)その他の項目の上段数字は前期比年率、下段は前年同期比。
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
4
3.景気金融情勢・見通し(解説): インフレ加速の回避により政策金利が据え置かれ安定成長持続
年後半は3%弱の成
長が予想される
景気動向では、4~6月期の実質GDP成長率(速報値)は、前期比年率+2.5%(前年
同期比+3.5%)と1~3月期の同+5.6%から減速した。ただし、4~6月期の実質GDP
成長率は、速報後に公表された基礎統計が商務省の予想を上回ったため、在庫投資、設備投
資等の上方改定によって、同+3.0%に上方修正されると見込まれる。
7月以降の家計部門では、小売売上高が7月に加速した後、8月は同水準で推移している
一方、住宅投資は縮小傾向を辿っている。企業部門では、耐久財受注(除く輸送機器)が7
月に3ヵ月移動平均・3ヵ月前対比年率で+15.3%(前月+10.8%)と高い伸びを維持して
おり、8月も製造業は堅調さを維持していることが示された。このように、8月の景気動向
は、過熱も大幅な減速もしていない状態と判断される。
年内の実質GDP成長率は、住宅投資が減少するものの設備投資の堅調持続、個人消費の緩
やかな拡大を背景に、前期比年率+3%を小幅下回る程度の安定的なペースが予想される。
需要別には、金利の高止まりによって住宅投資が減少するが、個人消費は雇用・所得の拡大、
自動車部門での販促等によって、安定的な拡大が予想される。加えて、良好な企業収益を背
景とした潤沢なキャッシュフローや投資需要の高まりを背景に設備投資の堅調が持続しよ
う。
PCEコアデフレ
ーターは前月比+
0.2%が続く見通し
インフレ面では、原油価格が高止まりしているものの財価格の低位安定など、価格転嫁率
の低下した状況に変化はみられない。
FRBが重視しているPCEコアデフレーター(帰属家賃の影響がCPI統計よりも小さ
い)は6月に前年同月比+2.4%に加速している。もっとも、FOMCの最新の見通しでは、
PCEコアデフレーターは2006年10~12月期に前年同期比+2.25~2.50%が予想されてお
り、6月は見通しのレンジ内である。さらに、前月比でみても特殊要因による帰属家賃の押
し上げの影響を受けているにもかかわらず4、5、6月と3ヵ月連続で+0.2%と安定して
いる。
今後も、競争激化、生産性の向上による価格転嫁率の低下した状況に変化は生じないとみ
られることから、PCEコアデフレーターは7月以降も前月比+0.2%を維持し、FOMC
見通しのレンジ内にとどまると予想される。
FRBは、年内政策
金利を据え置く公算
が大きい
金融政策については、先週地区連銀総裁がインフレに対する警戒を示した。グイン・アト
ランタ連銀総裁はFOMC声明文で示された利上げの可能性を指摘するにとどまった。一方、
モスコウ・シカゴ連銀総裁はインフレが高止まるリスクは景気が失速するリスクより高い。
そのため、インフレ率を許容範囲へ引き戻すには、いくらかの追加の利上げが必要かもしれ
ないと、利上げの可能性が高いことを示唆した。しかし、足下で公表されている経済指標か
らFOMCのコンセンサスは景気減速、それに伴いインフレ圧力が緩和するとの見方に変化
は生じていないと判断される。また、シカゴ連銀総裁の発言内容がFOMCメンバー内での
少数派の意見であることや、同総裁は今年FOMCでの投票権を持っていないことから、政
策決定への影響は小さいとみられる。
足下まで米国経済は潜在成長率程度の成長が持続していることに加えて、一段のインフレ
加速が回避されている。今後も潜在成長率程度の成長持続、インフレ圧力の一段の高まりが
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
5
避けられると予想されることから、FRBは2007年1~3月期にかけて政策金利を5.25%に
据え置き、様子見を続ける公算が大きい。ただし、声明文では、景気は底固く推移するとみ
られることや、川上からのインフレプレッシャーの残存、景気に遅行するインフレ関係統計
の上ぶれの可能性があることから、長期金利の過度の低下による景気の押し上げ、期待イン
フレ率の高まりによるインフレ加速を避けるために、当面追加の利上げを示唆する文言を残
すと見込まれる。
市場の金融政策見通しの変化を示すFF金利先物をみると、追加利上げの織り込み度合い
は、8月8日FOMCでの政策金利の据え置きを受け低下し、その後8月25日にかけて一段
と低下している。また、FF金利先物のイールドカーブは、先に行くほど利上げの織り込み
度合いが小さくなっており、2007年にインフレが落ち着くとの見通しを強めていることを示
唆している。
FOMCスケジュール
2006年
8月8日
9月20日
10月24-25日
12月12日
2007年
1月30-31日
3月20-21日
5月9日
6月27-28日
8月7日
9月18日
10月30-31日
12月11日
1月29-30日
2008年
(%)
FF金利先物のイールドカーブ
5.38
5.36
5.34
5.32
5.30
5.28
8/8
5.26
8/7
8/25
5.24
5.22
5.20
FF
FF1
FF2
FF3
FF4
FF5
FF6
FF7
FF8
以下では、需要項目別の動向をみていく。
雇用の拡大等を背景
に個人消費は年内底
固く推移
●個人消費:足下消費者マインドの悪化も前期比年率+3%程度の勢いを維持
8月入り後、原油・ガソリン価格や公益費の上昇もあり、消費者マインドは前月から悪化
している。同時期の消費動向では、8月第1~3週平均のチェーンストア売上高は7月の水
準を上回っている。一方、8月の自動車販売が販促の継続効果もあり7月の水準を小幅下回
っているとみられることから、足下で実質個人消費は前期比年率+3%程度の勢いを維持し
ていると考えられる。
今後、金利やガソリン価格が上昇すれば小売売上高は縮小する可能性が高い。しかしなが
ら、自動車部門で販促が継続されていること、企業の効率性の高まりによって深刻な在庫調
整、雇用調整に陥るリスクが小さく雇用・所得の拡大が続くこと等から、年内の実質個人消
費は前期比年率+3%を維持すると見込まれる。
足下での雇用の拡大
ペースは過熱感も停
滞感もない
次に消費関連統計を詳細にみる。雇用情勢では、7月の雇用統計調査週(7月15日に終わ
った週)以降も雇用情勢に変化はみられず、安定的な拡大が持続していると判断される。8
月19日に終わった1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)が31.3万件と前週の31.4
万件から0.1万件減少した一方、トレンドを示す4週間移動平均は31.5万件と前週の31.2万
件から増加するなど方向感に乏しい。
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
6
(千人)
550
新規失業保険申請件数の推移
実数
500
4週間移動平均
450
400
350
300
2006/7/7
2005/7/7
2005/11/7
2006/3/7
2005/3/7
2004/11/7
2004/7/7
2004/3/7
2003/7/7
2003/11/7
2002/11/7
2003/3/7
2002/7/7
2001/7/7
2001/11/7
2002/3/7
2001/3/7
2000/7/7
住宅資産からの資金
調達拡大ペースは鈍
化傾向
2000/11/7
250
所得面では、住宅関連資産からの資金調達の一種であるモーゲージ・ローンのリファイン
ナンスは、景気が堅調な中、早すぎる長期金利の低下を映じて8月第3週まで5週間連続で
前週から増加している。一方、もう一つの資金調達手段であるホーム・エクイティ・ローン
(*)は住宅価格の伸び鈍化を映じて7~9月期にかけて拡大ペースが減速している。住宅
関連資産からの資金調達動向では、全米住宅価格と概ね同様の動きをする中古住宅販売価格
は、7月に前年同月比+0.8%と95年5月以来の低い伸びとなった。4~6月期の前年同期
比+2.7%から鈍化していることから、ホーム・エクイティ・ローン〔住宅の純資産価値(住
宅の時価からモーゲージ・ローンの未払残高を除いた部分)を担保に借り入れ枠を設定する
こと〕は7~9月期に拡大ペースがさらに鈍化すると見込まれる。このような住宅資産から
の資金調達は、借入・借り換え申請から1四半期程度遅れて家計の流動性に影響を与えるこ
とから、10~12月期の家計の流動性増加ペースは一段と鈍化しよう。
(90=100)
12000
モーゲージ金利と借り換えの推移
(%)
借り換え(左)
モーゲージ金利(30年、右、逆目盛)
10000
4.5
5.0
5.5
6.0
8000
6.5
6000
7.0
7.5
4000
8.0
8.5
2000
9.0
0
9.5
93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06
(出所)MBA
8月の消費者マイン
ドは再び悪化
可処分所得の拡大が続く中、それがどの程度消費されるかは、消費者マインドの水準・変
化もある程度影響を与える。8月の消費者マインド統計では、8月22日までの1週間の週次
消費者信頼感指数(ABC/ワシントンポスト紙)は▲14と前週から上昇したものの、8月平均では
▲13.7と7月平均値の▲10.0を下回っている。
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
7
ABC/ワシントンポスト紙消費者信頼感指数
-6
-8
-10
-12
-14
-16
-18
1
足元個人消費は前期
比年率+3%程度で
拡大中
2
3
4
5
6
7
8
以上のような消費を取り巻く環境のもと、8月第3週の小売売上高が前週▲0.2%と3週
間連続で前週比下落したものの、8月平均では7月の水準を上回っている。一方、8月の自
動車販売は7月から小幅減少している模様であり、8月の個人消費は7月と同程度の水準
(前月比変わらず)を維持していると予想される。
これらのことから、7~9月期の実質個人消費は前期比年率+3%程度のペースで拡大し
ていると判断される。
ICSC・UBS小売売上高
8月
485
(%)
週間小売統計(前年同週比)
10
ICSC・UBS
475
8
465
6
455
445
4
435
2
425
0
415
405
2002/1/4
2002/3/4
2002/5/4
2002/7/4
2002/9/4
2002/11/4
2003/1/4
2003/3/4
2003/5/4
2003/7/4
2003/9/4
2003/11/4
2004/1/4
2004/3/4
2004/5/4
2004/7/4
2004/9/4
2004/11/4
2005/1/4
2005/3/4
2005/5/4
2005/7/4
2005/9/4
2005/11/4
2006/1/4
2006/3/4
2006/5/4
2006/7/4
-2
395
2002/1
2003/1
2004/1
2005/1
2006/1
(出所)ICSC・UBS
雇用計画は採用拡大
を示唆
今後の個人消費に関しては、雇用に先行する景気が2003年4~6月期から2006年4~6月
期まで均してみれば潜在成長率を上回るペースで拡大しているなか、2006年7~9月期の新
規雇用計画調査や経営者団体の景況調査における雇用計画などで採用拡大が示唆されてい
ることから、多くの大企業で採用意欲が強いと判断される。また、雇用の大部分を占める中
小企業の景況感が7月に改善し、雇用計画も上昇した。ただし、中小企業の景況感指数は昨
年12月をピークに水準を切り下げ、同雇用計画も変動を均した3ヵ月移動平均では緩やかに
水準を切り下げていることから、年後半の雇用者数は前期比+0.3%と緩やかな拡大が予想
される。
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
8
年内の個人消費は前
期比年率+3%程度
の伸びが持続
可処分所得は、雇用の拡大、労働需要の強まりを背景とした賃金の上昇、金利収入の増加
によって、拡大傾向を辿る可能性が高い。一方で、住宅関連資産からの資金調達動向では、
住宅価格は需要の鈍化に併せて伸び率が低下傾向を辿ると予想される。このため、ホーム・
エクイティ・ローン等の家計の流動性増加ペースは鈍化が続くと見込まれる。
エネルギー価格については、原油価格がイランの核開発の継続といった地政学的なリスク
の高まり等によって1バレル=70ドル台半ばで推移している。今後も、地政学的なリスクに
加えて、世界的に景気が堅調さを維持するなかで需給の逼迫感が残存しよう。また、米国は
ハリケーンシーズンに入っておりハリケーンがメキシコ湾に近づくたびに投機的な資金が
流入するとみられ、WTIは一段と上昇するリスクがある。そうなれば、実際に景気に与え
る影響が小さいにも関わらず景気の先行きに対する不安感が強まりマインドを悪化させる
可能性がある。
以上のように、雇用・所得の拡大持続が予想されるものの、ガソリン価格の上昇による一
時的なショック、住宅部門からの資金調達の縮小や利払い負担の増加などによって年内の個
人消費は前期比年率+3%弱の伸びが見込まれる。
(*)ホーム・エクイティ・ローン:住宅の純資産価値(住宅の時価からモーゲージ・ローンの未払残高を除いた部
分)を担保に借り入れ枠を設定すること
住宅販売は年内減少
が続くも、年明けに
は減少に歯止めがか
かる見込み
●住宅部門:年内住宅販売の減少が続くものの、年明けには下げ止まる可能性
住宅販売は、8月入り後も住宅ローン申請件数の減少、住宅市場指数の低下等から減少傾
向が持続し、7~9月期の住宅投資も減少が見込まれる。年内、住宅投資はこれまでの金利
上昇の影響で縮小傾向を辿ろう。しかし、住宅販売に先行するモーゲージ金利は足下で低下
に転じており、現在の水準を維持、あるいは低下すれば年明けにも住宅販売の減少に歯止め
がかかると見込まれる。遅れて影響を受ける住宅投資は、2007年4~6月期に増加に転じる
公算が大きい。
7 月の新築・中古住
宅販売はともに予想
を下回った
次に住宅関連統計の詳細をみる。7月の新築住宅販売〔一戸建て、季節調整済み年率換算
戸数:以下同様〕は107.2万戸の前月比▲4.3%と2ヵ月連続の減少となった。市場予想の
110.0万戸を下回ったうえ、4、5、6月合計で8.6万戸下方改定されており、実態は市場予
想よりもかなり弱いといえよう。
7月の中古住宅販売〔季節調整済み年率換算:以下同様〕は、633.3万戸と前月比▲4.1%
となった。コンドミニアムとコープ住宅が81.8万戸と同+2.8%増加した一方、一戸建てが
551.0万戸と同▲4.1%減少した。6月にかけてモーゲージ金利の上昇が持続した影響が大き
く市場予想の655万戸(6月は4.0万戸下方改定)を下回った。
住宅関連指標の動向
住宅販売(1戸建て) 平均住宅販売価格 新築住宅 中古住宅 モーゲージ モーゲージ 住宅市場 住宅着工
住宅許可
新築 中古
新築
中古
在庫率
在庫率 購入指数
金利
指数
一戸建て 2~4戸 5戸以上
06/01 6963 1173 5790 +6.4 +8.8
5.3
5.3
+1.6
6.10
57
2265
1814
27
424
2195
06/02 7088 1038 6050 +6.5 +5.8
6.4
5.2
▲10.2
6.23
56
2132
1812
35
285
2147
06/03 7161 1121 6040 +3.2 +4.4
6.1
5.6
+0.2
6.38
54
1972
1615
36
321
2085
06/04 7031 1121 5910 +7.3 +3.7
6.2
6.1
+1.1
6.54
51
1832
1524
56
252
1973
06/05 6990 1130 5860 +1.6 +3.7
6.0
6.4
▲0.8
6.64
46
1953
1587
51
315
1946
06/06 6920 1120 5800 +3.5 +0.6
6.2
6.8
▲0.8
6.72
42
1841
1486
43
312
1869
06/07 6582 1072 5510 +1.5 +0.8
6.5
7.3
▲2.1
6.71
39
1795
1452
79
264
1763
06/08
▲2.9
6.45
32
(注)単位は住宅販売が千戸、その他は%。
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
9
住宅関連指標の動向
中古住宅販売
コンドミニアム 一 戸 建 て
6570
780
5790
6900
850
6050
6900
860
6040
6750
839
5910
6710
852
5860
6600
796
5800
6330
818
5510
中古住宅販売価格 中古住宅
在庫率
中間
平均
+ 12.6
+ 8.8
5.3
+ 10.4
+ 5.8
5.2
+ 7.8
+ 4.4
5.6
+ 4.3
+ 3.7
6.1
+ 5.9
+ 3.7
6.4
+ 0.5
+ 0.6
6.8
+ 1.5
+ 0.8
7.3
06/01
06/02
06/03
06/04
06/05
06/06
06/07
06/08
(注)単位は住宅販売が千戸、その他は%。
(万戸)
住宅着工戸数と新築住宅販売件数の推移
6500
(千戸)
(3ヶ月移動平均)
1450
6000
1350
(千戸)
2200
2100
2000
1250
1900
1150
1800
中古住宅販売と金利動向
中古住宅販売(左目盛)
モーゲージ金利(右目盛:逆)
(%)
5.0
5.5
6.0
5500
6.5
5000
7.0
4500
7.5
1050
1700
950
1600
850
1500
8.0
4000
8.5
750
1400
住宅着工(左)
新築住宅販売(右)
1300
650
1200
550
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
3500
9.0
(注)金利は4ヶ月先行
3000
9.5
93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06
06
7月の住宅販売〔一戸建て、季節調整済み年率換算戸数:以下同様〕は、658.2万戸と前
7 月の住宅需要は住
宅価格・金利の上昇、 月比▲4.9%減少した。住宅価格・金利の上昇に伴う買い控え、熱波などによって減少ぺー
熱波の影響で減少
スが加速した。ただし、水準はデフレ懸念から長期金利が急激に低下し住宅販売が押し上げ
られた2003年初の620万戸程度を依然として上回っており、住宅需要が大きく落ち込んでい
る訳ではない。
(万戸)
800
750
住宅販売と金利動向
(%)
5.0
住 宅販 売( 新築 +中 古、左 目盛 )
5.5
モ ーゲ ージ 金利 (右 目盛: 逆)
700
6.0
650
6.5
600
7.0
550
7.5
500
8.0
450
8.5
400
9.0
(注)金利は4ヶ月先行
350
9.5
93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
10
住宅市場指数は8
月も住宅部門の鈍
化が持続している
ことを示唆
8月の住宅部門動向では、住宅需要の減少傾向が続いていることが示唆されている。NA
HB住宅市場指数(50が拡大縮小の分岐点)は、05年6月の72をピークに低下傾向を辿り直
近8月には32と1991年2月以来の低い水準となった。住宅購入のキャンセル、新築・中古住
宅の在庫、買い控え等の増加が建設業者の見方を悪化させた。
また、住宅販売に約1ヵ月先行する住宅購入ローン申請件数が8月第2週に減少したため、
8月の平均値が7月の平均値を下回っており、住宅販売は減少傾向にある。住宅販売は、雇
用・所得の拡大が続いていること、政策金利の引き上げ後も銀行が貸出基準を引き締めてい
ないため資金調達が容易な状況にあることから、高い水準を維持しているが、金利上昇によ
って縮小傾向を辿っている。
長期金利が再上昇し
なければ年明けには
住宅販売は下げ止ま
る公算
年内の住宅販売は、雇用・所得が拡大傾向を辿ること、住宅購入意欲の強い層の人口に占
める比率が高いこと、銀行の貸し出し基準が緩和的なこと等によって下支えされるものの、
モーゲージ金利の上昇・高止まりを背景に減少傾向を辿ると予想される。このような住宅需
要のもと、住宅着工件数も減少するとみられ、年後半の住宅投資は縮小傾向を辿る公算が大
きい。
しかし、住宅販売に4ヵ月先行するモーゲージ金利は足下で低下に転じ、今後も大幅に上
昇しなければ、雇用・所得の拡大が続くなか、年明けにも住宅販売の減少に歯止めがかかる
と予想される。そして、遅れて影響を受ける住宅投資は、2007年4~6月期に増加に転じる
公算が大きい。
住宅販売と住宅ローン申請動向
(千)
8100
住宅販売(左)
7600
週次購入用住宅ローン申請指数(右)
7100
6600
6100
5600
5100
4600
4100
(注)ローン申請件数は
月平均、1ヵ月先行。
3600
3100
90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06
550
500
450
400
350
300
250
200
150
100
50
(90=100) モーゲージ金利と購入用ローン申請動向
500
450
400
350
300
250
200
150
100
(%)
4.5
5.0
5.5
6.0
6.5
7.0
7.5
8.0
8.5
購入用ローン申請(左)
9.0
モーゲージ金利(30年、右、逆目盛)
9.5
93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06
(出所)MBA
(出所)米商務省、MBA
申請指数
住宅ローン金利
購入
2006/6/23
2006/6/30
2006/7/7
2006/7/14
2006/7/21
2006/7/28
2006/8/4
2006/8/11
2006/8/18
529.6
561.0
566.8
540.8
533.8
527.6
553.3
561.2
561.5
前週比
- 6.7
5.9
1.0
- 4.6
- 1.3
-1.2
4.9
1.4
0.1
389.0
414.2
425.0
398.5
389.0
376.2
388.9
385.9
382.2
借換
前週比
-6.2
6.5
2.6
-6.2
-2.4
-3.3
3.4
-0.8
-1.0
1356.0
1423.9
1400.5
1377.6
1385.2
1417.2
1518.1
1587.5
1608.5
固定金利
前週比
-7.5
5.0
-1.6
-1.6
0.6
2.3
7.1
4.6
1.3
393.6
414.6
423.9
402.6
399.8
399.5
419.8
428.2
433.1
変動金利
前週比
-6.1
5.3
2.2
-5.0
-0.7
-0.1
5.1
2.0
1.1
3382.5
3631.3
3562.6
3439.2
3343.6
3214.5
3354.1
3350.5
3254.1
( 30年 、 固 定
前週比 、約定ベース)
-8.1
6.86
7.4
6.80
-1.9
6.81
-3.5
6.73
-2.8
6.69
-3.9
6.62
4.3
6.45
-0.1
6.53
-2.9
6.38
抵 当 貸 付 銀 行 協 会 (MBA)
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
11
年内生産は緩やか
な鈍化にとどま
り、設備投資は堅
調さを維持
●企業部門:設備投資は年内堅調さを維持する見込み
企業部門では、7月の耐久財受注が減少したものの、輸送機器を除いた耐久財受注は好調
を維持していることから耐久財生産の鈍化ペースは緩やかなものになり、稼働率は高い水準
を維持すると予想される。
設備投資は、コスト削減圧力の高まり、高い稼働率、空室率の低下等に伴う投資需要の拡
大、さらに好調な業績を背景とした潤沢なキャッシュフローによって年内堅調さを維持する
とみられる。
耐久財受注の基調
は好調さを維持
次に耐久財受注統計の詳細をみる。7月の耐久財受注は、前月比▲2.4%と自動車、航空
機の縮小によって減少に転じた。6月分の0.4%上方改定を考慮しても、減少幅は市場予想
の同▲0.5%を上回った。さらに、基調を示す3ヵ月移動平均・3ヵ月前対比年率で+2.1%
(前月+6.5%)と鈍化している。ただし、変動の大きい民間航空機の拡大ペース鈍化によ
る影響が大きく、耐久財受注全体の基調を示すものではない。
そこで、耐久財受注の基調を示す輸送機器を除いた耐久財受注をみると、前月比+0.5%
とプラス基調を維持した。5、6月で1.3%上方改定されたもとで、市場予想の同+0.3%を
上回っており、予想対比かなり強い内容といえよう。加工金属、電気機械が減少したものの、
一般機械、コンピューター・電子機器は増加した。さらに、耐久財受注統計は、月次での変
動が大きいため3ヵ月移動平均・3ヵ月前対比年率で基調をみると+15.3%(前月+10.8%)
と高い伸びを維持しており、耐久財受注の基調は好調さを維持していると判断される。
(%)
耐久財受注統計の推移
(3ヵ月移動平均・3ヵ月前対比年率)
40
耐久財受注(除く輸送機器)
30
耐久財受注
20
10
0
-10
-20
-30
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
耐久財受 注 (Advance Report on Durable Goods Manufacturers' Shipments and Orders)
出荷
受注
耐久財
在庫
耐久財
耐久財
非国防資本財
除く輸送機器
除く輸送機器
非国防資本財
除く輸送機器
05/2Q
+0.9
+0.7
( + 7.9)
+1.2
+5.4
+1.2
05/3Q
+1.2
+1.4
( + 6.3)
+1.5
▲0.2
+2.3
05/4Q
+3.7
+3.4
( + 7.9)
+3.1
+7.0
+2.4
06/1Q
+1.2
+2.8
( + 8.5)
+2.5
▲1.5
+2.8
06/2Q
+1.2
+1.4
( + 9.2)
+1.5
+1.6
+2.6
06/01
▲1.3
+1.1
( + 7.9)
+1.1
▲7.6
+1.9
06/02
+0.3
+0.3
(+9.2)
▲0.9
+3.6
▲1.2
06/03
+0.3
▲0.2
( + 8.4)
+2.0
+6.0
+3.4
06/04
▲1.2
▲0.3
(+7.7)
+0.4
▲4.7
▲1.0
06/05
+3.0
+2.2
( + 9.4)
+0.0
+0.3
+1.6
06/06
+0.3
+0.8
(+10.4)
+0.1
+3.5
+2.2
06/07
▲1.3
+0.6
( +11. 3)
+1.3
▲2.4
+0.5
(出所)商務省
(注)四半期は前期比、月次は前月比伸び率。()内は季節調整値の前年比。
非国防資本財
除く輸送機器
(+5.0)
(+9.5)
(+10.0)
(+11.7)
(+10.8)
(+9.5)
(+7.1)
(+10.5)
(+10.3)
(+10.8)
(+10.4)
(+14.6)
+1.6
+1.5
+2.4
+3.9
+1.0
+2.1
▲1.0
+3.4
▲2.1
+1.3
+1.4
+1.5
除く輸送機器
▲0.3
+0.4
+1.1
+0.9
+2.7
+0.4
▲0.5
+1.0
+1.2
+0.7
+0.8
+1.0
▲0.1
+0.5
+0.9
+1.5
+2.5
+0.8
▲0.3
+1.0
+1.1
+0.7
+0.7
+0.9
除く輸送機器
+0.0
+1.9
+0.3
+1.5
+1.4
+0.7
+0.1
+0.7
+0.8
▲0.0
+0.6
+0.7
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
12
在庫の拡大抑制も受
注残が多く耐久財生
産が大幅な縮小に転
じるリスクは小さい
耐久財在庫が前月比+1.0%と加速した一方、耐久財出荷が同▲1.3%と減少に転じたため、
耐久財在庫率は1.358ヵ月(前月1.327ヵ月)と小幅上昇しており、今後企業は在庫の積み上
がりを避けるため生産を抑制すると予想される。ただし、耐久財受注残が同+1.4%(前月
同+1.7%)と高い伸びを維持しているため耐久財生産が大幅な縮小に転じるリスクは小さ
い。
年後半の機械・ソフ
トウェア投資は堅調
さを維持する見込み
設備投資関連の指標では、機械・ソフトウェア投資の一致指標である非国防資本財出荷(除
く航空機)は、7月に前月比+1.3%(前月同+0.1%)と加速した。4~6月期対比年率+
5.7%(4~6月期前期比年率+6.3%)と小幅鈍化にとどまっていること等から、7~9月
期の機械・ソフトウェア投資は前期比年率+8%程度への加速が予想される(4~6月期同
▲1.0%)。
さらに、機械・ソフトウェア投資の先行指標である非国防資本財受注(除く航空機)は、
7月に前月比+1.5%(6月同+1.4%)と加速した。4~6月期対比年率+11.6%と4~6
月期の前期比年率+4.3%から急増しており、10~12月期の機械・ソフトウェア投資の拡大
ペースが加速すると予想される。
このような資本財出荷・受注の拡大の要因として①コスト削減圧力の強まりによる効率化
投資需要の高まり、②生産の拡大に伴う高い稼働率、③オフィスビル空室率の低下、④コン
ピューターの更新投資等によって投資需要が強いことが挙げられる。さらに、資金面でも業
績の拡大持続によるキャッシュフローの拡大等投資を行い易い環境にある。
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
13
4.先週の金融情勢:予想を下回る住宅販売を受け景気に対する懸念が強まり、債券利回り低下、株安が進んだ。
他方、ドル円相場は日本の年内利上げ観測後退から円が売られた。
米国株式市場では、予想を下回った住宅統計、原油高を受け景気の大幅な減速懸念を嫌気
し主要株価指数が下落した。前週末対比では、ダウ、S&P500、NASDAQがそろって
低下に転じた。債券市場では、景気の大幅な減速懸念から、10年債利回りは4.7%台まで低
下し、逆イールドが拡大した。ドル円相場は、日本の7月のCPIが予想を大幅に下回った
ため、日銀の年内追加利上げ観測が後退し円が売られた。
(%)
120
2006/8/21
2006/8/14
2006/8/7
2006/7/31
2006/7/24
2006/7/17
2006/7/10
2006/7/3
2006/6/26
2006/6/19
2006/8/22
( ド ル /ユ ー ロ)
ドル円相場の推移
(円/ドル)
10年国債利回りの推移
2006/6/5
4.70
2006/8/15
1200
2006/8/8
4.80
2006/8/1
1220
2006/7/25
4.90
2006/7/18
1240
2006/7/11
5.00
2006/7/4
1260
2006/6/27
5.10
2006/6/20
1280
2006/6/13
5.20
2006/6/6
1300
2006/5/30
1320
5.30
2006/6/12
S&P500の推移
ユーロドル相場の推移
1.30
118
1.28
116
1.26
114
1.24
112
1.22
110
(ドル/バレル)
WTI先物(期近物)の推移
2006/8/21
2006/8/14
2006/8/7
2006/7/31
2006/7/24
2006/7/17
2006/7/10
2006/7/3
2006/6/26
2006/6/19
2006/6/5
2006/8/21
2006/8/14
2006/8/7
2006/7/31
2006/7/24
2006/7/17
2006/7/10
2006/7/3
2006/6/26
2006/6/19
2006/6/12
2006/6/5
(ドル/バレル)
2006/6/12
1.20
108
WTI先物の状況
82
90
80
80
70
78
60
76
50
74
40
8/11
8/4
8/25
7/14
8/18
72
30
70
20
68
10
00
01
02
03
04
05
2006
2007
(注1)各年の12月もの
06
2008
2009
2010
2011
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
14
先週の金融情勢(10業種別株価:日次):景気減速懸念から5業種が下落
全10業種中5業種が前週末対比で下落した。下落率が大きかったのは、一般消費財(同▲
2.6%)、産業(同▲1.9%)が下落した。一方、原油価格が上昇したことでエネルギーが(同
+1.3%)と最も上昇した。
一般消費財
生活必需品
290
270
280
270
260
250
260
250
240
240
230
230
220
220
210
210
200
200
05
06
05
エネルギー
500
金融
470
450
450
400
430
350
410
300
390
250
06
370
200
05
350
06
05
ヘルスケア
400
380
360
340
320
300
280
260
240
220
200
06
産業
340
320
300
280
260
240
220
200
05
05
06
情報技術
380
素材
240
360
06
220
340
200
320
300
180
280
160
260
140
240
120
220
100
200
05
05
06
06
公益
通信サービス
145
180
140
170
135
160
130
150
125
140
120
130
115
120
110
110
105
100
100
05
05
06
06
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
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相対株価(対S&P500)
エネルギー
0.360
0.355
0.340
0.350
0.320
金融
0.345
0.300
0.340
0.280
0.260
0.335
0.240
0.330
0.220
0.325
0.200
05
0.320
06
05
産業
0.250
素材
0.170
0.165
0.160
0.155
0.150
0.145
0.140
0.135
0.130
0.125
0.120
0.245
0.240
0.235
0.230
0.225
0.220
05
06
06
05
公益
06
通信サービス
0.145
0.110
0.108
0.106
0.104
0.102
0.100
0.098
0.096
0.094
0.092
0.090
0.140
0.135
0.130
0.125
0.120
0.115
0.110
05
05
06
06
一般消消費財
生活必需品
0.235
0.210
0.230
0.225
0.205
0.220
0.200
0.215
0.210
0.195
0.205
0.190
0.200
0.195
0.185
0.190
0.180
05
05
06
情報技術
ヘルスケア
0.320
0.280
0.275
06
0.310
0.270
0.265
0.300
0.260
0.255
0.290
0.250
0.280
0.245
0.240
0.270
0.235
0.230
05
0.260
06
05
06
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
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5.今週の経済指標等予測:PCEコアデフレーター、雇用統計、IMS製造業景気指数に注目
●8月29日
・8月のCB消費者信頼感指数が発表される。8月の他の消費者マインド調査がマインドの悪化を示したのと
同様に、CB消費者信頼感指数は景気等の先行きに対する不安感の高まりを背景に前月から下落しよう。
・8月8日のFOMC議事録が公表される。足下のインフレに対する警戒が強い一方で、景気減速を示す経済
指標の発表が増加したことを受け景気減速、そのインフレに関して多くの議論が行われたことが示されよう。
・フィッシャー・ダラス連銀総裁の講演では、質疑応答で景気・金融政策について発言する可能性があるが、
昨年の早期利上げ打ち止めを示唆する失言を行ってからは、FOMCの声明文と同様の発言をしており、サプ
ライズはないと思われる。
●8月30日
・4~6月期実質GDPの改定値は前期比年率+3.0%と設備投資、在庫投資等のプラス寄与拡大によって速報
の同+2.5%から上方修正される見込み。
・フィッシャー・ダラス連銀総裁の講演では、前日と同様に質疑応答で景気・金融政策について発言する可能
性があるが、昨年の早期利上げ打ち止めを示唆する失言を行ってからは、FOMCの声明文と同様の発言をし
ており、サプライズはないと思われる。
●8月31日
・7月の個人消費は自動車の増加によって前期比+0.8%に加速しよう。
・7月PCEコアデフレーターは衣料品価格の下落等を背景に前月比+0.2%以下にとどまると予想される。
・8月シカゴPMIは自動車部門の生産調整の影響により前月から低下が見込まれる。
・7月の製造業受注は耐久財受注が減少したことから、前月比で減少し製造業部門の鈍化が示唆されよう。ま
た、在庫・出荷バランスは年末にかけて製造業生産(前年比)の伸び鈍化を示すと見込まれる。
・バーナンキFRB議長がサウスカロライナ州で生産性について講演する。質疑応答で、金融政策・景気につ
いて言及する場合には、インフレ統計の低下は特殊要因による部分が大きいため、インフレが落ち着き始めた
と発言する可能性は小さい。一方で、景気の減速が続いていることを指摘するとみられる。
●9月1日
・8月の非農業部門雇用者数は、8月の雇用統計調査週の週間新規失業保険申請件数(4週間移動平均)が7
月調査週対比で減少していることから、前月差+120千人(7月同+113千人)と増加ペースの小幅加速が見込
まれる。8月の失業率は、失業保険受給者比率が7月の調査週から変化していないことから、前月と同じ4.8%
が予想される。
・7月の建設支出は、商業部門の建設が好調を維持するものの住宅建設の大幅減少によって前月比でマイナス
が見込まれる。
・8月のISM製造業景気指数が公表される。7月のISM新規受注・在庫バランスが低下したことから8月
のISM製造業景気指数は前月から悪化すると見込まれる。
・8月の自動車販売台数(年率)は、自動車メーカーによる積極的な販促によって、1600万台を維持するもの
の、販促効果が弱まっており7月の水準を下回る見込み。
・バーナンキFRB議長、サウスカロライナ州で「ベン・バーナンキ・デー」式典に出席するが、金融政策へ
の言及はない予定。
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
17
●今週は、重要な経済指標の発表が相次ぐ。CB消費者信頼感指数、PCEコアデフレーター、ISM製造業
景気指数、雇用統計が公表される。FOMC議事録では、足下でインフレの加速回避と、景気の減速が続くな
か、サプライズはないとみられる。インフレ面では、PCEコアデフレーターでインフレが前月比で加速して
いないことが確認されよう。景気面では、雇用統計で安定的な景気拡大が示されよう。その後、ISM製造業
景気指数が景気減速を示すと予想され、株価は弱含みの展開、債券利回りは一段の低下が見込まれるが既に景
気減速を織り込む形で大幅に低下しており、低下余地は限定的なものとなろう。
●米国スケジュール表
日時(日本時間)
単位
2006/8/29 23:00
8月 CB消費者信頼感指数
2006/8/30 2:30
ダラス連銀総裁、同銀主催の昼食会で講演
2006/8/30 3:00
予想
103.2
コンセンサス
前月
102.8
106.5
8月8日FOMC議事録
2006/8/30 6:00
週間 ABC消費者信頼感指数
前月比
- -
-1400.0%
2006/8/30 20:00
週間 MBA住宅ローン申請指数
前月比
- -
0.1%
2006/8/30 21:30
2Q 実質GDP
前期比年率
3.0%
3.0%
2.5%
2006/8/30 21:30
2Q GDPデフレーター
前期比年率
3.3%
3.3%
3.3%
2006/8/30 22:00
ダラス連銀総裁、北ダラス商工会議所で講演
2006/8/31 21:30
7月 個人所得
前月比
0.5%
0.5%
0.6%
2006/8/31 21:30
7月 個人支出
前月比
0.8%
0.8%
0.4%
2006/8/31 21:30
7月 PCEコア・デフレータ
前月比
0.2%
0.2%
0.2%
2006/8/31 21:30
7月 PCEコア・デフレータ
前年比
2.4%
2.4%
2.4%
2006/8/31 21:30
週間 新規失業保険申請件数
千件
3.2
315.0
313.0
2006/8/31 21:30
週間 失業保険継続受給者数
千件
24.9
2485.0
2492.0
2006/8/31 23:00
7月 求人広告指数
33.0
33.0
33.0
2006/8/31 23:00
8月 シカゴ購買部協会景気指数
56.5
57.0
57.9
2006/8/31 23:00
7月 製造業受注指数
-1.5%
-0.9%
2006/9/1 1:00
1.2%
バーナンキFRB議長、企業幹部や政府当局者ら対象の講演
2006/9/1 21:30
8月 非農業部門雇用者数
2006/9/1 21:30
8月 失業率
2006/9/1 21:30
8月 平均時給
2006/9/1 22:45
8月 ミシガン大学消費者センチメント
2006/9/1 23:00
7月 建設支出
2006/9/1 23:00
8月 ISM製造業景況指数
2006/9/1 23:00
7月 中古住宅販売保留
2006/9/2 0:00
8月 自動車販売台数総計
2006/9/2 1:00
前月比
前月比
120.0
125.0
113.0
%
4.8%
4.7%
4.8%
前月比
0.3%
0.3%
0.4%
78.7
79.0
-0.2%
-0.1%
54.0
55.0
前月比
-0.8%
-1.4%
100万台
16.4
16.4
前月比
78.7
0.3%
54.7
0.4%
17.2
バーナンキFRB議長、故郷開催の「ベン・バーナンキ・デー」訪問
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
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<日本・海外経済>月間スケジュール(06 年9月~11 月)
9月
月曜日
28
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
29
30
31
9/1
7月家計調査(8:30)
7月労働力調査(8:30)
7月職業紹介状況(8:30)
2年利付国債
7月商業販売統計(8:50)
7月毎月勤労統計(10:30)
7月鉱工業生産(8:50)
7月住宅着工統計(14:00)
7月消費状況調査(14:00)
8月自動車販売(14:00)
8月軽自動車販売(14:00)
(米)4~6月期実質GDP
(米)8月消費者信頼感
(マレーシア)4~6月期実質GDP
(米)7月個人所得・消費
(米)7月求人広告指数
(米)7月製造業受注
(米)8月シカゴPMI
(欧)ECB理事会
(欧)8月消費者物価(速)
(ブラジル)4-6月期実質GDP
(フィリピン)4-6月期実質GDP
4
5
4~6月期法人企業統計(8:50)
8月マネタリーベース(8:50)
10年利付国債
6
(米)4-6月労働生産性(確)
(米)8月ISM非製造業指数
(タイ)4-6月期実質GDP
(米)8月雇用統計
(米)7月建設支出
(米)8月ISM製造業指数
(米)8月自動車販売台数
(欧)8月製造業PMI
7
8
7月景気動向指数(14:00)
金融政策決定会合(~8日)
8月マネーサプライ(8:50)
8月貸出・資金吸収(8:50)
8月景気ウォッチャー(14:00)
9月金融経済月報(15:00)
日銀総裁定例記者会見(15:30)
※9月月例経済報告
(米)ベージュブック
(英)BOE金融政策委員会
(米)7月消費者信用残高
11
12
13
14
15
4~6月期GDP2次速報(8:50)
7月機械受注(14:00)
8月企業物価(8:50)
8月消費動向調査(14:00)
5年利付国債
7月国際収支(8:50)
7月鉱工業指数・確(13:30)
7月商業販売統計・確(13:30)
金融政策決定会合議事要旨
(8月10・11日分)
9月ロイター短観(8:30)
8月交易条件(8:50)
15年変動利付国債
4~6月期資金循環(8:50)
7月第3次産業活動指数(8:50)
7月毎月勤労統計・確(10:30)
7月景気動向指数改訂(14:00)
(米)7月貿易収支
(米)8月財政収支
18
(米)9月NAHB住宅市場指数
25
(米)8月中古住宅販売件数
(米)8月輸入物価
(米)8月小売売上高
(米)7月企業在庫
(米)7月卸売在庫
(米)8月消費者物価
(米)9月NY連銀製造業指数
(米)8月鉱工業生産
(米)9月ミシガン大センチ(速)
19
20
21
22
7月建設総合統計(14:00)
※2006年基準地価
※8月貿易統計(8:50)
20年利付国債
(米)8月生産者物価
(米)8月住宅着工件数
(米)FOMC
7月全産業活動指数(8:50)
7~9月法人企業景気予測調査
(8:50)
26
27
(米)8月耐久財受注
(米)8月新築住宅販売件数
8月CSPI(8:50)
(米)8月景気先行指数
(米)9月フィラ連銀指数
(米)9月消費者信頼感
(米)9月リッチモンド連銀指数
(独)9月Ifo景況感指数
28
29
2年利付国債
8月商業販売統計(8:50)
8月消費者物価・全(8:30)
9月消費者物価・都(8:30)
8月労働力調査(8:30)
8月家計調査(8:30)
8月職業紹介状況(8:30)
8月鉱工業生産(8:50)
8月住宅着工統計(14:00)
(米)4~6月期GDP(最終値)
(米)8月求人広告指数
(米)8月個人所得・消費
(米)9月ミシガン大センチ(確)
(米)9月シカゴPMI
(欧)9月消費者物価(速)
(インド)4-6月期実質GDP
(※)印は期日が未定のもの
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
19
10 月
月曜日
10/2
9月日銀短観(8:50)
9月自動車販売(14:00)
9月軽自動車販売(14:00)
8月毎月勤労統計(10:30)
(米)8月建設支出
(米)9月ISM製造業指数
(欧)9月製造業PMI
9
火曜日
水曜日
4
9月短観業種別計数及び調査全 (米)8月製造業受注
(米)9月ISM非製造業指数
容(8:50)
3
10年物価連動国債
8月消費状況調査(14:00)
8月景気動向指数(14:00)
10
11
12
13
9月マネーサプライ(8:50)
8月国際収支(8:50)
9月貸出・資金吸収(8:50)
9月消費動向調査(14:00)
金融政策決定会合(~13日)
5年利付国債
9月企業物価(8:50)
8月鉱工業指数・確(13:30)
8月商業販売統計・確(13:30)
10月金融経済月報(15:00)
日銀総裁定例記者会見(15:30)
※10月月例経済報告
(米)8月貿易収支
(米)ベージュブック
(米)9月輸入物価
(米)9月小売売上高
(米)8月企業在庫
17
18
19
20
8月第3次産業活動指数(8:50)
9月交易条件(8:50)
30年利付国債
8月毎月勤労統計・確(10:30)
8月景気動向指数改訂(14:00)
8月建設総合統計(14:00)
金融政策決定会合議事要旨
(9月7・8日分)
10月ロイター短観(8:30)
8月全産業活動指数(8:50)
(米)9月景気先行指数
(米)10月フィラ連銀指数
(英)7-9月期実質GDP
27
(米)9月生産者物価
(米)9月鉱工業生産
(米)10月NAHB住宅市場指数
(米)9月消費者物価
(米)9月住宅着工件数
24
25
26
20年利付国債
※9月貿易統計(8:50)
(米)10月リッチモンド連銀指数
※(独)10月Ifo景況感指数
(中国)7-9月期実質GDP
(米)9月中古住宅販売件数
(米)FOMC
9月CSPI(8:50)
9月消費者物価・全(8:30)
※10月主要銀行貸出アンケー 10月消費者物価・都(8:30)
ト調査(8:50)
9月商業販売統計(8:50)
2年利付国債
(米)9月耐久財受注
(米)9月新築住宅販売件数
(米)9月求人広告指数
30
31
9月鉱工業生産(8:50)
9月労働力調査(8:30)
9月家計調査(8:30)
9月職業紹介状況(8:30)
9月毎月勤労統計(10:30)
夏季賞与同時公表
※9月住宅着工統計(14:00)
10月BOJ展望リポート
日銀総裁定例記者会見(15:30)
金融政策決定会合
(米)9月個人所得・消費
(米)9月雇用統計
(米)8月消費者信用残高
(米)9月自動車販売台数
(米)8月卸売在庫
(米)9月財政収支
23
※(韓国)7-9月期実質GDP
金曜日
6
(欧)ECB理事会
(英)BOE金融政策委員会
9月マネタリーベース(8:50)
10年利付国債
8月機械受注(14:00)
※9月景気ウォッチャー
16
(米)10月NY連銀製造業指数
木曜日
5
11/1
(米)9月建設支出
(米)10月ISM製造業指数
(米)10月自動車販売台数
(欧)10月製造業PMI
2
(米)7-9月期労働生産性
(米)9月製造業受注
(欧)ECB理事会
(米)7~9月期GDP(速)
(米)10月ミシガン大センチ(確)
3
(米)10月雇用統計
(米)10月ISM非製造業指数
(米)7~9月期雇用コスト指数
(米)10月消費者信頼感
(米)10月シカゴPMI
(欧)10月消費者物価(速)
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
20
11 月
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
30
31
11/1
2
9月鉱工業生産(8:50)
9月労働力調査(8:30)
9月家計調査(8:30)
9月職業紹介状況(8:30)
9月毎月勤労統計(10:30)
夏季賞与同時公表
9月住宅着工統計(14:00)
10月BOJ展望リポート(15:00)
日銀総裁定例記者会見(15:30)
金融政策決定会合
10月自動車販売(14:00)
10月軽自動車販売(14:00)
※10年利付国債
10月マネタリーベース(8:50)
9月消費状況調査(14:00)
(米)9月個人所得・消費
(米)9月建設支出
(米)10月ISM製造業指数
(米)10月自動車販売台数
(欧)10月製造業PMI
金曜日
3
(米)10月雇用統計
(米)10月ISM非製造業指数
(米)7-9月期労働生産性
(米)9月製造業受注
(欧)ECB理事会
(米)7~9月期雇用コスト指数
(米)10月消費者信頼感
(米)10月シカゴPMI
(欧)10月消費者物価(速)
6
7
(米)9月消費者信用残高
8
9
10
9月景気動向指数(14:00)
※5年利付国債
10月マネーサプライ(8:50)
10月貸出・資金吸収(8:50)
10月景気ウォッチャー
9月機械受注(14:00)
※10月消費動向調査(14:00)
(米)9月貿易収支
(米)10月輸入物価
(米)11月ミシガン大センチ(速)
(米)9月卸売在庫
(英)BOE金融政策委員会
13
14
15
16
17
9月国際収支(8:50)
10月企業物価(8:50)
9月鉱工業指数・確(13:30)
9月商業販売統計・確(13:30)
7~9月期GDP速報(8:50)
9月第3次産業活動指数(8:50)
10月交易条件(8:50)
金融政策決定会合(~16日)
9月毎月勤労統計・確(10:30)
9月景気動向指数改訂(14:00)
11月金融経済月報(15:00)
日銀総裁定例記者会見(15:30)
※11月月例経済報告
※06年9月市街地価格指数
(10:00)
9月建設総合統計(14:00)
※15年変動利付国債
(米)10月財政収支
20
(米)10月景気先行指数
(米)10月生産者物価
(米)10月小売売上高
(米)9月企業在庫
(欧)7~9月期実質GDP
(独)7~9月期実質GDP
(米)11月NY連銀製造業指数
(英)インフレーションレポート
(米)10月住宅着工件数
(米)10月消費者物価
(米)10月鉱工業生産
(米)11月NAHB住宅市場指数
(米)11月フィラ連銀指数
(欧)10月消費者物価
21
22
金融政策決定会合議事要旨
(10月12・13日分)
9月全産業活動指数(8:50)
※10月貿易統計(8:50)
※20年利付国債
23
24
*(独)11月Ifo景況感指数
(台湾)7~9月期実質GDP
(マレーシア)7~9月期実質GDP
(仏)7~9月期実質GDP
(香港)7~9月期実質GDP
27
28
29
30
12/1
10月CSPI(8:50)
※9月商業販売統計(8:50)
10月鉱工業生産(8:50)
※2年利付国債
11月ロイター短観(8:30)
※10月住宅着工統計(14:00)
(米)7~9月期実質GDP
(米)10月新築住宅販売件数
(米)ベージュブック
(米)10月個人所得・消費
(米)10月求人広告指数
(米)11月シカゴPMI
10月消費者物価・全(8:30)
11月消費者物価・都(8:30)
10月労働力調査(8:30)
10月家計調査(8:30)
10月職業紹介状況(8:30)
11月自動車販売(14:00)
11月軽自動車販売(14:00)
(フィリピン)7~9月期実質GDP
(インド)7~9月期実質GDP
(米)10月耐久財受注
(米)10月中古住宅販売件数
(米)11月リッチモンド連銀指数
(米)11月消費者信頼感
(米)10月建設支出
(米)11月ISM製造業指数
(米)11月自動車販売台数
(欧)11月製造業PMI
(※)印は期日が未定のもの
以上
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断し
た情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ない
しはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
21
Fly UP